JP2010011457A - Tdmaマルチホップ無線ネットワークにおける時間同期化の方法及び装置 - Google Patents

Tdmaマルチホップ無線ネットワークにおける時間同期化の方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法。
【解決手段】方法は、TRノードのうちの少なくとも1つのレベルで、サブフレームの所定の時間スロット中にブロードキャスト・ビーコン・パケットを送信する工程であって、各サブフレームが複数の時間スロットを含む工程と、TDMAプロトコルのスロット構造を使用して上記ビーコン・パケットを残りのノードのうちで伝搬する工程であって、各ノードは、サブフレームにおいて、競合がない時間スロットが予め割り当てられて、上記サブフレームの先行スロット内の別のノードから受信されたビーコン・パケットをブロードキャストする工程と、上記ビーコン・パケットを受信すると、更新オフセット推定に基づいて内部クロックを、非TRノードのうちの少なくとも2つにおいて更新する工程とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信ネットワークの分野に関する。
本発明は特に、TDMA(「時分割多元接続」)マルチホップ無線ネットワークに関する。
マルチホップ無線ネットワークでは、無線インタフェースを装備したノードの組がネットワーク・インフラストラクチャを形成し、ネットワーク・インフラストラクチャでは、データが複数の無線ホップを介して、意図された宛先に向けて転送される。当初は、アドホック・ネットワークなどの軍事アプリケーションで使用されたマルチホップ無線通信のパラダイムは今日では、メッシュ・ネットワーク、センサ・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワークや無線ワイド・エリア・ネットワークなどの台頭する商用アプリケーションに適用されている。
本発明は、伝送が時分割多元接続(TDMA)プロトコルによって連係されるマルチホップ無線ネットワークを考慮に入れている。競合のない周期的伝送スケジュールにより、帯域幅及び遅延の保証を行うことが可能であるので、TDMAプロトコルは魅力的である。前述のTDMAプロトコルは、現在のシングルホップIEEE802.16無線システムのカバレッジを拡充することを狙いとし、マルチホップ無線環境における既存のキャリア検知多重アクセス(CSMA)プロトコルが受ける周知の性能の問題にも対処する、IEEE802.16jモバイル・マルチホップ・リレー(IEEE802.16のモバイル・マルチホップ・リレー(MMR)研究グループ、http://www.ieee802.org/16/sg/mmr/)などの台頭するマルチホップ無線標準によって現在、考慮に入れられている。
TDMAプロトコルでは、ノードは全て、共通時間基準に同期化され、伝送は周期的に、マルチスロット・フレーム系列で行われる。各フレームは、制御サブフレーム、及びこれに続くデータ・サブフレームを含む。何れのサブフレームも持続時間が固定であり、いくつかの時間スロットを含む。各制御サブフレーム中に、同期化及びスケジュール計算/配布を含む種々の管理機能が行われる。データ・サブフレームの各スロット中、一部のノードは、先行制御サブフレ―ム中に計算されているネットワーク・スケジュールに応じて、競合なしで送信する。スケジュール計算は、分散化されていても(ノードによって計算されても)、集中化されていても(ネットワーク・コントローラとして動作する単一ノードによって計算され、ノードに配布されても)よい。
何れのTDMAプロトコルの動作にも中心的であるのは、ノード・クロックを共通時間基準と同期化させた状態にし続ける同期化機構である。この時間基準は、ネットワーク・スケジュールに基づいて各スロットでノードが送信することを可能にする。集中化スケジューリングの場合、ネットワーク内のノード全てに帯域幅及び遅延の保証を提供するネットワーク全体の競合のないスケジュールをコントローラ・ノードが計算することも可能にする。何れのTDMAシステムの同期化機構も、非常に正確であり、有界の実行時間(遅延)及び低オーバヘッドを有し、費用が低く、広く適用可能である。以下に、前述の構成をより詳細に記載し、TDMAプロトコル特性に対するその影響を説明する。
実際には、ノード・クロックは、決して完全に同期化することが可能な訳でない。非常に精度が高い同期化機構は、共通時間基準からのノード・クロック・ドリフト全てを最小にする。前述の同期化機構は、TDMAプロトコル動作中、スロット毎オーバヘッドが一定であるスロット・ガード時間などのTDMA MACプロトコル・パラメータの(オフライン)設計を可能にするようクロック・ドリフト全てに限度を設ける。精度が非常に高い同期化機構により、スロット毎ガード時間が低くなり、よって、スロット持続時間が短くなる。スロット持続時間が短いと、フレーム持続時間が短くなり、これは、遅延が小さいということになる。これは、高速時間スケールにおける伝送の制御も可能にし、これはプロトコル動作が効率的であるということになる。
クロック同期化機構は制御サブフレーム中に実行され、その実行時間はフレーム毎オーバヘッドである。このオーバヘッドは、TDMAプロトコル動作中、固定である、制御サブフレームの持続時間などのTDMA MACプロトコル・パラメータの最適な設計を可能にするよう限度が設けられ、最小にされなければならない。
同期化機構により、無線システムに、追加費用が必要以上にかかるべきでない。
理想的には、同期化機構は、別々の無線環境(屋内/屋外)、各種マルチホップ無線ネットワーク(メッシュ・ネットワーク。パーソナル・エリア・ネットワーク、センサ・ネットワーク)、及び各種装置(インフラストラクチャ内で動作している無線ルータ、又は無線ネットワーク・エッジで動作しているクライアント)にあてはまり得る。
