JP2009521023A - 物理対象の輸送方法、輸送システム、及び輸送手段 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2乃至5及び7は、本発明の有益な改良を含む。
・輸送手段又は各単一輸送行程についての詳細な排出物に関する報告
・発注が行われた場所にかかわらず、顧客本位で行われる報告
・報告期間(例えば、年次、四半期又は月次)終了後直ちに行われる、高品質で正確な排出物に関する報告。翌月の中旬に報告を行うようにすると、システムを修正できるので有益である。
・代替の方法及び形式で行われる排出物に関する報告
・排出量に関する事前計算ツール
・環境性能に関する報告を伝達すること。
より少ないマニュアル管理で、
より高品質に、
既存のマニュアルルーティーンより低コストで
・長期間にわたって活用可能で、地球環境ツールのための基礎となり得る解決策を構築すること。
・ワンストップショッピング、すなわち、環境問題に関する報告が、輸送方法とは別に行われること。
この出力は、より高品質かつより簡便な、より早いアクセスとなるため、より低コストで顧客要求を満たすことができる。
・通常発送と環境に優しい発送との商品の流れを分離すること。これは、少なくとも部分的な並列システムを必要とする。
・発送自体は通常の方法を用いて輸送されるが、輸送システム内のどこかで、所定量を環境に優しい方法で輸送するような柔軟性を有する、「環境に優しい発送」を実行すること。
顧客によって購入された総輸送サービス、A地点からB地点までの物品の輸送。
「輸送」
そのシップメントのうちの一区間(レッグ)のために使用される輸送手段によって行われる輸送作業。
「区間(レッグ)」
輸送の連鎖としてのシップメントの最小部分であって、同一の輸送手段でその積み荷としての輸送物品を、例えば二つのターミナル間で、輸送する領域。
「輸送手段」
例えば、飛行機、大型トラック、配達用バンなど、輸送に使用される手段。
「小荷物配送(パーセル)」
顧客によって購入される全シップメントのうち、最小単位のシップメント。
「特別ユーザ」
システム内の機能へのアクセスについて優先されている内部ユーザで、国内の、全てのユーザのための第一線のサポートとして機能するユーザ。
「内部ユーザ」
ACCEPT内のアクセス権が制限されている、特別ユーザではないDHLユーザ。
「外部ユーザ」
ACCEPT内のアクセス権をさらに制限されている、特別ユーザでも内部ユーザでもない任意のユーザ。
「容積重量」
顧客から発注された積み荷(シップメント)に関する輸送の連鎖における「コスト」の計算。この値は、重量と容量との組み合わせであり、顧客への価格設定のためにも使用される。
「最大積載重量」
容積重量とともに、積み荷(シップメント)に用益可能な積載容量部分を定義するために使用される、輸送手段によって輸送される最大重量。
「充填率」
積載容量がどの程度使用されているかを定義する値で、利用率とも呼ばれる。例えば、74%の充填率と言えば、輸送手段が26%空いていることを示すように、総容量の百分率で示される。
「固定排出値」
例えば大気への排気放出量の計算など、幾つかの計算においては、離陸及び着陸など、距離とは関係のない事象についての固定排出値がある。
「可変排出値」
全ての計算の中には、全体的に距離に依存する排出値がある。
「距離」
積み荷が輸送されるキロメートル数
「燃料消費量」
距離当たり使用される燃料の量で、通常はリットル/キロメートルで表される。積み荷に対する基本燃料消費を計算するために使用される。
「利用率」
充填率の項を参照のこと。
本システムでは、シップメントについての距離の計算として、以下のように異なる計算方法を用いている。
1.都市間の距離。
2.ターミナル間距離と積み込み及び配送のための距離との合計。
いずれの方法を使用するかは、シップメントにおけるサービスIDによって選択される。
ここでは、シップメントについての排出量の計算方法として、二つの異なる方法を説明する。
「Exact」
係数=容積重量/(最大積載量×充填率)
輸送による排出量=燃料消費量×区間距離×排出値×係数
シップメントによる排出量=輸送による排出量+n1
「Stycke,Parti,Air Express and International」
係数=容積重量/(最大積載量×充填率)
輸送による排出量=燃料消費量×都市間距離×排出値×係数
シップメントによる排出量=輸送による排出量
ACCEPT中の表パラメータには、ACCEPT実行用のパラメータが含まれる。パラメータのうち、「期間」は、保存された手順によってレポートを作成する月を設定するために使用される。
図4に、いろいろな異なる発送元システムからACCEPTへインポートされるファイル及び表を示す。
<ACCEPTに新しい発送元システムを追加するための方法>
