JP2010044327A - 反射型光変調素子及び画像投写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像投写装置の小型化及び低コスト化を可能にする反射型光変調素子、及び小型化及び低コスト化が可能な画像投写装置を提供する。
【解決手段】反射型光変調素子7R,7G,7Bと、偏光素子4R,4G,4Bと、クロスダイクロイックプリズム8と、投写光学系9とを有する画像投写装置であって、反射型光変調素子7R,7G,7Bは、画像投写装置内に装着されるベース部5R,5G,5Bと、ベース部5R,5G,5Bに保持され、入射光を光変調することによって変調光を生成する反射型の光変調パネル6R,6G,6Bとを有し、ベース部5R,5G,5Bに保持された光変調パネル6R,6G,6Bの中心は、ベース部5R,5G,5Bの中心からずれており、このずれの方向は、光変調パネル6R,6G,6Bの中心がベース部5R,5G,5Bの中心よりもクロスダイクロイックプリズム8に近くなる方向である。
【選択図】図1

Description

本発明は、入射光から入力画像信号に応じて変調された変調光を生成する反射型光変調素子、及び複数の反射型光変調素子によって生成された複数の変調光を合成し拡大投写する画像投写装置に関するものである。
従来の画像投写装置に装着される3枚の反射型光変調素子の各々は、反射型液晶パネルと、これを保持するベース部とから構成されている。そして、反射型液晶パネルは、ベース部の中心に保持されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2007−47477号公報(第16頁、図9等) 特開2007−108735号公報(第7頁、図1等)
しかしながら、従来の画像投写装置においては、ベース部の中心に反射型液晶パネルが配置されているので、ベース部の構成の内の、反射型液晶パネルよりもクロスダイクロイックプリズム側の部分が大きくなり、反射型液晶パネルをクロスダイクロイックプリズムの近くに配置することができない。このため、レーザ光源等を用いて照明光学系のF値を大きくして(すなわち、光束径を小さくして)、光束の折り曲げ上の制約が緩和されている場合であっても、クロスダイクロイックプリズムを大きくし且つ投写光学系のバックフォーカス長を長くする必要があった。このような理由から、従来の画像投写装置においては、レーザ光源等を用いて照明光学系のF値を小さくした場合であっても、小型化及び低コスト化に制限があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解消するためになされたものであり、その目的は、画像投写装置の小型化及び低コスト化を可能にする反射型光変調素子及び小型化及び低コスト化が可能な画像投写装置を提供することにある。
本発明の反射型光変調素子は、光変調された複数の変調光を合成する合成手段を有する画像投写装置内に、装着される反射型光変調素子であって、前記画像投写装置内に装着されるベース部と、前記ベース部に保持され、入射光を光変調することによって前記複数の変調光の内の1つを生成する反射型の光変調パネルとを有し、前記ベース部に保持された前記光変調パネルの中心は、前記ベース部の中心からずれており、前記ずれの方向は、前記ベース部を前記画像投写装置内に装着したときに、前記光変調パネルの中心が前記ベース部の中心よりも前記合成手段に近くなる方向であることを特徴とするものである。
また、本発明の画像投写装置は、光源と、前記光源からの複数の入射光を光変調することによって複数の変調光を生成する複数の反射型光変調素子と、前記複数の変調光の光路を変える複数の偏光素子と、前記複数の偏光素子によって折り返された複数の変調光を合成して合成光を生成する合成手段と、前記合成光をスクリーンに投写する投写光学系とを有する画像投写装置であって、前記複数の反射型光変調素子の各々は、前記画像投写装置内に装着されるベース部と、前記ベース部に保持され、前記複数の入射光の内の1つを光変調することによって前記複数の変調光の内の1つを生成する反射型の光変調パネルとを有し、前記ベース部に保持された前記光変調パネルの中心は、前記ベース部の中心からずれており、前記ずれの方向は、前記ベース部を前記画像投写装置内に装着したときに、前記光変調パネルの中心が前記ベース部の中心よりも前記合成手段に近くなる方向であることを特徴とするものである。
