JP2010041690A - 電子装置、情報処理装置、およびバックアップ方法 - Google Patents

電子装置、情報処理装置、およびバックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 バッテリの残容量が無くなってバックアップに失敗することを防止すること。
【解決手段】 データのフルバックアップデータをBluetooth通信によって前記ホストに伝送するのにバッテリの残容量が十分であるか否かを判別する(ステップS24)。フルバックアップデータを伝送するのにバッテリの残容量が十分あると判断した場合、のフルバックアップデータを第2無線通信によってホストに伝送する(ステップS25)。バッテリの残量が十分ではないと判断した場合、インクリメンタルバックアップデータをBluetooth無線通信によってホストに伝送するのにバッテリの残容量が十分であるか否かを判別する(ステップS28)インクリメンタルバックアップデータを伝送するのにバッテリの残容量が十分あると判断した場合、インクリメンタルバックアップデータをBluetooth通信によってホストに伝送する(ステップS29)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記憶装置に格納されているデータをバックアップする電子装置、情報処理装置、およびバックアップ方法に関する。
現在、携帯電話機は広く普及している。携帯電話機には電話帳、メールの送受信データ、並びにデジタルカメラで撮影したイメージデータおよびビデオデータ等が格納されている。これらのデータをコンピュータに設けられたハードディスクドライブにバックアップするためのソフトウェアが提供されている。通常、バックアップを行う場合、携帯電話機とコンピュータとをUSBケーブルによって接続して行う。
特許文献1には、一定の電池残量を切ると、不揮発メモリへの保護対象のデータの転送を行う前に、不揮発メモリに記憶されたデータの内容と、現在の保護対象のデータとの変更の有無を確認し、保護対象のデータの変更があったときに、現在の保護対象のデータを該不揮発メモリに転送する事が開示されている。
特開2003−188949号公報
近年、Bluetooth(登録商標)に対応した携帯電話機およびコンピュータが普及し始めている。携帯電話機およびコンピュータがBluetoothに対応していれば、USB通信の代わりにBluetooth通信を用いて携帯電話機に格納されているデータをバックアップすることが可能になる。
Bluetooth通信等の無線通信を用いれば、携帯電話機とコンピュータとが離れていてもバックアップすることが可能なので、携帯電話機の記憶装置に格納されているデータを自動的にバックアップすることが可能になる。ところが、無線通信を行う際には消費電力が多い。携帯電話機のバッテリの残容量が少ない場合、バックアップの途中でバッテリの残容量が無くなり、バックアップが行えないことが予想される。
本発明の目的は、無線通信によって記憶装置に格納されているデータをバックアップする際に、バックアップの途中でバッテリの残容量が無くなってバックアップに失敗することを防止することが可能な電子装置、情報処理装置、およびバックアップ方法を提供することにある。
本発明の一例に係わる電子装置は、バッテリによって駆動される電子装置であって、ホストと第1通信レートで第1通信を行うための第1通信回路と、前記ホストと第1通信レートより遅い第2通信レートで第2無線通信を行うための第2無線通信回路と、データが格納されている記憶装置と、前記第1通信によって前記ホストと通信できるか否かを判別する手段と、前記第1通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているフルバックアップデータを前記第1通信によって前記ホストに伝送するための第1バックアップ手段と、前記第1通信によってホストと通信出来ないと判断した場合に、前記第2無線通信によって前記ホストと通信できるか否かを判別する手段と、前記第2無線通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送するための第2バックアップ手段とを具備することを特徴とする。
本発明の一例に係わる情報処理装置は、電子装置と第1通信レートで第1通信を行うための第1通信回路と、前記電子装置と第1通信レートより遅い第2通信レートで第2無線通信を行うための第2無線通信回路と、前記第1通信によって前記電子装置と通信できるか否かを判別する手段と、前記第1通信によって前記電子装置と通信できると判断した場合、前記第1通信を用いて前記電子装置から伝送されるデータを受信し、受信したデータを記憶装置に格納する手段と、前記第1通信によって前記電子装置と通信できないと判断した場合、前記第2無線通信を用いて前記電子装置から伝送されるデータを受信し、受信したデータを記憶装置に格納する手段とを具備することを特徴とする。
本発明の一例に係わるバックアップ方法は、ホストと第1通信レートで第1通信を行うための第1通信回路と、ホストと第1通信レートより遅い第2無線通信レートで第2無線通信を行うための第2無線通信回路と、データが格納されている記憶装置とを有し、バッテリによって駆動される電子装置のバックアップ方法であって、前記第1通信によって前記ホストと通信できるか否かを判別し、前記第1通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているフルバックデータを第1通信によって前記ホストに伝送する第1バックアップ処理を実行し、前記第1通信によってホストと通信出来ないと判断した場合に、前記第2無線通信によってホストと通信できるか否かを判別し、前記第1通信によってホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのフルバックアップデータを第2無線通信によって前記ホストに伝送するのに前記バッテリの残容量が十分であるか否かを判別し、前記フルバックアップデータを伝送するのに前記バッテリの残容量が十分あると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのフルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送する第2バックアップ処理を実行し、前記バッテリの残量が十分ではないと判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを第2無線通信によって前記ホストに伝送するのに前記バッテリの残容量が十分であるか否かを判別し、前記インクリメンタルバックアップデータを伝送するのに前記バッテリの残容量が十分あると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送する第3バックアップ処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、無線通信によって記憶装置に格納されているデータをバックアップする際に、バックアップの途中でバッテリの残容量が無くなってバックアップに失敗することを防止することが可能になる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる電子装置としての携帯電話機のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、CPU11、携帯電話機は、メインメモリ12、フラッシュメモリ13、液晶ディスプレイ14、ダイヤルキー15、マイクロフォン16、スピーカ17、SDカードスロット22、セルラベースバンド・トランシーバ23、デジタルカメラ24、USBスレーブインタフェース18、コネクタ19、充電回路20、バッテリ20A、およびBluetooth通信モジュール21等を有する。
CPU11は、携帯電話機の動作を制御するプロセッサであり、メインメモリ12にロードされる、オペレーティングシステム(OS)、メーラーやバックアップデータ伝送ソフトウェア等の各種アプリケーションプログラムを実行する。また、
フラッシュメモリ13は、ユーザが取得したデータファイル等の格納場所である。例えば、フラッシュメモリ13には、電話帳、メールのデータファイルや、デジタルカメラ24で撮影したイメージデータファイルが格納される。
ダイヤルキー15は、ユーザの操作により電話番号を入力したり、文字を入力するために設けられている。
SDカードスロット22は、SDメモリカード22Aが挿抜可能なスロットである。USBスレーブインタフェース18に接続されたコネクタ(レセプタクル)19にはコンピュータに接続されたUSBケーブルのプラグが挿入される。USBスレーブインタフェース18は、コンピュータと通信を行うための制御を行う。また、充電回路20は、コンピュータから供給される電圧を用いてバッテリ20Aを充電するための回路である。なお、USBスレーブインタフェース18によるUSB通信のデータ転送速度は480Mbpsである。
セルラベースバンド・トランシーバ23は、基地局との通信を行うために設けられた回路である。
Bluetooth通信モジュール21は、他のBlutootu対応機器と通信を行うために設けられたモジュールである。Bluetooth通信モジュール21によるBluetooth通信のデータ転送速度は最大3Mbpsである。
図2は、本発明の一実施形態に係わる情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ30のシステム構成を示すブロック図である。
図2に示すように、パーソナルコンピュータ30は、CPU31、メインメモリ32、ハードディスクドライブ(HDD)33、液晶ディスプレイ34、キーボード35、マウス36、PCカードスロット37、LAN MAC/PHY38、USBマスタインタフェース39、コネクタ40、およびBluetooth通信モジュール41等を有する。
CPU31は、コンピュータ30の動作を制御するプロセッサであり、メインメモリ32にロードされる、オペレーティングシステム(OS)、バックアップデータ受信ソフトウェア等の各種アプリケーションプログラムを実行する。HDD33には電話帳、メールのデータファイルや、デジタルカメラ24で撮影したイメージデータファイルのバックアップデータが格納される。
PCカードスロット37にはPCMCIA規格のPCカードが挿抜可能である。また、LAN MAC/PHY38はイーサネット(登録商標)等のネットワークを介して他の機器との通信を行うためのチップである。
Bluetooth通信モジュール41は、他のBlutootu対応機器と通信を行うために設けられたモジュールである。
携帯電話機10とコンピュータ30との間は専用のUSB充電ケーブルで接続される。このケーブルは、一方が携帯電話のコネクタにささる形状、もう一方がパソコンのUSBコネクタにささる形状をしており、USBの信号を伝達するものである。また、パソコンから供給されるUSBの電源を携帯電話機に供給することもできる。
