JP2010022264A - 散水システム - Google Patents

散水システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010022264A
JP2010022264A JP2008186950A JP2008186950A JP2010022264A JP 2010022264 A JP2010022264 A JP 2010022264A JP 2008186950 A JP2008186950 A JP 2008186950A JP 2008186950 A JP2008186950 A JP 2008186950A JP 2010022264 A JP2010022264 A JP 2010022264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
watering
water
time
area
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008186950A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kojima
順一 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP2008186950A priority Critical patent/JP2010022264A/ja
Publication of JP2010022264A publication Critical patent/JP2010022264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 季節に応じた散水制御を容易にかつ確実に行うことができ、効率のよい散水を行うことのできる散水システムを提供する。
【解決手段】 あらかじめ季節毎に設定した散水プログラムを記録するメモリ10と、現在の日時情報を自動的に取得する電波時計受信部15と、電波時計受信部15により取得された現在の日時に基づく現在の季節に応じてメモリ10の散水プログラムを選択し、この散水プログラムに基づいて系統配管4に配置されたバルブ6の開閉制御を行う制御回路8と、を備えたコントローラ7を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は散水システムに係り、特に、季節に応じた適正な散水制御を効率よく行うことを可能とした散水システムに関する。
一般に、野菜などの植物に対して自動的に散水を行う散水システムが多く用いられている。
このような散水システムとしては、例えば、植物に対する散水間隔を各植物と関連付けて記憶させておき、この散水間隔に基づいてポンプのモータを駆動制御して各植物の種類に応じた散水を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、その他の技術として、季節毎の散水時間や散水量、気温や湿度に応じた散水量、植物毎に応じた散水量のデータがあらかじめ記憶され、天気情報に基づいて必要なデータを取出して散水制御する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平06−070653号公報 特開平10−165017号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の発明においては、植物に対応する散水間隔に基づいて散水制御を行うものであるが、1回ごとの散水時間や散水量など散水に必要な制御を行うことができず、しかも、季節に応じた適正な散水を行うことができないという問題を有している。
また、前記特許文献2に記載の発明においては、天気情報に基づいてあらかじめ記憶された細かい散水データを取出して散水制御するものあるため、逐次散水データを変えながら制御を行う必要があり、制御に負担がかかり、高性能の制御回路が必要であるという問題を有している。
さらに、日射量が極めて多い夏季や空気が乾燥する冬季などにおいては、散水すべき場所の土の表面が乾燥してしまうことがあるが、このような場合に散水を行っても土に水分が効率よく吸収されず、土の表面を流れて水の無駄が生じることがあるという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、季節に応じた散水制御を容易にかつ確実に行うことができ、効率のよい散水を行うことのできる散水システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、所定の散水エリアに水を供給するための系統配管と、
これら各系統配管の中途部に配置されたバルブと、
あらかじめ季節毎に設定した散水プログラムを記録するメモリと、現在の日時情報を自動的に取得する電波時計受信部と、前記電波時計受信部により取得された現在の日時に基づく現在の季節に応じて前記メモリの散水プログラムを選択し、この散水プログラムに基づいて前記バルブの開閉制御を行う制御回路と、を備えたコントローラと、
