JP2010025508A - 木質ペレット燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼室内を流れる空気流に異常が発生した際に自動的に木質ペレットの燃焼を停止させることができる。
【解決手段】ペレットストーブ10では、燃料搬送装置18は、木質ペレット14を燃焼室20内へ搬送する。また、送風機42は、給気口45から燃焼室30内へ流入して煙筒62から排気される空気流を生じさせる。これにより、燃焼室30内の木質ペレット14に燃焼用の空気が供給されて木質ペレット14が燃焼する。しかも、例えば燃焼室30内に木質ペレット14の灰が大量に堆積したり、或いは煙筒62内及びガス通路66が煤で詰まったりすることで、送風機42のダクト部43A内を流れる空気流の風圧が所定の設定値以上に上昇すると、差圧スイッチ42が作動する。これにより、制御装置38が燃料搬送装置18の作動を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、間伐材などを粉砕圧縮加工して作った木質ペレットを燃焼させる木質ペレット燃焼装置に関する。
従来の木質ペレット燃焼装置(例えば、ペレットストーブ)では、給気口及び排気口を備え、内部で木質ペレットを燃焼させる燃焼室と、前記給気口から燃焼室内へ燃焼用空気を送風して前記排気口から排気させる送風機とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−132634号公報
上述の如き木質ペレット燃焼装置では、例えば、燃焼室内に木質ペレットの灰が大量に堆積すると、燃焼室内への燃焼用空気の供給が阻害されてしまい、木質ペレットの良好な燃焼が妨げられる可能性がある。また、排気口(煙突)に煤などが詰まった場合にも、燃焼用空気の正常な流れが妨げられる可能性がある。このような場合には、木質ペレットの燃焼を一旦停止させて、燃焼室内を清掃する必要がある。
本発明は上記事実を考慮し、燃焼室内を流れる空気流に異常が発生した際に自動的に木質ペレットの燃焼を停止させることができる木質ペレット燃焼装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る木質ペレット燃焼装置は、給気口及び排気口を備え、内部で木質ペレットを燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室内へ木質ペレットを搬送する燃料搬送装置と、前記給気口から前記燃焼室内へ流入して前記排気口から排気される空気流を生じさせる空気流発生手段と、前記空気流の風圧が予め設定された範囲から外れると前記燃料搬送装置の作動を停止させる作動停止手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の木質ペレット燃焼装置では、燃料搬送装置は、木質ペレットを燃焼させるための燃焼室内に木質ペレットを搬送する。また、空気流発生手段は、給気口から燃焼室内へ流入して排気口から排気される空気流を生じさせる。これにより、燃焼室内の木質ペレットに燃焼用の空気が供給され、木質ペレットが燃焼する。しかも、例えば燃焼室内に木質ペレットの灰が大量に堆積したり、或いは排気口が煤で詰まったりすることで、上記空気流の風圧が作動停止手段に設定された範囲から外れると(すなわち空気流に異常が発生すると)、作動停止手段が燃料搬送装置の作動を停止させる。これにより、燃焼室内への木質ペレットの搬送が停止されるので、木質ペレットの燃焼を自動的に停止させることができる。
請求項2に記載の発明に係る木質ペレット燃焼装置は、請求項1に記載の木質ペレット燃焼装置において、前記空気流発生手段は、前記給気口に接続されたダクト部を介して前記燃焼室内へ空気を送風する送風機とされ、前記作動停止手段は、前記ダクト部内を流れる空気流の風圧が予め設定された値以上になると前記燃料搬送装置の作動を停止させることを特徴としている。
請求項2に記載の木質ペレット燃焼装置では、送風機は、燃焼室の給気口に接続されたダクト部を介して燃焼室内へ空気を送風する。また、ダクト部内を流れる空気流の風圧が作動停止手段に設定された値以上になると、作動停止手段が燃料搬送装置の作動を停止させる。このように、作動停止手段が、送風機のダクト部内を流れる空気、すなわち燃焼室内へ供給される前の常温の空気の風圧によって作動するため、作動停止手段に要求される耐熱性を低くすることができる。
請求項3に記載の発明に係る木質ペレット燃焼装置は、請求項1又は請求項2に記載の木質ペレット燃焼装置において、前記作動停止手段は、前記空気流の風圧に応じて変位される変位部材と、前記燃料搬送装置に電気的に接続されると共に、前記変位部材の変位によって作動されるスイッチとを有することを特徴としている。
