JP2010041384A - 表示システム - Google Patents

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充史 大沼
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Abstract

【課題】モニタ部とチューナ部とをHDMI・CEC接続した表示装置を備えた表示システムにおいて、複数の表示装置を同一のCECバスに接続した場合に、モニタ部とチューナ部を互いに識別可能とする。
【解決手段】表示装置10a〜10cは、モニタ部とチューナ部とがHDMI接続され、チューナ部がHDMISW2にHDMI接続される。モニタ部11は、モニタ部11を識別するための識別情報を付加したCECメッセージをブロードキャスト送信する。チューナ部12は、表示装置10a〜10cのいずれかのモニタ部からブロードキャスト送信されたCECメッセージを受信し、チューナ部12に直接接続されているモニタ部11にアクセスして識別情報を読み取り、CECメッセージに含まれる識別情報とモニタ部11から読み取った識別情報とが一致するか判定する。両者が一致する場合にモニタ部11との間でCEC通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示システムに関し、より詳細には、HDMI(High Definition Multimedia Interface)により複数の外部機器が接続された表示システムに関する。
映像/音声等の伝送用デジタルインタフェースとしてHDMIが普及している。HDMIは、PCとディスプレイの接続標準規格であるDVIに音声伝送機能や著作権保護機能を加えて、AV機器向けにアレンジしたものとなっている。HDMIでは、HDMI入力端子をもつ液晶テレビやモニタなどの表示装置をシンク機器、HDMI出力端子をもつレコーダやプレーヤなどをソース機器、HDMI入力端子とHDMI出力端子とをもつAVアンプなどをリピータ機器として、シンク機器に複数のリピータ機器やソース機器を階層的に接続し、入力先を切り替えて使用することができる。
従来、例えばLCDなどを使用した表示部(モニタ)を備えた表示装置においては、チューナやプレーヤなどの映像源となるソース機器を外部接続して、そのソース機器から入力する映像を表示できるようにしている。ソース機器としては、例えば上記のようにチューナやプレーヤ(BD,DVDなど)、あるいはPCやゲーム機器などが接続できる。チューナは、セットトップボックス(STB)として構成されたものであってもよく、以下では総称的にチューナとして説明する。
モニタにチューナを接続することで、一体型のテレビ装置と同様の機能を得ることができる。また、チューナには、プレーヤやPC、ゲーム機器等を接続することにより、これらの装置から出力される映像を、チューナを介してモニタに出力させる構成をとることもできる。例えば、モニタにチューナを接続し、そのチューナに対してBDプレーヤやDVDプレーヤを接続して使用する形態をとることができる。
上記のようなモニタの一例として、モニタを操作するためのリモコン等の操作入力手段を操作することによって、モニタに接続されたチューナを操作できるようにしたものがある。例えばモニタにHDMI入力端子を設け、チューナとの間でHDMI接続を可能とし、HDMIで規定されるCEC(Consumer Electronics Control)メッセージを使用して、モニタ側からチューナの制御を行うようにしている。なお、HDMIにおけるCEC規格に係る仕様は非特許文献1に定義されている。
また、HDMI対応機器では、ソース機器(チューナ)がDDC(Display Data Channel)ラインを用いてシンク機器(モニタ)のEDID(Extended Display Identification Data)を取得することにより、シンク機器の仕様(解像度など)を認識し、ソース機器はそれに合わせた形態でHDMIストリームを出力できるようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
また、HDMI規格ではDDCラインを用いたHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system) による認証が規定されており、このHDCPにより不正コピーを防止できるようにしている。
ここで、モニタ部とチューナ部とをHDMI接続して使用するタイプの表示装置の場合、上記のHDCP認証とは別にモニタ部とチューナ部との間でCECメッセージを用いた相互認証を行うようにしたものがある。