1.シップメント(Shipments)及び輸送(Transports)を、表「ACCEPT_Shipments(シップメント)」及び表「ACCEPT_Transports(輸送)」に取り込む保存手順を作成する。例として、「spOutShipment−Transport(明細書:アウト・シップメント−輸送)」を設定する。
2.どのタイプの距離計算を行う必要があるか決定する。都市間距離の計算法か、ターミナル−集配−流通距離合計タイプの計算法か。
3.新しいタイプのサービスを追加して、それを距離計算タイプに割り当てるために、「輸送(Transport)」保存手順に、追加したサービスタイプを扱う「spLoadTransport.sql」を追加することが有益である。
ACCEPTシステムの第一の好ましい実施形態は、スウェーデンなどの一国のためのデータを扱う。新しい国を追加するために、追加することが有用なACCEPTデータベース及びDM ACCEPTデータベースの全く新しい事例を追加することが有用である。スウェーデン用のACCEPTデータベースは、距離、排出量、オペレータ及び輸送手段を除いて、月当たり約2ギガバイト増加している。
ここで記載する計算方法及び一般データは、発送された貨物取扱いに関する環境性能について、様々な計算方法を可能とするものである。
<計算の対象>
ACCEPTシステムは、輸送業者によって扱われた各貨物のシップメントについての環境性能を計算する。なお、以後、このACCEPATシステムについて、サービスシステムにおける全行程にわたって、制限なく、DHLと称するものとする。したがって、DHL輸送システムを介してのシップメントにおける輸送中に実行される再配置のたびにこの計算が実行される。次に、例えば、貨物の特定部分の取扱についての総排出量、選択された期間中における顧客用の全ての輸送についての総排出量などの、様々な質問に答えるために、各再配置からの計算結果を集計する。
貨物についてのデータは、DHLの情報システムから入手する。輸送重量のデータを、計算の基礎として使用する。すなわち、各再配置における環境性能は、調査されたシップメント(積み荷)/物品の重量と関係があることを意味する。
<時間的要件>
計算の基礎値については、いつの時期でも「現在の」システムにとってのみ該値が有効であるように、連続的に更新する。
<地理的要件>
報告される排気物量は、以下の地理的範囲画定要件内での排出物に関するものである。
・道路交通 ヨーロッパなどの一定地域内の交通
・鉄道(非電気) ヨーロッパなどの一定地域内の交通
・鉄道(電気) ヨーロッパ(発送電協力連盟)などの一定地域内の発電電力を用いる交通
・海路 ヨーロッパ及び周辺海域などの一定地域内部の交通
・空路 ヨーロッパなどの一定地域内の交通
計算は、車両、列車、船舶又は航空機のオペレーションに直結した排出量のみをカバーする。これには、エンジンの排気ガス(道路、非電気鉄道、海路及び空路分)及び消費電力(電気鉄道分)の生成に関与した発電所からの排出量が含まれる。
1.車両及び船舶、発電所、交通インフラ(道路、橋梁、給油所など)及び輸送インフラ(終点間、トラック処理システム、荷台など)の構築、メンテナンス、サービス及び廃棄/解体
2.交通インフラ(照明、清掃、除雪、監視など)、輸送インフラ(ターミナルの暖房及び照明、職員、貨物処理システムなど)の運用
3.エネルギー担体の抽出、生産及び流通
4.燃料システム及び燃料操作(蒸発)からの排出物
5.非常時(すなわち、事故、紛争、自然災害又は機器の不良)に関連した排出物
<トラック排出量の計算>
(車両タイプ)
排出物レポートの基礎となる車両データは、車両オペレータから、又は輸送業者のネットワークに関連する標準デフォルト値を適用することによって供給される。データソースに関係なく、同じ計算方法が適用される。計算に際して、以下の車両データを使用する。表10は、デフォルト値としての車両タイプと各パラメータにおける代表値を示している。
ACCEPTシステムは、再配置ごとに環境性能を計算する。該システムは、利用可能な多くの特定情報を使用するものであり、優先される情報は以下のとおりである。
1.貨物の輸送のために使用される特定車両についてのデータ
2.特定のオペレータによって使用される(適用タイプの)全ての車両についての平均値3.その地域内の輸送業者のネットワークにおいて使用される(適用タイプの)全ての車両に対する平均値
4.他の外部ソースからのデフォルト値を適用する(NTMなど)。
(大型)トラックからの排出量を、該車両によって運ばれた貨物ごとに分割する。通常、特定の車両それぞれによって運ばれた貨物の実際量はわからない。そこで代わりに、以下のオプションを段階的に適用する。
1.特定の車両について規定された平均値を使用する。
