JP2010005559A - 噴霧ノズル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】細長いノズル部材の延出端部の噴霧孔からの意図しない液体の滴りを出来る限り少なくすることが出来る噴霧ノズル装置を提供することである。
【解決手段】噴霧ノズル装置10は、把持部材16と、把持部材の加圧液体導入通路14のノズル部材接続孔14bに接続された細長いノズル部材20と、ノズル部材の細長い弁部材収容孔28に上記導入通路からの加圧液体の流れを妨げることなく上記収容孔の長手方向に摺動可能に収容された細長い弁部材40と、把持部材の外表面に配置された操作部材44を操作し操作部材と弁部材とに接続された接続部材48を介して弁部材を摺動させる操作機構と、を備える。摺動する弁部材の延出端の弁体40aは、ノズル部材の延出端部の噴霧孔26に接近した上記収容孔の弁座30に対し接触した閉位置と弁座から離間した開位置との間で移動する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、噴霧する液体を収容し上記液体を加圧状態で保持する液体加圧保持容器の加圧液体出口に接続され、上記加圧液体出口から送られてきた加圧液体を選択的に噴霧する噴霧ノズル装置に関係している。
噴霧ノズル装置により噴霧する液体が例えばホルモン剤の如き高価な物質を含んでいる場合、適量の液体を目的物体に対し無駄なく噴霧することが求められている。ホルモン剤を含む液体を噴霧することが求められているのは例えば農業においてトマトの如き食物を生産する分野である。
このような分野で従来使用されていた噴霧ノズル装置では、目的物体に対し正確に液体を噴霧させる為に延出端部に噴霧孔が形成されている細長いノズル部材を使用している。ノズル部材は、例えば柔軟なプラスチック製又はゴム製の可撓性中空管を介して液体高圧保持容器の加圧液体出口に接続されている基端部と、基端部と上記延出端部との間に延出している細長い中空孔と、を備えている。上記基端部には加圧液体入口が形成されていて、上記加圧液体入口は液体高圧保持容器の加圧液体出口から可撓性中空管を介して送られてきた加圧液体を上記中空孔に導入する。上記基端部には上記加圧液体を上記延出端部の噴霧孔から選択的に噴射させる為の開閉弁が設けられていて、使用者は上記基端部を保持し上記延出端部の噴霧孔を目的物体に接近させた状態で上記開閉弁を操作し、適量の加圧液体を目的物体に対し噴霧する。
上述した如く構成されている従来の噴霧ノズル装置では、ノズル部材において開閉弁が設けられている基端部と噴霧孔が形成されている延出端部との間に細長い中空孔が延出していて、開閉弁が閉鎖された直後に上記中空孔に残された液体の圧力により上記延出端部の噴霧孔から上記中空孔に残された液体が僅かではあるが滴る。さらに、開閉弁が閉鎖されている間にも、ノズル部材に比較的大きな衝撃力や遠心力が負荷されると、上記中空孔に残留されているがもはや加圧がされていない液体が上記衝撃力や上記遠心力の作用により上記延出端部の噴霧孔から滴る。
この滴りは、上記液体が例えばホルモン剤の如き高価な物質を含んでいる場合に好ましくないことはいうまでもないし、環境に対しても好ましくない。
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、細長いノズル部材の延出端部の噴霧孔からの意図しない液体の滴りを出来る限り少なくすることが出来る噴霧ノズル装置を提供することである。
上述したこの発明の目的を達成する為に、この発明に従った噴霧ノズル装置は、噴霧する液体を収容し上記液体を加圧状態で保持する液体加圧保持容器の加圧液体出口に接続され、上記加圧液体出口から送られてきた加圧液体を選択的に噴霧する噴霧ノズル装置であって:上記加圧液体出口に接続される加圧液体入口とノズル部材接続口とを有する加圧液体導入通路が設けられている把持部材と;上記把持部材の上記ノズル部材接続口に接続される基端部と液体噴霧孔が形成された延出端部と上記基端部と上記延出端部との間を延出している細長い弁部材収容孔とを有しており、上記弁部材収容孔において上記延出端部の上記液体噴霧孔に接近した位置に弁座が形成されている細長いノズル部材と;上記把持部材の上記ノズル部材接続口から上記ノズル部材の上記基端部における上記弁部材収容孔の基端開口に流入した上記加圧流体が上記