JP2009516585A - 微粒子フィルタの施栓方法および装置 - Google Patents

微粒子フィルタの施栓方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009516585A
JP2009516585A JP2008542290A JP2008542290A JP2009516585A JP 2009516585 A JP2009516585 A JP 2009516585A JP 2008542290 A JP2008542290 A JP 2008542290A JP 2008542290 A JP2008542290 A JP 2008542290A JP 2009516585 A JP2009516585 A JP 2009516585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plugging
mask
plugging material
chamber
honeycomb structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008542290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4741677B2 (ja
Inventor
ダブリュ デミン,スコット
エム パルンボ,アニエロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2009516585A publication Critical patent/JP2009516585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4741677B2 publication Critical patent/JP4741677B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/24Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies
    • B01D46/2403Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies characterised by the physical shape or structure of the filtering element
    • B01D46/2418Honeycomb filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/0001Making filtering elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/022Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters characterised by specially adapted filtering structure, e.g. honeycomb, mesh or fibrous
    • F01N3/0222Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters characterised by specially adapted filtering structure, e.g. honeycomb, mesh or fibrous the structure being monolithic, e.g. honeycombs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2279/00Filters adapted for separating dispersed particles from gases or vapours specially modified for specific uses
    • B01D2279/30Filters adapted for separating dispersed particles from gases or vapours specially modified for specific uses for treatment of exhaust gases from IC Engines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

ハニカム構造のセルに施栓するための方法および装置が開示されている。第1の方法は、あるセルチャンネルに対向して位置する複数のあるサイズの開口および本体を有するマスクにより、ハニカム構造の端面を覆い、ここで、本体の外縁は端面から半径方向外側に延在している。フイルムも端面の外側に延在し、フイルムに材料の栓が供給される。マスクおよびフイルム材料は互いに封止され、フイルムに力が印加されて、材料をマスクに通してセル中に押し入れる。また、マスクがハニカムの外縁を半径方向に超えて延在する外側部分を有するようにハニカム構造の第1の端面にマスクを付着させ、ある体積の施栓材料を供給し、第1の締め付け部材と第2の締め付け部材との間に外側部分を締め付け、施栓材料をハニカム中に移送する各工程も開示されている。マスクと前施栓チャンバとの間で施栓材料を切断して、そこに実質的に平らな表面を形成するための方法および装置も開示されている。

Description

本発明は、ハニカム構造体の選択されたセルへの流動性材料の充填に関し、より詳しくは、セラミックフィルタ体の製造用のハニカム構造体および他の選択的に封止されたハニカム構造体のセルを選択的にマニホルード化する、すなわち、施栓(plugging)するための方法および装置に関する。
平方センチメートル当たり約10から100セル以上の横断面セル密度を有するハニカム構造体には、固体微粒子フィルタ体および据置型熱交換器を含む様々な用途がある。ウォールフロー型微粒子フィルタ用途では、その構造体の選択されたセルを、そのそれぞれの端部の一方または両方で、マニホールド化などにより、封止するまたは施栓する必要がある。「封止された」という用語および他の対応する文法形態、すなわち、封止剤、封止などは、ここでは、セルの開いた横断面積を閉じる多孔質および非多孔質方法を称するために用いられる。
