JP2010044569A - 情報転送回路、情報処理装置、情報転送回路の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報転送回路、情報処理装置、情報転送回路の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】一の物理的なシリアル通信バスを複数のバッファが共用することにより仮想通信バスを実現する情報転送において、情報転送バッファを有効利用すること。
【解決手段】仮想通信バスを実現する情報転送回路100であって、シリアル通信バスを介して接続された対向装置に含まれるVC用バッファの数を対向バッファ数として認識するVC確立部122と、認識された対向バッファ数が情報転送回路100に含まれるVC用バッファの数よりも少ない場合、情報転送回路100に含まれるVC用バッファのうち対向バッファ数と同数のVC用バッファを仮想通信バスのために使用する使用バッファ領域として決定する使用バッファ認識部123と、余分バッファ領域を使用バッファ領域を拡張するための領域として割り当てるVCバッファ管理部124とを有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報転送回路、情報処理装置、情報転送回路の制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関し、特に一の物理的な通信バスを複数のバッファが共用することにより仮想的に独立した複数の通信バスとして用いる際のバッファの有効利用に関する。
PCI Express規格等のシリアル通信を用いた情報転送においては、VC(Virtual Channel:仮想通信バス)による情報転送が行なわれる。VCとは、一の物理的な通信バスを複数のバッファが共用することにより、仮想的に独立した複数の情報通信バスを実現するものである(例えば、特許文献1参照)。VCのチャネル数、即ち、仮想的な通信バスの数は、VCを実現するための上記のバッファ(以降、VC用バッファとする)の数によって決まる。
特開2005−332316号公報
従来のVCによる情報転送において、VCのチャネル数は、情報転送を行なう2つのデバイスに夫々実装されたVC用バッファ数のうち、少ない方の数に合わせられていた。そのため、2つのデバイスに実装されたVC用バッファの数が異なる場合、VC用バッファが多く実装されたデバイスの余分なVC用バッファは利用されていなかった。これにより、装置に含まれるリソースに無駄が生じていた。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、一の物理的なシリアル通信バスを複数のバッファが共用することにより仮想通信バスを実現する情報転送において、情報転送バッファを有効利用することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一の物理的なシリアル通信バスを複数の仮想通信用バッファ領域が共用することにより仮想的に独立した複数の情報通信バスである仮想通信バスを実現する情報転送回路であって、前記シリアル通信バスを介して接続された対向装置に含まれる仮想通信用バッファ領域の数を対向バッファ数として認識する対向バッファ数認識部と、前記認識された対向バッファ数が前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域の数よりも少ない場合、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記対向バッファ数と同数の仮想通信用バッファ領域を前記仮想通信バスのために使用する使用バッファ領域として決定する使用バッファ決定部と、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記使用バッファ領域以外の余分バッファ領域を、前記情報転送回路が情報転送を実行する際に用いる情報転送バッファ領域を拡張するための領域として割り当てる余分バッファ領域割り当て部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報転送回路において、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記使用バッファ領域を拡張するための領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報転送回路において、前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域が、前記対向装置に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域とのネゴシエーション処理において夫々の仮想通信用バッファ領域毎にネゴシエーション処理が実行され、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域のうち、最初にネゴシエーション処理が実行される仮想通信用バッファ領域以外の仮想通信用バッファ領域を拡張する領域として、前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の情報転送回路において、前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域と前記対向装置に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域とのネゴシエーション処理を実行するネゴシエーション処理部を更に有し、前記ネゴシエーション処理部が、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域に関する情報を含むネゴシエーション情報を送信することにより前記ネゴシエーション処理を実行し、前記ネゴシエーション情報は、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域の数の情報を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の情報転送回路において、前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域が、前記対向装置に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域とのネゴシエーション処理において夫々の仮想通信用バッファ領域毎にネゴシエーション処理が実行され、前