JP2010027081A - 火災警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突を回避しつつ情報伝送の遅延を減らす。
【解決手段】制御手段たる火災警報器TRの制御部1は、最初の送信期間に無線信号を送信する前に休止期間よりも短くないキャリア検知期間だけ無線送受信部2を起動してキャリア検知を行うとともにキャリアが検知されなければ無線送受信部2を受信状態から送信状態に切り換えて無線信号を送信させ、キャリアが検知されれば無線信号の送信を中断する。よって、送信側の火災警報器TRの休止期間とキャリア検知期間が重なっていても次の送信期間でキャリアを検知することができ、衝突を回避しつつ情報伝送の遅延を減らすことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の火災警報器の間で無線信号を伝送する火災警報システムに関するものである。
我が国で使用する無線機については、占有周波数帯幅や隣接チャンネル漏洩電力などの使用電波の特性(RF特性)が電波法の規定を満たしていなくてはならない。また、電波法では使用目的ごとに異なる規格(通信規格)が規定されている。例えば、電波法施行規則第6条に規定される「特定小電力無線局」には、電波を利用して遠隔地点における測定機の測定結果を自動的に表示し、又は記録するためのテレメータ用、電波を利用して遠隔地点における装置の機能を始動、変更又は終止させることを目的とする信号の伝送を行うテレコントロール用、及び主として機械によって処理される情報の伝送又は処理された情報の伝送を行うデータ伝送用無線設備について規定された「特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格ARIB STD−T67)」、あるいは、主として火災、盗難その他異常の通報又はこれに付随する制御を行う小電力セキュリティシステムの無線設備について規定された「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格RCR STD−30)」などがある。
一方、上記特定小電力無線局を備えた無線伝送システムとしては、例えば、特許文献1に記載されているような火災警報システムがある。かかる火災警報システムは、多箇所に設置された複数台の火災警報器(無線機)がそれぞれに火災を感知する機能と警報音を鳴動する機能を有しており、何れかの火災警報器が火災を感知すると、当該火災警報器が警報音を鳴動するとともに火災感知を知らせる情報(火災感知情報)を無線信号で他の火災警報器に伝送することにより、火元の火災警報器だけでなく複数台の火災警報器が連動して一斉に警報音を鳴動することにより、火災の発生を迅速且つ確実に知らせることができる。
このような火災警報器(無線機)は、火災感知情報を無線信号で伝送するという特性を活かすために電池を電源として駆動され、しかも、通常は室内の天井のようにメンテナンス(電池交換)のし難い場所に設置されることから、例えば数年といった長期間にわたってメンテナンス無しに使用できることが望ましい。そのため、各火災警報器においては間欠的に受信回路を起動して所望の電波(他の火災警報器が送信した無線信号)が受信できるか否かをチェックし、当該電波が捉えられなければ直ちに受信回路を停止して待機状態に移行することで平均消費電力を大幅に低減することが望まれる。
特開2006−343983号公報
しかしながら、上述のように間欠受信動作を行うと、本来受信しなければならない無線信号を受信するタイミングが受信回路の間欠受信間隔の分だけ遅延することになり、連動動作における応答速度が遅くなってしまう。したがって、消費電力の低減を目的として単純に間欠受信間隔を伸ばすことはできず、例えば、連動までの遅延期間を最大6〜10秒程度に抑えようとすると、少なくとも間欠受信間隔を10秒以下にする必要がある。すなわち、実用上要求される応答速度を確保するためには、ある程度頻繁に受信動作を実施する必要がある。また、上述の特定小電力無線局の規格においては、無線局(火災警報器)から連続して電波を送信することができる期間(送信期間)および電波を送信してはいけない期間(休止期間)について規定されており、この規定を遵守するためには火元の火災警報器も上記送信期間でしか無線信号を送信することができず、このことからも応答速度が遅くなってしまう虞がある。
