JP2009520133A - ポリオレフィン繊維を延伸するための加熱装置および方法 - Google Patents

ポリオレフィン繊維を延伸するための加熱装置および方法 Download PDF

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Abstract

ポリエチレン繊維など超高分子量ポリオレフィン繊維を延伸するのに有用な加熱装置および方法。この加熱装置は、ロールの第1のセットと、複数の整列されたオーブンとを含む。この装置は、オーブンの出口部でロールの第2のセットを含み、それらのロールは、ポリオレフィン繊維の所望の延伸をもたらすようになされる。この装置および方法は、好ましくは4つまたは6つの水平オーブンを使用して、加熱された環境内で単一の延伸ステップを実現する。

Description

本発明は、ポリオレフィン繊維を延伸するための加熱装置、およびそのような繊維を延伸するための方法に関する。
(関連出願の相互参照)
本願は、2005年12月20日に出願された米国特許仮出願第60/751,895号の利益を主張する。
ゲルスパン(gel−spun)ポリエチレン繊維など、高テナシティ(高引っ張り強さ)のポリオレフィン繊維が当技術分野で知られている。超高分子量ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(ブテン−1)、ポリ(4−メチル−ペンテン−1)、それらのコポリマー、ブレンド、付加化合物を含む。これらは、超高分子量ポリオレフィンから、またポリエチレンの場合には超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)から調製される。そのような繊維の調製および延伸については、米国特許第4,413,110号、第4,430,383号、第4,436,689号、第4,536,536号、第4,545,950号、第4,551,296号、第4,612,148号、第4,617,233号、第4,663,101号、第5,032,338号、第5,246,657号、第5,286,435号、第5,342,567号、第5,578,374号、第5,736,244号、第5,741,451号、第5,958,582号、第5,972,498号、第6,448,359号、第6,969,553号、および米国特許出願第2005/0093200号を含めて、様々な特許文献に記載されており、これらの開示は、本明細書と不適合でない範囲で、参照により本明細書に明示的に組み込まれる。また、繊維を延伸するためのオーブンは、米国特許出願第2004/0040176号に開示されている。
UHMWPE糸は、衝撃吸収製品および耐衝撃(ballistic resistant)製品など、多数の応用例で有用である。これらは、防弾服、ヘルメット、航空機のシールド(遮蔽体)、および複合スポーツ用具を含む。また、釣り糸、帆、ロープ、縫合糸、織物にも有用である。
典型的な延伸構成では、ゲルスパン繊維は、超高分子量ポリエチレンの溶液から紡糸し、その溶液フィラメントをゲル状態に冷却し、次いで紡糸溶液を除去することによって調製される。次いで、紡糸後の繊維は、高度に配向された状態に延伸される。延伸作業では、一般に、まず紡糸後の繊維が、加熱されたロールの第1のスタックに供給され、次いで1つまたは複数(一般に4つ)のオーブンを介し、次いで加熱されたロールの第2のスタックに供給され、次いで1つまたは複数(一般に2つ)の追加のオーブンに供給され、最後に加熱されたロールの第3のスタックに供給されてから、繊維または糸が巻き上げられる。オーブン内の温度および温度プロファイルが調整されるようにロールの速度および温度が調整され、繊維または糸における所望の延伸比および製品特性を得る。この構成によれば、繊維は、2段階の延伸作業にかけられる。
そのような構成では優れた品質の繊維および糸が生産されているが、複数の加熱ゾーンおよび複数のロールのセットにより作業全体にコストがかかり、スループットが制限される。運用するのにそれほどコストがかからず、より高速で延伸繊維または糸をもたらすことができる、ポリエチレン繊維用のオーブン構成を提供することが望ましいであろう。
本発明によれば、超高分子量ポリオレフィン繊維を延伸するのに有用な加熱装置であって、
ロールの第1のセットと、
ロールの第1のセットに隣接する1つの端部、および反対側の端部を有する複数の整列されたオーブンと、
複数のオーブンの反対側の端部に隣接するロールの第2のセットとを備え、ロールの第1および第2のセットが、ポリオレフィン繊維の所望の延伸をもたらすようになされた、加熱装置が提供される。
また、本発明によれば、超高分子量ポリオレフィン繊維を延伸するための方法において、
