JP2009527967A - シンボル−レベル適応方法およびこの方法を実施するためのメモリ、等化器、受信器 - Google Patents

シンボル−レベル適応方法およびこの方法を実施するためのメモリ、等化器、受信器 Download PDF

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Abstract

等化器の少なくとも1つの係数を適応させるシンボル−レベル適応方法であり、本方法は、a)完全なパイロット・チャネル化符号の拡散率よりも短い拡散率を有し、かつ同時に、他の同時にアクティブなチャネル化符号の何れにも依然として直交する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在するかどうかを決定するステップ(144)と、b)短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、パイロット・シンボル推定値を入手するために、短縮されたパイロット・チャネル化符号を使用してパイロット・チャネルを逆拡散するステップ(162)と、c)ステップb)から入手されたパイロット・シンボル推定値と、対応する予期されたパイロット・シンボルとの間の誤差にしたがって、等化器係数の値を適応させるステップ(168)とを含む。

Description

本発明は、等化器係数のシンボル−レベル適応方法およびこの方法を実施するためのメモリ、等化器、受信器に関する。
本明細書の全体を通じて使用される用語は、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System―ユニバーサル移動電気通信システム―)のようなCDMA(Code Division Multiple Access―符号分割多重アクセス―)通信システムに関する3GPP(Third Generation Partnership Project―第3世代パートナーシップ・プロジェクト―)標準規格で定義されたものに対応する。
CDMA通信システムでは、拡散が、データ・シンボルを発信器から受信器へ伝送するために使用される物理的チャネルに施されることに留意される。拡散は、あらゆるデータ・シンボルを複数のチップから構成されたチップ・シーケンスに変換し、よって伝送された信号の帯域幅を広げる少なくともチャネル化演算を含む。チップは最小継続時間キーイング要素である。1データ・シンボル当たりのチップ数は拡散率[spreading factor]と呼ばれる。
チャネル化演算時に、1つのチャネルからの各データ・シンボルにチャネル化符号が乗じられる。一般には、複数のチャネルが発信器から受信器へ同時に伝送される。各チャネルは、それ自体のチャネル化符号に関連付けられる。直交CDMAシステムでは、チャネル化符号は直交する。例えば、OVSF(直交可変拡散率)符号が使用される。
CDMA通信システムでは、発信器から受信器への伝送が、少なくとも1つのパイロット・チャネルと複数のトラフィック・チャネルとを含む。パイロット・チャネルは、各受信器によって知られた所定のデータ・シンボルを伝送するために使用される。これらの所定のデータ・シンボルは、パイロット・シンボルと呼ばれる。パイロット・チャネルは、すべての受信器によって逆拡散されうる。
各トラフィック・チャネルは、単一の受信器によって逆拡散されるように企図されている。したがって、各トラフィック・チャネルは、発信器およびこの単一の受信器の両方のみによって知られたチャネル化符号を使用して拡散される。一方で、パイロット・チャネルは、発信器およびすべての受信器によって知られたチャネル化符号を使用して拡散される。
受信器において受信されたチャネルを等化し、したがって受信されたチップ・シーケンス間の直交性をほぼ復元しかつチップ間干渉(ICI)を低減するために、等化器が直交CDMA受信器で使用される。換言すれば、等化器は、チップ・レベルでチャネルの歪みを補正する。
チャネルの歪みは時間的に変化する。したがって、チャネル変化を追跡するために等化器係数を適応させることが必要である。このような目的で、チャネルの歪みにしたがって等化器係数を適応させる方法が存在する。既存の方法は、
−逆拡散器によって出力されたパイロット・シンボル推定値と、その対応する予期されたパイロット・シンボルとの間の誤差にしたがって、等化器係数の値を適応させるステップ、
を含む。
