JP2010039164A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の検出結果に基づいて撮像状態を調節する撮像装置において、被写体の検出に失敗しても撮像状態を精度良くかつ効率的に調節する撮像装置を提供する。
【解決手段】画像信号から顔検出する被写体検出回路5と、被写体検出回路5の検出時間の履歴を保持するメモリ6と、被写体が検出対象領域からいなくなったかどうかを判断する制御部13と、を有し、顔検出できなかった場合にメモリ6の履歴に応じてシステム制御部13による判定基準を変更する撮像装置を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置に関する。
撮像装置において、人間の顔など特定の被写体の位置や大きさを画像認識アルゴリズムにより検出する技術は、例えば、自動焦点調節(オートフォーカス:AF)に利用されている。例えば、特許文献1は、被写体の位置や大きさに合わせた焦点検出枠を設定し、焦点検出枠内の被写体のコントラストを表すAF評価値を生成し、AF評価値のピークを合焦位置とするAF制御を行っている。特許文献2は、顔が正面や斜めを向いていても両目や鼻や口などの顔の器官の配置に基づいて顔検出を行うことを提案している。特許文献3は、顔検出に伴う演算時間を短縮するために、合焦位置と画角から推定される顔の大きさをテンプレート画像として使用して効率化を図っている。
特開2003−107335号公報 特開2002−251380号公報 特開2006−025238号公報
従来の顔検出方法によれば、被写体の顔が突然横や下を向くと一時的に検出が失敗するおそれがあるが、再実行により顔検出が可能となる。このため、顔検出が失敗しても被写体が検出対象領域にいる限りは顔検出に基づく合焦動作を直ちに終了すべきではない。しかし、被写体が検出対象領域にいなくなったのであれば、顔検出を継続してその結果に基づいてAF制御を継続しても所期の合焦結果が得られない。また、顔検出結果を自動露光(AE)適用した場合にも同様の問題が発生する。このように、従来は、被写体の検出結果に基づいて焦点や露出などの撮像状態を調節する場合に、所望の調節結果が得られないおそれがあった。
そこで、本発明は、被写体の検出結果に基づいて撮像状態を調節する撮像装置において、被写体の検出に失敗しても撮像状態を精度良くかつ効率的に調節する撮像装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、画像信号から被写体を検出する被写体検出部と、前記被写体検出部の検出結果を保持するメモリと、前記被写体検出部の検出結果に基づいて撮像状態検出領域を設定し、前記撮像状態検出領域に基づいて前記画像信号における撮像状態を表す評価値を生成する評価値生成部と、前記被写体検出部が今回の検出において前記被写体を検出しない場合で、かつ、前記メモリに保持された前回の検出において前記被写体検出部が前記被写体を検出した場合に、前記評価値生成部は、前記前回の検出において設定された撮像状態検出領域から前記評価値を生成し、前記被写体検出部が今回の検出において前記被写体を検出できずに終了した場合で、かつ、前記メモリに保持された前回の検出においても前記被写体検出部が前記被写体を検出できなかった場合に、前記評価値生成部は、前回の検出において設定された撮像状態検出領域とは異なる新たな撮像状態検出領域を設定し、当該新たな撮像状態検出領域に基づいて前記評価値を生成することを特徴とする。
本発明によれば、被写体の検出結果に基づいて撮像状態を調節する撮像装置において、被写体の検出に失敗しても撮像状態を精度良くかつ効率的に調節する撮像装置を提供する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
図1は、実施例1のデジタルカメラ(撮像装置)のブロック図である。デジタルカメラは、特定の被写体(例えば、顔)の検出結果に基づいて撮像状態(例えば、焦点や露出)を調節する撮像装置である。
図1において、1はレンズ、絞りを含む光学系、2は撮像素子、3は相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling:CDS)回路及びA/D変換器を含むアナログフロントエンド部(AFE)である。4は光学系1及び撮像素子2の駆動回路である。