2.特定オペレータについての平均値を使用する。
3.スカンジナビア/ヨーロッパにおける輸送業者ネットワークについての平均値を使用する。
4.他の外部ソースからのデフォルト値を適用する(NTMなど)。
1〜3で計算した平均値は、一暦年間のデータに基づいている。
計算は、燃料及びエンジンタイプ(すなわち、ユーロ分類)の様々な組み合わせについて規定された排出量レベルに基づいている。
表11は、都市交通における中型のディーゼル車両(MDV)についての排気ガス排出量を示す。
表12は、地方交通における中型ディーゼル車両(MDV)についての排気ガス排出量データを示す。
表13は、幹線道路交通における大型ディーゼル車両(HDV)についての排気ガス排出量データを示す。
燃料実質排出量は、道路のタイプ及び車両のタイプによって幾分変化することが見出された。
軽量自動車についての排出量は、これらの車両が殆ど市街地における流通のために使用されるため、市街地のみについて表示している。
表14は、市街地におけるディーゼル軽量自動車(LDV)についての排気ガス排出量データを示す。
ここで適用するディーゼルエンジン排出量レベルは、適格なデータ源によって提示された素材より採用している。
<排出量制御装置>
前述した排出物の削減について、以下の排出量制御装置を適用する。
表15は、排出物低減技術を用いてのディーゼルエンジン排気量低減効果を示す。
貨物積載能力を、各車両の物理的重量積載能力として定義する。積載稼働率の計算は、調査した貨物輸送分の容積重量についてのデータを使用する。積載稼働率は、積載荷物分の容積重量を最大許容積載能力で割ったものとして定義する(数1)。
CCU=貨物積載稼働率
wi−vol=積み荷iの容積重量
Wmax=最大許容貨物重量
i=車両に積み込まれた全ての積み荷についての指数
<中間ターミナル輸送>
ターミナル間の輸送を、トラックの最大限積載と同様の方法で扱う。
ターミナルと顧客との間の輸送(集配及び配達)の環境性能を、以下のように計算する。
異なる日計流通量、オペレーションを実施している地理的範囲、流通車両のタイプなどを表すために、多数の統合ターミナルを選択する。各ターミナルに往来する全ての配達及び集配のための交通についての総環境性能を計算する。この量を、同じ期間にわたってのターミナルにおいて扱う貨物の総量で割る。その結果が、ターミナルを通過する1トン貨物当たりの平均環境性能である。調査したターミナルタイプの一つに従って、ターミナルの残りを類別する。
「グリーン・トン」は、このサービスを購入する顧客によって送られた物品についての環境性能の計算のためにのみ考慮される。したがって、これらのトラック、及びそれらによって運搬される積載物についての環境性能を、ターミナル平均値の計算から除く。
ACCEPTシステムは、例えばスウェーデンのような、一つ又はそれ以上の国における貨物列車を用いた輸送を扱う。一つの有益な実施形態において、電気エンジンによって引かれる列車のみを考慮する。
<貨物ユニット>
以下の貨物ユニットの輸送のために、鉄道輸送に関するデータを提供する。
・20フィート(6.096メートル)コンテナ
・40フィート(12.192メートル)コンテナ
・セミトレイラ(道路輸送のための)
電気駆動列車について報告される排出量は、その電気使用量分と均等な、発電所からの排出分である。標準的な貨物列車を牽引するために必要な電気を、選択された発電所の取り合わせについての排出量プロファイルと組み合わせることで、該発電所からの排出量における、輸送関連の排出量分を見出す。次に、これらの排出量を、純物理的重量に比例する輸送貨物量で割る。
エコトランスIT(EcoTrans(経済的輸送)IT)プロジェクトによって提案された(NTMによっても採用された)方法(EcoTransIT 2003を参照のこと)を用いて、標準的な貨物列車を引くための電力需要を計算する。総計1000トンの一編成の列車について計算を行う。この重量を、下記の表18に示す式に当てはめる。
発電所からエンジンまでの電力伝達においては損失がある。その損失が、高電圧送電線を鉄道網と接続する際の緩衝となる。送電系統からエンジンまでの送電時の損失が高いほど、周波数変調に起因して、送電電圧は垂曲線状に低くなる。NTMによって使用される以下の値を、計算に適用する。
次の段階の計算として、三つの異なる積載貨物ユニットを運ぶワゴンの総重量を求める。以下に示す「Tara(タラ)」の重量及び貨物積載能力データをこの計算に使用する。
表21の集計は、北欧諸国(ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド)における電力生産を集計したものであり、これを、スウェーデンでの発電関連の排出量データと組み合わせるものである。
<船舶・貨物様式>
