JP2010044604A - アンテナモジュールおよびアンテナモジュールの製造装置、並びに、非接触icカードおよび非接触icカードの製造装置 - Google Patents

アンテナモジュールおよびアンテナモジュールの製造装置、並びに、非接触icカードおよび非接触icカードの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ICチップにおける放熱を促進させるとともに、絶縁基板の両側の補強板の位置のずれを抑える。
【解決手段】絶縁基板21の実装面にはICチップが実装される。ICチップを保護する補強板が実装面側と非実装面21B側に設けられる。パターン23は、絶縁基板21の非実装面21Bであって、ICチップに対応する位置に形成される。パターン23には、実装面側の補強板24の端部42−1乃至42−4が内部に位置するように透光部41−1乃至41−4が設けられている。本発明は、例えば、非接触ICカードに適用することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、アンテナモジュールおよびアンテナモジュールの製造装置、並びに、非接触ICカードおよび非接触ICカードの製造装置に関し、特に、IC(Integrated Circuit)チップにおける放熱を促進させるとともに、絶縁基板の両側の補強板の位置のずれを抑えることができるようにしたアンテナモジュールおよびアンテナモジュールの製造装置、並びに、非接触ICカードおよび非接触ICカードの製造装置に関する。
近年、RFID(radio frequency identification)技術を利用した非接触ICカードや規格化されたカードサイズ以外のRFIDタグ、接触式のICカード等のICメディアが広く普及している。特に非接触ICカードやRFIDタグは、それらをカードリーダ上に置いたり、かざしたりするだけで、情報のやりとりを行うことが可能であるという利便性から、鉄道の出改札等の交通系用途を中心に、入退出管理等のセキュリティシステム、工場における製品管理システムなど多様な分野で応用されている。
非接触ICカードは、アンテナコイルなどが形成された絶縁基板上にICチップを実装することにより構成されるアンテナモジュールを、合成樹脂製の一対のカード構成シートで挟み込んで製造される。従って、非接触ICカードは、温度上昇による特性の劣化や信頼性の低下といった、半導体の特性を有している。
そこで、近年、温度上昇に対するセキュリティ対策の一環として、通信などによるICチップの温度の上昇を防止することが考えられている。
この方法としては、ICチップとアンテナコイルをワイヤボンディング実装により接続する非接触ICカードにおいて、ICチップと、それを実装する絶縁基板の間に、金属箔のヒートシンクを形成して、そのヒートシンクとICチップを非導電性の接着剤で接着し、これにより、ICチップにおける放熱性を向上させる方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−163543号公報
また、非接触ICカードにおいて、絶縁基板の両側には、ICチップを保護するために補強板が設けられる。この場合、その絶縁基板上の補強板に対応する位置に補強板より大きなヒートシンクが設けられると、両側の補強板の取り付け位置が大きくずれてしまう恐れがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ICチップにおける放熱を促進させるとともに、絶縁基板の両側の補強板の位置のずれを抑えることができるようにするものである。
本発明の第1の側面のアンテナモジュールは、金属箔からなるアンテナコイル、コンデンサ、および、前記アンテナコイルによる通信を制御するICチップが配置された透光性の絶縁基板と、前記絶縁基板の前記ICチップが配置された実装面側と、その反対側の非実装面側から、前記絶縁基板を介して前記ICチップを挟み込む第1および第2の補強板と、前記絶縁基板の前記非実装面上であって、前記ICチップに対応する位置に形成される、金属箔からなるパターンとを備え、前記パターンは、前記第1および第2の補強板より大きく、前記パターンには、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように形成された透光部が少なくとも1つ設けられている。
本発明の第2の側面の非接触ICカードは、金属箔からなるアンテナコイル、コンデンサ、および、前記アンテナコイルによる通信を制御するICチップが配置された透光性の絶縁基板と、前記絶縁基板の前記ICチップが配置された実装面側と、その反対側の非実装面側から、前記絶縁基板を介して前記ICチップを挟み込む第1および第2の補強板と、前記絶縁基板の前記非実装面上であって、前記ICチップに対応する位置に形成される、金属箔からなるパターンと、前記アンテナコイル、前記コンデンサ、前記パターン、並びに前記第1および第2の補強板が配置された前記絶縁基板を挟み込むシートとを備え、前記パターンは、前記第1および第2の補強板より大きく、前記パターンには、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように形成された透光部が少なくとも1つ設けられている。