弁部材収容孔中を上記弁座まで流れるのを妨げることなく上記弁部材収容孔に上記弁部材収容孔の長手方向に摺動可能に収容され、上記弁部材収容孔の上記弁座に対し接離可能な弁体と上記弁部材収容孔において上記ノズル部材の上記基端部に位置する基部とを有している細長い弁部材と;そして、上記把持部材の外表面に配置された操作部材と上記操作部材と上記弁部材の上記基部とに接続された接続部材とを有しており、上記操作部材の操作により上記接続部材を介して上記弁部材を操作し上記弁部材収容孔中で上記長手方向に沿い上記弁部材を上記弁体が上記弁座に着座した閉位置と上記弁体が上記弁座から離間した開位置との間で摺動させる弁部材操作機構と、を備えている、ことを特徴としている。
上述した如く構成されたことを特徴とするこの発明に従った噴霧ノズル装置においては、弁部材操作機構の操作部材が把持部材の外表面に配置されていて、上記操作部材の操作により上記操作部材と上記把持部材の上記ノズル部材接続口に基端部が接続された細長いノズル部材の細長い弁部材収容孔に収容されている弁部材の基端部とに接続された接続部材を介して上記弁部材を記弁部材収容孔中でその長手方向に沿い摺動させる。上記ノズル部材の延出端部には液体噴霧孔が形成されていて、上記弁部材収容孔において上記延出端部の上記液体噴霧孔に接近した位置に弁座が形成されている。上記弁部材は、上記弁部材収容孔中の上記弁座に対し接離可能な弁体を有していて、上記摺動により上記弁座に対し上記弁体を接離させる。
上記ノズル部材において液体噴霧孔に接近した位置の弁座と上記液体噴霧孔との間は液体連通孔に対応して弁部材を収容している弁部材収容孔に比べると遥かに小径の連通孔で連通されるので、弁部材の弁体が弁座に接触して着座し弁部材収容孔が液体噴霧孔に接近した位置で閉鎖されても上記連通孔中には極僅かの液体しか残らない。そして、上記連通孔に残された液体の圧力に対し上記連通孔の内表面と上記連通孔に残された液体との間に発生する流体摩擦抵抗の大きさが比較的大きくなる。従って、上記弁座が弁部材の弁体により閉鎖された直後でも、上記延出端部の噴霧孔から上記連通孔に残された液体が滴ることは殆ど無くなる。さらに、上記弁座が弁部材の弁体により閉鎖されている間にノズル部材に比較的大きな衝撃力や遠心力が負荷されても、上記連通孔に極僅かに残留されているもはや加圧されていない液体が上記衝撃力や上記遠心力の作用により上記延出端部の噴霧孔から滴ることも殆ど無くなる。
以下、この発明の一実施の形態に従った噴霧ノズル装置の構成について、添付の図面中の図1を参照しながら詳細に説明する。
この発明の一実施の形態に従った噴霧ノズル装置10は、噴霧する液体を収容し上記液体を加圧状態で保持する液体加圧保持容器12の加圧液体出口12aに接続され、加圧液体出口12aから送られてきた加圧液体を選択的に噴霧するよう構成されている。上記液体は、例えば農業においてトマトの如き食物を生産する分野において使用されるホルモン剤の如き高価な物質を含んでいる。
詳細には、噴霧ノズル装置10は、加圧液体出口12aに接続される加圧液体入口14aとノズル部材接続口14bとを有する加圧液体導入通路14が設けられている把持部材16を備えている。この実施の形態において把持部材16は、加圧液体導入通路14が設けられている把持部材本体16aと、把持部材本体16aの加圧液体導入通路14の加圧液体入口14aの周囲を取り囲むよう把持部材本体16aに一端部が連結された筒状の握り16bと、を含んでいる。把持部材本体16aと握り16bの夫々は合成樹脂により一体成形されていて、公知の連結手段により上述した如く相互に連結されている。この実施の形態では、把持部材本体16aの外表面において加圧液体入口14aの周囲を取り囲むよう筒状の雄螺子が形成されていて、この雄螺子に筒状の握り16bの上記一端部の内表面に形成されている雌螺子が螺合して上記連結を達成している。
液体高圧保持容器12の加圧液体出口12aから延出されている例えば柔軟なプラスチック製又はゴム製の可撓性中空管18の延出端部が握り16bの中心孔に挿入された後に把持部材本体16aの加圧液体入口14aに液密に接続されている。このような液密な接続は、公知の液密接続手段により行なわれている。
