JP2009540768A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 外耳道の骨部内に聴覚装置を保持するシールであって、
   壁と頂部の開口とを有する湾曲したシェルであって、前記シェル壁が、聴覚装置構成要素を保持する空洞を画定し、前記シェルの少なくとも一部分が、音響減衰特性を有する弾性材料を含むシェルを含み、
   前記シェルが前記外耳道内に配置されたときに、前記シェル壁が前記外耳道の形状の変化に動的に従い、それにより、外耳道の壁に、上皮層の毛細血管の静脈還流圧を超えるばね力を加えることなく、前記シェルの外面と前記外耳道の壁との間の音響シールを維持するように、シェル周界に加えられる圧縮力を分布させるよう、前記シェル壁が構成されたシール。
2. 前記シェルが、前記外耳道から前記シールを取り出す力が、前記外耳道に前記シールを挿入する力よりも大きくなるような構造を有し、前記シェルが、前記外耳道の残容積が約０．５ｃｃ未満になるように前記外耳道の前記骨部内に配置されるようなサイズを有し、前記シェル壁が、前記音響シールを維持するように前記圧縮力を分布させるよう構成された形状を有する、請求項１に記載のシール。
3. 前記シェルが、少なくとも約３．０×１０^−３グラム／日ｍｍＨｇ、好ましくは少なくとも約４．０×１０^−３グラム／日ｍｍＨｇの原位置水蒸気透過速度を有する、請求項１または２に記載のシール。
4. 前記シェル壁が、少なくとも約５０グラム／日／ｍ^２／ｍｍＨｇ、好ましくは少なくとも約７０グラム／日／ｍ^２／ｍｍＨｇ、より好ましくは少なくとも約１００グラム／日／ｍ^２／ｍｍＨｇの原位置水蒸気パーミアンスを有する、請求項３に記載のシール。
5. その少なくとも一部分が、前記コーティングに接触した細菌のコロニー形成単位を対数にして約３だけ減少させるように構成された抗菌コーティングを含む、請求項１から４のいずれか１項に記載のシール。
6. 前記シェルが前記外耳道内に配置されたときに、可聴周波数範囲において、前記シェルの内側部分と外側部分との間の少なくとも約３デシベルの音響減衰を達成するように、好ましくは前記シェルが前記外耳道内に配置されたときに、可聴周波数範囲において、前記シェルの内側部分と外側部分との間の少なくとも約１０デシベルの音響減衰を達成するように構成された、請求項１から５のいずれか１項に記載のシール。
7. 前記シェルが、前記シェルによって前記外耳道の壁に加えられるばね圧が約１２ｍｍＨｇを超えないように、好ましくは約６ｍｍＨｇを超えないように、通常約２から約６ｍｍＨｇの範囲にあるように構成された、請求項１から６のいずれか１項に記載のシール。
8. 前記シェルの直径の約１０パーセントまでの、好ましくは前記シェルの直径の約２０パーセントまでの半径方向の変形に関して前記シェルが前記外耳道の形状に従うことができるように構成された剛性を前記シェルが有する、請求項１から７のいずれか１項に記載のシール。
9. 前記シールが長期間、前記外耳道内にあるときに、前記外耳道内の水分の蓄積を最小化するように構成された原位置水蒸気透過速度を、前記シェル壁が有する、請求項１から８のいずれか１項に記載のシール。
10. 前記シェル壁が、前記シールが前記外耳道内にあるときの前記外耳道の骨部の相対湿度と、耳の外側の周囲空気の相対湿度との間の実質的な平衡を可能にするように構成された原位置水蒸気透過速度を有する、請求項１から９のいずれか１項に記載のシール。
11. 約５から約１０ｍｍの範囲の軸方向長さを有する、請求項１から１０のいずれか１項に記載のシール。
12. 前記外耳道の骨部に配置されるように構成された、請求項１から１１のいずれか１項に記載のシール。
13. 使用者の外耳道の骨部内で動作するＣＩＣ補聴器であって、
    マイクロホン・アセンブリと、
    前記マイクロホン・アセンブリから受け取った音響信号を前記使用者の鼓膜に供給するように構成されたレシーバ・アセンブリと、
    前記補聴器に電力を供給するバッテリ・アセンブリであって、前記マイクロホン・アセンブリおよび前記レシーバ・アセンブリのうちの少なくとも一方に電気的に結合されたバッテリ・アセンブリと、
    前記バッテリ・アセンブリ、前記マイクロホン・アセンブリおよび前記レシーバ・アセンブリのうちの１つに結合された請求項１から１２のいずれか１項に記載のシールとを含む補聴器。