JP2010016952A - 界磁子、圧縮機、送風機及び空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】永久磁石に生じる渦電流を低減しつつも、成形が容易な界磁子を提供する。
【解決手段】界磁子1は界磁子コア10と、永久磁石12とを備えている。界磁子コア10は界磁磁石貫挿孔11を有している。永久磁石12は界磁磁石貫挿孔11に貫挿される。永久磁石12は回転軸Pとは反対側で表面12aを有している。表面12aには単一の磁極が呈されている。表面12aは回転軸Pを中心とした周方向で端を有し、当該端において回転軸P側へと湾曲している。
【選択図】図1
【解決手段】界磁子1は界磁子コア10と、永久磁石12とを備えている。界磁子コア10は界磁磁石貫挿孔11を有している。永久磁石12は界磁磁石貫挿孔11に貫挿される。永久磁石12は回転軸Pとは反対側で表面12aを有している。表面12aには単一の磁極が呈されている。表面12aは回転軸Pを中心とした周方向で端を有し、当該端において回転軸P側へと湾曲している。
【選択図】図1
Description
本発明は界磁子、圧縮機、送風機及び空気調和機に関し、特に永久磁石が埋設された界磁子に関する。
永久磁石と界磁子コアとを有する界磁子と、電機子とを備える回転電機において、永久磁石の減磁耐力を向上する技術が特許文献1に記載されている。永久磁石は界磁子コアの外周に取り付けられている。そして、周方向における端で回転軸に向かって傾斜した形状を有している。
その他、永久磁石の減磁耐力を向上する技術が特許文献2〜8に記載されている。
特許文献1ではフェライト磁石が用いられているが、近年、磁気エネルギー積の大きい希土類磁石が注目されて、これを用いる場合がある。希土類磁石はその材料費が高いために、薄い平板形状の希土類磁石が界磁子コアに埋設されて用いられる。よって、希土類磁石をそのまま特許文献1と同様の形状に成形して使用すると、製造コストの増大を招く。
また、特許文献1に記載の技術では、永久磁石の端部が傾斜しているため、永久磁石の成形が必ずしも容易ではない。成形の困難性は製造コストの増大を招く。
そこで、本発明は、減磁耐力を向上しつつも成形が容易な界磁子を提供することを目的とする。
本発明に係る界磁子の第1の態様は、所定の軸(P)の周りで環状に配置される界磁磁石貫挿孔(11)を有する界磁子コア(1)と、前記軸に対して垂直又は平行な方向(D1)の一方の側で単一の磁極が呈され、前記軸を中心とした周方向(D2)において端を含み、前記端において前記方向の他方の側へと向かって湾曲した表面(12a)を有し、前記界磁磁石貫挿孔に貫挿される永久磁石(12)とを備える。
本発明に係る界磁子の第2の態様は、第1の態様に係る前記表面の湾曲の曲率半径(R1)は0.5mm以上である。
本発明に係る界磁子の第3の態様は、第1又は第2の態様に係る界磁子であって、前記永久磁石(12)は、前記方向(D1)の他方の側で前記表面(12a)と対面し、前記周方向(D2)において第2の端を含み、前記第2の端において前記方向の前記一方の側へと湾曲した第2表面(12b)を更に有し、前記第2の端の湾曲の曲率半径(R2)は前記表面の湾曲の曲率半径(R1)よりも小さい。
本発明に係る界磁子の第4の態様は、第1乃至第3の何れか一つの態様に係る界磁子であって、前記表面(12a)において湾曲した部分は前記界磁子コア(1)と離間している。
本発明に係る界磁子の第5の態様は、第4の態様に係る界磁子であって、前記周方向(D2)における前記界磁磁石貫挿孔(11)の幅は、前記表面(12a)側において、前記周方向における前記界磁磁石(12)の幅の最大値よりも広い。
本発明に係る界磁子の第6の態様は、第1乃至第5の何れか一つの態様に係る界磁子であって、前記表面(12a)は前記軸(P)に垂直な方向で前記単一の磁極を呈する。
本発明に係る界磁子の第7の態様は、第1乃至第5の何れか一つの態様に係る界磁子であって、前記表面(12a)は前記軸(P)に平行な方向で前記単一の磁極を呈する。
本発明に係る界磁子の第8の態様は、第1乃至第7の何れか一つの態様に係る前記永久磁石は希土類磁石である。
本発明に係る圧縮機の第1の態様は、第1乃至第8の何れか一つの態様に係る界磁子を有する電動機を備える。
本発明に係る送風機の第1の態様は、第1乃至第8の何れか一つの態様に係る界磁子を有する電動機を備える。
本発明に係る空気調和機の第1の態様は、第1乃至第8の何れか一つの態様に係る界磁子を有する電動機を備える。
