JP2010015609A - 信号処理装置、信号処理方法、光ディスク装置および記録再生装置 - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法、光ディスク装置および記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2層DVD−RWの消去パワー学習方法として推奨されている「2step−Ke法」は、記録前にディスクメーカー推奨の固定消去パワーで記録を行い(下地記録)、この下地記録領域に対して消去パワーを段階的に変えて上書き消去し、それぞれの消去品質から最適な消去パワーを決定している。しかしながら、この方式では固定値パワーで下地記録を行っているため、実際の記録領域の下地記録品質が異なる場合、消去パワー学習結果が最適値より誤差が生じるといった課題がある。
【解決手段】本願発明は、上記課題を解決するものであり、試し書き領域にターゲット記録領域の記録品質を再現させ、消去パワー学習を行うことにより実記録先の下地品質に応じた最適な消去パワーを決定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は光ディスクに代表される情報記録ディスクの信号処理を行う信号処理装置および信号処理方法、また、それらディスクを記録再生する光ディスク装置および記録再生装置に関し、DVD−RW、DVD+RW等に代表される書き換え可能型ディスク、特に多層型の書き換え可能型ディスクにおける記録時の消去パワーを最適化する装置および方法に関する。
光ディスク装置における書き換え可能型ディスクの記録時の消去パワーを最適化する方法が特許文献1で出願されている。従来の消去パワー調整(以下消去パワーOPC[Optimum Power Control])は、記録前にディスクメーカー推奨の固定の記録パワー(図5 501)と消去パワー(図5 502)で記録を行い(下地記録)、この下地記録した領域に対して図5(b)に示すように消去パワーをセクタごとに段階的に変えて上書き消去し(以下、階段消去)、それぞれのセクタの図5(c)の式で表される変調度から最適な消去パワーを決定している。次に、消去パワーOPCと同様に記録パワーをセクタごとに段階的に変えて記録し(階段記録)、最適な記録パワー(記録パワーOPC)を求める。このときの消去パワーは最適消去パワーを使用する。最適消去パワー、最適記録パワーが求まったらデータ記録を行う。(図8従来例フロー図を参照。)
特開2005−122793号公報
しかしながら、前記の方式ではディスクメーカー推奨の固定記録パワー・消去パワーで下地記録を行っており、記録済みのデータ領域に上書きする場合、実際のデータ領域と下地記録品質が異なるため消去パワーOPC結果が最適値にならないという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、実際のデータ記録領域に上書きする場合でも最適な消去パワーOPC結果が求まる信号処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、情報記録ディスクから読み出された信号を検出するRF信号検出手段と、前記ディスクが記録済みか未記録かを判別する未記録・記録判別手段と、前記RF信号検出手段で検出された値より変調度を算出する変調度演算手段と、消去パワーOPC時の下地記録パワーを算出する下地記録パワー演算手段と、レーザーパワーを階段状に出力する階段発光処理手段と、適切な記録パワーを決定する最適記録パワー演算手段と、を備えた信号処理装置であり、下地記録領域の記録品質をデータ記録する領域の記録品質に合わせた状態で消去パワーOPCを行うようにした。
また、本発明では、前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域の記録開始箇所の変調度を使用することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現するようにした。
また、本発明では、前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域を分割し、前記分割した領域(Zone)それぞれの変調度を測定してプロファイル化することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現するようにした。
また、本発明では、前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域を分割し、前
記分割した領域(Zone)それぞれの変調度を測定して平均化することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現するようにした。
また、本発明では、前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域を分割し、前記分割した領域(Zone)それぞれの変調度を測定して近似式化することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現するようにした。
また、本発明では、データ記録する領域の分割(Zone)をディスクの管理領域の情報をもとに行うようにした。
また、本発明では、前記下地記録パワー演算手段は、前記変調度演算手段と前記階段発光処理手段より算出される変調度とパワーの関係式を用いることによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現するようにした。
また、本発明では、下地記録領域を形成せずデータ領域にて消去パワーOPCを実施するようにした。
また、本発明は、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、駆動状態がAC電源駆動状態かバッテリー駆動状態かを判別する駆動電源判別手段と、バッテリー駆動状態の場合、バッテリーの残量を測定するバッテリー残量確認手段と、処理を切り替えるバッテリー残量の閾値を記憶しておく記憶手段と、を備えた記録再生装置であって、前記駆動電源判別手段は、前記記録再生装置の電源状態がAC電源駆動状態か、バッテリー駆動状態かを判別し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択するようにした。
