JP2009539427A - 固定のための差し込み可能な剛化構造を有する心臓リード - Google Patents

固定のための差し込み可能な剛化構造を有する心臓リード Download PDF

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Abstract

心臓血管内で少なくとも部分的に固定するように適合された心臓リード。リードは、一実施形態では、近位領域と、少なくとも1つの電極及び遠位先端を有する遠位端領域を含む遠位領域とを備えている、細長いリード本体を含む。遠位端領域は、電極及び遠位先端を心臓血管に差し込むことができるように構成される。リードの遠位領域内の剛化構造は、心臓血管内で電極を固定するため、リードの選択部分を剛化するように適合される。剛化構造は、リード本体内に一体的に形成された1つ以上の可膨張性チャンバを含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、「固定のための剛化構造を有する心臓リード(CARDIAC LEAD HAVING STIFFENING STRUCTURES FOR FIXATION)」という名称の、2006年6月2日出願のブルース A.トックマン(Bruce A. Tockman)らによる同時係属中の米国特許出願第11/422,012号に関する。上記に特定した出願を、あらゆる目的のため参照により本明細書に組み込む。
本発明は、医療用電気リードを固定する装置及び方法に関する。特に、本発明は、心臓リードの一部分を心臓血管内で非外傷的に固定する装置及び方法を目的とする。
電気刺激を用いて心臓の不整収縮を治療する埋め込み型医療装置が知られている。代表的な埋め込み型装置は除細動器やペースメーカーである。除細動器やペースメーカー用の様々なタイプの電気リードが提案されてきており、それらの多くは経静脈的に配置される。そのようなリードは、静脈アクセス部位で患者の血管系に導入され、静脈を通って、リードの電極が埋め込まれる部位まで進むか、別の方法として標的の冠状動脈組織に接触する。経静脈的に配置されたリードの電極は、右心房又は右心室の心内膜(心臓の内側を裏打ちする組織)に、あるいは冠状静脈系の分岐血管に差し込むことができる。特に、リード電極は、心臓の左側(即ち、左心室)を感知及び/又は刺激するため、冠状静脈洞又はその分岐血管に差し込まれる。
上述のタイプのリードを所望の差し込み部位で固定するのを容易にするため、様々な技術が使用されてきた。冠状静脈系内に部分的に差し込まれるリードに対する固定技術は、実質的に非外傷性でありながら、リードを電極が差し込まれた分岐血管から自然に押し出す傾向がある、生来の心臓の動きや逆行血流に耐えるのに十分に固定することができなければならない。それに加えて、必要又は所望であれば、差し込み後にリード及び固定構造を部分的又は完全に除去することを可能にし、それを容易にすることが望ましい。
したがって、心臓リードを冠状静脈系内で固定する改善された装置及び方法が継続的に必要とされている。特に、当該技術分野において、依然として後でリードを除去できるようにしながら、リード電極を標的の冠状分岐血管内で有効に固着する固定法が必要とされている。
本発明は、一実施態様では、埋め込まれた医療装置に接続されるように適合されたタイプの医療用電気リードである。リードは、少なくとも埋め込まれた医療装置の埋込み位置から、患者の冠状静脈洞の分岐血管まで延びているように寸法決めされた細長い本体を備える。リード本体は、分岐血管と関連付けられた第1の領域と冠状静脈洞と関連付けられた第2の領域が決められている。リードは、第1の領域内の第1の位置にある第1のチャンバを更に備える。第1のチャンバは流体を収容するように適合される。リードはまた、第1のチャンバと流体連通しており、流体を第1のチャンバに導入することを可能にするように適合されたチャネルを備える。流体を第1のチャンバに導入することによって、第1の位置が剛化されて、分岐血管内での第1の領域を固定する、
別の実施態様では、本発明は、少なくとも埋め込まれた医療装置の埋込み位置から、心臓血管内の位置まで延びているように寸法決めされた細長い本体を備える、埋め込まれた医療装置に接続されるように適合されたタイプの医療用電気リードである。リードは、近位領域、及び心臓血管内に埋め込むように適合された遠位端領域を有する遠位領域が決められている。リードは、分岐血管内での遠位端領域を固定するため、遠位領域内の少なくとも第1の位置を剛化する、遠位領域内の可膨張性剛化手段を更に含む。リードはまた、可膨張性剛化手段と流体連通している第1のチャネルを含む。
更に別の実施態様では、本発明は、心臓血管内で医療用電気リードの一部分を固定する方法である。リードは、遠位端領域、及び流体を収容するように適合された遠位端領域内の少なくとも1つのチャンバを含む。方法は、最初に、遠位端領域が心臓血管内で位置決めされるように、心臓リードを埋込み位置に経静脈的に送ることを含む。次に、流体が、チャンバを剛化して心臓血管内での遠位端領域を固定するようにチャンバに導入される。
多数の実施態様が開示されるが、本発明の例示的な実施態様を図示し説明する以下の詳細な説明から、本発明の更に他の実施態様が当業者には明白になるであろう。したがって、図面及び詳細な説明は事実上の例示であり、限定的ではないものと見なされるべきである。
本発明は様々な修正例及び代替形態に従うものであるが、特定の実施形態を一例として図面に示し、以下に詳細に記載している。ただし、本発明を記載の特定の実施形態に限定するものではない。反対に、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にあるすべての修正例、等価物、代替例を包含する。
図1は、上大静脈21から患者の心臓20内で展開されたリード14に結合されたパルス発生器12を含む心臓調律管理システム10の概略図である。当該技術分野において既知のように、パルス発生器12は、典型的に、患者の胸部又は腹部の差し込み位置で経皮的に埋め込まれる。図示されるように、心臓20は、右心房22及び右心室24、左心房26及び左心室28、右心房22の冠状静脈洞口30、冠状静脈洞31を含み、さらに大心臓静脈33とその代表的な分岐血管34を含む様々な心臓分岐血管を含む。
図1に示されるように、リード14は、近位領域36と遠位領域40を有する細長い本体35を含む。遠位領域40は、少なくとも1つの電極44を含むとともに遠位先端48で終端する遠位端領域42を有する。図1に示される実施形態では、遠位領域40は、上大静脈21、右心房22、冠状静脈洞口30、冠状静脈洞31を通して、冠状静脈洞31の分岐血管34内へと案内され、遠位端領域42、及びひいては電極44と遠位先端48が、分岐血管34内で位置決めされる。リード14の図示される位置は、例えば、生理学的パラメータを感知し、ペーシング及び/又は除細動刺激を心臓20の左側に送るのに使用される位置である。リード14はまた、心臓20の左側(若しくは他の部分)に対して治療するため、大心臓静脈33又は他の分岐血管などの他の心臓血管内で部分的に展開されてもよい。
