JP2010004870A - 細胞分離装置、細胞分離システム及び細胞分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】細胞膜表面に蛍光分子または磁性粒子を結合させず、且つ連続処理が可能な細胞分離装置、細胞分離システム及び細胞分離方法を提供する。
【解決手段】試料入口12から所望の目的細胞が含まれる試料細胞懸濁液を連続的に供給し、生理食塩水入口14から生理食塩水を連続的に供給すると、試料細胞懸濁液は生理食塩水とともに液体流路10を流れ、目的細胞には平面状壁面部20に形成された帯状吸着領域22の吸着部から、親和性のある結合による吸着力が作用される。この場合、帯状吸着領域22が液体流路10の流路方向に対して非対称に配置されているので、目的細胞に作用する吸着力は、流路方向に直交する成分を有することになる。この結果、図1に示される目的細胞は、液体流路10を所定距離流れる間に平面状壁面部20の一方側に集まり、目的外成分と連続的に分離することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料細胞懸濁液から幹細胞等の所望の細胞を分離し、回収するための細胞分離装置、細胞分離システム及び細胞分離方法に関する。
従来より、試料細胞懸濁液に含まれる幹細胞等を分離し、回収する技術が種々提案されている。幹細胞を分離する方法としては、例えば蛍光活性化細胞分離法(FACS)、免疫磁気細胞分離法(IMCS)、免疫吸着法等がある。下記特許文献1には、IMCSの例が開示されている。また、下記非特許文献1には、免疫吸着法の例が開示されている。
特開2006−6166号公報
ADHESION-BASED CELL SORTER WITH ANTIBODY-IMMOBILIZED FUNCTIONALIZED-PARYLENE SURFACE Proc. IEEE Int. Conf. MEMS 2007, Kobe(2007),pp.27-30 Junichi Miwa, et al.
しかし、上記従来の技術において、FACSあるいはIMCSでは、分離後の細胞の細胞膜表面に蛍光分子または磁性粒子が結合しており、幹細胞のように分離した細胞を生体内に戻すことが前提である場合、蛍光分子または磁性粒子が結合した細胞を生体内に戻すことの安全性が不明であるという問題があった。また、免疫吸着法の場合には、バッチ処理を行う必要があり、高速処理に向かないという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、細胞膜表面に蛍光分子または磁性粒子を結合させず、且つ連続処理が可能な細胞分離装置、細胞分離システム及び細胞分離方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の細胞分離装置の発明は、所定の細胞が含まれる液体を通過させる液体流路と、前記液体流路の内壁面の少なくとも一部に形成された平面状壁面部と、前記平面状壁面部において、前記所定の細胞の表面との親和性のある結合により前記所定の細胞に対して吸着性を有する吸着部が帯状に形成され、かつ前記液体流路の流れ方向に対して非対称に配置された帯状吸着領域と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域が前記平面状壁面部に複数配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の細胞分離装置において、前記吸着部が前記所定の細胞の細胞膜表面に存在する抗原と特異的に結合する抗体により形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記平面状壁面部には、前記液体流路の流れ方向に対して非対称に複数交互に配置された帯状の凹部及び凸部が形成され、前記吸着部が少なくとも凸部に形成されて前記帯状吸着領域を形成していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の形状が直線状であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の形状が、階段状であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の形状が、波状であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の代わりに、前記液体流路の流れ方向に対して非対称に配置される外郭部を有する所定形状の吸着部が1つまたは複数設けられたことを特徴とする。
請求項9記載の細胞分離システムの発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項記載の細胞分離装置を複数直列に配列したことを特徴とする。
