JP2009522899A - 静電型スピーカ - Google Patents

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Abstract

静電型スピーカは、第1及び第2の導電性外層(3,4)の間に挟設される電気絶縁性中間層(2)を含む多層パネル(1)を備える。信号発生器は、外層(3,4)に交流電圧を印加してこれらの層の間に作用する静電力の変動に起因する振動を開始させ、これによりスピーカとして機能させるために設けられる。さらに、外層(3,4)の少なくとも一方は、このような振動により変位される空気を透過させる。このようなスピーカは、例えば、大型のエンクロージャを必要としない家庭環境において、公衆用拡声装置又はノートパソコンもしくは携帯電話において音声再生をもたらす広範なアプリケーションに適するようにするために軽量かつ柔軟又は広域的に製造され得る低コストのオーディオスピーカとして機能することができる。

Description

本発明は、静電型スピーカに関する。
スピーカは、一般に、3つのデバイスクラス、すなわち静電型(コイル及び磁石)、圧電型及び容量型に分類することができる。電磁スピーカは、ハイファイシステム、ラジオ、テレビ及びコンピュータ等の多くのアプリケーションに使用される。これは高品質の音声を発生し、製造が安価であって十分に確立されたものであるが、比較的大型で重く、発生される音声の指向性に対しては限定された制御を有するという事実によって損なわれている。サブオーディオ(10Hz)から可聴域の最高位(20kHz)までをカバーする電磁スピーカの製造は可能であるが、高忠実度再生が要求される場合では一般に、可聴周波数レンジ全体をスパンするために2つ又は3つの分離されたスピーカが合わせて使用される。
国際公開WO02/19764公報。
圧電原理を基礎とするスピーカは、現在、比較的薄く(数mm)、かつ空間がプレミアムな場所、例えば航空機内又は自動車内では特に効果的であるフラットスピーカの製造に使用できることから多大な関心を集めている。しかしながら、このようなスピーカの製造費用は比較的高くかつフレキシブルでなく、使用面でのフレキシブルさは限定される。
他の圧電型音源(音声品質は極めて低い)も製造されていて、このクラスの圧電音源の一例は、歌うクリスマスカードに使用される「ユニモルフ」である。
最近、フラットパネルスピーカが市場に出現している。これは、分散モードソースを有し、先行するスピーカ装置で可能となっているより優れた指向性を提供する。これはフラット型であるが、やはり励振機構(一般に電磁装置であるが、圧電型励振を使用する変形型も可能である)を必要とする。このクラスのトランスデューサには最大サイズが存在するが、これは、(アプリケーションによっては所望される)大面積ソースがこれらのデバイスによるアレイから生成されなければならないことを意味し、ソースの指向性が限定される。
静電型スピーカは、最高品質のオーディオ再生をもたらすと考えられる場合が多い。一般に、このようなスピーカは、2つの電極板の間に導電性薄膜を使用する。動作中、膜は高い(DC)分極電圧で静電的に帯電される。これらの2電極板間に(AC)オーディオ信号が印加されれば、隔膜をこの電圧発生音の周波数で前後に動作させるという効果を有する可変性電場が確立される。しかしながら、このようなスピーカは極めて高い電圧(1000V以上)を使用し、大型のエンクロージャを必要とする。またこれは、低減された低周波(低音)応答も有する。
特許文献1は、第1及び第2の導電性外層の間に挟まれた電気絶縁性中間層を組み込む多層パネルと、上記第1及び第2の層に交流電圧を印加して上記層間に作用する静電力の変動に起因する振動を開始させるための信号手段とを備える静電型オーディオスピーカを開示し、上記外層の少なくとも一方は上記外層のもう一方の表面に接触する場所に輪郭を描く表面を有する。このようなスピーカは、多くのアプリケーションにおいて首尾良く動作するが、最高品質の音声再生又は所定の駆動電圧に対して最も大きい音声の出力をもたらすものではない。
本発明の目的は、特許文献1に開示されているものより優れた品質及びより大きい音声を再生する能力を有する、かつ様々なアプリケーションにおいて、具体的には空間又は重量が重大事である、又は大面積又は指向性音源が望ましいアプリケーションにおいて使用されることが可能である新しい静電型スピーカを提供することにある。
本発明に従って提供されている静電型オーディオスピーカは、第1及び第2の導電性外層の間に挟設される電気絶縁性中間層を組み込む多層パネルと、上記外層に交流電圧を印加してこれらの外層の間に作用する静電力の変動に起因する振動を開始させる信号手段と、を備え、上記外層の少なくとも一方は、このような振動により変位される空気を透過させる。上記外層の一方(又は両方)は、メッシュ等の有孔物質から製造されてもよい。さらに、上記層の一方又は両方は音声の出力及び品質を高めるためにプロファイルされてもよいが、これは必須ではない。