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域のうち、最初にネゴシエーション処理が実行される仮想通信用バッファ領域を前記ネゴシエーション処理の後に初期化するバッファ領域初期化部を更に有し、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記使用バッファ領域として用いられる前記仮想通信用バッファ領域のうち前記ネゴシエーション処理が最初に実行される仮想通信用バッファ領域を含む仮想通信用バッファ領域を拡張する領域として、前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5いずれか1項に記載の情報転送回路において、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記情報転送回路が情報転送を実行する際のリトライに用いられるバッファ領域を拡張する領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の情報転送回路において、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記余分バッファ領域と前記情報転送バッファ領域とを関連付ける情報を生成することにより、前記情報転送バッファ領域を拡張するための領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の情報転送回路において、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記情報転送バッファ領域と前記余分バッファ領域との接続を切り換えることにより、前記情報転送バッファ領域を拡張するための領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8いずれか1項に記載の情報転送回路において、前記情報転送回路が前記対向装置との間で情報転送をする際の情報の方式に関する情報を記憶している方式情報記憶部と、前記余分バッファ割り当て部による前記余分バッファ領域の割り当て結果に応じて前記方式情報記憶部に記憶されている情報を更新する方式情報更新部とを更に有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の情報転送回路において、前記方式情報が、1つのパケットに含めることができる情報容量に関する容量情報を含み、前記方式情報更新部は、前記容量情報を更新することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の情報転送回路において、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記余分バッファ領域割り当て部は、前記使用バッファ領域若しくは前記情報転送回路が情報転送を実行する際のリトライに用いられるリトライバッファ領域の少なくとも一方を拡張する領域として前記余分バッファ領域を割り当て、前記方式情報更新部が、前記余分バッファ領域割り当て部が前記使用バッファ領域及び前記リトライバッファ領域の両方を拡張する領域として前記余分バッファ領域を割り当てた場合に、前記1つのパケットに含めることができる情報容量を増やすように前記容量情報を更新することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11いずれか1項に記載の情報転送回路において、前記余分バッファ領域割り当て部が、前記情報転送回路による情報転送の実行に応じて前記余分バッファ領域を動的に割り当てることを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、情報処理装置であって、請求項1乃至12いずれか1項に記載の情報転送回路を含むことを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、一の物理的なシリアル通信バスを複数の仮想通信用バッファ領域が共用することにより仮想的に独立した複数の情報通信バスである仮想通信バスを実現する情報転送回路の制御方法であって、前記シリアル通信バスを介して接続された対向装置に含まれる仮想通信用バッファ領域の数を対向バッファ数として認識し、前記認識された対向バッファ数が前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域の数よりも少ない場合、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記対向バッファ数と同数の仮想通信用バッファ領域を前記仮想通信バスのために使用する使用バッファ領域として決定し、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記使用バッファ領域以外の余分バッファ領域を、前記情報転送回路が情報転送を実行する際に用いる情報転送バッファ領域を拡張するための領域として割り当てることを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、制御プログラムであって、請求項14に記載の情報転送回路の制御方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、記録媒体であって、請求項15に記載の制御プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、一の物理的なシリアル通信バスを複数のバッファが共用することにより仮想通信バスを実現する情報転送において、バッファを有効利用することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
本実施形態においては、仮想通信バスを実現する情報転送回路を含む画像処理装置1を例として説明する。本実施形態に係る画像処理装置1は、スキャナ、プリンタ及び複写機としての機能を有する複合機として構成される。
図1は、本実施形態に係る情報転送回路が用いられる画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る情報転送回路は、PC等の一般的な情報処理装置にも適用可能である。
即ち、本実施形態に係る画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、エンジン30、HDD(Hard Disk Drive)40、ROM(Read Only Memory)50、NVRAM(Non―Volatile Random Access Memory)60及びI/F70がバスBを介して接続されている。また、I/F70にはLCD(Liquid Crystal Display)80及び操作部90が接続されている。
