JP2010039200A - 焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影目的である被写体、特に人物の顔に対して安定して合焦させること。
【解決手段】AF処理部22は、特徴部位検出部18により画像データから検出した被写体の特徴部位を含む焦点検出エリアを判断し、判断された特徴部位を含む複数の焦点検出エリアのうちから選択して、焦点検出対応エリアを設定し、その焦点検出対応エリアの画像データに基づいて焦点検出を行い、求められた複数の焦点位置から焦点位置を選択することで、特徴部位の大きさにかかわらず特徴位置に対する適切な合焦エリアを設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人物の顔等の特定被写体に自動的に焦点を合わせる焦点検出装置に関する。
近年のデジタルスチルカメラでは、1つまたは複数の焦点検出エリアを有し、特定被写体、特に人物の顔に自動的に焦点を合わせる焦点検出装置を備えるのもがある。これら焦点検出装置の多くは、撮像素子からの映像信号により被写体の高周波成分であるコントラストを検出し、このコントラストが最大になるようにフォーカスレンズの位置を制御して焦点を合わせるオートフォーカス(AF)方式が用いられている。例えば、特許文献1には、複数の焦点検出エリアのうち顔の輪郭を囲む矩形領域を焦点検出対応エリアとして焦点調節を行う技術が記載されている。
特開2006−227080号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された方式で人物を撮影した場合、顔の大きさによっては一つの焦点検出エリアに顔の大部分が含まれる場合や、一つの焦点検出エリア内に顔と背景の映像が混在する場合がある。
焦点検出エリアに顔の大部分が含まれる場合、顔は平坦であるためエリア内の映像信号が低コントラスト状態となり、精度良く焦点を検出できない問題点がある。これはフォーカスレンズの移動量に対してコントラストの変化が少ないことが原因である。
例えば、図12(A)に示すように、焦点検出エリア1と人物の顔が重なった場合、破線部分の焦点検出エリア1の面積内に顔の大部分が含まれるため、この部分を焦点検出対応エリアとして選択すると、顔はローコントラストのため合焦できない場合も考えられる。
また、焦点検出エリア内に顔と背景の映像が混在する場合では、顔のコントラストよりも背景のコントラストが高くなる傾向が強いため、背景に合焦させてしまうことがある。
例えば、図12(B)に示すように、破線部分の焦点検出エリア1を焦点検出対応エリアとして選択すると、このエリアは背景が多いため、コントラストの高い背景に合焦してしまう可能性もある。ここで各焦点検出エリア1に含まれる顔面積の大さにかかわらず、単純に最至近を合焦位置として選択すると、その人物よりも手前に存在する撮影者が望まない障害物に合焦してしまう可能性もある。
また、複数の焦点検出エリア1を備えた焦点検出装置においては、焦点検出エリア1毎にコントラストを検出可能であるが、焦点検出エリア1が必ずしも撮影目的である被写体と重なるとは限らない。さらに、顔の大きさは被写体距離や個人によって異なるため、同様の現象が発生する可能性もある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、撮影目的である被写体、特に人物の顔に対して安定して合焦させることができる焦点検出装置を提供することを目的とする。
本発明の焦点検出装置の一態様は、
画像データから被写体の特徴部位を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した特徴部位を含む焦点検出エリアを判断する判断手段と、
前記判断手段により判断された特徴部位を含む複数の焦点検出エリアのうちから選択して、焦点検出対応エリアを設定する設定手段と、
前記焦点検出対応エリアの画像データに基づいて焦点検出を行う焦点検出手段と、
