JP2010018072A - 運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラム - Google Patents

運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラム Download PDF

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武親 桐谷
Jun Fujiwara
純 冨士原
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稔 藤岡
Masashi Tsuyunashi
真史 露梨
Toshimitsu Nagoshi
俊満 名越
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Abstract

【課題】運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行することを課題とする。
【解決手段】運転支援装置は、各デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて記憶する行動特性情報DBとを有する。運転支援装置は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DBに記憶されているものと判定した場合には、イベント情報に対応付けて記憶されている行動特性情報を行動特性情報DBから読込み、読込まれた行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラムに関する。
従来、車両運転者の運転操作を支援するための種々のシステムが提案されている。例えば、特許文献1では、車両運転者の運転特性(運転操作に関わる癖など)に合致した運転支援を行うことにより、ドライバビリティの一層の向上を実現する技術が提案されている。
特許文献1に提案の技術では、ハイドロプレーニング現象の発生やカーブ走行中など、車両走行中に発生したイベントを状態検出デバイスにより検出すると、制御装置ECU内のデータベースに記憶されている車両運転者の運転特性に応じた運転支援を先行実施することで、ドライバビリティの向上を図っている。
特開2002−195063号公報
ところで、上記した特許文献1に提案の技術では、例えば、ナビ操作やミラー角度調節、ウィンドウの開閉などの運転操作以外について車両運転者を支援するものではないという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行することが可能な運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、車両内に搭載された各種デバイスから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該イベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段と、前記出力情報を前記各種デバイスのいずれかから入力した場合に、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定手段と、前記イベント判定手段により前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた前記行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、車両内に搭載された各種デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該イベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段を参照して、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定ステップと、前記イベント判定ステップにより前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行ステップと、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、車両内に搭載された各種デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該イベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段を参照して、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定手順と、前記イベント判定ステップにより前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る運転支援装置の実施例を説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る運転支援装置の骨子、構成および処理を順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[運転支援装置の骨子(実施例1)]
まず、図1を用いて、実施例1に係る運転支援装置の骨子を説明する。図1は、実施例1に係る運転支援装置の骨子を説明するための図である。
実施例1に係る運転支援装置は、車両に搭載され、車両運転者の支援処理を行うことを概要とする。そして、実施例1に係る運転支援装置の骨子は、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行する点にある。
実施例1に係る運転支援装置の骨子について、以下に具体的に説明する。
図1に示すように、実施例1に係る運転支援装置は、状態検出デバイス、運転者検出デバイス、ナビゲーション装置、ウィンドウ制御部、ミラー制御部および着火装置制御部などの各種デバイスに接続される。
また、実施例1に係る運転支援装置は、同図に示すように、運転者IDに対応付けて運転者識別情報を記憶する運転者識別情報DBと、各デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて記憶する行動特性情報DBとを有する。