ここで、この種の火災警報システムにおいては、無線信号の衝突を回避するために無線信号の送信前に毎回キャリア検知を行い、キャリアが検知されたときはキャリアが検知されなくなってから任意の待機時間が経過した時点で再度キャリア検知を行うことにより、キャリアが検知されない場合にだけ無線信号を送信するのが一般的である。ところが、何れかの火災警報器が無線信号の休止期間にあるときに別の火災警報器で火災を感知して無線信号を送信する場合、休止期間であるためにキャリアが検知されず、当該別の火災警報器が無線信号を送信してしまうと休止期間から送信期間に移行した火災警報器の送信する無線信号と衝突してしまう虞がある。一方、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を複数回送信する際、毎回キャリア検知を行っていると待機時間の分だけ送信のタイミングがずれてしまい、その結果、通知メッセージを含む無線信号が他の火災警報器で受信されるタイミングが遅れ、連動動作における応答速度の低下を招いてしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、衝突を回避しつつ情報伝送の遅延を減らすことができる火災警報システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数の火災警報器を備え、これら複数の火災警報器の間で無線信号を伝送する火災警報システムであって、各火災警報器は、火災を感知する火災感知手段と、火災感知手段で火災を感知したことを報知する報知手段と、無線信号を送信又は受信する送受信手段と、送受信手段を制御して無線信号を送受信させる制御手段と、一定の間欠受信間隔を繰り返しカウントするタイマ手段と、電源供給用の電池とを具備し、制御手段は、火災感知手段が火災を感知したときに送受信手段を起動し、所定の送信期間に通知メッセージを含む無線信号を送信させるとともに所定の休止期間に無線信号の送信を休止させる制御動作と、火災感知手段が火災を感知していないときに送受信手段の送信機能を停止させるとともにタイマ手段による間欠受信間隔のカウント中は送受信手段の受信機能を停止させ、タイマ手段による間欠受信間隔のカウントが完了する度に送受信手段の受信機能を起動する制御動作とを行い、最初の送信期間に無線信号を送信する際は休止期間よりも短くない期間だけ送受信手段の受信機能を起動してキャリア検知を行い、キャリアが検知されなければ送受信手段により無線信号を送信させ、キャリアが検知されれば無線信号の送信を中断することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、キャリアが検知された場合、送受信手段によって受信される無線信号が他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号であれば自らの無線信号の送信を中止することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、キャリアが検知された場合、送受信手段によって受信される無線信号が他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号であれば一時的に保留し、前記通知メッセージに対する応答メッセージを含む無線信号を送受信手段により受信したら、保留中の無線信号の送信を中止することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、制御手段は、他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号並びに前記応答メッセージを含む無線信号の何れも受信しなければ、保留中の無線信号を送受信手段に送信させることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、キャリアが検知された場合、送受信手段によって受信される無線信号が他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号でなければキャリアが検知されなくなるのを待ってから送受信手段に無線信号を送信させることを特徴とする。
本発明によれば、制御手段が、送受信手段の送信機能を起動して最初の送信期間に無線信号を送信する際は休止期間よりも短くない期間だけ送受信手段の受信機能を起動してキャリア検知を行うとともにキャリアが検知されなければ送受信手段に無線信号を送信させ、キャリアが検知されれば無線信号の送信を中断するので、送信側の火災警報器の休止期間とキャリア検知の期間が重なっていても次の送信期間でキャリアを検知することができ、衝突を回避しつつ情報伝送の遅延を減らすことができる。
本発明の実施形態1を示すシステム構成図である。 (a)は同上における無線信号のデータフォーマット、(b)は送信時のタイムチャートである。 同上の動作説明用のフローチャートである。 本発明の実施形態2の動作説明用のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態のシステム構成図であり、複数台(図示は2台のみ)の火災警報器TRで火災警報システムが構成されている。なお、以下の説明では、火災警報器TRを個別に示す場合は火災警報器TR1,TR2,…,TRnと表記し、総括して示す場合は火災警報器TRと表記する。