参照番号10(図1)は概して、一般によく知られている固体微粒子フィルタ体であって、図示した実例において円形断面として設けられた、外壁15により囲まれた交差する薄い多孔質壁14のマトリクスにより形成されたハニカム構造10を用いて製造されるフィルタ体を指す。壁14は、第1の端面18と反対の第2の端面20に亘り、それらの間に延在しており、端面18,20の間に延在し、それらの端面で開いている多数の隣接する中空通路すなわちフィルタ体10のチャンネル22を形成する。外壁15(または外皮)は、第1の端面18と第2の端面20の両方について外縁16を画成する。フィルタ10を形成するために(図2および3)、セル通路22の各々の一端が封止される。すなわち、セルチャンネル22の第1のサブセット24がフィルタ10の第1の端面18で封止され、セルチャンネル22の第2のサブセット26がフィルタ10の第2の端面20で封止される。チャンネル22の全てが同じサイズである場合、端面18,20のいずれを、得られるフィルタ10の入口面として用いてもよい。
動作において、汚染流体(例えば、排気煤などの粒状物質を含む)が圧力下で入口面に持ってこられ、入口面に開いた端部を有するセルチャンネルを通ってフィルタ10に進入する。これらのセルチャンネルは反対の端面、すなわち、フィルタの出口面で封止されているので、汚染流体は、薄い多孔質壁14に押し通され、入口面で封止され出口面で開いている隣接するセルチャンネル中に押し入れられる。大きすぎて壁の多孔質の開口を通過できない、流体中の固体粒状汚染物は後に残され、洗浄された流体が出口セルを通ってフィルタ10から排出される。
そのようなフィルタおよび熱交換器の大量生産のために、できるだけ迅速かつ安価に、選択されたセル端部を封止できることが非常に望ましい。施栓を行う公知の方法には、固体微粒子フィルタ体の製造においてハニカム構造を選択的にマニホールド化するための中を多数の開口部が延在しているマスクの使用が含まれる(特許文献1から4に示されるような)。こまれで、これらのマスクは、一般に、メチルセルロースなどの水性結合剤、可塑剤および水とセラミック原料を混合することによりペーストに形成される発泡タイプのセメントと共に用いられてきた(例えば、特許文献5を参照のこと)。この発泡タイプのセメントを使用する場合、ハニカム構造の両端は、孔を有する柔軟または剛性プレートにより被覆され、その孔を通して、セメントがセルの端部中に押し込められる。ある特定の用途において、セメントは、サーボ駆動ピストンに基づく施栓装置により関連するマスクに押し通され(特許文献3の図1参照)、ここで、この装置は、セメントの充填物を移動させて、セルチャンネル内に必要な栓を作製する。
この特殊なプロセスには、栓の全長の大きな変動性、それによりセルが施栓されなくなるフィルタ体に関するマスクのずれ、および施用前に新しいセメント中に「剥がれ落ちる」乾燥セメントによる未施栓セルの形成を含む数多くの欠点がある。このプロセスでは一般に、多数のハニカム構造の施栓に再利用される、シリコンから予め形成されたマスクを使用する。再利用されるマスクは、ハニカム構造間の変動に適応できないので、セルの施栓にはそれほど効果的ではないことがある。これらの従来のプロセスに用いられる設備は、レーザ切断されたポリマーマスクに適合していない。何故ならば、関連する施栓装置が部品の取外しのために開いているときに、これらのレーザ切断マスクは、セメントが施された構造体と一緒にいるからである(特許文献4参照)。シリコンマスクに関する別の問題(特許文献2に示されるような)は、それらマスクがフィルタの外縁と整合されるようなサイズであり、それによって、セメントがフィルタの外縁に沿って流動し、そこに付着することである。
実質的に相互に平行な行および実質的に相互に平行な列の中で規則的に間の空いたセルを、選択された行および選択された列に亘りマスキングテープなどの、封止材料が不浸透性の接着基材を持つ柔軟ウェブ片を施すことにより、マニホールド化するためのマスクが形成されてきた。あるいは、これらのセルは、金属ホイルなどの弾性かつ不浸透性の再利用可能な材料の間隔が開けられて被された細長片のマトリクスを提供し、次いで、これらを一緒に接合し、下にあるガスケットの有無にかかわらずに、充填すべきセルチャンネルと反対のマトリクスおよびガスケット位置を通る開口部を有する構造体の開いた面の上に適合することにより形成される。ハニカム構造に、相互に平行な行および相互に平行な列に配列されたセルを提供し、マスキングテープなどの適切な軟質材料の細長片または接合された薄い金属片でセルの交互の列と交互の行を被覆することによって、開いた面に亘り市松模様に配列されたセルのサブセットの半分の開いた端部が露出される。細長片の端部を充填した後、それらの細長片は取り除かれ、残りの交互の列と残りの交互の行を被覆する細長片が施され、それによって、充填のための端面の市松模様のセルのサブセットの残りの半分の開いた端部が露出される。
米国特許第4411856号明細書 米国特許第4427728号明細書 米国特許第4557682号明細書 米国特許第4557773号明細書 米国特許第4455180号明細書
これらの実施の形態の両方で、表面高さの変動に対処する融通性が大きくなり、剛性プレートの実施の形態のものよりも、損傷されるかもしれないセル端部を含む、充填すべきではないセル端部がうまくマスキングされる。しかしながら、両方の実施の形態は一般に、各端面に二度適用しなければならない。このことは、時間のかかる作業である、各端面に亘り個々に施さなければならないテープ片に関して著しい制限である。二番目の実施の形態の再利用できるマトリクスおよびガスケットは、より迅速に施せ、取り除けるかもしれないが、剛性プレートの実施の形態のように、端面のセル位置における歪みにはそれほど容易には適用できない。さらに、セル密度が増加すると、そのような手法は実行できなくなってしまう。
それに加え、施栓装置の施栓材料の表面における変動が基体中に移行され、栓の嵌入長さの変動を生じ得る。したがって、実質的に平らであり、得られる栓の全てを同じような長さにできるように均一な力で押し込まれる初期表面を有することが望ましい。嵌入長さは、封止されたチャンネルの良好な閉鎖を確保するのに十分に深いべきであるが、栓の長さが増加すると、多孔質壁の表面積が減少するので、制限されることが望ましい。
ディーゼルエンジンのためのセラミック製粒状物質捕集装置などの、押出ハニカム構造をマニホールド化または施栓する方法であって、既存のセメント組成物およびレオロジーを使用し、レーザ切断されたポリマーマスクとの使用に適合し、栓の長さの変動性が減少しており、栓のし損ないが最小となり、施栓材料が施されるセルチャンネルからの施栓材料のはみ出しをなくす方法が望ましい。その方法は、極めて繰り返し可能かつ精密であり、容易に適用され、ハニカム構造の意図しない変形を減らすべきである。