本発明の第3の側面のアンテナモジュールの製造装置は、透光性の絶縁基板上にアンテナコイルおよびコンデンサを形成するとともに、前記絶縁基板のICチップが配置される実装面と反対の非実装面であって、前記ICチップに対応する位置にパターンを形成する形成部と、前記アンテナコイルによる通信を制御する前記ICチップを前記絶縁基板の前記実装面上に実装する実装部と、前記パターンより小さい第1の補強板を前記実装面側の前記ICチップの上部に接着する第1の接着部と、前記非実装面側の前記パターンに、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように少なくとも1つ形成された透光部から、前記絶縁基板を介して前記実装面側の前記第1の補強板の位置を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記第1の補強板の位置に基づいて、前記パターンより小さい第2の補強板を、前記絶縁基板の前記非実装面側に接着する第2の接着部とを備える。
本発明の第4の側面の非接触ICカードの製造装置は、透光性の絶縁基板上にアンテナコイルおよびコンデンサを形成するとともに、前記絶縁基板のICチップが配置される実装面と反対の非実装面であって、前記ICチップに対応する位置にパターンを形成する形成部と、前記アンテナコイルによる通信を制御する前記ICチップを前記絶縁基板の前記実装面上に実装する実装部と、前記パターンより小さい第1の補強板を前記実装面側の前記ICチップの上部に接着する第1の接着部と、前記非実装面側の前記パターンに、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように少なくとも1つ形成された透光部から、前記絶縁基板を介して前記実装面側の前記第1の補強板の位置を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記第1の補強板の位置に基づいて、前記パターンより小さい第2の補強板を、前記絶縁基板の前記非実装面側に接着する第2の接着部と、前記アンテナコイル、前記コンデンサ、前記パターン、並びに前記第1および第2の補強板が配置された前記絶縁基板をシートで挟み込む挟み込み部とを備える。
本発明の第1の側面のアンテナモジュールにおいては、金属箔からなるアンテナコイル、コンデンサ、および、アンテナコイルによる通信を制御するICチップが配置された透光性の絶縁基板と、絶縁基板のICチップが配置された実装面側と、その反対側の非実装面側から、絶縁基板を介してICチップを挟み込む第1および第2の補強板と、絶縁基板の非実装面上であって、ICチップに対応する位置に形成される、金属箔からなるパターンとが備えられ、パターンは、第1および第2の補強板より大きく、パターンには、第1の補強板の端部が内部に位置するように形成された透光部が少なくとも1つ設けられている。
本発明の第2の側面の非接触ICカードにおいては、金属箔からなるアンテナコイル、コンデンサ、および、アンテナコイルによる通信を制御するICチップが配置された透光性の絶縁基板と、絶縁基板のICチップが配置された実装面側と、その反対側の非実装面側から、絶縁基板を介してICチップを挟み込む第1および第2の補強板と、絶縁基板の非実装面上であって、ICチップに対応する位置に形成される、金属箔からなるパターンと、アンテナコイル、コンデンサ、パターン、並びに第1および第2の補強板が配置された絶縁基板を挟み込むシートとが備えられ、パターンは、第1および第2の補強板より大きく、パターンには、第1の補強板の端部が内部に位置するように形成された透光部が少なくとも1つ設けられている。
本発明の第3の側面のアンテナモジュールの製造装置においては、透光性の絶縁基板上にアンテナコイルおよびコンデンサが形成されるとともに、絶縁基板のICチップが配置される実装面と反対の非実装面であって、ICチップに対応する位置にパターンが形成され、アンテナコイルによる通信を制御するICチップが絶縁基板の実装面上に実装され、パターンより小さい第1の補強板が実装面側のICチップの上部に接着され、非実装面側のパターンに、第1の補強板の端部が内部に位置するように少なくとも1つ形成された透光部から、絶縁基板を介して実装面側の第1の補強板の位置が検出され、検出された第1の補強板の位置に基づいて、パターンより小さい第2の補強板が、絶縁基板の非実装面側に接着される。
本発明の第4の側面の非接触ICカードの製造装置においては、透光性の絶縁基板上にアンテナコイルおよびコンデンサが形成されるとともに、絶縁基板のICチップが配置される実装面と反対の非実装面であって、ICチップに対応する位置にパターンが形成され、アンテナコイルによる通信を制御するICチップが絶縁基板の実装面上に実装され、パターンより小さい第1の補強板が実装面側のICチップの上部に接着され、非実装面側のパターンに、第1の補強板の端部が内部に位置するように少なくとも1つ形成された透光部から、絶縁基板を介して実装面側の第1の補強板の位置が検出され、検出された第1の補強板の位置に基づいて、パターンより小さい第2の補強板が、絶縁基板の非実装面側に接着され、アンテナコイル、コンデンサ、パターン、並びに第1および第2の補強板が配置された絶縁基板がシートで挟み込まれる。
以上のように、本発明によれば、ICチップにおける放熱を促進させることができる。また、本発明によれば、絶縁基板の両側の補強板の位置のずれを抑えることができる。
図1は、本発明を適用した非接触ICカード10の一実施の形態の概略を示す部分断面図である。
