JP2010026215A - 再生装置 - Google Patents

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正人 中須
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Abstract

【課題】動画像データを再生可能な端末装置を複数集合させて1つのコンテンツを再生する際に、それを実現する設定を自動的に且つ瞬時に行うことが可能な再生装置を提供する。
【解決手段】放送データを受信可能な携帯端末装置100は、端末接近検知部112などの他の携帯端末装置の接近を検知する検知手段を備えており、協調制御部117は他の携帯端末装置の接近を検知した場合、チャンネル情報や映像出力に関する設定、音声出力に関する設定等を端末装置間で端末間通信処理部111により通信を行い、複数の端末装置間で瞬間的に出力設定を行う。これにより、複数の携帯端末装置で1つの放送コンテンツを分割して再生する場合、装置の位置合わせ、チャンネル合わせ、分割表示設定、音量設定などの設定を自動的に且つ瞬間に行うことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線信号の放送波を受信して該放送波に含まれる番組コンテンツを再生可能な携帯端末装置に用いて好適な再生装置に関する。
最近の携帯電話、携帯型情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯可能なパーソナルコンピュータ、車載端末などの携帯端末装置には、テレビ放送やラジオ放送のような電波(放送波)を受信する機能を搭載し、放送波に含まれる番組コンテンツの再生や記録を行えるものがある。
持ち運びが容易な携帯端末装置は、搭載できる表示装置の大きさが限られてしまうため、表示装置で1つのコンテンツを表示できない場合がある。従来、1つの表示装置で1つのコンテンツを表示できない場合(すなわち、表示サイズが足りない場合)、複数の表示装置で1つのコンテンツを再生するようにした方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−078069号公報
しかしながら、特許文献1で開示された方法では、予め表示装置が結線されて配置されていることが前提であるため、放送を受信可能な複数の携帯端末装置で実現する場合、端末間の“位置合わせ”、“チャンネル合わせ”、“分割表示設定”、“音量設定”などの各種設定をそれぞれの端末で行う必要があり、しかも利用者側での設定となるので、瞬時に設定を合わせることが困難であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、動画像データを再生可能な端末装置を複数集合させて1つのコンテンツを再生する際に、当該再生を実現する設定を自動的に且つ瞬時に行うことが可能な再生装置を提供することを目的とする。
本発明の再生装置は、動画像データを再生する動画像再生手段と、他装置の接近を検知する接近検知手段と、前記接近検知手段で検知された前記他装置と自装置との間の相対位置を検知する相対位置検知手段と、前記他装置と前記自装置との間で画像出力に関する設定内容を示す再生設定情報を送受信する通信手段と、前記相対位置検知手段で検知した相対位置と、前記通信手段で前記他装置から取得した再生設定情報とに基づいて、前記動画像再生手段で再生する動画像データの出力設定を決定する出力設定決定手段と、を備え、前記動画像再生手段は、前記出力設定決定手段で決定された出力設定に応じて、前記動画像データを再生することを特徴とする。
この構成によれば、動画像データを再生可能な他の再生装置が接近した場合、当該装置の接近を検知して、当該装置との間で再生設定情報の共有を行って同一の設定を共有するので、他装置とで1つの画像を分割して再生する場合、再生設定情報がチャンネル合わせや分割表示設定を含むことで、チャンネル合わせや分割表示設定を自動的に且つ瞬時に合わせることができる。
また、上記構成において、前記出力設定決定手段は、前記動画像再生手段で1つの画像を表示させるか、前記1つの画像の一部を表示させるか、を決定することを特徴とする。
この構成によれば、動画像データを再生可能な他の再生装置が接近した場合、当該装置の接近を検知して、当該装置との間で再生設定情報の共有を行って同一の設定を共有するので、他装置とで1つの画像を分割して再生する場合、再生設定情報がチャンネル合わせや分割表示設定を含むことで、チャンネル合わせや分割表示設定を自動的に且つ瞬時に合わせることができる。
また、上記構成において、前記通信手段は、前記他装置に対して、前記動画像再生手段で再生している動画像データ以外のデータを再生するよう指示する再生設定情報を送信することを特徴とする。
この構成によれば、接近してきた装置で、現在の動画像データを再生する装置に含まれない装置に対して、現在の動画像データ以外のデータを再生させることができる。例えば、映像データ、音声データ、番組情報、データ放送用のデータを含む放送データを扱う場合、同一チャンネルの番組情報又はデータ放送用のデータを再生させることができる。
また、上記構成において、前記動画像再生手段は、前記通信手段で前記他装置から前記再生設定情報を受信した場合、前記動画像データ以外のデータを再生することを特徴とする。
この構成によれば、1つの画像を表示する装置に含まれない他装置の画面を有効に活用でき、他装置の画像表示を阻害することなく裏番組の内容等を表示することができる。
また、上記構成において、前記動画像再生手段は、前記相対位置に基づいて、前記動画像再生手段で表示する前記1つの画像の一部の表示位置を移動することを特徴とする。
この構成によれば、複数台の再生装置で1つの画像を表示する際に、自動で画面の表示位置を変更し、画面位置のずれをなくすことができる。
また、上記構成において、前記動画像再生手段は、前記相対位置に基づいて、他装置との位置あわせ操作を補助する情報を表示することを特徴とする。
この構成によれば、複数台の再生装置で1つの画像を表示する際に、画像の表示位置をずらすことでずれを吸収できないような大きなずれがあった場合でも、矢印や位置合わせの捕縄線などを表示することで、使用者が容易に画面の表示位置を画面位置のずれを合わせることができる。
また、上記構成において、前記動画像再生手段は、前記接近検知手段にて検知した第1の他装置および第2の他装置と組み合わせて1つの画像を表示しているときに、前記自装置と前記第1の他装置との相対位置が所定距離よりも移動した場合、前記自装置と前記第2の他装置とによって構成される1つの画像の一部を再生することを特徴とする。
この構成によれば、複数台の再生装置で1つの画像を表示する後、自装置又は他装置を移動させた場合でも再度装置間で表示に関する調整を行うため、使用者がいずれかの再生装置を移動させて、表示状態にある再生装置から外した場合でも、最適な表示を行うことができる。
また、上記構成において、音声データを再生する音声再生手段を更に備え、前記通信手段は、前記他装置と前記自装置との間で音声出力に関する設定内容も含む再生設定情報を送受信し、前記出力設定決定手段は、前記相対位置検知手段で検知した相対位置と、前記通信手段で前記他装置から取得した再生設定情報とに基づいて、前記音声再生手段で再生する音声データの出力設定を決定し、前記音声再生手段は、前記出力設定決定手段で決定された出力設定に応じて、前記音声データを再生することを特徴とする。
この構成によれば、複数の再生装置で例えば1つの放送コンテンツの音声を分割して再生する場合、音声チャンネルの設定を自動で行うことができる。
また、上記構成において、前記出力設定決定手段は、複数チャンネルの音声データのうち、再生する音声チャンネルを決定することを特徴とする。
この構成によれば、複数の再生装置で例えば1つの放送コンテンツの音声を分割して再生する場合、音声チャンネルの設定を自動で行うことができる。
また、上記構成において、前記再生設定情報は、音量又は音響効果を示す情報を含み、前記通信手段は、前記他装置に対して、前記再生設定情報を送信することを特徴とする。