5はAFE3が生成した画像データ(画像信号)から特定の被写体を検出する被写体検出回路(被写体検出部)であり、本実施例では被写体検出回路5は顔を検出する。6は被写体検出回路5の検出結果を保持するメモリである。検出結果は、検出が成功したか、失敗したか、検出が成功した場合には検出された特定の被写体の人数を含む。メモリ6は、被写体検出回路5による検出の難易度を表すパラメータの履歴を更に保持する。かかるパラメータは、本実施例では、被写体検出回路5が被写体の検出に要した検出時間であるが、被写体検出回路5が被写体を検出する際の検出精度であってもよい。
7は被写体検出回路5とメモリ6と信号処理回路8の出力からAF制御(焦点調節)のためのAF評価値を生成するAF評価値生成回路(評価値生成部)である。AF評価値は、画像データにおけるコントラストを表す焦点評価値(焦点信号)である。AF評価値生成回路7は、焦点検出枠を設定し、それに基づいてAF評価値を設定する。但し、上述したように、被写体の検出結果に基づいて調節する撮像状態は焦点に限定されないから、焦点検出枠は撮像状態を検出するための撮像領域検出領域であれば足り、評価値は、撮像状態を表す評価値であれば足りる。撮像状態が露出(露光量)であれば、撮像状態検出領域は露出制御のための評価値を生成するための露出検出領域となる。
8はAFE3が生成した画像データから輝度色差の画像データを生成する信号処理回路、10はデジタルカメラの筐体から取り外し可能な記録媒体、9は画像データを記録媒体10に記録する記録処理回路である。12は信号処理された画像データを表示する画像表示装置、11は画像表示装置12に画像を表示する表示回路である。
13はデジタルカメラ全体を制御するシステム制御部、16はシステム制御部13とデジタルカメラ内の各構成要素との通信を行うバスである。14はシステム制御部13で実行される制御方法を記載したプログラム、プログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データを記憶する不揮発性メモリ(ROM)である。15は不揮発性メモリ14から転送されたプログラム及び制御データを記憶し、システム制御部13がデジタルカメラを制御する際に使用する揮発性メモリ(RAM)である。
以下、図1に示すデジタルカメラの動作について説明する。撮影動作に先立ち、システム制御部13の動作開始時に、不揮発性メモリ14から必要なプログラム、制御データ及び補正データを揮発性メモリ15に転送して記憶する。これらのプログラムやデータは、システム制御部13がデジタルカメラを制御する際に使用する。また、必要に応じて、追加のプログラムやデータを不揮発性メモリ14から揮発性メモリ15に転送したり、システム制御部13が不揮発性メモリ14内のデータを直接読み出して使用したりする。
まず、システム制御部13からの制御信号により、駆動回路4が光学系1の絞りとレンズを駆動して、適切な明るさに設定された被写体像を撮像素子2上に結像させる。撮像素子2は、システム制御部13により制御される駆動パルスで駆動回路4により駆動され、被写体像を光電変換により電気信号に変換してアナログ画像信号として出力する。このアナログ画像信号は、システム制御部13が制御する動作パルスにより、AFE3内のCDS回路でクロック同期性ノイズが除去され、AFE3内のA/D変換器でデジタル画像信号(画像データ)RAWに変換される。システム制御部13により制御される信号処理回路8は、AFE3が生成したデジタル画像信号(画像データ)から輝度色差の画像データを生成し、それを記録処理回路9、表示回路11へ出力すると共に、輝度の画像データをAF評価値生成回路7へ出力する。
被写体検出回路5は、AFE3が出力する画像データから被写体を検出(本実施例では顔検出)し、検出された被写体の人数、被写体の座標及びサイズと被写体の検出に要した時間をそれぞれAF評価値生成回路7とメモリ6に出力する。メモリ6は被写体検出回路5からの出力である検出された被写体の人数と検出に要した時間を保持し、AF評価値生成回路7へ出力する。AF評価値生成回路7は、AF評価値を生成するための焦点検出枠(焦点検出領域)を信号処理回路8からの輝度の画像データ内に設定し、焦点検出枠からAF評価値を生成する。AF評価値生成回路7は、焦点検出枠を、被写体検出回路5からの被写体の座標及びサイズとメモリ6からの被写体の検出に要した時間から設定する。被写体検出回路5は、特許文献3にあるような被写体の状況に応じて検出時間が変動する公知の構成を適用することができる。例えば、被写体検出回路5は、焦点検出枠内の画像の肌色部分の割合が閾値以上であるかどうかに基づいて顔検出を行ったり、目や口などの幾何学的な形状の特徴を利用して顔検出を行ったりする。
