JP2010018315A - プラスチック容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】還元力、抗酸化力を有する容器を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂のペレットに乳酸菌粉末(Bロンガム、Bアドレセンティス、Bビフィダム、Bブレーベ、Eフェシウム、Lパラカイゼ、Lブルガリスク、Lラクティス、Lカゼイ、Lブレビス、Lアシドフィルス、Lガッセリ、Lデルブリッキ、のうちのいずれか)を1〜5重量パーセント混合し、ヒータによって加熱されたシリンダーの中にて溶融し、スクリューによって圧力をかけて金型に流し込んで、プラスチック容器を成形する。
【選択図】図2
【解決手段】熱可塑性樹脂のペレットに乳酸菌粉末(Bロンガム、Bアドレセンティス、Bビフィダム、Bブレーベ、Eフェシウム、Lパラカイゼ、Lブルガリスク、Lラクティス、Lカゼイ、Lブレビス、Lアシドフィルス、Lガッセリ、Lデルブリッキ、のうちのいずれか)を1〜5重量パーセント混合し、ヒータによって加熱されたシリンダーの中にて溶融し、スクリューによって圧力をかけて金型に流し込んで、プラスチック容器を成形する。
【選択図】図2
Description
本発明は、プラスチック容器、特に粉末乳酸菌を混合した成型材料から成型されるプラスチック容器に関するものである。
特許文献1には、飲料水用保存容器が開示されている。陶土を容器形状に成形した容器の内面に、医王石(青)とオニイタと粘土と牡蠣殻との粉体を含有する上薬を塗布して焼成し、プラスイオン吸着能を有する上薬層を形成したことを特徴とする飲料水用保存容器である。
特許文献2には、抗菌性或いは抗凝血性高分子樹脂及びその製造方法がが開示されている。無溶媒状態の下で高分子樹脂に少なくとも1種以上の薬理活性物質を混合する工程を含むことを特徴とする抗菌性或いは抗凝血性高分子樹脂の製造方法である。
特許文献3には、化粧品容器が開示されている。オレフィン系樹脂に無機質粉末を20重量%以上含ませた厚みの大きい基材フィルムと、オレフィン系樹脂に無機質粉末を含ませていない厚みの小さい裏面フィルムとを貼り合わせて積層フィルムとし、裏面フィルムを内側に向けてそこと側壁とを持った容器本体を作り、側壁の先の開口にオレフィン系樹脂で作ったフィルムをヒートシールして化粧品を密封するものである。
特許文献4には、低酸素透過性化粧品容器及び化粧品が開示されている。化粧品を充填する低酸素透過性化粧品容器を、化粧品の取り出し可能な口部を有する容器本体と、口部を螺合して覆い、かつ化粧品吐出口を有するポリブチレンテレフタレート樹脂製ノズルキャップと、ノズルキャップの化粧品吐出口を螺合して覆うオーバーキャップとを有し、オーバーキャップがアルミニウムでコートされた樹脂製パッキンからなるパッキン部を有し、該パッキンがノズルキャップの化粧品吐出口を密閉するようにオーバーキャップはノズルキャップの化粧品吐出口を覆うように構成するものである。
特許文献5には、ポリエステル系樹脂組成物が開示されている。熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対して、(A)平均粒径0.1〜20μmのポリメチルメタクリレート球状微粉体0.05〜5.0重量部及び/又は平均粒径0.5〜10μmの炭酸カルシウム微粉体0.05〜5.0重量部、(B)エチレンエチルアクリレート0.01〜3.0重量部、以上(A)及び(B)を混合してなるポリエステル系樹脂組成物である。
特許文献6には、内容物の品質・鮮度保持機能を高める化粧品容器が開示されている。化粧品を収容する容器本体の底部に、上方を開放した底蓋を止着し、該底蓋に、永久電気双極子結晶鉱物を混入・成形・焼成して成る永久電気双極子結晶鉱物セラミック体を収容し、該永久電気双極子結晶鉱物セラミック体を容器本体底部に内封したことを特徴とする化粧品容器である。
特許文献7には、環境低負荷性樹脂組成物の製造方法、樹脂組成物、成形体が開示されている。ポリ乳酸を50質量部以上含有した樹脂100質量部と、層間にラクチド、もしくは重量平均分子量が50000以下の低分子量ポリ乳酸が挿入されて、層間距離が2.6nm以上に拡大された層状珪酸塩0.1〜20質量部とを溶融混練して、環境低負荷性樹脂組成物を得る。この組成物を成形加工することで、成形体を得るものである。