前記焦点検出手段により求められた複数の焦点位置から焦点位置を選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影目的である被写体、特に人物の顔に対して安定して合焦させることができる焦点検出装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を適用したデジタルスチルカメラ10の構成を示す図である。該デジタルスチルカメラ10においてカメラ本体は、光学系11、撮像素子12、AGC/CDS部13と、A/D変換部14、信号処理部15、レンズ制御部16、撮像制御部17、特徴部位検出部18、画像メモリ19、画像処理部20、AE処理部21、AF処理部22、表示部23及び操作部24を有する。
光学系11を通過して撮像素子12に入った光は、撮像制御部17の制御の下、該撮像素子12により電気信号に変換され、該撮像素子12よりAGC/CDS部13に入力される。そして、その電気信号は、該AGC/CDS部13にて、ゲイン調整や、ノイズ除去のためのCDS(相関二重サンプリング)等の前処理が施された後、A/D変換部14でデジタル信号に変換されて、信号処理部15に入力される。
信号処理部15は、その入力されたデジタル信号から、AF用信号、AE用信号、画像処理用信号、等の映像信号及び画像データを生成する。画像メモリ19には、その信号処理された画像データが記録され、この画像データから特徴部位検出部18において被写体の特徴部位である人物の顔が検出される。このとき、「顔」が存在する位置である画面上の座標も求められる。
一方、上記信号処理部15で生成した映像信号のうち、AF用信号は、AF処理部22に入力される。AF処理部22では、特徴部位検出部18から得られた「顔」が存在す画面上の座標から、「顔」が含まれる焦点検出エリア(顔検出AFエリア)が求められ、顔検出AFエリア及びその他の焦点検出エリアに対する被写体の高周波成分であるコントラストが生成される。AF処理部22では、各エリアのコントラストが最大になるようにフォーカスレンズ駆動命令をレンズ制御部16へ送り、光学系11を光軸方向へ移動させる。各エリアの最大コントラストが得られたレンズ位置を各エリアの合焦位置とし、各合焦位置から最適な合焦位置を選択する。
また、AE用信号は、AE処理部21に入力される。AE処理部21では、入力されたAE処理部21ではAE用信号から被写体輝度を算出し、シャッタ速度や絞り値等の露出条件を決定する。この露出条件は、撮像制御部17や図示しない絞り駆動部等に送られ、その条件に従った露出制御が行われる。
また、画像処理用信号は、画像処理部20に入力される。画像処理部20は、入力された画像処理用信号に対してカラー化などの画像処理を行う。上記撮像素子12は、単板の撮像素子であるため、カラー化の処理が必要である。単板の映像信号から補間演算により輝度信号、色差信号を生成してカラー画像データを生成する。さらには、画像処理として、ガンマ補正、コントラスト補正、輪郭強調処理などを行う。また、このような画像処理が行われた画像データに対して、例えばJPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行って、画像ファイルを生成し、図示しない記録媒体に書き込む。こうして記録媒体に記録された画像データは、該画像処理部20によって伸張処理が行われ、その伸張後の画像データは、LCD等の表示部23に画像として表示される。また、該画像処理部20は、上記画像処理用信号を画像処理した画像データ又は上記画像メモリ19に書き込まれた画像データを、上記表示部23で表示可能なフォーマットに変換して、そこにスルー画として表示させる機能も備える。
なお、操作部24は、電源ボタン、2段階押し式の撮影ボタン、メニューボタン、十字キー等のユーザが操作する各種ボタンやキーを含む。
このような構成のデジタルスチルカメラ10における顔検出AF処理の流れについて、図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図2に示す処理は、操作部24における撮影ボタンの半押し(1stレリーズ)で開始される。
まず、画像データから被写体の特徴部位、即ち顔を検出する検出手段である特徴部位検出部18で、画像メモリ19に書き込まれている画像データから顔の有無が検出される(ステップS11)。特徴部位検出部18からAF処理部22には、顔検出情報が入力され、AF処理部22は、その顔検出情報に基づいて、画像データに顔が有ったか判別する(ステップS12)。