請求項3に記載の木質ペレット燃焼装置では、空気流発生手段が生じさせる空気流の風圧に応じて変位部材が変位されると、燃料搬送装置に電気的に接続されたスイッチが作動される。これにより、燃料搬送装置の作動が停止される。したがって、作動停止手段を簡単な構成にすることができる。
以上説明したように、本発明に係る木質ペレット燃焼装置では、燃焼室内を流れる空気流に異常が発生した際に自動的に木質ペレットの燃焼を停止させることができる。
図1には、本発明の実施形態に係る燃焼装置としてのペレットストーブ10の概略的な構成が縦断面図にて示されている。また、図2には、このペレットストーブ10の概略的な構成が横断面図にて示されている。
ペレットストーブ10は、缶体12を備えている。缶体12は、底壁12A、上壁12B、正面壁12C、背面壁12D、右側壁12E、及び左側壁12Fを備えた中空の直方体状に形成されており、内部に燃焼室30が設けられている。 缶体12の右側壁12E側には、筐体15が配置されている。筐体15は、缶体12と同じく中空の直方体状に形成されている。筐体15の内部には、燃料タンクとされるホッパ16が配設されている。このホッパ16の内部には、間伐材を粉砕圧縮加工して作った加工燃料である木質ペレット14(本実施形態では、例えば、円柱形に加工成形されており、直径が4ミリ乃至5ミリ程度、長さが5ミリ乃至6ミリ程度とされる)が貯蔵されている。
ホッパ16の下方には、燃料搬送装置18が設けられている。燃料搬送装置18は、上下2段の段違いに配置された上スクリュー20と下スクリュー22とを有している。これらの上スクリュー20と下スクリュー22とは、それぞれモータ24及びモータ25の駆動力によって回転するようになっている。これらのモータ24、25は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して制御回路38に電気的に接続されている。
また、ホッパ16の下部には、燃料降下口26が形成されており、ホッパ16内に投入された木質ペレット14は、この燃料降下口26から上スクリュー20によってかき出され、シュート28へ搬送されて落下する。シュート28から落下した木質ペレット14は、燃料搬送装置18の下段に配された下スクリュー22によって、燃焼室30側へ押し出され、右側壁12Eに形成された燃料供給口29を介して燃焼室30の内部へ搬送される(図1の矢印A参照)。
燃焼室30内の下部には、右側壁12E側において、平板状に形成されて燃焼部31を構成するロストル32が設けられており、燃焼室30の内部へ搬送された木質ペレット14は、ロストル32の上面に供給される。
ロストル32の下方には、上下両側及び右側壁12E側が開口した箱状のカバー33が設けられており、カバー33の内側には空気取入室44が形成されている。この空気取入室44の内部には、棒状の点火ヒータ34が設けられている。点火ヒータ34は、所謂「セラミックヒータ」であり、ロストル32の板面に対して所定角度傾斜した状態でロストル32の下面に固定されている。
点火ヒータ34の先端部は、ロストル32に形成された貫通孔36に挿通されて、ロストル32の上面から所定量突出している(例えば、本実施形態では、突出高さは5ミリに設定されている)。このため、ロストル32の上面に木質ペレット14が供給されると、点火ヒータ34の先端部が木質ペレット14によって覆われる。この点火ヒータ34は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して制御回路38に電気的に接続されている。
一方、燃料搬送装置18の下方で筐体15内の下部には、送風機42が配設されている。この送風機42は、ハウジング43に設けられたダクト部43Aが筐体15の側壁に接続されている。ダクト部43Aの内部は、筐体15と缶体12との間に形成された空気通路46を介して、燃焼室30の給気口45に連通している。この給気口45は、空気通路46と空気取入室44とを連通させており、送風機42が作動すると、ダクト部43A、空気通路46、給気口45を介して空気取入室44内に空気が送風される(図1の矢印B参照)。空気取入室44内に送られた空気(1次空気)は、ロストル32に形成された複数の空気噴孔40を通過して燃焼室30へ通風されるようになっている。
また、送風機42から送気された空気は、空気通路46にも流入し(図3の矢印C参照)、缶体12の右側壁12Eに形成された通気孔50から燃焼室30内へ送風される(2次空気)。さらに、空気通路46に流入した空気は、燃料搬送装置18側へ分岐した空気戻通路52へも流入し、燃料搬送装置18のシュート28上方から噴出されるようになっている。上述の送風機42は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して前記制御回路38に電気的に接続されている。