繊維を加熱装置に通すステップであって、加熱装置が、
ロールの第1のセットと、
ロールの第1のセットに隣接する1つの端部、および反対側の端部を有する複数の整列されたオーブンと、
ロールの第1のセットと、
複数のオーブンの反対側の端部に隣接するロールの第2のセットと、を備え、ロールの第1および第2のセットが、ポリオレフィン繊維の所望の延伸をもたらすような条件下で動作される、ステップと、
ロールの第1のセットとロールの第2のセットとの間で、所定の延伸比にて繊維を延伸するステップと、を含む方法が提供される。
ロールの第2のセットを省き一連の水平オーブンを設けることによって以前の延伸構成を修正することにより、望ましい特性を有する、ポリエチレン繊維などポリオレフィン繊維を、より少ない資本支出、より少ない事業費で、またより大きなスループットで得ることができることが分かった。そのような繊維もまた、改善された特性を有する。
本発明の好ましい実施形態の、以下の詳細な説明、および添付の図面を参照すれば、本発明についてより完全に理解され、他の利点が明らかになるであろう。
本発明は、超高分子量ポリオレフィン繊維を延伸するための加熱装置、およびそのような繊維を延伸するための方法を含む。
本発明では、繊維は細長体であり、その長さ寸法は、幅および厚さの横断方向寸法よりはるかに大きい。したがって、「繊維」という用語は、1つまたは複数のモノフィラメント、マルチフィラメント、リボン、ストリップ、ステープル、または規則的もしくは不規則な断面を有する裁断された繊維、切断された繊維、もしくは不連続な繊維などの他の形態を含む。「繊維」という用語は、複数の、前述のもののいずれか、またはそれらの組合せを含む。糸は、多数の繊維またはフィラメントで構成された撚り糸である。
本明細書において有用な繊維の断面は、広範に変わる可能性がある。それらは、断面が円形、平坦、または長楕円形とすることができる。また、繊維の直線軸または長手方向軸から突出する1つまたは複数の規則的または不規則な突片(lobe)を有する、不規則または規則的な多突片断面のものであってもよい。繊維は、実質的に円形、平坦、または長楕円形断面のものであることが好ましく、実質的に円形であることが最も好ましい。
本発明において有用な超高分子量ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(ブテン−1)、ポリ(4−メチル−ペンテン−1)、それらのコポリマー、ブレンド、付加化合物を含む。これらのポリマーは、典型的には、デカリン内において135℃で測定されたとき、約5〜45dl/gの固有粘度を有する。
好ましくは、延伸しようとする供給糸は、約8〜40dl/g、より好ましくは約10〜30dl/g、最も好ましくは約12〜30dl/gの、デカリン内での固有粘度を有するポリエチレンを含む。好ましくは、延伸しようとする糸は、数千個の炭素原子当たり約1個未満のメチル基、より好ましくは数千個の炭素原子当たり0.5個未満のメチル基、および約1重量%未満の他の成分を有するポリエチレンを含む。超高分子量ポリオレフィンは、酸化防止剤、熱安定剤、着色剤、流れ促進剤、溶媒など、少量、概して約5重量パーセント未満、好ましくは約3重量パーセント未満の添加剤を含有することができる。
本発明の方法において延伸しようとするゲルスパンポリエチレン繊維は、予め延伸されていても、本質的に延伸されていない状態にあってもよい。ゲルスパンポリエチレン供給糸を形成するための方法は、たとえば米国特許第4551296号、第4663101号、第5741451号、第6448659号のいずれかで述べられている方法の1つとすることができる。
ポリエチレンの場合には、好適な繊維は、少なくとも約150,000、好ましくは少なくとも約100万、より好ましくは約200万と約500万の間の重量平均分子量の繊維である。高分子量ポリプロピレン繊維の場合には、これらは少なくとも約200,000、好ましくは少なくとも約100万、より好ましくは少なくとも約200万の重量平均分子量を有することができる。
供給糸のテナシティは、ASTM D2256−97によって、10インチ(25.4cm)のゲージ長で、また100%/分の歪み速度で測定して、約2〜76、好ましくは約5〜66、より好ましくは約7〜51グラム/デニール(g/d)に及ぶことができる。
以下の説明では、一般にポリエチレン繊維が参照されるが、そのような開示が他のポリオレフィン繊維にも当てはまることを理解されたい。
