JP2010003504A - ハーネスアセンブリ及びその製造方法並びにlsiケーブルアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送品質の劣化を低減すると共に省スペースに寄与するハーネスアセンブリ及びその製造方法並びにLSIケーブルアセンブリを提供する。
【解決手段】中心導体の外周に少なくとも絶縁体と外部導体とが順次形成される複数本の同軸ケーブル12をほぼ並列に配列させた同軸ケーブルアレイ8と、開口部6が形成されると共に、開口部6に向けて複数本のインナーリード3が敷設されるTABテープ5とを電気的に接続してなるハーネスアセンブリであって、同軸ケーブルアレイ8の端面がTABテープ5の開口部6に臨み、インナーリード3の各々が同軸ケーブル12の中心導体7及び外部導体9の各々と電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝送品質の劣化を低減すると共に省スペースに寄与するハーネスアセンブリ及びその製造方法並びにLSIケーブルアセンブリに関する。
従来、複数のLSIが搭載されたプリント配線板(以下、基板という)において、LSI同士を電気的に接続する配線には、基板材料上に形成された銅からなる配線パターンが用いられている。しかし、従来の配線パターンでは基板材料の誘電特性に依存して伝送特性が劣化し、また、配線間のクロストーク(漏話)の問題もあり、伝送速度に限界がある。そこで、高速伝送を必要とする場合には、LSI同士をコネクタを介してケーブルで電気的に接続するものがある。
詳しく述べると、図9に示されるように、基板100には、LSI101の直近にコネクタ102を実装するためのランドパターン(図示せず)があり、そのランドパターンとLSI101との間の短い距離は配線パターンで電気的に接続されている。LSI同士を電気的に接続するケーブルは、細径同軸ケーブルを複数本並べてなる同軸ケーブルアレイ103である。この同軸ケーブルアレイ103の両端末にそれぞれコネクタ102が取り付けられている。同軸ケーブルアレイ103のコネクタ102を基板に実装することにより、2つのLSI101間を導通させることができる。
このような配線構造は、携帯電話などの高速信号を処理する機器に採用されている。
特開平4−312772号公報
図9に示した従来の配線構造には、コネクタ102が使用される。このため、コネクタ102と基板100との接続部、コネクタ102内部、同軸ケーブルアレイ103の端末などにおいて、接続損失、反射損失、ノイズ放射などが生じ、伝送特性の劣化、信号品質の劣化が引き起こされる。
また、基板100には、コネクタ102を実装するためのスペースが必要となるため、機器の小型化の障害となる。すなわち、コネクタ102は、同軸ケーブルアレイ103における細径同軸ケーブルの配列間隔と同じピン間隔には形成できず、ピン間隔が広くなるため、コネクタ102の幅は同軸ケーブルアレイ103の幅よりかなり大きくなる。また、LSI101とコネクタ102間の距離も十分に大きく確保する必要がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、伝送品質の劣化を低減すると共に省スペースに寄与するハーネスアセンブリ及びその製造方法並びにLSIケーブルアセンブリを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のハーネスアセンブリは、中心導体の外周に少なくとも絶縁体と外部導体とが順次形成される複数本の同軸ケーブルをほぼ並列に配列させた同軸ケーブルアレイと、開口部が形成されると共に、該開口部に向けて複数本のインナーリードが敷設されるTABテープとを電気的に接続してなるハーネスアセンブリであって、上記同軸ケーブルアレイの端面が上記TABテープの上記開口部に臨み、上記インナーリードの各々が上記同軸ケーブルの上記中心導体及び上記外部導体の各々と電気的に接続されているものである。
上記開口部に臨む上記同軸ケーブルアレイの端末部が樹脂モールドにより固められていてもよい。
上記開口部に樹脂からなる補強材が充填され、上記TABテープと上記同軸ケーブルアレイとが接着されていてもよい。