図2は、差し込み位置にあるリード14の遠位領域40の一部分を示し、遠位端領域42が分岐血管34内で位置決めされている、分岐血管34と冠状静脈洞31の部分切欠図である。図2に示されるように、遠位領域40は、冠状静脈洞31から分岐血管34の入口52を通って、分岐血管34内へと延びる。更に図示されるように、図2の差し込み位置では、電極44は、心臓組織に治療刺激(例えば、ペーシング及び/又は除細動刺激)を送ることができるように、分岐血管34内に配置される。
図2の差し込み位置は、リード14の第1の選択固定部分56、第2の選択固定部分60、第3の選択固定部分64を定義している。図示されるように、差し込み位置では、第1の固定部分56は分岐血管34内の位置を占め、第2の固定部分60は分岐血管34の入口52に隣接して位置決めされ、第3の固定部分64は、第1の部分56と第2の部分60との間を、分岐血管34の入口52を通って延びる。
リード14の部分、特に固定部分56、60、64は、リード14を差し込み位置に送る(また、所望であれば、それに続いてリード14を差し込み位置から除去する)第1の状態即ち可撓性状態(flexible state)と、分岐血管34内の遠位端領域42、特に遠位先端48及び電極44の第2の状態即ち剛化状態(stiffened state)との間で選択的に変化させることができる。部分56、60、64が可撓性状態のとき、リード14は十分に柔軟であって、当該技術分野において既知の器具と技術(例えば、ガイドカテーテル、ガイドワイヤ)を使用して、右心房22及び冠状静脈系を通して進ませることができる。図1及び2に示されるような差し込み位置に送られると、血流(分岐血管34から冠状静脈洞31内への方向)と正常な心臓の動きは、遠位端領域42を分岐血管34から押し出す効果を有する。リードの固定部分56、60、及び/又は64を選択的に剛化する(即ち、これらの部分を第2の、即ち剛化状態に変化させる)ことで、遠位端領域42が分岐血管34の入口52の方向で自発的に動くのを防ぐか、又は大幅に阻止することができ、したがって、遠位端領域42を分岐血管34から除去するのに外力が必要となる。固定部分56、60、及び/又は64は、以下に詳細に例示され、考察される剛化構造を利用して剛化される(即ち、可撓性状態から剛化状態に変化させる)。
図3は、本発明の一実施形態による、第1の固定部分56、第2の固定部分60、第3の固定部分64を剛化することによってもたらされる固定機能を示す。図3に示されるように、剛化状態のとき、部分56、60、64は、冠状静脈洞壁66及び/又は分岐血管壁67によって拘束され、したがって、心臓20の自然な動きによって、及び/又は分岐血管34から冠状静脈洞31内への血流によって加えられる力によって、遠位端領域42が分岐血管34から移動させられるのを防ぐ。ただし、所望であれば、固定部分56の遠位側にあるリードの部分は可撓性のままとすることができ、したがって、心臓周期の間、この部分を心臓20とともに動かすことが可能になる。
いくつかの実施形態では、リード14に沿った選択固定部分56、60、64の位置は、一般に、特定の患者の解剖学的構造と、リード14が部分的に差し込まれる標的分岐血管に基づいて決まることは理解されるであろう。そのような実施形態では、固定は、選択部分56、60、及び/又は64を剛化するように、別個の差し込み可能な剛化構造をリード14に沿って展開することによって達成される。以下に詳細に考察される他の実施形態では、固定部分56、60、及び/又は64の1つ以上は、リード14のそれぞれの部分(1つ若しくは複数)を剛化するため、リード14に沿って定位置でその中に(例えば、リード本体35内に)組み込まれた特定の構造を有する。
図4は、遠位端領域42が分岐血管34内で位置決めされた、図2の差し込み位置にあるように描かれた図1のリード14の一部分の部分断面図である。図4に示されるように、リード14は、一実施形態では、近位端70、リード本体35に封入された絶縁導体74、及び内壁86によって規定される内腔82を含む。図示される実施形態では、内腔82は近位端70から第1の固定部分56を越えて延びる。他の実施形態では、内腔82は省略されてもよく、リード14を通って部分的にのみ延びてもよく、又は、リード14全体を通って遠位先端48まで延びてもよい(図1を参照)。
図4に示される実施形態では、導体74は緊密な間隔のコイルとして示される。あるいは、導体74は、導電性ワイヤ、薄いリボン、又はケーブルとして形成された複数の導電性ワイヤの形態であってもよい。図4では、内腔82の壁86は導体コイル74の内表面によって形成されるが、他の実施形態では、別個の被覆が壁86を形成してもよい。いくつかの実施形態では、リード本体35は、医師がリード遠位先端48及び/又は電極44と分岐血管34の入口52との間の距離を特定するのに使用する、X線不透過性のマーカーを含む(図2を参照)。
図5は、図3のリード14と差し込み可能な剛化部材90を含む、本発明の一実施形態によるリードアセンブリの一部分の部分断面図である。図5に示されるように、差し込まれる部材90は、近位部分94、近位端99を有するとともに遠位端100で終端する予備湾曲(pre-curved)遠位部分98、内部チャネル102を含む。図示されるように、差し込まれる部材90は、リード14の内腔82内に差し込まれ、一般にリード14の第1の選択固定部分56、第2の選択固定部分60、第3の選択固定部分64内で、予備湾曲部分98を用いてリード14に結合されるように適合されている。
差し込まれる部材90の予備湾曲遠位部分98は、リード14の固定部分56、60、64を剛化する(即ち、可撓性状態から剛化状態に変化させる)ように十分に剛性である。そのように剛化されると、固定部分56、60、64は、上述の手法と同様に、遠位端領域42が分岐血管34から自発的に変位されるのを有効に防ぐ。一実施形態では、予備湾曲部分98は、固定部分56、60、64内のリード14に等しい、又はそれを上回る剛性を有してもよい。一実施形態では、差し込まれる部材90の近位部分94は予備湾曲部分98よりも柔軟であるが、これは必須条件ではない。
図示される実施形態では、近位部分94は、図5に示されるように差し込まれたとき、リードの近位端70付近まで、又はそれを越えて延びることができる。一実施形態では、近位部分94はリード本体35に固着されてもよい。近位部分94は、リード14の近位端70まで、あるいはその付近まで延びるので、差し込まれる部材90を除去及び/又は再位置決めするため医師がそこにアクセスすることもできる。差し込まれる部材90のそのような除去によって、更に、遠位端領域42を分岐血管34から除去し、及び/又は、所望であればリード14を患者の身体から完全に除去することが可能になる。他の実施形態では、差し込まれる部材90の近位部分94は、リード本体35に取り付けることができるか、あるいは取り付けないままである可撓性の係留具(tether)の形態であってもよい。いくつかの実施形態では、近位部分94は省略されてもよい。例えば、差し込まれる部材90は、単にその外表面と内腔82の壁との間の摩擦によってリード14に結合されてもよい。更に他の実施形態では、他の構造及び方法が、差し込まれる部材90の位置を固定し、かつその除去を容易にするために使用されてもよい。