ここで、顔が無かったと判別した場合には、通常のAF動作を行う。即ち、全ての焦点検出エリアに対して山登りAF動作を実行し(ステップS13)、合焦判断を行って、合焦することが可能な焦点検出エリアである合焦エリアが有るか判定する(ステップS14)。ここで、1つでも合焦エリアが有れば、それら合焦エリアから最終的な合焦エリアを決定して(ステップS15)、レンズ制御部16によりその合焦エリアの合焦位置にフォーカスレンズを駆動させる(ステップS16)。また、上記ステップS14において、全ての焦点検出エリアで合焦エリア無しと判定された場合には、エラー処理を行う(ステップS17)。
これに対して、上記ステップS12において、顔が有ったと判別した場合には、顔検出情報に含まれる画面上の顔座標から、顔を含む焦点検出エリア(以下、顔検出AFエリアと称する。)を算出し、各顔検出AFエリアに対して優先グループ分けを行う(ステップS18)。
図3は、このステップS18の顔検出AFエリア算出処理のフローチャートを示す図である。
まず、上記特徴部位検出部18によって検出された顔のうちの1つを選択する(ステップS181)。例えば、複数の顔が検出された場合は、その内の1番大きい顔を選択する。
例えば、図4に実線で示すように、焦点検出エリア1が、左上をエリア番号1として合計25個のエリアが存在しているとする。このうち、検出された一つの顔又は選択した第1の顔の領域が破線部分であったとすると、顔が含まれる焦点検出エリア1つまり顔検出AFエリア2のエリア番号は、8、9、13、14、18、19である。AF処理部22は、まず、焦点検出エリア1の中から、このような顔検出AFエリア2を判断する。即ち、AF処理部22は、顔検出AFエリアを判断する判断手段として機能する。
ここで、各顔検出AFエリア2内の顔部分が含まれる面積(実線と破線で囲まれた部分(丸数字1〜丸数字6)の面積。以下、顔検出AFエリア内顔面積と称する。)をM1、各焦点検出エリア面積(実線枠部分1〜25の面積。以下、AFエリア面積と称する。)をM2、顔領域面積(破線枠部分)をM3とする。これらM1、M2、M3の関係を図5に示す。図5は図4のエリア番号8の焦点検出エリア1(顔検出AFエリア2)を拡大したものである。ハッチングを付してある部分の面積が顔検出AFエリア内顔面積M1、実線枠部分の面積がエリア番号8の焦点検出エリア1(顔検出AFエリア2)の焦点検出エリア面積M2、破線枠部分の面積が顔領域面積M3である。
而して、AF処理部22は、上記ステップS181で選択した顔の顔領域面積M3を算出し(ステップS182)、更に、顔が含まれる各焦点検出エリア1(顔検出AFエリア2)に対して、顔検出AFエリア内顔面積M1を算出する(ステップS183)。なお、焦点検出エリア面積M2にいては、一定であるため、算出する必要はなく、先見情報としてAF処理部22に予め設定されている。
AF処理部22は、次に、上記ステップS182及びステップS183で算出したそれぞれの面積M3,M1と、上記先見情報として予め設定されている1つの焦点検出エリア面積M2とから、各顔検出AFエリア2の条件A及び条件Bの面積比率を求める(ステップS184)。ここで、2つの条件A、Bの面積比率は、
<条件A> = M1/M2
<条件B> = M1/M3
のように設定する。
そして、このステップS184で求められた各顔検出AFエリア2の条件A及びBの面積比率と、条件A及びBそれぞれの面積比率しきい値(スレッシュ)とから、優先度のグループ分けを行う(ステップS185)。即ち、それぞれの条件の中で面積比率のスレッシュを設定し、スレッシュ範囲にある焦点検出エリアを各条件共通のグループに分ける。
図6は、条件A、条件Bの面積比率スレッシュに対応した優先グループ分けの例を示す図である。ここでは、条件Aの面積比率スレッシュとして、スレッシュA−1、A−2が設定されており、優先グループ1から3の3つのグループに分けられている。また、条件Bの面積比率スレッシュとしては、スレッシュB−1、B−2が設定されており、同様に3つのグループに分けられている。ここで、面積比率の値を、条件AではスレッシュA−1>スレッシュA−2、条件BではスレッシュB−1>スレッシュB−2に設定している。よって、図6での各優先グループの優先度は、
優先グループ1 > 優先グループ2 > 優先グループ3
となり、優先グループ1に「1」の優先度を、優先グループ2に「2」の優先度を、優先グループ3に「3」の優先度を、それぞれ付与する。
