JP2010039257A - 表示装置 - Google Patents

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Giichi Yamano
義一 山野
Takayuki Furukawa
貴之 古川
Masato Murayama
正人 村山
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Abstract

【課題】従来の表示装置においては、薄型化と高い放熱効率の両立が困難という課題があった。
【解決手段】画像を表示する表示パネル(PDP)2と、前記表示パネル(PDP)2の少なくとも画像を表示する面の反対側の面を覆う筐体3(31、32)と、を備え、前記筐体は、前記表示パネル(PDP)2の表示面側に設けられた前孔33と、前記前孔33の反対側に設けられた後孔34と、前記前孔33と前記後孔34との間に設けられたファン4と、を有し、前記表示パネル(PDP)2の表示面側から見て、前記表示パネル(PDP)2の表示領域外で、前記前孔33と前記ファン4と前記後孔34とが重複している表示装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、薄型の表示装置等に関するものである。
プラズマディスプレイパネル、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示パネルの出現により、画像等を表示する表示装置の薄型化が進んでいる。これらは、更なる薄型化に向けて改良が検討されている。
一方、表示パネルは熱を発生するものが多く、動作性能の維持等のために、これを冷却することが求められている。特許文献1には、冷媒を循環させて表示パネルを冷却する表示装置が開示されている。
特開平5−121005号公報
特許文献1に記載の表示装置においては、冷媒の循環によって熱の移動を行うことができるが、移動した熱を表示装置外に逃がす必要がある。そのため、特許文献1に記載の表示装置の実施形態は、ヒートシンクにより熱を逃がすようにしている。しかし、ヒートシンクからの空気中への放熱だけでは、十分に熱を逃がすことができない。
また、特許文献1に記載の表示装置の他の実施形態は、ファンによる空気の強制対流によって表示パネルを冷却している。しかし、空気の流れるスペースを表示パネルの前面または背面に設ける必要があり、表示装置の厚みが大きくなってしまう。
本発明は、これらの課題を解決し、放熱効率の高い薄型の表示装置を提供することを目的とする。
上記目的は以下の表示装置により達成できる。当該課題を達成するための表示装置は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの少なくとも画像を表示する面の反対側の面を覆う筐体と、前記筐体に収容されたファンと、を備え、前記筐体は、前記表示パネルの表示面側に設けられた前孔と、前記表示面側の反対側に設けられた後孔と、を有し、前記ファンは、前記前孔と前記後孔との間に設けられ、前記表示パネルの表示面側から見て、前記表示パネルの表示領域外で、前記前孔と前記ファンと前記後孔とが重複している。
本発明による表示装置によれば、放熱効率の高い薄型の表示装置を提供することができる。
以下、表示装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施形態において同様の動作を行う構成要素に同じ符号を付し、再度の説明を省略する場合がある。
<第1実施形態>
実施形態として、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称す。)を用いた表示装置について説明する。以下の説明において、PDPの画像を表示する側を「前」、その反対側を「後ろ」と称する。また、各部材の前側の面を「前面」、後ろ側の面を「背面」と称する。
(1)全体構成
図1は、第1実施形態に係る表示装置1の前面斜視図である。図2は、第1実施形態に係る表示装置1の背面斜視図である。図3は、第1実施形態に係る表示装置1の分解斜視図である。図4は、シャーシ部材の厚み方向の断面図である。
表示装置1は、PDP2、筐体3、ファン4、駆動回路基板5、放熱器6、ポンプ7、および、パイプ8を備える。