この実施の形態では、上記公知の液密接続手段は以下のように提供されている。即ち、可撓性中空管18の中心孔の延出端部における開口に、外周面に複数の環状張り出しを伴った管状の摩擦係合プラグ18aが挿入されて摩擦係合されている。把持部材本体16aの外表面において加圧液体入口14aの周囲を取り囲む前述した筒状の雄螺子の外端から筒状の握り16bの上記一端部における上記中心孔の部分へと筒状の可撓性中空管接続突起16cが突出して形成されている。摩擦係合プラグ18aを伴った可撓性中空管18の延出端部は把持部材本体16aの可撓性中空管接続突起16cの加圧液体入口14aに挿入されていて、摩擦係合プラグ18aの環状張り出しにより径方向の外方に押し出された可撓性中空管18の延出端部の外周面の一部が可撓性中空管接続突起16cの外端面に当接されている。可撓性中空管接続突起16cの外周面に環状の可撓性中空管押さえ18bの外端部の内周面が螺合されている。可撓性中空管接続突起16cの外端面から露出している摩擦係合プラグ18a上の可撓性中空管18の延出端部の外周面に可撓性中空管押さえ18bの内端部の内周面が被せられていて、可撓性中空管押さえ18bの内端部の内周面は摩擦係合プラグ18aの環状張り出しにより径方向の外方に押し出された可撓性中空管18の延出端部の外周面の上記一部を可撓性中空管接続突起16cの外端面と協働して挟持することにより、上記液密な接続を達成している。
握り16bは把持部材本体16aの加圧液体入口14aに接続された可撓性中空管18の延出端部を取り囲んでおり、把持部材本体16aの加圧液体入口14aに対する可撓性中空管18の延出端部の接続部分を外力から保護している。
把持部材本体16aにおいてノズル部材接続口14bは加圧液体入口14aの長手方向中心線から略平行に変位していて上記長手方向中心線と同じ方向に延出し両延出端が開口している。
噴霧ノズル装置10はさらに、把持部材16の把持部材本体16aのノズル部材接続口14bにおいて加圧液体入口14aとは正反対の方向を向いている一方の開口に基端部20aが液密に接続されている中空状の細長いノズル部材20を備えている。この実施の形態では、細長いノズル部材20の基端部20aの外周面及び把持部材本体16aにおいてノズル部材接続口14bの上記一方の開口を取り囲んでいる筒状突起の外周面に例えばO−リング等の公知の液密部材22を介して被せられたノズル部材固定環24が、把持部材本体16aにおいてノズル部材接続口14bの上記一方の開口を取り囲んでいる筒状突起に螺合されることにより、上記液密な接続を着脱可能に提供している。
細長いノズル部材20の延出端部20bには液体噴霧孔26が形成されている。細長いノズル部材20の基端部20aと延出端部20bとの間には細長い弁部材収容孔28が延出しており、弁部材収容孔28において延出端部20bの液体噴霧孔26に接近した位置に環状の弁座30が形成されている。環状の弁座30には例えばO−リングの如き環状の公知の液密部材32が配置されている。
弁部材収容孔28はノズル部材20の基端部20aの端面に貫通している基端開口を有する。細長いノズル部材20の延出端部20bにおいて弁部材収容孔28の弁座30と液体噴霧孔26との間は、弁部材収容孔28に比べると遥かに小径で遥かに短い連通孔34により連通されている。環状の弁座30及び環状の液密部材32は連通孔34の内端開口を取り囲んでいる。
より詳細には、この実施の形態においてノズル部材20は、延出端部20bの外表面に例えばO−リングの如き公知の環状の液密部材36を介して液密に螺合され液体噴霧孔26が形成されたノズル口金38を含んでいる。延出端部20bの端面は、延出端部20bにおける連通孔34の外端開口から噴出した液体加圧保持容器12からの加圧液体をノズル口金38の液体噴霧孔26と協働して所望の噴霧パターンを得ることが出来るよう予め形作られている。
ノズル部材20の弁部材収容孔28には、弁部材収容孔28の内径よりも小径の細長い弁部材40が収容されている。細長い弁部材40は弁部材収容孔28中を弁座30から上記基端開口の近傍まで延出していて、弁部材収容孔28中を弁部材収容孔28の長手方向に摺動可能である。そして、細長い弁部材40は、液体加圧保持容器12から可撓性管状部材18を介して把持部材16の把持部材本体16aの加圧液体導入通路14の加圧液体入口14aに流入し、さらに加圧液体導入通路14のノズル部材接続口14bからノズル部材20の基端部20aにおける弁部材収容孔28の上記基端開口に流入した加圧流体が弁部材収容孔28中を弁座30まで流れるのを妨げることがない。
