JP2009531890A - データシンボルおよび基準シンボルのスクランブリング - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)とを備えているシンボル列をスクランブルする方法であって、第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得するステップと、第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求めるステップと、送信されるシンボル列における第1の基準シンボル(R)から第2の基準シンボル(R)までの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)を取得するステップと、を含んでいる、方法、に関する。受信機におけるチャネル推定の精度を高め、かつ無線リソースの高い使用効率を達成する目的で、少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S)を、第1のスクランブリングシンボル(S)と第2のスクランブリングシンボル(S)の補間値として求める。

Description

本発明は、その一態様によると、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル列をスクランブルする方法に関する。さらに、本発明は、その第2の態様によると、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル行列をスクランブルする方法に関する。本発明の第3の態様によると、少なくとも4つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル行列をスクランブルする方法を提示する。さらに、本発明は、そのようなシンボル列およびシンボル行列を送信側から受信側に送信する対応する方法に関する。本発明のさらに別の態様によると、そのようなシンボル列およびシンボル行列をスクランブルする対応する装置と、そのようなシンボル列およびシンボル行列を受信側に送信する対応する装置、を提示する。本発明による方法は、時間領域、周波数領域、符号領域のうちの少なくとも1つにおいて多重化される少なくとも基準シンボルおよびデータシンボルからデータが構成されている通信システム、に特に適用することができる。
ワイヤレス通信システムは、使用するメディアアクセスの点からみると、周波数分割多元接続(FDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、符号分割多元接続(CDMA)システムに分類することができる。ワイヤレスセルラー通信においては、アナログワイヤレスシステム(AMPS、NMTなど)では主としてFDMAが使用されていたのに対して、デジタルワイヤレスシステム(GSMなど)ではTDMAが主流になっている。CDMAは、1996年にIS−95システムにおいて初めて商業用途に応用され、IMT−2000(International Mobile Telecommunication)システムの標準のメディアアクセス技術になった。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)は、第3世代のワイヤレス移動通信システムとして使用する目的で標準化されたIMT−2000システムの無線インタフェースである。W−CDMAは、音声サービスやマルチメディア移動通信サービスといったさまざまなサービスをフレキシブルかつ効率的に提供する。日本、欧州、米国、およびその他の国における標準化機関は、W−CDMAの共通の無線インタフェース仕様を策定する目的で、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)と呼ばれるプロジェクトを共同して組織した。IMT−2000の欧州における標準化バージョンは、一般にUMTS(Universal Mobile Telecommunication System:ユニバーサル移動通信システム)と呼ばれている。UMTS仕様の最初のリリースは1999年に公開された(リリース99)。その後、3GPPにより、リリース4、リリース5、リリース6において、この標準に対するいくつかの改良が標準化された。
CDMAシステムは、使用するスペクトル拡散方式に関して、直接拡散CDMA(DS−CDMA:Direct-Sequence CDMA)と、周波数ホッピングCDMAと、マルチキャリアCDMAとに細分される。直接拡散CDMAシステムにおいては、低いシンボルレートのデータ列に、高いチップレートのユーザ固有の疑似雑音系列(pseudo-noise sequence)を直接乗算してデータスペクトルを拡散する。一般的なセルラーアプリケーションにおいては、直接拡散CDMA信号は、拡散およびスクランブリングという名称の2つのステップを通じて生成される。最初に、データ列に直交拡散符号(チャネライゼーションコードとも称する)を乗算し、これにより信号帯域幅が拡張され、ユーザの信号のそれぞれが別のユーザの信号、すなわち別のデータチャネルに直交する。IMT−2000のW−CDMAシステムおよびcdma2000システムにおいては、直交可変拡散率符号が、ダウンリンクおよびアップリンクの両方においてこの役割を担う。次いで、チャネル化されたデータ信号を、(一般には同じレートの)疑似雑音符号を乗算することによってランダム化する(チップスクランブリングプロセス)。使用する疑似雑音符号は、信号のスクランブリング符号と称される。
送信された直接拡散CDMA信号は、通常では、複数の伝搬経路を介してさまざまな遅延を伴って受信側に到着するため、チャネライゼーションプロセスによって課されたデータチャネル間の直交性を受信機のフロントエンドにおいて維持できないことがしばしばある。さらには、直交チャネライゼーションコードの自己相関特性および相互相関特性は極めて低いため、別の対策を採らない限りは、マルチパス伝搬に起因する干渉によってデータ検出パフォーマンスが大幅に低下することがある。従って、ワイヤレス直接拡散CDMAシステムにおいては、ユーザの信号をランダム化する一方で良好な相関特性を維持するスクランブリング処理が不可欠である。
ダウンリンクにおいては、セルに固有のスクランブリング列が各セルに割り当てられており、これにより、隣接セル干渉は、移動ユニットの受信機のフロントエンドにおいてランダム雑音のように現れる。アップリンクにおいては、異なるユーザの間でのタイミング整合が保証されないため、ユーザ固有のスクランブリング列を移動ユニットのそれぞれに割り当てる。
以下では、データをスクランブルするための従来の方法(UMTSにおいて使用されている方法)について説明する。
図1は、同期チャネル(SCH)を除くすべてのダウンリンク物理チャネルにおける拡散演算を示している。同期チャネル(SCH)は、セル内の基地局が同期符号列をセル内の移動ユニットに送信する目的で使用するチャネルである。物理チャネルは、そのキャリア周波数と、チャネライゼーションコードと、アップリンク接続のための相対位相(同相(I)成分または直交(Q)成分に対応する0またはπ/2のいずれか)とによって定義される。
拡散演算の前に、値0、1、およびDTXを、次のように実数値シンボルにマッピングする。すなわち、バイナリ値「0」を実数値+1にマッピングし、バイナリ値「1」を実数値−1にマッピングし、「DTX」を実数値0にマッピングする。「DTX」は、「不連続送信(Discontinuous Transmission)」を意味するシンボルである。このシンボルに対して電力は発せられないため、「DTX」は実数値0にマッピングする。
2つの連続する実数値シンボルの対のそれぞれを、最初に、シリアルからパラレルに変換し、IブランチおよびQブランチ(I and Q branch)にマッピングする。このマッピングでは、偶数番号および奇数番号のシンボルを、それぞれIブランチおよびQブランチにマッピングする。次に、IブランチおよびQブランチの両方を、同じ実数値チャネライゼーションコード(図1においてCch,SF,mと表してある)によってチップレートに拡散させる。チャネライゼーションコード列は、シンボル境界と時間的に整列しているものとする。次に、IブランチおよびQブランチ上の実数値チップ列を、単一の複素数値チップ列(図1においてI+jQと表してある)として扱う。次に、このチップ列I+jQに、複素数値スクランブリング符号(図1においてSdl,nと表してある)をチップごとに乗算し、これにより、スクランブルされたシンボル列である複素数値列Sを得る。
現在のUMTS仕様をさらに発展させる目的で3GPP内で進められているLTE(Long Term Evolution)の研究開発において、MBMS(マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス)用として使用することのできるスクランブリング方法が、非特許文献1に提案されている。この文書においては、送信されるパイロットシンボルに最も近いサブキャリア上で送信されるデータシンボルを、送信されるパイロットシンボルに使用するのと同じスクランブリングシンボルを使用してスクランブルする。送信間隔のサブキャリアごとにパイロットシンボルが送信されないシナリオにおいては、このスクランブリング方法では、生のシンボルのブロックをスクランブルするのに1つのスクランブリングシンボルが有効である。図2は、フラットまたはブロック単位のスクランブリングをグラフィカルに表現したものである。
図3は、図2によるブロック単位のスクランブリング方法を複素平面において表現したものである。具体的な例として16のサブキャリアを使用しているが、これは単なる説明を目的としている。複素円(complex circle)の右上位置に表してあるスクランブリングシンボルは、パイロットおよびデータのサブキャリア#1と、データサブキャリア#2〜#4とをスクランブルするために使用されるスクランブリングシンボルである。複素円の右下位置に表してあるスクランブリングシンボルは、データサブキャリア#5および#6と、パイロットおよびデータのサブキャリア#7と、データサブキャリア#8〜#10とをスクランブルするために使用されるスクランブリングシンボルである。最後に、複素円の左下位置に表してあるスクランブリングシンボルは、データサブキャリア#11および#12と、パイロットおよびデータのサブキャリア#13と、データサブキャリア#14〜#16とをスクランブルするために使用されるスクランブリングシンボルである。従って、送信されるパイロットシンボルに最も近いサブキャリア上で送信されるデータシンボルのブロックに対して、同じスクランブリングシンボルが使用される。
いま、差動式ではない変調方式を想定すると、受信機は、送信されるシンボルのそれぞれについてチャネルを推定しなければならない。特に、少なくとも2つのアンテナから、アンテナ固有のスクランブリング列を使用して同じデータが送信される場合、受信機は、複数の異なる無線チャネル信号および複数の異なるスクランブリング列が重なり合うため、結果としてのスクランブリング列を認識できない。従って、結果としてのスクランブリング列は、受信機に事前に認識されていない。特定のデータシンボルに対するチャネル推定は、受信されるパイロットシンボルに基づくため、そのデータシンボルが、対応するパイロットシンボルと同じスクランブリングシンボルを使用していることが好ましい。しかしながら、上記の提案されているブロック単位のスクランブリング方法を使用するときには、少なくとも2つの隣り合うパイロットシンボルの間で送信されるデータシンボルについてチャネル推定値の補間を使用することができず、従って、チャネル推定の精度レベルが低下する。
上述したように、受信機が、受信するスクランブリング列を事前に認識していないものと想定すると、複数の異なる無線チャネルおよび複数の異なるスクランブリング列の重なり合いの影響を、その受信機は区別することができない。上記の提案されているブロック単位のスクランブリング方法を使用するとき、相異なるブロックに含まれているシンボルの間で不連続性が観察されうる。これにより、観察されるチャネル応答に、例えば時間領域あるいは周波数領域における不連続性が生じ、結果として、例えば、時間領域あるいは周波数領域におけるコヒーレンスが低下する。しかしながら、リソースのスケジューリングの観点からは、無線リソースの高い使用効率を達成するうえで、高いコヒーレンスが望ましい。
R1-060527, "MBMS Channel Structure for Evolved UTRA", submitted to TSG-RAN WG1 #44 meeting in Denver, USA, 13 - 17 February, 2006 by Toshiba Corporation and NTT DoCoMo
