JP2009514301A - 放送コンテンツに関する動作を行う端末,方法及び計算機プログラム製品 - Google Patents
放送コンテンツに関する動作を行う端末,方法及び計算機プログラム製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009514301A JP2009514301A JP2008537225A JP2008537225A JP2009514301A JP 2009514301 A JP2009514301 A JP 2009514301A JP 2008537225 A JP2008537225 A JP 2008537225A JP 2008537225 A JP2008537225 A JP 2008537225A JP 2009514301 A JP2009514301 A JP 2009514301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- content
- selected channel
- client application
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/06—Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/438—Interfacing the downstream path of the transmission network originating from a server, e.g. retrieving MPEG packets from an IP network
- H04N21/4383—Accessing a communication channel
- H04N21/4384—Accessing a communication channel involving operations to reduce the access time, e.g. fast-tuning for reducing channel switching latency
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/443—OS processes, e.g. booting an STB, implementing a Java virtual machine in an STB or power management in an STB
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/80—Generation or processing of content or additional data by content creator independently of the distribution process; Content per se
- H04N21/83—Generation or processing of protective or descriptive data associated with content; Content structuring
- H04N21/845—Structuring of content, e.g. decomposing content into time segments
- H04N21/8455—Structuring of content, e.g. decomposing content into time segments involving pointers to the content, e.g. pointers to the I-frames of the video stream
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/16—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
- H04N7/173—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems with two-way working, e.g. subscriber sending a programme selection signal
- H04N7/17309—Transmission or handling of upstream communications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W28/00—Network traffic management; Network resource management
- H04W28/02—Traffic management, e.g. flow control or congestion control
- H04W28/10—Flow control between communication endpoints
- H04W28/14—Flow control between communication endpoints using intermediate storage
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/0005—Control or signalling for completing the hand-off
- H04W36/0007—Control or signalling for completing the hand-off for multicast or broadcast services, e.g. MBMS
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/06—Reselecting a communication resource in the serving access point
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
コンテンツに関して動作を行う移動体端末は,クライアントアプリケーションを動作させることができるコントローラを含む。クライアントアプリケーションは記録モード動作を含む動作を行うことができる。記録モードにおいて,クライアントアプリケーションは選択チャネルのコンテンツを記録し,データベースに前記の記録コンテンツを記憶させることができる。チャネルを選択チャネルから別のチャネルに変更したことに応答して,クライアントアプリケーションは選択チャネルに関する記録タイムアウトを開始することができる。クライアントアプリケーションは,後にチャネルが選択チャネルに戻される場合ごとに選択チャネルの記録タイムアウトをリセットすることができる。しかしチャネルが選択チャネルに戻された場合リセットする前に記録タイムアウトが終了したとき,クライアントアプリケーションは選択チャネルのコンテンツ記録を停止することができる。
Description
本発明は概略放送コンテンツを提供するシステム及び方法に関し,より詳しく言えば放送コンテンツに関する動作を行う端末,方法及び計算機プログラム製品に関する。
先進的な高ビットレート移動体ネットワークの展開は,以前の第2世代無線ネットワークでは不可能であった方法で多くのサービスを提供できる新たな機会を開いた。世界移動体通信システム(GSM)無線標準と共に用いるように規定されたような第3世代(3G)システムを含む最近のシステムは,ビデオ呼並びにオーディオクリップ及びビデオクリップからなるマルチメディアアプリケーションの再生のような新しいデジタルサービスの提供を可能にした。これに関して,3Gシステムではビットレートが向上しているため,デジタルサービスを提供できる可能性が広がっている。
3Gシステムのビットレートが向上したことによって,ポイント−ツ−ポイントのデータ配信機構の例として高品質デジタルオーディオ及び許容できる品質の動画クリップすなわちビデオを配信するために適切な性能を提供する。有望なこのような配信技法の1つにデジタルビデオ放送標準(DVB)がある。これに関して,DVB−C(ケーブル)及びDVB−S(衛星)に関連するDVB−Tは,DVB標準のうち地上波に対応するものである。周知のとおりDVB−TはデジタルTV放送のために開発された無線ポイント−ツ−マルチポイントデータ配信機構であり,ビデオ及び同期オーディオのためのMPEG−2トランスポートストリーム(TS)を用いる。DVB−Tは,多数のユーザに放送チャネルを介して大量のデータを効率よく,かつ同時に送信する能力を持っている。DVB−H(携帯向け)はこれもDVB−Tに関連したものであるが,特に携帯デバイスに対して性能の良い無線データ配信を提供することができる。
デジタル広帯域データ放送ネットワークは既知である。上述のとおり,ヨーロッパほか世界中で人気のあるネットワークの例はDVBであり,テレビコンテンツの配信に加えて,インターネットプロトコル(IP)データのようなデータ配信も可能である。広帯域データ放送ネットワークのほかの例としては日本の地上統合サービスデジタル放送(ISDB−T)と,デジタルオーディオ放送(DAB)と,デジタルマルチメディア放送(DMB)と,MBMSと,高度テレビシステム委員会(ATSC)が提供するネットワークと,がある。このような多くのシステムにおいてはコンテナ化技法が用いられており,データコンテナとして動作するMPEG−2パケットに送信コンテンツが入れられる。このようにしてコンテナは,これに限定するものではないが高解像度TV,多チャネル標準解像度TV(PAL,NTSC又はSECAM)並びにもちろん広帯域マルチメディアデータ及び対話型サービスを含み,任意の適切にデジタル化されたデータを搬送するための用いることができる。
移動中のユーザに効率よくデジタルサービスを提供できるように,DVB−Tのような広帯域配信技法と移動体通信とを結合して利用することは以前より提案されている。これは(既に流行している)個別通信及びインターネット接続への増大する要求を予想されるデジタル放送の興隆と共に提供するために既存基盤設備を利用し,それによってユーザはこれらのサービスを1つのデバイスで受信することができる。更にDVB−Tはプラットホーム横断型標準であって,多くの国で共有され,そのため周波数両立性及びローミングに関して問題が少ない。移動体通信と比較的低コストのデジタル広帯域配信技法を結合することによって,オーディオ及びビデオのストリーミング(例えばTV,ラジオなど),ファイルダウンロード,高度ゲームアプリケーション,などのような単方向及び双方向のサービスのような対話型サービスが可能になる。
デジタル広帯域データ放送ネットワークは,1又は複数のテレビ,ラジオ,及び/又はデータチャネルのコンテンツを放送するために用いられるであろうと考えられる。例えば,移動体向けテレビDVB−H放送,10〜50又はそれ以上のテレビチャネルのコンテンツを含むものと考えられる。種々の例においてこれらのコンテンツはバーストで放送され,それぞれのバーストが多数のチャネルのタイムスライスされたコンテンツを含む。複数チャネルをタイムスライスで放送することによって,移動体デバイスはいくつかのチャネルのタイムスライスコンテンツのバーストを受信するとき電源を投入し,バースト間の長い期間は電源を切ることによって電力節減が可能になる。
明察のとおり,多くの利用可能なコンテンツチャネルが放送されるとき,ユーザは受信して消費(例えば表示,再生など)する所望のチャネルを選択するために利用可能なチャネルをブラウズしたいかもしれない。そのようなブラウズはしばしば「チャネルホップ」と呼ばれ,一般にユーザが1つのチャネルから次へ1つずつ移動し,次のチャネルに移動するまでに選択チャネルのコンテンツをユーザが短く受信できるように各チャネルを選択するステップを含む。選択チャネルのコンテンツを短く受信することによってユーザは受信したコンテンツを評価し,そのコンテンツの受信を続ける(チャネルホップを止める)か,次のチャネルに移動するかを判断する。
またこれも明察のとおり,各チャネルはバーストで放送され,各バーストはこれらのチャネルのタイムスライスコンテンツを含むので,1つのチャネルから次へ移動するユーザは,バースト期間及びほかのいくつかの遅延に依存する遅延(すなわちチャネル同調時間)に気付くかもしれない。好ましくないがこのような遅延は10秒又はそれ以上続くことがある。しかしこの遅延を減少させるために,ユーザデバイスのメモリに現在の選択チャネルの両側のチャネルのコンテンツをバッファする技法が開発されている。この技法によれば,ユーザは1チャネルではなく3チャネルのコンテンツを受信し,そのうち1チャネルのコンテンツが再生され,残りの2つはメモリ内にバッファされる。このようにしてユーザが次のチャネルに移動したとき,そのチャネルのコンテンツは始めバッファメモリから取り出され,次のバースト期間まで待ってコンテンツを受信することによる遅延を避けることができる。しかしこのようなバッファリングは,1つのチャネルから次へチャネルホップすることに関連する遅延は減少させることができる一方で,タイムスライスバーストによってチャネルが放送されることによる電力節減の利点も減少させ,現在の受信器性能を十分に達成することさえもできないかもしれない。更にこのような従来技法では,ユーザがあるチャネルのコンテンツを再生するか,ほかのチャネルにホップするかを選択しなければならないので,ユーザがあるチャネルのコンテンツの再生を望まないときは,ほかのチャネルにホップすることを選択しなければならない。
前述の背景に照らして本発明の例示実施例は,多チャネル放送コンテンツの方向性チャネルブラウズを行い,そのようなチャネルブラウズの際に1又は複数のチャネルのコンテンツを記録する改善された端末と,方法と,計算機プログラム製品と,を提供する。チャネルブラウズの際,本発明の例示実施例は選択チャネルのどちらの側のチャネルをバッファする際にも,電力削減効果を減少させることなくチャネルホップに関連する遅延を減少させるように,1又は複数のチャネルコンテンツを制御しつつバッファする。これに関連して本発明の例示実施例は,端末が選択チャネルのコンテンツを受信し再生する間空であってもよいバッファメモリを含み,ここで選択チャネルは多数の順序付きチャネルのうち1つである。このような再生の際に,選択チャネルのコンテンツを記録し始めるように端末に指示してもよい。
