JP2009531127A - 神経再生装置の製造方法及び型 - Google Patents

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Abstract

脊髄損傷に個別に適合できる神経再生装置を製造するための方法及び型であって再生損傷領域で軸索が再生し、機能を取り戻すことを可能にする型が提案される。通路の正確で再現可能な解剖学的な位置決めを確かにするために、得られる装置は特定の傷に適合されることができる。型はベース板(25)、上板(27)および中心部分(33)を備え、夫々のベース板(25)と上板(27)は、神経が再生されるべき負傷した脊髄のポイントに対応する多くの孔を有し、通路をその内部を突き抜けるように持つ中心部分は、複数の糸を受けるように構成され、夫々の糸は、上板(27)の1個の孔と、ベース板(25)の対応する孔とを通して型から出る。

Description

本発明は、脊髄中の神経再生のためのデバイスを製造することができる型を製造する技術に関する。この装置は、脊髄負傷の治療を行うために使用することができる。本発明はこのような装置を製造する方法にも関係する。
末梢神経系とは対照的に中枢神経系(CNS)は、損傷を受けると自己再生することができない。現在のところ、人の脊髄への負傷は負傷部位より下方の永久的な麻痺に通じる。
これらの問題を克服すべく脊髄の軸策の再成長を可能にするためのいくつかの試みがなされている。軸索の再成長を阻害する因子と、軸索の再成長を促進する成長増強因子の双方が確認されている。成長増強因子である脳由来神経栄養因子(BDNF)、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)及び酸性線維芽細胞成長因子[T1](aFGF)の全てが、脊髄損傷後の機能改善に有効であることが証明されている。コンドロイチナーゼABC(Ch ABC)は、コンドロイチン硫酸の作用を阻害でき、中枢脊髄軸の再生を可能にすることが示されている。
健常者の神経系統は脊髄の白質の内部を通過する。中枢神経系内で損傷を受けた軸索は末梢神経の移植片に成長することが知られている。いくつかの末梢神経の移植片を使用することによって、負傷した領域を掛け渡すことで、脊髄の尾部の部位に中枢軸索を拡張する試みがなされている。このような方法は、灰白質がより再生に対して寛大なのと反対に、脊髄の白質は阻害因子を備えるという考えに基づいている。したがって現在のところ、末梢神経移植片は、新たに成長している軸索が白質での神経再生のために抑制環境を回避するように、脊髄の白質から灰白質に信号を指示するように配置されるであろう。人の脊髄の白質と灰白質の夫々の位置及び軸索の位置に関する詳細な情報は入手可能である。
白質から灰白質にリダイレクトすることで軸索が形成されることになり、完全ではないにしても患者の機能改善を図ることができる。
チェン エイチ ワイ ツァオおよびエル オルソンは雑誌、「サイエンス」、274(5274)、1996年度、510頁-3の記事において「大人のネズミの麻痺患者の脊髄回復、後肢機能の部分的回復」として上記の方法を開示している。
この記事によると動物の体の別の部分から取られる末梢神経が、人の手により白質から灰白質にかけて損傷部分を掛け渡すように置かれる。この方法は困難かつ不正確である。多くの試みにもかかわらず、この方法は別の場所での再現が困難であった。
国際公開第98/04197号パンフレットは、遠位端部の複数の開口を近位端部の複数の開口との間を掛け渡す孔部または通路を有した実質的に筒状の形状を有した装置の使用を提案している。通路は患者から採取された末梢神経で満たされるであろう。この装置が脊髄の負傷部位に置かれることで、脊髄の中枢軸索は末梢神経とともに成長して、負傷している領域の遠位端部及び近位端部の間を相互接続するようになるだろう。
白質と灰白質とを接続する際の問題点として接続状態が直線的にならないことが挙げられる。いくつかの神経移植片が適用される場合に、神経移植片が成長の途中で互いに干渉されず、かつ神経移植片が解剖学的に正確に位置されることにより最高程度の機能回復を図れるように神経再生装置が作られていなければならない。
このような装置を作るために、国際公開第98/04197号パンフレットは、生体適合材が周りに型されたフレキシブル管を使用することで通路を簡単に得ることを提案している。
「サイエンス」、274(5274)、1996年度、510頁-3の記事 国際公開第98/04197号パンフレット