以下の貨物タイプに関し、海洋搬送についての計算に適用するものである。
・20フィートコンテナ
・40フィートコンテナ
・セミトレイラ
・胴折れ型トラック
・非胴折れ型トラック・トレイラ
第1ステップ:既刊の船舶情報やエンジンの形式・サイズをもとに計算することで、その船舶の航行1kmあたりの燃料消費量を求める。
第2ステップ:(各船舶様式にとって)最も一般的なエンジンについて、平均的な排出プロフィルを選択する。
第3ステップ:上記二つのステップをもとに、1kmあたりの排出量を算出する。
第4ステップ:算出した排出量を、搬送対象の貨物ユニットの平均数で割り、貨物ユニット毎の排出物総量を算出する。
以上のうち、第4ステップの計算については、以下のごとく、船舶様式によって異なる。
旧型低速RORO船(旧型デンマーク船「ダナ=シンブリア」)を例に、計算手順について説明する。
燃料消費量については船舶情報に記載されていないので、巡行速度(17.5ノット)下で、85%の出力率での燃料消費量が200g/kWhとなることを想定して、燃料消費量について計算する。搭載エンジン動力を6600kWとすると、燃料消費量は以下の式により算出される。
FC=0.85×6600×0.200=1122(kg/h)
ここで、17.5ノットは32.4km/hなので、
FC=1122/32.4=34.6(kg/km)である。
燃料形態とエンジン速度との組み合わせに基づき、排出物プロフィルが選択される。ホール氏等の著書(2002年)により、ACCEPTシステムで適用される排出物データより、以下の排出物データを抜き出した。
選択したRORO船の総貨物積載容量は、2000レーンメータとなっている。この種の情報は(往々にして)業務上敏感な情報なので、船舶の使用率について推定するのは難しい。ここでは、貨物容量使用率(CCU(lm))を90%として計算する。この値は、ハイエンドの1ビットとしてもよく、また、将来的にアップデートで75〜80%は変更し得る値である。こうして、1レーンメータあたりの船舶排出量を算出するに、1レーンメータあたりの割当率を算出すると、以下のごとく、0.056%という値となる。
レーンメータ容量(lm) 2000
貨物容量使用率 90%
使用中のレーンメータ(lm) 1800
1レーンメータごとの割当率 0.056%
ローパックス船は、乗客及び車両を運ぶものであり、通常、ある程度の数の乗客の要望によりオファーされる。実際には様々な種類の貨物を運ぶので、そのモジュール毎の比率の算出は難しい。比較的複雑でないデッキタイプのものを選んで、ACCEPTシステムにデータを当てはめて計算することとし、各船の排出量について、以下の手順で算出する。
1.車両搬送用デッキの数/「貨物」用デッキの総数
2.算出した車両用デッキの割合を、使用中のレーンメータ数で割る(RORO船と同様)。
ACCEPTシステムで、以下の船舶について計算する。
貨物ユニット
以下の貨物ユニットの搬送に関し、コンテナ船での搬送についてのデータを得るものとする。
20フィートコンテナ
40フィートコンテナ
ACCEPTシステムにおいては以下の二つの船舶様式が設定されている。
算出した排出量を、使用中のTEU位置の数で割り、以下の如き値を得た。
・BACKUP OF WORLDMAIL
・WEEKLY BILLING.
・BEFORE REPORTS.(SLIB REPORTS−BEFORE)
・GBB EXT/LISTNING.(MENU IMB315)
・SAVE ALL IBS files.(MANUAL TAR BACKUP)
・DAILY SAVE & REGULAR SHIPMENT.(MENU IBM305)
・ALLOCATE HANDLING FEE’S AND DISCOUNT’S.(MENU IBM330)
・REGULAR INVOICE PROCESSING.(MENU IBM330)
・A.IB.CPHが存在すれば、改名すべきである。
・CREATE STATISTIC SUMMARY FILE.(MENU IBM335)
・VARIOUS REPORTS.(MENU IBM335)
・COPY OF A.IB.T99
・SET PERIOD END DATE.(MENU IBM340)
・CHANGE PARAMETERFILE.(MENU IBM520)
・VARIOUS REPORT.(SLIB REPORTS−AFTER)
・E−MAIL TO ANNIE
・Capella tapes.
・Slet filer.
・MONTH END FILE HOUSEKEEPING.(MENU IBM340)
・MONTHEND FOR INBOUND.
・COPY OF A.IB.T98
・ISS MONTH−END.
・RMS FILE TRANSFER.
・T99 EXTRACT.