端末ユーザが選択チャネルに隣接するチャネルを選択してチャネルホップを開始したとき,端末は選択チャネルから同一の方向にある1又は複数の次の隣接チャネルのコンテンツをバッファし始める。したがって本発明の例示実施例は,端末が選択チャネルのいずれかの側のチャネルを連続的にバッファする必要なしに,チャネルホップの際に少なくとも部分的に各チャネルをバッファすることができる。そして端末ユーザがチャネルホップを停止したとき,端末はバッファをクリアして端末ユーザが再度チャネルホップを開始するまでバッファなしで動作することができる。更に端末は前に選択したチャネルのコンテンツの記録を停止することができる。チャネルホップの間にユーザが前に選択したチャネルに戻ったとき,又はチャネルホップを停止したとき,端末はそのチャネルのコンテンツを記録し続けてもよい。端末がそのチャネルのコンテンツを受信しながら記録したチャネルのコンテンツを再生し,その後そのチャネルの記録コンテンツを再生するように指示することができる。例として,前に放送されて記録コンテンツを再生する前に,現在放送されているコンテンツを再生するように端末に指示してもよい。これに加えて,又は代替として,端末がそのチャネルの記録された(すなわち更に記録された)コンテンツを最初に再生し,一方でチャネルのコンテンツを受信しながらそのチャネルのコンテンツの記録を続けるように端末に指示してもよい。このような場合,端末ユーザが別のチャネルにチャネルホップし,端末ユーザがそのチャネルに順に戻る間,端末はそのチャネルの放送中のコンテンツを再生することができる。このようにして本発明の例示実施例は,端末ユーザがチャネルホップをしていない間,タイムスライスしたバーストによってコンテンツを配信することによって得られる電力削減の効果を十分に得ることもできる。
本発明の一態様によれば,移動体端末は放送コンテンツを記録することができる。端末は,コンテンツを記憶することができるデータベースと,クライアントアプリケーションを動作させることができるコントローラと,を含む。クライアントアプリケーションは,チャネル集合の放送コンテンツのうち選択チャネルxに関して1又は複数の動作を行うことができる。クライアントアプリケーションが実行できる動作は,(a)選択チャネルの現在放送中のコンテンツについて記録モードで動作すること,(b)選択チャネルの予定コンテンツについて記録モードで動作すること,及び/又は(c)選択チャネルの予定コンテンツについて通知モードで動作すること,を含む。記録モードで動作するときクライアントアプリケーションは,選択チャネルのコンテンツを記録し,記録コンテンツをデータベースに記憶させることができる。そしてチャネルをその選択チャネルから順序付きチャネル集合内の別のチャネルに変更したことに応答して,クライアントアプリケーションは選択チャネルの記録タイムアウトを開始することができる。これに関連してクライアントアプリケーションは,後にチャネルを選択チャネルに戻す場合ごとに,選択チャネルの記録タイムアウトをリセットすることができる。しかし後にチャネルを選択チャネルに戻す場合,選択チャネルの記録タイムアウトをリセットする前に記録タイムアウトが終了したときは,クライアントアプリケーションは選択チャネルのコンテンツの記録を停止することができる。しかしチャネルが選択チャネルに戻されたとき,クライアントアプリケーションは更に選択チャネルの記録コンテンツを再生し,その後選択チャネルのコンテンツを受信し再生することができる。
より詳しく言えばクライアントアプリケーションはチャネルを選択チャネルxから順序付きチャネル集合内の隣接チャネルx±1に変更することができ,それによって選択チャネルxから特定の方向にチャネルを変更することができる。そして更にチャネルを隣接チャネルx±1に変更したことに応答して,Y個の次の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツを受信しバッファメモリに記憶させることができる。これに関連して,次の隣接チャネルのコンテンツは,チャネルが変更された方向によって,かつチャネルを隣接チャネルに変更したことに応答して,受信し記憶させることができる。このようにしてチャネルが隣接チャネルx±1から次の隣接チャネル(x±1)±y以外のチャネルに変更されたとき,クライアントアプリケーションは更に,記憶したコンテンツとは独立に,次の隣接チャネル以外のチャネルのコンテンツを受信し再生することができる。
クライアントアプリケーションは1又は複数の時点で,選択チャネルxのコンテンツを受信し再生し,選択チャネルxから隣接チャネルx±1へチャネルを変更し,隣接チャネルx±1のコンテンツを受信し再生し,そして次の隣接チャネル(x±1)±yのコンテンツを受信し記憶させる,動作を行うことができる。クライアントアプリケーションがこのような多数の時点で動作するとき,ある時点の隣接チャネルx±1は,次の時点の選択チャネルxとなり,ある時点から次の時点でx=x±1となる。またこのような時点でクライアントアプリケーションは更に,選択チャネルxから隣接チャネルx±1にチャネルを変更した後バッファタイムアウトを開始させることができ,ここでバッファタイムアウトを開始させるステップは,後にチャネルを変更する場合ごとにバッファタイムアウトをリセットするステップを含む。したがって,クライアントアプリケーションは後にチャネルを変更する場合リセットする前にバッファタイムアウトが終了したときは,Y個の次の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツの受信及びバッファメモリへの記憶を停止することができる。またこのような場合,クライアントアプリケーションは更にバッファメモリをクリアすることができる。
本発明の別の態様によれば,放送コンテンツを記録する方法と,計算機プログラム製品が提供される。したがって本発明の例示実施例は,放送コンテンツを記録する改善された端末と,方法と,計算機プログラム製品と,を提供する。これに関連して,本発明の例示実施例の端末は,多チャンネル放送コンテンツをチャネルブラウズ,すなわちチャネルホップし,そのようなチャネルブラウズの際,1又は複数のチャネルのコンテンツを記録することができ,コンテンツの記録は,記録している対応チャネル以外のチャネルに落ち着いたときに停止することができる。またこのようなチャネルブラウズの際本発明の例示実施例は,チャネルが変更されている方向によって1又は複数のチャネルのコンテンツを制御しつつバッファすることができる。そしてチャネルホップが終わった後,バッファタイムアウトに終了によって指示されて,端末はコンテンツのバッファリングを停止し,所望であればバッファをクリアすることができる。したがって本発明の例示実施例の端末と,方法と,計算機プログラム製品とは,先行技法が特定する課題を解決し,更なる利点を提供することができる。
このように本発明を一般的に説明してきたが,ここで必ずしも正確な縮尺で描かれてはいない付属の図面を参照する。
これ以降,本発明の好ましい実施例を示す付属の図面を参照して本発明をより詳しく説明する。しかし本発明は多くの異なった形態で実現できるものであり,ここで述べる実施例に限定されると見なすことは望ましくない。むしろこれらの実施例は,この開示が十分かつ完全であり,当業者に対して本発明の範囲を十分に伝えるように提供されるものである。本願を通じて類似の番号は類似の要素を指すものとする。
図1を参照すると,本発明の恩恵を受ける1つの種類の端末及びシステムが示されている。図示のとおり端末10は,信号を送信し,また地上デジタルビデオ放送(例えばDVB−T,DVB−H,ISDB−T,ATSC,など)のネットワークのようなデジタル放送ネットワークを介してデジタル放送装置14から信号を受信するアンテナ12を含んでもよい。明察のとおり,端末とデジタル放送装置とを直接又は間接に接続することによって,端末は1又は複数のテレビ,ラジオ,及び/又はデータのチャネルのコンテンツのようなコンテンツをデジタル放送装置から受信することができる。これに関連してデジタル放送装置は,DVB TXのような送信器(TX)16を含むか,又は接続されている。類似して端末は,DVB−H受信器(図示していない)のような受信器を含んでもよい。端末は,いくつかの異なるエンティティのどれからでも,いくつかの異なる方法のどの1又は複数の方法でもコンテンツを受信することができる。例えば一実施例においては,端末は,DVB(例えばDVB−T,DVB−H,など)の技法によって,データ,コンテンツ又はその類似物を送信,及び/又は受信できる端末10’を含む。このような実施例において,端末10’はDVB TXからコンテンツを受信するアンテナ12aと,セルラネットワーク(図示していない)の基地サイト又は基地局(BS)と信号を送受信するもう1つのアンテナ12bと,を含んでもよい。このような端末についての更なる情報に関しては,米国特許出願第09/894,532号,"Receiver",2001年6月29日出願,に記載されており,ここにその全体を参照する。
TX16を介して端末10をデジタル放送装置14と直接接続することに加え,又はその代わりに,端末をデジタル放送(DB)受信端末18に接続し,次にDB受信端末を直接及び/又はTX経由でデジタル放送装置に接続してもよい。このような例においてデジタル放送受信端末は,セットトップボックス形態のDVB受信器のようなDVB受信器を備えてもよい。端末は,パーソナルネットワークなどによってデジタル放送受信端末と局所的に接続することができる。しかし一例示実施例においては,端末は追加又は代替として,構内ネットワーク(LAN),都市域ネットワーク(MAN)及び/又はインターネット20のような広域ネットワーク(WAN)のようなデータネットワークを介してデジタル放送受信端末と間接的に接続してもよい。端末は直接インターネットと接続してもよいし,間接的に接続してもよい。例えば端末は,無線接続点(AP)22及び/又はゲートウェイ(GTW)24を介してインターネットに接続し,そしてデジタル放送受信端末に接続してもよい。追加又は代替として,例えば端末はパーソナル計算機,サーバ計算機,又はその類似物のような1又は複数の別の計算デバイス26を介してインターネットに接続してもよい。
ここで図2を参照すると,本発明の一実施例による端末10,デジタル放送装置14及び/又はデジタル放送受信端末18として動作できるエンティティのブロックが示されている。いくつかの実施例においては別個のエンティティとして示しているが,1又は複数のエンティティが,論理的には分離しているがそのエンティティ内に併設された,1又は複数の端末,デジタル放送装置,及び/又はデジタル放送受信端末に対応してもよい。例えば1つのエンティティが論理的には分離しているが併設された端末及びデジタル放送受信端末に対応してもよい。また例えば,1つのエンティティが論理的には分離しているが併設されたデジタル放送受信端末及びデジタル放送装置に対応してもよい。
端末10,デジタル放送装置14,及び/又はデジタル放送受信端末18として動作できるエンティティは,ここに特に図示し説明するものを含む,本発明の例示実施例による1又は複数の機能を実行する種々の手段を含む。しかし,このエンティティの1又は複数は,本発明の精神及び範囲を逸脱することなく1又は複数の類似機能を実行する代替手段を含んでもよいことを理解されたい。より詳しく言えば,例えば図2に示すとおり,エンティティはメモリ30に接続したプロセッサ28を含んでもよい。メモリは揮発メモリ及び/又は不揮発メモリを含み,コンテンツ,データ又はその類似物を記憶することができる。例えばメモリはエンティティから送信され,及び/又はエンティティによって受信されるコンテンツを記憶する。また例えばメモリは,プロセッサに本発明の例示実施例によるエンティティの動作と関連するステップを実行させるクライアントアプリケーション,命令又はその類似物を記憶する。次に説明するとおり,例えばメモリは,1又は複数のテレビチャネル,ラジオチャネル,及び/又はデータチャネルのコンテンツを再生する通常のテキストビューア,オーディオプレイヤ,ビデオプレイヤ,マルチメディアビューア,又はその類似物のようなクライアントアプリケーションを記憶することができる。
また例えば,メモリ30は1又は複数のクライアントアプリケーションと統合された,又は通信するデジタル権利管理(DRM)エンジンを記憶することができ,それによってDRMエンジンはDRM技法を用いてコンテンツの再生を制御することができる。このようなDRMエンジンは,例えばオープンモバイルアライアンス(OMA)デジタル権利管理仕様書に規定されるものを含むいくつかの異なるDRM技法のどれによって構成してもよい。更にメモリは,1又は複数のクライアントアプリケーション及びDRMエンジンと統合された,又は通信する暗号復号化モジュールを記憶することができ,それによって暗号化・暗号復号化モジュールがクライアントアプリケーションが再生するコンテンツを暗号化することができる。これに関連して,暗号復号化モジュールは,例えばインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec),セキュア実時間転送プロトコル(SRTP)又はその類似物を含む,コンテンツを暗号化するいくつかの異なる技法のうちどれによってもコンテンツを暗号復号化するように構成することができる。