これらの既存の方法は、最小化されるべき誤差が、逆拡散されたパイロット・シンボルと、その対応する予期されたパイロット・シンボルとの間の誤差であるので、「シンボル−レベル適応」として知られている。一方、最小化されるべき誤差が、パイロット・シンボルのチップと、その予期されたパイロット・シンボルの対応するチップとの間の誤差である場合に、この適応方法は「チップ−レベル適応」として知られている。シンボル−レベル適応とチップ−レベル適応との違いは、論文D1、すなわち、
コリン・D・フランク[Colin D.Frank]、ユージン・ビソツキ[Eugene Visotsky]およびウパマニュー・マドハウ[Upamanyu Madhow]の「長い拡散シーケンスを有する直接シーケンスCDMAシステムのダウンリンクのための適応干渉抑制[”Adaptive interference suppression for the downlink of a direct sequence CDMA system with long spreading sequence”]」、VLSI信号処理ジャーナル、第30巻、第1部[Journal of VLSI Signal Processing, vol.30, no.1]頁273〜291、2002年3月、においてさらに詳細に説明されている。
シンボル−レベル適応方法が効率的であることは実証済みである。しかし、シンボル−レベル適応は、パイロット・シンボル速度でしか行われえない。実際には、パイロット・シンボルの信頼性のある推定値を入手し、その推定値から誤差が計算されうるためには、パイロット・シンボルのあらゆるチップの受信を待つこと(このパイロット・チップ・シーケンスの逆拡散を開始する前に)が必要である。例えば、パイロット・チャネル化符号が256の拡散率を有すれば、シンボル適応は256のチップ間隔毎にしか実行されえない。したがって、シンボル−レベル適応方法は、高速で変化するチャネルを追跡するには速度が遅い。
この問題に対する方策が、ビソツキ(Visotsky)等の名前で発行された米国特許第6175588号で既に提案されている。より厳密には、米国特許第6175588号は、パイロット・シンボル推定値をパイロット・シンボル速度よりも高い速度で生成するように完全なパイロット・チャネル化符号よりも短いチャネル化符号を使用してパイロット・シンボルを逆拡散する仕方を開示する。しかし、このより短いパイロット・チャネル化符号は、他の同時に使用されたチャネル化符号に直交しない。その結果として、入手されたパイロット・シンボル推定値は、他のチャネルで同時に受信される他のシンボルによって強く妨害を受ける。この方法の信頼性は乏しい。
したがって、本発明の目的は、高速で変化するチャネルをより適切に追跡できるシンボル−レベル適応方法を提供することである。
本発明は、
a)完全なパイロット・チャネル化符号の拡散率よりも短い拡散率を有すると共に、他の同時にアクティブなチャネル化符号の何れにも依然として直交する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在するかどうかを決定するステップであって、このチャネル化符号で逆拡散された信号の電力が所定の閾値よりも高ければ、チャネル化符号が「アクティブ」である、決定するステップと、
b)短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、パイロット・シンボル推定値を入手するために、短縮されたパイロット・チャネル化符号を使用してパイロット・チャネルを逆拡散するステップ、またはこのような符号が存在しなければ、パイロット・シンボル推定値を入手するために、完全なパイロット・チャネル化符号を使用してパイロット・チャネルを逆拡散するステップと、
c)ステップb)から入手されたパイロット・シンボル推定値と、対応する予期されたパイロット・シンボルとの間の誤差にしたがって、等化器係数の値を適応させるステップと、
を含むシンボル−レベル適応方法を提供する。
上記のシンボル−レベル適応方法は、短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、パイロット・チャネル逆拡散が、1パイロット・シンボル期間当たりに2回以上実行可能なので、パイロット・シンボル速度よりも高い速度で実行可能である。さらには、パイロット・シンボル逆拡散が、パイロット・シンボル速度よりも高い速度で行われるとき、パイロット・シンボル推定値の信頼性は、この目的で使用した短縮されたパイロット・チャネル化符号が、他の現在使用されているチャネル化符号の何れにも直交するので、依然として不変のままである。その結果として、完全なパイロット・チャネル化符号しか使用しない知られた方法に関する場合よりも速く等化器係数を適応させることが可能であり、他方で該等化器係数は、これらの知られた方法に関する場合と同じ位の信頼性を留める。