携帯電話機10とコンピュータ30上では、ユーザーがあらかじめ設定した所定の時刻(例えば毎週月曜日の午前3時など)に、それぞれソフトウエアが実行される。
図3は、バックアップデータ伝送ソフトウェア100およびオペレーティングシステム200のモジュール構成を示すブロック図である。
バックアップデータ伝送ソフトウェア100は、USB通信判別モジュール101、USBバックアップモジュール102、Bluetooth通信判別モジュール103、フルバックアップ可否判別モジュール104、フルバックアップモジュール105、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106、インクリメントバックアップモジュール107、およびメッセージ表示モジュール108等から構成されている。
オペレーティングシステム200内では、Bluetooth通信判別モジュール103を制御するためのソフトウェアであるBluetoothドライバ200Aが実行されている。
USB通信判別モジュール101は、オペレーティングシステム(OS)200に対してUSBスレーブインタフェース18を用いてコンピュータ30とのUSB通信が可能であるかを問合わせ、オペレーティングシステム200からUSB通信の可否を取得する。そして、USB通信が可能な場合、USB通信判別モジュール101はUSBバックアップモジュール102にフラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を行うように指示する。また、USB通信が不可能な場合、USB通信判別モジュール101はBluetooth通信判別モジュール103にコンピュータ30とのBluetooth通信が可能であるか判別する処理を実行するように指示する。
USBバックアップモジュール102は、フラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を実行する。USBバックアップモジュール102が、フルバックアップ処理を行うデータは、電話帳、メールデータ、スケジュールデータ、ブックマークデータ、イメージデータ、ビデオデータ等である。
バックアップ処理に成功した場合、USBバックアップモジュール102はコンピュータ30からバックアップに成功した旨の通知を受け取る。USBバックアップモジュール102はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。USBバックアップモジュール102は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。
バックアップ処理に失敗した場合、USBバックアップモジュール102はコンピュータ30からバックアップに失敗した旨の通知を受け取る。USBバックアップモジュール102はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。
Bluetooth通信判別モジュール103は、Bluetooth通信が可能であるか判別する処理を実行する。先ず、Bluetooth通信判別モジュール103は、BD_ADDR(Bluetoothデバイスアドレス:コンピュータ30のBluetooth通信モジュール41に固有のアドレス)とリンクキー(Bluetoothの通信を暗号化するための暗号鍵)13Bがフラッシュメモリ13に格納されているか否かを判別する。BD_ADDRとリンクキー13Bがフラッシュメモリ13に格納されていない場合、Bluetooth通信判別モジュール103はBluetooth通信を行えないと判断する。
BD_ADDRとリンクキー13Bがフラッシュメモリ13に格納されている場合、Bluetooth通信判別モジュール103は、Bluetoothドライバ200Aに対してフラッシュメモリ13に格納されているBD_ADDRとリンクキー13Bを用いたBluetoothリンクの接続を指示する。Bluetoothドライバ200AはBluetooth通信モジュール21を制御し、Bluetoothリンクの接続を試みる。一定時間内にコンピュータ30とのBluetoothリンクの接続を確立した場合、Bluetooth通信判別モジュール103はBluetooth通信を行えると判断する。一定時間内にコンピュータ30とのBluetoothリンクの接続を確立できなかった場合、Bluetooth通信判別モジュール103はBluetooth通信を行えないと判断する。
Bluetooth通信が可能な場合、Bluetooth通信判別モジュール103はフルバックアップ可否判別モジュール104にフルバックアップの処理を行うのにバッテリに十分な容量が有るか否を判別する処理を実行するように指示する。また、Bluetooth通信が不可能な場合、Bluetooth通信判別モジュール103は、メッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。
フルバックアップ可否判別モジュール104は、オペレーティングシステム200に対してバッテリ20Aに残っている容量を問合わせ、オペレーティングシステム200からバッテリ20Aの残容量を取得する。また、フルバックアップ可否判別モジュール104はフルバックアップ処理によってコンピュータ30に伝送されるデータ量を演算する。そして、バッテリの推定残時間が、[フルバックアップのデータ総量÷Bluetoothの通信レート]以上あるかどうかにより、バッテリ20Aの残容量がフルバックアップ処理を実行するのに十分な容量であるか否かを判別する。残容量が十分な場合、フルバックアップ可否判別モジュール104はフルバックアップモジュール105にフラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を行うように指示する。残容量が十分ではない場合、フルバックアップ可否判別モジュール104はインクリメントバックアップ可否判別モジュール106にインクリメントバックアップの処理を行うのにバッテリに十分な容量が有るか否を判別する処理を実行するように指示する。
フルバックアップモジュール105は、フラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を実行する。フルバックアップモジュール105が、フルバックアップ処理を行うデータは、電話帳、メールデータ、スケジュールデータ、ブックマークデータ、イメージデータ、ビデオデータ等である。
バックアップ処理に成功した場合、フルバックアップモジュール105はコンピュータ30からバックアップに成功した旨の通知を受け取る。フルバックアップモジュール105はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。フルバックアップモジュール105は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。
バックアップ処理に失敗した場合、フルバックアップモジュール105はコンピュータ30からバックアップに失敗した旨の通知を受け取る。フルバックアップモジュール105はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。
インクリメントバックアップ可否判別モジュール106は、オペレーティングシステム200に対してバッテリ20Aに残っている容量を問合わせ、オペレーティングシステム200からバッテリ20Aの残容量を取得する。また、インクリメントバックアップ処理によってコンピュータ30に伝送されるデータ量を演算する。データ量を演算するために、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106はフラッシュメモリ13内のログ13Aを参照することによって前回のバックアップ日時を取得する。そして、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106は、フラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されている前回のバックアップ日時以後に更新または新規に作成され、インクリメントバックアップ処理によってコンピュータ30に伝送されるデータを検出する。そして、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106は検出されたデータの容量を計算する。そして、バッテリの推定残時間が、[インクリメントバックアップのデータ総量÷Bluetoothの通信レート]以上あるかどうかにより、バッテリ20Aの残容量がインクリメントバックアップ処理を実行するのに十分な容量であるか否かを判別する。
残容量が十分な場合、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106は、検出されたデータを通知し、インクリメントバックアップモジュール107にフラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を行うように指示する。残容量が十分ではない場合、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。
インクリメントバックアップモジュール107は、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106から通知されたデータに応じて、フラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのインクリメントバックアップ処理を実行する。インクリメントバックアップモジュール107が、インクリメントバックアップ処理を行うデータは、電話帳、メールデータ、スケジュールデータ、ブックマークデータ、イメージデータ、ビデオデータ等である。なお、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106がログ13Aに記録された最後のバックアップ日時をインクリメントバックアップモジュール107に通知し、インクリメントバックアップモジュール107は通知された最後のバックアップ日時に基づいてインクリメントバックアップ処理を行っても良い。
バックアップ処理に成功した場合、インクリメントバックアップモジュール107はコンピュータ30からバックアップに成功した旨の通知を受け取る。インクリメントバックアップモジュール107はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。インクリメントバックアップモジュール107は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。
バックアップ処理に失敗した場合、インクリメントバックアップモジュール107はコンピュータ30からバックアップに失敗した旨の通知を受け取る。インクリメントバックアップモジュール107はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。