ここで説明したとおり,クライアントアプリケーションと,DRMエンジンと,暗号復号化モジュールとは,それぞれ対応するエンティティによって動作させられるソフトウェアを含む。しかしここで説明したクライアントアプリケーションと,DRMエンジンと,暗号復号化モジュールとの,どの1又は複数も,本発明の精神及び範囲を逸脱することなく,代替としてファームウェア又はハードウェアを含んでもよいことを理解されたい。そして一般的に端末10,デジタル放送装置14,及び/又はデジタル放送受信端末18は,1又は複数のクライアントアプリケーション,DRMエンジン,及び/又は暗号復号化モジュールの種々の機能を実行する1又は複数の論理要素を含んでもよい。明察のとおり,論理要素はいくつかの異なる方法のどれによっても実現できる。これに関連して,1又は複数のクライアントアプリケーション,DRMエンジン及び/又は暗号復号化モジュールの機能を実行する論理要素は,対応するネットワーク要素(すなわち,端末,情報源サーバ,デジタル放送受信端末,デジタル放送装置,など),又はより詳しく言えば例えば対応ネットワークエンティティのプロセッサ28,と統合されたか,又は通信する1又は複数の集積回路を含む集積回路組立て品によって実現できる。集積回路の設計は,一般に高度に自動化された処理である。これに関連して,論理レベルの設計をすぐに半導体基板にエッチングして形成できる半導体回路設計に変換する複雑かつ強力なソフトウェアツールが利用できる。カリフォルニア州フレモントのAvant! Corporation,カリフォルニア州サンホセのCadence Designが提供するようなこれらのソフトウェアツールは,よく確立された設計規則及び事前に記憶した設計モジュールの膨大なライブラリを用いて,自動的に導体を配線し,半導体チップ上にコンポーネントを配置する。半導体回路の設計が終わると,得られた設計は標準化された電子形式(例えばOpus,GDSII又はその類似物)によって,半導体製造施設又は”fab”に送信することができる。
メモリ30に加えてプロセッサ28もまた,データ,コンテンツ又はその類似物を表示し,送信及び/又は受信する少なくとも1つのインタフェース又はほかの手段に接続される。これに関連してインタフェースは,データ,コンテンツ又はその類似物を送信及び/又は受信する少なくとも1つの通信インタフェース32又はほかの手段,及びディスプレイ34及び/又はユーザ入力インタフェース36を含むことができる少なくとも1つのユーザインタフェースを含むことができる。次にユーザインタフェースは,キーパッド,タッチディスプレイ,ジョイスティック又はほかの入力デバイスのようなエンティティが,ユーザからデータを受信することができるようにする任意の数のデバイスを含んでもよい。次により詳しく説明するとおり,例えばユーザ入力インタフェースは,順序付きコンテンツチャネルのような順序付きアイテムを方向によって選択する1又は複数の方向キー(ハードキー及び/又はソフトキー)を含んでもよい。
ここで図3を参照すると,本発明の一実施例によるデジタル放送受信端末18の機能ブロック図を示している。図示のとおりデジタル放送受信端末は,デジタル放送装置14から信号を受信し,受信器(RX)40に信号を供給するアンテナ38を含む。次に受信器は,例えばコンテンツデータを抽出するために,信号を暗号復号化し,復調し,及び/又は分離することができる。受信器はコンテンツデータをプロセッサ42に供給することができ,プロセッサはその後コンテンツデータを暗号復号化することができる。次にプロセッサは暗号復号化信号をオーディオ/ビデオ(A/V)インタフェース44に供給することができ,A/Vインタフェースは信号をテレビ受像機46のようなモニタが表示するのに適した形態に変換することができる。
デジタル放送受信端末18は,データの一時記憶のためのキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性メモリ48を含むことができる。デジタル放送受信端末はまた不揮発性メモリ50も含むことができ,不揮発性メモリは組み込みでもよいし,及び/又は着脱可能でもよい。不揮発性メモリは,追加又は代替として,EEPROM,フラッシュメモリ,ハードディスク,又はその類似物を含むことができる。メモリは,デジタル放送受信端末がその機能を実現するために用いるいくつかの情報と,コンテンツと,データとのどれでも記憶することができる。例えば上述のとおり,メモリはデジタル放送装置14から受信したようなコンテンツを記憶することができる。
デジタル放送受信端末18はまた,端末10及び/又はデジタル放送装置14のような電子デバイスとデータを共有,及び/又は取得する1又は複数の手段も含むことができる。より詳しく言えば,デジタル放送受信装置は,インターネット20のようなネットワークとデータを共有,及び/又は取得するネットワークインタフェース手段52を含むことができる。例えばデジタル放送受信端末は,インターネットのようなネットワークへデータを送信し及び/又は受信するように構成されたイーサネット(登録商標)用PCMCIA(パーソナル計算機メモリカード国際協会)カードを含んでもよい。
ここで図4を参照すると,本発明の一実施例のデジタル放送装置14の機能ブロック図が示されている。図示のとおりデジタル放送装置は,放送のためコンテンツをデジタル放送サービスプロバイダ装置56へ提供することができる1又は複数の放送施設54を含む。各放送施設は,データの一時記憶のためのキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性メモリを含むことができる。デジタル放送装置はまた不揮発性メモリも含むことができ,不揮発性メモリは組み込みでもよいし,及び/又は着脱可能でもよい。不揮発性メモリは,追加又は代替として,EEPROM,フラッシュメモリ,ハードディスク,又はその類似物を含むことができる。メモリは例えば,1又は複数のチャネルの商業又は非商業放送テレビ及び/又はラジオコンテンツのような放送コンテンツを記憶するコンテンツ記憶装置58を含んでもよい。しかしコンテンツ記憶装置に記憶されたいくつかのコンテンツを含むことに加え,放送施設はまた,1又は複数チャネルのニュース,スポーツイベント又はその類似物のようなライブ放送コンテンツも提供することができ,それらはどんな時間であってもコンテンツ記憶装置に事前に記憶しておくことができない。更に例えば放送施設は,1又は複数の事前に記憶されたニュースストーリ及びそのニュースストーリのライブのニュースキャスタによるナレーションを含むことができる放送ニュースコンテンツのような事前記憶及びライブの放送コンテンツを含むチャネルを提供することができる。しかしコンテンツが事前記憶されたものかライブかにかかわらず,一例示実施例のデジタル放送装置は,図5のチャネルリスト60に示すようにn個の順序付きチャネルにそのようなコンテンツを放送することができる。
デジタル放送受信端末18のように,デジタル放送装置14のデジタル放送サービスプロバイダ装置56はデータの一時記憶のためのキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性メモリ62を含むことができる。デジタル放送装置はまた不揮発性メモリ64も含むことができ,不揮発性メモリは組み込みでもよいし,及び/又は着脱可能でもよい。不揮発性メモリは,追加又は代替として,EEPROM,フラッシュメモリ,ハードディスク,又はその類似物を含むことができる。メモリは,デジタル放送装置がその機能を実現するために用いるいくつかの情報と,コンテンツと,データとのどれでも記憶することができる。例えば上述のとおり,メモリはデジタル施設54が提供するようなテレビチャネルのコンテンツ及びいくつかのほかのテレビチャネルイ,ラジオチャネル及び/又はデータチャネルのコンテンツのようなコンテンツを記憶することができる。
デジタル放送装置14のデジタル放送サービスプロバイダ装置56はまた,マルチプレクサ66を含むことができ,マルチプレクサは放送施設54が提供するようないくつかのテレビチャネル,ラジオチャネル及び/又はデータチャネルのコンテンツを多重化することができる。これに関連してマルチプレクサは,放送施設のコンテンツ記憶装置58に記憶されたスケジュール60に従って放送コンテンツを多重化することができる。そしてマルチプレクサは得られる信号をTX16に供給することができる。TXはデジタル放送装置,すなわちより詳しく言えば図1に示すとおりのデジタル放送サービスプロバイダ装置とは別個のものであってもよいし,図4に示すとおりデジタル放送装置に組み込んでもよい。
デジタル放送装置14に対してTX16がどこに位置するかによらず,TXはアンテナ68を介するなどの方法で,暗号化,変調,増幅及び/又は送信のためにマルチプレクサ66から信号を受信することができる。例えばデジタル放送装置は,DVB−Tのようなデジタル放送技法によるなどの方法でデジタル放送受信端末18及び/又は端末10に直接又は間接にコンテンツを送信することができる。これに関連してデジタル放送装置は,放送施設54のコンテンツ記憶装置58が記憶している1又は複数の放送コンテンツ,及び/又は1又は複数のライブ放送コンテンツを含む放送コンテンツを,コンテンツ記憶装置58が記憶しているスケジュール60によって当該コンテンツに指定された時間に従って送信することができる。DVB−Tに関する情報については,欧州電気通信標準機構(ETSI)の標準EN300 744,"Digital Video Broadcasting (DVB): Framing structure, channel coding and modulation for digital terrestrial television, v.1.1.2 (1997)",及び関連の仕様書を参照されたい。これらの全体をここに参照する。
DVB−Hのようないくつかのデジタル放送技法によって,インターネットプロトコル(IP)データ放送(IPDC)は端末10にオーディオ,ビデオ及び/又はほかのコンテンツを提供するために用いることができる。これに関連して,デジタル放送装置14はデジタル放送技法を用いて端末にIPデータ放送コンテンツを提供することができる。例えばDVB−HはMPEG−2 TSを用い,それによってIPデータをデジタル放送装置,すなわちより詳しく言えばTX16から送信されたDVB送信信号にカプセル化して組み込むことができる。IPデータグラムを含むデータストリームはいくつかの情報源から供給してもよく,IPエンカプセレータ(図示していない)によってカプセル化することができる。次にIPエンカプセレータは,デジタル放送(例えばDVB−H)ネットワークにカプセル化したIPデータストリームを供給することができる。
次にカプセル化したIPデータストリームは,1又は複数の送信所に搬送される。送信所はデータ放送ネットワークのセルを形成する。例えばカプセル化したIPデータストリームはMPEG−2 TS上で1又は複数の送信所に伝送することができ,続いて端末若しくは1又は複数の端末にサービスを提供する受信器に空間を通じて直接送信される。明察のとおりMPEG−2 TSは,IPエンカプセレータで生成されてから端末又は受信器が受信するまで本質的に単方向性である。これに関連してデータを含むIPパケットは,TSパケットによって伝送される多プロトコルカプセル化(MPE)セクションに組み込むことができる。
IPパケットに加えて,MPEセクションもまた前方誤り訂正(FEC)情報及びタイムスライス情報を含むことができる。タイムスライス情報のような情報を含めることによって,データを受信器(例えば端末10)へ不連続に伝送することができる。ここで受信器は受信器に何もデータが送信されていないとき切断することによってバッテリ電力を節減することができる。換言すれば,1つのタイムスライス技法によって,現在の既定の連続デジタル放送(例えばDVB−T)送信を用いる代わりに,時間分割多重型割当て技法を用いることができる(例えばDVB−H標準を参照されたい)。したがってこのような方法によってサービスをバーストで提供することができ,それによって受信器がデータを受信していないとき受信器の電源を切ることができ,また必要なときデータパケットを受信するために受信器の電源を入れることができるようにする。
図6は,本発明の例示実施例による端末10として動作することができる移動機の機能図である。ここに図示され,また以降説明する移動機は,本発明の恩恵を受ける1つの種類の端末を単に示しているものに過ぎないので,したがって本発明の範囲を制限するものととらえることは望ましくないことを理解されたい。例として移動機のいくつかの実施例が図示され,また以降説明するが,ポータブルデジタルアシスタント(PDA)と,ページャ(ポケベル)と,ラップトップ計算機と,ほかの種類の音声テキスト通信システムとのようなほかの種類の移動機も容易に本発明を利用することができる。
移動機は,ここでより詳細に示し説明するものを含む本発明の例示実施例による1又は複数の機能を実行する種々の手段を含む。しかし移動機は,本発明の精神及び範囲を逸脱することなく1又は複数の類似機能を実行する代替手段を含んでもよい。より詳しく言えば,例えば図6に示すとおり,移動機は送信器70と,受信器72と,送信器に信号を供給し,受信器から信号を受信するコントローラ74と,を含む。これらの信号は,適用可能なセルラシステムの無線インタフェースによる信号情報,並びにユーザ音声及び/又はユーザ発生データも含む。これに関連して移動機は,1又は複数の無線インタフェース標準と,通信プロトコルと,変調種別と,接続種別と,を用いて動作することができる。より詳しく言えば移動機は,いくつかの第1世代(1G),第2世代(2G),2.5G,及び/又は第3世代(3G)通信プロトコル,又はその類似物のどれによっても動作することができる。例えば移動機は,2G無線通信プロトコルIS−136(TDMA),GSM,IS−95(CDMA),又はその類似物によって動作することができる。また例えば移動機は,2.5G無線通信プロトコルGPRS,強化データGSM環境(EDGE),又はその類似物によって動作することができる。移動機は,追加又は代替として,DVB技法(例えばDVB−T,ETSI標準EN300 744)のようないくつかの異なるデジタル放送技法のどれかによって動作することができる。また移動機は,MBMS技法(例えば3GPP TS22.146)のようないくつかの異なる放送及び/又はマルチキャスト技法のどれかによって動作することができる。更に移動機は,ISDB−T,DAB,ATSC,又はその類似物によって動作することができる。いくつかの狭帯域AMPS(NAPMPS)及びTACSの移動機も,2重又は多重モード移動機(例えば,デジタル又はアナログ,若しくはTDMA,CDMA,又はアナログの電話機)として,本発明の実施例の恩恵を受けることができる。