を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記制御回路は、初めに少ない水量で散水し、一定時間経過後に土の水の吸収がよくなった状態で全流量で散水する低水量制御を行うものであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記所定の散水エリアは、水が流れる傾斜面または壁面に設けられた複数系統の散水エリアであり、前記制御回路は、上方の散水エリアに水を供給する前記系統配管による散水時間より下方の散水エリアに水を供給する前記系統配管による散水時間を短くして散水を行うとともに、前記各散水時間の間に散水休止時間を設定するものであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、電波時計受信部による日時情報に基づいて現在の日時情報を取得し、この日時情報に基づいてメモリの季節毎の散水プログラムを選択して、散水制御を行うようにしているので、季節に応じた散水制御を容易にかつ確実に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、制御回路により、初めに少ない水量で散水し、一定時間経過後に土の水の吸収がよくなった状態で全流量で散水する低水量制御を行うようにしているので、散水する場所の土の表面が乾燥しているような場合でも、効率よく散水することができ、水の無駄をなくすことが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、制御回路により、上方の散水エリアに水を供給する前記系統配管による散水時間より下方の散水エリアに水を供給する前記系統配管による散水時間を短くして散水を行うとともに、前記各散水時間の間に散水休止時間を設定するようにしているので、上方における散水エリアの散水による水が下方の散水エリアに流れ、下方の散水エリアにも水を供給するすることができるので、下方における散水量を低減させることができ、効率のよい散水を行うことが可能となる。
以下、本発明に係る散水システムの実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る散水システムの第1実施形態を示したものであり、散水システム1は、所定量の水を貯留するタンク2を備えており、タンク2には、所定の散水エリアに水を供給するための配管3が接続されている。この配管3は、途中で分岐されて所定の散水エリアに応じて複数の系統配管4に分岐されるように構成されている。配管3のタンク2の近傍には、タンク2の内部の水を配管3に送給するためのポンプ5が設けられており、各系統配管4の分岐部分の近傍には、電動アクチュエータにより開閉動作されるバルブ6がそれぞれ設けられている。
また、散水システム1は、コントローラ7を備えており、このコントローラ7には、ポンプ5の駆動制御および各系統配管4に設置された各バルブ6の開閉制御を行うように構成されている。
図2はコントローラ7の構成を示す制御ブロック図であり、コントローラ7は、制御回路8を備えている。制御回路8には、各種制御を行うCPU9が設けられており、制御回路8には、不揮発性のメモリ10が設けられている。このメモリ10には、図3に示すように、散水を行うための散水プログラムを格納する散水プログラム領域11と、季節に応じてプログラムを切り換える日付データを格納するプログラム切換日データ領域12と、散水を行わない期間データを格納する散水キャンセル期間データ領域13とがそれぞれ形成されている。
散水プログラムは、本実施形態においては、春用プログラム、夏用プログラム、秋用プログラムおよび冬用プログラムがそれぞれ複数(本実施形態においては、8つ)設定されている。本実施形態においては、1年を四季に分割し、例えば、春用プログラムを4月〜6月、夏用プログラムを7月〜9月、秋用プログラムを10月〜12月、冬用プログラムを1月〜3月の季節毎にプログラムを設定するようになっている。
各季節毎のプログラムには、散水日、散水開始時刻、各系統配管4毎の散水時間がそれぞれ設定されるものである。散水日は、日時を指定するのではなく、例えば、「毎日」、「1日おき」、「2日おき」、「3日おき」というように散水間隔で指定する。また、散水開始時刻および各系統配管4の散水時間は、各系統配管4から散水を行う植物の種類、散水場所の環境などに応じて、適宜設定するものである。
例えば、図4に示すように、春用プログラムには、プログラム1からプログラム8までの8つのプログラムが設定されており、プログラム1では、散水日が毎日で、AM10:00から1系統に20分間、2系統に10分間〜n系統に5分間散水するといったプログラムが設定されている。また、夏用プログラムのプログラム1では、散水日が毎日で、AM8:00から1系統に30分間、2系統に10分間〜n系統に5分間散水するといったプログラムが設定されるようになっている。これら各プログラムは、
後述する入力操作キーにより、使用者の任意に設定することが可能となっている。
なお、季節の分け方としては、前述の春夏秋冬の四季に限定されるものではなく、例えば、冬季に散水の必要がない場合には、春用プログラムを4〜5月、初夏用プログラムを6〜7月中旬、真夏用プログラムを7月中旬〜9月上旬、秋用プログラムが9月下旬〜10月というような季節分けを行うようにしてもよい。また、1年を春・夏用と秋・冬用の2分割にしてもよいし、春用、夏用、秋用の3分割にしてもよいし、さらに、細かく5分割以上に設定するようにしてもよい。
