JP2009533265A - 冷却システムおよび貨物コンテナ - Google Patents
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Abstract
航空機搭載貨物品の冷却システム(10,10′)は、冷蔵装置と、冷蔵冷却ステーション(14,14′)とを有し、この冷却ステーション(14,14′)には、冷蔵装置から発せられる冷却エネルギーを冷媒によって供給する。冷却ステーション(14,14′)は、航空機の貨物室(24)又は航空機に搭載される貨物コンテナ(261)に接続可能とし、冷却ステーション(14,14′)に供給される冷却エネルギーを貨物室(24)又は貨物コンテナ(261)内に送り出すようにする。航空機内での輸送に指定される貨物品を収納するための貨物コンテナ(261)は、航空機内の貨物品冷却用システム(101)の冷却ステーション(14′)に接続可能とし、冷却ステーション(141)に供給される冷却エネルギーが貨物コンテナ(26′)内に送り込むことができるようにする。航空機搭載貨物品冷却用とする代替的システム(10″)は、冷蔵冷却ステーション(14″)と接続可能な冷蔵装置を有し、冷蔵装置から発せられる冷却エネルギーを冷媒によって冷却ステーション(14″)に供給するようにする。冷却ステーション(14″)は、航空機内での輸送に指定される貨物品を収納するための貨物コンテナ(26″)に内蔵し、冷却ステーション(14″)に供給される冷却エネルギーを貨物コンテナ(26″)内に送り込むように設置する。これに対応する貨物コンテナ(26″)は、この貨物コンテナ(26″)に内蔵した冷却ステーション(14″)を有し、この冷却ステーション(14″)は、航空機搭載貨物品の冷却システムの冷蔵装置に接続可能とし、冷蔵装置から発せられた冷却エネルギーを冷却ステーション(14″)に冷媒によって供給するようにし、この冷却エネルギーは、冷却ステーション(14″)を通って貨物コンテナ(26″)内に供給することが、冷蔵できるようにする。
Description
本発明は航空機に搭載される貨物品を冷却するためのシステム、およびこの冷却システムに接続可能であって、航空機に搭載して輸送すべき貨物品を収容するための貨物コンテナに関する。
航空便による貨物品の輸送は、とりわけこれによって実現される非常に短い輸送時間を理由に、ますます重要性を増してきている。しかし多くの貨物品はまた輸送の間に冷却されている必要があり、この流通における多くの場合においてコールドチェーン(cold-chain)の中段は好ましくなく、または容認できない。航空機に搭載して輸送する間に冷蔵保存すべき貨物品の適切な保存条件を確保するため、今日では2つの異なった手法が行われている。
第1の手法は、冷蔵保存すべき航空貨物品を収納する貨物室又は貨物区域を、航空機の空調ユニットにより空気調節するものである。この目的のために、冷却すべき貨物室又は貨物区域を、航空機の空調ユニットに設けた付加ポートを介して航空機の空調ユニットに接続する。ある条件の下、例えば、適度な周囲または外部温度、安定した客室温度が存在し、また追加的な貨物室床断熱が存在する場合、さらに客室ドア及び貨物室ドアが閉じていると仮定すると、冷却すべき貨物室または貨物区域内は、+5゜C〜+25゜Cの範囲における温度が、航空機の空調ユニットにより調節可能である。
原則として、航空機の空調ユニットには、2個の独立した温度制御システムを設ける。航空機の空調ユニットにおける第1温度調節システムは、航空機の客室を空調するのに供するとともに、航空機の空調ユニットにおける第2温度制御システムは、随意的に、航空機客室の空調のために第1温度調節システムを補助する目的、または冷却すべき貨物室又は貨物区域を空調する目的のいずれかに使用する。客室に対する割当てが貨物室の冷却よりも高い優先度を持たされているため、冷却すべき貨物室の空調を目的として設けた第2温度調節システムは、客室をより高い冷却条件が必要とされる場合に、自動的に航空機客室の空調のために第1温度調節システムを補助する目的に利用される。
2個の独立した温度調節システムを備えた航空機空調ユニットは、比較的複雑かつ高価である。さらに、このようなタイプの航空機空調ユニットは重量増加及びエネルギー消費量増加を伴う。最後に、客室をより高い冷却条件にする必要がある場合、実際には貨物室を空調する目的で設けた第2温度調節システムは、自動的に航空機客室の空調のために第1温度調節システムを補助することを要求され、貨物室の適切な空気調節は、状況次第ではもはや保障されなくなる。航空機の空調ユニットを用いて貨物室又は貨物区域を冷却することの更なる欠点は、航空機の空調ユニットが限られた冷却能力しか持たないという事実にある。最後に、航空機の空調ユニットを用いて貨物室又は貨物区域を冷却する場合、貨物室全域または少なくとも比較的広い貨物区域が冷却される為、比較的高温で輸送される必要のある貨物品を同じ貨物室又は貨物区域に積み入れることができなくなる。このことにより、状況次第で航空機の貨物輸送能力が最適利用されなくなる。