図3は、モニタ部とチューナ部を分離して使用するシステムの接続構成例を示す図であり、図中、100a〜100cは表示装置、200はソース機器(プレーヤ)、201はHDMI SW(HDMIスイッチ)、202はCECライン、203はHDMIライン、204はDDCラインを示す。表示装置100a〜100cはモニタ部101a〜101c,EDID102a〜102c,チューナ部103a〜103cを備え、モニタ部101a〜101cとチューナ部103a〜103cとはHDMI・CEC接続されている。
なお、図中、モニタ部101a〜101cとチューナ部103a〜103cにおける括弧内の数字は、機器の種別を示す論理アドレス,機器の接続位置を示す物理アドレスを表し、例えば、チューナ部103aの(3,1.0.0.0)は、論理アドレスがチューナを示す“3”で、物理アドレスが[1.0.0.0]であることを示す。本例では、チューナの論理アドレスとして“3,5,7,10”の4つが割り当てられ、モニタ(TV)の論理アドレスとして“0”が割り当てられる。ここではモニタ部101aに論理アドレス“0”が割り当てられているため、他のモニタ部101b,101cの論理アドレスにはTV用としてそれぞれ“FREEUSE”,“UNRECOGNIZED”が割り当てられる。
モニタ部101a〜101cはHDMI入力端子を備え、チューナ部103a〜103cはHDMI入力端子とHDMI出力端子を備えており、チューナ部103a〜103cのHDMI入力端子側がHDMI・SW201に接続される。HDMI・SW201は、本例では3つのHDMI出力端子と1つのHDMI入力端子を持ち、HDMI入力端子がプレーヤ200と接続される。
すなわち、図3の接続例は、複数の表示装置100a〜100cを同一のHDMI・CECバスに接続し、1つのソース機器であるプレーヤ200からの映像ストリームを複数の表示装置100a〜100cで表示させるようにしたものである。このような接続構成は店頭デモ等において利用されている。
上記の接続構成において、モニタ部101a〜101c(以下、モニタ部101)とチューナ部103a〜103c(以下、チューナ部103)は起動開始時に所定の認証用CECメッセージ(ベンダコマンド)を送受信し、モニタ部101は、認証用CECメッセージを送信してきた機器の論理アドレスがチューナ(TUNER)を示し、物理アドレスが[1.0.0.0]である場合に、直接接続されたチューナ部103を識別し、このチューナ部103に対して応答できるようにしている。また、チューナ部103は、モニタ部101からの認証用CECメッセージの論理アドレスがテレビ(TV)を示す場合に、モニタ部101からの制御に基づいて動作を開始する。
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.2a Supplement 1 Consumer Electronics Control(CEC),December 14 2005 特開2006−339901号公報
ここで、図3に示す接続構成とした場合、すなわち、モニタ部とチューナ部からなる複数の表示装置を同一のCECバスに接続し1つのソース機器からの映像を共有するような場合では、実際には直接接続されていない機器と通信してしまうという問題がある。これについて以下に説明する。
図3において、複数の表示装置100a〜100cに同一映像を表示させるために、複数の表示装置のHDMI入力とHDMI・SW201の複数のHDMI出力とを接続し、HDMI・SW201のHDMI入力に接続されたプレーヤ200からの映像を出力させていた。HDMI・SW201は、全てのHDMI端子が同じCECラインで接続されるため、これに接続された表示装置100a〜100cのCECラインは同一のラインで接続されることになる。
さらに、表示装置100a〜100cでは、モニタ部101とチューナ部103との間の通信に使用するCECラインをHDMI受信側(外部機器側)と分離せずに接続していたため、結果的にHDMI・SW201に接続された全てのモニタ部101とチューナ部103とが同一のCECラインで接続されてしまうことになる。
これにより、同一のCECライン上にチューナ用論理アドレスを持つ複数のチューナ部103と、テレビ用論理アドレスを持つ複数のモニタ部101とが存在し、同一の物理アドレスを持つ機器が存在するため、直接接続されたモニタ部101とチューナ部103との間でCEC通信を行おうとしても、論理アドレスと物理アドレスにより機器の識別ができず、誤って直接接続されていない機器と通信してしまう。