JP2010009314A - 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法 - Google Patents

設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010009314A
JP2010009314A JP2008167806A JP2008167806A JP2010009314A JP 2010009314 A JP2010009314 A JP 2010009314A JP 2008167806 A JP2008167806 A JP 2008167806A JP 2008167806 A JP2008167806 A JP 2008167806A JP 2010009314 A JP2010009314 A JP 2010009314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modeling
fixed
fixed element
design support
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008167806A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ozasa
顕司 小笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008167806A priority Critical patent/JP2010009314A/ja
Publication of JP2010009314A publication Critical patent/JP2010009314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】組立品を構成する部品の設計にあたり、各部品の固定に関する設計があらかじめ定められた仕様の通りに行われるよう的確に支援することができる設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る設計支援装置は、モデリング操作によって部品に設けられる固定要素の名前およびこの固定要素名に関連付けられたモデリング操作を取得する定義取得部30と、部品ごとに設けられるべき固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得する部品固定データ取得部32と、部品に施されたモデリング操作の履歴にもとづいて部品に実際に設けられた固定要素の個数を取得し、この実際に設けられた固定要素の個数と固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を表示部12に表示させる機能確認処理部35と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、組立品を構成する部品の設計を支援する設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法に関する。
従来、この種の組立品を構成する部品の設計を支援する技術に、特開平8−6987号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
この特許文献1に開示された設計支援装置は、図面を含む設計データを記憶する記憶部と、図面の作図の正誤を検査する検査部と、検査部の検査結果を表示出力する出力部と、を備え、平面図、側面図、正面図、背面図といった各種の設計図面のそれぞれに描かれた部品の寸法が設計図面の間で異なっていないかどうか(図面の作図の正誤)を容易に検出することができ、異なっている場合はその箇所を容易にユーザに通知できるようになっている。
特開平8−6987号公報
ところで、組立品が筐体である場合には、組立品(筐体)は複数の部品を互いにネジ止めや爪などにより固定することにより構成される。このように、組立品を構成する部品は、他の部品と固定される場合がある。たとえば、部品Aと部品Bとをネジにより2箇所で固定するためには、両部品AおよびBにそれぞれ2箇所ずつネジ穴を開けておく必要がある。
組立品を構成する部品の数が多くなるほど、また、部品の設計作業を分担する人数が増えるほど、固定される部品同士の固定に関する設計のミスが増えるとともに、組立品の開発スケジュールが遅延しやすくなってしまう。
しかし、従来の組立品を構成する部品の設計を支援する技術は、投影図間での部品の寸法ミスを検出するための技術である。このため、従来の技術では、各部品について固定に関する設計(ネジ穴など)が仕様どおりになされているかどうかを検出することが難しい。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、組立品を構成する部品の設計にあたり、各部品の固定に関する設計があらかじめ定められた仕様の通りに行われるよう的確に支援することができる設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係る設計支援装置は、上述した課題を解決するために、表示部と、部品をモデリングするために必要な各種モデリング操作機能を提供するモデリング部と、前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得する定義取得部と、前記部品ごとに、設けられるべき前記固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得する部品固定データ取得部と、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴にもとづいて前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得し、この実際に設けられた固定要素の個数と前記固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を前記表示部に表示させる機能確認処理部と、を備えたものである。
一方、本発明に係る設計支援プログラムは、上述した課題を解決するために、コンピュータを、部品をモデリングするために必要な各種モデリング操作機能を提供するモデリング部、前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得する定義取得部、前記部品ごとに、設けられるべき前記固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得する部品固定データ取得部、および前記部品に施された前記モデリング操作の履歴にもとづいて前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得し、この設けられた固定要素の個数と前記固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を表示部に表示させる機能確認処理部、として機能させることを特徴とするプログラムである。
さらに、本発明に係る設計支援方法は、上述した課題を解決するために、部品を他の部品と固定するためにモデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得するステップと、前記部品ごとに、設けられるべき前記固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得するステップと、各種の前記モデリング操作によって部品をモデリングするステップと、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴にもとづいて前記部品に対して前記モデリング操作によって実際に設けられた前記固定要素の個数を取得するステップと、前記実際に設けられた固定要素の個数と前記固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を表示部に表示させるステップと、を有することを特徴とする方法である。
本発明に係る設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法によれば、組立品を構成する部品の設計にあたり、各部品の固定に関する設計があらかじめ定められた仕様の通りに行われるよう的確に支援することができる。
本発明に係る設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る設計支援装置の第1実施形態を示す外観図である。なお、以下の説明においては、3次元CAD機能を備えたワークステーションを設計支援装置の一例として示す。
図1に示すように、設計支援装置10は、ワークステーション本体11と、表示部12と、入力部13とを有する。
ワークステーション本体11は、内部にCPU21などを有し、3次元CAD機能を実現する。
表示部12は、たとえば液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、CPU21の制御に従って各種情報を表示する。
入力部13は、たとえばキーボード、タッチパネル、テンキー、マウスなどの一般的な入力装置により構成され、ユーザの操作に対応した操作入力信号をCPU21に出力する。
図2は、ワークステーション本体11の内部構成の一例を示す概略的なブロック図である。
図2に示すように、ワークステーション本体11の内部には、CPU21、RAM22、ROM23、ネットワーク接続部24、定義記憶部25、部品データ記憶部26が設けられる。なお、定義記憶部25および部品データ記憶部26は、ネットワーク上のサーバなどに設けられても構わない。
CPU21は、ROM23内に記憶されたプログラムに従って、設計支援装置10の処理動作を制御する。CPU21は、ROM23内に記憶された設計支援プログラムおよびプログラムの実行のために必要なデータをRAM22へロードし、設計支援プログラムに従って部品に設けられた固定要素(固定に関する設計部分)があらかじめ定められた仕様の通りに行われているかどうかを確認する処理を実行する。
RAM22は、CPU21が実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。
ROM23は、設計支援装置10の起動プログラム、設計支援プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。
なお、ROM23は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、CPU21により読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、ROM23内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
ネットワーク接続部24は、ネットワークの形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。ネットワーク接続部24は、この各種プロトコルに従って設計支援装置10と他の電気機器とを接続する。この接続には、電子ネットワークを介した電気的な接続などを適用することができる。ここで電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、LAN(Local Area Network)やインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
図3は、CPU21により定義記憶部25にあらかじめ記憶されるデータについて説明するための図である。
本実施形態に係る設計支援装置10は、部品に設けられた固定要素(固定に関する設計部分)があらかじめ定められた仕様の通りに行われているかどうかを確認するために、あらかじめ、固定に関する設計の定義を必要とする。
ここで、固定に関する設計の定義とは、固定要素の名前の定義および固定要素を判別する方法の定義をいうものとする。
定義記憶部25は、固定要素の名前と各固定要素の判別方法とを関連付けて記憶する。この定義記憶部25に記憶されたデータは、部品に設けられた固定要素(固定に関する設計部分)があらかじめ定められた仕様の通りに行われているかどうかを確認するためにCPU21により用いられる。
部品を他の部品と固定するためには、各部品にそれぞれ固定方法に応じた固定要素を設ける必要がある。たとえば、部品Aと部品Bとをネジ止め(固定方法)により固定する場合には、部品Aおよび部品Bにそれぞれネジ穴(固定要素)を設けておく必要がある。また、各部品に実際に設けられた固定要素の個数を数えるためには、この固定要素を判別する方法を、固定要素ごとに定義しておく必要がある。
この判別方法の1つとして、固定要素を設ける際に行ったモデリング操作の情報を利用する方法が挙げられる。たとえば、固定要素が穴である場合、穴の属性を持つ形状(フィーチャー)が部品上にモデリングされれば、部品上に穴が設けられたことになる。このため、部品に対するモデリング操作の履歴を保持しておき、この履歴から穴の属性をもつフィーチャーを作成したモデリング操作の回数を取得すれば、部品に実際に設けられた穴の数を知ることができる。
したがって、固定要素が穴である場合、部品に実際に設けられた穴(固定要素)の数を知るためには、穴(固定要素)の属性を持つフィーチャーを作成するモデリング操作(判別方法)をあらかじめ定義しておくとよい。また、フィーチャーそのものを判別基準とし、穴(固定要素)に対してあらかじめ定義づけられたフィーチャー(判別方法)の作成回数をもって穴の個数としてもよい。
そこで、図3に示すように、CPU21により表示画面に固定に関する設計の定義画面(以下、定義メンテナンス画面という)を出力させ、ユーザに入力手段を介して固定要素名(固定方法名)および各固定要素の判別方法を定義させる。判別方法は、1つの固定要素に対して複数であってもよい。
図3には、固定要素(固定方法)として「ネジ」および「爪」という名前の2つが定義され、固定要素名「ネジ」の判別方法が貫通穴フィーチャー、「爪」の判別方法が爪UDF(User Defined Feature)である場合の例について示した。なお、UDFとは、各種フィーチャーのテンプレートをいう。
部品データ記憶部26は、部品のデータを保存するファイル名と、この部品に設けられるべき固定要素名と、この固定要素の設けられるべき個数と、この部品に対して施されたモデリング操作の履歴とを関連付けて記憶する。
図4は、図1に示すCPU21による機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図である。なお、この機能実現部は、CPU21を用いることなく回路などのハードウエアロジックによって構成してもよい。
CPU21は、設計支援プログラムによって、少なくとも定義取得部30、ファイル名取得部31、部品固定データ取得部32、モデリング部33、機能確認要求判定部34、機能確認処理部35および終了判定部36として機能する。この各部30〜36は、RAM22の所要のワークエリアを、データの一時的な格納場所として利用する。
次に、CPU21の各部30〜36について説明する。
定義取得部30は、図3に示した定義メンテナンス画面に対してユーザにより入力手段を介して入力された、モデリング操作によって部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の判別方法と、を取得する。そして定義取得部30は、固定要素の名前およびこの固定要素名に関連付けられた一または複数の判別方法を定義記憶部25に記憶させる。
ファイル名取得部31は、部品に関する各種データを保存するファイル名を取得し、部品データ記憶部26に記憶させる。
部品固定データ取得部32は、部品に設けられるべき固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得し、これらをファイル名に関連付けて部品データ記憶部26に記憶させる。
モデリング部33は、部品をモデリングするために必要な各種モデリング操作機能を提供する機能を有し、入力手段を介してユーザの操作を受付けて各種モデリング操作を実行する。また、部品に施したモデリング操作の履歴情報をファイル名に関連付けて部品データ記憶部26に記憶させる。
機能確認要求判定部34は、ユーザにより入力手段を介して機能確認処理の実行要求があったか否か判定する。
機能確認処理部35は、部品固定要素抽出部41、判別方法抽出部42、設計済み固定要素数取得部43および設計正誤判定部44を有する。
部品固定要素抽出部41は、部品データ記憶部26を検索して、現在表示部12に表示中の部品のファイル名に関連付けられたこの部品に設けられるべき固定要素の名前を抽出する。
判別方法抽出部42は、定義記憶部25を検索して、部品固定要素抽出部41により抽出された固定要素の名前に関連付けられた判別方法を抽出する。
設計済み固定要素数取得部43は、部品データ記憶部26を検索して、この部品に施されたモデリング操作履歴情報にもとづいて判別方法抽出部42により抽出された判別方法に該当するモデリング操作の回数をカウントすることにより、この部品に現在実際に設けられている固定要素の個数を取得する。
設計正誤判定部44は、設計済み固定要素数取得部43により取得された現在実際にこの部品に設けられている個数と、部品データ記憶部26に記憶されている設けられるべき個数とが、一致しているか否かを判定する。
終了判定部36は、ユーザにより入力手段を介して、部品のモデリングを終了する旨の指示があったか否かを判定する。
次に、本実施形態に係る設計支援装置10の動作の一例について説明する。
図5は、図1に示す設計支援装置10のCPU21により部品に設けられた固定に関する設計があらかじめ定められた仕様の通りに行われているかどうかを確認する処理を実行する際の手順を示すフローチャートである。図5において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
この手順は、ユーザにより新規部品の設計作成開始画面が呼び出された時点でスタートとなる。
なお、あらかじめ、定義取得部30がユーザによって定義された固定要素の名前とこの固定要素名に関連付けられた一または複数の判別方法とを取得し、この固定要素の名前および固定要素名に関連付けられた一または複数の判別方法を定義記憶部25に記憶させているものとする(図3参照)。
図6は、新規部品の設計作成開始画面の一例を示す説明図である。
まず、ステップS1において、ファイル名取得部31は、図6に示す新規部品の設計作成開始画面において、この部品のデータを保存するファイル名を取得し、部品データ記憶部26に記憶させる。このファイル名は、ユーザにより入力手段を介して入力される。
図7は、新規部品に対して設けられるべき固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを設定するための画面の一例を示す説明図である。
ステップS2において、部品固定データ取得部32は、設けられるべき固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得する。設けられるべき固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とは、たとえば図7に示したポップアップウインドウなどを用いてユーザにより入力手段を介して入力される。そして、部品固定データ取得部32は、この部品のデータを保存するファイル名に対して、設けられるべき固定要素名と、この固定要素の設けられるべき個数とをさらに関連付けて部品データ記憶部26に記憶させる。
図8は、新規部品の一連のモデリング操作が終了した状態を示す説明図である。
ステップS3において、モデリング部33は、入力手段を介してユーザの操作を受付け、各種モデリング操作を実行する。モデリング部33は、このモデリング操作を実行するごとにまたは所定のタイミングで、この部品のデータを保存するファイル名に対してモデリング操作の履歴をさらに関連付けて部品データ記憶部26に記憶させる。図8の左側に示すように、操作履歴情報は、モデリング操作によって部品上に形成されたフィーチャー(押し出し、ラウンド、穴など)により構成される。この結果、部品データ記憶部26は、ファイル名と、設けられるべき固定要素名と、この固定要素の設けられるべき個数と、モデリング操作の履歴とを関連付けて記憶することになる。
図9は、固定機能の確認処理の実行要求をユーザから受ける場合の一例として、機能確認処理の実行要求がプルダウンメニューから選択可能である場合について示した説明図である。
ここで、機能確認処理とは、部品に設けられた固定要素の数が仕様どおり(部品データ記憶部26に記憶された設けられるべき個数と同一)であるか否かを確認するための処理をいう。
ステップS4において、機能確認要求判定部34は、ユーザにより入力手段を介して機能確認処理の実行要求があったか否か判定する。機能確認処理の実行要求があった場合はステップS5に進む。一方、なかった場合はステップS6に進む。
次に、ステップS5において、機能確認処理部35は、部品に施されたモデリング操作の履歴にもとづいて部品に実際に設けられた固定要素の個数を取得し、この実際に設けられた固定要素の個数と固定要素の設けられるべき個数とが一致しているかどうかを確認し、この確認結果を表示部12に表示させる処理を実行して、ステップS6に進む。
次に、ステップS6において、終了判定部36は、ユーザにより入力手段を介して、この部品のモデリングを終了する旨の指示があったか否かを判定する。この部品のモデリングの終了要求があった場合は、一連の手順は終了となる。一方、終了要求がなかった場合は、引き続きユーザによるモデリング操作を受付けるべくステップS3に戻る。
以上の手順により、部品に設けられた固定に関する設計があらかじめ定められた仕様の通りに行われているかどうかを容易に確認することができる。
なお、図5には、機能確認処理がユーザにより指示を受けて開始される場合の例について示したが、機能確認処理は自動的に行われてもよい。たとえば、ステップS6でこの部品のモデリングの終了要求があったと判定された場合に自動的に実行されてもよい。また、モデリング操作が行われるたびに自動的に実行され、機能確認処理結果が常にリアルタイムに表示部12の表示画面上に表示されるようにしてもよい。
続いて、部品に設けられた固定要素の数が仕様どおり(部品データ記憶部26に記憶された設けられるべき個数と同一)であるか否かを確認する処理(機能確認処理)を実行する際の手順について説明する。
図10は、図5のステップS5でCPU21により実行される、機能確認処理の手順を示す、サブルーチンフローチャートである。図10において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
まず、ステップS51において、部品固定要素抽出部41は、部品データ記憶部26を検索して、現在表示中の部品のファイル名に関連付けられたこの部品に設けられるべき固定要素の名前(たとえばネジ)を抽出する。
次に、ステップS52において、判別方法抽出部42は、定義記憶部25を検索して、この固定要素の名前に関連付けられた判別方法(たとえば貫通穴フィーチャー)を抽出する。
次に、ステップS53において、設計済み固定要素集取得部は、部品データ記憶部26を検索して、この部品に施されたモデリング操作履歴情報から判別方法抽出部42により抽出された判別方法に該当するモデリング操作の回数をカウントすることにより、この部品に現在実際に設けられている固定要素(たとえばネジ)の個数を取得する。
次に、ステップS54において、設計正誤判定部44は、この固定要素の個数について、部品データ記憶部26に記憶されている設けられるべき個数と、現在実際にこの部品に設けられている個数とが一致しているか否かを判定する。一致している場合は、ステップS55に進む。一方、一致していない場合は、ステップS56に進む。
図11は、部品に設けられた固定要素があらかじめ定められた仕様の通りに行われていることを通知する画面の一例を示す説明図である。また、図12は、部品に設けられた固定要素があらかじめ定められた仕様の通りに行われていないことを通知する画面の一例を示す説明図である。
ステップS55において、機能確認処理部35は、図11に示すように、部品に設けられた固定要素の数があらかじめ定められた仕様の通りであることを通知する画面を表示部12に表示し、図5のステップS6に進む。
一方、ステップS56において、機能確認処理部35は、図12に示すように、部品に設けられた固定要素の数があらかじめ定められた仕様の通りではないことを通知する画面を表示部12に表示し、図5のステップS6に進む。
以上の手順により、部品に設けられた固定要素の数が仕様どおり(部品データ記憶部26に記憶された設けられるべき個数と同一)であるか否かを容易に確認し、確認結果をユーザに通知することができる。
本実施形態に係る設計支援装置10は、部品のモデリング(設計)を行う際に、モデリング中やモデリング完成時などの任意のタイミングで固定要素の数が仕様で定められた数と一致しているかどうかを容易に確認することができる。このため、組立品を構成する部品の設計にあたり、各部品の固定に関する設計が当初意図していた通り(仕様どおり)に行われるよう的確に支援することができる。
したがって、この設計支援装置10によれば、1つの組立品の構成部品の数が多い場合や、1つの組立品について複数人で分担して同時並行的に部品設計作業が進行する場合などでも、各部品の固定に関する設計漏れを防ぐことができ、組立品の開発スケジュールの遅延を未然に防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
たとえば、上記実施形態では、部品に設けられるべき固定要素名と、この固定要素の設けられるべき個数とは、ユーザが入力手段を介して新規部品の作成ごとに手動で入力する場合の例について説明したが、あらかじめ組立品を構成する全ての部品についてファイル名と設けられるべき固定要素名と設けられるべき個数とを関連付けて記憶媒体に記憶させておき、このあらかじめ記憶されたファイル名にもとづいてユーザが部品のモデリングを行うようにしてもよい。この記憶媒体は、ネットワーク上のデータベースであってもよい。このような記憶媒体を利用する場合、各部品について個別に手動入力する際の人為的ミスを防ぐことができる。
また、定義記憶部25に記憶されるデータについても、あらかじめネットワーク上のデータベースなどに記憶させておき、組立品の部品作成を分担して作業する関係者全員で1つの定義を共有するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る設計支援装置の第1実施形態を示す外観図。 ワークステーション本体の内部構成の一例を示す概略的なブロック図。 CPUにより定義記憶部にあらかじめ記憶されるデータについて説明するための図。 図1に示すCPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図。 図1に示す設計支援装置のCPUにより部品に設けられた固定に関する設計があらかじめ定められた仕様の通りに行われているかどうかを確認する処理を実行する際の手順を示すフローチャート。 新規部品の設計作成開始画面の一例を示す説明図。 新規部品に対して設けられるべき固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを設定するための画面の一例を示す説明図。 新規部品の一連のモデリング操作が終了した状態を示す説明図。 機能確認処理の実行要求をユーザから受ける場合の一例として、機能確認処理の実行要求がプルダウンメニューから選択可能である場合について示した説明図。 図5のステップS5でCPUにより実行される、機能確認処理の手順を示す、サブルーチンフローチャート。 部品に設けられた固定要素があらかじめ定められた仕様の通りに行われていることを通知する画面の一例を示す説明図。 部品に設けられた固定要素があらかじめ定められた仕様の通りに行われていないことを通知する画面の一例を示す説明図。
符号の説明
10 設計支援装置
11 ワークステーション本体
12 表示部
13 入力部
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 ネットワーク接続部
25 定義記憶部
26 部品データ記憶部
30 定義取得部
31 ファイル名取得部
32 部品固定データ取得部
33 モデリング部
34 機能確認要求判定部
35 機能確認処理部
36 終了判定部
41 部品固定要素抽出部
42 判別方法抽出部
43 設計済み固定要素数取得部
44 設計正誤判定部

Claims (10)

  1. 表示部と、
    部品をモデリングするために必要な各種モデリング操作機能を提供するモデリング部と、
    前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得する定義取得部と、
    前記部品ごとに、設けられるべき前記固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得する部品固定データ取得部と、
    前記部品に施された前記モデリング操作の履歴にもとづいて前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得し、この実際に設けられた固定要素の個数と前記固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を前記表示部に表示させる機能確認処理部と、
    を備えた設計支援装置。
  2. 前記部品ごとに、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴を記憶しておく部品データ記憶部、
    をさらに備え、
    前記機能確認処理部は、
    前記部品データ記憶部に記憶された前記モデリング操作の履歴を検索して前記固定要素名に関連付けられたモデリング操作の個数を抽出することにより、前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得する、
    請求項1記載の設計支援装置。
  3. 前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を記憶しておく定義記憶部、
    をさらに備え、
    前記機能確認処理部は、
    前記部品データ記憶部に記憶された前記モデリング操作の履歴を検索して前記定義記憶部に記憶された前記固定要素名に関連付けられたモデリング操作の個数を抽出することにより、前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得する、
    請求項2記載の設計支援装置。
  4. 前記部品データ記憶部は、
    前記部品ごとに、前記設けられるべき固定要素と、この固定要素の設けられるべき個数と、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴と、を関連付けて記憶しておく、
    請求項2または3に記載の設計支援装置。
  5. コンピュータを、
    部品をモデリングするために必要な各種モデリング操作機能を提供するモデリング部、
    前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得する定義取得部、
    前記部品ごとに、設けられるべき前記固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得する部品固定データ取得部、および
    前記部品に施された前記モデリング操作の履歴にもとづいて前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得し、この設けられた固定要素の個数と前記固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を表示部に表示させる機能確認処理部、
    として機能させることを特徴とする設計支援プログラム。
  6. 前記モデリング部は、
    前記部品ごとに、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴を記憶媒体に記憶させる機能を有し、
    前記定義取得部は、
    前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得して、前記記憶媒体および他の記憶媒体の少なくとも一方に記憶させる機能を有し、
    前記機能確認処理部は、
    前記記憶媒体に記憶された前記モデリング操作の履歴を検索して前記記憶媒体および前記他の記憶媒体の少なくとも一方に記憶された前記固定要素名に関連付けられたモデリング操作の個数を抽出することにより、前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得する機能を有する、
    請求項5記載の設計支援プログラム。
  7. 前記記憶媒体は、
    前記部品ごとに、前記設けられるべき固定要素と、この固定要素の設けられるべき個数と、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴と、を関連付けて記憶しておく、
    請求項6記載の設計支援プログラム。
  8. 部品を他の部品と固定するためにモデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を取得するステップと、
    前記部品ごとに、設けられるべき前記固定要素とこの固定要素の設けられるべき個数とを取得するステップと、
    各種の前記モデリング操作によって部品をモデリングするステップと、
    前記部品に施された前記モデリング操作の履歴にもとづいて前記部品に対して前記モデリング操作によって実際に設けられた前記固定要素の個数を取得するステップと、
    前記実際に設けられた固定要素の個数と前記固定要素の設けられるべき個数とが一致していないとその旨の情報を表示部に表示させるステップと、
    を有することを特徴とする設計支援方法。
  9. 前記部品ごとに、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴を部品データ記憶部に記憶させるステップと、
    前記部品を他の部品と固定するために前記モデリング操作によって前記部品に設けられる固定要素の名前と、この固定要素名に関連付けられた一または複数の前記モデリング操作と、を定義記憶部に記憶させるステップと、
    をさらに有し、
    前記実際に設けられた前記固定要素の個数を取得するステップは、
    前記部品データ記憶部に記憶された前記モデリング操作の履歴を検索して前記定義記憶部に記憶された前記固定要素名に関連付けられたモデリング操作の個数を抽出することにより、前記部品に実際に設けられた前記固定要素の個数を取得するステップである、
    請求項8記載の設計支援方法。
  10. 前記部品データ記憶部は、
    前記部品ごとに、前記設けられるべき固定要素と、この固定要素の設けられるべき個数と、前記部品に施された前記モデリング操作の履歴と、を関連付けて記憶しておく、
    請求項8または9に記載の設計支援方法。
JP2008167806A 2008-06-26 2008-06-26 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法 Pending JP2010009314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008167806A JP2010009314A (ja) 2008-06-26 2008-06-26 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008167806A JP2010009314A (ja) 2008-06-26 2008-06-26 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010009314A true JP2010009314A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41589733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008167806A Pending JP2010009314A (ja) 2008-06-26 2008-06-26 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010009314A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9366293B2 (en) 2010-12-07 2016-06-14 Aktiebolaget Skf Cage segment of a tapered roller bearing, and tapered roller bearing
US9785636B2 (en) 2014-01-24 2017-10-10 Fujitsu Limited Document management method and design document management apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9366293B2 (en) 2010-12-07 2016-06-14 Aktiebolaget Skf Cage segment of a tapered roller bearing, and tapered roller bearing
US9785636B2 (en) 2014-01-24 2017-10-10 Fujitsu Limited Document management method and design document management apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4395761B2 (ja) プログラムテスト支援装置およびその方法
US8127261B2 (en) System for quickly specifying formal verification environments
CN104572072B (zh) 一种对基于mvc模式的程序的语言转换方法与设备
US20120117545A1 (en) Efficiently developing software using test cases to check the conformity of the software to the requirements
JP2006244073A (ja) 半導体設計装置
JP2005284751A (ja) 論理検証装置、論理検証方法および論理検証プログラム
CN113360144B (zh) 软件开发的辅助处理方法、设备、存储介质及程序产品
CN110308346B (zh) 基于图像识别的座舱显示系统自动测试方法及系统
CN114416516B (zh) 基于截图的测试用例及测试脚本生成方法、系统及介质
EP1626359A2 (en) Methods and systems for electronic device modelling
CN112988758B (zh) 目标对象定位方法、装置、电子设备和存储介质
JP2010009314A (ja) 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法
CN113138937A (zh) 测试方法和装置
CN115543324B (zh) 交互界面的生成方法、装置、设备及介质
CN107678975A (zh) 一种软件故障检测方法及装置
US8332201B1 (en) Innovative verification methodology for deeply embedded computational element
US11544179B2 (en) Source traceability-based impact analysis
US9710581B1 (en) VIP assisted method and apparatus to enable SOC integration and software development
CN110348127B (zh) 一种测试用例的生成方法、装置、设备及存储介质
CN116662123B (zh) 服务器部件监控方法、装置、电子设备及存储介质
CN117787195B (zh) 布线设计方法、装置、计算机设备及存储介质
US20130311966A1 (en) Circuit design support apparatus, computer-readable recording medium, and circuit design support method
JP6121558B2 (ja) プログラム図作成装置、プログラム図作成方法、及びプログラム図作成プログラム
US11556406B2 (en) Automatic root cause analysis of complex static violations by static information repository exploration
CN111143221B (zh) 一种测试方法及装置