上記構成全てをサポートすることが可能なマルチホップ無線ネットワークの既存の同期化機構は存在しない。
既存の同期化機構は、帯域外又は帯域内に大別することが可能である。帯域外同期化機構は、更なるハードウェアを使用して共通時間基準を実現する。例えば、無線ノード全てが、全地球測位システム(GPS)装置を介して外部のグローバル・クロックにチューニングされた場合、クロック同期化は高精度で達成することが可能である。GPS装置の費用が高く、晴天の眺めの屋外環境でしか機能しないので、この手法はあまり広く受け入れられていない。
帯域内同期化機構は、ネットワーク内でビーコン同期化メッセージを送出することにより、ノード・クロックを同期化させようとする。帯域内同期化機構の最も単純なバージョンは、サーバ・ノードが、固定クライアント・ノード又はモバイル・クライアント・ノードに対してシングルホップ無線アクセスを提供する現行のスター型トポロジの無線システムで動作する。例としては、GSM/TDMAセルラ・ネットワーク、衛星システム、IEEE802.16広帯域無線システム、一点整合機能(PCF)又はブルートゥース・システムを使用したIEEE802.11無線LANがある。前述のシングルホップ無線TDMAシステムでは、時間同期化は、サーバからクライアント全てへの信号又はビーコン・パケットの周期的ブロードキャスト伝送によって達成することが可能である(例えば、「System and method of timing and frequency control in TDM/TDMA networks」と題する米国特許第7263090号明細書を参照されたい)。ネットワーク時間標準を備えるノードが、単一のブロードキャスト伝送で他のノード全てに達することが可能でないので、前述の手法はマルチホップ無線ネットワークに適用することが可能でない。
マルチホップ無線ネットワークの帯域内同期化機構を開発するための潜在的なやり方は、マルチホップ有線ネットワークの同期化機構を適合させるというものである。ネットワーク時間プロトコル(NTP)は、インターネットにおいて現在使用されている最もよく知られたクロック同期化機構である(D. L. Millsによる、「Internet Time Synchronization, The Network Time Protocol, Zhonghua Yang and T. Anthony Marsland (Eds.), Global States and Time in Distributed Systems, IEEE Computer Society Press, 1994」を参照されたい)。NTPシグナリングは無線環境にとって有力であると考えられている。すなわち、NTPの既存の無線適合は、シングルホップ無線ネットワークの単純なケースの場合でも、低い精度及び高いオーバヘッドをもたらす。
マルチホップ無線センサ・ネットワークについて提案されている帯域内クロック同期化アルゴリズムがいくつかあり、
●J. Elson, L. Girod及びD. Estrinによる「Fine−Grained Network Time Synchronization Using Reference Broadcasts.In Proc.5th Symposium on Operating Systems Design and Implementation (OSDI), 2002」
●S. Ganeriwal, R. Kumar及びM. Srivastavaによる「Timing−sync Protocol for Sensor Networks. In SENSYS, November 2003」
●Q. Li及びD. Rusによる「Global Clock Synchronization in Sensor Networks, 2004」
●M. Maroti, B. Kusy, G. Simon及びA. Ledecziによる「The Flooding Time Synchronization Protocol, ACM Sen−Sys 2004, 2004」
●M. Mock, R. Frings, E. Nett及びS. Trikaliotisによる「Continuous Clock Synchronization in Wireless Real−Time Applications.Symposium on Reliability in Distributed Software, 2000」
●K. Romerによる「Time Synchronization in Ad Hoc Networks, ACM Symposium on Mobile Ad Hoc Networking and Computing (MobiHoc 01),
●J. van Greunen, J. Rabaeyによる「Lightweight Time Synchronization for Sensor Networks, In ProcWSNA, September 2003, san Diego, CA」
●M. Xu, M. Zhao及びS. Liによる「Lightweight and energy efficient time synchronization for sensor network, International Conference on Wireless Communications, Networking and Mobile Computing, 2005」
が含まれる。
