JP2009522831A - Ipアドレス割り当て方法およびその使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、IPアドレス割り当て方法に関する。DHCPサーバがIPアドレスをDHCPクライアントに割り当てる場合、IPアドレス妥当性確認プロセスがクライアントからDHCPサーバに移行される。DHCPサーバは未使用IPアドレスから所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する。クライアントがIPアドレスを要求すると、DHCPサーバは選択された有効IPアドレスからIPアドレスをクライアントに割り当て、クライアントはDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを直接的に使用する。本発明はまた移動電話においてVoIPを提供する方法に関する。この方法により音声セッションの中断は実質的に短縮され、モバイルVoIP通信品質が保証される。

Description

本発明はインターネット通信技術に関し、その内容はIPアドレス割り当て方法およびその使用に関する。
背景技術
従来のデータ通信によっても提供されているように、ブロードバンドインターネットもVoIP(音声テレフォニー)にとって理想的である。VoIPは、より廉価なビジネスコストの算入、音声通信とデータ通信の統合、またインターネット管理プラットフォームの強化などの数多くの実用的で有効な機能性をクライアントに提供することができる。VoIPはIPネットワークを介するTCP/IP(伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル)プロトコルによって作動するテレフォニーアプリケーションである。VoIP技術は目下のところ固定インターネットにおいて多大な成功を収めているだけでなく、モバイルインターネット、殊に新たな3Gサービスにおいても着実に普及しており、またVoIPがテレフォニーにとっての主要な技術になることが予想されている。VoIPモバイル端末はWLAN(ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク)を介してインターネットにアクセスすることができる。WLANは特定のエリア内にインターネットコネクションを確立するために無線技術を使用し、またコンピュータネットワークと無線通信技術が組み合わされたプロダクトである。このWLANはメディアを複数の無線通信チャネルを介して伝送することができ、また従来の固定線エリアネットワーク能力を提供することができ、ユーザに有効なブロードバンドインターネットアクセスを何時でも何処でも提供する。WLANネットワーク内では、無線通信カードが装着されたモバイル端末はハブとしての無線アクセスポイント(AP)を使用し、種々の高性能のWLANアクセスルートを形成することができ、また無線モバイルオフィスアクセスを提供することができる無線ブリッジ、無線アクセスゲートウェイ、無線アクセスコントローラ、無線アクセスサーバなどを介してWLANを固定線ネットワークに接続する。
VoIPモバイル端末(MT)が異なるIPv4サブネットワーク間でハンドオーバする場合、一方のIPv4サブネットワークアクセスポイントから他方のIPv4サブネットワークアクセスポイントへのハンドオーバを実施するためにMTには新たなIPアドレスが与えられなければならない(IPアドレス再割り当て)。MTがこの新たなIPアドレスを受信する前にはMTを介するあらゆる会話が中断されなければならない。このことはIPアドレス再割り当てプロセスに対して、音声会話の中断の延長および通話量の低減を阻止するために十分な速さ(20ms以下)を要求する。
現在の技術では通常の場合、高効率の動的なIPアドレス割り当てを実行するためにDHCP(動的ホストコンフィギュレーションプロトコル;Dynamic Host Configuration Protocol)が使用される。DHCPは典型的なクライアント/サーバモデルを基礎とし、このモデルにおいてはクライアントがリクエストをトリガし、サーバが適切な応答でもって回答する。この場合、クライアントは通常のコンピュータであり、またサーバはDHCPサーバである。コンピュータがアドレス要求を送信することによってDHCPサーバからのアドレスを指示または要求すると、DHCPサーバは自動的にクライアントにIPアドレスおよび他のインターネットパラメータを提供し、また応答を送信する。図1から見て取れるように、DHCPサービスプロシージャは以下の通りである:
1.DHCPクライアントがDHCPサーバを探索する識別フェーズ。DHCPクライアントは(DHCPサーバのIPアドレスはクライアントに既知ではないので)ブロードキャストモードで「DHCP discover」信号を送出し、特定のブロードキャスト情報を255.255.255.255に送信することによってDHCPサーバを探索する。TCP/IPプロトコルが導入されている全てのインターネットホストはこのブロードキャスト信号を受信するが、DHCPサーバのみが応答できる。
2.DHCPサーバがIPアドレスを割り当てる割り当てフェーズ。インターネット内のいずれのDHCPも「DHCP discover」信号に応答し、未だ割り当てられていないIPアドレスの内の1つをDHCPクライアントに割り当て、割り当てられたIPアドレスおよび他の「DHCP offer」データを含む割り当て信号を送信する。