本発明に係る界磁子の第1の態様によれば、当該方向の一方の側に電機子を設けて回転電機を構成することができる。回転電機によって永久磁石の外部から表面へと、逆磁界が印加されたとき、一般的に当該逆磁界は永久磁石の端に集中するところ、当該端は湾曲しているので当該端において逆磁界を回避しやすい。よって、当該端において減磁耐力を向上できる。
また、永久磁石の端が直線的な傾斜を有している場合に比べて、永久磁石の圧縮成形を容易にできる。
本発明に係る界磁子の第2の態様によれば、永久磁石を製造するに際して、圧縮成形のみで円に沿う湾曲形状を実現できるので、製造コストを低減できる。
本発明に係る界磁子の第3の態様によれば、表面と第2表面との間の距離(永久磁石の幅)が減少することを抑制でき、以て永久磁石が生じさせる磁束の低下を抑制できる。
本発明に係る界磁子の第4の態様によれば、永久磁石の端で空隙が生じるので、逆磁界が永久磁石の端を更に回避しやすい。よって、減磁耐力を更に向上できる。
本発明に係る界磁子の第5の態様によれば、永久磁石の端で空隙が増大するので、更に減磁耐力を向上できる。
本発明に係る界磁子の第6の態様によれば、ラジアルギャップ型の界磁子として用いることができる。
本発明に係る界磁子の第7の態様によれば、アキシャルギャップ型の界磁子として用いることができる。
本発明に係る界磁子の第8の態様によれば、希土類磁石は例えばフェライト磁石などに比べてエネルギー積が大きいので、永久磁石として薄い平板形状を採用できる。よって、永久磁石の圧縮成形を更に容易にできる。
本発明に係る界磁子の第9の態様によれば、減磁耐力を向上できるので、高効率な圧縮機を提供できる。
本発明に係る界磁子の第10の態様によれば、減磁耐力を向上できるので、高効率な送風機を提供できる。
本発明に係る界磁子の第11の態様によれば、減磁耐力を向上できるので、高効率な空気調和機を提供できる。
第1の実施の形態.
図1は第1の実施の形態に係る界磁子の一例を用いたラジアルギャップ型の回転電機の概念的な構成を示す。図1は回転軸Pに垂直な断面における回転電機の構成を示している。回転電機は、界磁子1と電機子2とを備えている。界磁子1と電機子2とは回転軸Pを中心とした径方向(以下、単に径方向と呼ぶ)で相互に対面している。
図1は第1の実施の形態に係る界磁子の一例を用いたラジアルギャップ型の回転電機の概念的な構成を示す。図1は回転軸Pに垂直な断面における回転電機の構成を示している。回転電機は、界磁子1と電機子2とを備えている。界磁子1と電機子2とは回転軸Pを中心とした径方向(以下、単に径方向と呼ぶ)で相互に対面している。
界磁子1は界磁子コア10と、複数の永久磁石12とを備えている。界磁子コア10は例えば回転軸Pを中心とした円柱状の磁性体であって、複数の界磁磁石貫挿孔11を有している。
複数の界磁磁石貫挿孔11は回転軸Pの周りで環状に配置されている。界磁磁石貫挿孔11の各々は、回転軸Pに垂直な断面において、例えば回転軸Pを中心とした周方向D2を長手方向とする長方形状の形状を有している。
永久磁石12はそれぞれ界磁磁石貫挿孔11に貫挿される。永久磁石12の各々は径方向で相互に対面する表面12a,12bを有している。表面12aは回転軸Pとは反対側(換言すれば電機子2側)に位置し、表面12bは回転軸P側(換言すれば電機子2とは反対側)に位置する。
表面12aには単一の磁極が呈されている。言い換えると、表面12aは径方向の一方の側(回転軸Pとは反対側)で単一の磁極を呈する。そして、周方向D2で隣り合う永久磁石12が有する表面12a同士は、その極性が相互に異なっている。また表面12aは周方向D2において端を有し、当該端において回転軸P側へと向かって湾曲している。
電機子2はヨーク21と複数のティース22と電機子巻線23とを備えている。ティース22は回転軸Pの周りで環状に配置されている。ヨーク21は界磁子1とは反対側のティース22の一端同士を相互に磁気的に連結する。電機子巻線23はティース22に巻回される。
このような回転電機において、例えば界磁子1は、電機子巻線23によって生じる磁束の変化を受けて回転軸Pを中心として回転する。
図2は一のティース22と一の永久磁石12との概念的な構成を拡大して示している。当該一のティース22と一の永久磁石12とが径方向において相互に対面している。また図2においては、当該一のティース22から永久磁石12へと逆磁界が印加された場合の当該逆磁界の方向が矢印で示されている。ここで逆磁界は、相互に対面する永久磁石12とティース22とが同極性の磁極を呈する場合に発生する。