航空機の貨物輸送能力をより効果的に利用する観点から、航空機の空調ユニットによる貨物室もしくは貨物区域の冷却に付加して、または代替的に、冷蔵保存すべき貨物品の輸送のための冷却した特別なコンテナを採用することが知られている。このようなタイプの特別なコンテナはドライアイスを収容する貯蔵タンク、およびバッテリ動作のファンを有する。ファンは、まず初めにヒートシンクとして作用するドライアイスを通過するように空気を送給し、次に冷却すべき貨物品にこの冷風を吹き付けるのに供する。ファンの動作は、通常、電子制御装置により制御する。ドライアイス貯蔵タンクの充填状態に基づいて、−20゜C〜+20゜Cの範囲における温度が冷却した特別コンテナ内で調節可能である。付加的加熱ユニットを特別コンテナに統合することにより、この温度範囲を−20゜C〜+30゜Cの範囲に拡張できる。しかし、−20゜Cの最低温度はこの場合、不安定な状態でしか得られない、すなわち−20゜Cでの一様な冷却は得られない。
しかし、ドライアイスによって冷却するこのようなタイプの特別コンテナは、貯蔵タンク内に追加的に積載すべきドライアイスの量を決定するために、種々の要因例えば、環境条件、有効な積載量、及び目標温度に左右される複雑な消費計算を、積載前にしなければならないという欠点がある。さらに、300kgにも達するドライアイス積載しなければならないため、またさらにコンテナの冷却に必要な他の機器の重量がある理由によって、特別コンテナはより大きい空重量、およびこれに起因する低下した積載能力となる。さらには、ドライアイスでの限られた貯蔵能力、およびファンの限られたバッテリ容量によって、その使用時間は制限される。
ヒートシンクとしてドライアイスを使用することによって、直接、他の欠点も生じる。例えば、冷気を分散させるために使用するファンでは、貨物品を通過する空気が完全には一様分散しないことがあり得るという事実から、必然的にドライアイスでの冷却はコンテナ内に不均一温度分布を生じさせる。さらに、ドライアイスはCO2 を放出するため危険物として申告しなければならない。この結果、ドライアイスの輸送に関する限り、危険物の輸送及び航空機のタイプに一般的に依存した最大荷重についての規制を遵守する必要がある。最後に、ドライアイスを伴う特定貨物品の輸送は禁止されているか、そうでない場合は貨物品とドライアイス間の最小距離を遵守しなければならない。
本発明の目的は、冷却システム、および冷却システムに接続可能な貨物コンテナを利用可能にし、これにより、航空機搭載貨物品をエネルギー効率よくかつ信頼性高く冷却できるようにするにある。
この目的を達成するため、本発明の第一実施形態による航空機搭載貨物の冷却システムは、冷蔵装置と、この冷蔵装置によって生成した冷却エネルギーが冷媒により供給される冷却ステーションとを有する。冷却ステーションは、随意的に断熱した航空機の貨物室または貨物区域に接続可能とし、冷却ステーションに供給される冷却エネルギーを貨物室または貨物区域に送り込むようにする。
冷蔵装置は、例えば、冷却ステーションに冷却回路を介して接続することができ、この冷却回路において冷媒を、移送装置、例えばポンプにより循環させる。冷媒としては、例えばCO2 ,R134A(CH2F−CF3)、またはソルベイ・ソレキス社(Solvay Solexis)から入手可能なGalden(登録商標)HAT135を使用することができる。冷却ステーションは、熱交換器を有する空冷装置の形式とし、この熱交換器に冷却すべき空冷装置空気を空気入口から供給する。冷却ステーションに供給された空気は、つぎに、熱交換器を通過した冷媒との熱的接触によって熱交換器において所望する低い温まで冷却され、そして空気出口経て冷却ステーションから流出する。航空機に搭載される貨物品冷却用の本発明によるシステムは、1個の冷却ステーションのみ設けるが、必要に応じて、複数個の冷却ステーションを設けることもでき、これら冷却ステーションを、航空機における、随意に断熱した航空機の貨物室または貨物区域に接続可能にし、冷却ステーションに供給される冷却エネルギーを貨物室または貨物区域に導入することができる。
原則として、本発明による航空機搭載貨物の冷却システムは、この航空機に搭載してある他の冷却システム個別に構成することができる。しかし、本発明によるシステムは、航空機の集中冷却システムに統合すると好適である。冷蔵装置は、この場合、例えば航空機内の床下領域に配置し、冷却回路により複数の冷却ステーションに接続した集中冷蔵装置により構成する。航空機の貨物室を冷却するのに供しない集中冷却システムの冷却ステーションは、例えば調理室領域に配置した食料品コンテナに冷風を供給する、および/またはアビオニクスシステムにおける電子機器に冷却エネルギーを供給するために設ける。
集中冷却システムにおける個別の冷却ステーションは、それらの使用領域付近に配置すると好適である。したがって、食料品コンテナ冷却用の冷却ステーションは、調理室近傍に配置し、アビオニクスシステムの電子機器冷却用の冷却ステーションはコックピットの下側に配置することができ、また航空機の貨物室冷却用の冷却ステーションは貨物室の近傍、例えば航空機の側方三角形領域に配置することができる。
本発明にシステムによれば、貨物室または随意に断熱した貨物区域で冷蔵保存すべき貨物品の、信頼性高くかつエネルギー効率のよい冷却が保障される。航空機の空調ユニットは、もはや貨物室の空調には必要なくなり、この結果負荷が大幅に軽減される。さらに、本発明によるシステムは比較的簡単に設計でき、航空機の貨物室内温度が航空機の空調ユニットを用いて調節可能な温度範囲と比較して、明確に拡張された範囲内で調節できる。
貨物品冷却用の本発明によるシステムは、比較的簡単に、とくにシステムを航空機の集中冷却システム内に統合するときに多大な労力を新たに伴うことなく制御および監視することができる。例えば、冷蔵装置と航空機の貨物室に接続可能な冷却ステーションとの間、または冷却ステーションと貨物室との間における冷却回路内に、開放状態では貨物室内に冷却エネルギーを供給でき、閉鎖状態ではこの供給を遮断する電子的に選択可能なバルブを配置することができる。さらに、航空機の貨物室からのデータ(例えば温度データ等)を集中冷却システムのネットワークに供給し、これによりコックピットまたは客室から直接的に監視できる。