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、モニタ部とチューナ部とをHDMI・CEC接続した表示装置を備えた表示システムにおいて、複数の表示装置を同一のCECバスに接続した場合に、モニタ部とチューナ部を互いに識別可能とすること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、少なくとも1つのソース機器と複数の表示装置とがリピータ機器を介してHDMI接続された表示システムであって、前記複数の表示装置は、モニタ部とチューナ部とがHDMI接続されると共に、前記チューナ部が前記リピータ機器にHDMI接続され、前記モニタ部は、該モニタ部を識別するための識別情報を付加したCECメッセージをブロードキャスト送信する第1のCEC処理手段を備え、前記チューナ部は、前記複数の表示装置のいずれかのモニタ部からブロードキャスト送信された前記CECメッセージを受信する第2のCEC処理手段と、前記チューナ部に直接接続されたモニタ部にアクセスして該モニタ部の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記CECメッセージに含まれる識別情報と前記モニタ部から読み取った識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段により両者が一致すると判定された場合に前記モニタ部との間でCEC通信を行うことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記判定手段により両者が一致すると判定され、前記チューナ部と前記モニタ部との間でCEC通信を行う際に、互いに前記識別情報が付加されたCECメッセージにのみ応答することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記識別情報は、HDCPの認証キーであることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記識別情報は、前記モニタ部のEDIDから取得可能な機器固有識別子であることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、ユーザによる操作入力に従って前記表示装置を待機状態から起動させるときに、該表示装置のモニタ部は、前記機器固有識別子を付加したCECメッセージをブロードキャスト送信し、前記表示装置のチューナ部は、前記ブロードキャスト送信されたCECメッセージに含まれる機器固有識別子を保持すると共に、前記モニタ部にアクセスして該モニタ部のEDIDから機器固有識別子を読み取ることを特徴としたものである。
本発明によれば、モニタ部とチューナ部とをHDMI・CEC接続した表示装置を備えた表示システムにおいて、複数の表示装置を同一のCECバスに接続した場合に、機器固有の識別子を付加することで、モニタ部とチューナ部とを互いに識別することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の表示システムに係る好適な実施の形態について説明する。本発明の実施形態においては、HDMI規格に含まれるCECメッセージを使用する。このCECメッセージとはHDMIで規格化されている機器制御信号である。
図1は、本発明の表示システムにおけるHDMI接続に係る要部構成例を説明するためのブロック図で、図中、1はソース機器であるプレーヤ、2はリピータ機器であるHDMI・SW(HDMIスイッチ)、3はCECライン、4はHDMIライン、5はDDCライン、10a〜10cはシンク機器である表示装置を示す。表示装置10a〜10cはそれぞれモニタ部とチューナ部とを備え、モニタ部とチューナ部とがHDMI・CEC接続されると共に、各チューナ部がHDMI・SW2にHDMI・CEC接続される。以下、表示装置10aが備えるモニタ部11とチューナ部12とを代表例として説明する。
モニタ部11は、リモコン装置(図示しない)からのリモコン信号を受信するリモコン信号受信部111と、モニタ部11の動作を制御するMPU(制御部)112と、CECメッセージをデコード/エンコードしてCECメッセージの送受信を行うCEC処理部113と、音声ストリームを音声出力可能な形式に変換してスピーカ114に出力する音声出力部115と、映像ストリームを映像表示可能な形式に変換して画面表示する画像表示部116と、HDMIストリームから映像ストリームと音声ストリームを分離・抽出するHDMIレシーバ117と、EDIDやHDCP認証キーなどを格納するEDIDROM(EEPROM)118と、チューナ部12とHDMI・CEC接続するためのHDMI入力端子119とを備える。
また、チューナ部12は、チューナ部12の動作を制御するMPU121と、CECメッセージをデコード/エンコードしてCECメッセージの送受信を行うCEC処理部122と、HDMIストリームを受信するHDMIレシーバ123と、HDMIストリームを送信するHDMIトランスミッタ124と、HDMI・SW2とHDMI・CEC接続するためのHDMI入力端子125と、モニタ部11とHDMI・CEC接続するためのHDMI出力端子126とを備える。なお、チューナ部12としては、チューナ機能を備えたレコーダであってもよい。