3.DHCPクライアントがDHCPサーバによって提供されたIPアドレスを選択する選択フェーズ。複数のDHCPサーバが「DHCP offer」信号をDHCPクライアントに送信する場合には、DHCPクライアントはこのDHCPクライアントが受信する最初の「DHCP offer」信号のみを受け取り、選択したDHCPサーバに由来する要求したIPアドレスを含む「DHCP request」信号によってブロードキャストモードで応答する。ブロードキャストモードでのこの応答により、DHCPクライアントはその特定のDHCPサーバによって提供されたIPアドレスを選択したことが全てのDHCPサーバに通知される。
4.DHCPサーバが自身の提供したIPアドレスを確認する確認フェーズ。DHCPサーバが「DHCP request」信号応答をDHCPクライアントから受信すると、DHCPサーバは「DHCP ack」肯定応答を送信する。この「DHCP ack」肯定応答はDHCPサーバが割り当てたIPアドレスおよびDHCPクライアントに対する他の規定を含み、DHCPクライアントはDHCPサーバが提供したIPアドレスを使用できるということが確認される。この確認の後に、DHCPクライアントは自身のTCP/IPプロトコルをネットワークカードに設定し、またDHCPクライアントが選択したDHCPサーバを除く他の全てのDHCPサーバはそれらのDHCPサーバが割り当てたIPアドレスを検索する。
5.再登録続けてDHCPクライアントがネットワークに再登録されるときはいつでも、もはや「DHCP discover」信号を伝送する必要はないが、以前に割り当てられたIPアドレスを含む「DHCP request」信号を直接的に伝送することができる。DHCPサーバがこの信号を受信すると、このDHCPサーバはDHCPクライアントが本来のIPアドレスの使用を継続し続けることができるよう試み、「DHCP ack」肯定応答信号でもって応答する。このIPアドレスを本来のDHCPクライアントによる使用のために再割り当てできない場合(例えばIPアドレスが既に別のDHCPクライアントに割り当てられている場合)、DHCPサーバはDHCPクライアントに「DHCP nack」否定応答信号でもって応答する。この「DHCP nack」信号を受信すると、DHCPクライアントは新たなIPアドレスを要求するために「DHCP discover」信号を再び送信しなければならない。
しかしながら、動的なアドレス割り当てのためのDHCPプロトコルの使用には1つの欠点がある:DHCPはネットワーク上の非DHCPクライアントによって使用されているIPアドレスを識別することができず、また1つのネットワーク上で1つ以上のDHCPサーバが作動している場合、あるDHCPサーバは他のサーバによって既に割り当てられたIPアドレスを確認することができない。これらの理由から、DHCPプロトコルは割り当てられたIPアドレスを検証するためにARP(アドレス解決プロトコル;Address Resolution Protocol)の使用をクライアントに要求する。ARPはネットワーク上のIPアドレスに関するMACアドレスを受信するために伝送された信号を使用する。クライアントがネットワークの同一のセクションにおける全てのホストにブロードキャストパッケージを伝送し、同一のIPアドレスを使用するいずれかのホストがこのパッケージを受信すると、そのホストはクライアントに応答信号を送信する。多くの用途においてはARP応答時間定義が1秒を上回り、他方ではDHCPがクライアントに別のアプリケーションの開始前には少なくとも10秒の待機を要求する。したがってこの時間の間はMTにIPアドレスが割り当てられておらず、またMTにおけるいずれの会話も中断され、このことは通信品質に影響を及ぼす。
発明の開示
本発明の主要な課題は、DHCPを使用してIPアドレスを割り当てる場合にARPによってこの割り当てられたIPアドレスに影響が及ぼされる、現在の技術における過度に長いIP再割り当てプロシージャ時間および不十分なコネクション時間の問題を解決し、またIPアドレス割り当て速度を改善し、リアルタイムアプリケーションに関する要求を満たすIPアドレス割り当て方法を提供することである。
本発明の別の課題は、モバイルユーザがあるアクセスポイントから別のアクセスポイントにハンドオーバするときに拡張されたIPアドレス再割り当てによって惹起される現在の技術での通信の中断に関する問題を改善し、インターサブネットワークハンドオーバにおいてIPアドレスを再割り当てするためにモバイル端末が要する時間を短縮し、またモバイルVoIP通信品質を改善する、実用的なVoIP方法を提供することである。
この課題を解決するために、本発明は以下の技術的な態様を含む:
IPアドレス割り当て方法は以下のステップを含む:
A.DHCPサーバは自身の未使用IPアドレスから所定数の妥当性のあるIPアドレス、すなわち有効IPアドレスを周期的に選択する;
B.クライアントがIPアドレスを要求すると、DHCPサーバは選択された有効IPアドレスの中から1つのIPアドレスを割り当てる;
C.クライアントはDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを直接的に使用する。
ステップAは以下のステップを含む:
A1.DHCPサーバは未使用IPアドレスプールおよび使用可能IPアドレスプールを確立する;
A2.未使用IPアドレスプール内のIPアドレスに基づき、所定数の有効IPアドレスが使用可能IPアドレスプール内に周期的に保持される;
ステップA2は以下のステップを含む:
A21.DHCPサーバは使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数を周期的に検査する;