アクセスは、内外向けの企業のウェブサイトから行われものとし、また、北欧以外の国や領域にも容易に拡張し得るように構築されるべきである。
「外部アクセス」
顧客の使用権利範囲内で、企業内の他の個人への限られたアクセス権を得ることができる。たとえば、個人XXへのアクセス権を顧客番号99999及び88888にのみ付与する等である。
「内部アクセス」
従業者の使用権利範囲内で、企業内の他の個人への限られたアクセス権を得ることができる。たとえば、個人XXへのアクセス権を顧客番号99999及び88888にのみ付与する等である。
このようなセキュリティは、アプリケーションを制御する基本表を維持する権利を誰が保持するかを特定することにも使用することができる。
<概説>
顧客がログインして自分の排出物データを閲覧したい場合には、以下のステップをとることができる。
1.企業の公式ウェブサイトへの入り込み。
2.「排出物レポート」へのリンクの選択。
3.ユーザのID及びパスワードの入力による権利認証。
4.ACCEPTの選択用ページの表示と選択基準の記入。
5.ACCEPTへの請求の送信。
6.情報の配信方法についての応答の受理。
企業のウェブサイトには、公開されたインターネットを介し、標準的なブラウザを用いて入り込むことができる。
<セキュリティ>
セキュリティ対象ではなく、ノーチェックの状態である。
図6において、本発明におけるこの段階の手順に係るプログラムを実行するコンピュータのデスクトップにおける画像を図示している。
ユーザがリンクをクリックすると、システムが、「排出物レポート」のスタートページを表示する。
<セキュリティ>
セキュリティ対象ではなく、ノーチェックの状態である。
図7において、本発明に係るこの段階の手順に係るプログラムを実行するコンピュータの図表ユーザ向けインタフェース(GUI)における画像を図示している。
ユーザがID及びパスワードを入力することにより、システムは、ユーザが「排出物レポート」へのアクセス権を有しているか否かをチェックし、さらに、ユーザがどのようなアクセス権を有しているかを認定する。
・ユーザのIDを承認するか拒否するか。
・今回のIDについて、顧客のどのIDが有効なのか。
・今回のIDについて、どのレポートが有効なのか。
・今回のIDについて、どの出力手段が有効なのか。
・今回について、ID管理権者がいるか。
<セキュリティ>
・ユーザのIDをパスワードに照らして評価する(他の制御でも可能?)。
・確定したパラメータに基づいてユーザの権利を設定する。
図8において、本発明におけるこの段階の手順に係るプログラムを実行するコンピュータのデスクトップにおける画像を図示している。
予め設定されたパラメータに基づき、ACCEPTの選択用ページでの選択がなされる。
・今回のIDに関して有効な顧客IDのリストを表示する。ローカルIDとグローバルIDとの間で選択がなされる。
ユーザは、希望の顧客IDをマークする。
・今回のIDについて有効なレポートのリストを表示する。
ユーザは、希望のレポートIDをマークする。
・選択した各リストについて、行・列よりなる表を構築可能である(任意。2〜3相)。
ユーザは、希望の列及び(または)行を選択する。
・今回のIDについて有効な出力手段(エクセル、ワード等)を表示する。
ユーザは、希望の出力フォーマットを選択する。
・顧客への出力送信に関するリストを表示する。たとえば以下のとおりである。
・電子メールでのレポート送信
・郵送でのレポート配達
・DHLでのレポート配達
ユーザは、希望の配達フォーマットを選択する。
<セキュリティ>
・ユーザの権利は、特定されたパラメータにより設定される。
・期間等、適合性に関するチェックがなされる。
図9において、本発明におけるこの段階の手順に係るプログラムを実行するコンピュータのデスクトップにおける画像を図示している。
顧客は、「ENTER」を押して、ACCEPTに請求書を送信する。
<セキュリティ>
・ユーザの権利は、特定されたパラメータにより設定される。
・期間等、適合性に関するチェックがなされる。
システムは、請求書を受理したことと、それをいかに配信するかについて確認する。
配信方法がオンラインレポートであれば、レポートを表示し、エクセルやワード等、適切なアプリケーションをスタートさせる。
<セキュリティ>
セキュリティ対象ではなく、ノーチェックの状態である。
<概説>
以下、船便での搬送時に、環境データの計算を必要とする未処理データをいかに集積するかのあらましについて説明する。
搬送業者の従業者は、ログインして自分の排出物データを調べたい時に、ACCEPTへの外部アクセスを用いて回線をつなぐ。
外部アクセスの場合と大きく異なる点は、内部ユーザの中には、排出物値に関する表等、排出物に関する計算を制御する基本表にアクセスしている者がいるということである。
図10において、本発明によるコンピュータプログラムの状態を示すデスクトップにおける画像を図示している。
