JP2010014605A - 時間設定システム - Google Patents

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直樹 藤田
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Abstract

【課題】親機と子機とで別々の時刻が設定された場合にも、親機及び子機の時計データを適切に自動調整することが可能な時間設定システムを提供する。
【解決手段】時間設定システムは、時計機能を有すると共に通信を行う第1装置及び第2装置を具備する。第1装置は、第2装置から受信された時計データを格納すると共に、当該時計データをカウントアップし、カウントアップされた時計データを第2装置に対して送信する。一方、第2装置は、第1装置で格納・カウントアップされた時計データを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。このような時間設定システムによれば、第1装置で第2装置の時計データを格納してカウントアップすることで、この時計データを用いて、第2装置の時計データを適切に自動調整することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、時計機能を有する親機及び子機を備える時間設定システムに関する。
従来から、時計機能を有する親機及び子機が通信を行うことで、親機及び子機の少なくともいずれか一方の時間を調整することが行われている。例えば、特許文献1には、所定の期間毎に双方向の送信を行い、親子機内の時計回路の時刻調整を簡単化した調整方法が提案されている。また、特許文献2には、標準電波を受信して子時計のモータ駆動用コイルで受信可能な時刻信号を作成する親時計と、駆動モータにおける駆動用コイルで親機からの時刻信号を受信し、受信した時刻信号で時刻カウンタを修正する子機と、を有する時計システムが提案されている。
特開平11−225372号公報 特開2004−20218号公報
しかしながら、上記した特許文献1及び2に記載された技術は、ユーザの好みに応じて親機と子機とで別々の時刻を設定するような場合(例えば、親機に日本時刻を設定して、子機にアメリカ時刻を設定するような場合)に、好適に適用することができなかった。例えば、当該技術においては、親機又は子機が受信した時刻が一定以上の誤差があると、受信された時刻にて更新されてしまい、親機及び子機のいずれかの時刻にて他方の時刻が合わされてしまう場合があった。
本発明が解決しようとする課題は上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、親機と子機とで別々の時刻が設定された場合にも、親機及び子機の時計データを適切に自動調整することが可能な時間設定システムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明では、時計機能を有する第1装置と、時計機能を有し、前記第1装置と通信を行う第2装置とを具備する時間設定システムにおいて、前記第1装置は、前記第2装置の時計データを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段にて受信した時計データを格納して、当該時計データをカウントアップする第1カウントアップ手段と、前記第1カウントアップ手段によってカウントアップされたカウントアップ時計データを、前記第2装置に対して送信する第1送信手段と、を備え、前記第2装置は、前記第1送信手段から送信された前記カウントアップ時計データを受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データに基づいて、前記第2装置の時計データを設定する第2時計データ設定手段と、を備える。
本発明の1つの実施形態では、時計機能を有する第1装置と、時計機能を有し、前記第1装置と通信を行う第2装置とを具備する時間設定システムにおいて、前記第1装置は、前記第2装置の時計データを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段にて受信した時計データを格納して、当該時計データをカウントアップする第1カウントアップ手段と、前記第1カウントアップ手段によってカウントアップされたカウントアップ時計データを、前記第2装置に対して送信する第1送信手段と、を備え、前記第2装置は、前記第1送信手段から送信された前記カウントアップ時計データを受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データに基づいて、前記第2装置の時計データを設定する第2時計データ設定手段と、を備える。
上記の時間設定システムは、時計機能を有すると共に通信を行う第1装置及び第2装置を具備する。第1装置は、第2装置から受信された時計データを格納すると共に、当該時計データをカウントアップし、カウントアップされた時計データを第2装置に対して送信する。一方、第2装置は、第1装置で格納・カウントアップされた自己の時計データを受信して、当該時計データに基づいて時計データを設定する。当該時間設定システムによれば、第1装置で第2装置の時計データを格納してカウントアップすることで、この時計データを用いて、第2装置の時計データを適切に自動調整することができる。
上記の時間設定システムの一態様では、前記第2受信手段は、前記第1装置と前記第2装置との通信状態が通信不可能状態から通信可能状態となった際に、前記第1送信手段に対して前記カウントアップ時計データの送信を要求する。これにより、例えば第2装置が第1装置の通信圏外に一度出てから通信圏内に再度戻った際などに、第2装置の時計データを適切に自動調整することができる。
上記の時間設定システムの他の一態様では、前記第2受信手段は、前記第2装置の電源がオフからオンとなった際に、前記第1送信手段に対して前記カウントアップ時計データの送信を要求する。これにより、第2装置の時計データを適切に自動調整することができる。
上記の時間設定システムの他の一態様では、前記第1装置は、自己の時計データが設定されていない場合に、前記第1受信手段にて受信された前記第2装置の時計データに基づいて前記自己の時計データを設定する手段を備える。
上記の時間設定システムの他の一態様では、前記第1装置は、ユーザからの設定に応じて、前記第1受信手段にて受信された前記第2装置の時計データに基づいた自己の時計データの設定方法を変更する手段を備える。これにより、ユーザの好みを適切に反映することが可能となる。