差し込まれる部材90は、必要な予備湾曲形状及び所望の固定量を作り出すのに十分な剛直性を提供する任意の構造を有することができる。図示される実施形態では、差し込まれる部材90は管状構造として示される。他の実施形態では、差し込まれる部材90は細長いコイルである。他の実施形態、差し込まれる部材90あるいは予備湾曲部分98は中実(即ち、非管状)構造を有する。更に他の実施形態では、差し込まれる部材90は、中実部分と管状部分の組み合わせでもよい。したがって、差し込まれる部材90は全体を通して連続的な構造を有さなくてもよいことが理解されるであろう。
差し込まれる部材90は、所望の剛直特性を有する任意の材料から作られてもよい。いくつかの実施形態では、差し込まれる部材90は、実質的に金属(例えば、ステンレス鋼、チタン、又はそれらの合金)から作られてもよい。一実施形態では、差し込まれる部材90、又は最低でも予備湾曲部分98は、実質的に形状記憶合金(例えば、ニチノール)から作られる。他の実施形態では、差し込まれる部材90は、実質的に、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK(商標))などの、ポリマー材料から作られてもよい。いくつかの実施形態では、近位部分94と予備湾曲部分98は、所望の相対的な柔軟性をもたらす異なる材料から作られてもよい。上述に基づいて、他の好適な材料が当業者には明白になるであろう。
図6A及び6Bは、チャネル102内に配置された心線104とともに示される、図5の差し込まれる部材90の一部分の断面図である。図示されるように、心線104は、心線104が予備湾曲部分98を通して延ばされたとき、予備湾曲部分98がほぼ真直ぐになって、リード14の内腔82を通して差し込まれる部材90を送るのが容易になるように、差し込まれる部材90の予備湾曲部分98に比べて比較的剛性である。図6Bに示されるように、心線104を差し込まれる部材90の近位部分94内へ近位方向に後退させたとき、予備湾曲部分98は固定のためにその湾曲形状に戻る。いくつかの実施形態では、差し込まれる部材90及び/又は心線104は、以下に考察されるように、医師が固定の適切な位置で差し込まれる部材90を配置するのを助けるため、長さマーカーを含む。
一実施形態では、図6A及び6Bの中で示されるように、差し込まれる部材90は、そのような実施形態ではガイドワイヤに類似した形で動作することができる心線104の上で差し込まれる部材90を展開することができるように、開いた遠位端100を有する。別の実施形態では、差し込まれる部材90は閉じた遠位端100を有し、差し込まれる部材90及び心線104をともにリード14の内腔82を通して前進させると、心線104はこの閉じた遠位端100を押すことができる。
差し込まれる部材90を使用しての分岐血管34内での遠位端領域42の固定は、次のように達成することができる。最初に、当該技術分野において既知の方法にしたがって、遠位端領域42が標的の分岐血管34内で位置決めされるまで、リード14を経静脈的に前進させる。差し込まれる部材90は、内腔82内に予備装填し、リード14の展開と位置決めの間、近位端70付近で保持することができる。あるいは、差し込まれる部材90は、リード14が差し込み位置に送られた後にのみ、内腔82に装填されてもよい。リード14がそのように位置決めされると、次に、差し込まれる部材90はリード14の内腔82を通して前進させられる。一実施形態では、心線104は、差し込まれる部材90をその後に展開するためのガイドワイヤとして動作するように、最初に内腔82を通して前進させられる。別の実施形態では、特に差し込まれる部材90の遠位端100が閉じられているか、あるいはキャッピングされている実施形態では、心線104はチャネル102に部分的又は完全に挿入され、差し込まれる部材90及び心線104は、差し込まれる部材90が図5に示されるような所望の差し込み位置でリード14に結合されるまで、内腔82を通して遠位側に前進させられる。
上述したように、リード14及び/又は差し込まれる部材90は、いくつかの実施形態では、差し込まれる部材90の固定に対する適正な位置を特定する構造を含んでもよい。例えば、一実施形態では、リード本体35は、X線透視法に基づいて、医師がリード遠位先端48と分岐血管入口52との間の距離を判断することができるX線不透過性のマーカーを含む。それに加えて、差し込まれる部材90の近位部分94及び/又は心線104は、差し込まれる部材90の遠位端100の挿入長さを特定する長さマーカーを含んでもよい。リード本体35の長さも分かっているので、次に、医師は、差し込まれる部材90の予備湾曲部分98を固定の正確な位置に位置決めする挿入長さを決定することができる。
図7は、部分的に差し込まれた、リード14とリード14の上に配置された管状の剛化シース110を含む代替例のリードアセンブリを示す、冠状静脈洞31と分岐血管34の部分切欠図である。図7に示されるように、シース110は、近位部分114と予備湾曲遠位部分118を含む。予備湾曲部分118は、リード14の固定部分56、60、64を剛化する(即ち、それらを可撓性状態から剛化状態に変化させる)ように、十分に剛性である。そのように剛化されると、固定部分56、60、64は、上述の手法と同様に、遠位端領域42が分岐血管34から自発的に変位されるのを有効に防ぐ。一実施形態では 予備湾曲部分118は、固定部分56、60、64内のリード14に等しい、又はそれを上回る剛性を有する。一実施形態では、近位部分114は予備湾曲部分118よりも柔軟であるが、これは必須条件ではない。
したがって、図7に示される差し込み位置では、シース110は、遠位端領域42を分岐血管34から除去するのに近位方向に向いた外力が必要であるように、予備湾曲部分118がリード14の固定部分56、60、64を剛化するように位置決めされた状態で、リード本体35の上に配置される。図示される実施形態では、シース110は、シース110をリード本体35の上で前進させるのに使用されるガイドカテーテル124から遠位側に延びる。