A22.使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数が所定数に達していない場合、IPアドレスが未使用IPアドレスプールから選択され、妥当性が確認される;
A23.有効IPアドレスが未使用IPアドレスプールから使用可能IPアドレスプールに移動される。
選択的に、使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性を、この使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数の検査の前に検査することができる;
使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの期限が切れている場合には、この期限が切れたIPアドレスは削除される。
未使用IPアドレスプールからIPアドレスを選択し、選択されたIPアドレスの妥当性を確認するステップは以下のステップを含む:
IPアドレスが未使用IPアドレスプールから選択される;
選択されたIPアドレスはサブネットワークにおいて現在使用されているかがARPを介して検査される;
ARPの検査結果に基づき、選択されたIPアドレスはサブネットワークにおいて使用されていない場合には、このIPアドレスの妥当性が確認される。
未使用IPアドレスプールからIPアドレスを選択するステップは以下のステップを含む:
未使用IPアドレスプールからIPアドレスをランダムに選択するか、特定の順序に従い選択する。
選択されたIPアドレスがサブネットワークにおいて使用されているか否かをARPを介して検査するステップは以下のステップを含む:
DHCPサーバは選択されたIPアドレスをサブネットワーク内の全てのホストにブロードキャストする;
所定の時間内にいずれかのホストから受信した応答は、選択されたIPアドレスが既にサブネットワーク上で使用されていることを指示する;
そうでない場合には、この応答は選択されたIPアドレスがサブネットワーク上で使用されていないことを指示する。
IPアドレスが解放されると、DHCPサーバはこの解放されたIPアドレスを未使用IPアドレスプールに戻す。
移動電話においてVoIPを提供する方法は以下のステップを含む:
a.DHCPサーバは自身の未使用IPアドレスから所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する;
b.モバイルユーザがインターサブネットワークハンドオーバを検出すると、このハンドオーバはDHCPクライアント端末が目標サブネットワーク上のDHCPサーバに由来する新たなIPアドレスを要求することを指示する;
c.DHCPサーバは選択された有効IPアドレスの中から1つのIPアドレスをモバイルユーザに割り当てる;
d.モバイルユーザがDHCP確認メッセージをDHCPサーバから受信すると、モバイルユーザはDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを使用し、目標サブネットワークとのコネクションを確立する。
ステップaは以下のステップを含む:
a1.DHCPサーバは未使用IPアドレスプールおよび使用可能IPアドレスプールを確立する;
a2.DHCPサーバは使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数を周期的に検出する;
a3.使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数が所定数に達していない場合、IPアドレスが未使用IPアドレスプールから選択され、妥当性が確認される;
a4.妥当性が確認されると、IPアドレスが未使用IPアドレスプールから使用可能IPアドレスプールに移動される。
選択的に、使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性を、この使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数の検査の前に検査することができる。
使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの期限が切れている場合には、この期限が切れたIPアドレスは削除される。
未使用IPアドレスプールからIPアドレスを選択し、選択されたIPアドレスの妥当性を確認するステップは以下のステップを含む:
IPアドレスが未使用IPアドレスプールから選択される;
選択されたIPアドレスはサブネットワークにおいて現在使用されているかがARPを介して検査される;
ARPの検査結果に基づき、選択されたIPアドレスはサブネットワークにおいて使用されていない場合には、このIPアドレスの妥当性が確認される。
IPアドレスが解放されると、DHCPサーバはこの解放されたIPアドレスを未使用IPアドレスプールに戻す。
上述の本発明の技術的な態様からは、本発明では、DHCPサーバが未使用IPアドレスプールを保持するだけではなく、それと同時に使用可能IPアドレスプールも保持し、また使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性を周期的な検査によって維持することによって、動的なIPアドレス再割り当てプロセスの間にIPアドレス妥当性確認プロセスがクライアントからDHCPサーバに移行されることが分かる。MT(モバイル端末)がIPアドレスの割り当てを要求すると、有効IPアドレスを使用可能IPアドレスプールから選択することができ、MTは割り当てられたIPアドレスをARPによる検証無しに使用することができ、したがってIP再割り当てに必要とされる時間が大幅に節約され、またMT通信の連続性が保証される。本発明は簡単に実施することができ、また信頼性が非常に高い。