請求項10記載の細胞分離方法の発明は、液体流路の内壁面の少なくとも一部に平面状の平面状壁面部を形成し、前記平面状壁面部において、前記所定の細胞の表面との親和性のある結合により前記所定の細胞に対して吸着性を有する吸着部を帯状に形成し、かつ前記液体流路の流れ方向に対して非対称に配置し、前記液体流路に前記所定の細胞が含まれる液体を通過させることを特徴とする。
請求項1から請求項8の発明によれば、細胞膜表面に蛍光分子または磁性粒子を結合させず、且つ連続処理が可能な細胞分離装置を提供できる。
請求項9の発明によれば、複数種類の目的細胞を連続的に分離することができる。
請求項10の発明によれば、細胞膜表面に蛍光分子または磁性粒子を結合させず、且つ連続処理が可能な細胞分離方法を提供できる。
本実施形態にかかる細胞分離装置の構成例の概略図である。 帯状吸着領域における抗体等の固定化方法の説明図である。 液体流路の断面形状の例を示す図である。 本実施形態にかかる細胞分離装置の他の構成例の概略図である。 帯状吸着領域の形状の例を示す図である。 帯状吸着領域の代わりに使用することができる吸着部の例を示す図である。 本実施形態にかかる細胞分離システムの構成例の概略図である。 本実施形態にかかる細胞分離装置の製造方法の工程図である。 液体流路の平面状壁面部を20mm流れた地点における各模擬粒子の位置及び数の測定結果を示す図である。 液体流路の平面状壁面部を20mm流れた地点におけるヒト臍帯静脈内皮細胞の位置及び数の測定結果を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本実施形態にかかる細胞分離装置の構成例の概略図が示される。図1において、液体流路10には試料細胞懸濁液を供給する試料入口12、生理食塩水を供給する生理食塩水入口14、目的細胞を取り出す目的細胞取出口16及び目的細胞以外の成分を排出する目的外成分排出口18が設けられている。図1の例では、目的細胞が黒丸で示され、目的外成分(細胞等)が白丸で示されている。
また、液体流路10の内壁面の少なくとも一部には、平面状に構成された平面状壁面部20が形成されている。この平面状壁面部20は、必ずしも完全な平面である必要はなく、概ね平面状であればよい。平面状壁面部20を構成する材料は、表面に抗体等の吸着部を導入するための官能基を有するものであればよい。例えば、ガラス基板の表面にアミノメチル基(−CH−NH)を有するポリパラキシリレン樹脂(diXAM KISCO株式会社製)等を一様に蒸着したものを用いることができる。また、上記吸着部は、所定の目的細胞の表面との親和性のある結合により上記所定の細胞に対して吸着性を有するものである。これは、例えば、所定の目的細胞の細胞膜表面に存在する抗原と特異的に結合する抗体により形成することができる。なお、図1に示された液体流路10では、説明の都合により平面状壁面部20のみを記載してあるが、平面状壁面部20を含んで断面が閉じた中空形状となっている。また、断面の一部に開口があってもよい。液体流路10の断面形状については後述する。
本実施形態においては、平面状壁面部20に上記吸着部が帯状に固定された帯状吸着領域22が形成されている。この帯状吸着領域22は、液体流路10の流路方向(流れ方向)に対して非対称に、かつ所定間隔毎に複数配置されている。ここで流路方向とは、図1に矢印Aで示された方向であり、液体流路10の長手方向である。また、非対称とは、図1に示されるように、流路方向に対して所定角度傾斜されていること等をいう。この場合の傾斜角度は、目的細胞を、液体流路10を流れる間に流路方向と直交する方向に移動させることができる角度であればよい。また、平面状壁面部20の幅及び帯状吸着領域22の幅と相互の間隔は、目的細胞の大きさ等に基づき適宜決定する。
上記吸着部により構成される帯状吸着領域22は、例えば所定の抗体等を上記平面状壁面部20の表面に存在する官能基に固定することにより形成する。この場合、平面状壁面部20に抗体等が所定間隔毎に帯状に固定されるように、平面状壁面部20の表面の官能基を帯状にパターニングし、しかるのちに官能基に抗体を固定する等の方法により帯状吸着領域22を形成する。なお、官能基のパターニングには、フォトレジストなどを用いてマスクした後に酸素プラズマによって不要な部分の官能基を除去するなどの方法を用いることができる。
図2には、帯状吸着領域22における抗体等の固定化方法の説明図が示される。図2において、ポリパラキシリレン樹脂(パリレン)からなる樹脂基板24の表面にはアミノメチル基(−CH−NH)が存在しており、このアミノ基にカルボキシ基が結合した抗原(Ag)を酸アミド結合により固定化し、この抗原Agに抗体Abを結合させて固定化している。
