JP2009521285A - 水分障壁特性が改善されたポリマーフィルムを用いたエアロゾルキャニスター - Google Patents
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Abstract
医薬エアロゾル製剤を投薬するための計量式吸入器が、内部に前記医薬エアロゾル製剤の入ったキャニスター;前記キャニスターに取り付けられたフェルールであって、ある量の前記医薬エアロゾル製剤が前記容器から前記バルブ内に進入できるようにするための開口部を少なくとも1個有するバルブ本体を含むフェルール;ならびに前記フェルールと前記キャニスターの間に配置されたポリマーフィルムであって、前記キャニスターに関する水分障壁として働くように存在しているポリマーフィルムを有する。
Description
本発明は、医薬エアロゾル製剤を投薬するための計量式吸入器と組み合わせて用いられるエアロゾルキャニスターに関する。
環境上の理由から、P11、P114およびP12などのクロロフルオロカーボン(CFC)(簡単に「フルオロカーボン」とも称される)をHFA−134aおよびHFA−227などのヒドロフルオロアルカン推進剤に切り換える動きがある。これらのヒドロフルオロアルカン推進剤を加圧投薬システムでの推進剤として用いる場合、各種の技術的問題が各種医薬製剤で起こり得る。さらに、計量式吸入器の構成を変えて、安定性およびエアロゾル形成を至適とする必要がある。
非CFC推進剤、特にはHFC134aは、MDIで従来使われているCFC推進剤より水溶解度が高いと考えられている。HFC134aにおける最大水溶解度は約2200ppmであると推算されるが、CFC11、12および114の場合、最大水溶解度は約130ppmである(Pischtiak, A. (1999) ″Solvay Fluor and Derivate Chemical Data Sheet for CFC and HFC Propellants.″参照)。
この最大溶解度は、エタノールなどの共溶媒を製剤に用いる場合にはさらに高くなり得る。HFC MDI中に水分が進入する機構については、ウィルアムスらが議論している(Williams, G. and Tcherevatchenkoff, A. (1999) ″Moisture Transport Into CFC-Free MDI′s,″ Respiratory Drug Delivery VI, Hilton Head, SC, USA)。
水分輸送はバルブガスケットの弾性性質ならびに使用されるHFA製剤の種類および貯蔵条件によって影響される場合が多い。吸入器での水分進入レベルを調節できることは非常に望ましいものと考えられる。
本発明は、上記問題を扱うものである。1態様において本発明は、エアロゾル吸入器を提供する。その吸入器は、内部に医薬エアロゾル製剤を収容するキャニスター;そのキャニスターに取り付けられたフェルールであって、前記フェルールはバルブ本体を含み、前記バルブ本体は、ある量の前記医薬エアロゾル製剤が前記容器から前記バルブ内に進入できるようにするための開口部を少なくとも1個有するものである、前記フェルール;ならびに前記フェルールと前記キャニスターの間に配置されたポリマーフィルムであって、前記キャニスターに侵入する水分に対する障壁として働くように存在しているポリマーフィルムを有する。
別の態様において本発明は、呼吸器障害の治療もしくは予防の方法を提供する。その方法は、エアロゾル吸入器を用いることで医薬エアロゾル製剤を経口吸入することによって、患者に投与する段階を有する。
別の態様において本発明は、エアロゾル吸入器を製造する方法を提供する。その方法は、キャニスターの外表面にポリマーフィルムを適用する段階、前記キャニスターにフェルールを取り付ける段階であって、そのフェルールが少なくとも1個の開口部を有するバルブ本体を有するものである段階、前記バルブ本体の前記開口部を介して前記キャニスターに医薬エアロゾル製剤を充填する段階を有する。
これらおよび他の態様が本発明によって提供される。
本発明について詳細に説明する前に、理解しておくべき点として、本発明は本明細書に記載の特定の実施形態に限定されるものではない。さらに理解すべき点として、本明細書で使用される用語は、本発明の特定の実施形態のみを説明することを目的としたものであり、いかなる形でも本発明の範囲を限定するものではない。
上記および下記のいずれであるかを問わず、本明細書で引用のあらゆる刊行物、特許および特許出願が、あたかも各個々の刊行物、特許または特許出願が具体的かつ個別に参照によって組み込まれるよう指定されたものと同程度に、参照によって全体が本明細書に組み込まれるものとする。