上記アルゴリズムは、無線媒体のブロードキャスト特性を活用して同期化精度を向上させる。しかし、前述のアルゴリズムは全て、ランダム・アクセスMACプロトコルを使用して、ネットワーク内で同期化ビーコン・パケットを配布する。同期化ビーコン・パケットの喪失を生じる予測可能でない遅延及び衝突をもたらすので、前述のプロトコルはTDMAシステムには適切でない。したがって、前述のアルゴリズムは、同期化オーバヘッドを最小にすることができず、同期化オーバヘッドに限度を設けることもできない。更に、前述のアルゴリズムの大半は、実世界のマルチホップ無線環境において実現され、検査されている訳ではない。
IEEE802.16リレー・タスク群(802.16j標準)は、ツリー・トポロジ構造を有するマルチホップ802.16無線システムの帯域内同期化機構を規定している。前述の同期化機構は802.16TDMAプロトコルの上で動作するが、ツリー・トポロジ構造に特有である。すなわち、同期化プリアンブルは、ツリー・ネットワーク構造にわたり、中央根ノードから葉ノードに配布される。この機構は、親子の役割が事前に分からない一般位相幾何構造のマルチホップ無線ネットワークに施すことが可能でない。更に、ツリー構造にわたるクロック配布は個々のリンク障害を受ける。少なくとも1つのリンクがプリアンブルを配布することができない場合、同期化アルゴリズムは、共通時間基準の下でのノード全てを同期化させることができない。最後に、802.16jドラフト標準は、一般的なシグナリング及びメッセージ交換を規定するに過ぎない一方、TDMAプロトコルの競合がなく、限度が設けられた遅延要求が充足されるように同期化信号の配布を効率的にスケジューリングするためのアルゴリズムを提供するものでない。
●Relay Task Group of IEEE 802.16, 「Part 16: Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems Multihop Relay Specification」Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems Multihop Relay Specification, IEEE P802.16j/D3, Feb. 29 2008」
ECMA高速超広帯域PHY及びMAC標準は、TDMA MACプロトコルの上で動作する帯域内分散クロック同期化機構を定義する。この機構では、各TDMAフレーム中、各ノードはそのクロックをその1ホップ近傍に周期的にブロードキャストし、そのクロックをその最低速の1ホップ近傍の受信クロック値と同期化させる。前述の「最低速のクロックに従う」手法は、ノード全てが互いに聴くことが可能なシングルホップ・ネットワークでノードを同期化させることが可能である。しかし、マルチホップ無線ネットワークでは、このアルゴリズムは、最低速のクロックを伝搬させ、ネットワーク全体の共通時間基準をもたらすためには、無限の数のTDMAフレームが必要になる。よって、ECMA標準に開示されたアルゴリズムは、グローバル・ネットワーク時間標準が最小の時間及び有界の遅延で必要なアプリケーションの解決策を提供するものでない。
●「Standard ECMA 368, High Rate Ultra Wideband PHY and MAC standard, 2nd edition, December 2007」
従来技術の刊行物の中でも、PCT特許出願公開第2006/056174号(Fraunhofer‐独国)には、同期化及びデータ伝送方法が開示されている。前述の先行技術のPCT特許出願公開に開示された同期化手法は、有界の遅延及び低オーバヘッドのTDMAプロトコル要件を満たさず、マルチホップ無線環境に該当しない。
本発明は、従来技術の解決策の上記欠点を解決することを目的とする。
既存の手法と対照的に、本発明は、TDMAプロトコル・スロット構造を利用する同期化アルゴリズムを導入する。同期化アルゴリズムは、共通時間基準を提供するネットワーク内の特定の点から生じるクロック同期化メッセージを配布する。同期化メッセージは、制御サブフレームにおける、競合のないネットワーク・スケジュールを使用してネットワーク内で配布される。前述のスケジュールは、同期化メッセージが最小かつ有限の時間でネットワーク全体に配布されるように構成される。アルゴリズムは、TDMAフレームにわたって周期的に実行して、共通時間基準に応じてノード・クロックをリフレッシュすることが可能である。
本発明が解決しようとする技術的課題は、TDMAマルチホップ・無線ネットワーク内のノード全てに共通時間基準をどのようにして供給するかというものである。
現在、前述の課題を効率的なやり方で解決することが可能な、有限の実行時間及び最小のオーバヘッドに対するTDMAプロトコル要件に対処し、広く適用可能でもあり得る既存のアルゴリズムは存在しない。GPS装置は、晴天の眺めの屋外で、かつ、費用が課題でない場合にのみ、適用することが可能な帯域外解決策である。帯域内解決策は、より広く適用可能であり、費用対効果が高く、ネットワーク・インフラストラクチャを利用してクロック同期化メッセージを配布する。既存の帯域内同期化解決策の大半は、スター型トポロジのシングルホップ無線ネットワーク用である。一部の帯域内解決策は、任意のトポロジのネットワークに利用可能でないツリー型トポロジ(802.16j標準)のTDMAマルチホップ・ネットワークについて考え出されている。一方、特定の他の帯域内解決策が任意のトポロジのマルチホップ無線センサ・ネットワークについて考え出されているが、同期化はランダム・アクセス機構を使用して行われ、これは、オーバヘッドを最小にするか、又はオーバヘッドに限度を設けることを不可能にする。本願提案の機構の大半は、マルチホップ無線環境では実現も検査もされていない。