CPU10は演算手段であり、情報処理装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。エンジン30は、スキャナやプリンタ等の画像処理機能を実行する画像処理エンジンである。HDD40は、磁気記録媒体を用いた大容量記憶装置である。ROM50は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
NVRAM60は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム及びアプリケーション・プログラムの動作パラメータの情報等が格納される。I/F70は、バスBと各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。本実施形態に係る情報転送回路は、I/F70に含まれる。LCD80は、ユーザが画像処理装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部90は、キーボードやマウス等、ユーザが画像処理装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
次に、本実施形態に係るI/F70に含まれる情報転送回路について、詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るI/F70のうち、LCD80との接続部分を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係るI/F70は、情報転送回路100及びVGA(Video Graphics Array)200を有する。本実施形態に係る情報転送回路100とVGA200とは、高速シリアル通信の規格であるPCI Expressに従って情報の送受信を行なう。
情報転送回路100は、コントローラ101、トランザクション層制御部102、データリンク層制御部103、物理層制御部104及び接続部105を有する。また、VGA200は、コントローラ201、トランザクション層制御部202、データリンク層制御部203、物理層制御部204及び接続部205を有する。情報転送回路100とVGA200とにおいて、同一の名称を付す構成は同一若しくは対応した機能を担う。従って、以下の説明においては、情報転送回路100についてのみ説明するが、VGA200においても同様である。
コントローラ101は、情報転送回路100において最も上位の構成であり、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、RAM等に読み出された制御用プログラムが、CPUに従って動作することにより、コントローラ101が構成される。コントローラ101は、情報転送回路101において、バスBを介してCPU10とのやり取りを実行する。接続部105は、情報転送回路100とVGA200とを実際に接続する接続端子を含む。
本実施形態のようにPCI Express規格のアーキテクチャにおいて中心となるのは、トランザクション層、データリンク層及び物理層である。トランザクション層制御部102、データリンク層制御部103及び物理層制御部104は、夫々トランザクション層、データリンク層及び物理層の動作を制御する。
トランザクション層制御部102は、TLP(Transaction Layer Packet:トランザクション・レイヤ・パケット)の組み立て及び分解を行なう。TLPとは、PCI Express規格の通信において、情報の送受信やイベントのようなトランザクションの伝達に用いられるパケットである。また、トランザクション層制御部102は、本実施形態の要旨となるVCを制御する構成を含む。
データリンク層制御部103は、情報転送のエラー検出、エラー訂正若しくはリトライ処理を実行する。これにより、データリンク層制御部103は、TLPの完全性を保証する。また、データリンク層制御部103は、リンク管理を行なう。即ち、データリンク層制御部103は、リンク管理やフロー制御のためのパケットのやり取りを行なう。データリンク制御部103が処理するパケットは、DLLP(Data Link Layer Packet:データ・リンク・レイヤ・パケット)である。
物理層制御部104は、インタフェース動作に必要な回路を含む。物理層制御部104が含む回路は、ドライバ、入力バッファ、パラレル/シリアル変換機、PLL(Phase−Locked Loop:位相同期回路)及びインピーダンス整合回路等である。また、物理層制御部104は、インタフェースの初期化、保守の機能を有する。更に、物理層制御部104は、データリンク層制御部103及びトランザクション層制御部102を実際のリンクで使用される信号技術から独立させる機能を有する。
このような情報転送回路100において、上述したように、トランザクション層制御部102に含まれるVCを制御する構成及び動作が本実施形態の要旨となる。図3を参照して、トランザクション層制御部102の詳細について説明する。図3は、本実施形態に係るトランザクション層制御部102の構成を示すブロック図である。図3に示すように、トランザクション層制御部02は、VCコントローラ120、VC用バッファ21〜27、信号分配・混合器125を含む。また、VCコントローラ120は、情報転送制御部121、VC確立部122、使用バッファ認識部123VCバッファ管理部124を含む。
VCコントローラ120は、トランザクション層制御部102において、VCを制御して情報転送を行なう。VCコントローラ120及びVCコントローラ120に含まれる各要素は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現される。即ち、具体的には、RAM等に読み出された制御用プログラムが、CPU等の演算手段に従って動作することにより、VCコントローラ120が構成される。情報転送制御部121は、TLPを生成し、VC用バッファ21〜27を介して送出する。また、情報転送制御部121は、VC用バッファ21〜27を介して受信したTLPを分解する。
VC確立部122は、接続部105を介して接続された対向デバイス(本実施形態においてはVGA200)との間でVCを確立する。使用バッファ認識部123は、VC確立部122によるVCの確立結果に応じて、VCの数を認識する。VCバッファ管理部124は、使用バッファ認識部123によるVC数の認識結果に応じて、VC用バッファ21〜27を管理する。VCバッファ管理部124の機能が本実施形態の要旨の一つとなる。
