JP2010037809A - 防蟻構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 防蟻構造1が、基礎コンクリート2と、固形製剤5と、薬剤を固形製剤5に散布するための通路7とを備え、固形製剤5または通路7が、基礎コンクリート2に配置され、固形製剤5と通路7とが、対向配置される。この防蟻構造1では、固形製剤5が施工される。そのため、施工当初から、長期間にわたって持続的に防蟻効果を維持することができる。その結果、再施工までの期間を長く確保することができる。一方、再施工時には、通路7に薬剤を供給することにより、施工された固形製剤5に薬剤を浸透させることができる。その結果、再施工時において、簡易かつ確実に薬剤を散布して、施工当初からの防蟻効果を再度維持することができる。
【選択図】図1
Description
例えば、噴出孔が設けられたポリブテンからなるパイプを、建築物の床下などに配設し、パイプ内に薬液(液剤)を圧入噴射して、床下を防虫するパイプ構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、施工当初において薬剤を粒剤などの固形製剤として施工すれば、長期間にわたる持続性および耐候性を確保できる一方で、再施工時には、施工した固形製剤を一旦除去した後、薬剤を再度散布するため、非常に手間がかかる。
上記目的を達成するために、本発明者らは、再施工時には、薬剤を簡易かつ確実に散布することのできる防蟻構造について鋭意検討したところ、施工時において、固形製剤に対して薬剤を散布できる通路を形成すれば、再施工時にはその通路から薬剤を散布することにより、防蟻効果を長期にわたって維持できるという知見を見出し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
(1) 基礎コンクリートと、固形製剤と、薬剤を前記固形製剤に散布するための通路とを備え、
前記固形製剤または前記通路が、前記基礎コンクリートに配置され、
前記固形製剤と前記通路とが、対向配置されていることを特徴とする、防蟻構造、
(2) さらに、前記基礎コンクリートを被覆する外板を備え、
前記固形製剤が、前記外板に配置され、
前記通路が、前記基礎コンクリートに配置されていることを特徴とする、前記(1)に記載の防蟻構造、
(3) 前記基礎コンクリートが、鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎を備え、
前記外板は、前記第1基礎に対して第2基礎が延びる側の反対側に配置され、
前記通路が、前記第1基礎の上端部に配置されていることを特徴とする、前記(2)に記載の防蟻構造、
(4) 前記基礎コンクリートが、鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎を備え、
前記外板は、前記第1基礎に対して第2基礎が延びる側の反対側に配置され、
前記通路が、前記第1基礎と前記第2基礎との境界に配置されていることを特徴とする、前記(2)に記載の防蟻構造、
(5) 前記基礎コンクリートが、鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎を備え、
前記外板は、前記第1基礎に対して第2基礎が延びる側の反対側に配置され、
前記通路が、前記第2基礎の下端部に配置されていることを特徴とする、前記(2)に記載の防蟻構造
を提供するものである。
一方、再施工時には、通路に薬剤を供給することにより、施工された固形製剤に薬剤を浸透させることができる。その結果、再施工時において、簡易かつ確実に薬剤を散布して、施工当初からの防蟻効果を再度維持することができる。
この防蟻構造1は、べた基礎形式の基礎構造部に適用され、このようなべた基礎形式の基礎構造部として、基礎コンクリート2は、鉛直方向に延びる第1基礎3および第1基礎3から水平方向に延びる第2基礎4を備えている。
水平部11は、第1基礎3の下面と接触するように配置されており、また、水平部11の外側面(図2における左側)と、第1基礎3の外側面とが鉛直方向に沿って面一となるように配置されている。
また、この防蟻構造1は、基礎コンクリート2を被覆する外板としての、断熱材9を備えている。具体的には、断熱材9は、第1基礎3から第2基礎4にわたって、その外側面を被覆しており、水平方向において、第2基礎4の水平部11が延びる方向と直交する方向(以下、奥行方向という。)に沿って、基礎コンクリート2(第1基礎3および第2基礎4)の外側面と接触するように配置されている。
そして、基礎コンクリート2には、切り欠き部10が形成されている。
切り欠き部10は、第1基礎3の上端部において、第1基礎3の外側端部が、奥行方向に沿って、断面視矩形状に切り欠かれることにより形成されている。このように切り欠かれることにより、切り欠き部10は、切欠底面13と切欠側面14とで区画される。
これによって、通路7が基礎コンクリート2に配置される。
