JP2010016493A - 無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車車間通信においてパケット信号の衝突確率を低減したい。
【解決手段】位置情報取得部20は、対象物の存在位置を取得する。記憶部22は、複数のポイントのそれぞれが設定された位置に関するポイント情報を記憶する。エリア決定部58は、ポイント情報を参照しながら、取得した存在位置に近接したポイントを特定する。タイミング決定部60は、地図上に設定された複数のポイントのそれぞれを中心にした方角に応じて、所定の周期内に信号を送信可能なタイミングおよび期間を規定する。タイミング決定部60は、特定したポイントに対する存在位置の方角を特定することによって、信号を送信可能なタイミングおよび期間を特定する。無線通信部30は、特定したタイミングおよび期間にて、信号を送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線技術に関し、特に存在位置をもとに信号を送信する無線装置に関する。
交差点の出会い頭の衝突事故を防止するために、路車間通信の検討がなされている。路車間通信では、路側機と車載器との間において交差点の状況に関する情報が通信される。路車間通信では、路側機の設置が必要になり、手間と費用が大きくなる。これに対して、車車間通信、つまり車載器間で情報を通信する形態であれば、路側機の設置が不要になる。その場合、例えば、GPS(Global Positioning System)等によって現在の位置情報をリアルタイムに検出し、その位置情報を車載器同士で交換しあうことによって、自車両および他車両がそれぞれ交差点へ進入するどの道路に位置するかを判断する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−202913号公報
IEEE802.11等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)では、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれるアクセス制御機能が使用されている。そのため、当該無線LANでは、複数の端末装置によって同一の無線チャネルが共有される。このようなCSMA/CAでは、端末装置間の距離や電波を減衰させる障害物の影響などによって、互いの無線信号が到達しない状況、つまりキャリア・センスが機能しない状況が発生する。
このような状況は、「隠れ端末」問題とも呼ばれる。一方、このようなCSMA/CAを車車間通信に適用した場合、交差点において、建物等の存在によって隠れ端末問題が発生する。さらに、交差点では、車両の数が増加しやすくなるので、隠れ端末問題によるパケット信号の衝突頻度が高くなる。その結果、パケット信号の再送が多発し、情報の転送能力、つまりスループットの低下につながる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車車間通信においてパケット信号の衝突確率を低減させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、対象物の存在位置を取得する位置情報取得部と、地図上に複数のポイントが設定されており、かつ複数のポイントのそれぞれを中心にした方角に応じて、所定の周期内に信号を送信可能なタイミングおよび期間が規定されており、複数のポイントのそれぞれが設定された位置に関するポイント情報を記憶する記憶部と、記憶部において記憶したポイント情報を参照しながら、位置情報取得部において取得した存在位置に近接したポイントを特定するとともに、特定したポイントに対する存在位置の方角を特定することによって、信号を送信可能なタイミングおよび期間を特定する特定部と、特定部において特定したタイミングおよび期間にて、信号を送信する通信部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車車間通信においてパケット信号の衝突確率を低減できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、車両に搭載されたナビゲーション装置に関する。ナビゲーション装置は、地図データを記憶しており、運転者からの要求に応じて目的地までの経路を導出するとともに、導出した経路が重ねられた地図データをモニタに表示する。また、ナビゲーション装置は、無線通信機能を有しており、車車間通信を実行する。例えば、ナビゲーション装置は、車両に搭載された撮像装置にて生成した画像を他の車両へ送信するとともに、他の装置からの画像を受信し、これをモニタに表示する。ここで、無線通信は前述のCSMA/CAを使用しており、特に交差点等において隠れ端末問題が発生しやすくなる。そのため、車車間通信におけるパケット信号の衝突確率を低減させるために、本実施例に係るナビゲーション装置は、次の処理を実行する。