逆磁界は周方向D2における永久磁石12の端に集中するところ、表面12aは当該端において回転軸P側へと湾曲しているので、当該端において当該逆磁界を回避しやすい。よって永久磁石12の減磁耐力を向上できる。なお、図1,2においては表面12aが円に沿って湾曲しているが、例えば楕円に沿って湾曲していてもよい。
また永久磁石12を例えば圧縮成形して製造する場合、表面12aの端で面取りされた形状に比べて、パンチ金型の耐久性等の観点から、表面12aの端で湾曲した形状の方が成形しやすい。よって、湾曲形状を成形するための困難性を低減でき、以て製造コストを低減できる。
図3,4は、本第1の実施の形態に係る界磁子の一例を用いたアキシャルギャップ型の回転電機の概念的な構成を示している。図3は回転軸Pに垂直な断面を示している。図4は周方向D2に沿った断面において、一の永久磁石12と一のティース22とを拡大して示している。
図3,4に示すように、回転電機は界磁子1と電機子2とを備えている。図1,2に示すラジアルギャップ型の回転電機においては界磁子1と電機子2とが径方向で相互に対面していたのに対し、図3,4に示す回転電機においては、界磁子1と電機子2とは回転軸Pに平行な軸方向D1において相互に対面している。
永久磁石12は軸方向D1で相互に対面する表面12a,12bを有している。表面12aは電機子2側に位置し、表面12bは電機子2とは反対側に位置している。表面12aには単一の磁極が呈されている。言い換えると、表面12aは軸方向D1の一方の側(電機子2側)で単一の磁極を呈する。表面12aは周方向D2において端を有し、当該端において電機子2とは反対側に湾曲している。なお、図4においては表面12aが円に沿って湾曲しているが、例えば楕円に沿って湾曲していてもよい。
界磁磁石貫挿孔11は周方向D2に沿った断面において例えば長方形状の形状を有している。
上記以外の構成については図1,2に示す回転電機を参照して説明した条件が、図3,4に示す回転電機についても適用される。
そして、一のティース22から一の永久磁石12へと逆磁界が印加された場合の、当該逆磁界が図4において矢印で示されている。当該逆磁界は周方向D2における永久磁石12の端に集中するところ、表面12aは当該端において電機子2とは反対側に湾曲しているので、当該逆磁界は当該端を回避しやすい。よって永久磁石12の減磁耐力を向上できる。また永久磁石12を例えば圧縮成形して製造する場合、表面12aの端で面取りされた形状に比べて、表面12aの端で湾曲した形状の方が成形しやすい。
次に述べる技術については図1,2に示すラジアルギャップ型回転電機及び図3,4に示すアキシャルギャップ型回転電機の何れにも適用される。
表面12aにおいて湾曲した部分は界磁子コア10と離間していることが望ましい。具体的な一例として、図1,4でそれぞれ示されているように、界磁磁石貫挿孔11が回転軸Pに垂直な断面、または周方向D2に沿った断面において長方形状を有している。このような形状であれば、表面12aにおいて湾曲した部分が界磁子コア10と離間する。言い換えると表面12aの端において空隙が形成される。当該空隙は磁気抵抗として機能するので、逆磁界が永久磁石12の端を更に回避しやすい。よって更に減磁耐力を向上できる。
また永久磁石12は例えばネオジム系などの希土類磁石であることが望ましい。希土類磁石は他の磁石(例えばフェライト磁石)に比べてエネルギー積が大きいため、例えば低消費電力で駆動できる回転電機を実現できる。但し、希土類磁石は他の磁石に比べて高価であるために、材料体積を削減すべく永久磁石12として図1では径方向における厚みが、図4では軸方向D1における厚みが、それぞれ薄い形状を採用している。製造コストの削減を極めた幅の薄い平板形状を有する希土類磁石は、1回のパンチでの圧縮成形で製造される。よって、表面12aにおける湾曲形状も1回のパンチで圧縮成形できることが望まれる。
1回のパンチで圧縮成形できるという観点では、表面12aの湾曲部の曲率半径R1は0.5mm以上であることが望ましい。当該曲率半径R1が0.5mm以上あることで、1回のパンチでの圧縮成形によって、表面12aの端の湾曲形状を形成できる。よって、希土類磁石を採用した永久磁石12を1回のパンチでの圧縮成形によって製造でき、追加工等の製造工程を省くことにより、製造コストを更に低減できる。
第2の実施の形態.