本発明の目的は、受信機におけるチャネル推定の精度を高めることができ、かつ無線リソースの高い使用効率が達成されるスクランブリング方法、を提案することである。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一実施形態によると、生のシンボルのブロックをスクランブルするのに1つのスクランブリングシンボルが有効であるようには、スクランブリングを行わない。そうではなく、データシンボルをスクランブルするために使用されるスクランブリングシンボルと、それらデータシンボルに近い基準シンボルをスクランブルするために使用されるスクランブリングシンボルとを、これらのスクランブリングシンボルが補間アルゴリズムに従うように定義する。
本発明の一実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル列をスクランブルする方法を提供する。この方法は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得するステップと、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求めるステップと、送信されるシンボル列における第1の基準シンボルから第2の基準シンボルまでの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するステップと、を含んでいる。この方法は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの補間値として求めるステップと、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算するステップと、をさらに含んでいる。
本発明のさらなる実施形態においては、第1の基準シンボルが、第1の時刻(time instance)に対して取得され、第2の基準シンボルが、第2の時刻に対して取得され、第2の時刻が、第1の時刻の値よりも大きい値を有し、少なくとも1つの第1のデータシンボルが、第1の時刻の値から第2の時刻の値までの範囲内に含まれている値を有する第3の時刻、に対して取得される。
この代替実施形態においては、第1の基準シンボルが第1の周波数に対して取得され、第2の基準シンボルが第2の周波数に対して取得され、第2の周波数が、第1の周波数の値よりも大きい値を有し、少なくとも1つの第1のデータシンボルが、第1の周波数の値から第2の周波数の値までの範囲内に含まれている値を有する第3の周波数、に対して取得される。
本発明の好ましい実施形態においては、第3のスクランブリングシンボルは、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の線形補間を使用して求められる。
本発明の好ましい代替実施形態によると、第3のスクランブリングシンボルは、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の指数関数補間を使用して求められる。
本発明のさらに別の実施形態によると、この方法は、シンボル列における第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとの間に含まれていない少なくとも1つの第2のデータシンボル、を取得するステップと、少なくとも1つの第2のデータシンボルに対応する第4のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの外挿値として求めるステップと、少なくとも1つの第2のデータシンボルと、求められた対応する第4のスクランブリングシンボルとを乗算するステップと、を含んでいる。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル行列をスクランブルする方法、を提供する。この方法は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得するステップと、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求めるステップと、シンボル行列における第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルによって定義される行列、に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル、を取得するステップと、を含んでいる。この方法は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを求めるステップであって、第3のスクランブリングシンボルが、第1のデータシンボルの行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、第3のスクランブリングシンボルが、第1のデータシンボルの行または列のうちの一方に基づく、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の補間値としてさらに求められる、ステップと、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算するステップと、をさらに含んでいる。
本発明の好ましい実施形態によると、第3のスクランブリングシンボルは、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の線形補間を使用して求められる。
本発明の好ましい代替実施形態によると、第3のスクランブリングシンボルは、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の指数関数補間を使用して求められる。
本発明のさらに別の実施形態によると、この方法は、シンボル行列内の第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルによって定義される行列、に含まれていない少なくとも1つの第2のデータシンボル、を取得するステップと、少なくとも1つの第2のデータシンボルに対応する第4のスクランブリングシンボルを、第2のデータシンボルの行または列のうちの一方における、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの外挿値として求めるステップと、少なくとも1つの第2のデータシンボルと、求められた対応する第4のスクランブリングシンボルとを乗算するステップと、を含んでいる。
本発明のさらに別の好ましい実施形態によると、この方法は、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボルのセットの平均電力が1であるように、乗算するステップの前に、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボルとを正規化するステップ、をさらに含んでいる。
本発明の特に有利な実施形態によると、第3のスクランブリングシンボルを求めるステップおよび正規化は、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルのうちの少なくとも一方の電力が1より大きく、かつ、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルのうちの少なくとも一方に近い、求められる第3のスクランブリングシンボルの電力が1より大きく、かつ、求められる第3のスクランブリングシンボルの電力が、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルのうちの近い方までの距離が増すにつれて減少する、ように行われる。
本発明のさらに別の好ましい実施形態によると、この方法は、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第4のスクランブリングシンボルのセットの平均電力が1であるように、乗算するステップの前に、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第4のスクランブリングシンボルとを正規化するステップ、をさらに含んでいる。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも4つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル行列をスクランブルする方法、を提供する。この方法は、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとを取得するステップと、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルと、第3の基準シンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルと、第4の基準シンボルに対応する第4のスクランブリングシンボルとを求めるステップと、シンボル行列における第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとの間に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するステップと、を含んでいる。この方法は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第5のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの補間値として求めるステップと、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、第3の基準シンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、第4の基準シンボルと、求められた対応する第4のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第5のスクランブリングシンボルとを乗算するステップと、をさらに含んでいる。
この実施形態の変形形態においては、取得される第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルが、シンボル行列の同じ行に配置されており、取得される第3の基準シンボルが、シンボル行列の列のうち、第1の基準シンボルと同じ列に配置されており、取得される第4の基準シンボルが、シンボル行列の列のうち、第2の基準シンボルと同じ列、かつ、シンボル行列の行のうち、第3の基準シンボルと同じ行に配置されており、これによって、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとが、少なくとも1つの第1のデータシンボルを備えているシンボル行列を定義している。
1つの有利な実施形態においては、第1の基準シンボルが、第1の時刻および第1の周波数に対して取得され、第2の基準シンボルが、第2の時刻および第1の周波数に対して取得され、第3の基準シンボルが、第1の時刻および第2の周波数に対して取得され、第4の基準シンボルが、第2の時刻および第2の周波数に対して取得され、第2の時刻が、第1の時刻の値よりも大きい値を有し、第2の周波数が、第1の周波数の値よりも大きい値を有し、少なくとも1つのデータシンボルが、第1の時刻の値から第2の時刻の値までの範囲内に含まれている値を有する第3の時刻、および、第1の周波数の値から第2の周波数の値までの範囲内に含まれている値を有する第3の周波数に対して、取得される。
本発明の好ましい実施形態によると、第5のスクランブリングシンボルは、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの間の双一次補間を使用して求められる。
本発明の好ましい代替実施形態によると、第5のスクランブリングシンボルは、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの間の指数関数補間を使用して求められる。
別の変形形態においては、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルとが同じであるとき、シンボル行列における第1の基準シンボルと同じ行に位置している第1のデータシンボルに対応する第5のスクランブリングシンボルが、第1のスクランブリングシンボルとして求められ、第1の基準シンボルとは異なる行に位置している第1のデータシンボルに対応する第5のスクランブリングシンボルが、第1のスクランブリングシンボルと第3のスクランブリングシンボルの間の補間値として求められる。