この構成によれば、音量設定や低音強調などの音響設定を自動的に装置間で行うことができる。
また、上記構成において、前記通信手段は、前記他装置との間で映像、音声の出力同期のタイミングを合わせるための出力タイミング情報を送受信することを特徴とする。
この構成によれば、再生装置間の処理速度や受信データのバッファ量などにより、実際の音声、映像などの出力時刻にばらつきがある場合でも装置同士で同時に出力することができる。
本発明によれば、動画像データを再生可能な端末装置を複数集合させて1つのコンテンツを再生する際に、当該再生を実現する設定を自動的に且つ瞬時に行うことが可能な再生装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態では、放送受信用の携帯端末装置の例として、地上デジタルテレビや地上デジタルラジオなどのデジタル放送を受信する機能を備えた携帯電話に適用した場合を想定したものである。勿論、携帯電話以外にも、携帯型情報端末(PDA)、携帯可能なパソコン、車載端末などにも勿論適用可能である。また、デジタル放送以外のアナログ放送またはインターネットなどを用いたストリーミング放送などを受信する機器や、フラッシュメモリなどの記憶素子に記憶させた音声データを含む動画像データを再生するMP3プレーヤなどの再生装置にも適応可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態の携帯端末装置100は、放送用アンテナ98と、通信用アンテナ99と、チューナ部101と、受信処理部102と、音声処理部103と、スピーカ104と、映像処理部105と、データ放送処理部106と、番組情報表示処理部107と、提示処理部108と、ディスプレイ109と、入力装置110と、端末間通信処理部111と、端末接近検知部112と、移動量検知部113と、端末間相対位置検知部114と、端末情報取得部115と、設定情報記録部116と、協調制御部117とを備える。
放送用アンテナ98は、デジタル放送を受信する際に使用するアンテナである。通信用アンテナ99は、携帯端末装置間で通信を行う際に使用するアンテナである。チューナ部101は、放送用アンテナ98を介してデジタル放送を受信し、デジタル放送の各放送番組の受信信号を復調してチャネル毎に取り出す。受信信号には放送番組の映像データ、音声データ、番組情報、データ放送用データがデジタルデータとして含まれる。チューナ部101は、受信処理部102により指示された周波数チャンネルの信号を受信し、復調した放送データを受信処理部102へ出力する。本実施の形態ではデジタル放送を想定しているので、映像、音声、データ放送、番組情報などの情報が多重化されたMPEG2−TS(Moving Picture Experts Group 2-Transport Stream)を出力するものとして説明する。
受信処理部102は、所定のチャンネルを選局し再生する制御を行う。所定のチャンネルは、入力装置110により使用者が設定するか、または協調制御部117にて設定される。入力装置110または協調制御部117は、受信処理部102に対してチャンネルの設定の他に、出力する音声チャンネル、音量、低音強調と言った音響効果設定などの音声出力に関する設定を行い、また、映像表示領域、映像拡大縮小設定、明るさなどの映像効果設定などの映像出力に関する設定を行う。さらに、データ放送出力に関する設定、番組情報表示に関する設定、それぞれのデータの出力タイミングなどの設定を行う。
受信処理部102は、入力装置110または協調制御部117で指定されたチャンネルに対応する周波数帯をチューナ部101に設定することでチューナ部101から多重化された放送データを取得する。そして、入力装置110または協調制御部117で設定された情報に従ってチューナ部101から取得した放送データの多重化の分離を行い、音声データを音声処理部103へ出力し、映像データを映像処理部105へ出力し、データ放送のデータをデータ放送処理部106へ出力し、番組情報のデータを番組情報表示処理部107へ出力する。また、入力装置110または協調制御部117からの各種設定や出力タイミングもそれぞれの処理部(音声処理部103,映像処理部105,データ放送処理部106、番組情報表示処理部107)に設定する。
また、受信処理部102は、提示処理部108に対し、映像、データ放送、番組情報の表示の有無、表示サイズ、表示倍率及び表示位置を指定し、ディスプレイ109に表示する映像データのレイアウトを設定する。また、受信処理部102は、視聴チャンネルや設定が変更になる都度その視聴チャンネルまたは設定情報を協調制御部117へ出力する。
音声処理部103は、受信処理部102より入力される音声データを復号し、音声信号をスピーカ104へ出力し、音声の再生を行う。また、音声処理部103は、受信処理部102より入力される音声設定に従い音声の再生設定を変更する。スピーカ104は、音声処理部103より入力される音声信号を音声として出力する。映像処理部105は、受信処理部102より入力される映像データを復号し、提示処理部108を介して映像信号をディスプレイ109へ出力し、映像の再生を行う。また、映像処理部105は、受信処理部102より入力される映像設定に従い映像の再生設定を変更する。
データ放送処理部106は、受信処理部102より入力されるデータ放送のデータを復号し、提示処理部108を介して映像信号をディスプレイ109へ出力し、データ放送の再生を行う。また、データ放送処理部106は、受信処理部102より入力されるデータ放送設定に従いデータ放送の再生設定を変更する。
番組情報表示処理部107は、受信処理部102より入力される番組情報のデータを、電子番組表や番組リストのように端末仕様に合わせ加工し、提示処理部108を介して映像信号をディスプレイ109へ出力し、番組情報の表示を行う。また、番組情報表示処理部107は、受信処理部102より入力される番組情報設定に従い番組情報の表示設定を変更する。
提示処理部108は、映像処理部105と、データ放送処理部106と、番組情報表示処理部107の各々から入力される映像信号を、受信処理部102より設定されるレイアウト設定に従って、映像、データ放送、番組情報の表示の有無、表示サイズ、表示倍率と表示位置の重ね合わせを行い、1つの映像信号に変換してディスプレイ109へ出力する。ディスプレイ109は提示処理部108より入力される映像信号を表示する。
入力装置110は、利用者の入力操作のために携帯端末装置100に設けられている多数の操作キー等のスイッチ等による入力部からの入力を受け付け、その情報を受信処理部102または協調制御部117へ出力する。
端末間通信処理部111は、他の携帯端末装置との間で通信を行うための通信処理部であり、協調制御部117より入力されるチャンネル共有情報、チャンネル情報、協調情報、協調終了情報、端末情報、端末の移動量などの情報を他の携帯端末装置との間で相互に送受信し、受信した情報を協調制御部117へ出力する。具体的な通信方法としては、無線LANや携帯電話端末などの無線機基地局を介して通信する方法、Bluetooth(登録商標)、赤外線など、直接、携帯端末装置間で通信する方法がある。なお、携帯端末装置間で通信できるものであれば、個々で示した通信方法以外でもよい。
端末接近検知部112は、他の携帯端末装置100が接近または離脱したことを検知するセンサであり、所定の範囲内に他の携帯端末装置100が接近した場合、協調制御部117に該他の携帯端末装置100が接近したことを通知する。また、近接した他の携帯端末装置100が離れた場合、協調制御部117に該他の携帯端末装置100が離脱したことを通知する。なお、検出手段は問わないが、携帯端末装置装間の距離が分る検出手段である場合は併せて携帯端末装置間の距離の情報を協調制御部117へ出力する。
移動量検知部113は、自端末装置100の直近の移動量を検知する加速度センサであり、移動を検知した場合その移動量を協調制御部117へ出力する。なお、直近の携帯端末装置100の移動量を検知できれば他の方法を用いてもよい。
端末間相対位置検知部114は、他の携帯端末装置100が上下左右どの位置に、どの方向でどの携帯端末装置100が存在するのかを検知するセンサであり、検知した相対位置の情報を協調制御部117へ出力する。なお、携帯端末装置との相対位置が検知できる方法であればどのような方法を用いてもよい。
端末情報取得部115は、他の携帯端末装置100固有の情報(以降、“端末情報”と記載する)を取得し、協調制御部117へ出力する。端末情報としては、ディスプレイ109のサイズや明るさ、スピーカ104の出力音声チャンネル数や音量などのデバイス情報、音声設定情報、映像設定情報などの設定情報、放送データを受信してから実際に映像及び音声を出力するのに要する時間などの同期情報、使用者が現在のチャンネルをどのくらい視聴しているのか、また視聴している番組の放送時間など、視聴履歴情報などがある。
設定情報記録部116は、他の携帯端末装置100が接近時に変更前の元のチャンネルや設定情報を協調制御部117が記録し、他の携帯端末装置100が離脱した時に協調制御部117が変更前の情報を読み出し再設定するためのメモリ等で構成された記憶装置である。
協調制御部117は、入力装置110より協調動作の開始/終了の要求を受け付けるとともに、端末接近検知部112、移動量検知部113、端末間相対値検知部114、端末情報取得部115から入力される自端末装置100の情報と、チャンネル情報、協調情報、協調終了情報、端末情報などの端末間通信処理部111が受信した情報とから、自端末装置100の選局チャンネルと再生設定を判断し、受信処理部102にその内容を設定する。
また、協調制御部117は、必要に応じて、チャンネル情報、協調情報、協調終了情報、端末情報などの自端末装置100の情報を端末間通信処理部111より送信する。また、協調制御部117は、他の携帯端末装置100が接近時に、変更前の元のチャンネルや設定情報を記録し、他の携帯端末装置100が離脱時に、変更前の情報の読み出し再設定を受信処理部102に行う。
次に、本実施の形態の携帯端末装置100の動作を説明する。
図2は、本実施の形態の携帯端末装置100における端末協調モード時の処理の内容を示すフローチャートである。利用者が自己の携帯端末装置100と他の複数の携帯端末装置を用いて視聴しようとする場合には、携帯端末装置間の距離に応じて、図2に示すような協調制御処理が実行される。この図2に示す協調制御処理について以下に説明する。
(協調制御処理)
まず自端末装置100が協調制御を行う設定であるか否かを判定する(ステップS101)。協調制御を行う設定である場合はステップS102に進み、協調制御を行う設定でなければ本処理を終了する。なお、協調制御を行う設定は、利用者からの入力操作に従い入力装置110から設定の変更を行うことを想定しているが、他の方法により設定の変更を行ってもよい。
次いで、端末接近検知部112が他の携帯端末装置100の接近を検知する(ステップS102)。そして、他の携帯端末装置100が接近したか否かを判定し(ステップS103)、接近していない場合はステップS101に戻り、他の携帯端末装置100が接近した場合はステップS104に進む。ステップS104では、移動量検知部113、端末間相対位置検知部114、端末情報取得部115のいずれかから得られる情報により、自端末装置100がチャンネルを共有する側(以降「チャンネル共有元」と記載する)であるか、共有される側(以降「チャンネル共有先」と記載する)であるのかを判断する処理を行う。このステップS104の詳細な処理の説明は図3にて行う。
次いで、自端末装置100がチャンネル共有元であるか、チャンネル共有先であるか示すチャンネル共有情報を、他の携帯端末装置100に端末間通信処理部111を通じて送信するとともに、他の携帯端末装置100から送信されるチャンネル共有情報を受信する(ステップS105)。次いで、自端末装置100のチャンネル共有情報と他端末装置100より受信したチャンネル共有情報とからチャンネルの共有制御が可能であるかどうかを判定する(ステップS106)。他の携帯端末装置100からのチャンネル共有情報を受信できない場合(他の携帯端末装置100の全てが協調制御設定となっていない場合)や、他の携帯端末装置100と自端末装置100のチャンネル共有情報がすべてチャンネル共有先の場合(受信機の電源がすべてOFFになっている場合)は、チャンネル共有可能でないのでステップS101に戻る。これ以外の場合はチャンネル共有が可能であるのでステップS107に進む。
ステップS107では視聴状態記録処理を行う。すなわち、協調制御終了後に現在の視聴設定に戻せるようにするために、現在の視聴設定内容を設定情報記録部116に記録する。記録する内容としては、視聴チャンネル、映像、音声に関する出力設定、画面レイアウト設定など、協調制御により変更される可能性のある項目の設定値を記録する。
次いで、ステップS104のチャンネル共有判断に基づき、自端末装置100がチャンネル共有元であるか否かを判定する(ステップS108)。自端末装置100がチャンネル共有元である場合はステップS110に進み、チャンネル共有元でない場合(即ちチャンネル共有先の場合)はステップS109に進む。
ステップS109では、チャンネル共有先としてチャンネル共有元の他の携帯端末装置100から受信した協調制御情報に従って自端末装置100の番組のチャンネルや再生設定を変更する。ここで、協調制御情報とは、それぞれの携帯端末装置100が他の携帯端末装置100に協調して制御を行うための設定情報であり、携帯端末装置100ごとの、受信する放送チャンネル、音声チャンネル、音量、低音強調と言った音響効果設定などの音声出力に関する設定、映像表示領域、映像拡大縮小設定、明るさなどの映像効果設定などの映像出力に関する設定、同様にデータ放送出力に関する設定、番組情報表示に関する設定、それぞれのデータの出力タイミングなどの設定、映像、データ放送、番組情報の表示の有無、表示サイズ、表示倍率と表示位置を指定し、ディスプレイ109に表示する映像データのレイアウトを設定など、設定を合わせるために必要な項目の情報が含まれる。また、自端末装置100の設定が変更になった場合はその内容を協調制御情報に含めて送信を行う。ステップ109の詳細な処理の説明は図7にて行う。
ステップS110では、自端末装置100がチャンネル共有元として他の携帯端末装置100を含めた協調制御情報を作成し、チャンネル共有先の携帯端末装置100に端末間通信処理部111を通じて送信するとともに自端末装置100の協調制御を行う。また、チャンネル共有先の携帯端末装置100より協調制御情報が送られてきた場合はそれに応じて再度の協調制御情報作成と送信、自端末装置100の協調制御を行う。ステップS110の詳細な処理の説明は図4にて行う。
次いで、設定情報記録部116に記録した、現在の視聴設定内容である視聴チャンネル、映像、音声に関する出力設定、画面レイアウト設定など、協調制御により変更される可能性のある項目の設定値を読み出し、再度設定を行い、協調制御前の視聴設定に戻す(ステップS111)。
(チャンネル共有判断処理)
図3は、携帯端末装置100における共有チャンネル決定処理(図2のステップS104)の内容を示すフローチャートである。この処理では移動量検知部113、端末間相対位置検知部114及び端末情報取得部115のいずれかから得られる情報より、自端末装置100がチャンネルを共有する側であるチャンネル共有元であるか、共有される側であるチャンネル共有先であるのか否かを判断する処理を行う。以下、図3に示す処理について説明する。
まず自端末装置100が放送を視聴しているかどうか判定する(ステップS201)。視聴中である場合(即ちチューナ部101が所定の放送チャンネルを受信している場合)はステップS202に進む。視聴中でない場合(即ちチューナ部101が放送の受信を行っていない場合)はステップS212に進み、自端末装置100をチャンネル共有先とする。
ステップS202では、自端末装置100が移動量判断モードでチャンネル共有判断を行うか否かを判定する。ここで、移動量判断モードとは、直近の端末移動量によってチャンネル共有判断を行うモードであり、使用者が事前に入力装置110を通じて設定する。移動量判断モードである場合はステップS203に進み、移動量判断モードでない場合はステップS206に進む。
ステップS203では、移動量検知部113より直近の自端末装置100の移動量を取得する。次いで、ステップS203で取得した自端末装置100の移動量を、端末間通信処理部111を通じて他の携帯端末装置100に送信すると同時に、他の携帯端末装置100から移動量を受信する(ステップS204)。
次いで、ステップS203で取得した自端末装置100の移動量とステップS204で取得した他の携帯端末装置100の移動量とを比較し、自端末装置100の移動量が大きいか否かを判定する(ステップS205)。自端末装置100の移動量が他の携帯端末装置100の移動量より大きい場合はステップS212に進み、自端末装置100をチャンネル共有先とする。また、自端末装置100の移動量が他の携帯端末装置100と比べて最も小さい場合はステップS213に進み、自端末装置100をチャンネル共有元とする。なお、本実施の形態では、移動量が最も小さい携帯端末装置100をチャンネル共有元と判定するようにするが、携帯端末装置100の直近の移動量を用いて判定するのであれば、他の判断基準(例えば「直近の移動量が少ない」など)でもよい。
一方、ステップS206では、自端末装置100が端末位置判断モードでチャンネル共有判断を行うか否かを判定する。ここで、端末位置判断モードとは、携帯端末装置100同士の上下または左右などの相対的な位置関係を元にチャンネル共有判断を行うモードであり、使用者が事前に入力装置110を通じて設定する。端末位置判断モードである場合はステップS207に進む。端末位置判断モードでない場合は視聴履歴判断モードとみなしステップS209に進む。ここで、視聴履歴判断モードとは、視聴時間が最も長いチャンネルに共有するチャンネルを合わせる、または、視聴中の番組の終了時間が最も遅い番組に合わせるなどのように、視聴中の番組情報と視聴者の視聴履歴から、チャンネル共有判断を行うモードであり、使用者が事前に入力装置110を通じて設定する。なお、本実施の形態では、ステップS202、ステップS206を用いて、移動量判断モード、端末位置判断モード、視聴履歴判断モードの順にモードを判断したが、どの順番で判断モードを判定してもよい。
ステップS207では、端末間相対位置検知部114より、携帯端末装置100同士の相対的な位置情報を取得する。次いで、ステップS207で取得した携帯端末装置100同士の相対的な位置情報を元に自端末装置100が他の携帯端末装置100より予め決められた位置(例えば下や右)にあるか否かを判定する(ステップS208)。なお、本実施の形態では、下にある携帯端末装置100をチャンネル共有元と判定するが、相対的な端末同士の位置関係を用いて判定するのであれば、他の判断基準(例えば右)でもよい。自端末装置100の位置が最も下にある場合はステップS213に進み、自端末装100をチャンネル共有元とし、自端末装置100が最も下にない場合はステップS212に進み、自端末装置100をチャンネル共有先とする。
ステップS209では、端末情報取得部115より、自端末装置100の視聴履歴または番組情報を取得する。なお、端末情報取得部115より視聴履歴や番組情報を取得する以外に受信処理部102より直接取得するようにしてもよい。次いで、ステップS210では、ステップS209で取得した自端末装置100の視聴履歴または番組情報を、端末間通信処理部111を通じて他の携帯端末装置100に送信すると同時に、他の携帯端末装置100から他の携帯端末装置100の視聴履歴または番組情報を受信する(ステップS210)。
次いで、ステップS209で取得した自端末装置100の視聴履歴または番組情報とステップS210で取得した他の携帯端末装置100の視聴履歴または番組情報とを比較し、自端末装置100が他の携帯端末装置100より予め決められた判断基準(「視聴時間が最も長い」や「視聴中の番組の終了時間が最も遅い」など)を満たすか否かを判定する(ステップS211)。自端末装置100の視聴時間が他の携帯端末装置100と比べて短い場合はステップS212に進み、自端末装置100をチャンネル共有先とし、視聴時間が他端末装置と比べて最も長い場合はステップS213に進み、自端末装置100をチャンネル共有元とする。
なお、本実施の形態では、視聴時間が最も長いチャンネルの携帯端末装置100をチャンネル共有元と判定したが、視聴履歴または番組情報を用いて判定するのであれば、他の判断基準(例えば「視聴中の番組の終了時間が最も遅い」など)でもよい。また、本実施の形態では、移動量、端末相対位置、視聴履歴をそれぞれのモードに分類してチャンネル共有判断を行ったが、移動量、端末相対位置、視聴履歴にそれぞれ重み付けを行い、それぞれのパラメータを加味して総合的な共有判断を行ってもよい。
(チャンネル共有元の協調処理)
図4は、携帯端末装置100におけるチャンネル共有元の協調処理(ステップS110)の内容を示すフローチャートである。この処理では、チャンネル共有元として他の携帯端末装置100を含めた協調制御情報を作成し、各携帯端末装置100に端末間通信処理部111を通じて送信するとともに自端末装置100の協調制御を行う。また、他の携帯端末装置100より協調制御情報が送られてきた場合はそれに応じて再度の協調制御情報の作成と送信並びに自端末装置100の協調制御を行う。図4に示す処理について以下に説明する。
まずチャンネル共有先の携帯端末装置100の端末情報を端末間通信処理部111より受信する(ステップS301)。次いで、自端末装置100が、本発明の協調制御を行う設定であるか否かを判定する(ステップS302)。協調制御設定である場合はステップS303に進む。これに対し協調制御設定でない場合はステップS313に進み、自端末装置100の協調動作を終了し、図2のステップS111により協調動作前の視聴状態に戻す。ステップS303では、端末接近検知部112と端末間相対位置検知部114より、他の携帯端末装置100との間の距離と相対的な位置を取得する。
次いで、他の携帯端末装置100の協調情報を端末間通信処理部111にて受信する、または、入力装置110より自端末装置100の音量や視聴チャンネルなど放送コンテンツの再生に関する設定が変更になったか否かを判定する(ステップS304)。他の携帯端末装置100から協調情報を受信するということはチャンネル共有先の携帯端末装置100にて視聴に関する設定が変更になった場合である。つまり、他の携帯端末装置100または自端末装置100のうちどれかに設定変更が行われた場合、再度、チャンネル共有元の携帯端末装置100にて協調情報を作成する必要があるため、他の携帯端末装置100の協調情報を受信する、または、自端末装置100の設定に変更があった場合はステップS306に進む。全ての携帯端末装置100に設定変更がない場合、すなわち他の携帯端末装置100からの協調情報が無く、自端末装置100の設定に変更もない場合はステップS305に進む。
ステップS305では、ステップS303にて取得した携帯端末装置100同士の距離を前回取得した距離と比較し、変更があるか否かを判定する。携帯端末装置100同士の距離に変更がある場合は、再度、協調情報を作成するためステップS306に進む。携帯端末装置100同士の距離に変更がない場合はステップS302に戻り、ステップS302からステップS305までの処理を繰り返す。ステップS306では、ステップS303で取得した携帯端末装置100同士の距離を元に自端末装置100つまりチャンネル共有元の携帯端末装置100が他の携帯端末装置100と予め設定しておいた協調動作の範囲内にいるのかどうか判定する。協調動作の範囲内の距離に他の携帯端末装置100が存在すればステップS307に進む。協調動作の範囲内の距離に他の携帯端末装置100が存在しない場合はステップS313に進み、自端末装置100の協調動作を終了し、図2のステップS111により協調動作前の視聴状態に戻す。
ステップS307では、各携帯端末装置100の受信するチャンネル、出力映像の大きさや範囲などのレイアウト設定、出力するコンテンツ(例えば映像、データ放送、番組情報)、明るさといった映像設定など、画面出力に対する出力設定のための協調情報を作成する。ステップS307の詳細な処理の説明は図5にて行う。
次いで、各携帯端末装置100の再生する音声チャンネルと、音量、音響効果など、音声出力に対する出力設定のための協調情報を作成する(ステップS308)。ステップS109の詳細な処理の説明は図6にて行う。
次いで、ステップS303で取得した携帯端末装置100間の相対的な位置情報と、ステップS307で作成した画面出力に関する協調情報を元に協調情報の修正や位置合わせガイド情報の作成を行う(ステップS309)。各携帯端末装置100の画面出力に関する協調情報と位置情報により、各携帯端末装置100間で画面の出力位置をずらして映像の位置合わせが可能な場合は各携帯端末装置100の出力位置をずらし、複数台で1つコンテンツの画面表示位置が合うように協調情報を修正する。各携帯端末装置100の出力表示位置の変更で対応ができない位置にある場合は、各携帯端末装置100に位置合わせ用のグリッド線を出すか、または、上下左右などの矢印などで端末位置合わせを誘導する情報を出力するように設定するなど、協調情報に位置合わせ情報を追記する。
次いで、ステップS301で取得した他の携帯端末装置100の端末情報と端末情報取得部115より取得した自端末装置100の端末情報より、各携帯端末装置100間の映像、音声の出力同期のタイミングを合わせるための出力タイミング情報を共有情報に追記する(ステップS310)。携帯端末装置100の仕様により、携帯端末装置100内の放送データのため込みバッファ量や、チューナ部101、音声処理部103や映像処理部105などの処理速度が異なり、同じ放送を受信した場合でも異なる携帯端末装置100間で同時に再生されないことがある。ステップS310では、この出力タイミングのずれを合わせるため、最も遅い携帯端末装置100の映像または音声の出力タイミングに合わせる、または、チャンネル共有元の出力タイミングに合わせるなどの情報を協調情報に追記する。なお、出力タイミングの合わせ方については、放送データに含まれる提示時刻情報(PTS:Presentation Time Stamp)や、システム基準時間(STC:System Time Clock)などの、クロック情報を用いて携帯端末装置間で高精度に出力タイミングを合わせるなどの方法でもよい。
次いで、作成した協調情報を端末間通信処理部111より他の携帯端末装置100に送信する(ステップS311)。次いで、作成した協調情報を元に自端末装置100の設定を変更する(ステップS312)。次いで、協調動作を終了することを示す協調終了情報を端末間通信処理部111より、チャンネル共有先の携帯端末装置100に送信する(ステップS313)。
(画面出力決定処理)
図5は、携帯端末装置100における画面出力決定処理(図4のステップS307)の内容を示すフローチャートである。この処理では、各携帯端末装置100の受信するチャンネル、出力映像の大きさや範囲などのレイアウト設定、出力するコンテンツ(例えば映像、データ放送、番組情報)、明るさといった映像設定など、画面出力に対する出力設定のための協調情報を作成する。図5に示す処理について以下に説明する。
まず図4のステップS303で取得した他の携帯端末装置100との間の相対位置の情報よりディスプレイがある一定以上近接している、または接触している携帯端末装置100を探し、映像の表示サイズ比(例えば16:9や4:3など)を変更することなく複数台の携帯端末装置100で1つの映像を表示できる領域とその携帯端末装置100を特定する(ステップS401)。ここで探索した画面がチャンネル共有して表示するメインの表示画面となる。次いで、ステップS401で決定した複数の携帯端末装置100で構成する最大表示画面で1つの映像コンテンツを表示するために、該当携帯端末装置100の受信チャンネルを、共有するチャンネルに設定し、各携帯端末装置100で表示する映像の領域、拡大倍率、表示位置を携帯端末装置100ごとに設定するための情報を協調情報に記載する(ステップS402)。
次いで、ステップS401、ステップS402でメインの表示領域に設定されなかった表示空きの携帯端末装置100があるか否かを判定する(ステップS403)。表示空きの端末装置100が存在する場合にはステップS404に進み、その携帯端末装置100でデータ放送の表示を行うように設定する。表示空きの携帯端末装置100が存在しない場合は本処理(画面出力決定処理)を終了する。次いで、表示空きの携帯端末装置1台に対して共有するチャンネルのデータ放送を表示するように、該当携帯端末装置100に対し、受信するチャンネルとデータ放送表示の設定を協調情報に対し追記する(ステップS404)。
ステップS404以降でさらに表示空きの携帯端末装置100があるか否かを判定する(ステップS405)。表示空きの携帯端末装置100がある場合はステップS406に進み、当該携帯端末装置100で番組情報を表示するように設定する。表示空きの携帯端末装置100が存在しない場合は本処理(画面出力決定処理)を終了する。次いで、ステップS406では、表示空き携帯端末装置1台に対して、電子番組表やその番組リストなど番組情報を用いた番組表示を行うように、該当携帯端末装置100に対し、受信するチャンネルと番組情報表示の設定を協調情報に対し追記する。
次いで、ステップS406以降でさらに表示空きの携帯端末装置100があるか否かを判定する(ステップS407)。表示空きの携帯端末装置100がある場合はステップS408に進み、当該携帯端末装置100で他の放送チャンネルを受信して再生するように設定する。表示空きの携帯端末装置100が存在しない場合は本処理(画面出力決定処理)を終了する。ステップS408では、表示空きの携帯端末装置100に他の放送チャンネルを受信し再生するように該当携帯端末装置100に対して受信するチャンネルと番組の再生の設定を協調情報に対し追記する。
次いで、作成中の協調情報より、全ての受信可能放送チャンネルを全て表示したか否かを判定する(ステップS409)。全ての受信可能放送チャンネルを全て表示した場合は、表示空きの携帯端末装置100がある場合でも本実施の形態における全ての表示項目を表示し終わっているため、本処理(画面出力決定処理)を終了する。まだ未表示の放送チャンネルがある場合はステップS407に戻り、他のチャンネルの表示を試みる。
なお、本実施の形態では、メインの最大画角の映像、データ放送、番組情報、他のチャンネルの表示の順に探索し設定を行ったが、順番や表示項目の有無に関して変更してもよい。また録画番組情報や、メール画面、待ち受け画面など他の表示項目を空き端末装置に表示するようにしてもよい。
(音声出力決定処理)
図6は、携帯端末装置100における音声出力決定処理(図4のステップS308)の内容を示すフローチャートである。この処理では、各携帯端末装置100が再生する音声チャンネル、音量、音響効果など音声出力に対する出力設定のための協調情報を作成する。ここでは、放送される音声が5.1チャンネルの場合を想定して説明するが、チャンネル数や端末仕様に合わせて再生チャンネルを増減してもよい。また、図6の各ステップにおいて使用する携帯端末装置100間の相対的な位置情報はステップS303で取得した位置情報を使用する。
まず共有チャンネルを受信する携帯端末装置100の中で最も右端の携帯端末装置100で音声チャンネルのR(右チャンネル)を出力するように、該当携帯端末装置100に対して右チャンネルの音声再生の設定を協調情報に対し追記する(ステップS501)。次いで、共有チャンネルを受信する携帯端末装置100の中で最も左端の携帯端末装置100で音声チャンネルのL(左チャンネル)を出力するように、該当携帯端末装置100に対して左チャンネルの音声再生の設定を協調情報に対し追記する(ステップS502)。
次いで、ステップS501とステップS502とで決定した左右の音声チャンネルを再生する携帯端末装置100の間に携帯端末装置100があるか否かを判定する(ステップS503)。携帯端末装置100が存在する場合は該当携帯端末装置100を音声の前方中央の音声チャンネルに割り当てるため、ステップS504に進む。携帯端末装置100が存在しない場合はステップS505に進む。放送されている音源が前方中央の音声チャンネルを必要とせず、携帯端末装置100の音声処理としても前方中央の音声チャンネルを必要としない場合はステップS503とステップS504は省略される。
ステップS504では、ステップS503で調査した左右の音声チャンネルを再生する携帯端末装置100の間に存在する携帯端末装置100のうち、左右の携帯端末装置100の間の中心に最も近い携帯端末装置100を前方中央の音声チャンネルとして出力するように、該当携帯端末装置100に対して前方中央のチャンネルの音声再生の設定を協調情報に対し追記する。
ステップS505では、表示画面から向かって後ろに携帯端末装置100が存在するか否かを判定する。携帯端末装置100が存在する場合は後方音声チャンネルの出力を行うよう設定するためステップS506に進む。後方に携帯端末装置100が存在しない場合は、ステップS507に進む。なお、放送されている音源が後方の音声チャンネルを必要とせず、携帯端末装置100の音声処理としても後方の音声チャンネルを必要としない場合はステップS505とステップS506は省略される。
ステップS506では、ステップS505で調査した後方の携帯端末装置100に対して後方の音声チャンネルを割り当てるように設定を行うため、後方の最も左側に位置する携帯端末装置100に後方の左チャンネルを、後方の最も右側に位置する携帯端末装置100に後方右チャンネルを出力するように、該当携帯端末装置100に対して音声再生の設定を協調情報に対し追記する。
ステップS507では、全ての携帯端末装置100の音量設定、音響効果に関連する設定を協調情報に対し追記する。ステップS501からステップS506までの処理で音声チャンネルが割り当てられた携帯端末装置100では、共有元と同一の音量、音響になるように共有情報に設定を追記する。その他音声チャンネルが割り当てられなかった携帯端末装置100には消音の設定を行う。
なお、本実施の形態では、最も右端の携帯端末装置100を右チャンネルに設定したが、利用者の位置などを考慮し他の方法を用いて右チャンネルを決定してもよい。また、最も左端の携帯端末装置100を左チャンネルにし設定したが、利用者の位置などを考慮し他の方法を用いて左チャンネルを決定してもよい。また、最も中央の携帯端末装置100を前方中央チャンネルに設定したが、利用者の位置などを考慮し他の方法を用いて前方チャンネルを決定してもよい。また、後方にある携帯端末装置100のうち最も左右に位置する携帯端末装置100に後方左右の音声チャンネルを設定したが、利用者の位置などを考慮し他の方法を用いて後方チャンネルを決定してもよい。また、音量や音響設定を均一に行ったが、再生チャンネルごとに音量や音響効果を変更してもよい。
(チャンネル共有先の協調処理)
図7は、携帯端末装置100における共有先協調処理(ステップS109)の内容を示すフローチャートである。この処理では、チャンネル共有先としてチャンネル共有元から受信した協調制御情報に従って携帯端末装置100の番組のチャンネルや再生設定を変更する。ここで、協調制御情報とは、それぞれの携帯端末装置100が他の携帯端末装置100に協調して制御を行うための設定情報であり、携帯端末装置100ごとの、受信する放送チャンネル、音声チャンネル、音量、低音強調といった音響効果設定などの音声出力に関する設定、映像表示領域、映像拡大縮小設定、明るさなどの映像効果設定などの映像出力に関する設定、同様にデータ放送出力に関する設定、番組情報表示に関する設定、それぞれのデータの出力タイミングなどの設定、映像、データ放送、番組情報の表示の有無、表示サイズ、表示倍率と表示位置を指定し、ディスプレイに表示する映像データのレイアウトを設定など、設定を合わせるために必要な項目の情報が含まれる。また、自端末装置100の設定が変更になった場合はその内容を協調制御情報に含めて送信を行う。図7に示す処理について以下に説明する。
まず端末情報をチャンネル共有元に端末間通信処理部111を介して送信する(ステップS601)。次いで、自端末装置100が、本発明の協調制御を行う設定であるか否かを判定する(ステップS602)。協調制御設定である場合はステップS603に進む。これに対し、協調制御設定でない場合はステップS608に進み、協調動作を終了することを示す協調終了情報を端末間通信処理部111より、チャンネル共有元の携帯端末装置100に送信する。
ステップS603では、協調動作を終了することを示す協調終了情報をチャンネル共有元の携帯端末装置100より受信したか否かを判定する(ステップS603)。協調終了情報を受信した場合は本処理(チャンネル共有先協調処理)を終了する。協調情報を受信していない場合はステップS604に進む。
ステップS604では、協調情報をチャンネル共元の携帯端末装置100より受信したか否かを判定する。協調情報を受信した場合は、受信した協調情報の内容に従って端末設定を変更するためステップS605に進む。協調情報を受信していない場合はステップS606に進む。ステップS605では、ステップS604で受信した協調情報の内容に従って端末設定を変更する。
ステップS606では、入力装置110より自端末装置100の音量や、視聴チャンネルなど放送コンテンツの再生に関する設定が変更になったか否かを判定する。設定変更が行われた場合、再度、チャンネル共有元の携帯端末装置100にて協調情報を作成する必要があり、協調情報をチャンネル共有元の携帯端末装置100に送信するため、自端末装置100の設定に変更があった場合はステップS607に進む。自端末装置100の設定に変更がない場合はステップS602に戻る。ステップS607では、自端末装置100の設定変更の内容を協調情報として端末間通信処理部111より、チャンネル共有元に送信する。
(2台の携帯端末装置100での動作概略図)
図8及び図9は、2台の携帯端末装置100を接近させた場合における端末協調制御の内容を示す概略図である。図8及び図9について以下に説明する。
図8において、携帯端末装置100aは「チャンネルA」を受信しており、放送映像、音声(右チャンネル、左チャンネル)、データ放送を再生しており、協調制御設定がなされているものとする。シーン1では、携帯端末装置100bは放送、放送受信を行っておらず(この場合は放送受信機の電源がOFFにしてある)、放送映像、音声、データ放送の再生は行われていないが、協調制御設定はなされているものとする。
シーン2は、携帯端末装置100bを携帯端末装置100aに接近させた場合を示しており、ステップS102により、端末接近が検知され、協調動作が開始される。この場合、携帯端末装置100bは放送を受信していないため、ステップS104にて、携帯端末装置100aがチャンネル共有元、携帯端末装置100bがチャンネル共有先と判断される。ステップS105により携帯端末装置100aと携帯端末装置100bとの間でチャンネル共有情報が通信され、ステップS108で共有制御可能とそれぞれの携帯端末装置100a,100bで判断される。ステップS107にてそれぞれの携帯端末装置100a,100bで、現在の視聴状態が設定情報記録部116に記録される。
携帯端末装置100bは、チャンネル共有先としてステップS109を行い、携帯端末装置100aに端末情報を送信する。また、携帯端末装置100aからの協調情報の受信を待ち、協調情報を受信すると、その協調情報に従って自端末装置100bの設定を行う。この例では、携帯端末装置100bは、チャンネルAを選局し、自身のディスプレイ109にチャンネルAの映像の右半分を全画面表示し、音声は右(R)チャンネルを、音量を合わせた上で出力する。
携帯端末装置100aは、チャンネル共有元としてステップS110の処理を行い、携帯端末装置100bからの端末情報を受信した後に協調情報を作成し、作成した協調情報を携帯端末装置100bとともに自端末装置100aの設定を行う。この例では,チャンネルAを選局したまま、自身のディスプレイ109にチャンネルAの映像の左半分を全画面表示し、音声は左(L)チャンネルを出力する。
図9において、シーン3では、シーン2の状態から携帯端末装置100bを協調制御の範囲内で遠ざけた場合を示しており、チャンネル共有元である携帯端末装置100aがステップS303により、携帯端末装置100bが移動したことを検知し、再度、協調情報を作成し、携帯端末装置100bに協調情報を送信した後、自端末装置100aの設定を変更する。携帯端末装置100bは、この例ではチャンネルAを選局したまま、ディスプレイ109にチャンネルAの映像を通常視聴状態で表示し、データ放送も通常の状態で表示を行う。また、視聴音声は右チャンネルを出力させたままにする。携帯端末装置100aは、この例ではチャンネルAを選局したまま、ディスプレイ109にチャンネルAの映像を通常視聴状態で表示し、データ放送も通常の状態で表示を行う。また、視聴音声は左チャンネルを出力させたままにする。
シーン4では、シーン3の状態から携帯端末装置100bを協調制御の範囲外に遠ざけた場合を示しており、チャンネル共有元である携帯端末装置100aがステップS303により、携帯端末装置100bが移動したことを検知し、ステップS306より、協調動作の対象外に携帯端末装置100bが移動したと判断し、ステップS313で協調終了情報を携帯端末装置100bに送信し、互いの協調制御を終了する。それぞれの携帯端末装置100でステップS111により、協調動作開始前の状態に設定が戻され、シーン1と同様の初期状態に戻る。
(複数台の携帯端末装置100での動作概略図)
図8のシーン2、3のように協調動作が行われている場合は、携帯端末装置100a、携帯端末装置100bのいずれかの携帯端末装置で受信チャンネルの変更や音量の変更など、受信機の設定が変更になった場合、チャンネル共有元である携帯端末装置100aにより、再度協調情報が作成され、全ての携帯端末装置にチャンネル情報の変更や音量変更といった受信機の設定が反映される。
図10は、複数台の携帯端末装置100を接近させた場合における端末協調制御の内容を示す概略図である。この例では、音源が5.1chに対応していないステレオで、疑似5.1chなどの音声再生機能が携帯端末装置100に備わっていないとする。図10について以下に説明する。
シーン1は、協調動作前の初期状態を示しており、100c、100d、100e、100f、100gの5台の携帯端末装置で、それぞれ図に示すように、100dはチャンネルBを、それ以外の携帯端末装置ではチャンネルAを視聴している。また、100fの携帯端末装置の向きが逆向きとなっており、100gは横画面表示となっている。
シーン2は、シーン1の状態より全ての携帯端末装置を100eに近づけた場合の動作例を示しており、100eがチャンネル共有元となり、その他の携帯端末装置100c、100d、100f、100gがチャンネル共有先の携帯端末装置となり、協調制御を行う。携帯端末装置100eで共有元協調処理が行われ、ステップS307で画面出力決定より、携帯端末装置100eと携帯端末装置100fとが最大画角のメインディスプレイに割り当てられた場合を示している。
ステップS307では、ステップS401とステップS402により携帯端末装置100eをチャンネルAの左側の映像を表示、携帯端末装置100fでチャンネルAの右側を表示するように画面割り当てを行う。ここで、携帯端末装置の向きを考慮し、携帯端末装置100fでは映像の表示向きを携帯端末装置100eに合わせるように回転させる。次に、ステップS404により携帯端末装置100dがデータ放送の表示に、ステップS406により携帯端末装置100gが番組表示に、ステップS408により携帯端末装置100cが他のチャンネル(この例ではチャンネルB)の通常視聴に割り当てられる。
ステップS308では、ステップS501により携帯端末装置100gが音声右チャンネルの再生を、ステップS502により携帯端末装置100dが音声左チャンネルの再生を行うように割り当てられる。ステップS507により、その他の携帯端末装置100c、100e、100fは音声再生を行わない消音状態に設定される。
なお、シーン2の状態で、いずれかの携帯端末装置100c、100d、100f、100gを移動させた場合は、図9で説明した動作と同様に距離に応じて協調制御の内容が変更される。また、シーン2の状態で、いずれかの携帯端末装置の設定を変更した場合、図9で説明した動作と同様に各携帯端末装置にその設定が反映される。
以上のように、本実施の形態によれば、放送受信機能を備えた携帯電話端末、携帯型情報端末、モバイルPC、車載受信装置、ポータブル受信装置などに適用することにより、それぞれの携帯端末装置を接近させることで、複数の携帯端末装置で1つのコンテンツを再生するための設定を瞬間的に行うことが可能な携帯端末装置を提供できる。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1は、複数の携帯端末装置100で1つのコンテンツを再生するものであったが、実施の形態2では、複数の携帯端末装置100で1つのコンテンツの再生を行うのでなく、複数の携帯端末装置100でチャンネルの共有のみ行うものである。なお、実施の形態1と同様に携帯端末装置100の例として、地上デジタルテレビや地上デジタルラジオなどのデジタル放送を受信する機能を備えた携帯電話端末に本発明を適用する場合を想定して説明する。勿論、携帯電話端末以外にも、携帯型情報端末(PDA)や、携帯可能なパソコンや、車載端末などに本発明を適用することが想定できる。また、デジタル放送以外のアナログ放送、またはインターネットなどを用いたストリーミング放送などを受信する機器にも本発明を適応することが想定できる。
実施の形態2においては、図1、図3、図11を用いて説明する。前述した実施の形態1では、図1の協調制御部117の具体的な処理内容として、図2の協調制御処理が行われた。実施の形態2では協調制御部117の処理を図11に示すチャンネル共有処理に置き換えることで実現する。それ以外の図1、図3の構成、処理内容については実施の形態1の場合と同様の構成で同様の処理を行う。したがって、本実施の形態では図11の説明のみを行い、図1、図3の説明を省略する。
実施の形態2の携帯端末装置100における動作を説明する。
図1に示す携帯端末装置100を用いて利用者がチャンネル共有しようとする場合には、携帯端末装置間の距離に応じた協調制御部117の動作により、図11に示すようなチャンネル共有制御の処理が実行される。
(チャンネル共有処理部)
図11は、携帯端末装置100におけるチャネル共有モード時の処理の内容を示すフローチャートである。図11において、まず携帯端末装置100が、本発明の協調制御を行う設定であるか否かを判定する(ステップS701)。協調制御設定である場合はステップS702に進む。協調制御設定でない場合はチャンネル共有制御を終了する。なお、本設定は利用者からの入力操作に従い入力装置110から設定の変更を行うことを想定しているが、他の方法により設定の変更を行ってもよい。
ステップS702では、端末接近検知部112がチャンネル共有を行っていない他の携帯端末装置100が接近していないか検知を行う。次いで、ステップS702で行ったチャンネル共有を行っていない他の携帯端末装置100が接近した位置に存在するか否かを判定する(ステップS703)。本実施の形態では、無限にチャンネル情報の送受信が繰り返されないようにするために、一度チャンネル情報を送受信し合った携帯端末装置同士が、チャンネル共有の範囲内にいる場合はチャンネル共有対象から外し、次のステップに進まないようにする。また一度チャンネル共有を行った携帯端末装置間でもチャンネル共有の範囲外に移動した場合はチャンネル共有対象と見なす。チャンネル共有対象の携帯端末装置が接近している場合はステップS704に進む。チャンネル共有対象の携帯端末装置が接近していない場合はステップS701戻る。
ステップS704では、移動量検知部113、端末間相対位置検知部114、端末情報取得部115のいずれかから得られる情報より、自端末装置がチャンネルを共有する側(「チャンネル共有元」)、共有される側(「チャンネル共有先」)であるのかを判断する処理を行う。ステップS704の詳細な処理は実施の形態1で説明した図3の処理と同様である。ステップS705では、ステップS104のチャンネル共有判断に基づきチャンネル共有元であるか判定する。チャンネル共有元である場合はステップS706に進む。共有元でない場合はチャンネル共有先の処理を行うため、ステップS707に進む。
ステップS706では、チャンネル共有側として、チャンネル共有先に共有する放送チャンネル情報を端末間通信処理部111より送信し、ステップS701に戻る。ステップS707では、チャンネル共有先からのチャンネル情報の受信ができたか否かを判定する。端末間通信処理部111より、チャンネル情報の受信を待ち、一定時間内にチャンネル情報を受信できた場合はステップS708に進む。一定時間内にチャンネル情報を受信できなかった場合は、ステップS701に戻り、チャンネル共有処理からやり直す。
ステップS708では、携帯端末装置100の放送受信機の機能が動作状態になっているか否かを判定する。放送受信機の機能が動作状態になっている場合はステップS710に進む。放送受信機の機能が動作状態になっていない場合はステップS709に進み、放送受信の機能を動作状態にする。ステップS709では、携帯端末装置100の放送受信機の電源を入れる、または放送受信機の機能を動作状態にする。ステップS710では、ステップS707で受信した放送チャンネルを選局し、放送コンテンツの再生を開始する。
以上のように、本実施の形態によれば、放送受信機能を備えた携帯電話端末、携帯型情報端末、モバイルPC、車載受信装置、ポータブル受信装置などに適用することにより、それぞれの携帯端末装置を接近させることで、チャンネル情報を使用者が知らなくても、視聴中のチャンネルを他の携帯端末装置で容易に瞬間的に再生することが可能な携帯端末装置を提供できる。
なお、本実施の形態でも端末仕様に応じて、移動量検知部113、端末間相対位置検知部114、端末情報取得部115、設定情報記録部116、データ放送処理部106、番組情報処理部107などの構成を省略してもよい。
また、本実施の形態では、チャンネル共有の範囲外に携帯端末装置が移動した場合でも共有したチャンネルを保持するように記載したが、端末仕様により、実施の形態1で示したように、一定の距離を離すと元のチャンネルに戻してもよい。
また、本実施の形態では、チャンネル情報の共有を例に行ったが、同時に音響設定やディスプレイの設定、表示レイアウトの設定等他の情報も共有してよい。
本発明は上記実施の形態1、2において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、チャンネル情報や各種設定情報の共有を容易にするとともに、複数台で1つのコンテンツとして放送の再生を行うことを容易にし、直感的な端末間連係制御が可能となるといった効果を有し、放送波を受信して放送波に含まれる番組コンテンツの再生が可能な携帯端末装置等に有用である。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の構成例を示すブロック図 図1の携帯端末装置における端末協調モード時の処理の内容を示すフローチャート 図1の携帯端末装置における共有チャンネル決定処理の内容を示すフローチャート 図1の携帯端末装置における共有元協調処理の内容を示すフローチャート 図1の携帯端末装置における画面出力決定処理の内容を示すフローチャート 図1の携帯端末装置における音声出力決定処理の内容を示すフローチャート 図1の携帯端末装置における共有先協調処理の内容を示すフローチャート 図1の携帯端末装置における2台での端末協調制御の内容を示す概略図 図1の携帯端末装置における2台での端末協調制御の内容を示す概略図 図1の携帯端末装置における複数台での端末協調制御の内容を示す概略図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置におけるチャネル共有モード時の処理の内容を示すフローチャート
符号の説明
98 放送用アンテナ
99 通信用アンテナ
100 携帯端末装置
101 チューナ部
102 受信処理部
103 音声処理部
104 スピーカ
105 映像処理部
106 データ放送処理部
107 番組情報処理部
108 提示処理部
109 ディスプレイ
110 入力装置
111 端末間通信処理部
112 端末接近検知部
113 移動速度検知部
114 端末間相対位置検知部
115 端末情報取得部
116 設定情報記録部
117 協調制御部

Claims (11)

  1. 動画像データを再生する動画像再生手段と、
    他装置の接近を検知する接近検知手段と、
    前記接近検知手段で検知された前記他装置と自装置との間の相対位置を検知する相対位置検知手段と、
    前記他装置と前記自装置との間で画像出力に関する設定内容を示す再生設定情報を送受信する通信手段と、
    前記相対位置検知手段で検知した相対位置と、前記通信手段で前記他装置から取得した再生設定情報とに基づいて、前記動画像再生手段で再生する動画像データの出力設定を決定する出力設定決定手段と、を備え、
    前記動画像再生手段は、前記出力設定決定手段で決定された出力設定に応じて、前記動画像データを再生することを特徴とする再生装置。
  2. 前記出力設定決定手段は、前記動画像再生手段で1つの画像を表示させるか、前記1つの画像の一部を表示させるか、を決定することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記通信手段は、前記他装置に対して、前記動画像再生手段で再生している動画像データ以外のデータを再生するよう指示する再生設定情報を送信することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 前記動画像再生手段は、前記通信手段で前記他装置から前記再生設定情報を受信した場合、前記動画像データ以外のデータを再生することを特徴とする請求項3記載の再生装置。
  5. 前記動画像再生手段は、前記相対位置に基づいて、前記動画像再生手段で表示する前記1つの画像の一部の表示位置を移動することを特徴とする請求項4記載の再生装置。
  6. 前記動画像再生手段は、前記相対位置に基づいて、他装置との位置あわせ操作を補助する情報を表示することを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  7. 前記動画像再生手段は、前記接近検知手段にて検知した第1の他装置および第2の他装置と組み合わせて1つの画像を表示しているときに、前記自装置と前記第1の他装置との相対位置が所定距離よりも移動した場合、前記自装置と前記第2の他装置とによって構成される1つの画像の一部を再生することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の再生装置。
  8. 音声データを再生する音声再生手段を更に備え、
    前記通信手段は、前記他装置と前記自装置との間で音声出力に関する設定内容も含む再生設定情報を送受信し、
    前記出力設定決定手段は、前記相対位置検知手段で検知した相対位置と、前記通信手段で前記他装置から取得した再生設定情報とに基づいて、前記音声再生手段で再生する音声データの出力設定を決定し、
    前記音声再生手段は、前記出力設定決定手段で決定された出力設定に応じて、前記音声データを再生することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の再生装置。
  9. 前記出力設定決定手段は、複数チャンネルの音声データのうち、再生する音声チャンネルを決定することを特徴とする請求項8記載の再生装置。
  10. 前記再生設定情報は、音量又は音響効果を示す情報を含み、
    前記通信手段は、前記他装置に対して、前記再生設定情報を送信することを特徴とする請求項9記載の再生装置。
  11. 前記通信手段は、前記他装置との間で映像、音声の出力同期のタイミングを合わせるための出力タイミング情報を送受信することを特徴とする請求項10記載の再生装置。
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