図6の例においては、条件Aの優先グループ1(優先度「1」)に該当する顔検出AFエリア2は、エリア番号13、18の焦点検出エリア1、優先グループ2(優先度「2」)に該当する顔検出AFエリア2は、エリア番号8、14の焦点検出エリア1、優先グループ3(優先度「3」)に該当する顔検出AFエリア2は、エリア番号9、19の焦点検出エリア1、となっている。同様に、条件Bの優先グループ1(優先度「1」)に該当する顔検出AFエリア2は、エリア番号13の焦点検出エリア1、優先グループ2(優先度「2」)に該当する顔検出AFエリア2は、エリア番号8、14、18の焦点検出エリア1、優先グループ3(優先度「3」)に該当する顔検出AFエリア2は、エリア番号9、19の焦点検出エリア1、となっている。
以上のようにして、1つの顔に関して顔検出AFエリア2の判断及びその優先グループ分けが終了したならば、AF処理部22は、他にも顔が有るか判別する(ステップS186)。そして、他の顔が有れば、次の顔を選択して(ステップS187)、上記ステップS182〜ステップS185を繰り返す。
而して、上記ステップS186において他の顔が無いと判別したならば、全顔検出AFエリア2に対する優先度を決定する(ステップS188)。即ち、1つの顔検出AFエリア2が条件A、Bの面積比率に関して異なる優先グループにグループ分けされて異なる優先度が付与された場合には、高い方の優先度を当該顔検出AFエリア2の優先度として決定する。
以上のようなステップS18の顔検出AFエリア算出処理により各顔検出AFエリアに対して優先グループ分けが行われたならば、AF処理部22は、次に、顔検出AFエリアに対して山登りAF動作を実行し(ステップS19)、優先グループごとの各顔検出AFエリアの合焦判断処理を行う(ステップS20)。
図7は、このステップS20の顔検出AFエリア合焦判断処理のフローチャートを示す図である。
AF処理部22は、まず、当該AF処理部22が備える図示しない記憶手段に、前回のAF結果が記憶されているか否かを判別する(ステップS201)。即ち、図2のフローチャートに示す本顔検出AF処理は、操作部24における撮影ボタンの半押し状態が継続中は繰り返し実施されるものであり、AF処理部22は、後述するように本顔検出AF処理の終了時に、合焦エリアに設定された顔検出AFエリア2を前回のAF結果として記憶し、この記憶した前回のAF結果を次回の顔検出AF処理で利用するようにしている。そこで、まず最初に、そのような前回のAF結果の有無を判別する。
ここで、前回のAF結果が記憶されている場合には、前回のAF結果、及び前回の顔情報を読み出し(ステップS202)、その読み出した前回のAF結果により合焦エリアに設定された顔検出AFエリア2に対して、当該エリアを選択候補とするか否かの判定を行う(ステップS203)。そして、当該顔検出AFエリア2について合焦、かつ顔情報が更新されていないと判断されたならば、当該顔検出AFエリア2を含む優先グループを選択候補として(ステップS204)、該顔検出AFエリア合焦判断処理を終了する。このように、前回のAF結果を利用することで、高速な処理が可能となり、また前回と同じ被写体に合焦しやすくなり、合焦する被写体の継続性が保たれるので違和感がなくなる。
これに対して、上記ステップS201で前回のAF結果が記憶されていないと判別した場合、あるいは、上記ステップS203で当該顔検出AFエリア2について合焦でない、または顔情報が更新されたと判断された場合には、上記ステップS18で得られた各優先グループのうち、最も優先度の高いグループに該当する顔検出AFエリア2を、当該エリアの画像データに基づいて焦点検出を行う焦点検出対応エリアとして選択する(ステップS205)。図6に示した例では、優先度が「1」である優先グループ1の条件A、条件Bのいずれかに含まれるエリア番号13、18の顔検出AFエリア2が該当する。ここで、エリア番号18の顔検出AFエリア2は、条件Bでは優先グループ2に該当するが、条件Aで優先グループ1に該当しているため、該エリア番号18の顔検出AFエリア2は優先グループ1に含めている。このように、AF処理部22は、複数の顔検出AFエリア2のうちから選択して、焦点検出対応エリアを設定する設定手段として機能する。