また、本発明は、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、録画設定が予約録画か即時録画かを判別する録画設定判別手段と、2つの処理のうちどちらの処理を実行するかを記憶しておく記憶手段と、を備えた記録再生装置であって、前記録画設定判別手段は、録画設定が予約録画か即時録画かを判別し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択するようにした。
また、本発明は、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、前記ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式を保存しておく記憶手段と、前記ディスクの管理領域に記載されてあるディスクID情報を検出するディスクID情報判別手段と、を備えた記録再生装置であって、前記ディスクID情報判別手段は、前記ディスクの管理領域に記載されてあるディスクID情報を検出し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択するようにした。
また、本発明は、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、変調度と変調度・パワー関係式を保存しておく記憶手段と、前記ディスクの装着、抜き出しの有無を検出するディスク着脱情報判別手段と、を備えた記録再生装置であって、前記ディスク着脱情報判別手段は、トレイのオープンクローズによりディスクの着脱の有無を判別し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択するようにした。
また、本発明は、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、前記ディスクの経年劣化に伴う前記ディスクの有効期限を判別する有効期限判別手段と、前記ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式と前記ディスクの有効期限を保存しておく記憶手段と、を備えた記録再生装置であって、前
記有効期限判別手段は、前記ディスクの経年劣化に伴う前記ディスクの有効期限を検出して前記記載の変調度とパワー関係式を再計算するかしないかを判別するようにした。
また、本発明は、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、光ピックアップの温度を測定する温度測定手段と、前記ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式と前記温度測定手段で測定した消去パワーOPC時の温度を保存しておく記憶手段と、前記温度測定手段からの温度情報により記録再生装置の制御方法を決定する温度判別手段と、を備えた記録再生装置であって、前記温度判別手段は、前記温度測定手段からの温度情報により前記記載の変調度の測定の実施の有無、前記記載の変調度とパワー関係式を再計算の有無を判別するようにした。
本発明によれば、情報記録ディスクから読み出された信号を検出するRF信号検出手段と、前記ディスクが記録済みか未記録かを判別する未記録・記録判別手段と、前記RF信号検出手段で検出された値より変調度を算出する変調度演算手段と、消去パワーOPC時の下地記録パワーを算出する下地記録パワー演算手段と、レーザーパワーを階段状に出力する階段発光処理手段と、適切な記録パワーを決定する最適記録パワー演算手段と、を備えたので、下地記録領域の記録品質をデータ記録する領域の記録品質に合わせた状態で消去パワーOPCを行うことにより、実際のデータ記録領域に上書きする場合でも最適な消去パワーが求まり、安定した記録品質を実現することができる。
また、本発明によれば、下地記録領域を形成せずデータ領域にて直接消去パワーOPCを実施するようにしたので、実際のデータ記録領域に上書きする場合でも最適な消去パワーが求まり、安定した記録品質を実現するとともに、処理時間も短縮できる。
また、本発明によれば、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、駆動状態がAC電源駆動状態かバッテリー駆動状態かを判別する駆動電源判別手段と、バッテリー駆動状態の場合、バッテリーの残量を測定するバッテリー残量確認手段と、処理を切り替えるバッテリー残量の閾値を記憶しておく記憶手段と、を備えた記録再生装置であって、前記駆動電源判別手段は、前記記録再生装置の電源状態がAC電源駆動状態か、バッテリー駆動状態かを判別し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択するようにしたので、光ディスクへの記録に先立ち、使用する駆動電源の種類に応じて、消去パワーOPCの処理時間短縮か精度重視かを選択した上で、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
また、本発明によれば、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、録画設定が予約録画か即時録画かを判別する録画設定判別手段と、2つの処理のうちどちらの処理を実行するかを記憶しておく記憶手段と、を備えた記録再生装置であって、前記録画設定判別手段は、録画設定が予約録画か即時録画かを判別し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択するとることにより、光ディスクへの記録に先立ち、録画設定に応じて消去パワーOPCの処理時間短縮か精度重視かを選択した上で、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