VC用バッファ21〜27は、VCを実現するために設けられた情報転送用のバッファである。VC用バッファ21〜27は、信号分配・混合器125を介して1つのシリアル通信バスに接続されている。VC用バッファ21〜27が、夫々独立して動作することにより、1つのシリアル通信バスで、仮想的に複数の独立した通信バスを実現することができる。
VC用バッファ21〜27は、夫々VC0〜VC6までの各チャネルに対応している。信号分配・混合器125は、1つのシリアル通信バスの信号をVC用バッファ21〜27に夫々分配する。また、信号分配・混合器125は、VCバッファ21〜27の信号を混合して1つのシリアル通信バスに入力する。
次に、本実施形態に係る情報転送回路100の初期化処理について説明する。図4は、本実施形態に係る情報転送回路100の初期化動作を示すフローチャートである。図4に示す初期化動作は、情報処理装置1への電源投入後において、I/F70のパワーオンリセット処理の一部として実行される。
図4に示すように、情報転送回路100の初期化処理においては、先ずデータリンク層制御部103が、VC0のネゴシエーション処理を実行する(S401)。即ち、データリンク層制御部103が、ネゴシエーション処理部として機能する。ネゴシエーション処理は、情報転送回路100とVGA200との間でVCの数を相互認識する処理である。
S401の処理について、図5を参照して説明する。図5は、ネゴシエーション処理の態様を模式的に示す図である。図5に示すように、VC0のネゴシエーション処理は、データリンク制御部103によるリンクアップを受けて実行される。図5に示すように、ネゴシエーション処理においては、InitFC(Initialize Flow Control)というパケットがやり取りされる。即ち、InitFCがネゴシエーション情報として用いられる。本実施形態においては、InitFC1及びInitFC2がやり取りされることにより、ネゴシエーションが完了する。
図5に示すように、InitFC1を受けたVGA200のデータリンク層制御部203は、トランザクション層制御部202に含まれるVC0のVC用バッファを参照する。そして、VC0が有効であれば、データリンク層制御部203は、InitFC1を返す。その後、InitFC2のやり取りにより、VC0のネゴシエーションが完了する。
InitFC1、InitFC2のパケットには、VC用バッファの容量に関する情報が含まれる。これにより、VC確立部122はは、VGA200に含まれるVC用バッファ(ここではVC0のバッファ)の容量を認識する。VC確立部122は、認識したVGA200のVC用バッファの容量に関する情報をVCバッファ管理部124に格納する。これにより、VC0による情報転送が可能となる。
VC0のネゴシエーションが完了すると、トランザクション層制御部102のVC確立部122が、コントローラ101の制御に基づき、コンフィグリード・ライト処理を実行する(S402)。VC確立部122は、S402において、既にネゴシエーションの完了したVC0を介して、コンフィグ情報をVGA200に送信し、VGA200からコンフィグ情報を読み出す。
S402においてやり取りされるコンフィグ情報には、例えば、情報転送回路100、VGA200夫々に含まれるVC用バッファの数の情報(以降、実装VC情報とする)が含まれる。これにより、VC確立部122は、VGA200に含まれるVC用バッファの数を認識することができる。即ち、VC確立部122が対向バッファ数認識部として機能する。また、VGA200は、情報転送回路100からコンフィグ情報を受信することにより、トランザクション層制御部202のVC用バッファを有効にする。
コンフィグリード・ライト処理が完了すると、使用バッファ認識部123及びVCバッファ管理部124が連動して未使用バッファの割り振り処理を実行する(S403)。図6に、S403の処理の詳細を示す。図6に示すように、先ず、使用バッファ認識部123が、実装VC情報に基づいて実装VC数を認識する(S601)。ここで言う実装VC数とは、情報転送回路100、VGA200夫々に実装されたVC用バッファの数である。
次に、使用バッファ認識部123は、VC用バッファ21〜27のうち使用するバッファを決定する(S602)。S602において、使用バッファ認識部123は、VGA200に実装されたVC用バッファの数に基づいて、使用するバッファ(以降、使用バッファとする)を決定する。具体的には、使用バッファ認識部123は、VGA200に実装されたVC用バッファの数と同数の下図のVC用バッファを使用バッファとして決定する。即ち、使用バッファ認識部123が、使用バッファ決定部として機能する。
使用バッファの決定に際しては、VC0、VC1、VC2、・・・というように、番号の若いVC用バッファが優先的に使用バッファとして決定される。使用バッファ認識部123は、使用バッファを決定すると、その情報をVCバッファ管理部124に記憶させる。
VCバッファ管理部124は、使用バッファ数の情報を記憶すると、未使用バッファが有るか否か判断する(S603)。S603の判断の結果、未使用バッファがある場合(S603/Yes)、VCバッファ管理部124は、未使用バッファの記憶領域を使用バッファの記憶領域として割り振り(S604)、処理を終了する。即ち、VCバッファ管理部124が、余分バッファ領域割り当て部として機能する。図3に示すように、本実施形態に係るVC用バッファ21〜27は、夫々別々の記憶媒体として設けられている。S604における未使用バッファの割り振り処理においては、VCバッファ管理部124が、未使用バッファの記憶領域のアドレスを管理する情報(バッファ割り振り情報)を生成する。
図7に、VCバッファ管理部124が生成するバッファ割り振り情報の例を示す。図7の例においては、VC0〜VC2のバッファ、即ちVC用バッファ21〜23が使用バッファであり、VC3以降のバッファ、即ちVC用バッファ24以降が未使用バッファである場合を例とする。図7に示すように、バッファ割り振り情報は、未使用バッファ、未使用バッファの記憶領域を特定するアドレス情報及び記憶領域を割り振る先のバッファの情報を含む。
図7の例においては、例えば、“VC3”のバッファ、即ちVC用バッファ24のアドレス“***〜###”の領域が、VC1の記憶領域を拡張する領域として割り振られる。図7に示すバッファ割り振り情報は、VCバッファ管理部124によって生成され、情報転送制御部121に含まれる記憶領域に格納される。尚、図7に示すように、本実施形態においては、VC0が割り当て先バッファになっていない、これについては後に詳述する。