本発明の目的は、脊髄負傷を治療するために神経再生装置を製造するための方法と型を提供することであり、これらを個別に適合させることができる。
<発明の概要>
この目的は、本発明に従う患者の脊髄負傷を治療するための神経再生装置を製造する方法による達成でき、この方法は以下の工程を具備する。すなわち、底板と、上板および中心部分を備える型を提供する工程であって、底板と上板は負傷した脊髄で神経が再生されるべきポイントに対応する複数の孔を有し、中心部分はそこを通過する通路を備え、通路内にフレキシブルな第1延設構造体を配置し、第1延設構造体の夫々を上板の一つの孔から出し、底板の前記孔に対応させる工程と、装置を製造するために生体適合性又は生物分解性の素材で前記型を満たす工程と、準備が整うと型から装置を取り除く工程と、を具備する。
この方法に関連して、又は後の段階で、以下の工程が個別または他の工程の時間において行われる、すなわち第1延設構造体を装置から取り除く工程と、神経及び神経再生を促進する素材の少なくともいずれかを通路内に挿入する工程である。
脊髄負傷患者を治療する装置を製造するための型は、底板と、上板および中心部分を備え、底板と上板は負傷した脊髄で神経が再生されるべきポイントに対応する複数の孔を有し、中心部分はそこを通過する通路を備え、通路は複数の糸を受け入れ可能であり、糸の夫々は上板の一つの孔から出て、底板の孔に対応するように配置される。
本発明に従う方法と型を使用することにより、個々の脊髄負傷に特に適合することのできる神経再生装置が製造できるとともに、この装置により損傷領域の軸索を再生でき機能回復することができる。このような装置によれば、複数の通路における再生可能な正確な解剖学的な位置決めを行うための特定の損傷部位に適合させることができる。
また、望ましくは上記の方法は、画像技術を用いて脊髄負傷の像を得る準備工程をさらに備え、脊髄負傷の形状及び寸法に関連した画像データを入手し、画像データに基づいて、これに合致する脊髄負傷の形状及び寸法の型を提供する。この方法によれば特定の患者または脊髄損傷対して個々に適合する神経再生装置を製造することができる。画像技術としては放射線画像技術であるコンピュータ断層撮影法(CT)、磁気共鳴映像法(MRI)または患者の治療に用いられる他の画像技術が挙げられる。
生体適合性又は生物分解性の素材は、神経組織の再生を刺激する作用物質を含むことになる。この作用物質は、神経組織の再生を刺激するために引き続いて徐々に神経に配付される。
また望ましくは、第1延設構造体の夫々は、灰色質の領域に対応する上板の孔を通過するように、また白質の領域に対応する底板の孔を通過するように配置されるか、またはこれとは逆の方向に配置される。これは神経再生が白質よりも灰白質によって理想的に達成されることで達成可能になる。
神経を通路内に挿入する工程は、通路内に第2糸を挿入し、第2糸に神経を固定し、夫々の神経を第2糸の手段により引っ張ることで通路内に入れることを含む。この第2糸は、上記の第1延設構造体よりも実質的に薄いことが望ましい。上記の第1延設構造体を用いて神経移植片を通路内に挿入することも可能である。換言すれば、神経及び神経再生を促進する生物学的素材の少なくともいずれかを通路内に挿入する工程は、通路内に神経移植片を引っ張るか押し入れることを含む。
患者の他の部位から末梢神経が採取されることが望ましい。
フレキシブルな延設構造体は、神経の厚みに対応する横断面寸法を有することで、作られた通路もまた神経の厚みに対応する横断面寸法を有することが望ましい。
本発明は、上述した型を複数備える1組の型にも関係する。このようにして、予め組み立てられた多くの型が提供され、個々の負傷に合致した型を装置に提供することができ、神経再生のための装置を特定の負傷の治療用として選ぶことができる。
神経再生装置は生体適合性のあらゆる素材から作られるであろう。例えば、歯科用セメントが推奨される。フィブリンなどの生物分解性物質素材(チゼル社製品、Tisel product)または、フィブリンをさらに改良してフィブリンに凝固するフィブリノーゲンの濃度を高めたフィブリンを使用することでよりコンパクトにした製品の使用が推奨される。生体内で消滅し、再生された軸索だけを残すことから生物分解性物質素材の使用が有利になる。また、生物分解性物質素材は神経再生のための徐放性を有する刺激因子の担体も提供することになる。神経再生装置は以下の1つ以上の要素を含むであろう。すなわち、aFGF、NFGのように神経再生を促進する因子、他の成長因子、または神経根及び脊髄内での神経再生阻害作用を中和することのできるchABC及び抗体などの要素である。素材はaFGF、chABCのような成長因子又は成長因子の組み合わせ、及び抗体の少なくともいずれかとが予め充填される。抗体は神経再生の阻害要因となる脊髄と神経根の組織の作用を中和する。成長要因及び抗体の少なくともいずれかは、引き続いて神経再生装置から神経移植片まで徐々に移動される結果、治療期間に渡り神経再生を促すこととなる。