また、本発明によれば、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、前記ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式を保存しておく記憶手段と、前記ディスクの管理領域に記載されてあるディスクID
情報を検出するディスクID情報判別手段と、を備えた記録再生装置であって、前記ディスクID情報判別手段は、前記ディスクの管理領域に記載されてあるディスクID情報を検出し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択することにより、光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、同じIDのディスクが装着された場合は消去パワーOPCの時間短縮ができる。
また、本発明によれば、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、変調度と変調度・パワー関係式を保存しておく記憶手段と、前記ディスクの装着、抜き出しの有無を検出するディスク着脱情報判別手段と、を備えた記録再生装置であって、前記ディスク着脱情報判別手段は、トレイのオープンクローズによりディスクの着脱の有無を判別し、前記記載のデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現する方法を選択することにより、光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、ディスクが着脱されない場合は消去パワーOPCの時間短縮ができる。
また、本発明によれば、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、前記ディスクの経年劣化に伴う前記ディスクの有効期限を判別する有効期限判別手段と、前記ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式と前記ディスクの有効期限を保存しておく記憶手段と、を備えた記録再生装置であって、前記有効期限判別手段は、前記ディスクの経年劣化に伴う前記ディスクの有効期限を検出して前記記載の変調度とパワー関係式を再計算するかしないかを判別することにより、経年変化が生じても光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、光ディスクの有効期限を設定することにより記憶手段の使用量削減ができる。
また、本発明によれば、前記記載の信号処理装置と、前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップと、光ピックアップの温度を測定する温度測定手段と、前記ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式と前記温度測定手段で測定した消去パワーOPC時の温度を保存しておく記憶手段と、前記温度測定手段からの温度情報により記録再生装置の制御方法を決定する温度判別手段と、を備えた記録再生装置であって、前記温度判別手段は、前記温度測定手段からの温度情報により前記記載の変調度の測定の実施の有無、前記記載の変調度とパワー関係式を再計算の有無を判別することにより、光ディスクへの記録に先立ち、記録開始時の温度が変化してもターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、記録開始時の温度が予め決められた範囲内であれば消去パワーOPCの時間が短縮される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図2は本実施の形態に係る記録制御を実行する光ディスク装置の構成図である。
以下に本実施の形態の構成について図2を用いて説明する。201は光ディスク200にレーザー光を発光するレーザーダイオード(LD)、光ディスクから反射されるレーザ
ー光を検出するフォトディテクタ及びLD出力のレーザー光自体を受光する前光フォトディテクタ(両フォトディテクタをまとめて受光素子とする)を有する光ピックアップであり、202は光ピックアップ201の受光素子で光電変換された電気信号からRF信号成分を検出するRF信号検出手段であり、203はRF信号検出手段202で検出された信号より光ディスク200が記録済みか未記録かを判別する未記録・記録判別手段であり、204はRF信号より図5(c)の式で導出される変調度(記録品質の指標)を算出する変調度演算手段であり、205は変調度演算手段204で得られた変調度から関係式の演算や、各手段を制御するシステムコントローラーであり、206は変調度演算手段204で得られた変調度やシステムコントローラー205で演算された関係式などを記憶する記憶手段であり、207は変調度演算手段204の演算結果を基に下地記録の記録パワーと消去パワーを決定する下地記録パワー演算手段であり、208は変調度演算手段204の演算結果を基に最適な記録パワーと消去パワーを決定する最適記録パワー演算手段であり、209は図5(b)に示すように記録パワー、消去パワーを階段状に出力する階段発光処理手段であり、210は下地記録パワー演算手段207及び、最適記録パワー演算手段208及び、階段発光処理手段209の算出結果を基に光ピックアップ201のLDを駆動する電流を制御するレーザー駆動ドライバであり、211はシステムコントローラー205より指定された光ディスク上の領域に光ピックアップ201を移動させるモーターであり、212は光ピックアップ201の受光素子よりレーザーパワー値を検出するレーザーパワー検出手段である。
次に図2の構成からなる光ディスク装置を用いた本実施の形態に係る記録方法について、図1のフローチャート図に沿って説明する。
まず、光ディスクへのデータの記録に先立ち、記録用の最適な消去パワーを算出するための調整(以下、消去パワーOPC)を開始する(S101)。
消去パワーOPCの手順としてはモーター211を制御して光ピックアップ201を実際に光ディスク上のデータ記録する領域(以下ターゲット記録領域)に移動し、ターゲット記録領域における反射信号をRF信号検出手段202で検出し、ターゲット記録領域が未記録か記録済かを未記録・記録判別手段203で判別する(S102)。