システム制御部13は、バス16を介して、駆動回路4、信号処理回路8、記録処理回路9、表示回路11を制御する。各回路に必要な制御パラメータや、回路を制御するプログラム等の情報は、システム制御部13に接続された不揮発性メモリ14から読み出される。また、システム制御部13は、設定時間を計時するタイマを内蔵している。
図2は、本実施例のAF評価値生成方法のフローチャートである。図2において、「S」はステップを意味する。
まず、被写体検出回路5がAFE3の画像データを取得する(S101)。次に、システム制御部13は、AF評価値生成回路7がAF評価値を生成するための焦点検出枠を既に設定しているかどうかを判断する(S102)。撮像素子2が撮影を開始してから最初にAF評価値を生成する場合は焦点検出枠が設定されていない。システム制御部13は、AF評価値生成回路7が焦点検出枠を未だ設定していないと判断した場合は(S102)、被写体検出回路5が被写体検出処理を行う(S103)。次に、システム制御部13は、内部タイマが所定時間を計時するまで待機し(S105)、被写体の検出結果が出たかどうかを判断する(S107)。顔を検出した場合は、システム制御部13は表示回路11を介して画像表示装置12に検出結果を表示してその旨をユーザに知らせる。なお、S105における所定時間は、不揮発性メモリ14に設定された予め設定されている時間である。
システム制御部13は、被写体の検出結果が出たと判断した場合は(S107)、被写体がいるかどうかを判断し(S108)、いると判断した場合には(S108)、AF評価値生成回路7が被写体の位置(顔の中心位置)に焦点検出枠を設定する(S109)。一方、システム制御部13は、被写体の検出結果が出ていないと判断した場合(S107)又は被写体がいないと判断した場合は(S108)、システム制御部13は、AF評価値生成回路7に、既定の焦点検出枠を設定する(S110)。
システム制御部13は、AF評価値生成回路7に既に設定された焦点検出枠があると判断した場合(S102)、被写体検出回路5が被写体検出処理を行う(S104)。次に、システム制御部13は、内部タイマが所定時間を計時するまで待機し(S106)、被写体の検出結果が出たかどうかを判断する(S111)。なお、S106における所定時間は、後述するS116において設定される設定時間Sよりも長い時間である。
システム制御部13は、被写体の検出結果が出ていないと判断すれば(S111)、AF評価値生成回路7は前回(直前)の焦点検出枠を設定する(S117)。一方、システム制御部13は、被写体の検出結果が出たと判断した場合には(S111)、検出結果(被写体の人数)と検出に要した時間をメモリ6に保持し(S112)、被写体がいるかどうかを判断する(S113)。システム制御部13は、被写体がいると判断した場合には(S113)、AF評価値生成回路7が被写体の位置(顔の中心位置)に焦点検出枠を設定する(S118)。
一方、システム制御部13は、被写体がいないと判断した場合(被写体の検出に失敗した場合)には(S113)、前回(直前)の被写体の検出が成功したかどうかを判断する(S114)。システム制御部13は、成功していないと判断すれば(S114)、設定時間Sが経過したかどうかを判断する(S115)。システム制御部13は、設定時間Sが経過していると判断すれば(S115)、AF評価値生成回路7は既定の焦点検出枠を設定する(S119)。
一方、システム制御部13は、前回(直前)の被写体の検出が成功していると判断すれば(S114)、図5を参照して後述するように、被写体が存在するとみなす設定時間Sを設定する(S116)。S116の後又は設定時間Sが経過していないと判断すれば(S115)、AF評価値生成回路7が前回(直前)の位置に焦点検出枠を設定する(S120)。
S109、S110、S117−S120の後で、AF評価値生成回路7は、設定した焦点検出枠から高周波成分をAF評価値として抽出する(S121)。その後、システム制御部13は、AF評価値のピークを合焦位置とするAF制御を行う。具体的には、システム制御部13は、駆動回路4を介して光学系1のフォーカスレンズを移動する。