本発明の実施の形態によれば、ハニカム構造のチャンネルに施栓する方法であって、施栓材料の前施栓チャンバに対して、その端部にマスクを有するハニカム構造を方向付け、流動制御部材の複数の通路をアライメントし、貯留槽から施栓材料の少なくとも一部を前施栓チャンバに移送し、前施栓チャンバ内で施栓材料のパテを形成する各工程を有してなる方法が提供される。流動制御部材が、その中に複数の開口が形成された可動部材と静止部材を備えることが好ましい。可動部材の動きで開口をずらせたり揃えさせたりすることにより、施栓材料の流れを制御する。
本発明の別の態様によれば、マスクの施されたハニカム構造への施栓材料の流れを制御するためのハニカム施栓装置であって、施栓材料の少なくとも一部を保持するための貯留槽、施栓材料のパテを形成するための前施栓チャンバ、および貯留槽と前施栓チャンバとの間にある流動制御部材を備え、流動制御部材がその中に複数の開口が形成された可動部材と複数の開口を有する静止部材を含み、開口をずらすことにより施栓材料の流れが制御される施栓装置が提供される。
本発明の方法および装置は、既存のセメント組成物およびレオロジーが使用でき、レーザ切断されたポリマーマスクと使用するのに適合している。本発明の方法および装置により、栓の長さの変動性が減少し、栓のし損ないが最小となり、施栓材料が施されるセルチャンネルからの施栓材料のはみ出しがなくなることが都合よい。ここに記載された方法および装置は、極めて繰り返し可能かつ精密であり、容易に適用され、ハニカム構造の意図しない変形を減らし、提案された使用に特にうまく適用される。
本発明のこれらと他の利点は、以下の説明、特許請求の範囲および添付の図面を参照することにより、当業者によりさらに理解され認識されるであろう。
ここでの説明目的で、「上方」、「下方」、「右」、「左」、「後方」、「前方」、「垂直」、「水平」という用語、およびその派生語は、図1および4において方向付けられた本発明に関するものとする。しかしながら、本発明では、明白にそうでないときに特定されている場合を除いて、様々な代わりの方向および工程順序も考えられることを理解すべきである。添付の図面に示され、以下の説明に記載された特定の装置およびプロセスは、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の概念の例示の実施の形態であることも理解すべきである。それゆえ、ここに開示された実施の形態に関連する特定の寸法および他の物理的特徴は、請求項が明白にそうではないと記載していない限り、制限と考えるべきではない。
フィルタ体10などの固体粒状物質フィルタ体、および他の用途のためのハニカム構造体は、セラミック、ガラスセラミック、ガラス、金属を含む様々な材料から、選択された材料による様々な方法によって形成される。固体粒状物質濾過用途のための、必ず均一に形成された薄い多孔質の相互に連結した壁を有するハニカム構造は、焼成後に多孔質の心材を生成して、その心出しを行う、可塑成形でき焼結可能な微細な粒子の物質から製造されることが好ましい。適切な材料としては、金属、セラミック、ガラスセラミック、および他のセラミック系混合物が挙げられる。固体粒状物質濾過用途において好ましい、押出コージエライト材料からそのようなセラミックハニカムモノリスを形成する方法が、本出願人に譲渡された米国特許第5258150号明細書に記載され、クレームされている。
本発明の実施の形態によれば、第1の端面18または第2の端面20のいずれかが、図4に示されたようにマスク28により被覆されており、ここで、被覆工程は、本出願に譲渡され、ここに全てを引用する特許文献4および米国特許第6673300号明細書に記載されたプロセスにしたがって、マスク28を形成する工程を含む。図示した実例において、第1の端面18は、熱可塑性材料、好ましくはポリエステルまたはPET材料から形成された、接着基材を持つ感圧性の薄い透明または半透明フイルムを含むマスク28により被覆されている。しかしながら、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリウレタンなどの他の材料を用いてもよい。開口は、先に挙げた文献に記載されているように、光学画像分析器により制御された開口形成手段(例えば、レーザ)を用いて、セルチャンネル22の選択された第2のサブセット26に対応して、マスクを通して形成される。
例示のマスク28は、外面34および反対の内面36を有する中央本体32を含み、開口30が外面34と内面36との間に延在している。開口30は、施栓材料を充填すべきセルチャンネル22の第2のサブセット26の端部と一致するように、本体32に配置されている。所望であれば、いくつかの隣接するセルチャンネル22を露出するために、より大きな開口を設けても差し支えないことに留意すべきである。このマスク28は、外縁38および第1の端面18の外縁16から半径方向で外側に延在する外周部40を含む。
マスク28の本体32がハニカム構造10の壁14の交差するマトリクスに付着せしめられて、マスク28が適所に保持される。マスクは、アクリル接着剤または任意の同様の接着物質により付着することができ、ある実施の形態において、マスクを構造10に配置する前に、マスク28に塗布される。
次の工程は、セルチャンネル22の選択されたサブセット内に栓を形成する工程を含む。図5に示されたある実施の形態において、PETからなることが好ましい薄いフイルム材料42は、メチルセルロースなどの水性結合剤、可塑剤および水と共にセラミック原料を含むことが好ましい、施栓材料44の栓、例えば、平らなパテにより被覆されている。フイルム材料42は、以下に説明するように、それぞれ構造10の外縁16から外側に延在する外周部46および外縁48を含む。図示されているように、施栓材料44は、フイルム材料42の外周部46に施栓材料44がないように、フイルム材料42に対して設置されている。図示した実例において、施栓材料44は、均一な厚さの平らなパテの形態で供給されているが、様々な厚さを用いてもよい。
その上に施栓材料44が載せられたフイルム材料42が、図6および7に示すように、第1の締め付け部材52および第2の締め付け部材54を有する締め付けアセンブリ51により囲まれている好ましくは平らなピストン50を備えたサーボ駆動ピストンに基づく施栓装置上に置かれている。ピストン50は、施栓されているハニカム構造に対応するように成形されており、おおよそ部品に見合うサイズのものである。締め付けアセンブリ51の第1と第2の締め付け部材52,54は、マスク28の外周部40を、フイルム材料42の外周部46で封止するために用いられる。方向の矢印60により示されるような方向の力が、ピストン50によりフイルム材料42に印加され、それによって、施栓材料44をマスク28の開口30に押し通し、ハニカム構造10のセルチャンネル22の第2のサブセット26を充填し(図7)、複数の栓62を形成する。