図5は第2の実施の形態に係る界磁子の一部の概念的な構成の一例を示している。図5においては、界磁磁石貫挿孔11と、永久磁石12との間が誇張して示されている。なお、第2の実施の形態に係る界磁子はラジアルギャップ型回転電機に対応した界磁子であってもよく、アキシャルギャップ型回転電機に対応した界磁子であってもよい。この点は後述する第3の実施の形態でも同様である。
図5は第2の実施の形態に係る界磁子の一部の概念的な構成の一例を示している。図5においては、界磁磁石貫挿孔11と、永久磁石12との間が誇張して示されている。なお、第2の実施の形態に係る界磁子はラジアルギャップ型回転電機に対応した界磁子であってもよく、アキシャルギャップ型回転電機に対応した界磁子であってもよい。この点は後述する第3の実施の形態でも同様である。
第1の実施の形態で説明した界磁子と比較して、永久磁石12の形状が相違している。表面12bは周方向D2において端を有し、当該端で表面12a側へと、例えば円に沿って湾曲している。表面12aも当該端で、例えば円に沿って表面12b側へと湾曲している。表面12aが湾曲する曲率半径R1は所望の減磁耐力を実現する所定値に設定される。一方、表面12bが湾曲する曲率半径R2は曲率半径R1よりも小さい。
表面12aは表面12b側に、表面12bは表面12a側にそれぞれ湾曲しているので、永久磁石12の幅(表面12a,12bの間の距離)は端において低減する。しかしながら、曲率半径R2が曲率半径R1よりも小さいので、このような幅の低減を抑制できる。永久磁石12の幅が狭いほど永久磁石12内の反磁界が強いため、永久磁石12が呈する有効磁束の低下を招くところ、本界磁子1によれば当該有効磁束の低下を抑制できる。
第3の実施の形態.
図6は第3の実施の形態に係る界磁子の一部の概念的な構成の一例を示している。図6においては、界磁磁石貫挿孔11と、永久磁石12との間が誇張して示されている。第1及び第2の実施の形態と比較して、界磁磁石貫挿孔11の形状が相違している。
図6は第3の実施の形態に係る界磁子の一部の概念的な構成の一例を示している。図6においては、界磁磁石貫挿孔11と、永久磁石12との間が誇張して示されている。第1及び第2の実施の形態と比較して、界磁磁石貫挿孔11の形状が相違している。
周方向D2における界磁磁石貫挿孔11の幅は、表面12a側において、周方向D2における永久磁石12の幅よりも広い。より具体的な一例を説明する。
永久磁石12は図6に示す断面において、周方向D2を長手方向とする略長方形状を有している。表面12a,12bがそれぞれ長手方向の辺を形成している。当該長方形の4つの角の何れもが丸められている。言い換えると、表面12a,12bが周方向D2における端で湾曲している。但し、これは必須の要件ではなく、表面12bは湾曲していなくても良い。
周方向D2における界磁磁石貫挿孔11の幅は、表面12a側と表面12b側で相互に相違している。表面12b側での界磁磁石貫挿孔11の幅W1は、周方向D2における永久磁石12の幅W3とほぼ同一である。表面12a側での界磁磁石貫挿孔11の幅W2は永久磁石12の幅W3よりも広い。
これによって、表面12aの端において生じる空隙の容積を増大することができる。よって、逆磁界が永久磁石12の端を更に回避しやすい。
また、界磁磁石貫挿孔11の幅W1が永久磁石12の幅W3とほぼ同一なので、永久磁石12の周方向D2における移動を防止できる。
第4の実施の形態.