そして、AF処理部22は、このグループに該当する焦点検出対応エリアに対して、当該エリアの画像データに基づいて焦点検出を行って、合焦判定を行う(ステップS206)。このように、AF処理部22は、焦点検出対応エリアの画像データに基づいて焦点検出を行う焦点検出手段として機能する。ここで1つでも合焦と判断された焦点検出対応エリアが存在すれば、上記ステップS204へ進み、該当する顔検出AFエリア群を選択候補として、該顔検出AFエリア合焦判断処理を終了する。
逆に、合焦と判断された焦点検出対応エリアが1つも存在しない場合には、優先度を1つ下げ(ステップS207)、その優先度を1つ下げた優先グループに該当する顔検出AFエリア2の有無を判別する(ステップS208)。ここで、その優先グループに顔検出AFエリア2がある場合には、その顔検出AFエリア2を焦点検出対応エリアとして、上記ステップS206へ戻り、この優先グループに該当する顔検出対応エリアに対して合焦判定を行う。図6の例でいうと、優先グループ2に該当するエリア番号8、14の顔検出AFエリア2に対して合焦判定を行うことになる。
そして、上記ステップS208で、優先度を1つ下げた優先グループに該当する焦点検出対応エリアが無く、さらに下位の優先グループにも該当するエリアが無いと判別した場合は、該顔検出AFエリア合焦判断処理を終了する。
以上のようなステップS20の顔検出AFエリア合焦判断処理により優先グループごとの各顔検出AFエリアの合焦判断が行われたならば、AF処理部22は、次に、上その合焦判断の結果により、顔検出AFエリア2内で合焦したエリアが有ったか否かを判断する(ステップS21)。ここで、合焦したエリアが無ければ、上記ステップS14へ進む。
これに対して、合焦しているエリアが有れば、各優先グループ内で合焦している顔検出AFエリア2から、最終的な合焦エリアを決定する顔検出AFエリア選択判定処理を行う(ステップS22)。即ち、AF処理部22は、焦点検出手段により求められた複数の焦点位置から焦点位置を選択する選択手段として機能する。
図8は、このステップS22の顔検出AFエリア選択判定処理のフローチャートを示す図である。
AF処理部22は、まず、上記ステップS204で選択候補として選択された優先グループに該当する顔検出AFエリア群において、複数の顔検出AFエリア2(焦点検出対応エリア)が存在するかを判断する(ステップS221)。そして、1つの顔検出AFエリア2のみ存在する場合には、その顔検出AFエリア2を合焦エリアとして決定する(ステップS222)。
これに対して、複数の顔検出AFエリア2が存在する場合は、それら複数エリアの合焦位置すなわち被写体距離が同一であるかを判定する(ステップS223)。そして、同一でない場合には、最も至近側にある合焦位置の顔検出AFエリア2を選択し(ステップS224)、それを合焦エリアとして決定する(ステップS222)。
また、上記ステップS223で合焦位置(被写体距離)が同一であると判定した場合には、合焦位置が同一である顔検出AFエリア2に対し条件Bの面積比率で比較し、条件Bの面積比率が同一か否かを判別する(ステップS225)、ここで、同一でない場合には、条件Bの面積比率が大きい方の顔検出AFエリア2を選択し(ステップS226)、それを合焦エリアとして決定する(ステップS222)。また、条件Bの面積比率が同一の場合は、予め設定されたAFエリア選択優先度に従って顔検出AFエリア2を選択し(ステップS227)、それを合焦エリアとして決定する(ステップS222)。この予め設定されたAFエリア選択優先度としては、例えば、中央に近い顔検出AFエリア2を高優先度とするようなものである。
以上のようなステップS22の顔検出AFエリア選択判定処理により最終的な合焦エリアの決定が行われたならば、AF処理部22は、次に、上記ステップS16に進んで、その決定された合焦エリアの合焦位置にフォーカスレンズを駆動を行う。
以上説明したような本実施形態では、図4乃至図6で説明した面積比率条件Aでは、顔部分が小さいと割合が小さくなり、大きいと割合が大きくなる。逆に、条件Bでは、顔部分が小さいと割合が大きくなり、大きいと割合が小さくなる。例えば、条件Aだけでは、面積比率が小さいエリアでは背景が多く含まれている可能性が高く、合焦エリアの選択方法によっては顔位置に合焦しない可能性がある。