メッセージ表示モジュール108は、USBバックアップモジュール102、Bluetooth通信判別モジュール103、フルバックアップモジュール105、インクリメントバックアップモジュール107からの指示に応じて、バックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理、或いはバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。
図4に携帯電話上で動作するバックアップデータ伝送ソフトウェア100によるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャートの一例を示す。
バックアップデータ伝送ソフトウェア100は設定された時間になると自動的に起動する。また、コンピュータ30側でバックアップデータ伝送ソフトウェア100から伝送されたデータを受信するバックアップデータ受信ソフトウェアも同時刻に起動するように設定されている。
まず、USB通信判別モジュール101はコンピュータ(PC)30とUSB接続されているか否かを判定する(ステップS11)。接続されていると判断した場合(ステップS11のYes)、USB通信判別モジュール101はUSBバックアップモジュール102にフルバックアップ処理の実行を指示する。
なお、コンピュータ30と携帯電話機10とがUSB接続されている場合、Bluetoothドライバ200AはコンピュータからBD_ADDRとリンクキーが伝送される。よって、接続されていると判断した場合(ステップS11のYes)、Bluetoothドライバ200Aによって不揮発メモリにBD_ADDDRとリンクキー13Bをフラッシュメモリ13に保存する処理が行われる(ステップS12)。
そして、バックアップデータ伝送ソフトウェアは、フルバックアップデータ転送処理を実行する(ステップS13)。ここでは、USB通信を通じて、フルバックアップデータをコンピュータ30に伝送する。
コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に成功した場合、バックアップに成功した旨を携帯電話機10に通知する。また、コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に失敗した場合、バックアップに失敗した旨を携帯電話機10に通知する。
バックアップに成功した旨の通知を受け取りバックアップに成功した場合(ステップS14のYes)、USBバックアップモジュール102はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。そして、バックアップに成功した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS15)。USBバックアップモジュール102は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
一方、バックアップに失敗した旨の通知を受け取りバックアップに失敗した場合(ステップS14のNo)、USBバックアップモジュール102はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS40)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
接続されていないと判断した場合(ステップS11のNo)、USB通信判別モジュール101はBluetooth通信判別モジュール103にBluetooth通信を行えるか否かを判別するように指示する。Bluetooth通信判別モジュール103は、コンピュータ(PC)のBD_ADDRとリンクキー13Bがフラッシュメモリ13に保存されているか否かを判別する(ステップS21)。保存されていないと判断した場合(st21のNo)、Bluetooth通信判別モジュール103はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS40)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
保存されていると判断した場合(ステップS21のYes)、Bluetooth通信判別モジュール103は、Bluetooth通信モジュールに対してコンピュータ(PC)とBluetoothリンクを接続するための命令を発行する(ステップS22)。
命令発行後に一定時間待機してもBluetoothリンクの接続を行うことが出来ない場合(ステップS23のNo)、Bluetooth通信判別モジュール103は、メッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する(ステップS40)。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS40)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
命令発行後に一定時間内にBluetoothリンクの接続を行うことが出来た場合(ステップS23のYes)、Bluetooth通信判別モジュール103はフルバックアップ可否判別モジュール104にフルバックアップ処理を行えるか否かを判別するように指示する。
フルバックアップ可否判別モジュール104は、バッテリの残容量がフルバックアップするのに十分かどうかを判別する(ステップS24)。この判定は、バッテリの推定残時間が、[フルバックアップのデータ総量÷Bluetoothの通信レート]以上あるかどうかにより判定する。
十分な残容量があると判断した場合(ステップS24のYes)、フルバックアップ可否判別モジュール104はコンピュータ30にフルバックアップデータを転送することを通知する。フルバックアップ可否判別モジュール104はフルバックアップモジュール105にフルバックアップ処理の実行を指示する。フルバックアップモジュール105はフルバックアップ処理を行う(ステップS25)。この場合、フルバックアップモジュール105は、フラッシュメモリおよびSDメモリカードのフルバックアップ処理を行うために、Bluetoothリンクを通じてデータをコンピュータに伝送する。
コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に成功した場合、バックアップに成功した旨を携帯電話機10に通知する。また、コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に失敗した場合、バックアップに失敗した旨を携帯電話機10に通知する。
バックアップに成功した旨の通知を受け取りバックアップに成功した場合(ステップS26のYes)、フルバックアップモジュール105は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してコンピュータ30とのBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS27)。フルバックアップモジュール105はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。そして、バックアップに成功した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS15)。フルバックアップモジュール105は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
一方、バックアップに失敗した旨の通知を受け取りバックアップに失敗した場合(ステップS26のNo)、フルバックアップモジュール105は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS31)。そして、フルバックアップモジュール105はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS40)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
ステップS24において、フルバックアップ可否判別モジュール104がフルバックアップを行うのに必要な容量がバッテリに無いと判断した場合(ステップS24のNo)、フルバックアップ可否判別モジュール104はインクリメントバックアップ可否判別モジュール106にインクリメントバックアップ処理を行えるか否かを判別するように指示する。インクリメントバックアップ可否判別モジュール106は、バッテリの残容量がインクリメントバックアップするのに十分かどうかを判別する(ステップS28)。この判定は、バッテリの推定残時間が、[インクリメントバックアップのデータ総量÷Bluetoothの通信レート]以上あるかどうかにより判定する。
十分な残容量があると判断した場合(ステップS28のYes)、フルバックアップ可否判別モジュール104はコンピュータ30にインクリメントアップデータを転送することを通知する。インクリメントバックアップ可否判別モジュール106はインクリメントバックアップモジュール107にインクリメントバックアップ処理の実行を指示する。インクリメントバックアップモジュール107はインクリメントバックアップ処理を行う(ステップS29)。この場合、インクリメントバックアップモジュール107は、フラッシュメモリおよびSDメモリカードのインクリメントバックアップ処理を行うために、Bluetoothリンクを通じてデータをコンピュータに伝送する。
コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に成功した場合、バックアップに成功した旨を携帯電話機10に通知する。また、コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に失敗した場合、バックアップに失敗した旨を携帯電話機10に通知する。
バックアップに成功した旨の通知を受け取りバックアップに成功した場合(ステップS30のYes)、インクリメントバックアップモジュール107は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してコンピュータ30とのBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS27)。インクリメントバックアップモジュール107はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。そして、バックアップに成功した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS15)。インクリメントバックアップモジュール107は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
