JP2009519471A - ずれた放射線によるct検査 - Google Patents

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Abstract

コンピュータ断層撮影スキャナは、筐体と、少なくとも部分的に筐体内に配置され、スキャンされる物体を、筐体を通して進行方向に沿って移動させるように構成される運搬機と、筐体に接続され、スキャンされる物体を受容するように構成されるガントリと、ガントリに取り付けられ、進行方向の長さに沿って広がるX線ビームを提供するように構成されるX線源と、ガントリに取り付けられ、X線源からのX線を受けて検出するように構成され配置される検出器アレイとを含み、該検出器アレイは、アレイの幾何学的効率が約80%未満であるように、進行方向に互いに相対的にアレイ間隔距離だけずれており、該幾何学的効率は、検出器アレイの幅をアレイのピッチで割った値である。

Description

空港に設置されているものなどの検問所は、武器や爆発物などの禁制品のために、人々やパッケージをスクリーニングする。そのような検問所では、種々の技術が使用される。一般的には、個人が金属探知装置を通過する。投影型X線システムが手荷物やパッケージをスクリーニングする。現在のより厳重となったセキュリティの状況では、乗客は、検問所を通過する際に長時間の遅延に遭遇することもある。手荷物に関しては、一般的には、手荷物に禁制品が含まれていないかどうかを判断するために、スクリーニングされた手荷物のすべての画像をオペレータが審査する。一般のオペレータは、X線画像の中のある種の物体を認識するための広範囲の訓練を受ける。さらに、一般のオペレータは、単一の2次元X線画像から、バッグ内の重なった物体を識別するための訓練を受ける。
個人や持ち込み手荷物に加えて、現在では預け入れ荷物もまた空港でスキャンされる。アメリカ合衆国においては、通常、運輸保安局(Transportation Security Administration)(TSA)が、預け入れ荷物に対して、コンピュータ断層撮影(CT)スキャニングを用いている。CTスキャナは、バッグの3次元画像を生成し、投影X線システムに比べて物体をより良く区別することができるようにする。爆発物検出システム(EDS)の設計者は、特に爆発物検出用のCTスキャナの開発および配備を行った。
上述のように、CT技術は爆発物検出に効果的である。CT機器は、一般的には、X線源および検出器が装備される回転するリング、すなわち「ガントリ」を組み込んでいる。図1を参照すると、CTスキャナ10は、一般的に、ガントリ12と、X線源14と、検出装置16とを含む。ガントリ12は、手荷物が通過し得るトンネル18を囲んでいる。運搬機(図示せず)が、スキャニングのために手荷物をトンネル18を通して移動させ得る。ガントリ12はトンネル18の周りを回転し、検出装置16はデータのスライスを収集し得る。X線源14は、狭い角度のビーム20を生成するように構成される。検出装置16は、トンネル18を通過するX線ビーム20と交差するように、ガントリ12上に配置される。検出装置16は、一般的にX線源14から等距離に設置される複数のX線検出器を備える。X線源14および検出装置16は、トンネル18の全体がX線ビーム20の中に入るように、サイズ設定され配置される。検出装置16からのデータは、トンネル18内のバッグの中身の3次元表現を生成するために、コンピュータによって分析され得る。
手荷物検査に使用される従来のCTスキャニングおよび再構成は、時間を要しかつ煩雑である。2つのCTスキャニングの方法、すなわちヘリカルとアキシャルが知られている。ヘリカルスキャニングでは、検出装置は、検査される物体、つまりバッグの進行方向に互いに隣接して配置された複数の検出装置を含み、物体は連続的にスキャナを通って移動される。物体はゆっくりと(ただしアキシャルCTの場合よりも速く)移動され、X線検出器の読取値(または読取値の内挿値)の集合が回転ごとに集約され、それは実質的に単一平面からのものであるように見える。バッグは、回転ごとに、概ね複数の検出装置の長さ(最大でも長さの2倍)だけ移動される。トランスアキシャルCTスキャンニングでは、検査される物体は周期的に停止され、単一スライスがスキャンされる。その後物体は短距離移動され、停止され、再びスキャンされる。これらのプロセスの両方ともに、スキャナを通過する手荷物の動きは遅い。いったんデータが収集されると、データは再構築されて手荷物の3次元表現が形成される。この3次元表現から、個々の物品が危険物である可能性について審査される。3次元表現またはそのスライスはまた、オペレータによる審査のために表示され得る。
TSAは、検問所EDSの使用などによる、乗客の検問所におけるセキュリティプロセスを改善する必要性を認識している。しかしながら、検問所において従来のEDSを使用することは、すでに混雑している検問所での処理量をさらに悪化させかねない。TSAおよび空港は、今日の乗客スクリーニングのシステムおよび手順を使用して、乗客量に対応しようと奮闘している。ピーク時においては2時間待ちとなることもあり、TSAの人員がさらに削減され乗客量が増加するにつれて、この状況はさらに悪化する。
本発明は概して、一局面において、コンピュータ断層撮影スキャナを提供し、該スキャナは、筐体と、少なくとも部分的に筐体内に配置され、スキャンされる物体を筐体を通して進行方向に沿って移動させるように構成される運搬機と、筐体に接続され、スキャンされる物体を受容するように構成されるガントリと、ガントリに取り付けられ、進行方向の長さに沿って広がるX線ビームを提供するように構成されるX線源と、ガントリに取り付けられ、X線源からのX線を受けて検出するように構成され配置される検出器アレイとを含み、該検出器アレイは、アレイの幾何学的効率が約80%未満となるように、互いに相対的に、進行方向にアレイ間隔距離だけずれて(displaced)配置される。