上記のシンボル−レベル適応方法はまた、短縮されたパイロット・チャネル化符号が少なくとも時々使用されるので、パイロット・シンボルの逆拡散をより速める。
上記方法の実施形態は、以降の特徴、すなわち、
−ステップa)は、現在使用されているチャネル化符号の1つで逆拡散された信号の電力を推定する演算と、チャネル化符号がアクティブなチャネル化符号であるか否かを確証するために、推定された電力を所定の閾値に比較する演算とを含み、
−パイロット・チャネルの逆拡散を中断できない低電力の信号を伝送するために同時に使用されたチャネル化符号が、ステップa)では非アクティブなチャネル化符号と見なされるように、所定の閾値は十分に高く選択され、
−ステップa)は、チャネルの1つを通じて受け取られた命令にしたがって、チャネル化符号が非アクティブなチャネル化符号であることを確証する演算を含み、
−ステップa)は、OVSF(直交可変拡散率)符号ツリーにおいて、完全なパイロット・チャネル化符号に関連付けられたノードの親ノードに関連付けられたチャネル化符号を選択する演算を含み、この親ノードは、
−同時にアクティブなチャネル化符号に関連付けられた他の子ノードを有さず、
−OVSF符号ツリーの根ノードに可能な限り近接しており、
−完全なチャネル化符号の拡散率のx分の1の拡散率を有する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、少なくともステップb)およびc)が、次式、すなわち、
ss=Tfs/x(Tfsは完全なパイロット・シンボル期間)
の式のように定義される短縮されたパイロット・シンボル期間Tssのそれぞれの終わりで実行される、
という特徴の1つまたは幾つかを含みうる。
本方法の上記の実施形態は、以降の利点、すなわち、
−アクティブな符号を非アクティブな符号から区別するために、逆拡散された信号の電力を推定することによって、現在使用されていないチャネル化符号のみが非アクティブなチャネル化符号と見なされる場合よりも、頻繁に非アクティブなチャネル化符号が生じることになり、よって等化器係数の適応がより頻繁に行われ、
−どのチャネル化符号が現在使用されているかを決定するために、発信器から受け取られた命令を使用することによって、このチャネル化符号で逆拡散された信号の電力の推定を回避することが可能になり、
−OVSF符号ツリーを使用することによって、他のアクティブなチャネル化符号の何れにも依然として直交する最も短い可能なパイロット・チャネル化符号を簡単に決定することが可能になり、最終的に、等化器係数の速い適応をもたらす、
という利点を提示する。
また本発明は、命令が電子計算器によって実行されるとき、上記のシンボル−レベル適応方法を実行するための命令を含むメモリに関する。
また本発明は、上記のシンボル−レベル適応方法を実行するのに適切な等化器ばかりでなく、このような等化器が装備された直交CDMA受信器にも関する。
本発明の前述および他の態様は、以降の説明、図面、および特許請求の範囲から明白になろう。
図1は、直交CDMA通信システム2を示す。以降の説明では、当業者によく知られた機能および構造体が詳細に説明されることはない。
例えば、システム2はUMTSシステムのような無線電気通信ネットワークである。
簡略化のために、1つのみの基地局4と、1つのみの使用者用装置とが示されている。例えば、使用者用装置は移動電話のような無線受信器6である。
基地局4は、データ・シンボルをセル以内の多くの使用者用装置へ伝送するために、無線直交CDMA発信器10を有する。
例えば、発信器10は、拡散および変調に関する3GPP TS 25.213標準規格の仕様に準拠する。したがって、本発明の理解に必要な発信器10の詳細のみが本明細書に説明される。
発信器10は、Kデータ・シンボルa1,n、a2,n、…、ai,n、…、ak,nを同時に伝送するように設計されるが、ここで添字iはチャネルを識別し、添字nはチャネルiを通じて伝送されたシンボルのオーダ・ナンバ[order number]を識別する。例示の目的のみのために、本明細書において、シンボルa1,nは、PCPICH(一次共通パイロット・チャネル)として知られるチャネルの中で伝送されるべきパイロット・シンボルであるものと想定する。またシンボルa2,nは、PCCPCH(一次共通制御物理的チャネル)を通じて伝送されるべきシンボルであるものと想定する。その他のシンボルa3,nないしaK,nは、例えば、トラフィック・チャネルのような、UMTS標準規格で定義された他のチャネルの中で伝送されることになる。