ここで、本ペレットストーブ10では、上述した燃料搬送装置18のモータ24、25、点火ヒータ34、及び送風機42は、制御回路38によって集中制御される構成となっており、制御回路38に接続された図示しない電源スイッチが「ON」にされると、モータ24、25及び送風機42が作動すると共に、点火ヒータ34へも通電される構成とされている。
なお、点火ヒータ34への通電時間は、制御回路38に接続された図示しないタイマーによって任意に設定可能とされており、点火ヒータ34への通電を開始してから所定時間(例えば、本実施形態では、1分〜2分程度)経過すると、このタイマーによって自動的に通電を遮断される構成になっている。
点火ヒータ34が通電により発熱すると、点火ヒータ34の先端部を覆っている木質ペレット14が加熱されて点火する。このとき、上述したように送風機42から空気取入室44へ送風された1次空気(図3の矢印B参照)が、ロストル32の空気噴孔40を通過して燃焼室30へ通風され、ロストル32の上面に搬送された木質ペレット14を燃焼させるようになっている。ロストル32上面の木質ペレット14が燃焼しているときには、ホッパ16内の木質ペレット14が、燃料搬送装置18の上スクリュー20及び下スクリュー22によって順次ロストル32上に補充され燃焼する。
ロストル32の下方には、灰受皿58が配設されており、燃焼された木質ペレット14の燃えカス(灰)は、上スクリュー20及び下スクリュー22によって新たにロストル32上に補充される木質ペレット14によって押し出され、灰受皿58内に落下する。なお、ロストル32と灰受皿58との間には、ロストル32から落下した灰を灰受皿58内に案内するガイド枠60が設けられている。また、木質ペレット14は、燃え尽きても粉末状にはならず、原形を少し残した形で灰になるので、ロストル32の空気噴孔40から落下する灰は僅かであるが、空気噴孔40から空気取入室44内に落下した木質ペレット14の灰も、灰受皿58内に落下するようになっている。
一方、ロストル32の上方には、上側から見てコ字形に形成された遮熱板35が設けられている。遮熱板35は、平板状に形成された一対の遮熱部37、39を備えている。これら一対の遮熱部37、39は、それぞれ一端部がネジ等により右側壁12Eに固定されており、それぞれ正面壁12C及び背面壁12Dと平行な状態で対向している。また、一対の遮熱部37、39の各他端部(左側壁12F側の端部)は、上端側が斜めに傾斜して(斜めにカットされて)形成されており、平板状の連結部41によって連結されている。
上記構成の遮熱板35は、木質ペレット14の燃焼によってロストル32の上方に立ち上る炎を取り囲むように構成されており、当該炎の熱が正面壁12C及び背面壁12Dに伝達されることを抑制し、正面壁12C及び背面壁12Dの過度の温度上昇を抑制する。
一方、木質ペレット14の燃焼により燃焼室30内に乾溜可燃性ガスが充満し、木質ペレット14の燃焼を阻害することがあるが、送風機42から送気され、右側壁12Eの通気孔50から燃焼室30内へ噴出される前述した2次空気により、前記乾溜可燃性ガスの燃焼が促進されるようになっている。
また、送風機42から送気され、空気通路46及び空気戻通路52を通って燃料搬送装置18のシュート28上方から噴出される空気は、燃焼室30内に発生した燃焼ガスが、燃料搬送装置18側へ逆流することを防止する。
さらに、燃焼室30の上方において、缶体12の上壁12Bには、筒状に形成された煙筒62が設けられている。この煙筒62は、燃焼室30の排気口を構成しており、その筒内は燃焼室30の内部に連通している。また、燃焼室30の内部には、平板材により形成されたバッフルプレート64が設けられており、左側壁12Fとバッフルプレート64との間にはガス通路66が形成されている。ガス通路66内には、複数の貫通孔が形成された板状の多孔板68が設けられている。
ここで、本実施形態では、前述した送風機42が作動すると、燃焼室30の給気口45から燃焼室30内に流入し、ガス通路66及び煙筒62内を介してペレットストーブ10の外部に排気される空気流が発生する。そして、ペレットストーブ10の外部に排気された空気流(排気ガス)は、煙筒62に接続された図示しない排気管を介して、例えば屋外に排出される構成となっている。
また、送風機42のダクト部43Aには、細管状に形成されたホース70の一端部が接続されている。このホース70の他端部には、作動停止手段を構成する差圧スイッチ72が接続されている。差圧スイッチ72は、送風機42の下側で筐体15の底壁に固定された箱状のケース74を備えている。
図3に示されるように、ケース74の内部は、変位部材としてのダイヤフラム76によって上下に仕切られており、ダイヤフラム76の上側が低圧室78とされ、ダイヤフラム76の下側が高圧室80とされている。このダイヤフラム76は、高圧室80内の圧力が低圧室78内の圧力よりも高くなることに応じて、ケース74に対し上側へ変位するようになっている。