このように、被写体検出回路5が今回の検出で顔検出せず(S113のNの場合)、かつ、前回の検出において顔検出した場合(S114のY)、AF評価値生成回路7は、前回の焦点検出枠を設定する(S120)。そして、AF評価値生成回路7は、前回の焦点検出枠に基づいてAF評価値を生成する(S121)。一方、被写体検出回路5が今回の検出で顔検出できずに終了し(S113のN)、かつ、前回の検出でも顔検出ができなかった場合(S115のY)は異なる焦点検出枠を設定する。即ち、この場合は、AF評価値生成回路7は、前回の焦点検出枠とは異なる新たな(又は既存の)焦点検出枠を設定し(S119)、当該新たな焦点検出枠に基づいてAF評価値を生成する(S121)。これは、後者の場合には、被写体が検出対象領域にはいない可能性が高いのに対して、前者の場合には、被写体が検出対象領域にいる可能性が高いからである。そして、前者の場合、被写体が検出対象領域にいれば前回の焦点検出枠を維持した方がAF制御は精度良くかつ効率的になる。一方、後者の場合に前回の焦点検出枠を維持することはAF制御の精度を低下させる。このため、本実施例は、被写体の検出に失敗した場合、直前の被写体の検出が成功したかに応じて焦点検出枠の設定を異ならせ、そこから得られるAF評価値に基づくAF制御を異ならせ、AF制御を精度良くかつ効率的に行っている。
次に、図3乃至図5を参照して、S116における設定時間Sの設定方法について説明する。
図3(a)は被写体S1が正面を向き、短い演算時間で被写体S1の検出ができる画像データであり、図3(b)は被写体S2が横を向き、複雑である程度時間かかる演算を要する画像データである。点線で示すF1、F2は図3(a)及び図3(b)に示す画像データに基づいてAF評価値生成回路7が設定可能な焦点検出枠の例である。なお、図3(a)及び図3(b)はAFE3の出力である画像データであるため、実際には焦点検出枠F1、F2は設定されておらず、AF評価値生成回路7がその後に設定することになる。図3(a)及び図3(b)に示す外枠は被写体検出回路5が被写体を検出するための検出対象領域である。被写体が検出対象領域OF内にいれば被写体検出回路5は被写体を検出可能である。
図4(a)は、図3(a)に示す画像データを取得し、被写体検出回路5が被写体検出処理を開始する画像データ取得タイミングと、被写体検出処理が完了したときの被写体検出タイミングを示すタイミングチャートである。図4(b)は、図3(b)に示す画像データを取得し、被写体検出回路5が被写体検出処理を開始する画像データ取得タイミングと、被写体検出処理が完了したときの被写体検出タイミングを示すタイミングチャートである。上述したように、図3(a)に示す画像データは、取得してから被写体を検出するまでの時間が短い。一方、図3(b)に示す画像データは、取得してから被写体を検出するまでの時間が長い。
図4(a)及び図4(b)において、画像データ取得タイミングは、1/60秒ごとに更新され、順に、時刻t0〜t10で示されている。即ち、時刻t0と時刻t1の間隔、時刻t1と時刻t2の間隔などは1/60秒である。図4(a)において、時刻t0で得られた画像データに対する被写体検出結果は時刻T11に得られる。時刻t1で得られた画像データに対する被写体検出結果は時刻T12に得られる。図4(b)においては、時刻t0で得られた画像データに対する被写体検出結果は時刻T21で得られる。時刻t2で得られた画像データに対する被写体検出結果は時刻T22で得られる。また、時刻T14〜T17と時刻T22〜T25の上に×印が付いているのは、被写体が検出できなかったことを意味する。
図4(a)に示す時刻t3において被写体S1が検出されなかったとすると、図4(a)は被写体S1の検出処理時間が短い状況であるから、被写体S1が検出対象領域OFからいなくなった可能性が高い。一方、図4(b)に示す時刻t2において被写体S2が検出されなかったとすると、図4(b)は被写体S2の検出処理時間が長い状況であるから、被写体S2が検出限界を超えて横を向いてしまった可能性が高い。
図5は、S116における被写体が検出対象領域に存在するとみなす設定時間Sの設定方法を説明するためのフローチャートである。図5において、「S」はステップを意味する。S116は、上述したように、被写体検出回路5が今回の検出において被写体を検出しない場合で、かつ、メモリ6に保持された前回の検出において被写体検出回路5が被写体を検出した場合である。