ターゲット記録領域が未記録の場合は光ディスク内周の管理領域(図6 601)に記載されてある光ディスクメーカー推奨パワー(記録パワーと消去パワー)情報を読み出し、その光ディスクメーカー推奨パワーを下地記録パワーとして設定する(S103)。
ターゲット記録領域が記録済の場合、ターゲット記録領域の変調度を測定し(S104)、測定した変調度に対応したレーザーパワーを事前に記憶手段に格納された変調度・記録パワー関係式(記憶手段206(c))より算出し、下地記録パワーとして設定する(S105)。
ここで、S104のターゲット記録領域の記録状態を知るために行われる変調度の測定処理について、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、モーター211を制御して光ピックアップ201をターゲット記録領域の記録開始位置に移動し、光ディスクからの反射光を光ピックアップ201の受光素子にて受光する。受光された反射光は電気信号に変換され、RF信号検出手段202にてRF成分が抽出される。抽出されたRF成分を基に変調度演算手段204にて変調度を算出する(S302)。この処理によりターゲット記録領域の記録開始位置での変調度が求まる。そして、算出された変調度を記憶手段206に記憶する(S303)。
また、S105の測定した変調度に対応する記録パワーを算出する処理についても、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、あらかじめ実験的に求めた変調度・記録パワー関係式とS302で測定した変調度を記憶手段206より読み出す(S305)(S306)。そして、下地記録パワー演算手段207にて、S306で読み出した変調度に対応する下地記録パワーをS305で読み出した変調度・記録パワー関係式(記憶手段206(c))より算出する(S307)。変調度・記録パワー関係式は、事前に基準ディスクで測定し、記憶手段206に格納しておく。S307で決定された下地記録パワーをレーザー駆動ドライバS210に設定し、図6(a)に示す光ディスクの試し書き領域602に下地記録を行う(S308[S106])。
以上の工程により、ターゲット記録領域と同じ状態(同じ変調度)の領域を試し書き領域に再現する。
以降の処理は従来の方法と同様、下地記録した領域で消去パワー階段発光を行い(S107)、最適記録パワー演算手段208にて最適な消去パワーを決定し(S108)、記録パワーOPCを実行し(S109)、本番のデータ記録を行う(S110)。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
以上、各実施の形態では図2の構成からなる光ディスク装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2に係る光ディスク装置およびその記録方法について説明する。尚、実施の形態2における光ディスク装置の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
実施形態2は、図1の変調度測定処理S104、下地記録パワー決定処理S105以外は実施形態1と同じ処理であるため、変調度測定処理S104と下地記録パワー決定処理105についてのみ図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ターゲット記録領域の記録状態を知るために変調度の測定を行う(S400)。
システムコントローラー205にて光ディスク上の記録領域を分割し、Zoneを決定する(S401)。
次にモーター211を制御して光ピックアップ201をS401で決定されたZoneに移動し、光ディスクからの反射光を光ピックアップ201の受光素子にて受光する(S402)。
受光された反射光は電気信号に変換され、RF信号検出手段202にてRF成分が抽出される。抽出されたRF成分を基に変調度演算手段204にて変調度を算出する。この処理をS401で決定されたZoneごとに実施する(S403)。
以上の処理により各Zoneでの変調度が求まる。算出された各Zoneの変調度は、
記憶手段206に記憶される(S404)。
S403で求まった各Zoneの変調度をシステムコントローラー205にて図6(b)に示すようにプロファイル化する(S405)。
次に測定した変調度に対応する記録パワーを算出する(S406)。本処理では光ディスクごとのばらつきを吸収するために光ディスクの試し書き領域(図6(a)602)に記録パワーの階段記録を実施し、記録パワーと変調度の関係を取得する。
まず、モーター211を制御して光ピックアップ201を試し書き領域に移動する(S407)。
階段発光処理手段209にてS403で測定した各ゾーンの変調度に対応した記録パワーを事前に記憶手段に格納されている変調度・記録パワー関係式(記憶手段206(c))を使用して算出し、レーザー駆動ドライバ210に設定して、階段状の記録を実施する(S408)。
S408での記録中に発光パワー検出部212で記録パワーと消去パワーを検出し、記憶手段206に格納する(S409)。
S408で階段状に記録した領域からの反射光をRF信号検出手段202にてRF信号を抽出し、変調度演算手段204にて変調度を演算し、記憶手段206に格納する(S410)。
S409で測定した記録パワーの値とS403で測定した変調度の値を記憶手段206より読み出し、変調度・パワー関係式を算出し、変調度・パワー関係式(最新値)206(d)として記憶手段206に記憶する(S411)。
次にS411で求まった変調度・記録パワーの関係式とS404で測定した変調度を記憶手段206より読み出す(S412)(S413)。
下地記録パワー演算手段207にて読み出したZoneごとの変調度に対応する下地記録パワーをS411で求まった変調度・記録パワー関係式206(d)より算出する(S414)。
S414で決定されたZoneごとの下地記録パワーをレーザー駆動ドライバS210に設定し、光ディスクの試し書き領域に下地記録を行う(S415)。