一方、バックアップに失敗した旨の通知を受け取りバックアップに失敗した場合(ステップS30のNo)、インクリメントバックアップモジュール107は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS31)。そして、インクリメントバックアップモジュール107はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS40)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
次に、図5を参照して携帯電話機10が伝送したバックアップデータを受信し、受信したバックアップデータをHDD33に格納するためにコンピュータ30側で実行されるバックアップデータ受信ソフトウェア300のモジュール構成について説明する。
バックアップデータ受信ソフトウェア300は、USB通信判別モジュール301、USBバックアップモジュール302、Bluetooth通信判別モジュール303、バックアップ方法判別モジュール304、フルバックアップモジュール305、インクリメントバックアップモジュール306、メッセージ表示モジュール307等のモジュールから構成される。
USB通信判別モジュール301は、オペレーティングシステム(OS)400に対してUSBマスタインタフェース39を用いて携帯電話機10とのUSB通信が可能であるかを問合わせ、オペレーティングシステム400からUSB通信の可否を取得する。そして、USB通信が可能な場合、USB通信判別モジュール301はUSBバックアップモジュール302に携帯電話機10が伝送するフルバックアップデータを受信し、HDD33に格納するように指示する。
USB通信が不可能な場合、USB通信判別モジュール301はBluetooth通信判別モジュール303に携帯電話機10とのBluetooth通信が可能であるか判別する処理を実行する窈に指示する。
USBバックアップモジュール302は、携帯電話機10が伝送するフルバックアップデータを受信し、HDD33に格納する。USBバックアップモジュール302は、前回のバックアップデータとは別のファイルとして受信したバックアップデータをHDD33に格納する。
USBバックアップモジュール302は、バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合、携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、USBバックアップモジュール302は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
USBバックアップモジュール302は、バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合、携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、USBバックアップモジュール302はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
Bluetooth通信判別モジュール303は、携帯電話機10とのBluetooth通信が可能であるか判別する処理を実行する。Bluetooth通信判別モジュール303は、定期的にオペレーティングシステム400に携帯電話機10とのBluetooth通信の接続を確認する。Bluetooth通信判別モジュール303は、一定時間(例えば5分)以内にBluetoothリンクが接続したことが確認できた場合に、Bluetooth通信が可能であると判断する。また、一定時間(例えば5分)以内にBluetoothリンクが接続したことが確認できなかった場合に、Bluetooth通信が出来ないと判断する。
Bluetooth通信が可能であると判断した場合、Bluetooth通信判別モジュール303はバックアップ方法判別モジュール304に携帯電話機10が伝送するバックアップデータの種類を判別するように指示する。Bluetooth通信が可能であると判断した場合、Bluetooth通信判別モジュール303はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
バックアップ方法判別モジュール304は、携帯電話機10が伝送するバックアップデータがフルバックアップデータであるかインクリメントバックアップデータの何れかであるかを判断する。携帯電話機10はバックアップデータの伝送を開始する前に、伝送するデータがバックアップデータがフルバックアップデータであるかインクリメントバックアップデータの何れかであるかを通知する。バックアップ方法判別モジュール304は、通知に基づいて伝送されるデータがバックアップデータがフルバックアップデータであるかインクリメントバックアップデータの何れかであるかを判別する。
フルバックアップデータの場合、バックアップ方法判別モジュール304は、フルバックアップモジュール305に携帯電話機10が伝送するフルバックアップデータを受信し、HDD33に格納する。フルバックアップモジュール305は、前回のバックアップデータとは別のファイルとして受信したバックアップデータをHDD33に格納する。
フルバックアップモジュール305は、バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合、携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、フルバックアップモジュール305は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
フルバックアップモジュール305は、バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合、携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、フルバックアップモジュール305はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
インクリメントバックアップデータの場合、バックアップ方法判別モジュール304は、インクリメントバックアップモジュール306に携帯電話機10が伝送するインクリメントバックアップデータを受信し、HDD33に格納する。インクリメントバックアップモジュール306は、前回のバックアップの差分ファイルとして受信したバックアップデータをHDD33に格納する。
インクリメントバックアップモジュール306は、バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合、携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、インクリメントバックアップモジュール306は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
インクリメントバックアップモジュール306は、バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合、携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、インクリメントバックアップモジュール306はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
メッセージ表示モジュール307は、USBバックアップモジュール302、Bluetooth通信判別モジュール303、フルバックアップモジュール305、インクリメントバックアップモジュール306からの指示に応じて、バックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理、いはバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。
図6にコンピュータ30上で動作するバックアップデータ受信ソフトウェア300によるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャートの一例を示す。
まず、USB通信判別モジュール301は、携帯電話機10とUSB通信が可能であるか否かを判別する(ステップS51)。携帯電話機10とUSB通信が可能であると判断した場合(ステップS51のYes)、USB通信判別モジュール301はBluetoothドライバ400Aを用いてBluetooth通信モジュール41のBD_ADDR41Aとリンクキーを取得する。USB通信判別モジュール301はBD_ADDR41AとリンクキーをUSB通信を通じて携帯電話機10に送信する(ステップS52)。BD_ADDR(Bluetoothデバイスアドレス)はパソコンのBluetooth通信モジュール41に固有のアドレスである。リンクキーは128bitの乱数として生成される暗号鍵である。
その後、携帯電話機10からフルバックアップデータが送られてくるはずである。USB通信判別モジュール301はUSBバックアップモジュール302にフルバックアップデータの受信、およびフルバックアップデータのHDD33への格納を指示する。USBバックアップモジュール302は、フルバックアップデータを受信し、受信したフルバックアップデータをHDD33上にファイルとして保存する(ステップS53)。
バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合(ステップS54のYes)、USBバックアップモジュール302は携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、USBバックアップモジュール302は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに成功した旨のメッセージが表示される(ステップS55)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合(ステップS54のNo)、USBバックアップモジュール302は携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、USBバックアップモジュール302は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS71)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
ステップS51において、携帯電話機10とUSB通信を行うことが出来ないと判断した場合(ステップS51のNo)、USB通信判別モジュール301はBluetooth通信判別モジュール303に携帯電話機10とBluetooth通信が可能であるか否かを判別する処理を実行させる。
一定時間内に携帯電話機10とのBluetoothリンクの接続が確立しなかった場合(ステップS61のNo)、Bluetooth通信判別モジュール303はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS71)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
