JP2009526439A - 電力管理 - Google Patents
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Abstract
本発明の実施形態によれば、1つまたは複数の局所通信ウィンドウのタイミングは、2つ以上の装置に関して1つまたは複数の局所通信ウィンドウが重なるように、式を用いて定義されることができる。たとえば、2つの連続的な局所通信ウィンドウの間の周期は、LAPサイクル期間=Δ*2nのような周期式を用いて定義されることができる。この式において、n=0,1,2,...,Nであり、式中、NおよびΔは、一定であってもよい。たとえば、NおよびΔは、所与のネットワーク、ネットワーク装置の所与の集合などに関して予め決定される数であってもよい。一実施形態において、すべての装置は、Δ*2nスーパフレームごとに、アクティブになることができる。周波数(n)は、たとえば、入ってくるメッセージトラフィックまたは出て行くメッセージトラフィック、電力消費需要などに基づいて、決定されることができる。
【選択図】図11
【選択図】図11
Description
本発明は、通信に関し、より具体的には、一部の実施形態は、通信システムにおける省電力モードに関する。
通信技術におけるさまざまな相次ぐ進歩によって、進歩した通信機能を有するますます多くの装置が、消費者および商業部門の両方に導入されている。その上、電力消費技術および低電力消費技術における進歩のほか、データ符号化技術における進歩は、有線通信機能および無線通信機能の広がりをより広範囲にもたらした。
たとえば、通信ネットワークは今や、有線および無線のいずれも、多くの家庭環境およびオフィス環境において当たり前になっている。このようなネットワークは、種々の従来の独立な装置がデータおよび他の情報を共有し、生産性を向上させることまたは単にユーザに対する利便性を向上させることを可能にする。広く普及している1つのこのような通信ネットワークは、WiMedia−MBOA(Multiband OFDM Alliance)によって指定されたネットワークなどの無線ネットワークの例示の実装である。他の例示のネットワークとしては、2〜3の例を挙げると、Bluetooth(登録商標)通信ネットワークおよび802.11および802.16通信ネットワークなどの種々のIEEE標準に基づくネットワークが挙げられる。
携帯装置および低電力消費装置の急増に関して、バッテリ寿命を延長するためまたは電力消費の他の低減のための技術が、開発されてきた。したがって、無線ネットワークの設計における重要な目的は、バッテリ電源による装置のために長い動作時間を可能にすることである。バッテリ寿命を延長するための効果的な方法は、長期間がスーパーフレーム持続時間に対する場合には、長期間、装置を完全にオフにする(すなわち、休止状態になる)ことを可能にすることである。
たとえば、WiMedia MACプロトコルによって概説されているように、ハイバネーション省電力機構を利用する1つの方法は、装置が動作することができる2つの電力管理モード、すなわちアクティブモードおよびハイバネーションモードを提供することである。アクティブモードにおける装置は、すべてのスーパーフレームにおけるビーコンを送受信する。ハイバネーションモードにおける装置は、複数のスーパーフレームに関して休止状態になり、それらのスーパーフレームを送信または受信しないことから、エネルギーを節約する。これらの期間は通常、一定の周期的なアクティブ期間およびハイバネーション期間である。
本発明の種々の実施形態によれば、装置は、広域アクセス期間におけるブロードキャストトラフィックを通知することができる。したがって、送信先は、広域アクセス期間ごとにその局所アクセス期間を変更することができる。すべての装置は、広域アクセス期間中に作動されなければならないため、広域アクセス期間中に局所アクセス期間を通知することによって、ネットワークにおける発信元装置は、情報を受信する可能性がさらに高くなりうる。たとえば、送信先がハイバネーションから立ち上がると同時に、発信元がハイバネーションから立ち上げることができるため、受信器装置の周知の局所アクセス期間中に調べることにより、発信元装置は、その送信先が作動するようになるのを待っているそのアイドル状態において費やす時間の量を削減することができる。装置は、その局所アクセス期間の間、立ち上げることができ、局所アクセス期間中に、発信元装置は、送信のスケジュールを設定し、情報を装置に送信することができる。
本発明の別の実施形態によれば、1つまたは複数の局所アクセス期間のタイミングは、2つ以上の装置に関して1つまたは複数の局所アクセス期間が重なるように、式を用いて定義されることができる。たとえば、2つの連続的な局所アクセス期間の間の期間は、LAPサイクル期間=Δ*2nなどの周期式を用いて定義されることができる。この式において、n=0,1,2,...,Nであり、NおよびΔは、一定であってもよい。たとえば、NおよびΔは、所与のネットワーク、ネットワーク装置の所与の設定などに関して予め決定された数字であってもよい。一実施形態において、すべての装置は、すべてのΔ*2nスーパーフレームに関してアクティブになることも可能である。周波数(n)は、たとえば、入って来るメッセージトラフィックまたは出て行くメッセージトラフィック、電力消費の需要などに基づいて、決定されることができる。
本発明の別の実施形態によれば、ハイバネーションサイクルおよびアクティブサイクルの調整を提供するためのシステムおよび方法が、提供される。1つの装置が、その隣接装置の1つからビーコンを受信するとき、隣接装置の広域サイクル開始カウントダウン値を調べ、その広域サイクル開始カウントダウン値をそれ自体の広域サイクル開始カウントダウン値と比較することを実装することができる。隣接装置からのビーコンが、装置自体の広域サイクル開始カウントダウン値とは異なる値を含む場合には、装置は、所定の条件を調べることを実装することができる。
たとえば、装置の広域サイクル開始時間が、隣接装置の広域サイクルの最初の半分に収まる場合には、装置は、それ自体の広域サイクル開始時間を隣接装置の広域サイクル開始時間に変更する。そうでない場合には、装置は何もしない。しかし、一実施形態において、両方の装置が、それ自体の見通しからこの条件を調べるように構成されることができることは留意されたい。一実施形態において、用いられる条件は、装置D1およびD2の両方によって調べられるが、条件は、2つの装置のうちの一方または他方に関して真となるように設計され、略すべての場合に関して、このプロトコルにおいて不安定性がないように保証することを助ける。一実施形態において、「タイブレーカ」は、両方の装置が同じ結論を導き出す場合に含まれることができる。
本発明の別の実施形態によれば、互いの範囲にある複数の(たとえば、3つ以上の)装置の場合に、ハイバネーションサイクルおよびアクティブサイクルの調整を提供するためのシステムおよび方法が、提供される。たとえば、装置の広域サイクル開始時間が、隣接装置の広域サイクルの最初の256/K個のスーパーフレームに収まる場合には、装置は、それ自体の広域サイクル開始時間を隣接装置の広域サイクル開始時間に変更する。そうでない場合には、装置は何もしない。一実施形態において、Kは、装置によって観察される異なる広域アクティブサイクル開始時間の数であってもよい。一実施形態において、「タイブレーカ」は、2つ以上の装置が同じ結論を導き出す場合に含まれることができる。
本発明の他の特徴および態様は、一例として本発明の実施形態による特徴を示す添付図面と共に、以下の詳細な説明から明白となるであろう。概要は、本発明の範囲を限定することを意図しているわけではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。
本発明は、1つまたは複数の種々の実施形態によれば、以下の図を参照して詳細に記載される。図面は、本発明の例示のためだけに提供され、本発明の代表的な実施形態または例示の実施形態を示しているに過ぎない。これらの図面は、本発明の読者の理解を促進するために提供され、本発明の広がり、範囲または適用性を限定するものと考えるべきではない。明確にするためおよび説明しやすくするために、これらの図面は、比例尺で描かれている必要はないことに留意すべきである。
図は、本発明を開示された正確な形態に網羅することまたは限定することを意図しているわけではない。本発明は、改変および変更によって実行することができ、本発明は、特許請求の範囲およびその等価物によってのみ限定されるべきであることを理解すべきである。
通信技術におけるさまざまな相次ぐ進歩によって、進歩した通信機能を有するますます多くの装置が、消費者および商業部門の両方に導入されている。その上、電力消費技術および低電力消費技術における進歩のほか、データ符号化技術における進歩は、有線通信機能および無線通信機能の広がりをより広範囲にもたらした。
たとえば、通信ネットワークおよび他のチャネルは今や、有線および無線のいずれも、多くの家庭環境およびオフィス環境において当たり前になっている。このようなネットワークは、種々の従来の独立な装置がデータおよび他の情報を共有し、生産性を向上させることまたは単なるユーザに対する利便性を向上させることを可能にする。広く普及している1つのこのような通信ネットワークは、WiMedia−MBOA(Multiband OFDM Alliance)によって指定されたネットワークなどの無線ネットワークの例示の実装である。他の例示のネットワークとしては、二、三の例を挙げると、Bluetooth(登録商標)通信ネットワークおよび802.11および802.16通信ネットワークなどの種々のIEEE標準に基づくネットワークが挙げられる。
携帯装置および低電力消費装置の急増に関して、バッテリ寿命を延長するためまたは電力使用の他の低減または電力消費の管理のための技術が、開発されてきた。したがって、無線ネットワークの設計における1つの目的は、バッテリ電源による装置のために長い動作時間を可能にすることでありうる。バッテリ寿命を延長するための効果的な方法は、比較的長期間、装置の機能の一部またはすべてをオフにする(すなわち、休止状態になる)ことを可能にすることである。たとえば、長期間はスーパーフレーム持続時間に比べて長い可能性がある。
一実施形態において、本発明は、電子装置において電力管理のためのシステムおよび方法を提供する。省電力機構は、バッテリによる電力供給および他の電力を意識する装置、たとえば、WiNet装置などが、節電のためにハイバネーションモードを利用することを可能にしうる。別の実施形態において、WiMedia MACプロトコルによって提供されるハイバネーションモードは、電力管理のために利用され、装置がWiNetネゴシエーションを介して、ハイバネーションモードおよびアクティブモードの持続時間を動的に変更することを可能にする。この詳細を読めば当業者には明白であるように、この機構は、別の環境において実装されることができる。
たとえば、WiMedia MACプロトコルによって概説されているように、ハイバネーション省電力機構を利用する1つの方法は、装置が動作することができる2つの電力管理モード、すなわちアクティブモードおよびハイバネーションモードを提供することである。この環境において、アクティブモードにおける装置は、すべてのスーパーフレームにおけるビーコンを送受信するのに対して、ハイバネーションモードにおける装置は、複数のスーパーフレームに関して休止状態になり、それらのスーパーフレームを送信または受信しないことから、エネルギーを節約する。これらの期間は通常、一定の周期的なアクティブ期間およびハイバネーション期間であってよい。
種々のネットワークおよび他の通信プロトコルは、それらの装置がハイバネーションモードおよびアクティブモードに入ることを可能にする。一実施形態において、本発明は、装置がアクティブサイクルを同期させることを可能にし、装置がそれらの作動状態時間を一時的によりよく調整させることを可能にする。したがって、一実施形態において、装置は、作動状態になり、それぞれの作業を行い、ハイバネーションモードに戻ることができ、作動状態にするために通信中の他の装置に関して、過剰な時間量を待たせる必要がない。
たとえば、1つの環境において、WiMedia WiNet仕様は、装置が周期的にアクティブモードに入り、そのハイバネーション動作サイクルを動的に調節することを可能にする機構を定義する。隣接装置の局所サイクルと同期させるために、装置は通常、その隣接装置に関して広域サイクル開始時間を維持していもよい。本発明の一実施形態は、装置が広域サイクル開始時間を調整することを可能にするためのシステムおよび方法を可能にする。
詳細に本発明について記載する前に、本発明が実装されることができる実施例の環境について記載することが有用である。1つのこのような実施例は、複数の電子装置(たとえば、特にコンピュータおよび計算機、携帯電話、携帯情報端末、動画カメラおよびスチールカメラ)が、互いに通信してデータ、コンテンツおよび他の情報を共有することができる無線ビーコニングネットワークである。このようなネットワークの一実施例は、WiMedia規格(WiMediaおよびMulti−Band OFDM Alliance内にある)によって指定されるネットワークである。時折、本発明は、分散型ネットワークまたはWiMedia規格に関して本願明細書に記載される。これらの環境に関する説明は、本発明の種々の特徴および実施形態が例示のアプリケーションに関して言葉で表現することを可能にするために提供される。この詳細を読めば、当業者には、異なる環境および代替環境において、本発明がどのように実装されることができるかについて明白となるであろう。実際に、本発明の適用可能性は、分散無線ネットワークに限定されるわけではなく、実施例の環境の1つの実装として記載されているWiMedia規格に限定されるわけでもない。