PDP2は、前面ガラス基板と、背面ガラス基板とを有する。前面ガラス基板は、第1の方向と平行な走査電極と維持電極とからなる表示電極対が多数形成されている。背面ガラス基板は、第1の方向と交差する第2の方向と平行なアドレス電極が多数形成されている。表示電極対は誘電体層で覆われている。誘電体層は、MgO等で形成された保護膜で覆われている。また、背面ガラス基板は、赤・青・緑の蛍光体が塗布されている。前面ガラス基板と背面ガラス基板とは貼り合わされている。前面ガラス基板および背面ガラス基板の最も広い面は長方形である。第1の方向は長方形の長辺方向であり、一般に水平方向になるようにして設置される。第2の方向は長方形の短辺方向であり、一般に鉛直方向になるようにして設置される。前面ガラス基板および背面ガラス基板はそれぞれおよそ1.5mm〜3mmの厚さである。
前面から見て表示電極対とアドレス電極とが交わる位置であって、表示電極対とアドレス電極とに挟まれた部分を放電セルという。放電セルには赤・青・緑のいずれかの蛍光体が塗布されている。放電セルにはヘリウム(He)、ネオン(Ne)、キセノン(Xe)等の希ガスを含む放電ガスが封入されている。そして表示電極対およびアドレス電極に電圧を印加して放電セルに放電を起こし、紫外線を発生させる。そして、発生した紫外線で蛍光体を刺激して発光させ画像を表示する。
具体的には、まず、走査電極の全ラインに電圧を印加して全部の放電セルで放電を起こす初期化放電を行う。次に、走査電極に順次電圧を印加するとともに、電圧が印加された走査電極上で発光させたい放電セルと交わるアドレス電極にも電圧を印加する。これをアドレス放電といい、電圧が印加された走査電極とアドレス電極とが交わる位置の放電セルが発光し、該放電セルが発光セルとして選択される。その後、走査電極と維持電極との間に交流電圧を印加する維持放電を行う。維持放電により、先程選択された発光セルのみが発光し、PDP2は画像を表示する。なお、PDP2の画像が表示される領域を「表示領域」ともいう。「PDP2の表示領域側」と、「前」とは、同じ意味となる。
PDP2は、放電セルの内部で放電を発生させて画像を表示する際、PDP2自体が高温になりやすい。PDP2が高温になると、放電特性が変化して、発光すべき放電セルが発光しない、または発光すべきでない放電セルが発光する等の誤放電が発生しやすくなり、画像表示品質を低下させる問題が生じる。また、PDP2が高温になると、前面ガラス基板または背面ガラス基板の割れといった問題が生じる。従って、PDP2で発生する熱を効率よく逃がし、PDP2を低い温度、例えば70〜80℃に抑えることが重要である。なお、PDP2は、表示パネルの一例である。
筐体3は、シャーシ部材31、枠体32、前孔33、後孔34、を有する。
シャーシ部材31は、PDP2を前面で保持する。シャーシ部材31は、PDP2を保持する面とは反対側の面が、外部に露出している。言い換えると、シャーシ部材31は、PDP2を、シャーシ部材31の表示面側の主面で保持しており、主面とは反対側の面が、外部に露出している。すなわち、シャーシ部材31は、筐体3の一部である。
シャーシ部材31は、熱伝導率および電気伝導率の高いアルミニウム等の金属板で構成されている。シャーシ部材31の最も広い面の大きさが前面ガラス基板および背面ガラス基板の最も広い面よりも大きい。シャーシ部材31の一方の面(前面)には熱伝導シートを介してPDP2が取り付けられる。また、シャーシ部材31の前面には、電源回路基板や駆動回路等の駆動回路基板5がシャーシ部材31と平行になるように取り付けられている。
シャーシ部材31は、PDP2や駆動回路基板5が発生した熱を吸収し、空気中や他の部材に熱を逃がす放熱部材として機能する。また、シャーシ部材31は、PDP2や駆動回路板5を支持しこれらの強度を保つ強度部材としても機能する。さらに、シャーシ部材31は、PDP2や駆動回路基板5等の電気的なグラウンドとしても機能する。
シャーシ部材31は、さらに、内部に流体が流れる流路31A、31Bを有する。具体的には、シャーシは2枚の板を重ね合わせた構成である。そして、2枚の板の間に一続きの空間を形成している。この空間が流路31A、31Bである。実施形態では、この一続きの空間が2つ形成されている。流路31A、31Bには、液体が充填され、ている。液体は、例えば、水とプロピレングリコールの混合液等である。流路31A,31Bの両端には、放熱器6とポンプ7が直列に接続されている。具体的には、流路31A,31Bの一端とポンプ7とは、パイプ8で接続されている。ポンプ7と放熱器6は、別のパイプ8で接続されている。さらに、放熱器6と流路31A、31Bの他の一端が、別のパイプ8で接続されている。
