JP2010005503A - 配管確認窓清掃器具 - Google Patents

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稔 藤井
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Abstract

【課題】配管の確認窓に取り付けられた窓体の内側面の清掃作業の効率化を図る。
【解決手段】配管101の壁部には、内部を流れる流体の状態を確認するための確認窓104が開口しており、作業者は、その確認窓104に取り付けられた透光性を有する窓体105を覗き込むことで、配管101の内部の様子を確認することができる。この窓体105の内側面105aには、ブラシ202が摺動可能に当接している。ブラシ202には、羽根車204の回転軸203が取り付けられている。羽根車204は、配管101の内部を流れる流体の流れを受けて、回転軸203を回転中心として回転する。ブラシ202は、この回転力を受けて、回転軸203を回転中心として回転摺動し、この内側面105aに付着した汚れをこすり落とす。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管内を流れる流体の状態を直接目視にて確認するための確認窓に取り付けられた窓体を清掃する配管確認窓清掃器具に関する。
従来、配管の壁部には確認窓が開口し、作業員は、配管内を流れる流体の状態を目視できるようになっている(例えば、特許文献1の図10)。ここで、確認窓に取り付けられた透光性を有する窓体の内側面に流体中の泥等の汚れが付着していると、作業員は、確認窓から配管内を目視しにくい。このため、作業員は、窓体の内側面を適宜清掃する必要がある。
一例として、図13(正面図)及び図14(右側面図)に示すような配管確認窓清掃器具900がある。図13及び図14において、内部に流体が流れる配管901には、短筒体902が直交する方向に貫通接続しており、これらが交差する内部位置には、流体の流れを受けてなびきそのなびく様子から流体の流れ状況を判断できる断水検出器909が取り付けられている。短筒体902の一端側は確認窓903となっており、作業者は、確認窓903に嵌め込まれた透光性を有する窓体904を通して、断水検出器909を目視できるようになっている。窓体904の内側面904aには、そこに付着した汚れを取り除くための直線形状のブラシであるワイパー体905が摺動自在に当接している。ワイパー体905には、短筒体902の壁部を貫通している操作棒906が取り付けられている。ここで、操作棒906はパッキン908を介して短筒体902をスライド自在に保持されている。作業者は、操作棒906の操作部907を把持してワイパー体905をスライドすることにより、窓体904の内側面904aに付着した汚れを取り除いて断水検出器909を目視しやくすることができる。そして、パッキン908は、短筒体902と操作棒906との接続部から配管901内の流体が漏れ出すことを防いでいる。
また、別の一例として、特許文献2には、確認窓の窓枠の周縁全周にガイド溝を設け、窓体(窓ガラス)の内側に密着させて鋼板の外周面をゴムで被覆して形成された清掃子をガイド溝に遊嵌配置し、窓体の外側から強力な磁石を用いて清掃子を回転させることで、窓体の内側面の汚れを取るようにした検流器の清掃装置が記載されている。
特開2007−315983公報 特開平07−124534号公報
図13及び図14に示したような配管確認窓清掃器具では、パッキンが劣化すると操作棒がスムーズにスライドしなくなり、ワイパー体を動かしにくくなってしまう。
また、引用文献2に記載の検流器の清掃装置では、窓体の内側面の汚れを落とすために、作業員が磁石を動かさなくてはならない。
本発明の目的は、配管の確認窓に取り付けられた窓体の内側面の清掃作業の効率化を図ることである。
本発明の配管確認窓清掃器具は、配管の壁部に開口する確認窓に取り付けられた透光性を有する窓体の当該配管の軸方向と平行に向けられた扁平状の内側面に当接し、その内側面に対し直角をなす回転軸の軸回り方向に回転摺動可能なワイパー体と、前記配管の内部に前記ワイパー体と同一の回転軸の軸回り方向に回転自在に配置され、当該配管内の流体の流れを受けて回転する回転体と、前記回転体と前記ワイパー体とを連結し、前記回転体の回転力を前記ワイパー体に伝達する回転力伝達機構と、を備える。
本発明によれば、回転体が配管内の流体の流れを受けて回転し、ワイパー体がその回転力を受けて窓体の内側面を摺動するため、配管の確認窓に取り付けられた窓体の内側面の清掃作業の効率化を図ることができる。