本発明のさらに別の実施形態によると、この方法は、シンボル行列における第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとの間に含まれていない少なくとも1つの第2のデータシンボル、を取得するステップと、少なくとも1つの第2のデータシンボルに対応する第6のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの外挿値として求めるステップと、少なくとも1つの第2のデータシンボルと、求められた対応する第6のスクランブリングシンボルとを乗算するステップと、をさらに含んでいる。
本発明の好ましい実施形態によると、この方法は、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第5のスクランブリングシンボルのセットの平均電力が1であるように、乗算するステップの前に、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第5のスクランブリングシンボルとを正規化するステップ、をさらに含んでいる。
特に有利な実施形態においては、第5のスクランブリングシンボルを求めるステップおよび正規化は、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルのうちの少なくとも1つの電力が1より大きく、かつ、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルのうちの少なくとも1つに近い、求められる第5のスクランブリングシンボルの電力が1より大きく、かつ、求められる第5のスクランブリングシンボルの電力が、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルのうちの最も近いシンボルまでの距離が増すにつれて減少する、ように行われる。
本発明のさらに別の好ましい実施形態によると、この方法は、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第5のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第6のスクランブリングシンボルのセットの平均電力が1であるように、乗算するステップの前に、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第4のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第5のスクランブリングシンボルと、少なくとも1つの第6のスクランブリングシンボルとを正規化するステップ、をさらに含んでいる。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル列を送信側から受信側に送信する方法、を提供する。この方法は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得するステップと、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求めるステップと、送信されるシンボル列における第1の基準シンボルから第2の基準シンボルまでの範囲内に含まれている少なくとも1つのデータシンボルを取得するステップと、を含んでいる。この方法は、少なくとも1つのデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの補間値として求めるステップと、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つのデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、これによってシンボル列をスクランブルするステップと、スクランブルされたシンボル列を送信側から受信側に送信するステップと、をさらに含んでいる。
本発明の別の実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル行列を送信側から受信側に送信する方法、を提供する。この方法は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得するステップと、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求めるステップと、シンボル行列内の第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルによって定義される行列、に含まれている少なくとも1つのデータシンボルを取得するステップと、を含んでいる。この方法は、少なくとも1つのデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを求めるステップであって、第3のスクランブリングシンボルが、データシンボルの行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、第3のスクランブリングシンボルが、データシンボルの行または列のうちの一方に基づく、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の補間値としてさらに求められる、ステップと、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つのデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、これによってシンボル行列をスクランブルするステップと、スクランブルされたシンボル行列を送信側から受信側に送信するステップと、をさらに含んでいる。
本発明のさらに別の実施形態は、少なくとも4つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル行列を送信側から受信側に送信する方法、を提供する。この方法は、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとを取得するステップと、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルと、第3の基準シンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルと、第4の基準シンボルに対応する第4のスクランブリングシンボルとを求めるステップと、シンボル行列における第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとの間に含まれている少なくとも1つのデータシンボルを取得するステップと、を含んでいる。この方法は、少なくとも1つのデータシンボルに対応する第5のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの補間値として求めるステップと、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、第3の基準シンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、第4の基準シンボルと、求められた対応する第4のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つのデータシンボルと、求められた対応する第5のスクランブリングシンボルとを乗算し、これによってシンボル行列をスクランブルするステップと、スクランブルされたシンボル行列を送信側から受信側に送信するステップと、をさらに含んでいる。
変形形態によると、この方法は、少なくとも1つのデータシンボルに対応するスクランブリングシンボルを求めるために使用された補間タイプに関する情報を受信側に送るステップ、をさらに含んでいる。
さらなる変形形態によると、この方法は、第1の基準シンボル、第2の基準シンボル、第3の基準シンボル、または第4の基準シンボルのうちの少なくとも1つとしてパイロットシンボルの同等物、をさらに含んでいる。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル列をスクランブルする装置、を提供する。このような装置は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得する取得手段と、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求める決定手段と、を備えており、取得手段は、送信されるシンボル列における第1の基準シンボルから第2の基準シンボルまでの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するようになされている。決定手段は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの補間値として求めるようになされており、この装置は、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算する乗算手段、をさらに備えている。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル行列をスクランブルする装置、を提供する。このような装置は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得する取得手段と、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求める決定手段と、を備えており、取得手段は、シンボル行列内の第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルによって定義される行列、に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル、を取得するようになされている。決定手段は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを求めるようになされており、第3のスクランブリングシンボルが、第1のデータシンボルの行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、第3のスクランブリングシンボルが、第1のデータシンボルの行または列のうちの一方に基づく、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の補間値として、さらに求められる。この装置は、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算する乗算手段、をさらに備えている。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも4つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル行列をスクランブルする装置、を提供する。このような装置は、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとを取得する取得手段と、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルと、第3の基準シンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルと、第4の基準シンボルに対応する第4のスクランブリングシンボルとを求める決定手段と、を備えており、取得手段は、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとの間の少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するようになされている。決定手段は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第5のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの補間値として求めるようになされている。この装置は、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、第3の基準シンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、第4の基準シンボルと、求められた対応する第4のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第5のスクランブリングシンボルとを乗算する乗算手段、をさらに備えている。