シャーシ部材31は、前から見て放熱器6と重複する位置に、前面から背面まで貫通する後孔34を有する。後孔34は、複数の貫通孔により構成されている。
放熱器6は、前から見てPDP2の周囲に配置され、シャーシ部材31に保持されている。放熱器6は前から見てファン4と重複している。放熱器6は前面から背面にかけて複数の貫通孔を有している。そして、複数の貫通孔の近傍に細かい流路が形成されている。液体は、この流路を流れる。放熱器6は、前から見て後孔34と重複する位置に配置されている。
枠体32は、PDP2の表示面側から見て、シャーシ部材31とともにファンを収容する。また、枠体32は、駆動回路基板5を収容する。枠体は、筐体3の一部である。枠体32は、アルミニウムや樹脂等により形成されている。
枠体32は、前面から背面まで貫通する前孔33を有する。前孔33は、前から見て後孔34と重複する位置に配置されている。
ファン4は、筐体3に収容されている。ファン4は、前孔33と後孔34とを結ぶ方向に空気の流れを与える。
具体的には、ファン4は、前孔33と後孔34とを結ぶ方向に延びた軸を中心に回転する羽根を有する軸流ファンである。ファン4は、放熱器6の貫通孔に空気の流れを与え、放熱器6を冷却する。すなわち、ファン4は、放熱器6の内部を流れる液体を冷却する。
駆動回路基板5は、PDP2を駆動する。また、駆動回路基板5は、PDP2に電力を供給する。具体的には、駆動回路基板5は、表示電極対とアドレス電極とに選択的に電圧を印加するように駆動する。駆動回路基板5は、維持駆動回路と、走査駆動回路と、データ駆動回路とを有する。維持駆動回路は、維持電極に電圧を印加する。走査駆動回路は、走査電極に電圧を印加する。データ駆動回路は、アドレス電極に電圧を印加する。
(2)駆動回路基板の配置
図5は、表示装置1から枠体32を取り外した前面図である。図6は、放熱器6を通るPDP2の前面に直交する面で切った断面図である。図6において、紙面上側が「前」である。駆動回路基板5は、PDP2の表示面側(前)から見て、PDP2の周囲に配置されている。駆動回路基板5は、シャーシ部材31に保持されている。駆動回路基板5とPDP2とは、ともにシャーシ部材31の前面に配置されている。そして、PDP2の画像表示面と平行な方向からみて(図6)、駆動回路基板5は、PDP2と、画像表示面と垂直な方向の位置が重なっている。
従来の表示装置は、前からみて表示パネルと駆動回路基板5とが重複していた。そのため、表示装置が厚かった。一方で、本実施形態によれば、上述の構成によって、表示装置1の薄型化が可能となっている。
(3)液体の循環経路
液体は、2つの閉じた経路を流れる。経路は、流路31A、31B、放熱器6、ポンプ7、および、パイプ8を含む。図6、図7および図8を参照して説明を行う。図7は、液体の循環経路を示す図である。図8は、駆動回路基板5を通るPDP2の前面に直交する面で切った断面図である。
図7において、シャーシ部材31の内部の流路31A、31Bを実線で表している。また、図7において、一点鎖線で示した長方形の領域は、前から見たPDP2の重複位置を示す。PDP2の表示面側(前)から見て、流路31A、31Bの一部はPDP2と重複している。この部分でPDP2からシャーシ部材31を介して液体に熱が移動する。
図7において、2点鎖線で示した長方形の領域は、前から見た駆動回路基板5の重複位置を示す。前から見て、流路31A、31Bの一部は、駆動回路基板5と重複している。この部分で駆動回路基板5からシャーシ部材31を介して液体に熱が移動する。
さらに、流路31A、31Bの一部、具体的には前から見て最外周を通る部分は、前から見てPDP2および駆動回路基板5のいずれとも重複していない。この部分を通る液体は、外部に熱を放出する。
矢印は、液体の流れる方向を示す。前から見て、液体は最外周の部分を通る。ここで、液体は、外部に熱を放出する。具体的には、シャーシ部材31を介し枠体32に熱が伝達され、枠体32全体から表示装置1の外部の空気に熱が放出される。次に、液体は、前から見てPDP2と重複する部分を通り、ここでPDP2から熱を吸収する。次に、液体は、前から見て駆動回路基板5と重複する部分を通り、ここで駆動回路基板5から熱を吸収する。このように、冷却対象は、PDP2と駆動回路基板5とを含むが、先にPDP2を冷却するように液体を流す。これにより、PDP2からの熱をより効率的に吸収することが可能となる。その後、液体は、放熱器6を通る。ここで、放熱器6から表示装置1の外部の空気に液体の熱が放出される。放熱器6の貫通孔には、ファン4により、表示装置1の外部の温度が低い空気が与えられる。したがって、放熱器6は、高い効率で放熱を行うことが可能である。そして、液体はポンプ8に入る。ポンプは液体に矢印の方向に流れるための運動エネルギーを与える。