本発明の実施の一形態(第一の実施の形態)を、図1ないし図3に基づいて説明する。
図1は、配管確認窓清掃器具201の右断面図である。図2は、配管確認窓清掃器具201の正面図である。
配管101は円柱形状であり、その内部には流体が流れる流路が形成されている。配管101には、円柱形状の短筒体102が配管101の軸AX2に直交する方向に貫通接続している。配管101及び短筒体102が交差する内部位置には、断水検出器103が取り付けられている。この断水検出器103は、配管101内を流れる流体の流れを受けてなびき、作業員がそのなびく様子を目視して、配管101内の流体の流れの状況を判断するためのものである。また、短筒体102の一端側は開口し、確認窓104となっている。確認窓104の内側には、アクリル素材等で形成された真円形の透光性を有する窓体105が嵌め込まれている。そこで、作業者は、この窓体105を通して配管101の内部を覗き、断水検出器103がなびく様子を目視することができる。ここで、確認窓104に取り付けられた状態の窓体105の内側面105aは扁平状である。そして、窓体105は、この内側面105aが配管101の軸AX2に平行に、かつ、短筒体102の軸AX1に対し直角となるように、確認窓104に取り付けられている。なお、確認窓104と窓体105との間は、シール部材(図示せず)が介在しており、配管101内を流れる流体が隙間から流れ出ないようになっている。
窓体105の内側面105aには、配管確認窓清掃器具201が当接されている。この配管確認窓清掃器具201は、ワイパー体としてのブラシ202と、回転体としての羽根車204とが、円柱形状の棒である回転力伝達機構としての回転軸203によって連結されて構成されている。配管確認窓清掃器具201の全体は、短筒体102よりも若干小さく構成されている。そして、この配管確認窓清掃器具201は、回転力伝達機構としての回転軸203を短筒体102の軸AX1と一致させた状態で、短筒体102の内部に収納できるようになっている。
回転軸203は、短筒体102の軸AX1に一致させて窓体105から短筒体102の内側に突設している固定軸181の軸回りに取り付けられている中空の筒体であり、この固定軸181によって軸AX1の軸回り方向に回動自在に支持されている。
ブラシ202は、回転軸203の窓体105側の一端に、回転軸203に直交する断面内に等間隔で放射して三本取り付けられている。これらのブラシ202のいずれも、長尺の平板で一方の長辺側に円弧形状に曲がっている硬質の基礎部材207に柔質のブラシ材208が取り付けられて構成されている。そして、いずれのブラシ202についても、基礎部材207の凸となっている弧の側は回転軸203の回転による進行方向に向けられており、また、ブラシ材208が窓体105の内側面105aに向く向きに向けられて、この窓体105の内側面105aに当接している。
羽根車204は、回転軸203の他端に取り付けられており、配管101の軸AX2に近い位置に位置付けられ、配管101内を流れる流体の流れを受けて回転軸203を回転中心として回転する。この羽根車204は、回転軸203から等間隔に放射する三枚の板状の羽根部材209によって構成されている。そして、羽根車204を構成する羽根部材209は、流体の流れる力を受け止めやすいように、ブラシ202の基礎部材207が曲げられている方向と同じ方向に湾曲している。
図3は、配管確認窓清掃器具201の分解斜視図である。図3に基づいて、配管確認窓清掃器具201の構造の詳細、及び、配管確認窓清掃器具201を窓体105に取り付ける取付方法について説明する。窓体105の中央には、短筒体102の軸AX1と交差する方向に、取付孔182が貫通している。窓体105の内側面105aには台座部品184が当接している。台座部品184は、固定軸181の一端に設けられている雄ネジ183と螺合する雌ネジ孔184aを一方の面に有し、他方の面には取付孔182に挿通される取付雄ネジ184bを有する。窓体105の取付孔182に挿通された台座部品184の取付雄ネジ184bは、窓体105の外側面105bに位置付けられる台座受部品185と螺合し、この台座受部品185とともに窓体105を挟み込む。ここで、台座部品184も台座受部品185も、図3に示すように、取付孔182に取り付けられた状態で取付孔182を塞ぐ形状を有している。さらに、窓体105の両面には、取付孔182の周囲にOリング溝186が設けられている。そのため、各Oリング溝186にOリング187を嵌めて、そのOリング187を挟むように台座部品184の取付雄ネジ184bを取付孔182に挿通して台座部品184と台座受部品185とが嵌合接続することで、取付孔182から配管101内を流れる流体が漏れ出すことがなくなる(図1も参照)。