他方、未使用バッファがない場合(S603/NO)、VCコントローラ120は、そのまま初期化処理を終了する。このような処理により、対向装置であるVGA200との関係で使用不可能なVC用バッファを有効利用することが可能となる。
図4の説明に戻る。未使用バッファ割り振り処理が完了すると、データリンク層制御部103は、変数nに“1”をセットし(S404)、VCnについてネゴシエーションを実行する(S405)。n=1であれば、VC1についてのネゴシエーション処理となる。図5に示すように、VC1についてのネゴシエーション処理も、VC0についてのネゴシエーション処理と同様、InitFC1及びInitFC2をやり取りすることにより完了する。
S405のInitFCのやり取りにおいて、データリンク層制御部103は、上述したように、対応するVC用バッファの容量の情報をやり取りする。ここで、VC1以降のネゴシエーション処理において、データリンク層制御部103は、VCバッファ管理部124によって未使用バッファが割り振られた後の合計の容量をやり取りする。例えば、図7の例において、VC1のネゴシエーションを実行する場合、データリンク層制御部103は、VC1のVC用バッファ22、VC3のVC用バッファ24及びVC4のVC用バッファ25の合計の容量を、InitFCのパケットに含める。
VC1についてのネゴシエーション処理において、VC1が有効であれば(S406/No)、VC1を有効としてネゴシエーション処理を完了する(S408)。ここで、トランザクション層制御部102に含まれる全VC用バッファについてネゴシエーションが完了した場合、即ち、n=全VC用バッファの数である場合(S409/Yes)、データリンク層制御部103は、ネゴシエーションを終了する(S407)。また、ネゴシエーション対象であるVCnが無効である場合(S406/Yes)も、ネゴシエーションを終了する(S407)。
他方、未だ全VC用バッファについてネゴシエーションが完了していなければ(S409/No)、データリンク層制御部203は、nをn+1とし(S410)、S405からの処理を繰り返す。本実施形態においては、上述したように、VC0〜VC2が有効と成る。この場合、図5に示すように、VC3についてInitFCを実行すると、VGA200においてVC3が無効であるため、VGA200はInitFCを返さない。これにより、n=3の場合においてVC3が無効(S406/Yes)と判断され、ネゴシエーション処理が終了する(S407)。尚、VC用バッファの数は、コンフィグリード&ライト処理(S402)により判明する。従って、情報転送回路100は、VC3のInitFC1を送信せずに処理を終了しても良い。これにより、不要な信号の送信を省略し、処理効率を向上することができる。
このような処理により、本実施形態に係るネゴシエーション処理が完了する。図4において説明したように、本実施形態においては、VC0についてネゴシエーションを完了した後、コンフィグリード・ライトを行なう。この際、VC0を介して情報の送受信を行なうため、VC0については先にバッファ領域を確定する必要がある。具体的には、VCバッファ管理部124に、VC0のVC用バッファの記憶容量を登録する必要がある。
このため、VC0以外のVCに対して、VC用バッファの記憶領域を割り振る。これにより、本実施形態に係る未使用バッファの有効利用機能を容易に実装することが可能となる。尚、本実施形態においては、“VC0”と呼称しているが、これは本実施形態に係る呼称である。即ち、“VC0”とは、図6に示すネゴシエーション処理において、最初にネゴシエーションが実行されるチャネルを示す。
以上説明したように、本実施形態に係る情報転送回路100を用いることにより、一の物理的な通信バスを複数のバッファが共用することにより仮想通信バスを実現する情報転送において、バッファを有効利用することが可能となる。
尚、上述した処理により、使用バッファの記憶領域が仮想的に拡張される。従って、保持可能な情報量が拡大され、転送速度を向上することが可能となる。これは、保持可能なパケット数が増大することによる効果である。しかしながら、パケット数が増大すると、その分オーバーヘッドの容量も拡大し、非効率となる。これに対して、図8に示すように、トランザクション層制御部102が扱うTLPのMax Payload Sizeを拡張することが考えられる。これにより、パケット数を増やすことなく、転送する情報量を増やすことが可能となる。
図8にTLPは、トランザクション層制御部102において生成される情報である。そして、TLPは、トランザクション層制御部102が対向装置との間で情報転送をする際の情報の方式である。このTLPを生成するための情報(以降、方式情報とする)は、VCコントローラ120に設けられた記憶媒体に記憶されている。即ち、VCコントローラ120が、方式情報記憶部として機能する。
また、図8に示すようにMax Payload Sizeを拡張する場合、上記方式情報を更新する必要がある。この更新処理は、例えば、未使用バッファの割り当て結果に応じて、VCバッファ管理部124により実行される。即ち、VCバッファ管理部124が方式情報更新部として機能する。
また、上記の説明においては、図5において説明したように、未使用バッファの領域と使用バッファとを固定して対応付ける例を説明した。この他、情報転送制御部121による転送状況に応じて、動的にバッファ領域を割り振るようにしても良い。例えば、VC1を介して情報転送が実行されている間は、未使用バッファをVC1の拡張領域として用いても良い。
このような場合、図4のS405においてやり取りされるInitFCのパケットには、対象のVC用バッファ及び全未使用バッファの合計の容量がバッファ容量の情報として含まれる。これにより、VCバッファ管理部124は、本来のVC用バッファの容量及び全未使用バッファの合計の容量を、対象のVC用バッファの容量として認識する。尚、情報転送の実行時においては、情報転送制御部121が、VC用バッファ21〜27との接続を動的に切り換えて情報転送を実行する。
また、上記の説明においては、図5に示すように、未使用バッファをVC用バッファのうち使用バッファに割り当てる態様を説明した。しかしながら、未使用バッファを割り当てる先は、VC用バッファに限られない。例えば、リトライバッファに割り当てることも可能である。換言すると、未使用バッファ、即ち余分バッファ領域は、情報転送回路100が情報転送を実行する際に用いるバッファ領域、即ち情報転送バッファ領域を拡張するための領域として用いることが可能である。