上記の、シンボル列をスクランブルする装置、および、シンボル行列をスクランブルする装置は、それぞれ、上に記載した本発明のさまざまな実施形態および変形形態のうちの1つによる、シンボル列をスクランブルする方法、および、シンボル行列をスクランブルする方法、を実行するようになされているさらなる手段、を備えていることができる。
本発明の別の実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル列を受信側に送信する装置、を提供する。このような装置は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得する取得手段と、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求める決定手段と、を備えており、取得手段は、送信されるシンボル列における第1の基準シンボルから第2の基準シンボルまでの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するようになされている。決定手段は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの補間値として求めるようになされている。この装置は、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、これによってシンボル列をスクランブルする乗算手段と、スクランブルされたシンボル列を受信側に送信する送信手段と、をさらに備えている。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも2つの基準シンボルと少なくとも1つの第1のデータシンボルとを備えているシンボル行列を受信側に送信する装置、を提供する。この装置は、第1の基準シンボルと第2の基準シンボルとを取得する取得手段と、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルとを求める決定手段と、を備えており、取得手段は、シンボル行列内の第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルによって定義される行列、に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するようになされている。決定手段は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルを求めるようになされており、第3のスクランブリングシンボルが、第1のデータシンボルの行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、第3のスクランブリングシンボルが、第1のデータシンボルの行または列のうちの一方に基づく、第1のスクランブリングシンボルと第2のスクランブリングシンボルの間の補間値として、さらに求められる。この装置は、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、これによってシンボル行列をスクランブルする乗算手段と、スクランブルされたシンボル行列を受信側に送信する送信手段と、をさらに備えている。
本発明のさらに別の実施形態は、少なくとも4つの基準シンボルと少なくとも1つのデータシンボルとを備えているシンボル行列を受信側に送信する装置、を提供する。この装置は、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとを取得する取得手段と、第1の基準シンボルに対応する第1のスクランブリングシンボルと、第2の基準シンボルに対応する第2のスクランブリングシンボルと、第3の基準シンボルに対応する第3のスクランブリングシンボルと、第4の基準シンボルに対応する第4のスクランブリングシンボルとを求める決定手段と、を備えており、取得手段は、第1の基準シンボルと、第2の基準シンボルと、第3の基準シンボルと、第4の基準シンボルとの間に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボルを取得するようになされている。決定手段は、少なくとも1つの第1のデータシンボルに対応する第5のスクランブリングシンボルを、第1のスクランブリングシンボルと、第2のスクランブリングシンボルと、第3のスクランブリングシンボルと、第4のスクランブリングシンボルの補間値として求めるようになされている。この装置は、第1の基準シンボルと、求められた対応する第1のスクランブリングシンボルとを乗算し、第2の基準シンボルと、求められた対応する第2のスクランブリングシンボルとを乗算し、第3の基準シンボルと、求められた対応する第3のスクランブリングシンボルとを乗算し、第4の基準シンボルと、求められた対応する第4のスクランブリングシンボルとを乗算し、少なくとも1つの第1のデータシンボルと、求められた対応する第5のスクランブリングシンボルとを乗算し、これによってシンボル行列をスクランブルする乗算手段と、スクランブルされたシンボル行列を受信側に送信する送信手段と、をさらに備えている。
以下では、本発明について、添付の図面を参照しながらさらに詳しく説明する。図面中の類似または対応する細部は、同じ参照数字によって表してある。
以下の段落では、本発明のさまざまな実施形態について説明する。本発明のさまざまな例示的な実施形態を説明する前に、いくつかの用語について定義しておく。
用語「スクランブリング」は、生のシンボル、すなわちスクランブルされていないシンボル(基準シンボルまたはデータシンボルとすることができる)とスクランブリングシンボルとを複素乗算して送信シンボルを得ることを意味する。図1に示したように、生のシンボルは複素数I+jQとして表され、スクランブリングシンボルは複素数Sdl,nとして表され、生成される送信シンボルは複素数Sとして表される。
「基準シンボル」は、本文書においては、スクランブリングシンボルが既知であるシンボルとして定義する。具体的には、基準シンボルはパイロット信号とすることができる(ただしこれに限定されない)。
本発明の主たるポイントは、データシンボルのスクランブリングシンボルと、基準シンボルのスクランブリングシンボルとの間の関係として、データシンボルのスクランブリングシンボルが、近隣の基準シンボルのスクランブリングシンボルの補間値として求められることである。以下では、このポイントについて詳しく説明する。
本発明の第1の実施形態は、送信されるシンボルが1次元パターンに従って配置されている状況を対象としている。送信されるシンボルは1次元パターンに従って配置されているが、補間される複素シンボルは、例えば図3、図5、図6、および図7におけるように、2次元表現である複素平面において表すことができる。
1次元の配置編成に従って送信シンボルを配置する方法は、いくつか存在する。第1の可能な方法として、送信シンボルを時間に基づくシンボル列に配置し、1つの周波数キャリアを使用して送信する。もう1つの可能な方法として、送信シンボルを周波数に基づくシンボル列に配置し、1つの所定の時刻において送信する。
本発明のこの第1の実施形態を説明することを目的として、以下では、送信シンボルが、1つの周波数キャリアを使用する1次元配列として時間に基づくシンボル列に配置されている場合について、詳しく説明する。しかしながら、この説明は、本発明の原理および概念をそのような状況に限定することを意図するものではない。
図4に示したように、基準シンボルおよびデータシンボルは、1つの周波数キャリアを使用する1次元配列として時間に基づくシンボル列に配置されている。単純な想定として、任意の整数N個のデータシンボルDが、シンボル列の各端それぞれの1つの基準シンボルR,Rによって囲まれているものとする。図4に示した例では、R,Rが基準シンボルを表しており、Dがデータシンボルを表している。図4の例示的な表現においては、明らかに、Nは5であるように選択されている。
これらの基準シンボルR,RのスクランブリングシンボルをS,SNd+2と表すものとすると、送信されるシンボル列における第1の基準シンボルRから第2の基準シンボルRまでの範囲内に含まれているデータシンボルDのスクランブリングシンボルSを取得するための線形補間は、次式として得ることができる。
Figure 2009531890
図4において、Nが5であるように選択されている場合、基準シンボルR,Rの間に含まれているデータシンボルDの各スクランブリングシンボルS〜Sは、基準シンボルの各スクランブリングシンボルSおよびSの補間値として求められる。
図5は、このような線形補間を複素平面上にグラフィカルに表現したものである。図4に示した基準シンボルR,Rのスクランブリングシンボルは、それぞれ、シンボル#1およびシンボル#7のスクランブリングシンボルとして表してある。基準シンボルR,Rのスクランブリングシンボルは、単位電力(unitary power)が1であるように選択されており、従って、半径が1である複素円上に配置されている。データシンボル#2、#3、#4、#5、および#6のスクランブリングシンボルは、基準シンボルR,Rのスクランブリングシンボルの線形補間値として求められる。図5に示したように、データシンボル#2、#3、#4、#5、および#6の各スクランブリングシンボルは、基準シンボルR,Rの各スクランブリングシンボルを結ぶ線に沿って配置されており、線に沿っての配置位置は、線形補間方法に従って求められる。
スクランブリングシンボルは、次式によって与えられる複素シンボルSとして表される。
Figure 2009531890
この式において、Sはスクランブリングシンボルであり、Re{}は実部、Im{}は虚部、P(S)はSの電力である。
上記の線形補間は複素数値に適用されており、この線形補間は、第1の基準シンボルおよび第2の基準シンボルの実部および虚部の間で個別に線形補間するものと解釈できるが、第1の基準シンボルR(シンボル#1)から第2の基準シンボルR(シンボル#7)までの範囲内に含まれているデータシンボルに対応するスクランブリングシンボルSは、さらなる線形補間方法を使用して求めることができる。このさらなる方法においては、各データシンボル#2〜#6のスクランブリングシンボルSは、Sの電力が、基準シンボル#1および基準シンボル#7のスクランブリングシンボルの各電力の間の線形補間によって得られる値であるように、および、Sの角度が、基準シンボル#1および基準シンボル#7のスクランブリングシンボルの各角度の間の線形補間によって得られる値であるように、求められる。
線形補間方法を使用する代わりに、送信されるシンボル列における第1の基準シンボルRから第2の基準シンボルRまでの範囲内に含まれているデータシンボルに対応するスクランブリングシンボルは、図6に示したように、指数関数補間方法を使用して求めることもできる。図4に示した基準シンボルRおよびRのスクランブリングシンボルを、それぞれ、シンボル#1およびシンボル#7のスクランブリングシンボルとして表してある。さらに、基準シンボルR,Rのスクランブリングシンボルは、単位電力が1であるように選択されている。基準シンボルR,Rのスクランブリングシンボルの電力が1に等しいため、指数関数補間規則によって得られるすべてのスクランブリングシンボルの電力も1であり、なぜなら、補間されたスクランブリングシンボルすべてが、同じく半径1の単位複素円上に位置しているためである。
ここまで、第1の基準シンボルRから第2の基準シンボルRまでの範囲内に含まれているデータシンボルに対応するスクランブリングシンボルSを線形補間および指数関数補間を使用して求める場合について詳しく説明したが、別の補間方法(例えば、3次または4次以上の多項式による補間、あるいはスプライン補間)も実施できることが、当業者には明らかであろう。