本発明においては、ベース部に保持された光変調パネルの中心が、ベース部の中心よりも合成手段に近くなる方向にずれるように構成されているので、合成手段を小型にでき且つ投写光学系のバックフォーカス長を小さくでき、そこ結果、画像投写装置の小型化及び低コスト化が可能になるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像投写装置の構成を概略的に示す平面図である。図1に示されるように、実施の形態1に係る画像投写装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)用の光源1R,1G,1Bと、R、G、B用の光強度分布均一化素子2R,2G,2Bと、R、G、B用の照明光学系3R,3G,3Bとを有している。また、実施の形態1に係る画像投写装置は、R、G、G用の偏光素子4R,4G,4Bと、R、G、B用のベース部5R,5G,5Bと、R、G、B用の反射型の光変調パネル6R,6G,6Bとを有している。ベース部5Rとこれに保持される光変調パネル6Rは、R用の反射型光変調素子7Rを構成し、ベース部5Gとこれに保持される光変調パネル6Gは、G用の反射型光変調素子7Gを構成し、ベース部5Bとこれに保持される光変調パネル6Bは、B用の反射型光変調素子7Bを構成している。さらに、実施の形態1に係る画像投写装置は、入射光を合成する合成手段としてのクロスダイクロイックプリズム8と、投写光学系9とを有している。クロスダイクロイックプリズム8は、R光、G光、B光の入射面8R,8G,8Bと、合成光(白色光)の出射面8Wとを有している。なお、図1において、符号9aは、投写光学系9を構成する光学素子の内、最も入射側に位置する光学素子である。また、合成手段として、クロスダイクロイックプリズム8の代わりに、クロスダイクロイックプリズム8と同等の分光反射、分光透過特性を有するクロスダイクロイックミラーを用いてもよい。
光源1R,1G,1Bとしては、例えば、指向性が高く、単一波長の光を放射するレーザ光源を用いることが好ましい。ただし、光源1R,1G,1Bとして、ランプ光源等の他の光源を採用することもできる。また、光強度分布均一化素子2R,2G,2Bとしては、例えば、小型のレンズを2次元的に配列したレンズアレイ、又は、複数のレンズアレイの組み合わせ等を用いることができる。また、照明光学系3R,3G,3Bとしては、例えば、少なくとも1枚の屈折レンズ、又は、反射ミラー、又は、屈折レンズと反射ミラーの組み合わせ等を用いることができる。また、偏光素子4R,4G,4Bとしては、例えば、ワイヤーグリッド偏光板、又は、偏光プリズム等を用いることができる。さらにまた、光変調パネル6R,6G,6Bとしては、例えば、反射型液晶パネル等のような反射型ライトバルブを用いることができる。通常、光変調パネル6R,6G,6Bのそれぞれは、4:3又は16:9等のアスペクト比の長方形である。ただし、光変調パネル6R,6G,6Bは、長方形以外の形状であってもよい。また、投写光学系9としては、例えば、少なくとも1枚の屈折レンズ、又は、反射ミラー、又は、屈折レンズと反射ミラーの組み合わせ等を用いることができる。
図1に破線で示すように、光源1Rから放射された光は、光強度分布均一化素子2R、照明光学系3Rを順に通過して屈折又は反射作用を受けた後、偏光素子4Rを透過し、光変調パネル6Rに、略均一かつ光変調パネル6Rと略相似形に照射される。光変調パネル6Rに照射された入射光は、液晶等によって画素ごとに偏光状態が変えられて反射される。ここで、光変調パネル6RのON(表示)状態の画素からの光は90度偏光方向が回転されて反射されるため、偏光素子4Rにより反射されてクロスダイクロイックプリズム8に入射する。一方、光変調パネル6RのOFF(非表示)状態の画素からの光は偏光状態が変わらず反射されるため、偏光素子4Rを再度透過し、クロスダイクロイックプリズム8に入射しない。なお、光源1G及び1Bから放射された光も、光源1Rから放射された光と同様な作用を受ける。
光変調パネル6R,6G,6Bは、駆動回路(後述する符号10a及び10b)への入力画像信号に応じて入射光を変調して変調光を生成する。光変調パネル6R,6G,6BのON状態の画素からの光は、クロスダイクロイックプリズム8の入射面8R、8G,8Bにそれぞれ入射する。クロスダイクロイックプリズム8に入射したR光及びB光はそれぞれ反射され、G光は透過され、R光、G光、B光の各色が合成されて合成光として出射面8Wから出射される。出射面8Wから出射する合成光は、投写光学系9によってスクリーン(図示せず)に拡大投写される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る反射型光変調素子7の構成を概略的に示す正面図である。図2は、例えば、図1の矢印A0方向に反射型光変調素子7G(図2では、符号7)を見た図である。図2に示されるように、実施の形態1に係る反射型光変調素子7(図1における、7R,7G,7B)は、画像投写装置内の支持部材51,52に装着され固定されるベース部5(図1における、5R,5G,5B)と、ベース部5に保持され、入射光を光変調することによって変調光を生成する反射型の光変調パネル6(図1における、6R,6G,6B)とを有している。ベース部5に保持された光変調パネル6の中心6aは、ベース部5の中心5aからずれており、このずれの方向は、ベース部5を画像投写装置内に装着したときに、光変調パネル6の中心6aがベース部5の中心5aよりもクロスダイクロイックプリズム8に近くなる方向である。なお、光変調パネル6には、液晶駆動回路10a,10bが備えられている。また、図2に示す例では、反射型光変調素子7のベース部5の中心5aに対し、光変調パネル6の中心6aを、その短辺に平行に、液晶駆動回路10aが配置されている側と反対の方向にずらして配置している。