このようなスピーカは、広範なアプリケーションに適するものにするために軽量かつフレキシブルに製造され得る低コストのオーディオスピーカとして機能することができる。例えば、このようなスピーカは、大型のエンクロージャを必要とすることなく家庭環境において、又は鉄道の駅において必要とされる場合があるような公衆用拡声装置において音声再生をもたらすべく壁上に直接に、又は壁に近接して取り付けることができる大面積シートの形式であってもよい。さらに、このようなスピーカは、空間が重大事である、例えばノートパソコン又は携帯電話におけるアプリケーション、もしくは、フレキシブルな薄膜ディスプレイに組み込まれるアプリケーションにおける使用に特に適するであろう。スピーカは、透明又は半透明に製造されてもよいことから、これをコンピュータ画面又は自動車のサイドウィンドウに組み込むことも可能であろう。このようなスピーカは低コストで製造できることから、これは、騒々しいポスター及びしゃべるカード(トークカード)又は歌うカード等の新型アイテムにも適する場合がある。
ソースを整形する容量を備えて「平面ピストン」モードで動作する大(又は小)面積の音響源を保有する能力、及び容易に製造されるソースアレイを保有する能力(これらは全て、本発明の実施形態の可能な機能である)は、サウンドシステムの設計者が音声フィールドの指向性を大いに制御することを可能にする。例えば、フラットな大面積ソースは指向性音声ビームを生成してもよく、これは、空港においてメッセージをゾーンに分けるため、すなわち音声メッセージを特定のエリアにのみ伝えるために望ましく、又はスーパーマーケットではある製品をその製品が陳列されているエリアにおいてのみ宣伝するために望ましい場合がある。
以下、本発明をより完全に理解できるように、添付の図面を例示として参照する。
次に、図1及び2を参照して、本発明によるスピーカの好適な一実施形態1について説明する。スピーカ1は、基本的には薄いフレキシブル材料製の3つ以上の層を備え、かつより具体的には上下導電性外層3及び4及びこれらの間に挟設される電気絶縁性中間層2から成る多層パネルを備える。中間層2は、上側の外層3に接触する円形ピット(不図示)を有する輪郭を描く表面を任意選択として有する高分子膜である。上側の外層3は、蒸着等の既知の金属化処理によってその外面に付着される金属化層を装備する高分子薄膜を備える。上側の外層3は、図1では別の層として示されているが、この外層3は、中間層2の背面へ従来の金属化処理によって付着される金属化層によって置換されてもよい。
上側の外層3は、例えば、家庭用アルミ箔、金属化箔、導電性塗料の層で被覆された紙又は銅箔から製造されてもよい。しかしながら、スピーカからの出力を最大化するためには、その外面に金属化層が装備された高分子薄膜が好適である。これは極めて少ない質量を有し、よって、音声を発生させる空気にその動作をより良く結合させることができる。薄膜ディスプレイの場合は、ディスプレイ自体をスピーカ内の1層として使用することができる。
中間層2は、例えば、紙、耐油紙、布又はプラスチックから製造されてもよい。しかしながら、高分子膜が使用されると出力は最適化されることが分かるであろう。一般に、この中間層2は、オーディオ再生を最適化するための如何なる種類のプロファイリングも必要としない。しかしながら、この層のプロファイリングが排除されるわけではない。この層は、印加されるDCバイアスを除去又は最小限に抑えるために永久的に帯電されてもよい。
さらに、導電性の2つの外層のうちの少なくとも一方は有孔であり、すなわち、スピーカの振動によって発生させる空気を透過させる。図示されている実施形態において、下側の外層4は、層4を介して延在される穴の正則行列を備える導電性有孔薄膜である。有孔下層4の使用は、他の膜が絶縁性中間層2の背後の部分的真空という形式の圧力不均衡により任意の前方向の動きを制約されないことを保証するという理由で、スピーカの膜の動作を容易にする手助けをする。
有孔下層4は、例示として、直径0.1mmのアルミニウム線を織り合わせたメッシュから製造されてもよい。上記メッシュは、綾織りパターン(綾織りは2本の素線の上へ、次に2本の素線の下に織られる個々の素線によって形成される)を使用して織り合わされる一方に延びる平行な素線と、垂直方向に延びる素線とを備える。線間の間隙は、典型的には0.11mmであり、使用される線の数は、典型的には1インチ当たり120本である。ワイヤゲージによって規定される空き面積の比率は、約27%である。
実験から、1対の精密ローラにメッシュを押し入れてメッシュを形成する個々の線の外面を平たくすると(これは、カレンダ加工(光沢化加工)という。)、スピーカからの音圧レベルは上がることが発見されている。