本発明による航空機搭載貨物品の冷却システムにおける冷却ステーションは、好ましくは貨物室の整形壁面(フェアリング)に設けた空気入口に接続可能な空気出口を有する。冷却ステーションの空気出口を貨物室の整形壁面(フェアリング)に設けた空気入口に接続させるために、接続ライン、例えば冷却ステーションに一体に形成し、また貨物室の整形壁面(フェアリング)に形成した空気入口にシール接続する接続ラインを設ける。代案として、接続ラインは、冷却ステーションに対して着脱可能に固定し、冷却ステーションの空気出口にシール接続することもできる。
本発明による航空機搭載貨物品の冷却システムにおける冷却ステーションは、さらに好適には、貨物室の整形壁面(フェアリング)に設けた空気出口に接続可能な空気入口を設ける。これによって、冷却ステーションから貨物室に供給された冷風は循環可能となる、換言すれば、冷却すべき貨物品との熱的接触によって暖められた冷風は、再度冷却ステーション内に戻され、そこで例えば熱交換器内で、冷媒と熱的接触する結果として、所望の低い温に冷却することができる。
冷却ステーションの空気入口を貨物室の整形壁面(フェアリング)に設けた空気出口に接続するため、冷却ステーションに一体に形成した他の接続ラインを設け、貨物室の整形壁面(フェアリング)に形成した空気出口にシール接続することができる。代案として、他の接続ラインを冷却ステーションに対して着脱可能に固定し、冷却ステーションの空気入口にシール接続することもでき。
本発明の第2実施形態によれば、航空機搭載貨物品の冷却システムは、冷蔵装置、および冷却ステーションを設け、この冷却ステーションには、冷蔵装置により生成した冷却エネルギーを冷媒によって供給し、この冷却ステーションを航空機に搭載の貨物コンテナに接続可能とし、冷却ステーションに供給された冷却エネルギーを貨物コンテナ内に冷蔵冷媒によって導入する。航空機搭載貨物品の冷却システムにおける上述の第1実施形態とは異なり、このようなタイプのシステムは航空機の貨物室に配置する個別の貨物コンテナの選択的冷却が可能である。さらに、この冷却システムにおける冷蔵装置および冷却ステーションは、本発明の第1実施形態に関連して説明したように構成することができる。
本発明による航空機搭載貨物品の冷却システムにおける冷却ステーションは、好ましくは貨物コンテナ壁に設けた空気入口に接続可能な空気出口を設ける。冷却システムの冷却ステーションは、貨物コンテナに直接的に接続できるようになり、これにより、冷却ステーションによって生成した冷気を貨物コンテナに供給することができる。
冷却ステーションの空気出口を貨物コンテナ壁に設けた空気入口に接続させるために、第1継手素子を設けると好適である。第1継手素子は、例えば貨物室の整形壁面(フェアリング)に形成する第1結合開孔に挿通することができる。第1継手素子によって、貨物コンテナが航空機の貨物室内のそれぞれに対応する位置に配置されている場合、冷却ステーションの空気出口は、とくに簡単に、貨物コンテナ壁に形成した空気入口に接続することができるようになる。
第1継手素子は、この第1継手素子を冷却ステーションにおける空気出口にシール接続するための第1シール素子を設けることができる。しかし、代案として、第1継手素子を、冷却ステーションに一体に形成することもでき、これにより、第1シール素子を省略できる。さらに、第1継手素子には、この第1継手素子を貨物コンテナ壁に形成した空気入口にシール接続するための第2シール素子を設けることができる。このように形成した第1継手素子によって、それほどの損失なく冷却ステーションにより生成した冷却エネルギーを確実に貨物コンテナ内に送り込むことができる。
本発明による航空機搭載貨物品の冷却システムにおける冷却ステーションは、好ましくは空気入口を有する。この空気入口により、冷媒との熱的接触の結果冷却ステーション内で所望の低い温度に冷却された空気が冷却ステーションに供給される。冷却ステーションの空気入口は、周囲の外気から冷却システムの冷却ステーションに空気を供給できるように、周囲の外気に接続することができる。しかし、代案として、冷却ステーションの空気入口を、貨物コンテナ壁に設けた空気出口に接続することもできる。この結果、冷却ステーションによって生成された冷気は循環することができる、すなわち、貨物コンテナ壁にある空気入口から供給され、冷却すべき貨物品との熱的接触により暖まった空気は、貨物コンテナ壁に設けた空気出口を経て、また新たに冷却を受けるために冷却ステーション内に帰還することができる。
冷却ステーションの空気入口を貨物コンテナ壁に設けた空気出口に接続するために、冷却ステーションの空気入口を貨物コンテナ壁に設けた空気出口に迅速かつ容易に接続可能にする第2継手素子を設けると好適である。第2継手素子は貨物室フェアリングに形成した第2結合開孔に挿通することができる。
第2継手素子は、第2継手素子を冷却ステーションにおける空気入口にシール接続するための第シール素子を設けることができる。代案として、第2結合素子は、第1シール素子を省略できるように、冷却ステーションに一体に形成することもできる。さらに、第2結合素子は、第2結合素子を貨物コンテナ壁に設けた空気出口にシール接続するための第2シール素子を設けることができる。
