JP2010019041A - 簡易温室の半自動開ドア装置 - Google Patents

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【課題】農業用簡易温室又はこれに類する各種温室や建屋の出入り口を開閉する引き戸の開動作を足踏みペダル等の操作により自動的に行わせる半自動開ドア装置を提供する。
【解決手段】駆動パイプ11は、その上端部が引き戸9より上方の温室構成材3に回転自在に連結されて吊り下げられ、駆動パイプ11の下端部にガイドローラ13が取り付けられ、前記ガイドローラ13は、引き戸9の縦材9bに取り付けられたガイドレール材14に沿って移動可能に組み合わされ、駆動パイプ11の下方寄り位置に駆動用バネ16の一端が連結され、その他端は前記駆動用バネ16が引き戸9を全開位置まで移動させる自開力が働く角度で温室構成材3に止着され、引き戸9を全閉位置に止めるストッパー機構19、及び前記ストッパー機構19を開放させる開制御手段20が設置されて成る。
【選択図】図2

Description

この発明は、農業用簡易温室又はこれに類する各種温室や建屋(以下、簡易温室と総称する)の出入り口を開閉する引き戸を開く半自動ドア装置の技術分野に属し、更に云うと、引き戸の開動作を足踏みペダル等の操作により自動的に行わせる半自動開ドア装置に関する。
従来、引き戸の半自動ドアとしては、手で開けた引き戸を自動的に閉じる所謂自閉式の半自動ドアが広く知られ実用に供されている。例えば、下記の特許文献1、2に自閉式の半自動ドアが開示されて公知である。
しかし、簡易温室の出入り口に設けられている引き戸に関しては、自動的に開ける所謂自開式の半自動ドア装置の必要性が極めて高い。というのも簡易温室の引き戸を開けて入室又は退室する際に、利用者は手荷物や道具類を持っており、両手が塞がっていることが多い。そうした場合、従来の自閉式の半自動ドアでは、収穫物や肥料類、あるいは農耕具類を一端地面に下ろしてドアを手動操作により開け、前記手荷物を持って出入りを行うという面倒で手間の掛かる手順が要求される。この点は手押し台車を押して簡易温室へ出入りする場合でも全く同じであり、引き戸を開く度に手押し台車を置いて操作しなければならない。
ところで、特許文献3に記載した発明では、引き戸を開ける際に、開動作を補助する装置が取り付けられている。この補助装置は、引き戸と、引き戸の閉鎖時に隣接する柱枠の何れか一方に、引き戸の開く方向に弾性力を発揮するスプリング式の自開機構が出没自在に埋設された構成とされ、引き戸を閉じるとスプリング材が圧縮されて自開力を蓄積して、その自開力を引き戸の開く方向に常時作用させておく。引き戸の閉鎖状態を保持するラッチを手で解除すると、自開機構がバネ作用で引き戸を少し開いた状態に開放できる構成が開示されている。
特開平10−212864号公報 特開2001−82023号公報 特開平11−280329号公報
上述した特許文献3の発明は、スプリング材に自開力を蓄積し、ラッチを解除すると自開機構が自動的に引き戸を開く方向へ移動させる点は注目できる。しかし、簡易温室の引き戸を出入り可能にまで開けるためには、やはり、利用者が一旦荷物類を地面に下ろすとか、又は台車を置く動作が必要となり、面倒で手間が掛かる手順が依然として残っている。
また、この発明はあくまで引き戸を少し開ける補助装置としての役割であり、引き戸を
少し開いた状態まで開放できるに止まる構成である。したがって、荷物を載せた台車を運び入れたり又は運び出す際にはやはり手で引き戸を全開状態にしないと、半開きの引き戸にぶつけたり、載せた荷物を落下させてしまう虞がある。
上述したように、簡易温室の引き戸の開動作を全開位置まで自動で行わせる自開式の半自動ドア装置の必要性や利用価値は高いが、簡易温室である故の、安価で、安全で、簡易に軽便に使用でき使い勝手もよく費用対効果を満足させるものは未だ見当たらず、早急な開発が求められている。
本発明の目的は、簡易温室の引き戸をワンタッチ操作により全開位置まで自動的に開かせる簡易温室の半自動開ドア装置を提供することであり、費用対効果を満足させる程度に安価で、安全に軽便に使用でき、使い勝手がよく汎用性の高い簡易温室の半自動開ドア装置を提供することにある。