図面の簡単な説明
図1は、DHCPサーバのワークフローを示す。
図2は、本発明のIPアドレス割り当て方法の実際のワークフローを示す。
図3は、DHCPサーバが所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する際の実際のワークフローを示す。
図4は、本発明がモバイルVoIPを提供する際の方法の実際のワークフローを示す。
方法の実施例
本発明の核心は、DHCPサーバがIPアドレスをDHCPクライアントに割り当てるときに、IPアドレス妥当性確認プロセスをクライアントからDHCPサーバに移行することである。この移行を実施するためにDHCPサーバは所定数の有効IPアドレスを自身の未使用IPアドレスから周期的に選択しなければならない。つまり、クライアントがIPアドレスを要求すると、DHCPサーバは選択された有効IPアドレスの中から1つのIPアドレスを割り当てる。このようにして、クライアントはDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを直接的に使用することができ、またIPアドレス妥当性確認プロセスを実行する必要はなくなる。モバイル端末が異なるIPサブネットワーク間をハンドオーバし、またモバイル端末が新たなIPアドレスを目標サブネットワークのDHCPサーバから要求するときにモバイル端末が本方法を使用してIPアドレス再割り当てプロシージャを実行するようにして本発明がモバイルVoIPに適用される場合には、モバイル端末が新たなIPアドレスを受け取る前のあらゆる会話の中断が最小になり、モバイルVoIP通信品質が保証される。
当業者が本発明の技術的な態様をより良く理解できるよう図面および実行のアプローチを編集しており、下記においては本発明をより明瞭に説明する。
図2を参照すると、この図2は本発明のIPアドレス割り当て方法の実際のワークフローを示し、また以下のステップを含む:
ステップ201:DHCPサーバは自身の未使用IPアドレスから所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する。
実際にこのステップを実施する場合には、以下において詳細に説明するような多数の方法を使用することができる。
ステップ202:クライアントがIPアドレスを要求すると、DHCPサーバは選択されたIPアドレスからクライアントに1つのIPアドレスを割り当てる。
クライアントに割り当てられるIPアドレスを有効IPアドレスから選択することができるか、そのサイズに応じて選択することができる。複数のクライアントが同時にDHCPサーバからIPアドレスを要求する場合には、異なるIPアドレスがこれらの有効IPアドレスから順番にクライアントに割り当てられる。
例えば、DHCPサーバは次の4つの有効IPアドレスを保持している:192.168.1.2,192.168.10.3,192.168.0.1および192.168.0.3。3つのクライアントが同時にこのDHCPサーバからIPアドレスを要求すると、これらの3つのクライアントには数字の順に192.168.0.1,192.168.0.3および192.168.1.2が割り当てられる。このようにして、次回DHCPが未使用IPアドレスから新たな有効IPアドレスを選択する必要がある場合、一連の有効IPアドレスのセット(4つ)を維持するためにDHCPは1つのIPアドレスしか選択できない。
5つのクライアントが同時にDHCPサーバからIPアドレスを要求する場合には、DHCPは割り当てるための4つの有効IPアドレスしか有していないことになり、このことは有効IPアドレスが使い果たされることを意味する。この状況においては、DHCPサーバが再び所定数の有効IPアドレスを未使用IPアドレスから選択し、IPアドレスをクライアントに割り当てることができるようになる前の次の周期までDHCPサーバは待機しなければならない。したがってIPアドレス割り当て速度は従来のDHCP割り当て速度と同等にまで低下する。この理由から、ネットワークが非常に使用されている状況においては(高速IP割り当て)、サブネットワーク上のあらゆるユーザに時宜を得て有効IPアドレスを割り当てることを保証するためにより多くの有効IPアドレスを選択することが適切である。
DHCPサーバによって保持される有効IPアドレスの数を、例えば所定の時間内または所定の検査周期内に保持すべき有効IPアドレスの数を設定することによって動的に変更することができる。
高速IPアドレス割り当てにおいては、DHCPサーバはIPアドレス妥当性確認を処理しなければならない。しかしながら、DHCPサーバが過度に多くの有効IPアドレスを保持すると、DHCPサーバが未使用IPアドレスについて周期的に実行する妥当性確認は通常のDHCPに比べより多くのリソースを使用することになる。何故ならば、通常のDHCPにおいては、IPアドレス妥当性確認はIP割り当てフェーズでしか行われないからである。
したがって、実際の用途においては有効IPアドレスの数をネットワーク負荷およびネットワーク環境に応じて設定することができる。
ステップ203:クライアントはDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを直接的に使用する。