コントローラ74は,移動機のオーディオ機能及び論理機能を実現するために必要な回路を含むことを理解されたい。例えばコントローラは,デジタル信号プロセッサデバイスと,マイクロプロセッサデバイスと,種々のアナログデジタル変換器と,デジタルアナログ変換器と,ほかの支援回路と,からなってもよい。移動機の制御機能及び信号処理機能は,これらのデバイスに,それぞれの能力によって割り当てられる。またこのようにしてコントローラは,変調及び送信に先立ってメッセージ及びデータを畳み込み符号化し,インタリーブする機能も含む。コントローラは更に,内部音声コーダ(VC)74aを含んでもよく,また内部データモデム(DM)74bを含んでもよい。更にコントローラは,メモリに記憶させることができる1又は複数のソフトウェアアプリケーションを動作させる機能を含んでもよい。
また移動機は,通常のイヤホン又はスピーカ76と,リンガ78と,マイクロホン80と,ディスプレイ82と,ユーザ入力インタフェースとを含み,これらはすべてコントローラ74に接続されている。ユーザ入力インタフェースは移動機がデータを受信できるようにするものであって,キーパッド84,タッチディスプレイ(図示していない),又はほかの入力デバイスのような,移動機がデータを受信できるようにするいくつかのデバイスのどれでも含んでよい。キーパッドを含む実施例においては,キーパッドは通常の数字キー(0−9)及び関連キー(#,*),並びに移動機を操作するために用いるほかのキーを含む。例えばキーパッドは追加又は代替として,順序付きコンテンツチャネルのような順序付きアイテムを方向によって選択するために方向キー(↑,↓)を含んでもよい。
移動機は更に,加入者識別情報モジュール(SIM)86,着脱可能ユーザ識別情報モジュール(R−UIM),又はその類似物,のようなメモリを含んでもよく,これらは移動体通信加入者に関連する情報要素を記憶することができる。SIMに加えて移動機はほかのメモリを含んでもよい。これに関連して,デジタル放送受信端末18及びデジタル放送装置14のように,移動機は揮発性メモリ88を含んでもよい。またこれもデジタル放送受信端末及びデジタル放送装置のように,移動機はほかの不揮発性メモリ90を含んでもよく,これは組み込みであってもよいし,及び/又は着脱可能であってもよい。例えばほかの不揮発性メモリは,組み込み又は着脱可能な,マルチメディアメモリカード(MMC),ソニー株式会社が製造するメモリスティック(登録商標),EEPROM,フラッシュメモリ,ハードディスク,又はその類似物を含んでもよい。
各メモリ86,88,90は,移動機がその機能を実現するために用いるいくつかの情報及びデータのどれでも記憶することができる。例えば各メモリは,移動機を唯一に識別することができる国際移動体装置識別情報(IMEI)符号のような識別子を記憶することができる。また各メモリは,1又は複数のテレビチャネル,ラジオチャネル,及び/又はデータチャネルのコンテンツを再生するための通常のテキストビューア,オーディオプレイヤ,ビデオプレイヤ,マルチメディアビューア,又はその類似物のような1又は複数のクライアントアプリケーションも記憶することができる。上述のようにクライアントアプリケーションは対応するエンティティによって動作するソフトウェアであってもよいが,1又は複数のそのようなアプリケーションは,代替としてファームウェア又はハードウェアであってもよい。
背景技術の項で述べたとおり,デジタル放送装置が図5のチャネルリスト60に示すようにn個の順序付きチャネルでテレビ,ラジオ,及び/又はデータのコンテンツを放送しているとき,エンドユーザ(例えば端末ユーザ)は,受信して消費(例えば表示,再生など)する所望のチャネルを選択するために,利用可能なチャネルをブラウズ又はチャネルホップしたいかもしれない。しかし各チャネルはこれらのチャネルのタイムスライスしたコンテンツを含むバーストで放送することができるので,1つのチャネルから次へ移動するユーザは,バースト期間及びいくつかのほかの遅延によって時間遅延(すなわちチャネル同調時間)に気が付くかもしれない。好ましいことではないが,このような時間遅延は10秒以上続くことがある。現在の選択チャネルの両側のチャネルのコンテンツをバッファする技法によってこの時間遅延を減少させることができるものの,このような技法はまた,タイムスライスされたバーストでチャネルを放送することによる電力節減の恩恵も減少させ,現在の受信器性能を十分に達成することすらできないかもしれない。更にこのような従来技法は,ユーザがチャネルホップを選択するとチャネルホップの際にチャネルコンテンツの再生を控えることをユーザに要求するかもしれない。
選択チャネルのどちらかの側のチャネルをバッファすることによって得られる電力節減の減少をもたらすことなくチャネルホップに関連する遅延を減少させるために,本発明の例示実施例の端末10は,チャネルホップの際にチャネルコンテンツの制御されたバッファリングを提供することができる。一般にチャネルの制御されたバッファリングは,エンドユーザがチャネルホップすることがまれであるという前提に立っている。エンドユーザがチャネルホップをするとき,ユーザはチャネル案内又は番号で直接チャネルを選択するためのほかの手段(例えば通常の数字キー(0−9))を介して行うのではなく,方向キー(ハードキー及び/又はソフトキー)(例えばキーパッドキー(↑,↓))によって行う。これに関連してユーザがチャネルホップを行うとき,ユーザはまた一方向又は別の方向(チャネル順に増加又は減少)でも行う。
前述の前提に立って,次に本発明の例示実施例の端末10は,端末が選択チャネルのコンテンツを受信し再生している間空であってよいバッファメモリを含む。ここで選択チャネルは多数の順序付きチャネルのうち1つである。このような再生の際,端末に記録モードに入り,選択チャネルのコンテンツを記録するように指示してもよい。ここで記録コンテンツは端末のデータベースに記憶することができる。次に端末ユーザが選択チャネルの隣接チャネルを選択してチャネルホップを開示すると,端末は選択チャネルから同一の方向にある1又は複数の次の隣接チャネルのコンテンツをバッファし始める。したがって本発明の例示実施例は,チャネルホップの際に各チャネルのコンテンツを少なくとも部分的にバッファすることができ,端末が選択チャネルのどちらの側のチャネルも連続的にバッファする必要はない。更に本発明の例示実施例は,チャネルホップをする前,している間,及び/又はした後に選択チャネルのコンテンツを記録することができ,それによって端末がチャネルホップをする前,している間,及び/又はした後に記録したコンテンツを後に再生できるようにする。
端末ユーザがバッファしたチャネルを選択することによって同一方向にチャネルホップを続けているとき,そのチャネルは始めバッファメモリから引き出すことができ,それによってそのチャネルのコンテンツを次のコンテンツバーストから始めて受信することによる遅延を避けることができる。端末10は端末ユーザがチャネルホップしている間次の隣接チャネルをバッファし続けてもよいが,端末ユーザが次のチャネルを選択することなくタイムアウト期間が経過したときはバッファをクリアする。このようにして端末がタイムアウト期間を超えてあるチャネルのコンテンツを受信し再生している間,バッファをクリアしてバッファなしで動作することによって,本発明の例示実施例はタイムスライスバーストでコンテンツを配信することによって得られる電力節減の恩恵を十分に達成することができる。
また端末ユーザがチャネルホップをしているとき,端末10は記録モードにある1又は複数のチャネルのコンテンツを記録し続け,端末ユーザが当該チャネルからチャネルホップするとき記録モードチャネルの記録タイムアウトを開始し,所望であれば端末ユーザが当該チャネルに戻ったとき記録タイムアウトをリセットすることができる。端末は端末ユーザがチャネルホップしている間記録モードチャネルのコンテンツを記録し続けることができるが,端末ユーザが1又は複数の記録モードチャネルに戻ることなくこれらの当該チャネルの記録タイムアウト期間が経過したときは,当該記録モードチャネルのコンテンツ記録を停止する。端末ユーザが記録モードチャネルに戻ったときは,端末は当該チャネルのコンテンツを受信しながら当該チャネルのコンテンツを再生することができ,その後そのチャネルの記録コンテンツを再生することができる。例として,前に放送され記録したコンテンツを再生する前に,現在放送中のコンテンツを再生するように端末に指示することができる。追加又は代替として,最初に記録モードチャネルの記録コンテンツを再生し,一方で当該チャネルのコンテンツを受信しながらそのコンテンツを記録し続けるように端末に指示してもよい。このような場合,端末ユーザがほかのチャネルにチャネルホップした後,かつ端末ユーザが元のチャネルに順に戻った後で端末は受信した元のチャネルの放送コンテンツを再生することができる。
ここで図7,8a,8b,8cを参照すると,本発明の一実施例による端末10及び放送コンテンツを端末に記録する方法の機能ブロック及びフローチャートがそれぞれ示されている。より詳しく言えば図7は,コンテンツ源92から順序付きチャネル集合のうち1又は複数のチャネルの放送コンテンツを受信する端末の機能ブロック図を示している。次に説明するコンテンツ源はデジタル放送装置14を含んでいるが,コンテンツ源は,本発明の例示実施例によるコンテンツを放送することができるいくつかの異なる情報源(例えばデジタル放送受信端末18等)のどれであってもよい。また次に説明するとおり,ここで図7,8a,8b,8cの実施例に関連して説明する端末は,端末10であってもよい。しかし端末は,本発明の精神及び範囲を逸脱することなく,均等にデジタル放送受信端末であってもよい。更に放送コンテンツは1又は複数のテレビチャネル及び/又はラジオチャネルのものであると説明されているが,放送コンテンツはいくつかの異なる種別のコンテンツのいずれを含んでもよく,いくつかの異なる有線伝送技法及び/又は無線伝送技法のどれによっても端末で受信できることを理解されたい。
図7に示すとおり,端末10は多数の順序付きチャネルのうち選択チャネルxのコンテンツを受信及び消費(例えば再生)するために携帯向けTVアプリケーションのようなクライアントアプリケーション94を動作させることができる。クライアントアプリケーションを実行又は起動した後,端末ユーザは図8aのブロック102に示すとおり選択チャネルのコンテンツを受信し再生するようにクライアントアプリケーションに指示することができる。例えばクライアントアプリケーションは,ユーザが所望のチャネルを選択することができるチャネルリスト60を含むユーザインタフェース(UI)を提示するように構成してもよい。クライアントアプリケーションが選択チャネルxのコンテンツをどのように受信し再生するよう指示されているかにかかわらず,アプリケーションはその後端末の受信器(RX)96を介してコンテンツ源92から選択チャネルコンテンツを受信する。受信器は,例えばDVB,GPRS,EDGE,又はその類似物が規定する技法のようないくつかの異なる伝送技法のどれによっても,コンテンツ源から選択チャネルコンテンツを受信することができる。そして選択チャネルコンテンツは,デジタル放送装置14にコンテンツを提供する放送施設54が維持するコンテンツ記憶装置58が記憶しているコンテンツであってもよい。
クライアントアプリケーション94が選択チャネルxのコンテンツを受信し再生している間,端末ユーザは選択チャネルx又は別のチャネルを記録モード又は通知モード(個別に,又は集約的に記録モードとして)に入る,すなわち設定するように決めることができる。このような場合端末ユーザは,選択チャネルx又は別のチャネルの受信したコンテンツ,又は期待する(予定の)コンテンツを記録するか,及び/又は図8cのブロック103及び105に示すとおり,選択チャネルx又は別のチャネルの予定するコンテンツをユーザに通知するようにクライアントアプリケーションに指示することができる。選択チャネルxが記録モードに設定されると,クライアントアプリケーションは選択チャネルx又は別のチャネルのコンテンツを記録し,(例えばメモリ30,揮発性メモリ48,不揮発性メモリ50,揮発性メモリ88,不揮発性メモリ90,等の)データベース98に記録コンテンツを記憶させることができる。
またクライアントアプリケーション94が選択チャネルxのコンテンツを受信し再生している間,端末ユーザはほかのチャネルのコンテンツをある方向にブラウズするように決めることができる。より詳しく言えば端末ユーザは,順序付きチャネル集合内で選択チャネルxの上(+)又は下(−)のチャネルコンテンツを少なくとも一時的に受信するように決めることができる。例えば端末ユーザは,図8aのブロック104に示すとおり,適当な方向キー(↑,↓)を押下するなどして,チャネルをチャネルx−1(選択チャネルより上)又はチャネルx+1(選択チャネルより下)に変更するように決めることができる。このような場合,チャネルxが記録モードにあるときは,クライアントアプリケーションはブロック107及び109に示すとおり,チャネルxの記録タイムアウトを開始させることができる。記録タイムアウトは,30秒から1分又はそれ以上などのいくつかの異なる時間のどれであってもよい。次に説明するとおり,クライアントアプリケーションは記録タイムアウトの終了によって,ユーザがもはやチャネルxのコンテンツに興味がなく,クライアントアプリケーションがチャネルxのコンテンツの記録を停止することができることを示すことができる。