上記の時間設定システムの他の一態様では、前記第2装置は、当該第2装置が前記第1装置の通信圏外にある際に、自己の時計データのカウントアップ及び前記自己の時計データの表示を停止する手段を更に備える。これにより、第2装置における電池の消耗を低減し、長持ちさせることが可能となる。例えば、時計データのカウントアップのために専用の水晶発振子などが実装されている場合には、その動作を停止することができるので、電池の消耗を低減することができる。したがって、第2装置が第1装置の通信圏内に戻ったときに速やかに時計データを使用可能になったり、また、第2装置の電池の消耗を押さえたりすることが可能となる。
上記の時間設定システムの他の一態様では、前記第1装置は、前記第2装置と通信を行うと共に前記時計機能を有する複数の装置を有し、前記複数の装置は、それぞれ、前記第1受信手段、前記第1カウントアップ手段、及び前記第1送信手段を備え、前記第2受信手段は、前記複数の装置における前記第1送信手段から、複数のカウントアップ時計データを受信し、前記第2時計データ設定手段は、前記複数のカウントアップ時計データを比較することによって、前記第2装置の時計データを設定する。
上記の時間設定システムの他の一態様では、前記第2装置は、前記第2受信手段によって、前記第1装置の時計データを受信し、前記第2受信手段にて受信した時計データを格納して、当該時計データをカウントアップする第2カウントアップ手段と、前記第2カウントアップ手段によってカウントアップされたカウントアップ時計データを、前記第1装置に対して送信する第2送信手段と、を更に備え、前記第1装置は、前記第1受信手段によって、前記第2送信手段から送信された前記カウントアップ時計データを受信し、前記第1受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データに基づいて、前記第1装置の時計データを設定する第1時計データ設定手段と、を備える。
この態様では、第1装置と第2装置とが双方向通信することで、互いの時計データの設定を行う。具体的には、第2装置は、第1装置から受信された時計データを格納すると共に、当該時計データをカウントアップし、カウントアップされた時計データを第1装置に対して送信する。一方、第1装置は、第2装置で格納・カウントアップされた自己の時計データを受信して、当該時計データに基づいて時計データを設定する。これにより、第1装置及び第2装置で互いの時計データをバックアップしてカウントアップするため、第1装置及び第2装置の両方の時計データを適切に自動調整することができる。
上記の時間設定システムにおいて好適には、前記第1カウントアップ手段は、前記第2装置の時計データを格納していない場合には、前記第1受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データをそのまま格納してカウントアップし、前記第2カウントアップ手段は、前記第1装置の時計データを格納していない場合には、前記第2受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データをそのまま格納してカウントアップする。
上記の時間設定システムにおいて好適には、前記第1送信手段は、前記第1受信手段が前記カウントアップ時計データを受信する際に、前記第1カウントアップ手段がカウントアップしたカウントアップ時計データを前記第2装置に対して送信し、前記第2送信手段は、前記第2受信手段が前記カウントアップ時計データを受信する際に、前記第2カウントアップ手段がカウントアップしたカウントアップ時計データを前記第1装置に対して送信する。
上記の時間設定システムにおいて好適には、前記第1装置と前記第2装置とは、親子関係を形成して通信を行う。
また、好適な実施例では、前記第1装置及び前記第2装置の少なくともいずれかが回線に接続されており、コードレス電話機として構成されている。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[第1実施例]
まず、本発明の第1実施例について説明する。
図1は、第1実施例に係るコードレス電話機100の概略構成図を示す。なお、コードレス電話機100は、本発明における時間設定システムの一例である。
コードレス電話機100は、親機20及び子機30を有する。親機20と子機30とは無線接続されており、それぞれ時計機能を有している。
親機20は、主に、主制御部21と、表示部22と、操作部23と、電源部24と、無線部25と、アンテナ25aと、親機時計部26と、メモリ部27と、回線制御部28と、子機時計バックアップ時計部29と、を備える。主制御部21は親機20全体の動作を制御し、表示部22は画像を表示可能に構成され、操作部23はユーザにより操作可能に構成され、ユーザからの入力を取得して主制御部21に出力し、電源部24は外部から供給された電力を親機20内の各部に適正な電力で供給可能に構成されている。無線部25はアンテナ25aを介して子機30と無線通信可能に構成され、親機時計部26は親機20の時計データを格納すると共にカウントアップ(更新)する。メモリ部27は種々の情報を記憶し、回線制御部28は電話回線に接続されている。子機時計バックアップ時計部29は、子機30から取得された時計データ(以下、「子機時計バックアップデータ」)を格納すると共にカウントアップ(更新)する。具体的には、子機時計バックアップ時計部29は、子機30から時計データが取得された時点から、当該時計データのカウントアップを行う。例えば、時計データが取得された時点から1分32秒後は、当該時計データに対して1分32秒を加算した時計データとなる。なお、親機20は、第1装置に相当し、第1カウントアップ手段及び第1送信手段として機能する。また、子機時計バックアップデータは、カウントアップ時計データに相当する。
子機30は、主に、主制御部31と、表示部32と、操作部33と、電源部(バッテリ)34と、無線部35と、アンテナ35aと、子機時計部36と、メモリ部37と、を備える。主制御部31は子機30全体の動作を制御し、表示部32は画像を表示可能に構成され、操作部33はユーザにより操作可能に構成され、ユーザからの入力を取得して主制御部31に出力し、電源部34は子機30全体の電源として機能する。また、無線部35はアンテナ35aを介して親機20と無線通信可能に構成され、子機時計部36は子機30の時計データを格納すると共にカウントアップ(更新)し、メモリ部37は種々の情報を記憶する。なお、子機30は、第2装置に相当し、第2受信手段及び第2時計データ設定手段として機能する。