基準スクランブリングシンボルR,R(基準シンボルR,Rのスクランブリングシンボル、以下同じ)の電力が1である場合、例えば線形補間の結果としてのスクランブリング列の平均電力は1より小さくなりうる。そのような場合、スクランブリング列(すなわち、基準シンボルRに対応するスクランブリングシンボルSと、基準シンボルRに対応するスクランブリングシンボルSと、少なくとも1つのスクランブリングシンボルSのセット)を、平均電力1に正規化すべきである。これによる利点として、基準シンボルに極めて近い生のデータシンボルが増幅され、従って、受信機において、基準シンボルに近いデータシンボルのチャネル推定の信頼性が一般に高い。従って、このようなデータシンボルに消費される電力が、より効率的に使用される。線形補間の場合において、このような正規化手順がスクランブリング列に与える影響は、図5と図7の比較において表してある。図5におけるスクランブリングシンボルの配置は、正規化を行わない場合を表している。正規化を適用すると、結果として図7に示した配置となる。基準シンボル#1および#7のスクランブリングシンボルと、これらに隣接するデータシンボル#2および#6のスクランブリングシンボルは、電力が1より大きく、従って、これらのスクランブルされた基準シンボルおよびデータシンボルは、より大きな電力で送信される。
本発明の第2の実施形態は、送信されるシンボルが2次元パターンに従って配置されている状況を対象としている。送信されるシンボルは2次元パターンに従って配置されており、補間される複素シンボルは、例えば図3、図5、図6、および図7におけるように、2次元表現である複素平面において表すことができる。
この実施形態は、特に、マルチキャリアシステムにおいてシンボルを送信する場合を対象としている。実際には、そのようなシステムでは、一般には、図8に示したように送信シンボルが2次元の時間−周波数行列(time-frequency matrix)に配置されていることを想定する。
基準シンボルおよびデータシンボルがシンボル行列に配置されており、この場合、整数個のデータシンボルDが4個の基準シンボルR,R,R,Rの間に含まれており、従って、N1行およびN2列を有するシンボル行列を形成している。スクランブリングシンボルはSr,cによって表してあり、rは、送信されるシンボル行列の行、cは列を表している。明らかに、一般には、行および列における基準シンボルの間隔が同じでなくてもよい。例えば、図8においては、基準行の間隔は5であり、基準列の間隔は6であり、従って、N1は6に等しくN2は7に等しい。
本発明の実施形態によると、基準シンボルR,R,R,Rの間に含まれているデータシンボルDr,cの各スクランブリングシンボルSr,cを、基準シンボルR,R,R,Rの各スクランブリングシンボルS1,1,S1,N2,SN1,1,SN1,N2の補間値として求める。複数の異なる補間方法を使用できるが、以下では、双一次補間の場合についてさらに詳しく説明する。
いま、これらの基準シンボルR,R,R,Rのスクランブリングシンボルを、それぞれ、S1,1,S1,N2,SN1,1,SN1,N2と表すものとすると、シンボル行列の中の、基準シンボルR,R,R,Rの間に含まれているデータシンボルDr,cのスクランブリングシンボルSr,cを得るための双一次補間は、次式として得ることができる。
Figure 2009531890
明らかに、基準シンボルの位置に対応するrおよびcの値(例えば、r=1,c=1)については、結果としてのSr,c値は、データシンボルではなく基準シンボルに使用される値である。しかしながら、上の式の結果としてのSr,cは、上に定義した基準スクランブリングシンボルの値と同じであることが、当業者には認識されるであろう。
ここまで、基準シンボルR,R,R,Rの間に含まれているデータシンボルDr,cに対応するスクランブリングシンボルSr,cを双一次補間を使用して求める場合について詳しく説明したが、別の補間方法(例えば、指数関数補間、3次または4次以上の多項式による補間、あるいはスプライン補間)も実施できることが、当業者には明らかであろう。
本発明の好ましい実施形態によると、スクランブリングシンボルの平均電力が1であるようにスクランブリングシンボルを正規化することが好ましい。基準シンボルR,R,R,Rに対応するスクランブリングシンボルS1,1,S1,N2,SN1,1,SN1,N2と、少なくとも1つのデータシンボルに対応する少なくとも1つのスクランブリングシンボルSr,cを、スクランブリングシンボルS1,1,S1,N2,SN1,1,SN1,N2と、少なくとも1つのスクランブリングシンボルSr,cのセットの平均電力が1であるように、スクランブリングの前に正規化する。
以下では、基準シンボルR,R,R,R(基準シンボルR,R,R,Rは、シンボル行列の中で不規則に配置されている)の間に含まれているデータシンボルDr,cの各スクランブリングシンボルSr,cを求める場合について説明する。図9は、この場合の例を示している。
基準シンボルR,R,R,Rがシンボル行列の中に不規則に配置されている場合、上に示した双一次補間式(3)をそのまま使用することはできない。本発明のこの実施形態によると、第1の補助スクランブリングシンボルSを、基準シンボルRおよびRに対応するスクランブリングシンボルSおよびSの線形補間値として求め、第2の補助スクランブリングシンボルSを、基準シンボルRおよびRに対応するスクランブリングシンボルSおよびSの線形補間値として求める。次いで、これら2つの線形補間された補助スクランブリングシンボルSおよびSを第2の線形補間において使用し、基準シンボルR,R,R,Rの間に含まれているデータシンボルDr,cのスクランブリングシンボルSr,cを得る。
補助スクランブリングシンボルSおよびSの行パラメータおよび列パラメータは、一般的には実数値である。図9に示した具体的な例においては、補助スクランブリングシンボルSの行パラメータおよび列パラメータは(r;c)=(3;5/3)であり、補助スクランブリングシンボルSの行パラメータおよび列パラメータは(r;c)=(3;5.5)である。補助スクランブリングシンボルの一般式は次のとおりである。
Figure 2009531890
本発明の別の実施形態によると、基準シンボルのスクランブリングシンボルが、2次元配列のうちの1次元においてのみ変化する場合、その1次元においてのみ補間を実行する。図10は一例を示しており、この場合、シンボルは2次元配列において送信されるが、図10のハッチ領域によって表してあるように、スクランブリングシンボルは1次元においてのみ変化する(垂直方向にのみ依存し、水平方向には依存しない)。従って、本発明のこの実施形態によると、水平次元におけるすべてのデータシンボルに同じスクランブリングシンボルが適用されるが、データシンボルのスクランブリングシンボルは垂直方向において変化し、基準シンボルに対応するスクランブリングシンボルの補間値として求められる。図10に示した例においては、データシンボルのスクランブリングシンボルの位相を、垂直次元において補間する。この方法は、例えば、直交周波数分割多元接続(OFDM)システム(送信間隔あたり1つのみの基準シンボルが送られ、送信間隔の間でスクランブリングシンボルが変化しない)において適用することができる。
本発明の別の実施形態は、基準シンボルのスクランブリングシンボルが、2次元配列のうちの1次元においてのみ変化し、データシンボルが、2つの基準シンボルR,Rのみによって定義される行列に含まれている場合を対象とする。この状況は図12に示してあり、2つのみの基準スクランブリングシンボルSおよびS(それぞれ基準シンボルR,Rに対応する)が与えられており、これらは、それぞれ、行列の第1行および第6行に対して有効である。この場合、データシンボルのスクランブリングシンボルは、データシンボルの列には依存せず、データシンボルの行のみに依存する。従って、同じ行に配置されているデータシンボルは同じスクランブリングシンボルS〜Sを有し、S〜Sは、基準スクランブリングシンボルR,Rの間での、行のみに基づく補間によって得られる。
あるいは、データシンボルのスクランブリングシンボルがデータシンボルの行に依存せず、データシンボルの列のみに依存することもある。従って、同じ列に配置されているデータシンボルは同じスクランブリングシンボルを有し、これらのスクランブリングシンボルは、基準スクランブリングシンボルR,Rの間の、列のみに基づく補間によって得られる。
本発明の別の実施形態によると、複数アンテナのシナリオにおいて、アンテナの間でスクランブリング列が同じではない、すなわち、アンテナに固有なスクランブリング列とすることができる。この方式は、相関関係がほとんど、またはまったくないスクランブリング列を使用することによって、または、特定のシフトの場合に高い相関関係を示すスクランブリング列を使用することによって、実施することができる。例えば、2つのアンテナのスクランブリング列として、n個のスクランブリングシンボルの長さあるいは周期性については本質的に同じであるが、第1のアンテナによって使用されるスクランブリング列が、第2のアンテナによって使用されるスクランブリング列から0<m<n個のシンボルだけ循環的にシフトしているようにすることができる。
本発明の別の実施形態においては、特に、複数アンテナ環境においてスクランブリング列を補間しない場合に、送信機によって使用される補間方法を、シグナリングによって明示的に、または、補間方法に依存するパラメータを求めることによって暗黙的に、受信機に通知することができる。このようなパラメータの例は、基準シンボルの間隔である。基準位置が受信機にシグナリングされる、または受信機が認識しており、基準シンボルの間隔が6ならばシステムの仕様により補間方法が線形補間に設定され、基準シンボルの間隔が3ならば指数関数補間に設定される場合、受信機は、シグナリングされる基準シンボル間隔パラメータから補間方法を結論することができる。あるいは、補間方法を通信システムに固定の設定とすることができ、従って、受信機は、暗黙的あるいは明示的なシグナリングなしに補間方法を事前に認識している。
本発明の別の実施形態によると、複数アンテナのシナリオの場合に、特定の間隔においてスクランブリング列が同じではなく、アンテナはその間隔において同じ生のシンボルを送信する。この方式は、例えば、第3世代またはそれ以降の移動通信システムを対象として現在討議されているように、MBMSデータのための単一周波数ネットワーク環境において適用することができる。このような場合、アンテナの間で相関関係がほとんど、またはまったくないスクランブリング列を採用することも好ましいことがある。観察されるチャネルがフラットである場合、スクランブリング列が相関していると、広範囲の連続する受信シンボルが信号フェージングに大きく影響されうる。それに対して、スクランブリング列が相関していなければ、2つの隣り合う受信シンボルに対して観察されるチャネルはそれぞれ異なる。従って、広範囲のシンボルに深い信号フェージングが発生する確率が大幅に減少する。
本発明の好ましい実施形態によると、2つの基準シンボル間の間隔において移動チャネルが十分にフラットであると想定してさしつかえないとき、データシンボルに対応するスクランブリングシンボル求めるのに、上に概説したように基準シンボルの間の線形補間方法または指数関数補間方法を使用する。
当業者には明らかであるように、本発明のさまざまな実施形態によって提供されるさらなる利点として、受信チャネルのコヒーレンスが増大する。いま、例えば、図4におけるように、いくつかのデータシンボルが、基準シンボルの間の周波数上で送信され(横軸は周波数、またはマルチキャリアシステムにおいてはサブキャリアを表している)、無線チャネルのコヒーレンス帯域幅が十分にフラットであると想定できる場合を考える。受信信号の正確なスクランブリング列を認識していない受信機は、無線チャネル(すなわち、チャネル係数)に起因する信号の変化と、スクランブリング列に起因する変化とを区別することができない。このことは、複数アンテナまたは複数セル、単一周波数のネットワーク構成(同じ生のデータが送信されるが、アンテナに固有またはセルに固有の異なるスクランブリング列が使用される)に特にあてはまる。無線チャネルのコヒーレンス帯域幅が大きいが、スクランブリング列のコヒーレンス帯域幅が小さい場合、受信機では、これらの影響が組み合わされて小さなコヒーレンス帯域幅が観察される。本発明のさまざまな実施形態による方法では、図2および図3に示したような、従来のシステムによるブロック単位のスクランブリングを行うときに観察される、ブロック境界をまたぐ大きな不連続性を回避することができる。さらに、本発明のさまざまな実施形態による方法では、スクランブリング列のコヒーレンス帯域幅を増大させることができる。本発明の実施形態による補間方法を使用することによって、不連続性が減少する、または排除され、従って、スクランブリング列のコヒーレンス帯域幅が増大する。