記録タイムアウトの終了は,ユーザがもはやチャネルxのコンテンツに興味がないことを示すことができるので,記録タイムアウト期間中に記録モードのチャネルへ戻ることは,ユーザがそのチャネルのコンテンツの記録にまだ興味があることを示すことができる。このようにして新規選択チャネルx−1又はx+1が記録モードにある(すなわち以前に記録モードに設定されていた)ときは,クライアントアプリケーション94は,たとえほんの一時的であってもチャネルx−1又はx+1に戻ることによって,ブロック111及び113に示すとおり,当該チャネルの記録タイムアウトを再開又はリセットすることができる。しかし端末ユーザに記録タイムの終了が差し迫っていることを通知し,当該記録タイムアウトをリセットするようにユーザから指示を受けるなど,いくつかの別の方法のどれかによって記録タイムアウトを再開又はリセットしてもよいことを理解されたい。更にクライアントアプリケーションは,記録モードの新規選択チャネルx−1又はx+1のコンテンツを記録することができるので,クライアントアプリケーションは,図8cのブロック115に示すとおり,そのチャネルのコンテンツを記録し続けながら,当該チャネルの記録し記憶したコンテンツを再生するようにクライアントアプリケーションに指示してもよい(しかし必須ではない)。これに関連して,新規選択チャネルのコンテンツを記録し続けながらデータベース98からそのチャネルのコンテンツを再生することによって,クライアントアプリケーションは,そのコンテンツが放送され,端末10が受信した順にコンテンツをユーザに提供することができる。
チャネルを隣接チャネルに変更した後,図8aのブロック106及び108に示すとおり,隣接のチャネルx−1又はチャネルx+1が選択チャネルxとなり(すわなちx=x−1,又はx=x+1),チャネルxが前に選択されたチャネルとなる。次にクライアントアプリケーションは,ブロック110及び112に示すとおり,新規選択チャネルxのコンテンツを受信し再生するように動作することができる。更に前と同様に,新規選択チャネルのコンテンツを受信し再生する任意の時点で,新規選択チャネルxが記録モードに入り,すなわち設定され,選択チャネルxの受信コンテンツをデータベース98に記録し記憶させることができる(図8cのブロック103及び105を参照されたい。しかし新規選択チャネルのコンテンツを受信し再生するクライアントアプリケーション94は,新規選択チャネルはクライアントアプリケーションが受信し再生するために利用可能であることを仮定していることを理解されたい。種々の例において,以前の選択チャネルは端末ユーザ,したがって端末10及びクライアントアプリケーションが唯一利用可能なチャネルであるかもしれない。このような場合クライアントアプリケーションは,コンテンツ源92から新規選択チャネルは端末が受信し再生するために利用できない旨の指示を受信することができる。そうすればクライアントアプリケーションは,その指示,及び/又は利用できない新規選択チャネルを反映するほかのコンテンツを伝えるなど,いくつかの別の方法のいずれかで端末のユーザインタフェース(例えばディスプレイ34,ディスプレイ82,等)を介して端末ユーザに応答することができる。
しかし,クライアントアプリケーション94が受信し再生するために多数のチャネルが利用可能であると仮定すると,本発明に例示実施例によれば,チャネルを隣接チャネルに変更するようにクライアントアプリケーションに指示すると,クライアントアプリケーションがそのチャネルだけでなく,そのチャネル変更の方向によって1又は複数の次の隣接チャネルのコンテンツをも受信することになる。しかしクライアントアプリケーションが選択チャネルのコンテンツを再生している間,クライアントアプリケーションは記録モードにあるチャネルのコンテンツを記録するだけでなく,バッファメモリ100(例えばメモリ30,揮発性メモリ48,不揮発性メモリ50,揮発性メモリ88,不揮発性メモリ90,等に含まれる)に次の隣接チャネルも記憶する。より詳しく言えば,クライアントアプリケーションに前の選択チャネルから上(−)の選択チャネルxのコンテンツを受信し再生するように指示したとき,ブロック114に示すとおり,クライアントアプリケーションはチャネルx−yのコンテンツも受信しバッファする。ここでy=1,・・・,Yであり,チャネルx−yはY個(例えば1)のバッファされた次の隣接チャネルのそれぞれを表す。反対にクライアントアプリケーションに前の選択チャネルから下(+)の選択チャネルxのコンテンツを受信し再生するように指示したとき,ブロック116に示すとおり,クライアントアプリケーションはチャネルx+yのコンテンツを受信しバッファする。
記録モードのチャネルのコンテンツを受信し記録し,新規選択チャネルxのコンテンツを受信し再生し,そして次の隣接チャネルx−y又はx+yのコンテンツを受信しバッファすることに加え,ブロック118に示すとおり,クライアントアプリケーション94はまた,バッファタイムアウトを開始してもよい。バッファタイムアウトは,30秒から1分又はそれ以上などのいくつかの異なる時間のどれであってもよい。次に説明するとおり,クライアントアプリケーションはバッファタイムアウトによって,いつユーザがチャネルホップを止めて,クライアントアプリケーションがチャネルxのバッファメモリをクリアしてコンテンツの記録を停止することができるかを判定することができる。
バッファタイムアウトの長さにかかわらず,次に説明するとおりこの期間中ユーザは,新規選択チャネルに隣接するチャネルをブラウズすることによってチャネルホップを続けることができる。より詳しく言えば,タイムアウト期間中端末ユーザは,図8bのブロック120に示すとおり,再度適当な方向キー(↑,↓)を押下するなどによって,チャネルを再度チャネルx−1(選択チャネルの上)又はチャネルx+1(選択チャネルの下)に変更するよう決めてもよい。このような場合端末ユーザが前と同一の方向にチャネルを変更したときは,新規選択チャネルのコンテンツがメモリにバッファされる。すなわち,端末ユーザが前にチャネルをチャネルxからチャネルx−1に変更し(現在チャネルx−1が選択チャネルxになっている),そしてチャネルを同一の方向にチャネルx−1に変更したとき,その新規選択チャネルのコンテンツがメモリ100にバッファされる。類似して,端末ユーザが前にチャネルをチャネルxからチャネルx+1に変更し(現在チャネルx+1が選択チャネルxになっている),そしてチャネルを同一の方向にチャネルx+1に変更したとき,その新規選択チャネルのコンテンツがメモリにバッファされる。
新規選択チャネルx−1又はx+1のコンテンツがメモリ100にバッファされているとき,チャネルx−1の選択についてはブロック122及び126に,チャネルx+1の選択についてはブロック124及び128に示すとおり,クライアントアプリケーション94はコンテンツ源92からそのチャネルのコンテンツを受信する前に,新規選択チャネルのバッファされたコンテンツを再生する。これに関連してクライアントアプリケーションがコンテンツ源からチャネルコンテンツを受信する前に,バッファメモリから新規選択チャネルのコンテンツを再生することによって,クライアントアプリケーションはそうでなければ選択チャネルのコンテンツをまず受信することに関連する遅延の,除去ではないにしろ削減をコンテンツに提供することができる。
バッファしたコンテンツを再生した後,又は新規選択チャネルx−1又はx+1のコンテンツがメモリ100にバッファされていないとき,前と同様にクライアントアプリケーション94はチャネルx,及び/若しくはチャネルx−1又はx+1が記録モードのときは,当該チャネルの記録タイムアウトを開始又はリセットする(図8cのブロック107〜113を参照されたい)。更にクライアントアプリケーションは,記録モードの新規選択チャネルの記録し記憶したコンテンツを再生することができる(しかし必須ではない)(図8cのブロック115を参照されたい)。更にクライアントアプリケーションは新規選択チャネルを選択チャネルに設定することができ(すなわちx=x−1又はx=x+1),チャネルxが前の選択チャネルになる(ブロック106及び108を参照されたい)。そして前と同様にクライアントアプリケーションは新規選択チャネルxのコンテンツを受信し再生するように動作することができる(ブロック110及び112を参照されたい)。しかしクライアントアプリケーションがまずバッファメモリから新規選択チャネルのコンテンツを再生しないときは,新規選択チャネルのコンテンツを受信し,したがって再生するときにクライアントアプリケーションは遅延を検知するかもしれない。
また前と類似して,クライアントアプリケーションが選択チャネルのコンテンツを受信し再生している間,クライアントアプリケーションはまた記録モードにあるチャネルのコンテンツを受信し記録し,チャネルx−y又はx+yのコンテンツを受信しバッファする(ブロック114及び116を参照されたい)。これに関連してクライアントアプリケーションは,端末ユーザがチャネルを前の選択チャネルから変更した方向によって(すなわち端末ユーザが前の選択チャネルから上(−)のチャネルに変更したか,下(+)のチャネルに変更したかによって),コンテンツを受信しバッファする。更にクライアントアプリケーションはバッファタイムアウトを再開又はリセットすることができる(ブロック118を参照されたい)。
端末ユーザは,所望の選択チャネルxに同調を続け,そうしてそのコンテンツを受信し再生するまでのような,上述の方法でチャネルホップを続けることができる。端末10が,記録モードの1又は複数のチャネル(選択チャネルxも記録モードのときはそのチャネル以外)の記録タイムアウトを超える期間選択チャネルxに同調を続けたとき,これらのチャネルの記録タイムアウトは,図8cのブロック117に示すとおり,再開又はリセットされることなく終了する。記録モードの1又は複数のチャネルの記録タイムアウトが終了したとき,クライアントアプリケーション94はいくつかの異なる方法のどれによって応答してもよい。例えばクライアントアプリケーションは,ブロック119に示すとおり当該チャネルのコンテンツの記録を終了又は停止することができる。更にクライアントアプリケーションは,データベース98に記憶した当該チャネルの記録コンテンツをクリア又は削除してもよい(しかし必須ではない)。
また端末10がバッファタイムアウトを越えた期間選択チャネルxに同調を続けたとき(任意のチャネルの記録タイムアウトが終了する前,後,又は終了したとき),ブロック130に示すとおりバッファタイムアウトは再開又はリセットされることなく終了する。バッファタイムアウトが終了したとき,クライアントアプリケーション94はいくつかの異なる方法のどれによって応答してもよい。例えばクライアントアプリケーションは,ブロック132に示すとおり,チャネルx−y又はチャネルx+yのコンテンツをバッファすることを終了又は停止することができる。更にクライアントアプリケーションは,ブロック134に示すとおりバッファメモリ100に記憶したコンテンツをクリア又は削除することができる。そして前と同様にクライアントアプリケーションは,所望の選択チャネルxのコンテンツを受信し再生し,ユーザが再度チャネルを変更することを選択するのを待つことができる(ブロック104を参照されたい)。
本発明の例示実施例のユーザインタフェースの利点を更に示すため,ここで図9のフローチャート並びに図10a及び10bの例示表示を参照する。図9のブロック136に示すとおり,端末10がチャネルxのコンテンツを消費,再生又は提示しながら,端末は例えば「機能(option)」ソフトキーを含む1又は複数のソフトキーも提示することができる。次にブロック138に示すとおり,チャネルxのコンテンツを提示している際,端末は端末ユーザから「機能」ソフトキーの選択を受け付けることができる。「機能」ソフトキーの選択を受け付けると端末は,ブロック142に示すとおり,そして例えば図10a及び10bの代替配置によってチャネルリストのチャネル及び/又は当該チャネルの番組を含むポップアップウィンドウ表示を提示することができる。
図10a及び10bに示すとおり,機能ポップアップウィンドウ表示は,チャネルリストのいくつかのチャネルを有するウィンドウ部154,及び/又は選択チャネル158の(過去,現在及び/又は予定された)いくつかの番組を有するウィンドウ部156を含むことができる。またポップアップウィンドウは,選択チャネル及び/又は選択チャネルの選択プログラム162に関する1又は複数の選択機能を有するウィンドウ部160を含むことができる。更にポップアップウィンドウは,ポップアップウィンドウの当該ウィンドウからチャネル,番組又は機能を選択し,選択を取り消すためのソフトキー(例えば,「決定」,「取消」,等)を含むことができるウィンドウ部164を含むことができる。選択した機能は,注記(callout)166に関連して示されている。
ポップアップウィンドウ表示を提示した後,ユーザはウィンドウ部154,156,160,164を遷移してチャネル,番組及び/又は機能を選択することができる。より詳細に言えば,再度図9を参照して,端末ユーザはチャネルを選択する方向キー(ハードキー及び/又はソフトキー)(例えばキーパッドのキー(↑,↓))を用いるなどして,チャネルリストウィンドウ部154のチャネルをブラウズすることができる。そして端末ユーザは,ブロック144に示すとおりチャネルリストウィンドウからチャネルを選択することができ,端末10はその選択を受け付けることができる。そしてユーザは,選択チャネルのコンテンツを見る(例えば「見る」),選択チャネルの予定番組コンテンツの通知を作成する(例えば「通知」),又は選択チャネルの記録コンテンツ又は予定コンテンツ(例えば「記録」)のような,選択チャネル158の利用可能な機能を選択することができる。ユーザが選択チャネルのコンテンツを見ることを選択し,端末がその選択を受け付けたとき,端末は選択チャネルのコンテンツを受信し再生するなどして,選択チャネルのコンテンツを提示することができる。
ユーザがあるチャネルコンテンツについて通知を作成するか,又は記録するように選択し,端末10がその選択を受け付けたとき,ユーザは次に,番組を選択する方向キー(例えばキーパッドのキー(↑,↓))を用いるなどして,番組リストウィンドウ部156から,選択チャネル158の現在及び/又は予定のコンテンツ又は番組をブラウズすることができる。これに関連して,名前及び時間(図10aを参照されたい),コンテンツ又は番組の種別(図10bを参照されたい。例えば,「ホッケー競技」「ニュース」,「メロドラマ」),又はその類似物によるなど,いくつかの異なる方法のどれによってもコンテンツ又は番組を番組リストウィンドウに提示することができる。そしてどのようにコンテンツ又は番組が提示されるかによらず,選択番組162を記録することについてはブロック150に,選択番組に関する通知を作成することについてはブロック154に示すとおり,端末ユーザはプログラムリストからプログラムを選択することができ,端末はその選択を受け付けることができる。