つまり、通路7は、切り欠き部10に配置され、これによって、通路7は、基礎コンクリート2(切り欠かれていない状態)を、基礎コンクリート2が延びる奥行方向に投影したときに、基礎コンクリート2と重なるように配置される。
また、管6の外周壁には、厚み方向に貫通する穴8が形成されている。
穴8は、再施工時において、通路7に供給される薬剤を、固形製剤5に供給するための供給口であって、管6の周方向および奥行方向にわたって、互いに間隔を隔てて複数配置されており、略円柱状に開口されている。また、管6には、図示しないが、再施工時において通路7に薬剤を供給するための、略円筒状の注入管が複数接続されている。
このような基礎コンクリート2を形成するには、まず、第2基礎4の形状に対応する型枠を形成した後、型枠内に、第2基礎4を打設する。次いで、第1基礎3の形状に対応する型枠を形成した後、型枠内に、第1基礎を打設する。なお、例えば、第1基礎3の打設時において、切り欠き部10の形成位置に目地棒を設置し、第1基礎3を形成した後、目地棒を除去することにより、切り欠き部10を形成する。
このようにして形成される基礎コンクリート2の上面には、図示しないが、通常、木製の土台が設置され、例えば、家屋などの建築物が建てられる。
すなわち、固形製剤5と通路7とは、奥行方向に沿って並行するように、水平方向において隣接配置されている。
固形製剤5を配置するには、例えば、固形製剤5を施工するための混練物を調製し、次いで、これを、上記した箇所に施工し、その後、混練物を硬化させる。
防蟻組成物は、例えば、防蟻成分と、水硬性成分と、土砂成分とを含有している。
防蟻成分は、例えば、ネオニコチノイド系化合物、ピレスロイド系化合物、有機塩素系化合物、有機リン系化合物、カルバメート系化合物、ピロール系化合物、フェニルピラゾール系化合物、オキサジアジン系化合物、セミカルバゾン系化合物、植物またはその処理物あるいはその誘導体などが挙げられる。
ネオニコチノイド系化合物としては、例えば、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン(一般名:クロチアニジン)、N−アセチル−N−(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル−N’−メチル−N”−ニトログアニジン、N−(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル−N−メトキシカルボニル−N’−メチル−N”−ニトログアニジン、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリン−2−イリデンアミン(一般名:イミダクロプリド)、3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5−[1,3,5]オキサジアジナン−4−イルインデン−N−ニトロアミン(一般名:チアメトキサム)、(RS)−1−メチル−2−ニトロ−3−(テトラヒドロ−3−フリルメチル)グアニジン(一般名:ジノテフラン)、(E)−N1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−N2−シアノ−N1−メチルアセトアミジン(一般名:アセタミプリド)などが挙げられる。
ピレスロイド系化合物としては、例えば、アレスリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、アクリナトリン、アルファシペルメトリン、シフルトリン、シフェノトリン、プラレトリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フェンバレレートなどが挙げられ、好ましくは、ペルメトリン、ビフェントリン、シフェノトリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェンが挙げられる。
有機リン系化合物としては、例えば、ホキシム、ピリダフェンチオン、フェニトロチオン(MEP)、テトラクロルビンホス、ジクロフェンチオン、プロペタンホスなどが挙げられる。
カルバメート系化合物としては、例えば、カルバリル、フェノブカルブ(BPMC)、プロポクスルなどが挙げられる。
フェニルピラゾール系化合物としては、例えば、フィプロニルなどが挙げられる。
オキサジアジン系化合物としては、例えば、インドキサカルブなどが挙げられる。
セミカルバゾン系化合物としては、例えば、α−(α,α,α−トリフルオロ−m−トルオイル)−p−トリニトリル4−(p−トリフルオロメトキシフェニル)セミカルバゾンなどが挙げられる。
また、これら防蟻成分は、粉剤または粒剤として調製される。なお、粉剤としては、粉末状の(溶媒に分散されていない)マイクロカプセル剤を含んでいてもよい。
具体的には、例えば、気硬性セメント(例えば、気硬性単味セメント、気硬性混合セメントなど)や、水硬性セメント(例えば、水硬性単味セメント、水硬性混合コメントなど)が挙げられる。