本例のチューナ部12は、HDMI入力端子を1つとして図示しているが、複数のHDMI入力端子を備えるようにしてもよい。複数のHDMI入力端子を備える構成とした場合、複数の接続機器を切り替えて使用するためにHDMIスイッチを備えるようにすればよい。
モニタ部11とチューナ部12との間を接続するHDMIケーブルは、機器間で共通の制御信号(CECメッセージ)を伝送する双方向バスであるCECライン3と、デジタル信号である映像・音声信号を差動方式で伝送するためのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインで構成されるHDMIライン4と、EDIDの送信やHDCP認証等に利用されるDDCライン5とが含まれる。
プレーヤ1は、HDMI-CECに対応するソース機器であり、プレーヤ以外でも、例えばDVDレコードやHDDレコーダ、デジタル方式VTR、デジタルビデオカメラなどが適用される。
HDMI・SW2は、1つのHDMI入力端子21と3つのHDMI出力端子22〜24とを備え、HDMI入力端子21がプレーヤ1の出力側と接続され、HDMI出力端子22〜24が表示装置10a〜10cの各チューナ部の入力側と接続される。なお、ここではHDMI出力端子22に対応する表示装置10aの内部構成のみ図示しているが、HDMI出力端子23,24に対応する表示装置10b,10cも同様の内部構成を備えているものとする。
図1において、複数の表示装置10a〜10cに同一映像を表示させるために、複数の表示装置10a〜10cのHDMI入力とHDMI・SW2の複数のHDMI出力とを接続し、HDMI・SW2のHDMI入力に接続されたプレーヤ1からの映像を出力させる場合、HDMI・SW2は、全てのHDMI端子が同じCECラインで接続されるため、これに接続された表示装置10a〜10cのCECラインは同一のラインで接続されることになる。
このため、前述の図3で説明したように、同一のCECライン上にチューナ用論理アドレスを持つ複数のチューナ部と、テレビ用論理アドレスを持つ複数のモニタ部とが存在し、同一の物理アドレスを持つ機器が存在するため、直接接続されたモニタ部とチューナ部との間でCEC通信を行おうとしても、論理アドレスと物理アドレスにより機器の識別ができず、誤って直接接続されていない機器と通信してしまっていた。
このような問題に対して、本発明の主たる特徴部分は、モニタ部とチューナ部とをHDMI・CEC接続した表示装置を備えた表示システムにおいて、複数の表示装置を同一のCECバスに接続した場合に、モニタ部とチューナ部を互いに識別可能とすることにある。
このための構成として、モニタ部11は、モニタ部11を識別するための識別情報を付加したCECメッセージをブロードキャスト送信する第1のCEC処理手段に相当するCEC処理部113を備える。また、チューナ部12は、複数の表示装置10a〜10cのいずれかのモニタ部からブロードキャスト送信されたCECメッセージを受信する第2のCEC処理手段に相当するCEC処理部122と、チューナ部12に直接接続されているモニタ部11にアクセスしてモニタ部11の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、CECメッセージに含まれる識別情報とモニタ部11から読み取った識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを備える。これらの識別情報読取手段及び判定手段は、MPU121により実現されるものし、このMPU121により両者が一致すると判定された場合にモニタ部11との間でCEC通信を行うように構成される。
上記識別情報としては、HDMI・SW2に接続された3つの表示装置10a〜10cの各モニタ部を識別できる情報であればよく、既存のものであれば、例えばHDCPの認証キーを用いることができる。このHDCP認証キーは、機器間認証に用いられるものであり、EDIDROM118に格納されている。また、EDIDの中にメーカが自由に使用できる固有領域(Manufacture Specified Block)があり、この領域に機器固有識別子を書き込んでおいても良い。
また、ブロードキャスト送信するCECメッセージとしては、メーカが独自に定義したベンダコマンド(Vendor Command)を利用することができる。
ここで、例えば、3つの表示装置10a〜10cのEDIDに機器固有識別子としてそれぞれa,b,cを書き込んだ場合について想定する。