当業者であればDHCPサーバは、例えば同一のIPアドレスを2つの異なるホストに割り当てない;DHCPマネージャは特定のホストを特定のIPアドレスに限定することができるなどの多くの利点を提供できることが分かる。しかしながらDHCPサーバは以下のような種々の欠点も有する:DHCPサーバはネットワーク上の非DHCPクライアントによって使用されているIPアドレスを識別することができない;1つのネットワーク上で1つ以上のDHCPサーバが作動している場合、DHCPサーバは他のサーバによって既に割り当てられているIPアドレスを確認することができない、など。したがって通常のDHCPにおいては、DHCPクライアントがあるDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを受け取る場合、DHCPはそのアドレスの妥当性が確認されていることを保証できない。この時点において、DHCPはアドレスの妥当性を確認しなければならず、またIPアドレスはネットワーク上の他のホストに由来するIPアドレスと衝突しないかを検査しなければならない。
DHCPクライアントは通常の場合IPアドレスの衝突を検出するためにARP(アドレス解決プロトコル;Address Resolution Protocol)を使用する。ARPプロトコルはコンピュータのネットワークアドレス(そのコンピュータのIPアドレス)を物理アドレス(そのコンピュータのMACアドレス)に変換することによって機能する。ARPプロトコルはリンク層プロトコルであり、このプロトコルによりイーサネットデータフレームにおける32ビットIPアドレスの代わりに48ビットイーサネットアドレス(ハードウェアアドレス)を使用した、ネットワーク上のあるホストから別のホストへのコネクションが保証される。同一のIPアドレスを有するホストがネットワーク上に存在する場合には、IPアドレス衝突警告が発せられる。例えば、アクティブ状態のホストBがIPアドレス192.168.0.1を確立しているときに、別のサーバAが自身のIPアドレスを192.168.0.1に変更すると、IPアドレス衝突が生じることになる。この衝突の原因は、ホストAがネットワークに接続した際に(または自身のIPアドレスを変更した際に)、このホストAが自由なARPでもある自身の固有のIPアドレスをブロードキャストしARPパッケージをネットワークに送信することにある。同一のIPアドレスを有するホストBが同一のネットワーク上に存在したままであれば、ホストBはARPを介してそのアドレスに応答し、ホストAがこの応答を受信すると、ホストAはIPアドレス衝突警告を発し、またホストBも勿論警告を発する。
本発明を使用することにより、クライアントはあらゆるIPアドレスに関してさらなる衝突検査を実施する必要は無く、またIPアドレスを直接的に使用することができる。何故ならば、DHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスは、サブネットワーク上の他のクライアントとのアドレス衝突が生じていないことを保証するDHCP検査後に選択されるからである。
DHCPサーバが所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する上述のステップ201における実際のプロシージャは種々のヴァリエーションを有し、これを以下詳細に説明する。
図3におけるワークフローを参照する:
この実施形態においては、DHCPサーバが未使用IPアドレスプールおよび使用可能IPアドレスプールを確立すると、DHCPサーバは未使用IPアドレスプール内のIPアドレスに応じて、使用可能IPアドレスプール内の所定数の有効IPアドレスを周期的に保持する。これは以下のステップを含む:
ステップ301:DHCPサーバは未使用IPアドレスプールおよび使用可能IPアドレスプールを確立する。
通常のDHCPにおいては、DHCPサーバが全ての未使用IPアドレスを有するIPアドレスプール(未使用IPアドレスプール)を保持する。本発明においては、DHCPサーバが別のIPアドレスプール(使用可能なIPアドレスプール)も確立する必要がある。使用可能IPアドレスプール内の全てのIPアドレスは未使用IPアドレスプールに由来する。
ステップ302:使用可能IPアドレスプール内に保持される有効IPアドレスの数がN個にセットされる。
ステップ303:使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数がNについて検査される。
数が等しければステップ307に進む:検査プロシージャは終了する。
数が等しくなければステップ304に進む:IPアドレスが未使用IPアドレスプールから選択される。
IPアドレスを未使用IPアドレスプールからランダムに選択することができるか、そのサイズに応じて選択することができる。
ステップ305:選択されたIPアドレスの妥当性が確認されているか否かが検査される。すなわちサブネットワーク上の他のホストに由来するいずれのIPアドレスとも衝突していないかが検査される。
詳細は上記のクライアントがDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスの妥当性を確認する現行の技術的なプロセスにおいて説明した。しかしながら、選択されたIPアドレスがサブネットワーク上で既に使用されているか否かを検査するためにARPを使用する同様の方法をDHCPサーバにおいて使用することができる。