また、本発明のハーネスアセンブリの製造方法は、中心導体の外周に少なくとも絶縁体と外部導体とが順次形成される複数本の同軸ケーブルをほぼ並列に配列させた同軸ケーブルアレイと、開口部が形成されると共に、該開口部に向けて複数本のインナーリードが敷設されるTABテープとを電気的に接続してなるハーネスアセンブリの製造方法であって、上記同軸ケーブルアレイの端面を上記TABテープの上記開口部に臨ませ、上記インナーリードをインナーリードボンディング装置の加熱加圧ヘッドによって上記同軸ケーブルアレイの端面側に押し付け、上記インナーリードの各々を上記同軸ケーブルの上記中心導体及び上記外部導体の各々と電気的に接続するものである。
また、本発明のLSIケーブルアセンブリは、請求項1〜3いずれか記載のハーネスアセンブリの上記TABテープ上にLSIが実装されたLSIケーブルアセンブリであって、上記LSIは信号端子とグランド端子とを有し、上記同軸ケーブルの上記中心導体と上記信号端子が電気的に接続され、上記同軸ケーブルの上記中心導体と上記グランド端子が電気的に接続されているものである。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)伝送品質の劣化を低減する。
(2)省スペースに寄与する。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1(a)〜図1(c)に示されるように、本発明のLSIケーブルアセンブリ1は、所定の間隔で信号端子とグランド端子とが交互に配列されたLSI2と、該LSI2が実装され、上記信号端子及びグランド端子に電気的に接続されたインナーリード3(信号用インナーリード3s及びアース用インナーリード3e)がテープ基台4に上記信号端子及びグランド端子と同じ間隔で配列されたTAB(Tape Automated Bonding)テープ5と、該TABテープ5のテープ基台4にインナーリード3を残して開けられた開口部6と、隣接するインナーリード3の間隔と同じ間隔で中心導体7及び外部導体9が配列された同軸ケーブルアレイ8とを備え、開口部6に同軸ケーブルアレイ8の端面が臨み、インナーリード3が同軸ケーブルアレイ8の端面に露出した中心導体7と外部導体9にそれぞれ接合されて電気的に接続されているものである。
本実施形態のLSIケーブルアセンブリ1は、同軸ケーブルアレイ8の両端にそれぞれLSI2がアセンブルされている。同軸ケーブルアレイ8の片端のみにLSI2がアセンブルされている場合も本発明に属する。
以下、本発明のLSI2とケーブル(同軸ケーブルアレイ8)のアセンブル方法を工程順に説明する。
LSI2は、半導体チップ(図示せず)がプラスチックやセラミックのパッケージに封入され、半導体チップに導通する端子(図示せず)がパッケージの外に出ている。本発明では、同軸ケーブルアレイ8で伝送する信号に関しては、パッケージの一辺に所定の間隔で全ての信号端子とグランド端子とが交互に配列される。他の信号に関しては端子配置は任意である。
図2(a)に示されるように、LSI2は、TABテープ5に実装された状態で供給される。TABテープ5は、インナーリード3と呼ばれる導体線又は導体膜が可撓性及び電気的絶縁性を有するテープ基台4の表面に設けられたものである(図4(b)参照)。インナーリード3は、LSI2の信号端子及びグランド端子と同じ間隔で配列されている。LSI2の1つ1つの端子が1本ずつインナーリード3に電気的に接続されるようにして、LSI2がTABテープ5に実装されている。
図2(a)に示されるように、TABテープ5は、LSI2が実装されない余白10を形成するように、長手方向及び幅方向にそれぞれ所定の間隔で複数のLSI2が並べて実装されている。インナーリード3は、LSI2の端子に導通する位置からLSI2間の余白10の途中まで適宜な長さ延出されている。その余白10内に開口部6が形成されている。開口部6は、テープ基台4のみを長方形にくり貫いて開けたものであり、インナーリード3は、開口部6の一辺側から対向する一辺側まで向くようにして形成されている。なお、インナーリード3は、開口部6の両辺を接続するように形成されていてもよく(図4(b)参照)、開口部6の一辺側から開口部6の途中まで形成されていてもよい。