大部分のネットワーク規格は、ネットワーク接続装置の挙動を左右するポリシーまたは規則を指定する。WiMedia規格は、W−USBおよびWiNet準拠の装置によって従うべき機構およびポリシーを指定し、このような装置のアドホックおよび分散型ネットワークが効率的に動作することを可能にする。
大部分の分散型ネットワークにおいて、装置のネットワークは、それらの存在、機能および送信スロットを保持するための意図などの変数をすべての装置に通知することを必要とすることによって維持される。たとえば、WiMedia規格によって、これは、ビーコン期間時間スロットと呼ばれる期間中、行われることができる。この規格によれば、ネットワークに接続している装置は、ネットワークを用いようとする前に、ネットワーク状態および変数に関して知るために、ビーコン期間を監視することが期待される。他のネットワーク構成において、ビーコン期間は、以下にさらに十分に記載するように、ネットワーク装置の管理を可能にするために同様に用いられる。したがって、ビーコン期間は、スケジューリング作業または他のハウスキーピング作業が行われることができるウィンドウ期間またはネットワーク期間の1つの形態である。上述の規格におけるビーコン期間、および他のネットワーク構成におけるスケジューリングまたは他のハウスキーピングなどの雑用に用いられる他の時間期間は一般に、スケジューリングウィンドウと呼ばれる。
装置は通常、省電力モードに入って節電し、可能な限り長い動作を可能にする。たとえば、バッテリ動作式装置は、スリープモードに入ってよく、ディープスリープモードにも入ってもよく、節電のためにそれらの機能の1つまたは複数が減少または停止される。環境に応じて、装置は、短時間期間または長時間期間、スリープモードに入ることが可能であってもよい。たとえば、スリープモードは、一部またはすべての構成要素が停止されるか、またはその動作が制限される動作のエネルギー節約モードであってもよい。多くのバッテリ動作式装置、たとえば、ノートブックコンピュータ、携帯電話および他の携帯電子装置は、1つまたは複数のレベルのスリープモードをサポートする。たとえば、ノートブックコンピュータが、1つのレベルのスリープモードに入ると、ハードドライブがオフになりうるが、依然としてユーザは、動作を行うことができ、アクセスが必要とされるときに限り、ハードドライブに電力が供給されてもよい。さらに深いレベルのスリープモードでは、コンピュータはさらに、ディスプレイもオフにしてもよい。さらに一層深いレベルのスリープモードでは、コンピュータは、休止状態に入ってもよい。同様に、通信チャネルに渡って通信中の他の電子装置は、類似のスリープ状態を有してもよく、経過時間、作業などの複数の因子に応じて、RFトランシーバをはじめとする不必要な構成要素または使用していない構成要素の電源を切ってもよい。以下に述べるように、一実施形態によれば、装置は、スケジューリング作業または他のハウスキーピング作業の終了時にスリープモードに入るように促され、たとえば、通信作業などのスケジュールの設定された作業のために作動状態に入るように構成されてもよい。
一実施形態において、スリープモードは、たとえば、スーパーフレームの一部に関して、動作のエネルギー節約モードであってもよく、そのモードでは、一部またはすべての構成要素が停止されるか、またはその動作が制限されるが、その間、ビーコンは送信される。(ビーコンが送信されることになっているとき、一部またはすべての構成要素には、電力が供給されることができる。)別の実施形態において、休止状態になることは、たとえば、複数のスーパーフレームに関して、動作のエネルギー節約モードであってもよく、そのモードでは、一部またはすべての構成要素が停止されるか、またはその動作が制限され、その間、ビーコンは送信されない。
図1は、本発明が実装されることができる実施例の環境として機能することができる無線ネットワークの1つの可能な構成を示すブロック図である。ここで図1を参照すると、無線ネットワーク120は、複数の電子装置が、装置間に配線またはケーブルを必要とすることなく、互いと通信可能にするために設けられている。無線ネットワーク120は、たとえば、ネットワークに関連する種々の電子装置の送信電力レベルおよび受信感度をはじめとする複数の因子または変数に応じて、有効範囲領域において変化することができる。無線ネットワークの実施例としては、種々のIEEEおよび上述したような他の規格のほか、他の無線ネットワーク実装を挙げることができる。
多くの用途に関して、無線ネットワーク120は、たとえば、家庭またはオフィスなどの比較的閉じられた領域において動作する。図1に示される実施例は、家庭またはスモールオフィス環境において見られるような実装の実施例である。当然のことながら、無線通信ネットワークおよび通信ネットワークは一般に、家庭またはオフィス以外の多くの環境において見られる。図1に示される実施例において、無線ネットワーク120は、外部ネットワークと通信可能にするための通信装置を含む。さらに詳細には、図示された実施例において、無線ネットワーク120は、インターネット146などの外部ネットワークへの接続性を提供するためのモデム140および別のネットワーク144への外部接続性を提供するための無線アクセスポイント142を含む。
また、実施例に示されているように、無線ネットワーク120は、携帯電話110および携帯情報端末(「PDA」)112などの携帯電子装置である。図1に示されている他の電子装置と同様に、携帯電話110およびPDA112は、適切な無線インターフェイスを介して、無線ネットワーク120と通信することができる。その上、これらの装置は、外部ネットワークとさらに通信するように構成されてもよい。たとえば、携帯電話110は通常、基地局によってワイドエリア無線ネットワークと通信するように構成される。
その上、図1に示される実施例の環境はまた、無線ネットワーク120に接続される家庭用娯楽装置の実施例を含む。示された実施例において、電子装置、たとえば、ゲーム用操作卓152、ビデオプレイヤ154、ディジタルカメラ/カムコーダ156および高精細度テレビ158は、無線ネットワーク120を介して相互に接続されているものとして示されている。たとえば、ディジタルカメラまたはカムコーダ156は、1つまたは複数の静止画像または動画画像を捕捉するために、ユーザによって利用されることができる。捕捉された画像は、ディジタルカメラまたはカムコーダ156に関連する局所メモリまたは記憶装置に格納され、最終的には、無線ネットワーク120を介して別の電子装置に通信されることができる。たとえば、ユーザは、無線ネットワーク120に関連する高精細度テレビ受像機158にディジタルビデオストリームを提供したい場合がある。別の実施例として、ユーザは、ディジタルカメラ156から自分のパーソナルコンピュータ160またはインターネット146に、1つまたは複数の画像をアップロードしたい場合がある。これは、無線ネットワーク120によって達成されることができる。当然のことながら、無線ネットワーク120は、提供された実施例が示しているように、ピアツーピアまたは他の方式で共有しているデータ、コンテンツおよび他の情報を提供するために利用されることができる。
無線エアインターフェイスを介して無線ネットワーク120に接続されるパーソナルコンピュータ160または他の計算機もまた、示されている。図示された実施例において示されているように、パーソナルコンピュータ160はまた、インターネット146などの外部ネットワークへの接続性を提供することができる。
示された実施例において、無線ネットワーク120は、関連する種々の電子装置に対する無線接続性を提供するために、実装される。無線ネットワーク120は、これらの装置が無線ネットワーク120にわたって互いにデータ、コンテンツおよび他の情報を共有することを可能にする。通常、このような環境において、電子装置は、無線ネットワーク120に関連する他の装置とエアインターフェイスを介した通信を可能にするために、適切な送信器、受信器またはトランシーバを有する。これらの電子装置は、1つまたは複数の適切な無線規格に準拠してもよく、実際には複数の規格が、所与の隣接する装置の中で作用してもよい。ネットワークに関連する電子装置は通常、ネットワークにわたって通信を管理し、電子装置の動作機能性を管理するように構成される制御論理をさらに有する。このような制御論理は、ハードウェア、ソフトウェアまたはその組み合わせを用いて実装されることができる。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ、ASIC、PLAおよび他の論理装置または構成要素は、所望の特徴および機能性を実装するための装置と共に含まれることができる。その上、メモリまたは他のデータおよび情報格納機能は、装置の動作およびネットワークにわたる通信を容易にするために含まれることができる。
無線ネットワーク120の一部として動作する電子装置は、本願明細書では「ネットワーク装置」「ネットワークまたはネットワークに関連する装置の構成員または構成員装置」と呼ばれるときがある。一実施形態において、所与のネットワークと通信する装置は、構成員であってもよく、ネットワークと単に通信してもよい。
一部の通信ネットワークは、通信および他の作業のために用いられることができる期間またはフレームに分割される。たとえば、上述したように、一部のネットワークは、たとえば、次の通信作業のスケジューリングのためのビーコン期間などのスケジューリングウィンドウを有する。また、一部のネットワークは、通信ウィンドウを有し、その間に、このような通信作業が行われる。WiMedia−MBOA規格において、帯域幅が、スーパーフレームに分割され、スーパーフレームは今度は、ネットワークに関連する種々の電子装置によってデータ送受信のために、時間スロットに分割される。
このような時間スロットの実施例が、図2に示される。ここで図2を参照すると、この例示の環境において、通信帯域幅が、スーパーフレーム204(2つ示されている)に分割され、各スーパーフレーム204自体は、媒体アクセススロット208と呼ばれる複数の時間スロットに分割されている。実施例の環境において、各スーパーフレーム204において256個の媒体アクセススロット208があるが、他の割り当ても可能である。その上、各スーパーフレーム204の冒頭に、ビーコン期間212があり、ビーコン期間212は、複数のビーコニングスロットから構成される。一部のネットワークにおいて、ビーコン期間212は、装置が時間スロットを予約し、他のハウスキーピング情報または状態情報を交換する期間である。たとえば、WiMedia−MBOA分散型無線ネットワークにおいて、スーパーフレームは、その期間中、装置が作動状態にあり、他の装置からのビーコンを受信するビーコン期間212を含む。上記で参照した規格におけるスーパーフレームおよび他のネットワーク構成における装置の中の通信のために用いられる他の時間期間は、スケジューリングウィンドウの有無に関係なく、一般に、本願明細書では「通信ウィンドウ」と呼ばれる。上述したように、説明を明確にするために、本発明は、実施例の環境に関して記載され、したがって、時々、スーパーフレームおよびビーコン期間という用語を用いて記載される。この詳細を読めば当業者には明白であるように、本発明は、スケジューリングウィンドウおよび通信ウィンドウを利用するさらに一般的な事例を含む他の通信形式に適用する。その上、本発明は、帯域幅がフレームまたはウィンドウに分割される用途に限定されるのではなく、種々のプロトコルおよび構成の通信チャネルおよびネットワークに一般に適用されることができる。
したがって、本発明が実装されることができる実施例の環境について記載したため、本発明の種々の特徴および実施形態についてここで、さらに詳細に記載される。説明を簡略化し、理解するだけのために、この実施例の環境に関して詳細が提供されてもよい。本願明細書における詳細を読めば、種々の類似のプロトコルまたは仕様または代替のプロトコルまたは仕様によれば、複数の異なる電子装置のいずれかで動作する複数の異なる通信環境(有線通信環境または無線通信環境および分散型ネットワークまたは非分散型ネットワークを含む)のいずれかにおいて、本発明が実装されることができることは当業者には明白となるであろう。
時折、本発明は、これらの実施例の環境に関して本願明細書に記載される。これらの環境に関する説明は、例示の用途との関連で本発明の種々の特徴および実施形態を言葉で表現することを可能にする。この詳細を読めば、当業者には、異なる環境および代替環境において、本発明がどのように実装されることができるか、無害な材料のほか、有害な材料に関して本発明がどのように実装されることができるかについて明白となるであろう。
本発明の一実施形態は、バッテリ電源による通信装置または他の電源感知通信装置が、たとえば、WiMedia MACプロトコルなどの既存のプロトコルによって提供されるハイバネーション省電力機構を利用することを可能にする機構を提供する。この実施例の実装において、トラフィック表示の新たな次元(たとえば、WiNet副層)を提供するために、送信するためのトラフィックがない限り、またはそれらの隣接装置によって「立ち上がる」ことがない限り、装置がハイバネーションモードに入ることを可能にすることによって、本発明が実装されることができる。これにより、装置がWiNetネゴシエーションを介して、ハイバネーションモードおよびアクティブモードの持続時間を動的に変更することを可能にしうる。
エネルギー効率に関して、本発明の種々の実施形態によれば、以下の特徴のいずれかまたはすべてが、実装されることができる。1つの特徴によれば、ネットワーク装置に送信用のデータバッファがない状況において、その装置は、好ましくは可能な限りまたは実際的に長期間、休止状態になることが許容され、したがって、可能な限りまたは実際的に短い時間期間アクティブであることが好ましい。
実装されうる別の特徴によれば、ネットワーク装置に送信用のデータバッファがある場合には、その受信装置がデータを受信するために必要である間、アクティブ状態のままであることを許容しうる。好ましくは、その受信装置は、データを受信するために必要である間に限り、アクティブ状態のままである。