以上の工程により、ターゲット記録領域と同じ状態(同じ変調度)の領域を試し書き領域で再現する。
以降の処理は実施の形態1と同様である。
なお、図4に示す記録領域のZone分割(S401)の処理は必ずしもこの通りではなく、図6(a)記載の光ディスク内周の管理領域601に記録されている記録開始位置の情報に応じてZoneを分割することも可能である。
さらに、図4に示すシステムコントローラー205で実施される各Zoneのプロファイル化(S405)の処理は必ずしもこの通りではなく、各Zoneの変調度を平均化する処理、または各Zoneの変調度を近似式化する処理に代替することも可能である。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、光ディスク全面に対してターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
以上、各実施の形態では図2の構成からなる光ディスク装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3に係る光ディスク装置およびその記録方法について説明する。尚、実施の形態3における光ディスク装置の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態3は、データ領域にて消去パワーOPCすることにより、図1の変調度測定処理S104、下地記録パワー決定処理S105と下地記録処理S106の処理を削減したものである。上記の処理以外は実施形態1と同じ処理である。
次に図2の構成からなる光ディスク装置を用いた本実施の形態に係る記録方法について、図7のフローチャート図に沿って説明する。
まず、光ディスクへのデータの記録に先立ち、記録用の最適な消去パワーを算出するための調整(以下、消去パワーOPC)を開始する(S701)。
消去パワーOPCの手順としてはモーター211を制御して光ピックアップ201を実際に光ディスク上のデータ記録する領域(以下ターゲット記録領域)に移動し、ターゲット記録領域における反射信号をRF信号検出手段202で検出し、ターゲット記録領域が未記録か記録済かを未記録・記録判別手段203で判別する(S702)。
ターゲット記録領域が未記録の場合は光ディスク内周の管理領域(図6 601)に記載されてある光ディスクメーカー推奨パワー(記録パワーと消去パワー)情報を読み出す(S703)。
その光ディスクメーカー推奨パワーを下地記録パワーとして設定し、下地記録を行う(S704)。
以降の処理は従来の方法と同様、下地記録した領域で消去パワー階段発光を行い(S706)、最適記録パワー演算手段208にて最適な消去パワーを決定し(S707)、記録パワーOPCを実行し(S708)、本番のデータ記録を行う(S709)。
ターゲット記録領域が記録済の場合、ターゲット記録領域で留まり(S705)、
ターゲット記録領域で消去パワー階段発光を行い(S706)、最適記録パワー演算手段208にて最適な消去パワーを決定し(S707)、記録パワーOPCを実行し(S708)、本番のデータ記録を行う(S709)。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを短時間で算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図9は本実施の形態に係る記録制御を実行する記録再生装置の構成図である。
901は先に説明した実施の形態1〜3のいずれかを含む光ディスク装置であり、902は現在使用している駆動電源がAC電源かバッテリーのどちらかを判別し、また、バッテリー駆動時にはバッテリー残量に応じて処理を切り替える駆動電源判別手段であり、903は処理を切り替えるバッテリー残量の閾値を記憶しておく記憶手段であり、904はバッテリーの残量確認手段であり、905は記録再生装置を駆動するAC電源であり、906は記録再生装置を駆動するバッテリーであり、907は光ディスクである。
この記録再生装置、例えば、パソコンや光ディスクレコーダーにおいて光ディスクへのデータ記録の際の消去パワーOPCの実施に際して、AC電源かバッテリーのどちらの駆動電源が使用されているかを駆動電源判別手段で自動的に判別し、AC電源使用時には消去パワーOPC精度が高い実施の形態2の処理を選択し、バッテリー使用時には消去パワーOPC時間が短い実施の形態1の処理を選択する。あるいは、バッテリー使用時でも予め決定して記憶手段に保存しておいたバッテリー残量に応じて消去パワーOPC精度の高い実施の形態2の処理か、消去パワーOPC時間の短い実施の形態1の処理を自動的に選択しても良い。処理の選択を行うバッテリー残量は記録再生装置のユーザーが決定して記憶手段に保存しておいても良い。以上の説明では消去パワーOPCの選択を自動で行うようにしたが、記録再生装置のユーザーが予め消去パワーOPC精度の高い実施の形態2の処理か、消去パワーOPC時間が短い実施の形態1の処理のどちらかを選択しておいても良いし、その選択結果を記憶手段に保存しておいても良い。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、使用する駆動電源の種類に応じて消去パワーOPCの処理時間短縮か、精度重視かを選択した上でターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
以上、各実施の形態では図9の構成からなる記録再生装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態5)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図10は本実施の形態に係る記録制御を実行する記録再生装置の構成図である。