ナビゲーション装置において記憶される地図データには、付加情報が含まれている。例えば、付加情報には、ポイントのひとつであるノードとして規定された交差点の緯度と経度が示されている。また、各ノードにおいて、交差点の中心(以下、「原点」という)を囲む方角が4つに分割されることによって、4つのエリアが規定されている。例えば、真北を中心にして東および西の方角へ45°の広がりをもつ領域がひとつのエリア(以下、「第1エリア」という)として規定されている。さらに、真西、真南、真東に対しても同様に第2エリアから第4エリアがそれぞれ規定されている。また、所定の周期(以下、「フレーム」という)を分割した周期のそれぞれ(以下、「スロット」という)とエリアとの対応関係の規則も規定されている。例えば、フレームが4つに分割され、最初から順番に第1スロット、第2スロット、第3スロット、第4スロットと定められている場合、第1エリアに第1スロットが割り当てられている。第2エリアから第4エリアにも同様に第2スロットから第4スロットが割り当てられている。
ナビゲーション装置は、GPSによって現在の存在位置を取得するとともに、進行方向も取得する。ナビゲーション装置は、存在位置と進行方向をもとに、近接のノードを特定するとともに、当該ノードにおけるエリアを特定する。また、ナビゲーション装置は、特定したエリアに対応したスロットの開始タイミングおよびスロットの期間を取得する。さらに、ナビゲーション装置は、GPS衛星からの信号に同期するように、フレームを生成する。生成したフレームに、スロットの開始タイミングおよびスロットの期間を反映させることによって、ナビゲーション装置は、自らに割り当てられたスロットを決定する。ナビゲーション装置は、決定したスロットにおいて、CSMA/CAを使用しながら、パケット信号を送信する。一方、ナビゲーション装置は、決定したスロットに関係なく、他の車両から送信されたパケット信号を受信する。
図1は、本発明の実施例に係る道路状況を示す。これは、ひとつの交差点を上方から見た場合に相当する。図示のごとく、図面の水平方向、つまり左右の方向に向かう道路と、図面の垂直方向、つまり上下の方向に向かう道路とが中心部分で交差している。ここで、図面の上側が方角の「北」に相当し、左側が方角の「西」に相当し、下側が方角の「南」に相当し、右側が方角の「東」に相当する。また、ふたつの道路の交差部分が「交差点」である。第1車両10a、第2車両10b、第3車両10cが、左から右へ向かって進んでおり、第4車両10d、第5車両10eが、右から左へ向かって進んでいる。また、第6車両10f、第7車両10g、第8車両10hが、下から上へ向かって進んでおり、第9車両10i、第10車両10j、第11車両10kが、上から下へ向かって進んでいる。
複数の車両10のそれぞれは、図示しない無線通信機能と撮像機能とを備えている。例えば、各車両10は、交差点付近の画像を撮像し、無線通信にて他の車両10と交換する。その結果、運転手は、他の車両10において撮像された画像を確認することによって、交差点付近の道路の状態を確認できる。ここで、無線通信システムは、例えば、CSMA/CAに対応する。なお、車両10間において交換される情報は、画像に限定されないが、説明を容易にするために、以下では、画像の交換について説明する。
図2は、本発明の実施例に係るナビゲーション装置100の構成を示す。ナビゲーション装置100は、位置情報取得部20、記憶部22、特定部24、同期部26、通信制御部28、無線通信部30、アンテナ32、処理部34、IF部36、操作部38、撮像部40、モニタ42、スピーカ44、装置制御部46、画像処理部48を含む。また、記憶部22は、地図データ50、付加情報52を含み、特定部24は、エリア決定部58、タイミング決定部60を含み、処理部34は、ルート探索部54、合成部56を含む。
位置情報取得部20は、図示しないGPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等を含んでおり、それらから供給されるデータによって、図示しない車両10、つまりナビゲーション装置100が搭載された車両10の存在位置を取得する。また、進行方向、移動速度も検出される。なお、位置情報取得部20は、GPS衛星からの受信信号をもとに、1sec周期のクロック信号を検出する。クロック信号は、1sec周期のタイミングを通知するための信号である。なお、クロック信号の検出には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