本発明は一般に、ネットワークを共有するノードの組のクロックの同期化に関し、特に、マルチホップ無線ネットワークにおいてTDMAプロトコルを実行する無線ノードの共通時間基準を生成するクロック同期化機構に関する。クロック同期化アルゴリズムは、TDMAプロトコル・スロット構造を利用して、共通時間基準を提供するネットワーク内の特定の点から生じるクロック同期化メッセージを配布する。クロック同期化メッセージは、制御サブフレームにおける、競合のないネットワーク・スケジュールを使用して配布される。前述のスケジュールは、同期化メッセージが最小時間でネットワーク全体に配布されるように構成される。アルゴリズムは、TDMAフレームにわたって周期的に実行して、共通時間基準に応じてノード・クロックをリフレッシュすることが可能である。これは、広い範囲のマルチホップ無線TDMAネットワークに適用することが可能であり、低オーバヘッドで正確なクロック同期化をもたらす。最後に、アルゴリズムは、ネットワークにおけるノードの残りに、時間基準を提供するノードからのクロック同期メッセージに更なる制御情報を配布するために使用することが可能である。
本発明は、複数のノード(このうち、時間基準(TR)ノードは、所定の帯域外同期化機構を介して共通時間基準に同期化され、他のノードは非TRノードと呼ばれる)を含むTDMA(「時分割多元接続」)通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法として、そのより広い意味合いで定義されており、上記方法は、
●TRノードのうちの少なくとも1つのレベルで、サブフレームの所定の時間スロット中にブロードキャスト・ビーコン・パケットを送信する工程であって、各サブフレームが複数の時間スロットを含む工程と、
●TDMAプロトコルのスロット構造を使用してビーコン・パケットを残りのノードのうちで伝搬する工程であって、各ノードは、サブフレームにおいて、競合がない時間スロットが予め割り当てられて、サブフレームの先行スロット内の別のノードから受信されたビーコン・パケットをブロードキャストする工程と、
●ビーコン・パケットを受信すると、更新オフセット推定に基づいて内部クロックを、非TRノードのうちの少なくとも2つにおいて更新する工程とを含む。
効果的には、方法は、別のノード(A)からノード(B)により、ビーコン・パケットを受信すると、ノード(A)がビーコン・パケットを送信した時間を推定する工程と、ノード(A)の内部クロックとノード(B)の内部クロックとの間のオフセットを計算する工程とを含む。
好ましくは、ビーコン・パケットは、ビーコン・パケットがTRノードによって送信される時点でのTRノードの現行クロック値を備えたタイムスタンプを備える。
特定の実施例によれば、更なる制御情報が、通信ネットワークにおける少なくとも2つの非TRノードに、TRノードの少なくとも1つから配布される。
更なる制御情報は好ましくは、ビーコン・パケットにおいて配布される。
効果的には、サブフレームは、制御サブフレームの一部である同期化制御サブフレーム(SCS)である。
一実施例によれば、特定の時間スロットでは、1つのノードのみが送信し、残りのノードは「受信」モードにある。
好ましくは、サブフレームの各時間スロットに、通信ネットワークを介してビーコン・パケットを送信又は伝搬するためのノードが割り当てられる。
一実施例によれば、ノードが、サブフレームの所定の時間スロット中に送信するよう割り当てられた場合、その近傍ノードのうちの少なくとも1つに先行時間スロットにおいて送信するよう割り当てられる。
好ましくは、方法は、少なくとも1つのモードにより、ルックアップ・テーブルを保持し、更新する工程を含み、ルックアップ・テーブルは、ビーコン・パケットにおけるデータ速度値に応じて値(デルタ)を求めるために使用される。
特定の実施例では、値(デルタ)は以下の3つの値の和に等しい。
送信側でのMAC送信遅延、
伝搬遅延、及び
受信側でのMAC受信遅延
一実施例では、方法は、MAC(媒体アクセス制御)層と呼ばれる通信ネットワーク・プロトコル層で行われる、送信ノードでのタイムスタンプを備える工程を含む。
好ましくは、方法は、MAC(媒体アクセス制御)層と呼ばれる通信ネットワーク・プロトコル層において行われる、ビーコン・パケットを受信し、復号化する工程を含む。
効果的には、少なくとも2つのサブフレームが、サブフレーム内の少なくとも一時間指数(t)及び少なくとも一チャネル番号(k)と関連付けられ、時間指数(t)では、ノードの特定の群(j)に属するノードはチャネル(k)に戻り、少なくとも一同期化工程を行う。
一実施例によれば、2つのチャネル番号及び1つの時間指数(t)が存在しており、一同期化工程が、時間指数(t)で、2つのチャネルそれぞれに対して行われる。
別の実施例によれば、単一のチャネル番号及び別個の2つの時間指数が存在しており、2つの同期化工程が、2つの別個の時間指数において単一のチャネルに対して行われる。
効果的には、チャネル番号(k)は、複数の直交通信チャネルのうちの一通信チャネルを指定する。
本発明は、複数の装置を含むTDMA(「時分割多元接続」)通信ネットワークにおける通信装置にも関し、複数の装置のうち、時間基準(TR)ノードと呼ばれる一部のノードは、所定の帯域外同期化機構により、共通時間基準に同期化され、上記通信装置は、
●サブフレームの特定の時間スロット中に先行して送信されているブロードキャスト・ビーコン・パケットを受信する工程であって、各サブフレームが複数の時間スロットを含む工程と、
●ビーコン・パケットを受信すると、更新されたオフセットの推定に基づいてその内部クロックを更新する工程と、
●TDMAプロトコルのスロット構造を使用して、制御サブフレーム内の割り当てられた送信スロット上でビーコン・パケットを再ブロードキャストする工程とを含む。