1001は先に説明した実施の形態1〜3のいずれかを含む光ディスク装置であり、1002は消去パワーOPC精度が高い実施の形態2の処理か消去パワーOPC時間の短い実施の形態1の処理のどちらの消去パワーOPCを実施するかを選択する、あるいは記憶手段に保存されている消去パワーOPCの実施を光ディスク装置に指示する録画設定判別手段であり、1003は消去パワーOPC精度が高い実施の形態2の処理か消去パワーOPC時間の短い実施の形態1の処理のどちらの消去パワーOPCを実施するかを保存しておく記憶手段であり、1004は光ディスクである。
この記録再生装置、例えば、光ディスクレコーダーにおいて予め決まった日時に光ディ
スクにデータ記録する場合は先述の決まった時刻よりも早めに起動して、光ディスク装置の消去パワーOPC実施の際に録画設定判別手段によって消去パワーOPC精度の高い実施の形態2の処理が選択され、予め光ディスクにデータ記録する日時が決まっておらず、すぐに光ディスクにデータ記録したい場合は消去パワーOPC時間が短い実施の形態1の処理が自動的に選択される。あるいは記録再生装置のユーザーが予め消去パワーOPC精度の高い実施の形態2の処理か、消去パワーOPC時間が短い実施の形態1の処理のどちらかを選択して、その情報を記憶手段に保存しておいても良い。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、録画設定に応じて消去パワーOPCの処理時間短縮か、精度重視かを選択した上でターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。
以上、各実施の形態では図10の構成からなる記録再生装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態6)
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図11は本実施の形態に係る記録制御を実行する記録再生装置の構成図である。
1101は先に説明した実施の形態1〜3のいずれかを含む光ディスク装置であり、1102は光ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式を保存しておく記憶手段であり、1103は光ディスクから読み取ったIDが記憶手段1103内のIDと一致しているか判断するディスクID情報判別手段であり、1104は光ディスクである。
この記録再生装置において新たに装着された光ディスクから読み出したIDと、記憶手段に保存してあるIDが一致しているかをディスクID判別手段で判断し、同じIDの光ディスクが装着された場合、光ディスク装置で新たな消去パワーOPCは実施せずに記憶手段に保存しておいた変調度・パワー関係式を使用する。異なるIDの光ディスクが装着された場合、新たに消去パワーOPCを実施し、その変調度・パワー関係式と変調度と光ディスクIDを記憶手段に保存しておく。変調度と変調度・パワー関係式は光ディスク上に保存しておいても良い。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、同じIDのディスクが装着された場合は消去パワーOPCの時間短縮ができる。
以上、各実施の形態では図11の構成からなる記録再生装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態7)
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
図12は本実施の形態に係る記録制御を実行する記録再生装置の構成図である。
1201は先に説明した実施の形態1〜3のいずれかを含む光ディスク装置であり、1202は光ディスクの着脱情報を判別するディスク着脱情報判別手段であり、1203は変調度と変調度・パワー関係式を保存しておく記憶手段であり、1204は光ディスクである。
この記録再生装置において光ディスク装置は消去パワーOPCの際、ディスク着脱情報判別手段が、例えばトレイの開閉などにより光ディスクの着脱情報から光ディスクが着脱されていないと判断した場合は、新たな消去パワーOPCは実施せずに記憶手段に保存しておいた変調度・パワー関係式を使用する。光ディスクが着脱された場合、新たに消去パワーOPCを実施し、その変調度・パワー関係式と変調度を記憶手段に保存しておく。変調度と変調度・パワー関係式は光ディスク上に保存しておいても良い。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、ディスクが着脱されない場合は消去パワーOPCの時間短縮ができる。
以上、各実施の形態では図12の構成からなる記録再生装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態8)
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。
図13は本実施の形態に係る記録制御を実行する記録再生装置の構成図である。
1301は先に説明した実施の形態1〜3のいずれかを含む光ディスク装置であり、1302は光ディスクの有効期限情報を判別する有効期限判別手段であり、1303は光ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式と光ディスクの有効期限を保存しておく記憶手段であり、1304は光ディスクである。
この記録再生装置において次に記憶手段に保存してあるIDと同じIDの光ディスクが装着された場合、光ディスク装置の消去パワーOPCの時は記憶手段に保存してあるそのIDに対する有効期限を有効期限判別手段で判別し、有効期限内の場合、新たな消去パワーOPCは実施せずに記憶手段に保存しておいた変調度・パワー関係式を使用する。有効期限外の場合、新たに消去パワーOPCを実施し、その変調度・パワー関係式と変調度と新たな有効期限と光ディスクIDを記憶手段に保存しておく。変調度と変調度・パワー関係式と有効期限は光ディスク上に保存しておいても良い。
以上の動作により、経年変化が生じても光ディスクへの記録に先立ち、ターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、光ディスクの有効期限を設定することにより記憶手段の使用量削減ができる。
以上、各実施の形態では図13の構成からなる記録再生装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