航空機搭載の輸送貨物品を収納するための、本発明による貨物コンテナは、航空機搭載貨物品の冷却システムにおける冷却ステーションに接続可能とする。上述したように、航空機搭載貨物品の冷却システムは冷蔵装置と、冷却ステーションとを有し、この冷却ステーションには、冷蔵装置によって生成した冷却エネルギーが冷媒によって供給する。本発明による貨物コンテナを冷却システムの冷却ステーションに接続することによって、冷蔵装置により冷却ステーションに供給される冷却エネルギーを、貨物コンテナ内に直接送り込むことができる。本発明による貨物コンテナによれば、貨物コンテナ内に収納した貨物品を、信頼性高くかつエネルギー効率よく冷却することができる。
従来技術で既知の冷却貨物コンテナと比較すると、本発明による貨物コンテナは数多くの有利点を有する。コンテナを冷却するためのドライアイスは、もはや不要となるため、本発明による貨物コンテナは、軽減した空重量およびそれに伴って積載能力の増大が得られる。さらに、上述したように、貨物コンテナに収納した貨物品を冷却するためドライアイスを使用することに関連して生じる欠点を回避することができる。
この貨物コンテナは、好ましくは貨物コンテナ壁に設けた空気入口を有するものとし、この空気入口を冷却ステーションの空気出口に接続可能にする。これによって、貨物コンテナを冷却システムの冷却ステーションに迅速かつ容易に接続することができ、また冷却ステーションによって生成した冷却エネルギーを供給することができる。
さらに、この貨物コンテナは、貨物コンテナ壁に設けた空気出口を有するものとし、この空気出口を冷却ステーションの空気入口に接続可能とする。冷却ステーションにより生成した冷却エネルギーは、貨物コンテナ内に収納した貨物品との熱的接触の結果として暖まった後、冷却ステーションの空気入口に再び帰還することができ、さらに冷却ステーション内で所望する低い温度まで再冷却することができる。
本発明による航空機搭載貨物品の冷却システムの第3実施形態は、冷蔵冷却ステーションに接続可能な冷蔵装置を有し、冷蔵装置によって生成した冷却エネルギーを、冷媒によって冷却ステーションに供給する。冷蔵装置および冷却ステーションはこの場合、本発明による冷却システムの第1実施形態に関連して上述したように、構成することができる。本発明による冷却システムの第3実施形態は、冷却ステーションを、航空機搭載貨物品を収納するための貨物コンテナに内蔵し、また冷却ステーションに供給される冷却エネルギーを貨物コンテナに送り込むように設ける点で異なる。冷却ステーションを、冷却すべき貨物コンテナに内蔵することによって、航空機内の冷却ステーション設置スペースを他の用途に使用することができる。さらに、貨物コンテナに内蔵する冷却ステーションの組み立ておよびメンテナンスは、航空機内に恒久的に設置する冷却ステーションの組み立ておよびメンテナンスよりも容易であり、対費用効果が高い。
本発明による航空機搭載貨物品の冷却システムの第3実施形態において、このシステムの冷蔵装置には、好ましくは冷媒出口を設け、この冷媒出口を貨物コンテナ壁に設けた冷媒入口に接続可能とする。貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションは、これにより、冷蔵装置に接続した冷却回路に対して迅速かつ容易に結合することができるようになる。
冷蔵装置の冷媒出口を貨物コンテナ壁に設けた冷媒入口に接続するため、第1接続素子を設けることができる。この第1接続素子は、貨物室の整形壁面(フェアリング)に形成した第1接続開孔挿通することができる。
第1接続素子は、この第1接続素子を冷蔵装置の冷媒出口にシール接続するための第1シール素子を有するものとすることができる。代案として、第1シール素子を、本発明による冷却システムの冷蔵装置に一体に形成する、および/または航空機集中冷却システムの他の冷却ステーションに結合することができる、冷蔵装置に接続する冷却回路の一部を形成することができる。さらに、第1接続素子には、この第1接続素子を貨物コンテナ壁に設けた冷媒入口にシール接続するための第2シール素子を設けることができる。
航空機搭載貨物品の冷却システムにおける本発明による冷蔵装置は、さらに、冷媒入口を有するものとし、この冷媒入口を貨物コンテナ壁に設ける冷媒出口に接続可能とする。冷蔵装置によって低い温度まで冷却され、貨物コンテナに内蔵した冷却ステーション内で、例えば熱交換器内で、冷却ステーションを通過する空気に冷却エネルギーを放出することによって暖められた冷媒は、これによって再び冷蔵装置内に帰還し、さらにそこで所望の低い温度に再冷却することができる。
冷蔵装置の冷媒入口を貨物コンテナ壁に設けた冷媒出口に接続するため、冷蔵装置の冷媒入口を貨物コンテナ壁における冷媒出口に迅速かつ容易に接続することを可能とする第2接続素子を設けることができる。第2接続素子は、貨物室の整形壁面(フェアリング)に形成した第2接続開孔に挿通すると好適である。
第2接続素子は、この第2接続素子を冷蔵装置の冷媒入口にシール接続するための第1シール素子を有するものとすることができる。代案として、第2接続素子を冷蔵装置に一体に形成する、および/または航空機集中冷却システムの他の冷却ステーションを結合することができる冷蔵装置に接続する、冷却回路の一部を形成することもできる。さらに、第2接続素子は、この第2接続素子を貨物コンテナ壁に設けた冷媒出口にシール接続するための第2シール素子を有するものとすることができる。