図8は、シース110が図7に示される差し込み位置にあるリード本体35の上に位置決めされた、リード14の一部分の部分断面図である。図8に示されるように、シース110の近位部分114はリード14の近位端70まで延びる。近位部分114はまた、シース110を展開するのに使用されるガイドカテーテル124の近位端を越えて延びることができることが理解されるであろう。そのような実施形態では、近位部分114は、シース110を所望の位置で(例えば、図示されない縫合スリーブ又は他の固着構造によって)固着する構造を提供し、また、所望であれば、医師が把持してシース110を再位置決め及び/又は除去することができる構造も提供する。更に他の実施形態では、近位部分114は省略されてもよく、実質的に予備湾曲部分118のみから成るシース110は、押しチューブを使用して適所に押し込まれてもよい。そのような実施形態では、シース110/予備湾曲部分118は、リード本体35上のリード14に恒久的に結合されてもよく、あるいは除去器具によって係合される構造を含んでもよい。
一実施形態では、シース110は、ほぼ又は全体的にポリマー材料で作られる。一実施形態では、近位部分114は、比較的剛性の予備湾曲部分118に使用される材料よりも低いジュロメータ硬さを有するポリマー材料から作られる。一実施形態では、予備湾曲部分118は、限定するものではないが、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK(商標))ポリエーテル、ブロックアミド(PeBax(商標))などの様々なポリマーを含む、予備成形カテーテルに使用される当該技術分野において既知の材料で作られてもよい。更に別の代表的な実施形態では、シース110は、予備湾曲部分118を形成するため、比較的剛性の材料(例えば、PEEK(商標)又はPTFE)でコーティングされた可撓性コイルを含むことができる。シース110の他の材料や材料の組み合わせが、上述に基づいて当業者には明白になるであろう。
図9A及び9Bは、リード14の遠位端領域42を分岐血管34内に差し込んだ後、リード本体35の上にシース110を展開するために、一実施形態によるガイドカテーテル124内で部分的に配置されたシース110を示す。図9Aに示されるように、ガイドカテーテル124は、シース110を所望の差し込み部位に送るため、シース110の予備湾曲部分118をほぼ真直ぐにすることができるように、十分に剛性である。図9Bに示されるように、ガイドカテーテル124を近位側に後退させたとき、予備湾曲部分118は図7に示されるようなその予備湾曲形状に戻る。
動作の際、リード14は、最初に、当該技術分野において既知の方法にしたがって遠位端領域42が標的の分岐血管34中に位置決めされるまで、経静脈的に前進させられる。リード14がそのように位置決めされると、シース110は、固定の所望位置までリード本体35の上で前進させられる。一実施形態では、ガイドカテーテル124は、分岐血管34内へ遠位側に延びるまでリード本体35の上で前進させられ、シース110は次に、ガイドカテーテル124を通して、リード本体35の上で差し込み位置まで前進させられる。あるいは、シース110は、ガイドカテーテル124をリード本体35の上で前進させる前に、ガイドカテーテル124に挿入されてもよく、その場合、シース110とガイドカテーテル124はともにリード本体35の上で前進させられる。更に別の方法として、シース110は、リード14上に予備装填されてもよいが、リード14を送る間、近位位置(即ち、近位端70付近)で保持される。そのような場合、リード14は標的の分岐血管位置まで前進させられ、次に、シース110が固定のためにその差し込み位置まで前進させられ、シース110を展開する間、リード14は安定して保たれる。
シース110は、いくつかの実施形態では、図7に示される位置でシースを適切に配置するのを助けるため、X線不透過性のマーカーを含んでもよい。シース110が適切に位置決めされると、ガイドカテーテル124は、シース110の予備湾曲部分118が露出するように近位側に後退させられる。
図10は、その中に部分的に展開された、予備湾曲された差し込み可能な剛化構造を含むリード14を示す心臓20の部分切欠図であり、図示される実施形態では、剛化構造は本発明の別の実施形態によるシース130である。図10に示されるように、シース130は近位端132と遠位端133を含む。シース130は、リード本体54の上に差し込まれるようにされ、リード14が図10に示されるような差し込み位置にあるとき、近位端132は上大静脈21内に配置され、遠位端133は冠状静脈洞31内に配置される。
シース130は、図10に示されるように、上大静脈21から冠状静脈洞31内まで延びるリード14の部分を剛化するのに十分な、ほぼ連続的な剛性を有する。一実施形態では、シース130は、リード14に等しい、又はそれを上回る剛性を有する。更に図示されるように、シース130は、リード14が右心房22及び/又は上大静脈21の壁に接触し、それを支えることができるのに十分な半径を有する、予備成形された曲率を有する。したがって、右心房22及び/又は上大静脈21の壁とリード14の剛化部分との間の接触は、逆行血流又は生来の心臓の動きによって加えられる力によって、リード14がその差し込み位置から近位側に変位するのを防ぐ。
シース130は、所望の剛性と予備湾曲形状を提供する、当該技術分野において既知の任意の材料で作られていてもよい。図示される実施形態では、シース130は、実質的に予備湾曲セグメントのみから成り、例えば上述したように押しチューブを使用して、リード本体35の上で展開させることができる。他の実施形態では、シース130は、上述のシース110に類似の比較的可撓性の近位部分を含んでもよい。そのような実施形態では、シース130は、所望であれば、冠状静脈洞にアクセスするガイドカテーテルとして使用することができる。
他の実施形態では、リード14は、その位置で適所に、かつリード内腔内で展開するようにされた差し込まれる部材を使用して、図10に示される手法で固定されてもよい。そのような実施形態では、差し込まれる部材は、上述の差し込まれる部材90とほぼ同じ構造を有してもよい。
図11は、リード14の遠位端領域42を心臓分岐血管34内で固定する代替実施形態を示す、心臓分岐血管34と冠状静脈洞31の部分断面図である。図11に示されるように、第1の固定部分56と第2の固定部分60は比較的剛性(即ち、剛化状態)であるが、第3の固定部分64は比較的可撓性のまま(即ち、可撓性の送り状態と同様)である。この構成では、分岐血管34から遠位端領域42を押し出す傾向がある力によって、第1の固定部分56が第3の固定部分64を冠状静脈洞壁66に押し付ける。同時に、第1の固定部分56は分岐血管壁67によって拘束され、比較的剛性の第2の固定部分60は、可撓性の第3の固定部分64が曲がって近位側に変位することができる量を制限する。
図12は、リード14と代替の剛化構造を含むリードアセンブリの一部分の部分断面図であり、図示される実施形態では、剛化構造は図11に示されるように、固定のためにリード14に結合された差し込まれる部材140である。図12に示されるように、差し込まれる部材140は、リード14の内腔82内に配置され、近位部分144、遠位端150を有する第1の剛性セグメント148、可撓性セグメント154、近位端162を有する第2の剛性セグメント160を含む。図示される実施形態では、差し込まれる部材140は管状であり、全体を通してチャネル164を有する。第1の剛性セグメント148と第2の剛性セグメント160は、可撓性セグメント154よりも剛性であるように構成される。差し込まれる部材140の可撓性セグメント154は、リード14よりも、特にリード14の第3の固定部分64よりも可撓性が高くても低くてもよい。