実装されうるさらに別の特徴によれば、対象が長すぎる間、休止状態にならないようにするのを助けるために、機構は、トラフィック発信元に、この次に、発信元がその対象に関してトラフィックを有する可能性があるかについて、対象に情報を提供するように準備させることができる。この予測時間は、たとえば、発信元装置で用いられる要件または他の方法から周知のトラフィック統計モデルに基づいてもよい。
本質的に、さまざまな状況において、一定の動作サイクルは、すべての状況においてうまく機能しない可能性がある。アクティブ期間およびハイバネーション期間は、処理量およびエネルギー消費に影響を及ぼすため、これらの期間に関する一定の動作サイクルは常に、最適性能を提供しない可能性がある。アクティブ期間が短すぎるように選択される場合には、トラフィックを送信または受信するために利用可能な十分な時間がない可能性があり、処理量が低下する可能性がある。アクティブ期間が長すぎる場合には、装置は、休止状態になる時間が少なくなり、エネルギー消費が増大する可能性がある。また、ハイバネーション期間が長すぎる場合には、発信元装置は、対象がアクティブである前に、長時間期間待つ必要があり、処理量の低下およびバッファのオーバフローの原因となる可能性がある。したがって、一定の期間が常に、最適の節電をもたらすとは限らない恐れがある。
実施例の環境において、トラフィック表示マップ(「TIM」)情報エレメント(「IE」)は、アクティブ装置がその隣接装置の1つまたは複数の装置に関して優先競合アクセス(「PCA」)を介した送信のためのデータバッファを有することを示すための機構を提供する。この機構は、一定のスーパーフレーム中にトラフィックを予想していない装置が、スリープ状態などの省電力モードに入ることを可能にし、したがって、装置のエネルギーを節約する。TIM IEは、スーパーフレーム内のトラフィックを示すために用いられるために、スーパーフレーム内トラフィック表示機構として考慮されることができる。
本発明の一実施形態によれば、トラフィック表示の新たな次元が、提供されることができる。実施例の環境に関して、たとえば、WiNet副層レベルで、スーパーフレーム間トラフィック表示機構が提供されることができる。この機構は、一実施形態において、TIM IE機構に直交しており、装置のエネルギー節約を改善することができる。一実装例において、ネットワーク装置は、送信するべきトラフィックがない場合には常に、ハイバネーションモードに入ることを許容されるか、または命令される。しかし、この装置との通信を望む可能性がある他のネットワーク装置からトラフィック情報を受信することができるようにするために、装置は、所与の期間より長い期間、ハイバネーションモードにとどまらないように構成されることができる。このトラフィック情報を受信すると、ネットワーク装置は、目的のデータを受信するために、作動状態にとどまるか、または次に再作動状態に入るときを決定することができる。
実施例の環境に関して、一実施形態において、装置は、X個のスーパーフレームからなる可変期間、休眠状態のままであり、この装置との通信を望む可能性がある他のネットワーク装置からトラフィック情報(たとえば、実施例の環境において、そのWiNet隣接装置からの「WiNetトラフィック表示」)を受信するために、作動状態に入ることができる。WiNetトラフィック表示(「WTI」)と呼ぶことができる表示(尚、他の呼称も可能である)は、一実施形態において、発信元のビーコンにおいて符号化されることができる。たとえば、表示は、WiNetアプリケーション固有情報エレメント(「ASIE」)において符号化されることができる。TIM IEと同様に、この情報エレメントは、DevAddrまたはWiNetトラフィックがバッファに入れられるすべての隣接装置の他の識別子を含むように実装されることができる。その上、トラフィック表示(たとえば、WTI)は、それらの隣接装置の各隣接装置に関して勧告されるハイバネーション期間を示すために用いられることができる。
一実施形態において、その休止状態の隣接装置のうちの1つと通信を望む第1のネットワーク装置は、隣接装置がアクティブモードに入るまで待機することができる。一実施形態において、装置がアクティブモードに入る前の最大の時間期間は、X個のスーパーフレームの所定の最大の待ち時間として表されることができる。隣接装置がアクティブモードに入ると、その隣接装置の識別子(たとえば、そのDevAddrまたは他の識別子)および勧告ハイバネーション期間は、第1の装置のトラフィック表示に含まれることができる。実施例の環境において、MAC仕様は、休止状態の装置がハイバネーション期間(すなわち、X)を公表することを規定し、したがって、発信元装置は、対象がアクティブになるときを認識することに留意されたい。
その識別子(たとえば、DevAddr)を含むトラフィック表示を受信する装置は、その受信されるビーコンに含まれるトラフィック表示がその識別子を含む限り、アクティブモードにとどまるように構成されることができる。したがって、トラフィック指示子は、ネットワーク装置のための「立ち上げ」メッセージとして作用する。これにより、装置が、情報を送信する必要がない限り、休眠状態のままであり、装置に影響を及ぼすトラフィック表示に関して周期的に調べるためにのみ作動状態に入ることを可能にする。したがって、一実施形態において、立ち上げ呼び出しが受信されない限り、デフォルト挙動は、ハイバネーションであるように、本発明が実装されることができる。これは、ハイバネーション期間を増大する可能性があり、したがって、ネットワーク装置のエネルギー消費を改善する可能性がある。
一実施形態において、上述したように、送信装置は、勧告ハイバネーション期間を含むことができる。この勧告ハイバネーション期間は、この勧告期間を送信する発信元装置からのトラフィックを受信するために、装置が再び立ち上がる前にどのくらいの期間、休止状態になるべきかに関して、対象装置に情報を提供することができる。種々の方法論が、この変数を決定するために用いられることができ、明確に実装されてもよい。好ましくは、変数は、発信元装置における予想されるトラフィックパターンを考慮する。
たとえば、一実施形態において、発信元装置が、複数の対象装置に関するトラフィックを有してもよい場合には、発信元装置は、各対象装置に関して勧告ハイバネーション期間を送信することができる。したがって、この実施例に関して、発信元装置S1が、トラフィックを有する、または対象装置T1、T2およびT3に関するトラフィックを有するように計画すると仮定する。S1は、トラフィックをT1に送信するように計画するとき、T2およびT3の両方は、時間期間中、休止状態になることを示唆することができる。同様に、S1は、トラフィックをT2に送信するように計画するとき、T1およびT3の両方は、時間期間中、休止状態になることを示唆することができる。さらに、S1は、トラフィックをT3に送信するように計画するとき、T1およびT2の両方は、時間期間中、休止状態になることを示唆することができる。しかし、T1、T2およびT3は、休止状態になってもよく、休止状態にならなくてもよい。たとえば、T1が別の発信元からのさらなるトラフィックを有する場合には、このさらなるトラフィックを受信するとき、または受信すると予想されるとき、さらなるトラフィックT1をどれほど有するかなどに応じて、S1がT2、T3またはその両方と通信している間、休止状態にならなくてもよい。
対象装置がこの勧告ハイバネーション期間に従うかどうかは、その電力能力、QoS(「サービスの品質」)の制約条件、ネットワーク要件、他のスケジュール化された通信作業などの複数の因子に左右されうる。一実施形態において、対象装置がこの勧告ハイバネーション期間に従うか、または従わないかに関係なく、発信元装置がハイバネーション期間(MAC規則の一部)を読み取り、対象が再びデータを送信するために作動するまで、待機するように本発明が実装されることができる。発信元は、次に、トラフィック指示子における対象アドレスを含むことによって、その対象に関してトラフィックがある限り、対象をアクティブに維持することができる。
したがって、上述した種々の実施形態によれば、提供されることができる1つの特徴は、データがネットワーク装置への送信のためにバッファに入れられていない場合のシナリオにおいて、その装置は、その識別子を含むトラフィック指示子を受信することなく、休止状態になることができることである。当然のことながら、その装置が、行うべき他の作業または他の要件を有する場合には、他の理由から作動状態に入ってもよい。他方、対象ネットワーク装置への送信のためにバッファに入れられたデータがある場合、または対象がトラフィックを受信するように指定されていることが他の方法で周知である場合には、対象装置は、その識別子を含むトラフィック指示子を受信する。
対象装置はまた、勧告ハイバネーション期間を受信することができ、または通信が所望であるか、またはスケジュール化されている場合の他の表示を受信することができる。したがって、対象装置は、提案された時間または所望の時間にこのトラフィックを受信するために、アクティブモードに移行する(またはとどまる)ことができる。したがって、動的な立ち上がり期間は、所与の装置に関して、進行中のネットワーク作業または予想されるネットワーク作業に対して、ハイバネーション時間および立ち上がり時間を調整することを可能にするように提供されることができる。
図3は、提案された機構の一実施例を示す図である。この実施例の目的のために、一部のIPトラフィックは、WiNet発信元における送信のためにバッファに入れられると仮定されることができる。(たとえば、MAC規則または他のプロトコルを介して)対象が立ち上がるときを発信元が気付いている場合には、発信元は、トラフィック指示子(たとえば、WTI)を送信する前に、対象が作動するように指定されるまで待機してもよい。発信元が他の指定作業を有していない場合には、発信元はまた、依然としてハイバネーションモード状態にあり、対象が立ち上がる(または一部の重複期間のために作動する)すぐ直前に立ち上がることができる。
発信元装置は、アクティブモードに入り、対象装置を識別するそのトラフィック指示子を送信する。一実施形態において、発信元装置は、対象がアクティブであることを示す対象ビーコンを検出するまで、待機することができる。一旦、対象がアクティブになると、発信元は、ビーコンにおいて符号化されたそのトラフィック指示子(たとえば、WTI)に対象識別子(たとえば、DevAddr)を含む。一実施形態において、発信元装置は、対象に関してバッファに入れられたデータがある限り、ビーコンに対象指示子を含み続ける。その対象に関して発信元ノードにバッファに入れられたデータがそれ以上ない場合には、発信元装置は、対象が休止状態になることを勧告することができる。
ここで図4を参照すると、図3の実施例をさらに示すフローチャートが、記載されている。ステップ400において、発信元が、作動状態である。発信元は、たとえば、対象が立ち上がると予想される直前に立ち上がることができる。あるいは、発信元は、対象が既に作動状態である間、ある時点で立ち上がることができる。その上、発信元は、既に作動状態であってもよい。たとえば、発信元は、他の対象に関してトラフィックを有してもよい。
一実施形態において、発信元装置は、対象ビーコンを検出するまで、待機することができ、ステップ402は、対象がアクティブ状態であることを示す。一旦、対象がアクティブになると、ステップ404において、発信元装置は、アクティブモードに入り、ステップ406において、対象装置を示すそのトラフィック指示子を送信することができる。別の実施形態において、発信元装置は、アクティブモードに入ることができ、対象ビーコンを検出するまで待機することなく、対象装置を示すそのトラフィック指示子を送信する。たとえば、送信は、タイミングのみに基づいていてもよく、したがって、発信元装置は、一部の実施形態において、対象が対象ビーコンを待機しなくて済むほど十分に正確にアクティブに入るときを認識してもよい。したがって、ステップ402は、一部の実施形態において、必要とされる場合もあり、または必要とされない場合もある。上述のように、発信元からの送信は、ビーコンにおいて符号化されたそのトラフィック指示子(たとえば、WTI)に対象識別子(たとえば、DevAddr)を含むことができる。一実施形態において、発信元装置は、対象に関してバッファに入れるデータがある限り、ビーコンに対象指示子を含み続けることができる。
その対象に関して発信元ノードにバッファに入れられたデータがそれ以上ない場合には、ステップ408において、発信元装置は、対象が休止状態になることを勧告することができる。一実施形態において、発信元装置は、X個の通信ウィンドウ(たとえば、スーパーフレーム204)に関して、対象が休止状態になることを勧告することができる。対象は、発信元からのデータの次のバーストが入ってくる可能性があるときの表示としてその勧告を選択してもよい。当然のことながら、対象は、対象が通信する他の発信元からの他の勧告、または他の点で異なるネットワーク要件を有する可能性のある他の勧告を受信してもよい。したがって、対象は、勧告されるハイバネーション持続時間に従わなくてもよく、それ自体の要件またはすべてのその発信元の予想されるトラフィック要件を満たすために、最適なハイバネーション持続時間を決定する際に用いることができる。したがって、他の作業に応じて、発信元および対象の両方がここで、休止状態になり、データを交換するために、後に立ち上がることができる。ハイバネーションの直前に、発信元および対象の両方は、MAC規則に基づき、それらのハイバネーション期間を通知する。したがって、発信元は、行われた勧告に関係なく、対象の計画されたハイバネーション期間を決定することができる。