図1の非接触ICカード10は、非接触で外部の機器と通信を行うアンテナモジュール11を、接着材料層12を介して一対の外装シート材13,14で挟み込むことにより構成される。
アンテナモジュール11は、絶縁基板21、絶縁基板21の図中上側の面21A上に実装されたICチップ22、絶縁基板21のICチップ22が実装された面21Aの反対側の面である図中下側の面21B上に配置される金属箔からなるパターン23などにより構成される。
絶縁基板21としては、一般的な高分子フィルムが用いられる。一般的な高分子フィルムとしては、例えばポリエステル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂などの樹脂フィルムを用いることができる。絶縁基板21として用いられる高分子フィルムは、透明色で(透光性を有し)絶縁性があれば、特に限定されない。
ICチップ22は、外部の機器との通信などを制御する機能を有する。パターン23は、ICチップ22が実装される面21A上の領域に対応する面21B上の領域に形成され、パターン23が形成される領域は、ICチップ22が実装される領域と絶縁基板21に対して垂直な方向(図1の上下方向)から見て重なっている。
このように、アンテナモジュール11では、ICチップ22が実装される領域に対応する領域に、熱伝導率の高い金属箔からなるパターン23が形成されるので、ICチップ22における放熱を促進させることができる。その結果、ICチップ22の温度上昇による特性の劣化や信頼性の低下を防止することができる。
さらに、アンテナモジュール11では、パターン23が形成される領域と、ICチップ22が実装される領域が重なっているので、パターン23による放熱を効率良く行うことができる。
なお、以下では、特に断りのない限り、絶縁基板21のICチップ22が実装された面21Aを実装面といい、その実装面と対向する面21Bを非実装面という。
ICチップ22の周辺には、そのICチップ22を実装面21A側と非実装面21B側から絶縁基板21を介して挟み込む、ステンレスなどの金属製の一対の補強板24,25が設けられている。補強板24,25は、補強板接着剤26により、実装面21Aと非実装面21Bに、それぞれ接着される。
補強板24,25は、例えばSUS板(ステンレス板)であり、その厚みは、非接触ICカード10が必要とするICチップ22の強度や、非接触ICカード10の層の構成に応じて決定される。また、補強板24,25の大きさや形状は、ICチップ22の外形寸法に応じて決定されるが、補強板24,25の大きさはパターン23より小さく、ICチップ22より大きい。なお、補強板24,25は、非接触ICカード10が必要とするICチップ22の強度を確保できるものであれば、SUS板でなくてもよい。
補強板接着剤26は、例えば液状の接着剤とすることができる。なお、補強板接着剤26の形態は、補強板24,25と絶縁基板21を接着することができるものであれば、どのような形態であってもよい。例えば、補強板接着剤26は、フィルム状の接着シートであってもよい。
また、補強板接着剤26がICチップ22の側面を覆う形状は、補強板接着剤26の形態によって異なり、その形状は、ICチップ22に必要な強度を確保することができるものであれば、どのような形状であってもよい。さらに、補強板接着剤26の接着方式は、補強板接着剤26の材質により異なる。例えば、補強板接着剤26が、エポキシ系接着剤である場合には、熱硬化で接着する接着方式が望ましい。
接着材料層12は、例えば2液性のエポキシ系接着剤により形成される。2液性のエポキシ系接着剤とは、エポキシ基を含有する化合物(主剤)と、アミン類や酸無水物を含有する硬化剤を混ぜ合わせ、硬化反応によって接着させる接着剤である。エポキシ基を含有する化合物には、ビスフェノールA型、水添ビスフェノールA型、ノボラック型、ビスフェノールF型、ブロム化エポキシ樹脂、環式脂肪族エポキシ樹脂、グリシジルアミン系樹脂、グリシジルエステル系樹脂などがある。
また、アミン類や酸無水物を含有する硬化剤には、脂肪族第1・第2アミン(トリエチレンテトラミン、ジプロピルトリアミン等)、脂肪族第3アミン(トリエタノールアミン、脂肪族第1・第2アミンとエポキシの反応生成物等)、脂肪族ポリアミン(ジエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン等)、脂肪族アミン(メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン等)、アミンアダクド(ポリアミンとエポキシ基との反応生成物等)、芳香族酸無水物(無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等)、ジシアンジアミドおよびその誘導体、イミダゾール類、チオール類などがある。
外装シート材13,14は、ポリイミド、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル類、プロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート等のセルロース類、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂、アクリロニトリル‐スチレン樹脂、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸メチル、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸エチル、ポリエチルメタクリレート、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等のビニル系樹脂、ポリカーボネート類などの単体、または混合物などにより構成される。