図1を参照すると、超高分子量ポリエチレン糸のための典型的な延伸作業10が概略図で示されている。糸12は、ソース(図示せず)から供給され、ロール16の第1のセット14を通過する。これらのロールは、典型的には、所望の温度に加熱される。ロールを出る糸18は、それらの2つ20、22だけが示されている4つの隣接する水平オーブンに供給される。これらのオーブンは、熱風循環炉とすることができる。次いで、オーブンの第1のセットを出る糸24は、ロール28の第2のセット26を通過し、糸30として延伸される。次いで、糸30は、やはり熱風循環炉とすることができるさらに2つの隣接するオーブン32、34に供給され、次いで、オーブン34を出る糸36は、ロール40の第3のセット38に供給され、再び所望の量に延伸される。次いで、仕上げられた糸42は、巻上げステーション(図示せず)に供給される。ロールの3つのセットを使用することにより、繊維は、2段階の延伸作業にかけられる。
図2を参照すると、本発明の加熱装置110が概略図で示されている。超高分子量ポリエチレン糸112は、ソース(図示せず)から供給され、駆動ロール116の第1のセット114を通過する。これらのロールは、加熱されることを必ずしも要しないが、最初の数個のロールが加熱されず、残りのロールが、延伸の前に繊維を予備加熱するように加熱されることが好ましい。図2には合計7つのロールが示されているが、ロールの数は、所望の構成に応じてそれより多くても少なくてもよい。糸118は、6個の隣接する水平オーブン120、122、124、126、128、130に供給され、それらのオーブンすべてが熱風循環炉であることが好ましい。糸は、オーブン内で支持されないことが好ましい。次いで、最後のオーブン130を出る糸132は、駆動ロール136の第2のセット134を通過し、仕上げられた糸138に延伸される。ロール136の第2のセット134は、仕上げられた糸が、その配向および形態(morphology)を保存するように、張力下で少なくとも約90℃未満で冷却されるように低温にすべきである。第2のセット134内のロールの数は、図2に示されているような7より多くても少なくてもよく、第1のロールセット114内のロールの数と同じでも異なるものでもよい。次いで、第2のロールセット134を出る糸138は、巻上げステーション(図示せず)に供給される。ロールの2つのセットだけを使用することにより、繊維は、単一の段階の延伸作業にかけられる。繊維は、第1のロールセット114と第2のロールセット134との間で延伸される。繊維がオーブン内で支持されることを必要としないように、張力が調整される。したがって、オーブンは様々であっても、オーブン内にアイドラロールまたは他の支持デバイスが必要とされない。
図2に示されている本発明の実施形態は、ロールの2つのセットが必要とされるにすぎない、より単純な設計であることがわかる。典型的な装置の、ロールの中間のセットが省かれており、それが2つの追加の熱風炉に置き換えられている。さらに、ロールの入口セットすべてを加熱することは必要とされず、オーブン入口に最も近いロールだけを加熱することができる。たとえば、9個セットのロール構成を有する一実施形態では、オーブン入口に最も近い最後の3つのロールだけが加熱されることが好ましい。
代替の実施形態では、中央オーブン(124、126)が加熱装置に含まれず、典型的な構成のロールの中間セットが省かれ、合計4つの水平オーブン(120、122、128、130)だけが使用される。
本発明の加熱装置内で使用されるオーブンの数およびサイズは、変わる可能性がある。好ましくは、水平に整列された4つまたは6つのオーブンがある。これらのオーブンは、長さが変わる可能性がある。たとえば、各オーブンは、長さ約10〜約16フィート(3.05〜4.88メートル)、より好ましくは長さ約11〜約13フィート(3.35〜3.96メートル)とすることができる。それらの幅は、任意の好適な幅とすることができる。
熱画像測定および糸速度測定により、典型的な延伸工程では、ロールの第1のセットによって加熱される糸は、オーブンの第1のセット(オーブン20、22)に到達する前に、すでに冷めていることが判明している。その結果、第1のオーブンセットの一部は、糸を延伸するためではなく、糸を加熱するために使用される。ロールの第2のセット26が再び糸を加熱するが、糸は、オーブンの第2のセット(オーブン32、34)に到達する前に、すでに冷め始めている。同様に、第2のオーブンセットの一部は、糸を延伸するためではなく、糸を加熱するために使用される。糸が加熱、冷却、加熱、冷却ステップにかけられるこの工程は、高い最大抗張力(UTS)、高テナシティ、高い弾性率を得るために必要とされる高い延伸比を達成するのに望ましいほど効率的でないことが判明している。さらに、ロールの3つのセットを必要とするため、操業収率が減少し、資本コストが増大する。