図3(a),(b),(c)には、液体流路10の断面形状の例が示される。図3(a)の例では、平面状壁面部20を除く断面が矩形となっており、図3(b)の例では、平面状壁面部20を除く断面がアーチ状となっており、図3(c)の例では、平面状壁面部20を除く断面の一部が開口している。ただし、液体流路10の断面形状は、これらに限られるものではなく、目的細胞、処理量等に応じて適宜決定することができる。
図1に戻り、試料入口12から所望の目的細胞が含まれる試料細胞懸濁液を連続的に供給し、生理食塩水入口14から生理食塩水を連続的に供給する。試料細胞懸濁液は生理食塩水とともに液体流路10を流れ、目的細胞(黒丸)は、平面状壁面部20に形成された帯状吸着領域22の吸着部から、親和性のある結合による吸着力が作用される。この親和性のある結合は、例えば抗原抗体相互作用、リガンドとレセプタ間の相互作用、ビオチンとアビジンの相互作用、電荷(正電荷と負電荷)による相互作用、糖鎖とレクチン間の相互作用等に基づくものである。また、上述したように、帯状吸着領域22が液体流路10の流路方向に対して非対称に配置され、所定角度傾斜しているので、目的細胞に作用する吸着力は、流路方向に直交する成分を有することになる。この結果、図1に示される目的細胞は、液体流路10を所定距離流れる間に平面状壁面部20の一方側に集まる。なお、目的細胞が集まる側が、平面状壁面部20において試料入口12とは反対側となるように帯状吸着領域22の傾斜角度を調整しておくのが、目的細胞の分離上好適である。このようにして平面状壁面部20の一方側に集められた目的細胞は、同じ側に設けられている目的細胞取出口16から連続的に取り出される。
一方、目的外成分(白丸)には、帯状吸着領域22の吸着部からの吸着力が作用せず、試料入口12から流入した位置のまま、すなわち流路方向に直交する方向に移動しないで液体流路10中を流れる。この結果、平面状壁面部20の試料入口12と同じ側に設けられた目的外成分排出口18から連続的に排出される。
以上の結果、試料入口12から供給された試料細胞懸濁液に含まれる目的細胞を、目的外成分から連続的に分離することができる。また、その際に、細胞膜表面に蛍光分子または磁性粒子を結合させる必要がない。
図4には、本実施形態にかかる細胞分離装置の他の構成例の概略図が示され、図1と同一要素には同一符号を付している。図4において、特徴的な点は、平面状壁面部20に、液体流路10の流路方向に対して非対称に複数交互に配置された凹部及び凸部が形成されている点にある。なお、本実施形態における平面状壁面部20は、平らな平面に凹部及び凸部が形成されているという意味で平面状としている。また、少なくとも凸部の頂部平面には所定の抗体等が固定された吸着部が設けられ、帯状吸着領域22を形成している。なお、凹部底面及び凸部と凹部とを結ぶ側壁にも吸着部が設けられていてもよい。
図4に示された液体流路10においても、帯状吸着領域22の傾斜角度は、目的細胞を、液体流路10を流れる間に流路方向と直交する方向に移動させることができる角度であればよい。また、平面状壁面部20の幅及び帯状吸着領域22の凸部の幅と相互の間隔は、目的細胞の大きさ等に基づき適宜決定する。なお、帯状吸着領域22の凸部の幅と相互の間隔は、通過する目的細胞が凹部の底面に接触しない様に設定される。
図5(a),(b),(c)には、以上に述べた帯状吸着領域22の形状の例が示される。図5(a)の例では、矢印で示される流路方向に対して非対称に、すなわち所定角度傾斜した帯状吸着領域22が直線状に複数形成されており、上述した図1及び図4と同様の形状となっている。なお、本例では、帯状吸着領域22の形状を単純化して直線のみにより表現しているが、それぞれの直線により挟まれた領域には、吸着部が当該領域のひとつおきに設けられている。また、以下に述べる図5(b),(c)においても同様である。図5(b)の例では、帯状吸着領域22が階段状に複数形成されており、図5(c)の例では、帯状吸着領域22が波状に複数形成されている。ただし、帯状吸着領域22の形状は、これらに限られるものではなく、目的細胞、処理量等に応じて適宜決定することができる。
図6(a),(b),(c),(d)には、帯状吸着領域22の代わりに使用することができる吸着部の例が示される。いずれも、矢印で示される流路方向が図の横方向となっている。
図6(a)では、直角三角形の形状の吸着部36が複数配置されている。また、直角三角形の外郭部の一部である斜辺が流路方向に対して非対称となるように傾斜して配置されている。なお、本例では、直角三角形の斜辺が流路方向の下流側になるように配置されているが、上流側になるように配置されてもよい。また、吸着部36が整列して配置されているが、外郭部の一部が流路方向に対して非対称となっていればランダムな配置としてもよい。また、流路方向に対して非対称となる外郭部(例えば斜辺)が流路方向の下流側で目的細胞を分離する側、例えば図1の目的細胞取出口16が配置された側に向くように配置する。