図3は、比較例の反射型光変調素子17の構成を概略的に示す正面図である。図3に示されるように、比較例の反射型光変調素子17は、画像投写装置内の支持部材に装着され固定されたベース部15と、ベース部15に保持され、入射光を光変調することによって変調光を生成する反射型の光変調パネル16とを有している。一般に、光変調パネル16周辺には液晶駆動回路10a,10bが配置されるとともに、反射型光変調素子17のベース部15の角部4箇所には、図示しない取付け用の穴が設けられる等の理由で、光変調パネル16に比べ、反射型光変調素子17のベース部15はより大きくする必要がある。また、比較例の反射型光変調素子17においては、ベース部15に保持された光変調パネル16の中心16aは、ベース部15の中心15aと一致している。
図2及び図3を比較して分かるように、実施の形態1における光変調パネル6の中心6aからクロスダイクロイックプリズム8までの距離D1(図2)は、比較例における光変調パネル16の中心16aからクロスダイクロイックプリズム18までの距離D1a(図3)よりも小さくすることができる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る画像投写装置の投写光学系9のバックフォーカス長を説明する図である。図4には、図1のR光に関する構成のみを示している。ここで、光変調パネル6Rから、投写光学系9を構成する光学素子の内、最も入射側に位置する光学素子9aに至る光路である点P1、P2、P3、P4、P5、P6の光路の空気換算長を投写光学系9のバックフォーカス長とする。G光及びB光についても、R光と同様に考えられる。一般に、投写光学系9のバックフォーカス長が大きくなると、所望の結像性能を得るための光学設計がより困難になり、投写光学系の大型化やコスト増大を招いてしまう。近年、画像投写装置の薄型化・投写距離の短縮化の要求が強く、それに対応するためには投写光学系を短焦点化する必要がある。しかし、同一のバックフォーカス長であっても、より短焦点の投写光学系の方が、焦点距離との比で相対的にバックフォーカス長が大きくなってしまう。よって、短焦点の投写光学系9を実現するには、バックフォーカス長を小さくすることが特に重要となる。
図5は、比較例の画像投写装置の構成を概略的に示す平面図である。図5において、ランプ等の白色光源11から放射された光は、光強度分布均一化素子12、偏光プリズムアレイ24、照明光学系13に順に入射して屈折又は反射作用を受けて、略直線偏光に変換され、ダイクロイックミラー20により、R光とG光の合成光と、B光とに分離される。R光とG光の合成光は反射ミラー22により光路を折り曲げられた後、ダイクロイックミラー23によりR光とG光とに分離される。分離されたR光は偏光素子14Rを通過して反射型光変調素子17Rのベース部15Rに保持された光変調パネル16Rに照射され、分離されたG光は偏光素子14Gを通過して反射型光変調素子17Gのベース部15Gに保持された光変調パネル16Gに照射される。ダイクロイックミラー20で分離されたB光は、反射ミラー21により光路を曲げられ、偏光素子14Bを透過後、反射型光変調素子17Bのベース部15Bに保持された光変調パネル16Bに照射される。光変調パネル16R,16G,16BのON状態の画素からの光は、クロスダイクロイックプリズム18の入射面18R,18G,18Bにそれぞれ入射した後、R光及びB光はそれぞれ反射され、G光は透過され、R光、G光、B光の各色が合成されて合成光として出射面18Wから出射される。出射面18Wからの合成光は、投写光学系19によってスクリーン(図示せず)に拡大投写される。なお、19aは、投写光学系19の最もクロスダイクロイックプリズム18側の光学素子である。
一般に、照明光学系のF値(照明F値)は、光源の発光面積と光源から放射される光の発散角、及び照明面積により決定される。照射面積及び光源の発光面積が一定の場合、光源から放射される光の発散角が大きいと、照明F値は小さくしなければならない。仮に、他の特性上の理由等から、照明F値を小さくできない場合には、光源から放射される光の内、発散角の大きい部分を捨てることになり、光利用効率が低下してしまう。逆に、光源から放射される光の発散角が十分小さいと、照明F値は大きくすることができる。ランプ光源の場合、光源から放射される光の発散角度が大きいため、光学系の光利用効率を高くするためには、できるだけ照明F値を小さくしなければならない。しかし、照明F値を小さくすると、光変調パネルに対して斜めに入射する照明光の成分が増えるため、コントラストの低下を招く。また、投写光学系9の大型化やコスト増大を招いてしまう。よって、これらのバランスを考慮して、概ね照明F値は2〜3程度に設定することが好ましい。