本発明による冷却システムは、好ましくは貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションの電気的接続のため、電気的接続素子を設け、この電気的接続素子は、貨物室の整形壁面(フェアリング)に形成した第3接続開孔に挿通する。この電気的接続素子によって、貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションに、貨物コンテナを航空機内の指定位置に配置すると即座に、集中冷却システムにおける電源システム、または航空機に搭載した電源システムを介して、直接的に電気エネルギーを供給することができるようになる。
本発明による航空機搭載貨物品を収納するための貨物コンテナにおける第2実施形態は、貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションを有するものとする。この冷却ステーションは、航空機搭載貨物品の冷却システムにおける冷蔵装置に接続可能とし、冷蔵装置によって生成した冷却エネルギーを冷媒によって冷却ステーションに供給する冷蔵。冷却ステーションに供給された冷却エネルギーは、貨物コンテナ内に送り込むことができ、またこれによって貨物コンテナに収納した貨物品を冷却するのに使用できる。
貨物コンテナは、好ましくは貨物コンテナ壁に設けた冷媒入口を有し、この冷媒入口を冷蔵装置の冷媒出口に接続可能とする。貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションは、これにより、冷蔵装置により生成された冷却エネルギーを冷媒により、貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションに送り込む冷却回路に、直接的に統合することができる。
貨物コンテナは、さらに、貨物コンテナ壁に設けた冷媒出口を有し、この冷媒出口を冷蔵装置の冷媒入口に接続可能とする。この結果、冷蔵装置により所望の低い温度まで冷却され、冷却ステーション内の熱交換器を通過して冷却エネルギーを放出することによって暖められた冷媒を、再び冷蔵装置内に帰還させ、さらにそこで所望の低い温度まで再冷却されることができる。
本発明による貨物コンテナは、さらに、貨物コンテナ壁に設けた電気コネクタを有し、貨物コンテナに内蔵した冷却ステーションの電気的接続のため、冷却システムの電気的接続素子に結合可能とする。
航空機搭載貨物品の冷却システム10の第1実施例を図1に示す。この冷却システム10は、冷蔵航空機の集中冷却システム12に統合し、この集中冷却システム12は、冷蔵装置、および複数の冷却ステーションを有する。集中冷却システムの冷却ステーションは、冷却回路を介して冷蔵装置に接続し、この冷却回路において、ソルベイ・ソレキス社(Solvay Solexis)から入手可能なGalden(登録商標)HAT135を冷媒としてポンプによって循環させる冷蔵。冷媒を介して、冷蔵装置によって生成される冷却エネルギーを個別の冷却ステーションに供給する。冷却回路内に、電子的に選択可能なバルブを各冷却ステーションの上流側に配置し、これらバルブによって、閉鎖状態では、冷媒、ひいては冷却エネルギーの各冷却ステーションへの供給を阻止し、また開放状態では、冷媒ひいては冷却エネルギーの各冷却ステーションへの供給を可能にする。
航空機集中冷却システムにおける冷却ステーションとしては、航空機の調理室領域に配置した食料品コンテナを冷却するのに供するもの、またはアビオニクスシステムの電子機器(コンポーネント)に冷却エネルギーを供給するのに供するものがある。食料品コンテナの冷却用に使用する冷却ステーションは、調理室領域に設置するとともに、アビオニクスシステムを冷却する冷却ステーションはコックピットの下側領域に配置する。
各冷却ステーションはそれぞれ空冷ユニットの形式とし、熱交換器を有し、この熱交換器において、冷蔵装置によって低温まで冷却された冷媒を冷却ステーションに供給される空気に熱的接触させる。冷媒との熱的接触の結果、空気は冷却され、これにより各冷却ステーションは冷気の形式で冷却エネルギーを放出する。
航空機の側方三角形領域内の貨物区域に設置された、航空機搭載貨物品冷却用の航空機集中冷却システム12に組み込まれたシステム10の冷却ステーション14は、空気出口16を有し、この空気出口16は、接続ライン18により貨物室の整形壁面(フェアリング)20に設けた空気入口22に接続する。冷却ステーション内で冷却された空気は、これにより、貨物室24または航空機の随意に断熱した貨物室区域に供給することができ、またこれら貨物質または区域で、1個または複数個の貨物コンテナ26に貯蔵される貨物品を冷却するのに供することができる。
冷却ステーション14は、さらに、空気入口28を有し、この空気入口28により、冷却ステーション14で冷却すべき空気を冷却ステーション14に供給する。冷却ステーションの空気入口28は、他の接続ライン30により、貨物室の整形壁面(フェアリング)20に設けた空気出口32に接続さする。冷却ステーション14から貨物室24に供給される冷気は、冷却すべき貨物品との熱的接触の結果として貨物室24で暖められるが、これにより、貨物室の整形壁面(フェアリング)20に形成した空気出口32、および空気入口28を経て冷却ステーション14内に再び導入され、この冷却ステーション14で所望の低い温度に再び冷却することができる。