図1は、脊髄負傷の治療で使用される本発明の実施形態と一部が共通する従来技術の神経再生装置2を図示している。この神経再生装置2には近位端部領域5と遠位端部領域6とを有する円筒体の形状を有しており、各端部領域は第1部分8と第2部分9を夫々有している。これらの端部領域5、6の第1部分8と第2部分9は白色及び陰影が夫々つけられている。装置はそのうち3つが図示される通路4を含む。一つの通路4は近位端部領域5の第1部分8から、遠位端部領域6の第2部分9まで導かれる。他の通路についても近位端部領域5の第2部分9から、遠位端部領域6の第1部分8まで導かれる。これらの通路4の内の1つは装置の側面地域14の開口7で終わることで、負傷遠位端部位から脊髄の内部に、さらに適当な角度で白質を通って灰白質へと短絡される。これらの通路は末梢神経移植片(不図示)が通されている。図1の装置によれば、矢印で示すように近位端部の白質から伸びる下行の運動経路は遠位端部の灰白質と結合され、遠位端部の白質からの上行経路は近位端部の灰白質と結合される。末梢神経移植片の代わりに神経再生を促進する生物学的素材が通路に挿入されてもよい。このような生物学的素材は神経線維の周りで見つけられる幹細胞または細胞から試験管内で製造することができ、例えばニューロン、シュワン細胞、ミクログリアなどのマクロファージおよび線維芽細胞が挙げられる。ここで使用可能な生物学的素材の他の例は、細胞外マトリックス成分構造物、コラーゲン様構造物、エラスチン、グルコサミノグルカン(glucosaminoglucanes)または他の結合組織物質などが含まれる。神経移植片が挿入される部位または存在する通路内に本明細書を通して、上記の素材が適用されることになる。
図1は、脊髄全体の断面の間で掛け渡される神経再生装置を図示する。本発明によると、この神経再生装置は脊髄損傷部位のあらゆる高さ、部分的または全断面をカバーするように、負傷のあらゆる形と寸法に適合可能であり、高さ部位において個別な寸法を有するように構成される。端部領域は平面または負傷部位の端部領域に合致するような他の必要形状を備える。
図2は、本発明に従う神経再生装置を製造する方法のフローチャートである。当業者において自明であるようにいくつかの工程の順序は変更可能または関連して実行されることとなり、例えば工程S24は工程S23の前で実行されるかあるいは工程S25の後で実行されるであろう。
工程S21では、脊髄の損傷領域の画像が従来技術による放射線学の画像技術を使用して再生されることにより、脊髄の断面の損傷領域の寸法と形状の画像データを得る。ここで、このような画像技術としてはコンピュータ断層撮影法、核磁気共鳴および他の技術が含まれることになり、いずれが本発明の文脈において使用されても良い。
工程S22では、工程S21で得られた画像データが使用されて、負傷領域の近位端部と遠位端部との間を掛け渡すように製造された神経再生装置の形状と寸法が決定される。
工程S23では、神経再生装置の各端部における夫々の通路の入口の孔の位置が決定される。
工程S24では、神経再生装置が作られるべき型の異なった部分が、旋盤加工またはフライス加工のような適当な既知の技術によって作成及び形成される。
この工程は、本質的に円形あるいは一部が円形または楕円形の横断面形状を有する型の側壁を形成することも含む。側壁の両端における縁部は、平らまたは負傷部に合致する最適な形状にされるであろう。
工程S25では、各端部壁に孔が提供される、このとき近位端部と遠位端部との間で神経が接続できるように入口ポイントが神経に対して位置される。
孔の位置決めは、図3を参照して後述する。
工程S26では、型は例えば図6を参照して後述するように部分的に組み立てられることで、型の各入口ポイントの間に糸が位置できるようにする。
工程S27では、適度な横断面積を有する糸、ワイヤーまたは他のフレキシブルな延設構造体が各入口ポイントの間に通されることでこれらの通過する通路が形成される。ここでは、説明の簡略化のために構造体を糸と呼ぶ。この糸は、例えば適当な寸法の釣り糸のような、ナイロン糸であろう。近位端部と遠位端部の各入口孔の位置関係をどのように合致させるかについては図3を参照して述べる。