電力管理の種々のシステムおよび方法を、本願明細書に記載する。これらのシステムおよび方法は一般に、種々の情報を互いに送受信するために、種々の通信ウィンドウを用いる。これらの通信ウィンドウの一部は、個別の通信ウィンドウまたは局所通信ウィンドウであってもよい。局所アクセス期間は、一実施形態において、個別の通信ウィンドウまたは局所通信ウィンドウであってもよい。局所アクセス期間は一般に、個別の装置が他の装置からの送信を送信または受信するために立ち上がるときの時間期間または持続時間期間を参照する。一部の場合において、たとえば、これらの他の装置の1つまたは複数の装置が、個別の装置に関してトラフィックを有するとき、他の装置は、個別の装置の一部またはすべての局所アクセス期間中、作動状態であってもよい。
広域通信ウィンドウは一般に、すべての装置、複数の装置、参照される装置または関連する装置の集合が、たとえば、広域レベルで情報を交換するために、アクティブモードまたは立ち上がりモードであるか、またはアクティブモードまたは立ち上がりモードである必要があるとき、時間期間または持続時間期間を参照する。広域アクセス期間は、広域通信ウィンドウである。
本発明の種々の実施形態によれば、装置は、広域アクセス期間においてブロードキャストトラフィックを通知することができる。隣接している装置のすべてではないが、多くの装置は、広域アクセス期間中にアクティブである必要があるため、広域アクセス期間中に、局所アクセス期間を通知することによって、ネットワークにおける発信元装置は、情報を受信する可能性をさらに高くすることができる。装置は、その局所アクセス期間に、作動状態に入ることができ、局所アクセス期間中、発信元装置は、送信をスケジュール化して、装置に情報を送信することができる。このように、電力は、一定の状況において、対象装置が立ち上がるのを待つ間、装置が作動状態を継続することを必要とするのではなく、受信器装置または受信側装置とも呼ばれる対象装置がまた、立ち上がるまで、発信元装置を休止状態になることを可能にすることによって管理されることができる。
一実施形態によれば、1つまたは複数の局所アクセス期間のタイミングは、2つ以上の装置に関して1つまたは複数の局所アクセス期間が重なるような式を用いて、定義されることができる。たとえば、2つの連続的な局所アクセス期間の間の期間は、周期式を用いて定義されることができる。このように、一実施形態において、対象装置が立ち上がるときを発信元装置が計算することを可能にすることによって、電力が管理されることができる。これにより、たとえば、対象装置が立ち上がるまで発信元装置を休止状態になることを可能にしうる。
本発明の別の実施形態によれば、ハイバネーションサイクルおよびアクティブサイクルの調整を提供するためのシステムおよび方法が、提供される。1つの装置が、その隣接装置の1つからビーコンを受信するとき、隣接装置の広域サイクル開始カウントダウン値を調べ、その広域サイクル開始カウントダウン値をそれ自体の広域サイクル開始カウントダウン値と比較することを実装することができる。隣接装置からのビーコンが、装置自体の広域サイクル開始カウントダウン値とは異なる広域サイクル開始カウントダウン値を含む場合には、装置は、所定の条件を調べることを実装することができる。たとえば、装置の広域サイクル開始時間が、隣接装置の広域サイクルの最初の半分に収まる場合には、装置は、それ自体の広域サイクル開始時間を隣接装置の広域サイクル開始時間に変更する。そうでない場合には、装置は何もしない。
本発明の別の実施形態によれば、互いの範囲にある複数の装置に関して、ハイバネーションサイクルおよびアクティブサイクルの調整を提供するためのシステムおよび方法が、提供される。1つの装置が、他の隣接装置からビーコンを受信するとき、隣接装置の広域サイクル開始カウントダウン値を調べ、これらの広域サイクル開始カウントダウン値をそれ自体の広域サイクル開始カウントダウン値と比較することを実装することができる。たとえば、装置の広域サイクル開始時間が、隣接装置の広域サイクルの最初の256/K個のスーパーフレームに収まる場合には、装置は、それ自体の広域サイクル開始時間を隣接装置の広域サイクル開始時間に変更する。そうでない場合には、装置は何もしない。一実施形態において、Kは、装置によって観察される異なる広域アクティブサイクル開始時間の数であってもよい。一実施形態において、「タイブレーカ」は、2つ以上の装置が同じ結論を導き出す場合に含まれることができる。
本願明細書に記載されるシステムおよび方法の実施例の一部において、1つまたは複数の他の装置と同時またはその直前に立ち上がる1つの装置について、記載される。しかし、一般に、本願明細書に記載されるシステムおよび方法は、作動状態である1つの装置と作動状態である1つまたは複数の他の装置との間に、一部の重なりが存在する任意の状況に適用されることができることは理解されよう。
広域アクセス期間の一実施例は、実施例の環境に関して、装置がアクティブであり、WiNetブロードキャストまたはマルチキャスト制御トラフィック、たとえば、アドレス解決プロトコル(「ARP」)パケットなどを交換可能にする時間期間であってもよい。「装置の局所アクセス期間」なる表現は一般に、装置がアクティブモードにあり、局所情報を交換する準備が整っている持続時間または時間期間を指す。たとえば、実施例の環境に関して、装置がアクティブであり、WiNetユニキャストパケット(たとえば、IPパケットなど)を交換可能にする時間期間である。
一実施形態において、広域アクセス期間情報エレメント(「GAP IE」)が実装され、その実施例が表1に示されている。
この実施例において、広域アクセス期間中、広域アクセス期間状態は、「1」に設定される。GAPカウントダウンは、次の広域アクセス期間の開始を示すために動的に設定されることができる。たとえば、GAPカウントダウンは、図7に示されているように、次の広域アクセス期間の開始までのスーパーフレームの数を示すことができる。
一実施形態において、装置は、WiNetブリッジ(または他の指定装置)がそのビーコンにおいてGAP IEを通知するように実装されることができる。装置がWiNetブリッジによって登録される場合には、その装置は、そのブリッジのGAP IEによって通知された広域アクセス期間中、アクティブであるように構成されることができる。装置はまた、1ずつ減分されるGAPカウントダウンを用いて、そのビーコンにおいて受信されたGAP IEを含むことができる。
装置がブリッジを用いて登録されず、GAP IEを含むビーコンを受信するのであれば、その装置は、受信されたGAP IEによって通知された広域アクセス期間中、アクティブであるように構成されることができる。装置はまた、1ずつ減分されるGAPカウントダウンを用いて、そのビーコンにおいて受信されたGAP IEを含むことができる。装置が異なるGAP IEを用いて2つ以上のビーコンを受信する場合には、装置は、通知された広域アクセス期間中、アクティブであるように構成されることができる。たとえば、一実施形態において、装置は、受信されたGAP IEにおいて通知された広域アクセス期間の組み合わせた期間中、アクティブである。装置がすべての広域アクセス期間中、アクティブであるため、装置は、上述のように調整されたカウントダウンフィールドを用いて、受信されたGAP IEのいずれかを通知することができる。
装置がブリッジを用いて登録されず、GAP IEを受信せず、そのビーコンスロット数が、その装置によって送信または受信されるすべてのビーコン期間占有情報エレメント(「BPOIE」)において最小である場合には、その装置は、新たなGAP IEを作成し、そのビーコンにそれを含めることができる。GAP IEを作成する装置は、通知された広域アクセス期間の所有者と呼ばれる。
好ましくは、装置は、広域アクセス期間において可能な限り早くそれらのブロードキャスト制御トラフィックおよびマルチキャスト制御トラフィックを送信するべきである。一実施形態において、広域アクセス期間の所有者は、制御トラフィックを受信しない状態で簡単に時間切れにすることによって、広域アクセス期間持続時間を決定することができる。したがって、一実施形態において、ブロードキャスト制御トラフィックおよびマルチキャスト制御トラフィックが、所定の期間中に受信または送信されない場合には、所有者は、広域アクセス期間を終了させてもよい。たとえば、所定の期間は、何らかのスーパーフレーム数であってもよい。一実施形態において、mGAPタイムアウトが何らかの所定の数のスーパーフレームである場合には、ブロードキャスト制御トラフィックまたはマルチキャスト制御トラフィックが、最後のmGAPタイムアウトスーパーフレーム中に、送信または受信されないのであれば、所有者は広域アクセス期間を終了させてもよい。しかし、一実施形態において、広域アクセス期間持続時間は、何らかの所定の最小値より短いわけではなく、または何らかの所定の最大値より長いわけでもない。たとえば、一実施形態において、広域アクセス期間持続時間は、mMinGAPより短いわけではなく、またはmMaxGAPより長いわけでもない。mMinGAPおよびmMaxGAは、所定の数であってもよい。
しかし、別の実施形態において、広域アクセス期間の所有者は、予め決定されていないある程度の時間期間を経た後、制御トラフィックを受信しない状態で簡単に時間切れにすることによって、広域アクセス期間持続時間を決定することができることが理解されよう。したがって、タイムアウトは、受信または送信されていないブロードキャスト制御トラフィックまたはマルチキャスト制御トラフィックがないこと、または他の因子に基づいてもよい。したがって、一実施形態において、時間は、所定の期間ではない。
GAPカウントダウンは、広域アクセス期間の周波数を指示するために用いられることができる。GAP IEを作成するブリッジまたは装置は、GAPカウントダウンを決定する際のアカウントの中に、ブロードキャストWiNet制御トラフィックまたはマルチキャストWiNet制御トラフィックの履歴データを用いることができる。図3は、LAPカウントダウン、LAPサイクルおよびGAPカウントダウンの1つの定義を示す実施例である。
局所アクセス期間中、LAP状態が「1」に設定される場合、LAP情報エレメント(「LAP IE」)フォーマットの一実施形態が、表2に示されている。LAPカウントダウンは、次の局所アクセス期間の開始までのスーパーフレームの数に動的に設定されることができる。LAPサイクルは、2つの局所アクセス期間の開始の間のスーパーフレームの数である(図3参照)。
LAP IEは、それらの対応する受信器がアクティブであり、トラフィックを受信する準備が整っているときを発信元装置が決定するのを助けるために用いられることができる。LAP IEは好ましくは、すべての隣接装置によって読み取られるように実装されるため、LAP IEは、すべての広域アクセス期間中に送信されることができる。一実施形態において、装置は、その局所アクセス期間の開始時にアクティブモードに入るように構成される。アクティブモードに入る装置は、装置が前のスーパーフレームにおけるトラフィックを受信した場合には、現在のスーパーフレームにおいてアクティブモードにとどまることができる。他方、装置がある期間などの何らかの数の前のスーパーフレームにおいてトラフィックを受信しなかった場合には、装置はアクティブモードから出ることができる。この期間は、一定であってもよく、可変であってもよく、複数の因子に左右されてもよく、またはトラフィックに左右されるだけであってもよい。たとえば、少なくともmLAPタイムアウト(たとえば、2つ)スーパーフレームがWiNetトラフィックを受信することなく通過した場合には、装置は、ハイバネーションモードに入ってもよい。発信元装置は、受信器の局所アクセス期間において可能な限り早く、トラフィックを送信すべきである。LAPサイクルフィールドは、広域アクセス期間中に限り、変更されることができる。したがって、その受信器のLAP IEを読み取る発信元装置は、広域アクセス期間の間の全体的な持続時間の間に、その受信器のアクティブ/ハイバネーションモードに関する十分な情報を有する。一実施形態において、LAPサイクルは、局所アクセス期間の周波数を指示し、装置は、それらの対応する受信器に対して一定のLAPサイクルを(何らかの制御コマンドを通じて)勧告することができる。これらのサイクルは、発信元トラフィック特性を捕捉する必要がある。
上述の実施例が示しているように、ブロードキャストトラフィック(すなわち、ARPを受信するための一実施形態において、ネットワーク装置は、アクティブモードであることが必要である。広域アクティブ期間(「GAP」)は、上述の実施形態において、時間間隔を提供するための1つの機構として用いられることができ、その時間間隔中、装置(一実施形態において、すべての装置)は、アクティブモードであるように設定される。
ユニキャストトラフィックを受信するために、送信器は、送信先がアクティブであるかどうか、またはさもなければアクティブであるときを認識すべきである。したがって、一実施形態において、装置は、トラフィックを受信するために、送信先がアクティブであるとき、すなわち、それらの局所アクティブ期間を通知するように構成される。実施例の環境において、たとえば、WiNet発信元は、それらの送信先の局所アクセス期間を用いて、ユニキャスト送信をスケージュール設定することができる。
上述したように、一実施形態において、ブリッジは、そのビーコンにおいて広域アクセス期間を通知する。ブリッジが存在しない場合には、隣接する広域アクセス期間は、最小のビーコンスロット数を用いて、装置の局所アクセス期間の最初のX個のスーパーフレームとして定義されることができる。
認識した広域アクセス期間を伝搬することが装置にとって有用である可能性がある。したがって、一実施形態において、装置は、広域アクセス期間においてブロードキャストトラフィックを通知するように構成されることができる。広域アクセス期間の調整不良は、さらに多くのアクティブ時間という結果を生じる可能性があることに留意することは興味深い。これは、枠組みを壊さない可能性があるが、(2つ以上の広域アクセス期間が必要であるために)より少ないエネルギー節約という結果を生じる可能性がある。