なお、高圧室80の内部には、ダイヤフラム76の下側への変位を規制する変位規制部材82が設けられており、ダイヤフラム76は、通常は下面が変位規制部材82の上面に当接した状態(図3図示状態)に保持されている。
また、低圧室78は、ケース74の側壁に設けられたパイプ状の低圧側接続部84を介してケース74の外部に連通しており、高圧室80は、ケース74の側壁に設けられたパイプ状の高圧側接続部86を介してケース74の外部に連通している。高圧側接続部86には、上述したホース70の他端部が接続されており、高圧室80はホース70の筒内を介して送風機42のダクト部43A内に連通している。このため、ダクト部43A内を流れる空気流の風圧に応じて高圧室80内の圧力が変化するようになっている。
さらに、低圧室78の内部には、マイクロスイッチ88が設けられている。マイクロスイッチ88は、ケース74の上壁に固定された本体部90を備えている。本体部90の下部には、長尺状に形成されたレバー92の長手方向一端部が回転可能に連結されており、レバー92の長手方向他端部は、ダイヤフラム76の上面に当接している。
また、本体部90の下部には、下側へ向けて突出する押しボタン94が設けられており、押しボタン94の先端はレバー92の上面に当接している。このため、ダイヤフラム76の上側への変位によってレバー92の長手方向他端側が押し上げられると、押しボタン94が本体部90側へ押されるようになっている。これにより、本体部90に設けられた図示しない接点の接続が切り替えられる(マイクロスイッチ88が作動される)。本体部90の接点は、図示しない配線を介して制御装置38に電気的に接続されており、制御装置38は、上述の如くマイクロスイッチ88が作動することで、燃料搬送装置18のモータ24、25及び送風機42への給電を遮断する構成になっている。
また、低圧室78の内部には、ダイヤフラム76を下側へ付勢する圧縮コイルスプリング96が設けられている。この圧縮コイルスプリング96は、ケース74の上壁に螺合されたスクリュー98とダイヤフラム76との間に介在しており、ダイヤフラム76の上側への変位に対して抗力を付与するようになっている。また、圧縮コイルスプリング96は、スクリュー98が回転されることで軸線方向の圧縮量を変更されるようになっており、これにより、ダイヤフラム76に付与される付勢力を調節することができる。
上記構成の差圧スイッチ72では、高圧室80内の圧力が低圧室78内の圧力よりも高くなることで、ダイヤフラム76が圧縮コイルスプリング96の付勢力に抗して上側へ変位すると、マイクロスイッチ88の接点が切り替えられる構成になっており、マイクロスイッチ88が作動する際の高圧室80内の圧力(すなわち送風機42のダクト部43A内を流れる空気流の風圧)を、スクリュー98の回転によって任意に設定変更することができるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
上記構成のペレットストーブ10では、図示しない電源スイッチが「ON」にされると、燃料搬送装置18のモータ24、25が作動し、ホッパ16内に貯蔵された木質ペレット14が、上スクリュー20及び下スクリュー22によって、燃焼室30内に配設されたロストル32の上面に搬送される。このため、ロストル32の上面から突出した点火ヒータ34の先端部が、木質ペレット14によって覆われる。
またこのとき、点火ヒータ34へも通電され、点火ヒータ34が発熱する。これにより、点火ヒータ34の先端部を覆っている木質ペレット14が、点火ヒータ34によって加熱されて点火する。さらにこのとき、送風機42が作動することで、送風機42から空気取入室44へ送気された空気(1次空気)が、ロストル32の空気噴孔40を通過し、ロストル32上面の木質ペレット14に供給される。これにより、点火ヒータ34によって点火されたロストル32上面の木質ペレット14が燃焼する。
ここで、本実施形態では、例えば燃焼室30内に木質ペレット14の灰が大量に堆積したり、或いは煙筒62内及びガス通路66が煤で詰まったりすることで、送風機42のダクト部43A内を流れる空気流の風圧が上昇すると、ホース70を介してダクト部43A内に連通する差圧スイッチ72の高圧室80内の圧力が上昇する。そして、高圧室80内の圧力が、スクリュー98の回転によって予め設定されていた圧力の値よりも高くなると(すなわち上記空気流の風圧が予め設定された範囲から外れると)、ダイヤフラム76が圧縮コイルスプリング96の付勢力に抗して上側へ変位し、マイクロスイッチ88が作動する。これにより、制御装置38がモータ24、25及び送風機42への給電を遮断し、ロストル32上への木質ペレット14の搬送及び送風が停止される。これにより、木質ペレット14の燃焼を自動的に停止させることができる。
しかも、本実施形態では、差圧スイッチ72が送風機42のダクト部43A内を流れる空気、すなわち燃焼室30内へ供給される前の常温の空気の風圧によって作動するため、差圧スイッチ72(作動停止手段)に要求される耐熱性を低くすることができる。