ここで、あるスレッシュを大きく設定して面積比率が小さいエリアを除外すると、顔全体が小さい場合は選択候補エリアが少なくなるが、ローコントラストである顔は合焦できない場合もあるため、候補は多いほうが良い。
逆に、スレッシュを小さくして面積比率が小さいエリアも選択候補に入れると、背景が多く含まれるという現象になってしまう。また、被写体距離によって顔の大きさは変化し、さらに同一距離でも顔の大きさは人物により異なるため面積比率が小さいものを除外、または信頼性を下げるためのスレッシュを一概に設定することは困難である。
そこで、本実施形態では、条件Aに加えて条件Bという2種類以上の面積比率から焦点検出対応エリアを選択することで、顔部分の大きさにかかわらず顔位置に対する適切な合焦エリアを設定することができる。
図4乃至図6を参照した前述の説明における顔検出AFエリア2の優先グループ分けは、検出された顔が1つの場合についての例であるが、複数の顔が検出された場合の優先度分けは、顔ごとの優先グループに対して優先度付けを行ってもよい。また、全ての顔に対して共通の優先グループ分けを行ってもよい。
例えば、図9は破線で示された顔A、顔B、顔Cの3つの顔が検出された場合の例である。各顔に対する顔検出AFエリア2は、顔Aではエリア番号7、8、12、13の焦点検出エリア1であり、顔Bではエリア番号8、9、13、14の焦点検出エリア1、顔Cではエリア番号9、10、14、15の焦点検出エリア1である。
ここで、図6と同様に2つの面積比率条件A、Bを求め、設定されている各条件の面積比率スレッシュによって、スレッシュ範囲にある顔検出AFエリア2を共通のグループに分ける。
ここで、各顔に優先順位を付けるとして、例えば顔領域面積M3で優先順位を付けるとする。いま、各顔の顔領域面積M3が、顔A>顔B>顔Cとなっていたとすると、顔Aの顔検出AFエリア2が最も優先度が高く、顔Cの顔検出AFエリア2が最も低い。このように顔ごとの優先度に対してエリア優先度付けを行っている例が、図10である。図10では、顔領域面積M3の最も大きい顔Aの優先グループ1(条件AでスレッシュA−1以上、条件BでスレッシュB−1以上)であるエリア番号7の顔検出AFエリア2に対して最も高い優先度「1」が設定されている。即ち、通常の撮影では、主要被写体が最も大きく写るように構図するのが普通であるため、最も大きい顔を選択することがユーザの意図に沿ったAF動作となる確率が高い。
また、図11に示すように、各顔に優先度は設けず、全ての顔に対して共通の優先グループ分けを行うようにしても良い。図11に示す例では、各顔A、B、Cの優先グループ「1」に含まれる顔検出AFエリア2が全て優先度「1」に設定されている。
また、図7を参照したステップS20の顔検出AFエリア合焦判断処理の説明では、同一優先グループの条件A、Bに該当する顔検出AFエリア2のうち、どちらか一方の条件でエリアが存在すれば、該当する優先グループのAFエリア群を選択候補としているが(条件AとBのOR条件)、同一優先グループの条件AとB両方に該当するAFエリアを選択候補としても良い(条件AとBのAND条件)。
さらに、図8を参照したステップS22の顔検出AFエリア選択判定処理の説明では、ステップS225で条件Bの面積比率が同一でないと判別したとき、ステップS226で条件比率Bの大きい方の顔検出AFエリア2を選択しているが、もう一方の条件比率Aの大きい方の顔検出AFエリア2を選択するようにしても良い。あるいは、算出されているいずれかの面積で最大のものが該当する顔検出AFエリア2を選択するようにしても良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記特徴部位検出部18やAF処理部22の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、デジタルスチルカメラ10の全体を制御する図示しないカメラマイコンに供給し、当該カメラマイコンがこのプログラムを実行することによって、上記機能を実現することも可能である。
