JP2010029181A - 薬用植物の栽培方法 - Google Patents

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源次郎 草野
Tatsufumi Yoshioka
達文 吉岡
Akinobu Sueoka
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Abstract

【課題】天候に左右されずに、短期間で有効成分を一定量以上含み、且つ収穫や採取後の
加工が容易であり、コストパフォーマンスにも優れた薬用植物の栽培方法を提供する。
【解決手段】養分に富んだ培土1を充填し底板2に排水孔3を複数設けた栽培用筒体4を
、温度、日照量、風速及び水分をコントロール出来るハウス5内の土壌6に立設し、栽培用筒体4に根部及び地下茎部7を利用する薬用植物8を植えて、ハウス5により乾燥環境を創出し、栽培用筒体4内の培土1に水を供給してその水分量をコントロールし、栽培用筒体4の側壁及び底板2により根部及び地下茎部が垂直に伸長する方向付けを行い生育を規制して、底板2の排水孔3によりハウス5内の土壌6の地下水分及び養分を吸収させて、栽培用筒体4内の薬用植物8の根部及び地下茎部7を肥大化育成するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、主に根部及び地下茎部を利用する薬用植物の栽培方法に関する。
従来、ウラルカンゾウ、ムラサキなどの主に根部及び地下茎部を利用する薬用植物は、
医薬品、化粧品、食品の矯味料などの原料として重要である。例えば、ウラルカンゾウの
薬効成分であるグリチルリチンは、SARSウイルスや肝炎ウイルスに対する効果が確認
され、さらに、含有しているイソフラボノイドのグリシリンにはメタボリックシンドロー
ムの改善効果があることが報告されている。このウラルカンゾウは、乾燥地帯に生育する
植物であり、我が国では栽培が難しいため、ほぼ100%輸入に頼っている。しかしなが
ら、ウラルカンゾウの主要輸出国である中国では、野生のウラルカンゾウの乱獲により砂
漠化が進行しているため、輸出規制が強化され、さらに、異常気象による収穫量の減少、
農薬や重金属類の残留などがあり、ウラルカンゾウを安定的に輸入できない状況になりつ
つある。
そこで、我が国でウラルカンゾウの栽培が試みられているが、その根部及び地下茎部が
多数の細い根及びストロン(走出茎)に分枝し、上記の薬効成分であるグリチルリチンやグリシリンの含量が増えないばかりか、栽培、収穫、生薬調製が困難で、我が国国内ではウラルカンゾウの栽培は不可能であると言われている。このような状況下で、ウラルカンゾウの我が国国内での栽培を試みた以下の例が報告されている。
「カンゾウの国内栽培を目指して」 独立行政法人 医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター北海道研究部 柴田敏郎 第3回甘草に関するシンポジウム〜持続的国内栽培をめざして〜 講演要旨集 平成17年7月(名寄市市民文化センター)、pp.3〜7 「カンゾウの国内栽培を目指して(1)ウラルカンゾウの筒栽培について」 尾崎和男、芝野真喜雄、草野源次郎、渡辺斉 武田薬品工業(株)京都薬用植物園、大阪薬科大学 生薬学雑誌61(2),89−92(2007)
上記非特許文献1は、種の直播きによる露地栽培に関するものであり、すなわち、ウラルカンゾウの種子を簡易的に割り、それを北海道名寄市の圃場に直播きして発芽させ、そのまま生育させて、1年生及び2年生のウラルカンゾウを採取し、その生育状況を調査した。また、発芽させた苗を圃場に移植して生育させ、1年生及び2年生のウラルカンゾウを採取して、その生育状況を調査した報文である。
また、非特許文献2は、いわゆる筒栽培と言われるもので、径10cm×1.0mの塩化ビニールパイプに、孔のあるキャップを嵌め、そのパイプ内に培土を充填し、苗を植えそのまま生育させて、1年生のウラルカンゾウを採取し、その生育状況を調査した。また、パイプ内の培土に種を播き、発芽させそのまま生育させて、1年生のウラルカンゾウを採取して、その生育状況を調査した報文である。