一定時間内に携帯電話機10とのBluetoothリンクの接続が確立した場合(ステップS61のYes)、携帯電話機10からバックアップデータが送られてくるはずなので、バックアップデータを受信し、ハードディスク上にファイルとして保存する(ステップS62)。
ステップS62の受信/保存処理について説明する。
バックアップ方法判別モジュール304が携帯電話機10が通知する情報に基づいてバックアップ方法を判別する。フルバックアップの場合、バックアップ方法判別モジュール304がフルバックアップモジュール305にフルバックアップデータの受信・保存を指示する。
フルバックアップモジュール305は、フルバックアップデータを受信し、受信したフルバックアップデータをHDD33上にファイルとして保存する。バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合(ステップS63のYes)、フルバックアップモジュール305は携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、フルバックアップモジュール305は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに成功した旨のメッセージが表示される(ステップS55)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合(ステップS63のNo)、フルバックアップモジュール305は携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、フルバックアップモジュール305は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS71)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
インクリメントバックアップの場合、バックアップ方法判別モジュール304がインクリメントバックアップモジュール306にインクリメントバックアップデータの受信・保存を指示する。
インクリメントバックアップモジュール306は、インクリメントバックアップデータを受信し、受信したインクリメントバックアップデータをHDD33上に前回の漠ああ婦の差分データファイルとして保存する。バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合(ステップS63のYes)、インクリメントバックアップモジュール306は携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、インクリメントバックアップモジュール306は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに成功した旨のメッセージが表示される(ステップS55)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合(ステップS63のNo)、インクリメントバックアップモジュール306は携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、インクリメントバックアップモジュール306は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS71)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア100は自動的に終了する。
データ転送速度がBluetooth通信より速いUSB通信が可能な場合、フルバックアップにかかる時間が短いので、バッテリ20Aの残量をチェックせずにフルバックアップを行う。データ転送速度がUSB通信より遅いBluetooth通信が可能な場合、バッテリ20Aの残量に応じてフルバックアップまたはインクリメントバックアップを行う。以上の処理で、自動的に携帯電話機10に格納されているデータをバックアップすることが出来る。Bluetooth通信でバックアップを行っている最中にバックアップの途中でバッテリの残容量が無くなってバックアップに失敗することを防止することができる。そして、携帯電話等のバックアップを自動的に行うような場合において、USBバックアップの際に自動でBluetooth接続設定を行って、それ以後はUSB接続がなくても、Bluetooth接続でバックアップが出来るようになる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる携帯電話機のシステム構成の一例を示す図である。
図7に示すように、CPU11、携帯電話機は、メインメモリ12、フラッシュメモリ13、液晶ディスプレイ14、ダイヤルキー15、マイクロフォン16、スピーカ17、SDカードスロット22、セルラベースバンド・トランシーバ23、デジタルカメラ24、USBスレーブインタフェース18、コネクタ19、充電回路20、バッテリ20A、Bluetooth通信モジュール21、および超近距離無線送信部25等を有する。なお、図1と同一な部位には同一符号を付し説明を省略する。
超近距離無線送信部25は、コンピュータに設けらた超近距離無線受信部と、電界結合(誘導電界)によりデータを転送するものであり、データ転送速度は最大560Mbpsである。
図8は、本発明の一実施形態に係わるパーソナルコンピュータ30のシステム構成を示すブロック図である。
図8に示すように、パーソナルコンピュータ30は、CPU31、メインメモリ32、ハードディスクドライブ(HDD)33、液晶ディスプレイ34、キーボード35、マウス36、PCカードスロット37、LAN MAC/PHY38、コネクタ40、Bluetooth通信モジュール41、および超近距離無線受信部42等を有する。なお、図2と同一な部位には同一符号を付し説明を省略する。
超近距離無線受信部42は、携帯電話機10に設けらた超近距離無線送信部25と通信を行う。
携帯電話機10とコンピュータ30上では、ユーザーがあらかじめ設定した所定の時刻(例えば毎週月曜日の午前3時など)に、それぞれソフトウエアが実行される。
図9は、バックアップデータ伝送ソフトウェア500およびオペレーティングシステム200のモジュール構成を示すブロック図である。
バックアップデータ伝送ソフトウェア500は、超近距離無線通信判別モジュール501、超近距離無線バックアップモジュール502、Bluetooth通信判別モジュール103、フルバックアップ可否判別モジュール104、フルバックアップモジュール105、インクリメントバックアップ可否判別モジュール106、インクリメントバックアップモジュール107、およびメッセージ表示モジュール108等から構成されている。なお、図3と同一な部位には同一符号を付し説明を省略する。
オペレーティングシステム200内では、Bluetooth通信判別モジュール103を制御するためのソフトウェアであるBluetoothドライバ200Aが実行されている。
超近距離無線通信判別モジュール501は、オペレーティングシステム(OS)200に対して超近距離無線受信部42を用いてコンピュータ30との超近距離無線通信が可能であるかを問合わせ、オペレーティングシステム200から超近距離無線通信の可否を取得する。そして、超近距離無線通信が可能な場合、超近距離無線通信判別モジュール501は超近距離無線バックアップモジュール502にフラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を行うように指示する。また、超近距離無線通信が不可能な場合、超近距離無線通信判別モジュール501はBluetooth通信判別モジュール103にコンピュータ30とのBluetooth通信が可能であるか判別する処理を実行するように指示する。
超近距離無線バックアップモジュール502は、フラッシュメモリ13およびSDメモリカード22Aに格納されているデータのフルバックアップ処理を実行する。超近距離無線バックアップモジュール502が、フルバックアップ処理を行うデータは、電話帳、メールデータ、スケジュールデータ、ブックマークデータ、イメージデータ、ビデオデータ等である。
バックアップ処理に成功した場合、超近距離無線バックアップモジュール502はコンピュータ30からバックアップに成功した旨の通知を受け取る。超近距離無線バックアップモジュール502はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。超近距離無線バックアップモジュール502は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。
バックアップ処理に失敗した場合、超近距離無線バックアップモジュール502はコンピュータ30からバックアップに失敗した旨の通知を受け取る。超近距離無線バックアップモジュール502はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。
メッセージ表示モジュール108は、超近距離無線バックアップモジュール502、Bluetooth通信判別モジュール103、フルバックアップモジュール105、インクリメントバックアップモジュール107からの指示に応じて、バックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理、或いはバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。
図10に携帯電話上で動作するバックアップデータ伝送ソフトウェア500によるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャートの一例を示す。
バックアップデータ伝送ソフトウェア500は設定された時間になると自動的に起動する。また、コンピュータ30側でバックアップデータ伝送ソフトウェア500から伝送されたデータを受信するバックアップデータ受信ソフトウェアも同時刻に起動するように設定されている。
まず、超近距離無線通信判別モジュール501はコンピュータ(PC)30と超近距離無線接続されているか否かを判定する(ステップS81)。接続されていると判断した場合(ステップS81のYes)、超近距離無線通信判別モジュール501は超近距離無線バックアップモジュール502にフルバックアップ処理の実行を指示する。
なお、コンピュータ30と携帯電話機10とが超近距離無線接続されている場合、Bluetoothドライバ200AはコンピュータからBD_ADDRとリンクキーが伝送される。よって、接続されていると判断した場合(ステップS81のYes)、Bluetoothドライバ200Aによって不揮発メモリにBD_ADDDRとリンクキー13Bをフラッシュメモリ13に保存する処理が行われる(ステップS82)。