DHCPサーバは選択されたIPアドレスをサブネットワーク上の全てのホストにブロードキャストする;所定の時間内に受信したいずれかのホストからの応答メッセージは選択されたIPアドレスがサブネットワーク上で既に使用されていることを指示する。そうでない場合には、この応答メッセージは選択されたIPアドレスが使用されていないことを指示する。ARPの検査結果に依存して、選択されたIPアドレスがサブネットワーク上で使用されていない場合には、この選択されたIPアドレスの妥当性が確認される。
妥当性が確認されるとステップ306に進む:選択されたIPアドレスが未使用IPアドレスプールから使用可能IPアドレスプールに移動され、ステップ303が繰り返される。
妥当性が確認されない場合には、次のIPアドレスを未使用IPアドレスプールから選択するためにステップ304が繰り返される。
IPアドレスが(DHCP時間制御システムまたは「DHCP release」メッセージによって)解放されると、DHCPサーバは解放されたIPアドレスを未使用IPアドレスプールに戻し、後続のクライアントがそのアドレスを使用できるようにしなければならない。
上述の実施形態のプロシージャにおいては、使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスが検査される場合、IPアドレスの数が所定数Nに達しているか否かを確認するためにIPアドレスの数のみが検査される。前述したように、複数のDHCPサーバを有するネットワークにおいては、あるDHCPサーバが他のサーバによって割り当てられたIPアドレスを確認することは不可能である。つまり、使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの期限が切れている可能性が依然として存在する。IPアドレスの妥当性検査が実施されない場合には、ユーザに割り当てられたIPアドレスの妥当性はない可能性がある。この場合には、妥当性検査を完了するためにクライアントを使用することができる。すなわち、ユーザが直接的にIPアドレスを使用すると、IPアドレス衝突が生じ、この時点においてクライアントはDHCPサーバからIPアドレスを再び要求することが必要になる。
分かりやすく説明すると、ユーザに割り当てられたIPアドレスがサブネットワーク上の他のユーザのIPアドレスとの衝突を生じさせないことを完全に保証するために、上述のステップ303における使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数を検査する前に、使用可能IPアドレスプール内の未だ割り当てられていないIPアドレスの妥当性が検査されるべきである;IPアドレスの妥当性がない場合、期限が切れたIPアドレスは削除されるべきであり、そうでない場合にはIPアドレスが保持されるべきである。使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性があるか否かを検出するための方法は、未使用IPアドレスプール内の選択されたIPアドレスの妥当性があるか否かを検出するための方法と同じであり、両方ともARPを介して検査することができる。図3は、使用可能IPアドレスプールを確立し、DHCPサーバが所定数の有効IPアドレスを周期的に保持するための実際のプロシージャを示す。
実際の用途はこの実施方法に制限されるものではない。例えば、未だ割り当てられていない全てのIPアドレスを包含するIPアドレステーブルおよびその妥当性確認シンボルを作成することができる。
DHCPサーバはテーブル内のIPアドレスおよびその妥当性確認シンボルの検査を周期的に実施する。IPアドレスが妥当である場合には妥当性確認シンボルは「1」であり、妥当でない場合には妥当性確認シンボルは「0」である。検出された有効IPアドレスの数が所定値に達するたびに検査プロセスは終了する。
クライアントがIPアドレスを要求する場合には、このクライアントにはシンボル「1」を有するIPアドレスから数字の順にIPアドレスが割り当てられる。割り当てプロセスが一度完了すると、そのシンボルは「0」に変更される。
IPアドレスが(DHCP時間制御システムまたは「DHCP release」メッセージによって)解放されると、DHCPサーバは解放されたIPアドレスをIPアドレステーブルに戻し、後続のクライアントがそのアドレスを使用できるようにするためにそのシンボルを「0」にリセットしなければならない。
当業者であれば、ネットワーク技術およびモバイルサービスの発展として、ネットワークアプリケーションは変わり続けており、IPネットワークを紹介することができるモバイル端末の数が増え続けており、またユーザは何時でも何処でもIPネットワークを照会できることを欲していることが分かる。VoIPにおいては、会話信号が圧縮符号化されたディジタルフレームに変換され、続いてIPデータパッケージに変換され、IPネットワークを介して伝送される。したがってIPネットワークを介する音声通信を提供する目的が達成される。IPテレフォニーはネットワーク帯域幅利用率を飛躍的に改善し、通信コストを飛躍的に低減し、またその広範な用途はブロードバンドマルチメディアアプリケーションの発展も促進した。VoIPの最大の恩恵は、従来のサービスに比べより多くのまたより良質のサービスが提供しながら、インターネットの使用および世界規模で相互接続されているIP環境を普及させたことである。VoIPはIPネットワークを介して音声、FAX、ビデオおよびデータサービスを容易に伝送することができる。さらには、モバイルVoIPはモバイル通信とインターネット通信の理想的な統合形態である。