図12に示されるように、差し込まれる部材140は、リード14の内腔82内に差し込まれ、第1の剛性セグメント148が分岐血管34内に配置され、第2の剛性セグメント160が分岐血管入口52に隣接して配置され、可撓性セグメント154が分岐血管入口52を通って延びるように、選択的に位置決めされるようになっている(図11を参照)。第1の剛性セグメント148と第2の剛性セグメント160は、固定のためにリード14の固定部分56、60を剛化する(即ち、それらを可撓性状態から剛化状態に変化させる)ように、十分に剛性に構成される。一実施形態では、第1の剛性セグメント148と第2の剛性セグメント160は、固定部分56、60内のリード14に等しい、又はそれを上回る剛性を有してもよい。したがって、差し込まれた状態では、第1の剛性セグメント148と第2の剛性セグメント160は、遠位端領域42を分岐血管34内で固定するため、リード14の固定部分56、60を剛化する(即ち、それらの部分を可撓性状態から剛化状態に変化させる)ように作用する。可撓性セグメント154は、図11に示されるように位置決めされたとき、第3の固定部分64の可撓性に対する影響が最小限であるように構成されてもよい。この構成は、図11に示されるように、リード14の遠位端領域42が分岐血管34から押しだされるのを防ぐように作用する。可撓性セグメント154の比較的高い可撓性により、このセグメントは、冠状静脈洞31(又は大心臓静脈33などの他の主要血管)と分岐血管34から移行することによって曲がることが可能になる。
図12の図示される実施形態では、差し込まれる部材140は管状構造を有するものとして示される。この実施形態では、剛性セグメント148、160の管壁厚さは可撓性セグメント154よりも大きく、したがって、剛性セグメントと可撓性セグメントの所望の相対的な可撓性がもたらされる。他の実施形態では、差し込まれる部材140は細長いコイルであってもよく、その場合、剛性セグメント148、160は、可撓性セグメント154よりもより大きな外径を有し、及び/又はそれよりも重いワイヤで作られる。あるいは、剛性セグメント148、160と可撓性セグメント154は、異なる剛性特性を有する異なる材料から作られてもよい。要約すれば、剛性部材148、160と可撓性セグメント154の所望の相対的可撓性を提供する任意の構造又は方法を、本発明の範囲内で使用することができる。それに加えて、差し込まれる部材140は、差し込まれる部材90に関して上述した材料を含む、所望の剛性特性を提供する任意の材料及び材料の組み合わせから作られてもよい。
一実施形態では、差し込まれる部材140は、上述の差し込まれる部材90に使用されるものに類似の心線(図12には図示なし)を使用して、リード14の内腔82内で展開される。例えば、差し込まれる部材140の遠位端150は、心線が、差し込まれる部材140を所望の差し込み位置に押す押し部材として作用することができるように、キャッピングされてもよい。別の実施形態では、チャネル164は、直径が低減された部分(例えば、第2の剛性セグメント160から可撓性セグメント154への移行部における)、又は差し込まれる部材140を展開する間、押し部材を押し付ける停止部として働く内部突起を有してもよい。更に他の実施形態では、近位部分144は、比較的薄い係留具の形態であってもよく、押しチューブを係留具の上に配置して、第1の剛性セグメント148に押し付けて差し込まれる部材140を配備することができる。
図13は、リード14と、図11に示される手法でリード14の選択固定部分56、60を剛化する、内腔82に差し込まれる代替の差し込み可能な剛化部材170とを含むリードアセンブリの一部分の部分断面図である。図13に示されるように、差し込まれる部材170は、別の方法では、差し込まれる部材170の部分174、178、182が全体を通してほぼ中実であることを除いて、上述の差し込まれる部材140の対応する部分にその機能が類似している、第1の剛性セグメント174、可撓性セグメント178、第2の剛性セグメント182を含む。図示されない他の実施形態では、差し込まれる部材170が中実部分と管状部分の組み合わせを含んでもよいことが理解されるであろう。
図13に示される実施形態では、第1の剛性セグメント174と第2の剛性セグメント182は、可撓性セグメント178よりも厚いように示されており、それによってそれらの部分の中で剛性の所望の差異がもたらされる。他の実施形態では、部分174、178、及び/又は182は、異なる剛性特性を有する異なる材料で作られてもよい。他の実施形態では、可撓性セグメント178は、所望の柔軟性を与えるため、部分178内に切溝又は他の構造的特徴を配置することによって比較的可撓性にされてもよい。
図13に更に示されるように、差し込まれる部材170は、リード14の近位端70付近を延びる近位部分(上記に例示し記載したような差し込まれる部材90、140に示されるような)の代わりにハブ構造188を含む。ハブ188は、差し込まれる部材170を差し込み後に再位置決め及び/又は除去するのを容易にするため、把持器具によって係合のための構造を提供する。上述の代表的な差し込み可能な剛化構造(例えば、差し込まれる部材90、140)はいずれも、それらの再位置決め及び/又は除去を容易にするため、近位部分若しくは係留具の代わりに、又はそれに加えて類似の構造を含んでもよいことが理解されるであろう。更に、中実の差し込まれる部材170も、他の実施形態では、上述の実施形態に類似の近位部分又は係留具を含んでもよい(ハブ188に加えて、又はその代わりに)ことが理解されるであろう。
一実施形態では、差し込まれる部材170は、ハブ188に押し付ける押し部材を使用して内腔82内で展開されてもよい。あるいは、差し込まれる部材170が、ハブ188の代わりに、又はそれに加えて近位側係留具を含む場合、押し部材は、係留具の上に配置されるようにされた押しチューブの形態であってもよい。内腔82を通して差し込まれる部材170を前進させる他の装置及び方法が、当業者には明白になるであろう。
図13に更に示されるように、リード14は、一実施形態では、差し込まれる部材170を差し込み位置で固定するために固着させる、内腔82内の弾性リブ189と停止部190を含む。図13に示されるように、リブ189は、内腔82に沿って間隔を空けた位置で配置され、弾力があり、差し込まれる部材170を遠位方向に移動させる一方、その後の近位方向への移動を防ぐことができるような形状にされる。それに加えて、差し込まれる部材170を除去することが望まれる場合、除去器具を挿入してリブ189を撓ませて、差し込まれる部材179が後退できるようにすることができる。更に図示されるように、停止部190は、差し込まれる部材190の剛性セグメント174よりも小さな直径を有する内腔190の直径が低減された部分であり、予め定められた地点を越えて差し込まれる部材170が遠位側に移動するのを防ぐように作用する。差し込まれる部材170を所望位置で固着するための他の構造や技術が明白になるであろう。更に、類似の構造を、上述の他の差し込まれる部材の実施形態とともに使用してもよいことが理解されるであろう。
