JP2010001808A - 往復動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ軸以外の箇所にも軸受を設けるように構造工夫することにより、上述の大構造物となる移動体の摺動移動の円滑さやその摺動支持手段(軸受等)の耐久性を改善させる。
【解決手段】ポンプ軸15を摺動可能に支持する軸受機構Bをポンプフランジ4に着脱可能に支持するに、ポンプ軸15に外嵌するリング状で冷却手段Rを有する滑り軸受21とシールリング22とが装備されるカセット体19を、これがポンプフランジ4に対する連結板17側への取外しが行える状態でポンプフランジ4に取付ける。冷却手段Rは、滑り軸受21の外周部21Bに形成される複数の周方向溝37で構成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ベローズポンプ、ダイヤフラムポンプ等であって、半導体や液晶の製造設備や装置において使用される純水、薬液の送液手段として好適な往復動ポンプに関するものである。
この種の往復動ポンプは、ベローズ等の隔膜を背中合わせ状態でポンプボディに一対装備するとともに、隔膜を迂回するよう横外側に配される連結棒によって各隔膜の先端部どうしを連動連結させることにより、一対の隔膜を背反的に拡縮動作させて連続的にポンピングできるように構成された大容量(単位時間当たりの吐出量が大)型の往復動ポンプであり、例えば、特許文献1において開示されたものが知られている。
つまり、特許文献1の図2に示されるように、対向配置されるベローズ12a,12bを背反的に拡縮駆動させるために、各ベローズ12a,12bの先端側に取付けられているポンプ軸24a,24bに固定される連結板32a,32bどうしを一対の連結棒34a,34bで連動連結するものであり、それら一対のポンプ軸24a,24b、一対の連結板32a,32b、及び一対の連結棒34a,34bは一体の移動体として往復移動するものとなる。
そして、上述のように複数の構成要素から構成される前記移動体を摺動自在に支持する手段は、各ポンプ軸24a,24bを、軸受23a,23bを介してポンプフランジ1a,1bの孔22a,22bに挿通させるものである。つまり、大なる構造物である移動体は、そのポンプ軸24a,24bでのみ摺動移動自在に支持させる構成が採られている。
特開2002−174180号公報
ポンプ軸だけで摺動支持させる構成では、各ポンプ軸、各連結棒、各連結板、及びポンプ軸連結される各ベローズの重量が全てポンプ軸に作用することとなり、重量負荷が大きい。そのため、ポンプフランジに装備されるポンプ軸用軸受23a,23bに対する負荷が大きくなり、それら軸受が摩耗し易い傾向があるとともに、移動体としての摺動移動が円滑に行われ難くなるのではないかという懸念がある。
本発明の目的は、ポンプ軸以外の箇所にも軸受を設けるように構造工夫することにより、上述の大構造物となる移動体の摺動移動の円滑さやその摺動支持手段(軸受等)の耐久性を改善させる点にある。
請求項1に係る発明は、往復動ポンプにおいて、被移送流体の吸込路12及び吐出路13を備えたポンプボティ1と、前記ポンプボティ1の両端部のそれぞれに気密に固定されて前記ポンプボティ1との間に密閉空間8をそれぞれ形成するように対向配備される一対の隔膜2,2と、各前記隔膜2の先端部に取付けられるポンプ軸15と、各前記ポンプ軸15,15を摺動移動可能に支持するとともに前記隔膜2の外側に配される連結ボデイ16を介して前記ポンプボティ1に一体化される一対のポンプフランジ4,4と、各前記ポンプ軸15,15における前記ポンプフランジ4から外側に突出している貫通突出部15Bに取付けられる連結板17どうしを、各前記ポンプフランジ4,4を貫通して前記隔膜2の外側に配される状態で連結する連結棒18と、を有するとともに、前記連結棒18が放熱手段Hを有する摺動軸受27を介して前記各ポンプフランジ4,4に摺動移動可能に支持されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の往復動ポンプにおいて、前記放熱手段Hが、前記摺動軸受27における前記ポンプフランジ4に内嵌される外周部27