記憶部22は、電子情報としての地図データ50を記憶する記憶媒体である。ここで、地図データ50は、位置情報取得部20において取得した存在位置が含まれるように規定されている。地図データ50は、ベクトル形式のデータにて形成されており、ベクトル形式のデータでは、道路網表現上の結節点が「ノード」として規定され、道路網表現上のノードとノードとを連結する線分、つまり道路が「リンク」として規定されている。また、リンク内の特定の区間や位置の属性が「リンク内属性」として規定されている。属性として、例えば、踏切のデータ等が含まれる。さらに、リンク内属性は、ノードを特定するための識別番号(以下、「ノードID」という)を含む。
また、記憶部22は、地図データ50に付加されるように付加情報52を記憶する。付加情報52は、地図上に設定された複数のノードのそれぞれが配置された位置に関するノード情報を含む。位置に関する情報は、例えば、緯度、経度に相当する。図3は、記憶部22に記憶された付加情報52のデータ構造を示す。付加情報52には、ノードID欄200、緯度欄202、緯度欄204が含まれる。ノードID欄200では、ノードIDが示されており、各ノードIDが交差点に相当する。緯度欄202および緯度欄204には、各ノードIDに対応した緯度および経度の値が含まれる。図2に戻る。
操作部38は、運転者からの指示を受けつけるインターフェイスであり、ボタン等によって構成されている。操作部38は、例えば、ナビゲーション機能の起動、ルート探索等の指示(以下、「ナビゲーション機能に関する指示」ともいう)を運転者から受けつける。操作部38は、受けつけた指示をIF部36に出力する。撮像部40は、図示しない車両10の前方や後方に設置され、画像を撮像する。ここでは、車両10の前方に設置されているものとする。また、撮像部40は、撮像した画像をデジタル信号に変換した後にIF部36へ出力する。以下では、デジタル信号に変換された画像あるいは画像そのものを区別せずに「画像」という。
モニタ42は、IF部36からの入力に応じて運転者に通知すべき所定の情報を表示する。ナビゲーション機能が実行されている場合に、モニタ42は、記憶部22に記憶された地図データ50を表示する。また、モニタ42は、運転者が操作部38に入力すべき指示を促すための画像も表示する。このような表示に関しては、公知の技術であるので、説明を省略する。また、モニタ42は、後述のごとく、ナビゲーション装置100が、他の車両に搭載されたナビゲーション装置100からの画像を受けつけた場合に、画像を表示する。スピーカ44は、IF部36からの入力に応じて運転者に通知すべき音声を出力する。
IF部36は、操作部38、撮像部40、モニタ42、スピーカ44に対するデータの入出力を制御する。IF部36は、ナビゲーション機能に関する指示を操作部38から受けつけ、受けつけた指示を処理部34へ出力する。また、IF部36は、指示に対する応答を処理部34から受けつけ、モニタ42、スピーカ44へ出力する。さらに、IF部36は、撮像部40から画像を受けつけ、画像処理部48を介して、受けつけた画像を無線通信部30へ出力するとともに、画像処理部48を介して、無線通信部30から画像を受けつけ、受けつけた画像をモニタ42へ出力する。
処理部34は、IF部36を介して操作部38からの指示を受けつけ、受けつけた指示に応じて、ナビゲーション機能を実行する。ルート探索部54は、位置情報取得部20によって検出された車両10の存在位置を受けつけるとともに、IF部36を介して操作部38から目的地の指示を受けつける。ルート探索部54は、記憶部22に記憶された地図データ50を読み出し、地図データ50を参照しながら、現在地から目的地への経路を検索する。その際、ルート探索部54は、記憶部22において記憶した地図データ50上に、位置情報取得部20において取得した存在位置を対応づける。また、経路の検索には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。ルート探索部54は、検索結果を合成部56へ出力する。