上述の実施例が示しているように、本発明の種々の実施形態を実装するためのさまざまな技術がある。図5は、本願明細書に記載されるシステムおよび方法による一実施例の方法を示すフローチャートである。広域アクセス期間は、ステップ500において定義されることができる。広域アクセス期間中、複数の装置がアクティブモードであってもよい。これにより、各装置は、各装置が範囲にあると仮定すると、正確に電源を投入する機能などと通信することを可能にしうる。
広域アクセス期間の持続時間は、トラフィックに基づいていてもよい。たとえば、y個より多いスーパーフレームの場合には、トラフィックを送信または受信しなかった後で、広域アクセス期間が終了することができる。さらに、次の広域アクセス期間へのカウントダウンは、ブロードキャストトラフィックに関連する履歴データに基づいてもよい。
広域アクセス期間は、ブリッジ装置によって作成されることができる。ブリッジ装置は、そのビーコンにおいて、広域アクセス期間を通知することができる。したがって、ブリッジ装置のビーコンを受信する任意の装置は、広域アクセス期間を決定することができる。一部の場合には、装置は、ブリッジの範囲外であってもよく、したがって、ブリッジ装置のビーコンを受信することができない可能性がある。範囲外の装置が、ブリッジの範囲内にあるネットワーク内の他の装置の範囲内にある場合には、認識した広域アクセス期間は、ブリッジから範囲内の装置に、および範囲内の装置から範囲外の装置に伝搬されることができる。一部の場合において、広域アクセス期間を認識するために、範囲外の装置に関して、複数の「ホップ」をとることができる。
一実施形態において、ブリッジが存在しない場合には、隣接する広域アクセス期間は、最小のビーコンスロットサイクルを用いて、装置の局所アクセス期間の最初のX個のスーパーフレームであってもよい。しかし、その他の多くの隣接する広域アクセス期間は、特定の実装に応じて定義されることができることは理解されよう。たとえば、隣接する広域アクセス期間は、最大のビーコンスロットサイクルを用いた、装置の局所アクセス期間の最初のX個のスーパーフレームであってもよく、最小のビーコンスロットサイクルを用いた、装置の局所アクセス期間の最後のX個のスーパーフレームであってもよい。
一実施形態において、任意の装置は、広域アクセス期間において、ブロードキャストトラフィックを通知することができる。たとえば、ステップ502において、各送信先装置は、その局所アクセス期間を通知することができる。一実施形態において、送信先は、広域アクセス期間ごとにその局所アクセス期間を変更することができる。広域アクセス期間中に局所アクセス期間を通知することによって、ネットワークにおける発信元装置は、情報を受信する可能性がさらに高くなりうる。これは、すべての装置は、広域アクセス期間中に作動されなければならないためであり、ステップ510によって示されているように、発信元装置は、たとえば、広域アクセス期間中に、受信器装置の局所アクセス期間を調べることができる。たとえば、送信先がハイバネーションから立ち上がると同時に、発信元がハイバネーションから立ち上がることができるため、受信器装置の周知の局所アクセス期間中に調べることにより、発信元装置は、アクティブになるその送信先を待っているそのアイドル状態において費やす時間の量を削減することができる。
いつかの時点で、ステップ512において、発信元装置は、受信側装置または受信器装置に関するトラフィックを有することを決定することができる。この決定は一般に、いつであってもよい。たとえば、発信元が局所アクセス期間の終了時に受信側装置に関するトラフィックを有することを決定する場合には、場合によってはその局所アクセス期間中に送信するには遅すぎ、発信元装置は、次の局所アクセス期間まで待つことができる。
ステップ504中に、装置は、作動状態に入ることができ、たとえば、その局所アクセス期間に関してアクティブモードに入ることができる。この時間中、ステップ514において、発信元装置は、送信をスケジュール化することができる。一般に、送信は、現在の局所アクセス期間中のある期間に関してスケジュール化することができるが、一実施形態において、送信は、次の局所アクセス期間において行うことができる。ステップ516において、発信元装置は、休眠していた場合には、立ち上がることができ、ステップ518において、たとえば、現在の局所アクセス期間中に、発信元装置は、情報を装置に送信することができる。したがって、ステップ506において、装置は、データを受信することができ、次に、ステップ508において、休止状態になる。
一実施形態において、発信元は、受信器の局所アクセス期間において早期にトラフィックを送信することができ、その結果、たとえば、受信器装置は、送信されるべきデータがなくなった直後に、休止状態になることができる。このように、局所アクセス期間がより短くてもよいため、電力が節約されることができる。一実施形態において、受信器装置は、送信または受信のためにバッファに入れられたデータがある限り、アクティブのままであってもよい(たとえば、局所アクセス期間を延長してもよい)。
一実施形態において、たとえば、データが次の局所アクセス期間において送信されることになっている場合には、発信元は、送信先装置に関して一定のLAPサイクルを勧告することができる。勧告は、たとえば、アプリケーション待ち時間、バッファ空間などに左右されることができる。
図6は、広域アクセス期間および局所アクセス期間の実施例を示すブロック図である。図は、3つの装置、すなわちブリッジ装置、装置「A」および装置「B」に関する広域アクセス期間および局所アクセス期間を示している。時間は、頁の左から右に増大する。600で各装置に関する広域アクセス期間が生じる。広域アクセス期間中に、装置Aは、局所アクセス期間を送信することができる。たとえば、広域アクセス期間600中に、装置Aは、後のどこかの時点で局所アクセス期間602を有することを示す情報を送信することができる。
局所アクセス期間は、一定であってもよく、または可変であってもよい。たとえば、より多くのデータが受信されることになっている場合には、局所アクセス期間を増大することができ、またはより少ないデータが受信されることになっている場合には、局所アクセス期間を減少することができる。たとえば、y個のスーパーフレームに関してトラフィックを送信または受信しなかった後で、装置は、休止状態になることができる。yの値は、たとえば、任意の整数(たとえば、2)であってもよい。したがって、LAP期間がpであったと仮定すると、装置が各局所アクセス期間中に、y/p以下に関してアクティブである必要はないように、本発明は実装されることができる。一実施形態において、「y」の値、すなわち、局所アクセス期間の間、トラフィックを送信または受信しないスーパーフレームの数は、同一の変数「y」を用いることによって示されるように、広域アクセス期間に関する「y」の値と同じであってもよい。しかし、別の実施形態において、2つの待機期間は異なっていてもよいことは理解されよう。
604によって示されるいつかの時点で、装置Bは、装置Aに向かうことになっているトラフィックを有することを決定することができる。装置Bは、装置Aの局所アクセス期間が生じるときを認識しているため、送信606によって示されているように、局所アクセス期間602の最初まで、トラフィックを送信するために待機することができる。この送信は、広域アクセス期間602の最初であってもよい。このように、局所アクセス期間の時間の長さは、短くなってもよい。608で、次の広域アクセス期間が、生じうる。上述のように、広域アクセス期間は、図に示されているように、可変であってもよい。
図7は、広域アクセス期間および局所アクセス期間の別の実施例を示すブロック図である。第1の広域アクセス期間700が、示されており、広域アクセス期間700および702は、周期的に、たとえば、GAPカウントダウンタイマに基づいて生じることができる。GAPカウントダウンタイマは、たとえば、ブロードキャストトラフィックにおける履歴データに応じて変更することができる。
この広域アクセス期間700中に、装置Aは、その局所アクセス期間704および706が生じるときを示すことができる。広域アクセス期間700および702と同様に、局所アクセス期間704および706は、周期的に、LAPカウントダウンタイマに基づいて生じることができる。LAPカウントダウンタイマは、たとえば、ブロードキャストトラフィックにおける履歴データに応じて変更することができる。しかし、一実施形態において、これが、局所アクセス期間情報が他の装置に送信されるときであるため、LAPカウントダウンタイマは、広域アクセス期間700および702ごとに変更するだけに過ぎない。したがって、サイクルは、広域アクセス期間の間で一定であってもよい。
図8は、広域アクセス期間および局所アクセス期間の別の実施例を示すブロック図である。図8は、図7に類似である。具体的に言えば、ブリッジおよび装置Aに関する実施例は、同一である。図8の実施例において、装置Bは、装置Aに関するトラフィックを有する。(これは、図7に類似であることを想起されたい)。図8の実施例において、装置Bは、装置Aの第1の局所アクセス期間704を経て、装置Bの第1の局所アクセス期間802を経た後、800で装置Aに関するトラフィックを有することを決定する。たとえば、その局所アクセス期間802中に別のデバイスからトラフィックを受信したために、装置Bは、装置Aに関するトラフィックを有することを決定してもよい。装置Bは、局所アクセス期間706中にそのトラフィックを送信することができる。局所アクセス期間が広域アクセス期間700中に送信されることができるため、装置Bは、装置Aの局所アクセス期間がいつであるかを認識している。その上、局所アクセス期間の周期性が、広域アクセス期間中に送信されることができる。したがって、装置Bは、たとえば、局所アクセス期間704がいつ生じることになっているか(または生じたか)と、周期性に基づき、局所アクセス期間706がいつ生じることになっているか(または生じたか)と、を決定することができる。したがって、装置Bが装置Aに関するトラフィックを有すると決定するとき、いつ次の局所アクセス期間の発生をスケージュール化するかに基づき、装置Aに対してそのトラフィックを送信することができる可能性があるときを決定することができる。
一実施形態において、ネットワーク装置は、そのネットワーク隣接装置のすべてと通信することができる。装置間の通信が可能であり、装置が互いの範囲にあるように、ネットワーク装置の隣接装置は、たとえば、同一または類似のネットワーキング規格の下で動作している任意の他のネットワーク装置であってもよい。これらのタイプの装置の多くは携帯可能であるため、装置の隣接装置は、時間ごとに変更することができる
一実施形態において、隣接装置間の通信は、同一のトラフィックの複数の複製をユニキャストすることによって供給されることができる。1つの装置の実施例、複数の装置「A」「B」および「C」と通信する装置「D」が、図9に示されている。
一実施形態において、隣接装置間の通信は、同一のトラフィックの複数の複製をユニキャストすることによって供給されることができる。1つの装置の実施例、複数の装置「A」「B」および「C」と通信する装置「D」が、図9に示されている。
図9は、広域アクセス期間および局所アクセス期間の別の実施例を示すブロック図である。図9に示されているように、ブロードキャストトラフィック要求900が、送信されることができる。ブロードキャスト要求900に応じて、装置「D」は、メッセージ902、904および906を送信することができる。これらのメッセージ902、904および906は、装置「A」「B」および「C」に関する局所アクセス期間908、910、912にそれぞれ、送信されることができる。たとえば、一実施形態において、IPは、WiNetにARP要求を送信することができる。
しかし、一部の実施形態において、複数の複製をユニキャスティングするより、一度にトラフィックを送信すること(マルチキャスティング)が好都合である場合がある。これは、たとえば、発信元がアクティブである必要がある時間の量を短縮することができる。
一実施形態において、機構は、アクセス期間のある程度の重なりが装置の中で生じることを可能にするように実装されることができる。たとえば、一実施形態において、所与のネットワークにおける近隣域内にある2つ以上の装置が重なる広域アクセス期間、局所アクセス期間またはその両方を有するように、ネットワーク内の異なる装置に関して広域アクセス期間と局所アクセス期間との間の関係は、一連の数式によって定義されることができる。
図10は、装置「A」および装置「B」が同一の近隣域内にある重なる広域アクセス期間の実施例を示すブロック図である。言い換えれば、装置「A」および装置「B」は、互いに「読み取る」ことができ、たとえば、互いに伝送を送受信することができるような範囲にある。装置「B」および装置「C」もまた、同一の近隣域内にあり、たとえば、互いに伝送を送受信することができるような範囲にある。この実施例において、装置「A」および装置「C」は、互いに読み取ることができないことを留意されたい。装置「A」および装置「C」は、範囲外であることから、互いに伝送を送受信することができない。少なくとも直接的には、互いに伝送を送受信することができない。しかし、たとえば、装置「B」を媒介として用いて、互いに伝送を送信することは可能であってもよい。
ネットワークにおける各装置は、局所アクセス期間を通知することができる。これは、装置がアクティブであり、パケットを交換する準備が整っている時間であってもよい。種々の広域アクセス期間に対する局所アクセス期間を示す実施例は、図6、図7および図8に示されている。一実施形態において、1つまたは複数の局所アクセス期間のタイミングは、2つ以上の装置に関する1つまたは複数の局所アクセス期間が重なるように、式または他の関係を用いて定義されることができる。
たとえば、LAPサイクル、すなわち、2つの連続的な局所アクセス期間の間の期間は、周期式を用いて定義されることができる。1つのこのような式は、
LAPサイクル期間=Δ*2n (式1)