図6(b)では、弓形の形状の吸着部36が複数配置されている。また、弓形の外郭部の一部である弦が流路方向に対して非対称となるように傾斜して配置されている。なお、本例では、弦が流路方向の下流側になるように配置されているが、上流側になるように配置されてもよい。また、吸着部36が整列して配置されているが、外郭部の一部が流路方向に対して非対称となっていればランダムな配置としてもよい。また、流路方向に対して非対称となる外郭部(例えば弦)が流路方向の下流側で目的細胞を分離する側、例えば図1の目的細胞取出口16が配置された側に向くように配置する。
図6(c)では、長方形の形状の吸着部36が複数配置されている。また、長方形の外郭部である辺が流路方向に対して非対称となるように傾斜して配置されている。なお、本例では、吸着部36が整列して配置されているが、外郭部の一部が流路方向に対して非対称となっていればランダムな配置としてもよい。また、流路方向に対して非対称となる外郭部(例えば長辺)が流路方向の下流側で目的細胞を分離する側、例えば図1の目的細胞取出口16が配置された側に向くように配置する。この場合、短辺は流路方向の下流側で長辺とは異なる方向を向くが、長方形の長辺の方が短辺よりも目的細胞を移動させる距離が長いので、目的細胞を目的外成分から分離する方向に移動させることができる。
図6(d)では、上記各吸着部36が複数種類混合されて、かつランダムに配置されている。この場合、流路方向に対して非対称となる外郭部のうち、流路方向の下流側で目的細胞を分離する側を向くものの長さの合計が、これとは異なる方向を向くものの長さの合計より長くなるように各吸着部36を配置する。
図7には、本実施形態にかかる細胞分離システムの構成例の概略図が示される。図7では、上述した細胞分離装置が3段直列に接続されている。ここで、直列とは、ある段の細胞分離装置の目的外成分排出口18を次段の細胞分離装置の試料入口12に接続することをいう。このような構成によれば、3種類の目的細胞を分離することができる。また、各細胞分離装置の平面状壁面部20に形成された帯状吸着領域22は、各目的細胞に対してそれぞれ吸着性を有するものが使用される。この場合、ある細胞分離装置の帯状吸着領域22は、当該細胞分離装置の目的細胞に対してのみ吸着性を有し、他の細胞分離装置により分離される目的細胞に対しては吸着性を有しないものを選択するのが好適である。ただし、目的細胞の種類や分離工程の都合によっては、他の細胞分離装置により分離される目的細胞に対しても吸着性を有するものを使用することもできる。
図7において、1段目の細胞分離装置の試料入口12から複数種類の目的細胞を含む試料細胞懸濁液を供給し、生理食塩水入口14から生理食塩水を供給すると、平面状壁面部20に形成された帯状吸着領域22の作用により、目的細胞1が1段目の細胞分離装置の目的細胞取出口16から取り出される。また、目的細胞1以外の成分は、目的外成分として1段目の細胞分離装置の目的外成分排出口18から2段目の細胞分離装置の試料入口12に供給される。2段目の細胞分離装置でも同様にして、平面状壁面部20に形成された帯状吸着領域22の作用により、目的細胞2が2段目の細胞分離装置の目的細胞取出口16から取り出される。また、目的細胞2以外の成分は、目的外成分として2段目の細胞分離装置の目的外成分排出口18から3段目の細胞分離装置の試料入口12に供給される。3段目の細胞分離装置においても同様に分離が行われ、目的細胞3が3段目の細胞分離装置の目的細胞取出口16から取り出され、これ以外の成分は、目的外成分として3段目の細胞分離装置の目的外成分排出口18から排出される。
以上の様にして、図7に示された本実施形態にかかる細胞分離システムでは、3種類の目的細胞を分離することができる。なお、細胞分離システムにおける細胞分離装置の段数は3段に限られず、目的細胞の種類数に応じて段数を決定することができる。また、図7に示された例では、帯状吸着領域22が使用されているが、図6(a),(b),(c),(d)に示された吸着部36を使用してもよい。
以上に述べた各実施形態によれば、蛍光粒子(分子)あるいは磁性粒子などのマーカーを使用しなくても目的細胞を分離することができる。また、試料細胞懸濁液を細胞分離装置に単に流し込むだけで目的細胞を分離できるので、分離のための周辺機器や外部からの操作を全くと必要としない。このため、大型のFACSやIMCSなどの装置に比べて小型化が極めて容易である。さらに、試料細胞懸濁液や生理食塩水の供給のためのポンプその他の動力も不要である。
以上に述べた実施形態の実施例を以下に説明する。
実施例1.