火災警報器TRは、アンテナ3から電波を媒体とした無線信号を送信するとともに他の火災警報器TRが送信した無線信号をアンテナ3で受信する無線送受信部2と、マイコンを主構成要素とし火災感知部4から火災感知が通知されたときに他の火災警報器TRに対して火災感知を通知するための通知メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる制御部1と、火災に伴って発生する煙や熱、炎などを検出することで火災を感知する火災感知部4と、火災感知部4から制御部1に対して火災感知が通知されたことを報知する報知部5と、乾電池等の電池を電源として各部に動作電源を供給する電池電源部6とを具備している。
無線送受信部2は、電波法施行規則第6条に規定される「特定小電力無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。
制御部1は、メモリに格納されたプログラムをマイコンで実行することによって後述する各種の機能を実現している。例えば、火災感知部4から火災発生を感知したことが通知されると、制御部1は報知部5が備えるブザーを駆動して報知音(警報音)を鳴動させることで火災発生を報知するとともに、他の火災警報器TRにおいても火災発生の報知音を鳴動させるために火災発生を通知するための通知メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる。また、他の火災警報器TRから送信された無線信号(火災発生を通知するための通知メッセージを含む無線信号)を無線送受信部2で受信したときも、制御部1は報知部5が備えるブザーを駆動して報知音(警報音)を鳴動させる。つまり、制御部1では火災感知部4から火災感知が通知されたときに報知部5から報知音を鳴動させて報知するとともに火災発生を通知するための通知メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる機能を有している。
ここで、従来技術で説明したように「特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格ARIB STD−T67)」や、「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備 標準規格(社団法人電波産業会 標準規格RCR STD−30)」などでは、無線信号を連続して送信してもよい期間(送信期間)と、送信期間と送信期間の間に設けられた、無線信号を送信してはいけない期間(休止期間)とが定められている。例えば、標準規格ARIB STD−T67では送信期間が40秒以下且つ休止期間が2秒以上と規定され、標準規格RCR STD−30では送信期間が3秒以下且つ休止期間が2秒以上と規定されており、制御部1では、これらの規格に適合する送信期間並びに休止期間で無線信号を送信させている。なお、休止期間においては、無線信号を受信した他の火災警報器TRが送信する無線信号、例えば、通知メッセージに対する応答メッセージを含む無線信号を受信するため、制御部1は無線送受信部2の送信機能(送信回路)は停止させているが受信機能(受信回路)は動作させている。
また電池電源部6の電池寿命をできるだけ長くするため、制御部1では無線送受信部2を送信期間よりも時間の長い一定の間欠受信間隔(例えば、送信期間が3秒であれば7秒〜9秒)毎に間欠的に起動して所望の電波(他の火災警報器TRが送信した通知メッセージ等を含む無線信号)が受信できるか否かをチェックし、当該電波が捉えられなければ直ちに無線送受信部2を停止して待機状態に移行させることで平均消費電力を大幅に低減している。なお、電波の受信チェックは、無線送受信部2から出力される、受信信号強度の大小に比例した直流電圧信号である受信信号強度表示信号(Receiving Signal Strength Indication:RSSI信号)に基づいて制御部1が行っており、詳細については従来周知であるから省略する。
図2(a)は火災警報器TRが送受信する無線信号のデータフォーマットを示しており、同期ビット(プリアンブル:PA)、フレーム同期パターン(ユニークワード:UW)、宛先アドレスDA、送信元アドレスSA、メッセージM、CRC符号で1フレームが構成されている。ここで、宛先アドレスDAとして各火災警報器TRの識別符号を設定すれば当該識別符号の火災警報器TRのみが無線信号を受信してメッセージを取得することになるが、宛先アドレスDAとして何れの火災警報器TRにも割り当てられていない特殊なビット列(例えば、すべてのビットを1としたビット列)を設定することで無線信号を同報(ブロードキャスト)して全ての火災警報器TRにメッセージを取得させることができる。なお、制御部1は1フレーム分の無線信号を1回の送信期間内で送信可能な数mだけ連続して無線送受信部2から送信させる(図2(b)参照)。