図7にもっともよく示されているある実例において、過剰の施栓材料44が、方向の矢印64により示される方向に、ハニカム構造10の第1の端面18に亘り横に押しのけられ、マスク28の外周部40およびフイルム材料42の外周部46により画成され、締め付けアセンブリ51およびピストン50の間に位置するポケット66内に保持され、それにより、過剰な施栓材料がハニカム構造10の外壁15に沿って塗りつけられるのが防がれる。次いで、ピストン50はハニカム構造10の第1の端面18から引っ込められ、マスク28とフイルム材料42がフィルタ体10の端部から取り除かれる。次いで、フィルタ体10は、関連する施栓装置内から取り出されてよい。ハニカム構造10は、垂直および水平を含む、施栓プロセス中の任意の方向に配置されてもよいことに留意すべきである。さらに、第2の端面20に位置するセルチャンネル22の第2のサブセット26を、セルチャンネル22の第1のサブセット24と同時に施栓し、それによって、施栓プロセスの全体のサイクル時間を著しく減少させてもよいことに留意すべきである。
本発明の方法は、既存のセメント組成物およびレオロジーを利用でき、レーザ切断されたポリマーマスクに使用するのに適合しており、栓の長さの変動性が減少し、栓のし損ないが最小になり、施栓材料が施されるセルチャンネルから施栓材料が溢れ出すことがなくなる。この方法は、極めて繰り返し可能かつ精密であり、容易に適用され、ハニカム構造の意図しない変形を減らし、提案された使用に特にうまく適用される。
本発明のさらに別の実施の形態を、図8〜19を参照して説明する。図8に示されている、ハニカム構造10を施栓するための装置80を説明する。この装置80は、その第1の端面18に透明または半透明マスク28が付着したそのような基体10の高速施栓に有用である。それに加え、基体10は、第2の端面20に別のマスク(図示せず)を有していても差し支えない。装置80は、ある体積の施栓材料44、第1の締め付け部材52、および第2の締め付け部材54を備えている。それらの部材52,54の内の一方または両方は、マスク28の外側部分40を解放可能に締め付けるように動作する。
マスク28の外側部分40は、ハニカム構造10の外縁16から半径方向に外側に延在している。マスク28は、マスク28の一部分が、基体10に配置(付着)されている間に、外縁16を超えて半径方向に延在するときに、外縁16から半径方向に外側に延在している。ある実施の形態において、マスク28は、基体10の外縁16を超えて約1インチ(2.54cm)延在するが、外側部分40を確実に締め付けるのに十分な任意の距離延在しても差し支えない。
装置80内で、ある体積の施栓材料44が、前施栓チャンバ84中に収容されている。この前施栓チャンバ84は、基体10の第1の端面18の形状にほぼ近い形状、例えば、円形または楕円を有している。前施栓チャンバ84は、ある体積の施栓材料44を収容しており、少なくともその一部が、基体10中に栓62を形成するために供給される(図11参照)。ある実施の形態において、前施栓チャンバ84は、施栓材料44のパテを形成するようなサイズである。前施栓チャンバ84中の施栓材料44のパテは、施栓材料44の圧縮性の影響を最小にするように厚さが実質的に均一である。このことは、基体10内の均一な深さの栓62を形成するのに役立つ。
例示の実施の形態において、前施栓チャンバ84は、約1/2インチ(1.27cm)の深さを有する。あるいは、前施栓チャンバ84は、全断面積が充填されるのに足りる施栓材料44の流れを確実にするのに十分に大きい任意の深さを有していて差し支えない。また、前施栓チャンバ84は、基体10が水平方向で施栓される場合、施栓材料44のスランピングを最小にするのに十分に小さいべきである。スランピングは、施栓材料44の液体特性のために生じる。前記装置が、新たな基体10を装填する間に開かれているときに、施栓材料44を前施栓チャンバ84中に保持するものは何もない。したがって、十分な時間があれば、施栓材料44は、前施栓チャンバ84から流れ始め、前施栓チャンバ84中の材料44の表面86にスランプが生じるであろう。それゆえ、施栓すべき次の基体のマスク28は、先に施栓された基体を取り出した後すぐに、締め付け部材52,54の間に迅速に封止されるべきであるのが明らかである。
貯留槽45が前施栓チャンバ84と接続されていることが好ましく、この貯留槽も施栓材料44を収容している。動作において、ピストン50が、より貯留槽45内の材料44に、流動制御部材74において整合された通路75(図11参照)を通過させる。このピストン50の動きにより、施栓材料44が移行して前施栓チャンバ84が補充される。前施栓チャンバ84中に押し入れられた施栓材料44は付随して、ほぼ同量の施栓材料44を前施栓チャンバ84から押し出して、基体10の選択されるチャンネルを所望の栓深さに充填する。ピストン50は、例えば、ピストン50と可動フレーム94との間に搭載されたアクチュエータ57により、矢印81の方向に動く。
貯留槽45と前施栓チャンバ84との間の施栓材料44の流れは、流動制御部材75の通路75a,75bを整合されたり、ずらせたりすることによって制御される(図11)。ある実施の形態において、その流動制御部材は、可動シャッタープレートなどの可動部材76、および静止部材71、好ましくは前施栓チャンバ84の壁からなる。流動制御部材74を通って流動できるようにするために、可動部材76が第1の位置(図11)に動かされ、ここで、複数の開口75aが、前施栓チャンバ84の壁に形成された同様の開口75bと実質的に整合される。
ここで図18を参照すると、ある例示の実施の形態において、可動部材76および静止部材71に形成された開口75a,75bは形状が円形である。開口75a,75bは、約5/16インチ(0.79cm)の等間隔「a」だけ離されていることが好ましく、約1/4インチ(0.64cm)の直径「b」を有する。あるいは、開口75a,75bは、施栓材料44がその中を流動できるが、ずらされたときに、それでもまだ材料44の流れを十分に遮れるような任意のサイズ、形状、または空間近接性であってよい。ある好ましい実施の形態において、可動部材76および静止部材71に形成された開口75a,75bは、それらの部材の可能な表面の約25パーセントを占める。ここで、100パーセントの占有率は、施栓中に施栓材料44をまったく遮断しないことと同じである。ある実施の形態において、可動部材76の開口75aは、施栓材料44の貯留槽45から前施栓チャンバ84への円滑な移行が可能となるように、静止部材71の開口と実質的に同じである。
施栓材料44の前施栓チャンバ84中への移動を停止させるために、可動部材76が、可動部材76の通路75aと静止部材71の通路75bがずらされる第2の位置に動かされる(図8参照)。可動部材76は、矢印73の方向に直線摺動可能であり(図11)、アクチュエータ77により動く。ある実施の形態において、可動部材76は、0.5インチ(1.27cm)、好ましくは1/4(0.63cm)未満しか動かず、遮断を完了するのに1秒未満しかかからない。可動部材76および静止部材71の間の複数の通路75a,75bのずらしの後、貯留槽45に施栓材料44を補充することができる。