細胞分離装置の製造
図8(a)〜(e)には、本実施形態にかかる細胞分離装置の製造方法の工程図が示される。図8(a)おいて、シリコンウェハ26の両面を熱酸化し、シリコン酸化膜を200nm形成する。このシリコン酸化膜上にポジ型フォトレジスト (AZエレクトロニックマテリアルズ製 AZP4400)28を積層し、流路構造を配置したフォトマスクを使用してフォトリソグラフィーによって液体流路10をパターニングする。
次に、フォトレジストをマスクにして、高密度プラズマエッチング装置(ULVAC製 CE−300I)を用いてシリコン酸化膜のドライエッチングを行いパターニングする。このとき、プロセスガスにはCHFを用いる。続いて、シリコン酸化膜をマスクにし、シリコンの非等方性ドライエッチングプロセスであるボッシュ法による反応性イオンエッチング(Deep−RIE)によって、図8(b)に示されるように、液体流路10となる流路溝を形成する。このプラズマエッチングには、誘導カップリングプラズマ反応性イオンエッチング(ICP−RIE)装置(Alcatel製 AMS−100)を用い、プロセスガスは、エッチングにSF、側壁保護にC、エッチングの補助ガスとしてOを用いる。
また、図8(c)に示されるように、パイレックス(登録商標)製のガラスウェハ30上に電子線リソグラフィーによって、帯状吸着領域22となる幅1μm程度の微細凹凸パターンを形成する。この微細凹凸パターンは、帯状に形成され、液体流路10の流路方向に対して所定角度傾斜されて所定間隔毎に複数配置されている。また、電子線レジストとしては、化学増幅型のポジ型レジスト(富士フィルム社製 FEP−171)を用い、当該レジストをスピンコート後、導電性高分子(昭和電工社製 エスペイサー300AX)をスピンコートする。電子線レジストをパターニングした後、パイレックスガラスのドライエッチング(深さ250nm)を行う。
以上に説明したシリコンウェハ26及びパイレックス製のガラスウェハ30は、ともにフォトレジストによって表面を保護した後、ダイシングソー(ディスコ製 DAD340)を用いて2x2cmのチップに切り分けて、図8(d)に示されるように、それぞれシリコン基板27及びガラス基板31とする。その後、シリコン基板27には、超音波加工器(超音波工業製)を用いて、試料入口12、生理食塩水入口14、目的細胞取出口16及び目的外成分排出口18を設ける。
また、図8(d)において、シリコン基板27およびガラス基板31とも入念に洗浄した後、パリレン蒸着装置(日本パリレン製 PDS−2010)を用いて、パリレン (ポリパラキシリレン樹脂) 32、34を表面に一様に蒸着する。シリコン基板27のパリレン32にはdiXC(KISCO株式会社製)を2μm、ガラス基板31のパリレン34にはアミノメチル基(−CH−NH)を有するdiXAM(KISCO株式会社製)を0.1μm蒸着する。パリレン32、34を蒸着した両基板27、31を顕微鏡で位置合わせした後、ナノインプリント装置(ナノクラフトテクノロジー社製 NI−273)を用いて熱圧着する。このときの熱圧着条件は、圧力10Pa以下、温度150°C、荷重2000N、熱圧着時間30分とした。これにより、図8(e)に示されるように、平面状壁面部20を有する液体流路10が形成される。
次に、以下の手順により平面状壁面部20に抗体模擬物質であるストレプトアビジンを固定化する。
まず、NHS−LC−LC−ビオチンの1mg/mLジメチルスルホキシド溶液を、pH8.5に調整したビシン緩衝液1mLに溶解し、シリンジを用いて液体流路10内に導入し、1時間静置する。次に、液体流路10内を超純水で洗浄した後、ストレプトアビジン1mgをpH 7.4のリン酸緩衝液(PBS)0.5 mLに溶解したものを導入し、30分間静置する。最後にPBSで洗浄する。これにより、平面状壁面部20の凹凸にビオチンを介してストレプトアビジンが固定化され、帯状吸着領域22が形成される。
以上の工程により、図1に示されるような細胞分離装置が完成する。
実施例2.