記録する番組又はコンテンツの選択に従って,ブロック152に示すとおり,端末10は選択した現在放送中のコンテンツ又は番組162を記録し,又は選択した期待する(予定の)コンテンツ又は番組を予約記録することができる。一方選択した機能166が通知作成であったときは,ブロック156に示すとおり端末は,端末上で動作するカレンダアプリケーションに,選択したコンテンツ又は番組が放送される予定の日時に選択したコンテンツ又は番組を挿入することができる。そしてカレンダアプリケーションは,選択したコンテンツ又は番組が放送される前及び/又は放送中に1又は複数の時点で端末ユーザに聴覚,視覚,又は視聴覚による通知のような通知を提示するように構成することができる。
ここで本発明の例示実施例の操作に関する利点を更に示すため,図11a〜11fの例示チャネルリスト60を考察する。この点に関連して図11aに示すとおり,クライアントアプリケーション94はチャネル2のコンテンツを受信し消費(すなわち再生)しており,ここでチャネル2は選択チャネル170である。クライアントアプリケーションがチャネル2(すなわちチャネルx)のコンテンツを受信再生しているとき,端末ユーザはチャネル2を記録モードに設定して,クライアントアプリケーションがチャネル2のコンテンツを記録し記憶する。ここでチャネル2は現在記録モードのチャネル172である。そして端末ユーザはどんなコンテンツがほかのチャネルで利用可能か見るために,そのチャネルの周りをチャネルホップすることを決める。こうしてユーザは,端末10の方向キー↓を押下してチャネル2から下(+)の隣接チャネル3(すなわちチャネルx+1)に変更する。チャネルを変更したことによってクライアントアプリケーションはチャネル2の記録タイムアウトを開始したが,クライアントアプリケーションはチャネル2のコンテンツを受信し記録し続ける。そしてチャネル3が選択チャネル170となり,チャネル2は前の選択チャネルとなる。
また端末ユーザがチャネルをチャネル3に変更したことに応答して,クライアントアプリケーション94はチャネル3のコンテンツを受信し再生し始める。また更にクライアントアプリケーションは,図11bに示すとおり,次の隣接チャネル174,すなわちチャネル4(すなわちx+y,y=1)のコンテンツも受信し始める。しかしチャネル4のコンテンツを再生する代わりに,クライアントアプリケーションはチャネル4のコンテンツをメモリ100にバッファする。このようにユーザが,図11cに示すとおり前と同一の方向にチャネルを変更して,選択チャネル3から再度隣接チャネル4にチャネルを下(+)に変更することを決めたと仮定する。クライアントアプリケーションがチャネル4のコンテンツをバッファしながら,タイムスライスされたコンテンツの次のバースト期間などに,クライアントアプリケーションがチャネル4のコンテンツを受信するまでバッファしたコンテンツを再生することができる。そしてクライアントアプリケーションはコンテンツ源92からチャネル4のコンテンツを受信し再生するステップに遷移することができる。
また図11cに示すとおり,クライアントアプリケーション94が新規選択チャネル4のコンテンツを受信し再生しながら,クライアントアプリケーションは次の隣接チャネルすなわちチャネル5のコンテンツを受信しバッファし,記録モードのままになっているチャネル2のコンテンツを受信し記録し続けてもよい。このように端末ユーザがまた再度チャネルを下(+)に変更してチャネル5にするように決めたとき,クライアントアプリケーションはコンテンツ源92からコンテンツを受信し再生する前に,まずチャネル5のバッファしたコンテンツを再生することができる。反対にユーザがここで,図11dに示すとおり方向キー↑を押下して前と反対の方向にチャネルを変更して,選択チャネル4から次の隣接チャネル3にチャネルを上(−)に変更することを決めたときを考察する。この場合クライアントアプリケーションは,バッファメモリ100のコンテンツを最初に再生しないで,新規選択チャネル3のコンテンツを受信し再生する。したがってクライアントアプリケーションはコンテンツ源からチャネル3のコンテンツを受信する際にいくらかの遅延を検知するかもしれない。
ここでクライアントアプリケーション94は新規選択チャネル3のコンテンツを受信し再生しながら,次の隣接チャネル,すなわちチャネル2のコンテンツを受信しバッファすることができる。あるいはクライアントアプリケーションは,チャネル2が記録モードにあり,そのコンテンツが既に記録され記憶されていることを認識して,バッファメモリ100にチャネル2のコンテンツをバッファする代わりに,データベース98に記憶しているチャネル2コンテンツへの参照情報をバッファメモリに記憶してもよい(又は一般に記憶コンテンツがバッファされた隣接チャネルに対応するというフラグを立てる)。次に図11eに示すとおり,端末ユーザが再度チャネルを選択チャネル3から次の隣接チャネル2へ下(−)に変更することを決めたと仮定する。クライアントアプリケーションはチャネル2のコンテンツをバッファしているので,チャネル2のコンテンツを受信できるようになるまでバッファしたコンテンツを再生することができ,これによってそうでなければチャネル2のコンテンツを受信することに関連するどんな時間遅延も減少させることができる。あるいはチャネル2は記録モードにあるので,クライアントアプリケーションはチャネル2のコンテンツを受信できるようになるまで,記憶したコンテンツを再生することができる。クライアントアプリケーションがバッファメモリ100にバッファしたコンテンツを再生しているのか,データベース98の記憶コンテンツを再生しているのかにかかわらず,クライアントアプリケーションはまたチャネル2のコンテンツを受信し記録し続けることもでき,そしてチャネルを変更したときチャネル2の記録タイムアウトをリセットすることもできる。このように,クライアントアプリケーションに更に前の記憶コンテンツを再生するように指示してもよく,それによってクライアントアプリケーションは端末ユーザがほかのチャネルにチャネルホップした後,及び順に元のチャネルに戻った後に受信したチャネルの放送コンテンツを再生することができる。そしてクライアントアプリケーションは新規選択チャネル2のコンテンツを受信し再生しながら,次の隣接チャネル1のコンテンツも受信しバッファする。
端末ユーザは,ユーザが所望の選択チャネルに留まることを決めるまでなど,チャネルリスト60のうちn個のチャネルをチャネルホップし続けることができる。図11fに示すとおり,例えばユーザがチャネル2に留まることを決めたと仮定する。したがって記録タイムアウトもまた終了し,クライアントアプリケーションはチャネル2のコンテンツの記録を停止することができる。あるいは記録タイムアウトをリセットするステップは,(端末ユーザが記録モードをとり止めない限り)記録タイムアウトをチャネルがチャネル2から変更されるときまで保持して,チャネル2を記録モードに維持するステップを含んでもよい。更にバッファタイムアウトが終了した後,クライアントアプリケーション94は次の隣接チャネル1のコンテンツをバッファすることを停止することができる(図11eを参照されたい)。更にクライアントアプリケーションはバッファメモリ100をリセットすることができ,それによって端末10のメモリ消費を減少させることができる。
ここで図示し説明したとおり,端末ユーザが隣接チャネルにチャネルホップする時点で,クライアントアプリケーション94は1又は複数の次の隣接チャネルのコンテンツをバッファする。しかしクライアントアプリケーションは追加又は代替として,1又は複数の別の方法でチャネルのコンテンツをバッファするように構成することもできる。例えばクライアントアプリケーションは,追加又は代替として,新規選択チャネルが前の選択チャネルに隣接しているかどうかにかかわらず,前の選択チャネルのコンテンツをバッファするように構成してもよい。したがって端末ユーザは,2つのチャネルを交互に切り替えることができ,ここでそのチャネルのうち1つは受信されバッファされ,一方もう1つのチャネルのコンテンツは受信され再生される。
追加又は代替として,クライアントアプリケーション94は端末ユーザに関連するチャネル利用統計によって追加又は代替でコンテンツをバッファするように構成してもよい。例えばクライアントアプリケーションは,端末ユーザがコンテンツを受信し再生するようにクライアントアプリケーションに指示したチャネルの記録を記憶するように構成してもよい。この記録からクライアントアプリケーションは,端末ユーザのチャネル利用に関する種々の統計を計算することができ,それによって端末ユーザが1又は複数のほかのチャネルのコンテンツを受信し再生することに比べて頻繁に受信し再生することをクライアントアプリケーションに指示した1又は複数のチャネルを特定することができる。したがってこれらのチャネルは,「好みのチャネル」と呼ぶことができる。このようにして,ユーザが種々のチャネルをチャネルホップする場合(その種々のチャネルの方向又は位置にかかわらず),クライアントアプリケーションは追加又は代替として1又は複数の好みのチャネルのコンテンツをバッファするように構成することができる。これらの好みのチャネルのコンテンツをバッファすることによって,本発明の例示実施例は追加又は代替として,必ずしも選択チャネルの隣接又は次の隣接ではないチャネルのコンテンツをバッファするように構成してもよい。
別の追加又は代替構成においては,クライアントアプリケーション94は,端末ユーザが1又は複数のチャネルのコンテンツを受信又は再生するために加入しているチャネル加入モデルを用いてチャネルをバッファしてもよい。このような場合端末ユーザは,コンテンツ情報源92で利用可能なチャネル集合のすべてのチャネルよりも少ないチャネルを再生するように加入してもよい。したがって端末ユーザがチャネルをチャネルx−1(選択チャネルより上)又はチャネルx+1(選択チャネルより下)に変更したとき,クライアントアプリケーションは,新規選択チャネル及び/又は次の隣接チャネルが未加入チャネルであるか又は別の理由で利用できないことを示す指示を受信するかもしれない。より詳細に言えば,例えばDVB−Hのような技法によって,多数のチャネルのコンテンツは暗号化され,そしてタイムスライスバーストで放送される。多数のチャネルの暗号化コンテンツに加えて,各バーストはまた,各チャネルのコンテンツ暗号復号化する暗号かぎを含むかぎストリームも含む。端末ユーザが特定チャネルに加入すると,端末10は権利オブジェクト(RO)を受信し,それを用いて端末のDRMエンジンがその特定チャネルのかぎを暗号復号化することができる。そして暗号復号化モジュールは特定チャネルの暗号化コンテンツを暗号復号化したかぎで暗号復号化することができ,それによってクライアントアプリケーションが暗号復号化したコンテンツを再生することができる。このようにして,端末ユーザがチャネルを変更したことに応答して,DRMエンジンが新規選択チャネル又は次の隣接チャネルのかぎを暗号復号化することに失敗したときは,クライアントアプリケーションはDRMエンジン(又は暗号復号化モジュール)は新規選択チャネル及び/又は次の隣接チャネルが未加入チャネルであるという指示を受信することができる。
クライアントアプリケーション94は,その指示にいくつかの異なる方法のどれによって応答してもよい。例えば未加入の選択チャネルに対して,クライアントアプリケーションは端末のユーザインタフェース(例えばディスプレイ34,ディスプレイ82,など)を介して,選択チャネルが未加入であることの指示,及び/又は選択チャネルが未加入であることを反映する別のコンテンツ(例えばブランク画面,チャネル加入案内,など)を表示するなどによって,選択チャネルが未加入であることを端末ユーザに通知することができる。追加又は代替として,例えばクライアントアプリケーションは,加入チャネルに到達するまで自動的に1又は複数の次の隣接チャネルを選択することができる。ここで加入チャネルは,そのチャネルのコンテンツが受信されることで示される。次にそのチャネルが新規選択チャネルとなる。更に例えば,クライアントアプリケーションは,介在するどの未加入放送チャネルもう(迂)回することによって,新規選択チャネルから次の隣接加入チャネルのコンテンツをバッファすることができる。
より詳細に説明するため,例えば図12a〜12hのチャネルリスト60によって表されるチャネルホップを考察しよう。図12aに示すとおり,図11aのチャネルリストと類似して端末ユーザがチャネル2を選択し,それでチャネル2を選択チャネル170とし,クライアントアプリケーション94がチャネル2の加入コンテンツを受信し消費(すなわち再生)する。これに関連して,クライアントアプリケーションは多数のチャネルの暗号化コンテンツバースト,及び当該チャネルの暗号化コンテンツを暗号復号化する暗号化されたかぎを含むかぎストリームを受信することができる。チャネル2のコンテンツを受信すると,端末DRMエンジンはROを用いてチャネル2のかぎを暗号復号化する。そして暗号復号化モジュールは暗号復号化されたかぎを用いてチャネル2のコンテンツを暗号復号化し,その後クライアントアプリケーションは暗号復号化コンテンツを再生することができる。更にチャネル2を最初に選択したとき(又は特定の期間,通信セッション,等の最初の時点)でクライアントアプリケーションは(図示したチェックボックスによって表される)加入記録などの方法で,チャネル2が加入チャネルであることを示すフラグを立てることができ,ここで例えばチャネル2のコンテンツが暗号復号化できることはそのチャネルに加入していることを示す。ここで図示し説明したとおり,チャネルを選択した最初の時点で1又は複数のチャネルが加入チャネル又は未加入チャネルとしてフラグが立てられる。しかしクライアントアプリケーションは,それらのチャネルに適切にフラグが立てられるように事前設定することもできることを理解されたい。このような場合クライアントアプリケーションは,次にチャネルを(そしてそのチャネルから次の隣接チャネルを)選択するその後の時点について説明するとおり,あるチャネルを(そしてそのチャネルから次の隣接チャネルを)選択した最初の時点のフラグを用いて動作することができる。