工程S28では、神経再生装置を作るために型は生物適合性の又は生物分解性物質の適当な素材で満たされる。これらの適当な素材については上述した。上述したように、素材は神経の再生を促進するように、成長因子又は抗体と様々な方法で処理または混ぜられるであろう。これに続き、神経再生装置が乾燥するまで固化または重合させられる。
工程S29では、糸が型から取り除かれる結果、神経再生装置を通過する開いた通路が得られるので、この装置を負傷している領域に置くことで必要な各ポイントで近位端部と遠位端部の間を接続することになる。
工程S30では、患者の身体の別の部分から取られる末梢神経で通路が満たされる。これは通路を形成するために工程S27で使用したよりもはるかに薄い糸を各通路を通過するように通させ、例えば糸を神経に結びつけてから神経を引っ張って通過させることで行える。これに代えて神経移植片は吸気技術によって通路の中まで吸引されるか、または加圧ガスを利用する押し込み技術または他の適当な方法によっても挿入可能である。神経移植片を備えたあらかじめ充填されたフレキシブル管を用いて通路中に押し込むようにしてもよい。
工程S31では、神経再生装置の全ての通路が神経移植片で充填されると、神経再生装置を脊髄の負傷している部位に配置する準備が整う。
損傷領域に相当する型を作成する代わりに、型はより大きな装置を作成するようにできる、この装置は切断、フライス加工または別の適当な加工によって必要な寸法と形状にすることができる。例えば、脊髄への部分的な負傷の場合において、脊髄の全体の断面に対応する装置を作り、損なわれていない脊髄部位に対応する装置の部分を取り除くことができるように構成できる。
画像化工程、形状、寸法を得るための工程、及び型を形成するための工程は、望ましくは上記の画像システムをCAD/CAMシステム(Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing)に接続されたイメージングシステムによって行われると良い。
工程S27で使用される糸および上板、底板の通路の孔は、各通路に挿入される神経と略同じ寸法であると良い。
図3は、近位端部と遠位端部の各孔がどのように合致するのかを図示している。図3はネズミのために準備されたものであるが、人のためにも同様の局所地図を準備することができる。型の同じ近位端部の各孔と遠位端部の各孔は、一群の組3a〜3lとして地図で図示されている。各組において、地図の左側の部分は近位端部を示し、右側の部分は遠位端部を示す。型を満たすことを可能にし、かつ方向を示すために凹部が一方の板に提供される。夫々の1組の合致している孔は地図において黒でマークされている。すなわち組3aの左側の部分と右側の部分で黒くマークされた孔は、互いに合致する孔の組であって、この組の間において糸が提供されることで通路が形成される。以上のように端部の板は楕円形である必要はなく、楕円形状の一部の円弧となっても良い。
孔の実際の位置は再生されるべき神経通路の位置に依存しており、換言すれば脊髄での負傷の位置に依存する。
図3において、12個の孔が図示されているが、これはネズミの場合に適用される。孔の数は、横断面の領域と装置の形状により規制を受ける。
より分厚い脊髄を有する人の場合には、より多くの数の孔であって、例えば18個、24個または大きい数の孔を装置に設けることが可能となる。より多くの孔であればより多くの神経通路が再生可能となり、この結果良好な結果を得ることができることとなろう。これらの孔は、人の脊髄の神経通路を再生するのに適した方法で置かれなければならない。人の脊髄地図はいくつかの医学教科書、例えば人の神経系(2004)パキノス アンド マイ アカデミック プレス 社(Paxinos&Mai,Academic Press Inc.)から得ることができる。
図4は、糸がいくつかの入口孔の間に提供されている状態の型の近位及び遠位端部板または上板27と底板37を図示している。本図において、側壁は明瞭化のために除かれている。図示のように糸は、白質から灰白質への接続状態を提供できるようにカーブをなして伸びている。