液体の循環経路のうち、PDP2と重複する部分の上流と下流とでは、温度差が生じる。しかし、本実施形態では、流路31A、31Bを複数設けている。したがって、PDP2の表示面内の温度差を小さくすることができる。
さらに、シャーシ部材31の背面が露出している。そのため、シャーシ部材31の背面から空気中に放熱が可能である。すなわち、液体、PDP2または駆動回路基板5の熱をシャーシ部材31の背面から放出可能である。なお、シャーシ部材31の背面は、シャーシ部材31の材料、すなわち、金属をそのまま露出する構成でもよく、金属を樹脂等の絶縁材料で薄くコーティングする構成でもよい。
以上のように、本実施形態の表示装置1は、放熱効率が高い。
(4)放熱機構の薄型構成
表示装置1はファン4を用いることで放熱効率が高い。そして、ファン4の配置等を工夫することにより、放熱機構の薄型化を実現している。ひいては、表示装置1の薄型化を実現している。以下、図9、図10および図11を用いて説明する。図9は、図6のファン4部分の拡大図である。図10は、表示装置1の前面図である。図11は、表示装置1の背面図である。
本実施形態の放熱機構は、前孔33と、ファン4と、放熱器6と、後孔34とで構成される。放熱機構は、PDP2等の発熱部品から運ばれた熱を放熱器6で表示装置1の外部の空気に放熱する。さらに、シャーシ部材31背面や枠体32全面から外部の空気に放熱する。
本実施形態では、熱は、液体により運ばれる。
放熱機構の各部材の前後方向の位置関係は、次の通りである。ファン4は、前孔33と後孔34との間に配置されている。また、ファン4は、前孔33と放熱器6との間に配置される。ファン4と前孔33との間は実質的に隙間がない。また、ファン4と放熱器6との間は実質的に隙間がない。したがって、薄型の放熱機構が実現できる。
放熱機構の各部材の前から見た位置関係は、次の通りである。前から見て、ファン4は、後孔34と重複する位置に配置されている。また、放熱器6および前孔33も前から見て後孔34と重複する位置に配置されている。よって、前孔33と、ファン4と、放熱器6と、後孔34とは、前から見て重複する。そして、前孔33と後孔34とを結ぶ方向に空気を流すことが可能である。具体的には、本実施形態は、前孔33から後孔34へ空気を流すことが可能となっている。なお、後孔34から前孔33へ空気を流すようにしてもよい。
液体の熱は、放熱器6の流路から貫通孔の表面の空気に放出される。また、放熱器6はファン4によって空気の流れが与えられる。これにより、放熱器6では液体の放熱を高効率に行うことが可能である。
従来の構成では、ファンでの冷却のために空気の流れる空間を確保していた。そのため、表示装置1の薄型化が困難であった。一方、本実施形態によれば、ファンにより十分な空気の流れを与えることができる放熱機構を薄型にすることが可能である。そして、表示装置1を薄型化することが可能である。
さらに、前から見て表示領域の外側に放熱機構を設けている。そして、表示領域と平行な方向から見て、放熱機構の前後方向の位置は、PDP2の前後方向の位置と重複する。これにより、さらなる薄型化が実現可能である。
<第2実施形態>
第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。第1実施形態と同一の部分については説明を省略する。
第1実施形態の表示装置1では、シャーシ部材31の背面が露出していた。しかし、第2実施形態の表示装置10では、シャーシ部材31の背面を覆うバックカバー35を有する。バックカバー35は筐体3の一部である。
図12は第2実施形態の表示装置10の背面図である。バックカバー35は、熱伝導率の高い樹脂等で形成される。バックカバー35は、バックカバー孔36を有する。第1実施形態の後孔34は本実施形態でも有しており、シャーシ部材31に形成されている。なお、本実施形態ではバックカバー孔36が本発明の後孔に相当する。
