JP2009542385A - 歯科インプラント用保持包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 歯科用インプラントの操作性と包装との単純化を、決して製造間接費を発生させずに行う。
【解決手段】 本発明は、円筒壁部(14)と少なくとも1個の端壁部(16)とを有する細長円筒状受入要素(12)を備えた歯科インプラント用保持包装装置に関する。前記端壁部(16)は歯科インプラント(50)を受ける開口(18)を有し、前記円筒壁部は、この領域において長手開口(20)を有する。前記長手開口(20)を前記円筒壁部(14)の全長にわたって延在させ、前記円筒壁部上において相互に対向して取り付けられるとともに外方に延在する少なくとも2個の把持要素(22、24)を設け、前記円筒壁部(14)を弾性材料により製作し、力を加えることで、前記端壁部(16)の前記開口(18)を拡幅させて歯科インプラントの導入または取り出しを可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒壁部と少なくとも1個の端壁部とを有する細長円筒状受入要素を備えた歯科用または歯科インプラント用の保持包装装置において、前記端壁部は、歯科インプラントを受ける開口を有し、前記円筒壁部は、この領域において長手開口を有する保持包装装置に関する。
この種の保持装置は、例えば欧州特許第0 986 341 B1号の文献により周知である。前記文献には、インプラント用保持要素と、インプラント保管用アンプルとが説明されている。この円筒状アンプルは、歯科インプラントをより大きいパッケージに導入することができるよう保持する役割を果たす。このアンプルは、切欠部を有する円筒状ケーシングを有し、この円筒状ケーシングが取り巻く内部空間内へ、前記切欠部を介して歯科用インプラントを導入することができる。歯科用インプラントをアンプル内に保持するためには、特殊な保持要素が歯科インプラントに接続された後、前記保持要素がアンプルの端壁部に設けられる開口内に挿入される。
前記アンプルの欠点のひとつは、歯科用インプラントの操作性が最適ではなく、追加の保持要素を歯科用インプラントに接続することによって前記インプラントをアンプル内に保持しなければならないところにある。
歯科用インプラントは一般に、操作、輸送および包装時に触れられてはならない鋭敏な表面を有する。インプラントは、操作補助具に螺着または締着されるフィクスチャを備える。前記操作補助具はしばしば、小型ガラス容器のクロージャまたは密栓としての役割を果たし、従って前記小型ガラス容器は一次除菌包装としての役割も果たす。
欧州特許第0 986 341 B1号
一般に、本発明のひとつの目的は、歯科用インプラントの操作性と包装との単純化を、決して製造間接費を発生させずに行うことにある。
この目的は、冒頭に記載の保持包装装置に関しては、長手開口が円筒壁部の全長にわたって延在し、前記円筒壁部上において相互に対向して取り付けられるとともに外方に延在する少なくとも2個の把持要素を設け、前記円筒壁部を弾性材料により製造することで、好ましくは前記把持要素を介して力を加えることによって、端壁部の開口が拡幅し、歯科インプラントの導入または取り出しができるようになるという点において達成される。
歯科インプラントは、締着力により円筒状受入要素内に保持されており、前記締着力が例えば把持要素を「作動させること」または歯科インプラントを直接操作することで減じられることによって、歯科インプラントを保持装置から取り出すことができる。このため、円筒壁部は、該壁部をいくらか拡幅すると、それによって歯科用インプラントを保持する端壁部の受入開口を拡大させることができるように製造される。前記操作は、歯科用インプラントに触れることなしに可能である。さらにまた、前記保持包装装置を平坦面上に、歯科用インプラントを該面と接触させることなしに置くこともできる。
保持包装装置は、その構造が単純であることから、射出成形による製造が可能であり、従って非常に費用効果的な製造が可能になる。
好適な開発形態において、前記円筒壁部は断面において、少なくとも180°の内角を有し、前記長手開口は周方向において、挿入される歯科インプラントの直径と少なくとも同じ大きさとされる。
この方策は、前記円筒壁部が広い領域を取り巻くことによって、前記円筒壁部内に配置される歯科用インプラントが接触等から十分に保護されるという利点を有する。