Bに前記連結棒18の移動方向に沿って延びる状態で形成される複数の溝34によって構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の往復動ポンプにおいて、前記摺動軸受27が、断面が円形の前記連結棒18に外嵌し、かつ、前記連結棒18の軸心X方向に沿う切れ込み28が形成されて断面がC字状を呈するスリット付円筒状のものに形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の往復動ポンプにおいて、前記ポンプ軸15を摺動可能に支持する軸受機構Bを前記ポンプフランジ4に着脱可能に支持するに、前記ポンプ軸15に外嵌するリング状で冷却手段Rを有する滑り軸受21とシールリング22とが装備されるカセット体19を、これが前記ポンプフランジ4に対する前記連結板17側への取外しが行える状態で前記ポンプフランジ4に取付けられていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の往復動ポンプにおいて、前記冷却手段Rが、前記滑り軸受21における前記カセット体19に内嵌される外周部21Bに形成される複数の周方向溝37によって構成されていることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の往復動ポンプにおいて、前記隔膜2が、前記ポンプボディ1に取付けられる厚肉フランジ部2aと、前記ポンプ軸15の根元側に取付けられる先端厚肉板部2cと、前記厚肉フランジ部2aと前記先端厚肉板部2cとに亘る状態で形成される蛇腹部2bと、を有するベローズに構成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、隔膜の先端部に取付けられる一対のポンプ軸、一対の連結板、複数の連結棒等からなる移動体は、ポンプ軸の部分だけでなく、各連結棒の両端部も摺動可能に支持されるから、従来ではポンプ軸に集中していた荷重負担が連結棒の軸受部にも分散されるようになり、各摺動軸受の摩耗を抑制できて長寿命化を図ることが可能な往復動ポンプを提供することができる。また、比較的大きな構造物となる前記移動体の摺動軸受箇所が大幅に増えるので、その移動の安定化や円滑さも改善されるようになり、より円滑で軽快に動作可能になる利点も得られる。その結果、ポンプ軸以外の箇所にも軸受を設けるように構造工夫することにより、上述の大構造物となる移動体の摺動移動の円滑さやその摺動支持手段(軸受等)の耐久性を改善可能となる往復動ポンプを提供することができる。また、摺動軸受に装備される放熱手段により、放熱性に優れて長時間の連続運転でも摺動軸受の温度が上昇し過ぎることが無く、安定した軸受の機能を発揮できて耐久性に優れるものとなる利点もある。
請求項2の発明によれば、長時間の連続運転でも摺動軸受の温度が上昇し過ぎることが無く、安定した軸受の機能を発揮できて耐久性に優れる、という請求項1の発明による前記効果を、摺動軸受の外周部に複数の溝を形成するだけの構造簡単で生産もし易いという合理的手段でもって実現できる利点がある。
請求項3の発明によれば、連結棒の摺動軸受が、断面がC字状を呈するスリット付円筒状に形成されているから、雰囲気温度変化や摺動熱等によって摺動軸受や連結棒が膨張したり収縮したりしても、摺動軸受が容易に周方向に伸び縮み変位して吸収することができ、連結棒と摺動軸受との良好な摺動支持状態を維持可能となる往復動ポンプを提供することができる
請求項4の発明によれば、詳しくは実施形態の項にて説明するが、ポンプ軸を摺動可能に支持する軸受機構がポンプフランジに対して連結板側、即ち外方に取外し可能となるから、ポンプ軸用の軸受手段やシール手段の保守点検や交換の際には、軸受機構の着脱操作以外には、連結板を連結棒から外す作業を行えばよく、連結板に加えてポンプフランジも着脱しなければならない従来の往復動ポンプに比べて、ポンプ軸の摺動支持構造のメンテナンス性を改善できる利点が得られる。加えて、滑り軸受が冷却手段を有しているので、冷却性(放熱性)の向上により、長時間の連続運転でも滑り軸受並びにポンプ軸における滑り軸受と接する部分の温度が上昇し過ぎることが無く、ポンプ軸を合成樹脂製としても焼き付きや傷ができる等の不具合が生ぜず、安定した軸受の機能を発揮できて耐久性に優れるものとなっている。これにより、主要部分が合成樹脂化される大型の往復動ポンプを不具合無く実現させることが可能になる。