図5は、型が本発明の実施形態に従うホルダー21に配置された様子を図解している。この実施形態では型が適当な金属材料から作られているが、むろんいかなる適当な設計から作ることもできまた樹脂材料などのいかなる他の適当な素材からも作られるであろう。ホルダー1は、あらゆる適当な方法から形成可能であって、ベース23の上に取り付けられる。図5に図示したように型はベース板25および上板27を備え、この上に端部板が提供される。ベース板25と上板27は2個のねじ29、31によって、ベース板25と上板27の間に距離要素を介在させて接続される。ベース板25と上板27の間には中心部分33が配置される。上板27とベース板25は神経再生装置における端部壁の二つの形状部分を定義する。中心部分33は、神経再生装置の長手方向部分及び横断面部分を定義する貫通孔部分を有する。上板27と中心部分33との間は第3ネジ35の手段により接続される。ベース板25は、中心部分の貫通孔と同じ横断面と、近位端部又は遠位端部の各通路の孔とを備えた突起(図5では不図示)を有している。上板27は他端部の各孔を備えている。第3ネジ35の手段によって、上板27と中心部分33とが図5に図示されるように開いた位置または閉じた位置に配置される。開いた位置では、ベース板の突起は、中心部分の貫通孔を実質的に通過して閉じた位置まで伸び、閉じた位置では、突起の端部のみが貫通孔の内部に位置される。この開いた位置において、糸が上板27とベース板25の各孔の間に配置できるようになる。閉じた位置では、型は所望の形状を有することになり、神経再生装置を作るための最適な素材で充満されることになる。
上板は型内に生体適合材料を導入するための入口孔(不図示)も備えている。内側を向く側面において、神経再生装置が、例えば遠位端部において、小さい突起を備えるように型を形成して、患者に対して正しい方向に神経再生装置を配置することを容易にしても良い。
もちろん、型は図5に図示した以外にも他の最適な方法で提供できることになる。
図6は、図5を参照して述べた上板27とベース板25と中心部分33との開いた位置と閉じた位置をより明瞭に図解している。図6aは、開いた位置を図示しており、ベース板25の突起39の端部37が、上板27に面する中心部分33の端部において見えている。突起39の端部37は、型の底板を構成する。各糸は、突起の各孔から上方に向けて伸び、上板27の各孔を通過している様子が見える。図6bにおいて、中心部分33を上昇させて上板27と接触するように第3ネジ35が締め付けられる。ベース板25の突起39は中心部分33の下方の底板の上に見える。各糸は、上板27の各孔から上方に伸びているのが見える。この位置において、型は使用準備が整う。
図7aと図7bは、ベース板25と中心部分33と上板27とが閉じた位置にあり、中心部分の壁の一部を除去して型の内部を見えるようにした図である。図示のように底板37またはベース板25の突起の端部は、貫通孔の内部にわずかに伸びている。各糸は、突起39の各孔から延設され、貫通孔の軸方向に沿うように実質的に伸びて、上板27の各孔から出るようになる。
図8は、本発明の実施形態に従って製造されるであろう神経再生装置40を図示している。この事例では神経再生装置は脊髄の全体の断面を掛け渡すように配置される。糸42が近位端部となる神経再生装置40の孔から入り、神経再生装置の遠位端部の対応する孔から出るように設けられる。
尚、上記の説明は今日可能である方法であることに鑑み、白質を灰白質に接続する点に着目して主に述べた。将来は白質を白質に接続するか、特に体外から投与される成長因子の開発により、特定の神経経路を再生することも可能となるであろう。このことは灰白質への白質の接続よりも潜在的に患者の良い機能回復に通じるだろう。またもちろん発明の方法及び装置は、白質を白質に接続するための神経再生装置を製造するためにも使われることが出来る。
本発明に従う神経再生装置又は治療装置が、特定の患者の特定の負傷に適合するように製造されることができ、最良な適合状態が供給される。この代わりにいくつかの標準的な寸法を有する装置を提供することが可能であり、それぞれの負傷に対して最も良く適合するものが選択される。この場合、異なった寸法の装置を製造するために、異なった寸法を備える型のセットを提供できる。
本発明について、以下の図面を参照して詳細に記述する。