非特許文献1は、露地栽培地の名寄市が乾燥地帯であり、しかも本州以南のような梅雨
の影響を受けない点で良いが、露地栽培のため、ウラルカンゾウの根部及び地下茎部が分
枝してしまい、この分枝のため、収穫と生薬調製とが困難となる。さらに、生育が遅く、
薬効のある有効成分であるグリチルリチン含有量が、生薬「甘草」の日本薬局方の基準値
である2.5%以上、並びに根部及び地下茎部が0.5cm以上の太さ、となるのに2、
3年かかってしまう。
非特許文献2は、梅雨の影響を受ける京都府で筒栽培を行っている。この栽培方法は、ウラルカンゾウの根部及び地下茎部は分枝しない点で良いが、湿度、温度、降雨量の影響を受け、生育が遅くなりがちであり、薬効のある有効成分であるグリチルリチン含有量が、生薬「甘草」の日本薬局方の基準値である2.5%以上、並びに根部及び地下茎部が0.5cm以上の太さとなるのに2、3年かかってしまい、生産コストの面で困難さを伴うことになる。
そこで、本発明の目的は、天候に左右されずに、短期間で有効成分を一定量以上含むこ
ととなり、且つ収穫や採取後の加工が容易であり、さらにコストパフォーマンスに優れた
薬用植物の栽培方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、養分を含んだ培土を充填し底板に小径の孔を複数設けた長さ30乃至100cmの栽培用筒体を、温度、日照量、風速及び水分をコントロール出来るハウス内の土壌に立設し、該栽培用筒体に根部及び地下茎部を主に利用する薬用植物を植えてなり、前記ハウスにより温度、日照量、風速をコントロールすると共に降水量を遮断することで乾燥環境を創出し、前記栽培用筒体内の培土に水を供給してその培土内の水分量をコントロールすると共に、前記栽培用筒体の側壁及び排水孔を有する有孔の底板により、前記薬用植物の根部及び地下茎部が垂直に伸長する方向付けを行い、根部及び地下茎部の先端が有孔の硬い底に達することで分枝し、孔を通り抜けて肥料を含む土壌から養分、水分を吸収し前記栽培用筒体内における前記薬用植物の根部及び地下茎部を肥大化育成することを特徴とする薬用植物の栽培方法が提供される。
また、本発明によれば、前記栽培用筒体が、直径50乃至300mmである上記薬用植物の栽培方法が提供される。
また、本発明によれば、前記底板は、底面に複数の排水孔が形成されたカップ状物を筒体の下方から被嵌させることによって形成されてなる上記薬用植物の栽培方法が提供される。
また、本発明によれば、前記排水孔が、直径5乃至10mmの貫通孔が5乃至15個形成されている上記薬用植物の栽培方法が提供される。
また、本発明によれば、前記培土が、その粒子径を5mm以下に調整してなる上記薬用植物の栽培方法が提供される。
また、本発明によれば、前記薬用植物が、ウラルカンゾウ、ムラサキ、コガネバナ、キバナオウギ、ミシマサイコである上記薬用植物の栽培方法が提供される。
本発明の薬用植物の栽培方法は、養分を含んだ培土を充填した栽培用筒体に薬用植
物を植え、その薬用植物に対して、ハウスにより温度、日照量、風速及び水分をコントロールし乾燥環境を創出し、且つ、栽培用筒体の上部に水を適量供給して栽培用筒体内の水分値をコントロールし、薬用植物の生育環境を調えて全体として生育させ、一方、栽培用筒体内における薬用植物の根部及び地下茎部も、栽培用筒体の側壁に沿い分枝を押さえられつつ直線状に生育して、その先端が栽培用筒体の底板に当たり、それ以上の長手方向の生育を規制するが、その先端から細根が分枝して孔を通過伸張し、ハウス内の土壌の地下水分や養分を吸収して、栽培用筒体内の根部及び地下茎部を肥大化させる。したがって、天候に左右されず、栽培用筒体内の養分に加えてハウス内の土壌からも養分を吸収して、栽培用筒体内の根部及び地下茎部が短期間で分枝しないで真っ直ぐ且つ肥大化して、有効成分を一定量以上含むこととなり、収穫や採取後の加工も容易となって、その結果、コストパフォーマンスに優れた薬用植物を得ることが出来る効果がある。