さらに、環境データを検出したか否かをチェックする。ここでは、既定の環境データからの選択がなされるものである。
「コンピュータ」という用語は、限定的に解釈してはならない。要は、計算処理を実行するユニットなら何でもよいのであって、たとえば、ワークステーション、パソコン、あるいは計算や比較を実行するように構成されたマイクロコンピュータや回路等である。
これにより、確定された環境面での影響に関するデータを得ることができ、次に、この確定データをインタフェースコンピュータに転送する。
推奨例として、インタフェースコンピュータが、結果データを、仕分けインストレーションにおける結果記録用メモリに転送する。
好ましくは、自己識別コードを物理対象に添付して、更新した宛先を正しい物理対象に関連付ける。
自己識別コードは、各物理対象を関連の環境必須データに関連付けることができる。特に推奨例として、この関連付けを、物理対象に印刷した自己識別コードの検出により行うものである。
さらには、自己識別コードを、環境必須データとともに(あるいはそれに代えて)、物理対象に印刷するのが好ましい。
2.輸送手段の燃料消費量の計算
3.輸送手段/エンジンの形式に基づく排出量の計算
4.貨物容量に基づく単位あたり排出量の計算及び因数代入
5.結果としての、関連の設備からの排出量の計算
外部のウェブ上の商品を用いた各処理件(※1)について、距離を計算し、さらに、これに重量をかけて、輸送に関する仕事量(トン×km)を求める。これに基づき、「輸送体制上の平均値」を算出でき、顧客それぞれの計算に宛てることができる。詳しくは、付記事項F:現状のビジネス処理マップを参照のこと。
(※1・・・スウェーデンでの経験上、ある顧客については、1クォーターあたり20000以上の処理件数を有することもある。)
a.「レベル3」の輸送体制上の平均値をもとに計算する。
b.異なる輸送手段形式やその国での輸送業務全体に対する関係を知ることにより、輸送体制上の平均値を求める。
これに基づき、「輸送体制上の平均値」を算出でき、顧客それぞれの計算に宛てることができる。詳しくは、付記事項F:現状のビジネス処理マップを参照のこと。
c.「レベル6」の各輸送手段に基づく計算を行う。
これらの計算は全てACCEPT上の値である。レベル6とは、輸送体制全体の制御を、輸送手段レベルまで下げるツールを要求するものであり、NTMのレベル3に基づく詳細な計算を行うことができ、また、第三者にて評価可能なものである。
<輸送>
輸送に関する計算は以下のとおりであり、同じモデルが道路輸送にも空輸にも適用される。なお、道路輸送について計算する場合、排出量が日によって変化する場合もある。
顧客の排出量=((容積重量/(最大積荷重量×代入した因数))×(排出量既定値+排出量変動値×距離))×燃料消費量
「燃料消費量」:輸送手段、輸送手段形式、あるいはそれ以外の包括的なパラメータ、の順で集計される値である。
容積重量/(最大積載重量×代入した因数)
排出量固定値+排出量変動値×距離
ACCEPTにおいて、必要な改良が継続されているか監視するため、実用品位について計画する。
この段階の手順に関し、二とおりのレベルが使用される。
・レベル3:包括的データに基づくもの。
・レベル6:詳細な輸送手段データに基づくもの。
包括的データによるレベル3を用いる。レベル3を用いての計算を生産システムから集積し、その輸送仕事量を計算する。算出した輸送仕事量を、その国で用いられる輸送体制全体からの排出量計算より割り出した、より包括的な排出量関連因数と掛け合わせる。
一例として、スウェーデンでは、使用される様々な輸送手段形式を各行に記す表5−5上の数字が用いられる。
一例として、スウェーデンはこのように、様々な輸送手段形式を各行で表す表中の数字を使用する。
各輸送手段形式について、終了済の輸送仕事量の総和を、絶対単位標記の「トン・km」と、「%」とで表す。
最大積載重量を、DHLにおける使用に関する因数とかけることにより、定格積載量(トン)としての容量が算出される。この表ではNTM標準値が示されている。
NTM値より燃料消費率が算出される。
レベル6を用いて、生産システムより、業務案件とデータを集積し、輸送仕事量について計算し、算出した輸送仕事量と、欧州車分類を考慮しての特定の使用輸送手段、燃料消費量、使用比率等とを掛け合わせ、要求度の高い顧客からの要望に対応する高度の計算を行う。レベル6での計算は、ACCEPTに、使用される環境項目等の、輸送手段関連データを供給可能なサブシステムを要する。
実際の生産環境では、計算方法はレベル3からレベル6まで変動するものであり、結果の質については、レベル3よりは高質であるが、純粋なレベル6よりは劣る。生産業からの取引については、レベル6をいつも必要とするわけではないので、COSP等の報告で必ずしも輸送手段が特定されるわけではない。