そして、バックアップデータ伝送ソフトウェアは、フルバックアップデータ転送処理を実行する(ステップS83)。ここでは、超近距離無線通信を通じて、フルバックアップデータをコンピュータ30に伝送する。
コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に成功した場合、バックアップに成功した旨を携帯電話機10に通知する。また、コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に失敗した場合、バックアップに失敗した旨を携帯電話機10に通知する。
バックアップに成功した旨の通知を受け取りバックアップに成功した場合(ステップS84のYes)、超近距離無線バックアップモジュール502はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。そして、バックアップに成功した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS85)。超近距離無線バックアップモジュール502は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
一方、バックアップに失敗した旨の通知を受け取りバックアップに失敗した場合(ステップS84のNo)、超近距離無線バックアップモジュール502はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS110)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
接続されていないと判断した場合(ステップS81のNo)、超近距離無線通信判別モジュール501はBluetooth通信判別モジュール103にBluetooth通信を行えるか否かを判別するように指示する。Bluetooth通信判別モジュール103は、コンピュータ(PC)のBD_ADDRとリンクキー13Bがフラッシュメモリ13に保存されているか否かを判別する(ステップS91)。保存されていないと判断した場合(st21のNo)、Bluetooth通信判別モジュール103はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS110)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
保存されていると判断した場合(ステップS91のYes)、Bluetooth通信判別モジュール103は、Bluetooth通信モジュールに対してコンピュータ(PC)とBluetoothリンクを接続するための命令を発行する(ステップS92)。
命令発行後に一定時間待機してもBluetoothリンクの接続を行うことが出来ない場合(ステップS93のNo)、Bluetooth通信判別モジュール103は、メッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する(ステップS110)。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS110)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
命令発行後に一定時間内にBluetoothリンクの接続を行うことが出来た場合(ステップS93のYes)、Bluetooth通信判別モジュール103はフルバックアップ可否判別モジュール104にフルバックアップ処理を行えるか否かを判別するように指示する。
フルバックアップ可否判別モジュール104は、バッテリの残容量がフルバックアップするのに十分かどうかを判別する(ステップS94)。この判定は、バッテリの推定残時間が、[フルバックアップのデータ総量÷Bluetoothの通信レート]以上あるかどうかにより判定する。
十分な残容量があると判断した場合(ステップS94のYes)、フルバックアップ可否判別モジュール104はコンピュータ30にフルバックアップデータを転送することを通知する。フルバックアップ可否判別モジュール104はフルバックアップモジュール105にフルバックアップ処理の実行を指示する。フルバックアップモジュール105はフルバックアップ処理を行う(ステップS95)。この場合、フルバックアップモジュール105は、フラッシュメモリおよびSDメモリカードのフルバックアップ処理を行うために、Bluetoothリンクを通じてデータをコンピュータに伝送する。
コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に成功した場合、バックアップに成功した旨を携帯電話機10に通知する。また、コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に失敗した場合、バックアップに失敗した旨を携帯電話機10に通知する。
バックアップに成功した旨の通知を受け取りバックアップに成功した場合(ステップS96のYes)、フルバックアップモジュール105は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してコンピュータ30とのBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS97)。フルバックアップモジュール105はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。そして、バックアップに成功した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS85)。フルバックアップモジュール105は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
一方、バックアップに失敗した旨の通知を受け取りバックアップに失敗した場合(ステップS96のNo)、フルバックアップモジュール105は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS101)。そして、フルバックアップモジュール105はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS110)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
ステップS94において、フルバックアップ可否判別モジュール104がフルバックアップを行うのに必要な容量がバッテリに無いと判断した場合(ステップS94のNo)、フルバックアップ可否判別モジュール104はインクリメントバックアップ可否判別モジュール106にインクリメントバックアップ処理を行えるか否かを判別するように指示する。インクリメントバックアップ可否判別モジュール106は、バッテリの残容量がインクリメントバックアップするのに十分かどうかを判別する(ステップS98)。この判定は、バッテリの推定残時間が、[インクリメントバックアップのデータ総量÷Bluetoothの通信レート]以上あるかどうかにより判定する。
十分な残容量があると判断した場合(ステップS98のYes)、フルバックアップ可否判別モジュール104はコンピュータ30にインクリメントアップデータを転送することを通知する。インクリメントバックアップ可否判別モジュール106はインクリメントバックアップモジュール107にインクリメントバックアップ処理の実行を指示する。インクリメントバックアップモジュール107はインクリメントバックアップ処理を行う(ステップS99)。この場合、インクリメントバックアップモジュール107は、フラッシュメモリおよびSDメモリカードのインクリメントバックアップ処理を行うために、Bluetoothリンクを通じてデータをコンピュータに伝送する。
コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に成功した場合、バックアップに成功した旨を携帯電話機10に通知する。また、コンピュータ30は、伝送されたデータの保存処理に失敗した場合、バックアップに失敗した旨を携帯電話機10に通知する。
バックアップに成功した旨の通知を受け取りバックアップに成功した場合(ステップS100のYes)、インクリメントバックアップモジュール107は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してコンピュータ30とのBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS97)。インクリメントバックアップモジュール107はメッセージ表示モジュール108にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。そして、バックアップに成功した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS85)。インクリメントバックアップモジュール107は、フラッシュメモリ13内のログ13Aにバックアップを行った日時を記録する。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
一方、バックアップに失敗した旨の通知を受け取りバックアップに失敗した場合(ステップS100のNo)、インクリメントバックアップモジュール107は、Bluetoothドライバ200AにBluetoothリンクの切断を指示する。Bluetoothドライバ200AがBluetooth通信判別モジュール103に対してBluetoothリンクの切断処理を実行することによって、Bluetoothリンクが切断される(ステップS101)。そして、インクリメントバックアップモジュール107はメッセージ表示モジュール108にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール108はバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ14に表示するための処理を実行する。バックアップに失敗した旨のメッセージが液晶ディスプレイ14に表示される(ステップS110)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
次に、図11を参照して携帯電話機10が伝送したバックアップデータを受信し、受信したバックアップデータをHDD33に格納するためにコンピュータ30側で実行されるバックアップデータ受信ソフトウェア700のモジュール構成について説明する。
バックアップデータ受信ソフトウェア700は、超近距離無線通信判別モジュール701、超近距離無線バックアップモジュール702、Bluetooth通信判別モジュール303、バックアップ方法判別モジュール304、フルバックアップモジュール305、インクリメントバックアップモジュール306、メッセージ表示モジュール307等のモジュールから構成される。なお、図5と同一な部位には同一符号を付し説明を省略する。