動作において、流動制御部材74が開かれ、次いで、ピストン50が基体10に向かって動く。一旦、ピストン50が施栓材料44を基体10中に押し入れ始めたら、ピストン50は、栓62が所望の深さに到達するまで停止しない。これは、均一な深さの栓62を形成するのに役立つ。
一旦、ピストン50が、施栓材料44の所望の部分を基体10内の所望の深さまで押し入れたら、ピストン50は停止し、施栓プロセスにより蓄積した圧力を解放できるようにわずかに引っ込められる。ピストン50は、施栓材料44によるピストン50に対する力を測定するセンサ(図示せず)を有する。一旦、施栓材料44のピストン50に対する力がゼロ以下に到達したら、ピストン50を停止させる。この時点で、その圧力は解放され、可動部材76が作動されて、貯留槽45と前施栓チャンバ84との間の通路75a,75bを閉じる(ずらす)。一旦、可動部材76が通路を閉じたら、ハニカム構造10は、マスク28と前施栓チャンバ84とを最初に分離し、次いで、それらの間で切断することにより、前施栓チャンバ84から取り外すことができる。一旦、流動制御部材74が閉じられたら、貯留槽45に施栓材料44を補充することができる。貯留槽45を補充するために、施栓材料44の加圧供給源47(図8)が貯留槽45に連結されている。バルブが開かれると、ピストン50が引っ込められたときに、施栓材料44が貯留槽45に流入できる。
施栓材料44のハニカム構造10中への嵌入深さ(すなわち、栓62の長さ)は多くの変数により制御される。そのような制御の1つは、アクチュエータ57の速度およびそれにより生じる圧力と流量である。ある実施の形態において、基体10中への施栓材料44の均一な流れを得るために、ピストン50は、2mm/秒未満の速度で動かされ、それにより、施栓材料44に約100および750psi(0.69から5.17MPa)の間の圧力が生じる。栓の深さのさらに別の制御は、施栓材料44の粘度を制御することにより行ってもよい。施栓材料44の粘度は、基体10を水平に施栓する場合、スランピングの発生を制御するために制限される。
ここで、図11を参照すれば、好ましい実施の形態において、第1の締め付け部材52は、前施栓チャンバ84の周りに位置し、その外側部分を取り囲む第1の表面53を含む。同様に、第2の締め付け部材54は第2の表面55を含み、この第2の表面55は、第1の表面53と略反対であり、それに対して平行であることが好ましい。ある実施の形態において、第2の締め付け部材54は、マスク28を締め付けている間の封止を改善するように変形する、エラストマーまたはポリマー材料、好ましくはポリウレタンの軟質面96を有する。マスク28を締め付けるために、第1の表面53がマスク28の外側部分40と接触せしめられる。第2の表面55も同様に、マスク28の外側部分40と接触せしめられる。これらの表面が、施栓材料44を移行させる工程中に、その施栓材料が基体10の側面に、または表面53とマスク28との間から漏れ出すのを妨げるように、前施栓チャンバ84を封止するのに十分な力でマスク28を圧縮する。もちろん、第1の表面53と第2の表面55は、平らまたは平行である必要はなく、封止が行えるどのような構成を用いてもよい。
図9〜10に示すある実施の形態において、第2の締め付け部材54は、基体10の外周を実質的に取り囲むリングを含む。第2の締め付け部材54の内周がハニカム構造10の外縁16よりも半径方向に大きいことが好ましい。第2の締め付け部材54の内周と、基体10の外縁16との間に形成された間隙83を制御して、基体10の外縁16の近くにある栓62の嵌入深さを制御することができる。間隙83が大きいほど、外縁16近くの栓62が短くなり、間隙83が小さいほど、栓62が長くなる。したがって、ある実例において、間隙83は、外縁16近くの栓62が、他の栓62と実質的に同じ深さとなるように設定され、基体に亘り栓の深さが均一になる。ある実施の形態において、間隙83は、0.1インチ(2.54mm)および0.5インチ(12.7mm)の間であり、約0.25インチ(6.4mm)であることが好ましい。
図9および10に示されるように、第2の締め付け部材54は、基体10を内部に配置できるようなある方法で分離できる二片を含むことが好ましい。ある実例において、第2の締め付け部材54は、ヒンジ92を用いて開く。別の実例において、第2の締め付け部材54は、クレビスにおけるように、反対の直線方向に2つの部品を摺動させることにより開く。動作において、部材54が開かれ、端面18にマスク28が付着した基体10がその中に挿入される。
それに加え、基体10に施栓する前に、基体は、ある体積の施栓材料44に対して、位置決め装置90により垂直方向と横方向に位置決めしなければならない。位置決め装置90は、伸び縮みする(図8の紙面に対して垂直に)可動フレーム72上にある。あるいは、位置決め装置90は、ハニカム構造10が位置決め装置90上に配置でき、次いで、施栓のために正確な位置にあるように、静止位置に存在してもよい。
ここで、図17を参照すると、位置決め装置90が、移動および施栓の最中に基体10を固定するための位置決めクランプ91を備えることが好ましい。クランプ91は、矢印99の方向に上下に動いて、基体10を解放したり固定したりする。ある実施の形態において、位置決めクランプ91は、基体10を保護し把持するためのエラストマーまたはポリマー材料の軟質面96を備え、基体10の形状に似た輪郭である。ある実施の形態において、位置決め装置90は、支持フレーム72に取り付けられたローラ92を備え、楕円形状の基体10が重力を利用してそれ自体で回転して心出しできる。別の実施の形態において、位置決め装置90は、丸形の基体10を保持するためのV字掴み具を備えている。
動作において、位置決めクランプ91を備えた位置決め装置90が伸び、位置決めクランプ91がハニカム構造10から引っ込められて(図17参照)、ハニカム構造10を位置決め装置90上に配置できる。アクチュエータまたは他の適切な手段を用いて、位置決め装置90および位置決めクランプ91を動かしてもよい。一旦、基体10が位置決め装置90上に配置されたら、位置決めクランプ91が閉じられて、位置決め装置90の動作中に基体10を固定する。次いで、位置決め装置90は、基体10の第1の端面18が前施栓チャンバ84と軸整合するように、前施栓チャンバ84に対してハニカム構造10を方向付ける。あるいは、手を含む、ある体積の施栓材料44に対して基体10を位置決めする任意の適切な方法を実施しても差し支えない。位置決め装置90による基体10の動作中、第2の締め付け部材54が開かれて、基体10を受け取る。一旦、基体10が前施栓チャンバ84と整合されたら、締め付け部材54が基体10の周りに閉じる。