次に、図3のフローチャートを参照しながら本実施形態の受信動作について説明する。なお、以下の説明では火災が発生しておらず間欠受信動作を繰り返している火災警報器を受信局TR1と呼び、火災発生を感知したことで通知メッセージを含む無線信号を送信する火災警報器を第1送信局TR2と呼び、第1送信局TR2に遅れて火災発生を感知したことで通知メッセージを含む無線信号を送信する火災警報器を第2送信局TR3と呼ぶことにする。
まず、受信局TR1の制御部1はタイマ(図示せず)によって間欠受信間隔を繰り返しカウントしており、間欠受信間隔が経過する毎に無線送受信部2を起動してRSSI信号による電波チェックを実行し、電波チェックによって電波が捉えられれば無線送受信部2による受信動作を開始し、反対に電波チェックによって電波が捉えられなければ無線送受信部2を停止させる。
第1送信局TR2の制御部1は、火災感知部4から火災感知が通知されると、無線送受信部2を起動して休止期間よりも短くない期間(以下、「キャリア検知期間」と呼ぶ。)だけRSSI信号によるキャリア検知を行う(図3のステップ1〜3)。第1送信局TR2以外の火災警報器TRが無線信号を送信していないとすればキャリアは検知されないから、第1送信局TR2の制御部1は、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信期間内に無線送受信部2から送信させ(図3のステップ4)、送信期間後の休止期間中は無線送受信部2に受信動作を行わせ、受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信するまで、送信期間毎に無線送受信部2に無線信号を送信させる(図3のステップ4〜6)。そして、通知メッセージを含む無線信号を受信した受信局TR1から応答メッセージを含む無線信号が送信され、当該応答メッセージを含む無線信号が無線送受信部2で受信できれば、第1送信局TR2の制御部1は無線信号の送信処理を終了して次の処理に移行する(図3のステップ7)。
一方、第2送信局TR3においては、第1送信局TR2に遅れて火災感知部4から制御部1へ火災感知が通知されたとする。第2送信局TR3の制御部1は、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信する際、最初の送信期間の開始前にキャリア検知期間だけ無線送受信部2を受信動作させてキャリア検知を実行する(図3のステップ1〜3)。このとき、キャリア検知の開始タイミングが第1送信局TR2における休止期間と重なってしまう場合があるが、キャリア検知期間を休止期間よりも短くない期間としているので、第1送信局TR2が無線信号の送信を継続している限りは必ずキャリア検知期間が送信期間と重なるはずである。
そして、キャリアを検知した場合、第2送信局TR3の制御部1は無線信号の送信処理を中断し、さらに他の火災警報器(第1送信局TR2)が送信した通知メッセージを含む無線信号を受信した場合は無線信号の送信処理を中止して次の処理に移行する(図3のステップ8,7)。したがって、第1送信局TR2が送信する通知メッセージを含む無線信号が、第2送信局TR3から送信される無線信号と衝突するのを回避することができる。
一方、キャリアを検知したにもかかわらず他の火災警報器(第1送信局TR2)が送信した通知メッセージを含む無線信号を受信しなかった場合、第2送信局TR3の制御部1はキャリアが検知されなくなるまで待ち(図3のステップ9)、さらにキャリアが検知されなくなってから一定の待機時間が経過した後(図3のステップ10)、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信期間内に無線送受信部2から送信させ(図3のステップ4)、送信期間後の休止期間中は無線送受信部2に受信動作を行わせ、受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信するまで、送信期間毎に無線送受信部2に無線信号を送信させる(図3のステップ4〜6)。そして、通知メッセージを含む無線信号を受信した受信局TR1から応答メッセージを含む無線信号が送信され、当該応答メッセージを含む無線信号が無線送受信部2で受信できれば、第2送信局TR3の制御部1は無線信号の送信処理を終了して次の処理に移行する(図3のステップ7)。
上述のように本実施形態によれば、制御手段たる火災警報器TRの制御部1が、最初の送信期間に無線信号を送信する前に休止期間よりも短くないキャリア検知期間だけ受信手段たる無線送受信部2を起動してキャリア検知を行うとともにキャリアが検知されなければ無線送受信部2を受信状態から送信状態に切り換えて無線信号を送信させ、キャリアが検知されれば無線信号の送信を中断するので、送信側の火災警報器TRの休止期間とキャリア検知期間が重なっていても次の送信期間でキャリアを検知することができ、衝突を回避しつつ情報伝送の遅延を減らすことができる。つまり、2回目以降の送信期間では直前の休止期間で無線送受信部2が受信動作を行っており、他の火災警報器TRが無線信号を送信していれば当該無線信号を受信することができるので衝突を回避することが可能であり、上述のように衝突回避のためにキャリア検知期間を設けるのは、最初(1回目)の送信期間だけで構わないのである。