必要な場合、周囲の基準スクランブリングシンボルを超えてスクランブリング列を外挿することもできることが、当業者には明らかであろう。この方法は、特に、基準シンボルがすべてのデータシンボルを囲むようには配置されていない場合に適用することができる。図11において、基準スクランブリングシンボルはSおよびSによって表してある。スクランブリングシンボルS〜Sは、前に概説した補間に従い、その一方で、スクランブリングシンボルS〜SおよびS〜S11は、それぞれ、SおよびSに対する外挿に従う。この外挿の結果は、フラットな関係とする、すなわち、この図において、S=S=SまたはS=S10=S11とすることができ、あるいは、隣接する補間の続きとする、すなわち、スクランブリングシンボルS〜SまたはS〜S11が、前に概説した補間関係を満たすようにすることができる。さらに、このような外挿の場合、基準スクランブリングシンボルと、補間されるスクランブリングシンボルと、外挿されるスクランブリングシンボルとのセットに対して、電力の正規化を行うことが好ましいことが、当業者には明らかであろう。
一次より高い(すなわち二次またはそれ以上)の多項式を使用する補間では、補間のための多項式係数を計算するために追加の基準スクランブリングシンボルが必要であることが、当業者には明らかであろう。
本発明の別の実施形態は、上述したさまざまな実施形態をハードウェアおよびソフトウェアを使用して実施することに関する。本発明の上記のさまざまな実施形態は、コンピューティングデバイス(プロセッサ)を使用して実施または実行できることが認識されるであろう。コンピューティングデバイスの例としては、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブルロジックデバイスが挙げられる。本発明のさまざまな実施形態は、これらのデバイスの組合せによって実行あるいは具体化することもできる。
さらに、本発明のさまざまな実施形態は、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施する、あるいはハードウェアに直接実装することもできる。さらに、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装とを組み合わせることも可能である。ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ可読記憶媒体、例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVDなどに格納することができる。
UMTSにおいて採用されているスクランブリングのブロック図を示している。 OFDM MBMS送信の場合における、従来技術によるブロック単位のスクランブリング方法を示している。 図2に記載したブロック単位のスクランブリング方法を複素平面において表現したものである。 生の基準シンボルおよび生のデータシンボルと、それらの対応するスクランブリングシンボルの一次元配列の編成を示している。 本発明の一実施形態による、電力が1である2つのスクランブリングシンボルの間の線形補間を使用して補間されるスクランブリングシンボルを複素平面上に表現したものである。 本発明の別の実施形態による、2つのスクランブリングシンボルの間の指数関数補間を使用して補間されるスクランブリングシンボルを複素平面上に表現したものである。 本発明の一実施形態による、電力の正規化を行って2つのスクランブリングシンボルの間の線形補間を使用して補間されるスクランブリングシンボルを複素平面上に表現したものである。 本発明の一実施形態による、生の基準シンボルおよび生のデータシンボルと、それらの対応するスクランブリングシンボルの(例えばOFDMにおける)2次元格子の編成を示している。 データシンボルおよび基準シンボルの2次元構造(基準シンボルが不規則に配置されている)と、ステップごとの線形補間とを示している。 OFDM MBMS送信における、本発明の一実施形態による補間方法を使用するスクランブリング方法を示している。 本発明の別の実施形態による、1次元のシンボル編成の場合の、基準スクランブリングシンボルを超えるスクランブリング列の外挿を示している。 本発明の別の実施形態による、2次元のシンボル構造と、対応するスクランブリングシンボルの1次元補間の例を示している。

Claims (37)

  1. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)とを備えているシンボル列をスクランブルする方法であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得するステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求めるステップと、
    送信される前記シンボル列における前記第1の基準シンボル(R)から前記第2の基準シンボル(R)までの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の補間値として求めるステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S)とを乗算するステップと、
    を含んでいる、方法。
  2. 前記第1の基準シンボル(R)が、第1の時刻に対して取得され、前記第2の基準シンボル(R)が、第2の時刻に対して取得され、前記第2の時刻が、前記第1の時刻の値よりも大きい値を有し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)が、前記第1の時刻の前記値から前記第2の時刻の前記値までの範囲内に含まれている値を有する第3の時刻、に対して取得される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の基準シンボル(R)が、第1の周波数に対して取得され、前記第2の基準シンボル(R)が、第2の周波数に対して取得され、前記第2の周波数が、前記第1の周波数の値よりも大きい値を有し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)が、前記第1の周波数の前記値から前記第2の周波数の前記値までの範囲内に含まれている値を有する第3の周波数、に対して取得される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第3のスクランブリングシンボル(S)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の線形補間を使用して求められる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第3のスクランブリングシンボル(S)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の指数関数補間を使用して求められる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  6. 前記第1の基準シンボル(R)と前記第2の基準シンボル(R)とがパイロットシンボルである、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記シンボル列における前記第1の基準シンボル(R)と前記第2の基準シンボル(R)との間に含まれていない少なくとも1つの第2のデータシンボル(D)、を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの第2のデータシンボル(D)に対応する第4のスクランブリングシンボル(S)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の外挿値として求めるステップと、
    前記少なくとも1つの第2のデータシンボル(D)と、前記求められた対応する第4のスクランブリングシンボル(S)とを乗算するステップと、
    をさらに含んでいる、請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列をスクランブルする方法であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得するステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求めるステップと、
    前記シンボル行列内の前記第1の基準シンボル(R)および前記第2の基準シンボル(R)によって定義される行列、に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)を求めるステップであって、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のデータシンボル(Dr,c)の行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のデータシンボル(Dr,c)の前記行または列のうちの前記一方に基づく、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の補間値としてさらに求められる、前記ステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算するステップと、
    を含んでいる、方法。
  9. 前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の線形補間を使用して求められる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の指数関数補間を使用して求められる、請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1の基準シンボル(R)と前記第2の基準シンボル(R)とがパイロットシンボルである、請求項8から請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記シンボル行列内の前記第1の基準シンボル(R)および前記第2の基準シンボル(R)によって定義される前記行列に含まれていない少なくとも1つの第2のデータシンボル(Dr,c)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの第2のデータシンボル(Dr,c)に対応する第4のスクランブリングシンボル(Sr,c)を、前記第2のデータシンボル(Dr,c)の前記行または列のうちの前記一方に基づく、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の外挿値として求めるステップと、
    前記少なくとも1つの第2のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第4のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算するステップと、
    をさらに含んでいる、請求項8から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S,S)と、前記少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)のセットの平均電力が1であるように、前記乗算するステップの前に、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S,S)と、前記少なくとも1つの第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを正規化するステップ、
    をさらに含んでいる、請求項1から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 第3のスクランブリングシンボル(S,Sr,c)を求め、正規化する前記ステップが、
    第1のスクランブリングシンボル(S)と第2のスクランブリングシンボル(S,S)のうちの少なくとも一方の電力が1より大きく、かつ、
    第1のスクランブリングシンボル(S)と第2のスクランブリングシンボル(S,S)のうちの少なくとも一方に近い、求められる第3のスクランブリングシンボル(S,Sr,c)の電力が1より大きく、かつ、
    求められる第3のスクランブリングシンボル(S,Sr,c)の前記電力が、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S,S)のうちの近い方までの距離が増すにつれて減少する、
    ように行われる、
    請求項13に記載の方法。
  15. 少なくとも4つの基準シンボル(R,R,R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列をスクランブルする方法であって、