合成部56は、地図データ50と検索結果を合成する。つまり、合成部56は、地図データ50上に経路を重ねることによって、経路が重ねられた地図データ50(以下、「地図データ50」という)を生成する。合成部56は、生成した地図データ50をIF部36へ出力し、IF部36は、地図データ50をモニタ42へ出力する。モニタ42は、地図データ50を表示する。一方、ルート探索部54は、IF部36を介して、検索結果をスピーカ44へ出力し、検索結果を音声としてスピーカ44に出力させる。
エリア決定部58は、位置情報取得部20から存在位置および進行方向を受けつけるとともに、記憶部22から地図データ50および付加情報52を受けつける。エリア決定部58は、地図データ50および付加情報52に含まれたノード情報を参照しながら、存在位置に近接したノードを特定する。具体的に説明すると、エリア決定部58は、存在位置および進行方向から緯度、経度(以下、「予想値」という)を導出する。ここで、予想値は、所定の範囲を有するように規定されていてもよい。また、地図データ50において、ノードIDと緯度、経度とが対応づけられているので、エリア決定部58は、予想値に最も近い緯度、経度のノードを選択する。
ここで、エリア決定部58は、複数のノードのそれぞれに対して、ノードを中心にした方角に応じて複数のエリアを規定する。ここで、方角とは、所定の方向、例えば真北を基準とした角度にて示される方向に相当する。図4は、エリア決定部58において規定されるエリアの概要を示す。図4は、図1と同様に示される。図示のごとく、第1境界線110と第2境界線112とが原点にて直交しており、第1境界線110および第2境界線112によって、第1エリア120から第4エリア126が規定される。前述のごとく、第1エリア120は、真北を中心にして東および西の方角へ45°の広がりをもつ領域である。また、第2エリア122から第4エリア126は、真西、真南、真東に対して、第1エリア120と同様に規定されている。なお、各ノードに対して、図4のように第1エリア120から第4エリア126が規定されている。図2に戻る。
エリア決定部58は、選択したノードに対して、図4に定めた規則に応じてひとつのエリアを特定する。具体的には、選択したノードの緯度、経度が図4の原点にあわされ、現在の存在位置の緯度、経度が含まれるエリアが特定する。その結果、第1エリア120から第4エリア126のいずれかが特定される。エリア決定部58は、特定したエリアに関する情報、つまりノードとエリアの組合せをタイミング決定部60へ出力する。
タイミング決定部60は、フレーム内に複数のスロットを規定するとともに、スロットとエリアとの関係も規定する。図5は、タイミング決定部60において規定されるスロットの概要を示す。図示のごとく、ひとつのフレームが、100msecの期間にわたって規定されている。また、フレームは繰り返し配置される。ここでは、ひとつのフレームに4つのスロットが含まれ、かつ各スロットの期間が等しく25msecになっている。ひとつのフレームの先頭に、第1スロットが配置され、これに続いて第2スロットが配置される。さらに、ひとつのフレームの最後に、第4スロットが配置されている。また、各スロットの最後の部分に「5msec」のインターバルが共通して配置されている。インターバルは、信号を送信しない期間であり、ガードタイムに相当する。図2に戻る。
タイミング決定部60は、第1エリアに第1スロットを割り当て、第2エリアに第2スロットを割り当て、第3エリアに第3スロットを割り当て、第4エリアに第4スロットを割り当てる。一方、タイミング決定部60は、エリア決定部58からエリアに関する情報を受けつける。また、タイミング決定部60は、受けつけたエリアに関する情報をもとにスロットを特定する。これは、特定したノードに対する存在位置の方角を特定することによって、信号を送信可能なタイミングおよび期間を特定することに相当する。タイミング決定部60は、特定したスロットを一旦記憶してもよい。タイミング決定部60は、特定したスロットに関する情報を通信制御部28へ出力する。
同期部26は、位置情報取得部20からクロック信号を受けつける。前述のごとく、クロック信号は、1sec周期のタイミングを通知するための信号であるので、同期部26は、クロック信号を10分割することによって、100msec周期のタイミングを生成する。100msecの先頭タイミング(以下、単に「先頭タイミング」という)が、前述のフレームの先頭タイミングに相当する。同期部26は、先頭タイミングを通信制御部28へ出力する。