留意すべき点として、本明細書および添付の特許請求の範囲で用いているように、単数形「一つ」、「一つの」、「その」および「1個」という表現は、文脈において他の意味が明瞭に示されていない限りは複数の指示対象を含むものである。
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明が関係する業界の通常の技術を有する者には共通に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載のものと同様または等価な多くの方法および材料を本発明の実施において用いることができるが、本明細書においては好ましい材料および方法について説明する。
1態様において本発明は、エアロゾル吸入器を提供する。その吸入器は、エアロゾル吸入器を提供する。その吸入器は、内部に医薬エアロゾル製剤を収容するキャニスター;そのキャニスターに取り付けられたフェルールであって、前記フェルールはバルブ本体を含み、前記バルブ本体は、ある量の前記医薬エアロゾル製剤が前記容器から前記バルブ内に進入できるようにするための開口部を少なくとも1個有するものである、前記フェルール;ならびに前記フェルールと前記キャニスターの間に配置されたポリマーフィルムであって、前記キャニスターに侵入する水分に対する障壁として働くように存在しているポリマーフィルムを有する。
本発明によれば、多くのポリマーフィルムを用いることができる。ポリマーフィルムは、1以上のポリマーから形成することができ、その選択は当業者には公知である。本発明に関して、「ポリマー」という用語は、ホモポリマー、コポリマー、ターポリマーなどならびにインターポリマー、そして上記全ての混合物および組み合わせ(これらに限定されるものではない)を含むよう広く解釈すべきである。使用可能なポリマーの例には、熱可塑性ポリマーなどがあるが、それに限定されるものではない。使用可能なポリマーの例には、ポリオレフィン類(例:低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UMWPE)およびポリプロピレン(PP))、非晶質および結晶ポリアミド、結晶ポリエステル、ポリ(エチレン2,6−ナフタレンジカルボキシレート)、ポリカーボネート類、ジエンエラストマー上にグラフトされたメタクリル酸メチル−スチレンコポリマー、ポリフェニレンオキサイド、ポリスチレン、ポリフェニレンオキサイド/ポリスチレン混合物、ポリ(塩化ビニル)類、ポリアクリレート類、ポリメタクリレート類、ポリアルキルメタクリレート類、ポリエーテル類、ポリシロキサン類、ポリスルホン類、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン類、熱可塑性ポリイミド類、ポリベンズイミダゾール類、ポリキノキザロン類、ポリオキサゾリン類、スチレンアクリロニトリルコポリマーおよびアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、酢酸ビニル含有ポリマー類、無水マレイン酸含有ポリマー、ブタジエンおよび/またはイソプレン系のエラストマー類、ポリエステル、ポリアミドおよびポリエステルアミド類に基づくサーモトロピック液晶ポリマー、スチレンブタジエンおよびスチレン−イソプレンのブロックコポリマー、および熱可塑性エラストマーなどがあるが、これらに限定されるものではない。1実施形態において、エチレン−プロピレンジエンモノマー(EPDM)を含むポリマーを用いる。1実施形態では、ポリ塩化ビニリデン樹脂を用いることができ、それには例えばサランラップ(登録商標)(F−310)(S. C. Johnson of Racine, Wisconsinから市販)などがある。1実施形態において、フルオロカーボンに基づくポリマー、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、特にはフルオロカーボンポリマーおよび非フルオロカーボンポリマーの混合物を用いることができる。そのような実施形態の例には、TEFLON(登録商標)3200−100(E.I. du Pont de Nemours Company of Wilmington, Delawareから市販)として市販されているポリテトラフルオロエチレンおよびポリエーテルスルホン(PES)の混合物がある。1実施形態において、ポリマーフィルムには、VAPORCOAT(商標)120(Michelman Inc., Cincinnati Ohioから市販)などがあり得る。1実施形態において、そのポリマーフィルムには、バルスパーラテックス(Valspar Latex)(シーラントラッカー(Sealant Lacquer)LO7505グレー(Grey))(The Valspar (Vermicolor) Corporation AG of Gruningen, Switzerlandから市販)などがあり得る。