ここで、第1実施例に係るコードレス電話機100が行う処理の概要について説明する。第1実施例においては、親機20は、子機30から受信された時計データを子機時計バックアップデータとして格納すると共に当該時計データをカウントアップし、子機30は、親機20から子機時計バックアップデータを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。具体的には、子機30は、自己の時計が登録された際などに自己の時計データ(子機時計バックアップデータ)を親機20に送信し、親機20は、受信された子機時計バックアップデータを格納してカウントアップする。つまり、子機30は、自己の時計データを親機20にバックアップさせて、カウントアップさせる。そして、子機30は、親機20の通信圏外に一度出てから親機20の通信圏内に再度戻った際や、子機30の電源がオフからオンとなった際などに、親機20に対して子機時計バックアップデータの送信を要求して、受信された子機時計バックアップデータを自己の時計データとして格納してカウントアップする。言い換えると、子機30は、子機時計バックアップデータに基づいて自己の時計データを復旧させる。
次に、図2及び図3を参照して、第1実施例における処理を具体的に説明する。
図2は、子機30における時計登録時に行われる処理を示すフローチャートである。ステップS101〜S103の処理は、子機30の時計登録時において、子機30によって実行される。また、ステップS201〜S204の処理は、親機20によって繰り返し実行される。なお、基本的には、親機20においては主制御部21が当該処理を実行し、子機30においては主制御部31が当該処理を実行する。
まず、ステップS101では、子機30は、時計入力に応じた時計登録操作を実行する。なお、子機30は、時計登録された状態を認識するものとする。この後、処理はステップS102に進む。ステップS102では、子機30は、登録された時計を自時計として格納する。具体的には、子機30は、登録された時計に対応する時計データを、子機時計部36に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、処理はステップS103に進む。ステップS103では、子機30は、自己の時計データを親機20に送信する。つまり、子機30は、自己の時計データを子機時計バックアップデータとして親機20に送信する。そして、子機30の処理は終了する。
一方、ステップS201では、親機20は、子機時計バックアップデータを受信したか否かを判定する。具体的には、上記のステップS103の処理において子機30が送信した子機時計バックアップデータを受信したか否かを判定する。子機時計バックアップデータを受信した場合(ステップS201;Yes)、処理はステップS202に進み、子機時計バックアップデータを受信していない場合(ステップS201;No)、処理は終了する。
ステップS202では、親機20は、ステップS201で受信した子機時計バックアップデータを格納する。具体的には、親機20は、受信した子機時計バックアップデータを、子機時計バックアップ時計部29に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、処理はステップS203に進む。
ステップS203では、親機20は、ステップS201で受信した子機時計バックアップデータにて自己の時計データを設定する条件(以下、「親機時計上書き条件」と呼ぶ。)が成立しているか否かを判定する。この親機時計上書き条件は、例えばユーザにより設定される。一例としては、親機時計上書き条件は、(a)常に子機時計バックアップデータを破棄する設定、(b)自己の時計データがない場合(未登録の場合)は子機時計バックアップデータを格納する設定、(c)常に子機時計バックアップデータを格納する設定、のうちの少なくともいずれかがユーザにより選択されることで設定される。このように親機20における子機時計バックアップデータの取り扱いについて多用な設定を設けることにより、ユーザの好みを反映することが可能となる。
親機時計上書き条件が成立している場合(ステップS203;Yes)、処理はステップS204に進み、親機時計上書き条件が成立していない場合(ステップS203;No)、処理は終了する。ステップS203では、親機20は、子機時計バックアップデータに対応する時間を、自時計として格納する。具体的には、親機20は、ステップS201で受信した子機時計バックアップデータを、親機時計部26に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、親機20の処理が終了する。
図3は、親機20で格納している子機時計バックアップデータを子機30に送信する場合に行われる処理を示すフローチャートである。ステップS301〜S304の処理は、子機30の電源がオンとなった際に、子機30によって実行される。また、ステップS401〜S402の処理は、親機20によって繰り返し実行される。なお、基本的には、親機20においては主制御部21が当該処理を実行し、子機30においては主制御部31が当該処理を実行する。
まず、ステップS301では、子機30が親機20の通信圏内にあるか否かを判定する。例えば、子機30が親機20の通信圏外に一度出てから通信圏内に再度戻ったか否かを判定する。親機20の通信圏内にある場合(ステップS301;Yes)、処理はステップS302に進み、親機20の通信圏内にない場合(ステップS301;No)、処理は終了する。
ステップS302では、子機30は、親機20に対して、子機時計バックアップデータの送信を要求する。そして、処理はステップS303に進む。ここで、ステップS401において、親機20は、子機30から子機時計バックアップデータの送信の要求があったか否かを判定する。子機時計バックアップデータの送信の要求があった場合(ステップS401;Yes)、処理はステップS402に進む。この場合には、親機20は子機時計バックアップデータを子機30に送信し(ステップS402)、親機20の処理は終了する。これに対して、子機時計バックアップデータの送信の要求がなかった場合(ステップS401;No)、処理は終了する。
次に、ステップS303では、子機30は、親機20から子機時計バックアップデータを受信したか否かを判定する。子機時計バックアップデータを受信した場合(ステップS303;Yes)、処理はステップS304に進み、子機時計バックアップデータを受信していない場合(ステップS303;No)、処理は終了する。ステップS304では、子機30は、ステップS303で受信された子機時計バックアップデータに対応する時間を、自時計として格納する。具体的には、子機30は、受信した子機時計バックアップデータを、子機時計部36に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、子機30の処理は終了する。