    第1の基準シンボル(R)と、第2の基準シンボル(R)と、第3の基準シンボル(R)と、第4の基準シンボル(R)とを取得するステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3の基準シンボル(R)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4の基準シンボル(R)に対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを求めるステップと、
    前記シンボル行列における前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)との間に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の補間値として求めるステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)とを乗算し、前記第3の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)とを乗算し、前記第4の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算するステップと、
    を含んでいる、方法。
  16. 前記取得される第1の基準シンボル(R)および第2の基準シンボル(R)が、前記シンボル行列の同じ行に配置されており、前記取得される第3の基準シンボル(R)が、前記シンボル行列の列のうち、前記第1の基準シンボル(R)と同じ列に配置されており、前記取得される第4の基準シンボル(R)が、前記シンボル行列の列のうち、前記第2の基準シンボル(R)と同じ列、かつ、前記シンボル行列の行のうち、前記第3の基準シンボル(R)と同じ行に配置されており、これによって、前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)とが、少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)を備えているシンボル行列を定義している、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の基準シンボル(R)が、第1の時刻および第1の周波数に対して取得され、前記第2の基準シンボル(R)が、第2の時刻および前記第1の周波数に対して取得され、前記第3の基準シンボル(R)が、前記第1の時刻および第2の周波数に対して取得され、前記第4の基準シンボル(R)が、前記第2の時刻および前記第2の周波数に対して取得され、前記第2の時刻が、前記第1の時刻の値よりも大きい値を有し、前記第2の周波数が、前記第1の周波数の値よりも大きい値を有し、前記少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)が、前記第1の時刻の前記値から前記第2の時刻の前記値までの範囲内に含まれている値を有する第3の時刻、および、前記第1の周波数の前記値から前記第2の周波数の前記値までの範囲内に含まれている値を有する第3の周波数、に対して取得される、請求項15から請求項16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の間の双一次補間を使用して求められる、請求項15から請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の間の指数関数補間を使用して求められる、請求項15から請求項18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)とがパイロットシンボルである、請求項15から請求項19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)とが同じであるとき、前記シンボル行列における前記第1の基準シンボル(R)と同じ行に位置している第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する前記第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)として求められ、前記第1の基準シンボル(R)とは異なる行に位置している第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する前記第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)の間の補間値として求められる、請求項16から請求項20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記シンボル行列における前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)との間に含まれていない少なくとも1つの第2のデータシンボル(Dr,c)、を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの第2のデータシンボル(Dr,c)に対応する第6のスクランブリングシンボル(Sr,c)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の外挿値として求めるステップと、
    前記少なくとも1つの第2のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第6のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算するステップと、
    をさらに含んでいる、請求項15から請求項21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)と、前記少なくとも1つの第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)のセットの平均電力が1であるように、前記乗算するステップの前に、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)と、前記少なくとも1つの第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを正規化するステップ、
    をさらに含んでいる、請求項15から請求項22のいずれかに記載の方法。
  24. 第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)を求める前記ステップおよび前記正規化が、
    第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、第4のスクランブリングシンボル(S6,7)のうちの少なくとも1つの電力が1より大きく、かつ、
    第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、第4のスクランブリングシンボル(S6,7)のうちの少なくとも1つに近い、求められる第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)の電力が1より大きく、かつ、
    求められる第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)の前記電力が、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)のうちの最も近いシンボルまでの距離が増すにつれて減少する、
    ように行われる、
    請求項23に記載の方法。
  25. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つのデータシンボル(D)とを備えているシンボル列を送信側から受信側に送信する方法であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得するステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求めるステップと、
    送信される前記シンボル列における前記第1の基準シンボル(R)から前記第2の基準シンボル(R)までの範囲内に含まれている少なくとも1つのデータシンボル(D)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つのデータシンボル(D)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の補間値として求めるステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つのデータシンボル(D)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、これによって前記シンボル列をスクランブルするステップと、
    前記スクランブルされたシンボル列を前記送信側から前記受信側に送信するステップと、
    を含んでいる、方法。
  26. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列を送信側から受信側に送信する方法であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得するステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求めるステップと、
    前記シンボル行列内の前記第1の基準シンボル(R)および前記第2の基準シンボル(R)によって定義される行列、に含まれている少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)に対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)を求めるステップであって、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記データシンボル(Dr,c)の行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記データシンボル(Dr,c)の前記行または列のうちの前記一方に基づく、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の補間値としてさらに求められる、前記ステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算し、これによって前記シンボル行列をスクランブルするステップと、
    前記スクランブルされたシンボル行列を前記送信側から前記受信側に送信するステップと、
    を含んでいる、方法。
  27. 少なくとも4つの基準シンボル(R,R,R,R)と少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列を送信側から受信側に送信する方法であって、
    第1の基準シンボル(R)と、第2の基準シンボル(R)と、第3の基準シンボル(R)と、第4の基準シンボル(R)とを取得するステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3の基準シンボル(R)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4の基準シンボル(R)に対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを求めるステップと、
    前記シンボル行列における前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)との間に含まれている少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)を取得するステップと、
    前記少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)に対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の補間値として求めるステップと、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)とを乗算し、前記第3の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)とを乗算し、前記第4の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを乗算し、前記少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算し、これによって前記シンボル行列をスクランブルするステップと、