細長い弁部材40において弁部材収容孔28の弁座30の側の端部は弁座30の液密部材32に対し接離可能な弁体40aとして構成されている。即ち、細長い弁部材収容孔28中において細長い弁部材40は、細長い弁部材収容孔28の長手方向に沿い弁体40aを弁部材収容孔28の弁座30の液密部材32に着座させた閉位置と弁座30の液密部材32から離間させた開位置との間で摺動可能である。
弁部材40において弁体40aとノズル部材20の基端部20aに位置する基部40bとの間の中間部分40cは、弁部材40の製造に要する材料の節約と細長い弁部材40の撓みを防止する為に多角形状の横断面を有しており、この実施の形態では十字形状を有している。
この実施の形態においてノズル部材20,ノズル部材固定環24,そして弁部材40の夫々は合成樹脂により一体成形されている。ノズル部材20の延出端部20bにおいて連通孔34の外端開口が形成されている部分及び液体噴霧孔26が形成されたノズル口金38は噴霧パターンの精密な制御及び耐久性を考慮して金属により形成されているが、所望の噴霧パターンの制御及び所望の耐久性を得ることが出来るのであれば合成樹脂により形成することも出来る。また弁部材40を、耐久性や経年変化や温度変化の少ない金属又はセラミックにより形成することも出来る。
把持部材16の把持部材本体16aのノズル部材接続口14bにおいて加圧液体入口14aと同じ方向を向いている他方の開口は、把持部材本体16aの外表面においてノズル部材接続口14bの上記他方の開口を取り囲んでいる筒状の部分に液密に螺合された端キャップ42により閉塞されている。この実施の形態において端キャップ42は合成樹脂により一体成形されていて、同様に合成樹脂により一体成形されている把持部材本体16aの外表面の上記部分に螺合されることにより上述した液密な螺合が達成されている。
把持部材本体16aの外表面においてノズル部材接続口14bの上記他方の開口から上記他方の開口が向いている方向に離間した位置に、レバー状の操作部材44が配置されている。操作部材44は上記位置に握り16bの外周面に対し握り16bの半径方向に相対的に移動可能に連結されている。この実施の形態では、上記連結は揺動軸46により達成されている。
端キャップ42にはノズル部材接続口14bの上記他方の開口の中心線に沿い移動可能に棒状の接続部材48が貫通している。端キャップ42の内端において接続部材48が貫通している貫通孔の周囲は例えばO−リングの如き環状の液密部材50に取り囲まれていて、上記貫通孔と上記貫通孔を貫通した棒状の接続部材48の外周面との間の隙間を液密状態にしている。
接続部材48の外端部は操作部材44の係止部材44aに係止されて接続されており、内端部は弁部材40の基部40bに接続されている。この実施の形態において接続部材48の内端部は、長さ調節部材52を介して弁部材40の基部40bに接続されている。詳細には、接続部材48の内端部の外周面には雄螺子が形成されていて、弁部材40の基部40bの外周面にも雄螺子が形成されている。長さ調節部材52において接続部材48の内端部と弁部材40の基部40bとに対応した位置には接続部材48の内端部の外周面の雄螺子及び弁部材40の基部40bの外周面の雄螺子が螺合する雌螺子が形成されていて、これら雌螺子に接続部材48の内端部の外周面の雄螺子と弁部材40の基部40bの外周面の雄螺子が螺合されている。
この実施の形態において接続部材48及び長さ調節部材52の夫々は温度変化や経年変化により寸法が実質的に変化しない材料、例えば金属又はセラミックス、により形成されていて、長さ調節部材52に対する接続部材48の内端部の螺合深さを変化させることにより弁部材40の延出端部の弁体40aの端面から接続部材48の外端部の端面までの長さを調整可能である。
把持部材16の把持部材本体16aのノズル部材接続口14bにはさらに、弁部材40を前述した閉位置に向かい付勢する付勢手段54が設けられている。この実施の形態において付勢手段54は、接続部材48の内端部の側の長さ調節部材52の端面と端キャップ42の内端との間において接続部材48の内端部に巻装された圧縮コイルばねにより構成されている。