スタンバイ状態にある表示装置10aを起動させるときに、ユーザがリモコン装置等を操作してリモコン信号をモニタ部11に対して送信すると、モニタ部11はこのリモコン信号に対応した起動用のCECメッセージを送信する。この際、モニタ部11は、EDIDROM118に格納されているEDIDから機器固有識別子“a”を抽出し、この機器固有識別子“a”を上記CECメッセージに付加してCECライン3を介してブロードキャスト送信する。このCECメッセージのブロードキャスト送信を受けて、表示装置10a〜10cの各チューナ部は、モニタ部11を識別するための機器固有識別子“a”をメモリ(図示せず)に保持する。
次に、表示装置10aのチューナ部12は、DDCライン5を介して直接接続されているモニタ部11のEDIDROM118にアクセスし、EDIDから機器固有識別子“a”を取得する。同様に、表示装置10bのチューナ部は、DDCラインを介して直接接続されているモニタ部のEDIDROMにアクセスし、EDIDから機器固有識別子“b”を取得し、また、表示装置10cのチューナ部は、DDCラインを介して直接接続されているモニタ部のEDIDROMにアクセスし、EDIDから機器固有識別子“c”を取得する。
上記より、表示装置10aからブロードキャスト送信された機器固有識別子“a”に対して、表示装置10aの場合、EDIDから機器固有識別子“a”が取得され、表示装置10bの場合、EDIDから機器固有識別子“b”が取得され、表示装置10cの場合、EDIDから機器固有識別子“c”が取得されることになる。この場合、表示装置10aのみがモニタ部11とチューナ部12との間で共通の機器固有識別子“a”を持つことになる。このため以後モニタ部11とチューナ部12との間でCEC通信を行う際に、CECメッセージに機器固有識別子“a”を付加しておけば、直接接続された機器間でお互いを識別することができ、論理アドレスと物理アドレスによる機器の識別ができない接続構成であっても、モニタ部とチューナ部との間でCEC通信を確立させることができる。
すなわち、チューナ部12は、MPU121により、モニタ部11からブロードキャスト送信された機器固有識別子とEDIDから取得された機器固有識別子とが一致すると判定された場合、チューナ部12とモニタ部11との間でCEC通信を行う際に、互いに機器固有識別子が付加されたCECメッセージにのみ応答するように構成される。これにより直接接続されていない他の機器と誤ってCEC通信することを防止することができる。
なお、上記の機器固有識別子をCECメッセージに付加するに当たっては、メッセージサイズを考慮して、モニタ部とチューナ部で同一のルールに基づいてデータサイズを圧縮したものを使用するようにしてもよい。
図2は、図1に示した表示システムが待機状態から起動する場合の処理の一例を説明するための図である。本例の場合、予めモニタ部11のEDIDに機器固有識別子を記述しておき、チューナ部12からDDC電源+5V信号が供給された場合に、モニタ部11がチューナ部12にホットプラグ(Hot Plug)を返すように設定しておく。
待機状態にある表示装置10a(モニタ部11とチューナ部12)に対して、ユーザがリモコン装置のUI(User Interface)の中の例えば電源キーを操作してリモコン信号を送信すると、モニタ部11はリモコン信号受信部111でリモコン信号を受信・デコードする(S1)。そして、モニタ部11は、(S1)でデコードされた電源キーコードを機器固有識別子と共に、CEC処理部113からCECメッセージによりブロードキャスト送信する(S2)。
次に、チューナ部12は、CEC処理部122で受信されたCECメッセージから機器固有識別子を抽出し、図示しないメモリに保持する(S3)。そして、チューナ部12は、(S3)で受信されたCECメッセージが電源キーコードであるため、MPU121がDDCライン5を介して+5V信号をモニタ部11に出力し(S4)、モニタ部11は+5V信号に対してホットプラグ“High”をチューナ部12に返す(S5)。
次に、チューナ部12は、モニタ部11からのホットプラグを検出すると、MPU121がDDCライン5を介してモニタ部11のEDIDROM118にアクセスしてEDIDから機器固有識別子を読み取る(S6,S7)。なお、これらのS4〜S7における処理はHDMI規格において規定されているものである。
HDMI規格に準拠した機器であれば、EDIDを内部メモリに持っている。本例の場合、このEDIDは、モニタ部11と接続されるチューナ部12に、モニタの機種名や設定値(解像度など)を伝えるためのモニタ独自のIDであり、EDIDのやり取りにはCECラインとは異なるHDMIのDDC(I2C)ラインが用いられる。上記の+5V信号は、チューナ部12側からモニタ部11の内部メモリに電力を供給するための信号である。チューナ部12は、電源オン時などに、上記の+5V信号を出力して、モニタ部11に対してEDIDを取得する処理を行う。