図2は、航空機搭載貨物品の冷却システム10′の第2実施例を示す。航空機搭載貨物品の冷却システム10′は、図1のシステム10と同様に、冷蔵装置および複数個の冷却ステーションを有する、航空機の集中冷却システム12′に統合し、冷蔵この冷却ステーションに対して、冷蔵装置により生成した冷却エネルギーをポンプにより冷却回路内を循環する冷媒によって供給する。航空機搭載貨物品の冷却システム10′の冷却ステーション14′は、図1に示すシステム10と同様に、航空機の側方三角領域における貨物室区域に設置する。
しかし、図1におけるシステム10とは異なり、図2の航空機搭載貨物品の冷却システム10′では、冷却ステーション14′の空気出口16′を貨物コンテナ壁34に設けた空気入口36に直接的に接続する。冷却ステーション14′の空気出口16′を貨物コンテナ壁34に設けた空気入口36に接続する目的で、冷却ステーション14′に一体に形成した第1継手素子38を使用する。第1継手素子38は、冷却ステーション14の空気出口16′から、貨物室の整形壁面20′に設けた第1結合開孔40に貫通させ、さらに貨物コンテナ壁34に設けた空気入口36に着脱可能に接続する。1継手素子38を貨物コンテナ壁34に設けた空気入口36に対してシール接続をする目的で、第1継手素子38に、二部構成のシール素子42を設ける。
冷蔵保存すべき貨物品を内部に配置する貨物コンテナ26′は、これにより、航空機の貨物室24′内の指定位置に配置されるとすぐに、第1継手素子38により冷却システム10′の冷却ステーション14′と直接的に接続することができる。この結果、冷却ステーション14′によって生成された冷気は、貨物コンテナ26′内に直接吹き込まれ、貨物コンテナ26′内に貯蔵される貨物品の冷却に供することができる。貨物コンテナ26′には、さらに換気孔44を設け、冷却ステーション14′から貨物コンテナ26′内に吹き込まれた空気が、これら換気孔44を経て再び貨物コンテナ26′から航空機の貨物室24′内に流出することができる。
所望の低温に冷却すべき空気の冷却ステーション14′への供給は、空気入口28′を介して行う。空気は、冷却ステーション14′の周辺外気から冷却ステーション14′の空気入口28′に供給される。
図3に示す航空機搭載貨物品の冷却システム10′は、単に、冷却ステーション14′の空気入口28′を第2継手素子46により貨物コンテナ壁34に設けた空気出口48に接続する点でのみ、図2のシステム10′と異なる。第1継手素子38と同様に、第2継手素子46を、やはり冷却ステーション14′に一体に形成し、冷却ステーション14′の空気入口28′から貨物室の整形壁面20′に形成した第2結合開孔50に貫通させ、貨物コンテナ壁34に形成した空気出口48に着脱可能に接続する。ちょうど第1継手素子38と同様に、第2継手素子46も、やはり、第2継手素子46と貨物コンテナ壁34の空気出口48との接続をシールする二部構成のシール素子52を有する。
図3に示す冷却装置10′では、冷却ステーション14′によって生成された冷気は、貨物コンテナ26′内で冷却すべき貨物品との熱的接触の結果として暖められ、貨物コンテナ壁34に形成した空気出口48から再び貨物コンテナ26′の外部に送り出され、第2継手素子46を経て再び冷却ステーション14′に帰還することができる。冷却ステーション14′の空気入口28′に流入する空気は、この後冷却ステーション14′内で所望の低い温度に再冷却することができる。
航空機搭載貨物品の冷却システム10″の第3実施例を図4に示す。航空機搭載貨物品の冷却システム10″も、やはり、航空機集中冷却システム12″に統合する。航空機集中冷却システム12″は冷蔵装置を有し、この冷蔵装置を冷却回路によって複数の冷却ステーションに接続し、冷蔵装置によって生成された冷却エネルギーを冷却ステーションに、ポンプにより冷却回路内を循環させられる冷媒によって供給する冷蔵。
上述のシステム10,10′とは異なり、図4の航空機搭載貨物品の冷却システム10″における冷却ステーション14″は、航空機の貨物室24″の領域に恒久的に設置せず、冷蔵すべき航空貨物品を収納するための貨物コンテナ26″内に内蔵する。
航空機搭載貨物品の冷却システム10″の冷却ステーション14″を集中冷却システム12″の冷却回路に接続するために、冷媒入口56を貨物コンテナ26″の壁54に設け、この冷媒入口56を集中冷却システム12″の冷蔵装置における冷媒出口58に接続する。集中冷却システム12″の冷蔵装置における冷媒出口58を貨物コンテナ壁54に形成した冷媒入口56に接続させるために、貨物室整形壁(フェアリング)20″に形成した第1接続開孔62に貫通し、また貨物コンテナ壁54に形成した冷媒入口56に対して着脱可能に接続する第1接続素子60を設ける。第1接続素子60は、この第1接続素子60を貨物コンテナ壁54に設けた冷媒入口56にシール接続を密閉するための、二部構成のシール素子64を設ける。
さらに、貨物コンテナ壁54には冷媒出口66を形成し、この冷媒出口66を、集中冷却システム12″の冷蔵装置における冷媒入口68に接続する。集中冷却システム12″の冷蔵装置における冷媒入口68を貨物コンテナ壁54に設けた冷媒出口66に対して着脱可能に接続するため、貨物室整形壁面(フェアリング)20″に形成した第2接続開孔72に貫通する第2接続素子70を設ける。
ちょうど第1接続素子60と同様に、第2接続素子70も、この第2接続素子70を貨物コンテナ壁54に形成した冷媒出口66にシール接続するための二部構成のシール素子74を設ける。
貨物コンテナ26″に内蔵した冷却ステーション14″を集中冷却システム12”の電源ネットワークに電気的に接続するために、貨物室フェアリング20″に形成した第3接続開孔78に挿通する電気的接続素子76を設ける。電気的接続素子76は、貨物コンテナ壁54に形成しかつ冷却ステーション14″に電気的に接続する電気コネクタ80に対して着脱可能に接続する目的で設ける。