「フィルム」という用語は広く解釈され、フェルールおよび容器と接触する物質の薄いシートを指す。ポリマーフィルムは、当業界で公知の技術に従って形成することができる。
ポリマーフィルムは、当業者には公知の方法を用いてキャニスターに適用することができる。例えば、ポリマーフィルムを容器外表面に噴霧し、加熱してフィルムの乾燥を促進することができる。さらに、他の実施形態では、注射器やブラシを用いることでフィルムを適用することができる。
1実施形態において、エアロゾル吸入器は、圧吸入器、例えば計量式吸入器(MDI)であることができる。本発明に関しては、多くのMDIを用いることができる。そのような吸入器から投薬される医薬エアロゾル製剤も多くある。各種実施形態において、その製剤は、推進剤、例えばヒドロフルオロアルカン(HFA)(例:1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン)、二酸化炭素その他の好適なガスなどの好適な推進剤を用いる加圧パックから送出される懸濁液中でもしくは懸濁液としてまたはエアロゾルとして用いることができる。
MDIの例には代表的には、医薬エアロゾル製剤を投薬するのに好適なキャニスターなどがある。キャニスターは通常、プラスチックもしくはプラスチックコートガラス瓶または好ましくは例えば陽極酸化、ラッカーコートおよび/またはプラスチックコートされていても良いアルミニウムキャニスターなどの金属キャニスターなど、使用される推進剤の蒸気圧に耐えることができる容器を含み、その容器は計量バルブで密閉される。フルオロカーボンポリマーでコーティングされた内表面を有するアルミニウム缶が特に好ましい。そのようなポリマーは、テトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、エチレンテトラフルオロエチレン(EFTE)、フッ化ビニリデン(PVDF)および塩素化エチレンテトラフルオロエチレンというモノマー単位複数個からなるものであることができる。さらに、他の実施形態では、フルオロカーボンポリマーおよび非フルオロカーボンポリマーの混合物でコーティングされた内表面を有するキャニスターも用いることができる。MDIの内表面の全体または一部で用いられるコーティングの実施形態は、米国特許第6131566号;第6143277号;第6149892号;第6253762号;第6511652号;第6511653号;第6524555号;第6532955号;および第6546928号に記載されている。
MDIには、1回の駆動当たりに計量された量の製剤を送出するよう設計された計量バルブなどもあり得るものであり、バルブからの推進剤の漏出を防止するためのガスケットが組み込まれていても良い。そのガスケットは、例えば低密度ポリエチレン、クロロブチル、黒白ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ブチルゴムおよびネオプレンなどの好適なエラストマー材料を含むことができる。好適なバルブは、エアロゾル業界で公知の製造者から市販されている(例えば、フランスのバロイス(Valois)(例:DF10、DF30、DF60)、英国のベスパックplc(Bespak plc)(例:BK300、BK356)および3M−ネオテクニック社(3M-Neotechnic Ltd)(例;スプレーマイザー(Spraymiser;商標名))。計量バルブの実施形態は、米国特許第6170717号;第6315173号;および第6318603号に記載されている。
各種実施形態において、MDIは、米国特許第6119853号;第6179118号;第6315112号;第6352152号;第6390291号;第6679374号に記載のものなどのMDIを保存または収容するための上包パッケージならびに米国特許第6360739号および第6431168号に記載のものなど(これらに限定されるものではない)の用量カウンターユニットなどの他の構造物とともに用いることもできる。