細胞分離試験
目的細胞の模擬粒子としてビオチン付き蛍光粒子(475nm励起)を用い、目的外成分の模擬粒子としてストレプトアビジン付きの蛍光粒子(520nm励起)を用いた。これらの模擬粒子を混合した試料細胞懸濁液を試料入口12から供給し、生理食塩水入口14から生理食塩水を供給した。これらの供給には、シリンジポンプ(Microdialysis製 CMA400)を用いた。また、目的細胞取出口16及び目的外成分排出口18の付近まで流れた各模擬粒子各100個を、モノクロ冷却CCDカメラ(QImaging社製 Rolera XR)を用いて撮影し、各模擬粒子の平面状壁面部20における流路方向と直交する方向の位置及び数を計測した。
本実施例では、帯状吸着領域22の傾斜角度が45度のものを使用した。また、モノクロ冷却CCDカメラにより、液体流路10の平面状壁面部20を20mm流れた地点で撮影を行った。また、平面状壁面部20の幅は200μmとした。
図9には、上記計測結果が示される。図9において、横軸が平面状壁面部20の幅方向の位置である。幅方向の位置とは、平面状壁面部20の幅方向(流路方向と直交する方向)において、試料入口12側からの距離をいう。また、縦軸は粒子数である。
図9に示されるように、目的細胞の模擬粒子(ビオチン付き)は、20mm流れた後に、流路方向と直交する方向に150μm以上の距離まで移動している。一方、目的外成分の模擬粒子(ストレプトアビジン付き)の移動距離は、140μm以下の距離にとどまっている。従って、本実施例にかかる細胞分離装置により、連続的に細胞の分離が行えることがわかる。
なお、以上に述べた実施例1及び実施例2では、実細胞の代わりにその模擬粒子を使用し、抗体の代わりに抗体模擬物質を使用して細胞分離装置の製造及び効果試験を行ったが、以下に述べる実施例3に示されるように、実細胞及び抗体を使用することもできる。
実施例3.
実細胞による細胞分離試験
実細胞であるヒト臍帯静脈内皮細胞を目的細胞として分離試験を行った。この際に使用した細胞分離装置の製造方法は以下の通りである。
まず、上記実施例1の図8(a)〜(e)と同様にして、平面状壁面部20を有する液体流路10を形成する。次に、実施例1と同様の工程により、平面状壁面部20の凹凸にビオチンを介してストレプトアビジンを固定化する。
次に、ビオチン標識を行ったヒトCD31抗体1μg/mlを液体流路10に導入し、30分間静置する。その後、PBSで洗浄する。これにより、平面状壁面部20の凹凸に固定化されたストレプトアビジン上にCD31抗体を固定することができる。この結果、吸着部をCD31抗体で構成した帯状吸着領域22が形成される。
次に、目的細胞であるヒト臍帯静脈内皮細胞に蛍光色素であるSYTO24(490nm励起)で染色する。この染色工程は、目的細胞の分離確認を容易にするためのものであり、本実施例の細胞分離装置により、生体内で使用する目的細胞を分離する際には不要な工程である。
上記染色後のヒト臍帯静脈内皮細胞を、pH 7.4のリン酸緩衝液(PBS)に細胞数密度が2x10個/mlとなるように分散させて細胞懸濁液とし、試料入口12から、上記CD31抗体により帯状吸着領域22が形成された細胞分離装置に連続的に導入した。また、PBSを生理食塩水入り口14から連続的に導入した。この際の細胞懸濁液とPBSとの流量比は1(細胞懸濁液):2.5(PBS)とした。また、液体流路10におけるバルクの平均流速は1mm/sであった。なお、試料入口12及び食塩水入口14からの各供給には、シリンジポンプ(Microdialysis製 CMA400)を用いた。また、目的細胞取出口16及び目的外成分排出口18の付近まで流れた各模擬粒子を、モノクロ冷却CCDカメラ(QImaging社製 Rolera XR)を用いて撮影し、目的細胞である上記染色後のヒト臍帯静脈内皮細胞の平面状壁面部20における流路方向と直交する方向の位置及び数を計測した。
本実施例では、帯状吸着領域22の傾斜角度が45度のものを使用した。また、モノクロ冷却CCDカメラにより、液体流路10の平面状壁面部20を20mm流れた地点で撮影を行った。また、平面状壁面部20の幅は200μmとした。