冷却ステーション14″は、隔壁82によって貨物コンテナ26″内を輸送すべき貨物を収納する領域から区分けした、貨物コンテナ26″内の領域に配置する。隔壁82には空気入口84を形成し、この空気入口84を経て冷却ステーション14″によって生成した冷気を冷却すべき貨物品に供給する。隔壁82に形成した空気出口86により、貨物品との熱的接触の結果暖められた空気を再び冷却ステーション14″に供給することができる。
Claims (25)
- 冷蔵装置と、
この冷蔵装置によって生成した冷却エネルギーが冷媒によって供給される空冷ステーション(14)と
を備えた、航空機貨物の冷却システム(10)において、
前記空冷ステーション(14)を航空機の貨物室(24)に接続し、前記空冷ステーション(14)内での冷却エネルギー伝達によって冷却された空気を前記貨物室(24)内に供給することを特徴とする、航空機貨物の冷却システム。 - 請求項1に記載の冷却システムにおいて、前記空冷ステーション(14)は空気出口(16)を有し、この空気出口(16)を貨物室の整形壁面(20)に設けた空気入口(22)に対して接続可能にしたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項1または2に記載の冷却システムにおいて、前記空冷ステーション(14)は空気入口(28)を有し、この空気入口(28)を貨物室の整形壁面(20)に設けた空気出口(32)に対して接続可能にしたことを特徴とする、冷却システム。
- 冷蔵装置と、
この冷蔵装置によって生成される冷却エネルギーが冷媒によって供給される空冷ステーション(14′)と
を備えた、航空機貨物の冷却システム(10′)において、
前記空冷ステーション(14’)は、この空冷ステーション(14′)を航空機の貨物室(24)内に配置した貨物コンテナ(26′)に接続する手段を有し、空冷ステーション(14′)内での冷却エネルギー伝達によって冷却された空気を前記貨物コンテナ(26′)内に供給することを特徴とする、航空機貨物の冷却システム。 - 請求項4に記載の冷却システムにおいて、前記空冷ステーション(14′)は空気出口(16′)を有し、この空気出口(16′)を貨物コンテナ壁(34)に設けた空気入口(36)に対して接続可能にしたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項5に記載の冷却システムにおいて、前記空冷ステーション(14′)の空気出口(16′)を前記貨物コンテナ壁(34)に設けた前記空気入口(36)に接続するために、貨物室の整形壁面(20′)に形成した第1接続開孔(40)に挿通した、第1継手素子(38)を設けたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項6に記載の冷却システムにおいて、前記第1継手素子(38)は、この第1継手素子(38)を前記空冷ステーション(14′)の空気出口(16′)にシール接続するための第1シール素子、および/または、前記第1継手素子(38)を貨物コンテナ壁(34)に設けた空気入口(36)にシール接続するための第2シール素子(42)を有することを特徴とする、冷却システム。
- 請求項4〜7いずれか一項に記載の冷却システムにおいて、前記空冷ステーション(14′)は空気入口(28′)を有し、この空気入口(28′)を前記貨物コンテナ壁(34)に設けた空気出口(48)に接続可能としたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項8に記載の冷却システムにおいて、前記空冷ステーション(14′)の空気入口(28′)を前記貨物コンテナ壁(34)に設けた空気出口(48)に接続するために、前記貨物室の整形壁面(20′)に形成した第2接続開孔(50)に挿通した、第2継手素子(46)を設けたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項9に記載の冷却システムにおいて、前記第2継手素子(46)は、この第2継手素子(46)を前記空冷ステーション(14′)の空気入口(28′)にシール接続するための第1シール素子、および/または前記第2継手素子(46)を前記貨物コンテナ壁(34)に設けた前記空気出口(48)にシール接続するための第2シール素子(52)を有することをとする、冷却システム。
- 航空機の貨物室(24′)内で輸送すべき貨物を収容する貨物コンテナ(26′)において、この貨物コンテナ(26′)は、航空機の貨物室(24′)内に配置するとき、この貨物コンテナ(26′)を請求項4〜10のいずれか一項に記載の航空機貨物の冷却システム(10′)に接続する手段を有し、この接続手段により、前記空冷ステーション(14′)内での冷却エネルギー伝達によって冷却された空気を前記貨物コンテナ(26′)内に供給するようにしたことを特徴とする、航空機の貨物コンテナ。
- 請求項11に記載の航空機の貨物コンテナにおいて、前記貨物コンテナ(26′)は、貨物コンテナ壁(34)に設けた空気入口(36)を有し、この空気入口(36)を前記空冷ステーション(14′)の空気出口(16′)に接続可能としたことを特徴とする、貨物コンテナ。
- 請求項11または12に記載の貨物コンテナにおいて、前記貨物コンテナ(26′)は、前記貨物コンテナ壁(34)に設けた空気出口(48)を有し、この空気出口(48)を前記空冷ステーション(14′)の空気入口(28′)に接続可能としたことを特徴とする、貨物コンテナ。
