JP2010021127A - 燃料電池を搭載した移動体及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動体10において、エアを入力しその信号圧に基づいて燃料電池21に供給する水素圧力を調整する減圧弁35と、電源23の電圧を降圧し前記調整後の水素の水素圧力が検出される水素圧センサ33に駆動電力を供給する第1定電圧レギュレータ91と、燃料電池21に供給されるエアの圧力が検出されるエア圧センサ43に駆動電力を供給する第2定電圧レギュレータ92とを、備え、機能しなくなったエア圧センサ43(又は水素圧センサ33の検出値を、正常に機能する水素圧センサ33(又はエア圧センサ43)の検出値から仮想することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
この燃料電池は、数十から数百の単セルが積層し直列に配列して構成された組電池の一種であって、全体として数百Vの起電力を出力する。
さらに、反応ガスの圧力調整に関与する機器の一部に不具合が生じた場合は、当該機器の機能を補完する手段を動作させたり、運転を緊急停止する制御を実行したりして車両の信頼性を確保する設計がなされている(例えば、特許文献1)。
そして、この定電圧レギュレータが故障して水素圧センサ33及びエア圧センサ43のうちいずれか一方が機能しなくなったときは、フェイルセーフの観点から緊急停止をするように車両制御されることになる。
そうすると、水素圧センサ33及びエア圧センサ43のうちいずれか一方のものが機能しなくなっても、機能している他方のものによる検出値に基づいて、機能しなくなった一方のものによる検出値を仮想することができるはずである。
にもかかわらず、従来の車両制御は、センサに電力を供給する定電圧レギュレータに何らかの障害が認められる場合は、安易に車両を緊急停止させる制御を選択し、乗員に対して無用の不安をあおる問題が存在した。
これにより、定電圧レギュレータが故障した直後に出力されるエラー値に基づいて車両が制御されて誤動作するのを回避できる。
以下、図面を参照して本発明の燃料電池を搭載した車両(移動体)の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る燃料電池を搭載した車両10の実施形態を示す縦断面図である。
車両10は、乗員空間であるキャビンCと、このキャビンCとの連続空間であるとともに荷物を収納するトランクルームTとを備えている。
そして、車両10は、このキャビンC及びトランクルームTで形成される連続空間をボトム側で仕切るとともにフロントシート74及びリアシート75を固定するフロアパネル72を備えている。さらに、その連続空間をフロント側で仕切るとともにイグニッションスイッチ61その他計器類を収めたインスツルメントパネル62及びアクセルペダル51が設けられるダッシュボードパネル71を備えている。
燃料電池21は、複数(例えば、200〜400)の単セル21a(適宜図2参照)の厚み方向に積層されて直列に配列してなり、剛性の高い筐体に収納されている。
この単セルは、それぞれ電解質膜と、その両面にそれぞれ配置されるアノード極及びカソード極と、燃料ガス(水素)の流路及び酸化ガス(エア(酸素))の流路が設けられているセパレータとを、構成要素としている。
このように構成される単セルは、燃料ガス(水素)と酸化ガス(酸素)との電気化学反応により0.7V程度の起電力を発生するとともに、積層する単セルが直列に配列してなる燃料電池21は、発電により全体として数百Vの起電力を出力する。
低圧二次電池24は、12V電力を出力する鉛蓄電池であって、車両10に搭載される各種電装部品に駆動電力を供給するものである。
図3は、車両10における電源回路の構成を主に示す概念図であって、実線は駆動電力の供給を示し、破線は信号の伝達を示し、点線は水素及びエアの流れを示している。
アクセルペダル51は、乗員が車両10を加速させるために踏み込むペダルであり、この踏み込み量(アクセル開度)がECU60に出力されるようになっている。
PDU52は、図3に示すように、電源管理制御部23(電源)からアクセル開度に応じた直流電力を入力し、3相交流電力に変換して走行モータ50に出力するものである。また、走行モータ50が回生電力を発生しているときPDU52は、その交流電力を直流電力に変換し、電源管理制御部23を介して高圧二次電池22に充電させるものである。