LAPサイクル期間=Δ*2n (式1)
上記の式において、n=0,1,2,...,Nであり、式中、NおよびΔは、一定であってもよい。たとえば、NおよびΔは、所与のネットワーク、ネットワーク装置の所与の集合などに関して予め決定される数であってもよい。一実施形態において、装置は、Δ*2nスーパーフレームごとに、アクティブになるように構成されることができる。周波数(n)は、たとえば、入ってくるメッセージトラフィックまたは出て行くメッセージトラフィック、電力消費需要などに基づいて、決定されることができる。さらに、一実施形態において、nは、各特定の装置に関して個別に決定されることができる。
特定の実施形態の解(resolution)、Δは、整数(たとえば、Δ=4)であってもよい。解は、LAPサイクルにおけるスーパーフレームの最小値である。したがって、Δ=1である場合には、LAPサイクルにおけるスーパーフレームの最小値は、1である。(n=0であるとき、LAPサイクルは1である。)Δ=2に関して、LAPサイクルにおけるスーパーフレームの最小値は、2であるといった具合である。(n=0であるとき、LAPサイクルは2である。)
Nは、ネットワークにおける装置の所与の集合に関して通信規格に基づくことができる定数であってもよい。たとえば、Nは、MAC規格の最大ハイバネーション時間(たとえば、N=8)によって設定されることができる。
したがって、LAPサイクルは、所与のネットワーク内の装置のすべての隣接装置がアクティブであるときの時間期間であってもよいように指数が付けられることができる。たとえば、すべての装置は、そのビーコンにおいて(たとえば、WiNet ASIEの一部として)そのLAPサイクル、nおよびアクティブサイクル開始時間(「ACST」)を公表することができる。アクティブサイクル開始時間は、装置が新たなハイバネーション/アクティブサイクルを開始するまでのスーパーフレームの数である。これは、ビーコン期間開始時間(「BPST」)に類似していてもよい。ハイバネーション/アクティブサイクルは、Δ*2nスーパーフレームであってもよい。
電力が供給されるなど装置が作動状態になると、一定のチャネルにおいて、ビーコニンググループに接続することができる。装置が、一定のチャネルにおいて、ビーコニンググループに接続する場合には、そのビーコニンググループに関して公表されるアクティブサイクル開始時間を選択することができる。装置が、アクティブサイクル開始時間で任意のビーコンを受信しない場合には、装置は、アクティブサイクル開始時間を選択することができる。装置を合併することで、合併する装置のアクティブサイクル開始時間を採用することができる(BPSTに類似している)。
図10に戻ると、近隣域における各装置、たとえば、装置Aおよび装置Bまたは装置Bおよび装置Cは、広域アクセス期間を通知することができる。これは、たとえば、A、BおよびCがアクティブであり、パケットを交換する準備が整っている時間であってもよい。局所アクセス期間と同様に、一実施形態において、広域アクセス期間は、式を用いて定義されることができる。1つのこのような式は、局所アクセス期間の式から導出されることができる。
LAPサイクル期間=Δ*2n (式1)
を想起されたい。
LAPサイクル期間=Δ*2n (式1)
を想起されたい。
mが、任意の隣接装置のすべての局所アクセス期間の指数の最大(たとえば、max(ni))である場合には、広域アクセス期間は、以下のように定義されることができる。
GAP周期性=Δ*2m (式2)
GAP周期性=Δ*2m (式2)
言い換えれば、GAP周期性が、少なくとも最大のLAPサイクル期間ほど長い必要があり、そうでなければ、広域アクセス期間が最初に終わるため、一部の装置は、広域アクセス期間の間に局所アクセス期間を持たない可能性がある。一実施形態において、広域アクセス期間は、装置がアクティブサイクル開始時間に関連するそのブロードキャスト/マルチキャスト制御トラフィックを送信しなければならない時間である。さらに、広域アクセス期間は、各装置の隣接装置に基づいて、定義されることができる。したがって、種々の装置は、「読み取る」隣接装置に基づいて異なる広域アクセス期間を有することができる。たとえば、1つの近隣域に関して1つの広域アクセス期間を有し、別の近隣域に関して別の広域アクセス期間を有する。
図10において、AおよびBは、互いに読み取ることができ、BおよびCは互いに読み取ることができるが、AおよびCは互いに読み取ることができないと仮定されたことを想起されたい。したがって、Aの近隣域はBを含み、Bの近隣域はAおよびCを含み、Cの近隣域はBを含む。言い換えれば、AおよびCの両方がBの近隣域にあったとしても、互いの近隣域にはない。したがって、Aの広域アクセス期間は、B(および「読み取る」任意の他の装置)に基づいていてもよい。Cの広域アクセス期間もまた、B(および「読み取る」任意の他の装置)に基づいていてもよい。しかし、Bの広域アクセス期間は、AおよびCの両方(および「読み取る」任意の他の装置)に基づいていてもよい。これについて、図10の特定の実施例に対して以下にさらに詳細に説明する。
この場合も、局所アクセス期間は、可変であってもよい。たとえば、さらなるデータが受信されることが予想される場合には、局所アクセス期間を増大することができ、またはこれ以上データが受信されないことが予想される場合には、局所アクセス期間を減少することができる。たとえば、y個のスーパーフレームに関してトラフィックを送信または受信しなかった後で、装置は、休止状態になることができる。休止状態になるべきかどうかを決定するときには、装置は、TIM IEを検査することができる。
一実施形態において、装置は、LAP指数とネゴシエートすることができる。これは、装置がそれ自体で最適の作業期間量を決定することを可能にしうる。たとえば、トラフィックの量に基づく。上述のように、発信元は、トラフィックを有する送信先装置に関して一定のLAPサイクルを勧告することができる。言い換えれば、発信元は、nに関する値を勧告することができる。勧告される値は、たとえば、アプリケーション待ち時間要件、バッファ空間、電力消費などに左右されることができる。一部の実施形態において、装置は、他の装置のすべてまたは大部分が変更を読み取ることができる場合には、広域アクセス期間中に限り、それらのLAPサイクルを変更することができる。
図10において、AおよびBは、互いに読み取ることができ、BおよびCは互いに読み取ることができると仮定する。さらに、AおよびCは互いに読み取ることができないと仮定する。LAPサイクル期間はΔ*2nであることを想起されたい。この実施例に関して、Δ=4スーパーフレームを仮定する。したがって、装置Aの局所アクセス期間1000、1002、1004、1006および1008は、4個のスーパーフレームごとに生じる(装置Aの場合には、n=0であり、したがって、4*20=4)。装置Bの場合には、n=1であるため、装置Bの局所アクセス期間1010、1012および1014は、8個のスーパーフレームごとに生じる(4*21=8)。装置Cの場合には、n=2であるため、装置Cの局所アクセス期間1016および1018は、16個のスーパーフレームごとに生じる(4*22=16)。
広域アクセス期間は、所与の近隣域におけるすべての関連装置がアクティブである任意の点を定義されることができる。通常、一実施形態において、これは、最長のLAPサイクル時間を有する1つまたは複数の装置に関して、局所アクセス期間と同時に生じる可能性がある。したがって、一実施形態において、広域アクセス期間は、関連する隣接装置の集合に関して最大のLAP指数で生じる。
図11を参照すると、広域アクセス期間を決定する実施例の方法が、ここで説明される。ステップ1100において、装置は、その関連する隣接装置を決定することができる。一実施形態において、これらは、同一のネットワークの一部である範囲内にある任意の装置であってもよいが、別の実施形態において、範囲内および同一のネットワークの一部であるすべての装置より少ない装置が、関連する隣接装置であることを考慮してもよい。ステップ1102において、装置は、1つまたは複数の隣接装置が、最長のLAPサイクル時間を有することを決定することができる。したがって、一実施形態において、広域アクセス期間は、ステップ1106において、関連する隣接装置の集合に関して、最大のLAP指数として設定されることができる。
用いることができる広域アクセス期間を決定する実施例、たとえば、図11のステップがここで、図10に対して説明される。したがって、装置Aの広域アクセス期間1020、1022および1024は、8個のスーパーフレームごとに生じる。これは、AおよびBが互いに読み取ることができ、Bが大きい方の局所アクセス期間指数を有するためである。したがって、装置Bと通信するための装置Aに関して、たとえば、1個、8個、16個などのスーパーフレーム中に装置Bが通信しているときと一致する広域アクセス期間を有することができる。同様に、装置Bの広域アクセス期間1026および1028は、装置Cのより大きな局所アクセス期間指数に基づき、16個のスーパーフレームごとに生じる。
上記の実施例は、別の実施形態における複数の複製をユニキャスティングするのではなく、一度にトラヒックを送信することを示しているが、一部の実施形態において、マルチキャスティングおよびユニキャスティングの組み合わせまたは2つ以上のマルチキャストの組み合わせを用いることができることは理解されよう。
多くの通信装置に関して上述したように、アクティブモードおよびハイバネーションモードは、装置がたとえば、節電などのために機能性の一部またはすべての電力を減少させることを可能にするために、指定されてもよい。たとえば、WiNet仕様によれば、装置は、周期的にアクティブモードに入る。アクティブモードに入る周期性は、局所サイクルと呼ばれる。一実施形態において、WiNet装置は、以下の公式によるその局所サイクルの値を選択することができる。
局所サイクル=2nスーパーフレーム (式3)
式中、nは、局所サイクル指数、すなわち周波数であり、
0<=n<=wMaxLocalCycleIndexである。
局所サイクル=2nスーパーフレーム (式3)
式中、nは、局所サイクル指数、すなわち周波数であり、
0<=n<=wMaxLocalCycleIndexである。
上述したように、隣接装置の局所サイクルと同期させるために、装置は、その隣接装置に関して広域サイクル開始時間を維持するように構成されることができる。新たな広域サイクルは、2wMaxLocalCycleIndex個のスーパーフレームごとに開始されることができる。装置は、そのWiNet識別子情報エレメントにおける広域サイクル開始カウントダウン(「GCSC」)フィールドを、現在のスーパーフレームを含まない次の広域サイクルの開始までのスーパーフレームの数に設定することができる。一実施形態において、広域サイクル開始カウントダウン値は、広域サイクルごとの第1のスーパーフレームにおいて(2wMaxLocalCycleIndex−1)であり、次のスーパーフレームごとに1減分される。ゼロの値は、新たな広域サイクルが現在のスーパーフレームの終わりで始まることを示している。
異なる広域サイクル開始時間を有する2つの装置が、範囲に入っている場合には、2つの装置は、それらの広域サイクル開始時間を調整する必要がある可能性がある。2つの装置に関してそれらの広域サイクル開始時間を調整するために、装置は、それらの広域サイクル開始時間が調整されるより長い間、アクティブモードである必要がある可能性がある。これは、エネルギーのより多大な消耗を結果として生じる可能性がある。したがって、本発明の一実施形態は、広域サイクル開始時間の調整を可能にする。
たとえば、一実施形態において、本願明細書に記載されるシステムおよび方法は、WiNet仕様を実装する装置に適用されることができる。WiNet仕様は、異なる広域サイクル開始時間を同期させるための機構を提供しない。したがって、異なる広域サイクル開始時間を有する2つの装置が、範囲に入っている場合には、WiNetプロトコルは、2つの装置がそれらの広域サイクル開始時間をどのように調整するかについて指定しない。したがって、このような装置は、それらの広域サイクル開始時間が調整されるより長い間、アクティブモードである必要がある可能性がある。これは、エネルギーのより多大な消耗を結果として生じる可能性がある。したがって、本発明の一実施形態は、広域サイクル開始時間の調整を可能にする。
本発明の一実施形態によれば、ハイバネーションサイクルおよびアクティブサイクルの調整を提供するためのシステムおよび方法が、提供される。一実施形態において、これは、(完全に重ならないとしても少なくともある程度)重なるアクティブ時間を有することができるように、装置が同時にまたは一時的に互いに近い位置で作動状態に入ることをよりよく可能にするために用いられることができる。実施例の環境に関して、一実施形態において、装置がそれらの広域サイクル開始時間を調整可能にする機構が、提供される。
ここで図12を参照すると、一実施形態において、装置D1が、ステップ1270においてその隣接装置の1つD2からビーコンを受信するとき、ステップ1272において、装置D1は、装置D2の広域サイクル開始カウントダウン値を得て、それを調べるように実装されることができる。一実施形態において、ステップ1274において、検査は、D2の広域サイクル開始カウントダウン値をそれ自体のカウントダウン値と比較することによって行われることができる。D2からのビーコンが、装置自体の広域サイクル開始カウントダウンとは異なる広域サイクル開始カウントダウン値を含む場合には、この実施形態において、装置D1は、以下の条件を調べるように実装されることができる。
[GCSCself−GCSCneighbor]modulo256<128(式4)
[GCSCself−GCSCneighbor]modulo256<128(式4)