本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。アレイ間隔距離は、アレイの幾何学的効率が約70%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、または約20%未満であるような距離である。アレイ間隔は、運搬機が物体を進行方向に第1の速度で移動させ、かつガントリが第2の速度で回転する場合に、ガントリが、180°を検出器アレイの数で割った値とほぼ等しい角度だけ回転する間に、物体がアレイ間隔距離と実質的に等しい距離だけ移動するような距離である。
本発明は概して、他の局面において、コンピュータ断層撮影スキャナを提供し、該スキャナは、筐体と、少なくとも部分的に筐体内に配置され、スキャンされる物体を筐体を通して進行方向に沿って移動させるように構成される運搬機と、筐体に接続され、進行する長さに沿ってずれたX線が物体を通過するように、運搬機上の物体に少なくとも1つのX線扇形ビームを照射するように構成され配置されるX線照射検出システムとを含み、該X線照射検出システムは、物体を通過した後の少なくとも1つの扇形ビームのX線を検出するようさらに構成され、検出されるX線は物体を通過するときに進行方向に沿ってずれており、物体を通過して検出されるX線は、進行方向に互いに相対的にずれており、検出されたX線の約80%未満の幾何学的効率を提供する。
本発明の実装は、以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。照射検出システムは、少なくとも1つの線源および少なくとも2つの検出器アレイか、または少なくとも2つの線源および少なくとも1つの検出器アレイを含む。照射検出システムが少なくとも1つの線源および少なくとも2つの検出器アレイを含む場合には、検出器アレイが順次サンプリングされ、照射検出システムが少なくとも2つの線源および少なくとも1つの検出器アレイを含む場合には、線源が順次励起される。照射検出システムは、検出器が運搬機の周りに実質的に360°全体に配置されている、少なくとも1つの検出器アレイを含む。照射検出システムは、運搬機の周りに実質的に360°全体に配置されたX線源を含む。照射検出システムは、検出器幅を有する検出器と、X線源の対とを含み、対の線源は、進行方向と実質的に垂直な方向に、互いに相対的に検出器幅のほぼ2分の1だけずれている。照射検出システムは、有効幾何学的効率が約60%未満、約40%未満、または約20%未満となるように構成される。X線照射検出システムはX線源を含み、X線照射検出システムは、原子番号算出のためのマルチエネルギデータを得るために、異なるエネルギで線源をトリガするように構成される。
本発明は概して、別の局面において、物体のCTスキャンの方法を提供し、該方法は、進行方向に沿って物体を移動させるステップと、ずれたX線を進行方向と実質的に垂直に物体に照射するステップと、物体における有効幾何学的効率が約80%以下の、ずれたX線を検出するステップと、ずれたX線の検出強度を示す情報を、共通スライスに対する異なるX線からのグループ情報と組み合わせるステップと、物体のスライスに対して組み合わされた情報を分析するステップと、を含む。
本発明の実装によれば、以下の能力のうちの1つ以上が提供され得る。従来のEDSの使用と比較してより改善された乗客処理量をもって、乗客手荷物に対する爆発物のスクリーニングを行うことができる。より速いCT EDSスキャナが提供され得、それは、同様の検出装置を備えたCT EDSスキャナのサイズを増加させることなく、かつガントリの回転速度を増加させることなく、提供され得る。CTスキャン速度は、スキャンされる物体の進行方向に配置された検出器アレイの数に比例し得る。CTスキャナは、同様の軸方向画像解像度と検知素子数を備えたヘリカルCTスキャナの速度をはるかに超える速度で動作することができ、または、ヘリカルCTスキャナと同様の速度で、検知素子および関連した電気機器のはるかに少ないコスト、およびコンピュータ要件で動作することができる。
本発明そのものと共に、本発明のこれらの能力およびその他の能力は、以下の図面、詳細な説明、および請求項を検討することにより十分に理解される。
本発明の実施形態は、爆発物に関する空港の預け入れ荷物または持ち込み手荷物のスキャンなどの、物体のCTスキャンの技術を提供する。例えば、CT EDSスキャナは、ガントリに装備されたX線源と、スキャンする物体をガントリと相対的に移動させる運搬機と、スキャンされる物体の進行方向に沿って配置された複数の検出器アレイとを含む。検出器アレイは、互いに十分離れている。例えば、隣接した検出器アレイの前縁(すなわち、物体がスキャナに入るときの入り口点に最も近い端)の間の距離は、所望のスライス厚さの2倍にほぼ等しい。しかしながら、このスキャナは例示的なものであり、本開示に従う他の実装もまた可能であるために、本発明を制限するものではない。