水硬性単味セメントとしては、例えば、ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメントなどのポルトランドセメント類、例えば、アルミナセメント、石灰アルミナセメントなどのアルミナセメント類などが挙げられる。水硬性混合コメントとしては、例えば、石灰スラグセメント、石灰火山灰セメントなどの石灰混合セメント類、例えば、高炉セメント、シリカセメント、ポゾランセメント、フライアッシュセメントなどの混合ポルトランドセメント類、例えば、高硫酸塩スラグセメント類などが挙げられる。
土砂成分としては、例えば、砂類(例えば、けい砂、川砂、海砂、浜砂、山砂など)、土類(例えば、花崗岩の風化により形成された真砂土、例えば、赤土、黒土、しらすなどの火山灰土、例えば、河川の堆積土など)、各種園芸用土(例えば、赤玉土、鹿沼土、荒木田土、腐葉土、桐生砂など)、火成岩(安山岩、花崗岩、流紋岩など)、変成岩(珪岩、晶質石灰岩など)、堆積岩(泥岩、砂岩など)などが挙げられる。
また、上記した土砂成分は、廃物の破砕物で構成されていてもよく、廃物の破砕物と、上記した土砂成分とで構成されていてもよい。
なお、防蟻組成物には、必要により、公知の添加剤を添加することができ、そのような添加剤としては、例えば、分散剤、界面活性剤、沈降防止剤、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などの樹脂、オキシカルボン酸やケイフッ化物などの硬化遅延剤、アルミン酸ナトリウム、カルシウムなどの硬化促進剤、ポリプロピレン、ポリエチレン、アラミド樹脂などのコンクリート補強剤などが挙げられる。
硬化液は、防蟻組成物を硬化させるときに用いられる液体であって、具体的には、例えば、水、ポリマーを含有している液体などが挙げられる。 ポリマーを含有している液体におけるポリマーとしては、混練物を、上記した箇所に施工した場合に、防蟻組成物とともに硬化し得るポリマーが挙げられる。
また、ポリマーを含有している液体の溶媒または分散液としては、例えば、水などが挙げられる。なお、ポリマーを含有している液体は、具体的には、上記したポリマーを含有する分散液、懸濁液、乳濁液として、より具体的には、例えば、樹脂エマルションやゴムラテックスとして供給される。なお、樹脂エマルションやゴムラテックスの固形分濃度は、例えば、10〜70重量%、好ましくは、30〜60重量%である。
上記した防蟻組成物と硬化液とを混練することにより、固形製剤5を施工するための混練物が調製される。
混練物の施工としては、例えば、上記した混練物の塗布、散布、吹付けなどが挙げられる。 上記した混練物の施工の具体的方法としては、特に限定されず、例えば、鏝、へらなどの用具で上記した混練物などを塗布する方法、噴霧器、散布器、圧送ポンプなどの機械・機器で上記した混練物などを散布する方法、スプレーガンなどの吹付け器で上記した混練物などを吹き付ける方法などが挙げられる。
次いで、この方法では、施工された混練物を硬化させる。
混練物の硬化では、特に制限されず、例えば、施工された混練物を空気中に放置することにより、固化させる。放置時間は、硬化液に含まれる水などの配合割合に応じて適宜選択され、例えば、1時間〜28日間、好ましくは、3時間〜24時間である。
これによって、固形製剤5を施工することができる。
なお、固形製剤5は、例えば、上記した混練物を、所定の形状(例えば、断面視略矩形状のブロックなど)に成形して、硬化させ、得られる固形製剤5を、上記の箇所に配置することもできる。
固形製剤5の施工当初から、上記した薬剤の再施工までの期間は、施工箇所および固形製剤5に応じて適宜選択され、例えば、3年以上、好ましくは、固形製剤5が持続性および耐久性を有することから、5年以上、通常、20年以内、好ましくは、10年以内に設定される。
再施工における薬剤は、上記した防蟻成分と同様の防蟻成分が挙げられる。また、この薬剤における防蟻成分は、管6の通路7を流動できる製剤形態であれば、特に限定されず、例えば、フロアブル剤、マイクロカプセル剤(水などの溶媒に分散されたもの)、担体担持剤などの懸濁剤、例えば、油剤、乳剤などの液剤などとして、調製される。好ましくは、これらのうち、防蟻成分を、溶媒に分散されたマイクロカプセル化剤として調製する。
薬剤を通路7に供給するには、例えば、図示しないが、注入管などから薬剤を注入する。薬剤の注入速度は、通常、例えば、50〜2000ml/分、好ましくは、50〜1000ml/分である。また、薬剤の注入速度は、点滴のように極端に小さくして、薬剤を徐々に注入することもでき、より具体的には、薬剤の注入速度が、例えば、10〜600ml/時間、好ましくは、30〜200ml/時間に設定される。
なお、再施工において、薬剤の散布量を、防蟻成分の量が、例えば、0.001〜50重量%、好ましくは、0.01〜2重量%となるように設定する。
そして、この防蟻構造1によれば、固形製剤5が施工される。そのため、施工当初から、長期間にわたって持続的に防蟻効果を維持することができる。その結果、再施工までの期間を長く確保することができる。
その結果、長期間にわたって持続性および耐久性に優れながら、再施工時には、簡易かつ確実に薬剤を散布して、施工当初の防蟻効果を再度維持することができる。