本発明による医薬エアロゾル製剤は、少なくとも1種類の医薬および少なくとも1種類の推進剤、代表的にはHFA推進剤を含む。本発明に関して医薬には、例えば吸入療法で有用なものなどの各種医薬有効成分などがある。通常、「医薬」という用語は、広く解釈すべきものであり、活性剤、薬剤および生理活性剤ならびに生物医薬などを含むが、これらに限定されるものではない。各種実施形態が、微粉化形態で存在する医薬を含むことができる。そこで、適切な医薬は、例えば、鎮痛薬(例えば、コデイン、ジヒドロモルヒネ、エルゴタミン、フェンタニルもしくはモルヒネ);狭心症製剤(例えば、ジルチアゼム);抗アレルギー薬(例えば、クロモグリケート、ケトチフェンもしくはネドクロミル);抗感染薬(例えば、セファロスポリン類、ペニシリン類、ストレプトマイシン、スルホナミド類、テトラサイクリン類およびペンタミジン);抗ヒスタミン薬(例えば、メタピリレン);抗炎症薬(例えば、抗炎症ステロイド類、ベクロメタゾン(例:ベクロメタゾンジプロピオン酸エステル)、フルチカゾン(例:フルチカゾンプロピオン酸エステル)、フルニソリド、ブデソニド、ロフレポニド、モメタゾン(例:モメタゾンフロ酸エステル)、シクレソニド、トリアンシノロン(例:トリアンシノロンアセトニド)、6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオニルオキシ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオ酸S−(2−オキソ−テトラヒドロ−フラン−3−イル)エステル、2−フロ酸(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イルおよび4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル;鎮咳薬(例えばノスカピン);気管支拡張薬(例えば、アルブテロール(例:硫酸塩として)、サルブタモール(例:遊離塩基または硫酸塩として)、サルメテロール(例:キシナホ酸塩として)、エフェドリン、アドレナリン、フェノテロール(例:臭化水素酸塩として)、ビトルテロール、フォルモテロール(例:フマル酸塩として)、イソプレナリン、メタプロテレノール、フェニルエフリン、フェニルプロパノールアミン、ピルブテロール(例:酢酸塩として)、レプロテロール(例:塩酸塩として)、リミテロール、テルブタリン(例:硫酸塩として)、イソエタリン、ツロブテロール、4−ヒドロキシ−7−[2−[[2−[[3−(2−フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル]エチル]アミノ]エチル−2(3H)−ベンゾチアゾロン、3−(4−{[6−({(2R)−2−ヒドロキシ−2−[4−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル]エチル}アミノ)ヘキシル]オキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、3−(3−{[7−({(2R)−2−ヒドロキシ−2−[4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル)フェニル]エチル}−アミノ)ヘプチル]オキシ}プロピル)ベンゼンスルホンアミド、4−{(1R)−2−[(6−{2−[(2,6−ジクロロベンジル)オキシ]エトキシ}ヘキシル)アミノ]−1−ヒドロキシエチル}−2−(ヒドロキシメチル)フェノール、2−ヒドロキシ−5−((1R)−1−ヒドロキシ−2−{[2−(4−{[(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]アミノ}フェニル)エチル]アミノ}エチル)フェニルホルムアミドおよび8−ヒドロキシ−5−{(1R)−1−ヒドロキシ−2−[(2−{4−[(6−メトキシ−1,1′−ビフェニル−3−イル)アミノ]フェニル}エチル)アミノ]エチル}キノリン−2(1H)−オン);利尿薬(例えば、アミノリド);抗コリン作用薬(例えばイプロトロピウム(例:臭化物として)、チオトロピウム、アトロピンもしくはオキシトロピウム);ホルモン(例えばコルチゾン、ヒドロコルチゾンもしくはプレドニゾロン);キサンチン類(例えばアミノフィリン、コリンテオフィリネート、リジンテオフィリネートもしくはテオフィリン);治療タンパク質およびペプチド(例えばインスリン)から選択することができる。上記のものに加えて、当業者であれば、適切であれば、医薬を塩(例えば、アルカリ金属塩またはアミン塩もしくは酸付加塩として)の形態で、またはエステル(例えば、低級アルキルエステル)もしくは溶媒和物(例えば、水和物)として使用することにより、医薬の活性および/または安定性を最適化することができるのは明らかであろう。さらに適切であれば、医薬は純粋な異性体、例えばR−サルブタモールまたはRR−フォルモテロールの形で用いることが可能であることも当業者には明らかであろう。