各シンボルai,nが、チャネル化演算を実行するそれぞれのモジュールSpiに伝送される。より厳密には、各モジュールSpiは、受信されたシンボルai,nに、他のチャネルに関して同時に使用された他の任意のチャネル化符号に直交するチャネル化符号Cを乗ずる。
チャネル化符号Cは、例えば、図2のOVSF符号ツリーの中で選択される。図2では、表記Cch,SF,nは、拡散率SFを有する第n次のチャネル化符号を示す。
図2の符号ツリーと、それぞれのチャネルへの各符号の割当てとが、3GPP TS 25.213標準規格で説明されている。
図2では、符号ツリー・レベルI、II、およびIIIのみが完全に表示されており、符号ツリー・レベルVII、VIII、およびIXは一部しか示されていない。符号ツリー・レベルIVからVIは図2に示されていない。
レベルIは、チャネル化符号Cch,1,0に対応する根ノード20のみを含む。
レベルIIは、根ノード20の2つの子ノード22および24を含む。ノード22および24は、チャネル化符号Cch,2,0およびCch,2,1にそれぞれ対応する。これら2つのチャネル化符号は直交する。レベルIIでは、各チャネル化符号が、2に等しい拡散率を有する。
ノード22および24は、また、子ノード26、28および30、32のそれぞれの親ノードでもある。ノード26、28、30、および32は、チャネル化符号Cch,4,0、Cch,4,1、Cch,4,2、およびCch,4,3に対応する。レベルIIIのチャネル化符号は、4に等しい拡散率を有しかつ相互に直交する。
レベルIIIの各ノードは、レベルIVにおける2つの子ノードの親ノードであり、以下同様に続く。
図2は、
−レベルVIIにおけるチャネル化符号Cch,64,0に対応するノード34、
−レベルVIIIにおけるチャネル化符号Cch,128,0およびCch,128,1のそれぞれに対応する2つの子ノード36および38、ならびに
−レベルIXにおけるチャネル化符号Cch,256,0、Cch,256,1、Cch,256,2、およびCch,256,3のそれぞれに対応する4つのノード40、42、44、および46
のみを示す。
図2におけるOVSF符号ツリーの1つのノードに対応するチャネル化符号は、同じレベルにおけるノードに関連付けられたチャネル化符号の何れにも直交することに留意すべきである。このチャネル化符号はまた、同じレベルにおける他のノードの1つのノードの子ノードに関連付けられたチャネル化符号の何れにも直交する。例えば、チャネル化符号Cch,2,1は、チャネル化符号Cch,2,0ばかりでなく、ノード22の子ノードに関連付けられたチャネル化符号の何れにも直交する。その結果として、チャネル化符号Cch,2,1はチャネル化符号Cch,256,0またはCch,256,1に直交する。
以上とは異なり、親ノードに関連付けられたチャネル化符号は、その子ノードに関連付けられたチャネル化符号と直交しない。例えば、チャネル化符号Cch,128,0はチャネル化符号Cch,256,0またはCch,256,1と直交せず、チャネル化符号Cch,256,2に直交する。
例示の目的では、上記のように定義されたチャネル化符号CおよびCは、チャネル化符号Cch,256,0およびCch,256,1にそれぞれ等しいものと想定する。
各モジュールSpiの出力は、加算器50に接続される。加算器50は、各拡散シンボルai,nに対応するチップ・シーケンスを加算する。
加算器50は、得られる大域チップ・シーケンスをスクランブラ52に出力する。スクランブラ52は大域チップ・シーケンスをスクランブル処理する。より厳密には、スクランブラ52は、スクランブル処理された大域チップ・シーケンスb[l]を入手するために、大域チップ・シーケンスにスクランブル符号S[1]を乗ずる。シーケンスb[1]は、無線信号58としてアンテナ56によって空中に放射される前に、異なるモジュール(図示せず)を介して伝送される。無線信号58は、CDMA通信システムでは「ダウンリンク信号」として知られている。
受信器6は、無線信号58を受信するためのアンテナ60と、受信された無線信号を基底帯域のスクランブル処理された大域チップ・シーケンスy[l]に変換するための無線周波数受信器62とを有する。