また、コントローラ7には、例えば、32.788kHzの時計用クロック周波数を発生する外部クロック発生部14および現在の日時情報を受信する電波時計受信部15が設けられている。制御回路8には、カレンダー管理部16が設けられており、このカレンダー管理部16は、外部クロック発生部14で発生される時計用クロック周波数に基づいて日時管理をするとともに、電波時計受信部15から定期的に受信される現在の日時情報を受信して日時管理の修正を行い、常に、適正な日付および時刻の管理を行うとともに、季節毎の各プログラムを切り換えるプログラムの切換日も管理するように構成されている。なお、本実施形態においては、外部クロック発生部14によりクロック周波数を発生するようにしているが、CPU9に内蔵されたクロックによりクロック周波数を発生させるようにしてもよい。また、本実施形態においては、電波時計を用いて日時情報を取得するようにしているが、その他、例えば、GPSを利用して日時情報を取得するようにしてもよい。
また、コントローラ7には、コントローラ7の起動指示あるいはキャンセル指示を行うための外部入力スイッチ17および散水日や散水時刻などのプログラム設定操作やメモリ10に格納された各プログラムの選択操作などを行うための入力操作キー18が設けられている。
さらに、コントローラ7には、現在時刻や現在実行されているプログラムの設定状態などの必要な情報を表示するための液晶表示装置19および各種動作状態などを表示するためのLED表示装置20が設けられている。また、コントローラ7には、バルブ6の動作信号を出力するためのバルブ出力部21およびポンプ5の動作信号を出力するための外部スイッチ出力部22が設けられており、さらに、コントローラ7には、図示しない拡張ユニットを接続するための拡張ユニット部23が設けられている。
コントローラ7には、外部入力スイッチ17および入力操作キー18からの所定の入力情報をCPU9に送るとともに、CPU9からの所定の出力情報を液晶表示装置19、LED表示装置20、バルブ出力部21、外部スイッチ出力部22および拡張ユニット部23に送る入出力コントローラ24が設けられている。
さらに、コントローラ7には、外部電源からの電源が供給される電源入力部25および太陽電池やバッテリなどの補助電源からの電源が入力される補助電源用回路26がそれぞれ設けられるとともに、これら電源入力部25および補助電源用回路26から送られる電源を制御してコントローラ7の各部に送る電源制御部27が設けられている。
そして、本実施形態においては、CPU9により、カレンダー管理部16による現在の日時情報に基づいて、入力操作キー18によりあらかじめ選択されたプログラムで設定された日時に対応して入出力コントローラ24を介してポンプ5および各系統のバルブ6の開閉動作制御を行うように構成されている。このとき、本実施形態においては、CPU9は、バルブ6の開閉動作制御を行う際に、まず最初にバルブ6を全開動作させた後、例えば、20%の開度に閉動作させ、これにより最初の一定時間は散水量を低減させ、一定時間経過後、再び、バルブ6を全開動作制御する低水量制御を行うように構成されている。この低水量制御を行う場合のバルブ6の開度および散水時間は、土の表面乾燥状態に応じて適宜設定することが可能である。
このような低水量制御を行うことにしたのは、例えば、散水する場所の土が乾燥している場合に、いきなりバルブ6を全開にして散水すると、水が土の表面を流れて土に吸収されないことがあるため、最初に散水量を低減させて散水して、乾燥した土の表面をある程度湿らせることにより、その後、バルブ6を全開にして散水した場合に、効率よく水を土に吸収させることができるためである。なお、このような低水量制御については、例えば、梅雨時期のように湿度が高く、土の表面の乾燥があまり生じない季節には行わないようにしてもよい。この場合には、例えば、メモリ10に格納されている季節毎のプログラムに、低水量制御の有無についても設定できるようにすればよい。
また、最初にバルブ6を全開にするようにしたのは、各系統配管4にタンク2からの水が供給されていない場合があるので、最初にバルブ6を全開にして各系統配管4の全域にわたってタンク2からの水を行き渡らせるためである。
次に、本実施形態の作用について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、カレンダー管理部16により、外部クロック発生部14で発生される時計用クロック周波数に基づいて日時管理をするとともに、電波時計受信部15から定期的に受信される現在の日時情報を受信して日時管理の修正を行っておく。
次に、カレンダー管理部16により、日時情報に基づいて今日の日付を確認し(ST1)、カレンダー管理部16からプログラムの切換日を読み出し(ST2)、今日がプログラムの切換日と一致しているか否かを判断する(ST3)。今日がプログラムの切換日と一致していない場合は(ST3:No)、CPU9により、外部入力スイッチ17による系統別キャンセル指示を読み出し、キャンセル指示がされていない散水する系統を決定する(ST5)。そして、CPU9により、選択されているプログラムで設定された時刻に対応して入出力コントローラ24を介してポンプ5および各系統のバルブ6の開閉動作制御を行い、最初に低水量制御による散水を行った後、バルブ6を全開とした散水を行う(ST6)。
一方、切換日と一致している場合は(ST3:Yes)、今日の日付に対応するプログラムをメモリ10から選択して取出す(ST4)。そして、CPU9により、散水する系統を決定し(ST5)、新たに選択されたプログラムに基づいてポンプ5および各系統のバルブ6の開閉動作制御を行い、最初に低水量制御による散水を行った後、バルブ6を全開とした散水を行う(ST6)。
したがって、本実施形態においては、電波時計受信部15による日時情報に基づいてカレンダー管理部16により現在の日時情報を管理し、この日時情報に基づいてメモリ10の季節毎のプログラムを選択して、散水制御を行うようにしているので、季節に応じた散水制御を容易にかつ確実に行うことができる。