差し込まれる部材170は、差し込まれる部材90、140に関して上述した材料を含む、所望の剛性特性を提供する任意の材料及び材料の組み合わせから作られてもよい。
図は、リード14の主要内腔82(即ち、導体74によって形成された内腔)内に配置される差し込まれる部材90、140、170を示しているが、他の実施形態では、それぞれの差し込まれる部材は、例えばリード本体35を通って延びる他の内腔内に配置されてもよいことが理解されるであろう。
図14は、リード14と、この実施形態ではリード本体35の上に配置される、図11に示されるようなリード14の第1、第2の固定部分56、60を剛化する管状シース194である代替の差し込み可能な剛化構造とを含むリードアセンブリの一部分の部分断面図である。図14に示されるように、管状シース194は、近位部分196、第1の剛性セグメント198、可撓性セグメント204、第2の剛性セグメント210を含む。図示されるように、可撓性セグメント204は第1の剛性セグメント198と第2剛性セグメント210との間を延びる。
差し込まれる部材194は、リード14の本体35の上に差し込まれ、第1の剛性セグメント198が分岐血管34内に配置され、第2の剛性セグメント210が分岐血管入口52に隣接して配置され、可撓性セグメント204が分岐血管入口52を通って延びるようにして、位置決めされるようになっている(図11を参照)。したがって、差し込まれた状態では、第1の剛性セグメント198と第2の剛性セグメント210は、遠位端領域42を分岐血管34内で固定するため、リード14の選択固定部分56、60を剛化する(即ち、それらの部分を可撓性状態から剛化状態に変化させる)ように作用する。可撓性セグメント204は、第3の固定部分64の可撓性に対する影響が最小限であるように構成されてもよい。上述の、図11に示される差し込まれる部材140、170と同様に、この構成は、遠位端領域42が分岐血管34から押し出されるのを防ぐように作用する。シース194は、例えば管状シース110に関して上述したようなガイドカテーテルを使用して、リード14の本体35の上で展開されてもよい。
一実施形態では、シース194はほぼ又は全体的にポリマー材料で作られる。一実施形態では、可撓性セグメント204は、第1のセグメント198と第2のセグメント210に使用される材料よりも低いジュロメータ硬さを有するポリマー材料から作られる。別の実施形態では、部分198、204、210は、所望の柔軟性を提供するための切目又は切溝を含む可撓性セグメント204と同じ材料から作られてもよい。更に別の代表的な実施形態では、シース194は、比較的剛性の材料(例えば、PTFE)でコーティングされた可撓性コイルを含むことができ、それは次に、エッチングされるか、又は別の方法で除去されて可撓性セグメント204を形成し、残っているコーティング部分は剛性セグメント198と210を形成する。
上述のシース110と同様に、いくつかの実施形態では、近位部分196は、リード14の近位端70まで、又はその近くを、シース194を展開するのに使用されるガイドカテーテルの近位端を越えて延びるようにサイズ決めされてもよい。そのような実施形態では、近位部分196は、シース194を所望の位置で固着する(例えば、縫合スリーブ又は他の固着構造によって)構造であり、また、所望であればシース110を除去するのを容易にするため、シース194へアクセス可能である。更に他の実施形態では、近位部分196は省略されてもよく、シース194は、押しチューブを使用して適所に押し込まれてもよい。そのような実施形態では、シース194は、リード本体35上に恒久的に存在してもよく、又は別の方法として、ガイドカテーテルを通して展開される除去工具によって係合する構造(例えば、管状シースに適合された、差し込まれる部材170のハブ188に類似のハブ)を含んでもよい。
図15A、15Bは、本発明の別の実施形態による、リード14と、代替の差し込み可能な剛化部材220とを含むリードアセンブリの部分断面図である。図15Aに示されるように、差し込まれる部材220は、第1のバルーン226と第2のバルーン232、これらのバルーン226、232に流体接続する第1のチューブ240、第2のバルーン232から近位側に延びる、リード14の近位端70まで延びるように寸法決めされた第2の、又は近位側チューブ246を含む。図示されるように、近位側チューブ246は近位側開口部250を含む。バルーン226、232は、流体を収容し、送るための圧潰状態から、分岐血管入口52の遠位側と近位側それぞれのリード14の部分を剛化する拡張(即ち、膨張し加圧された)状態に変化するようになっている。したがって、バルーン226、232は、そのように拡張されたとき、上述の差し込まれる部材140の剛性セグメント148、160とほぼ同じ、固定のための剛化機能を提供する。同様に、チューブ240は、例えば、差し込まれる部材140の可撓性セグメント154とほぼ同じ柔軟性特性を有してもよい。図15Aは、圧潰された送り状態のバルーン226、232を示し、図15Bは、固定のための拡張状態でリード14に結合されたバルーン226、232を示す。一実施形態では、バルーン226、232は、流体を抜取って、所望であれば差し込まれる部材220を再位置決め及び/又は除去できるようにすることによって、それらの圧潰状態に戻すことができる。
チューブ240は、バルーン226、232の両方と流体連通しており、近位側チューブ246は、第2のバルーン232と流体連通しているとともに、近位側開口部250を介してバルーン226、232に流体を充填し、膨張させるダクトとなっている。一実施形態では、近位側チューブ246はまた、近位側開口部250を閉じ、封止して、バルーン226、232内で流体を維持する、閉止構造(図示なし)を含む。バルーン226、232は、バルーンカテーテルなどを充填する、例えば空気や食塩水などの、当該技術分野において既知の任意の流体で充填される。一実施形態では、バルーン226、232は、液態で導入し、それに続いてバルーン226、232内の適所で硬化させることができる、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)などの硬化性ポリマーで充填され、膨張させられてもよい。
差し込まれる部材220の図示される実施形態は、差し込まれる部材140、170に関して上述した送り装置及び方法のいずれかを使用して、リード内腔82内で展開されてもよい。別の実施形態では、バルーン226、232とチャネル240、246はリード14に取り付けられる(即ち、別個の差し込まれる部材220の部分ではない)。