シーケンスy[l]は以降の関係にしたがって推定可能であり、すなわち、
y[l]=b[l]h[l]+v[l] (1)
上式で、
−b[l]はスクランブル処理された大域チップ・シーケンスであり、
−h[l]は時間で変化するチップ速度離散時間系であり、
−v[l]は、他の基地局に由来する平均ガウス雑音および干渉をモデル化する摂動項であり、かつ
−記号「*」は畳込み演算である。
シーケンスy[l]は、スクランブル処理を受けた推定された大域チップ・シーケンス
Figure 2009527967
を出力する適応等化器64に入る。シーケンスy[l]の等化は、lに等しい遅延を導入する。
推定された大域チップ・シーケンス
Figure 2009527967
は、推定されたチップ・シーケンスを逆スクランブル処理する(descramble)デスクランブラ66によって受信される。実際には、デスクランブラ66は、シーケンス
Figure 2009527967
に、時点l−lにおいて発信器10で使用されたスクランブル符号S[l−l]の複素共役数S[l−l]を乗ずる。
次いで、逆スクランブル処理された大域チップ・シーケンスは、逆拡散器Dslおよび他の逆拡散器Dsjに伝送される。
逆拡散器Dslは、パイロット・シンボル推定値
Figure 2009527967
を入手するために、逆スクランブル処理された大域チップ・シーケンスを逆拡散する。そうするために、逆拡散器Dslは、逆スクランブル処理された大域チップ・シーケンスにチャネル化符号Cを乗ずる。
パイロット・シンボル推定値
Figure 2009527967
は、誤差eを入手するために、パイロット・シンボル推定値
Figure 2009527967
から、その対応する予期されたパイロット・シンボルa1,nを減ずる減算器70に伝送される。パイロット・シンボルは、受信器6によって受信される前から知られている所定のパイロットであることに留意される。減算器70は誤差eを等化器64に伝送し、等化器64は、この誤差eを最小化するために、それ自体の係数を適応させうるようになっている。等化器64の特定の実施形態が、図3を参照してさらに詳細に説明される。
逆拡散器Dsjは、チャネルjを通じて伝送されたシンボルのシンボル推定値
Figure 2009527967
を入手するために、別のチャネル化符号の共役数を使用して、逆スクランブル処理された大域チップ・シーケンスを逆拡散する。
図1は受信器6の実施形態を示すが、そこでは等化が、逆スクランブル処理および逆拡散の前に行われる。しかし、図3では、逆スクランブル処理および逆拡散が等化の前に行われる場合における等化器64が、より詳細に説明される。図3の等化器64の一般的特性が、上で言及された論文D1に説明されている。
等化器64は、シーケンスy[l]を受信する入力90と、パイロット・シンボル推定値
Figure 2009527967
を出力する出力92とを有する。
等化器64は、次式、すなわち、
Figure 2009527967
によって定義される適応フィルタ96を含み、
上式で、
− W(L≦m≦L)は、フィルタ96のL−L+1の係数であり、かつ
− Z−mは、mのチップ間隔の遅延を表す。
フィルタ96は、有限トランスバーサル・フィルタ[finite transversal filter]または他の任意適切な構造体の形態を取ってもよい。等化器64は、雑音、干渉、およびチップ間干渉による平均二乗誤差を最小化するために、フィルタ96の係数を適応させる。適応等化器64の適応は、データをより精確に表すために、係数が移動されるべき方向を等化器に示す誤差eによって駆動される。
したがって、等化器64は、入力90に接続されかつL+Lの遅延ブロックTL1からTL2を含むタップ遅延線94を有する。各遅延ブロックは、チップ間隔だけシーケンスy[l]を遅延させる。
フィルタ96は、L−L+1の平行分岐を有する。各分岐の一方の末端がフィルタ96の対応する入力に接続される一方で、他方の末端が、平行分岐の各々によって出力された結果を加算する加算器98に接続される。各平行分岐は、この分岐の一方の末端で入力された信号に、それぞれの係数Wを乗ずる乗算器を含む。図3で、平行分岐は、一番上の分岐が入力信号にWL1を乗ずる一方で、一番下の平行分岐が、入力信号に係数WL2を乗ずるように、係数の次数にしたがって配置される。