好適な開発形態において、前記把持要素は、前記円筒壁部上において、同一の平面上に位置するように配置される。
この構成は実用において特に有利であることが立証された。特に、これにより、保持装置を平滑面上において非常に確実に、歯科用インプラントを該面に触れさせることなしに置くことができる。
好適な開発形態において、端壁部の開口は、弓形状に設計されるとともに、長手開口へと向かう縁部において開口する。
この方策は、歯科インプラントを前記開口内に容易に配置できるという利点を有する。ここで、前記弓形は好ましくは、180°を超える角度にわたって延在しており、残りの間隙が開口の直径よりも小さくなることに注意されたい。
好適な開発形態において、前記開口は、受入要素の長手軸と同軸に配置される。
この方策は、第一に、歯科用インプラントを良好に締着できるという利点と、第二に、支持面から前記長手軸までの距離が、歯科用インプラントが前記支持面に触れないような大きさになるという利点とを有する。
好適な開発形態において、長手開口の反対側に位置するスロットは、前記開口から半径方向に延在する。
この方策は、前記開口を拡幅することによって歯科用インプラントの締着解除がより容易になるという利点を有する。
好適な開発形態において、前記受入要素は、可撓性樹脂、好ましくは生体適合性樹脂により製造される。
このことは、前記受入要素を、従って保持包装装置全体の除菌には、全ての通例の除菌方法(放射線、ガス、蒸気)を用いることができるという利点を有する。さらに、例えば樹脂の射出成形によって、前記保持装置を容易に製造することができる。さらにまた、樹脂を用いることによって、前記開口の拡幅に必要な所望の弾性が得られる。
加えて、先行技術による解決策とは対照的に、自身内に収容された歯科用インプラントと一緒に一次除菌包装から取り出された保持包装装置をもう一度通例の方法で除菌することが可能になる。
好適な開発形態において、その他2個の把持要素間にさらに配置される把持要素が設けられる。これらの把持要素は、好ましくは相互に対して90°の角度をなして位置する。
保持装置の操作性は、この第3の把持要素を利用することによってさらに向上する。
好適な開発形態において、それぞれの壁要素が2個の把持要素の上に取り付けられ、前記壁要素は前記把持要素に対して垂直に延在するとともにスペーサ要素としての役割を果たす。
すなわち、換言すれば、挿入された歯科用インプラントの支持面からの距離は、把持要素上に取り付けられる2個の壁要素によってさらに増加し、従って接触の危険性が相応に低下する。さらに、歯科用インプラントが前記壁要素によって、より良く保護される。
好適な開発形態において、端壁部の反対側に位置する受入要素の側部は、扁平な設計となっており、静置面を形成する。
すなわち、換言すれば、これにより、受入要素の長手軸(よって歯科用インプラントの長手軸)が支持面に対して垂直をなすように保持包装装置を置くことができる。従って、操作性をさらに柔軟にすることができる。
好適な開発形態において、端壁部は、少なくとも部分的に前記開口を取り巻く少なくとも2個、好ましくは3個の部分壁部として設けられる。
すなわち、換言すれば、端壁部は、前記開口に対して半径方向に突出するとともに、好ましくは、互いに接続されるのではなくむしろ円筒体の内壁部に単独で取り付けられる個別の部分壁部に分割される。このことは、前記開口を拡幅させるための弾性がさらに高まるという利点を有する。
端壁部または部分壁部は、好ましくは長手方向内方に偏移する。
このことは、挿入された歯科インプラントが突出せずにむしろ円筒体により取り巻かれる空間内に完全に位置するという利点を有する。
本発明によるさらなる利点および改良点は、以下の説明と添付図面とにより明らかになる。
言うまでもなく、上記の特徴および以下に説明する特徴を、本発明の範囲から逸脱することなしに、それぞれ記載されている組合せにおいてだけではなく、異なる組み合わせにおいてまたは単独に用いることができる。
以下に、例示的に実施例を用い、添付図面を参照しながら本発明をより詳細に説明する。
本発明の第1の実施例に従った本発明に係る保持包装装置の3つの斜視図である。 図2A、Bは、図1に従った保持包装装置の異なる2つの斜視図である。 第2の実施例に従った保持包装装置の斜視図である。 本発明の第3の実施例に従った保持包装装置の斜視図である。 本発明のさらなる実施例に従った保持包装装置の斜視図である。