次に、チューナ部12は、モニタ部11のEDIDから取得された機器固有識別子をメモリに保持し(S8)、MPU121は、CECメッセージから取得された機器固有識別子とEDIDから取得された機器固有識別子とを比較し(S9)、両者が一致しない場合(NOの場合)、+5V信号をオフし待機状態に移行する(S10)。一方、(S9)において、両者が一致する場合(YESの場合)、HDMIトランスミッタ124がAVストリームの出力を開始し(S11)、CEC処理部122がCECメッセージによる起動完了通知をモニタ部11に送信する(S12)。
次に、モニタ部11が、チューナ部12から起動完了通知を示すCECメッセージを受信すると、モニタ部11とチューナ部12は起動状態に移行し(S13)、以後、ホットプラグが“Low”になるまでモニタ部11とチューナ部12との間で認証状態を維持するものとする。
このように、本発明によれば、モニタ部とチューナ部とをHDMI・CEC接続した表示装置を備えた表示システムにおいて、複数の表示装置を同一のCECバスに接続した場合に、機器固有の識別子を付加することで、モニタ部とチューナ部とを互いに識別することができるため、論理アドレスと物理アドレスによる機器の識別ができない接続構成であっても、モニタ部とチューナ部との間でCEC通信を確立させることができる。
本発明の表示システムにおけるHDMI接続に係る要部構成例を説明するためのブロック図である。 図1に示した表示システムが待機状態から起動する場合の処理の一例を説明するための図である。 モニタ部とチューナ部を分離して使用するシステムの接続構成例を示す図である。
符号の説明
1…プレーヤ(ソース機器)、2…HDMI・SW(リピータ機器)、3…CECライン、4…HDMIライン、5…DDCライン、10a〜10c…表示装置、11…モニタ部、12…チューナ部、111…リモコン信号受信部、112,121…MPU(制御部)、113,122…CEC処理部、114…スピーカ、115…音声出力部、116…画像表示部、117,123…HDMIレシーバ、118…EDIDROM、119,125…HDMI入力端子、124…HDMIトランスミッタ、126…HDMI出力端子。

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのソース機器と複数の表示装置とがリピータ機器を介してHDMI接続された表示システムであって、
    前記複数の表示装置は、モニタ部とチューナ部とがHDMI接続されると共に、前記チューナ部が前記リピータ機器にHDMI接続され、
    前記モニタ部は、該モニタ部を識別するための識別情報を付加したCECメッセージをブロードキャスト送信する第1のCEC処理手段を備え、
    前記チューナ部は、前記複数の表示装置のいずれかのモニタ部からブロードキャスト送信された前記CECメッセージを受信する第2のCEC処理手段と、前記チューナ部に直接接続されたモニタ部にアクセスして該モニタ部の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記CECメッセージに含まれる識別情報と前記モニタ部から読み取った識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段により両者が一致すると判定された場合に前記モニタ部との間でCEC通信を行うことを特徴とする表示システム。
  2. 請求項1に記載の表示システムにおいて、前記判定手段により両者が一致すると判定され、前記チューナ部と前記モニタ部との間でCEC通信を行う際に、互いに前記識別情報が付加されたCECメッセージにのみ応答することを特徴とする表示システム。
  3. 請求項1又は2に記載の表示システムにおいて、前記識別情報は、HDCPの認証キーであることを特徴とする表示システム。
  4. 請求項1又は2に記載の表示システムにおいて、前記識別情報は、前記モニタ部のEDIDから取得可能な機器固有識別子であることを特徴とある表示システム。
  5. 請求項4に記載の表示システムにおいて、ユーザによる操作入力に従って前記表示装置を待機状態から起動させるときに、該表示装置のモニタ部は、前記機器固有識別子を付加したCECメッセージをブロードキャスト送信し、
    前記表示装置のチューナ部は、前記ブロードキャスト送信されたCECメッセージに含まれる機器固有識別子を保持すると共に、前記モニタ部にアクセスして該モニタ部のEDIDから機器固有識別子を読み取ることを特徴とする表示システム。
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