図16は、本発明の別の実施形態によるリード250の部分断面図である。図16に示されるように、リード250は、近位端256を有する近位領域254を規定する細長い本体252、及び上述のような心臓血管に埋め込むように適合された遠位端領域262を含む遠位領域260を含む。更に図示されるように、リード本体252は外側絶縁壁264を含み、リード250は、近位端256から遠位端領域262を少なくとも部分的に通って延びる内腔268を含む。リード250は更に、リード本体252に組み込まれた第1と第2のほぼ環状のチャンバ280、282及び第1と第2ののチャンバ280、282に流体連通している第1のチャネル284を含み、かつ第2のチャンバ282と流体連通しており、リード250の近位端256付近に近位側開口部290を含む第2の近位側チャネル286を含む。
図示される実施形態では、チャンバ280、282はほぼ環状であり、リード本体252を完全に取り囲んで円周上を延びる。他の実施形態では、チャンバ280、282の一方又は両方は、リード本体252を完全に取り囲んで円周上を延びなくてもよい。更に、図示される実施形態では、チャネル284、286はリード本体252内に配置される。他の実施形態では、チャネル284、286は、リード250の内腔268内に配置された、長手方向に向けられたチューブの形態であってもよい。
チャンバ280、282の位置は、図11に示される手法で、遠位端領域262を固定する、リード250の固定部分270、274を定義する。チャンバ280、282は、流体を収容し、リード250を送る圧潰された可撓性状態から、遠位端領域262を標的の心臓血管内で固定する拡張された剛化状態に変化するようになっている。チャンバ280、282は更に、分岐血管入口52の遠位側と近位側にそれぞれ配置されるようにされる(図11を参照)。したがって、チャンバ280、282は、そのように拡張されたとき、例えば、上述の差し込まれる部材140の剛化セグメント148、160とほぼ同じ、リードを固定する剛化機能を提供する。
チャネル284、286は、チャンバ280、282を充填して、それによって所望のようにリード本体252を剛化するフローダクトとなっている。図16から明白なように、流体は、近位側開口部290を介して近位側チャネル286に導入される。差し込まれる部材220に関して上述した流体のいずれかが、チャンバ280、282を充填し、剛化するのに使用されてもよい。それに加えて、上述の差し込まれる部材220と同様に、近位側チャネル286は、いくつかの実施形態では、近位側開口部290を閉じてチャンバ280、282内で流体を維持する閉止構造を含んでもよい。
チャンバ280、282は、リード本体252の壁264内の任意の場所に配置することができる。例えば、一実施形態では、チャンバ280、282は壁264の外表面付近に配置されてもよい。あるいは、チャンバ280、282は壁264内で心合わせされてもよい。更に他の実施形態では、チャンバ280、282は第2の内腔内に配置されてもよい。
図17は、リード14の遠位端領域42を心臓分岐血管34内で固定する代替実施形態を示す、冠状静脈洞31と心臓分岐血管34の部分断面図である。図17に示されるように、第1の固定部分56は剛化状態であるが、リードの残りの部分は比較的可撓性のままである。図示されるように、遠位端領域42を分岐血管34から押し出す傾向がある力(例えば、逆行血流又は心臓周期の間の心臓の生来の移動)により、剛化された固定部分56はリード本体35を冠状静脈洞31の壁66の中へ押しやる。それに加えて、分岐血管壁67によって生じる干渉は、剛化部分56が分岐血管入口52を通して変位されるのを防ぐ。
図18は、リード14と、図17に示される手法でリードを固定する代替の差し込み可能な剛化部材300とを含む、リードアセンブリの一部分の部分断面図である。図18に示されるように、差し込まれる部材300は内腔82内に配置されるように適合され、剛性セグメント310を含み、かつ剛性セグメント310から近位側に延びる可撓性セグメント320を含む。図示されるように、剛性セグメント310は、差し込み位置にあるとき、剛性セグメント310が分岐血管34内に配置されるように、リード14の遠位端領域42で内腔82内に位置決めされるようにされる。したがって、剛性セグメント310は、そのように位置決めされたとき、リードの固定部分56を剛化する(図17を参照)。更に図示されるように、可撓性セグメント320は、剛性セグメント310が遠位端領域42に配置されたとき、リード14の近位端70まで、又はそれを越えて近位側に延びることができるようにされる。
図18に示される実施形態では、剛性セグメント310と可撓性セグメント320はほぼ中実の構造を有するように示される。しかし、剛性セグメント310と可撓性セグメント320は、遠位端領域42が、それが差し込まれている分岐血管から自発的に変位するのを防ぐように、リード14の固定部分56を剛化する所望の効果を与える任意の構造を有してもよいことが理解されるであろう。例えば、剛性セグメント310は、差し込まれる部材90、140、170の剛性セグメントに関して上述した構造のいずれかを有してもよい。同様に、可撓性セグメント320は、差し込まれる部材90、140、170の可撓性部分に関して上述した構造のいずれかを有してもよい。一実施形態では、剛性セグメント310はバルーンの形態であってもよく、可撓性セグメント320は、差し込まれる部材220に関して記載したような、流体をバルーンに導入するチャネルであってもよい。他の実施形態では、可撓性セグメント310は省略されてもよい。
当業者には明白になるように、他の実施形態では、差し込まれる部材300は、リード本体の上に差し込むため、剛性のセグメントを有するシースの形態であってもよい。そのような実施形態では、シースは、シース110、194に関して上述された構造を含む、リードの固定部分56を剛化する所望の効果を提供する任意の構造を有してもよい。それに加えて、他の実施形態では、リードは、リード250に関して上述したような、流体を収容するように適合されたリード本体自体の中のチャンバを含むことによって、図17に示される手法で固定のために剛化されてもよい。そのような実施形態では、差し込まれる部材を提供する必要がないことが理解されるであろう。
剛性セグメント310は、有利には、剛性セグメント310と血管壁66、67との間の接触を促進するように寸法決めされる。例えば、図17に示される実施形態では、剛性セグメント310は、望ましくは、リード14の剛化部分56が分岐血管入口52を通して冠状静脈洞31内へと操作されるのを実質的に防ぐのに十分な長さを有する。いくつかの実施形態では、剛性セグメント310は約1cm〜約5cmの長さを有してもよい。一実施形態では、剛性セグメントは約2cmの長さを有してもよい。他の実施形態では、剛性セグメント310は、5cm超過又は1cm未満の長さを有してもよい。したがって、差し込み可能な剛化部材300は、患者の冠状動脈の解剖学的構造及び/又は異なる差し込み部位におけるばらつきに適応するように、様々な剛性セグメント長さで提供することができる。それに加えて、同じサイズ決め要件、ひいては剛化構造のサイズ決めにおける同じ柔軟性が、上述の他の実施形態すべてに適用可能であることが理解されるであろう。