クライアントアプリケーションがチャネル2(すなわちチャネルx)のコンテンツを受信し再生しているとき,端末ユーザがほかのチャネルでどのようなコンテンツが利用可能か見るためにチャネルリストを使ってチャネルホップすることを決めたとしよう。このようにしてユーザは端末10の方向キー↓を押下して,チャネル2から隣接チャネル3(すなわちチャネルx+1)にチャネルを下(+)に変更する。そしてチャネル3が選択チャネル170となり,チャネル2が前の選択チャネルとなる。端末ユーザがチャネルをチャネル3に変更したことに応答して,クライアントアプリケーション94はチャネル3に同調し,そのチャネルの暗号化コンテンツを受信する。説明のため,チャネル3は端末ユーザの未加入チャネルであるとしよう。クライアントアプリケーションはチャネル3のコンテンツを受信するが,端末DRMエンジンはチャネル3のかぎを暗号復号化することができず,したがって暗号復号化モジュールはチャネル3のコンテンツを暗号復号化することができない。しかしチャネル3のコンテンツを再生する代わりに,クライアントアプリケーションはDRMエンジン(又は暗号復号化モジュール)から,チャネル3は未加入チャネルである(すなわちチャネル3に関して,DRMエンジンがかぎを暗号復号化できないか,暗号復号化モジュールがコンテンツを暗号復号化できない)ことの表示(すなわち指示)を受信する。そしてクライアントアプリケーションは,端末のユーザインタフェース(例えばディスプレイ34,ディスプレイ82,等)を介してその表示及び/又は別の反映コンテンツを表示するなどして,その表示及び/又は未加入のチャネルであることを反映する別のコンテンツ(例えばブランク画面,加入案内,等)を再生することができる。チャネル2を選択した最初の時点と類似して,クライアントアプリケーションは,例えばチャネル3が未加入チャネルであるというフラグを立てることができる。
チャネル3のコンテンツを受信することに加えて,クライアントアプリケーション94はまた図12bに示すとおり次の隣接チャネル174,すなわちチャネル4(すなわちx+y,y=1)の暗号復号化したコンテンツを受信する。チャネル4もまたチャネル3と同様未加入チャネルであると仮定して,クライアントアプリケーションはDRMエンジン(又は暗号復号化モジュール)からチャネル4が未加入チャネルであるという表示を受信し,チャネル4を選択した最初の時点でチャネル4が未加入チャネルであるというフラグを立てる。しかしチャネル4の表示を再生する代わりにクライアントアプリケーションは,チャネル4に関するその表示及び/又は別の反映コンテンツ(すなわちそのチャネルが未加入であることを反映するコンテンツ)をメモリ100にバッファする。図示はしていないが所望であれば,クライアントアプリケーションは次に自動的に次の隣接チャネル5を選択し,チャネル5のコンテンツを受信し,チャネル5が加入チャネルであるときは,(暗号復号化モジュールがDRMエンジンによって暗号復号化された暗号復号化かぎを用いてコンテンツを暗号復号化し)暗号復号化コンテンツをバッファすることができる。あるいはチャネル5が同様に未加入チャネルであるときは,クライアントアプリケーションは類似の方法で次の隣接加入チャネルに到達するまで,次の隣接チャネルを選択し続け,その加入チャネルのコンテンツを受信しバッファすることができる。
図12cに示すとおり,ユーザが再度チャネルを前と同一の方向に変更して,選択チャネル3から隣接チャネル4へチャネルを下(+)に変更することを決めたと仮定する。クライアントアプリケーション94はチャネル4に関する表示及び/又は別の反映コンテンツをバッファしているので,クライアントアプリケーションはチャネル3に関するバッファされた表示及び/又は別の反映コンテンツを再生するのと同一の方法などで,チャネル4に関するバッファされた表示及び/又は別の反映コンテンツを再生することができる。また図12cに示すとおり,クライアントアプリケーションは新規選択チャネル4に関するバッファされた表示及び/又は別の反映コンテンツを再生しながら,次の隣接チャネル,すなわちチャネル5のコンテンツを受信しバッファする。チャネル5は加入チャネルであると仮定して,クライアントアプリケーションはチャネル5の暗号化コンテンツを受信し,それを暗号復号化モジュールがかぎで暗号復号化する。そのかぎはDRMエンジンが適切なROで暗号復号化したものである。そしてクライアントアプリケーションはチャネル5の暗号復号化コンテンツをバッファすることができ,チャネル5を最初に選択した時点でチャネル5が加入チャネルであることを示すフラグを立てる。このようにして端末ユーザがまた再度チャネルをチャネル5に下(+)に変更することを決めたとき,クライアントアプリケーションはコンテンツ源92からコンテンツを受信し再生する前に,最初にチャネル5のバッファされたコンテンツを再生することができ,図12dに示すとおり同様に次の隣接チャネル6のコンテンツを受信しバッファすることができる(チャネル6は未加入チャネルとして示されており,バッファしたコンテンツは表示及び/又は別の反映コンテンツである)。
端末ユーザは,ユーザが所望の選択チャネルに留まることを所望するまで,チャネルリスト70のうちnチャネルをチャネルホップし続けることができる。図12eに示すとおり,例えばユーザがチャネル5に留まることを決めたと仮定する。このようにしてバッファタイムアウトが終了した後,クライアントアプリケーション94は次の隣接チャネルのコンテンツをバッファするのを停止することができる(図12dを参照されたい)。更にクライアントアプリケーションはバッファメモリ100をリセットして,端末10のメモリ消費を減少させることができる。
バッファタイムアウトの終了後のある時点で,ユーザは選択チャネル5から次の隣接チャネル4へ,図12fに示すとおり,前と反対の方向に方向キー↑を押下することによって選択チャネル5から次の隣接チャネル4へチャネルを下(↓)に変更するように決めたとしよう。この例において,クライアントアプリケーションは新規選択チャネル4に同調することができ,チャネル4は未加入チャネルであるため,チャネル4の暗号化コンテンツを受信し,DRMエンジン(又は暗号復号化モジュール)からの表示及び/又はチャネル4が未加入チャネルであるとこを反映する別のコンテンツを再生することができる。あるいは,チャネル4に未加入チャネルとしてフラグを立て,クライアントアプリケーションは端末のメモリ(例えばメモリ30,90,等)にチャネル4に関する指示及び/又は別の反映コンテンツを記憶することができる。このような場合,DRMエンジン(又は暗号復号化モジュール)がチャネル4は未加入チャネルであることを示すのを待つ代わりに,クライアントアプリケーションはメモリからその表示及び/又は別の反映コンテンツを再生してもよい。
直接隣接するチャネル3に未加入チャネルとフラグを立て,それによってそのようにチャネル3を認識すると,クライアントアプリケーションはチャネル3をう回して次の隣接加入チャネル2に到達する。ここでクライアントアプリケーション94は次の隣接未加入チャネル3のコンテンツをバッファする代わりに新規選択チャネル4に関する表示及び/又は別の反映コンテンツを再生するので,クライアントアプリケーションは,図12fにも示すとおり,次の隣接加入チャネル,すなわちチャネル2の暗号復号化コンテンツを受信しバッファする(暗号復号化モジュールは,適切なROを有するDRMエンジンによって前に暗号復号化されたかぎを用いて,チャネル2のコンテンツを暗号復号化することができる)。そして図12gに示すとおり,端末ユーザは再度選択チャネル4から次の隣接チャネル3へチャネルを上(−)に変更することを決めたとしよう。未加入チャネル4を選択するのと類似して,クライアントアプリケーションはDRMエンジン(又は暗号復号化モジュール)からの表示,及び/又はチャネル3が未加入チャネルであることを反映する別のコンテンツを受信して再生するか,又は代替としてメモリから(そこに記憶されているときは)チャネル3に関する表示及び/又は別の反映コンテンツを再生する。次の隣接加入チャネルがチャネル2である間,クライアントアプリケーションはチャネル2の暗号復号化コンテンツを受信しバッファし続けることができる(暗号復号化モジュールがコンテンツを暗号復号化する)。そして端末ユーザがチャネル2にチャネルを上(−)に変更することを決めたとすると,クライアントアプリケーションはチャネル2のコンテンツを受信できるようになるまで,バッファした暗号復号化コンテンツを再生することができ,それによって,そうでなければチャネル2のコンテンツを受信することに関連するどんな時間遅延も減少させることができる。
クライアントアプリケーション94の前述の代替構成に加えて,又はその代わりに,クライアントアプリケーションは例えば1又は複数の時点でスケジュールを受信するように構成してもよく,ここでスケジュールは,ある期間(例えば年,月,週,日,等)に渡る1又は複数のチャネルのコンテンツ放送について,日付を含む放送時間を指定する,1又は複数の時間帯を含む。このような場合,又はいくつかの別の場合,チャネルが記録モードに設定されているとき,当該チャネルの現在放送中であって受信したコンテンツを記録することに加え,又はその代わりに,クライアントアプリケーションは当該チャネルで将来放送が予定されているコンテンツの選択を受け付けるように構成してもよい。そしてクライアントアプリケーションは予定の放送時間に予定コンテンツを受信し記録することができる。しかし明察のとおり,クライアントアプリケーションは,選択コンテンツの予定放送時間が記録タイムアウトを超えるかもしれないので,チャネル2の記録タイムアウトを保持してもよい。
またこのような場合,又はいくつかの別の場合,クライアントアプリケーション94は1又は複数の将来の放送時刻に放送を予定している1又は複数のチャネルのコンテンツの選択を受け付けるように構成することができる。そして当該放送時間に先立つ1又は複数の時点で,クライアントアプリケーションは,端末のユーザインタフェース(例えばディスプレイ34,ディスプレイ82,等)を介すなどの方法で,当該チャネルのコンテンツ放送が差し迫っていることを端末ユーザに注意喚起することができる。1又は複数のこのような注意喚起に関して,クライアントアプリケーションは更に端末ユーザに選択画面を提示して,当該チャネルへチャネルを変更するように選択させることができる。そしてクライアントアプリケーションは,追加又は代替として,当該チャネルのコンテンツをバッファするように構成してもよく,それによって端末ユーザがチャネルを当該チャネルに変更したとき,コンテンツ源92から当該チャネルのコンテンツを受信し再生する前に,当該チャネルのバッファしたコンテンツを再生できるように構成してもよい。
ここで更に図示し説明するとおり,チャネル集合及びそれらチャネルの順序は,コンテンツ源92が規定する。しかし端末ユーザは,クライアントアプリケーション94によって,コンテンツ源が規定したチャネル集合及びそれらチャネルの順序を変更することができることを理解されたい。そしてこれらの場合,クライアントアプリケーションが隣接チャネル及び次の隣接チャネルを特定するために用いるチャネル集合及び順序は,端末ユーザが変更したとおりの集合及び/又は順序であってよい(しかし常にではない)。そして上述のチャネル集合及び順序は,コンテンツ源が規定した集合及び/又は順序は,端末ユーザが修正するという点でより一般にはユーザ定義であってよい。
例えば,コンテンツ源92がn個の順序付きチャネルを含み図13aの放送チャネルリスト60aに示すとおりの順序付きチャネル集合を放送していると仮定する。また,端末ユーザが放送チャネルリストを変更して放送チャネル3と,4と,6とを削除することを所望していると仮定する。このような場合,端末ユーザがチャネルを選択することができるユーザ定義順序付きチャネル集合は,n−3個の順序付きチャネルを含んでおり,図13bのユーザ定義チャネルリスト60bに示すとおり,ユーザ定義チャネル1,2,3,4,5,6,7,…,n−3は放送チャネル1,2,5,7,8,9,10,…,nに対応する。ここで端末ユーザが更にユーザ定義チャネル集合を並べ替えて,チャネル7がチャネル2の前に,チャネル1がチャネル8の後になるように所望していると仮定する。したがってユーザ定義集合は依然としてn−3個の順序付きチャネルを含むが,それらのチャネルは今は,図13cのユーザ定義チャネルリストに示すとおり,ユーザ定義チャネル1,2,3,4,5,6,7,…,n−3が放送チャネル7,2,5,8,1,9,10,…,nに対応する。
また,1又は複数のチャネルをデータベース98に記録し記憶させることができるので,各チャネルのコンテンツはデータベース内にコンテンツライブラリとして整理することができることを理解されたい。したがってクライアントアプリケーション94は,端末ユーザが要求したとき,又はいくつかの別の時点で,少なくともライブラリの一部を提示するように構成することができる。そしてユーザは1又は複数の記録コンテンツを選択して,クライアントアプリケーションにデータベース117から選択したコンテンツを再生するように指示することができる。更にいくつかのコンテンツは関連するメタデータを有するように構成してもよい。
本発明の一例示態様によれば,端末10,デジタル放送装置14,及び/又はデジタル放送受信端末18のような1又は複数のシステムエンティティによって実行される機能は,上述のものを含み,ハードウェア及び/又はファームウェアのような,単独及び/又は計算機プログラム製品(例えばクライアントアプリケーション94等)の制御下の,種々の手段によって実行することができる。本発明の例示実施例の1又は複数の機能を実行するための計算機プログラム製品は,不揮発性記憶媒体のような計算機可読記憶媒体と,計算機可読記憶媒体に組み込まれた一連の計算機命令のような計算機可読プログラムコード部を含むソフトウェアとを含む。