所定の顧客について、その輸送路によっては、全ての輸送取引内容が十分に詳細であれば、純粋にレベル6の質の計算結果を得られるだろう。
空輸における排出物の計算は、実際の輸送業務分についてなされる。空輸業務は、起点地分と目的地分とがあるが、途中での業務というものは存在しない。したがって、ACCEPTでは、CSDという表を用いる。この表は、輸送業務に関する様々な異なる行程について、それが計画されるたびに特定するものであり、計画からのずれがあれば、ACCEPTでは取り扱われなくなる。一つの輸送業務について5つの行程があるとすると(実際にはこのようなことはまれである)、ACCEPTは、最終の起点地から目的地までの最終行程を計算する。
レベル3を用いての計算を生産システムから集積し、その輸送仕事量を計算する。算出した輸送仕事量を、その国であるいはDHLヨーロッパで用いられる輸送体制全体からの排出量計算より割り出した、より包括的な排出物関連因数と掛け合わせる。
レベル6を用いて、生産システムより、業務案件とデータを集積し、輸送仕事量について計算し、算出した輸送仕事量と、航空機形式を考慮しての特定の使用輸送手段、燃料消費量、使用比率等とを掛け合わせ、要求度の高い顧客からの要望に対応する高度の計算を行う。レベル6での計算は、ACCEPTに、特定の領域、特に、スウェーデン等の国で使用される環境項目等の、輸送手段関連データを供給可能なサブシステムを要する。
鉄道輸送上の排出量については、ACCEPTが最初に世に出された時の範疇には入っていない。計算は、NTM方式及び数値を用いて、陸輸、空輸の場合と同様にしてなされる。主な取り組みとしては、おそらく、輸送列車のどの部分が用いられているかという情報を回収する点にあるだろう。
<海上輸送による排出量の計算>
海上輸送上の排出量については、ACCEPTが最初に世に出された時の範疇には入っていない。計算は、適切な方式及び数値を用いて、陸輸、空輸の場合と同様にしてなされる。
ACCEPTレポートに見られる値は以下のとおりである。
CO 一酸化炭素
CO2 二酸化炭素
HC 炭化水素
NOX 窒素酸化物
PM 粒子状物質
SO2 二酸化硫黄
エネルギー 単位をkWhとする使用総量
原子核系と化石燃料系とに分類される。
トン・km 行われた輸送仕事量
kKm 輸送手段を駆動した距離総数
数 輸送業務分
kKg 取り扱った重量総数
各事項について示した値は、さらに実用に則した単位で表してもよい。たとえば、排出量について、グラムとせず、kgで表現することでさらに実用的なもるとなり得る。単位の設定は、パラメータの設定によりなされる。
ACCEPTを用いる場合、既存の生産システムに対しての外部インタフェースが必要である。ユーザからの要求に応じて、アップデートの頻度は、毎月よりも少ない。
図12は、異なる操作システムからの取引案件を、特定のインタフェースを介してどのように管理するかを示すのであり、取引案件は、詳細なデータベースに載せられるまでにアップデートされ、修正され、評価される。このデータベースをもとに、具体的にレポートが作成される。
空輸については国際的な方策が確立されており、各案件についてACCEPTの操作で容易に配送することができ、一つの国で契約がなされると、他の全ての国について簡単にその契約への関連付けがなされる。
これらの契約の取扱については、ブラッセルのDHL航空業務部で、eメールまたはインターネット(CSD)上の情報で、手動操作によりなされている。
なお、アップデートで受け付けられなかった契約についてはログファイルに記録され、エラーメッセージを発する。エラーが修正されるとアップデートされる。
さらに詳しい説明については、「付記L:空輸からの陸上輸送に関するアップデート」を参照されたい。
道路輸送の契約については事情がより複雑になる。多くの国では独自のシステムがあり、おそらくは、それぞれに独自のインタフェースを有している。インタフェースを特定してコストを見積もるためには、各国で事前の検討が必要である。
ACCEPTは、できるかぎりの柔軟な構成としている。すなわち、全てのインタフェースが、入力システムを増加してもよいように構成されており、上記の事前検討としては、地方の生産システムをどのようにインタフェース化するか、また、インタフェースの大半を、サービス業者側とするかACCEPT側とするかといった内容が挙げられるだろう。
複数のシステムに対するインタフェースの管理は、上述の如くインタフェースによるものとしている。その目的は、ACCEPTが配達物を監視しシステムをアップデートするという管理を行うことにより、異なったサービスシステムが自分たちのACCEPTへの配送について自動化することである。操作の間、取引についてはCDを介してやりとりされるが、永続的な解決手段として、これは、ここでいう「アウトエリア(OutArea)」でなされるようになるだろう。