外装シート材13,14には、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、グラビア印刷法などの印刷法によって、文字や絵柄などが印刷されるようにしてもよい。
図2は、図1のアンテナモジュール11を実装面21A側から見た平面図であり、図3は、アンテナモジュール11を非実装面21B側から見た平面図である。なお、図2と図3において、点線は、絶縁基板21を介して反対側にあるものを表している。
図2に示すように、絶縁基板21の実装面21Aには、絶縁基板21の周囲に沿って金属箔からなるアンテナコイル31が形成され、このアンテナコイル31とICチップ22は、ICチップ22がフリップチップ実装されることにより接続される。即ち、ICチップ22の回路面に形成された突起電極(バンプ)(図示せず)が、異方性導電膜や異方性導電ペースト状接着剤を介して、アンテナコイル31に接続される。なお、ICチップ22は、例えば、はんだ付けによってワイヤボンディング実装されてもよい。
アンテナコイル31は、電波を用いて外部の機器と通信を行う。ICチップ22は、温度センサ22Aと制御回路22Bを内蔵している。温度センサ22Aは、ICチップ22の温度を検知する。制御回路22Bは、アンテナコイル31による通信を制御する。例えば、制御回路22Bは、温度センサ22Aにより検知された温度が、予め設定された設定温度以上の温度(以下、異常温度という)である場合、通信を停止する。この設定温度は、半導体の特性により、特性の劣化や信頼性の低下がICチップ22に生じてしまう最低の温度である。
なお、説明の便宜上、図2では、補強板24内を透視して図示しているが、実際には、ICチップ22は補強板24に覆われている。また、ICチップ22は、温度センサ22Aを内蔵していなくてもよい。この場合、制御回路22Bは、ICチップ22の異常温度に応じて通信を停止しない。
また、図2に示すように、絶縁基板21の実装面21Aには、金属箔からなる導体32Aが形成され、図3に示すように、絶縁基板21の非実装面21Bには、導体32Aに対応する位置に、金属箔からなる導体32Bが形成される。導体32Aと導体32Bは、絶縁基板21を介することにより、コンデンサを形成している。このコンデンサにより、アンテナコイル31の同調周波数を、例えば13.56MHzにすることができる。
さらに、図2に示すように、絶縁基板21の実装面21Aには、ICチップ22の実装領域の周辺に4つのマーカ33−1乃至33−4が形成されている。このマーカ33−1乃至33−4は、ICチップ22や補強板24を設置する際に設置位置の目印となる。
また、絶縁基板21の非実装面21Bには、図3に示すように、ICチップ22が実装される実装面21Aの領域に対応する領域に、金属箔からなるパターン23が形成されている。このパターン23には、金属箔がない長方形状の4つの透光部41−1乃至41−4がそれぞれ設けられている。そして、透光部41−1乃至41−4の内部に、実装面21A側の補強板24の各辺が位置するように、透光部41−1乃至41−4の形成位置が設定されている。
このように、アンテナモジュール11では、実装面21A側の補強板24の端部が内部に位置するように、補強板24,25より大きいパターン23に透光部41−1乃至41−4が設けられているので、その非実装面21B側の透光部41−1乃至41−4から、絶縁基板21を介して実装面21A側の補強板24の絶対位置を、例えばビデオカメラで撮像した画像から検出することができる。具体的には、図4に示すように、透光部41−1乃至41−4から、絶縁基板21を介して、実装面21A側の補強板24の端部42−1乃至42−4を検出することで、補強板24の絶対位置を検出することができる。絶縁基板21は、このように、一方の面から他方の面の部材を観察することができる程度の透光性を有している。
その結果、実装面21A側の補強板24を補強板接着剤26により絶縁基板21に接着した後、非実装面21B側の補強板25を絶縁基板21に接着する際、非実装面21B側から検出された実装面21A側の補強板24の絶対位置に基づいて接着を行うことにより、補強板24に丁度対応する位置に補強板25を配置することができる。これにより、非接触ICカード10の歩留まりが向上する。
なお、図3や図4では、パターン23に長方形状の4つの透光部が設けられたが、補強板24の端部が内部に位置するように形成されるのであれば、透光部の数および形状は、これに限定されない。
例えば、図5に示すように、実装面21A側の補強板24の図中左側の端部と下側の端部が内部に位置するように、2つの長方形状の透光部51−1,51−2が設けられるようにしてもよい。
また、図6に示すように、実装面21A側の補強板24の図中左上の端部と右下の端部が内部に位置するように、2つの正方形状の透光部52−1,52−2が設けられるようにしてもよい。さらに、図5の透光部51−1,51−2と図6の透光部52−1,52−2の両方が設けられるようにしてもよい。また、パターン23を透光部により分割するようにしてもよい。