そして、実施例1に係る運転支援装置は、車両の運転席に乗車した運転者を検出した運転者検出デバイスから、検出した運転者に関する情報を入力すると、運転者識別情報DBから運転者識別情報を読込んで運転者認識を実行する(図1の(1)参照)。
具体的には、実施例1に係る運転支援装置は、運転者検出デバイスから入力した運転者に関する情報と、運転者識別情報DBから読込んだ運転者識別情報とをマッチングして、運転席に座った運転者に該当する運転者IDを取得する。
次に、実施例1に係る運転支援装置は、各デバイスのいずれかから出力された出力情報を入力すると、出力情報に合致するイベント情報が行動特性情報DBに記憶されているか否かを判定するイベント判定を実行する(図1の(2)参照)。
具体的には、実施例1に係る運転支援装置は、行動特性情報DBに記憶されているイベント情報を、上記の運転者認識の結果から得られた運転者IDについて参照し、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するものがあるか否かを判定する。
続いて、実施例1に係る運転支援装置は、上記のイベント判定の結果、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DBに記憶されているものと判定した場合には、イベント情報に対応付けて記憶されている行動特性情報を行動特性情報DBから読込む(図1の(3)参照)。
そして、実施例1に係る運転支援装置は、行動特性情報DBから読込まれた行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行する(図1の(4)参照)。
このようなことから、実施例1に係る運転支援装置は、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行することができる。
[運転支援装置の構成(実施例1)]
次に、図2〜図4を用いて、実施例1に係る運転支援装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る運転支援装置の構成を示す図である。図3は、実施例1に係る運転者識別情報DBの構成例を示す図である。図4は、実施例1に係る行動特性情報DBの構成例を示す図である。
図2に示すように、実施例1に係る運転支援装置200は、車両状態検出センサ群100と、運転者検出センサ群110と、車両周辺状況監視センサ群120と、ナビゲーション装置130と、ウィンドウ制御部140と、ミラー制御部150と、着火装置制御部160などと接続される。
車両状態検出センサ群100は、車両状態を検出する各種センサであり、例えば、温度検出センサ、車速検出センサ、横加速度検出センサ、シフトポジション検出センサ、ステアリング検出センサ、アクセルペダル検出センサ、ブレーキペダル検出センサなどを有する。
車両状態検出センサ群100は、検出した情報を後述する運転支援装置200に出力する。
運転者検出センサ群110は、車両に設けられた運転席に着いた運転者を検出する各種センサであり、例えば、モーションセンサ機能を有するCCDカメラなどを有する。
運転者検出センサ群110は、運転席に着いた運転者を検出するすると、着席した運転者情報を後述する運転支援装置200に出力する。
車両周辺状況監視センサ群120は、車両周辺状況を監視する各種センサであり、例えば、車外監視カメラや照度計、路車間通信機などを有する。
車両周辺状況監視センサ群120は、検出した情報を後述する運転支援装置200に出力する。例えば、照度計により検出された照度を運転支援装置200に出力する。
ナビゲーション装置130は、GPS(Global Positioning System)人工衛星と通信を行って、内部に有する地図データなどを用いて作成したナビ情報(例えば、現在位置、移動方向、移動速度、渋滞などの交通情報、迂回ルート情報、出発地や目的地など)を運転支援制御ユニット200に出力する装置である。
ナビゲーション装置130は、作成したナビ情報を後述する運転支援装置200に出力する。例えば、渋滞などの交通情報や、運転者からの要求に応じて検索した迂回ルート情報などを運転支援装置200に出力する。
ウィンドウ制御部140は、ウィンドウの開閉操作を制御する制御部である。
ミラー制御部150は、車両に搭載されている各種ミラーの角度調整を制御する制御部である。
着火装置制御部160は、車両のセンターコンソールに備えられた着火装置の着火動作を制御する制御部である。
また、図2に示すように、運転支援装置200は、運転者識別情報DB210と、行動特性情報DB220と、入出力制御I/F部230と、メモリ240と、制御部250とを有する。
運転者識別情報DB210は、制御部250による運転者認識処理に必要なデータおよびプログラムを記憶するDBであり、具体的には、図3に示すように、運転者IDに対応づけて、運転者識別処理に用いるための認識用情報を予め記憶する。
行動特性情報DB220は、制御部250によるイベント判定処理等に必要なデータおよびプログラムを記憶するDBであり、具体的には、図4に示すように、運転者IDに対応付けて、各デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に運転者により実行された車両内装置に対する行動特性情報(デバイスに対する運転者の操作内容)とを対応付けて予め記憶する。
例えば、行動特性情報DB220は、図4に示すように、運転者ID「No.1」に対応付けて、ナビゲーション装置130から出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報である「渋滞」と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に運転者により実行されたナビゲーション装置130に対する行動特性情報である「ナビのルート利用案内(迂回ルート情報検索)」とを対応付けて記憶する。
入出力制御I/F部230は、車両に搭載された各種デバイスとの間の入出力を制御する。