未使用バッファをリトライバッファの拡張領域として用いることにより、リトライが発生した場合において、リトライバッファが保持可能な情報量が増大する。従って、転送速度の低下を低減して、好適にリトライを実行することが可能となる。尚、リトライバッファとは、本来データリンク層制御部103に設けられている。未使用バッファをリトライバッファとして用いる場合、情報転送制御部121がリトライ処理の制御を実行する。
尚、図8に示すように、TLPのMax Payload Sizeを拡張する態様は、VC用バッファ及びリトライバッファ両方の領域が未使用バッファにより拡張された場合に行なうことが好ましい。Max Payload Sizeが拡張される場合、必然的に一パケットのサイズが増大する。従って、バッファサイズが拡張されない場合、バッファが保持可能なパケット数が減る。その結果、パフォーマンスが低下する可能性もある。VC用バッファ及びリトライバッファの両方が拡張されていれば、そのような不具合を回避することができる。
また、上記の説明においては、VCコントローラ120がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現される例を説明した。この他、VCコントローラ120は、完全にハードウェアで構成することも可能である。この場合、未使用バッファの割り振りは、図5に示すようなアドレス情報の管理ではなく、VC用バッファ21〜27に含まれる記憶素子と情報転送制御部121との接続をスイッチング素子によって切り換えることにより実行する。
また、上記の説明においては、VC確立部122、使用バッファ認識部123及びVCバッファ管理部124がトランザクション制御部102内部のVCコントローラ120に設けられている例を説明した。これらの機能は、コントローラ101に設けることも可能である。若しくは、図1に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより実現することもできる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、実装の容易化のため、VC0には、未使用バッファを割り当てない態様を説明した。しかしながら、転送速度の向上のためには、VC0にも未使用バッファを割り当てることが好ましい。本実施形態においては、VC0にも未使用バッファを割り当てる例に付いて説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示し、説明を省略する。
本実施形態に係る情報処理装置1及び情報転送回路100は、図1〜3で説明した実施の形態1の態様と略同様の構成を有する。本実施形態に係る情報転送回路100は、未使用バッファの割り振り処理が実施の形態1とは異なる。上述したように、VC0への未使用バッファの割り当ては、ネゴシエーション処理における制約があるため、困難である。この制約を解消するために、本実施形態に係る情報転送回路100は、実施の形態1とは異なる初期化処理を実行する。
図9は、本実施形態に係るネゴシエーション処理の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、S901、S902は、図4において説明したS601、S602と同様に処理が実行される。尚、本実施形態に係るコンフィグリード・ライト処理(S902)において、VC確立部122は、取得した実装VC数情報をVCバッファ管理部124に格納する。また、VC確立部122は、コンフィグリード・ライト処理が完了すると、VCバッファ管理部124にコンフィグリード済みフラグをセットする。
コンフィグリード・ライト処理を終了すると(S902)、情報転送回路100は、レジスタをリセットする(S903)。S903においては、少なくともVCバッファ管理部124に記憶されているVC用バッファ21、即ちVC0の容量の情報をリセットされる。これらのリセットは、例えば、VCコントローラ120により実行される。即ち、VCコントローラ120がバッファ領域初期化部として機能する。図10に、VC用バッファ管理部124に記憶されている情報の例を示す。図10に示すように、VC用バッファ管理部124に設けられたレジスタは、実装VC数情報、コンフィグリード済みフラグ、使用バッファ情報、バッファ割り振り情報及びVC用バッファ容量情報を記憶している。
実装VC数情報、コンフィグリード済みフラグとは、上述したように、コンフィグリード・ライト処理(S902)において、VC確立部122が取得し、VCバッファ管理部124に記憶させる情報である。使用バッファ情報とは、実施の形態1において説明したように、使用バッファ認識部123によって決定される情報である。バッファ割り振り情報とは、実施の形態1において説明したように、VCバッファ管理部124によって生成される情報である。VC用バッファ容量情報とは、InitFCのやりとりにより記憶される情報である。
情報転送回路100は、S903の処理において、図10に二重線で示す情報、即ち、実装VC数情報、コンフィグリード済みフラグを保持したまま、他の情報を消去するようにリセットを実行する。リセットが完了すると、使用バッファ認識部123及びVCバッファ管理部124が未使用バッファの割り振りを実行する(S904)。VCコントローラ120は、VCバッファ管理部124に記憶されているコンフィグリード済みフラグを確認することにより、リセット処理(S903)の後に割り振り処理(S904)に進む。
S904においては、図6において説明した処理と略同様に処理が実行される。ここで、本実施形態においては、図10に示すVC用バッファ容量情報がリセットされている。従って、VC0の容量情報も記憶されていない。これにより、図6のS504において、VC0にも未使用バッファを割り振ることが可能となる。未使用バッファ割り振り処理が完了すると、データリンク層制御部103は、変数nに“0”をセットし(S905)、VC0からネゴシエーション処理を実行する(S906)。その後、図4のS405以降の処理と同様に、S906以降の処理が実行される。
以上説明したように、本実施形態に係る情報転送回路100においては、コンフィグリード・ライトが完了した後、VC0をリセットする。これにより、VC0に対しても、未使用バッファを割り当てることが可能となる。その結果、無効となったVC用バッファを有効に利用し、転送効率を向上することが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態2においては、ネゴシエーション処理が完了した後、図10において説明したようなリセットを実行することにより、VCへの未使用バッファの割り当てを可能とする例を説明した。この場合、上述したようなリセットを実行するための新たな構成が必要となる。従って、実装のためには回路の変更が必要となる。本実施形態においては、VC0への未使用バッファの割り当てをより容易に実現する方法を説明する。尚、実施の形態1、2と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示し説明を省略する。