ところで、前述したように、配管確認窓清掃器具201を構成する回転軸203は筒体である。この回転軸203は、図3に示すように、ブラシ側軸203aと羽根車側軸203bとが接続して形成されている。また、固定軸181の外周でブラシ側軸203aと羽根車側軸203bとを連結した際の連結箇所に対応する位置には、抜け止め用突起188が設けられている。そして、固定軸181の両端にブラシ側軸203aと羽根車側軸203bとを装着してブラシ側軸203aと羽根車側軸203bとを接続し、ブラシ側軸203aの窓体105側の開口部から突出する雄ネジ183を台座部品184の雌ネジ孔184aに螺合することによって、回転軸203は固定軸181の軸回り方向に回転自在となる。さらに、固定軸181は、抜け止め用突起188によって、配管確認窓清掃器具201が回転軸203の軸方向にスライド移動しない(図1も参照)。
このように構成される配管確認窓清掃器具201では、羽根車204が配管101内を流れる流体の流れる力を受けると、回転軸203を回転中心として回転する。この場合に羽根車204が回転する方向は、羽根部材209の凸となっている方向である。ここで重要なのは、三本のブラシ202と、羽根車204を構成する三枚の羽根部材209とはいずれも回転軸203に固定して取り付けられていてこの回転軸203を回転中心として回転し、羽根車204が回転軸203の軸回り方向に回転すると、その回転力が回転軸203を介してブラシ202に伝達し、ブラシ202が羽根車204の回転と同期して回転軸203の軸回り方向に回転するということである。そして、ブラシ202は窓体105の内側面105aに当接しているため、羽根車204の回転力が回転軸203を介してブラシ202に伝わるとブラシ202は回転軸203を中心に回転摺動し、窓体105の内側面105aに付着した汚れをこすり落とす。このとき、作業者は何も手を動かす必要がない。すなわち、作業者が確認窓104から断水検出器103を見やすくするために行う、窓体105の内側面の清掃作業の効率化を図ることができる。
次いで、本発明の別の実施の一形態(第二の実施の形態)を、図4ないし図6に基づいて説明する。この場合、第一の実施の形態と同じ部分は同一の符号を用い、説明も省略する。
図4は、配管確認窓清掃器具201の右断面図である。図5は、配管確認窓清掃器具201の正面図である。図6は、配管確認窓清掃器具201の分解斜視図である。なお、図6では、第1支持棒205の形状を示すために、第1支持棒205をブラシ202から離し羽根車204側に寄せている。
本実施の形態の回転軸203は、短筒体102の内壁に取り付けられている二本の支持棒(第1支持棒205、第2支持棒206)によって、軸AX1の軸回り方向に回動自在に支持されている。二本の支持棒のうち、窓体105に近い一方が第1支持棒205であり、窓体105から離れた他方が第2支持棒206である。第1支持棒205は、窓体105の近傍に取り付けられていて、ブラシ202と回転軸203との接続箇所に近い位置で回転軸203を支持している。そして、この第1支持棒205は、ブラシ材208が軽く撓む程度にブラシ202を窓体105側に押さえつけている。また、他方の第2支持棒206は、配管101の軸AX2に近い位置に取り付けられており、回転軸203と羽根車204との接続箇所に近い位置で回転軸203を支持している。
本実施の形態の配管確認窓清掃器具201も、第一の実施の形態の配管確認窓清掃器具201と同様に、羽根車204が配管101内を流れる流体の流れる力を受けてブラシ202が窓体105の内側面105aを回転摺動し、窓体105の内側面105aに付着した汚れをこすり落とすため、作業者が行う窓体105の内側面105aの清掃作業の効率化を図ることができる。
次いで、本発明の別の実施の一形態(第三の実施の形態)を、図7に基づいて説明する。この場合、第二の実施の形態と同じ部分は同一の符号を用い、説明も省略する。
図7は、配管確認窓清掃器具201の分解斜視図である。本実施の形態の配管確認窓清掃器具201では、第1支持棒205は、短筒体102の内壁で窓体105側の一端から若干離れた位置に取り付けられており、第一の実施の形態の第1支持棒205のように、ブラシ202を窓体105に押さえつけていない。この第1支持棒205には、回転軸203を回転自在に支持する支持部分に第1磁石211が取り付けられている。また、本実施の形態のブラシ202は、回転軸203に取り付けられているその根本部分に、第2磁石212が取り付けられている。ここで重要なことは、第1磁石211と第2磁石212とは、互いに反発する向きに取り付けられており、ブラシ202はその斥力によって窓体105側に押し付けられているということである。すなわち、第1磁石211及び第2磁石212は、ブラシ202を窓体105方向に付勢する付勢機構としての役割を果たす。