    前記スクランブルされたシンボル行列を前記送信側から前記受信側に送信するステップと、
    を含んでいる、方法。
  28. 前記少なくとも1つのデータシンボル(D,Dr,c)に対応するスクランブリングシンボル(S,Sr,c)を求めるために使用された補間タイプに関する情報を前記受信側に送るステップ、
    をさらに含んでいる、請求項25から請求項27のいずれかに記載の方法。
  29. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)とを備えているシンボル列をスクランブルする装置であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得する取得手段と、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求める決定手段と、
    を備えており、
    前記取得手段が、送信される前記シンボル列における前記第1の基準シンボル(R)から前記第2の基準シンボル(R)までの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)を取得するようになされており、
    前記決定手段が、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の補間値として求めるようになされており、
    前記装置が、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S)とを乗算する乗算手段、
    をさらに備えている、
    装置。
  30. 請求項2から請求項7のいずれかに記載の方法のステップを実行するようになされている、請求項29に記載の装置。
  31. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列をスクランブルする装置であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得する取得手段と、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求める決定手段と、
    を備えており、
    前記取得手段が、前記シンボル行列内の前記第1の基準シンボル(R)および前記第2の基準シンボル(R)によって定義される行列、に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)、を取得するようになされており、
    前記決定手段が、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)を求めるようになされており、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のデータシンボル(Dr,c)の行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のデータシンボル(Dr,c)の前記行または列のうちの前記一方に基づく、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の補間値として、さらに求められ、
    前記装置が、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算する乗算手段、
    をさらに備えている、
    装置。
  32. 請求項9から請求項14のいずれかに記載の方法のステップを実行するようになされている、請求項31に記載の装置。
  33. 少なくとも4つの基準シンボル(R,R,R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列をスクランブルする装置であって、
    第1の基準シンボル(R)と、第2の基準シンボル(R)と、第3の基準シンボル(R)と、第4の基準シンボル(R)とを取得する取得手段と、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3の基準シンボル(R)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4の基準シンボル(R)に対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを求める決定手段と、
    を備えており、
    前記取得手段が、前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)との間の少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)を取得するようになされており、
    前記決定手段が、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の補間値として求めるようになされており、
    前記装置が、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)とを乗算し、前記第3の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)とを乗算し、前記第4の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算する乗算手段、
    をさらに備えている、
    装置。
  34. 請求項16から請求項24のいずれかに記載の方法のステップを実行するようになされている、請求項33に記載の装置。
  35. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つのデータシンボル(D)とを備えているシンボル列を受信側に送信する装置であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得する取得手段と、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求める決定手段と、
    を備えており、
    前記取得手段が、送信される前記シンボル列における前記第1の基準シンボル(R)から前記第2の基準シンボル(R)までの範囲内に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)を取得するようになされており、
    前記決定手段が、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の補間値として求めるようになされており、
    前記装置が、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(D)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、これによって前記シンボル列をスクランブルする乗算手段と、
    前記スクランブルされたシンボル列を前記受信側に送信する送信手段と、
    をさらに備えている、
    装置。
  36. 少なくとも2つの基準シンボル(R,R)と少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列を受信側に送信する装置であって、
    第1の基準シンボル(R)と第2の基準シンボル(R)とを取得する取得手段と、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを求める決定手段と、
    を備えており、
    前記取得手段が、前記シンボル行列内の前記第1の基準シンボル(R)および前記第2の基準シンボル(R)によって定義される行列、に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)、を取得するようになされており、
    前記決定手段が、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)を求めるようになされており、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のデータシンボル(Dr,c)の行または列のうちの一方に対して一定であるように求められ、前記第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)が、前記第1のデータシンボル(Dr,c)の前記行または列のうちの前記一方に基づく、前記第1のスクランブリングシンボル(S)と前記第2のスクランブリングシンボル(S)の間の補間値として、さらに求められ、
    前記装置が、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算し、これによって前記シンボル行列をスクランブルする乗算手段と、
    前記スクランブルされたシンボル行列を前記受信側に送信する送信手段と、
    をさらに備えている、
    装置。
  37. 少なくとも4つの基準シンボル(R,R,R,R)と少なくとも1つのデータシンボル(Dr,c)とを備えているシンボル行列を受信側に送信する装置であって、
    第1の基準シンボル(R)と、第2の基準シンボル(R)と、第3の基準シンボル(R)と、第4の基準シンボル(R)とを取得する取得手段と、
    前記第1の基準シンボル(R)に対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2の基準シンボル(R)に対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3の基準シンボル(R)に対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4の基準シンボル(R)に対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを求める決定手段と、
    を備えており、
    前記取得手段が、前記第1の基準シンボル(R)と、前記第2の基準シンボル(R)と、前記第3の基準シンボル(R)と、前記第4の基準シンボル(R)との間に含まれている少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)を取得するようになされており、
    前記決定手段が、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)に対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)を、前記第1のスクランブリングシンボル(S1,1)と、前記第2のスクランブリングシンボル(S1,7)と、前記第3のスクランブリングシンボル(S6,1)と、前記第4のスクランブリングシンボル(S6,7)の補間値として求めるようになされており、
    前記装置が、
    前記第1の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第1のスクランブリングシンボル(S1,1)とを乗算し、前記第2の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第2のスクランブリングシンボル(S1,7)とを乗算し、前記第3の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第3のスクランブリングシンボル(S6,1)とを乗算し、前記第4の基準シンボル(R)と、前記求められた対応する第4のスクランブリングシンボル(S6,7)とを乗算し、前記少なくとも1つの第1のデータシンボル(Dr,c)と、前記求められた対応する第5のスクランブリングシンボル(Sr,c)とを乗算し、これによって前記シンボル行列をスクランブルする乗算手段と、
    前記スクランブルされたシンボル行列を前記受信側に送信する送信手段と、
    をさらに備えている、
    装置。
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