図11は、本実施形態に係るネゴシエーション処理の動作を示すフローチャートである。図11に示すように、本実施形態においても、まずデータリンク層制御部103が、VC0についてのネゴシエーションを実行する(S1101)。ここで、本実施形態に係るネゴシエーション処理においては、データリンク層制御部103がやりとりするInitFCに含まれる情報が異なる。図12に、本実施形態に係るInitFCのDLLPフォーマットを示す。
図12に示すように、本実施形態に係るInitFCは、コマンド、VCID(Virtual Channel IDentification)、バッファ領域容量、VC実装数及びCRC(Cyclic Redundancy Check)の情報を含む。本実施形態においては、図12に示すように、InitFCのパケット中にVC実装数の情報を含む点が要旨となる。即ち、従来のInitFCは、図12に示す各情報のうち、VC実装数の情報を含まない。InitFCのパケットは、データリンク制御部103が生成する。従って、データリンク制御部103を改良することにより、図12に示すようなフォーマットを実現することが可能となる。
InitFCのパケット中にVC実装数の情報が含まれることにより、情報転送回路100及びVGA200は、図5に示すInitFCのやり取りによって、対向装置のVC実装数を認識することができる。これにより、情報転送回路100及びVGA200は、コンフィグリード・ライト処理無しでVC用バッファ20有効にすることができる。コンフィグリード・ライト処理が不要であるため、図4に示すネゴシエーション動作中にVC0のバッファ領域を確定する必要がない。従って、図4のS403において、VCバッファ管理部124は、VC0のVC用バッファ21に対しても、他のVC用バッファと同様に未使用バッファを割り当てることが可能となる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るI/Fの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るトランザクション層制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る初期化処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るネゴシエーション処理の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る未使用バッファの割り当て動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るバッファ割り振り情報に含まれる情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMax Payload Sizeの拡張態様を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る初期化処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るVCバッファ管理部が記憶している情報の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る初期化処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るInitFCのパケットのフォーマットを示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置
10 CPU
20 RAM
21〜27 VC用バッファ
30 エンジン
40 HDD
50 ROM
60 NVRAM
70 I/F
80 LCD
90 操作部
100 情報転送回路
101 コントローラ
102 トランザクション層制御部
103 データリンク層制御部
104 物理層制御部
105 接続部
120 VCコントローラ
121 情報転送制御部
122 VC確立部
123 使用バッファ認識部
124 VCバッファ管理部
125 信号分配・混合器
200 VGA
201 コントローラ
202 トランザクション層制御部
203 データリンク層制御部
204 物理層制御部
205 接続部

Claims (16)

  1. 一の物理的なシリアル通信バスを複数の仮想通信用バッファ領域が共用することにより仮想的に独立した複数の情報通信バスである仮想通信バスを実現する情報転送回路であって、
    前記シリアル通信バスを介して接続された対向装置に含まれる仮想通信用バッファ領域の数を対向バッファ数として認識する対向バッファ数認識部と、
    前記認識された対向バッファ数が前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域の数よりも少ない場合、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記対向バッファ数と同数の仮想通信用バッファ領域を前記仮想通信バスのために使用する使用バッファ領域として決定する使用バッファ決定部と、
    前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記使用バッファ領域以外の余分バッファ領域を、前記情報転送回路が情報転送を実行する際に用いる情報転送バッファ領域を拡張するための領域として割り当てる余分バッファ領域割り当て部とを有することを特徴とする、情報転送回路。
  2. 前記余分バッファ領域割り当て部は、前記使用バッファ領域を拡張するための領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする、請求項1に記載の情報転送回路。
  3. 前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域は、前記対向装置に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域とのネゴシエーション処理において夫々の仮想通信用バッファ領域毎にネゴシエーション処理が実行され、