通信制御部28は、同期部26からの先頭タイミングをもとに、連続したフレームを生成する。また、通信制御部28は、タイミング決定部60からのスロットの情報をもとに、スロットの開始タイミングおよび期間を導出し、それらをフレーム上に反映させることによって、ナビゲーション装置100が割り当てられたスロットを生成する。通信制御部28は、無線通信部30に対して、信号を送信可能な期間として、生成したスロットを指示する。
無線通信部30は、CSMA/CAが使用される通信システムに対応した無線通信機能を実行する。ここで、無線通信部30は、通信制御部28から指示されたスロットにおいて、CSMA/CAによる信号の送信を実行する。以下では、無線通信部30における送信処理をまず説明する。無線通信部30は、画像処理部48を介して、IF部36から画像を受けつけると、画像をパケット信号に含ませる。画像のサイズがパケット信号のサイズよりも大きい場合、無線通信部30は、画像を複数に分割することによって、複数のパケット信号を生成する。また、無線通信部30は、通信制御部28から、送信可能なスロットに関する指示を受けつけると、当該スロットの期間においてキャリアセンスを実行して送信可能であれば、パケット信号をアンテナ32から送信する。その際、パケット信号には、変調等がなされているが、ここでは説明を省略する。
次に、無線通信部30における受信処理を説明する。無線通信部30は、アンテナ32を介してパケット信号を受信する。パケット信号は、送信可能なスロットに関係なく、パケット信号を受信する。無線通信部30は、パケット信号を復調し、復調したパケット信号の中から画像を抽出する。当該画像は、図示しない他の車両10に装備されたナビゲーション装置100にて撮像された画像である。無線通信部30は、画像処理部48を介して、画像をIF部36へ出力する。
画像処理部48は、無線通信部30において通信に使用される画像に対して、所定の処理を実行する。送信処理において、画像処理部48は、画像の符号化を実行する。また、受信処理において、画像処理部48は、画像の復号および画像の描画を実行する。これらには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。装置制御部46は、ナビゲーション装置100全体のタイミングを制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成によるナビゲーション装置100の動作を説明する。図6は、ナビゲーション装置100によるスロットの番号の取得手順を示すフローチャートである。位置情報取得部20は、現在位置、進行方向を取得する(S10)。エリア決定部58は、近接のノードを特定する(S12)。また、エリア決定部58は、ノードに対するエリアを導出する(S14)。ノード、エリアに変更があれば(S16のN)、タイミング決定部60は、スロットの番号を取得する(S18)。タイミング決定部60は、スロットの番号を記憶する(S20)。一方、ノード、エリアに変更がなければ(S16のY)、処理は終了される。
図7は、ナビゲーション装置100によるデータの送信手順を示すフローチャートである。タイミング決定部60は、スロットの番号を読み出す(S30)。通信制御部28は、送信開始時刻を導出する(S32)とともに、送信許可期間を導出する(S34)。現在送信可能でなければ(S36のN)、無線通信部30は待機する。一方、現在送信可能であれば(S36のY)、無線通信部30はデータを送信する(S38)。
次に、変形例を説明する。実施例では、エリアに応じたスロットの割当がなされている。また、各スロットの期間は均等に予め定められてる。一方、道路に存在する車両10の数が多い方角は、一日のうちにおいても変動する。変形例は、このような変動を考慮する。変形例に係るナビゲーション装置100は、VICS(Vehicle Information and Communication System)に対応し、渋滞している地域や道路に関する情報(以下、「渋滞情報」という)を取得する。ナビゲーション装置100は、渋滞情報をもとに、スロットの割当期間を変更する。
変形例に係るナビゲーション装置100は、実施例と同様のタイプである。そのため、ここでは、異なる点を主に説明する。位置情報取得部20は、前述の機能に加えてVICS機能を備える。VICSとは、FM多重放送や道路上の発信機から受信した渋滞情報を図形・文字で表示するシステムである。渋滞情報は、図示しないVICSセンタで編集・処理されている。また、このような渋滞情報は、記憶部22において記憶した地図データ50に含まれた地域に対する渋滞情報といえる。位置情報取得部20は、特定部24を介して通信制御部28へ渋滞情報を出力する。