再度図8を参照すると、施栓プロセス中にハニカム構造10の動きを制限するために、装置80はさらに、引っ込み式であることが好ましいバックアップ部材88を備えている。支持されていない場合、施栓中に遭遇する高圧により、基体10が動いてしまう。バックアップ部材88は、第2の端面20に対して保護するエラストマーまたはポリマー材料の軟質面85を備え、第2の端面20に亘り均一な圧力を与えることにより、基体10を保護する。アクチュエータ593または他の適切な手段を用いて、バックアップ部材88の位置を方向の矢印95に沿って動かしたり引っ込めたりしてよい。アクチュエータ93は、バックアップ部材88を装置80の第1のフレーム70に対して動かし、それによって、基体10が施栓されているときに、基体10の第2の端面20(そこにもマスク28が付着していてもよい)に接触させるように位置付ける。
装置80は、矢印97の方向に動く可動フレーム94を備えてもよい。可動フレーム94は、前施栓チャンバ84、貯留槽45、流動制御部材74およびピストン50を保持する。基体10に係合するために、可動フレーム94は、前施栓チャンバ84を動かしてハニカム基体10のマスク28に接触させる。次いで、フレーム94は、図11に示されるように、マスクの外側部分40が、第1の表面53と第2の表面55との間に締め付けられるように、基体10およびマスク28を押す。締め付け中、マスク28の外側部分40の少なくとも一部は、マスク28の内面36にある接着剤のために、第2の締め付け部材54の第2の表面に付着する。一旦、マスク28が締め付けられたら、第1の締め付け部材52の表面53に対して封止され、それにより、前施栓チャンバ84を封止し、このアセンブリに、施栓材料44をマスクの開口30に通して移行させ、図11に示すように栓62を形成するのを容易にする。動作において、基体10が押し戻されて、マスク28を締め付けたときに、基体10の第2の端面20は、バックアップ部材88と接触するようになる。それに加え、位置決めクランプ91を開いて、基体10に位置決め装置90上を摺動させてもよい。一旦、基体10が施栓位置に置かれたら、位置決めクランプ91を動かして、基体10をもう一度固定する。
図12に示すように、本発明のさらに別の実施の形態によれば、ハニカム構造10を施栓する方法は、マスク28をハニカム構造10の第1の端面18に付着させ、ある体積の施栓材料44を供給し、マスク28の外側部分40を締め付け、施栓材料44の一部をハニカム構造10中に移送する各工程を有してなる。
本発明の別の態様によれば、図16にもっともよく示されているように、ハニカム構造10に施栓する方法が提供される。本発明のこの方法は、ハニカム構造10を施栓材料44の前施栓チャンバ84に隣接するように方向付け、施栓材料44の少なくともある程度をハニカム構造10中に移送し、施栓材料44を切断して、前施栓チャンバ84中の施栓材料44に実質的に平らな表面を形成する各工程を有してなる。ある実施の形態において、施栓材料44を基体中に移送する工程は、図8に示すように、水平に向けられたハニカム基体10に行われる。
一旦、移送工程が行われ、可動部材76が貯留槽45を仕切った後、前施栓チャンバ84はマスク28とハニカム構造10から分離され、それにより、図14に示すように間隙89が形成される。可動部材94は、アクチュエータ78でフレーム70に対して動くことにより、分離を行う。分離工程は、後の切断工程のために、施栓材料の準備をする。本発明の実施の形態によれば、分離、すなわち、間隙89は、切断工程中1/4インチ(6.4mm)以下であり、約3mmであることが好ましい。
分離工程が完了した後、マスク28の外面34に隣接して方向付けられた切断部材98、好ましくはワイヤが、作動され、施栓材料44を通して動かされて、それを切断する。あるいは、切断部材98は、ナイフの形状、または前施栓チャンバ84中の施栓材料44の実質的に平らな表面を形成するのに適した任意の他の形状であっても差し支えない。切断部材98は、2つの取付ブロック87(図13)の間に移動可能に取り付けられていることが好ましく、各ブロックはそれぞれのアクチュエータ79により動かされる。あるいは、切断部材98は、手作業を含む、任意の適切な様式で施栓材料に亘るように動かされても差し支えない。
アクチュエータ79が取付ブロック87を、それゆえ、ワイヤ98を矢印82の方向に動かし、そのワイヤを、好ましくは上から下に、第1の表面53に近接しかつマスク28に隣接して、施栓材料44に実質的に完全に通す。ある実例において、切断部材98は、切断しながら第1の表面53と接触し、それによって、第1の表面53と同じ平面にある施栓材料44の表面86を確保する。次いで、表面86は、ハニカム構造10の別の端部に直接、またはそうでなければ施栓すべき次の基体中に、移送される準備ができている。切断工程は、0.75mm/秒と5mm/秒の間の速度で行われることが好ましい。ある実施の形態において、切断部材98は、直径が約0.032インチ(0.81mm)であり、硬化ステンレス鋼ミュージックワイヤ、または施栓材料44を通る動きに耐えられる適切な引張強度を持つ他の材料から製造される。切断部材98が施栓材料44を通過した後、切断部材98が定位置(図13)に引っ込められたときに、その部材98が形成された表面86と接触しないように、その表面86から離して動かされる。切断されているときに、施栓された基体10は、クランプ91を引っ込め、第2の締め付け部材54を開き、バックアップ部材88を引っ込めることにより、位置決め装置90から取り除かれてもよい。
切断工程により、前施栓チャンバ84中の施栓材料44の残りの部分に平らな、すなわち、実質的に平らな表面86が形成される。これにより、次の基体の施栓動作に前施栓チャンバ84の準備ができている。「実質的に平ら」という用語は、平均からの表面86に亘る変動が、切断直後に2mm以下しか、より好ましくは1mm未満しか変動しないことを意味する。それに加え、切断工程により、マスク28の外面34上にある施栓材料44は、0.25インチ(6.4mm)未満の厚さ「t」しか残らない。