一番上の平行分岐の入力は、逆拡散器Dslおよびデスクランブラ66を介して、入力90に接続される。他の平行分岐は、逆拡散器Dslおよびデスクランブラ66を介して遅延ブロックTLiのそれぞれの出力に接続される。論文D1で説明されたように、上記の構造体は、等化の前に最初に逆スクランブル処理および逆拡散を実行する。
等化器64はまた、チャネル変化に従って等化64を適応させるように、フィルタ96の各係数Wの値を変更できる計算器110を含む。より厳密には、計算器110は、誤差eを最小化する係数Wの値を計算する適応アルゴリズムを実行することができる。この目的で、計算器110によって実行されるアルゴリズムは、MMSE(最小化平均二乗誤差)アルゴリズムである。好ましくは、様々なMMSEアルゴリズムのうちで、本実施形態で使用される適応アルゴリズムは、LMS(最小平均二乗)アルゴリズムまたはNLMS(正規化最小平均二乗)アルゴリズムである。LMSおよびNLMSアルゴリズムが以降の文書、すなわち、
「適応アルゴリズムのLMS系統の統計的効率に関して[”On the statistical efficiency of the LMS family of adaptive algorithms”]」(バーナード・ウィドロ[Bernard Widrow]およびマックス カメネツキ[Max Kamenetsky]、ISL(ISL)−カリフォルニア州スタンフォード、スタンフォード大学電気工学科[Department of Electrical Engineering, Stanford University, Stanford CA])においてさらに詳細に説明されている。
図4は、3つの連続的なパイロット・シンボル130から132の受信に対応するチップ・シーケンスを示す。簡略化のために、パイロット・シンボル130から132は、6に等しい拡散率を有する完全なパイロット・チャネル化符号に関して例示される。したがって、各拡散パイロット・シンボルは、6つの連続的なチップからなる。
同じパイロット・シンボルに対応するどの連続的なチップも、パイロット・シンボル期間Tfsの間に伝わっている。期間Tfsは、チップ間隔Tに完全なパイロット・チャネル化符号の拡散率を乗じたものに等しい。
完全なパイロット・チャネル化符号の拡散率のx分の1である拡散率を有し、かつ同時に、発信器10によって同時に使用された他のチャネル化符号の何れにも依然として完全に直交する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、短縮されたパイロット・シンボル期間Tssを画定することが可能である。期間Tssはxで除した期間Tfsに等しい。
例えば、図4は、短縮されたパイロット・シンボル期間Tssを示す。この特定の場合では、短縮されたパイロット・チャネル化符号が、完全なチャネル化符号の半分の大きさである。
ここで図5を参照して、受信器6の演算が説明される。
発信器10と受信器6との間の接続が確立される間に、ステップ140で、発信器10は命令を受信器6に伝送する。これらの命令の幾つかは、どのチャネル化符号が、発信器10と受信器6との間の接続に割り当てられるかを指定する。
この場合、ステップ142で、受信器10がこの接続の間に使用されるべきチャネル化符号のみを含むリストLを作成することが想定されている。リストLが、ステップ140の間に受け取られた命令にしたがって確立される。
次いで、データ・シンボルが受信される間に、ステップ144で、計算器110が、完全なパイロット・チャネル化符号の拡散率よりも短い拡散率を有すると共に、他の同時にアクティブなチャネル化符号の何れにも依然として直交する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在するかどうかを決定する。以後、このアクティブなチャネル化符号で逆拡散された受信信号の電力が所定の閾値Sよりも高ければ、チャネル化符号が「アクティブ」であると言われる。
最初に、演算146では、計算器110が、リストLに属していないチャネル化符号が何れも非アクティブな符号であることを確証する。演算146は、リストLの中に存在しないこれらの符号で逆拡散された受信信号の電力を推定することなく実行される。
後続する演算148では、ノード40が「現在ノード」として設定される。
次いで、演算150で、計算器110は現在ノードの隣接ノードを選択する。隣接ノードとは、OVSF符号ツリーで現在ノードと同じレベルにあり、かつ現在ノード・レベルの直下のレベルで同じ親ノードを有するノードである。