但し、図3や図4に示すように、補強板24の各辺が内部に位置するよう透光部41−1乃至41−4が設けられる場合、透光部41−1乃至41−4から補強板24の4辺が端部42−1乃至42−4として検出できるので、補強板24の絶対位置を検出しやすい。また、透光部が小さいほど、パターン23による放熱の度合いは高くなるため、透光部は小さい方が望ましい。
図7は、非接触ICカード10の製造装置70の機能的構成例を示している。
製造装置70は、形成部71、エッチング部72、実装部73、実装面接着部74、検出部75、非実装面接着部76、および挟み込み部77により構成される。
形成部71は、絶縁基板21の実装面21Aと非実装面21Bに、アルミ箔や銅箔などの金属箔を蒸着等により塗布する。エッチング部72は、金属箔が塗布された絶縁基板21を回路状にエッチングすることにより、アンテナコイル31、コンデンサを形成する導体32A,32B、パターン23などを形成する。
実装部73は、絶縁基板21の実装面21AにICチップ22を実装する。具体的には、実装部73は、絶縁基板21の実装面21Aを撮像し、その結果得られる画像から、マーカ33−1乃至33−4の位置を検出する。そして、実装部73は、その位置に基づいて、ICチップ22の実装位置を決定し、ICチップ22を実装する。
実装面接着部74は、実装面21A側の補強板24を、補強板接着剤26を用いてICチップ22の上部に接着する。具体的には、実装面接着部74は、実装部73と同様に、マーカ33−1乃至33−4の位置を検出する。そして、実装面接着部74は、その位置に基づいて、補強板接着剤26と補強板24の配置を決定し、補強板接着剤26をICチップ22の上部に設置した後、補強板24を設置する。
検出部75は、絶縁基板21の非実装面21B側において、パターン23の透光部41−1乃至41−4から、実装面21A側の補強板24の絶対位置を検出する。具体的には、検出部75は、絶縁基板21の非実装面21Bを撮像し、その結果得られる画像から、透光部41−1乃至41−4を通して実装面21A側の補強板24の端部42−1乃至42−4(図4)の位置を検出する。そして、検出部75は、その端部42−1乃至42−4の位置に基づいて補強板24の絶対位置を検出する。
非実装面接着部76は、検出部75により検出された補強板24の絶対位置に基づいて、非実装面21B側の補強板25を、補強板接着剤26を用いて接着する。具体的には、非実装面接着部76は、検出部75により検出された実装面21A側の補強板24の位置に対向する、絶縁基板21を介して反対側の非実装面21B側の位置を、補強板25の設置位置に決定する。そして、非実装面接着部76は、決定された設置位置に対応する非実装面21Bの位置に補強板接着剤26を設置し、その後、決定された設置位置に補強板25を設置する。
挟み込み部77は、接着材料層12を介して外装シート材13,14でアンテナモジュール11を挟み込む。
次に、図8のフローチャートを参照して、製造装置70の製造処理について説明する。
ステップS11において、製造装置70の形成部71は、絶縁基板21の実装面21Aと非実装面21Bに金属箔を塗布する。ステップS12において、エッチング部72は、金属箔が塗布された絶縁基板21を、所定の形状のマスクを利用してエッチングすることにより、アンテナコイル31、コンデンサを形成する導体32A,32B、パターン23などを形成する。具体的には、絶縁基板21の実装面21Aにアンテナコイル31と導体32Aが形成され、絶縁基板21の非実装面21Bに導体32Bとパターン23が形成される。
ステップS13において、実装部73は、絶縁基板21の実装面21AにICチップ22を実装する。これにより、ICチップ22とアンテナコイル31が接続される。ステップS14において、実装面接着部74は、実装面21A側の補強板24を、補強板接着剤26を用いて絶縁基板21に接着する。これにより、ICチップ22が封止される。
ステップS15において、検出部75は、絶縁基板21の非実装面21B側において、パターン23の透光部41−1乃至41−4から、実装面21A側の補強板24の絶対位置を検出する。ステップS16において、非実装面接着部76は、ステップS15で検出された補強板24の絶対位置に基づいて、補強板25を、実装面21A側の補強板24に対応する非実装面21B側の位置に、補強板接着剤26を用いて接着する。
以上のようにしてアンテナモジュール11が製造された後、ステップS17において、挟み込み部77は、接着材料層12を介して外装シート材13,14でアンテナモジュール11を挟み込む。これにより、非接触ICカード10が製造される。
以上のように、パターン23は、絶縁基板21の非実装面21B側に形成される。従って、ICチップ22とアンテナコイル31の接続方法として、フリップチップ法、その他、任意の方法を用いることができる。
なお、図8では、アンテナコイル31、導体32A,32B、並びにパターン23が、絶縁基板21に金属箔が塗布されたラミネート基材を回路状にエッチングすることにより形成されたが、絶縁基板21に導電性ペーストを印刷することにより形成されるようにしてもよい。導電性ペーストによる印刷は、片面ずつ実施されるが、実装面21Aに形成されるアンテナコイル31と導体32Aの厚みと、非実装面21Bに形成される導体32Bとパターン23の厚みは、それぞれ、同一とすることが望ましい。また、アンテナコイル31の表面の形状は、非接触ICカード10の表面の形状に反映されるため、平滑であることが好ましい。