まず、システム制御部13は、メモリ6から前回(直前)までの検出に要した時間の検出時間履歴を読み出す(S501)。次に、システム制御部13は、現在の状況が図4(a)に示すような検出時間が短い状況であるかどうかを判断する(S502)。システム制御部13は、現在の状況が図4(a)に示すような検出時間が短い状況であると判断すると(S502)、設定時間Sを短く設定する、あるいは、短く設定された設定時間Sを維持する(S503)。一方、システム制御部13は、現在の状況が図4(b)に示すような検出時間が長い状況であると判断すると(S502)、設定時間Sを長く設定する、あるいは、長く設定された設定時間Sを維持する(S504)。
このように、システム制御部13は、前回の検出の難易度が低ければ被写体が検出対象領域に存在するとみなす設定時間Sを短く設定し、前回の検出の難易度が高ければ設定時間Sを高く設定する。これは、設定時間Sを長く設定することによって、演算時間がかかる被写体を検出できる可能性が高くなるからである。
この場合、図2における次回の検出で、被写体検出回路5が被写体を検出しなくても(S113のN)、検出を開始してから設定時間Sが経過するまで(S115のN)は、AF評価値生成回路7は、前回の焦点検出枠を設定する(S120)。そして、AF評価値生成回路7は、前回の焦点検出枠に基づいてAF評価値を生成する(S121)。これは、この期間は被写体が検出対象領域にいる可能性が高いからであり、AF制御の制度と効率を維持するためである。
なお、画像表示装置12は、被写体検出回路5の検出結果を表示してもよい。この場合、被写体検出回路5が今回の検出において被写体を検出できずに終了した場合で、かつ、メモリ6に保持された前回の検出においても被写体を検出できなかった場合には、画像表示装置12は被写体検出回路5の検出結果の表示を中止してもよい。これにより、被写体が検出対象領域からいなくなった場合に被写体検出回路5の検出結果の表示を中止することができる。
以上、本実施例によれば、被写体が検出対象領域にいると判断した場合には設定時間Sを長く設定して合焦動作を継続してAF制御の効率化を図り、被写体が検出対象領域にいないと判断した場合には設定時間Sを短く設定して合焦動作を終了する。
以下、図6乃至図8を参照して、実施例2について説明する。図6は、実施例2のデジタルカメラ(撮像装置)のブロック図である。本実施例のデジタルカメラは、実施例1のデジタルカメラにマスク処理回路(マスク処理部)17を更に有する点で相違し、その他は同様であるため、相違点のみを説明する。マスク処理回路17は、複数の被写体が存在する場合に画像信号において複数の被写体の中で主要被写体以外の被写体を除去した状態で被写体検出回路5に供給する。
一般に、被写体検出技術は複数の被写体(顔)を検出可能である。その際、主要被写体が正面を向いていてもその他の被写体が横や下を向いていれば被写体検出の演算が複雑になって時間がかかるおそれがある。このため、マスク処理回路17は、被写体検出回路5の検出結果とAF評価値生成回路7の領域更新情報に応じて、主要被写体が検出されその他の被写体が検出されないようにAFE3からの画像データにマスクを施して被写体検出回路5に出力をする。この結果、主要被写体以外の被写体の状態の影響を受けなくなる。本実施例では、主要被写体を抽出するための領域(画像データから除去されない領域)をマスク領域と呼ぶ。
図7は、本実施例のAF評価値生成方法のフローチャートである。図7において、「S」はステップを意味し、図2と同様の動作については同様の参照符号を付してその説明を省略する。S101の後でS102が行われ、S102においてNOの場合のフローは図2と同様である。システム制御部13は、AF評価値生成回路7に既に設定された焦点検出枠があると判断した場合(S102)、マスク処理回路17がマスク処理を施し、被写体検出回路5が被写体検出処理を行う(S130)。S130の後はS111に移行し、それ以降は図2に示すフローと同様である。
図8は、S130における処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
まず、被写体検出回路5が検出対象領域を画像データの全領域として被写体検出を行う(S701)。次に、システム制御部13は、内部タイマが所定時間を計時するまで待機する(S702)。次に、システム制御部13は、被写体検出回路5が検出した被写体の人数が1人であるかどうかを判断し(S703)、人数が1人でないと判断すれば(S703)、0人であるかどうかを判断する(S704)。システム制御部13は、人数が0人であると判断すると(S704)、再び検出対象領域を画像データの全領域として被写体検出処理を開始するためにS701へ帰還する。