演算152で、計算器110は、選択された隣接ノードが、リストLに属するチャネル化符号に関連付けられているどうかを調べる。ハイであれば、計算器110は演算154に進む。演算154の間に、計算器110は、選択された隣接ノードに関連付けられたチャネル化符号で逆拡散された信号の電力を推定する。次いで、演算156では、この推定された電力が閾値Sに比較される。推定された電力が閾値Sよりも大きければ、ステップ158で、現在チャネル化符号は、パイロット・チャネルの後段における逆分散に使用されるべきチャネル化符号として選択される。
一方、推定された電力が閾値Sよりも小さければ、または隣接ノードに関連付けられたチャネル化符号がリストLに属さなければ、計算器110は演算160に進む。演算160では、現在ノードの親ノードの直下における符号ツリー・レベル中の現在ノードの親ノードが、新たな現在ノードとして設定される。次いで、本方法は演算150に戻る。演算150から160は、演算158で、最も短いパイロット・チャネル化符号の選択が完了しない限り繰り返される。
演算158の後、短縮されたパイロット・チャネル化符号の選択がステップ144で完了すれば、ステップ144は停止し、かつステップ162において、パイロット・シンボル逆拡散が各期間Tssの終わりで行われる。そうでなければ、逆拡散が、完全なパイロット・チャネル化符号を使用して各期間Tfsの終わりで実行される。
次のステップ164では、逆拡散されたパイロット・シンボルが、次にパイロット・シンボル推定値
Figure 2009527967
を入手するために等化される。
次いで、ステップ166で、誤差eが計算される。
一旦、ステップ168で新たな誤差eが計算されると、計算器110は、誤差eを最小化するために等化器係数の値を適応させる。ステップ168の間に、計算器110は、MMSEアルゴリズム、好ましくはLMSアルゴリズムまたはNLMSアルゴリズムのような適応アルゴリズムを実行する。
一旦、等化器64の係数が適応されると、期間Tfsの終わりに達していなければ、本方法はステップ162に戻る。期間Tfsの終わりで、本方法は、短縮されたパイロット・チャネル化符号が依然として存在するかどうかを決定するために、ステップ150に戻る。
例えば、普通のCDMA通信システムでは、チャネルPCCPCHが、全時間アクティブであるわけではない。よって、これらの期間の間、パイロット・チャネルPCPICHが、チャネル化符号Cch,256,0ではなく、チャネル化符号Cch,128,0を使用して逆拡散していることが可能である。よって、パイロット・チャネルの逆拡散は、256のチップ毎ではなく、128のチップ毎に行われうる。これによって、256チップのパイロット−シンボル期間中に1回ではなく2回、等化器を適応させることが可能になる。
他の多くの実施形態が可能である。以上の教示は、図3で詳細に説明されたものとは異なる構造体を有する等化器で実施可能である。例えば、等化器64の構造体は、以降の文書、すなわち、
F・ピータ[F. Petre]、M・ムーネン[M. Moonen]、M・エンジェルス[M. Engels]、B・ジセリンクス[B. Gyselinckx]、およびH・D・マン[H.D.Man]の「ds−cdmaフォワード・リンクにおける干渉抑制用のパイロット援用適応チップ等化器受信器[”Pilot aided adaptive chip equalizer receiver for interference suppression in ds-cdma forward link”]」、自動車技術会議議事録[Proc. Vehicular Technology Conf.]、頁303〜308、2000年9月、において説明されているような、いわゆる分数間隔等化方式[fractionally spaced scheme]でありうる。
MMSEアルゴリズムの系統は、誤差eの二乗を最小化する他の多くの逐次アルゴリズムを含む。例えば、この系統はまた、RLS(再帰最小二乗)アルゴリズムを含む。
本シンボル−レベル適応方法は、使用者用装置で実施された等化器の特定の場合において説明された。しかし、以上の教示は、例えば、基地局で実施された受信器と同様の任意の直交CDMA受信器に当てはまる。
本明細書および特許請求の範囲では、要素に前置される不定冠詞は、複数のこのような要素の存在を排除するものではない。さらに、「含む」という言葉は、列挙されたもの以外の他の要素またはステップの存在を排除するものではない。
特許請求の範囲において括弧の中に参照符号を含むのは、理解を助けることが企図されており、限定的であることが企図されているのではない。