図1に、参照番号10で識別する保持包装装置(以下では略して保持装置と称する)の3つの異なる略図を示す。前記保持装置10は、歯科用または歯科インプラントを後に無菌状態で包装できるよう、該インプラントを受ける役割を果たす。使用する包装は、例えばブリスター包装であって良い。
保持装置10は、円筒壁部14と前記円筒壁部14の一方の端部にある端壁部16とを有する細長円筒状受入要素12を有する。円筒壁部14は、180°を超える角度にわたって延在する(断面図から明らかである)が、この円筒壁部14は、周方向には閉じられていない。その結果として、円筒壁部14の全長にわたって延在する開口20が形成される。この開口20は、図1の一番上の図に示されている。
従って、円筒壁部14は、断面において弓形を形成するが、このとき、この断面は異なる形状を有しても良いことに注意されたい。図1に示す円筒壁部14は、断面において、多角形状の設計とされてもよい。ただし、円筒状の構成が特に有利であることが立証されている。
円筒壁部14の長手軸と同軸に配置される開口18を有する端壁部16は、円筒壁部14の一方の長手端部に取り付けられる。この開口18は、長手開口20の方向に縁部において開口するように設計されており、それによって歯科インプラント50を前記開口内に押し込むことができる。
互いに対して約90°の距離をおいて配置される合計3個の把持要素22、24、26は、円筒壁部14に取り付けられる。結果として、うち2個の外側把持要素22、24は、同一の平面上に位置する。これらの把持要素22〜26は、長手方向に受入要素12の全長にわたって延在するとともに、上面において弓形状を有する。ただし、前記形状は本発明に必須のものではなく、従ってその他の形状も同様に想起可能である。さらにまた、このとき、2個の把持要素は必ずしも同一の平面上に位置しなくても良いことに注意されたい。逆に、例えば第3の把持要素26に対する角度がいずれの場合も90°を超えるように、互いに対して斜めに延在しても良い。
図1に示す保持装置10は、好ましくは、ある一定の弾性を有する生体適合性樹脂であることが好ましい材料により製造される。従って、保持装置10は、射出成形により費用効果的に製造される。選択される材料は、用いられる除菌方法にかかわらず、容易に除菌が可能な材料であるべきである。
図5の上面図において、歯科インプラントは、円筒壁部14により形成される受入空間30内に位置するとともに、この空間内において周囲壁部と接触しないことがわかる。歯科インプラント50は、受入空間30内で、一方の端部において該歯科用インプラントに接続されるとともに他方の端部において端壁部16の開口18内に挿入されるフィクスチャにより保持される。この場合、端壁部16の開口18は、歯科インプラント50のフィクスチャが開口18内に確実に締着されるように選択される。このことは、換言すれば、円筒壁部14の材料が、端壁部16の開口18を拡幅させることができるだけのある一定の弾性を有する必要があること意味する。
例えば2個の把持要素22、24または前記2個の把持要素の内の一方のみが略第3の把持要素の方向の力を受けることによって、歯科用インプラントまたはフィクスチャに加えられる締着力を減じることができる。このような力によって、円筒壁部14が、その断面図から明らかなように、幾分拡幅され、開口20を大きくすることができる。同時に、端壁部16の開口18を同様に拡大することによって、歯科用インプラントを前記開口から容易に取り出すことができる。これと同じことは当然ながら、歯科用インプラントが開口18内に導入される場合にも当てはまり、この導入もまた、2個の把持要素22、24の少なくとも一方に力が加えられることによって開口18が拡幅すると、より容易になる。
既に詳細に説明した保持装置10を、再び図2Aおよび2Bに詳細に示す。これらの図には、下側端部へと向かう縁部において開口する開口18が設けられた端壁部16が明示されている。前記開口18は、例えば円筒壁部14の長手軸36と同軸に位置する。開口18は、180°を上回る角度にわたって弓形状に延在しており、円筒壁部14の縁部に対して直線的に延在する側面34へと繋がる縁部32を該開口の両側部に有する。このことは、図2Bから明らかである。