図2を参照すると、CTスキャナ30は、運搬機32、X線源34、検出器アレイ36、散乱防止板38、およびプロセッサ40を含む。スキャナ30は、図示されていない他のアイテムをも含む。任意の散乱防止板38は、検査される物体52の進行方向zに沿って配置され、検査される物体52の中の、線源34と各検出器アレイ36との間の直線上にないアイテムから散乱するX線の検出器アレイ36〜36による受信を低減するために、運搬機の動きの方向zへのX線の散乱を制限するように構成される。例えば、板38はタングステン製であり得る。線源34は、物体52の進行方向zと直交する面内でスキャナ30のトンネル37(図3)を包み込む扇形ビーム(図1に示されるビームと同様)である、X線ビーム42を提供するように構成される。ビーム42はz方向に幅を有し、ビーム部分42〜42がそれぞれ検出器アレイ36〜36によって受信される。プロセッサ40は、本明細書で説明される機能を実行するために、スキャナ30のコンポーネントを制御するためのコンピュータ可読ソフトウェア命令を格納するためのメモリを含む。検出器アレイ36は、図1に示された検出装置16の構成のような、または、米国出願公開第2004/0120454号の図3〜図4に示される検出器アレイ240、241、242のセットのような、種々の構成のものとすることができる。これらの例は、検出器アレイ36がとることができる形態を制限するものではない。スキャナ30は、第3世代CTスキャナ(すなわち、スキャナのトンネルが、線源34によって提供されるビーム42と完全に交差している)であるが、他の種類のスキャナを使用してもよい。スキャナ30は、単一の検出器アレイ36を使用したスキャナよりも速い速度で物体をスキャンするように構成される。ここで、スキャナ30は、3つの検出器アレイ36を含むが、他の数の検出器アレイ36が使用され得る。しかしながら、多数の検出器アレイ36が使用される場合には、好ましくは、例えば図示されたX線源14にz方向に隣接して配置される、2つ以上のX線源14が使用され得る。
検出器アレイ36は、セット43として配置され、バッグの動きの方向zに、アレイ36の間のギャップ44だけ互いに離れている。ギャップ44は、検出器アレイ36の幅46に比して十分な大きさである。例えば、ギャップ44は、幅46よりも大きくてもよい。好ましくは、検出器アレイ36の幅46をアレイピッチ(すなわち、隣接するアレイ36の前縁の間(例えば、アレイ36の前縁48からアレイ36の前縁50まで)の距離)で割り、100を乗じた値である検出器アレイのセット43の幾何学的効率は、80%未満であることが好ましい。幾何学的効率は、70%未満、60%未満、50%未満、40%未満、30%未満、または20%未満とすることができる。好ましくは、幾何学的効率は、30%未満である。スキャナ30の幾何学的効率は、スキャナ30の有効幾何学的効率と等しく、有効幾何学的効率とは、アレイ36と線源34との間の任意の平面に対する、検出器アレイ36のビーム42に沿った投影である。アレイピッチは、好ましくは、所望のスライスの厚さの2倍に等しいが、これは、検出器アレイ36がガントリ56の回転のアイソセンタから物体52の2倍だけ離れていることにより、スライスの厚さが一般的には検出器アレイピッチの約半分となるためである。
プロセッサ40は、検査される物体52、例えば1つの手荷物を、実質的に一定の直線速度で移動させるように運搬機32を制御し、また、X線源34がX線を放射する間、ガントリ56(図3)を実質的に一定の回転速度で回転するように制御するように構成される。検出器アレイ36は、線源34によって照射され、バッグ52の中のアイテムによって減衰されたX線を検出し、プロセッサ40に、受信したX線の指示(indication)を発信するように構成される。プロセッサ40は、受信したX線量の指示を使用して爆発物などの潜在的脅威を特定し、その潜在的脅威を含むバッグ52の領域を特定し、バッグ52の画像を再構築するように構成される。プロセッサ40は、検出器アレイ36からのデータを、半回転ごとに、完全なスキャンまたはスライスとして使用するように構成される。
運搬機32の速度、ひいてはスキャナ30の処理量は、回転速度、サンプリング速度および検出器アレイ36の数に依存する。例えば、n個の検出器アレイ36、ガントリ1回転ごとに2つのスライス(すなわち、スライスごとに180°)、およびバッグ52の前縁54が1つのビーム部分、例えば42から、次のビーム部分42に移動に要する時間に相当する運搬機32の速度によって、ガントリは半回転の1/n(180/n度)だけ回転する。また、図3A〜図3Fを参照すると、ガントリが180°の1/3、つまり60°回転すると、運搬機32は、ビーム部分42からビーム部分42にバッグ52を移動させ、ガントリが全体で120°回転すると、ビーム部分42まで移動させる。かくして、アレイのそれぞれによって検出されるスライスの部分は3分の1に減少され、したがって、検出器アレイ36の1つだけを使用したスキャナに比べて、運搬機の速度を3倍に増加させることができる。かくして、1つの検出器アレイ36では、ガントリの回転速度が90RPMで運搬機32が7.5cm/秒で、満足な解像度で動作することができるとすると、4つのアレイでは、画質や脅威検出性能を犠牲にすることなく、運搬機32は30cm/秒で動作することができる。
プロセッサ40は、検出器アレイ36のそれぞれからの受信されたX線の指示を、それぞれのCTスライスに使用するように構成される。各検出器アレイ36は、バッグ52のそれぞれの部分を通過するX線を受信するが、それは異なる角度からのものである。プロセッサ40は、同じ線形部分(すなわち、z方向の同じスライス)に対するアレイ36からの情報を、その情報が取得された異なる角度を考慮しながら組み合わせるように構成される。プロセッサ40は、検出器アレイ36からの検出器出力を受けて、情報を組み合わせて1つの有効なアレイとするように構成される。組み合わされた有効なアレイは、それぞれの個々のアレイ36と比べてn倍のサンプリングライン(ビュー)を有する。また、図4〜図5を参照すると、プロセッサ40は、アレイ36〜36によってそれぞれ提供されたグラフ62、64、66の情報を組み合わせて、有効なアレイのグラフ68の情報とするように構成される。図4において、横軸は検出器番号を示し、縦軸はライン番号を表し、濃淡は減衰を示す。グラフ62、64、66は、サンプリング時間全体にわたる、各検出器の個々の検出読取値を示す。これらのグラフは、(米国出願公開第2005/0008118 A1号に記載のような)ライノグラム(lineogram)として公知であり、業界ではサイノグラム(sinogram)として公知のものと同様である。組み合わされたライノグラム68は、グラフ62、64、66のライン数のそれぞれと比較してn倍のライン数(n=3)を有する。図5において、縦軸はバッグ52がz方向に進行した距離を表す。グラフ72、74、76は、進行距離が、n個のアレイ36と組み合わされたライノグラム78とで同一であることを示す。しかしながら、組み合わされたライノグラム78は、バッグの移動方向zにおけるより高い解像度を有する。