バックカバー35はシャーシ部材31の背面に配置され、バックカバー孔36は、前から見て、前孔33、ファン4、放熱器6および後孔34と重複する。
以上の構成により、第2実施形態の表示装置10においても、第1実施形態と同様に、十分な放熱効率の確保と薄型化を実現できる。
<その他の実施形態>
上記各実施形態では、放熱器6をシャーシ部材31と別部材として構成した。しかし、放熱器6をシャーシ部材31と一体的に構成してもよい。具体的には、シャーシ部材31の後孔34の近傍に細い複数の流路を形成する。すると、この部分で液体がファン4の空気の流れにより冷却される。この構成を言い換えると、PDP2の表示面側(前)から見て、流路31Aの一部はPDP2と重複しており、流路31Aの他の一部はファン4と重複している。
上記各実施形態では、液体による熱の運搬を利用して放熱器6等の放熱部分に熱を移動したが、液体を用いず、シャーシ部材31の内部の熱伝導により熱を移動するようにしてもよい。
上記各実施形態では、表示デバイスとしてプラズマディスプレイパネルを例に説明したが、液晶ディスプレイやELディスプレイ等にも適用できる。
また、上記の各実施形態において用いた具体的な数値等は、単に一例を挙げたに過ぎず、表示パネルの特性や画像表示装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが可能である。
<実施形態の特徴>
上述の実施形態に係る表示装置は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの少なくとも画像を表示する面の反対側の面を覆う筐体と、前記筐体に収容されたファンと、を備え、前記筐体は、前記表示パネルの表示面側に設けられた前孔と、前記表示面側の反対側に設けられた後孔と、を有し、前記ファンは、前記前孔と前記後孔との間に設けられ、前記表示パネルの表示面側から見て、前記表示パネルの表示領域外で、前記前孔と前記ファンと前記後孔とが重複している。これにより、放熱効率の高い、薄型の表示装置を実現できる。
上述の実施形態に係る表示装置は、さらに、前記筐体が、前記表示パネルを保持するシャーシ部材と、前記表示パネルの表示面側から見て、前記シャーシ部材とともに前記ファンを収容する枠体と、を備え、前記シャーシ部材は、前記後孔を有し、前記枠体は、前記前孔を有する。
上述の実施形態に係る表示装置は、さらに、前記ファンが、前記前孔と前記後孔とを結ぶ方向に延びた軸を中心に回転する羽根を有する軸流ファンである。これにより、送風能力の高い軸流ファンを薄型に維持しながら利用できる。
上述の実施形態に係る表示装置は、さらに、前記シャーシ部材の、前記表示パネルを保持する面とは反対側の面が、外部に露出している。これにより、さらに放熱効率を高めることができる。
上述の実施形態に係る表示装置は、さらに、前記シャーシ部材が、内部に流体が流れる流路を有し、前記表示パネルの表示面側から見て、前記流路の一部は前記表示パネルと重複しており、前記流路の他の一部は前記ファンと重複している。これにより、表示パネルからの熱を効率的にファンで冷却可能となる。
上述の実施形態に係る表示装置は、内部を液体が流れる放熱器をさらに備え、
前記シャーシ部材は、内部に前記流体が流れ、前記放熱器に接続された流路を有している。前記表示パネルの表示面側から見て、前記流路の一部は前記表示パネルと重複しており、前記放熱器は前記ファンと重複している。これにより、表示パネルからの熱を効率的にファンで冷却可能となる。
上述の実施形態に係る表示装置は、前記表示パネルを駆動させる駆動回路基板を備え、前記駆動回路基板は、前記表示パネルの表示面側から見て、前記表示パネルの周囲に配置されている。
上述の実施形態に係る表示装置は、さらに、前記表示パネルの表示面側から見て、前記流路の一部が前記駆動回路基板と重複している。これにより、駆動回路基板からの熱を効率的に冷却可能となる。
上述の実施形態に係る表示装置の前記駆動回路基板は、前記シャーシ部材の前記表示パネルを保持する側の面に保持されている。これにより、表示装置の薄型化が可能である。
上述の実施形態に係る表示装置は、さらに、前記表示パネルが、プラズマディスプレイパネルである。これにより、放熱効率が高い、薄型のプラズマディスプレイを用いた表示装置を実現できる。
<その他>
上述の実施形態は本発明の一例である。本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる表示装置は、薄型化と高い放熱効率の両立が可能という効果を有し、表示装置等として有用である。