一方、実施の形態1においては、発散角の小さいレーザ等の光源を用いているため、照明F値をより大きくすることができる。よって、同一のバックフォーカス長であっても、ランプ光源の場合と比較して、投写光学系9及びクロスダイクロイックプリズム8を小型化することができる。
このように、発散角の小さいレーザ等の光源を用いれば、クロスダイクロイックプリズム8を小型化することができる。しかし、この場合であっても、図3に示す比較例の反射型光変調素子17の場合においては、クロスダイクロイックプリズム(図3の符号18)中の光路(図4における点P3,P4,P5の順の光路に相当する光路)は小さくなるものの、R、G、Bの各光変調パネル(図3の符号16)の中心(図3の符号16a)から、対応する各R、G、Bのクロスダイクロイックプリズム(図3の符号18)の入射面までの距離(図4における点P2からP3までの光路に相当する距離)を小さくできない。このため、比較例の反射型光変調素子17の場合においては、投写光学系9のバックフォーカス長を余り小さくすることができない。すなわち、図3に示す比較例では、照明F値が大きくなり、光束径が小さくなることにより、光路を折り曲げる上での制約が緩和されているにもかかわらず、光変調パネル(図3の符号16)の中心(図3の符号16a)と反射型光変調素子のベース部(図3の符号15)の中心(図3の符号15a)とが略一致するように配置されているため、クロスダイクロイックプリズム(図3の符号18)と反射型光変調素子のベース部(図3の符号15)とが干渉し、クロスダイクロイックプリズムと光変調パネル(図3の符号16)とを十分に近づけて配置できない。すなわち、図3における距離D1aが長くなる。このため、投写光学系のバックフォーカス長が必要以上に大きくなってしまう。
一方、実施の形態1においては、反射型光変調素子(図2の符号7)のベース部(図2の符号5)の中心(図2の符号5a)に対し、光変調パネル(図2の符号6)の中心(図2の符号6a)を、その短辺に対して平行に、液晶駆動回路(図2の符号10a)が配置されている側と反対の方向にずらして配置しているため、R、G、Bの各光変調パネルを、よりクロスダイクロイックプリズム8に近づけて配置することができ、投写光学系9のバックフォーカス長を大幅に縮小できる。すなわち、図2における距離D1を短くすることができる。また、光変調パネル(図2の符号6)を、クロスダイクロイックプリズム8により一層近づけて配置することにより、クロスダイクロイックプリズム8をさらに小型化することが可能となり、より一層投写光学系9のバックフォーカス長を小さくすることが可能となる。すなわち、レーザ光源等を用いて照明F値を大きくした場合に、光束径が小さくなるのに対応して、クロスダイクロイックプリズム8と光変調パネル(図2の符号6)とを近接して配置することにより、投写光学系9のバックフォーカス長を十分小さくできる。よって、光学設計がより容易になり、投写光学系9の小型化や低コスト化を実現することができる。
以上説明したように、実施の形態1に係る画像投写装置によれば、又は、実施の形態1に係る反射型光変調素子を用いれば、クロスダイクロイックプリズム8及び投写光学系9のバックフォーカス長を小さくすることができ、よって、光学系の小型化及び低コスト化が可能となる。
また、実施の形態1の画像投写装置は、レーザのような略直線偏光を有する光源を用いることにより、偏光プリズムアレイ(例えば、図5の符号20)のような高価な偏光光学素子を用いる必要がなく、光学構成が簡素化できるとともに、高い光利用効率を得ることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る画像投写装置の構成を概略的に示す斜視図である。また、図6において、図1の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図2(実施の形態1)及び図7(実施の形態2)から分かるように、実施の形態2に係る画像投写装置は、反射型光変調素子37の反射型の光変調パネル36の短辺をクロスダイクロイックプリズム8側に配置している点が、反射型光変調素子7の光変調パネル6の長辺をクロスダイクロイックプリズム8側に配置している実施の形態1の場合と異なる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る反射型光変調素子37の構成を概略的に示す正面図である。