以上説明した第1実施例によれば、親機20で子機時計バックアップデータを格納してカウントアップすることで、当該子機時計バックアップデータを用いて、子機30の時計データを適切に自動調整することができる。つまり、子機30が親機20の通信圏外に一度出てから親機20の通信圏内に再度戻った際や、子機30の電源がオフからオンとなった際などに、子機時計バックアップデータを用いて子機30の時計データを適切に自動調整することができる。また、親機20の電源を入れて時計登録をした後に子機30の電池を入れたり、子機30の電池を入れて時計登録をした後に親機20の電源を入れたりした場合、自動的に親子の時計が設定されて更新されることとなるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、第1実施例においては、子機30が親機20の通信圏外にある際に、子機30における時計データのカウントアップ及び当該時計データの表示を停止状態にすることができる。こうするのは、前述したように、子機30が親機20の通信圏外に一度出てから親機20の通信圏内に再度戻った際に、親機20に格納された子機時計バックアップデータにて子機30の時計データを復旧させることができるからである。このように子機30において時計データのカウントアップ及び表示を停止することにより、子機30の電源部(バッテリ)34の消耗を低減し、長持ちさせることが可能となる。例えば、時計データのカウントアップのために専用の水晶発振子などが実装されている場合には、その動作を停止することができるので、電源部(バッテリ)34の消耗を低減することができる。したがって、子機が親機20の通信圏内に戻ったときに速やかに時計データを使用可能になったり、また、子機30の電源部(バッテリ)34の消耗を低減したりすることが可能となる。
また、第1実施例では、子機30の時計データが消滅した場合に(例えば、上記のように子機30が親機20の通信圏外にある際に時計データのカウントアップを停止状態にした場合)、時計データが消滅したことを示す情報を表示させることで、ユーザの意思で、子機30の時計データを復旧させることができる。この場合、ユーザが所定の操作を行った際に、親機20からの子機時計バックアップデータの送信を子機30に要求させることができる。
更に、上記では、1個の子機30にて構成されるコードレス電話機100が行う処理を示したが、複数の子機にて構成されるコードレス電話機によっても同様の処理を行うことができる。
図4は、第1実施例における変形例に係るコードレス電話機101の概略構成図を示す。当該コードレス電話機101は、本発明における時間設定システムの一例である。なお、図1に示したものと同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
コードレス電話機101は、親機20Aと、複数(n個)の子機30A1〜30Anとを有する。親機20Aは、前述した親機20と異なり、子機30A1〜30Anそれぞれの子機時計バックアップデータを格納してカウントアップする子機時計バックアップ時計部29A1〜29Anを有する。子機30A1〜30Anは、前述した子機30と同様に構成されている、つまり同一の構成要素を有する。なお、親機20Aは、第1装置に相当し、第1カウントアップ手段及び第1送信手段として機能する。また、子機30A1〜30Anは、それぞれ、第2装置に相当し、第2受信手段及び第2時計データ設定手段として機能する。
このようにコードレス電話機101においては、親機20Aは、子機30A1〜30Anから受信された複数の時計データを子機時計バックアップデータとして格納すると共に当該複数の時計データをカウントアップし、子機30A1〜30Anは、それぞれ、親機20Aから対応する子機時計バックアップデータを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。また、当該構成では、前述した親機時計上書き条件は、例えば(a)常に子機時計バックアップデータを破棄する設定、(b)自己の時計データがない場合(未登録の場合)は設定(指定)した子機の子機時計バックアップデータを格納する設定、(c)常に設定(指定)した子機の子機時計バックアップデータを格納する設定、(d)自己の時計データがない場合(未登録の場合)は優先設定(指定)した子機の子機時計バックアップデータを格納する設定、(e)常に優先設定(指定)した子機の子機時計バックアップデータを格納する設定、のうちの少なくともいずれかに基づいて設定される。
なお、親機20Aは、子機30A1〜30An全ての子機時計バックアップデータを格納してカウントアップする必要はなく、子機30A1〜30Anのうちの指定した子機のみの子機時計バックアップデータを格納してカウントアップしても良い。
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明する。前述した第1実施例では、親機20は子機時計バックアップデータを格納してカウントアップし、子機30は当該子機時計バックアップデータに基づいて自己の時計データを設定していた。これに対して、第2実施例では、子機は、親機から受信された時計データ(以下、「親機時計バックアップデータ」と呼ぶ。)を格納してカウントアップし、親機は、子機から親機時計バックアップデータを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。つまり、第1実施例では、子機30の時計データを親機20にバックアップさせてカウントアップさせていたのに対して、第2実施例では、親機の時計データを子機にバックアップさせてカウントアップさせる。より具体的には、第2実施例では、親機は、親機時計バックアップデータが必要な際(例えば親機の電源がオフからオンとなった際など)に、子機に対して親機時計バックアップデータの送信を要求して、受信された親機時計バックアップデータを自己の時計データとして格納してカウントアップする。言い換えると、親機は、親機時計バックアップデータに基づいて自己の時計データを復旧させる。
次に、図5乃至図7を参照して、第2実施例について具体的に説明する。
図5は、第2実施例に係るコードレス電話機102の概略構成図を示す。当該コードレス電話機102は、本発明における時間設定システムの一例である。なお、図1に示したものと同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
コードレス電話機102は、親機20Bと子機30Bとを有する。親機20Bは、前述した親機20と異なり、子機時計バックアップ時計部29を有しない。子機30Bは、前述した子機30と異なり、親機時計バックアップ時計部39を有する。親機時計バックアップ時計部39は、親機20Bから取得された親機時計バックアップデータを格納すると共にカウントアップ(更新)する。具体的には、親機時計バックアップ時計部39は、親機20Bから時計データが取得された時点から、当該時計データのカウントアップを行う。例えば、時計データが取得された時点から1分32秒後は、当該時計データに対して1分32秒を加算した時計データとなる。なお、子機30Bは、第1装置に相当し、第1カウントアップ手段及び第1送信手段として機能する。また、親機20Bは、第2装置に相当し、第2受信手段及び第2時計データ設定手段として機能する。加えて、親機時計バックアップデータは、カウントアック時計データに相当する。