また、本発明の薬用植物の栽培方法は、前記栽培用筒体の直径50乃至300mmの範囲で薬用植物の種類に合わせて直径を決め、栽培用筒体内の根部及び地下茎部から横方向に分枝しないようにする。したがって、上記の効果に加えて、栽培用筒体内の根部及び地下茎部からの余分な横方向の分枝量を減らせて、その分、薬用植物の根部及び地下茎部をより肥大化させる効果がある。
また、本発明の薬用植物の栽培方法は、孔の直径及びその個数により、栽培用筒体内の根部及び地下茎部の先端からの分枝量が規制される。したがって、上記の効果に加えて、栽培用筒体内の根部及び地下茎部の先端から分枝した細根から養分が吸い上げられ、植物体内で光合成成分と合体して植物成分が生合成され、仮導管で根に送られる。しかしその成分の多くは、仮導管が表皮の近くにあり小さな孔で遮断される為、孔を通過して細根には送られない。その分、薬用植物の根部及び地下茎部をより肥大化させ得る効果がある。
また、本発明の薬用植物の栽培方法は、培土の粒子を5mm以下に調整してあるから、薬用植物の根部及び地下茎部が栽培用筒体の側壁に沿い、培土の塊などに影響されることなく直線状に生育する。したがって、上記の効果に加えて、直線状の美しい薬用植物の根部及び地下茎部を得ることが出来る効果がある。
また、本発明の薬用植物の栽培方法は、薬用植物がウラルカンゾウ、ムラサキ、コガネ
バナ、キバナオウギ、ミシマサイコである場合において、特に上記の効果が顕著に得られる。
本発明の実施形態のハウス内土壌に立設した栽培用筒体にて薬用植物を栽培している状態を示す側面図である。 図1に示した筒体の立設状態を示す拡大断面図である。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態のハウス内土壌に立設した栽培用筒体にて薬用植物を栽培して
いる状態を示す概観図、図2は図1の一部を拡大して示す断面図である。
本発明においてハウスとは、図2に示すように、通常ビニールハウスと呼ばれている、光透過性のシートで覆われた設備を言うものである。
図面において、本発明の薬用植物の栽培方法は、養分を含んだ培土1を充填し底板2に排水孔3を複数設けた長さ30乃至100cmの栽培用筒体4を、温度、日照量、風速及び水分をコントロール出来るハウス5内の土壌6に立設し、この栽培用筒体4に根部及び地下茎部7を主に利用する薬用植物8を植えてなり、ハウス5により温度、日照量、風速をコントロールすると共に降水量を遮断することで乾燥環境を創出し、栽培用筒体4内の培土1に水を供給してその培土1内の水分量をコントロールすると共に、栽培用筒体4の側壁4a及び底板2により、薬用植物8の根部及び地下茎部7の分枝及び長手方向の生育を規制し、且つ底板2の排水孔3によりハウス5内の土壌6の地下水分及び養分を吸収させて、栽培用筒体4内における薬用植物8の根部及び地下茎部7を肥大化育成するものである。
前記培土1は、実際に栽培する薬用植物8の特性に合わせて、その種類及び粒子径を決める。そして、培土1の粒子径は5mm以下が好ましく、下限値は経済性も考慮して1mm程度が良い。このように、培土1の粒子径を5mm以下にすることで、薬用植物8の根部及び地下茎部7が栽培用筒体4の側壁4aに沿い、培土1の塊などに影響されることなく直線状に生育させることが出来る。また、培土1を前記栽培用筒体4に充填する際、栽培する薬用植物8の特性に合わせて肥料や石灰などを加え、pH5.5乃至6.8の範囲となるように調整して、充分な養分を含んだものとする。
前記栽培用筒体4は、直径50乃至300mm×長さ30乃至100cmのものが好ましく使用され、実際に栽培する薬用植物8の特性に合わせて、直径×長さが決められ、薬用植物8の根部及び地下茎部7の四散を防ぎ、これらの伸長の方向性とその終着点を設定するものである。したがって、栽培用筒体4の直径が大きすぎると、栽培用筒体4内にある薬用植物8の根部及び地下茎部7から横方向に分枝し易くなり、且つ伸長の方向性が明確に定まらない。逆に、直径が小さすぎると、栽培用筒体4内にある薬用植物8の根部及び地下茎部7が充分に肥大化育成しないことになる。一方、栽培用筒体4の長さが長すぎると、薬用植物8の根部及び地下茎部7が充分肥大化しなくなり、有効成分が一定量以上含むことにならず、逆に、長さが短すぎると、薬用植物8の根部及び地下茎部7が肥大化しても、全体としての収量が減ることになる。