モバイル端末はAP(アクセスポイント)を介してIPネットワークにアクセスするが、これらの端末のモバイル性は異なるIPサブネットワーク間のハンドオーバを端末に要求する。IPサブネットワーク間をハンドオーバする場合には、モバイル端末は以下の2つの理由から新たなIPアドレスを要求しなければならない:
1.IPサブネットワークはグローバルIPアドレスを使用する。この状況においては、各IPサブネットワークはIP経路の制限に起因して異なるIPアドレス範囲(ネットワークセクション)を使用しなければならない。新たなサブネットワーク上のIPコネクションを再確立するために、端末は新たなサブネットワークセクションに由来するIPアドレスを使用しなければならない。この時点において、端末のIPアドレスは必ず変更されなければならない。
2.IPサブネットワークは永続的なアドレスを使用する。この時、隣接するサブネットワークは同一のネットワークセクションを使用することができるか、異なるネットワークセクションを使用することができる。この理由から、端末のIPアドレスは変更することができない。しかしながら、新たなサブネットワーク上に同一のアドレスを占有する他の端末が存在する可能性があり、端末がその同一の本来のIPアドレスを継続的に使用できるか否かを学習できない可能性があるということを考慮すべきである。
これらの2つの状況下では、同一のIPアドレス再割り当てプロシージャが使用される可能性がある。
モバイル端末に新たなIPアドレスが割り当てられる前に、あらゆる会話が中断されなければならない。したがって、IPアドレス割り当て速度はモバイルVoIP通信品質に影響を及ぼすことになり、これは重要な問題である。
本方法によって提供される高速IPアドレス割り当て方法を使用することによって、会話が長時間中断されることを実質的に回避することができ、通常の状況下ではこの中断を20ms以下に維持することができる。
図4を参照すると、この図4は本発明の実際のVoIP方法のワークフローを示し、また以下のステップを含む:
ステップ401:DHCPサーバは未使用IPアドレスから所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する。
DHCPサーバが所定数の有効IPアドレスを保持する実際のプロシージャは既に詳細に説明したので、したがってここでは再度説明しない。
ステップ402:モバイルユーザがインターサブネットワークのハンドオーバを検出すると、これはDHCPクライアントが目標サブネットワーク上のDHCPサーバに由来する新たなIPアドレスを要求することを指示する。
ステップ403:DHCPサーバは選択された有効IPアドレスから1つのIPアドレスを選択し、そのIPアドレスをモバイルユーザに割り当てる。
ステップ404:モバイルユーザはDHCPサーバによって送信されたDHCP確認メッセージを受け取ると、モバイルユーザはDHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを使用し、目標サブネットワークとのコネクションを確立する。
上記の実施例は本発明のモバイルVoIP用途におけるIPアドレス割り当て方法を説明するものであるが、状況に応じて将来本方法を、リアルタイムサービスシステムの負荷能力およびサービス品質を改善するためにIPアドレス割り当てが要求される他のリアルタイムサービスに使用できることを言及しておく。
本発明を説明するために上記の実施例が使用されたが、当業者であれば、本発明の基本的な原理から逸脱することなく本発明の種々の変更および適合が可能であることが分かり、また請求項に記載の事項も本発明の基本的な原理から逸脱することなく本発明の種々の変更および適合を含むことが期待される。
DHCPサーバのワークフローを示す。 本発明のIPアドレス割り当て方法の実際のワークフローを示す。 DHCPサーバが所定数の有効IPアドレスを周期的に選択する際の実際のワークフローを示す。 本発明がモバイルVoIPを提供する際の方法の実際のワークフローを示す。

Claims (13)

  1. IPアドレス割り当て方法において、
    A.DHCPサーバが該DHCPサーバの未使用IPアドレスから所定数の有効IPアドレスを周期的に選択するステップと、
    B.クライアントがIPアドレスを要求すると、前記DHCPサーバが選択された有効IPアドレスの中から1つのIPアドレスを割り当てるステップと、
    C.前記クライアントが前記DHCPサーバによって割り当てられた前記IPアドレスを直接的に使用するステップとを有することを特徴とする、IPアドレス割り当て方法。
  2. 前記ステップAは、
    A1.前記DHCPサーバが未使用IPアドレスプールおよび使用可能IPアドレスプールを確立するステップと、
    A2.前記未使用IPアドレスプール内のIPアドレスに基づき、所定数の有効IPアドレスを使用可能IPアドレスプール内に周期的に保持するステップとを有する、請求項1記載の方法。
  3. 前記ステップA2は、
    A21.前記DHCPサーバが使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数を周期的に検査するステップと、
    A22.前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数が所定数に達していない場合、IPアドレスを前記未使用IPアドレスプールから選択し、該IPアドレスの妥当性を確認するステップと、
    A23.有効IPアドレスを前記未使用IPアドレスプールから前記使用可能IPアドレスプールに移動するステップとを有する、請求項2記載の方法。