本実施の形態の配管確認窓清掃器具201によれば、第一の実施の形態の配管確認窓清掃器具201と同様に、配管101内の流体の流れによる羽根車204の回転力によってブラシ202が窓体105の内側面105aを摺動しながら回転し、配管101の確認窓104に取り付けられた窓体105の内側面105aの清掃作業の効率化を図ることができる。さらに、本実施の形態の配管確認窓清掃器具201では、ブラシ202は、第2磁石212が第1磁石211からの斥力を受けて窓体105に押しつけられながら窓体105の内側面105aを回転摺動するため、ブラシ202が窓体105に押し続けられてブラシ材208の弾性が弱くなっても、窓体105の内側面105aに付着した汚れを拭き取る力が弱くなることはない。
次いで、本発明の別の実施の一形態(第四の実施の形態)を、図8に基づいて説明する。この場合、第二の実施の形態と同じ部分は同一の符号を用い、説明も省略する。
図8は、配管確認窓清掃器具201の分解斜視図である。本実施の形態の配管確認窓清掃器具201では、羽根部材209のうち窓体105側の端部213が曲げられていて、羽根車204がスクリュー構造となっている。そして、この羽根車204が配管101内の流体の流れる力を受けると、羽根車204が回転軸203の軸回り方向に回転してブラシ202に回転力を付与するのみならず、羽根車204は窓体105に向かう方向に回転軸203を付勢し、ブラシ202を窓体105に押し付ける。すなわち、スクリュー構造になっている本実施の形態の羽根車204は、ブラシ202に回転力を付与する回転体としての役割を果たすとともに、ブラシ202を窓体105方向に付勢する付勢機構としての役割も果たしている。
このように、本実施の形態の配管確認窓清掃器具201によれば、第二の実施の形態の配管確認窓清掃器具201と同様に、配管101内の流体の流れによる羽根車204の回転力によってブラシ202が窓体105の内側面105aを摺動しながら回転し、配管101の確認窓104に取り付けられた窓体105の内側面105aの清掃作業の効率化を図ることができるのみならず、ブラシ202がスクリュー構造となった羽根車204によって窓体105に押さえつけられながら窓体105の内側面105aを回転摺動するため、ブラシ材208の弾性が弱くなっても、窓体105の内側面105aに付着した汚れを拭き取る力が弱くなることはない。
次いで、本発明の別の実施の一形態(第五の実施の形態)を、図9及び図10に基づいて説明する。この場合、これまでに述べた実施の形態と同じ部分は同一の符号を用い、説明も省略する。
図9(a)は、ブラシ202が窓体105の内側面105aに接触した状態にある配管確認窓清掃器具201の右側面図である。また、図9(b)は、ブラシ202が窓体105の内側面105aから離反状態にある配管確認窓清掃器具201の右側面図である。図10は、一部を破断させて示す軸方向移動機構227の斜視図である。本実施の形態の配管確認窓清掃器具201は、ブラシ202を、窓体105に当接する当接位置と当該窓体105から離反した離反位置との間で回転軸203の方向にスライド移動する軸方向移動機構227を備えており、作業者の必要に応じて、ブラシ202を窓体105の内側面105aから離反させることができる。このため、本実施の形態の配管確認窓清掃器具201では、窓体105の内側面105aの清掃を行わない間にブラシ202を窓体105の内側面105aから離反させ、窓体105の内側面105aを清掃する時以外はブラシ材208を押圧しないようにして、ブラシ材208の弾性を弱めないようにすることができる。
本実施の形態では、窓体105の中央部分で短筒体102の軸AX1と窓体105とが交差する位置に、操作部としての操作棒214を挿入するための挿入孔215が開口されている。そして、窓体105の内側面105aには、軸AX1に一致させて挿入孔215から配管101の内側方向にシリンダ216が突設されている。シリンダ216の内部には、ピストン217が、シリンダ216の長さ方向に摺動自在に取り付けられている。ピストン217の窓体105側の面には、操作棒214が取り付けられている。この操作棒214のピストン217側の端部とは反対側の端部に設けられている把持部214dは、挿入孔215から窓体105よりも外側に突出している。ここで、シリンダ216の窓体105側の端部には、ピストン217が脱落しないような抜け止め構造218が形成されている。また、同様の抜け止め構造219が、シリンダ216の奥側の端部にも形成されている。シリンダ216内で、抜け止め構造218とピストン217との間には、操作棒214を囲うようにコイルバネ220が取り付けられている。コイルバネ220は、操作棒214が配管101の外側に向けて引っ張られていない場合にはピストン217をシリンダ216の奥側に付勢し、ピストン217をシリンダ216の一番奥側に位置付ける(図9(b))。