上記した背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る引き戸の半自動ドア装置は、
簡易温室の出入り口の引き戸を開く簡易温室の半自動開ドア装置であって、
駆動パイプの上端部が引き戸より上方の温室構成材に回転自在に連結されて吊り下げられ、駆動パイプの下端部にガイドローラが取り付けられ、前記ガイドローラは、引き戸の縦材に取り付けられたガイドレール材に沿って移動可能に組み合わされていること、
前記駆動パイプの下方寄り位置に駆動用バネの一端が連結され、その他端は前記駆動用バネが引き戸を全開位置まで移動させる自開力が働く角度で温室構成材に止着されていること、
引き戸を全閉位置に止めるストッパー機構、及び前記ストッパー機構を開放させる開制御手段が設置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した引き戸の半自動ドア装置において、
開制御手段は、ストッパー機構の掛け止め機能を解除するブレーキワイヤーと、同ブレーキワイヤーを一定のストロークで引っ張る足踏みペダル機構又は押しレバー機構とで構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載した簡易温室の半自動開ドア装置において、
駆動パイプには軸方向の長さを調整可能な伸縮機構が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載した簡易温室の半自動開ドア装置において、
駆動用バネの自開力は、引き戸の開放時に必要とする初動力よりも大きく、全開位置の近傍で零となる大きさに設定され、該駆動用バネは駆動パイプの回転円弧において前記自開力が零となる位置の接線方向に他端が止着されていることを特徴とする。
請求項1〜4に記載した発明に係る簡易温室の半自動開ドア装置は、
下端部にガイドローラ13を取り付けた駆動パイプ11の上端部を温室構成材3に回転自在に連結し、前記ガイドローラ13を引き戸9の縦枠9bに取り付けたガイドレール材14に沿って移動可能に組み合わせ、この駆動パイプ11に駆動用バネ16の一端を連結し、他端は引き戸を全開位置まで引っ張る自開力が働く角度で止着し、引き戸9を全閉位置に止めるストッパー機構19を設置して使用されるから、開制御手段20のワンタッチ操作で、引き戸9は駆動用バネ16の働きで全開位置まで自動的に開かれるので、人の出入りや手押し台車の出入りに至便である。前記開制御手段20は、荷物で両手が塞がった利用者、手押し台車を押す人が腕や足で操作しやすい足踏みペダル機構22や押しレバー機構として出入り口の適所へ設備しておくので、すこぶる使い勝手が良く、手荷物を持ったまま又は手押し台車を押したままの姿勢で速やかに自由に出入りができる。
開いた引き戸9は、閉じるべき時期に手で閉じる。その場合、引き戸9を閉じる初動時に駆動用バネ16の作用力は殆ど働いていないので、通例必要とされる初動力で引き戸9を閉じ始めると、後は軽い力でストッパー機構19に止められるまで働かせばよい。
本発明の簡易温室の半自動開ドア装置は、無電源で、且つ安価で入手しやすい簡易構造の部材を組み合わせた構造なので、新設又は既存の簡易温室の引き戸として費用対効果を満足させる程度に安価に軽便に設置でき、農地に立てられた簡易温室へその場所や環境を懸念することなく設置して、簡易温室の用途に即して軽便に且つ安全に使用できる。
また、本発明の簡易温室の半自動開ドア装置は、必要に応じて引き戸9に対する着脱を容易に行えるので、点検やメンテナンスに至便である。のみならず異なる簡易温室の出入り口を開閉する引き戸や、引き戸窓にも転用することが容易にできる汎用性があり経済的である。
即ち、駆動パイプ11には長さを調整可能な伸縮機構12が取り付けられているので、様々な大きさの引き戸においても容易に対応して実施できるし、上記駆動パイプ11の取付位置や駆動用バネ16の取付位置を調整することで既存の引き戸に適切な自開力に容易に調整できるからである。
駆動パイプ11は、その上端部が引き戸9より上方の温室構成材3に回転自在に連結されて吊り下げられ、駆動パイプ11の下端部にガイドローラ13が取り付けられ、前記ガイドローラ13は、引き戸9の縦材9bに取り付けられたガイドレール材14に沿って移動可能に組み合わされている。