第1実施形態に係る表示装置1の前面斜視図 第1実施形態に係る表示装置1の背面斜視図 第1実施形態に係る表示装置1の分解斜視図 シャーシ部材の厚み方向の断面図 表示装置1から枠体32を取り外した前面図 放熱器6を通るPDP2の前面に直交する面で切った断面図 液体の循環経路を示す図 駆動回路基板5を通るPDP2の前面に直交する面で切った断面図 図6のファン4部分の拡大図 第1実施形態に係る表示装置1の前面図 第1実施形態に係る表示装置1の背面図 第2実施形態に係る表示装置10の背面図
符号の説明
1、10 表示装置
2 PDP
3 筐体
4 ファン
5 駆動回路基板
6 放熱器
7 ポンプ
8 パイプ
31 シャーシ部材
31A、31B 流路
32 枠体
33 前孔
34 後孔
35 バックカバー
36 バックカバー孔

Claims (10)

  1. 画像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの少なくとも画像を表示する面の反対側の面を覆う筐体と、
    前記筐体に収容されたファンと、を備え、
    前記筐体は、
    前記表示パネルの表示面側に設けられた前孔と、
    前記表示面側の反対側に設けられた後孔と、
    を有し、
    前記ファンは、前記前孔と前記後孔との間に設けられ、
    前記表示パネルの表示面側から見て、前記表示パネルの表示領域外で、前記前孔と前記ファンと前記後孔とが重複している、
    表示装置。
  2. 前記筐体は、
    前記表示パネルを保持するシャーシ部材と、
    前記表示パネルの表示面側から見て、前記シャーシ部材とともに前記ファンを収容する枠体と、を備え、
    前記シャーシ部材は、前記後孔を有し、
    前記枠体は、前記前孔を有する、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ファンは、前記前孔と前記後孔とを結ぶ方向に延びた軸を中心に回転する羽を有する軸流ファンである、
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記シャーシ部材は、前記表示パネルを保持する面とは反対側の面が、外部に露出している、
    請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記シャーシ部材は、内部に流体が流れる流路を有し、
    前記表示パネルの表示面側から見て、前記流路の一部は前記表示パネルと重複しており、前記流路の他の一部は前記ファンと重複している、
    請求項2から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 内部を液体が流れる放熱器をさらに備え、
    前記シャーシ部材は、内部に前記流体が流れ、前記放熱器に接続された流路を有し、
    前記表示パネルの表示面側から見て、前記流路の一部は前記表示パネルと重複しており、前記放熱器は前記ファンと重複している、
    請求項2から5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルを駆動させる駆動回路基板をさらに備え、
    前記駆動回路基板は、前記表示パネルの表示面側から見て、前記表示パネルの周囲に配置されている、
    請求項1から6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 前記表示パネルの表示面側から見て、前記流路の一部が前記駆動回路と重複している、
    請求項7に記載の表示装置
  9. 前記駆動回路基板は、前記シャーシ部材の前記表示パネルを保持する側の面に保持されている、
    請求項7または8に記載の表示装置。
  10. 前記表示パネルは、プラズマディスプレイパネルである、
    請求項1から9のいずれかに記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10775552B2 (en) 2016-02-09 2020-09-15 Sony Corporation Display device

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