ロールの中間セットを省くことにより、糸は典型的な工程での加熱、冷却、加熱、冷却というステップを受けないでよいことが判明している。むしろ糸は、糸の連続延伸に必要とされる熱を維持する。したがって、糸をより高速で生産することができ、糸は、改善されたテナシティ、弾性率、最大抗張力を有することができる。また、直線配列されたオーブン構成が運転効率を増大する。
この加熱装置は、ロールの2つのセットを使用するだけで、加熱下で繊維または糸の連続的な、単一の段階の延伸を可能にすることがわかる。さらに、本発明の装置および方法は、破断フィラメントの可能性を低減するために、最大延伸比から離れて繊維を延伸するように運用することができる。
この加熱装置を介する糸の温度および速度は、望むように変えることができる。たとえば、1つまたは複数の、温度制御されたゾーンがオーブン内に存在してもよく、各ゾーンが、約125℃〜約160℃、より好ましくは約130℃〜約150℃の温度を有する。好ましくは、ゾーン内の温度は、±2℃未満(合計4℃未満)、より好ましくは±1℃未満(合計2℃未満)しか変動しないように制御される。
糸を延伸すると熱が発生する。糸とオーブン空気の間で効果的に伝熱させることが望ましい。好ましくは、オーブン内の空気循環は、乱流状態にある。糸の付近における時間平均された気流速度は、好ましくは約1〜約200メートル/分、より好ましくは約2〜約100メートル/分、最も好ましくは約5〜約100メートル/分である。
上記で指摘したように、加熱装置110内の糸経路は、様々なオーブンの入口から出口にかけてほぼ直線であることが好ましい。糸の張力プロファイルは、様々なロールの速度を調整することによって、またはオーブン温度プロファイルを調整することによって調整することができる。糸の張力は、連続する駆動ロールの速度間の差を増大する、またはオーブン内の温度を下げることによって増大させることができる。好ましくは、オーブン内の糸の張力は、ほぼ一定である、またはオーブンからオーブンにわたって増大しつつある。
典型的には、延伸しようとするゲルスパンポリエチレン糸の複数のパッケージが、クリール上に配置される。複数の糸の端部が、クリールから平行で、延伸オーブン内への供給速度を設定するロールの第1のセットを介し、そこからオーブン群を介し、糸の出口速度を設定する、また張力下で糸を冷却するロールの第2のセットに供給される。冷却中の糸の張力は、糸を、熱収縮を無視してその延伸長さで保持するのに十分に維持される。
繊維の延伸比全体は、繊維の所望の特性に応じて変わる可能性がある。たとえば、延伸比は、約1.1:1〜約15:1、より好ましくは約1.2:1〜約10:1、最も好ましくは約1.5:1〜約10:1に及ぶことができる。
本発明の加熱装置を介した繊維の速度もまた、変わる可能性がある。たとえば、ロールの第2のセットの速度によって測定される典型的なライン速度は、約20〜100メートル/分、より好ましくは約30〜約50メートル/分とすることができる。また、ライン速度は、糸の所望のデニールによって決まる。
本発明の装置および方法は、高テナシティ繊維を生産するのに有用である。本明細書では、「高テナシティ繊維」という用語は、約7g/d以上のテナシティ(引っ張り強度)を有する繊維を意味する。好ましくは、これらの繊維は、ASTM D2256によって測定して、少なくとも約150g/dの初期引張弾性率、および少なくとも約8J/gの破断エネルギー(energies−to−break)を有する。本明細書では、「初期引張弾性率」「引張弾性率」「弾性率」という用語は、糸に関してASTM2256によって測定される弾性率を意味する。
形成技法、延伸比および温度、ならびに他の条件に応じて、様々な特性をこれらの繊維に与えることができる。ポリエチレン繊維のテナシティは、少なくとも約7g/d、好ましくは少なくとも約15g/d、より好ましくは少なくとも約20g/d、さらに好ましくは少なくとも約25g/d、最も好ましくは少なくとも約30g/dである。同様に、Instron張力試験機によって測定される繊維の初期引張弾性率は、好ましくは少なくとも約300g/d、より好ましくは少なくとも約500g/d、さらに好ましくは少なくとも約1,000g/d、最も好ましくは少なくとも約1,200g/dである。最も好ましい実施形態では、延伸後の繊維は、少なくとも約35g/dのテナシティ、および少なくとも約1,200g/dの弾性率を有する。多数のフィラメントは、それらのフィラメントが形成されたポリマーの融点より高い融点を有する。したがって、たとえば、約150,000、約100万、約200万の分子量の高分子量ポリエチレンは、概して138℃のバルクでの融点を有する。これらの材料製の非常に配向されたポリエチレンフィラメントは、約7℃〜約13℃高い融点を有する。したがって、融点のわずかな上昇は、結晶の完全さ、およびバルクポリマーに比較して高い結晶配向を反映している。