再び図2を参照すると、プロセッサ40は、n=3の場合に、検出器アレイ36からの情報を組み合わせて1つのライノグラムとするために、表1に示すスキームを実装するように構成される。表1はn=3の場合であるが、他のnの値に対しても同様の表を作成することができる。n個すべての検出器アレイ36に対する扇形角度データは並列化され、現在の議論では並列であると仮定される。これは便利なステップであり、プロセスを理解する上で役立つ。しかしながら、より煩雑な計算を行うことによって、扇形データを用いて同様のものを達成することができる。表1の1列目は、その前縁54から測定した、バッグ52が進行する距離zを示す。この例では、ガントリ54が60RPMで回転し、運搬機32がバッグ52を15cm/秒で移動させていると仮定している。したがってガントリは毎秒360°、0.5秒ごとに180°回転し、これは、0.5秒間で運搬機32およびバッグ52が7.5cm進行したことに相当する。各検出器アレイ36が、180°のうちの割当量、すなわち180°/n、ここでは180°/3=60°だけ移動するあいだに、運搬機32およびバッグ52はゆえに7.5/n、ここでは7.5/3=2.5cmだけ進行する。したがって表1は、ガントリの回転の60°および対応する運搬機32の動きおよびバッグ52の進行距離である2.5cmに対応するセグメントに分けられている。
表1は、3つのアレイ36からのデータをどのようにして1つの有効なアレイに「編む」かを示している。1つの有効なアレイのデータは、3アレイシステム30の3分の1の速度で動作する1つの検出器アレイ機によって集められたデータと同様となる。ここでも、3つのアレイの使用は例示目的に過ぎず、任意の数のアレイに対しても同様の表を作成することができる。表1において、1列目は、第1の再結合されたスライスを作成するのに使用されるデータを表す。ここで、実線90で示すように、アレイ1から最初の60°、検出器アレイ2から2番目の60°、検出器アレイ3から3番目の60°が選択される。第2のスライスのデータを再結合するために、点線92で示すように、3つの検出器アレイそれぞれから60°のデータが使用される。ここで使用するルールは、前のスライスで使用された最後の検出器アレイ(この場合は検出器アレイ3)を使用することから開始することである。次に、次の2つのアレイ、この場合は検出器アレイ1、次に2からデータが使用される。180°離れたところからくるデータをシミュレートするために、データは反転される(検出器領域における鏡像)。第3のスライスに対しては、点線94で示すように、まず、スライス2の最後に使用されたのと同じアレイ、ここでは検出器アレイ2からデータが使用され、その後、次の検出器アレイ、ここではアレイ3からデータが使用され、反転されて第1のアレイに戻る。このプロセスは、全てのその後のスライスに対して繰り返される。プロセスは、以下のように解釈される:60度分のデータごとに、次の検出器アレイに切り替わり、9回の切り替えのシーケンス(再結合されたデータの3つの完全なスライス)の後に、プロセスが繰り返される。シーケンスは以下のようにまとめられる:スライス1:1、2、3を使用;スライス2:3、1f、2fを使用;スライス3:2f、3f、1を使用。その後のすべてのスライスに対しては、3つの繰り返しパターンで上述のスキームを使用する。スライスmに対しては、スライス番号Xでのスキームを使用し、ここで、X=m/3の余りである。例えば、スライス20に対しては、スライス((20/3)の余り)=スライス2のスキームを使用する。m/3=0の場合には、スキーム3を使用する。したがって、スライス12に対しては、スライス((12/3)の余り)=スライス0を使用、つまりスライス3のスキームを使用する。
検出器アレイ36は、異なる時間およびガントリ56の異なる回転角度において、バッグ52の同じ部分を通過したX線を収集する。バッグ52の前縁54が第1のビーム部分42に達した後の、ガントリの最初の60°回転のうちに、検出器アレイ36は、バッグ52の最初の2.5cmを通過しそれにより減衰されたX線を収集する。2番目の60°の間に、第1の検出器アレイ36はバッグの2.5〜5cmの間を通過したX線を受信し、その後も同様である。検出器アレイ36および36もまたバッグ52のそれらの部分を通過するX線を検出するが、ただしバッグ52の前縁54は、z方向にさらに2.5cm進行するまで、すなわちガントリが60度回転するまで、第2の検出器アレイ36に到達しない。この2.5cm(15/2n)の間隔は、ガントリ56のアイソセンタでの扇形ビーム部分42の角距離に該当し、検出器アレイ36は、z方向すなわち運搬機の移動方向に(15/n)cmの距離だけ離れている。