    前記余分バッファ領域割り当て部は、前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域のうち、最初にネゴシエーション処理が実行される仮想通信用バッファ領域以外の仮想通信用バッファ領域を拡張する領域として、前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする、請求項2に記載の情報転送回路。
  4. 前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域と前記対向装置に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域とのネゴシエーション処理を実行するネゴシエーション処理部を更に有し、
    前記ネゴシエーション処理部は、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域に関する情報を含むネゴシエーション情報を送信することにより前記ネゴシエーション処理を実行し、
    前記ネゴシエーション情報は、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域の数の情報を含むことを特徴とする、請求項2に記載の情報転送回路。
  5. 前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域は、前記対向装置に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域とのネゴシエーション処理において夫々の仮想通信用バッファ領域毎にネゴシエーション処理が実行され、
    前記情報転送回路に含まれる複数の仮想通信用バッファ領域のうち、最初にネゴシエーション処理が実行される仮想通信用バッファ領域を前記ネゴシエーション処理の後に初期化するバッファ領域初期化部を更に有し、
    前記余分バッファ領域割り当て部は、前記使用バッファ領域として用いられる前記仮想通信用バッファ領域のうち前記ネゴシエーション処理が最初に実行される仮想通信用バッファ領域を含む仮想通信用バッファ領域を拡張する領域として、前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする、請求項2に記載の情報転送回路。
  6. 前記余分バッファ領域割り当て部は、前記情報転送回路が情報転送を実行する際のリトライに用いられるバッファ領域を拡張する領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする、請求項1乃至5いずれか1項に記載の情報転送回路。
  7. 前記余分バッファ領域割り当て部は、前記余分バッファ領域と前記情報転送バッファ領域とを関連付ける情報を生成することにより、前記情報転送バッファ領域を拡張するための領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の情報転送回路。
  8. 前記余分バッファ領域割り当て部は、前記情報転送バッファ領域と前記余分バッファ領域との接続を切り換えることにより、前記情報転送バッファ領域を拡張するための領域として前記余分バッファ領域を割り当てることを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の情報転送回路。
  9. 前記情報転送回路が前記対向装置との間で情報転送をする際の情報の方式に関する情報を記憶している方式情報記憶部と、
    前記余分バッファ割り当て部による前記余分バッファ領域の割り当て結果に応じて前記方式情報記憶部に記憶されている情報を更新する方式情報更新部とを更に有することを特徴とする、請求項1乃至8いずれか1項に記載の情報転送回路。
  10. 前記方式情報は、1つのパケットに含めることができる情報容量に関する容量情報を含み、
    前記方式情報更新部は、前記容量情報を更新することを特徴とする請求項9に記載の情報転送回路。
  11. 前記余分バッファ領域割り当て部は、前記余分バッファ領域割り当て部は、前記使用バッファ領域若しくは前記情報転送回路が情報転送を実行する際のリトライに用いられるリトライバッファ領域の少なくとも一方を拡張する領域として前記余分バッファ領域を割り当て、
    前記方式情報更新部は、前記余分バッファ領域割り当て部が前記使用バッファ領域及び前記リトライバッファ領域の両方を拡張する領域として前記余分バッファ領域を割り当てた場合に、前記1つのパケットに含めることができる情報容量を増やすように前記容量情報を更新することを特徴とする、請求項10に記載の情報転送回路。
  12. 前記余分バッファ領域割り当て部は、前記情報転送回路による情報転送の実行に応じて前記余分バッファ領域を動的に割り当てることを特徴とする、請求項1乃至11いずれか1項に記載の情報転送回路。
  13. 請求項1乃至12いずれか1項に記載の情報転送回路を含むことを特徴とする、情報処理装置。
  14. 一の物理的なシリアル通信バスを複数の仮想通信用バッファ領域が共用することにより仮想的に独立した複数の情報通信バスである仮想通信バスを実現する情報転送回路の制御方法であって、
    前記シリアル通信バスを介して接続された対向装置に含まれる仮想通信用バッファ領域の数を対向バッファ数として認識し、
    前記認識された対向バッファ数が前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域の数よりも少ない場合、前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記対向バッファ数と同数の仮想通信用バッファ領域を前記仮想通信バスのために使用する使用バッファ領域として決定し、
    前記情報転送回路に含まれる仮想通信用バッファ領域のうち前記使用バッファ領域以外の余分バッファ領域を、前記情報転送回路が情報転送を実行する際に用いる情報転送バッファ領域を拡張するための領域として割り当てることを特徴とする、情報転送回路の制御方法。
  15. 請求項14に記載の情報転送回路の制御方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする、制御プログラム。
  16. 請求項15に記載の制御プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする、記録媒体。
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