また、散水の開始時に、最初の一定時間は散水量を低減させ、一定時間経過後、バルブ6を全開して散水を行う低水量制御を行うようにしているので、散水する場所の土の表面が乾燥しているような場合でも、効率よく散水することができ、水の無駄をなくすことが可能となる。
図6は本発明の第2実施形態を示したものであり、本実施形態においては、例えば、ビルの壁面などに植物を植える壁面緑化に適用する散水システムの例を示している。
本実施形態においては、ビル30の壁面に、上方から系統1散水エリア31a、系統2散水エリア31b、系統3散水エリア31cが順次設けられている。系統1散水エリア31aの上方には、系統1散水エリア31aに散水するための系統1配管32aが配置されており、系統1配管32aには、系統1配管32aへの水の供給量を制御する系統1バルブ33aが設けられている。系統2散水エリア31bの上方には、系統2散水エリア31bに散水するための系統2配管32b配置されており、系統2配管32bには、系統2配管32bへの水の供給量を制御する系統2バルブ33bが設けられている。系統3散水エリア31cの上方には、系統3散水エリア31cに散水するための系統3配管32cが配置されており、系統3配管32cには、系統3配管32cへの水の供給量を制御する系統3バルブ33cが設けられている。
このようなシステムにおいては、系統1散水エリア31aに散水すると、その水が下方の系統2散水エリア31bおよび系統3散水エリア31cに流れていくことになるので、系統2散水エリア31bでは、系統1散水エリア31aより少ない散水量で足りることになり、系統3散水エリア31cでは、さらに少ない散水量で足りることになる。
そのため、本実施形態においては、図7示すように、例えば、系統1散水エリア31aでの散水時間T1を20分とした場合、系統2散水エリア31bでは、散水時間T2を15分、系統3散水エリア31cでは、散水時間T3を10分と設定し、下方の散水エリア31に行くにしたがって、散水時間を短く設定するように構成されている。さらに、各散水エリア31における散水の間には、例えば、10分間の散水休止時間t1,t2を設けるように構成されている。これにより、上方の散水エリア31で散水された水が下方に流れる時間を確保することが可能となり、下方の散水エリア31における散水量を少なくしても、確実に下方の散水エリア31における散水量を確保することができるものである。なお、各散水エリア31における散水時間および散水休止時間は、任意に設定することが可能である。
すなわち、上方における散水エリア31aの散水時間T1、あるいはこの散水時間T1と下方における散水エリア31bの散水を開始するまでの散水休止時間t1との合計時間(T1+t1)を上方における散水エリア31aの散水が流下して、下方の散水エリア31bにおける「初めに少ない水量で散水する」状態、すなわち実質的な低水量制御状態とするのに必要な時間に設定することにより、下方における散水時間T2の散水を効率よく土に吸収させることが可能となる。
したがって、本実施形態においては、系統1散水エリア31aにおける散水を行い、散水が終了した後、散水休止時間が経過してから系統2散水エリア31bの散水を行うものであるため、上方における散水エリア31の散水による水が下方の散水エリア31に流れ、下方の散水エリア31にも水を供給するすることができるので、下方における散水量を低減させることができ、効率のよい散水を行うことが可能となる。
また、このような壁面緑化に適用する場合、図8に示すように、ビル30の壁面の上方の散水エリアを系統1散水エリア31aから系統n散水エリア31dまでの複数の散水エリアに分け(グループ1)、その下方の散水エリアを系統n+1散水エリア31eから系統m散水エリア31fまでの複数の散水エリアに分け(グループ2)、さらに、その下方の散水エリアを系統m+1散水エリア31gから系統p散水エリア31hまでの複数の散水エリアに分ける(グループ3)ことにより、壁面の細かい散水制御を行うことも可能である。
このように散水エリア31が多数設けられた場合に、各散水エリア31の散水時間を使用者がすべて手作業で設定することとすると、散水時間の設定作業に手間がかかってしまうことが考えられるが、本実施形態においては、使用者が最上方の散水時間を変更すると、自動的にそれ以降の散水時間デフォルト設定値を変更できるように構成されている。
図9はこのような散水時間の設定手順を示すフローチャートである。
まず、全系統の散水時間デフォルト値を0に設定し(ST10)、全系統数pを読み込んだ後(ST11)、系統1散水エリア31a(グループ1)の散水時間から設定する(ST12)。ここで、図中「系統s」はプログラム上の変数であり、任意の系統を示している。
次に、系統1散水エリア31aの散水時間を設定し(ST13)、この設定した散水時間が変更された場合は(ST14)、系統1以降の散水時間デフォルト値を系統1と同じ散水時間に設定する(ST15)。すなわち、例えば、系統1散水エリア31aの散水時間を20分に設定した場合には、系統2散水エリア31bから系統p散水エリア31hまでの散水時間をすべて20分に設定する。
次に、次のグループの散水エリアの設定に移り(ST16)、全系統の設定が終了していない場合は(ST17:No)、系統n+1散水エリア31e(グループ2)の設定を行う(ST13)。例えば、系統n+1散水エリア31eの散水時間を15分に設定した場合には、n+1散水エリア31eから系統p散水エリア31hまでの散水時間をすべて15分に設定する。