本発明では、このような複数のLSI2が縦横に配列実装されたTABテープ5を切断してLSI個別に分離する。このとき、LSI2の一辺から開口部6が含まれる所定の長さまで余白10を残しておく。図2(b)に示されるように、個別に分離されたLSI2は、LSI2より一回り大きいTABテープ5と一体化されている。LSI2の同軸ケーブルアレイ8で伝送する信号のための信号端子とグランド端子が配列された一辺に近接して、TABテープ5に開口部6が設けられている。
一方、図3(a)に示されるように、同軸ケーブルアレイ8は、インナーリード3の間隔と同じ径の細径同軸ケーブル12をLSI2の信号端子数と同じ本数平行に互いに密着させて一体化させたものである。これにより、図1(b)に示されるように、細径同軸ケーブル12の中心に位置する中心導体7は、LSI2の信号端子に電気的に接続されるインナーリード3Sの間隔と同じ間隔で配列されている。また、中心導体7に対して絶縁体を介して同心円上に位置する外部導体9は、LSI2のグランド端子に電気的に接続されるインナーリード3eと同じ間隔で配列されている。中心導体7や外部導体9は、銅からなる細線に金めっきを施したものが好ましい。
同軸ケーブルアレイ8は、開口部6に臨ませたい端末部8tを樹脂モールド13により固めておく。樹脂モールド13は、直方体状とする。樹脂モールド13は、同軸ケーブルアレイ8の端末部8tに形成した後、切断、切削、あるいは研磨することにより、細径同軸ケーブル12の端面を揃えると共に同軸ケーブルアレイ8の端面を露出させておく。これにより、図1(b)に示されるように、各細径同軸ケーブル12の端面が整然と並んだ状態で一平面に中心導体7及び外部導体9が整列する。これにより、以下に説明する同軸ケーブルアレイ8とTABテープ5との接続工程が容易となる。
ここで、図3(b)に示されるように、同軸ケーブルアレイ8の端末部8tを直角に折り曲げた状態で樹脂モールド13を形成すると、同軸ケーブルアレイ8の端面は同軸ケーブルアレイ8の長手方向に対して直角に向く。また、図3(c)に示されるように、同軸ケーブルアレイ8の端末部8tを真っ直ぐにした状態で樹脂モールド13を形成すると、同軸ケーブルアレイ8の端面は同軸ケーブルアレイ8の長手方向に向く。
次に、図4(a)及び図4(b)に示されるように、同軸ケーブルアレイ8の端面をTABテープ5のLSI2が実装されている面の方から開口部6に臨ませる。このとき、開口部6を渡っているインナーリード3は、同軸ケーブルアレイ8の端面に露出している中心導体7及び外部導体9に接する。LSI2の信号端子に導通している信号用インナーリード3sは中心導体7に接し、LSI2のグランド端子に導通しているアース用インナーリード3eは外部導体9に接する。なお、図4(b)は、インナーリード3と中心導体7及び外部導体9が未だ接合されていないという意味で、わずかに隙間を開けて示してある。
この状態で、図4(c)に示されるように、開口部6の反対面からインナーリードボンディング装置の加熱加圧ヘッド14をアクセスさせ、インナーリード3に押し付ける。インナーリード3と中心導体7、及びインナーリード3と外部導体9が加熱加圧されることにより、インナーリード3を構成する金属あるいはその表面にめっきされた金属と中心導体7や外部導体9を構成する金属あるいはその表面にめっきされた金属とが融解し、インナーリード3と中心導体7、及びインナーリード3と外部導体9とが接合され、電気的に接続される。
図4(d)に示されるように、開口部6に樹脂からなる補強材15を充填する。補強材15は、TABテープ5に接着すると共に樹脂モールド13に接着することにより、接合の機械的強度が向上する。
以上の工程により、図1(a)に示した本発明のLSIケーブルアセンブリ1が完成する。図5に示されるように、このLSIケーブルアセンブリ1をTABテープ5の反対面に設置されているはんだボール11(図4(b)参照)により、基板16に実装する。
本発明のLSIケーブルアセンブリ1にあっては、従来のように基板100にコネクタ102を実装する必要がなくなる。また、同軸ケーブルアレイ8の端末を固めている樹脂モールド13は、同軸ケーブル同士が分離しないように固定するためのものであり、簡素な構造にできるため、コネクタ102に比べて非常に小さく、LSI2と同軸ケーブルアレイ8との接続に要するスペースが縮小される。