(実施形態2)
本実施形態は送受信の動作に特徴があり、火災警報器TRのハードウェア構成やシステム構成については実施形態1と同一であるから図示並びに説明を省略する。
本実施形態の特徴である送受信の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明では実施形態1と同様に、火災を感知しておらず間欠受信動作を繰り返している火災警報器を受信局TR1と呼び、火災を感知したことで通知メッセージを含む無線信号を送信する火災警報器を第1送信局TR2と呼び、第1送信局TR2に遅れて火災を感知したことで通知メッセージを含む無線信号を送信する火災警報器を第2送信局TR3と呼ぶことにする。
まず、受信局TR1の制御部1はタイマ(図示せず)によって間欠受信間隔を繰り返しカウントしており、間欠受信間隔が経過する毎に無線送受信部2を起動してRSSI信号による電波チェックを実行し、電波チェックによって電波が捉えられれば無線送受信部2による受信動作を開始し、反対に電波チェックによって電波が捉えられなければ無線送受信部2を停止させる。
第1送信局TR2の制御部1は、火災感知部4から火災感知が通知されると、無線送受信部2を起動してキャリア検知期間だけRSSI信号によるキャリア検知を行う(図4のステップ1〜3)。第1送信局TR2以外の火災警報器TRが無線信号を送信していないとすればキャリアは検知されないから、第1送信局TR2の制御部1は、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信期間内に無線送受信部2から送信させ(図4のステップ4)、送信期間後の休止期間中は無線送受信部2に受信動作を行わせ、受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信するまで、送信期間毎に無線送受信部2に無線信号を送信させる(図4のステップ4〜6)。そして、通知メッセージを含む無線信号を受信した受信局TR1から応答メッセージを含む無線信号が送信され、当該応答メッセージを含む無線信号が無線送受信部2で受信できれば、第1送信局TR2の制御部1は無線信号の送信処理を終了して次の処理に移行する(図4のステップ7)。
一方、第2送信局TR3においては、第1送信局TR2に遅れて火災感知部4から制御部1へ火災感知が通知されたとする。第2送信局TR3の制御部1は、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信する際、最初の送信期間においてキャリア検知を実行する(図4のステップ1〜3)。そして、キャリアを検知した場合、第2送信局TR3の制御部1は、無線信号の送信処理を一時的に保留したまま無線送受信部2を受信状態に切り換え、他の火災警報器(第1送信局TR2)が送信した通知メッセージを含む無線信号を受信し、さらに受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信したら無線信号の送信処理を中止して次の処理に移行する(図4のステップ8,9,7)。しかしながら、キャリアを検知したにもかかわらず他の火災警報器(第1送信局TR2)が送信した通知メッセージを含む無線信号を受信しなかった場合、第2送信局TR3の制御部1はキャリアが検知されなくなるまで待ち(図4のステップ10)、さらにキャリアが検知されなくなってから一定の待機時間が経過した後(図4のステップ11)、火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信期間内に無線送受信部2から送信させ(図4のステップ4)、送信期間後の休止期間中は無線送受信部2に受信動作を行わせ、受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信するまで、送信期間毎に無線送受信部2に無線信号を送信させる(図4のステップ4〜6)。そして、通知メッセージを含む無線信号を受信した受信局TR1から応答メッセージを含む無線信号が送信され、当該応答メッセージを含む無線信号が無線送受信部2で受信できれば、第2送信局TR3の制御部1は無線信号の送信処理を終了して次の処理に移行する(図4のステップ7)。