アノード系補機30は、減圧弁35と、オリフィス36と、エゼクタ37と、水素圧センサ33と、パージ弁38とを備え、水素補給路31を介して水素ボンベ32に接続されている。
減圧弁35には、エアコンプレッサ42からのエアが、オリフィス36により減圧された後にパイロット圧(信号圧)として入力される。
そして、アクセルペダル51の踏み込み量が大きくなると、エアコンプレッサ42からのエア流量が高まると共に、後記する背圧弁44の開度が小さくなるので、減圧弁35に入力されるパイロット圧が高くなり水素の供給量が増加するようになっている。
このような、水素圧力P1とエア圧力P2の関係は、P1=kP2(kは比例係数)のような比例関係が成立し、水素圧力P1及びエア圧力P2のうちいずれか一方の検出値が不明でも、他方の検出値から不明な検出値を仮想することができるようになっている。
そして、このような仮想した水素圧力P1又はエア圧力P2は、車両10の制御パラメータとして設定されることになる。なお、このような仮想値の設定は、P1=kP2の関係からkを固定値としたり変数としたりして演算により導いてもよいし、水素圧力P1とエア圧力P2との関係を記録したテーブルから導いてもよい。
そして、水素圧センサ33は、図3に示されるように、第1定電圧レギュレータ91から供給される駆動電力により水素圧力P1を検出し、ECU60に出力するようになっている。
水素ボンベ32は、燃料電池21を発電させる反応ガスである水素が高圧に圧縮されて貯蔵されている。そして、水素ボンベ32側に接続する水素補給路31の上流には遮断弁34が設けられており、この遮断弁34が開くと高圧の水素がアノード系補機30に導入されるようになっている。
エアコンプレッサ42は、アクセルペダル51の踏み込み量(アクセル開度)が大きくなると、ECU60の指令により回転速度が高くなりエア流量が増加するようになっている。
背圧弁44は、バタフライ弁等から構成された常開型の弁であり、ECU60によって制御される開度は、アクセルペダル51の踏み込み量(アクセル開度)に応じて変化する。つまり、アクセル開度が大きくなると、背圧弁44の開度は小さく制御され、前記したエアコンプレッサ42からのエア流量が増加することも加わって、カソード系補機40には、エア圧力P2が高圧で供給されることになる。
そして、エア圧センサ43は、第2定電圧レギュレータ92(図3参照)から供給される駆動電力によりエア圧力P2を検出し、ECU60に出力するようになっている。
第1定電圧レギュレータ91及び第2定電圧レギュレータ92(以下、両者を区別しない場合は単に「定電圧レギュレータ91,92」と記載する)は、電界効果トランジスタ(FET:Field effect transistor)等のスイッチング素子を利用した、降圧動作により一定電圧を得る手段である。
また、水素圧センサ33及びエア圧センサ43は、それぞれアノード系補機30及びカソード系補機40の内部に配置されているものであるが、図3においては説明の便宜上外部に記載されている。
電源管理制御部23は、第1DC−DCコンバータ23aと、第2DC−DCコンバータ23bと、第3DC−DCコンバータ23cと、から構成されている。
このように構成される電源管理制御部23は、燃料電池21の出力電圧を第1DC−DCコンバータ23aで昇圧してPDU52やエアコンプレッサ42等に出力する。
そして、PDU52に必要な電力が燃料電池21の出力だけでは不足するときにその不足分を高圧二次電池22から第2DC−DCコンバータ23bを介してPDU52やエアコンプレッサ42等に出力する。
また電源管理制御部23は、すでに説明したように、第3DC−DCコンバータ23cを介して、車両10の搭載されている電装部品(符号60〜63,符号90〜96等)に駆動電力を供給するものである。
第2DC−DCコンバータ23bは、高圧二次電池22の出力電圧に対して昇圧動作をし、PDU52又は第1DC−DCコンバータ23aからの供給電力に対して降圧動作する双方向のチョッパ型電力変換回路を備えている。
なお、電源管理制御部23は、エアコンプレッサ42及びPDU52に供給する電力として、燃料電池21からの出力を優先して、不足分を高圧二次電池22から補助(アシスト)するように制御している。