本発明のLSIケーブルアセンブリ1にあっては、LSI2と同軸ケーブルアレイ8との接続に必要な電気接続点が、LSI2の端子とインナーリード3との電気接続点、インナーリード3と同軸ケーブルアレイ8の中心導体7及び外部導体9との電気接続点の2箇所である。これに対して、図9に示す従来の方法では、同軸ケーブルアレイ103とこの同軸ケーブルアレイが接続され固定されるための接続用基板(図示せず)との電気接続点、この接続用基板とコネクタ102との電気接続点及び基板100とLSI101の電気接続点の4箇所である。従って、本発明の方法は、従来に比べて電気接続点が減っているため、接続損失、反射損失、ノイズ放射などが抑制され、伝送特性の劣化や信号品質の劣化の要因が低減される。
本発明にあっては、LSI2から同軸ケーブルアレイ8が直接引き出されたのと同等のLSIケーブルアセンブリ1が形成される。LSIケーブルアセンブリ1は、同軸ケーブルの断面構造をそのまま有する接続となるため、インピーダンスの変化(乱れ)が少ない接続となる。従って、LSI2から同軸ケーブルアレイ8が直接引き出されたLSIケーブルアセンブリ1は、高速伝送に適している。
また、本発明にあっては、LSI2の端子配列において、信号端子とグランド端子は交互に並ぶことになる。このため、LSI2から入出力される信号のグランドをしっかり確保することができる。また、信号ラインには同軸ケーブルを用いて信号を伝送し、パワーラインにはプリント配線などの基板に設けられた配線を用いてパワーを伝送することにより、信号ラインとパワーラインとを異なる経路にすることができる。これにより、信号ラインとパワーライン間の電磁的干渉による伝送品質低下を防止することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図6に示されるように、LSIケーブルアセンブリ61は、図4(d)のLSIケーブルアセンブリ1に加えて、樹脂からなる周辺補強材17を設けたものである。周辺補強材17は、開口部6に充填された補強材15のさらに周辺に充填され、また、樹脂モールド13とLSI2の間にも充填される。樹脂モールド13とTABテープ5及びLSI2を周辺補強材17で接合することで、LSI2と同軸ケーブルアレイ8の接合の機械的強度がよりいっそう向上する。
図7(a)に示されるように、開口部6に臨ませた同軸ケーブルアレイ8の端面に、はんだボール18を設ける。はんだボール18は、中心導体7及び外部導体9に載せる。開口部6を渡っているインナーリード3にはんだボール18が接している状態で、図7(b)に示されるように、開口部6の反対面からインナーリードボンディング装置の加熱加圧ヘッド14をアクセスさせ、インナーリード3に押し付ける。インナーリード3と中心導体7及びインナーリード3と外部導体9の間のはんだボール18が融解し、インナーリード3と中心導体7及びインナーリード3と外部導体9とが接合され電気的に接続される。この実施形態では、前記したインナーリード3を構成する金属あるいはその表面にめっきされた金属、例えば、銅を融解させて接続する方法と比較して、はんだの融点での接続が可能となるため、加熱加圧ヘッド14の加熱温度を低く設定することができる。
次に、LSIが実装されていないTABテープと同軸ケーブルアレイ8とを組み立てたハーネスアセンブリについて説明する。
図8(a)に示されるように、LSIが実装されていないTABテープ19を用いる。TABテープ19は、テープ基台4の表面にインナーリード3(図8(b)参照)とはんだボール20が配置されると共に開口部6が設けられたものであり、LSIが実装されていないほかはこれまで説明したTABテープ5と同じである。このTABテープ19に同軸ケーブルアレイ8が接合され電気的に接続されている。接合部の構造は、図8(b)に示した通りであり、図4(d)からLSI2を除外した構造である。
図8(c)に示されるように、同軸ケーブルアレイ8の両端にTABテープ19が設けられたハーネスアセンブリ81が形成される。ハーネスアセンブリ81は、基板(例えば、図5の基板16)に対してはんだボール20により実装することにより、基板上の任意箇所から他の任意箇所あるいは他の基板に配線を施すことができる。この場合でも、従来のように同軸ケーブルアレイの両端にコネクタを設けたハーネスアセンブリと比較すると、基板上に占めるスペースが小さくなり、電気接続点が減って伝送品質が向上する。