本発明によってもたらされる効果は以下の通りである。
●有界の実行時間及び最小オーバヘッドというTDMAの厳しい要件に対処する。各同期化ビ―コンは、ネットワーク内のノードの数であるNよりも通常少ないPに等しい時間スロット数でネットワークに配布される。
●高精度。IEEE802.11ハードウェアによる、本発明による方法の実現形態は、数マイクロ秒程度のクロック同期化を達成する。
同期化制御サブフレーム(SCS)スケジュールの例を示す図である。 2つのノードA及びB間のデルタの推定のためのメッセージ交換を示す図である。 2つのTRノード、及びK=2個の直交チャネルを有する、本発明による方法の実行の例を表す図である。
以下の詳細な説明は、図面を参照してよりよく理解されるであろう。
本発明による方法は例えば、N個のノードを含むマルチホップ無線ネットワークにおいて使用することが可能である。一実施例では、前述のノードの一部は時間基準(TR)ノードである。TRノードは、GPS(全地球測位システム)などの帯域外同期化機構を介して共通時間基準に同期化させる。本発明による同期化アルゴリズムの目的は、TRノードの時間基準にネットワークにおけるノード全てのクロックを同期化させた状態にすることである。アルゴリズムはTDMAプロトコル・スロット構造を利用して、正確な同期化を達成し、通信オ―バヘッドを最小にする。これは、制御サブフレームの一部である同期化制御サブフレーム(SCS)中に行われる。主たる考えは、TRノードが、SCSの第1のスロットにおいてブロードキャスト・ビーコンを送信することにより、同期化をトリガし、TRクロックのその推定値を更新する間に、残りのノードに、このビーコンをネットワークにすばやく伝搬させるというものである。
汎用性を失うことなく、単一のTRノードの場合にまず、注力することが可能である。その後、複数のTRノードに関係する性能拡充を説明する。まず、ネットワークにおけるTR同期化ビーコンのすばやい伝搬を目的とするノード送信系列を定めるSCS構造を説明する。次いで、SCS構造を利用する同期化アルゴリズム、及び正確なクロック同期化の達成を支援する実験的なパラメータ推定手順を提示する。
SCSスケジュールはP個のスロットを含む。各スロットの間、単一のノードのみが送信し、残りは「受信」モードにある。SCSの間、各ノードが送信するのは、せいぜい一度である。SCSスケジュールを構成する目標は、単一のビーコン・メッセージが、ネットワーク内でTRノードからノードの残りまで、信頼度の高いやり方で伝搬されることを確実にする、小さなPを備えたスロット割り当てを求めるというものである。第1のSCSスロットをTRノードに割り当てて、ネットワーク内で伝搬される対象のビーコン・パケットを送信する。残りのSCSスロットを他のノードに割り当てて、マルチホップ無線ネットワークのネットワーク通信グラフG(N,L)を使用してビーコンを伝搬させる。グラフG(N,L)の頂点はネットワーク・ノードであり、エッジは全て、ノードiからの送信が、確率p(i.j)でノードiに達することが可能である一方向リンク(i,j)である。G(N,L)に基づいてノードにスロットを割り当てるためのやり方がいくつか存在している。スロットにおいて送信するようノ―ドが割り当てられた場合、G(N,L)における少なくとも1つの近傍ノードは、先行スロット中に送信するよう割り当てられているということを何れの割り当ても確実にする。各ノードがSCS中に、各ノードが送信可能であるのは、せいぜい一度であるのでこの制約が生じる。最善の割り当ては、オーバヘッドと信頼度との間のトレードオフに依存する。SCS持続時間Pがより長い割り当ては、より長いオーバヘッド及び実行時間をもたらす。一方、送信がより多く、近傍からビーコン・パケットを受信する確率がより高いので、より高い信頼度がもたらされ得る。
図1は、N=12ノードの場合の、マルチホップ無線ネットワークG(N,L)のP=7個のスロットの同期化制御サブフレーム(SCS)スケジュールの例を示す。ネットワーク・グラフG(N,E)のエッジは、ノード終点間のリンクの何れかの方向の通信を表す。この例では、アルゴリズムが、各制御サブフレーム(lamda=1)におけるSCS中に実行される。TR(時間基準)ノードには、SCSにおける第1のスロットが割り当てられる。ノードの中の数字は、SCS中に前述のノードが、送信するよう割り当てられているスロットを表す。
アルゴリズムの説明は、ノードの数が固定のマルチホップ無線ネットワークにおける同期化の保守に注力する。更なるノードは、現在の無線TDMAシステムにおいてみられるレンジング手順と同様なレンジング手順により、ネットワークに加えた後に、アルゴリズム実行に組み入れることが可能である。
アルゴリズムの目標は、TRノードとの同期化が維持されるようにノードのクロック値を更新するというものである。アルゴリズムはSCS中に実行し、ラムダ制御サブフレーム毎に周期的に実行される。アルゴリズムを施すことが可能な最大周波数はTDMフレームの持続時間(F)で定められる。この場合、アルゴリズムが各制御サブフレーム(ラムダ=1)で施される。
SCSにおける各スロットは、SlotTimeに等しい固定のものである。SlotTimeは、固定持続時間の2つの部分(すなわち、アイドル・ガード時間部T_G及びデータ伝送部)を含む。ガード時間は、瞬間的なクロック・ドリフトをマスクするために必要なスロット毎オーバヘッドである。スロット・ガ―ド時間T_GがSCSの持続時間PSlotTimeのクロック・ドリフトの吸収に十分大きいものとすることが必要である。これは、ノード全てが同期化されており、アルゴリズム実行中にサブフレーム(制御、SCS、データ)全ての開始及び終了の共通のビューを有することを確実にする。T_Gも、別々のTDMAフレームにおける別々のアルゴリズム実行間に生じるドリフトをマスクするのに十分大きい。dr_iが、共通時間基準からのノードiのクロック・ドリフト・レートである場合、スロット・ガード時間は、