特許文献8には、熱可塑性プラスチックの潤滑剤含有ペレット、その製造方法および使用が開示されている。(a)熱可塑性樹脂の未塗布ペレットと潤滑剤を該潤滑剤の融点より低い温度で組合せて混合し、(b)得られたペレットー潤滑剤付加物を運動状態に保って該付加物が十分量の相互衝突および剪断力を受けるようにし、それにより前記ペレット上にしっかりと付着しているフィルムが形成されるようにするものである。
特許文献9には、熱可塑性樹脂成形品及びその製造方法が開示されている。(a)熱可塑性樹脂、該樹脂100重量部に対して(b)衝撃改良剤0〜20重量部、(c)強化剤0〜70重量部、及び(d)添加剤0〜15重量部からなり、かつ押し出し溶融混練工程を経ずに、直接、射出成形機を用いて成形されていることを特徴とする熱可塑性樹脂成形品である。
特許文献10には、合成樹脂製シート及びそのシートを用いて成型してなる包装容器並びに射出成型容器が開示されている。平均粒径5μm以下の備長炭微粉末が合成樹脂中に含有されるとともにその一部が外部に露出されてなる合成樹脂製シートおよびこれに物品収納凹所を形成してなるトレイ等の包装容器である。好ましくは、この合成樹脂に発泡剤を添加して発泡体合成樹脂シート及び発泡体包装容器とするものである。
特許文献11には、射出成形方法が開示されている。溶融した熱可塑性樹脂を金型キャビティへ射出充填する射出成形方法において、加圧ガスを予め金型キャビティに充填し、次いで溶融した熱可塑性樹脂を、フローフロントの移動速度が滑り発生速度以上の速度となるように射出することを特徴とする射出成形方法である。
化粧品容器のように、毎日少量ずつ使うものの容器は、蓋を開けて少し出しては、蓋を閉めて内容物を保存する。最後まで使い切るのに数ヶ月かかることがある。したがって、容器の内容物は毎日のように新鮮な酸素に触れるから、酸化による品質の劣化が課題となる。このことは、化粧品に限らず、ジャムやバターなどの食品、点眼薬、整髪料などについても同様の課題である。本発明の解決しようとする課題は、還元力、抗酸化力を有する容器を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に係るプラスチック容器は、乳酸菌粉末を1〜5重量パーセント含む材料からなるものである。
請求項2に記載した発明は、熱可塑性樹脂のペレットに乳酸菌粉末を1〜5重量パーセント混合し、射出成形により成形してなるプラスチック容器である。
請求項3に記載した発明は、熱可塑性樹脂のペレットに乳酸菌粉末を1〜5重量パーセント混合し、ヒータによって加熱されたシリンダの中にて溶融し、スクリューによって圧力をかけて金型に流し込んで、成形してなるプラスチック容器である。
本発明のプラスチック容器は、かかる構成を有するから以下の効果をもたらす。
請求項1記載の発明により、乳酸菌の持つ還元力、抗酸化力をそのプラスチック容器の内容物に及ぼすことができる。
請求項2記載の発明により、さらに、そのプラスチック容器の成形の際に乳酸菌粉末の組成を変更、調整が可能となる。
請求項3記載の発明により、さらに、乳酸菌粉末をプラスチック容器の原料にまんべんなく混合させることができる。
本発明にかかるプラスチック容器の実施形態について以下、図面を参照しつつ説明する。
図1は、射出成形機において材料投入ステップを示す図である。金型31,32は、オス型31とメス型32とからなる金型であり、合わせた状態でキャビティ40が生ずる。そのキャビティ40には、ノズル29から溶融した材料が射出されることにより流れ込み、冷却してから、金型31と金型32とを、離すことにより成形品50が取り出されるものである。
ホッパ10は、材料投入口である。プラスチックの材料(熱可塑性樹脂のペレット)は、ホッパ10に投入される。このとき材料はペレット状態(粒の状態)になっている。この材料投入時に粉末乳酸菌を1〜5重量パーセント(例えば3重量パーセント)ペレットに混合して入れる。この点が本発明の最も重要な特徴である。
図2は、射出成形機において材料溶融ステップを示す図である。ホッパ10とノズル29との間には、シリンダ(加熱筒)20があり、このシリンダ20の中で材料はドロドロに溶融される。ヒータ21,22,23の熱により、溶かされ、そして、スクリュー25の回転により、まんべんなくかき回される。