さらに、次の系統m+1散水エリア31g(グループ3)の設定を行い(ST13)、例えば、系統m+1散水エリア31gの散水時間を10分に設定した場合には、系統m+1散水エリア31gから系統p散水エリア31hまでの散水時間をすべて10分に設定する。そして、すべての系統の設定が終了したら(ST17:Yes)、設定作業は終了する。
このように、本実施形態においては、最初のグループの散水エリア31の散水時間を設定することにより、それ以降の散水エリア31の散水時間を自動的に設定し、さらに、次のグループの散水エリア31の散水時間を設定することにより、それ以降の散水エリア31の散水時間の設定を行うようにしているので、次のグループの散水エリア31の散水時間の設定を容易に行うことが可能となり、散水時間の設定作業の効率化を図ることができる。すなわち、最初のグループの散水エリア31の散水時間を設定することにより、以降のグループの散水時間も自動的に設定され、次のグループの散水エリア31の散水時間は、最初のグループの散水時間との差分だけ変更すればよく、例えば、最初のグループの散水時間が20分で、次のグループの散水時間が15分の場合、「5分」分の変更作業で散水時間の設定が可能となる。コントローラの操作入力キーがアップダウン式の入力キーであった場合、「15分」分の操作と「5分」分の操作とでは、労力が著しく低減することとなり、散水時間の設定作業を効率よく行うことができるものである。
なお、本実施形態においては、本発明に係る散水システムをビル30の壁面緑化に適用した場合について説明したが、例えば、傾斜地など上方の散水エリア31から下方の散水エリア31に水が流れるような場所であれば、いずれの場所にも適用が可能である。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
本発明に係る散水システムの実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る散水システムのコントローラの実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る散水システムにおけるメモリの記憶領域の実施形態を示す概念図である。 本発明に係る散水システムにおけるプログラムの実施形態を示す説明図である。 本発明に係る散水システムの動作を示すフローチャートである。 本発明に係る散水システムの第2実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る散水システムの散水制御を示す説明図である。 本発明に係る散水システムの第2実施形態の変形例を示す概略構成図である。 本発明に係る散水システムにおける散水時間設定手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 散水システム
2 タンク
3 配管
4 系統配管
5 ポンプ
6 バルブ
7 コントローラ
8 制御回路
9 CPU
10 メモリ
14 外部クロック発生部
15 電波時計受信部
16 カレンダー管理部
17 外部入力スイッチ
18 入力操作キー
19 液晶表示装置
20 LED表示装置
21 バルブ出力部
22 外部スイッチ出力部
23 拡張ユニット部
24 入出力コントローラ
25 電源入力部
26 補助電源用回路
27 電源制御部
30 ビル
31 散水エリア
32 系統配管
33 系統バルブ

Claims (3)

  1. 所定の散水エリアに水を供給するための系統配管と、
    これら各系統配管の中途部に配置されたバルブと、
    あらかじめ季節毎に設定した散水プログラムを記録するメモリと、現在の日時情報を自動的に取得する電波時計受信部と、前記電波時計受信部により取得された現在の日時に基づく現在の季節に応じて前記メモリの散水プログラムを選択し、この散水プログラムに基づいて前記バルブの開閉制御を行う制御回路と、を備えたコントローラと、
    を備えていることを特徴とする散水システム。
  2. 前記制御回路は、初めに少ない水量で散水し、一定時間経過後に土の水の吸収がよくなった状態で全流量で散水する低水量制御を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の散水システム。
  3. 前記所定の散水エリアは、水が流れる傾斜面または壁面に設けられた複数系統の散水エリアであり、
    前記制御回路は、上方の散水エリアに水を供給する前記系統配管による散水時間より下方の散水エリアに水を供給する前記系統配管による散水時間を短くして散水を行うとともに、前記各散水時間の間に散水休止時間を設定するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の散水システム。
JP2008186950A 2008-07-18 2008-07-18 散水システム Pending JP2010022264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186950A JP2010022264A (ja) 2008-07-18 2008-07-18 散水システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186950A JP2010022264A (ja) 2008-07-18 2008-07-18 散水システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010022264A true JP2010022264A (ja) 2010-02-04