Figure 2010011457
を満たすはずである。
アルゴリズムは、SCSの第1のスロットにおいてその現在のクロック値を有するタイムスタンプを含むビーコンをTRノードがブロードキャストすると始まる。ビーコンを受信する各ノードは、現在のSCSにおいて受信した第1のビーコンである場合、TRクロックに対するそのクロック・オフセットの推定値を計算し、TRノードのクロックに基づいて、次のデータ・サブフレーム(DS)の最初を求める。次いで、SCSにおけるその割り当てられたスロット中にビーコン(未修正)を再ブロードキャストする。スロット割り当ては、SCSの最後までに、ノード全てが、高い確率でビーコンの少なくとも一複製を受信することができることを確実にする。SCSの最後に、ノードは全て、そのクロックをその更新されたオフセット推定に基づいて更新する。以下に、アルゴリズムが終了すると、SCSの終了時にノード全てによって行われるクロック更新動作及びビーコンの受信による、オフセットの計算を詳細に説明する。
次に、スロットiでビーコンを受信する際の各ノードnの動作を説明する。T_n(L)を、ビーコンを受信する際のノードnの局所クロック値とする。ノードnはまず、ノードiがビーコンを送出した時点の推定値T_i(n)を計算する。
Figure 2010011457
ここで、デルタ(δ)は、ノードiからノードnにビーコンが送信されるのに要する合計時間の推定値である。デルタがどのようにして推定されるかを次に説明する。T_i(L)があれば、ノードnは次いで、TRノードがビーコンを送出した時点のその推定値T_s(L)を計算する。
Figure 2010011457
最後に、ノードnはビーコン・タイムスタンプ値T_s(R)を使用して、ノードiからのサンプルに基づいてTRクロックのそのオフセットを推定する。
Figure 2010011457
SCSのスロットPの最後に、各ノードnはその局所クロックを、新たに計算されたオフセットに基づいて更新する。ノード全てがそのクロックをSCSの最後に同時に更新する理由は、ノードが他よりも前に、新たなクロック値でそのクロックを更新することによる非同期化を避けるためである。
デルタの推定
同期化アルゴリズムのオフセット推定手順における唯一の未知の数量は式(1)における遅延デルタである。デルタは、タイムスタンプが送出側においてビーコン・パケットに入れられる時点と、受信側におけるビーコン・パケットの受信の時点との間の合計遅延である。
一実施例によれば、送出側におけるタイムスタンプ動作がMAC層で行われる実現形態を考察する。受信側では、ビーコン・パケットの受信及び復号化もMAC層で実現される。前述の実現形態は、ネットワーク層データ経路による遅延及び動作システム・コンテキスト・スイッチなどの、ネットワーク・プロトコル・スタックの高位層による遅延の不確実性を回避する。更に、同期化アルゴリズムはTDMAプロトコルの上で動作し、デルタは時間スロット内で生じ、よって、MACプロトコル動作によるアクセス遅延は存在しない。これは、ランダム・アクセス・プロトコルの上で動作する従来技術の前述のクロック同期化アルゴリズムと対照的である。前述の従来技術のアルゴリズムでは、アクセス遅延成分は大きく、同期化アルゴリズム実行中にオンライン推定を必要とする。
デルタの唯一の成分は送出側におけるMAC送信遅延、伝搬遅延、及びMAC受信遅延である。送出側におけるMAC送信遅延は決定論的であり、ビーコン・パケット・サイズ及び物理層データ伝送速度によって決まり得る。通常のマルチホップ無線ネットワークにおいて遭遇するノード間距離の伝搬遅延は、TDMプロトコルの時間スロット細粒度に対して、低い振幅及び変動を有する。例えば、半キロメートルに及ぶ伝搬遅延は、マイクロ秒の数分の1程度である一方、IEEE802.11無線ハードウェアによるTDMプロトコル実現形態では、クロック細粒度は一マイクロ秒である。主たる未知数量は、受信器無線割り込みがMAC層で到着する際のMAC受信遅延である。未知であるが、この数量は、比較的小さく、変動が小さいことが見込まれる。
MAC受信遅延の不確実性はデルタをオフラインで測定することによって捕捉する。これは、送出側・受信側同期化ハンドシェーク・プロトコルをエミュレートする実験的な手法によって達成される。この実験は、図2に示し、図2では、ノードAは送出側であり、ノードBは受信側である。前述の実験によれば、ノードAはビーコンを時点T1(A)で送出し、これは、ノードBにより、時点T2(B)で受信される。ノードBは、それ自身のビーコンにより、時点T3(B)で直ちに回答し、ノードAはこのビーコンを時点T4(A)で受信する。時点T1(A)、T4(A)はAのクロックで測定され、時点T2(B)、T3(B)はBのクロックで測定される。T1(A)は、ノードAがそのビーコンに入れるタイムスタンプである。
図2は、2つのノードA及びB間のデルタ推定のためのメッセージ交換を示す。
Bは、ビーコンをAから受信すると、Aがビーコンを送信(タイムスタンプ)した時点を、
Figure 2010011457
として推定する。ここで、デルタは求める対象のパラメータである。
更に、2つのクロック間のオフセットが、
Figure 2010011457
として計算される。
時点T3(B)では、ノードBは、それ自身のビーコンを送出するが、T3(B)、T3(A)でのAのクロックのその推定を使用してタイムスタンプする。
Figure 2010011457