超近距離無線通信判別モジュール701は、オペレーティングシステム(OS)400に対して超近距離無線受信部42を用いて携帯電話機10との超近距離無線通信が可能であるかを問合わせ、オペレーティングシステム400から超近距離無線通信の可否を取得する。そして、超近距離無線通信が可能な場合、超近距離無線通信判別モジュール701は超近距離無線バックアップモジュール702に携帯電話機10が伝送するフルバックアップデータを受信し、HDD33に格納するように指示する。
超近距離無線通信が不可能な場合、超近距離無線通信判別モジュール701はBluetooth通信判別モジュール303に携帯電話機10とのBluetooth通信が可能であるか判別する処理を実行する窈に指示する。
超近距離無線バックアップモジュール702は、携帯電話機10が伝送するフルバックアップデータを受信し、HDD33に格納する。超近距離無線バックアップモジュール702は、前回のバックアップデータとは別のファイルとして受信したバックアップデータをHDD33に格納する。
超近距離無線バックアップモジュール702は、バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合、携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、超近距離無線バックアップモジュール702は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
超近距離無線バックアップモジュール702は、バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合、携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、超近距離無線バックアップモジュール702はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。
メッセージ表示モジュール307は、超近距離無線バックアップモジュール702、Bluetooth通信判別モジュール303、フルバックアップモジュール305、インクリメントバックアップモジュール306からの指示に応じて、バックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理、いはバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。
図12にパソコン上で動作するバックアップソフトウエアのフローチャートの例を示す。
図12にコンピュータ30上で動作するバックアップデータ受信ソフトウェア700によるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャートの一例を示す。
まず、超近距離無線通信判別モジュール701は、携帯電話機10と超近距離無線通信が可能であるか否かを判別する(ステップS121)。携帯電話機10と超近距離無線通信が可能であると判断した場合(ステップS121のYes)、超近距離無線通信判別モジュール701はBluetoothドライバ400Aを用いてBluetooth通信モジュール41のBD_ADDR41Aとリンクキーを取得する。超近距離無線通信判別モジュール701はBD_ADDR41Aとリンクキーを超近距離無線通信を通じて携帯電話機10に送信する(ステップS122)。
その後、携帯電話機10からフルバックアップデータが送られてくるはずである。超近距離無線通信判別モジュール701は超近距離無線バックアップモジュール702にフルバックアップデータの受信、およびフルバックアップデータのHDD33への格納を指示する。超近距離無線バックアップモジュール702は、フルバックアップデータを受信し、受信したフルバックアップデータをHDD33上にファイルとして保存する(ステップS123)。
バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合(ステップS124のYes)、超近距離無線バックアップモジュール702は携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、超近距離無線バックアップモジュール702は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに成功した旨のメッセージが表示される(ステップS125)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合(ステップS124のNo)、超近距離無線バックアップモジュール702は携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、超近距離無線バックアップモジュール702は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS141)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
ステップS121において、携帯電話機10と超近距離無線通信を行うことが出来ないと判断した場合(ステップS121のNo)、超近距離無線通信判別モジュール701はBluetooth通信判別モジュール303に携帯電話機10とBluetooth通信が可能であるか否かを判別する処理を実行させる。
一定時間内に携帯電話機10とのBluetoothリンクの接続が確立しなかった場合(ステップS131のNo)、Bluetooth通信判別モジュール303はメッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS141)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
一定時間内に携帯電話機10とのBluetoothリンクの接続が確立した場合(ステップS131のYes)、携帯電話機10からバックアップデータが送られてくるはずなので、バックアップデータを受信し、ハードディスク上にファイルとして保存する(ステップS132)。
ステップS132の受信/保存処理について説明する。
バックアップ方法判別モジュール304が携帯電話機10が通知する情報に基づいてバックアップ方法を判別する。フルバックアップの場合、バックアップ方法判別モジュール304がフルバックアップモジュール305にフルバックアップデータの受信・保存を指示する。
フルバックアップモジュール305は、フルバックアップデータを受信し、受信したフルバックアップデータをHDD33上にファイルとして保存する。バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合(ステップS133のYes)、フルバックアップモジュール305は携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、フルバックアップモジュール305は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに成功した旨のメッセージが表示される(ステップS125)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合(ステップS133のNo)、フルバックアップモジュール305は携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、フルバックアップモジュール305は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS141)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
インクリメントバックアップの場合、バックアップ方法判別モジュール304がインクリメントバックアップモジュール306にインクリメントバックアップデータの受信・保存を指示する。
インクリメントバックアップモジュール306は、インクリメントバックアップデータを受信し、受信したインクリメントバックアップデータをHDD33上に前回の漠ああ婦の差分データファイルとして保存する。バックアップデータのHDD33にへの格納に成功した場合(ステップS133のYes)、インクリメントバックアップモジュール306は携帯電話機10に対してバックアップに成功した旨を通知する。そして、インクリメントバックアップモジュール306は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに成功した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに成功した旨のメッセージが表示される(ステップS125)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
バックアップデータのHDD33にへの格納に失敗した場合(ステップS133のNo)、インクリメントバックアップモジュール306は携帯電話機10に対してバックアップに失敗した旨を通知する。そして、インクリメントバックアップモジュール306は、メッセージ表示モジュール307にバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行するように指示する。メッセージ表示モジュール307は指示に応じてバックアップに失敗した旨のメッセージを液晶ディスプレイ34に表示するための処理を実行する。そして、液晶ディスプレイ34にバックアップに失敗した旨のメッセージが表示される(ステップS141)。そして、バックアップデータ伝送ソフトウェア500は自動的に終了する。
データ転送速度がBluetooth通信より速い超近距離無線通信が可能な場合、フルバックアップにかかる時間が短いので、バッテリ20Aの残量をチェックせずにフルバックアップを行う。データ転送速度が超近距離無線通信より遅いBluetooth通信が可能な場合、バッテリ20Aの残量に応じてフルバックアップまたはインクリメントバックアップを行う。以上の処理で、自動的に携帯電話機10に格納されているデータをバックアップすることが出来る。Bluetooth通信でバックアップを行っている最中にバックアップの途中でバッテリの残容量が無くなってバックアップに失敗することを防止することができる。そして、携帯電話等のバックアップを自動的に行うような場合において、超近距離無線バックアップの際に自動でBluetooth接続設定を行って、それ以後はUSB接続がなくても、Bluetooth接続でバックアップが出来るようになる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