請求項5の発明によれば、主要部分が合成樹脂化される大型の往復動ポンプを不具合無く実現可能になる等、軸受並びにポンプ軸における滑り軸受と接する部分の温度が上昇し過ぎることが無く、安定した軸受の機能を発揮できて耐久性に優れる、という請求項4の発明による前記効果を、滑り軸受の外周部に複数の周方向溝を形成するだけの構造簡単で生産もし易いという合理的手段でもって実現できる利点がある。
請求項6の発明によれば、前記請求項1〜5の発明による効果の何れかを有する使い易くて改善されたベローズ式の往復動ポンプを提供することができる。
以下に、本発明による往復動ポンプの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は往復動ポンプの構造を示す断面図、図2は往復動ポンプの正面図、図3は往復動ポンプの側面図、図4はエンドカバーを外した状態での側面図、図5は軸受機構の構造を示す断面図、図6は軸受機構の分解図、図7はポンプ軸先端の連結板止着構造を示す分解図、図8は軸受部の構造を示す要部の断面図、図9はスライドベアリングの構造を示す正面図である。
〔実施例1〕
往復動ポンプAは、図1〜図4に示すように、ベローズポンプの一対を背中合わせ状態で合体させたような構造のものであり、単位時間当たりの吐出量を大きく取れる大容量ポンプである。往復動ポンプAは、PTFE(フッ素樹脂)等の合成樹脂で成る左右中央のポンプボディ1、ポンプボディ1の左右に配されるPTFE等の合成樹脂で成る一対のベローズ(隔膜の一例)2,2、一対のエアシリンダ3,3、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂で成る一対のポンプフランジ4,4、計4本の通しボルト・ナット5、一対の筒状スペーサ6,6、一対のエンドカバー7,7、ポンプボディ1に外嵌されるセンターカバー16等を有して構成されている。尚、図4は、エンドカバー7を外して見た状態の側面図である。
ここで簡単にポンピング作用について説明すると、各ポンプフランジ4,4の左右に突出する取付フランジ部4Aの下端部中央で側方向きに設けられているエア給排口a,aに対して図示しないエア給排装置から背反的にエアを出し入れさせて、一対のエアシリンダ3,3を背反的に伸縮作動させ、ポンプボディ1側方の下側に配備されている流体吸入部riから吸入される流体を、その上側に配備されている流体吐出部roから略連続的に吐出することができる、というものである。つまり、一対のベローズ2,2が背反的に拡縮駆動される構造であって、一方のベローズ2が流体吐出動作する間、他方のベローズ2は流体吸入動作することになり、往復動ポンプAでありながら連続的に流体吐出できるものとなっている。
次に各部の詳細構造について説明する。図2,3に示すように、ポンプボディ1は、その左右両側の中心部分が外方突出する段付円筒状に形成されている。ポンプボディ1の突出部分の外周部1aに、ベローズ2の円環状の厚肉フランジ部2aがポンプボディ1の内側周壁1bに当接するまで嵌合されて支持されるとともに、ベローズ2とポンプボディ1とで囲まれる部分であるポンプ室(密閉空間の一例)8に臨む吸入用及び吐出用の各逆止弁9,10が設けられている。そしてポンプボディ1には、一対の吸入用逆止弁9,9と流体吸入部riとを連通させる吸入側流路(吸入路の一例)12、及び一対の吐出用逆止弁10,10と流体吸入部riとを連通させる吐出側流路(吐出路の一例)13が形成されている。