前記駆動パイプ11の下方寄り位置に駆動用バネ16の一端が連結され、その他端は前記駆動用バネ16が引き戸9を全開位置まで移動させる自開力が働く角度で温室構成材3に止着されている。
引き戸9を全閉位置に止めるストッパー機構19、及び前記ストッパー機構19を開放させる開制御手段20が設置されている。
次に、本発明を図示した実施例に基づいて説明する。
先ず、図1は、温室構成材3により組み上げた簡易温室1(所謂ビニルハウス)の妻面に設けられた出入り口2が、2枚の引き戸9、9で開閉される場合に本発明の半自動ドア装置を実施した例を示している。
図2に、簡易温室の半自動開ドア装置の全体構成を示し、図3に図2のI−I線矢視の断面図を示した。
図示した引き戸9は、一般的に使用されている下レール走行型引き戸で、前記出入り口2の下縁と上縁に沿って引き戸9を拘束し案内する上位のガイドレール4と下位のスライド用レール5がそれぞれ設置されている。図3に示したように、上位のガイドレール4は、倒立した溝型鋼状部材で構成され、レール受け6とUボルト7を使用して上記温室構成材3の支柱8へボルト接合されている。下位のスライド用レール5は横断面形状が略ハット形鋼状レールが使用され、地面に埋め込んで設置したレール受け6とUボルト7を用いて前記支柱8へ強固にボルト接合されている。
前記上位のガイドレール4と下位のスライド用レール5の間に建て込まれた引き戸9は、下辺を形成する倒立した溝型鋼状のフレーム9aと型材を縦材9b、横材9cに使用してそれぞれを枠体に連結して構成されている。前記下辺のフレーム9aの中空部内の両端部に、前記スライド用レール5の中高凸部50の上に跨る形に乗る凹溝形状の戸車10がボルト接合により取り付けられ、同戸車10が中高凸部50の上を転がって引き戸9を開閉移動させる構成とされている。
本発明の簡易温室の半自動開ドア装置の構成としては、引き戸9の開閉移動を先導する駆動パイプ11が、その上端部を引き戸9より上方の温室構成材3に回転自在に連結されている。本実施例では図3に示したように、上述した上位のガイドレール4を支柱8へ連結する際に用いた上記レール受け6のUボルト7を利用して駆動パイプ11を温室構成材3へ連結している。即ち、Uボルト7に座金70を用意したうえで、前記駆動パイプ11の上端部に設けた貫通孔を同Uボルト7へ差し入れ座金71とナット72で締め付けることで、駆動パイプ11がUボルト7を軸に回転自在に連結されている。
前記駆動パイプ11の下端部にガイドローラ13が取り付けられている。前記ガイドローラ13は、引き戸9の戸尻側の縦材9bであって、図5Bに示すように、駆動パイプ11の回転に伴う移動の範囲Lをカバーする長さ、図示例では引き戸9の下端から中央部に及ぶ長さで取り付けられたガイドレール材14に沿って上下方向に移動可能に収納されている。但し、ガイドレール材14の取付位置はこの限りではない。例えば吊り式の引き戸においては、中央から上方位置に亘って設けることも好適に実施される。
前記ガイドローラ13と駆動パイプ11との連結は、図4A、Bに詳示したように、ガイドローラ13の片面中央から突き出た支軸15に、ナット15bと座金15aを用意した上で、駆動パイプ11の下端部に設けた貫通孔が差し入れられ、座金15aとナット15bで締め付けることで連結されている。
前記ガイドレール材14は、L字形状の2つの鋼材14a、14bを背中合わせにして連結し、その一方のフランジ部を引き戸9とボルト接合し、他方のフランジ部をレールの片側に利用する構成である。図示の通り、引き戸9の縦材9bのフランジ部をレールの他側に利用することで、両者フランジ部の間にガイドローラ13を移動可能に収納できる。勿論、C型鋼状をガイドレール材14として使用することも好適に実施される。
前記駆動パイプ11には、大きさの異なる引き戸9に対応させるため、その軸方向の長さを調節する伸縮機構12が設けられている(請求項3記載の発明)。伸縮機構12は、例えば駆動パイプ11の中空部内に小径の駆動パイプ11aを収納しておき、必要な長さ分だけ小径の駆動パイプ11aを引き出しキャップで固定する構成とされている。
上記のようにガイドレール4とガイドレール材14に支持された駆動パイプ11は、自開力が強く働く下方寄り位置に駆動用バネ16の一端が連結されている(図2参照)。この駆動用バネ材16の駆動パイプ11への連結箇所としては、上記したように下方へ取り付けるほど自開力が効果的に働き、上方へ上げるほど自開力の有効性が弱まるので、その取付位置を調整することで自開力を適宜微調整できる。
