JP2010021083A - 車両用アンテナのキャッチャに嵌合するコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板に設けられるホット端子の位置決め精度を高め、さらに回路基板をコネクタに組み付けるのを容易とした車両用アンテナのコネクタを提供する。
【解決手段】車両用アンテナのキャッチャに嵌合するコネクタは、回路基板11とホット端子12と絶縁部材13とグラウンド部材15とレール部31とストッパ部32とからなる。ホット端子12は、キャッチャ側端子52に電気的に接続される。絶縁部材13はホット端子12に固定され、ホット端子12の一部を絶縁する。グラウンド部材15は、回路基板11を少なくとも3方向から覆っている。グラウンド部材15にはレール部31が設けられており、グラウンド部材15に対する回路基板11の高さ方向の配置位置を画定している。また、グラウンド部材15にはストッパ部32が設けられており、ホット端子12の奥行き方向の配置位置を画定している。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用アンテナのキャッチャに嵌合するコネクタに関し、特に、回路基板を有するコネクタにおいて、回路基板に設けられるホット端子の位置決め精度を高めたコネクタに関する。
車両のガラスに設けられるアンテナには、大きく分けてガラスアンテナとフィルムアンテナとが存在する。ガラスアンテナは、アンテナ素子をガラス板に予め埋設したものである。フィルムアンテナは、アンテナ素子をガラス板に後から粘着させるものである。いずれの方式も、アンテナ素子側には給電端子とグランド端子が設けられており、これらの端子とチューナ等の外部通信機器からのケーブルとを、コネクタを介して接続させているのが一般的である。
近年、地上デジタルテレビ放送が開始され、自動車等の車両においても地上デジタルテレビチューナを搭載するようになってきている。地上デジタルテレビ放送用アンテナの場合、その特性上、アンプ回路はアンテナパターン直近に設ける必要がある。そこで、アンテナ素子と外部通信機器とを接続するコネクタをアンテナ素子の直近に設け、このコネクタにアンプ回路を内蔵することが考えられる。コネクタに回路基板を内蔵したものとしては、ガラスアンテナについては、例えば特許文献1に開示のものがある。また、フィルムアンテナについては、例えば特許文献2に開示のものがある。
特開平5−191124 特開2005−110200
アンテナ素子とチューナ等の外部通信機器とを接続するコネクタをアンテナ素子の直近に設ける場合、スペースの関係上、できるだけ小型化する必要があった。このとき、特に回路基板を内蔵するコネクタの場合、小型化をしていくにあたり、回路基板に設けられるホット端子の位置とキャッチャ側に設けられる端子との位置精度が問題となってくる。回路基板が小さくなってくると、そこに載置されるホット端子も小さくなり、ホット端子を基板にはんだ付けするときにずれてしまう可能性がある。さらに、コネクタに設けられる回路基板の、ハウジングに対する固定位置についても、これがずれてしまうと結局のところホット端子の位置がずれてしまうことなる。小型化がすすむと端子間の遊びも少なくなってくるため、このように端子の位置にずれが生じていると、例えばピン型端子の場合等には折れてしまったり電気的導通が取れなくなってしまったりする場合がある。したがって、小型化した場合でも回路基板に設けられるホット端子の位置決め精度の高いコネクタの開発が望まれていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、回路基板に設けられるホット端子の位置決め精度を高め、さらに回路基板をコネクタに組み付けるのを容易とした車両用アンテナのコネクタを提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明によるコネクタは、回路基板と、回路基板に載置され、キャッチャ側端子に電気的に接続されるホット端子と、ホット端子に固定され、ホット端子の一部を絶縁する絶縁部材と、回路基板を少なくとも3方向から覆うグラウンド部材と、グラウンド部材に設けられ、該グラウンド部材に対する回路基板の第1方向の配置位置を画定するための、回路基板と当接するレール部と、グラウンド部材に設けられ、該グラウンド部材に対するホット端子の第2方向の配置位置を画定するための、絶縁部材と当接するストッパ部と、を具備するものである。