- −冷蔵冷蔵装置を空冷ステーション(14″)に接続する手段を有し、前記冷蔵装置により生成した冷却エネルギーを冷媒によって前記空冷ステーション(14″)に供給するようにした、該冷蔵装置を備えた航空機貨物の冷却システム(10″)において、
前記空冷ステーション(14″)を、航空機の貨物室(24”)内に輸送すべき貨物を収納する貨物コンテナ(26″)に内蔵し、貨物コンテナ(26″)を前記航空機の貨物室(24″)内に配置するとき、前記空冷ステーション(14 ″)内で冷却エネルギー伝達によって冷却された空気を前記貨物コンテナ(26″)内に供給するようにしたことを特徴とする、航空機貨物の冷却システム。 - 請求項14に記載の冷却システムにおいて、前記冷蔵装置は冷媒出口(58)を有し、この冷媒出口(58)を貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒入口(56)に接続可能としたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項15に記載の冷却システムにおいて、前記冷蔵装置の冷媒出口(58)を前記貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒入口(56)に接続するために、貨物室の整形壁面(20″)に形成した第1接続開孔(62)に挿通した、第1接続素子(60)を設けたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項16に記載の冷却システムにおいて、前記第1接続素子(60)は、この第1接続素子(60)を前記冷蔵装置の冷媒出口(58)にシール接続するための第11シール素子、および/または前記第1接続素子(60)を前記貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒入口(56)にシール接続するための第2シール素子(64)を有することを特徴とする、冷却システム。
- 請求項14〜17いずれかに記載の冷却システムにおいて、前記冷蔵装置は冷媒入口(68)を有し、この冷媒入口(68)を前記貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒出口(66)に接続可能としたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項18に記載の冷却システムにおいて、前記冷蔵装置の冷媒入口(68)を貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒出口(66)に接続するために、貨物室の整形壁面(20″)に形成した第2接続開孔(72)に挿通した、第2接続素子(70)を設けたことを特徴とする、冷却システム。
- 請求項19に記載の冷却システムにおいて、前記第2接続素子(70)は、この第2接続素子(70)を前記冷蔵装置の冷媒入口(68)にシール接続するための第1シール素子、および/または前記第2接続素子(70)を前記貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒出口(66)にシール接続するための第2シール素子(74)を有することを特徴とする、冷却システム。
- 請求項14〜20いずれかに記載の冷却システムにおいて、前記貨物コンテナ(26″)に内蔵した空冷ステーション(14″)の電気的接続を行うため、貨物室の整形壁面(20″)に形成した第3接続開孔(78)に挿通した、電気的結合素子(76)を設けたことを特徴とする、冷却システム。
- 航空機の貨物室(24″)内で輸送すべき貨物を収容する貨物コンテナ(26″)において、この貨物コンテナ(26″)に内蔵した空冷ステーション(14″)を設け、この空冷ステーション(14″)は、前記貨物コンテナ(26″)を前記航空機の貨物室(24″)に配置するとき、前記空冷ステーション(14″)を請求項14〜21のうちいずれか一項に記載の航空機貨物の冷却システム(10″)に接続する手段を有し、この接続手段により、前記空冷ステーション(14″)内での冷却エネルギー伝達によって冷却された空気を前記貨物コンテナ(26″)内に供給するように冷蔵したことを特徴とする、航空機の貨物コンテナ。
- 請求項22に記載の貨物コンテナにおいて、前記貨物コンテナ(26″)は、貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒入口(56)を設け、この冷媒入口(56)を前記冷蔵装置の冷媒出口(58)に接続可能としたことを特徴とする、貨物コンテナ。
- 請求項22又は23に記載の貨物コンテナにおいて、前記貨物コンテナ(26″)は、前記貨物コンテナ壁(54)に設けた冷媒出口(66)を有し、この冷媒出口(66)を前記冷蔵装置の冷媒入口(68)に接続可能としたことを特徴とする、貨物コンテナ。
- 請求項22〜24いずれかに記載の貨物コンテナにおいて、前記貨物コンテナ(26″)は、前記貨物コンテナ壁(54)に設けた電気コネクタ(80)を設け、この電気コネクタ(80)は、前記貨物コンテナ(26″)に内蔵した前記空冷ステーション(14″)の電気的接続を目的として電気的結合素子(76)に接続可能としたことを特徴とする貨物コンテナ。
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