吸入用逆止弁9は、ポンプボディ1に嵌合装着される弁ケース9Aと、弁ケース9Aに移動可能に内嵌される弁体9Bと、弁体9B先端の弁座29をポンプボディ1における吸入側流路12側に開口する孔周縁部30に押圧付勢するコイルバネ9Cとを有して構成されている。吐出用逆止弁10は、ポンプボディ1に嵌合装着される弁ケース10Aと、弁ケース10Aに移動可能に内嵌される弁体10Bと、弁体10B先端の弁座31を弁ケース10Aのポンプ室8側に開口する状態で形成されている孔周縁部32に押圧付勢するコイルバネ10Cとを有して構成されている。図1においては、ポンプボデイ1の右側に描かれている吸入用逆止弁9は開き(開弁)状態を、かつ、左側に描かれている吸入用逆止弁9は閉じ(閉弁)状態を夫々示している。また、ポンプボデイ1の右側に描かれている吐出用逆止弁10は閉じ(閉弁)状態を、かつ、左側に描かれている吐出用逆止弁10は開き(開弁)状態を夫々示している。
ベローズ2は、前述した厚肉フランジ部2a、蛇腹部2b、及び略円板状のヘッド部(先端厚肉板部の一例)2cとを有して構成されている。そして、ポンプ軸15の根元フランジ部15aがヘッド部2cに埋め込まれるように螺着されることにより、ポンプ軸15が、その中心がベローズ2及びポンプボディ1の中心を通る軸心Pに合致する状態でヘッド部2cに一体的に取付けられている。ポンプ軸15は、カセット式の軸受機構Bを介して摺動移動自在にポンプフランジ4に支持されており、そのポンプフランジ4は、一対のポンプフランジに亘って架設される通しボルト・ナット5により、エアシリンダ3を構成するための筒状スペーサ(連結ボデイの一例)6を介して厚肉フランジ部2aに支持されている。つまり、一対のポンプフランジ4,4は、PP製の筒状スペーサ6,6及びベローズ2の厚肉フランジ部2aを介してポンプボディ1に一体化されており、それらによって支持体であるポンプ枠Fが構成されている。
ポンプ軸15はPPS(ポリフェニレンスルフィド)製のものであって、軸受機構Bに内嵌される本体部15Aと、これよりも若干径の小さい先端部(貫通突出部の一例)15Bと、根元フランジ部15aとから成る。ポンプフランジ4を貫通して突出する先端部15Bには、矩形板状でステンレス(SUS304等)製の連結板17がバネ座金35及び六角ナット36を用いて螺着されている。連結板17の上下端で左右端の夫々には、一対の連結板17,17を連動連結するための計4本の円柱状(円筒状でも良い)連結棒18がナット18aによって固定されている。ステンレス(SUS304等)製の各連結棒18は、各ポンプフランジ4,4に設けられている軸受部11により、摺動自在に各ポンプフランジ4,4に支持されている。各連結棒18は、一対の筒状スペーサ6,6、及びそれらの間に介装されるPP製で筒状のセンターカバー16によって囲繞されている。連結板17は、4箇所の連結棒18の端部と共にエンドカバー7によって覆われる。
つまり、一対のベローズ2のヘッド部2cどうしは、一対のポンプ軸15,15、一対の連結板17,17、及び4本の連結棒18から成る移動体Cを伴って連動連結されている。従って、一方のベローズ2(図2の右側に描かれているベローズ2)が拡大移動、即ち右側のエアシリンダ3が負圧作動しているときは、他方のベローズ2(図2の左側に描かれているベローズ2)は縮小移動、即ち左側エアシリンダ3が正圧作動する関係で一体駆動される。この一対のベローズ2の背反駆動により、連続的に流体を吸入するとともに連続的に流体を吐出する大容量ポンプに構成されている。尚、筒状スペーサ6の内部は、エア圧によってベローズ2を拡縮駆動するためのシリンダ室3aに形成されている。
複数の構成要素からなる移動体Cは、各ポンプ軸15に作用する計2箇所の軸受機構Bと、各連結棒18の両端部に作用する計8箇所の軸受部11とによって摺動移動可能にポンプ枠Fに支持されている。このようにポンプ軸15だけでなく、4箇所の連結棒18の両端部も軸受を介して摺動可能に支持してあるので、移動体Cの支持荷重(負荷)が計10箇所の軸受(2箇所の軸受機構Bと8箇所の軸受部11)に分散され、それら軸受の早期摩耗を招くこと無いとともに、シール性の改善も可能になり、かつ、移動体Cが円滑で軽快に摺動移動できる摺動支持構造が往復動ポンプAに構築されている。尚、図1〜図4における39はポンプ固定座である。
次に、ポンプ軸15の摺動支持構造について説明する。ポンプ軸15は、前述の軸受機構Bを用いてポンプフランジ4に摺動自在に支持されている。軸受機構Bは、図5,6に示すように、本体ボス部19Aと取着フランジ部19Bとを有する段付円筒状でアルミ合金製のカセット体19と、第1Oリング20と、冷却手段Rを有する軸受リング(滑り軸受の一例)21と、スリッパーリング(シールリング)22と、スリッパーリング22に外嵌される第2Oリング23とを有して構成されている。