Family

ID=41728711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008186950A Pending JP2010022264A (ja) 2008-07-18 2008-07-18 散水システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010022264A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117219A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Toyota Motor Corp 灌水制御器
WO2015105036A1 (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 給水装置、および給水システム
CN107152003A (zh) * 2017-06-19 2017-09-12 江苏永钢集团有限公司 一种用于室外道路的自动喷淋洒水装置
WO2023163079A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 株式会社デンソー 潅水システムおよび制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117219A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Toyota Motor Corp 灌水制御器
WO2015105036A1 (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 給水装置、および給水システム
CN107152003A (zh) * 2017-06-19 2017-09-12 江苏永钢集团有限公司 一种用于室外道路的自动喷淋洒水装置
WO2023163079A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 株式会社デンソー 潅水システムおよび制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6453216B1 (en) Method of controlling an irrigation system
US5048755A (en) Irrigation system
US6947811B2 (en) Automatic adjustment of irrigation schedule according to condition of plants
US6895987B2 (en) Device that modifies irrigation schedules of existing irrigation controllers
US7711454B2 (en) Water savings system
CN100568127C (zh) 地下滴灌水、肥、药一体化自动控制方法
US8457799B2 (en) Automatic gated pipe actuator
JP2010022264A (ja) 散水システム
US10039242B1 (en) Automated irrigation gate system and method for regulating water in an irrigation channel and conserving water in an agricultural region
JP2005245462A5 (ja)
US20170265409A1 (en) Hydroponic apparatus
JP2001161192A (ja) 水田の水管理システム
WO2007018721A2 (en) Lan-based sprinkler system
CN104584990A (zh) 光伏时控自动灌溉系统
Acuña et al. Ventilation control system implementation and energy consumption reduction at Totten Mine with Level 4 Tagging and future plans
US20100301133A1 (en) Modulated watering device
Dukes et al. Smart Irrigation Controllers: How Do Soil Moisture Sensor (SMS) Irrigation Controllers Work? AE437/AE437, rev. 3/2009
JP2002330641A (ja) 土壌環境制御装置
JPH10178941A (ja) 水田の水管理装置
CN203206844U (zh) 基于Stm32微控制器的自动控制组合式模拟降雨装置
JP2019060503A (ja) 制御情報送信によるブロック毎の貯湯式電気給湯器運用システム
CN104957126A (zh) 大棚种植的自动化操作系统
CN204634584U (zh) 农田灌溉装置
JP4144406B2 (ja) 設備管理システム、管理装置および設備管理方法
JP2011217619A (ja) 緑化用灌水システム