前記駆動用バネ材16の他端は、前記駆動用バネ16が引き戸9を全開位置まで移動させるだけの自開力が働く角度と位置で温室構成材3へ止着されている。
ここで、前記駆動用バネ16の温室構成材3への止着角度を図5により説明する。
図5Aに引き戸9を開く際に必要な作用力(自開力と云う)の変化P1、P2と、駆動用バネ16の引張り弾性力Qとを引き戸の開度との関係で示し、図5Bには、駆動パイプ11と駆動用バネ16の作用状態を示した。
図5Aは要するに、全閉位置の引き戸9を開ける当初に必要な自開力P1は、静止から転がりへ移るまで約5kgの作用力を必要とするが、一旦開き始めると運動慣性により約半分の2.5kg程度で開動作を続く。全開位置へ近づくと前記運動慣性のみでゆっくりと静かに閉じさせることを示す。こうした引き戸9の開動作を前提として、駆動用バネ16の引張り弾性力Qは、引き戸9の開放時には、同引き戸9が必要とする初動力(5kg/N)より大きい6kg/Nで働くように設定する。
そして、引き戸9が全開位置に近づいたとき、例えば引き戸9の開放率75%のところで零となるように設定すると、引き戸9はやはり運動慣性(惰性)で減速しながら全開位置へゆっくり移動して、全開時に戸当たりに大きな衝撃を与えることがない。
上記のように引き戸9の弾性力P、駆動用バネ16の弾性力Qを作用させる構成としては、図5Bに示すように、駆動用バネ16の他端は、駆動パイプ11の回転円弧において前記弾性力Qが零となる円弧上の位置Rの接線方向に止着するとよい。
つまり、駆動用バネ16はR点まで引張り弾性力が働く角度に設置すれば良く、前記R点における駆動パイプ11の駆動用バネ16の取付位置S点と温室構成材3との直交する接点Tを導き出し、この接点Tと駆動パイプ11のバネ取付位置の初期位置U点とを結んだ方向線Vの角度で温室構成材3へ止着することになる。
次に、上記駆動用バネ材15の自開力を保持して引き戸9を全閉位置に止めるストッパー機構17、及び前記ストッパー機構17を開放して引き戸9を全開する開制御手段20について説明する。
前記ストッパー機構17は、図6に示すように、前記引き戸9の縦枠9bが形成する溝型の下端部に固定したL字形状の受け部材18と、前記受け部材18へ掛け止めて引き戸9の全閉状態を保持し、後記の開制御手段20で前記受け部材18から離れるフック金具19とで構成されている。
このフック金具19は、前記受け部材18を掛け止める鈎部19aと、受け部材18を掛け止める方向(矢印上方)へ常に力を働かせる巻きバネ部19bを有し、更に、後記の開制御手段20による引っ張り移動を許容する長孔19cが設けられている。
前記構成のフック金具19を開放する開制御手段20は、前記フック金具19の中央位置に連結され矢印方向(下方)に引っ張って掛け止め機能を解除するブレーキワイヤー21と、同ブレーキワイヤー21を一定のストロークで引っ張る足踏みペダル機構22とで構成されており、その作用原理は、例えば自転車のブレーキ機構等に使用されているもの同様である。前記開制御装置20は、簡易温室の外側と内側の2箇所に設けられており、利用者が室外から室内へ入る又は室内から外へ出る際に使用できる構成である。
上記ストッパー機構17と開制御装置20の動作としては、例えば、図1に示す引き戸9の全閉状態において、作業員が温室1内へ入る際に、上記開制御装置20の足踏みペダル22を踏むと、ブレーキワイヤー21がフック金具19を下方へ引っ張って矢印方向へ移動させ(図6参照)、前記引き戸9と連結されている受け部材18を掛け外す(点線)。すると、引き戸9は、上記駆動用バネ16の自開力により、駆動パイプ11の上端部を支点として振り子移動し、自動的に全開位置まで移動される(図7参照)。
この引き戸9を全閉するには、引き戸9を手動で全閉位置まで持って行く。引き戸9を閉じる初動時に駆動用バネ16の作用力は殆ど働いていないので、通例必要とされる初動力で引き戸9は閉じ始め、後は、軽い力でストッパー機構19に止められるまで働かせばよいから、強い力を必要とせずスムーズに引き戸を閉めることができる。夏季に簡易温室1内が甚だしく高温となるような場合においては、過度の温度上昇を防ぐための換気目的として閉めない場合もある。