そして、第3DC−DCコンバータ23cは、ハーネス25に接続されている電装部品に対しECU60の判断で開閉するリレー90を介して駆動電力を供給する。さらには低圧二次電池24(鉛蓄電池,12Vバッテリ)を充電する。
これら電装部品とは、第3DC−DCコンバータ23c及び/又は低圧二次電池24から12V電力の供給を受けて動作する例えばヘッドライト、エアコン、カーステレオ等の12V駆動部品94であり、さらには、定電圧レギュレータ91,92により降圧された5V電力の供給を受けて動作する水素圧センサ33、エア圧センサ43、その他センサ部品95,96等である。
また、これらリレー90,93は、図示しないリレーボックスに集約されており、車載されるほとんどの電装部品は、このリレーボックスを介して駆動電圧が供給/遮断される。
このECU60は、イグニッションスイッチ61の3つの設定ポジションであるOFFモード、アクセサリーモード、ONモードのいずれかに対応して、制御対象の電装部品に対応するリレー90,93及び高圧電源のコンタクタ(図示略)の開閉を行う。
そして、イグニッションスイッチ61がONモードに設定されると図示しないコンタクタが閉状態になって、高圧電源(燃料電池21,高圧二次電池22)から電力の供給を受けてエアコンプレッサ42及び走行モータ50が起動することになる。
さらに、この警告手段が動作している警告期間中にECU60は、前記したように、水素圧力P1及びエア圧力P2のうち正常に機能している一方のものの検出値から他方の検出値を仮想し、車両制御用のパラメータとして設定する。
ここで緊急停止とは、水素ボンベ32の遮断弁34を閉状態にしたり、コンタクタ(図示略)を開状態にしたりして、高圧電源(燃料電池21,高圧二次電池22)から走行モータ50に電力が供給されないようにして車両10を走行不能な状態にすることを指す。
そして、この信号は、ECU60に受信され、定電圧レギュレータ91,92に故障が生じた旨が即時に把握される。
この故障信号出力手段63は、定電圧レギュレータ91,92を構成する回路の電圧が正常範囲を規定する閾値を超えるか否かを検出したり、電圧の変動をモニタリングしたりする等して、定電圧レギュレータ91,92の故障/正常の判断をすることができる。
そして、前記したように、故障した定電圧レギュレータ92(91)から電力供給を受けて検出されていたエア圧力P2(水素圧力P1)は、正常な定電圧レギュレータ91(92)から電力供給を受けて検出された水素圧力P1(エア圧力P2)から導いた仮想値に置換されて車体制御用のパラメータに設定される。
さらに、第1定電圧レギュレータ91及び第2定電圧レギュレータ92のいずれか一方のものが故障している状態では、車両10は、緊急停止には至らないものの、警告灯62が点灯しているために乗員は点検整備を促されることになる。
なお、このような警告灯62の点灯期間中に、正常に機能していた他方のものが故障した場合、そうなってから緊急停止すればフェイルセーフに基づく信頼性は、確保される。
イグニッションスイッチ61をONモードに設定すると、水素ボンベ32から水素がアノード系補機30に供給され、エアコンプレッサ42からはエアがカソード系補機40に供給され、燃料電池21は発電を開始する。
そして、乗員が操作するアクセルペダル51の踏み込み量に応じて、カソード系補機40に供給されるエアの圧力P2が変化し、このエア圧力P2を減圧したパイロット圧(信号圧)により調整される水素圧力P1も同期して変化して供給されることになる。
そして、通常状態において、水素圧力P1は水素圧センサ33において、エア圧力P2はエア圧センサ43において検出され、車両制御のパラメータに設定されている(S10)。
なお仮想水素圧が制御に反映されると、実際の水素圧との間に乖離が生じている場合は、エア圧力との間に差圧が発生することになる。この差圧が大きくなり燃料電池に不具合が生じるのを防止するために燃料電池の出力制限を行う場合がある(S13B)。