以上のように、アンテナモジュール11では、パターン23が設けられるので、ICチップ22で発生する熱が絶縁基板21を介してパターン23に伝達され、放熱される。従って、ICチップ22とアンテナコイル31の接続方法によらず、ICチップ22における放熱を促進させ、温度上昇による特性の劣化や信頼性の低下を防止することができる。また、アンテナモジュール11では、実装面21A側の補強板24の端部が内部に位置するように、パターン23に透光部41−1乃至41−4が設けられるので、先に接着された実装面21A側の補強板24の位置を、非実装面21B側から透光部41−1乃至41−4を通して検出し、非実装面21B側の補強板25を接着することができる。その結果、補強板24,25の接着位置のずれを小さくし、非接触ICカード10の歩留まりを向上させることができる。
次に、図9乃至図11を参照して、パターン23に応じた補強板24,25の接着位置のばらつき、および、温度センサ22Aによる検知の有無についての実験結果について説明する。
最初に、実験に用いられた非接触ICカード10について説明する。
実験に用いられた非接触ICカード10の絶縁基板21は、厚みが50μmのPEN基材である。また、絶縁基板21に塗布される金属箔はアルミニウムであり、実装面21Aの金属箔の厚みは30μm、非実装面21Bの金属箔の厚みは20μmである。さらに、ICチップ22の厚みは175μmで、ICチップ22の大きさは4mm角、即ちICチップ22の面積は16mm2であり、ICチップ22はフリップチップ実装されている。また、接着材料層12は、引張りせん断接着強さが4.5N/mm2のエポキシ系接着剤により形成され、外装シート材13,14は、延伸ポリエチレンテレフタレートを基材としている。
次に、実験の方法について説明する。
実験者は、最初に、上述した非接触ICカード10と、その非接触ICカード10に対して情報の読み書きを行うリーダライタとを、55℃の恒温槽中に入れ、1時間放置する。次に、実験者は、リーダライタから、非接触ICカード10の表面のICチップ22の直上の温度が最大となる距離に、非接触ICカード10を持っていき、リーダライタとの通信を開始させる。
そして、実験者は、通信時間内にICチップ22に内蔵された温度センサ22Aが異常温度を検知したかどうかを判断し、検知した場合には、通信が開始されてから検知されるまでの時間を測定する。通信が開始されてから180秒後には、一般的に、ICチップ22の温度と、非接触ICカード10の表面のICチップ22の直上の温度は、安定しているため、通信時間は180秒間とする。なお、リーダライタとしては、ソニー株式会社(商号)製の強電界リーダライタを用いる。
次に、図9と図10を参照して、このような方法で、非接触ICカード10に形成させるパターン23の透光部の形状および数やパターン23の厚みを変化させて行った実験の結果について説明する。
図9は、図4乃至図6に示した形状と数の透光部がパターン23に設けられた場合と、図10に示すように透光部がパターン23に設けられていない場合の実験の結果を示している。
図9においては、第1行目に記載されている、項目「透光部の形状と数」、「パターンの面積比」、「パターンの厚み」、「温度センサによる検知の有無」、「2枚の補強板のずれ」、および「外観」の具体的な実験結果が、第2行目以降に示されている。
具体的には、図9の表の第2行目には、各項目に対応する内容として、「図4」、「2倍」、「20μm」、「検知せず」、「0.3mm」、および「問題ない」が記述されている。即ち、第2行目は、図4に示したように、パターン23に長方形状の4つの透光部41−1乃至41−4が設けられ、面積比(詳細は後述する)が2倍であり、パターン23の厚みが20μmである場合、ICチップ22に内蔵される温度センサ22Aは、異常温度を検知せず、2枚の補強板24,25の接着位置のずれは0.3mmであり、非接触ICカード10の外観に問題がないことを示している。なお、面積比とは、透光部以外の金属箔からなるパターン23の非実装面21Bにおける面積の、ICチップ22の実装面21Aにおける面積に対する比である。
また、図9の表の第3行目および第4行目の各項目に対応する内容は、項目「透光部の形状と数」に対応する内容が、それぞれ、「図5」、「図6」となる以外、第2行目と同一である。即ち、第3行目および第4行目は、図5に示したように、パターン23に長方形状の2つの透光部51−1,51−2が設けられる場合や、図6に示したように、パターン23に正方形状の2つの透光部52−1,52−2が設けられ場合も、面積比が2倍であり、パターン23の厚みが20μmであると、図4に示したようにパターン23に透光部41−1乃至41−4が設けられる場合と同様の実験結果が得られることを示している。
これに対して、図9の表の第5行目には、各項目に対応する内容として、「図10」、「2倍」、「20μm」、「検知せず」、「0.5mm」、および「問題ない」が記述されている。即ち、第5行目は、図10に示したようにパターン23に透光部が設けられず、面積比が2倍であり、パターン23の厚みが20μmである場合、温度センサ22Aは異常温度を検知せず、非接触ICカード10の外観に問題がないが、2枚の補強板24,25の接着位置のずれは0.5mmとなることを示している。