(実施の形態9)
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。
図14は本実施の形態に係る記録制御を実行する記録再生装置の構成図である。
1401は先に説明した実施の形態1〜3のいずれかを含み、図示していない温度測定手段を有する光ディスク装置であり、1402は光ディスクから読み取ったIDと変調度と変調度・パワー関係式と光ディスク装置の(図示していない)温度測定手段で測定した消去パワーOPC時の温度を保存しておく記憶手段であり、1403は光ディスク装置の(図示していない)温度測定手段で測定して記憶手段に保存しておいた前回の消去パワーOPC時の温度と、今回の消去パワーOPC直前の温度が予め決定しておいた温度範囲内かを判別する温度判別手段であり、1404は光ディスクである。
この記録再生装置において次に装着された光ディスクのIDと記憶手段に保存してあるIDが同じ場合、光ディスク装置の消去パワーOPCの時は記憶手段に保存してあるそのIDに対する前回消去パワーOPC時の温度を記憶手段から読み出し、その温度が予め決定しておいた温度範囲内の場合、新たな消去パワーOPCは実施せずに記憶手段に保存しておいた変調度・パワー関係式を使用する。予め決定しておいた温度範囲外の場合、新たに消去パワーOPCを実施し、その変調度・パワー関係式と変調度と消去パワーOPC時の温度と光ディスクIDを記憶手段に保存しておく。変調度と変調度・パワー関係式と消去パワーOPC時の温度は光ディスク上に保存しておいても良い。
以上の動作により、光ディスクへの記録に先立ち、記録開始時の温度が変化してもターゲット記録領域の品質に応じた最適な消去パワーを算出することができ、消去パワーマージンが少ない記録媒体(例えば、DVD−RW2層ディスクなど)においても記録品質を確保することができる。また、記録開始時の温度が予め決められた範囲内であれば消去パワーOPCの時間が短縮される。
以上、各実施の形態では図14の構成からなる記録再生装置を用いて本発明を説明したが、本発明を実施するにあたり必要なハードウェア構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、本発明の機能を実現する上で必要な構成を有していれば構わない。
本発明にかかる信号処理装置、光ディスク装置および信号処理方法は、実際のデータ記録領域に上書きする場合でも最適な消去パワー学習結果が求まり、安定した記録品質を実現することができるので、光ディスク装置等として有用である。
本発明に係るフローチャート 本発明に係る光ディスク信号処理装置の構造図 本発明第1の実施の形態に係るフローチャート 本発明第2の実施の形態に係るフローチャート (a)DVD−RWの記録波形図(b)消去パワー階段発光図(c)変調度演算式を示す図 (a)光ディスク領域の説明図(b)本発明第2の実施の形態に係るZone分割による変調度プロファイル化の図(c)変調度・記録パワーの関係図 本発明第3の実施の形態に係るフローチャート 従来例に係るフローチャート 本発明第4の実施の形態に係る記録再生装置の構造図 本発明第5の実施の形態に係る記録再生装置の構造図 本発明第6の実施の形態に係る記録再生装置の構造図 本発明第7の実施の形態に係る記録再生装置の構造図 本発明第8の実施の形態に係る記録再生装置の構造図 本発明第9の実施の形態に係る記録再生装置の構造図
符号の説明
200 光ディスク
201 光ピックアップ
202 RF信号検出手段
203 未記録・記録判別手段
204 変調度演算手段
205 システムコントローラー
206 記憶手段
207 下地記録パワー演算手段
208 最適記録パワー演算手段
209 階段発光処理手段
210 レーザー駆動ドライバ
211 モーター
212 レーザーパワー検出手段
501 記録パワー
502 消去パワー
601 ディスク管理領域
602 試し書き領域
603 データ領域
604 変調度と記録パワーの関係を示す近似曲線(または近似直線)
901 光ディスク装置
902 駆動電源判別手段
903 記憶手段
904 バッテリー残量確認手段
905 AC電源
906 バッテリー
907 光ディスク
1001 光ディスク装置
1002 録画設定判別手段
1003 記憶手段
1004 光ディスク
1101 光ディスク装置
1102 記憶手段
1103 ディスクID情報判別手段
1104 光ディスク
1201 光ディスク装置
1202 ディスク着脱情報判別手段
1203 記憶手段
1204 光ディスク
1301 光ディスク装置
1302 有効期限判別手段
1303 記憶手段
1304 光ディスク
1401 光ディスク装置
1402 記憶手段
1403 温度判別手段
1404 光ディスク

Claims (16)

  1. 情報記録ディスクから読み出された信号を検出するRF信号検出手段と、前記ディスクが記録済みか未記録かを判別する未記録・記録判別手段と、前記RF信号検出手段で検出された値より変調度を算出する変調度演算手段と、消去パワーOPC時の下地記録パワーを算出する下地記録パワー演算手段と、レーザーパワーを階段状に出力する階段発光処理手段と、適切な記録パワーを決定する最適記録パワー演算手段と、を備え、
    下地記録領域の記録品質をデータ記録する領域の記録品質に合わせた状態で消去パワーOPCを行うことを特徴とする、情報記録ディスクの信号処理装置。