この手順は、ノード全てが同じ値(すなわち、TRノードによって当初送出されるタイムスタンプ)でビーコンにタイムスタンプするオンライン同期化アルゴリズムと異なる。Aは、時点T4(A)で回答を受信すると、時点T3’(A)を推定し、回答は、
Figure 2010011457
として送出されている。
時点T3(A)及びT3’(A)はともに同じクロック基準で推定されるので、等しいはずである。
Figure 2010011457
式(5)(6)(7)を式(8)に代入すれば、デルタについて以下の式が得られる。
Figure 2010011457
式(9)に基づけば、ノードAでT1(A)、T4(A)を測定し、ノードBでT2(B)、T3(B)を推定することが可能である。
上記実験手順を、サポートされたデータ・レート毎に複数回繰り返して、データ・レート毎の平均デルタを計算する。クロック同期化アルゴリズム実行中、各ノードはルックアップ・テーブルを使用して、受信ビーコン・パケットにおけるデータ・レート値に対応するデルタを求める。
SCSスケジュールの各スロット中、単一のノードのみが送信し、ノードの残りはリッスンする。これは、保守的なスケジュールである。競合なしで同じスロットで送信することが可能な離間したノードが存在し得るからである。しかし、一般に、特にプロトコル動作中に干渉関係が動的に変動する場合、どの送信が干渉するかを事前に正確に推定することは自明でない。なお、更なる並列性及びオーバヘッド削減を、クロック同期化を干渉推定アルゴリズムと統合して空間再使用を活用することによって達成することが可能である。干渉推定アルゴリズムは、非干渉ノードの組を求め、SCSスケジュールの設計において使用することが可能である。
アルゴリズムは複数のTRノードで動作することが可能である。MをTRノードの数とする。ネットワークはM個の群に分割され、それぞれはTRノードによってサービスされる。TRノードjの群は、ネットワーク通信グラフG(N,L)の連結サブグラフである。群j毎に、Pjスロットの別個のSCSが構成される。群jのSCS中、単一のTRノード・アルゴリズムが実行され、ビーコン・メッセージが対応するTRノードから送信される。単一のチャネルのみがネットワークに存在する場合、M個のMCSが制御サブフレーム内に順番に入れられ、このことは、アルゴリズムが群間で順次実行されることを示唆している。K個の直交チャネルが存在している場合、時間上、アルゴリズム実行を重複させること(重複係数K)により、オーバヘッドを削減することが可能である。この場合、各SCSは、制御サブフレーム内の時間指数t及びチャネル番号kと関連付けられる。よって、制御サブフレームの時間指数tでは、群jのノードは全て、チャネルkに切り替わり、同期化アルゴリズムを実行する。図3は、図1のネットワークにおけるM=2個のTRノード及びK=2個のチャネルの場合のSCS構造及びアルゴリズム実行の例を示す。
例えば、2つのチャネル番号及び1つの時間指数(t)が存在し得る。この構成では、一同期化工程が、時間指数(t)で2つのチャネルそれぞれに対して行われる。
更に、例えば、1つの単一のチャネル番号及び2つの別個の時間指数も存在し得る。この構成では、2つの同期化工程が、2つの別個の時間指数で単一のチャネルに対して行われる。
図3は、2つのTRノード、及び、直交チャネル(K=2)を有する、本発明による方法の実行の例を表す。各群のSCSはP=3個のスロットを含む。2つのSCSは時間上、重複し得る。各群は別のチャネルに対してアルゴリズムを実行するからである。
本願明細書及び図面は、本発明による方法の完全な説明を記載している。本発明の多くの実施例は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、行うことが可能であり、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内に存在する。
TR 時間基準

Claims (18)

  1. 複数のノードを含むTDMA(「時分割多元接続」)通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記複数のノードのうち、時間基準(TR)ノードと呼ばれる一部のノードは所定の帯域外同期化機構を介して共通時間基準に同期化され、他のノードは非TRノードと呼ばれ、それぞれのノードは内部クロックを有し、前記方法は、
    前記TRノードのうちの少なくとも1つのレベルで、サブフレームの所定の時間スロット中にブロードキャスト・ビーコン・パケットを送信する工程であって、各サブフレームが複数の時間スロットを含む工程と、
    TDMAプロトコルのスロット構造を使用して前記ビーコン・パケットを残りのノードのうちで伝搬する工程であって、各ノードは、サブフレームにおいて、競合がない時間スロットが予め割り当てられて、前記サブフレームの先行スロット内の別のノードから受信されたビーコン・パケットをブロードキャストする工程と、
    前記ビーコン・パケットを受信すると、更新オフセット推定に基づいて前記内部クロックを、前記非TRノードのうちの少なくとも2つにおいて更新する工程とを含む方法。
  2. 請求項1記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、別のノード(A)からノード(B)により、前記ビーコン・パケットを受信すると、ノード(A)が前記ビーコン・パケットを送信した時点を推定する工程と、ノード(A)の内部クロックとノード(B)の内部クロックとの間のオフセットを計算する工程とを含む方法。
  3. 請求項1又は2に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記ビーコン・パケットは、前記ビーコン・パケットが前記TRノードによって送信される時点での前記TRノードの現時のクロック値によるタイムスタンプを備える方法。