また、栽培用筒体4の底板2には小径の排水孔3が複数、例えば、径5乃至10mmの貫通孔が5乃至15設けられていることが好ましい。底板は、底部に排水孔が形成されていればその構成はとくに限定されるものではないが、筒体とは別部材のカップ状物を筒体の下方から被嵌させることによって形成することが簡便であり、また、排水孔が目詰まりをしたような場合に簡単に取り替えることもできる点で好ましい。
この排水孔3は、栽培用筒体4内の培土1の水分値を調整維持すると共に、薬用植物8の根部及び地下茎部7が生育してその先端部7aが栽培用筒体4の底板2に当たった後、その先端部7aから細根9が分枝して排水孔3を通過伸張し、ハウス5内の土壌6の水分や養分を吸収して、栽培用筒体4内の根部及び地下茎部7をより肥大化させるものである。したがって、底板2における排水孔3は、その直径及び個数が重要であり、最終的には実際に栽培する薬用植物8の種類によって、経験則に照らし合わせて決められる。なお、栽培用筒体4の材質は、特に限定されるものではないが、価格面、入手のし易さから紙筒やポリ塩化ビニール製が一般的に用いられる。
前記ハウス5は、屋外の温度、日照量、風速及び水分をコントロールするものであり、日照量については、実際に栽培する薬用植物8の種類、栽培地域、その栽培地域における日照量に適合した遮光性能のものを選択する必要がある。日本国で栽培するケースでは、日照量を0乃至70%の遮光性能のあるものが良い。また、降水量についても、栽培する薬用植物8の種類、栽培地域、その栽培地域における降水量にあった防雨性能のハウス5とする必要がある。すなわち、日本国で栽培するケースでは、降水量の5%以下をハウス5内の土壌6を通じて、あるいはハウス5を覆う資材を一時的に除けて薬用植物8に取り込むようにすればよい。なお、ハウス5を覆う資材は、ビニールシートが一般的であるが、ガラスや硬質樹脂でも良く、特に限定がない。但し、これら資材の材質や厚みにより遮光性能が異なるから、薬用植物8の種類、栽培地域、その栽培地域における温度、日照量、風速及び水分を考慮して、適切なものを選択する。
前記薬用植物8は、根部及び地下茎部7を主に利用するものであり、例示すれば、ウラ
ルカンゾウ、ムラサキ、コガネバナ、キバナオウギ、ミシマサイコに対して特に好適であり、これらが特に顕著な効果が得られる。これら以外にも、イトヒメハギ、クズ、キカラスウリ、キキョウ、ゲンチアナ、オタネニンジン、ヒナタイノコズチ、コロンボ、マシュマロウ、ジオウ、シャクヤク、セネガ、トウキ、トコン、ハマボウフウ、ヨロイグサ、ベラドンナ、チガヤ、ボウフウ、サウッスレア・ラッパ、リンドウ、エンゴグサ、オニノヤガラ、ジャノヒゲ、ウコン、ガジュツ、ハマスゲ、エゾウコギ、ショウガ、センキュウ、ダイオウ、トチバニンジン、ハナスゲ、オケラなどがある。上記例示の薬用植物8は、いずれも上記の栽培方法に馴染むが、栽培用筒体4の長さ、培土、肥料など実際の栽培薬用植物の種類により、適宜変更すればよい。
次に、図面を参照して、上記構成になる薬用植物の栽培方法について説明する。
まず、例示した上記の薬用植物から栽培する薬用植物8を選定し、その選定した薬用植
物8に適合する栽培用筒体4、ハウス5を選択する。この選択した栽培用筒体4には下方から排水孔を有する底板を被せ、筒体の中に選定薬用植物8に適合する粒子径の培土1、肥料及び石灰などを混ぜたものを充填する。この状態の栽培用筒体4をハウス5内の土壌6に立設する。この場合、筒体を立設する部分の土壌6は,図面に示したように若干盛り土の状態にしておくことにより、荒天の時などにハウス外から不意に侵入する水分の影響を受けない点で好ましい。なお、筒体は適宜間隔を空けて複数立設させ,それぞれを支柱で支えるようにすればよい。その後、栽培用筒体4に薬用植物8の苗を植えるか、その種を播く。ハウス5内では、日照量及び降水量がコントロールされ薬用植物8に適合した乾燥環境が創出され、且つ、栽培用筒体4の上部から水が適量供給されて、栽培用筒体4内の水分値がコントロールされ、薬用植物8の生育環境が調えられる。