図6は、親機20Bにおける時計登録時に行われる処理を示すフローチャートである。ステップS501〜S503の処理は、親機20Bの時計登録時において、親機20Bによって実行される。また、ステップS601〜S604の処理は、子機30Bによって繰り返し実行される。なお、基本的には、親機20Bにおいては主制御部21が当該処理を実行し、子機30Bにおいては主制御部31が当該処理を実行する。
まず、ステップS501では、親機20Bは、時計入力に応じた時計登録操作を実行する。なお、親機20Bは、時計登録された状態を認識するものとする。この後、処理はステップS502に進む。ステップS502では、親機20Bは、登録された時計を自時計として格納する。具体的には、親機20Bは、登録された時計に対応する時計データを、親機時計部26に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、処理はステップS503に進む。ステップS503では、親機20Bは、自己の時計データを子機30Bに送信する。つまり、親機20Bは、自己の時計データを親機時計バックアップデータとして子機30Bに送信する。そして、親機20Bの処理は終了する。
一方、ステップS601では、子機30Bは、親機時計バックアップデータを受信したか否かを判定する。具体的には、上記のステップS503の処理において親機20Bが送信した親機時計バックアップデータを受信したか否かを判定する。親機時計バックアップデータを受信した場合(ステップS601;Yes)、処理はステップS602に進み、親機時計バックアップデータを受信していない場合(ステップS601;No)、処理は終了する。
ステップS602では、子機30Bは、ステップS601で受信した親機時計バックアップデータを格納する。具体的には、子機30Bは、受信した親機時計バックアップデータを、親機時計バックアップ時計部39に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、処理はステップS603に進む。
ステップS603では、子機30Bは、ステップS601で受信した親機時計バックアップデータにて自己の時計データを設定する条件(以下、「子機時計上書き条件」と呼ぶ。)が成立しているか否かを判定する。この子機時計上書き条件は、例えばユーザにより設定される。一例としては、子機時計上書き条件は、(a)常に親機時計バックアップデータを破棄する設定、(b)自己の時計データがない場合(未登録の場合)は親機時計バックアップデータを格納する設定、(c)常に親機時計バックアップデータを格納する設定、のうちの少なくともいずれかがユーザにより選択されることで設定される。このように子機30Bにおける親機時計バックアップデータの取り扱いについて多用な設定を設けることにより、ユーザの好みを反映することが可能となる。
子機時計上書き条件が成立している場合(ステップS603;Yes)、処理はステップS604に進み、子機時計上書き条件が成立していない場合(ステップS603;No)、処理は終了する。ステップS603では、子機30Bは、親機時計バックアップデータに対応する時間を、自時計として格納する。具体的には、子機30Bは、ステップS601で受信した親機時計バックアップデータを、子機時計部36に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、子機30Bの処理が終了する。
図7は、子機30Bで格納している親機時計バックアップデータを親機20Bに送信する場合に行われる処理を示すフローチャートである。ステップS701〜S705の処理は、親機20Bの電源がオンとなった際に、親機20Bによって実行される。また、ステップS801〜S802の処理は、子機30Bによって繰り返し実行される。なお、基本的には、親機20Bにおいては主制御部21が当該処理を実行し、子機30Bにおいては主制御部31が当該処理を実行する。
まず、ステップS701では、親機20Bは、子機30Bが親機20Bの通信圏内にあるか否かを判定する。子機30Bが通信圏内にある場合(ステップS701;Yes)、処理はステップS702に進み、子機30Bが通信圏内にない場合(ステップS701;No)、処理は終了する。
ステップS702では、親機20Bは、親機時計バックアップデータが必要な状況であるか否かを判定する。親機時計バックアップデータが必要である場合(ステップS702;Yes)、処理はステップS703に進み、親機時計バックアップデータが必要でない場合(ステップS702;No)、処理は終了する。
ステップS703では、親機20Bは、子機30Bに対して、親機時計バックアップデータの送信を要求する。そして、処理はステップS704に進む。ここで、ステップS801において、子機30Bは、親機20Bから親機時計バックアップデータの送信の要求があったか否かを判定する。親機時計バックアップデータの送信の要求があった場合(ステップS801;Yes)、処理はステップS802に進む。この場合には、子機30Bは親機時計バックアップデータを親機20Bに送信し(ステップS802)、子機30Bの処理は終了する。これに対して、親機時計バックアップデータの送信の要求がなかった場合(ステップS801;No)、処理は終了する。
次に、ステップS704では、親機20Bは、子機30Bから親機時計バックアップデータを受信したか否かを判定する。親機時計バックアップデータを受信した場合(ステップS704;Yes)、処理はステップS705に進み、親機時計バックアップデータを受信していない場合(ステップS704;No)、処理は終了する。ステップS705では、親機20Bは、ステップS704で受信された親機時計バックアップデータに対応する時間を、自時計として格納する。具体的には、親機20Bは、受信した親機時計バックアップデータを、親機時計部26に格納させてカウントアップ(更新)させる。そして、親機20Bの処理は終了する。
以上説明した第2実施例によっても、子機30Bで親機時計バックアップデータを格納してカウントアップすることで、当該親機時計バックアップデータを用いて、親機20Bの時計データを適切に自動調整することができる。つまり、親機20Bの電源がオフからオンとなった際などに、親機時計バックアップデータを用いて親機20Bの時計データを適切に自動調整することができる。また、第2実施例によれば、親機20Bの停電時における時計保持、更新が必要ないため、親機20Bの回路の簡素化やバックアップ電池削除などが可能となる。更に、親機20の電源を入れて時計登録をした後に子機30の電池を入れたり、子機30の電池を入れて時計登録をした後に親機20の電源を入れたりした場合、自動的に親子の時計が設定されて更新されることとなるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、第2実施例では、親機20Bの時計データが消滅した場合に、時計データが消滅したことを示す情報を表示させることで、ユーザの意思で、親機20Bの時計データを復旧させることができる。この場合、ユーザが所定の操作を行った際に、子機30Bからの親機時計バックアップデータの送信を親機20Bに要求させることができる。