  4. 前記ステップA2はさらに、
    前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性を、該使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数の検査の前に検査するステップと、
    前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性がない場合には、該IPアドレスを前記使用可能IPアドレスプールから削除するステップとを有する、請求項3記載の方法。
  5. 前記未使用IPアドレスプールからIPアドレスを選択し、選択された該IPアドレスの妥当性を確認するステップは、
    IPアドレスを前記未使用IPアドレスプールから選択するステップと、
    選択された該IPアドレスはサブネットワークにおいて現在使用されているかをARPを介して検査するステップと、
    前記ARPの検査結果に基づき、選択された前記IPアドレスがサブネットワークにおいて使用されていない場合には、該IPアドレスの妥当性を確認するステップとを有する、請求項3または4記載の方法。
  6. 前記未使用IPアドレスプールからIPアドレスを選択するステップは、
    前記未使用IPアドレスプールからIPアドレスをランダムに選択するか、特定の順序に従い選択するステップを有する、請求項5記載の方法。
  7. 選択された前記IPアドレスがサブネットワークにおいて使用されているか否かをARPを介して検査するステップは、
    前記DHCPサーバが選択された前記IPアドレスをサブネットワーク内の全てのホストにブロードキャストするステップと、
    所定の時間内にいずれかのホストから受信した応答は、選択された前記IPアドレスが既にサブネットワーク上で使用されていることを指示するステップと、
    そうでない場合には、該応答は選択された前記IPアドレスがサブネットワーク上で使用されていないことを指示するステップとを有する、請求項5記載の方法。
  8. さらに、
    IPアドレスが解放されると、前記DHCPサーバが該解放されたIPアドレスを前記未使用IPアドレスプールに戻すステップを有する、請求項2記載の方法。
  9. 移動電話においてVoIPを提供する方法において、
    a.DHCPサーバが該DHCPサーバの未使用IPアドレスから所定数の有効IPアドレスを周期的に選択するステップと、
    b.モバイルユーザがインターサブネットワークハンドオーバを検出すると、該ハンドオーバはDHCPクライアント端末が目標サブネットワークにおけるDHCPサーバに由来する新たなIPアドレスを要求することを指示するステップと、
    c.前記DHCPサーバが選択された有効IPアドレスから1つのIPアドレスを前記モバイルユーザに割り当てるステップと、
    d.前記モバイルユーザがDHCP確認メッセージを前記DHCPサーバから受け取ると、前記モバイルユーザは前記DHCPサーバによって割り当てられたIPアドレスを使用し、前記目標サブネットワークとのコネクションを確立するステップとを有することを特徴とする、移動電話においてVoIPを提供する方法。
  10. 前記ステップaは、
    a1.前記DHCPサーバが未使用IPアドレスプールおよび使用可能IPアドレスプールを確立するステップと、
    a2.前記DHCPサーバが前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数を周期的に検出するステップと、
    a3.前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数が所定数に達していない場合、IPアドレスを前記未使用IPアドレスプールから選択し、該IPアドレスの妥当性を確認するステップと、
    a4.妥当性が確認されると、IPアドレスを前記未使用IPアドレスプールから前記使用可能IPアドレスプールに移動するステップとを有する、請求項9記載の方法。
  11. 前記ステップaはさらに、
    前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの妥当性を、該使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの数の検査の前に検査するステップと、
    前記使用可能IPアドレスプール内のIPアドレスの期限が切れている場合には、該期限が切れたIPアドレスを削除するステップとを有する、請求項10記載の方法。
  12. 前記未使用IPアドレスプールからIPアドレスを選択し、選択された該IPアドレスの妥当性を確認するステップは、
    IPアドレスを前記未使用IPアドレスプールから選択するステップと、
    選択された該IPアドレスはサブネットワークにおいて現在使用されているかをARPを介して検査するステップと、
    前記ARPの検査結果に基づき、選択された前記IPアドレスがサブネットワークにおいて使用されていない場合には、該IPアドレスの妥当性を確認するステップとを有する、請求項10または11記載の方法。
  13. さらに、
    IPアドレスが解放されると、前記DHCPサーバが該解放されたIPアドレスを前記未使用IPアドレスプールに戻すステップを有する、請求項10または11記載の方法。
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