通信制御部28は、位置情報取得部20から渋滞情報を受けつけ、受けつけた渋滞情報をもとに、フレーム中に含まれたスロットの配分を修正する。ここでは、渋滞した地域が含まれるエリアに対する配分を所定の値だけ増加させ、それ以外のエリアの少なくともひとつに対する配分を所定の値だけ減少させる。所定の値は、予め定められていてもよいし、渋滞の程度に応じて変更してもよい。後者の場合、渋滞の程度が大きくなると、所定の値も大きくなる。具体的に説明すると、通信制御部28は、近接したノードから所定の距離以内に渋滞した地域が存在する場合、当該ノードにおける第1エリアから第4エリアのうち、渋滞した地域が含まれるエリアを選択する。なお、渋滞した地域がふたつのエリアに含まれる場合、通信制御部28は、それらを選択してもよい。
例えば、所定の値が10%と予め定められており、図4において、渋滞した地域が第1エリア120に含まれている場合、通信制御部28は、第1スロットに対する配分を35%に増加させる。また、第1エリア120に正対したエリアである第3エリア124が渋滞していなければ、通信制御部28は、第3スロットに対する配分を15%へ減少させる。その結果、第1スロットの期間が35msecとなり、第3スロットの期間が15msecとなるように、スロットの期間が変更される。一方、第2スロットの開始タイミングが、フレームの先頭から35msecとなり、第3スロットの開始タイミングが、フレームの先頭から60msecとなるように、スロットの開始タイミングが変更される。
つまり、通信制御部28は、渋滞した地域が含まれたエリアに正対したエリアに割り当てたスロットの期間を優先的に減少させる。なお、減少させるスロットが存在しない場合、例えば、すべてのエリアに渋滞した地域が含まれる場合、通信制御部28は、配分の変更を実行しない。これに続く、無線通信部30の処理は、前述の通りである。一方、通信制御部28は、スロットの開始タイミングおよびスロットの期間を修正した後、所定の期間が経過すれば、これらを元に戻す。なお、通信制御部28は、渋滞情報をもとに、スロットの開始タイミングおよびスロットの期間を元に戻してもよい。
図8は、本発明の変形例に係るナビゲーション装置100における送信開始時刻、送信許可期間の変更手順を示すフローチャートである。位置情報取得部20は、渋滞情報を取得する(S50)。現在のノードの近傍が渋滞していれば(S52のY)、通信制御部28は、各エリアに対する送信開始時刻、送信許可期間を変更する(S54)。現在のノードの近傍が渋滞していなければ(S52のN)、処理は終了される。
図9は、本発明の変形例に係るナビゲーション装置100において変更した送信開始時刻、送信許可期間を元に戻す手順を示すフローチャートである。通信制御部28は、送信開始時刻、送信許可期間を変更してから一定期間経過したことを認識する(S70)。渋滞が継続していなければ(S72のN)、通信制御部28は、送信開始時刻、送信許可期間を元に戻す(S74)。一方、渋滞が継続していれば(S72のY)、ステップ74がスキップされて、処理は終了される。
本発明の実施例によれば、取得した存在位置をもとに、信号を送信可能なスロットおよびスロットの期間を特定し、特定したスロットにてCSMA/CAを実行するので、ある程度近接したナビゲーション装置間でCSMA/CAを実行できる。また、ある程度近接したナビゲーション装置間でCSMA/CAが実行されるので、隠れ端末の存在確率を低減できる。また、隠れ端末の存在確率が低減されるので、隠れ端末問題の発生を低減できる。また、隠れ端末問題の発生が低減されるので、パケット信号の衝突確率を低減できる。また、パケット信号の衝突確率が低減されるので、伝送効率を向上できる。
また、地図上に複数のノードが設定されており、かつ複数のノードのそれぞれを中心にしたエリアに応じて、フレーム内に信号を送信可能なスロットが規定されているので、エリアが異なるナビゲーション装置から送信されるパケット信号の衝突確率を低減できる。また、ノードを中心にした複数のエリアのそれぞれに対して、スロットが予め割り当てられているので、処理を簡易にできる。