また、第1送信局TR2から送信された通知メッセージを含む無線信号を受信した後、一定の時間(例えば、間欠受信間隔が複数回経過するまでの時間)が経過するまでの間に受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信しなかった場合(図4のステップ8,9)、第2送信局TR3の制御部1は再度キャリア検知を行い(図4のステップ3)、キャリアが検知されなければ火災感知の通知メッセージを含む無線信号を送信期間内に無線送受信部2から送信させ(図4のステップ4)、送信期間後の休止期間中は無線送受信部2に受信動作を行わせ、受信局TR1から送信される応答メッセージを含んだ無線信号を受信するまで、送信期間毎に無線送受信部2に無線信号を送信させる(図4のステップ4〜6)。そして、通知メッセージを含む無線信号を受信した受信局TR1から応答メッセージを含む無線信号が送信され、当該応答メッセージを含む無線信号が無線送受信部2で受信できれば、第2送信局TR3の制御部1は無線信号の送信処理を終了して次の処理に移行する(図4のステップ7)。一方、ステップ9からステップ3に戻ってキャリアを検知した場合、制御部1は再びステップ8以降の処理を実行する。
而して、実施形態1では先に通知メッセージを含む無線信号を送信している火災警報器(第1送信局TR2)がいることを、後から通知メッセージを含む無線信号を送信しようとした火災警報器(第2送信局TR3)が知った場合に無線信号の送信を中止していたが、本実施形態では、このような場合に第2送信局TR3が無線信号の送信を一時的に保留して受信局TR1が先の通知メッセージを含む無線信号を受信できたか否かを応答メッセージの受信によって判断し、応答メッセージが受信できなかったとき、つまり、何らかの原因で受信局TR1が先の通知メッセージを含む無線信号を受信できなかったときに通知メッセージを含む無線信号を送信している。したがって、受信局TR1に対して確実に通知メッセージを伝送することができ、例えば、本実施形態を火災報知システムに適用した場合、複数台の火災警報器(第1送信局TR2、第2送信局TR3)から伝送される通知メッセージの内容は火災発生で共通しているから、何れか一方の無線機から通知メッセージが伝送されれば十分である。
1 制御部(制御手段、タイマ手段)
2 無線送受信部(送受信手段)
4 火災感知部(火災感知手段)
5 報知部
6 電池電源部

Claims (5)

  1. 複数の火災警報器を備え、これら複数の火災警報器の間で無線信号を伝送する火災警報システムであって、
    各火災警報器は、火災を感知する火災感知手段と、火災感知手段で火災を感知したことを報知する報知手段と、無線信号を送信又は受信する送受信手段と、送受信手段を制御して無線信号を送受信させる制御手段と、一定の間欠受信間隔を繰り返しカウントするタイマ手段と、電源供給用の電池とを具備し、
    制御手段は、火災感知手段が火災を感知したときに送受信手段を起動し、所定の送信期間に通知メッセージを含む無線信号を送信させるとともに所定の休止期間に無線信号の送信を休止させる制御動作と、火災感知手段が火災を感知していないときに送受信手段の送信機能を停止させるとともにタイマ手段による間欠受信間隔のカウント中は送受信手段の受信機能を停止させ、タイマ手段による間欠受信間隔のカウントが完了する度に送受信手段の受信機能を起動する制御動作とを行い、最初の送信期間に無線信号を送信する際は休止期間よりも短くない期間だけ送受信手段の受信機能を起動してキャリア検知を行い、キャリアが検知されなければ送受信手段により無線信号を送信させ、キャリアが検知されれば無線信号の送信を中断することを特徴とする火災警報システム。
  2. 制御手段は、キャリアが検知された場合、送受信手段によって受信される無線信号が他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号であれば自らの無線信号の送信を中止することを特徴とする請求項1記載の火災警報システム。
  3. 制御手段は、キャリアが検知された場合、送受信手段によって受信される無線信号が他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号であれば一時的に保留し、前記通知メッセージに対する応答メッセージを含む無線信号を送受信手段により受信したら、保留中の無線信号の送信を中止することを特徴とする請求項1記載の火災警報システム。
  4. 制御手段は、他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号並びに前記応答メッセージを含む無線信号の何れも受信しなければ、保留中の無線信号を送受信手段に送信させることを特徴とする請求項3記載の火災警報システム。
  5. 制御手段は、キャリアが検知された場合、送受信手段によって受信される無線信号が他の火災警報器から送信された通知メッセージを含む無線信号でなければキャリアが検知されなくなるのを待ってから送受信手段に無線信号を送信させることを特徴とする請求項1記載の火災警報システム。
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