式中、GCSCselfは、条件を調べている装置(この実施例ではD1)の広域サイクル開始カウントダウンであり、GCSCneighborは、その隣接装置(この実施例ではD2)の広域サイクル開始カウントダウンである。しかし、一実施形態において、両方の装置D1およびD2は、それぞれの観点からこの条件を調べるように構成されることができることを留意されたい。当業者には、この詳細を読めば、どのようにこの検査が3つ以上の装置の中で行われることができるか、およびどのように他の基準値を選択することができるかについて理解されよう。また、一実施形態において、プロトコルは、すべての装置に関して選択が一致する限り、(式4)において「未満」または「超」のいずれかを用いて実装されることができることを留意されたい。
各装置に関して、条件(式4)が満たされる場合には、装置は、他の装置の広域サイクル開始カウントダウンに適合させるように、その広域サイクル開始カウントダウンを設定する(1276)。そうでない場合には、装置は、その広域サイクル開始カウントダウンを変更しない。上記の不等式を言い換えると、以下の通りである。装置の広域サイクル開始時間が、隣接装置の広域サイクルの最初の半分に収まる場合には、装置は、それ自体の広域サイクル開始時間を隣接装置の広域サイクル開始時間に変更する。そうでない場合には、装置は何もしない。
一実施形態において、この条件(式4)は、装置D1およびD2の両方によって調べられることを留意されたい。しかし、実施例の実施形態において、条件が、2つの装置の一方または他方に関して真となるように設計され、略すべての場合に関して、このプロトコルにおける不安定性がないことを保証するのを助ける。しかし、両方の装置が同一の結果をもたらすコーナーケースがありうる。所与の基準値を用いて、2つの広域サイクル開始時間が正確に128個のスーパーフレーム異なる1/256の確率がある。この条件は、ステップ1278において調べられることができる。この場合には、(式4)の条件を実行すると、装置およびその隣接装置の両方が、同一の結果になるであろう。したがって、一実施形態において、タイブレーカを含むことができる。
たとえば、このような場合には、すなわち、
[GCSCself−GCSCneighbor]modulo256=128(式5)
であるとき、各装置は、一実施形態において、次のスーパーフレームに関するその広域サイクル開始カウントダウンを0〜255の間の任意のランダムな値に設定し、正常な動作ステップ(たとえば、上記の1272、1274および1276)を続けるように構成されることができる。(1−1/256)の確率で、条件(式5)はもはや、真ではない。
[GCSCself−GCSCneighbor]modulo256=128(式5)
であるとき、各装置は、一実施形態において、次のスーパーフレームに関するその広域サイクル開始カウントダウンを0〜255の間の任意のランダムな値に設定し、正常な動作ステップ(たとえば、上記の1272、1274および1276)を続けるように構成されることができる。(1−1/256)の確率で、条件(式5)はもはや、真ではない。
この実施形態を含め、条件(式4)の試験によって、全体的に提案されたアルゴリズムは、一実施形態において、以下のように実装されることができる。
1.その隣接装置のそれぞれに関して、装置がアクティブである各スーパーフレームで、装置は、条件(式4)を調べる(ステップ1272および1274)。条件(式4)が真である場合には、装置は、隣接装置の広域サイクル開始カウントダウンを適合させるために、その広域サイクル開始カウントダウンを設定する必要がある(ステップ1230)。
2.そうでない場合には、装置は、条件(式5)を調べる(たとえば、ステップ1274)。条件(式5)が真である場合には、装置は、
(a)GCSCselfをランダムな値、たとえば、範囲[0,255]にわたって均一に分散されるランダムな整数に変更することができる(ステップ1280)。
(b)次のスーパーフレームに関してアクティブにとどまることができる(ステップ1372に進む)。
3.そうでない場合には、何もしない(ステップ1282)。
1.その隣接装置のそれぞれに関して、装置がアクティブである各スーパーフレームで、装置は、条件(式4)を調べる(ステップ1272および1274)。条件(式4)が真である場合には、装置は、隣接装置の広域サイクル開始カウントダウンを適合させるために、その広域サイクル開始カウントダウンを設定する必要がある(ステップ1230)。
2.そうでない場合には、装置は、条件(式5)を調べる(たとえば、ステップ1274)。条件(式5)が真である場合には、装置は、
(a)GCSCselfをランダムな値、たとえば、範囲[0,255]にわたって均一に分散されるランダムな整数に変更することができる(ステップ1280)。
(b)次のスーパーフレームに関してアクティブにとどまることができる(ステップ1372に進む)。
3.そうでない場合には、何もしない(ステップ1282)。
一実施形態において、通信しようとする2つの装置が当然のことながら、次のスーパーフレームに関してアクティブにとどまり、ネットワーク作業を行うため、次のスーパーフレームに関してアクティブにとどまること(3のステップのすぐ上にあるステップ2b参照)は、プロトコルに指定されない可能性があることを留意されたい。
この技術をさらに示すために、少数の実施例がここで、提供される。第1の実施例において、装置AおよびBは、互いのビーコンをちょうど受信し、その広域サイクル開始カウントダウン値がそれぞれ、250および240であると仮定する。
装置Aは、(式4)の左側を計算し、その結果は10である。したがって、その広域サイクル開始カウントダウンをBの1つに適合させる。装置Bは、(式4)の左側を計算し、その結果は246である。したがって、何もしない。したがって、この場合には、2つの装置が、装置Bの広域サイクル開始時間に収束された。
この時間中、Aの隣接装置であり、その広域サイクル開始カウントダウンが装置Aの元の広域サイクル開始カウントダウンと同一である装置Cは、休止状態にあると仮定する。245個のスーパーフレームの後で、装置Cはアクティブモードに入ると仮定する。装置Cの広域サイクル開始カウントダウンは現在、5である。装置AおよびBの広域サイクル開始カウントダウンは現在、251である。Cは、(式4)の左側を計算し、その結果は246であることから、BおよびAの一方に適合するようにその広域サイクル開始カウントダウンを変更しなければならない。したがって、この実施例において、すべての装置は、1つの広域サイクル開始時間に収束された。
第2の実施例は、いわゆる「コーナーケース」を示している。この実施例において、装置AおよびBは、互いのビーコンをちょうど受信し、それらの広域サイクル開始カウントダウン値はそれぞれ、128および0であると仮定する。
装置AおよびBは、(式4)の左側を計算し、結果は128である。したがって、上記で開示された実施形態によれば、両方の装置は、0〜255のランダムな値をとる。たとえば、それぞれ10および40をとると仮定する。両方の装置は、次のスーパーフレームにおける選択を通知する。
ここで、両方の装置は再び、異なる広域サイクル開始時間を観察する。特に、上記の実施例の条件を用いて、装置Aは(式4)の左側を計算し、結果は226であることから、何もしない。装置Bは、(式4)の左側を計算し、その結果は30であることから、その広域サイクル開始カウントダウンをAの広域サイクル開始カウントダウンに適合させなければならない。したがって、この場合には、2つの装置は、装置Aの広域サイクル開始時間に収束された。
すぐ上の実施例は、「コーナーケース」を示している。装置AおよびBは、実施例の最初で、互いのビーコンをちょうど受信し、それらの広域サイクル開始カウントダウン値はそれぞれ、128および0を有する。この「コーナーケース」の実施例は、2つのネットワーク装置の広域サイクル開始時間を調整するためのシナリオを示している。この同期は、シングルホップネットワークおよびマルチホップネットワークにおける3つ以上の装置に適用されることができる。したがって、各シナリオに関する実施例の実施形態について、ここで記載される。
ここで図13を参照すると、一実施形態において、装置D1が、その隣接装置D2、D3などの2つ以上の隣接装置からビーコンを受信する(1300)とき、ステップ1310において、装置D2、D3などの広域サイクル開始カウントダウン値に関して調べて、広域サイクル開始カウントダウン値をそれ自体の広域サイクル開始カウントダウン値と比較する(1320)ことを実装されることができる(図12に類似である)。
シングルホップネットワークの場合を考える。このようなネットワークにおいて、複数の他のネットワーク装置と通信接触状態にあるネットワーク装置の実施例を考える(ステップ1300)。GCSC1,GCSC2,...,GCSCKをスーパーフレームにおいて第1のネットワーク装置によって受信され、特定の装置の広域サイクル開始カウントダウンとは異なる広域サイクル開始カウントダウン値とする。装置は、K個の装置のそれぞれに関してGCSCを獲得することができる。すべてのkに関して、k=1,2,...,Kであり、装置は(ステップ1320において)以下の通りでなければならない。
1.以下の条件を調べる
[GCSCself−GCSCk]modulo256<256/K (式6)
2.条件(式6)が満たされる場合には、装置は、GCSCkを適合させるようにその広域サイクル開始カウントダウンを設定する(ステップ1330)。そうでなければ、装置は、その広域サイクル開始カウントダウンを変更しない。
1.以下の条件を調べる
[GCSCself−GCSCk]modulo256<256/K (式6)
2.条件(式6)が満たされる場合には、装置は、GCSCkを適合させるようにその広域サイクル開始カウントダウンを設定する(ステップ1330)。そうでなければ、装置は、その広域サイクル開始カウントダウンを変更しない。
上記のプロトコルにおいて、GCSCselfは、条件を調べている装置の広域サイクル開始カウントダウンである。このプロトコルは、別の方法で開始されることができる。装置の広域サイクル開始時間が、隣接装置の広域サイクルの最初の256/K個のスーパーフレームに収まる場合には、装置は、それ自体の広域サイクル開始時間を隣接装置の広域サイクル開始時間に変更する。そうでない場合には、装置は何もしない。この実施例のプロトコルは、(式6)の試験において「未満」または「超」のいずれかを用いて実装されることができるが、選択はすべての装置に関して一致することが好ましいことに留意されたい。
異なる広域サイクル開始カウントダウン値が正確に256/K個のスーパーフレーム分、離れているとき(ステップ1340)、一部のアプリケーションにおいて、コーナーケースである可能性があることに留意すべきである。一実施形態において、この場合が生じると、各装置は、次のスーパーフレームに関するその広域サイクル開始カウントダウンを0〜255の任意のランダムな値に設定し(ステップ1350)、正常な動作、すなわち上記のステップ1および2を続けることになる。そうでなければ、装置は、次のビーコンを待つことができる。
すべての装置が互いの範囲にあるわけではない場合には、上記で説明された方法は、機能しない可能性がある。図10に戻って参照すると、以下の実施例は、マルチホップネットワークにおける上記の手法によって生じる可能性がある問題点を示している。AおよびCが隣接装置であり、BおよびCが隣接装置であり、AおよびCは隣接装置でないことを想起されたい。たとえば、AおよびBが互いに通信範囲にあり、BおよびCが互いに通信範囲にあるが、CおよびAが互いに通信範囲にない場合には、3つの装置A、BおよびCは、直線位相A−B−Cにあってもよい。実施例を示すために、これらの3つの装置が、はじめて互いに読み取るとき、A、BおよびCの広域サイクル開始カウントダウン値はそれぞれ、0、100および1である実施例のシナリオを考える。各装置が上記の2つのステップを適用した後で、その広域サイクル開始カウントダウンを変更することを決定する装置はない。したがって、このネットワークにおける広域サイクル開始カウントダウン値は、調整されないことになる。
したがって、マルチホップネットワークにおいて、異なる広域サイクル開始カウントダウン値を調整するために、以下の強化またはステップ1380の一方または組み合わせのいずれかが、上記の2つのステップに加えられることができる。一実施形態において、装置は、上記で説明した2つのステップを適用することについて記載される。(装置は、式6の条件を調べ、条件が満たされる場合には、装置は、GCSCkを適合させるようにその広域サイクル開始カウントダウンを設定する。)しかし、その上、異なる広域サイクル開始カウントダウンの観察された数Kが2より大きい場合には常に(ステップ1360)、装置は、1つまたは複数の強化を施すように構成される(1180)。ここで図14を参照すると、一実施例の強化1180について記載される。異なる広域サイクル開始カウントダウンの観察された数Kが2より大きい場合には常に(ステップ1360)、一実施形態において、装置が再び調べることができる。複数のスーパーフレームの後で検査を行うことができる(ステップ1400)。一実施形態において、待機は、3個のスーパーフレーム分であってもよい。ステップ1402において、Kが依然として同一である場合には、装置は、ステップ1404において、同一のステップを施すことができるが、上記の条件(式6)においてKをK−1に置き換えることができる。Kが同一でない場合には、ステップ1406において、装置は、K=K−1でステップを繰り返さなくてもよい。
式6の条件においてK−1を用いることの1つの利点は、1回または複数回の反復後に、少なくとも1つの装置が、その広域サイクル開始カウントダウンをその隣接装置の1つに適合させることである。直線位相の実施例A−B−Cを再び考える。この場合には、Bは、式6の条件においてK−3を用いる。しかし、たとえば、3個のスーパーフレームを経た後で、Kは依然として3であるために、装置Bは、式6の条件においてK=2を用い、これは、Bがその広域サイクル開始カウントダウンをAまたはCのいずれかの広域サイクル開始カウントダウンに変更する結果を生じる。したがって、ここで、3つの装置からなるネットワークは、2つのみの広域サイクル開始カウントダウンを有し、広域サイクル開始カウントダウンの調整は、ステップ1および2(これは、ステップ1380の一部であってもよい)を用いて単純に達成されることができる。