図2における線図が示すように、上下導電層3及び4に例えば300Vの直流電位を供給するために直流電源7が設けられる。これらの層を振動させるために、上下導電層3及び4には、交流信号を印加してスピーカ1を駆動させるための信号発生器8が接続される。図2には示されていないが、直流電圧と交流電圧とは、容量性デカップリングを使用して分離されてもよい。直流電位により、上側の外層3は下層4上へ引き付けられる。信号発生器8によってオーディオ(AC)信号が外層3及び4に印加されると、層3と層2との間に作用する静電力は変動され、次にはこれにより層3及び2が振動し、その直上の空気が必要な音を発生させる。
再生音の品質にとっては、スピーカの構造もまた重要である。交流信号が印加されると、導電層は共に、エリア全体にわたる硬質のピストンのように振動して音を生成する。導電層間の質量差によって、振動の大部分は上側の層において発生する可能性があることは留意されるべきである。上側の層は、DCバイアスの印加によって中間層上へ引き付けられ、中間層は下側の層上へ引き付けられる。オーディオ信号が印加されると、層間に作用する静電力は変動され、これにより、これらの層は振動する。全体として、動作中は層が動くことから、層の表面が一様であることは重要である。例えば、しわ又は縮れにより発生するわずかな偏向は、層によりそのポイントで感じられる力を変え、よって動作も変え、最終的には再生されるオーディオ信号に歪を生じさせる。
このようなスピーカは、電極の分離が小さいことに起因して静電界は大きいことから、従来の静電型スピーカが必要とする大きい電圧を必要としない。従って、かなり小さい電圧(例えば、36V)を使用してこのような電界が生成されてもよいが、場合によっては、より大きい音響振幅を発生させるために300Vというより高い電圧が必要とされることがある。
このようなスピーカの一変形例では、中間層2の代わりに(又はこれに加えて)第1の外層3がプロファイルされてもよい。さらなる変形例では、膜及び/又は中間層2に永久帯電材料を使用することによって、直流電源を完全に排除してもよい。さらなる変形例では、中間層は、紙又は薄葉紙等の薄い有孔材料シートによって形成される。有孔中間層2の使用は、層背後の部分的真空の形式である圧力不均衡による前方向(すなわち、中間層から遠ざかる方向)動作を制約されないことにおいて、上側の層の動作を促進する。これは、より大きい変位を必要とし、よってより大きい部分的真空を発生させると思われるより低い音響周波数に関して特に顕著である。逆方向(中間層へ向かう方向)の動作に関しては、紙又は薄葉紙等の材料の圧縮性が先に述べた太鼓皮の張力を補足する、又は上記張力に代わる弾性力をもたらす。
図3は、このようなスピーカを駆動するために使用されてもよい駆動回路を示し、これは、前置増幅器12によって増幅されるべきオーディオ入力信号を受信するためのオーディオ入力10を有する。次に、信号は1対のMOSFET13、14へ印加される。MOSFET13、14は抵抗器18、19によってバイアスされ、典型的には+200V電源へ接続される電圧供給レール20から電力を供給される。この回路からの出力15は、スピーカを駆動するために接続される。抵抗器16、17、21の慎重な選択により、出力は、適切な直流バイアス電圧並びに交流信号電圧を保持するように調節されることが可能である。
層が薄いことに起因して、上述の本発明によるスピーカは、極薄である、すなわち0.5mm未満であるだけでなく、フレキシブルでもあって、容易に輪郭取りされることを可能にする。このような輪郭取りは、スピーカをその環境に適するように嵌め込むため、例えば、曲がった壁を有する室内又は曲がったコンピュータケーシング又は画面内に嵌め込むためか、又は、例えば音声を集中させるために凹形に製造されることにより、又は音声を拡散させるために凸形に製造されることにより放射される音場を修正するための何れかに使用されることが可能である。このようなスピーカは、空気中で可聴域を優に超える、2MHzまでの周波数帯域を有するように極めて容易に適合化されることが可能である。このようなスピーカはより劣る低周波応答を有することがあるが、これは、スピーカ構成要素を慎重に設計することによって改善することができる。
このようなスピーカの薄いプロファイルは、空間が重大事であるアプリケーション、例えばノートパソコン及び携帯電話において、より従来的なスピーカを凌ぐ優位点をもたらす。さらに、透明なポリマー及び電極を使用することにより、何れもオーディオ再生及び雑音低減を目的とする、コンピュータ画面の前で使用されて音の指向性に関して優位点を与える、又は自動車の窓内で使用される、の何れかが可能である透明なスピーカパネルを製造することが可能であろう。スピーカの軽量も、その薄いプロファイルと共に、オーディオ再生又は雑音排除の何れかを目的として、航空宇宙及び他の専門的なアプリケーションにおける使用に対してかなりの可能性を提供する。