プロセッサ40は、検出器アレイ36からの情報を組み合わせてライノグラムを形成するように構成され、2.5cm(または一般に、運搬機速度/2n)の幅ごとに、物体52が少なくとも180°から検査されるようにする。バッグ52の最初の0〜2.5cm幅に対しては、第1の検出器アレイ36が、最初の60°に対する情報を提供し、第2のアレイ36が、60°から120°の角度回転に対する情報を提供し、第3の検出器アレイ36が、120°から180°に対する情報を提供する。2番目の2.5cmのずれ(スライス)に対しては、第3の検出器36からの情報が180°から240°の範囲に対して使用される。240°から300°の角度範囲に対しては、プロセッサ40は第1の検出器アレイ36を再び使用するが、検出器の方向を反転させる。第1の検出器アレイ36によって第2の幅が検査されているとき、X線は60°〜120°の角度(240°〜300°から180°離れている)となる。データがガントリ56の反対側から採取されるために、プロセッサ40は、左右置換えまたは反転によりこれを補償するように構成される。このように、アレイ36からの情報を組み合わせるために、プロセッサ40は、以下の順番で、検出器アレイ36からの60°増分の情報を使用するように構成される:第1のスライスとその後の3番目(n番目)ごとのスライスに対しては、36、36、36、第2のスライスとその後の3番目ごとのスライスに対しては、36、36(f)、36(f)、そして第3のスライスとその後の3番目ごとのスライスに対しては、36(f)、36(f)、36、ここで(f)は検出器アレイの読取値の反転を示す。このパターンは図6にまとめられている。このパターンは、バッグ52の残りの部分に対して繰り返される。他の観点から見ると、検出器アレイ36によって収集された情報は、表2に示されるように使用される。ガントリ56の回転の各部分からの情報が使用される。好ましくは、収集された情報は破棄されないが、これは必須ではない。
Figure 2009519471
このように、アレイ36、36、36によって0°〜60°、60°〜120°、および120°〜180°の範囲で収集された情報は、それぞれ、第1のスライス、第2のスライス、および第3のスライスに使用され、第1のアレイ36からの第2のスライスの情報、第2のアレイ36からの第2および第3のスライスの情報、および第3のアレイ36からの第3のスライスの情報は、全て反転される。データは、各サンプルの鏡像をとることによって反転され、ここで第1の検出器は最後の検出器、最後の検出器は最初の検出器として扱われる。
例えば、アイソセンタから比較的遠くにある物体などに対しては、倍率補正が適宜適用される。このパターンは、3スライスごとに繰り返され、バッグ52の残りの部分に対して継続される。
図7を参照し、さらに図2〜図3および図5〜図6、ならびに表1〜表2を参照して、操作においては、スキャナ30を使用してCT情報を取得し組み合わせるためのプロセス100は、図示される段階を含む。しかしながら、プロセス100は単なる例示であり、限定するものではない。プロセス100は、例えば段階を加える、取り除く、または組み替えることによって、変更され得る。
段階102では、バッグ52はX線源34および検出器アレイ36の視野を通って移動される。バッグ52は運搬機32の上に置かれ、運搬機は、対応するz方向の速度でバッグ52を移動させるのに所望の速度で移動される。運搬機32、つまりバッグ52の速度は、好ましくは、単一の検出器アレイ36が使用される場合に用いられる速度の約n(ここでは3)倍である。
段階104では、線源34からのX線が検出される。X線源34は、バッグ52(これはX線を減衰させる)を通してX線を検出器アレイ36に送る。X線は、約80%未満、好ましくは約30%未満の有効幾何学的効率で、バッグ52を通して送られる。検出器アレイ36は、ずれて照射されたX線を検出し、アレイ36は、バッグ52の同じ部分(すなわち、z方向の線形部分)を通して送られたX線を異なる角度で、ここでは連続する検出器アレイ36の間を60°ずつオフセットされて、検出する。検出器アレイ36は、検出されたX線の量の指示をプロセッサ40に提供する。
段階106では、プロセッサ40は、検出器アレイ36からの検出されたX線の指示を受信し、これらの指示を組み合わせる。プロセッサ40は、種々の検出器アレイ36からの指示を適切なスライスに使用するために、検出された指示を適宜反転させながら、受信した指示を、表1〜表2および図5〜図6に従って組み合わせる。これにより、単一の検出器アレイおよび運搬機速度に対応する情報を与えるスライスの情報が集約されるが、実際にはさらに高い運搬機速度が用いられる。
段階108では、プロセッサ40は、組み合わされたスライス情報を使用してさらに所望の機能を実行する。プロセッサ40は、組み合わされたスライス情報を分析して爆発物などの潜在的脅威を特定する。プロセッサ40はまた、例えば、バッグ52内のアイテムが危険である、あるいは危険ではないと明確に考えることができない場合には、適宜画像を構築する。プロセッサ40は、人間のオペレータに表示するために、適当な装置に画像情報を提供する。
(実験結果)
3つの検出器アレイからの組み合わされた情報を使用して再構築されたライノグラムは、良好な画像解像度を提供することが示された。図8A〜図8Bを参照すると、3つのアイテムを含む実際のバッグの画像112、114が、運搬機32の直線速度が15cm/秒のときの、スキャナ30およびプロセス100を用いた画質を示している。バッグは、プラスチック製の長いブロック116(画像112、114のそれぞれの左側)を含んでいた。ブロック116は、15cm/秒という速度でさえも画像が再構築できることを確証できるのに十分な長さであった。プラスチック製の細長い片118がバッグの上部近くに位置していた。バッグの中ほどにあるブロックは直径5cmのプラスチック製の円筒120であり、動きの方向に対して起立していた。第1の検出器アレイからの再構築画像112は、物体120の非常に曖昧な影を示した。3つの検出器アレイ36からの組み合わされた情報を使用して再構築された画像114では、物体120は明瞭であった。
(他の実施形態)