また、本焦点検出装置が適用される機器は、ビデオカメラ等の他の機器であっても良く、デジタルスチルカメラ10に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を適用したデジタルスチルカメラの構成を示す図である。 図2は、顔検出AF処理の流れを説明するためのフローチャートを示す図である。 図3は、図2中の顔検出AFエリア算出処理のフローチャートを示す図である。 図4は、焦点検出エリアと顔の領域との関係を示す図である。 図5は、顔検出AFエリア内顔面積M1、焦点検出エリア面積M2及び顔領域面積M3の関係を示す図である。 図6は、条件A、条件Bの面積比率スレッシュに対応した優先グループ分けの例を示す図である。 図7は、図2中の顔検出AFエリア合焦判断処理のフローチャートを示す図である。 図8は、図2中の顔検出AFエリア選択判定処理のフローチャートを示す図である。 図9は、焦点検出エリアと3つの顔の領域との関係を示す図である。 図10は、3つの顔が検出された場合の条件A、条件Bの面積比率スレッシュに対応した優先グループ分けの例を示す図である。 図11は、3つの顔が検出された場合の条件A、条件Bの面積比率スレッシュに対応した優先グループ分けの別の例を示す図である。 図12は、焦点検出エリアと顔の関係を示す図である。
符号の説明
1…焦点検出エリア、 2…AFエリア、 10…デジタルスチルカメラ、 11…光学系、 12…撮像素子、 13…AGC/CDS部、 14…A/D変換部、 15…信号処理部、 16…レンズ制御部、 17…撮像制御部、 18…特徴部位検出部、 19…画像メモリ、 20…画像処理部、 21…AE処理部、 22…AF処理部、 23…表示部、 24…操作部、 M1…AFエリア内顔面積、 M2…焦点検出エリア面積、 M3…顔領域面積。

Claims (6)

  1. 画像データから被写体の特徴部位を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した特徴部位を含む焦点検出エリアを判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断された特徴部位を含む複数の焦点検出エリアのうちから選択して、焦点検出対応エリアを設定する設定手段と、
    前記焦点検出対応エリアの画像データに基づいて焦点検出を行う焦点検出手段と、
    前記焦点検出手段により求められた複数の焦点位置から焦点位置を選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記設定手段は、前記焦点検出エリアの面積と焦点検出エリア内の特徴部位が含まれる領域の面積の比率を算出し、前記面積比率を所定値と比較して焦点検出対応エリアを設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記設定手段は、前記特徴部位の面積と焦点検出エリア内の特徴部位が含まれる領域の面積の比率を算出し、前記面積比率を所定値と比較して焦点検出対応エリアを設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  4. 前記設定手段は、所定範囲の面積比率に対応する焦点検出エリアをグループ分けして優先度を決定し、決定された優先度の高い焦点検出エリアを焦点検出対応エリアに設定することを特徴とする請求項2または3に記載の焦点検出装置。
  5. 前記焦点検出手段により合焦と検出された焦点検出対応エリアを記憶する合焦エリア記憶手段を更に備え、
    前記選択手段は、前記合焦エリア記憶手段に合焦と記憶されている焦点検出対応エリアで検出された焦点位置を優先して選択することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の焦点検出装置。
  6. 前記設定手段は、複数の特徴部位が存在する場合に、前記特徴部位の面積が大きい方を優先とするように優先度を決定することを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9277111B2 (en) 2012-05-18 2016-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image capture apparatus and control method therefor
JP2016057409A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法

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