スピーカは、生得的に電気信号からの音の生成において効率的であり、必然的に低出力であるとされる可能性がある。これは、電力消費が重大事である場合、例えば、ノートパソコン、新型のクリスマスカード又は新型のオーディオ広告ポスター等の電池を電源とするデバイスでは特に効果的である。ロックコンサートで聴かれるもの等の超高出力の公衆用拡声装置と共に電気効率の高いスピーカを保有することには優位点がある。
このような構造を使用して大面積のスピーカを比較的低いコストで製造する能力は、家庭用オーディオシステムの新規アプリケーションも提供し、スピーカが壁又は天井の壁紙のように吊り下げられることを可能にする。この点で、大面積の音源は、このようなオーディオシステムの音場に対して潜在的優位点を有する。さらに、スピーカの裏側に永久帯電高分子膜が取り付けられれば、結果的に生じる静電力を使用してスピーカを壁に張り付けることができ、必要なときにスピーカが巻き上げられて新しいロケーションへ移されることが有効化される。
また、1枚のスピーカシートを、シートの切断又は複数エリアにおける後部電極のスクリーン印刷の何れかによって別々のエレメントに分離できるようにすることも、比較的ストレートなタスクであろう。これは、別々のスピーカエレメントを制御してサウンドステージに要求される音像を提供することにより、超高品質の周囲音を生成する能力をもたらすと思われる。
本発明のさらなるアプリケーションは雑音相殺システムであり、このシステムでは、本発明によるスピーカ構成要素により抗雑音を発生させることによって周辺雑音が相殺される。
本発明の好適な一実施形態の一部を示す部分切欠き図である。 本発明の上記好適な実施形態と共に使用するための駆動回路を示す一般図である。 本発明の上記好適な実施形態と共に使用することに適する駆動回路を示す回路図である。

Claims (15)

  1. 第1及び第2の導電性外層(3,4)の間に挟設される電気絶縁性中間層(2)を含む多層パネルと、
    上記外層(3,4)に交流電圧を印加して上記外層(3,4)間に作用する静電力の変動に起因する振動を開始させる信号手段(11)とを備え、
    上記3つの層(2,3,4)は互いに対して振動することができるように分離して形成され、上記外層(3,4)の少なくとも一方はそのような振動により変位される空気を透過させる静電型スピーカ。
  2. 上記外層(3,4)の少なくとも一方にはその全体にわたって延在される穴の正則行列が設けられた請求項1記載のスピーカ。
  3. 上記外層(3,4)の少なくとも一方は織り合わされたメッシュの形式である請求項1又は2記載のスピーカ。
  4. 上記外層(3,4)に定常状態のバイアス電位を印加するためのバイアス手段(10)が設けられる請求項1、2又は3記載のスピーカ。
  5. 上記外層(3,4)に交流電圧を印加するための信号発生手段(11)が設けられた先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  6. 上記信号発生手段(11)により発生される交流電圧から、上記バイアス手段(10)により印加される定常状態のバイアス電位を容量的に非結合するための手段が設けられる請求項4又は5記載のスピーカ。
  7. 上記中間層(2)は高分子材料から製造される先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  8. 上記外層(3,4)の少なくとも一方は、電気絶縁性膜の外面へ付着される導電フィルムを備えた先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  9. 上記膜は高分子材料で製造された請求項8記載のスピーカ。
  10. 上記中間層(2)は上記第1の外層(3)に接触して輪郭を描く表面を有し、上記第2の外層(4)は上記振動により変位される空気を透過させる先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  11. 上記中間層(2)には上記第1の外層(3)がその上に延在されるピットが設けられた請求項10記載のスピーカ。
  12. 上記多層パネルは0.5mm未満の厚さを有する先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  13. 上記多層パネルはフレキシブルである先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  14. 上記多層パネルは少なくとも部分的に透明である先行する任意の請求項記載のスピーカ。
  15. 単一パネル上に複数のスピーカが設けられた先行する任意の請求項記載のスピーカ。
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