ここで、グラウンド部材はキャッチャ側端子及び/又はホット端子が貫通する接続用孔を有し、ストッパ部は接続用孔を加工することで設けられれば良い。
また、ストッパ部は、接続用孔を画定するグラウンド部材の一部を半ドーム状に加工することで設けられても良い。
また、ストッパ部は、グラウンド部材に接続用孔を形成するときにグラウンド部材の一部を折り曲げ加工することで設けられても良い。
さらに、グラウンド部材に設けられ、該グラウンド部材に対するホット端子の第3方向の配置位置を画定するための、絶縁部材と当接するガイド部を具備しても良い。
また、グラウンド部材はキャッチャ側端子及び/又はホット端子が貫通する接続用孔を有し、ガイド部は、グラウンド部材に接続用孔を形成するときにグラウンド部材の一部を折り曲げ加工することで設けられても良い。
本発明のコネクタは、レール部により回路基板の位置決めがなされ、さらにストッパ部によりホット端子の位置決めがなされるため、高精度に端子を配置できると共に、容易にコネクタを組み付けることができるという利点を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明のコネクタの外観を説明するための分解斜視図である。図示の通り、本発明のコネクタ10は、車両用アンテナのキャッチャ50に嵌合するように構成されたものである。
なお、キャッチャ50は、絶縁材料からなる筐体51によりその外観が概ね画定されており、コネクタ10との電気的接続を実現するためのキャッチャ側端子52とキャッチャ側グラウンド端子53とを有している。さらに、キャッチャ50は、アンテナエレメントのホット端子とグラウンド端子(図示せず)にそれぞれ接続される固定端子54,55を有しており、これらはそれぞれキャッチャ側端子52及びキャッチャ側グラウンド端子53と電気的に導通している。
図示の通り、本発明のコネクタ10には、回路基板11とグラウンド部材15が含まれている。回路基板11には、アンプ回路等の電子回路が載置されている。また、回路基板11には、キャッチャ側端子52に電気的に接続されるホット端子12が載置されている。ホット端子12は、例えばキャッチャ側端子52を挟み込む形状を有する導電性部材からなるものである。なお、図示例では、キャッチャ側端子52がピン端子でホット端子12が挟み込み端子としているが、本発明はこれに限定されず、ピン端子と挟み込み端子がそれぞれ逆の構成であっても良い。また、小型化するために面実装タイプの端子としても良い。
また、ホット端子12には、少なくともその一部を絶縁する絶縁部材13が固定されている。例えば、絶縁部材13に設けられた内部収納溝等にホット端子12が嵌め込まれることで、ホット端子12と絶縁部材13が固定されれば良い。また、インサート成形により、ホット端子12を絶縁部材13となる樹脂で覆い、ホット端子12と絶縁部材13を一体的に形成しても良い。
さらに、回路基板11には、車両内部の通信機器等(図示せず)との間を電気的に接続するための同軸ケーブル30が接続される。
また、グラウンド部材15は、回路基板11を少なくとも3方向から覆う導電性部材から構成されるものである。グラウンド部材15は、底部と両側壁とからなり、回路基板11のグラウンドと電気的に接続され、回路基板11に対してグラウンドとなると共に、電磁シールドとしての機能も有するものである。
このような回路基板11及びグラウンド部材15等を収容するように、絶縁材料からなる筐体21が設けられている。筐体21は、コネクタ10の外観を概ね画定するものである。図示例では、グラウンド部材15がキャッチャ50のキャッチャ側グラウンド端子53と電気的に接続されるように、キャッチャ側グラウンド端子53の位置に対応する筐体21の一部に切り欠き部22が設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、筐体には切り欠き部を設けず、グラウンド部材に凹部を設けてそこにキャッチャ側グラウンド端子が嵌合するように構成しても良い。
また、図示例のグラウンド部材15は、グラウンド部材本体から延在するケーブルかしめ部16を有している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ケーブルかしめ部を有さないものであっても良い。この場合には、筐体21等に別途ケーブル抜け防止手段を設ければ良い。以下、グラウンド部材15について詳説する。