更に、本発明の様々な実施形態は、冠状血管系における使用に限定されないことが理解されるであろう。より正確には、本発明の固定構造及び方法は、細長いリードや他の差し込まれる構造を患者の血管系の他の区域(例えば、肺動脈)に固定するのに容易に使用されてもよい。
本発明の範囲から逸脱することなく、上述の代表的な実施形態に対して様々な修正及び追加を行うことができる。例えば、上述の実施形態は特定の特徴を指しているが、本発明の範囲は、機構の異なる組み合わせを有する実施形態だけでなく、上述の特徴をまったく含まない実施形態を含む。したがって、本発明の範囲は、すべてのそのような代替例、修正例、変形例を、それらの等価物すべてを含めて特許請求の範囲内にあるものとして容認するものとする。
本発明の一実施形態による、患者の心臓内で展開されたリードに結合されたパルス発生器を含む心臓調律管理システムの概略図である。 リードがそこに部分的に差し込まれた遠位領域を示す心臓血管の部分断面図である。 本発明の一実施形態による、心臓血管内でリードの遠位端を固定する技術を示す、図2に示される心臓血管の部分切欠図である。 図1のリードの一部分の部分断面図である。 本発明の一実施形態による、リードを固定する剛化構造を備えた図1のリードを含むリードアセンブリの一部分の部分断面図である。 図6A及び6Bは、図5の剛化構造の断面図である。 本発明の別の実施形態による、差し込み位置にあり、リードを固定する差し込み可能な剛化シースを含むリードアセンブリを示す臓血管の部分断面図である。 リード本体の上で位置決めされた図7のシースを示すリードの部分断面図である。 図9A及び9Bは、リード本体の上でシースを展開するため、一実施形態によるガイドカテーテル内に部分的に配置された図7のシースを示す図である。 本発明の別の実施形態による、心臓内で部分的に展開された、差し込み可能な剛化シースを含むリードを示す、心臓の部分切欠図である。 心臓血管内でリードの一部分を固定する、代替実施形態を示す心臓血管の部分切欠図である。 図1のリード、並びに図11に示される手法で心臓血管内でリードの一部分を固定する代替の剛化構造を含む、リードアセンブリの一部分の部分断面図である。 図1のリード、並びに図11に示される手法で固定する、リードの剛化部分に対する代替の差し込み可能な剛化構造を含む、リードアセンブリの一部分の部分断面図である。 図1のリード、並びに本発明の別の実施形態による代替の差し込み可能な剛化構造を含む、リードアセンブリの部分の部分断面図である。 図15A及び15Bは、図1のリード、並びに本発明の別の実施形態による差し込み可能な剛化部材を含む、リードアセンブリの一部分の部分断面図である。 本発明の別の実施形態によるリードの部分断面図である。 本発明の別の実施形態による、心臓血管内でリードの一部分を固定する代替技術を示す心臓血管の部分断面図である。 図1のリード、及び図17に示される手法でリードを固定する差し込み可能な剛化部材を含む、リードアセンブリの一部分の部分断面図である。

Claims (16)

  1. 埋め込まれた医療装置に接続されるように適合されたタイプの医療用電気リードであって、前記リードが、
    少なくとも埋め込まれた医療装置の埋込み位置から、患者の冠状静脈洞の分岐血管まで延びているように寸法決めされた細長い本体と、
    前記第1の領域内の第1の位置にあり、流体を収容するように適合された第1のチャンバと、
    前記第1のチャンバと流体連通しており、流体を前記第1のチャンバに導入することを可能にするように適合されたチャネルと
    を備え、前記本体は、
    前記分岐血管と関連付けられた第1の領域と、
    前記冠状静脈洞と関連付けられた第2の領域とが決められており、
    前記分岐血管内で前記第1の領域を固定するために、前記流体を前記第1のチャンバに導入することを特徴とする医療用電気リード。
  2. 前記第1のチャンバが環状である請求項1に記載のリード。
  3. 前記第1のチャンバが前記リード本体の周りを部分的に延びている請求項1に記載のリード。
  4. 前記リード本体が絶縁シースを含み、前記第1のチャンバが前記絶縁シース内に配置される請求項1に記載のリード。
  5. 前記チャネルが絶縁シース内に配置される請求項4に記載のリード。
  6. 前記チャネルが、前記第1のチャンバから前記リードの近位端に隣接した位置まで延びている請求項1に記載のリード。
  7. 前記第2の領域内の第2の位置に第2のチャンバを更に備え、前記第2のチャンバが前記リードの前記近位端と流体連通しており、前記流体を前記第1と第2のチャンバに導入することによって、前記第1と第2の位置が剛化されて、前記心臓血管内での前記第1の領域を固定する請求項1に記載のリード。
  8. 前記第1及び第2のチャンバの少なくとも1つがほぼ環状である請求項7に記載のリード。
  9. 前記第1及び第2のチャンバの少なくとも1つが部分的に前記リード本体の周面の周りを延びている請求項7に記載のリード。
  10. 前記リード本体が絶縁シースを含み、前記チャネルが前記絶縁シース内に配置される請求項7に記載のリード。
  11. 前記第1のチャンバが液体又は気体を収容するように適合された請求項1に記載のリード。
  12. 前記第1のチャンバが硬化性ポリマーを収容するように適合された請求項1に記載のリード。
  13. 埋め込まれた医療装置に接続されるように適合されたタイプの医療用電気リードであって、前記リードが、
    少なくとも埋め込まれた医療装置の埋込み位置から、心臓血管内の位置まで延びているように寸法決めされた細長い本体と
    前記分岐血管内での前記遠位端領域を固定するため、前記遠位領域内の少なくとも第1の位置を剛化する、前記遠位領域内の可膨張性剛化手段と、
    前記可膨張性剛化手段と流体連通している第1のチャネルと
    を備え、前記本体は、
    近位領域と、
    前記心臓血管内に埋め込むように適合された遠位端領域を有する遠位領域とが決められていることを特徴とする医療用電気リード。
  14. 前記チャネルが前記絶縁シース内に配置される請求項13に記載のリード。
  15. 前記チャネルが、前記可膨張性剛化手段から前記リードの近位端に隣接した位置まで延びている請求項14に記載のリード。
  16. 前記可膨張性剛化手段が、流体を収容するように適合された前記遠位端領域内の少なくとも第1のチャンバを含む請求項13に記載のリード。
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