一方、システム制御部13は、人数が0人でないと判断すると(S704)、被写体は2人以上いることになるので、その中から主要被写体として1人を選択する(S705)。本実施例では、システム制御部13は、検出された被写体の位置とサイズから、より画像データの中央に近くサイズが大きいものを主要被写体として選択するが、他の基準を用いてもよい。システム制御部13は、被写体検出回路5が検出した被写体の人数が1人であると判断した場合(S703)又はS705の後で、マスク領域を設定する(S706)。
次に、システム制御部13は、マスク処理回路17に、設定されたマスク領域に合わせてマスク信号を発生させる(S707)。次に、被写体検出回路5は、検出対象領域をマスク領域として被写体検出処理を開始する(S708)。次に、システム制御部13は、内部タイマが所定時間を計時するまで待機する(S709)。
次に、システム制御部13は、被写体検出回路5が検出した被写体の人数が1人であるかどうかを判断し(S710)、人数が1人でないと判断すれば(S710)、0人であるかどうかを判断する(S711)。システム制御部13は、人数が0人であると判断すると(S711)、被写体がいなくなってしまった可能性があるため、AF評価値生成回路7からの領域更新情報を更新すべきかどうかを判断する(S712)。システム制御部13は、被写体が検出対象領域からいなくなり、領域更新情報を更新すべきと判断した場合には(S712)、S701に帰還する。一方、システム制御部13は、いなくなったと判断せずに更新する必要がないと判断した場合には(S712)、再び同じ検出対象領域をマスク領域として被写体検出処理を開始するためにS708に帰還する。
一方、システム制御部13は、人数が0人でないと判断すると(S711)、被写体は2人以上いることになるので、その中から主要被写体として1人を選択する(S713)。S713における主要被写体の選択基準はS705と同様である。システム制御部13は、被写体検出回路5が検出した被写体の人数が1人であると判断した場合(S710)又はS713の後で、マスク領域を設定する(S714)。
図9は、S706とS714におけるマスク処理回路17によるマスク領域の設定方法を説明するためのフローチャートである。まず、マスク処理回路17は、被写体検出回路5から得られる被写体のサイズをm倍する(S801)。次に、マスク処理回路17は、被写体検出回路5から得られた被写体の位置とS801でm倍されたサイズに応じたマスク信号の発生タイミングを生成する(S802)。次に、マスク処理回路17は、S802で生成したマスク信号の発生タイミングを保持する(S803)。
なお、本実施例は、主要被写体を1人に設定したが、複数の主要被写体が存在する場合に、マスク領域も複数にし、メモリ6は被写体検出回路5の検出結果とパラメータ(検出時間や検出精度)の履歴を主要被写体毎に保持する。これにより、各主要被写体が検出対象領域からいなくなったという判断を適切に行うことができる。
また、精度良く主要被写体の検出時間を抽出するために、検出時間が短い状況ではマスク領域を狭めてもよい。また、AF評価値生成回路7が焦点検出枠を維持している時間(即ち、焦点検出枠に関する領域情報が更新されない時間)に応じて、マスク処理回路17はマスク領域を徐々に広げ、被写体がマスク領域から外れてしまう可能性を減らすことができる。
以上、説明したように、マスク処理された画像データから被写体検出を行うことによって、主要被写体のみの検出処理時間が抽出できるようになり、主要被写体が検出対象領域からいなくなったという判断を適切に行うことができる。なお、上述のAF評価値生成部7が焦点検出枠を設定し、AF評価値を生成しているが、撮像状態検出領域の設定と評価値の生成又は取得を別の部材が行ってもよい。
実施例1のデジタルカメラ(撮像装置)のブロック図である。 実施例1のAF評価値生成方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示すAFEが生成する画像データの一例である。 図3に示す画像データを取得して被写体検出処理を開始するタイミングと、被写体検出処理が完了したときのタイミングを表す図である。 図2に示すS116の詳細を説明するためのフローチャートである。 実施例2のデジタルカメラ(撮像装置)のブロック図である。 実施例2のAF評価値生成方法を説明するためのフローチャートである。 図7に示すS130の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 図8に示すS706とS714におけるマスク領域の設定方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 撮像素子