図2は、本発明のコネクタのグラウンド部材を説明するための図であり、図2(a)はグラウンド部材の斜視図、図2(b)はその一部断面斜視図、図2(c)はその一部上面拡大図である。また、図3は、図2に示されるグラウンド部材に回路基板を固定した状態を説明するための図であり、図3(a)はその状態の一部断面斜視図、図3(b)はその状態の一部横断面拡大図である。図中、同一の符号を付した部分は概ね同一物を表わしている。また、グラウンド部材の両側壁に設けられるレール部等については、両側壁に対称に設けられれば良いが、必要により非対称に設けられていても良い。
図示の通り、グラウンド部材15には、主にレール部31とストッパ部32とが設けられている。レール部31は、グラウンド部材15に対する回路基板11の高さ方向(第1方向)の配置位置を画定するために設けられている。レール部31に回路基板11が当接することで、グラウンド部材15に対する回路基板11の高さ方向の配置位置が固定される。ここで、図示例のレール部31は、グラウンド部材15の両側壁に設けられており、側壁の一部を押し出し加工することによりグラウンド部材15の内側に張り出されることで形成されている。また、回路基板11は、グラウンド部材15の奥行き方向に向かってレール部31に沿ってグラウンド部材15に挿入されれば良い。なお、グラウンド部材15への回路基板11の挿入を行う治具の位置決めを行うために、グラウンド部材15の回路基板挿入側の端部に位置決め用凹部48を設けても良い。この位置決め用凹部48に治具を嵌め込むことにより治具の位置決めが可能となり、回路基板11のグラウンド部材15への挿入が容易となる。
そして、レール部31の上側には、はんだ付け部45が設けられている。はんだ付け部45は、回路基板11をグラウンド部材15にはんだにより電気的に接続すると共に固定するためのものである。レール部31とはんだ付け部45により回路基板11を挟み込むように構成されている。はんだ付け部45は、回路基板11のグラウンド用のランドに対応する位置に形成されている。なお、図示例のはんだ付け部45は、グラウンド部材15の側壁の一部を押し出し加工することによりグラウンド部材15の内側に張り出されることで形成されている。
また、ストッパ部32は、グラウンド部材15に対するホット端子12の奥行き方向(第2方向)の配置位置を画定するために設けられている。ホット端子12に固定された絶縁部材13がストッパ部32に当接することで、グラウンド部材15に対するホット端子12の奥行き方向の配置位置が固定される。図3(b)の横断面拡大図を参照してより詳細に説明すると、基板の挿入方向に対して奥行き側(図面上で右側)にストッパ部32が設けられており、ホット端子12に固定された絶縁部材13がそれ以上奥に進めないように構成されている。絶縁部材13の奥行き方向の配置位置は常にストッパ部32で画定されることになる。したがって、ホット端子12と絶縁部材13の位置関係がずれないものであれば、ホット端子12の奥行き方向の配置位置も常に一定のところとなる。
ここで、ストッパ部32についてより詳細に説明する。図示例において、グラウンド部材15には、キャッチャ側端子52及び/又はホット端子12が貫通する接続用孔40が設けられている。そして、ストッパ部32は、この接続用孔40を加工することで設けられれば良い。より詳細には、図2又は図3に示されるように、ストッパ部32は、接続用孔40を画定するグラウンド部材15の一部を半ドーム状に加工することで設けられている。即ち、図2(c)にも示されるように、基板の挿入方向に対して奥行き側の接続用孔40の一辺の部分を、半ドーム状に持ち上げ加工することでストッパ部32が形成されている。持ち上げ加工については、絞り加工やプレス加工等、既知の加工方法により行えば良い。なお、コネクタのサイズが小さくなると、ホット端子や回路基板と、ストッパ部とが容量結合してしまう場合もあり得るため、絶縁部材と当接する範囲で、ストッパ部の高さは抑えることが好ましい。
さらに、図示例では、ガイド部38がグラウンド部材15に設けられている。ガイド部38は、グラウンド部材15に対するホット端子12の横方向(第3方向)の配置位置を画定するために設けられている。ホット端子12に固定された絶縁部材13の側部がガイド部38に当接することで、グラウンド部材15に対するホット端子12の横方向の配置位置が固定される。図示例において、ガイド部38は、接続用孔40を加工することで設けられている。より詳細には、ガイド部38は、グラウンド部材15に接続用孔40を形成するときにグラウンド部材の一部を折り曲げ加工することで設けられている。即ち、接続用孔40をグラウンド部材15に開口するためにグラウンド部材15を打ち抜き加工等するが、このときに、所謂展開加工によりガイド部となる部分を形成し、これを折り曲げ加工することでガイド部38が形成されている。