得られる糸は、約50〜約3000デニール、より好ましくは約75〜約2000デニールなど、任意の好適なデニールを有することができる。細いデニール製品の例には、75、100、130、150、180、215、375、435デニールのものが含まれる。高デニール製品の例には、900、1100、1300デニールのものが含まれる。供給糸のデニールは、糸の所望のデニールに応じて選択される。たとえば、1300デニールの糸を生産するためには、供給糸は、2400デニールとすることができ、したがって、延伸比は1.85:1である。375デニール製品を生産するためには、供給糸は、約1.73の延伸比で、650とすることができる。
本発明の装置および方法によって生産される糸は、そのような糸が適している様々な応用例で使用することができる。それらの糸は、ボディアーマ(防弾服(防弾チョッキなど))、ヘルメット、航空機のシールド(遮蔽体)およびシート、複合スポーツ用具など衝撃吸収製品および耐衝撃製品に、また、釣り糸、帆、ロープ、縫合糸、織物(たとえば、織布、編み物、編み組、または不織布)に有用である。典型的な不織布は、配向された糸の単方向アレイを含む。そのような糸から形成される織物は、マトリクス樹脂と共に使用することができる。糸は、他のタイプの糸、すなわち高強度の糸とも従来の強度の糸ともブレンドすることができる。
以下の非限定的な実施例は、本発明をより完全に理解するための提示されている。本発明の原理を例示するための述べられている特定の技法、条件、材料、特性、および報告されているデータは、例示的なものであり、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
(比較対象)
図1に示されているように、ロールの第1のセット、中間の、ロールの第2のセット、およびロールの第3のセットを有し、4つのオーブンの第1のセットと2つのオーブンの第2のセットとを含むオーブン構成で、超高分子量ポリエチレン繊維が2段階延伸で延伸される。
各オーブンの長さは12フィート(3.66m)であり、その結果、4つのオーブンの第1のセットは、合計48フィート(14.63m)になり、オーブンの第2のセットは、合計24フィート(7.32m)になる。
ロールの温度は、第1のセット=125℃、第2のセット=125℃、第3のセット=25℃である。オーブンの第1および第2のセットの温度は、150℃である。
開始デニールは2400であり、最終デニールは1100である。延伸比は2.2:1である。ロールの第1のセットの速度は16m/分であり、第2のセットの速度は26m/分であり、ロールの第3のセットの速度は34m/分である。
得られる繊維のテナシティは、35〜37g/dであり、初期引張弾性率は1150〜1200g/dである。
この実施例では、図2に示されているように、6つの水平に整列されたオーブンのセットを含むオーブン構成で、超高分子量ポリエチレン繊維が単一の段階の延伸で延伸される。ロールの2つのセット、すなわち入口セット(第1のセット)および出口セット(第2のセット)だけが使用される。
各オーブンの長さは12フィート(3.66m)であり、その結果、6つのオーブンの合計の長さは、72フィート(21.95m)である。
ロールの第1のセットは125℃の温度を有し、ロールの第2のセットは25℃の温度を有する。各オーブンの温度は、150℃である。
開始デニールは2400デニールであり、最終デニールは1100デニールであり、延伸比2.1:1である。ロールの第1のセットの速度は20m/分であり、ロールの第2のセットの速度は44m/分である。
得られる繊維のテナシティは、37〜39g/dであり、初期引張弾性率は1250〜1300g/dである。
実施例2で使用され、実施例2のように動作される加熱装置は、実施例1のオーブン構成の繊維より高いテナシティおよび弾性率の繊維をもたらすことがわかる。また、実施例2のライン速度は実施例1より著しく高く、その結果、工程の生産性が増大している。
本発明は、ポリエチレン繊維および糸など、延伸された超高分子量ポリオレフィン繊維および糸を形成するための装置および方法を、コスト効果的かつ運用しやすい形でもたらすことがわかる。得られる糸は、様々な、要求の多い応用例で有用となる望ましい特性を有する。
以上、本発明について非常に詳細に述べたが、そのような詳細には厳密に固執しなくてもよいこと、また当業者には、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内にすべて入るさらなる変更および修正形態が思いつくことを理解されたい。
ポリエチレン繊維の延伸において使用される典型的なオーブン構成の概略図である。 超高分子量ポリエチレン繊維の延伸で有用な、本発明のオーブン構成の概略図である。