図1を参照しながら前述した如く構成されているこの発明の一実施の形態に従った噴霧ノズル装置10においては、ノズル部材20の延出端部の液体噴霧孔26を液体噴霧孔26からの液体を噴霧させる目的物に対し正確に容易に接近させることが出来るように、把持部材16の把持部材本体16aのノズル部材接続口14bからのノズル部材20の延出長さが15cm以上20cm以下の長さの範囲に設定されている。とはいうもの、この長さの範囲は、例えば上記目的物に対する噴霧ノズル装置10の使用状況のような必要に応じて任意に設定可能である。
図1中に図示されている如く、レバー状の操作部材44に外力が負荷されていない状態では、弁部材40は付勢手段52の付勢力により閉位置に配置されている。この状態では、液体加圧保持容器12の加圧液体出口12aから可撓性管状部材18を介して把持部材16の把持部材本体16aの加圧液体導入通路14の加圧液体入口14aに流入し、さらに加圧液体導入通路14のノズル部材接続口14bからノズル部材20の弁部材収容孔28に流入した加圧液体は弁座40aの液密部材32が取り囲んでいるノズル部材20の延出端部の連通孔34の内端開口に流入しない。即ち、上記延出端部の液体噴霧孔26から噴霧されない。
把持部材16の握り16bを握った噴霧ノズル装置10の使用者の片手により操作部材44に外力を負荷し、図2中に図示されている如く操作部材44を揺動軸46の回りで握り16bの外表面に接近させるよう回動させると、操作部材44の係止部材44aが接続部材48の外端部を外方に引く。この結果として、接続部材48の内端部と長さ調節部材52を介して接続されている弁部材40は、付勢手段54の付勢力に抗して延出端部の弁体40aをノズル部材20の弁部材収容孔28中の延出端部の弁座30の液密部材32から離間させた開位置へと図1中に示されている閉位置から移動する。
弁部材40の弁体40aが図2中に図示されている如き開位置に移動されることにより、弁部材収容孔28中の加圧液体は弁座30により取り囲まれているノズル部材20の延出端部20bの連通孔34の内端開口を介して連通孔34中に流入し、さらには延出端部20bにおける連通孔34の外端開口からノズル口金38の液体噴霧孔26を介して所望の噴霧パターンで液体噴霧孔26が向けられている目的物に向かい噴霧される。
操作部材44に対する上述した如き外力の負荷が停止されると、弁部材40は付勢手段52の付勢力により図2中に図示されている開位置から延出端部の弁体40aをノズル部材20の弁部材収容孔28の延出端部の弁座30の液密部材32に接近させるよう移動され、最後は図1中に図示されている如く弁体40aを弁座30の液密部材32に着座させた閉位置に配置される。この結果、弁座40aの液密部材32が取り囲んでいるノズル部材20の延出端部の連通孔34の内端開口へのノズル部材20の弁部材収容孔28中の加圧液体の流入が停止され、ひいては延出端部20bにおける連通孔34の外端開口からノズル口金38の液体噴霧孔26を介しての上記加圧液体の噴霧が停止される。
連通孔34は弁部材収容孔28に比較して長さが遥かに短くまた径も遥かに小さい。従って、上述した如く連通孔34の内端開口へのノズル部材20の弁部材収容孔28中の加圧液体の流入が停止した直後に連通孔34に残された加圧液体の量は弁部材収容孔28中の加圧液体の量に比べると遥かに少ない。その結果、上述した直後に連通孔34に残された加圧液体が連通孔34の外端開口からノズル口金38の液体噴霧孔26を介して漏れ出す可能性が非常に低くなる。さらに、その後にノズル部材20に多少の衝撃力や遠心力が負荷されたとしても、連通孔34に残された液体が連通孔34の外端開口からノズル口金38の液体噴霧孔26を介して漏れ出す可能性が非常に低くなる。
そして上述した説明からは、この実施の形態において把持部材16の把持部材本体16aの外表面に配置された操作部材44と操作部材44と弁部材40の基部40bとに接続された接続部材48とは、操作部材44の操作により接続部材48を介して弁部材40を操作しノズル部材20の弁部材収容孔28中で弁部材収容孔28の長手方向に沿い弁部材40を弁体40aが弁部材収容孔28の延出端部の弁座30の液密部材32に着座した閉位置と弁体40aが弁座30の液密部材32から離間した開位置との間で摺動させる弁部材操作機構を構成していることがわかる。
また、大部分の構成部材を合成樹脂の一体成形により形成したことにより、これらの構成部材を金属材料により形成した場合に比べ、材料の無駄が少なく、また製造が容易となっている。