ここで、図2(c)に示されるように、ガイド部38には、ホット端子12に固定された絶縁部材13を受け入れやすいように、挿入側に幅が広い導入部が形成されても良い。このように加工することで、回路基板11の挿入がスムーズとなり、且つ確実にホット端子12を所定の配置位置に導くことが可能となる。なお、図示例では挿入側を幅広に加工した導入部が形成されたものを示したが、本発明はこれに限定されず、両側のガイド部38の間隔を、ストッパ部32に向かってテーパ状に徐々に狭くなるように斜めに折り曲げ加工しても良い。ここで、ホット端子12に固定された絶縁部材13がガイド部38に導かれて移動可能なように、回路基板11が横方向にある程度移動可能な遊びを設けることが好ましい。即ち、回路基板11の幅は、グラウンド部材15の両側壁間の間隔よりも小さく、且つ、両側壁から張り出されて設けられるレール部31間の間隔よりも広くすることが好ましい。
なお、グラウンド部材の基となる金属板のプレス加工等の加工精度は非常に高いものである。したがって、レール部やストッパ部の配置精度も高いので、ホット端子を高精度に所定の位置に配置することが可能である。
本発明のコネクタは、上述のように構成されることにより、回路基板に設けられるホット端子の位置決め精度が高められる。また、回路基板をコネクタのグラウンド部材に組み付けるときに、ホット端子が所定の配置位置に固定されるように導かれるため、組み付け作業も容易となる。
なお、上述の図示例では、ガイド部を設けたものを説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。即ち、回路基板に対するホット端子の配置位置の精度がある程度高い場合には、回路基板とグラウンド部材の側壁の間隔を調整することでホット端子の横方向の配置位置は所定の位置に固定可能である。この場合には、あえてガイド部を設けなくても良い。但し、上述の図示例のように、ガイド部を設けることにより、回路基板に対するホット端子の配置位置の精度が仮に低い場合であっても位置決め精度をより高めることが可能となる。
次に、本発明のコネクタの他の構成例について説明する。図4は、本発明のコネクタのグラウンド部材に設けられるストッパ部の他の例を説明するための一部断面斜視図である。図中、図1乃至図3と同一の符号を付した部分は概ね同一物を表わしているため、重複説明は省略する。
まず、図4(a)は、ストッパ部33が、グラウンド部材15に接続用孔40を形成するときにグラウンド部材15の一部を折り曲げ加工することで設けられた例を示している。即ち、接続用孔40をグラウンド部材15に開口するためにグラウンド部材15を打ち抜き加工等するが、このときに、所謂展開加工によりストッパ部となる部分を形成し、これを折り曲げ加工することでストッパ部33が形成されている。なお、図示例ではガイド部を設けない例を示しているが、図2等と同様にガイド部を設けても良い。ガイド部を設ける場合には、展開加工によりストッパ部とガイド部の両方を形成し、これらをそれぞれ折り曲げ加工することでストッパ部とガイド部が形成されれば良い。
なお、図4(a)では、レール部42がグラウンド部材15の側壁の一部を内側に折り曲げ加工することにより形成された例を示したが、図2等に示されるものと同じように形成されていても良い。また、はんだ付け部46についても、グラウンド部材15の側壁の一部を内側に織間家がこうすることにより形成されたものを示したが、図2等に示されるものと同様のように形成されていても良い。
次に、図4(b)は、グラウンド部材15に形成される接続用孔が、四角形状にくり抜かれた孔ではなく、切り欠きによって形成された凹状接続用孔41である例を示している。本発明のコネクタでは、そのホット端子とキャッチャ側端子とが、グラウンド部材を介して接続される構造となっているため、接続用孔はこれらが貫通するように設けられていれば良く、四角形状にくり抜かれた接続用孔だけでなく、図示例のような凹状接続用孔41であっても良い。なお、図4(b)では、ガイド部を設けない例を示しているが、本発明はこれに限定されず、他の図示例のようにガイド部を設けても勿論良い。