制御部250は、所定の制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するためのメモリ240を利用し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に、運転者認識部251と、イベント判定部252と、操作実行制御部253を有する。
運転者認識部251は、運転席に着いた運転者を具体的に認識する処理を行う処理部である。
具体的には、運転者認識部251は、運転席に着いた運転者情報を運転者検出センサ群110から入力すると、運転者識別情報DB210から各認識用情報を読込んで、運転者情報とそれぞれマッチングし、所定の照合度が得られる認識用情報に対応付けられた運転者IDを運転者識別情報DB210から取得する。
そして、運転者認識部251は、運転者IDを運転者識別情報DB210から取得した運転者IDをイベント判定部252に出力する。
イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから出力された出力情報を入力すると、出力情報に合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているか否かを判定する処理部である。
ここで、各デバイスとは、車両状態検出センサ群100、運転者検出センサ群110、車両周辺状況監視センサ群120、ナビゲーション装置130、ウィンドウ制御部140、ミラー制御部150、あるいは着火装置制御部160のいずれかを示す。
具体的には、イベント判定部252は、運転者認識部251から運転者IDを入力した後、各デバイスのいずれかから出力される出力情報の入力を待機する。
そして、イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから出力情報を入力すると、行動特性情報DB220に記憶されているイベント情報を、運転者認識部251から入力した運転者IDについて参照し、入力した出力情報と合致するものがあるか否かを判定する。
例えば、イベント判定部252は、ナビゲーション装置130から「渋滞」という出力情報を入力すると、行動特性情報DB220に記憶されているイベント情報を、運転者認識部251から入力した運転者ID「No.1」について参照し、入力した出力情報「渋滞」と合致するものがあるか否かを判定する(図4参照)。
判定の結果、イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、イベント情報に対応付けて記憶されている行動特性情報を行動特性情報DB220から読込む。
例えば、イベント判定部252は、ナビゲーション装置130から入力した出力情報「渋滞」と合致するイベント情報「渋滞」が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、イベント情報「渋滞」に対応付けて記憶されている行動特性情報「ナビのルート案内利用」を行動特性情報DB220から読込む(図4参照)。
そして、イベント判定部252は、行動特性情報DB220から読込んだ行動特性情報を操作実行制御部253に出力する。
なお、イベント判定部252は、上記判定の結果、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されていないものと判定した場合には、運転者により実行されたデバイスに対する操作内容を示す他の出力情報の入力を待機する。
そして、イベント判定部252は、他の出力情報を入力すると、イベント情報とマッチングするものが無かった入力済みの出力情報とのマッチングに用いる新たなイベント情報と、当該出力情報の入力後に入力された他の出力情報に該当する行動特性情報(運転者により新たに実行されたデバイスに対する操作内容)とを対応付けて、新たなレコードとして行動特定情報DB220に格納する。
たとえば、イベント判定部252は、ナビゲーション装置130から入力した出力情報「渋滞」と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されていないものと判定した場合には、入力した出力情報「渋滞」とのマッチングに用いる新たなイベント情報「渋滞」と、当該出力情報「渋滞」の入力後に改めて入力された他の出力情報に該当する行動特性情報「ナビのルート案内利用」とを対応付けて行動特定情報DB220に格納する。
操作実行制御部253は、イベント判定部252から入力した行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行する処理部である。
例えば、操作実行制御部253は、イベント判定部252から行動特性情報「ナビのルート案内利用」を入力すると、ナビゲーション装置130を制御して、ルート案内を実行する。
また、例えば、操作実行制御部253は、イベント判定部252から行動特性情報「ウィンドウの開ける(あるいは、閉める)」を入力すると、ウィンドウ制御部140を介して、ウィンドウの開閉操作を実行する。
また、例えば、操作実行制御部253は、イベント判定部252から行動特性情報「ミラーの角度調節」を入力すると、ミラー制御部150を介して、ミラーの角度調節操作を実行する。
また、例えば、操作実行制御部253は、イベント判定部252から行動特性情報「着火装置起動」を入力すると、着火装置制御部160を介して、着火装置の起動操作を実行する。
[運転支援装置による処理(実施例1)]
続いて、図5を用いて、実施例1に係る運転支援装置による処理を説明する。図5は、実施例1に係る運転支援装置による処理の流れを示す図である。
同図に示すように、運転者検出センサ群110により運転席に着いた運転者が検出されると(ステップS501)、運転者認識部251は、運転席に着いた運転者を具体的に認識する(ステップS502)。
イベント判定部252は、運転者認識部251による運転者の認識後、各デバイスのいずれかから出力される出力情報の入力を待機する(ステップS503)。
イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから出力された出力情報を入力すると、行動特性情報DB220に記憶されているイベント情報を、運転者認識部251による運転者認識結果(運転者ID)について参照し、出力情報に合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているか否かを判定する(ステップS504)。