Claims (31)

  1. 超高分子量ポリオレフィン繊維を延伸するのに有用な加熱装置であって、
    ロールの第1のセットと、
    ロールの前記第1のセットに隣接する1つの端部、および反対側の端部を有する複数の整列されたオーブンと、
    前記複数のオーブンの前記反対側の端部に隣接するロールの第2のセットと、を備え、ロールの前記第1および第2のセットが、前記ポリオレフィン繊維の所望の延伸をもたらすようになされた、加熱装置。
  2. 前記繊維が超高分子量ポリエチレン繊維を含む、請求項1に記載の加熱装置。
  3. ロールの前記第1のセットの一部分だけが加熱される、請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記オーブンが熱風循環炉である、請求項1に記載の加熱装置。
  5. 少なくとも4つの水平に整列されたオーブンを備える、請求項1に記載の加熱装置。
  6. 少なくとも6つの水平に整列されたオーブンを備える、請求項1に記載の加熱装置。
  7. 前記繊維が、加熱装置内で、単一段階で延伸される、請求項1に記載の加熱装置。
  8. ロールの前記第1のセットおよび前記第2のセットのそれぞれが7つのロールを備える、請求項2に記載の加熱装置。
  9. ロールの前記第1のセットおよび前記第2のセットのそれぞれが9つのロールを備える、請求項2に記載の加熱装置。
  10. 前記繊維を、前記オーブンを通してほぼ直線で移送させるための手段を含む、請求項1に記載の加熱装置。
  11. ロールの前記第1および第2のセットが、加熱装置内のロールだけを含む、請求項1に記載の加熱装置。
  12. 超高分子量ポリオレフィン繊維を延伸するための方法において、
    前記繊維を加熱装置に通すステップであって、前記加熱装置が、
    ロールの第1のセットと、
    ロールの前記第1のセットに隣接する1つの端部、および反対側の端部を有する複数の整列されたオーブンと、
    前記複数のオーブンの前記反対側の端部に隣接するロールの第2のセットと、を備え、ロールの前記第1および第2のセットが、前記ポリオレフィン繊維の所望の延伸をもたらすような条件下で動作される、ステップと、
    ロールの前記第1のセットとロールの前記第2のセットとの間で、所定の延伸比にて前記繊維を延伸するステップとを含む方法。
  13. 前記繊維がポリエチレン繊維を含む、請求項12に記載の方法。
  14. ロールの前記第1のセットの一部分だけが加熱される、請求項12に記載の方法。
  15. 前記オーブンが熱風循環炉である、請求項12に記載の方法。
  16. 前記装置が、少なくとも4つの水平に整列されたオーブンを備える、請求項12に記載の方法。
  17. 前記装置が、少なくとも6つの水平に整列されたオーブンを備える、請求項12に記載の方法。
  18. 前記繊維を、前記加熱装置内で、単一の段階で延伸するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  19. ロールの前記第1のセットおよび前記第2のセットのそれぞれが7つのロールを備える、請求項13に記載の方法。
  20. ロールの前記第1のセットおよび前記第2のセットのそれぞれが9つのロールを備える、請求項13に記載の方法。
  21. 前記繊維が、前記オーブンを通してほぼ直線で移送される、請求項12に記載の方法。
  22. 前記繊維が、前記オーブン内でどの構造にも支持されない、請求項12に記載の方法。
  23. 前記繊維が、約1.1:1〜約15:1の延伸比に延伸される、請求項12に記載の方法。
  24. 前記繊維が、約1.2:1〜約10:1の延伸比に延伸される、請求項12に記載の方法。
  25. 約20〜約100メートル/分のライン速度で運用される、請求項12に記載の方法。
  26. 前記オーブン内の温度が、約125℃〜約160℃である、請求項12に記載の方法。
  27. 前記オーブン内の温度が、約130℃〜約150℃である、請求項12に記載の方法。
  28. ロールの前記第1および第2のセットが、前記加熱装置内のロールだけを含む、請求項12に記載の方法。
  29. 本方法から得られる繊維が、少なくとも約30グラム/デニールのテナシティを有する、請求項12に記載の方法。
  30. 本方法から得られる繊維が、少なくとも約35グラム/デニールのテナシティ、および少なくとも約1,200g/dの初期引張弾性率を有する、請求項13に記載の方法。
  31. 請求項12に記載の方法によって形成された製品。
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