本発明による医薬製剤を用いた投与における特定の医薬には、吸入療法による本明細書で定義の呼吸器状態の治療で使用される抗アレルギー薬、気管支拡張薬、β作働薬(例えば長期作用性β作働薬)および抗炎症ステロイド類 などがあり、例えばクロモグリケート(例:ナトリウム塩とし)、サルブタモール(例:遊離塩基もしくは硫酸塩として)、サルメテロール(例:キシナホ酸塩として)、ビトルテロール、フォルモテロール(例:フマル酸塩として)、テルブタリン(例:硫酸塩として)、3−(4−{[6−({(2R)−2−ヒドロキシ−2−[4−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)フェニル]エチル}アミノ)ヘキシル]オキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、3−(3−{[7−({(2R)−2−ヒドロキシ−2−[4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル)フェニル]エチル}−アミノ)ヘプチル]オキシ}プロピル)ベンゼンスルホンアミド、4−{(1R)−2−[(6−{2−[(2,6−ジクロロベンジル)オキシ]エトキシ}ヘキシル)アミノ]−1−ヒドロキシエチル}−2−(ヒドロキシメチル)フェノール、2−ヒドロキシ−5−((1R)−1−ヒドロキシ−2−{[2−(4−{[(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]アミノ}フェニル)エチル]アミノ}エチル)フェニルホルムアミドおよび8−ヒドロキシ−5−{(1R)−1−ヒドロキシ−2−[(2−{4−[(6−メトキシ−1,1′−ビフェニル−3−イル)アミノ]フェニル}エチル)アミノ]エチル}キノリン−2(1H)−オン)、レプロテロール(例:塩酸塩として)、ベクロメタゾンエステル (例:ジプロピオン酸エステル)、フルチカゾンエステル(例:プロピオン酸エステル)、 モメタゾンエステル(例:フロ酸エステル)、ブデソニド、デキサメサゾン、フルニソリド、トリアンシノロン、トリプレダン(tripredane)、(22R)−6α,9α−ジフルオロ−11β、21−ジヒドロキシ−16α,17α−プロピルメチレンジオキシ−4−プレグネン−3,20−ジオンがある。勃起障害治療で有用な医薬(例えば、アルプロスタジルおよびクエン酸シルデナフィルとともに用いられるバルデナフィル塩酸塩などのPDE−V阻害薬)も用いることができる。理解すべき点として、吸入器と併せて用いることができる医薬は、本明細書に記載のものに限定されるものではない。
サルメテロール、特にはキシナホ酸サルメテロール、サルブタモール、フルチカゾンプロピオン酸エステル、ベクロメタゾンジプロピオン酸エステルおよびそれらの生理的に許容される塩および溶媒和物が特に好ましい。
本発明による製剤が、所望に応じて、上記医薬のいずれか2種類以上の組み合わせを含み得ることは、当業者には明らかであろう。例として、2種類の有効成分を含む製剤が、本明細書に記載のものなどの呼吸器障害の治療および/または予防において公知であり、例えばフォルモテロール(例:フマル酸塩として)とブデゾニド、サルメテロール(例:キシナホ酸塩として)とフルチカゾン(例:プロピオン酸エステルとして)、サルブタモール(例:遊離塩基もしくは硫酸塩として)とベクロメタゾン(ジプロピオン酸エステルとして)が好ましい。
1実施形態において、用いることができる特定の組み合わせは、β作働薬(例:長期作用性β作働薬)と抗炎症ステロイドの組み合わせである。1実施形態は、サルメテロールまたはそれの塩(特にはキシナホ酸塩)とプロピオン酸フルチカゾンの組み合わせを包含する。本発明による製剤中のサルメテロール:プロピオン酸フルチカゾンの比率は、好ましくは4:1〜1:20の範囲内である。それら2薬剤は、各種方法で、同時、順次または別個に、同じ比率または異なる比率で投与することができる。各種実施形態において、吸入器の各計量用量または各駆動には、代表的にはサルメテロール25μg〜100μgおよびプロピオン酸フルチカゾン25μg〜500μgが含まれる。
医薬製剤の投与は、1日当たり多様な回数で行うことができる。1実施形態において、医薬製剤は1日2回投与することができる。1実施形態において、医薬製剤は1日1回投与することができる。
各種医薬製剤で用いることができる具体的な医薬組み合わせの例は次の通りである。
1)プロピオン酸フルチカゾン100μg/サルメテロール50μg
2)プロピオン酸フルチカゾン250μg/サルメテロール50μg
3)プロピオン酸フルチカゾン500μg/サルメテロール50μg。
2)プロピオン酸フルチカゾン250μg/サルメテロール50μg
3)プロピオン酸フルチカゾン500μg/サルメテロール50μg。