円筒壁部14の少なくとも部分的に閉じられる長手端部とは対照的に、反対側の長手端部28は、開放設計とされる。従って壁部は設けられず、以って円筒壁部14の弾性が制限されることはない。
保持装置10のまた他の実施例を図3に示すとともに、参照番号10′により識別する。前記保持装置10′は実質的に、図1および2を参照しながら既に説明した保持装置に相当し、従って同じ参照番号により識別される部分の説明を省略することがある。
図1に示す実施例との唯一の相違点は、それぞれの壁部38が2個の外側の把持要素22、24に取り付けられ、前記壁部は、対応する把持要素22、24に対して実質的に垂直に延在するとともに、把持要素22、24の縁部に沿って延在するところにある。これらの2個の壁部38は、上面図に示すように半円形の形状を有する。
従って、前記保持装置が平坦面上に置かれると、2個の把持要素22、24が前記平坦面上に静置されるのではなしに、むしろ保持装置10′が2個の壁部38により前記平坦面から距離をおいて保持される。
この場合の利点は、特に、受入空間30内に配置される歯科用インプラントの意図しない接触がさらに減じられるところにある。
最後に、保持装置のさらに他の改良形態を図4に示すとともに、参照番号10″により識別する。前記保持装置10″も図1および2に従った保持装置10と実質的に同じ構造を有する。このため、同じ参照番号により識別する部分については、以下では説明しない。
最初に説明した保持装置10との相違点のひとつは、2個の把持要素22、24が、上面において矩形の設計とされ、該把持要素に対して垂直に延在する壁部38が端部に設けられるところにある。前記2個の壁部38は、対応する把持要素22および24に対して下方だけではなしに上方にも突出する。結果として、把持要素22または24とそれぞれの壁部38は、各々「T」字形を形成する。前記図に示す把持要素22または24と壁部38との間に90°の角度をなすことが構成として好ましいが、用途により必要な場合は、異なる角度を選択しても良い。
さらに、開口18の領域において、保持装置10″は、開口18から半径方向外方、厳密には上側の把持装置26の方向に延在するスロット41を有する。前記スロット41は、間隙が半径方向に先細となるような三角形の設計とされる。
前記スロット41は、円筒壁部14の弾性を高めることによって、開口18をより容易に拡幅できるようにする役割を果たす。前記開口18を拡幅させるためには、壁部38の上側領域43に、円筒壁部14の方へと向かう力を加えるだけで良い。さらに、図4に示す構成では、開口18の直径をいくらか小さくすることによって、挿入される歯科用インプラント50に対する締着力を増加させることができる。これは、2個の壁部38の下側領域45に力を加えることによって達成される。
図3および4に関連して示す実施例も、好ましくは射出成形により生体適合性樹脂によって製造される。
図5に、実質的に図1に示す保持装置に対応する保持装置10のさらに他の実施例を示す。このため、前記説明の対応する部分を参照しながら説明する。
図1に示す実施例との相違点は、端壁部16がもはや存在しないところにある。その代わりに、周方向に(長手開口20に対して)離間するとともに、自身間に開口18を形成する3個の保持チーク部62、64、66が設けられる。上記のように、前記開口内においてインプラントを受け入れ、かつ保持することができる。端壁部が3個の保持チーク部62、64、66に「分割」されることに加えて、後者はいくらか内方に(長手方向に示されているように)偏移する。このことは、図5から明らかである。このことは、歯科インプラント50が、例えば図1に示す実施例のような場合、保持装置の端面に対してもはや突出しなくなるという効果を有する。さらに、端壁部を個別の保持チーク部に分割することで弾性が高まることによって、特に歯科インプラントの取り外しが容易になる。
図示した全ての保持装置10の概ねの特徴は、挿入される歯科用インプラントを全面的に保護することによって、歯科用インプラントが保持装置と接触することが全く無くなり、操作時に歯科用インプラント表面との接触および前記表面の損傷が起こらなくなることである。歯科用インプラントは、支持台と接触することなしに、保持装置10内の作業領域に静置される。保持装置10を用いることによって、歯科用インプラントは、触れられることなしに、作業領域において操作される。