第1Oリング20は、本体ボス部19Aの外周面に形成されている外周溝19aに嵌め入れられている。軸受リング21は、カセット体19の内周面19iにおける、本体ボス部19Aに相当する部分に形成される扁平内周溝19bに嵌め入れられており、その内周シール面21aの内径d21は、カセット体19の内周面19iの内径d19よりも若干小さい。スリッパーリング22は、カセット体19の内周面19iにおける本体ボス部19Aと取着フランジ部19Bとに跨る部分に形成される内周深溝19cに嵌め入れられており、その外周側に第2Oリング23が径方向に圧縮された状態で装備される。スリッパーリング22の内周面22aの内径d22も、内周面19iの内径d19よりも若干小さい。尚、スリッパーリング22の内周面22aの両端には面取り処理が為されている。
一方、ポンプフランジ4には、小径孔部24Aと大径孔部24Bとを有する軸受機構装着用の段付孔24が軸心Pを中心として形成されている。小径孔部24Aにはカセット体19の本体ボス部19Aが密嵌合され、と大径孔部24Bにはカセット体19の取着フランジ部19Bが密又は遊嵌合されるように構成されている。カセット体19の幅寸法とポンプフランジ4の厚さ寸法とは同じに設定されており、軸受機構Bが段付孔24に嵌合装着された状態では、カセット体19の内側端面19dとポンプフランジ4の内側面4aとが面一となり、かつ、カセット体19の外側端面19eとポンプフランジ4の外側面4bとが面一となるように構成されている。そして、ナット18aによって連結棒18と共締め状態でポンプフランジ4の外面側に装着されるステンレス板製の補強板14により、カセット体19のポンプフランジ4からの抜け止めが行われる構造になっている。
軸受リング21の冷却手段Rは、軸受リング21におけるカセット体19に内嵌される外周部21Bに形成される2条(複数の一例)の周方向溝37によって構成されている。各周方向溝37は、断面形状が半円弧状を呈してその深さが軸受リング21の肉厚の半分以上となる比較的深い溝に形成されている。尚、軸受リング21の内周シール面21aの両端部には面取り処理が行われている。
これら複数の周方向溝37が形成されていることにより、それら溝が無い場合に比べて外周面22Bとしての表面積が大きく増大されており、冷却性(放熱性)に優れる軸受リング21が実現されている。この冷却性(放熱性)の向上により、長時間の連続運転でも軸受リング21並びにポンプ軸15における軸受リング21と接する部分の温度が上昇し過ぎることが無く、合成樹脂製のポンプ軸に焼き付きや傷ができる等の不具合が生ぜず、安定した軸受の機能を発揮できて耐久性に優れるものとなっている。これにより、主要部分が合成樹脂化される大型の往復動ポンプを不具合無く実現させることができている。
また、軸受機構Bのポンプフランジ4への固定は、ポンプフランジ4における小径孔部24Aの外周縁部に取着フランジ部19Bを複数のボルト25で締付ることによって行われる。このような構造により、複数のボルト25を外せば、図6に示すように、軸受機構Bを外方に抜き出し移動してのポンプフランジ4からの取出し、及び段付孔24に挿入しての装着が自在に行えるものとなっている。従って、摩耗する等によって軸受リング21やシールリング22を交換するような場合は、4箇所のナット18aを操作して連結棒18から連結板17を外し、かつ、4箇所のボルト・ナット5のナットをを操作して補強板14を外すことでポンプフランジ4を露出させ、それから複数のボルト25を操作して軸受機構Bをポンプフランジ4及びポンプ軸15から取外し、その取外された軸受機構Bを操作することによって容易に行うことが可能である。
つまり、ポンプ軸15を摺動可能に支持する軸受機構Bをポンプフランジ4に着脱可能に支持するに、ポンプ軸15に外嵌する軸受リング(「リング状の軸受」の一例)21及びシールリング22とが装備されるカセット体19を、これがポンプフランジ4に対する連結板17側への取外しが行える状態でポンプフランジ4に取付けられているのである。このポンプフランジ4に対して着脱可能なカセット式の軸受機構Bの採用により、下記のように保守点検等のメンテナンス性が大きく改善されるメリットが得られる。