次に、この警告期間中に正常に動作していたエア圧センサ43に駆動電力を供給する第2定電圧レギュレータ92が故障したとする(S14:Yes)。するとこの第2定電圧レギュレータ92を担当する故障信号出力手段63がその旨の信号をECU60に送信し、移動体10を緊急停止する(S15)。これにより、水素圧力P1及びエア圧力P2を認識できない状態になったので、車両10は緊急停止してフェイルセーフに基づいて信頼性が確保される。
なお仮想エア圧が制御に反映されると、S13Bで説明した同じ理由により、燃料電池21の出力制限を行う場合がある(S23B)。なおこのように燃料電池の出力制限を行った場合であっても、二次電池22のアシストにより、走行モータ50の最高出力を維持させることは可能である。
次に、この警告期間中に正常に動作していた水素圧センサ33に駆動電力を供給する第1定電圧レギュレータ91が故障したとする(S24:Yes)。するとこの第1定電圧レギュレータ91を担当する故障信号出力手段63がその旨の信号をECU60に送信し、移動体10を緊急停止する(S15)。もしくは、緊急停止に至らないまでも、燃料電池21の出力のみを停止して、二次電池22の出力のみで移動体10の走行を維持させることが可能である。これにより、水素圧力P1及びエア圧力P2を認識することができない状態になったので、車両10は緊急停止してフェイルセーフに基づいて信頼性が確保される。
同様に、第2定電圧レギュレータ92が故障しているか否かの判断(S21,S14)は、前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば、共通の第2定電圧レギュレータ92から電力供給を受ける他のセンサ95が正常に動作しているか否かに基づいて判断してもよい。
図5は、第2実施形態に係る燃料電池を搭載した移動体(図1、図2参照)における電源回路の主要部の構成を示す概念図である。
第1実施形態と第2実施形態との相違点は、第2実施形態において給電切替手段80が設けられている点にある。その他の構成については、すでに説明しているものと共通しているので(図3参照)、同一符号を付して記載を省略する。
このように構成される給電切替手段80は、第1定電圧レギュレータ91が故障した場合に、正常に動作する第2定電圧レギュレータ92が水素圧センサ33に駆動電力を供給し、第2定電圧レギュレータ92が故障した場合に、正常に動作する第1定電圧レギュレータ91がエア圧センサ43に駆動電力を供給するものである。
第2開閉器82は、第2定電圧レギュレータ92が通常時において電力供給を担当するセンサ部品95,95…の群と、第2定電圧レギュレータ92とを結ぶ回線上に配置されている。そして、この第2開閉器82が閉状態になると定電圧レギュレータ92(91)からセンサ部品95,95…に駆動電力が供給されることになり、開状態になると駆動電力は遮断される。
第3開閉器83は、水素圧センサ33に電力供給する回線とエア圧センサ43に電力供給する回線とを直結する回線上に配置されている。そして、この第3開閉器83が開状態になると第1定電圧レギュレータ91からは水素圧センサ33に駆動電力が供給され、第2定電圧レギュレータ92からはエア圧センサ43に駆動電力が供給されることになる。一方、第3開閉器83が閉状態になると第1定電圧レギュレータ91及び第2定電圧レギュレータ92のうちいずれか一方が故障しても、水素圧センサ33及びエア圧センサ43は、正常に動作する他方のものから駆動電力が供給されることになる。
このように正常時においては、第1定電圧レギュレータ91からは水素圧センサ33及びその他のセンサ部品96,96に対して駆動電力が供給され、第2定電圧レギュレータ92からはエア圧センサ43及びその他のセンサ部品95,95に対して駆動電力が供給されている。
さらに、第1開閉器81及び第2開閉器82が開状態であることにより、その他の部品95,96への駆動電力の供給が停止されることになる。これにより、正常に動作している1個の定電圧レギュレータ92(91)が過負荷になることが防止される。
第2実施形態における、図6中のS13C及びS23Cを除く各ステップは、図4における同一符号のステップと共通しているので、第1実施形態においてした説明を援用することとして記載を省略する。
これにより、正常に動作している一つの定電圧レギュレータ91(92)から、水素圧センサ33及びエア圧センサ43の両方に、駆動電力が供給されることになる。これにより、第2実施形態では、第1実施形態のような仮想値を用いることなく、車両の通常制御を継続させることができる。