なお、図8(c)に示したように、同軸ケーブルアレイの両端部でTABテープと接続してもよいし、片方のみをTABテープと接続してもよい。
本発明の一実施形態を示す図であり、(a)はLSIケーブルアセンブリの斜視図、(b)はLSIケーブルアセンブリの開口部を反対側から見た拡大平面図、(c)はLSIケーブルアセンブリの開口部を反対側から見た斜視図である。 (a)は複数のLSIが縦横に配列して実装されたTABテープの平面図、(b)はLSI個別に分離したTABテープの平面図である。 (a)は端末を樹脂モールドで加工した同軸ケーブルアレイの斜視図、(b)はその同軸ケーブルアレイの端末の断面図、(c)は他の実施形態による同軸ケーブルアレイの端末の断面図である。 (a)は同軸ケーブルアレイとTABテープのアクセスを示す斜視図、(b)はその時の要部断面図、(c)は加熱加工時の要部断面図、(d)は補強材充填後の要部断面図である。 本発明のLSIケーブルアセンブリを基板に実装した斜視図である。 本発明の他の実施形態における要部断面図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(a)は同軸ケーブルアレイとTABテープのアクセス時の要部断面図、(b)は加熱加工時の要部断面図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(a)は同軸ケーブルアレイとTABテープのアクセスを示す斜視図、(b)は補強材充填後の要部断面図、(c)はハーネスアセンブリの完成時斜視図である。 従来の同軸ケーブルアレイ配線を施した基板の斜視図である。
符号の説明
1 LSIケーブルアセンブリ
2 LSI
3 インナーリード
4 テープ基台
5 TABテープ
6 開口部
7 中心導体
8 同軸ケーブルアレイ
9 外部導体
10 余白
11 はんだボール
12 細径同軸ケーブル
13 樹脂モールド

Claims (5)

  1. 中心導体の外周に少なくとも絶縁体と外部導体とが順次形成される複数本の同軸ケーブルをほぼ並列に配列させた同軸ケーブルアレイと、
    開口部が形成されると共に、該開口部に向けて複数本のインナーリードが敷設されるTABテープとを電気的に接続してなるハーネスアセンブリであって、
    上記同軸ケーブルアレイの端面が上記TABテープの上記開口部に臨み、
    上記インナーリードの各々が上記同軸ケーブルの上記中心導体及び上記外部導体の各々と電気的に接続されていることを特徴とするハーネスアセンブリ。
  2. 上記開口部に臨む上記同軸ケーブルアレイの端末部が樹脂モールドにより固められていることを特徴とする請求項1記載のハーネスアセンブリ。
  3. 上記開口部に樹脂からなる補強材が充填され、上記TABテープと上記同軸ケーブルアレイとが接着されていることを特徴とする請求項1又は2記載のハーネスアセンブリ。
  4. 中心導体の外周に少なくとも絶縁体と外部導体とが順次形成される複数本の同軸ケーブルをほぼ並列に配列させた同軸ケーブルアレイと、開口部が形成されると共に、該開口部に向けて複数本のインナーリードが敷設されるTABテープとを電気的に接続してなるハーネスアセンブリの製造方法であって、
    上記同軸ケーブルアレイの端面を上記TABテープの上記開口部に臨ませ、
    上記インナーリードをインナーリードボンディング装置の加熱加圧ヘッドによって上記同軸ケーブルアレイの端面側に押し付け、
    上記インナーリードの各々を上記同軸ケーブルの上記中心導体及び上記外部導体の各々と電気的に接続することを特徴とするハーネスアセンブリの製造方法。
  5. 請求項1〜3いずれか記載のハーネスアセンブリの上記TABテープ上にLSIが実装されたLSIケーブルアセンブリであって、
    上記LSIは信号端子とグランド端子とを有し、
    上記同軸ケーブルの上記中心導体と上記信号端子が電気的に接続され、
    上記同軸ケーブルの上記中心導体と上記グランド端子が電気的に接続されていることを特徴とするLSIケーブルアセンブリ。
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