従って、図9の実験結果から、図10に示したようにパターン23に透光部が設けられない場合、図4乃至図6に示した透光部が設けられる場合に比べて、補強板24,25の接着位置のずれが大きくなることがわかる。これは、透光部が設けられていない場合、パターン23によって非実装面21B側から実装面21A側の補強板24を検出することができないので、絶縁基板21を介して非実装面21B側から検出可能な実装面21Aのマーカ33−1乃至33−4により補強板25の位置が決定されるためと考えられる。このようにして位置が決定されると、マーカ33−1乃至33−4から決定されることによる接着位置の誤差は補強板24,25の両方で発生することになるため、2枚の補強板24,25の接着位置のずれは大きくなる。
これに対して、透光部が設けられる場合、実装面21A側の補強板24を接着した後、非実装面21B側の補強板25を接着する際に、パターン23の透光部を通して先に接着された補強板24の絶対位置を検出し、その絶対位置に基づいて補強板25を接着することができるので、図9の実験結果が示すように、2枚の補強板24,25の接着位置のずれを抑えることができる。
図11は、図4に示した透光部41−1乃至41−4が設けられたパターン23の厚みを変化させた場合の実験の結果を示している。
図11においては、第1行目に記載されている、項目「透光部の形状と数」、「パターンの面積比」、「パターンの厚み」、「温度センサによる検知の有無」、「2枚の補強板のずれ」、および「外観」の具体的な実験結果が、第2行目以降に示されている。
具体的には、図11の表の第2行目には、各項目に対応する内容として、「図4」、「2倍」、「10μm」、「検知せず」、「0.3mm」、および「問題ない」が記述されている。即ち、第2行目は、図4の透光部41−1乃至41−4が設けられたパターン23の面積比が2倍であり、厚みが10μmである場合、ICチップ22に内蔵される温度センサ22Aは、異常温度を検知せず、2枚の補強板24,25の接着位置のずれは0.3mmであり、非接触ICカード10の外観に問題がないことを示している。
また、図11の表の第3行目および第4行目の各項目に対応する内容は、項目「パターンの厚み」に対応する内容が、それぞれ、「20μm」、「40μm」となる以外、第2行目と同一である。即ち、第3行目および第4行目は、図4の透光部41−1乃至41−4が設けられたパターン23の厚みが20μmまたは40μmである場合も、パターン23の面積比が2倍であると、パターン23の厚みが10μmである場合と同様の実験結果が得られることを示している。
これに対して、図11の表の第5行目には、各項目に対応する内容として、「図4」、「2倍」、「5μm」、「検知(65秒)」、「0.3mm」、および「問題ない」が記述されている。即ち、第5行目は、図4の透光部41−1乃至41−4が設けられたパターン23の面積比が2倍であり、厚みが5μmである場合、2枚の補強板24,25の接着位置のずれは0.3mmであり、非接触ICカード10の外観に問題はないが、温度センサ22Aは、通信が開始されてから65秒後に、異常温度を検知することを示している。
また、図11の表の第6行目には、各項目に対応する内容として、「図4」、「2倍」、「50μm」、「検知せず」、「0.3mm」、および「アンテナ浮き発生」が記述されている。即ち、第5行目は、図4の透光部41−1乃至41−4が設けられたパターン23の面積比が2倍であり、厚みが50μmである場合、2枚の補強板24,25の接着位置のずれは0.3mmであり、温度センサ22Aは異常温度を検知しないが、非接触ICカード10の外観としてアンテナモジュール11が浮き出して見える問題が多く発生することを示している。
図11の実験結果から、パターン23の面積比が2倍であり、厚みが10μm以上40μm以下である場合、温度センサ22Aは異常温度を検知せず、非接触ICカード10の外観としてアンテナモジュール11が浮き出して見える問題がないことがわかる。また、パターン23の面積比が2倍であり、厚みが5μmである場合、パターン23の厚みが薄いために放熱効果が小さく、温度センサ22Aが異常温度を検知してしまうことがわかる。従って、パターン23は、厚みが10μm以上40μm以下であり、面積比が2倍以上であることが望ましい。
なお、上述した説明では、パターン23が、補強板接着剤26からはみ出していたが、図12に示すように、補強板接着剤26の内部にパターン23が設けられていてもよい。
また、パターン23の形状は正方形や長方形である必要はなく、例えば十字形状であってもよい。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した非接触ICカードの一実施の形態の概略を示す部分断面図である。 図1のアンテナモジュールを実装面側から見た平面図である。 図1のアンテナモジュールを非実装面側から見た平面図である。 透光部から視認される補強板の端部を示す平面図である。 透光部の他の例を示す平面図である。 透光部のさらに他の例を示す平面図である。 製造装置の機能的構成例を示すブロック図である。 製造装置の製造方法について説明するフローチャートである。 透光部の形状を変化させた場合の実験の結果を示す図である。 実験に用いられたパターンを示す平面図である。 パターンの厚みを変化させた場合の実験の結果を示す図である。 本発明を適用した非接触ICカードの他の一実施の形態の概略を示す部分断面図である。