他の実施形態が本発明の範囲と趣旨に含まれる。例えば、ソフトウェアの性質により、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、配線、またはそれらの任意の組み合わせを使用して、上述の機能が実装され得る。また、機能の一部が異なる物理的場所に実装されるように分散されるなど、機能を実装している特長が種々の位置に設置され得る。また、上述の記載事項は1つのX線源および複数の検出器アレイの使用に焦点を置いているが、他の配置が使用され得る。例えば、複数のX線源と複数のX線検出器アレイとが併用されてもよく、または、単一の検出器アレイと複数のX線源とが使用されてもよい。さらに、スキャナは、散乱防止装置なしで使用され得る。散乱防止板はまた、z方向と直交する面内、すなわち線源34からの扇形ビーム42内で使用することもできる。また、本明細書で説明される本発明は、典型的な第3世代CT以外でも機能することができる。例えば、本発明は、マサチューセッツ州ベッドフォードのReveal Imaging Technologies, Inc.社製CT−80 CT EDS、または米国特許第5,912,938号(Dobbs)に記載の蹄鉄型小型CTのような、不規則なアレイ構成に適用することができる。さらに、本明細書(上記または下記)で説明される発明の技術は、検出器アレイがガントリの360°のほぼすべてにわたっており(すなわち、運搬機の全周の360°、したがってテストされる物体を取り囲む)固定されたままである、第4世代システムに適用することができ、あるいは、ガントリが使用されずX線源が視野のまわりを電子的に移動する第5世代システム(例えば、X線源が運搬機の周りに配置され、順次トリガされて効果的に回転X線源となる)に適用することができる。またさらに、使用される線源は、ナノテクノロジー(ナノチューブ)X線源であり得る。
図9を参照すると、CTスキャナシステム130は、運搬機132、検出器アレイ134、1組のX線源136、散乱防止板138、およびプロセッサ140を含む。スキャナシステム130は、図示されていない他のアイテムも含む。散乱防止板138は、検査される物体144の進行方向zに沿って配置されるが、これは任意である。線源136は、物体144の進行方向zと直交する面内で、扇形ビームであるX線ビーム142を提供するように構成される。ここでは、3つの線源136と、それに従い3つのX線ビーム142があるが、他の数量が用いられ得る。N個の線源136の場合、線源136は、同等の解像度を得るために、単一線源/単一検出器の組み合わせのサンプリング速度のN倍で、相次いで射出するようにプロセッサ140によって制御される。また、1つの線源と1つの検出器アレイの組み合わせを使用した場合のフラックスとほぼ等しいレベルのフラックスを維持することができるように、X線源136はそれぞれ、単一の線源により使用される量のN倍の量の光子を提供するように制御され、同等の画像信号対雑音値を提供する。これは、より高い電圧で線源136を駆動することによって行うことができ、または、好ましくは、陰極電流のN倍の量で線源136を駆動することによって行うことができる。単一検出器および単一線源の場合と同等のフラックス(サンプリング期間に検出器に入射する光子)を有することは、得られる画像において同等の雑音とすることを確実にするために役立つ。さらに、プロセッサ140による原子番号の決定を容易にするために、線源136は異なるエネルギで順次励起され得る。任意の面(例えば、物体144または運搬機132の位置で)への複数のビーム142に沿って投影される検出器アレイ134の幾何学的効率である、システム130の有効幾何学的効率は、スキャナ30のそれと同様(すなわち、好ましくは30%未満であるが、スキャナ30に関して上述したように種々の値であり得る)である。
図10を参照すると、CTシステム160は、検出器アレイ162、1組のX線源164、プロセッサ166、および任意の散乱防止板168を含む。ここでは、システム160は、3つの検出器アレイ162および4つのX線源170を含む。各線源170からのX線は、各検出器アレイ162に入射する。爆発物検出のためのデータを取得するために、線源は、順次にまたは同時に射出することができ、検出器アレイ162は、順次にまたは同時にサンプリングされることができる。好ましくは、データ取得時に、4つの線源170と1つの検出器アレイ162とから、または4つのアレイ162と1つの線源170とから、4回のデータ取得が行われる。好ましくは、線源170が順次励起されるが、これは、常に線源170を励起させて順次検出器アレイ162をサンプリングするよりも、少ないエネルギを使用するためである。4回を超えるデータ取得が同時に行われる場合、例えば、4つのすべての線源170が励起され、4つのすべての検出器アレイ162がサンプリングされる場合には、「割増し」のデータが使用され得、機能性を増強し、例えばより少ないデータ取得が行われるよりも詳細な3次元画像を提供する。1つの線源からX線を取得するために複数のアレイ162が使用される場合の検出器アレイ162の、またはアレイ162の1つの、線源からのビームに沿って任意の面に投影されるときの幾何学的効率である、システム160の有効幾何学的効率は、スキャナ30のそれと同様(すなわち、好ましくは30%未満であるが、スキャナ30に関して上述したように種々の値であり得る)である。