図7に示されるように、実施の形態2に係る反射型光変調素子37(図6における、37R,37G,37B)は、画像投写装置内の支持部材51,52に装着され固定されるベース部35(図6における、35R,35G,35B)と、ベース部35に保持され、入射光を光変調することによって変調光を生成する反射型の光変調パネル36(図6における、36R,36G,36B)とを有している。ベース部35に保持された光変調パネル36の中心36aは、ベース部35の中心35aからずれており、このずれの方向は、ベース部35を画像投写装置内に装着したときに、光変調パネル36の中心36aがベース部35の中心35aよりもクロスダイクロイックプリズム8に近くなる方向である。なお、光変調パネル36には、液晶駆動回路10a,10bが備えられている。また、図7に示す例では、反射型光変調素子37のベース部35の中心35aに対し、光変調パネル36の中心36aを、その長辺に平行に、液晶駆動回路10bが配置されている側と反対の方向にずらして配置している。
図8は、比較例の反射型光変調素子47の構成を概略的に示す正面図である。図8に示されるように、比較例の反射型光変調素子47は、画像投写装置内の支持部材に装着され固定されたベース部45と、ベース部45に保持され、入射光を光変調することによって変調光を生成する反射型の光変調パネル46とを有している。一般に、光変調パネル46周辺には液晶駆動回路10a,10bが配置されるとともに、反射型光変調素子47のベース部45の角部4箇所には、図示しない取付け用の穴が設けられる等の理由で、光変調パネル46に比べ、反射型光変調素子47のベース部45はより大きくする必要がある。また、比較例の反射型光変調素子47においては、ベース部45に保持された光変調パネル46の中心46aは、ベース部45の中心45aと一致している。
図7及び図8を比較して分かるように、実施の形態2における光変調パネル36の中心36aからクロスダイクロイックプリズム8までの距離D2(図7)は、比較例における光変調パネル46の中心46aからクロスダイクロイックプリズム48までの距離D2a(図8)よりも小さくすることができる。
実施の形態2においては、反射型光変調素子(図7の符号37)のベース部(図7の符号35)の中心(図7の符号35a)に対し、光変調パネル(図7の符号36)の中心(図7の符号36a)を、その長辺に平行に、液晶駆動回路(図7の符号10b)が配置されている側と反対の方向にずらして配置しているため、R、G、Bの各光変調パネルを、よりクロスダイクロイックプリズム8に近づけて配置することができ、投写光学系9のバックフォーカス長が大幅に縮小することができる。すなわち、図7における距離D2を短くすることができる。また、光変調パネル(図7の符号36)を、よりクロスダイクロイックプリズム8に近づけて配置することにより、さらにクロスダイクロイックプリズム8を小型化することが可能となり、より一層投写光学系9のバックフォーカス長を小さくすることが可能となる。すなわち、レーザ光源等を用いて照明F値を大きくした場合に、光束径が小さくなるのに対応して、クロスダイクロイックプリズム8と光変調パネル(図7の符号36)とを近接して配置することにより、投写光学系9のバックフォーカス長を十分小さくできる。よって、光学設計がより容易になり、投写光学系9の小型化や低コスト化を実現することができる。
以上説明したように、実施の形態2に係る画像投写装置によれば、又は、実施の形態2に係る反射型光変調素子を用いれば、クロスダイクロイックプリズム8及び投写光学系9のバックフォーカス長を小さくすることができ、よって、光学系の小型化及び低コスト化が可能となる。
また、実施の形態2に係る画像投写装置では、クロスダイクロイックプリズム8の上面が水平となるように配置し、さらに、クロスダイクロイックプリズム8の上面と反射型光変調素子37の光変調パネル36の長辺とが平行となるように構成している。一般に、投写画像(図6における符号50)は、その長辺を水平にして投写されることが多いので、実施の形態2の場合には、R、G、Bそれぞれの光源や光学素子等を水平方向に平面的に配置することができる。このため、光源や光学素子の保持構造等の設計・製造が容易になり、画像投写装置の簡素化及び低コスト化を実現することができる。
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