各切断の通過後、切断部材98を洗浄することが好ましい。洗浄プロセスは、ある実例において、図13および15に示されたように、流体56を含む容器59中に切断部材98を通し、切断部材98を洗浄することにより行われる。流体56は、水または施栓材料44を洗い流すかまたは溶解させる任意の他の溶剤であることが好ましい。必要に応じて、洗浄工程は、切断部材98に高圧の流体流れをさらす様式で、容器59中への流動、または流体の強制撹拌を含んでもよい。あるいは、洗浄工程は、図19に示すように、スクレーパ100などの洗浄部材を用いて行ってもよい。スクレーパ100は、矢印101の方向に動くことにより、切断部材98の周りに締め付けられる。次いで、スクレーパ100は、切断部材98の長手方向に亘り動かされ、それによって、部材98から施栓材料44をすくいとる。切断部材98の取付ブロック87(図13)に到達したら、施栓材料44が吹き落とされるか、または他の様式でスクレーパ100および切断部材98から落とされる。
先に説明において、ここに開示された概念から逸脱せずに、ハニカム基体を施栓するための方法および装置に変更を行ってもよいことが当業者には容易に認識されよう。そのような変更は、言語により明白にそうではないと述べられていない限り、添付の特許請求の範囲に含まれることが意図されている。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に関して考えられるべきであり、明細書および図面に示され説明された構造と動作の詳細に制限されるものではないと理解される。
複数の開放端セルチャンネルを有する第1の端部を含む押出フィルタ体の斜視図 セルチャンネルの第1のサブセットが施栓され、セルチャンネルの第2のサブセットが開放端である、押出フィルタ体の斜視図 第1のサブセットのセルが開放端であり、第2のサブセットのセルが施栓されている、フィルタ体の第2の端部の側面図 切断されたマスクにより被覆された押出フィルタ体の第1の端部の斜視図 フィルタ体が断面となっている、マスクにより被覆された押出フィルタ体、およびフイルム被覆されたピストンアセンブリ上に位置する薄膜材料と施栓材料のパテにより被覆された施栓装置のピストンの側面図 マスクの周囲縁が薄膜の周囲縁により封止されている、押出フィルタ体の側面図 施栓材料がフィルタ体の選択されたセルチャンネル内に位置している、押出フィルタ体の側面図 本発明による装置の実施の形態の断面側面図 本発明のさらに別の態様による締め付けピストンの実施の形態の部分正面図 本発明のさらに別の態様による締め付けピストンの実施の形態の部分正面図 本発明のさらに別の態様による可動流動制御部材の実施の形態の部分断面側面図 本発明の方法による各工程を示す流れ図 本発明の皿に別の態様による切断装置の実施の形態の正面断面図 本発明の態様による切断操作を示す切断装置の実施の形態の部分断面側面図 本発明の態様による切断操作を示す切断装置の実施の形態の部分断面側面図 例示の実施の形態の方法による各工程を示す流れ図 例示の実施の形態による位置決め装置の断面正面図 例示の実施の形態による可動流動制御部材の正面図 例示の実施の形態による洗浄部材の側面図
符号の説明
10 ハニカム構造
14 多孔質壁
22 チャンネル
28 マスク
30 開口
44 施栓材料
45 貯留槽
62 栓
74 流動制御部材
80 ハニカム構造を施栓するための装置
84 前施栓チャンバ
90 位置決め装置
98 切断部材

Claims (10)

  1. ハニカム構造のチャンネルに施栓する方法であって、
    その端部にマスクを有するハニカム構造を、前施栓チャンバに対して方向付け、
    流動制御部材中の複数の通路を整合させ、
    貯留槽から施栓材料の少なくとも一部を前記流動制御部材中の通路に通して、前記前施栓チャンバ中に移送する、
    各工程を有してなる方法。
  2. 前記整合させる工程が、可動部材を静止部材に対して動かす工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記可動部材が0.5インチ(1.27cm)未満しか動かないことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記流動制御部材中の複数の通路をずらす工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記通路をずらす工程後、前記貯留槽に施栓材料を補充する工程をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記通路をずらす工程後、前記施栓材料への圧力を解放する工程をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 前記複数の通路をずらす工程が、完了するのに1秒未満しかかからないことを特徴とする請求項4記載の方法。
  8. マスク付きハニカム構造に施栓するための装置において、
    施栓材料の少なくとも一部を保持するための貯留槽、
    その中に施栓材料のパテを有する前施栓チャンバ、および
    前記貯留槽と前記前施栓チャンバとの間にある流動制御部材であって、
    複数の開口を有する可動部材、および
    複数の開口を有する静止部材、
    を含み、前記開口のずれにより、前記施栓材料の前記マスク付きハニカム構造中への流れを制御するものである流動制御部材、
    を備えた装置。
  9. 前記可動部材が第1の位置にあるときに、該可動部材の開口が、前記静止部材の開口と実質的に整合されていることを特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 前記可動部材が第2の位置にあるときに、該可動部材の開口が、前記静止部材の開口からずれていることを特徴とする請求項9記載の装置。
JP2008542290A 2005-11-22 2005-11-22 微粒子フィルタの施栓方法および装置 Expired - Fee Related JP4741677B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US2005/042673 WO2007061414A1 (en) 2005-11-22 2005-11-22 Plugging methods and apparatus for particulate filters

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009516585A true JP2009516585A (ja) 2009-04-23
JP4741677B2 JP4741677B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=38067511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008542290A Expired - Fee Related JP4741677B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 微粒子フィルタの施栓方法および装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1951491A1 (ja)