第4の実施の形態では第1乃至第3の実施の形態の何れかで説明した回転電機を電動機として搭載した送風機、圧縮機、空気調和機について説明する。図7は空気調和機の概念的な構成の一例を示す。
第4の実施の形態では第1乃至第3の実施の形態の何れかで説明した回転電機を電動機として搭載した送風機、圧縮機、空気調和機について説明する。図7は空気調和機の概念的な構成の一例を示す。
空気調和機100は、室内機110と、室外機120とを備えている。室内機110と室外機120とは冷媒配管130によって相互に接続されている。冷媒配管130はそれぞれ室内機110と室外機120を介して冷媒が一巡する冷媒回路を構成する。
室内機110は、送風機111と、熱交換器112と、膨張弁113とを備えている。熱交換器112は冷媒配管130上に設けられ、冷媒配管130を流れる冷媒と外気との熱移動により当該冷媒の状態(気体/液体)を変化させる。送風機111は、第1乃至第3の実施の形態の何れかにかかる電動機によって駆動され、熱交換器112における熱移動を促進させる。膨張弁113は冷媒配管130上に設けられ、冷媒の流量を調整する。
室外機120は、送風機121と、熱交換器122と、膨張弁123と、圧縮機124とを備えている。熱交換器122は冷媒配管130上に設けられ、冷媒配管130を流れる冷媒と外気との熱移動により当該冷媒の状態(気体/液体)を変化させる。送風機121は、第1乃至第3の実施の形態の何れかにかかる電動機によって駆動され、熱交換器122における熱移動を促進させる。膨張弁123は冷媒配管130上に設けられ、冷媒の流量を調整する。圧縮機124は第1乃至第3の実施の形態の何れかにかかる電動機によって駆動され、冷媒を圧縮する。
第1乃至第3の実施の形態にかかる電動機によれば、永久磁石の減磁耐力を向上できるので、電動機としての効率を向上できる。よって、これによって駆動される送風機、圧縮機の効率を向上でき、ひいては空気調和機としての効率を向上できる。
なお、送風機111,121、圧縮機124のいずれもが第1乃至第3の実施の形態の何れかにかかる電動機によって駆動されているが、いずれか一つであっても構わない。
1 界磁コア
11 界磁磁石貫挿孔
12 永久磁石
12a,12b 表面
R1,R2 半径
D1 軸方向
D2 周方向
11 界磁磁石貫挿孔
12 永久磁石
12a,12b 表面
R1,R2 半径
D1 軸方向
D2 周方向
Claims (11)
- 所定の軸(P)の周りで環状に配置される界磁磁石貫挿孔(11)を有する界磁子コア(1)と、
前記軸に対して垂直又は平行な方向(D1)の一方の側で単一の磁極が呈され、前記軸を中心とした周方向(D2)において端を含み、前記端において前記方向の他方の側へと向かって湾曲した表面(12a)を有し、前記界磁磁石貫挿孔に貫挿される永久磁石(12)と
を備える、界磁子。 - 前記表面の湾曲の曲率半径(R1)は0.5mm以上である、請求項1に記載の界磁子。
- 前記永久磁石(12)は、
前記方向(D1)の他方の側で前記表面(12a)と対面し、前記周方向(D2)において第2の端を含み、前記第2の端において前記方向の前記一方の側へと湾曲した第2表面(12b)
を更に有し、
前記第2の端の湾曲の曲率半径(R2)は前記表面の湾曲の曲率半径(R1)よりも小さい、請求項1又は2に記載の界磁子。 - 前記表面(12a)において湾曲した部分は前記界磁子コア(1)と離間している、請求項1乃至3の何れか一つに記載の界磁子。
- 前記周方向(D2)における前記界磁磁石貫挿孔(11)の幅は、前記表面(12a)側において、前記周方向における前記界磁磁石(12)の幅の最大値よりも広い、請求項4に記載の界磁子。
- 前記表面(12a)は前記軸(P)に垂直な方向で前記単一の磁極を呈する、請求項1乃至5の何れか一つに記載の界磁子。
- 前記表面(12a)は前記軸(P)に平行な方向で前記単一の磁極を呈する、請求項1乃至5の何れか一つに記載の界磁子。
- 前記永久磁石は希土類磁石である、請求項1乃至7の何れか一つに記載の界磁子。
- 請求項1乃至8の何れか一つに記載の界磁子を有する電動機を備える、圧縮機。
- 請求項1乃至8の何れか一つに記載の界磁子を有する電動機を備える、送風機。
- 請求項1乃至8の何れか一つに記載の界磁子を有する電動機を備える、空気調和機。
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