図1は、この発明の一実施の形態に従った噴霧ノズル装置を、細長いノズル部材の細長い弁部材収容孔中に摺動可能に収容されている細長い弁部材が閉位置に配置されて上記弁部材収容孔中において上記ノズル部材の上記延出端部の液体噴霧孔に隣接している弁座に対し弁体を着座させた状態で示す、概略的な縦断面図である。 図2は、図1中に図示されているこの発明の一実施の形態に従った噴霧ノズル装置を、細長いノズル部材の細長い弁部材収容孔中に摺動可能に収容されている細長い弁部材が開位置に配置されて上記弁部材収容孔中において上記ノズル部材の上記延出端部の液体噴霧孔に隣接している弁座に対し弁体を離間させた状態で示す、概略的な縦断面図である。
符号の説明
10…噴霧ノズル装置、12…液体加圧保持容器、12a…加圧液体出口、14…加圧液体導入通路,14a…加圧液体入口、14b…ノズル部材接続口、16…把持部材、16a…把持部材本体、16b…握り、16c…可撓性中空管接続突起、18…可撓性中空管、18a…摩擦係合プラグ、18b…可撓性中空管押さえ、20…ノズル部材、20a…基端部、20b…延出端部、22…液密部材、24…ノズル部材固定環、26…液体噴霧孔、28…弁部材収容孔、30…弁座、32…液密部材、34…連通孔、36…液密部材、38…ノズル口金、40…弁部材、40a…弁体、40b…基部、40c…中間部分、42…端キャップ、44…操作部材、44a…係止部材、46…揺動軸、48…接続部材、50…液密部材、52…長さ調節部材、54…付勢手段。

Claims (5)

  1. 噴霧する液体を収容し上記液体を加圧状態で保持する液体加圧保持容器の加圧液体出口に接続され、上記加圧液体出口から送られてきた加圧液体を選択的に噴霧する噴霧ノズル装置であって、
    上記加圧液体出口に接続される加圧液体入口とノズル部材接続口とを有する加圧液体導入通路が設けられている把持部材と;
    上記把持部材の上記ノズル部材接続口に接続される基端部と液体噴霧孔が形成された延出端部と上記基端部と上記延出端部との間を延出している細長い弁部材収容孔とを有しており、上記弁部材収容孔において上記延出端部の上記液体噴霧孔に接近した位置に弁座が形成されている細長いノズル部材と;
    上記把持部材の上記ノズル部材接続口から上記ノズル部材の上記基端部における上記弁部材収容孔の基端開口に流入した上記加圧流体が上記弁部材収容孔中を上記弁座まで流れるのを妨げることなく上記弁部材収容孔に上記弁部材収容孔の長手方向に摺動可能に収容され、上記弁部材収容孔の上記弁座に対し接離可能な弁体と上記弁部材収容孔において上記ノズル部材の上記基端部に位置する基部とを有している細長い弁部材と;そして、
    上記把持部材の外表面に配置された操作部材と上記操作部材と上記弁部材の上記基部とに接続された接続部材とを有しており、上記操作部材の操作により上記接続部材を介して上記弁部材を操作し上記弁部材収容孔中で上記長手方向に沿い上記弁部材を上記弁体が上記弁座に着座した閉位置と上記弁体が上記弁座から離間した開位置との間で摺動させる弁部材操作機構と、
    を備えている、ことを特徴とする噴霧ノズル装置。
  2. 前記ノズル部材が合成樹脂で形成され、前記弁部材が合成樹脂及び金属のいずれか一方で形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の噴霧ノズル装置。
  3. 前記弁部材の前記基部と前記弁部材操作機構の前記接続部材において前記弁部材の前記基部に対応した弁部材接続端部との間に介在され、前記弁部材の前記基部と前記接続部材の前記弁部材接続端部とに螺合された長さ調節部材をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の噴霧ノズル装置。
  4. 前記把持部材の前記ノズル部材接続口に設けられ前記弁部材を前記閉位置に向かい付勢する付勢手段をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の噴霧ノズル装置。
  5. 前記ノズル部材の長さが15cm以上20cm以下である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の噴霧ノズル装置。
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