図11を参照すると、四分の一シフトオフセット(Quarter Shift Offset)(QSO)(または四分の一検出器シフト)画像再構築を実装するように構成されたCTシステム180は、X線源の対182、検出器アレイ184、プロセッサ186、および任意の散乱防止板188を含む。ここで、線源の対182における線源は、2本のX線ビーム190、192を提供し、z方向に同一平面上にあり、X線扇形ビームの面内(バッグの進行に垂直)で、アレイ184の中の検出器の幅の約2分の1(検出器ピッチ)の中心間隔194を有する。ビーム190、192は、図示されるように、互いにオフセットして検出器アレイ184に入射する。プロセッサ186は、単一検出器アレイ−単一線源システムでの速度の2N倍(ここでは6倍)で、各対の線源から交互にX線を放射するように、線源を制御する。システム180を使用して、取得されたX線情報は、検出器アレイ184および線源182が装備されるガントリの各180°回転ごとに(典型的なQSOの360°とは対照的に)、アレイ184における実際の数の2倍の検出器があるかのように見えるように、インターレースされ得る。さらに、線源の対182はそれぞれ、プロセッサ186による原子番号の決定を容易にするために、異なるエネルギを提供する2つの線源を有することができる。複数のビーム190、192に沿って任意の面へ投影されるときの検出器アレイ184の幾何学的効率である、システム180の有効幾何学的効率は、スキャナ30のそれと同様である。
アーチファクトの補正に役立てるために、テストされる物体を通した複数の取得角度からの情報が処理され得る。複数の取得角度は、複数の検出器アレイおよび/または複数の線源によることが可能である。テストされる物体またはその一部(小包、患者の手、患者の心臓など)が検出器/線源の1つの回転に間に移動する場合には、動きの軌道は理論上のサイノグラムに従わない。例えば、図12Aを参照すると、回転の間に物体が位置1から位置2まで移動する場合には、軌道(ライノグラム)は、位置1がとるサイノグラムでも、位置2がとるサイノグラムでもなく、サイノグラム1で開始しサイノグラム2で終了するかのように見える。明確な画像のためには、物体の軌道はサイノグラムの軌跡と一致しなければならない。物体がそのように一致しない場合には、得られる画像はぼやけたものとなる。この画像は、米国特許出願第11/417,692号、公開第2006/01984495 A1号に記載されるように、ぼやけた画像から鮮明な画像に「切り替える」ことができる。X線情報のための複数の取得角度を使用して、ぼやけた画像から鮮明な画像への「切り替え」が助長される。図12Bを参照して、複数の検出器アレイ(ここでは5つの検出器アレイ)および/または複数の線源を備えたシステムを使用して、動く物体のプロットが生成され、それは、画像の鮮明化に使用されるデータ点を決定するために容易に分析される。図12Bには、テストされる動く物体に対応したプロット210の中に、容易に識別可能な軌道の不連続点212が存在する。不連続点は、米国第2006/01984495 A1号の説明に従って、情報を操作してサイノグラムと一致させ、鮮明な高解像度画像を得るための、始点および終点のアンカーポイントとして使用され得る。
スキャナ130、160、180は、スキャナ30の操作に対するものと同様の原理を用いて操作され得る。検査される物体は、1つ以上のX線源からのずれたX線を当てられ、ずれたX線は、物体によって影響を受け、1つ以上の検出器アレイによって取得される。取得されたエネルギは、スライスからのデータをまとめるために分析され、
Figure 2009519471
例えば、画像を生成し、爆発物を特定し、物体内のアイテムの原子番号を提供する、などのために処理される。
さらにさらなる実施形態が本発明の範囲内に含まれる。例えば、上述の議論は、代表的に3つのX線源および/または3つの検出器アレイについて説明したが、他の数の線源およびアレイ、例えば5つのX線源および/または5つの検出器アレイが使用され得る。また、説明および図は、検査される物体として1つの手荷物の例を示したが、人間やその他の動物のような、他の物体が検査され得る。
さらに、上述の説明は本発明に言及しているが、説明は2つ以上の発明を含み得る。
図1は、スキャナによってスキャンされる物体の動きに対して垂直な面で描かれた、従来のCTスキャナの断面図である。 図2は、互いに相隔たる複数列の検出器アレイを使用した、CTスキャナのコンポーネントの概略図である。 図3A、図3C、図3Eは、図2に示されたスキャナを使用してスキャンされる物体の、スキャナによって提供されるX線ビームに対する3つの異なる位置での概略図であり、物体がスキャナを通過する間の3回の異なるスキャン段階に対応する。 図3B、図3D、図3Fは、図3A、図3C、図3Eの3つの異なる時間での、図2に示されるスキャナの断面図であり、スキャナのガントリは、対応する3つの異なる位置に回転している。 図4は、図2に示されたスキャナの3つの検出器アレイによって検出された情報の、時間の関数としての3つのグラフ、および、その3つのグラフから組み合わされた情報のグラフである。 図5は、図2に示されたスキャナの3つの検出器アレイによって検出された情報の、検査される物体が進行する距離の関数としての3つのグラフ、および、その3つのグラフから組み合わされた情報のグラフである。 図6は、図2に示されたスキャナの3つの検出器アレイからの情報を組み合わせるためのスキームのグラフである。 図7は、図2に示されたスキャナによって検査される物体を通過したX線の情報を、取得し組み合わせるプロセスのブロック流れ図である。 図8Aは、図2に示されたスキャナの単一の検出器アレイからのデータから構築された画像のグラフである。 図8Bは、図2に示されたスキャナの3つの検出器アレイからのデータから構築された画像のグラフである。 図9は、1つの検出器アレイと、互いに相隔たる複数のX線源とを使用する、CTスキャナのコンポーネントの概略図である。 図10は、互いに相隔たる複数の検出器アレイと複数のX線源とを使用する、CTスキャナのコンポーネントの概略図である。 図11は、1つの検出器アレイと、互いに相隔たる複数の対のX線源とを使用する、CTスキャナのコンポーネントの概略図である。 図12A〜図12Bは、単一検出器アレイ−単一線源システム、および複数検出器−複数線源システムにおける、検査される物体の質量中心の軌道を示すグラフである。

Claims (19)

  1. 筐体と、