5 被写体検出回路
6 メモリ
7 AF評価値生成回路
8 信号処理回路
13 システム制御部
17 マスク処理回路

Claims (10)

  1. 画像信号から被写体を検出する被写体検出部と、
    前記被写体検出部の検出結果を保持するメモリと、
    前記被写体検出部の検出結果に基づいて撮像状態検出領域を設定し、前記撮像状態検出領域に基づいて前記画像信号における撮像状態を表す評価値を生成する評価値生成部と、
    前記被写体検出部が今回の検出において前記被写体を検出しない場合で、かつ、前記メモリに保持された前回の検出において前記被写体検出部が前記被写体を検出した場合に、前記評価値生成部は、前記前回の検出において設定された撮像状態検出領域から前記評価値を生成し、
    前記被写体検出部が今回の検出において前記被写体を検出できずに終了した場合で、かつ、前記メモリに保持された前回の検出においても前記被写体検出部が前記被写体を検出できなかった場合に、前記評価値生成部は、前回の検出において設定された撮像状態検出領域とは異なる新たな撮像状態検出領域を設定し、当該新たな撮像状態検出領域に基づいて前記評価値を生成することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像状態検出領域は、焦点調節のための評価値を生成するための焦点検出領域であり、
    前記撮像状態は、前記被写体のコントラストであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像状態検出領域は、露出制御のための評価値を生成するための露出検出領域であり、
    前記撮像状態は、露光量であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記メモリは、前記被写体検出部による検出の難易度を表すパラメータの履歴を更に保持し、
    前記撮像装置は、
    前記被写体検出部が今回の検出において前記被写体を検出しない場合で、かつ、前記メモリに保持された前回の検出において前記被写体検出部が前記被写体を検出したと判断した場合に、前記前回の検出の難易度が低ければ前記被写体が検出対象領域に存在するとみなす設定時間を短く設定し、前記前回の検出の難易度が高ければ前記設定時間を高く設定する制御部を更に有し、
    前記評価値生成部は、次回の検出において、前記被写体検出部が前記被写体を検出しない場合でも前記被写体検出部が検出を開始してから前記制御部が設定した設定時間が経過するまでは前回の検出において設定された前記撮像状態検出領域に基づいて前記評価値を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記パラメータは、前記被写体検出部が前記被写体の検出に要した検出時間であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記パラメータは、前記被写体検出部が前記被写体を検出する際の検出精度であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 複数の被写体が存在する場合に前記画像信号において当該複数の被写体の中で主要被写体以外の被写体を除去した状態で前記被写体検出部に供給するマスク処理部を更に有することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 複数の主要被写体が存在する場合に、前記メモリは前記被写体検出部の検出結果を前記主要被写体ごとに保持することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記マスク処理部は、前記被写体検出部による検出の難易度が低くなるにつれて前記主要被写体を抽出する領域を狭めることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記評価値生成部が撮像状態検出領域を維持している時間に応じて、前記マスク処理部は前記主要被写体を抽出する領域を徐々に広げることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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