本発明の実施の形態1に係る画像投写装置の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る反射型光変調素子の構成を概略的に示す正面図である。 比較例の反射型光変調素子の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る画像投写装置の投写光学系のバックフォーカス長を説明するための図である。 比較例の画像投写装置の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る画像投写装置の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る反射型光変調素子の構成を概略的に示す正面図である。 比較例の反射型光変調素子の構成を概略的に示す正面図である。
符号の説明
1R,1G,1B 光源、 2R,2G,2B 光強度分布均一化素子、 3R,3G,3B 照明光学系、 4R,4G,4B 偏光板、 5R,5G,5B,35R,35G,35B ベース部、 5a ベース部の中心、 6R,6G,6B,36R,36G,36B 光変調パネル、 6a 光変調パネルの中心、 7R,7G,7B,37R,37G,37B 反射型光変調素子、 8 クロスダイクロイックプリズム、 8R,8G,8B クロスダイクロイックプリズムの入射面、 8W クロスダイクロイックプリズムの出射面、 9 投写光学系、 9a 投写光学系の最も入射側に位置する光学素子、 10a,10b 液晶駆動回路、 50 投写画像、 51,52 ベース部の支持部材。

Claims (8)

  1. 光変調された複数の変調光を合成する合成手段を有する画像投写装置内に、装着される反射型光変調素子であって、
    前記画像投写装置内に装着されるベース部と、
    前記ベース部に保持され、入射光を光変調することによって前記複数の変調光の内の1つを生成する反射型の光変調パネルと
    を有し、
    前記ベース部に保持された前記光変調パネルの中心は、前記ベース部の中心からずれており、
    前記ずれの方向は、前記ベース部を前記画像投写装置内に装着したときに、前記光変調パネルの中心が前記ベース部の中心よりも前記合成手段に近くなる方向である
    ことを特徴とする反射型光変調素子。
  2. 前記光変調パネルは長方形であり、
    前記ずれの方向は、前記光変調パネルの短辺に平行な方向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型光変調素子。
  3. 前記光変調パネルは長方形であり、
    前記ずれの方向は、前記光変調パネルの長辺に平行な方向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型光変調素子。
  4. 光源と、
    前記光源からの複数の入射光を光変調することによって複数の変調光を生成する複数の反射型光変調素子と、
    前記複数の変調光の光路を変える複数の偏光素子と、
    前記複数の偏光素子によって折り返された複数の変調光を合成して合成光を生成する合成手段と、
    前記合成光をスクリーンに投写する投写光学系と
    を有する画像投写装置であって、
    前記複数の反射型光変調素子の各々は、
    前記画像投写装置内に装着されるベース部と、
    前記ベース部に保持され、前記複数の入射光の内の1つを光変調することによって前記複数の変調光の内の1つを生成する反射型の光変調パネルと
    を有し、
    前記ベース部に保持された前記光変調パネルの中心は、前記ベース部の中心からずれており、
    前記ずれの方向は、前記ベース部を前記画像投写装置内に装着したときに、前記光変調パネルの中心が前記ベース部の中心よりも前記合成手段に近くなる方向である
    ことを特徴とする画像投写装置。
  5. 前記光変調パネルは長方形であり、
    前記ずれの方向は、前記光変調パネルの短辺に平行な方向である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像投写装置。
  6. 前記光変調パネルは長方形であり、
    前記ずれの方向は、前記光変調パネルの長辺に平行な方向である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像投写装置。
  7. 前記合成手段は、クロスダイクロイックプリズムであり、
    前記クロスダイクロイックプリズムは、前記複数の変調光の1つが入射する入射面を複数有し、
    前記複数の反射型光変調素子の1つの前記光変調パネルは、前記クロスダイクロイックプリズムの前記複数の入射面の1つに垂直な方向を向く
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  8. 前記光源は、レーザ光源であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の画像投写装置。
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