図示例では、足踏みペダル機構21によりブレーキワイヤー21を引っ張る構成を示したが、この限りではなく押しレバー機構を引き戸9の表裏に設置し、腕や台車の一部等で同押しレバー機構を押すことでブレーキワイヤー21を引っ張り引き戸9を開かせる構成とすることも好適に実施できる。
本実施例では、出入り口2を開閉する2枚の引き戸9、9のうち片側に設置される簡易温室の半自動開ドア装置の構成についてのみ説明してきたが、勿論、両側とも同じ構成の半自動開ドア装置が設置されている。すると、前記開制御装置20は当然2セット設置されており、ブレーキワイヤー21は温室の内外に二本づつ伸びている(図1及び図7参照)。この二本のブレーキワイヤー21の引っ張り動作を一つの足踏みペダル22で行わせて、一回のペダル踏みで2枚の引き戸9、9を同時に全開させる構成とすることが好適に実施される。勿論、一本のブレーキワイヤー21に対して一つの足踏みペダル22をそれぞれに用意して引き戸9、9を別々に開閉させる構成としてもよい。
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施し得る。
例えば図示した実施例は、下レール走行型引き戸に実施した例を示したが、懸垂型の吊り式引き戸においてもほぼ同様な構成で実施できる。
簡易温室1の側面や妻面、天井面に、引き戸形式で開閉自在な換気用窓を設置した場合には、その窓用引き戸の自動開放手段として応用することができる。
本発明に係る簡易温室の半自動開ドア装置を簡易温室の妻面に適用した斜視図である。 本発明に係る簡易温室の半自動開ドア装置の全体構成を示した立面図である。 図2のI−I線矢視の断面図である。 Aは駆動パイプのガイドローラとガイドレール材との連結部分を示した立面図である。BはAのII−II線矢視の断面図である。 Aは引き戸の自開力の変化と駆動用バネの弾性力を引き戸の開度との関係で示したグラフである。Bは駆動パイプと駆動用バネの作用状態を示す図である。 引き戸に設けられたストッパー機構と開制御機構の具体的構成を示した斜視図である。 本発明に係る簡易温室の半自動開ドア装置による全開状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 簡易温室
2 出入り口
3 温室構成材
11 駆動パイプ
12 伸縮機構
13 ガイドローラ
14 ガイドレール材
16 駆動用バネ
17 ストッパー機構
20 開制御手段

Claims (4)

  1. 簡易温室の出入り口の引き戸を開く半自動開ドア装置であって、
    駆動パイプの上端部が引き戸より上方の温室構成材に回転自在に連結されて吊り下げられ、駆動パイプの下端部にガイドローラが取り付けられ、前記ガイドローラは、引き戸の縦材に取り付けられたガイドレール材に沿って移動可能に組み合わされていること、
    前記駆動パイプの下方寄り位置に駆動用バネの一端が連結され、その他端は前記駆動用バネが引き戸を全開位置まで移動させる自開力を働く角度で温室構成材に止着されていること、
    引き戸を全閉位置に止めるストッパー機構、及び前記ストッパー機構を開放させる開制御手段が設置されていることを特徴とする、簡易温室の半自動開ドア装置。
  2. 開制御手段は、ストッパー機構の掛け止め機能を解除するブレーキワイヤーと、同ブレーキワイヤーを一定のストロークで引っ張る足踏みペダル機構又は押しレバー機構とで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載した簡易温室の半自動開ドア装置。
  3. 駆動パイプには軸方向の長さを調整可能な伸縮機構が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載した簡易温室の半自動開ドア装置。
  4. 駆動用バネの自開力は、引き戸の開放時に必要とする初動力よりも大きく、全開位置の近傍で零となる大きさに設定され、該駆動用バネは駆動パイプの回転円弧において前記自開力が零となる位置の接線方向に他端が止着されていることを特徴とする、請求項1に記載した簡易温室の半自動開ドア装置。
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