さらに、図4(c)は、グラウンド部材15に形成されるストッパ部が三角錐形状に持ち上げ加工された例を示している。図2等に示されるストッパ部32は、半ドーム状に曲面で構成されたものであったが、図4(c)に示されるように、多面形状で構成されたストッパ部36であっても良い。なお、図示例ではストッパ部36は三角錐形状であるが、本発明はこれに限定されず、立方体形状等、種々の形状であっても良い。
上述の図示例では、ストッパ部が接続用孔を加工することで設けられた例を示していたが、絶縁部材と当接することで奥行き方向の配置位置を画定できれば、必ずしもこれに限定されるものではない。図5は、ストッパ部のさらに他の例を説明するための一部横断面図である。図示のように、本発明のコネクタでは、グラウンド部材15の底部の端部に、はめ込みストッパ部35を設けても良い。はめ込みストッパ部35は、例えば絶縁材料等からなるものであれば良い。このはめ込みストッパ部35に、ホット端子12に固定された絶縁部材14が当接することで、ホット端子の奥行き方向の配置位置が決定される。
次に、本発明のコネクタのさらに他の構成例について説明する。図6は、本発明のコネクタのグラウンド部材に設けられるガイド部の他の例を説明するための一部断面斜視図である。図中、図1乃至図3と同一の符号を付した部分は概ね同一物を表わしているため、重複説明は省略する。なお、図6では、折り曲げ形成されたストッパ部33の例を示したが、図2等に示されるものと同じように形成されていても良い。
図示の通り、この例では、ガイド部39が、グラウンド部材15の側壁の一部を押し出し加工することによりグラウンド部材15の内側に張り出されることで形成されている。ガイド部39は、必要により絶縁部材13に対する導入部を設けたり、テーパ状に設けられても良い。ガイド部をこのように構成しても、他の図示例と同様に、ホット端子に固定される絶縁部材と当接してホット端子の横方向の配置位置を画定することが可能である。なお、コネクタのサイズが小さくなると、ホット端子や回路基板と、張り出し形状のガイド部とが容量結合してしまう場合もあり得る。したがって、そのような場合には他の図示例のように、回路基板から遠い位置となる折り曲げ加工されたガイド部とすれば良い。
なお、ガイド部については、接続用孔を形成するときにグラウンド部材の一部を折り曲げ加工することで形成された例と、グラウンド部材の側壁の一部を張り出し加工することで形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、ストッパ部32と同じように、接続用孔を画定するグラウンド部材の一部、即ち接続用孔の両側辺を半ドーム状に加工することで提供されても良い。
また、上述の図示例では、例えば図3(b)に示されるように、ホット端子12は絶縁部材13に覆われたものを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。図7は、ホット端子と絶縁部材、及びストッパ部の関係を説明するための一部横断面図である。図示例では、ホット端子12の一部が絶縁部材14により絶縁されており、この絶縁部材14がストッパ部32に当接している。本発明のコネクタでは、ホット端子に固定された絶縁部材がストッパ部に当接することでホット端子の奥行き方向の配置位置が画定されれば良いため、図示のように、ホット端子12とストッパ部32の間に絶縁部材14が介在してさえすれば良く、ホット端子12が絶縁部材14に覆われていなくても良い。
さらに、上述の図示例では、例えば図1に示されるように、コネクタがキャッチャに対して上方向から挿入されるものを示したが、本発明のコネクタは、キャッチャに対して横方向から挿入されるものにも適用可能である。図8は、本発明のコネクタを横方向から挿入するキャッチャに適用した例を説明するための図であり、図8(a)がその斜視図、図8(b)がその一部横断面図である。図中、図1乃至図3と同一の符号を付した部分は概ね同一物を表わしているため、重複説明は省略する。図示例において、キャッチャ56は、コネクタ10をキャッチャ56の長手方向にスライドさせて挿入可能な挿入口を有するものである。また、ホット端子12とキャッチャ側端子52の接続位置は、図1等の上述の例ではコネクタの下部に位置していたが、図8に示されるように、コネクタの先端部(図面上左側)に位置している。