    少なくとも部分的に該記筐体内に配置され、スキャンされる物体を該筐体を通して進行方向に沿って移動させるように構成される、運搬機と、
    該筐体に接続され、該スキャンされる物体を受容するように構成されるガントリと、
    該ガントリに取り付けられ、該進行方向の長さに沿って広がるX線ビームを提供するように構成されるX線源と、
    該ガントリに取り付けられ、該X線源からのX線を受けかつ検出するように構成され配置される、複数の検出器アレイであって、該検出器アレイは、該アレイの幾何学的効率が約80%未満であるように、該進行方向に互いに相対的にアレイ間隔距離だけずれている、検出器アレイと、
    を備える、コンピュータ断層撮影スキャナ。
  2. 前記アレイ間隔距離は、前記アレイの幾何学的効率が約70%未満であるような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  3. 前記アレイ間隔距離は、前記アレイの幾何学的効率が約60%未満であるような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  4. 前記アレイ間隔距離は、前記アレイの幾何学的効率が約50%未満であるような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  5. 前記アレイ間隔距離は、前記アレイの幾何学的効率が約40%未満であるような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  6. 前記アレイ間隔距離は、前記アレイの幾何学的効率が約30%未満であるような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  7. 前記アレイ間隔距離は、前記アレイの幾何学的効率が約20%未満であるような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  8. 前記アレイ間隔は、前記運搬機が前記物体を前記進行方向に第1の速度で移動させ、かつ前記ガントリが第2の速度で回転する場合に、該ガントリが、180°を検出器アレイの数で割った値とほぼ等しい角度だけ回転する間に、該物体が該アレイ間隔距離と実質的に等しい距離だけ移動するような距離である、請求項1に記載のスキャナ。
  9. 筐体と、
    少なくとも部分的に該筐体内に配置され、スキャンされる物体を該筐体を通して進行方向に沿って移動させるように構成される、運搬機と、
    該筐体に接続され、進行する長さに沿ってずれたX線が該物体を通過するように、該運搬機上の該物体に少なくとも1つのX線扇形ビームを照射するように構成され配置される、X線照射検出システムであって、該X線照射検出システムは、該物体を通過した後の該少なくとも1つの扇形ビームのX線を検出するようにさらに構成され、検出されるX線は、該物体を通過するときに該進行方向に沿ってずれている、X線照射検出システムと、
    を備える、コンピュータ断層撮影スキャナであって、
    該物体を通過して該検出されるX線は、該検出されるX線の約80%未満の有効幾何学的効率を提供するように、該進行方向に互いに相対的にずれている、
    スキャナ。
  10. 前記照射検出システムは、少なくとも1つの線源および少なくとも2つの検出器アレイか、または、少なくとも2つの線源および少なくとも1つの検出器アレイを備える、請求項9に記載のスキャナ。
  11. 前記照射検出システムが少なくとも1つの線源および少なくとも2つの検出器アレイを備える場合には、該検出器アレイが順次サンプリングされ、
    該照射検出システムが少なくとも2つの線源および少なくとも1つの検出器アレイを備える場合には、該線源が順次励起される、
    請求項10に記載のスキャナ。
  12. 前記照射検出システムは、検出器が前記運搬機の周りに実質的に360°全体に配置されている、少なくとも1つの検出器アレイを備える、請求項9に記載のスキャナ。
  13. 前記照射検出システムは、前記運搬機の周りに実質的に360°全体に配置された複数のX線源を備える、請求項9に記載のスキャナ。
  14. 前記照射検出システムは、検出器幅を有する検出器、および、複数の、X線源の対を備え、該対における線源は、前記進行方向と実質的に垂直な方向に、互いに相対的に該検出器幅のほぼ2分の1だけずれている、請求項9に記載のスキャナ。
  15. 前記照射検出システムは、前記有効幾何学的効率が約60%未満となるように構成される、請求項9に記載のスキャナ。
  16. 前記照射検出システムは、前記有効幾何学的効率が約40%未満となるように構成される、請求項9に記載のスキャナ。
  17. 前記照射検出システムは、前記有効幾何学的効率が約20%未満となるように構成される、請求項9に記載のスキャナ。
  18. 前記X線照射検出システムは複数のX線源を含み、該X線照射検出システムは、原子番号算出のためのマルチエネルギデータを得るために、複数の異なるエネルギで該線源をトリガするように構成される、請求項9に記載のスキャナ。
  19. 物体をCTスキャンする方法であって、
    該物体を進行方向に沿って移動させるステップと、
    該進行方向に対して実質的に垂直に、該物体にずれたX線を照射するステップと、
    該物体における有効幾何学的効率が約80%以下の、該ずれたX線を検出するステップと、
    該ずれたX線の検出強度を示す情報を、共通スライスに対する異なるX線からのグループ情報と組み合わせるステップと、
    該物体のスライスに対して組み合わされた情報を分析するステップと、
    を包含する、方法。
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