また、渋滞情報に応じて割当配分を変更するので、ナビゲーション装置の数が増大しても、スロットの期間も増大できる。また、ナビゲーション装置の数が増大しても、スロットの期間が増大されるので、パケット信号の衝突確率の増加を抑制できる。また、スロットの期間を修正した後、所定の期間が経過すれば、スロットの期間を元に戻すので、他のナビゲーション装置での設定との整合性を維持できる。また、スロットの期間を修正した後、所定の期間が経過すれば、スロットの期間を元に戻すので、処理を簡易にできる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、位置情報取得部20は、GPS等を使用することによって、現在の存在位置を取得する。しかしながらこれに限らず例えば、位置情報取得部20は、携帯電話システム等に対応しており、接続した基地局装置をもとに現在の存在位置を取得してもよい。具体的には、位置情報取得部20は、接続した基地局装置から、当該基地局装置の識別番号を受信する。また、記憶部22に記憶された地図データ50上に、基地局装置の識別番号も対応づけられている。位置情報取得部20は、受信した識別番号をもとに、地図データ50から存在値を取得する。なお、基地局装置の識別番号が複数であってもよく、その際には、三点計測等の原理によって、存在位置が導出されればよい。本変形例によれば、さまざまな処理によって存在位置を取得できる。
本発明の実施例において、付加情報52は、ノードIDとして、交差点の緯度と経度とを記憶する。しかしながらこれに限らず例えば、付加情報52は、交差点以外の道路上のポイントに対する緯度と経度を記憶してもよい。交差点に限らず道路の形状が曲線になっている場合にも、隠れ端末問題が発生する可能性があるので、そのようなポイントにも本発明が適用される。本変形例によれば、交差点以外の場所において隠れ端末問題が発生する場合でも、パケット信号の衝突確率を低減できる。
本発明の実施例に係る道路状況を示す図である。 本発明の実施例に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。 図2の記憶部に記憶された付加情報のデータ構造を示す図である。 図2のエリア決定部において規定されるエリアの概要を示す図である。 図2のタイミング決定部において規定されるスロットの概要を示す図である。 図2のナビゲーション装置によるスロットの番号の取得手順を示すフローチャートである。 図2のナビゲーション装置によるデータの送信手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るナビゲーション装置における送信開始時刻、送信許可期間の変更手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るナビゲーション装置において変更した送信開始時刻、送信許可期間を元に戻す手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両、 20 位置情報取得部、 22 記憶部、 24 特定部、 26 同期部、 28 通信制御部、 30 無線通信部、 32 アンテナ、 34 処理部、 36 IF部、 38 操作部、 40 撮像部、 42 モニタ、 44 スピーカ、 46 装置制御部、 50 地図データ、 52 付加情報、 54 ルート探索部、 56 合成部、 58 エリア決定部、 60 タイミング決定部、 100 ナビゲーション装置。

Claims (3)

  1. 対象物の存在位置を取得する位置情報取得部と、
    地図上に複数のポイントが設定されており、かつ複数のポイントのそれぞれを中心にした方角に応じて、所定の周期内に信号を送信可能なタイミングおよび期間が規定されており、複数のポイントのそれぞれが設定された位置に関するポイント情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部において記憶したポイント情報を参照しながら、前記位置情報取得部において取得した存在位置に近接したポイントを特定するとともに、特定したポイントに対する存在位置の方角を特定することによって、信号を送信可能なタイミングおよび期間を特定する特定部と、
    前記特定部において特定したタイミングおよび期間にて、信号を送信する通信部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
  2. 渋滞情報を取得する渋滞情報取得部をさらに備え、
    前記特定部は、前記渋滞情報取得部において取得した渋滞情報をもとに、特定したタイミングおよび期間を修正することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記特定部は、タイミング情報を修正した後、所定の期間が経過すれば、タイミング情報を元に戻すことを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
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