したがって、ハウス5内で薬用植物8は、全体として順調に生育し、栽培用筒体4内の
根部及び地下茎部7も、側壁4aに沿い分枝がほとんどない状態で直線状にスムーズに生
育して、やがて、その先端部7aが栽培用筒体4の底板2に当たるから、それ以上の長手
方向の生育を規制する。しかしながら、底板2には排水孔3が形成されているから、根部及び地下茎部7の先端部7aから細根9が分枝して排水孔3を通過伸張し、ハウス5内の土壌6の水分や養分を吸収して、栽培用筒体4内の長手方向の生育を規制された根部及び地下茎部7を肥大化させることが出来る。
栽培開始から収穫までは、2年以上の長期に亘るものもあるが、通常、栽培開始から8乃至10ヶ月が経過して、栽培用筒体4内の根部及び地下茎部7が充分肥大化し、有効成分が一定量以上含むこととなった薬用植物8が収穫される。薬用植物8の収穫に際しては、栽培用筒体4と共にハウス5内の土壌6から細根9を残して引き抜かれ、さらに、栽培用筒体4内からも分枝量が少なく容易に引く抜くことが出来、収穫される。収穫された薬用植物8は、その根部及び地下茎部7が分離され、乾燥、調製などの加工を経て製品化される。さらに、薬用植物8の根部及び地下茎部7に分枝が少ない為、その皮も滑らかであり、その剥離も容易となって、従来は廃棄されていた皮が有効利用することが可能になった。
次に、上記構成になる薬用植物の栽培方法の優位性を実証したので、その状況を説明す
る。
〈試験例1〉
試験地山口県岩国市本郷町において、直径100mm×長さ80cmの塩化ビニール製の栽培用筒体に、底部に直径6mmの排水孔を12個均等に形成したカップ状底板を下方から被せ、筒体内に粒子径が5mm以下の培土に肥料(商品名「SS−ボーン」)1乃至2%を混ぜ、pH5.8乃至7.0の範囲となるように石灰を加えて調製したものを充填し、それを7月15日から9月15日の間の2ヶ月間、30乃至40%遮光したハウス内土壌に立設し、その栽培用筒体にウラルカンゾウを植え、3月から11月まで約8か月間栽培した。収穫直後の培土を落としたウラルカンゾウの根部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈対照例1〉
ハウスを使用しないこと以外、試験例1と同じ条件にてウラルカンゾウを栽培し、その
根部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
結果を表1に示した。
Figure 2010029181
〈試験例2〉
試験例1と同じ条件にて、ウラルカンゾウに代えてムラサキを栽培し、その根部及び地
下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈対照例2〉
ハウスを使用しないこと以外、試験例2と同じ条件にてムラサキを栽培し、その根部及
び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈試験例3〉
培土のpH値を5.8乃至6.5の範囲となるように調製したこと以外、試験例1と同
じ条件にて、ウラルカンゾウに代えてミシマサイコを栽培し、その根部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈対照例3〉
ハウスを使用しないこと以外、試験例3と同じ条件にてミシマサイコを栽培し、その根
部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈試験例4〉
ハウスの遮光を30%としたこと以外、試験例3と同じ条件にて、ミシマサイコに代え
てキバナオウギを栽培し、その根部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目