また、上記では、1個の子機30Bにて構成されるコードレス電話機102が行う処理を示したが、複数の子機にて構成されるコードレス電話機によっても同様の処理を行うことができる。
図8は、第2実施例における変形例に係るコードレス電話機103の概略構成図を示す。当該コードレス電話機103は、本発明における時間設定システムの一例である。なお、図1及び図5に示したものと同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
コードレス電話機103は、親機20Bと、複数(n個)の子機30B1〜30Bnとを有する。コードレス電話機103における親機20Bは、前述した親機20Bと同様に構成されている。子機30B1〜30Bnは、それぞれ、前述した子機30と同様に構成されている。具体的には、子機30B1〜30Bnは、それぞれ、親機時計バックアップ時計部39を有し、親機20Bから取得された親機時計バックアップデータを格納すると共にカウントアップ(更新)する。なお、子機30B1〜30Bnは、第1装置における複数の装置に相当し、それぞれ第1カウントアップ手段及び第1送信手段として機能し、親機20Bは、第2受信手段及び第2時計データ設定手段として機能する。
このようにコードレス電話機103を構成した場合、子機30B1〜30Bnは、それぞれ、親機20Bから受信された時計データを親機時計バックアップデータとして格納すると共にカウントアップし、親機20Bは、子機30B1〜30Bnから複数の親機時計バックアップデータを受信して、当該複数の親機時計バックアップデータに基づいて自己の時計データを設定する。この場合、親機20Bは、例えば子機30B1〜30Bnにおける登録番号の小さい順や大きい順に、親機時計バックアップデータの送信を要求する(親機20Bの都合により自由に取得可能である)。また、親機20Bは、子機30B1〜30Bnから受信された複数の親機時計バックアップデータを比較することで、データの一致が多いもので自己の時計データの設定を行う。例えば、複数の親機時計バックアップデータから多数決により決定した時間データや、複数の親機時計バックアップデータを平均した時間データなどによって設定を行う。
このような変形例によれば、複数の子機30B1〜30Bnに格納された親機時計バックアップデータを用いて、親機20Bの時計データを適切に自動調整することができる。よって、親機20Bの時計データを自動調整する場合において、複数の時計データが親機20B側に送信されることによるユーザの混乱を抑制することができる。
なお、親機20Bは、子機30B1〜30Bn全てに対して親機時計バックアップデータを送信して格納させる必要はなく、子機30B1〜30Bnのうちの指定した子機にのみ、親機時計バックアップデータを送信して格納させても良い。つまり、親機20Bの時計登録時において、子機30B1〜30Bnのうち、予めユーザなどによって指定された子機にのみ、親機時計バックアップデータを送信して、格納・カウントアップさせれば良い。この場合、親機20Bは、子機30B1〜30Bnのうちの指定した子機において、登録番号の小さい順や大きい順に、親機時計バックアップデータの送信を要求する(親機20Bの都合により自由に取得可能である)。
[第3実施例]
次に、第3実施例について説明する。前述した第1及び第2実施例では、子機及び親機のいずれか一方の時計データを他方にバックアップさせてカウントアップさせることで、当該時計データを用いて子機及び親機のいずれか一方の時計データを設定していた。これに対して、第3実施例では、子機の時計データを親機にバックアップさせてカウントアップさせると共に、親機の時計データを子機にバックアップさせてカウントアップさせることで、バックアップされた時計データを用いて、子機及び親機の両方の時計データを設定する。つまり、第3実施例では、親機に子機時計バックアップデータを格納させてカウントアップさせると共に、子機に親機時計バックアップデータを格納させてカウントアップさせることで、子機については親機に格納された子機時計バックアップデータに基づいて時計データを設定させ、親機については子機に格納された親機時計バックアップデータに基づいて時計データを設定させる。
図9は、第3実施例に係るコードレス電話機104の概略構成図を示す。当該コードレス電話機104は、本発明における時間設定システムの一例である。なお、図1や図5に示したものと同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
コードレス電話機104は、親機20Cと子機30Cとを有する。親機20Cは、前述した親機20(図1参照)と同様に構成されている。具体的には、親機20Cは、子機時計バックアップ時計部29を有し、子機30Cから取得された子機時計バックアップデータを格納すると共にカウントアップ(更新)する。子機30Cは、前述した子機30B(図5参照)と同様に構成されている。具体的には、子機30Cは、親機時計バックアップ時計部39を有し、親機20Cから取得された親機時計バックアップデータを格納すると共にカウントアップ(更新)する。なお、親機20C及び子機30Cのいずれか一方が第1装置に相当し、他方が第2装置に相当する。つまり、親機20C及び子機30Cのいずれか一方が、第1カウントアップ手段、第1送信手段、及び第1受信手段、並びに第1時計データ設定手段として機能し、他方が、第2カウントアップ手段、第2送信手段、及び第2受信手段、並びに第2時計データ設定手段として機能する。
このようなコードレス電話機104は、基本的には、前述したコードレス電話機100やコードレス電話機102などと同様の処理を行う。具体的には、親機20Cは、子機30Cから受信された時計データを子機時計バックアップデータとして格納すると共に当該時計データをカウントアップし、子機30Cは、親機20Cから子機時計バックアップデータを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。詳しくは、子機30Cは、親機20Cの通信圏外に一度出てから親機20Cの通信圏内に再度戻った際や、子機30Cの電源がオフからオンとなった際などに、親機20Cに対して子機時計バックアップデータの送信を要求する。また、子機30Cは、親機20Cから受信された時計データを親機時計バックアップデータとして格納すると共に当該時計データをカウントアップし、親機20Cは、子機30Cから親機時計バックアップデータを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。詳しくは、親機20Cは、親機時計バックアップデータが必要な際(例えば親機20Cの電源がオフからオンとなった際など)に、子機30Cに対して親機時計バックアップデータの送信を要求する。