さらに、この防蟻構造1では、通路7を、基礎コンクリート2に形成される切り欠き部10内に形成するため、通路7を設置するための空間を別途確保する必要がなく、効率よく通路7を配置することができ、また、通路7によって、確実に薬剤を散布することができる。
また、上記した説明では、固形製剤5を、断面視略矩形状に形成したが、例えば、断面視略三角形状に形成することもできる。このような場合には、例えば、断熱材9の上端部における、断熱材9の内側端部(通路7側)を、奥行方向に沿って、断面視略三角形状に切り欠き、切り欠き部を形成する。そして、切り欠き部に、固形製剤5を形成する。これにより、固形製剤5と、再施工時に薬剤を固形製剤5に散布するための通路7とを対向配置させることができる。
図1に示す防蟻構造1では、通路7を第1基礎3の上端部に配置したが、例えば、通路7を第1基礎3と第2基礎4との境界に配置することもできる。
まず、図3において実線で示される、通路7が第1基礎3の下端部に配置される形態について説明する。
切り欠き部10は、第1基礎3の下端部において、第1基礎3の外側端部が、奥行方向に沿って、断面視矩形状に切り欠かれることにより形成されている。このように切り欠かれることにより、切り欠き部10は、切欠上面15と切欠側面14とで区画される。
そして、このように形成された切り欠き部10には、奥行方向に沿って、管6が配置され、管6により通路7が形成される。
この実施形態においては、第2基礎4の上端部(すなわち、水平部11の上端部)に、切り欠き部10が形成され、切り欠き部10に、管6が配置されている。
切り欠き部10は、第2基礎4の上端部において、第2基礎4の外側端部が、奥行方向に沿って、断面視矩形状に切り欠かれることにより形成されている。このように切り欠かれることにより、切り欠き部10は、切欠底面13と切欠側面14とで区画される。
そして、このように形成された切り欠き部10には、奥行方向に沿って、管6が配置され、管6により通路7が形成される。
図1に示す防蟻構造1では、通路7を第1基礎3の上端部に配置したが、例えば、通路7を第2基礎4の下端部に配置することもできる。
図4において、この防蟻構造1は、第1基礎3および第2基礎4を備える基礎コンクリート2と、固形製剤5と、薬剤を固形製剤5に散布するための通路7とを備えており、通路7が、第2基礎4の下端部に配置されている。また、固形製剤5と通路7とは対向配置されている。
切り欠き部10は、第2基礎4の下端部において、第2基礎4の外側端部が、奥行方向に沿って、断面視矩形状に切り欠かれることにより形成されている。このように切り欠かれることにより、切り欠き部10は、切欠上面15と切欠側面14とで区画される。
そして、このように形成された切り欠き部10には、奥行方向に沿って、管6が配置され、管6により通路7が形成される。
上記においては、通路7が、第1基礎3の上端部、第1基礎3と第2基礎4との境界、または、第2基礎4の下端部に配置される形態について説明したが、通路7の数は特に限定されず、例えば、通路7を、第1基礎3の上端部、第1基礎3と第2基礎4との境界、および/または、第2基礎4の下端部に、複数配置することもできる。
より具体的には、この実施形態においては、第1基礎3の上端部と、第1基礎3の下端部と、第2基礎4の下端部(すなわち、鉛直部12の下端部)とに、切り欠き部10が形成され、切り欠き部10に、管6が配置されている。
そして、このように形成された切り欠き部10には、奥行方向に沿って、管6が配置され、管6により通路7が形成される。なお、各固形製剤5と各通路7とを対向配置させるには、各固形製剤5を、それぞれ上記した方法により形成する。
上記においては、固形製剤5が断熱材9に配置され、通路7が基礎コンクリート2(第1基礎3および/または第2基礎4)に配置される形態について説明したが、本発明の防蟻構造においては、固形製剤5または通路7が、基礎コンクリート2に配置されていればよく、例えば、固形製剤5を基礎コンクリート2に配置し、通路7を断熱材9に配置することもできる。
より具体的には、第1基礎3の下端部に、切り欠き部10が形成され、切り欠き部10に、また、固形製剤5が配置されている。また、断熱材9の切り欠き部10と対向する位置に、溝部16が形成され、溝部16に、管6が配置されている。
そして、このように形成された切り欠き部10には、奥行方向に沿って、固形製剤5が形成される。固形製剤5を形成するには、例えば、形成された切り欠き部10に、上記した混練物を充填し、硬化させる。
そして、このように形成された溝部16には、奥行方向に沿って、管6が配置され、管6により通路7が形成される。
なお、上記した説明においては、固形製剤5は、第1基礎3と第2基礎4との境界に配置されているが、その位置は、特に限定されず、例えば、固形製剤5が、第1基礎3の上端部に配置されていてもよく、また、第2基礎4の下端部に配置されていてもよい。さらには、第1基礎3の上端部、第1基礎3と第2基礎4との境界、および/または、第2基礎4の下端部に、複数配置されていてもよい。なお、そのような形態においては、通路7は、固形製剤5と対向配置するよう、断熱材9の上端部および/または下端部に配置される。