図10には、上記計測結果が示される。図10において、横軸が平面状壁面部20の幅方向の位置である。幅方向の位置とは、平面状壁面部20の幅方向(流路方向と直交する方向)において、試料入口12側からの距離をいう。また、縦軸は細胞数である。図10では、試料入口12から細胞懸濁液を導入した際の細胞数の分布が実線で示され、上記モノクロ冷却CCDカメラにより撮影した像から解析した細胞数の分布が斜線の領域で示されている。図10に示されるように、細胞懸濁液が帯状吸着領域22が形成された平面状壁面部20上を流れると、目的細胞であるヒト臍帯静脈内皮細胞が流路方向と直交する方向に移動している。従って、本実施例にかかる細胞分離装置により、連続的に目的細胞の分離が行えることがわかる。
10 液体流路、12 試料入口、14 生理食塩水入口、16 目的細胞取出口、18 目的外成分排出口、20 平面状壁面部、22 帯状吸着領域、24 樹脂基板、26 シリコンウェハ、28 ポジ型フォトレジスト、30 ガラスウェハ、27 シリコン基板、31 ガラス基板、32、34 パリレン 36 吸着部。

Claims (10)

  1. 所定の細胞が含まれる液体を通過させる液体流路と、
    前記液体流路の内壁面の少なくとも一部に形成された平面状壁面部と、
    前記平面状壁面部において、前記所定の細胞の表面との親和性のある結合により前記所定の細胞に対して吸着性を有する吸着部が帯状に形成され、かつ前記液体流路の流れ方向に対して非対称に配置された帯状吸着領域と、
    を備えることを特徴とする細胞分離装置。
  2. 請求項1記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域は前記平面状壁面部に複数配置されていることを特徴とする細胞分離装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の細胞分離装置において、前記吸着部が前記所定の細胞の細胞膜表面に存在する抗原と特異的に結合する抗体により形成されていることを特徴とする細胞分離装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記平面状壁面部には、前記液体流路の流れ方向に対して非対称に複数交互に配置された帯状の凹部及び凸部が形成され、前記吸着部が少なくとも凸部に形成されて前記帯状吸着領域を形成していることを特徴とする細胞分離装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の形状は、直線状であることを特徴とする細胞分離装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の形状は、階段状であることを特徴とする細胞分離装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の形状は、波状であることを特徴とする細胞分離装置。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか一項記載の細胞分離装置において、前記帯状吸着領域の代わりに、前記液体流路の流れ方向に対して非対称に配置される外郭部を有する所定形状の吸着部が1つまたは複数設けられたことを特徴とする細胞分離装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項記載の細胞分離装置を複数直列に配列したことを特徴とする細胞分離システム。
  10. 液体流路の内壁面の少なくとも一部に平面状の平面状壁面部を形成し、
    前記平面状壁面部において、前記所定の細胞の表面との親和性のある結合により前記所定の細胞に対して吸着性を有する吸着部を帯状に形成し、かつ前記液体流路の流れ方向に対して非対称に配置し、
    前記液体流路に前記所定の細胞が含まれる液体を通過させることを特徴とする細胞分離方法。
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