別の態様において、本発明は、患者での呼吸器障害の予防または治療方法を提供する。1例として本発明は、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、呼吸器感染症もしくは上気道疾患などの可逆的気道閉塞、ならびに鼻炎(例:アレルギー性および非アレルギー性)に関連する障害のそのような予防または治療方法を提供する。その方法は、本明細書に記載の計量式吸入器から有効量の医薬エアロゾル製剤を投与する段階を有する。
以下、図面に示した実施形態を参照しながら、本発明について説明する。理解すべき点として、これらの実施形態は本発明を説明する上で役立つものであるが、特許請求の範囲によって記載されている本発明の範囲を限定するものではない。
図1には、本発明によるエアロゾル吸入器10の一部の断面図を示してある。吸入器10には、キャニスター30に取り付けられたフェルール20(この具体的な実施形態では、圧着)がある。図示のように、水分障壁として働くポリマーフィルム40がフェルール20とキャニスター30の間にあり、示されているキャニスター30の外周全体に延在している。キャニスター30(あるいは、缶もしくは容器とも称される)は、計量式吸入器用途で従来用いられているものから選択することができる。特に、キャニスター30は、多くの材料から作製することができる。そのような材料の例には、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、スズプレート、銅合金、ガラスもしくはプラスチック、ならびにそれらの組み合わせなどがあるが、それらに限定されるものではない。容器の実施形態が、米国特許第6253762号に記載されている。
フェルール20は、患者に医薬エアロゾル製剤を投薬するのに好適なバルブ本体50を含むことができる。特に、バルブ本体は、計量された量の医薬エアロゾル製剤を患者に投薬する構造のものとすることができる。バルブ本体の例が、米国特許第6170717号;第6315173号;および第6318603号に記載されている。工業的には例えば、フランスのバロイス (Valois)(例:DF10、DF30、DF60)、英国のベスパックplc(例:BK300、BK356)および3M−ネオテクニック社(例;スプレーマイザー(商標名))からのものである。さらに、この実施形態では、キャニスター30は、キャニスターの内壁にポリマーコーティング70を有する。そのようなコーティングの例が、米国特許第6131566号;第6143277号;第6149892号;第6253762号;第6511652号;第6511653号;第6524555号;第6532955号;および第6546928号に記載されている。さらに、キャニスター30には、実質的に楕円形の形状となっているベース80がある。図2には、吸入器の底部分の断面図を示してある。
本発明は非常に有利である。ポリマーフィルムを上手に使用することで、本発明によって、エアロゾル吸入器が水分およびCI性能の改善を示すことができるようになる。さらに、ポリマーシールは、それがエアロゾル製剤と直接接触しないような形で用いられる。従って、そのような特徴は、MDIで使用される、多くの場合製剤と接触する従来のガスケットとは明瞭に区別できるものである。
次に、下記実施例との関係で本発明について説明する。理解しておくべき点として、これらの実施例は、本発明を説明するために示されているものであって、特許請求の範囲によって定義される本発明を限定するものではない。これら実施例において、下記の呼称は相当する缶を指すものである。
「A」:吹き付けベーパーコート(Vaporcoat)120−組立缶
「B」:吹き付けバルスパー・ラテックス(Valspar Latex)−組立缶
「C」:吹き付けバルスパー・ラテックス−オープン缶
「D」:吹き付けベーパーコート120−オープン缶
「E」:注射器バルスパー・ラテックス−組立缶
「F」:注射器−リキッド(Liquid)EPDM−組立缶
「G」:注射器バルスパー・ラテックス−オープン缶
「H」:注射器−リキッドEPDM−オープン缶
「I」:ブラシ−サラン(Saran)F−310組立缶
「J」:ヒートガン−ATUM熱収縮チューブ−組立缶
「K」:対照サンプル−組立缶。
「B」:吹き付けバルスパー・ラテックス(Valspar Latex)−組立缶
「C」:吹き付けバルスパー・ラテックス−オープン缶
「D」:吹き付けベーパーコート120−オープン缶
「E」:注射器バルスパー・ラテックス−組立缶
「F」:注射器−リキッド(Liquid)EPDM−組立缶
「G」:注射器バルスパー・ラテックス−オープン缶
「H」:注射器−リキッドEPDM−オープン缶
「I」:ブラシ−サラン(Saran)F−310組立缶
「J」:ヒートガン−ATUM熱収縮チューブ−組立缶
「K」:対照サンプル−組立缶。