JP (1) JP4741677B2 (ja)
CN (1) CN101346219A (ja)
WO (1) WO2007061414A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066916A1 (ja) * 2010-11-16 2012-05-24 住友化学株式会社 ハニカム構造体の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8609002B2 (en) 2011-03-31 2013-12-17 Corning Incorporated Method of plugging a honeycomb body

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874117A (ja) * 1981-07-15 1983-05-04 コ−ニング・グラス・ワ−クス ハニカム構造のセル内に流動性材料を選択的に充填する方法およびその方法を実施するのに使用する装置
JPH05253419A (ja) * 1992-03-10 1993-10-05 Ibiden Co Ltd ハニカムフィルタ−端面のセル穴封止方法
JPH07213829A (ja) * 1994-02-10 1995-08-15 Nippon Soken Inc ハニカムフィルタの栓詰め方法及びそれに用いるマスク部材
JP2000190312A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Ibiden Co Ltd セラミック成形体の封口方法及び封口装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3748075A (en) * 1971-07-29 1973-07-24 D Taylor Molding apparatus

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874117A (ja) * 1981-07-15 1983-05-04 コ−ニング・グラス・ワ−クス ハニカム構造のセル内に流動性材料を選択的に充填する方法およびその方法を実施するのに使用する装置
JPH05253419A (ja) * 1992-03-10 1993-10-05 Ibiden Co Ltd ハニカムフィルタ−端面のセル穴封止方法
JPH07213829A (ja) * 1994-02-10 1995-08-15 Nippon Soken Inc ハニカムフィルタの栓詰め方法及びそれに用いるマスク部材
JP2000190312A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Ibiden Co Ltd セラミック成形体の封口方法及び封口装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066916A1 (ja) * 2010-11-16 2012-05-24 住友化学株式会社 ハニカム構造体の製造方法
JP2012106167A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Sumitomo Chemical Co Ltd ハニカム構造体の製造方法
CN103201009A (zh) * 2010-11-16 2013-07-10 住友化学株式会社 蜂窝构造体的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007061414A1 (en) 2007-05-31
CN101346219A (zh) 2009-01-14
EP1951491A1 (en) 2008-08-06
JP4741677B2 (ja) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5088953B2 (ja) 粒子状物質フィルタの閉塞方法および装置
US4557773A (en) Method for selectively manifolding honeycomb structures
EP0070202B1 (en) Method and apparatus for selectively charging honeycomb structures
EP2174759B1 (en) Process for producing honeycomb structure and apparatus therefor
US4411856A (en) Method and apparatus for high speed manifolding of honeycomb structures
US4715576A (en) Apparatus for forming a flexible mask
EP2174760B1 (en) Process for producing a honeycomb structure and apparatuses therefor
US4573896A (en) Apparatus for selectively manifolding honeycomb structures
JP2007237662A (ja) 目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止充填用冶具
US4752516A (en) Apparatus for high speed manifolding of honeycomb structures
JP4741677B2 (ja) 微粒子フィルタの施栓方法および装置
US4715801A (en) Apparatus for high speed manifolding of honeycomb structures
EP1911570B1 (en) Plugging method and apparatus for particulate filters
CN109789357B (zh) 制造陶瓷蜂窝过滤器的方法以及装置
CN101722572A (zh) 贴膜装置和贴膜方法
JPH01192504A (ja) ハニカム状成形体の端面封止方法
JPH01259905A (ja) ハニカム状成形体の端面封止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4741677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees