JP2010009087A - コンテンツ探索装置及び方法ならびに制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバに対して、クライアント側に負荷をかけずに、コンテンツ探索の利便性向上を図る。
【解決手段】
記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生方法であって、前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信し、前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成し、前記生成されたコンテンツリストを表示し、ユーザからのコンテンツ探索再生操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生方法である。
【選択図】 図10
分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバに対して、クライアント側に負荷をかけずに、コンテンツ探索の利便性向上を図る。
【解決手段】
記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生方法であって、前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信し、前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成し、前記生成されたコンテンツリストを表示し、ユーザからのコンテンツ探索再生操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生方法である。
【選択図】 図10
Description
本発明は、家庭内ネットワークに接続可能なコンテンツ記録再生装置に関するものであり、ネットワークを介したコンテンツの探索装置および方法に関するものである。
コンテンツを格納するためのVTR(Video Tape Recorder)、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ、HDD(Hard Disk Drive)レコーダなどの記録再生装置などの複数の装置を家庭内ネットワークで結ぶことが実用化されている。
すなわち、家庭内ネットワークにおいては、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)のように、コンテンツに関する情報を機器間で共有し、ネットワークを介して他の機器に保存してあるコンテンツを再生する機能が実用化されている。
この場合、ネットワークを介してサーバ内のコンテンツを探索する手段として、サーバが予め備えている階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを利用して、所望のコンテンツを探索する方法Aと、サーバに任意の条件によってコンテンツを検索する機能が備えられている場合に、コンテンツを探索するクライアントが、検索条件をサーバに送ることで、検索結果となるコンテンツリストを取得し、所望のコンテンツを探す方法Bとがある。
方法Aにおいて、サーバは、コンテンツリストの階層構成をコンテンツの種類や様々な属性によって、自由に設定することができる。そのため、サーバによっては、単に動画/音楽/静止画などのコンテンツの種類だけをフォルダによって分類しているものや、コンテンツの種類だけでなく、ジャンル、録画日によって細かく分類しているものなど、分類の詳細性に違いが生じていた。特に、前者の分類の少ないサーバでは、コンテンツ数が膨大になるにつれ、一つのフォルダ以下に大量のコンテンツが管理されることになり、ユーザはこれらの大量なコンテンツリストの中から、所望するコンテンツを探し出す必要があり、探索の効率性に欠けるという問題があった。
また、これに対して、特許文献1では、分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバに対して、クライアントは、サーバの階層構造を用いず、方法Bにより、サーバにコンテンツを検索させ、コンテンツリストを収集し、クライアント側の予め用意された階層テンプレートで再構成することで、詳細に分類されたコンテンツの階層構成をクライアント側で実現するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1では、分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバに対して、コンテンツ探索の利便性は向上しているものの、サーバ側の階層構造を用いずに、該サーバの全てのコンテンツリストを収集し、クライアント側の階層テンプレートにあわせて再配置する必要があるために、クライアント側の負荷が高まる。また、更新処理の際には、全コンテンツリストを更新する必要性が生じる。
クライアント側の負荷が高まるという点では、特許文献2において、階層構造でコンテンツを管理するサーバに対して、ユーザがクライアントを用いてコンテンツを探索する場合に、要求する1階層のコンテンツリストを随時保持しておくことにより、必要なときに複数階層のコンテンツリストを高速に表示するようにし、いちいちリストを要求しないようにして、クライアント側の負荷を軽減している。
しかしながら、上記特許文献2では、階層構造でコンテンツを管理するサーバの階層構造は、詳細な分類がされているのが前提であり、分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバの問題点は考慮されていない。
本発明の目的は、分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバに対して、クライアント側に負荷をかけずに、コンテンツ探索の利便性向上を図ることにある。
上記目的を達成すべく、本発明においては、サーバ側で予め設定している分類の少ない階層構造となっているフォルダ内のコンテンツリストをクライアント側でできるだけ利用し、クライアント側では、当該階層構造では足りない分を拡張するようにする。
具体的な方法は、記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生方法であって、前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信し、前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成し、前記生成されたコンテンツリストを表示し、ユーザからのコンテンツ探索再生操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生方法となる。
また、当該方法を達成するための装置の一例は、
記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生装置であって、前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信するネットワーク管理部と、前記ネットワーク管理部で受信された前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成するコンテンツリスト探索管理部と、前記コンテンツ探索管理部で生成されたコンテンツリストを表示する画面表示部と、前記画面表示部で表示された画面におけるユーザからのコンテンツ探索再生操作を受け付けるユーザ操作部を備え、前記ユーザ操作部での操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生装置である。
記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生装置であって、前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信するネットワーク管理部と、前記ネットワーク管理部で受信された前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成するコンテンツリスト探索管理部と、前記コンテンツ探索管理部で生成されたコンテンツリストを表示する画面表示部と、前記画面表示部で表示された画面におけるユーザからのコンテンツ探索再生操作を受け付けるユーザ操作部を備え、前記ユーザ操作部での操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生装置である。
本発明によれば、分類の少ない階層構造のみでコンテンツを管理するサーバに対して、クライアント側では、当該階層構造をできる限り利用して、クライアント側に負荷をかけないようにするとともに、当該階層構造で不足する階層を新たに拡張することで、コンテンツ探索の利便性向上を図ることができる。なお、サーバ側で階層に関する更新処理があっても、クライアント側でこれをできる限り利用するため、更新処理においても、負荷を抑えることができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明によるコンテンツ探索方法を用いたネットワークシステムの構成を示す図である。ホームネットワークには、コンテンツ探索再生装置1と、記録再生装置2、3が接続されており、装置1は、本実施形態におけるコンテンツ探索方式を搭載した機器を想定しており、動画、静止画、音楽などのコンテンツのリストを他の機器から取得して選択する画面と、選択したコンテンツを再生する機能を有している。以下、このようなコンテンツ探索再生装置をクライアントと総称する。一方、装置2,3は、例えばHDDレコーダやPCのような動画、静止画、音楽などのコンテンツを蓄積する機能を有している機器のことであり、クライアントからの要求に対し、蓄積しているコンテンツのリストを送信する機能、さらには、クライアントから要求を受けたコンテンツを配信する機能を有している。以下、このような記録再生装置をサーバと総称する。
サーバは、宅内の装置に限らず、宅外の親戚・家族の家に設置された装置でも良い。さらに、車載装置、携帯端末などの移動端末装置でも良い。また、ネットワークを形成する伝送路は、宅内、宅外を問わず、例えば光ファイバーやADSLによるもの、または、宅内のLANケーブルを用いた宅内LAN、専用ケーブルによる専用の通信回線のことを表す。
コンテンツリストには、コンテンツの属性が記述される。属性の例としては、タイトル、フォーマット情報、ジャンル、データサイズ、保存場所、更新日時、コンテンツ情報とフォルダ間の階層情報などの情報が挙げられる。フォーマット情報には、例えばMIME-TYPE(Multipurpose Internet Mail Extension-Type)のような動画、静止画、音楽などのタイプを示す情報が、保存場所の属性には、例えばURI(Uniform Resource Identifier)のようなネットワーク上の、または、機器内のコンテンツ保存場所を表す情報が、そして、階層情報には、コンテンツがどのフォルダ以下に属しているかを示すため、フォルダの識別子となる情報が含まれている。
サーバから所望コンテンツの情報を探索する方式には、大きく2つの種類がある。一つの方式は、サーバ内で、コンテンツがその属性に基づいてフォルダで階層的に管理されており、クライアントは、そのフォルダ内に保存されているフォルダ及びコンテンツのリストを取得しつつ、所望のコンテンツを探索する方式である。二つ目の方式は、まずクライアントは所望コンテンツの属性に基づき検索条件を作成し、サーバに対して該条件を送信する。検索条件を受けたサーバは、サーバ内で条件に適するコンテンツを探索し、一致したコンテンツリストをクライアントに対し送信する。このような手続きにより、クライアントは所望のコンテンツを探索する。以下、一つ目の方式をブラウザ、二つ目の方式をサーチと称し、以下説明を行う。
ブラウザによるコンテンツ探索例を説明する。図2は、サーバがコンテンツをフォルダによって階層的に管理しているイメージである。最左のルート部分以下に、動画コンテンツフォルダ、音楽コンテンツフォルダ、静止画コンテンツフォルダが設置されている。あるクライアントがこのサーバにブラウザした場合、クライアントには、まず、このルート部分以下の3種類のフォルダ情報がサーバからクライアントに対して送られることになる(図2の21)。これらのフォルダ内で、もしユーザが動画を探索したいと言う場合、クライアントは、動画フォルダ直下のコンテンツリストをサーバに対して要求する。要求を受けたサーバは、クライアントに対し、動画フォルダ直下のコンテンツリストを検索し、その結果となるリストをクライアントに対し送信する(図2の22)。サーバによっては、図2のような動画、音楽、静止画などのコンテンツの種類だけフォルダで階層分けしているものもあれば、図3に示すように、コンテンツの種類だけに関するフォルダ階層(図3の31)だけでなく、動画コンテンツフォルダ以下に例えば、お気に入りや未再生、最近再生したものなどの動画コンテンツを検索しやすくするためのフォルダを構成している機器もある(図3の32)。図2の動画A〜Zが一覧に表示される場合よりも、図3の32のように、例えば、お気に入りフォルダによって、動画A、C、Dと絞り込まれていることで、ユーザは、より簡単に所望のコンテンツを見つけることができるようになる。
サーバには、ブラウザ機能のみ、もしくは、サーチ機能のみを有しているものと、ブラウザ、サーチの両方の機能を備えているものがある。クライアントは、ネットワークを介してサーバと接続する際に、サーバどのようなコンテンツ探索機能を有しているかサーバの情報を得ることができる。サーバの情報の例としては、コンテンツ探索機能の対応状況だけでなく、他にもサーバ名やDLNA(Digital Living Network Alliance)でいうUDN(Unique Device Name)のようなサーバ識別情報、更には、サーバ内のコンテンツに更新等が行われているかどうかをクライアントが確認するためのバージョン情報などが含まれる。
図4は、本発明のコンテンツ探索方式を実現するためにクライアントに必要な機能構成を表す。
クライアントは、ネットワーク管理部10、サーバ情報管理部11、サーバデータベース12、コンテンツ管理部13、コンテンツリストデータベース14、コンテンツリスト探索管理部15、階層拡張データベース16、画面表示部17、ユーザ操作部18で構成されている。
ネットワーク管理部10は、機器間でサーバ情報、コンテンツリスト、コンテンツデータなどの送受信を行う。サーバ情報管理部11は、ネットワーク管理部から取得したサーバ情報をサーバデータベース12に保存する。コンテンツ管理部13は、ネットワーク管理部から取得したコンテンツリストデータをコンテンツリストデータベース14に保存する。コンテンツリスト探索管理部15は、サーバデータベース12、及び、コンテンツリストデータベース14を基に、本発明であるコンテンツ探索方式によるコンテンツリストの階層構成の拡張を行い、拡張情報を階層拡張データベース16に保存する。画面表示部17は、コンテンツリストの表示や再生しているコンテンツ、また、階層拡張の設定画面などを表示する。ユーザ操作部18は、リモコンなどのユーザによる装置操作用インタフェースからの制御情報を受信する。
図5は、サーバデータベース12に保存するデータの項目、および、そのデータサンプルを例示している。サーバデータベース12には、レコード毎にサーバに関する各種情報を保存する。該各種情報の例としては、サーバIDとサーバ名、サーバがブラウザ機能に対応しているか否か、サーバがサーチ機能に対応しているか否かの情報などがある。更には、本発明であるコンテンツ探索方式によるコンテンツ階層の拡張を設定したか否か、コンテンツリストが更新されたかどうかを示す階層のバージョン情報がある。サーバIDは、宅内ネットワーク内の各サーバを識別するためのユニークなIDである。
図6は、コンテンツリストデータベース14に保存するデータの項目、および、そのデータサンプルを例示している。コンテンツリストデータベース14には、レコード毎に、動画A、音楽Aなどのコンテンツ、または、コンテンツを格納する階層構成の一部としてのフォルダの各種情報を登録する。該各種情報の例としては、コンテンツまたはフォルダのIDと、保存されているサーバのサーバID、録画や登録などの日付、該コンテンツまたはフォルダの名前、そして、サーバが設定している階層構成において、各コンテンツまたはフォルダが格納されている格納フォルダID(拡張無)があり、更には、本発明のコンテンツ探索方式によって、階層が拡張された結果、各コンテンツまたは、フォルダが格納されることになる格納フォルダID(拡張有)がある。
図7は、階層拡張データベース16に保存するデータの項目、および、そのデータサンプルを例示している。階層拡張データベース16には、レコード毎に、階層を拡張するフォルダとして仮想フォルダの各種情報を登録する。該各種情報の例としては、仮想フォルダが設定されるサーバID、仮想フォルダが格納される格納フォルダID、仮想フォルダのIDと、仮想フォルダ名がある。
ここで、図7においては、それぞれ、既存のフォルダID(Folder_1など)と拡張されるフォルダID(Branch_1やBranch_2など)が関連付けられ、図6においては、拡張されるフォルダで示されるコンテンツリストを生成すべく、各コンテンツがどの拡張フォルダに格納されるかを分類される。
この関連付け及び分類の結果、例えば、図6と図7では、Server_2において、動画コンテンツフォルダ(Folder_1)は動画Aというコンテンツを格納しており、この動画Aは動画コンテンツフォルダ(Folder_1)の下層にあるお気に入りフォルダ(Branch_1)や、動画コンテンツフォルダ(Folder_1)の下層にあるジャンルフォルダ(Branch_4)のさらに下層にあるニュースフォルダ(Branch_5)に格納されることを意味する。
以下、本発明によるコンテンツ探索方法の第一の実施形態について説明する。
図8は、クライアントによるサーバ探索、及びサーバ情報取得の流れを表している。サーバもしくはクライアントの電源ON/OFFや、ネットワーク接続設定などにより、両機器がネットワークに接続されると、クライアントのネットワーク管理部は、サーバを発見する(ST101)。ネットワーク管理部は、サーバを発見すると、サーバの識別情報やコンテンツ探索機能の対応状況、更には、バージョン情報などのサーバ情報を該サーバから取得する(ST102)。この取得した情報は、クライアント内のサーバデータベースに保存しておく(ST103)。
そして、クライアントは、サーバのコンテンツリストを取得する。図9は、クライアントがサーバからコンテンツリストを取得し、取得したデータをコンテンツデータベースに保存するまでの流れを表している。クライアントのコンテンツリスト探索管理部は、コンテンツリストを取得するサーバが、サーチ機能のみに対応しているかどうかをサーバデータベースのコンテンツ探索機能の対応情報を基に識別する(ST111)。そして、コンテンツリスト探索管理部においては、もし、サーバがサーチ機能のみに対応しているならば(ST111のYes)、サーバ内の全コンテンツリストを取得するように検索条件を設定しサーバに対してコンテンツリストの要求を送る(ST112)。一方、サーバがサーチ機能のみではない場合は(ST111のNo)、ブラウザ機能を備えていることになり、サーバはコンテンツを階層管理している。そこで、クライアントは、ブラウザによって一階層のコンテンツリストを取得しては、コンテンツの階層構造を解析しながら、全ての階層を探索し、全ての階層フォルダと全てのコンテンツリスト情報を取得すべく、サーバに対して要求する(ST113)。クライアントからコンテンツリストの要求を受けたサーバは、クライアントからの要求に基づき、コンテンツリストをクライアントに対して送信する。そして、クライアントは、各サーバから階層フォルダの構成も含め、全コンテンツリストの情報を取得し、コンテンツリストデータベースに保存する。(ST114)
クライアントは、各サーバからコンテンツリストを取得した後、各サーバのフォルダ階層構成を解析し、フォルダの拡張を設定する。図10は、クライアントのコンテンツリスト探索管理部が、各サーバから取得したコンテンツリストのデータを基に、フォルダ拡張の設定を行うフローを表している。まずクライアントは、取得した階層情報からフォルダ分類のサポート状況を調査する(ST121)。例えば、動画フォルダ以下に動画コンテンツが一覧で保存されている場合、ジャンルという属性が動画コンテンツの属性として存在しているものの、ジャンルフォルダは設定されていないならば、ジャンルフォルダを仮想フォルダとして動画フォルダ以下の拡張し、更にジャンルの種類ごとのフォルダをジャンルフォルダ以下に拡張する。従来は動画フォルダ以下に表示されていた動画コンテンツの一覧を、各動画コンテンツのジャンルに該当するジャンルフォルダ以下に表示するように階層の再構成を行う。
クライアントは、各サーバからコンテンツリストを取得した後、各サーバのフォルダ階層構成を解析し、フォルダの拡張を設定する。図10は、クライアントのコンテンツリスト探索管理部が、各サーバから取得したコンテンツリストのデータを基に、フォルダ拡張の設定を行うフローを表している。まずクライアントは、取得した階層情報からフォルダ分類のサポート状況を調査する(ST121)。例えば、動画フォルダ以下に動画コンテンツが一覧で保存されている場合、ジャンルという属性が動画コンテンツの属性として存在しているものの、ジャンルフォルダは設定されていないならば、ジャンルフォルダを仮想フォルダとして動画フォルダ以下の拡張し、更にジャンルの種類ごとのフォルダをジャンルフォルダ以下に拡張する。従来は動画フォルダ以下に表示されていた動画コンテンツの一覧を、各動画コンテンツのジャンルに該当するジャンルフォルダ以下に表示するように階層の再構成を行う。
サポート状況の調査結果から、仮想フォルダが拡張可能と判断した場合は(ST122のYes)、基となる階層構成に対し、仮想フォルダの拡張を設定し、コンテンツリストデータ内の該当する階層フォルダには、拡張有りの情報を、階層拡張データベースには拡張した情報を保存する(ST123)。一方、拡張不可能と判断した場合(ST122のNo)、仮想フォルダの拡張は行わず、基となる階層構成を、そのままコンテンツの探索画面の表示に用いる。このような、拡張設定をサーバ内の各階層に対し行い、サーバデータベースに設定が完了したか否かの状況を保存する(ST124)。
なお、基となる階層構成に対する仮想フォルダの拡張設定では、前述したように、図7における既存フォルダIDと拡張される仮想フォルダIDとの関連付け、さらに、図6における拡張フォルダ内のコンテンツリスト生成のための各コンテンツの分類が行われる。
クライアントの画面表示部における、本発明であるコンテンツ探索方式を用いた探索画面の例を説明する。図11は、クライアントのコンテンツ探索画面を示しており、コンテンツの探索例として、サーバBのコンテンツリストからユーザ所望の動画コンテンツを探索している例である。画面左の列には、接続されているサーバが並んで表示されており、サーバBを選択すると、サーバBが管理する階層構造のうち、階層の上位に属している動画コンテンツフォルダ、音楽コンテンツフォルダ、静止画コンテンツフォルダが表示される。本例では、動画コンテンツを所望しているため、動画コンテンツフォルダを選択している。
図12は、サーバBが管理する基となる階層構成で動画コンテンツフォルダ内のリストを表示したときの例である。サーバBは、動画コンテンツフォルダ内に、動画コンテンツを全て管理しているため、動画A、B、Cなどのコンテンツが一覧で表示される。このとき、例えばコンテンツの属性で日付などを用いることにより、予め表示順がソートされている可能性もあるが、全ての動画コンテンツが同階層に管理されている中、所望の動画コンテンツを探すためには、選択用のカーソルを移動させる。もしくは、ページ送りをすることによって、探索していく必要がある。
図12で示した、階層構成例に対し、本発明による階層拡張を行った場合の一例を図13に示す。動画コンテンツフォルダ内は、動画コンテンツの属性として含まれているジャンルや日付、データサイズなどの情報に基づく仮想フォルダにより拡張している。フォルダの拡張によって、所望の動画コンテンツが予めジャンルではスポーツに属するとあるならば、ジャンルを選びジャンル選択用の仮想フォルダ一覧画面、図14に移動する。ここでスポーツを選択することによって、前述の図12で表示された動画コンテンツ一覧よりも、ジャンルがスポーツに絞り込まれた動画コンテンツの一覧から、より簡単に所望コンテンツの探索を行うことができるようになる。また、ジャンル以外にも、所望コンテンツが最近再生されたものであれば、最近再生したものフォルダを選択することで、すぐに当該所望コンテンツを見つけることができるようになる。図13に示すように、お気に入りフォルダやデータサイズフォルダなど、コンテンツの属性を基に分類やソートしているもの、また、予めお気に入りのキーワードを登録しておき、そのキーワードにタイトルなどが一致するコンテンツを入れているものなど、様々なフォルダ分けを行うことで、ユーザが所望コンテンツを見つけるための選択肢を増やすと共に、簡単に見つけ出すことができるようになる。
ところで、サーバでは、コンテンツの追加や削除などにより、格納している階層構成や各階層内のコンテンツ数に変更が生じる。従って、クライアントでは、サーバのコンテンツに変更が生じた場合、自らが保存している階層情報やコンテンツリスト、更には、拡張フォルダに関しても更新を行う必要が生じる。図15は、クライアントのコンテンツリスト探索管理部が行うサーバのコンテンツ更新確認の流れを表している。まずクライアントは、サーバに更新が発生しているか否かを確認するため、サーバからバージョン情報を取得し、自らが元々保存している該サーバのバージョン情報と同一かどうか比較し、更新の確認を行う(ST131)。ここで、バージョン情報に変更がない場合は(ST132のNo)、サーバの更新が無かったと判断する。一方で、バージョン情報が変更されている、つまり、サーバに更新が生じている場合(ST132のYes)、クライアントは、サーバのコンテンツリスト情報の更新内容の確認を行う(ST133)。コンテンツリストの更新方法としては、まず始めに、全コンテンツリストを改めて取得する方法や、自らが保存している古いコンテンツリストと更新部分を照らしあわしながら更新する方法などが挙げられる。これらの方法は、全てのコンテンツリストを最新の情報に更新する方法ではあるが、更新頻度が低いフォルダ等も随時確認を行うため、非効率な確認方法になる場合もある。そこで、より効率的な更新チェックを行うため、頻繁に更新がかかる可能性が高いフォルダ階層部分とそうでは無い、つまりは更新頻度が低いフォルダとを予め識別しておき、更新頻度が高いフォルダの更新確認を優先的に、または、頻繁に行う更新方法が挙げられる。
例えば、コンテンツのタイトルごとにフォルダが作成されている場合は、異なるタイトルのコンテンツがサーバに追加されると、新たに該コンテンツのタイトル名に基づきフォルダが用意されることになる。クライアントは、このようなより更新頻度が高いフォルダ階層部分の更新状況を優先的、かつより頻繁に調べることにより、サーバの更新チェックを効率良く行うことができるようになる。以上、クライアントは、サーバの更新の確認、サーバの更新内容確認を行った後、確認した情報を保存する(ST134)。
例えば、コンテンツのタイトルごとにフォルダが作成されている場合は、異なるタイトルのコンテンツがサーバに追加されると、新たに該コンテンツのタイトル名に基づきフォルダが用意されることになる。クライアントは、このようなより更新頻度が高いフォルダ階層部分の更新状況を優先的、かつより頻繁に調べることにより、サーバの更新チェックを効率良く行うことができるようになる。以上、クライアントは、サーバの更新の確認、サーバの更新内容確認を行った後、確認した情報を保存する(ST134)。
上述してきた実施形態では、予めクライアントが各サーバのコンテンツリストを収集し、拡張フォルダの設定を行った後、データベースとして保存していた。予めコンテンツリストを収集し、拡張フォルダを設定しておくことで、いちいち拡張フォルダを設定する時間を省き、フォルダの表示を高速に行うことができる。
しかしながら、この実施形態では、クライアントが予めコンテンツリストを収集して保存しておくこと、サーバに更新が生じた場合に、随時更新を確認するなど、データの容量面や処理コスト面での負担が高くなる可能性がある。
そこで、この問題を重視する場合は、ユーザがコンテンツを探索する際に、サーバからその都度、コンテンツリストを収集して、取得したコンテンツリストのみを対象に拡張フォルダを設定し画面表示を行うようにして、データの容量面や処理コスト面での負担を抑えるようにしてもよい。
以上の実施形態において、本発明におけるコンテンツ探索方式の利便性を高めるため、例えば、ユーザ毎に各種設定ができるようにしても良い。例えば、サーバに関しては、クライアントからの接続対象か否か、または、接続するサーバ数の指定などが挙げられる。拡張フォルダに関しては、どのような仮想フォルダとするか、拡張する場合、どのような状況で拡張を行うかなどが挙げられる。特に、拡張する状況に関しては、常時拡張する設定も良いが、例えば、特定のフォルダ以下のコンテンツ数が膨大になった場合に拡張するといった設定項目も挙げられる。一度拡張フォルダを表示している時点で、例えば、ユーザがある拡張フォルダの表示を不要と判断した場合、該拡張フォルダを非表示の対象に設定するといった設定項目も利便性に効果的である。
前述の実施形態においては、基となる階層構成に対し、拡張するものとして、予め想定している仮想フォルダを説明した。ただし、本実施例の応用として、特定サーバ内のコンテンツの分類を行う仮想フォルダだけではなく、他のサーバで、関連性の高いコンテンツが含まれているフォルダであるとか、その他コンテンツに関するインターネット上のニュースやアーティストに関する情報、更には、他のユーザが発信した情報などを拡張しても良い。
1 コンテンツ探索再生装置(クライアント)、2 記録再生装置1(サーバ)、3 記録再生装置2(サーバ)、10 ネットワーク管理部、11 サーバ情報管理部、12 サーバデータベース、13 コンテンツ管理部、14 コンテンツリストデータベース、15 コンテンツリスト探索管理部、16 階層拡張データベース、17 画面表示部、18 ユーザ操作部
Claims (14)
- 記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生方法であって、
前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信し、
前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、
前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成し、
前記生成されたコンテンツリストを表示し、
ユーザからのコンテンツ探索再生操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生方法。 - 前記仮想フォルダの設定は、ユーザの操作に基づき行えることを請求項1に特徴とするコンテンツ探索再生方法。
- 予め、前記記録再生装置の少なくとも、コンテンツリストが更新されたかどうかを示す階層バージョンを含む装置情報を取得しておくことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ探索再生方法。
- 前記階層バージョンを確認し、
階層構造が更新されていることを確認した場合に、その更新内容を確認し、
前記更新内容に基づき、前記コンテンツリストを更新することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ探索方法。 - 前記受信したコンテンツリストを保存することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ探索再生方法。
- 前記関連付けられた仮想フォルダ及び受信しているフォルダとを保存することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ探索方法。
- 前記装置情報を保存することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ探索方法。
- 記録再生装置とネットワークで接続され、該記録再生装置が有するコンテンツを探索し再生するコンテンツ探索再生装置であって、
前記記録再生装置が有する階層化されたフォルダ毎のコンテンツリストを受信するネットワーク管理部と
前記ネットワーク管理部で受信された前記階層化されたフォルダの階層構成の不足分を解析し、前記不足する階層のフォルダを仮想フォルダとして設定し、該仮想フォルダと受信しているフォルダとを関連付け、拡張された階層構成のフォルダ毎のコンテンツリストを生成するコンテンツリスト探索管理部と
前記コンテンツ探索管理部で生成されたコンテンツリストを表示する画面表示部と、
前記画面表示部で表示された画面におけるユーザからのコンテンツ探索再生操作を受け付けるユーザ操作部を備え、
前記ユーザ操作部での操作に基づき、コンテンツを探索再生することを特徴とするコンテンツ探索再生装置。 - 前記仮想フォルダの設定は、ユーザ操作部での操作に基づき行えることを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ探索再生装置。
- 前記ネットワーク管理部は、予め、前記記録再生装置の少なくとも、コンテンツリストが更新されたかどうかを示す階層バージョンを含む装置情報を取得しておくことを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ探索再生装置。
- 前記コンテンツリスト探索管理部は、前記階層バージョンを確認し、階層構造が更新されていることを確認した場合に、その更新内容を確認し、前記更新内容に基づき、前記コンテンツリストを更新することを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ探索再生装置。
- 前記受信したコンテンツリストを保存するコンテンツリストデータベースをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ探索再生装置。
- 前記関連付けられた仮想フォルダ及び受信しているフォルダを保存する階層拡張データベースをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ探索再生装置。
- 前記装置情報を保存するサーバデータベースをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ探索再生装置。
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---|---|---|---|
JP2008163945A Pending JP2010009087A (ja) | 2008-06-24 | 2008-06-24 | コンテンツ探索装置及び方法ならびに制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010009087A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015537263A (ja) * | 2012-08-27 | 2015-12-24 | テンセント テクノロジー (シェンツェン) カンパニー リミテッド | デジタルテレビ端末と情報を共有するための方法、端末、及びシステム |
JP2017174251A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 情報通信装置、情報通信システム、情報取得方法及び制御プログラム |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06243018A (ja) * | 1993-02-15 | 1994-09-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ネットワーク分散型文書ファイルシステム |
JP2000089991A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Fujitsu Ltd | 文書管理システム |
JP2002140368A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 図書管理方法および装置 |
JP2003203002A (ja) * | 2002-01-04 | 2003-07-18 | Computer Science Academy Kk | ダイナミックリンクシステム |
JP2004062216A (ja) * | 2002-07-24 | 2004-02-26 | Canon Inc | データファイリング方法、データファイリング装置、記憶媒体、プログラム |
JP2004110445A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Hitachi Ltd | 文書管理方法、プログラムおよびシステム |
-
2008
- 2008-06-24 JP JP2008163945A patent/JP2010009087A/ja active Pending
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