このような横方向挿入タイプのコネクタに本発明を適用した場合、以下の効果を有する。コネクタ10をキャッチャ56へ挿入したときに、ホット端子12はキャッチャ側端子52からの圧力を受け(図の左側から右側への矢印)、ホット端子12の回路基板11とのはんだ部にストレスが掛かり得る。しかしながら、本発明のコネクタでは、キャッチャ側端子52とは対向する位置に設けられたストッパ部32を有しているため、ホット端子12に固定された絶縁部材13がこのストッパ部32に当接することにより絶縁部材13を押し戻す方向に圧力が掛かり(図の右側から左側への矢印)、はんだ部に掛かるストレスを軽減させることが可能となる。したがって、本発明のコネクタを横方向挿入タイプのものに適用した場合には、コネクタのキャッチャへの嵌合時にホット端子のはんだ剥がれを防止することも可能となる。
なお、本発明のコネクタは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
図1は、本発明のコネクタの外観を説明するための分解斜視図である。 図2は、本発明のコネクタのグラウンド部材を説明するための図である。 図3は、図2に示されるグラウンド部材に回路基板を固定した状態を説明するための図である。 図4は、本発明のコネクタのグラウンド部材に設けられるストッパ部の他の例を説明するための一部断面斜視図である。 図5は、ストッパ部のさらに他の例を説明するための一部横断面図である。 図6は、本発明のコネクタのグラウンド部材に設けられるガイド部の他の例を説明するための一部断面斜視図である。 図7は、ホット端子と絶縁部材、及びストッパ部の関係を説明するための一部横断面図である。 図8は、本発明のコネクタを横方向から挿入するキャッチャに適用した例を説明するための横断面図である。
符号の説明
10 コネクタ
11 回路基板
12 ホット端子
13,14 絶縁部材
15 グラウンド部材
21 筐体
30 同軸ケーブル
31,42 レール部
32,33,35,36 ストッパ部
38,39 ガイド部
40 接続用孔
41 凹状接続用孔
45,46 はんだ付け部
48 位置決め用凹部
50,56 キャッチャ
51 筐体
52 キャッチャ側端子
53 キャッチャ側グラウンド端子
54,55 固定端子

Claims (6)

  1. 車両用アンテナのキャッチャに嵌合するコネクタであって、該コネクタは、
    回路基板と、
    前記回路基板に載置され、キャッチャ側端子に電気的に接続されるホット端子と、
    前記ホット端子に固定され、ホット端子の一部を絶縁する絶縁部材と、
    前記回路基板を少なくとも3方向から覆うグラウンド部材と、
    前記グラウンド部材に設けられ、該グラウンド部材に対する前記回路基板の第1方向の配置位置を画定するための、前記回路基板と当接するレール部と、
    前記グラウンド部材に設けられ、該グラウンド部材に対する前記ホット端子の第2方向の配置位置を画定するための、前記絶縁部材と当接するストッパ部と、
    を具備することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、前記グラウンド部材はキャッチャ側端子及び/又は前記ホット端子が貫通する接続用孔を有し、前記ストッパ部は前記接続用孔を加工することで設けられることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、前記ストッパ部は、前記接続用孔を画定する前記グラウンド部材の一部を半ドーム状に加工することで設けられることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項2に記載のコネクタにおいて、前記ストッパ部は、前記グラウンド部材に前記接続用孔を形成するときにグラウンド部材の一部を折り曲げ加工することで設けられることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のコネクタであって、さらに、前記グラウンド部材に設けられ、該グラウンド部材に対する前記ホット端子の第3方向の配置位置を画定するための、前記絶縁部材と当接するガイド部を具備することを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項5に記載のコネクタにおいて、前記グラウンド部材はキャッチャ側端子及び/又は前記ホット端子が貫通する接続用孔を有し、前記ガイド部は、前記グラウンド部材に前記接続用孔を形成するときにグラウンド部材の一部を折り曲げ加工することで設けられることを特徴とするコネクタ。
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