前述した特許文献1等に示される従来の往復動ポンプでは、軸受リングが直接的にポンプフランジに設けられていたため、その軸受リングの交換の際にはポンプフランジも分解する必要があり、大変面倒で煩わしい作業が要求されるものであった。これに対して本発明による往復動ポンプにおいては、軸受機構Bがポンプフランジ4から左右外方に着脱可能に構成してあるので、ポンプフランジ4を外し操作する必要が無く、軸受リング21やシールリング22の交換や保守点検の際には、軸受機構Bを外して簡単便利にメンテナンスすることが可能である。
図7に示すように、ポンプ軸15の先端に装備される六角ナット36を覆うナットカバー38が装備されており、かつ、エンドカバー7における対応する部分に、ナットカバー38を遊内嵌する突出円筒部7Aが形成されている。ナットカバー38はバネ座金35を含む六角ナット36を覆う状態で連結板17にビス止め装着されており、着色されたPP樹脂材で形成されている。突出円筒部7Aを有するエンドカバー7は、少なくとも突出円筒部7Aが透明となるアクリル樹脂製であり、収容されるナットカバー38を外部から透視できるようにされている。従って、ナットカバー38を見ることにより、分解することなくポンプが動いているか否かを確認可能に構成されている。
次に、連結棒18の摺動支持構造について説明する。図1,図8に示すように、軸受部11は、ポンプフランジ4に形成されている装着孔26に収容される放熱手段H付のスライドベアリング(摺動軸受の一例)27に内嵌支持されている。そして、連結棒18を移動自在に収容する筒状スペーサ6の端面がスライドベアリング27の装着孔26からの抜け止め部材として機能する。
スライドベアリング27は、図8,図9に示すように、連結棒18を摺動可能に密内嵌する内周面27Aと、装着孔26に圧入的に内嵌される外周部27Bと、連結棒18の軸心X方向に沿って貫通する縦スリット(切れ込みの一例)28と、放熱手段Hとを有しており、断面がC字状を呈するスリット付円筒状のものに構成されている。その内周面27Aの両端部及び外周部27Bの両端部には面取り処理が為されている。放熱手段Hは、スライドベアリング27の外周部に連結棒18の移動方向、即ち軸心X方向に沿って直線的に延びる状態で形成されるストレート溝34を周方向の均等角度毎に8箇所(複数の一例)形成することによって構成されている。各ストレート溝34は、軸心Xの方向視で半円弧状を呈してその深さがスライドベアリング27の肉厚の半分以上となる比較的深い溝に形成されている。
これら複数のストレート溝34が形成されていることにより、それら溝が無い場合に比べて外周部27Bとしての表面積が大きく増大されており、放熱性に優れるスライドベアリング27が実現されている。この放熱性の向上により、長時間の連続運転でもスライドベアリング27の温度が上昇し過ぎることが無く、安定した軸受の機能を発揮できて耐久性に優れるものとなっている。尚、図8において、4a及び6aはそれぞれ連結棒18を往復移動自在に挿通させるための遊孔である。
また、例えば、雰囲気温度や摺動による発熱等によってスライドベアリング27が膨張したとしても、その場合は縦スリット28の間隔が狭くなる方向に(周方向に)伸びるだけとなり、連結棒18との良好な嵌合状態、及びポンプフランジ4との良好な嵌合状態を維持することが可能になる。逆に、冬季等の温度低下による材料収縮が生じても、縦スリット28の間隔が若干広まる方向に変化するだけで済み、やはり連結棒18やポンプフランジ4との良好な嵌合状態の維持が可能になる。また、連結板17やポンプフランジ4が膨張したり収縮したりする場合でも、前述と同様の作用効果を得ることが可能である。