上記に関して、「組立缶」という用語は、フィルムを形成するポリマー材料を、バルブとキャニスターの間の間隙を遮断するために、キャニスターにバルブを圧着した後にキャニスターに適用することに関する。「オープン缶」という用語は、フィルムを形成するポリマー材料を、バルブを圧着する前のキャニスターに適用すること関する。対照サンプルとは、グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithkline)によって市販されているベントリン(Ventolin(登録商標))HFAで用いられる市販のキャニスターを指す。ポリマー吹き付けは、ドイツのスプリマグ(Sprimag)が行った。注射器によるポリマー塗布は、ドイツのスプリマグが行った。ブラシによるポリマー塗布は、グラクソ・スミスクライン(Research Triangle Park, North Carolina)が行った。熱収縮チューブによるポリマー貼り付けは、グラクソ・スミスクライン(Research Triangle Park, North Carolina)が行った。
カスケードインパクション結果
サンプルA、B、E、F、I、J、K、C、D、GおよびHを製造し、乾燥条件下で14日間保存した。次に、これらのサンプルについて、標準的な方法を用いてカスケードインパクション性能を調べた。サンプルの測定は、第0週、第4週、第8週および第12週に行った。結果を図3に示す。図示のように、サンプルFおよびHが非常に良好な性能を示した。
サンプルA、B、E、F、I、J、K、C、D、GおよびHを製造し、乾燥条件下で14日間保存した。次に、これらのサンプルについて、標準的な方法を用いてカスケードインパクション性能を調べた。サンプルの測定は、第0週、第4週、第8週および第12週に行った。結果を図3に示す。図示のように、サンプルFおよびHが非常に良好な性能を示した。
水分の結果
上記の製造および保存したサンプルについて、標準的な方法を用いて水分を調べた。サンプルの測定は、第0週、第4週、第8週および第12週に行った。結果を図4に示す。
上記の製造および保存したサンプルについて、標準的な方法を用いて水分を調べた。サンプルの測定は、第0週、第4週、第8週および第12週に行った。結果を図4に示す。
以上、本明細書に示した実施例および実施形態により、本発明についての説明を行った。理解すべき点として、これらの実施例および実施形態は、例示を目的として示したものであって、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を限定するものではない。
Claims (12)
- 医薬エアロゾル投薬用の計量式吸入器であって、
内部に前記医薬エアロゾル製剤を収容するキャニスター;
前記キャニスターに取り付けられたフェルールであって、前記フェルールはバルブ本体を含み、前記バルブ本体は、ある量の前記医薬エアロゾル製剤が前記容器から前記バルブ内に進入できるようにするための開口部を少なくとも1個有するものである、前記フェルール;ならびに
前記フェルールと前記キャニスターの間に配置されたポリマーフィルムであって、前記キャニスターに関する水分障壁として働くように存在しているポリマーフィルム
を有する吸入器。 - 前記ポリマーフィルムが熱可塑性ポリマーを含む請求項1に記載の吸入器。
- 前記ポリマーフィルムがEPDMを含む請求項1に記載の吸入器。
- 前記ポリマーフィルムが塩化ビニリデンポリマーラテックスを含む請求項1に記載の吸入器。
- 前記医薬エアロゾル製剤が、ヒドロフルオロアルカン(HFA)推進剤および少なくとも1種類の医薬を含む請求項1に記載の吸入器。
- 前記推進剤が、1,1,1,2−テトラフルオロエタンおよび1,1,1,2,3,3,3−n−ヘプタフルオロプロパンまたはそれらの混合物からなる群から選択される請求項5に記載の吸入器。
- 前記推進剤が1,1,1,2−テトラフルオロエタンである請求項6に記載の吸入器。
- 請求項1に記載のエアロゾル吸入器を用いることで、経口吸入によって医薬エアロゾル製剤を患者に投与する段階を有する呼吸器障害の治療または予防方法。
- 容器の外表面にポリマーフィルムを適用する段階;
前記キャニスターにフェルールを取り付ける段階であって、そのフェルールが少なくとも1個の開口部を有するバルブ本体を有するものである段階;および
前記バルブ本体の前記開口部を介して前記キャニスターに医薬エアロゾル製剤を充填する段階
を有する医薬エアロゾル製剤を投薬するための計量式吸入器の製造方法。 - 前記ポリマーフィルムが熱可塑性ポリマーを含む請求項9に記載の方法。
- 前記ポリマーフィルムがEPDMを含む請求項9に記載の方法。
- 前記ポリマーフィルムが塩化ビニリデンポリマーラテックスを含む請求項9に記載の方法。
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