保持装置10を用いることによって、この目的に通例の道具を用いて該保持装置から歯科用インプラントを取り出した後、歯科用インプラントを確実かつ安定した状態に保持することができる。
歯科用インプラントは、締着を克服すること、または図4に示す実施例においては締着領域を押圧することによって取り出される。

Claims (13)

  1. 円筒壁部(14)と少なくとも1個の端壁部(16)とを有する細長円筒状受入要素(12)を備えた歯科インプラント用保持包装装置であって、前記端壁部(16)は、歯科インプラント(50)を受ける開口(18)を有し、前記円筒壁部は、この領域において長手開口(20)を有する保持包装装置において、
    ‐前記長手開口(20)は、前記円筒壁部(14)の全長にわたって延在し、
    ‐前記円筒壁部上において相互に対向して取り付けられるとともに外方に延在する少なくとも2個の把持要素(22、24)が設けられ、
    ‐前記円筒壁部(14)は弾性材料により製作されており、力を加えることにより前記端壁部(16)の前記開口(18)が拡幅されて歯科インプラントの導入または取り出しを行なうことができることを特徴とする、保持包装装置。
  2. 前記円筒壁部(14)は断面において、少なくとも180°の内角を有し、前記長手開口(20)は周方向において、挿入される前記歯科インプラントの直径と少なくとも同じ大きさであることを特徴とする、請求項1に記載の保持包装装置。
  3. 前記把持要素(22、24)は、前記円筒壁部上において、同一の平面上に位置するように配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の保持包装装置。
  4. 前記端壁部(16)の前記開口(18)は、弓形状に設計されるとともに、前記長手開口(20)へと向かう縁部において開口することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の保持包装装置。
  5. 前記開口(18)は、前記受入要素(12)の長手軸(36)に対して同軸に配置されることを特徴とする、請求項4に記載の保持包装装置。
  6. 前記長手開口(20)の反対側に位置するスロット(41)は、前記開口(18)から半径方向に延在することを特徴とする、請求項4または5に記載の保持包装装置。
  7. 前記受入要素(12)は、可撓性樹脂、好ましくは生体適合性樹脂により製造されることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の保持包装装置。
  8. 前記2個のその他の把持要素(22、24)間に配置されるまた他の把持要素(26)が設けられることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の保持包装装置。
  9. それぞれの壁要素(38)が、前記2個の把持要素(22、24)上に取り付けられ、前記壁要素は、前記把持要素に対して垂直に延在するとともに、スペーサ要素としての役割を果たすことを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の保持包装装置。
  10. 前記端壁部(16)の反対側に位置する前記受入要素(12)の側部は扁平な設計とされて、静置面を形成することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の保持包装装置。
  11. 前記端壁部(16)は、少なくとも部分的に前記開口(18)を取り巻く少なくとも2個の部分壁部(62、64、66)の形態で設けられることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の保持包装装置。
  12. 前記長手開口(20)の内周にわたって等間隔に離間する3個の部分壁部(62、64、66)が設けられることを特徴とする、請求項11に記載の保持包装装置。
  13. 前記端壁部(16)は、長手方向内方に引っ込められることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の保持包装装置。
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