なお、親機20Cにおける親機時計上書き条件、及び子機30Cにおける子機時計上書き条件は、前述したような方法でユーザなどにより設定される。つまり、ユーザなどによる設定に応じて、親機20Cにおける子機時計バックアップデータの取り扱い、及び子機30Cにおける親機時計バックアップデータの取り扱いが設定される。
更に、上記のコードレス電話機104においては、親機20Cは、子機時計バックアップデータを格納していない場合には、子機30Cから受信された親機時計バックアップデータを、そのまま子機時計バックアップデータとして格納してカウントアップすることができる。また、子機30Cは、親機時計バックアップデータを格納していない場合には、親機20Cから受信された子機時計バックアップデータを、そのまま親機時計バックアップデータとして格納してカウントアップすることができる。
加えて、上記のコードレス電話機104においては、親機20C及び子機30Cが他方からバックアップデータを受信する際に、自己が格納しているバックアップデータを送信することができる。例えば、親子間の通常の通信において、バックアップデータを送受信することができる。具体的には、親機20Cは、子機30Cから親機時計バックアップデータを受信する際に、格納している子機時計バックアップデータを子機30Cに対して送信する。また、子機30Cは、親機20Cから子機時計バックアップデータを受信する際に、格納している親機時計バックアップデータを親機20Cに対して送信する。
以上説明した第3実施例によっても、親機20C及び子機30Cで互いの時計データをバックアップしてカウントアップするため、親機20C及び子機30Cの両方の時計データを適切に自動調整することができる。例えば、親機20Cの電源を入れて時計登録をした後に子機30Cの電池を入れたり、子機30Cの電池を入れて時計登録をした後に親機20Cの電源を入れたりした場合、自動的に親子の時計が設定されて更新されることとなるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、第3実施例では、親機20C又は子機30Cの時計データが消滅した場合に、時計データが消滅したことを示す情報を表示させることで、ユーザの意思で、親機20C又は子機30Cの時計データを復旧させることができる。この場合、ユーザが所定の操作を行った際に、親機20Cによる親機時計バックアップデータの送信要求、若しくは子機30Cによる子機時計バックアップデータの送信要求をさせることができる。
また、上記では、1個の子機30Cにて構成されるコードレス電話機104が行う処理を示したが、複数の子機にて構成されるコードレス電話機によっても同様の処理を行うことができる。
図10は、第3実施例における変形例に係るコードレス電話機105の概略構成図を示す。当該コードレス電話機105は、本発明における時間設定システムの一例である。なお、図9に示したものと同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
コードレス電話機105は、親機20Dと、複数(n個)の子機30D1〜30Dnとを有する。親機20Dは、前述した親機20Cと異なり、子機30D1〜30Dnそれぞれの子機時計バックアップデータを格納してカウントアップする子機時計バックアップ時計部29D1〜29Dnを有する。子機30D1〜30Dnは、前述した子機30Dと同様に構成されている。なお、親機20D及び子機30D1〜30Dnのいずれか一方が第1装置に相当し、他方が第2装置に相当する。
このようにコードレス電話機105を構成した場合、基本的には、前述したコードレス電話機104と同様の処理を行う。具体的には、親機20Dは、子機30D1〜30Dnから受信された複数の時計データを子機時計バックアップデータとして格納すると共に当該時計データをカウントアップし、子機30D1〜30Dnは、それぞれ、親機20Dから対応する子機時計バックアップデータを受信して、当該時計データに基づいて自己の時計データを設定する。また、子機30D1〜30Dnは、親機20Dから受信された時計データを親機時計バックアップデータとして格納すると共に当該時計データをカウントアップし、親機20Dは、子機30D1〜30Dnから複数の親機時計バックアップデータを受信して、当該複数の親機時計バックアップデータに基づいて自己の時計データを設定する。この場合、親機20Dは、例えば子機30D1〜30Dnにおける登録番号の小さい順や大きい順に、親機時計バックアップデータの送信を要求する(親機20Dの都合により自由に取得可能である)。また、親機20Dは、子機30D1〜30Dnから受信された複数の親機時計バックアップデータを比較することで、データの一致が多いもので自己の時計データの設定を行う。例えば、複数の親機時計バックアップデータから多数決により決定した時間データや、複数の親機時計バックアップデータを平均した時間データなどによって設定を行う。更に、親機20Dは、子機時計バックアップデータを格納していない場合には、子機30D1〜30Dnから受信された親機時計バックアップデータを、そのまま、対応する子機の子機時計バックアップデータとして格納してカウントアップすることができる。
なお、親機20Dは、子機30D1〜30Dn全てに対して親機時計バックアップデータを送信して格納させる必要はなく、子機30D1〜30Dnのうちの指定した子機にのみ、親機時計バックアップデータを送信して格納させても良い。この場合、親機20Dは、子機30D1〜30Dnのうちの指定した子機において、登録番号の小さい順や大きい順に、親機時計バックアップデータの送信を要求する(親機20Dの都合により自由に取得可能である)。更に、親機20Dは、子機30D1〜30Dn全ての子機時計バックアップデータを格納してカウントアップする必要はなく、子機30D1〜30Dnのうちの指定した子機のみの子機時計バックアップデータを格納してカウントアップしても良い。
[変形例]
本発明の適用は、コードレス電話機に限定はされない。本発明は、時計機能を有する複数の装置を具備し、親子関係を形成して通信を行うようなシステムに対して適用することができる。例えば、ドアホン子機やドアホン親機などを有するドアホンシステムに対して適用することができる。