例えば、イベント判定部252は、ナビゲーション装置130から「渋滞」という出力情報を入力すると、行動特性情報DB220に記憶されているイベント情報を、運転者認識部251から入力した運転者ID「No.1」について参照し、入力した出力情報「渋滞」と合致するものがあるか否かを判定する(図4参照)。
判定の結果、イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には(ステップS504肯定)、イベント情報に対応付けて記憶されている行動特性情報を行動特性情報DB220から読込む(ステップS505)。
操作実行制御部253は、イベント判定部252により読込まれた行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行する(ステップS506)。
例えば、操作実行制御部253は、イベント判定部252から行動特性情報「ナビのルート案内利用」を入力すると、ナビゲーション装置130を制御して、ルート案内を実行する。
ここで、ステップS504の説明に戻ると、イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されていないものと判定した場合には(ステップS504否定)、当該出力情報に続けて、運転者により実行されたデバイスに対する操作内容を示す他の出力情報の入力を待機する(ステップS507)。
そして、イベント判定部252は、他の出力情報を入力すると、イベント情報とマッチングするものが無かった入力済みの出力情報とのマッチングに用いる新たなイベント情報と、当該出力情報の入力後に入力された他の出力情報に該当する行動特性情報(運転者により新たに実行されたデバイスに対する操作内容)とを対応付けて、新たなレコードとして行動特定情報DB220に格納する(ステップS508)。
たとえば、イベント判定部252は、ナビゲーション装置130から入力した出力情報「渋滞」と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されていないものと判定した場合には、入力した出力情報「渋滞」とのマッチングに用いる新たなイベント情報「渋滞」と、当該出力情報「渋滞」の入力後に改めて入力された他の出力情報に該当する行動特性情報「ナビのルート案内利用」とを対応付けて行動特定情報DB220に格納する。
なお、上述してきたステップS503〜ステップS508に示す処理は、例えば、車両走行中、各デバイスのいずれかからの出力情報を入力するごとに、繰り返し実行される。
[実施例1による効果]
上述してきたように、実施例1によれば、車両内に搭載された各種デバイスから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶しておき、出力情報を各種デバイスのいずれかから入力した場合に、当該出力情報に合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているか否かを判定し、出力情報に合致するイベント情報が行動特性情報DBに記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた行動特性情報を行動特性情報DB220から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行するので、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行することができるという効果を奏する。
また、実施例1によれば、車両内に搭載された各種デバイスからの出力情報に合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されていないものと判定された場合には、当該出力情報とのマッチングに用いるための新たなイベント情報と、当該出力情報の入力後に入力された他の出力情報に該当する行動特性情報とを対応付けて、新たなレコードとして行動特定情報DBに格納するので、行動特性情報DB220が、使用すればするほど運転者の行動特性によりマッチしたものにカスタマイズされ、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて、より正確に実行することができるという効果を奏する。
なお、上記の実施例1では、車両に設けられた運転席に着いた運転者を運転者検出センサ群110により検出し、運転席に着いた運転者を運転者認識部251により具体的に認識する場合を説明した。
しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、運転者検出センサ群110に画像認識処理機能を組み込んでおき、運転席に着いた運転者の具体的な認識結果を運転者検出センサ群110を運転者支援装置200に出力するようにしてもよい。
この場合、運転者支援装置200の制御部250が有する運転者認識部251は不要となるので、制御部250の処理負荷を軽減できる。
本発明に係る運転支援装置について、さらに以下の実施例2を説明する。実施例2に係る運転支援装置200は、以下に説明する点が実施例1とは異なる。
[運転支援装置の構成(実施例2)]
行動特性情報DB220は、運転者識別IDに対応付けて、各デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に運転者により実行された車両内装置に対する複数の行動特性情報(デバイスに対する運転者の操作内容)とを対応付けて予め記憶する。
例えば、図6に示すように、行動特性情報DB220は、運転者ID「No.1」に対応付けて、ナビゲーション装置130から出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報である「渋滞」と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に運転者により実行されたナビゲーション装置130に対する行動特性情報である「ナビのルート案内利用(迂回ルート情報検索)」、および「着火装置起動」とを対応付けて記憶する。
イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、イベント情報に対応付けて記憶されている複数の行動特性情報を行動特性情報DB220から読込む。
例えば、イベント判定部252は、ナビゲーション装置130から入力した出力情報「渋滞」と合致するイベント情報「渋滞」が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、イベント情報「渋滞」に対応付けて記憶されている行動特性情報「ナビのルート案内利用」、および「着火装置起動」を行動特性情報DB220から読込む(図6参照)。
操作実行制御部253は、イベント判定部252から入力した複数の行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行する処理部である。
例えば、操作実行制御部253は、イベント判定部252から行動特性情報「ナビのルート案内利用」および「着火装置起動」を入力すると、ナビゲーション装置130を制御して、ルート案内操作を実行するとともに、着火装置制御部160を制御して着火装置の起動操作を実行する。
実施例2によれば、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた全ての支援操作を車両運転者に先んじて実行することができるという効果を奏する。
本発明に係る運転支援装置について、さらに以下の実施例3を説明する。実施例3に係る運転支援装置200は、以下に説明する点が上述してきた実施例とは異なる。
[運転支援装置の構成(実施例3)]
図7は、実施例3に係る運転支援装置の構成を示す図である。同図に示すように、運転支援装置200は、履歴情報DB260を新たに有する。
履歴情報DB260は、操作実行制御部253により実行されたデバイスに対する操作の履歴として、イベント情報および行動特性情報を含んだ履歴情報を各車両運転者ごとに記憶する。
例えば、図8に示すように、履歴情報DB260は、運転者ID「No.1」について、イベント情報である「信号停止」や「渋滞」と、行動特性情報である「VICS情報表示」や「ナビのルート利用案内(迂回ルート情報検索)」、「着火装置起動」とをそれぞれ対応付けて記憶する。
イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、さらに、イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が記憶されているか否かを判定する。
そして、イベント判定部252は、イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、履歴情報DB260に記憶されている履歴情報を参照して、当該イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報の中から、最も履歴数の多い行動特性情報を行動特性情報DB220から読込む。
例えば、イベント判定部252は、イベント情報「渋滞」に対応付けられた複数の行動特性情報「ナビのルート案内利用」および「着火装置起動」が、行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、運転者ID「No.1」について、履歴情報DB260に記憶されている履歴情報を参照して、イベント情報「渋滞」に対応付けられた複数の行動特性情報「ナビのルート案内利用」および「着火装置起動」の中から、最も履歴数の多い行動特性情報「ナビのルート案内利用」を行動特性情報DB220から読込む。
そして、イベント判定部252は、イベント情報「渋滞」および行動特性情報「ナビのルート案内利用」を操作実行制御部253に出力する。
操作実行制御部253は、イベント判定部252から入力した行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行した後、イベント情報および行動特性情報を含んだ履歴情報を履歴情報DB260に格納する。
操作実行制御部253は、操作対象デバイスの操作を実行した後、イベント情報「渋滞」および行動特性情報「ナビのルート案内利用」を含んだ履歴情報を履歴情報DB260に格納する。
[運転支援装置による処理(実施例3)]
図9は、実施例3に係る運転支援装置による処理の流れを示す図である。なお、実施例3に係る運転支援装置による処理は、上記の実施例で説明した処理(例えば、図5参照)と以下に説明する点が異なる。
イベント判定部252は、各デバイスのいずれかから入力した出力情報と合致するイベント情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には(ステップS904肯定)、さらに、イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS905)。
そして、イベント判定部252は、イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には(ステップS905肯定)、履歴情報DB260に記憶されている履歴情報を参照して、当該イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報の中から、最も履歴数の多い行動特性情報を行動特性情報DB220から読込む(ステップS906)。
操作実行制御部253は、イベント判定部252から入力した行動特性情報に応じて操作対象デバイスを制御し、操作対象デバイスの操作を実行した後(ステップS908)、イベント情報および行動特性情報を含んだ履歴情報を履歴情報DB260に格納する(ステップS909)。
[実施例3による効果]
上述してきたように、実施例3によれば、イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が行動特性情報DB220に記憶されているものと判定した場合には、履歴情報DB260に記憶されている履歴情報を参照して、当該イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報の中から、最も履歴数の多い行動特性情報を行動特性情報DB220から読込んでデバイスの操作を実行するので、運転者の行動特性によりマッチした支援操作のみを選択的に実行することができるという効果を奏する。