第1の実施形態に係わる携帯電話機のシステム構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係わるパーソナルコンピュータのシステム構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係わるバックアップデータ伝送ソフトウェアおよびオペレーティングシステムのモジュール構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係わるバックアップデータ伝送ソフトウェアによるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態に係わるバックアップデータ受信ソフトウェアのモジュール構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係わるバックアップデータ受信ソフトウェア300によるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施形態に係わる携帯電話機のシステム構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係わるパーソナルコンピュータのシステム構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係わるバックアップデータ伝送ソフトウェアおよびオペレーティングシステムのモジュール構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係わるバックアップデータ伝送ソフトウェアによるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施形態に係わるバックアップデータ受信ソフトウェアのモジュール構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係わるバックアップデータ受信ソフトウェア300によるバックアップデータ伝送処理の手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…携帯電話機(電子装置、移動体通信機),18…USBスレーブインタフェース(第1通信回路),20A…バッテリ(記憶装置),21…Bluetooth通信モジュール(第2無線通信回路),22A…SDメモリカード(記憶装置),25…超近距離無線送信部(第1通信回路),30…パーソナルコンピュータ,33…ハードディスクドライブ,41…Bluetooth通信モジュール(第2無線通信回路),42…超近距離無線受信部(第1通信回路),100…バックアップデータ伝送ソフトウェア,101…USB通信判別モジュール,102…USBバックアップモジュール,103…通信判別モジュール,104…フルバックアップ可否判別モジュール,105…フルバックアップモジュール,106…インクリメントバックアップ可否判別モジュール,107…インクリメントバックアップモジュール,108…メッセージ表示モジュール,300…バックアップデータ受信ソフトウェア,301…USB通信判別モジュール,302…USBバックアップモジュール,303…通信判別モジュール,304…バックアップ方法判別モジュール,305…フルバックアップモジュール,306…インクリメントバックアップモジュール,307…メッセージ表示モジュール,400…オペレーティングシステム,500…バックアップデータ伝送ソフトウェア,501…超近距離無線通信判別モジュール,502…超近距離無線バックアップモジュール,700…バックアップデータ受信ソフトウェア,701…超近距離無線通信判別モジュール,702…超近距離無線バックアップモジュール。

Claims (14)

  1. バッテリによって駆動される電子装置であって、
    ホストと第1通信レートで第1通信を行うための第1通信回路と、
    前記ホストと第1通信レートより遅い第2通信レートで第2無線通信を行うための第2無線通信回路と、
    データが格納されている記憶装置と、
    前記第1通信によって前記ホストと通信できるか否かを判別する手段と、
    前記第1通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているフルバックアップデータを前記第1通信によって前記ホストに伝送するための第1バックアップ手段と、
    前記第1通信によってホストと通信出来ないと判断した場合に、前記第2無線通信によって前記ホストと通信できるか否かを判別する手段と、
    前記第2無線通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送するための第2バックアップ手段と、
    を具備することを特徴とする電子装置。
  2. 前記第2通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのフルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送するのに前記バッテリの残容量が十分であるか否かを判別する手段と、
    前記フルバックアップデータを伝送するのに前記バッテリの残容量が十分あると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのフルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送するための第3バックアップ手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記バッテリの残容量が十分ではないと判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送するのに前記バッテリの残容量が十分であるか否かを判別する手段
    を更に備え、
    前記第2バックアップ手段は、前記インクリメンタルバックアップデータを伝送するのに前記バッテリの残容量が十分あると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記第1通信は、電界結合による超近距離無線通信であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  5. メモリカードが挿入されるスロットを更に有し、
    前記スロットにメモリカードが挿入されている場合、前記第1および第2バックアップ手段は前記メモリカードに格納されているフルバックアップデータを前記ホストに伝送し、前記第3バックアップ手段は前記メモリカードに格納されているインクリメントバックアップデータを前記ホストに伝送することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  6. 前記電子装置は、移動体通信機であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  7. 電子装置と第1通信レートで第1通信を行うための第1通信回路と、
    前記電子装置と第1通信レートより遅い第2通信レートで第2無線通信を行うための第2無線通信回路と、
    前記第1通信によって前記電子装置と通信できるか否かを判別する手段と、
    前記第1通信によって前記電子装置と通信できると判断した場合、前記第1通信を用いて前記電子装置から伝送されるデータを受信し、受信したデータを記憶装置に格納する手段と、
    前記第1通信によって前記電子装置と通信できないと判断した場合、前記第2無線通信を用いて前記電子装置から伝送されるデータを受信し、受信したデータを記憶装置に格納する手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記第1通信回路により受信するデータはフルバックアップデータであり、
    前記第2無線通信により前記電子装置から受信するデータは、インクリメンタルバックアップデータであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1通信は、電界結合による超近距離無線通信であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2無線通信は、Bluetooth技術による無線通信であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  11. ホストと第1通信レートで第1通信を行うための第1通信回路と、ホストと第1通信レートより遅い第2無線通信レートで第2無線通信を行うための第2無線通信回路と、データが格納されている記憶装置とを有し、バッテリによって駆動される電子装置のバックアップ方法であって、
    前記第1通信によって前記ホストと通信できるか否かを判別し、
    前記第1通信によって前記ホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているフルバックデータを第1通信によって前記ホストに伝送する第1バックアップ処理を実行し、
    前記第1通信によってホストと通信出来ないと判断した場合に、前記第2無線通信によってホストと通信できるか否かを判別し、
    前記第1通信によってホストと通信できると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのフルバックアップデータを第2無線通信によって前記ホストに伝送するのに前記バッテリの残容量が十分であるか否かを判別し、
    前記フルバックアップデータを伝送するのに前記バッテリの残容量が十分あると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのフルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送する第2バックアップ処理を実行し、
    前記バッテリの残量が十分ではないと判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを第2無線通信によって前記ホストに伝送するのに前記バッテリの残容量が十分であるか否かを判別し、
    前記インクリメンタルバックアップデータを伝送するのに前記バッテリの残容量が十分あると判断した場合、前記記憶装置に格納されているデータのインクリメンタルバックアップデータを前記第2無線通信によって前記ホストに伝送する第3バックアップ処理を実行する
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  12. 前記第1通信は、USB通信であることを特徴とする請求項11に記載のバックアップ方法。
  13. 前記第1通信は、電界結合による超近距離無線通信であることを特徴とする請求項11に記載のバックアップ方法。
  14. 前記第2無線通信は、Bluetooth技術による無線通信であることを特徴とする請求項11に記載のバックアップ方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015008524A (ja) * 2010-06-21 2015-01-15 京セラ株式会社 データストレージ付充電器

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