第1実施例に係るコードレス電話機の概略構成図を示す。 第1実施例において子機の時計登録時に行われる処理を示すフローチャートである。 第1実施例において子機時計バックアップデータを子機に送信する場合に行われる処理を示すフローチャートである。 第1実施例の変形例に係るコードレス電話機の概略構成図を示す。 第2実施例に係るコードレス電話機の概略構成図を示す。 第2実施例において親機の時計登録時に行われる処理を示すフローチャートである。 第2実施例において親機時計バックアップデータを親機に送信する場合に行われる処理を示すフローチャートである。 第2実施例の変形例に係るコードレス電話機の概略構成図を示す。 第3実施例に係るコードレス電話機の概略構成図を示す。 第3実施例の変形例に係るコードレス電話機の概略構成図を示す。
符号の説明
20 親機
21、31 主制御部
24、34 電源部
25、35 無線部
26 親機時計部
27、37 メモリ部
28 回線制御部
29 子機バックアップ時計部
30 子機
36 子機時計部
39 親機バックアップ時計部
100 コードレス電話機

Claims (12)

  1. 時計機能を有する第1装置と、時計機能を有し、前記第1装置と通信を行う第2装置とを具備する時間設定システムであって、
    前記第1装置は、
    前記第2装置の時計データを受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段にて受信した時計データを格納して、当該時計データをカウントアップする第1カウントアップ手段と、
    前記第1カウントアップ手段によってカウントアップされたカウントアップ時計データを、前記第2装置に対して送信する第1送信手段と、を備え、
    前記第2装置は、
    前記第1送信手段から送信された前記カウントアップ時計データを受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データに基づいて、前記第2装置の時計データを設定する第2時計データ設定手段と、を備えることを特徴とする時間設定システム。
  2. 前記第2受信手段は、前記第1装置と前記第2装置との通信状態が通信不可能状態から通信可能状態となった際に、前記第1送信手段に対して前記カウントアップ時計データの送信を要求することを特徴とする請求項1に記載の時間設定システム。
  3. 前記第2受信手段は、前記第2装置の電源がオフからオンとなった際に、前記第1送信手段に対して前記カウントアップ時計データの送信を要求することを特徴とする請求項1又は2に記載の時間設定システム。
  4. 前記第1装置は、自己の時計データが設定されていない場合に、前記第1受信手段にて受信された前記第2装置の時計データに基づいて前記自己の時計データを設定する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の時間設定システム。
  5. 前記第1装置は、ユーザからの設定に応じて、前記第1受信手段にて受信された前記第2装置の時計データに基づいた自己の時計データの設定方法を変更する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の時間設定システム。
  6. 前記第2装置は、当該第2装置が前記第1装置の通信圏外にある際に、自己の時計データのカウントアップ及び前記自己の時計データの表示を停止する手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の時間設定システム。
  7. 前記第1装置は、前記第2装置と通信を行うと共に前記時計機能を有する複数の装置を有し、
    前記複数の装置は、それぞれ、前記第1受信手段、前記第1カウントアップ手段、及び前記第1送信手段を備え、
    前記第2受信手段は、前記複数の装置における前記第1送信手段から、複数のカウントアップ時計データを受信し、
    前記第2時計データ設定手段は、前記複数のカウントアップ時計データを比較することによって、前記第2装置の時計データを設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の時間設定システム。
  8. 前記第2装置は、
    前記第2受信手段によって、前記第1装置の時計データを受信し、
    前記第2受信手段にて受信した時計データを格納して、当該時計データをカウントアップする第2カウントアップ手段と、
    前記第2カウントアップ手段によってカウントアップされたカウントアップ時計データを、前記第1装置に対して送信する第2送信手段と、を更に備え、
    前記第1装置は、
    前記第1受信手段によって、前記第2送信手段から送信された前記カウントアップ時計データを受信し、
    前記第1受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データに基づいて、前記第1装置の時計データを設定する第1時計データ設定手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の時間設定システム。
  9. 前記第1カウントアップ手段は、前記第2装置の時計データを格納していない場合には、前記第1受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データをそのまま格納してカウントアップし、
    前記第2カウントアップ手段は、前記第1装置の時計データを格納していない場合には、前記第2受信手段によって受信された前記カウントアップ時計データをそのまま格納してカウントアップすることを特徴とする請求項8に記載の時間設定システム。
  10. 前記第1送信手段は、前記第1受信手段が前記カウントアップ時計データを受信する際に、前記第1カウントアップ手段がカウントアップしたカウントアップ時計データを前記第2装置に対して送信し、
    前記第2送信手段は、前記第2受信手段が前記カウントアップ時計データを受信する際に、前記第2カウントアップ手段がカウントアップしたカウントアップ時計データを前記第1装置に対して送信することを特徴とする請求項8又は9に記載の時間設定システム。
  11. 前記第1装置と前記第2装置とは、親子関係を形成して通信を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の時間設定システム。
  12. 前記第1装置及び前記第2装置の少なくともいずれかが回線に接続されており、コードレス電話機として構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の時間設定システム。
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