本発明の一実施形態になる脊髄負傷の治療で使用される神経再生装置の外観斜視であって、間隙における中枢神経システムの両端部において、中枢神経の一部がリダイレクトされている様子を図示している。 本発明に従う神経再生装置の製造方法のフローチャートである。 近位端部側壁と遠位端部側壁とに設けられる複数の孔の合致配置図である。 糸が型の近位端部側壁と遠位端部側壁とに設けられる複数の入口孔に通された状態を図示した外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に従うホルダーによって保持された型を図示した外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に従う型が第1及び第2の位置に位置する様子を図示した外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に従う型が第2の位置に位置しており、壁の一部が取り除かれている状態を図示した外観斜視図である。 本発明の実施形態に従う結果として得られる神経再生装置に関する事例の図である。

Claims (13)

  1. 人または脊髄動物である患者の脊髄負傷を治療する神経再生用の装置(2)を製造する方法であって、
    底板(37)と、上板(27)および中心部分(33)を備える型を提供する工程であって、前記底板(37)と前記上板(27)のそれぞれは負傷した脊髄で神経が再生されるべきポイントに対応する複数の孔を有し、前記中心部分はそこを通過する通路を備え、
    前記通路内にフレキシブルな複数の第1延設構造体を配置し、前記第1延設構造体の夫々を前記上板(27)の一つの孔と前記底板(37)の対応する孔を通して型から出す工程と、
    前記装置を製造するために生物適合性又は生物分解性の素材で前記型を満たす工程と、 準備が整うと前記型から前記装置を取り除く工程と、を具備する方法。
  2. 前記第1延設構造体を前記装置から取り除く工程をさらに備え、神経及び神経再生を促進する素材の少なくともいずれかを前記通路内に挿入する請求項1に記載の方法。
  3. コンピュータ断層撮影法や磁気共鳴映像法などの画像技術を用いて脊髄負傷の像を得る工程をさらに備え、負傷の形状及び寸法に関連した画像データを入手し、前記画像データに基づいて、脊髄負傷に合致する形状及び寸法の型を提供する請求項1または2に記載の方法。
  4. 生物適合性又は生物分解性の前記素材は、神経再生を刺激するための作用物質を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1延設構造体の夫々は、灰白質の領域に対応するように位置する前記上板の孔を、及び白質の領域に対応するように位置する前記底板の穴を通過するように配置され、又はこれとは逆の方向に配置される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 神経を前記通路内に挿入する前記工程は、前記通路内に第2糸を挿入し、前記第2糸の夫々に神経を固定し、夫々の神経を前記第2糸の手段により引っ張ることで前記通路内に入れる工程を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 神経及び神経再生を促進する生物学的素材の少なくともいずれかを前記通路内に挿入する前記工程は、神経移植片を前記通路内に引き入れるかまたは押し入れる工程を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第2糸は、前記第1延設構造体よりも実質的に薄い請求項6に記載の方法。
  9. 神経を前記通路内に挿入する前記工程は、患者の体の他の部位からの末梢神経を挿入する工程を備える請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 患者の脊髄負傷を治療するための装置(2)の型であって、
    前記型は、底板(37)と、上板(27)および中心部分(33)を備え、
    前記底板(37)と前記上板(27)のそれぞれは負傷した脊髄において神経が再生されるべきポイントに対応する複数の孔を有し、前記中心部分はそこを通過する通路を備え、
    前記通路は複数の糸を受け入れ可能であり、糸の夫々は、前記上板(27)の一つの孔と前記底板(37)の対応する孔を通して型から出る型。
  11. 前記孔は、神経の厚みに対応する横断面寸法を有する請求項10に記載の型。
  12. 前記底板(37)は、前記ベース板(25)により搭載される突出部(39)の上に位置され、前記中心部分(33)の内部に一部が延設される請求項10または11に記載の型。
  13. 請求項10乃至12のいずれか1項に記載の型を複数分備えた1セットの型。
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