ピストン217の操作棒214とは反対側の面には、シリンダ216と平行に延びる円板支持棒221の一端と接続している。この円板支持棒221の他端は、円板222の中心点223に接続している。そして、図10に示すように、この円板222を覆うように回転部材224が取り付けられている。回転部材224は、円板222の周回り方向に回転自在となっており、その回転中心は、短筒体102の軸AX1と一致している。回転部材224における配管101の軸AX2側の面225には、羽根車204が取り付けられている。そして、羽根車204が配管101内の流体の流れを受けて回転すると、その回転に伴って回転部材224が回転する。
また、本実施の形態の回転軸203は、シリンダ216を囲う筒形状となっている。そして、回転軸203の羽根車204側の一端は、回転部材224の窓体105側の面226に接続している。
なお、本実施の形態の操作棒214は、一端がピストン217に接続する第1棒214aと、この第1棒214aの他端に接続する第2棒214bとが連結箇所228で回動自在となって折り曲げ可能に構成されている。この連結箇所228において、第2棒214bにはその長さ方向に所定の長さを有する長尺孔214cが設けられている。作業者は、操作棒214を引っ張ってブラシ202のブラシ材208を窓体105の内側面105aに当接する位置に位置付けた状態で、図9(a)に示すように、第2棒214bを窓体105の下方向に倒し、長尺孔214cに沿って第2棒214bを動かすことで、挿入孔215を跨ぐように第2棒214bの側面を窓体105の外側面105bに当接させてピストン217の位置を維持できるようになっている。
このように構成された本実施の形態の配管確認窓清掃器具201では、作業者が操作棒214の把持部214dを把持して操作棒214を窓体105の外側に引っ張ると、ピストン217がシリンダ216内で動き、その動きに伴って円板222も窓体105に対し近接離反する方向に移動する。なお、作業者が操作棒214の把持部214dから手を離した場合、コイルバネ220はピストン217をシリンダ216の奥の方向に付勢し、ピストン217を抜け止め構造219に当接する位置に位置付ける。このとき、作業者は、把持部214dを把持して操作棒214をシリンダ216内部に押し込んでもよい。
円板222は窓体105側に動くと、それに伴って、回転部材224と回転軸203とブラシ202とが窓体105に近接する方向に動き、ついには、ブラシ202のブラシ材208は窓体105の内側面105aに当接する(図9(a))。また、作業者が操作棒214から手を離すと、ピストン217はコイルバネ220に付勢されて抜け止め構造219に向かってシリンダ216内をスライド移動し、それに伴って、回転部材224と回転軸203とブラシ202とが窓体105から離反する方向に動く。そして、ピストン217が抜け止め構造219に接触すると、回転部材224と回転軸203とブラシ202とは窓体105から離反した位置で停止する(図9(b))。すなわち、シリンダ216とピストン217と円板支持棒221と円板222と回転部材224とは、ブラシ202を、窓体105の内側面105aに当接する位置とこの内側面105aから離反する位置との間で回転軸203の方向に移動する軸方向移動機構227を構成する。また、操作棒214は、把持部214dを把持して作業者が行う操作棒214の変位動作を軸方向移動機構227に伝達し、ブラシ202を窓体105に対して近接離反方向に移動させる変位伝達機構231としての役割を果たす。
ブラシ202が窓体105の内側面105aに当接する位置に位置付けられている場合(図9(a))、羽根車204は配管101内の流体の流れを受けて回転し、その回転力が回転部材224及び回転軸203を介してブラシ202に伝わり、ブラシ202は窓体105の内側面105aを回転摺動して窓体105の内側面105aに付着した汚れをこすり落とす。一方、ブラシ202が窓体105の内側面105aから離反する位置に位置付けられている場合(図9(b))、ブラシ202は羽根車204から回転力を付与されて回転しつづけるものの、ブラシ202のブラシ材208は窓体105の内側面105aから力を受け続けることはない。結果として、ブラシ材208は弾性が弱くならない。