  2. 前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域の記録開始箇所の変調度を使用することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域を分割し、前記分割した領域(Zone)それぞれの変調度を測定してプロファイル化することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  4. 前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域を分割し、前記分割した領域(Zone)それぞれの変調度を測定して平均化することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  5. 前記下地記録パワー演算手段は、データ記録する領域を分割し、前記分割した領域(Zone)それぞれの変調度を測定して近似式化することによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  6. データ記録する領域の分割(Zone)をディスクの管理領域の情報をもとに行うことを特徴とする請求項3乃至5記載の信号処理装置。
  7. 前記下地記録パワー演算手段は、前記変調度演算手段と前記階段発光処理手段より算出される変調度とパワーの関係式を用いることによりデータ領域の記録品質を下地記録領域に再現することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  8. 下地記録領域を形成せずデータ領域にて消去パワーOPCを実施することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  9. 請求項1乃至8記載のいずれかの信号処理装置と、
    前記ディスク上で情報の記録再生を行う光ピックアップとを備える光ディスク装置。
  10. 請求項2乃至8のいずれかの信号処理装置を備えた光ディスク装置と、
    駆動状態がAC電源駆動状態かバッテリー駆動状態かを判別する駆動電源判別手段と、
    バッテリー駆動状態の場合、バッテリーの残量を測定するバッテリー残量確認手段と、
    処理を切り替えるバッテリー残量の閾値を記憶しておく記憶手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    前記駆動電源判別手段は、前記記録再生装置の電源状態がAC電源駆動状態か、バッテリー駆動状態かを判別し、請求項2乃至8の信号処理装置における信号処理を選択することを特徴とする記録再生装置。
  11. 請求項2乃至8のいずれかの信号処理装置を備えた光ディスク装置と、
    録画設定が予約録画か即時録画かを判別する録画設定判別手段と、
    2つの処理のうちどちらの処理を実行するかを記憶しておく記憶手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    前記録画設定判別手段は、録画設定が予約録画か即時録画かを判別し、請求項2乃至8の信号処理装置における信号処理を選択することを特徴とする記録再生装置。
  12. 請求項2乃至7のいずれかの信号処理装置を備えた光ディスク装置と、
    前記ディスクから読み取ったIDと変調度と消去パワーOPC結果と変調度・パワー関係式とを保存しておく記憶手段と、
    前記ディスクの管理領域に記載されてあるディスクID情報を検出するディスクID情報判別手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    前記ディスクID情報判別手段は、前記ディスクの管理領域に記載されてあるディスクID情報を検出し、請求項2乃至7の信号処理装置における信号処理の実施の有無を判別することを特徴とする記録再生装置。
  13. 請求項2乃至7のいずれかの信号処理装置を備えた光ディスク装置と、
    変調度と消去パワーOPC結果と変調度・パワー関係式とを保存しておく記憶手段と、
    前記ディスクの装着、抜き出しの有無を検出するディスク着脱情報判別手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    前記ディスク着脱情報判別手段は、トレイのオープンクローズによりディスクの着脱の有無を判別し、請求項2乃至7の信号処理装置における信号処理を選択することを特徴とする記録再生装置。
  14. 請求項2乃至7のいずれかの信号処理装置を備えた光ディスク装置と、
    前記ディスクの経年劣化に伴う前記ディスクの有効期限を判別する有効期限判別手段と、
    前記ディスクから読み取ったIDと変調度と消去パワーOPC結果と変調度・パワー関係式と前記ディスクの有効期限を保存しておく記憶手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    前記有効期限判別手段は、前記ディスクの経年劣化に伴う前記ディスクの有効期限を検出して請求項7記載の信号処理装置における変調度とパワー関係式を再計算するかしないかを判別することを特徴とする記録再生装置。
  15. 温度測定手段と請求項2乃至7のいずれかの信号処理装置とを備えた光ディスク装置と、
    前記ディスクから読み取ったIDと変調度と消去パワーOPC結果と変調度・パワー関係式と前記温度測定手段で測定した消去パワーOPC時の温度を保存しておく記憶手段と、
    前記温度測定手段からの温度情報により記録再生装置の制御方法を決定する温度判別手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    前記温度判別手段は、前記温度測定手段からの温度情報により請求項2乃至6記載の信号処理装置における変調度の測定の実施の有無、または、請求項7記載の信号処理装置における変調度とパワー関係式を再計算の有無を判別することを特徴とする記録再生装置。
  16. 情報記録ディスクから読み出されたRF信号から前記ディスクが記録済みか未記録かを判別する未記録・記録判別ステップと、前記RF信号から変調度を算出する変調度演算ステップと、消去パワーOPC時の下地記録パワーを算出する下地記録パワー演算ステップと、レーザーパワーを階段状に出力する階段発光処理ステップと、適切な記録パワーを決定する最適記録パワー演算ステップと、を備え、
    下地記録領域の記録品質をデータ記録する領域の記録品質に合わせた状態で消去パワー
    OPCを行うことを特徴とする、情報記録ディスクの信号処理方法。
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