符号の説明
10 非接触ICカード, 11 アンテナモジュール, 13,14 外装シート材, 22 ICチップ, 22A 温度センサ, 22B 制御回路, 23 パターン, 24,25 補強板, 31 アンテナコイル, 32A,32B 導体, 41−1乃至41−4,51−1,51−2,52−1,52−2 透光部, 70 製造装置, 71 形成部, 72 エッチング部, 73 実装部, 74 実装面接着部, 75 検出部, 76 非実装面接着部, 77 挟み込み部

Claims (6)

  1. 金属箔からなるアンテナコイル、コンデンサ、および、前記アンテナコイルによる通信を制御するICチップが配置された透光性の絶縁基板と、
    前記絶縁基板の前記ICチップが配置された実装面側と、その反対側の非実装面側から、前記絶縁基板を介して前記ICチップを挟み込む第1および第2の補強板と、
    前記絶縁基板の前記非実装面上であって、前記ICチップに対応する位置に形成される、金属箔からなるパターンと
    を備え、
    前記パターンは、前記第1および第2の補強板より大きく、
    前記パターンには、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように形成された透光部が少なくとも1つ設けられている
    アンテナモジュール。
  2. 前記ICチップは、
    前記ICチップの温度を検知する検知部と、
    前記ICチップの温度が所定の温度以上であると判定された場合、前記通信を停止する制御部と
    を備える
    請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 前記パターンの厚さは、10マイクロメートル以上40マイクロメートル以下である
    請求項1に記載のアンテナモジュール。
  4. 金属箔からなるアンテナコイル、コンデンサ、および、前記アンテナコイルによる通信を制御するICチップが配置された透光性の絶縁基板と、
    前記絶縁基板の前記ICチップが配置された実装面側と、その反対側の非実装面側から、前記絶縁基板を介して前記ICチップを挟み込む第1および第2の補強板と、
    前記絶縁基板の前記非実装面上であって、前記ICチップに対応する位置に形成される、金属箔からなるパターンと、
    前記アンテナコイル、前記コンデンサ、前記パターン、並びに前記第1および第2の補強板が配置された前記絶縁基板を挟み込むシートと
    を備え、
    前記パターンは、前記第1および第2の補強板より大きく、
    前記パターンには、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように形成された透光部が少なくとも1つ設けられている
    非接触ICカード。
  5. 透光性の絶縁基板上にアンテナコイルおよびコンデンサを形成するとともに、前記絶縁基板のICチップが配置される実装面と反対の非実装面であって、前記ICチップに対応する位置にパターンを形成する形成部と、
    前記アンテナコイルによる通信を制御する前記ICチップを前記絶縁基板の前記実装面上に実装する実装部と、
    前記パターンより小さい第1の補強板を前記実装面側の前記ICチップの上部に接着する第1の接着部と、
    前記非実装面側の前記パターンに、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように少なくとも1つ形成された透光部から、前記絶縁基板を介して前記実装面側の前記第1の補強板の位置を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記第1の補強板の位置に基づいて、前記パターンより小さい第2の補強板を、前記絶縁基板の前記非実装面側に接着する第2の接着部と
    を備えるアンテナモジュールの製造装置。
  6. 透光性の絶縁基板上にアンテナコイルおよびコンデンサを形成するとともに、前記絶縁基板のICチップが配置される実装面と反対の非実装面であって、前記ICチップに対応する位置にパターンを形成する形成部と、
    前記アンテナコイルによる通信を制御する前記ICチップを前記絶縁基板の前記実装面上に実装する実装部と、
    前記パターンより小さい第1の補強板を前記実装面側の前記ICチップの上部に接着する第1の接着部と、
    前記非実装面側の前記パターンに、前記第1の補強板の端部が内部に位置するように少なくとも1つ形成された透光部から、前記絶縁基板を介して前記実装面側の前記第1の補強板の位置を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記第1の補強板の位置に基づいて、前記パターンより小さい第2の補強板を、前記絶縁基板の前記非実装面側に接着する第2の接着部と、
    前記アンテナコイル、前記コンデンサ、前記パターン、並びに前記第1および第2の補強板が配置された前記絶縁基板をシートで挟み込む挟み込み部と
    を備える非接触ICカードの製造装置。
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