上記においては、固形製剤5と通路7とが、基礎コンクリート2または断熱材9に配置されている形態について説明したが、本発明の防蟻構造においては、固形製剤5または通路7が、基礎コンクリート2に配置されていればよく、例えば、通路7が基礎コンクリート2(第1基礎3と第2基礎4との境界)に配置され、固形製剤5が、基礎コンクリート2に堆積するように配置されていてもよい。
より具体的には、固形製剤5が、第2基礎4の上面および第1基礎3の内側面にわたって、断面視略三角形状に形成されている。そして、基礎コンクリート2の内側面における第1基礎3の下端部、または、第2基礎4の上端部に、切り欠き部10が形成され、切り欠き部10に、管6が配置されている。
この実施形態においては、第2基礎4の上端部(すなわち、水平部11の上端部)を、第1基礎3の内側面に沿って面一に外側の切欠側面14が形成されるように、断面視矩形状に切り欠くことにより、切り欠き部10を形成する。これによって、水平部11の上端部における、第1基礎3の内側面直近に、切り欠き部10が形成される。また、切り欠き部10には、管6が配置される。
この実施形態において、固形製剤5と通路7とを対向配置させるには、まず、切り欠き部10を形成した第2基礎4、および、第1基礎3を打設し、次いで、切り欠き部10に管6を配置し、管6により通路7を形成する。その後、第2基礎4の上面に、上記した混練物を、例えば、奥行方向に沿って通路7を被覆する、断面視略三角形状などに施工し、硬化させ、固形製剤5を形成する。これにより、水平部11の上端部における、第1基礎3の内側面において、固形製剤5と通路7とを対向配置させる。
この実施形態においては、第1基礎3の下端部、より詳しくは、第1基礎3の下端部の内側に、切り欠き部10が形成され、切り欠き部10に、管6が配置されている。
切り欠き部10は、第1基礎3の下端部において、第1基礎3の内側端部が、奥行方向に沿って、断面視矩形状に切り欠かれることにより形成されている。このように切り欠かれることにより、切り欠き部10は、切欠上面15と切欠側面14とで区画される。
そして、このように形成された切り欠き部10には、奥行方向に沿って、管6が配置され、管6により通路7が形成される。
また、上記した説明では、管6を配置し、管6により通路7を形成したが、通路7を形成することができれば、管6を配置しなくてもよい。なお、図5に記載の防蟻構造においては、好ましくは、第1基礎3の上端部の切り欠き部10には、管6を配置する。
また、上記した説明では、外板として断熱材9を用いたが、外板としては、例えば、化粧モルタルを用いることができ、また、化粧モルタルによりコーティングされた断熱材9を用いることもできる。
2 基礎コンクリート
3 第1基礎
4 第2基礎
5 固形製剤
6 管
7 通路
8 穴
9 断熱材
10 切り欠き部
11 水平部
12 鉛直部
13 切欠底面
14 切欠側面
Claims (5)
- 基礎コンクリートと、固形製剤と、薬剤を前記固形製剤に散布するための通路とを備え、
前記固形製剤または前記通路が、前記基礎コンクリートに配置され、
前記固形製剤と前記通路とが、対向配置されていることを特徴とする、防蟻構造。 - さらに、前記基礎コンクリートを被覆する外板を備え、
前記固形製剤が、前記外板に配置され、
前記通路が、前記基礎コンクリートに配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の防蟻構造。 - 前記基礎コンクリートが、鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎を備え、
前記外板は、前記第1基礎に対して第2基礎が延びる側の反対側に配置され、
前記通路が、前記第1基礎の上端部に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の防蟻構造。 - 前記基礎コンクリートが、鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎を備え、
前記外板は、前記第1基礎に対して第2基礎が延びる側の反対側に配置され、
前記通路が、前記第1基礎と前記第2基礎との境界に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の防蟻構造。 - 前記基礎コンクリートが、鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎を備え、
前記外板は、前記第1基礎に対して第2基礎が延びる側の反対側に配置され、
前記通路が、前記第2基礎の下端部に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の防蟻構造。
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2008
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