21 燃料電池
23 電源管理制御部(電源)
30 アノード系補機
31 水素補給路
33 水素圧センサ(5V駆動部品)
34 遮断弁
35 減圧弁
40 カソード系補機
41 エア補給路
43 エア圧センサ(5V駆動部品)
50 走行モータ
62 警告灯(警告手段)
63 故障信号出力手段
80,80´ 給電切替手段
81,82,83 開閉器
90,93 リレー
91 第1定電圧レギュレータ(定電圧レギュレータ)
92 第2定電圧レギュレータ(定電圧レギュレータ)
94 12V駆動部品
95,96 センサ部品(5V駆動部品)
P1 水素圧力
P2 エア圧力
Claims (11)
- 水素及びエアが供給されて電気化学反応により起電力を発生する燃料電池を搭載した移動体において、
前記エアを入力しその信号圧に基づいて前記燃料電池に供給する前記水素の圧力を調整する減圧弁と、
電源の電圧を降圧し前記調整後の水素の水素圧力が検出される水素圧センサに駆動電力を供給する第1定電圧レギュレータと、
前記第1定電圧レギュレータに並列接続するとともに、前記燃料電池に供給される前記エアのエア圧力が検出されるエア圧センサに駆動電力を供給する第2定電圧レギュレータとを、備えることを特徴とする燃料電池を搭載した移動体。 - 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータのうちいずれか一方のものが故障した場合に動作する警告手段を、備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータのうちいずれか一方のものが故障した場合に、前記水素圧センサ及び前記エア圧センサのうち、機能しなくなった一方のものの検出値を、正常に機能する他方のものの検出値から仮想することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータのうちいずれか一方のものが故障した場合に、前記燃料電池の出力制限を実施することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータのうちいずれか一方のものが故障した場合に、正常に動作する他方のものが前記水素圧センサ及び前記エア圧センサに駆動電力を供給することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記正常に動作する他方のものは、前記水素圧センサ及び前記エア圧センサを除くその他の部品への駆動電力の供給を停止することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータの両方が故障した場合に、前記燃料電池は出力を停止し、二次電池が代わりの出力をすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータの両方が故障した場合に、走行を停止することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータは、故障が生じた場合にその旨の信号を出力する故障信号出力手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 前記第1定電圧レギュレータ及び前記第2定電圧レギュレータが故障しているか否かの判断は、共通の前記第1定電圧レギュレータ又は前記第2定電圧レギュレータから電力供給を受けるその他の部品の動作に基づいて判断されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の燃料電池を搭載した移動体。
- 水素及びエアが供給されて電気化学反応により起電力を発生する燃料電池を搭載した移動体の制御方法において、
前記エアの信号圧に基づいて水素圧力が調整された水素が前記燃料電池に供給される段階と、
前記燃料電池に供給される前記エアの圧力検出及び前記水素の圧力検出のいずれか一方が不能になる段階と、
圧力検出が不能である一方の検出値を、圧力検出が可能な他方の検出値から仮想する段階と、を含むことを特徴とする燃料電池を搭載した移動体の制御方法。
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