さて、往復動ポンプAの動き(作用)を概略説明すれば、各エア給排口a,aに背反的に高圧エアを給排(又は一方にエア供給し、他方は減圧する手段でも良い)して一対のエアシリンダ3,3を背反的に伸縮(図1に示すように、エア給排口aとシリンダ室3aとを連通させるエア流路33がポンプフランジ4に形成されている)させることにより、一対のベローズ2,2を背反的に拡縮駆動させ、流体吸入口12から吸込んだ流体を流体吐出口13から連続的に吐出させることができる。図1において、ポンプボディ1の左側に描かれているベローズ2は、シリンダ室3aの拡大によって最も縮小した吐出動作終期の状態を示しており、吸入用逆止弁9は閉弁されていて吐出用逆止弁10は開弁されている。そして、ポンプボディ1の右側に描かれているベローズ2は、シリンダ室3aの縮小によって最も拡張した吸入動作終期の状態を示しており、吸入用逆止弁9は開弁されていて吐出用逆止弁10は閉弁されている。
〔別実施例〕
放熱手段Hを形成する表面積の増大構成としては、外周部27Bを斜めに横切る溝を複数形成するとか、軸心X方向に貫通する孔を形成するといった構造でも良い。また、冷却手段Rは、ポンプ軸15の軸方向に延びる溝を複数設けるといった構成でも良い。
往復動ポンプの構造を示す断面図(実施例1) 図1の往復動ポンプの外観を示す正面図 図1の往復動ポンプの側面図 図1の往復動ポンプのエンドカバーを外した状態での側面図 ポンプ軸の支持構造を示す要部の拡大断面図 カセット摺動部の着脱構造を示す要部の分解図 ポンプ軸先端の構造を示す分解図 連結棒の軸受部を示す要部の拡大断面図 図8の軸受部に使用される摺動軸受単品の正面図
符号の説明
1 ポンプボティ
2 隔膜
2a 厚肉フランジ部
2b 蛇腹部
2c 先端厚肉板部
4 ポンプフランジ
8 密閉空間
12 吸込路
13 吐出路
15 ポンプ軸
15B 貫通突出部
16 連結ボデイ
17 連結板
18 連結棒
19 カセット体
21 滑り軸受
22 シールリング
27 摺動軸受
28 切れ込み
34 溝
37 周方向溝
A 往復動ポンプ
B 軸受機構
H 放熱手段
R 冷却手段
X 連結棒の軸心

Claims (6)

  1. 被移送流体の吸込路及び吐出路を備えたポンプボティと、前記ポンプボティの両端部のそれぞれに気密に固定されて前記ポンプボティとの間に密閉空間をそれぞれ形成するように対向配備される一対の隔膜と、前記各隔膜の先端部に取付けられるポンプ軸と、前記各ポンプ軸を摺動移動可能に支持するとともに前記隔膜の外側に配される連結ボデイを介して前記ポンプボティに一体化される一対のポンプフランジと、前記各ポンプ軸における前記ポンプフランジから外側に突出している貫通突出部に取付けられる連結板どうしを、前記各ポンプフランジを貫通して前記隔膜の外側に配される状態で連結する連結棒と、を有するとともに、
    前記連結棒が放熱手段を有する摺動軸受を介して前記各ポンプフランジに摺動移動可能に支持されている往復動ポンプ。
  2. 前記放熱手段が、前記摺動軸受における前記ポンプフランジに内嵌される外周部に前記連結棒の移動方向に沿って延びる状態で形成される複数の溝によって構成されている請求項1に記載の往復動ポンプ。
  3. 前記摺動軸受が、断面が円形の前記連結棒に外嵌し、かつ、前記連結棒の軸心方向に沿う切れ込みが形成されて断面がC字状を呈するスリット付円筒状のものに形成されている請求項1又は2に記載の往復動ポンプ。
  4. 前記ポンプ軸を摺動可能に支持する軸受機構を前記ポンプフランジに着脱可能に支持するに、前記ポンプ軸に外嵌するリング状で冷却手段を有する滑り軸受とシールリングとが装備されるカセット体を、これが前記ポンプフランジに対する前記連結板側への取外しが行える状態で前記ポンプフランジに取付けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の往復動ポンプ。
  5. 前記冷却手段が、前記滑り軸受における前記カセット体に内嵌される外周部に形成される複数の周方向溝によって構成されている請求項4に記載の往復動ポンプ。
  6. 前記隔膜が、前記ポンプボディに取付けられる厚肉フランジ部と、前記ポンプ軸の根元側に取付けられる先端厚肉板部と、前記厚肉フランジ部と前記先端厚肉板部とに亘る状態で形成される蛇腹部と、を有するベローズに構成されている請求項1〜5の何れか一項に記載の往復動ポンプ。
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