直交CDMA通信システムの構造体の模式図である。 図1のシステムで使用されたOVSF符号ツリーを例示する図である。 図1のシステムで使用可能な適応等化器の特定の実施形態の模式図である。 図1のシステムで伝送されたチップ・シーケンスを例示する図である。 図1のシステムで実施されたシンボル−レベル適応方法のフローチャートである。

Claims (9)

  1. 等化器の少なくとも1つの係数を適応させるシンボル−レベル適応方法であって、前記等化器はチップ・レベルでチャネルの歪みを補正するために直交CDMA(符号分割多重アクセス)受信器で使用され、前記受信器は、完全なパイロット・チャネル化符号で拡散されたパイロット・チャネルと、それぞれのチャネル化符号で拡散された他のチャネルとを同時に受信し、各チャネル化符号が他の同時に使用されたチャネル化符号の何れにも直交しており、前記方法は、
    a)前記完全なパイロット・チャネル化符号の拡散率よりも短い拡散率を有し、かつ同時に、他の同時にアクティブなチャネル化符号の何れにも依然として直交する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在するかどうかを決定するステップであって、前記チャネル化符号で逆拡散された信号の電力が所定の閾値よりも高ければ、チャネル化符号が「アクティブ」である、決定するステップと、
    b)短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、パイロット・シンボル推定値を入手するために、前記短縮されたパイロット・チャネル化符号を使用して前記パイロット・チャネルを逆拡散するステップ、または前記短縮された符号が存在しなければ、前記パイロット・シンボル推定値を入手するために、前記完全なパイロット・チャネル化符号を使用して前記パイロット・チャネルを逆拡散するステップと、
    c)ステップb)から入手された前記パイロット・シンボル推定値と、対応する予期されたパイロット・シンボルとの間の誤差にしたがって、前記等化器係数の値を適応させるステップと、を含む、
    シンボル−レベル適応方法。
  2. ステップa)は、現在使用されているチャネル化符号の1つで逆拡散された信号の電力を推定する演算と、前記チャネル化符号がアクティブなチャネル化符号であるか否かを確証するために、前記推定された電力を前記所定の閾値に比較する演算とを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パイロット・チャネルの前記逆拡散を中断できない低電力の信号を伝送するために同時に使用されたチャネル化符号が、ステップa)では非アクティブなチャネル化符号と見なされるように、前記所定の閾値は十分に高く選択される、請求項2に記載の方法。
  4. ステップa)は、前記チャネルの1つを通じて受け取られた命令にしたがって、チャネル化符号が非アクティブなチャネル化符号であるかどうかを確証する演算を含む、請求項1ないし3の何れか1項に記載の方法。
  5. ステップa)は、OVSF(直交可変拡散率)符号ツリーにおいて、前記完全なパイロット・チャネル化符号に関連付けられたノードの親ノードに関連付けられた前記チャネル化符号を選択する演算を含み、前記親ノードは、
    同時にアクティブなチャネル化符号に関連付けられた他の子ノードを有さず、
    前記OVSF符号ツリーの根ノードに可能な限り近接している、請求項1ないし4の何れか1項に記載の方法。
  6. 前記完全なチャネル化符号の前記拡散率のx分の1の拡散率を有する短縮されたパイロット・チャネル化符号が存在すれば、少なくともステップb)およびc)が、次式、すなわち、Tss=Tfs/x(Tfsは完全なパイロット・シンボル期間)のように定義される短縮されたパイロット・シンボル期間Tssのそれぞれの終わりで実行される、請求項1ないし5の何れか1項に記載の方法。
  7. 計算器命令が電子計算器によって実行されるとき、請求項1ないし6の何れか1項に記載のシンボル−レベル適応方法を実行するための前記命令を有するメモリ。
  8. 少なくとも1つの微調整可能な係数と、請求項1から6の何か1項に記載のシンボル−レベル適応方法を実行できる計算器とを有する適応等化器。
  9. 請求項8に記載の等化器を有する直交CDMA(符号分割多重アクセス)受信器。
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