  4. 請求項1、2又は3に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノード通信の組のクロックを同期化させる方法であって、更なる制御情報が、前記通信ネットワークにおける少なくとも2つの前記非TRノードに前記TRノードの少なくとも1つから配布される方法。
  5. 請求項4記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記更なる制御情報が前記ビーコン・パケットにおいて配布される方法。
  6. 請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記サブフレームは、制御サブフレームの一部である同期化制御サブフレーム(SCS)である方法。
  7. 請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、特定の時間スロットでは、一ノードのみが送信し、残りのノードが「受信」モードにある方法。
  8. 請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記サブフレームの各時間スロットは、前記通信ネットワークを介して前記ビーコン・パケットを送信又は伝搬するためのノードに割り当てられる方法。
  9. 請求項8記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、ノードが前記サブフレームの所定の時間スロットにおいて送信するよう割り当てられ、その近傍ノードのうちの少なくとも1つは先行時間スロットにおいて送信するよう割り当てられている方法。
  10. 請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、ルックアップ・テーブルを保持し、少なくとも一ノードだけ、更新し、前記ルックアップ・テーブルは、前記ビーコン・パケットにおけるデータ・レート値に応じて値(デルタ)を求めるよう使用される方法。
  11. 請求項10記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記値(デルタ)は、
    送信側でのMAC送信遅延、
    伝搬遅延、及び
    受信側でのMAC受信遅延
    の3つの値の和に等しい方法。
  12. 請求項2記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、送信側ノードにおいてタイムスタンプを供給する工程は、MAC(媒体アクセス制御)層と呼ばれる通信ネットワーク・プロトコル層において行われる方法。
  13. 請求項1乃至12記載のうちの何れか一項に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、MAC(媒体アクセス制御)層と呼ばれる通信ネットワーク・プロトコル層において行われる、前記ビーコン・パケットを受信し、復号化する工程を含む方法。
  14. 請求項1記載の通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、少なくとも2つのサブフレームが前記サブフレーム内の少なくとも1つの時間指数(t)及び少なくとも1つのチャネル番号(k)と関連付けられ、時間指数(t)では、ノードの所定の群(j)に属するノードが前記チャネルに切り換え、少なくとも1つの同期化工程を行う方法。
  15. 請求項14記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、2つのチャネル番号及び1つの時間指数(t)が存在しており、1つの同期化工程が、時間指数(t)での前記2つのチャネルそれぞれに対して行われる方法。
  16. 請求項14記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、1つの単一のチャネル番号及び2つの別個の時間指数が存在しており、2つの同期化工程が、前記2つの別個の時間指数での単一のチャネルに対して行われる方法。
  17. 請求項14、15又は16に記載のTDMA通信ネットワークにおけるノードの組のクロックを同期化させる方法であって、前記チャネル番号(k)は、複数の直交通信チャネルのうちの一通信チャネルを指定する方法。
  18. 複数の装置を含むTDMA(「時分割多元接続」)通信ネットワークにおける通信装置であって、前記複数の装置のうち、時間基準(TR)ノードと呼ばれる一部のノードは、所定の帯域外同期化機構を介して共通時間基準に同期化され、前記装置は、TDMAプロトコルの時間スロット構造を使用して通信し、前記装置間の通信は周期フレームにおいて行われ、各フレームは少なくとも一サブフレームを含み、各サブフレームは複数の時間スロットを含み、各装置は内部クロックを有し、前記通信装置は更に、
    サブフレーム内の第1の時間スロットにおいてブロードキャスト・ビーコン・パケットを受信する手段であって、前記第1の時間スロットは、前記ビーコン・パケットをブロードキャストするために前記ネットワークの1つの他の装置に予め割り当てられる手段と、
    前記ビーコン・パケットを受信すると、更新されたオフセット推定に基づいてその内部クロックを更新する手段と、
    前記装置に予め割り当てられている前記サブフレームの第2の時間スロット上で前記ビーコン・パケットをブロードキャストする手段とを更に備え、前記第2の時間スロットは、前記サブフレームにおける前記第1の時間スロット後に生じる通信装置。
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