論理ノードは、コンピュータネットワーク内に一体化可能なものであればどのようなものでもよい。コンピュータ、パーソナルデジタルアシスタンス(PDAs)、携帯電話、その他の様々なネットワークアプリケーションがこのようなノードとなり得る。
IP(インターネットプロトコル)ネットワーク上では、論理ノードは、IPアドレスを有している装置であればどのようなものでもよい。
論理ノードは、しばしば、ハブ、論理上の行路選択器(ルータ)、或いはネットワークスイッチにより接続される。
また、有形の(物理的な)行路選択器(ルータ)と組み合わせ可能で、他の行路選択器または受取ステーションへの輸送上のパラメータに関する決定を下すことのできる論理ノードもある。この論理ノードの特徴として、論理ノードが物理的行路選択器ごとに割り当てられ、その決定が環境データに基づいてなされる。
区間(レッグ)決定及び(または)物理対象の実施例については、常に、データの代表を取り出す機能と組み合わせ可能となっている。
本発明の各部分については、ともに使用することもできるし、また、別個に使用することもできる。
特に、本発明において、輸送手段、物理的行路選択器、コンピュータプログラムあるいはコンピュータプログラム製品を、本発明の他の部分から独立して、あるいは該他の部分のうちの一以上と組み合わせて用いると特に有効である。
Claims (12)
- 少なくとも一つの物理対象を発送ステーションから受取ステーションへと輸送する方法であって、輸送は少なくとも一つの物理的行路選択器を介して行われ、該行路選択器は、以後の、他の物理的行路選択器または該受取ステーションへの輸送に関するパラメータについての決定を行うものとした方法において、
環境データを参照して前記の以後の搬送に関するパラメータについての決定を行うにおいて、該物理対象を取り扱い移動させるための情報を作成し、かつ/または、実行することを特徴とする物理対象の輸送方法。 - 前記の環境影響データが前記物理対象に付随することを特徴とする請求項1記載の物理対象の輸送方法。
- 前記の環境必須データを前記物理対象に携行させることを特徴とする請求項1または2記載の物理対象の輸送方法。
- 環境影響データの少なくとも一部がコンピュータに備わっており、該コンピュータが、前記の物理的行路選択器の機能を発揮することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の物理対象の輸送方法。
- 前記の物理的行路選択器にコンピュータが接続されるものであり、該コンピュータが、輸送手段における環境影響データを、前記物理対象の輸送関連パラメータに組み合わせ可能としていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の物理対象の輸送方法。
- 少なくとも一つの物理対象を発送ステーションから受取ステーションへと輸送し、該輸送は少なくとも一つの物理的行路選択器を介して行われ、該行路選択器は、以後の、他の物理的行路選択器または前記受取ステーションへの輸送に関するパラメータについての決定を行うものとし、少なくとも一つの物理対象を取り扱い、かつ/または移動させるために、環境データを用いることを特徴とする物理対象輸送用の輸送システム。
- 少なくとも一つの物理的行路選択器を貨物取扱センタに配設することを特徴とする請求項6記載の輸送システム。
- 少なくとも一つの物理対象を発送ステーションから受取ステーションへと輸送し、該輸送は少なくとも一つの物理的行路選択器を介して行われ、該物理的行路選択器は、以後の、他の物理的行路選択器または該受取ステーションへの輸送に関するパラメータについての決定を行うものとし、当該輸送の環境データを算出して表示することを特徴とする物理対象輸送用の輸送システム。
- 輸送手段の環境に関する性能データをコンピュータまたは論理ノードに送信する手段を備えていることを特徴とする輸送手段。
- 他の物理的行路選択器または受取ステーションへの輸送に関するパラメータについて決定する機能を有するものであって、該物理的行路選択器には論理ノードが割り当てられており、当該決定を、環境データについて行うことを特徴とする物理的行路選択器。
- 物理対象の輸送についてのメッセージを制御可能なコンピュータプログラムであって、該輸送は少なくとも一つの物理的行路選択器を介して行われ、該物理的行路選択器は、以後の輸送に関するパラメータについての決定を行うものにおいて、該コンピュータプログラムは、環境データをもとに前記決定を行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求項11記載のコンピュータプログラムを有し、論理ノードにロード可能であることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
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