なお、実施例3で説明してきた処理方法(例えば、図9参照)を同様に適用することにより、例えば、異なるデバイスからの出力情報をほとんど同時に入力して、各出力情報に合致するイベント情報が記憶されている場合には、履歴数の多い側のイベント情報に対応付けられた行動特性情報を読込んでデバイスの操作を実行することもできる。
さて、これまで本発明に係る運転支援装置の実施例1〜3について説明したが、本発明は上述した実施例1〜3以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に係る運転支援装置の異なる実施例を説明する。
(1)装置構成等
図2あるいは図7に示した運転支援装置200の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
すなわち、運転支援装置200の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、イベント判定部252と操作実行制御部253とを統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、運転支援装置200にて行なわれる各処理機能(例えば、図5または図7等参照)は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)運転者支援処理プログラム
また、上記の実施例1で説明した装置の各種の処理(例えば、図5または図7等参照)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。
そこで、以下では、図10を用いて、上記の実施例で説明した運転支援装置200と同様の機能を有する運転者支援処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、運転者支援処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンピュータ300は、入力部310、出力部320、HDD330、RAM340およびCPU350をバス400で接続して構成される。
ここで、入力部310は、ユーザから各種データの入力を受け付ける。出力部320は、各種情報を表示する。HDD330は、CPU350による各種処理の実行に必要な情報を記憶する。RAM340は、各種情報を一時的に記憶する。CPU350は、各種演算処理を実行する。
そして、HDD330には、図10に示すように、上記の実施例に示した運転支援装置200の各処理部と同様の機能を発揮する運転者支援処理プログラム331と、運転支援処理用データ332とがあらかじめ記憶されている。
なお、この運転者支援処理プログラム331を適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続された他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
そして、CPU350が、この運転者支援処理プログラム331をHDD330から読み出してRAM340に展開することにより、図10に示すように、運転者支援処理プログラム331は運転者支援処理プロセス341として機能するようになる。
そして、運転支援処理プロセス341は、運転支援処理用データ332等をHDD330から読み出して、RAM340において自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種処理を実行する。
なお、運転支援処理プロセス341は、例えば、図2に示した運転支援装置200の制御部250(運転者認識部251、イベント判定部252および操作実行制御部253)において実行される処理にそれぞれ対応する。
なお、上記した運転者支援処理プログラム331については、必ずしも最初からHDD330に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ300がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(3)運転支援方法
上記の実施例で説明した運転支援装置200により、以下のような運転者支援方法が実現される。
すなわち、車両内に搭載された各種デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該出力情報を入力するイベントの発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段を参照して、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定ステップと、前記イベント判定ステップにより前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行ステップと、を含んだ運転者支援方法が実現される。
なお、上記の実施例では、運転者の支援操作を実行する場合の実施例を説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両の助手席など、車両の乗車する全ての乗車員に対して、上記の実施例で説明してきた処理を同様に適用することで、車両の乗車する全ての乗車員についての支援操作を実行することができる。
以上のように、本発明に係る運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラムは、車両運転者の支援処理を行うことに有用であり、特に、運転操作以外に関する車両運転者の行動特性に応じた支援操作を車両運転者に先んじて実行することに適する。
実施例1に係る運転支援装置の骨子を説明するための図である。 実施例1に係る運転支援装置の構成を示す図である。 実施例1に係る運転者識別情報DBの構成例を示す図である。 実施例1に係る行動特性情報DBの構成例を示す図である。 実施例1に係る運転支援装置による処理の流れを示す図である。 実施例2に係る行動特性情報DBの構成例を示す図である。 実施例3に係る運転支援装置の構成を示す図である。 実施例3に係る履歴情報DBの構成例を示す図である。 実施例3に係る運転支援装置による処理の流れを示す図である。 運転者支援処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