図3は、射出成形機において、材料射出ステップを示す図である。材料溶融ステップで溶かされたプラスチックは、スクリュー25によって強い圧力がかけられ、ノズル29よりキャビティ40に射出される(流し込まれる)。このとき金型31と金型32との間にも圧力が加えられ、固まるまで保持される。
図4は、射出成形機において、成形品取出しステップを示す図である。キャビティ40に流し込まれたプラスチック材料は、固まるまで金型に入ったまま冷却される。固まった後に金型が開けられて成形品が取り出される。取出し完了後、再び金型が閉められ、上述した材料溶融ステップ、材料射出ステップ、成形品取出しステップが繰り返される。
以上、射出成形の場合について、本発明の実施形態を説明した。他のプラスチック成形法、例えば押出成形においても、材料段階で粉末乳酸菌を混合することにより、本発明を実施可能である。なお、粉末乳酸菌とは、乳酸菌を生きたまま、瞬時に冷凍乾燥することにより、パウダー状のものを得たものをいう。菌株としては、次にあげるものが、使用可能である。Bロンガム、Bアドレセンティス、Bビフィダム、Bブレーベ、Eフェシウム、Lパラカイゼ、Lブルガリスク、Lラクティス、Lカゼイ、Lブレビス、Lアシドフィルス、Lガッセリ、Lデルブリッキ。これらの13種の菌株のうちのいずれか一つを選択したもの、又はいずれか二つ以上を選択したものの組み合わせを本発明における粉末乳酸菌として使用可能である。粒の大きさ、メーカの違いは問わない。
化粧品の保存容器、飲料水の容器、食品の容器、ヘアケア品の保存容器、トイレタリ品(日常衛生用品)の保存容器、点眼液容器、鼻腔噴霧液の容器、医療品の容器、薬品の容器、などへの利用が可能である。
10 ホッパー
20 シリンダ
21,22,23 ヒータ
25 スクリュー
29 ノズル
31,32 金型
40 キャビティ
50 成形品
20 シリンダ
21,22,23 ヒータ
25 スクリュー
29 ノズル
31,32 金型
40 キャビティ
50 成形品
Claims (3)
- 乳酸菌粉末を1〜5重量パーセント含む材料からなるプラスチック容器。
- 熱可塑性樹脂のペレットに乳酸菌粉末を1〜5重量パーセント混合し、射出成形により成形してなるプラスチック容器。
- 熱可塑性樹脂のペレットに乳酸菌粉末を1〜5重量パーセント混合し、ヒータによって加熱されたシリンダの中にて溶融し、スクリューによって圧力をかけて金型に流し込んで、成形してなるプラスチック容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008180452A JP2010018315A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | プラスチック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008180452A JP2010018315A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | プラスチック容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010018315A true JP2010018315A (ja) | 2010-01-28 |
Family
ID=41703621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008180452A Withdrawn JP2010018315A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | プラスチック容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010018315A (ja) |
-
2008
- 2008-07-10 JP JP2008180452A patent/JP2010018315A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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