別の実施形態において、スーパーフレームnにおいてk個(それ自体を含めてk>2、ステップ1360)の異なる広域サイクル開始カウントダウンを求める装置は、ステップ1500において、ランダムな値(r)を選択するように構成されることができる。一実施形態において、rは、たとえば、1〜kで選択されることができ、Kに関する値は、たとえば、隣接装置の数として選択されることができる。
スーパーフレームn+rにおけるステップ1502において、装置は、K=2の値で広域サイクル開始カウントダウンがそのスーパーフレームにおいて送信された装置の順で、条件(式6)を試験する。スーパーフレームn+kであるステップ1504において、kが依然として2より大きい場合には、工程は、ステップ1506において繰り返される。この手法によって達成される可能性がある1つの利点は、装置が異なる時間で条件(式6)を試験するように実装されることができ、したがって、広域サイクル開始カウントダウン値を調整する見込みを改善することである。(これは、ステップ1380の一部であってもよい。)スーパーフレームn+kにおいて、kが依然として2を超えない場合には、ステップは繰り返されなくてもよい(ステップ1508)。
さらに別の実施形態において、スーパーフレームnにおいてk個(それ自体を含めてk>2)の異なる広域サイクル開始カウントダウンを求める装置は、1/kの確率で装置は条件(式6)を調べ、K=2と仮定する。好ましくは、これは、広域サイクル開始カウントダウンがそのスーパーフレームにおいて送信された順で行われることができる。一実施形態において、条件が満たされる場合には、装置は、条件が満たされたその隣接装置の広域サイクル開始カウントダウンを適合させるように、その広域サイクル開始カウントダウンを変更する。この工程は、すべての広域サイクル開始時間が調整されるまで繰り返されることができる(これは、ステップ1380の一部であってもよい)。K<=2であるとき、方法は、ステップ1370で続行することができる。言い換えれば、少なくとも一部の実施形態において、強化は施されない。
実施例の環境および他の通信環境の別の実施形態によれば、種々のハイバネーションプロトコルが、実装されることができる。たとえば、一実施形態によれば、装置に、ネットワーク同期または他のネットワーク機能を促進するために、アンカー(anchor)装置状態を割り当てることができる。装置が作動状態に入った後、一旦、ネゴシエートされ、アンカー装置ではないことが決定されると、ハイバネーションモードに入るように構成されることができる。しかし、一部の場合には、ネゴシエートされた後(たとえば、移動体アンカーが歩き去る)、隣接するアンカーは、消失する(離れるか、またはオフになる)可能性がある。移動性によって導入されるこの問題点に対処するために、一実施形態において、ネゴシエートされた後、装置がハイバネーションモードに入ることを望む場合には、アンカー装置が依然として利用可能であることを最初に調べるように構成されることができる。そうでない場合には、一実施形態において、装置は、電力消費を維持するために、アクティブモードにとどまることを必要とされる場合がある。これは、装置が立ち上がり、ハイバネーションに戻ることを望むたびに行うように実装されることができる。
本発明の種々の実施形態について上述してきたが、それらの実施形態は一例として提供されたに過ぎず、限定するものではないことを理解すべきである。同様に、種々の図は、本発明に含まれうる特徴および機能性を理解するのに役立つように行われる本発明の実施例のアーキテクチャまたは他の構成を示してもよい。本発明は、例示の実施例のアーキテクチャまたは構成に限定するわけではなく、所望の特徴が、種々の代替のアーキテクチャまたは構成を用いて実装されることができる。実際には、本発明の所望の特徴を実装するために、どのように代替の機能的、論理的または物理的な区分けおよび構成が実装されることができるかは当業者には明白となるであろう。また、本願明細書に示された以外の多数の異なる構成モジュールの名称は、種々の区分けに適用されることができる。その上、流れ図、動作の説明および方法クレームに関して、本願明細書において提示されたステップの順序は、特記しない限り、同一の順序で、列挙された機能性を実現するために種々の実施形態が実装されることを明示するわけではない。
本発明の種々の実施形態について上述してきたが、それらの実施形態は一例として提供されたに過ぎず、限定するものではないことを理解すべきである。同様に、種々の図は、本発明に含まれうる特徴および機能性を理解するのに役立つように行われる本発明の実施例のアーキテクチャまたは他の構成を示してもよい。本発明は、例示の実施例のアーキテクチャまたは構成に限定するわけではなく、所望の特徴が、種々の代替のアーキテクチャまたは構成を用いて実装されることができる。実際には、本発明の所望の特徴を実装するために、どのように代替の機能的、論理的または物理的な区分けおよび構成が実装されることができるかは当業者には明白となるであろう。また、本願明細書に示された以外の多数の異なる構成モジュールの名称は、種々の区分けに適用されることができる。その上、流れ図、動作の説明および方法クレームに関して、本願明細書において提示されたステップの順序は、特記しない限り、同一の順序で、列挙された機能性を実現するために種々の実施形態が実装されることを明示するわけではない。
本発明は、種々の例示的な実施形態および実装に関して上述したが、個別の実施形態の1つまたは複数の実施形態に記載された種々の特徴、態様および機能性は、記載された特定の実施形態に対する適用可能性に限定されるわけではなく、このような実施形態が記載されているかどうかに関係なく、このような特徴が記載された実施形態の一部であるものとして提示されているかどうかに関係なく、むしろ本発明の他の実施形態の1つまたは複数の実施形態に単独または種々の組み合わせで適用されることができることを理解すべきである。したがって、本発明の広がりおよび範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれかによって限定されるべきではない。
本文書において用いられる語および表現およびその変形は、特記のない限り、限定するものとしてではなく、拡張可能であるものと考えるべきである。前述の実施例として、「含めて」なる語は「無制限に含む」ことを意味するものとして読むべきであり、「実施例」なる語は、それが網羅するリストまたは限定するリストではなく、説明にある品目の例示の具体例を提供するために用いられ、単数は「少なくとも1つの」「1つまたは複数の」を意味するものとして読むべきであり、「従来の」「伝統的な」「通常の」「標準的な」「周知の」などの形容詞および類似の意味の語は、所与の時間期間に記載される品目または所与の時間に関して利用可能である品目を限定するものとして考えるべきではなく、現在または将来のいずれかに利用可能であるまたは周知になると考えられる従来の技術、伝統的な技術、通常の技術または標準的な技術を包含すると読むべきである。同様に、本文書が当業者には明白または周知であろう技術について言及する場合には、このような技術は、現在または将来のいずれかに当業者にとって明白または周知である技術を包含する。
接続詞「および」を用いて連結された品目の群は、群の中で提示されたそれらの品目のそれぞれおよびすべてを必要とすると読むべきではなく、むしろ、特記がない限り、「および/または」と読むべきである。同様に、接続詞「または」を用いて連結された品目の群は、群の中で互いに排他的に必要とすると読むべきではなく、むしろ、特記がない限り、これも「および/または」と読むべきである。さらに、本発明の品目、要素または構成要素は、単数で記載または請求されているが、単数の制限に関して特に記載しない限り、複数はその範囲内にあると見なされる。
いくつかの場合における「1つまたは複数の」「少なくとも」「挙げられるがこれらに限定されるわけではない」などの広義の単語または表現または他の類似の表現の存在は、このような広義の表現がない場合において、より狭義の場合が意図されているまたは必要とされていることを意味するものと読むべきではない。「モジュール」なる語を用いることは、モジュールの一部として記載または請求された構成要素または機能性が、共通のパッケージにすべて構成されていることを示唆しているわけではない。実際には、モジュールの種々の構成要素のいずれかまたはすべては、制御論理構成要素または他の構成要素であるかに関係なく、1つのパッケージに結合されてもよく、または個別に維持され、さらに複数の位置にわたって分散されることができる。
その上、本願明細書に記載された種々の実施形態は、例示のブロック図、フローチャートおよび他の図に関して記載される。本文書を読めば、当業者には明白となるように、例示の実施形態およびそれらの種々の代替物は、例示の実施例に限定されることなく、実装されることができる。たとえば、ブロック図およびそれらに付随する説明は、特定のアーキテクチャまたは構成を支持するものと考えるべきではない。
Claims (22)
- 周期的な関係によって定義される周期性を有する広域通信ウィンドウを定義するステップと、
ネットワークにおける他の装置に周期的な関係によって定義される周期性を有する局所通信ウィンドウを送信するステップと、
局所通信ウィンドウに関する所定の時間でハイバネーション状態から立ち上がるステップと、
局所通信ウィンドウ中にネットワークにおける別の装置からの送信を受信するステップと、
局所通信ウィンドウの後でハイバネーション状態に戻るステップと、
を含む、電力管理方法。 - 広域通信ウィンドウおよび局所通信ウィンドウの周期性を定義する関係は、等式で表される、請求項1に記載の方法。
- 広域通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2mである、請求項2に記載の方法。
- 局所通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2nである、請求項2に記載の方法。
- nが、少なくとも部分的にメッセージトラフィックに基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
- nが、少なくとも部分的に電力消費需要に基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
- nが、少なくとも部分的に装置の利用可能なバッテリ寿命に基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
- 広域通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2mであり、局所通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2nである、請求項2に記載の方法。
- nが、所与の近隣域に関するnの最大値に等しい、請求項8に記載の方法。
- 特定のビーコニンググループに関して公表されるアクティブサイクル開始時間を選択するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- ビーコンが受信されない場合には、アクティブサイクル開始時間を選択する装置をさらに備える、請求項10に記載の方法。
- 命令を格納するように構成されたメモリと、
メモリに連結され、命令を実行するように構成されたプロセッサであって、以下のステップ、すなわち
周期的な関係によって定義される周期性を有する広域通信ウィンドウを定義するステップと、
ネットワークにおける他の装置に周期的な関係によって定義される周期性を有する局所通信ウィンドウを送信するステップと、
局所通信ウィンドウに関する所定の時間でハイバネーション状態から立ち上がるステップと、
局所通信ウィンドウ中にネットワークにおける別の装置からの送信を受信するステップと、
局所通信ウィンドウの後でハイバネーション状態に戻るステップと、を行うためのプロセッサと、
を備えるネットワーク装置。 - 広域通信ウィンドウおよび局所通信ウィンドウの周期性を定義する関係は、等式で表される、請求項12に記載の方法。
- 広域通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2mである、請求項13に記載の方法。
- 局所通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2nである、請求項13に記載の方法。
- nが、少なくとも部分的にメッセージトラフィックに基づいて決定される、請求項15に記載の方法。
- nが、少なくとも部分的に電力消費需要に基づいて決定される、請求項15に記載の方法。
- nが、少なくとも部分的に装置の利用可能なバッテリ寿命に基づいて決定される、請求項15に記載の方法。
- 広域通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2mであり、局所通信ウィンドウを定義する式が、Δ*2nである、請求項13に記載の方法。
- nが、所与の近隣域に関するnの最大値に等しい、請求項19に記載の方法。
- 特定のビーコニンググループに関して公表されるアクティブサイクル開始時間を選択するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
- ビーコンが受信されない場合には、アクティブサイクル開始時間を選択する装置をさらに備える、請求項21に記載の方法。
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