さらに、本実施形態では、ダイヤフラム76の変位によりマイクロスイッチ88を作動させる差圧スイッチ72によって、燃料搬送装置18の作動を停止させるため、木質ペレット14の燃焼の自動停止を簡単な構成で実現することができる。
なお、上記実施形態に係るペレットストーブ10では、ダイヤフラム式の差圧スイッチ72を用いて作動停止手段を構成しが、本発明はこれに限らず、作動停止手段の構成は適宜変更することができる。例えば、送風機42のダクト部43A内を流れる空気流の風圧によって変位されるプランジャ(ピストン)と、このプランジャの変位によって作動されるマイクロスイッチとを用いて作動停止手段を構成してもよい。また、圧力センサを用いて作動停止手段を構成してもよい。
また、上記実施形態に係るペレットストーブ10では、送風機42(空気流発生手段)のダクト部43A内を流れる空気流の風圧に応じて差圧スイッチ72(作動停止手段)が作動する構成にしたが、本発明はこれに限らず、作動停止手段は、空気流発生手段が発生させる空気流の風圧に応じて作動するものであればよく、作動停止手段の設置場所は適宜変更することができる。
また、上記実施形態に係るペレットストーブ10では、送風機42(空気流発生手段)が発生させる空気流の風圧が設定値以上に上昇することで差圧スイッチ72(作動停止手段)が作動する構成にしたが、本発明はこれに限らず、空気流発生手段が発生させる空気流の風圧が設定値以下に低下することで作動停止手段が作動する構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態に係るペレットストーブ10では、燃焼室30の給気口45側に設けられた送風機42が空気流発生手段として適用された場合について説明したが、本発明はこれに限らず、空気流発生手段としては、燃焼室30の排気口側に設けられる排風機を用いてもよい。なお、この場合でも給気口45側の空気流の風圧により作動停止手段が作動される構成にすることが好ましい。
また、上記実施形態に係るペレットストーブ10では、差圧スイッチ72が作動すると、制御装置38がモータ24、25を停止させる構成にしたが、本発明はこれに限らず、差圧スイッチ72の作動により直接的にモータ24、25が停止される構成にしてもよい。
また、上記実施形態に係るペレットストーブ10では、差圧スイッチ72が作動すると、制御装置38がモータ24、25及び送風機42を停止させる構成にしたが、本発明はこれに限らず、モータ24、25の停止後、所定時間経過してから送風機42が停止される構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、本発明がペレットストーブに対して適用された場合について説明したが、これに限らず、本発明は木質ペレットを燃料として用いるボイラー等に対しても適用することができる。
本発明の実施形態に係るペレットストーブの構成を示す概略的な縦断面図である。 図1に示されるペレットストーブの構成を示す概略的な横断面図である。 図1に示されるペレットストーブの構成部材である差圧スイッチの構成を示す概略的な縦断面図である。
符号の説明
10 ペレットストーブ(燃焼装置)
14 木質ペレット
18 燃料搬送装置
30 燃焼室
38 制御装置(作動停止手段)
42 送風機(空気流発生手段)
43A ダクト部
45 給気口
62 煙筒(排気口)
72 差圧スイッチ(作動停止手段)
76 ダイヤフラム(変位部材
88 マイクロスイッチ(スイッチ)

Claims (3)

  1. 給気口及び排気口を備え、内部で木質ペレットを燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室内へ木質ペレットを搬送する燃料搬送装置と、
    前記給気口から前記燃焼室内へ流入して前記排気口から排気される空気流を生じさせる空気流発生手段と、
    前記空気流の風圧が予め設定された範囲から外れると前記燃料搬送装置の作動を停止させる作動停止手段と、
    を有する木質ペレット燃焼装置。
  2. 前記空気流発生手段は、前記給気口に連通するダクト部を介して前記燃焼室内へ空気を送風する送風機とされ、前記作動停止手段は、前記ダクト部内を流れる空気流の風圧が予め設定された値以上になると前記燃料搬送装置の作動を停止させることを特徴とする請求項1に記載の木質ペレット燃焼装置。
  3. 前記作動停止手段は、前記空気流の風圧に応じて変位される変位部材と、前記燃料搬送装置に電気的に接続されると共に、前記変位部材の変位によって作動されるスイッチとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木質ペレット燃焼装置。
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