視観察した。
〈対照例4〉
ハウスを使用しないこと以外、試験例4と同じ条件にてキバナオウギを栽培し、その根
部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈試験例5〉
試験例3と同じ条件にて、ミシマサイコに代えてコガネバナを栽培し、その根部及び地
下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈対照例5〉
ハウスを使用しないこと以外、試験例5と同じ条件にてコガネバナを栽培し、その根部
及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈試験例6〉
試験例3と同じ条件でミシマサイコに代えてムラサキを栽培し、その根部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈対照例6〉
ハウスを使用しないこと以外、試験例6と同じ条件にてムラサキを栽培し、その根部
及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
〈試験例7〉
試験例4と同じ条件でキバナオウギに代えてムラサキを栽培し、その根部及び地下茎部の重量を測定すると共に、分枝状態を目視観察した。
試験例2乃至7に示したものも、表1に示したように対照例のものと比較すると、分枝量は同じ筒栽培であるため大差なかったが、根部および地下茎部の乾燥重量はほぼ4倍程度の重量を有していた。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明の薬用植物の栽培方法は、栽培地の天候にほとんど左右されずに、短期間で有効
成分を一定量以上含むこととなり、且つ収穫や採取後の加工が容易であり、さらにコスト
パフォーマンスに優れた薬用植物を得たいような場合に、極めて高い利用可能性がある。
1 培土
2 底板
3 孔
4 栽培用筒体
4a 側壁
5 ハウス
6 土壌
7 根部及び地下茎部
7a 先端部
8 薬用植物
9 細根

Claims (6)

  1. 養分を含んだ培土を充填し底板に小径の孔を複数設けた長さ30乃至100cmの栽培用筒体を、温度、日照量、風速及び水分をコントロール出来るハウス内の土壌に立設し、該栽培用筒体に根部及び地下茎部を主に利用する薬用植物を植え、前記ハウスにより温度、日照量、風速及び水分をコントロールすると共に降水量を遮断することで乾燥環境を創出し、前記栽培用筒体内の培土に水を供給してその培土内の水分量をコントロールすると共に、前記栽培用筒体の側壁及び排水孔を有する有孔の底板により、前記薬用植物の根部及び地下茎部が垂直に伸長する方向付けを行い、根部及び地下茎部の先端が有孔の硬い底に達することで分枝し、孔を通り抜けて肥料を含む土壌から養分、水分を吸収し前記栽培用筒体内における前記薬用植物の根部及び地下茎部を肥大化育成することを特徴とする薬用植物の栽培方法。
  2. 前記栽培用筒体は、直径50乃至300mmである請求項1記載の薬用植物の栽培方法。
  3. 前記底板は、底面に複数の排水孔が形成されたカップ状物を筒体の下方から被嵌させることによって形成されてなる請求項1または2記載の薬用植物の栽培方法。
  4. 前記排水孔は、直径5乃至10mmの貫通孔が5乃至15個形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の薬用植物の栽培方法。
  5. 前記培土は、その粒子径を5mm以下に調整してなる請求項1乃至4のいずれか1項に記載の薬用植物の栽培方法。
  6. 前記薬用植物は、ウラルカンゾウ、ムラサキ、コガネバナ、キバナオウギ、ミシマサイコである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の薬用植物の栽培方法。
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