100 車両状態検出センサ群
110 運転者検出センサ群
120 車両周辺状況監視センサ群
130 ナビゲーション装置
140 ウィンドウ制御部
150 ミラー制御部
160 着火装置制御部
200 運転支援装置
210 運転者識別情報DB
220 行動特性情報DB
230 入出力制御I/F部
240 メモリ
250 制御部
251 運転者認識部
252 イベント判定部
253 操作実行制御部
260 履歴情報DB
300 コンピュータ
310 入力部
320 出力部
330 HDD(Hard Disk Drive)
331 運転者支援処理プログラム
332 運転支援処理用データ
340 RAM(Random Access Memory)
341 運転者支援処理プロセス
350 CPU(Central Processing Unit)
400 バス

Claims (6)

  1. 車両内に搭載された各種デバイスから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該イベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段と、
    前記出力情報を前記各種デバイスのいずれかから入力した場合に、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定手段と、
    前記イベント判定手段により前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた前記行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行手段と、
    を備えたことを特徴とする運転者支援装置。
  2. 前記イベント判定手段により前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されていないものと判定された場合には、当該出力情報とのマッチングに用いるための新たなイベント情報と、当該新たなイベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて前記行動特定情報記憶手段に格納する行動特性情報格納手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の運転者支援装置。
  3. 前記行動特性情報記憶手段は、前記イベント情報に対応付けて複数の前記行動特性情報を記憶し、
    前記操作実行手段は、前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶され、かつ当該イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと前記イベント判定手段により判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から全て読込み、当該読込まれた全ての操作情報に応じた車両内装置に対する操作を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の運転者支援装置。
  4. 前記操作実行手段により実行された前記操作の履歴として、前記イベント情報および前記行動特性情報を含んだ履歴情報を各車両運転者ごとに記憶する履歴情報記憶手段をさらに備え、
    前記操作実施制御手段は、前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶され、かつ当該イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと前記イベント判定手段により判定された場合には、前記履歴情報記憶手段に記憶されている前記履歴情報を参照して、当該イベント情報に対応付けられた複数の行動特性情報の中から、最も履歴数の多い行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行することを特徴とする請求項3に記載の運転者支援装置。
  5. 車両内に搭載された各種デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該イベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段を参照して、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定ステップと、
    前記イベント判定ステップにより前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行ステップと、
    を含んだことを特徴とする運転者支援方法。
  6. 車両内に搭載された各種デバイスのいずれかから出力される出力情報とマッチングするためのイベント情報と、当該イベント情報の発生後に車両運転者により実行された車両内装置に対する操作内容を示す行動特性情報とを対応付けて、各車両運転者ごとに予め記憶する行動特性情報記憶手段を参照して、当該出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているか否かを判定するイベント判定手順と、
    前記イベント判定ステップにより前記出力情報に合致するイベント情報が前記行動特性情報記憶手段に記憶されているものと判定された場合には、当該出力情報に合致するイベント情報に対応付けられた行動特性情報を前記行動特性情報記憶手段から読込み、当該読込まれた行動特性情報に応じた車両内装置に対する操作を実行する操作実行手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする運転者支援処理プログラム。
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