なお、これまでに述べた第一の実施の形態〜第五の実施の形態に対する本発明のさらに別の実施の一形態(第六の実施の形態)として、図11に示すように、羽根車204を構成する各羽根部材209を回転軸203に沿って延ばし、これらの各羽根部材209の側面にブラシ材208を取り付けるようにしてもよい。この場合、羽根車204がブラシ202に回転力を伝達する回転力伝達機構としての役割も果たしていることになる。そして、羽根車204が回転すると、その回転力を受けてブラシ202のブラシ材208が窓体105の内側面105aを回転摺動し、窓体105の内側面105aの汚れをこすり落とす。なお、図11に示すように、羽根部材209を短筒体102の内壁に接するような大きさにすることで、羽根車204が流体の流れを受けた場合の配管確認窓清掃器具201全体のぐらつきを抑えることができる。さらに、短筒体102の内壁に抜け止めリング229を取り付け、この抜け止めリング229が嵌合する切欠230を各羽根部材209に設け、抜け止めリング229を切欠230に嵌合することで、羽根車204が流体の流れを受けて回転する際に、窓体105から離れて短筒体102から外れないようにすることができる。
さらに、これまでに述べた第一の実施の形態〜第六の実施の形態に対する本発明のさらに別の実施の一形態(第七の実施の形態)として、図12に示すように、ブラシ202を直線形状にしてもよい。そして、特に図示はしないが、回転軸203に取り付けるブラシ202の本数は何本であってもよい。
第一の実施の形態における、配管確認窓清掃器具の右断面図である。 配管確認窓清掃器具の正面図である。 配管確認窓清掃器具の分解斜視図である。 第二の実施の形態における、配管確認窓清掃器具の右断面図である。 配管確認窓清掃器具の正面図である。 配管確認窓清掃器具の分解斜視図である。 第三の実施の形態における、配管確認窓清掃器具の分解斜視図である。 第四の実施の形態における、配管確認窓清掃器具の分解斜視図である。 (a)は、第五の実施の形態における、ブラシ(ワイパー体)が窓体の内側面に接触した状態にある配管確認窓清掃器具の右側面図であり、(b)は、同実施の形態おける、ブラシ(ワイパー体)が窓体の内側面から離反状態にある配管確認窓清掃器具の右側面図である。 一部を破断させて示す軸方向移動機構の斜視図である。 第六の実施の形態における、配管確認窓清掃器具の分解斜視図である。 第七の実施の形態における、配管確認窓清掃器具の分解斜視図である。 従来の配管確認窓清掃器具の正面図である。 従来の配管確認窓清掃器具の右断面図である。
符号の説明
101…配管、102…短筒体(配管の壁部)、104…確認窓、105…窓体、105a…内側面、201…配管確認窓清掃器具、202…ブラシ(ワイパー体)、203…回転軸(回転力伝達機構)、204…羽根車(回転体、付勢機構)、211…第1磁石(付勢機構)、212…第2磁石(付勢機構)、214…操作棒(操作部、変位伝達機構)、214d…把持部、227…軸方向移動機構、AX1…短筒体の軸方向(回転軸の軸回り方向)、AX2…配管の軸方向

Claims (3)

  1. 配管の壁部に開口する確認窓に取り付けられた透光性を有する窓体の当該配管の軸方向と平行に向けられた扁平状の内側面に当接し、その内側面に対し直角をなす回転軸の軸回り方向に回転摺動可能なワイパー体と、
    前記配管の内部に前記ワイパー体と同一の回転軸の軸回り方向に回転自在に配置され、当該配管内の流体の流れを受けて回転する回転体と、
    前記回転体と前記ワイパー体とを連結し、前記回転体の回転力を前記ワイパー体に伝達する回転力伝達機構と、
    を備える配管確認窓清掃器具。
  2. 前記ワイパー体を前記窓体方向に付勢する付勢機構を備える、請求項1記載の配管確認窓清掃器具。
  3. 前記ワイパー体を、前記窓体に当接する当接位置と当該窓体から離反した離反位置との間で前記回転軸の方向に移動する軸方向移動機構と、
    前記配管の外部に位置付けられる把持部を有し、所定の範囲を変位自在に配置される操作部と、
    前記把持部を把持して作業者が行う前記操作部の変位動作を前記軸方向移動機構に伝達し、前記ワイパー体を前記窓体に対して近接離反方向に移動させる変位伝達機構と、
    を備える、請求項1又は2記載の配管確認窓清掃器具。
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