これに関連して,図8aと,8bと,8cと,9とはそれぞれ,本発明の例示実施例によるシステムと、方法と,プログラム製品との機能ブロック図及びフローチャートである。機能ブロック図及びフローチャートの各ブロック又はステップと,機能ブロック図及びフローチャート内の各ブロックの組合せとは,1又は複数の計算機プログラム命令を含む,ハードウェア,ファームウェア及び/又はソフトウェアのような種々の手段で実現することができる。明察のとおり,このような計算機プログラム命令はどれも計算機又はほかのプログラム可能装置(すなわちハードウェア)にロードして機械をなすことができ,それによって計算機又はほかのプログラム可能装置上で実行される命令は,機能ブロック図及びフローチャートのブロック又はステップに規定された機能を実現する手段となる。またこれらの計算機プログラム命令は,計算機又はほかのプログラム可能装置を特定の方法で機能させるように指示する計算機可読メモリに記憶することができ,それによって計算機可読メモリに記憶された命令が,機能ブロック図及びフローチャートのブロック又はステップに規定された機能を実現する命令手段を含む製品をなす。また計算機プログラム命令は,計算機又はほかのプログラム可能装置にロードされて,一連の操作ステップが計算機又はほかのプログラム可能装置上で実行されて計算機実装処理をなすようにし,それで計算機又はほかのプログラム可能装置上で実行される命令が,機能ブロック図及びフローチャートの各ステップを提供する。
したがって,各フローチャートのブロック又はステップは,規定の各機能を実行する手段の組合せと,規定の各機能を実行するステップの組合せと,規定の各機能を実行する計算機命令手段とに対応する。また,機能ブロック図及びフローチャートの1又は複数のブロック又はステップと,機能ブロック図及びフローチャートのブロック又はステップの組合せとは,規定の各機能又はステップを実行する特定用途ハードウェアによる計算機システム,又は特定用途ハードウェアと計算機命令との組合せによって実現することができることを理解されたい。
上述の説明及び付属の図面に提示された教示の恩恵によって,本発明が属する技術分野における当業者であれば,本発明の多くの修正物及び別の実施例が思い浮かぶであろう。したがって本発明は開示された特定の実施例に限定されるものではなく,修正物及び別の実施例も本願の請求項の範囲内に含むことを意図するものであることを理解されたい。ここで特定の用語を用いたが,それらは共通の説明的意味で用いたものに過ぎず,限定を目的とするものではない。
Claims (27)
- 放送コンテンツに関して少なくとも1つの動作を行う移動体端末であって,
コンテンツを記憶することができるデータベースと,
クライアントアプリケーションを動作させることができるコントローラであって,前記クライアントアプリケーションは放送コンテンツのチャネル集合のうち選択チャネルに関して少なくとも1つの動作を行うことができ,前記少なくとも1つの動作は,前記選択チャネルで現在放送中のコンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する通知モードの動作と,のうち少なくとも1つを含むコントローラと,
を備え,
前記記録モードで動作するとき,前記クライアントアプリケーションが前記選択チャネルのコンテンツを記録し,前記データベースに前記の記録コンテンツを記憶させることができ,かつ
前記記録モードで動作するとき,チャネルを前記選択チャネルから前記チャネル集合の別のチャネルに変更したことに応答して,前記クライアントアプリケーションが前記選択チャネルに関する記録タイムアウトを開始し,記録タイムアウトが終了したとき,前記選択チャネルのコンテンツ記録を停止することができる移動体端末。 - 前記クライアントアプリケーションは,チャネルをその後前記選択チャネルに戻した場合,前記選択チャネルの記録タイムアウトをリセットすることができ,かつ前記クライアントアプリケーションは,チャネルをその後前記選択チャネルに戻した場合リセットする前に前記記録タイムアウトが終了したときは,前記選択チャネルのコンテンツの記録を停止することができる請求項1に記載の移動体端末。
- 前記クライアントアプリケーションは,前記チャネルを別のチャネルから前記選択チャネルに戻したとき,前記クライアントアプリケーションが前記選択チャネルの前記記録コンテンツを再生することができ,更にその後選択チャネルのコンテンツを受信し,再生することができる請求項1に記載の移動体端末。
- コンテンツを記憶できるバッファメモリを更に備え,
前記クライアントアプリケーションは,選択チャネルxから前記チャネル集合の隣接チャネルx±1へチャネルを変更することができ,前記チャネルは前記選択チャネルxから所定の方向に変更されるものであり,
前記クライアントアプリケーションはチャネルを前記隣接チャネルx±1に変更したことに応答して,前記隣接チャネルx±1のコンテンツを受信し再生することができ,
前記クライアントアプリケーションは,更に,前記隣接チャネルのコンテンツを受信し再生しながら,バッファメモリ内のY個の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツを受信し記憶することができ,
少なくとも1つの次の隣接チャネルのコンテンツを,前記チャネルが変更された方向によって,かつ前記隣接チャネルにチャネルを変更したことに応答して受信し,記憶する請求項1に記載の移動体端末。 - 前記クライアントアプリケーションは前記次の隣接チャネル(x±1)±yのコンテンツを受信し記憶することができ,それによって前記チャネルを前記隣接チャネルx±1から前記次の隣接チャネル(x±1)±yに変更したとき,前記クライアントアプリケーションが更に前記次の隣接チャネルの前記の記憶したコンテンツを再生し,その後前記次の隣接チャネルのコンテンツを受信し,再生することができるようにする請求項4に記載の移動体端末。
- 前記クライアントアプリケーションは,少なくとも1つの時点で,前記選択チャネルxのコンテンツを受信し再生し,チャネルを前記選択チャネルxから前記隣接チャネルx±1に変更し,前記隣接チャネルx±1のコンテンツを受信し再生し,前記次の隣接チャネル(x±1)±yのコンテンツを受信し記憶することができ,1つの時点の前記隣接チャネルx±1が次の時点の選択チャネルxとなり,ここで1つの時点から次の時点はx=x±1とする請求項4に記載の移動体端末。
- 前記クライアントアプリケーションは更に,チャネルを前記選択チャネルxから前記隣接チャネルx±1に変更した後,バッファタイムアウトを開始することができ,前記バッファタイムアウトの開始はその後チャネルを変更する場合ごとに前記バッファタイムアウトをリセットすることを含み,
前記クライアントアプリケーションは,前記バッファタイムアウトがその後チャネルを変更する場合リセットする前に終了したとき,バッファメモリ内のY個の次の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツの受信及び記憶を停止することができる請求項6に記載の移動体端末。 - 前記クライアントアプリケーションは更に,前記バッファタイムアウトがその後チャネルを変更した場合リセットする前に終了したとき,前記バッファメモリをクリアすることができる請求項7に記載の移動体端末。
- 前記クライアントアプリケーションが端末ユーザに対する多数の選択可能な機能を提示するように指示することができるディスプレイであって,前記選択可能な機能は,前記選択チャネルの現在放送中のコンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する通知モードの動作と,を含むディスプレイを更に備え,
前記クライアントアプリケーションは,前記の提示した機能に関して前記端末ユーザが行った選択に応答して,前記少なくとも1つの動作を行うことができる請求項1に記載の移動体端末。 - 放送コンテンツに関する少なくとも1つの動作を行う方法であって,移動体端末において放送コンテンツのチャネル集合の選択チャネルに関する少なくとも1つの動作を行うステップを有し,前記少なくとも1つの動作は,前記選択チャネルの現在放送中のコンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する通知モードの動作と,を含み,前記記録モードの動作は,
前記選択チャネルのコンテンツを記録し,データベース内に前記記録コンテンツを記憶するステップと,
チャネルを前記選択チャネルから前記チャネルの別のチャネルに変更したことに応答して前記選択チャネルの記録タイムアウトを開始するステップと,
を有し,
前記選択チャネルのコンテンツを記録するステップは,前記記録タイムアウトが終了したとき前記選択チャネルのコンテンツの記録を停止するステップを含む方法。 - 記録モードの動作は更に,
チャネルをその後前記選択チャネルに戻す場合ごとに前記選択チャネルの記録タイムアウトをリセットするステップを有し,
前記選択チャネルのコンテンツを記録するステップは,前記記録タイムアウトがチャネルを前記選択チャネルにその後戻す場合リセットする前に終了したとき,前記選択チャネルのコンテンツの記録を停止するステップを含む請求項10に記載の方法。 - 前記の記録ステップは,前記選択チャネルのコンテンツを記録するステップを含み,前記チャネルを別のチャネルから前記選択チャネルに戻したとき,前記方法は更に,前記選択チャネルの記録コンテンツを再生するステップと,その後前記選択チャネルのコンテンツを受信し再生するステップと,を有する請求項10に記載の方法。
- 選択チャネルxから前記チャネル集合の隣接チャネルx±1へチャネルを変更するステップであって,前記チャネルは前記選択チャネルxから所定の方向に変更されるステップと,
チャネルを前記隣接チャネルx±1に変更したことに応答して,前記隣接チャネルx±1のコンテンツを受信し再生するステップと,
前記隣接チャネルのコンテンツを受信し再生しながら,バッファメモリ内のY個の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツを受信し記憶するステップであって,少なくとも1つの次の隣接チャネルのコンテンツを,前記チャネルが変更された方向によって,かつ前記隣接チャネルにチャネルを変更したことに応答して受信し,記憶するステップと,
を更に有する請求項10に記載の方法。 - 前記受信し記憶するステップは,前記次の隣接チャネル(x±1)±yのコンテンツを受信し記憶するステップを有し,それによって前記チャネルを前記隣接チャネルx±1から前記次の隣接チャネル(x±1)±yに変更したとき,前記方法は更に前記次の隣接チャネルの前記の記憶したコンテンツを再生し,その後前記次の隣接チャネルのコンテンツを受信し,再生するステップを有する請求項13に記載の方法。
- 前記選択チャネルxのコンテンツを受信し再生するステップと,チャネルを変更するステップと,前記隣接チャネルx±1のコンテンツを受信し再生するステップと,前記次の隣接チャネル(x±1)±yのコンテンツを受信し記憶するステップと,が少なくとも1つの時点で発生し,1つの時点の前記隣接チャネルx±1が次の時点の選択チャネルxとなり,ここで1つの時点から次の時点はx=x±1とする請求項13に記載の方法。
- チャネルを前記選択チャネルxから前記隣接チャネルx±1に変更した後,バッファタイムアウトを開始するステップであって,前記バッファタイムアウトを開始するステップは,その後チャネルを変更する場合ごとに前記バッファタイムアウトをリセットするステップを含むステップを更に有し,
前記受信し記憶するステップは,前記バッファタイムアウトがその後チャネルを変更する場合リセットする前に終了したとき,バッファメモリ内のY個の次の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツの受信及び記憶を停止するステップを更に含む請求項15に記載の方法。 - 前記バッファタイムアウトがその後チャネルを変更した場合リセットする前に終了したとき,前記バッファメモリをクリアするステップを更に有する請求項16に記載の方法。
- 前記移動体端末のディスプレイ上に端末ユーザに対する多数の選択可能な機能を提示するステップであって,前記選択可能な機能は,前記選択チャネルの現在放送中のコンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する通知モードの動作と,を含むステップを更に有し,
前記少なくとも1つの動作を行うステップは,前記の提示した機能によって前記端末ユーザが行った選択に応答して,少なくとも1つの動作を行うステップを含む請求項10に記載の方法。 - 放送コンテンツに関する少なくとも1つの動作を行う計算機プログラム製品であって,計算機プログラムコード部が記憶された計算機可読媒体を有し,前記計算機プログラムコード部が,
移動体端末において放送コンテンツのチャネル集合の選択チャネルに関する少なくとも1つの動作を行う第1実行可能部であって,前記少なくとも1つの動作は,前記選択チャネルの現在放送中のコンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する通知モードの動作と,を含む第1実行可能部を有し,
前記第1実行可能部は,前記記録モードで動作するとき前記選択チャネルのコンテンツを記録し,データベース内に前記記録コンテンツを記憶するようになっており,またチャネルを前記選択チャネルから前記チャネル集合の別のチャネルに変更したことに応答して前記選択チャネルの記録タイムアウトを開始するようになっており,更に前記第1実行可能部は,前記記録タイムアウトが終了したとき前記選択チャネルのコンテンツの記録を停止するようになっている計算機プログラム製品。 - 前記記録モードで動作するとき,前記第1実行可能部は更に,チャネルをその後前記選択チャネルに戻す場合ごとに前記選択チャネルの記録タイムアウトをリセットするようになっており,
前記第1実行可能部は,前記記録タイムアウトがチャネルを前記選択チャネルにその後戻す場合リセットする前に終了したとき,前記選択チャネルのコンテンツの記録を停止するようになっている請求項19に記載の計算機プログラム製品。 - 前記第1実行可能部は前記選択チャネルの前記記録コンテンツを再生し,その前記チャネルを別のチャネルから前記選択チャネルに戻したとき,後前記第1実行可能部が前記選択チャネルのコンテンツを受信し再生するようになっている請求項19に記載の計算機プログラム製品。
- 選択チャネルxから前記チャネル集合の隣接チャネルx±1へチャネルを変更する第2実行可能部であって,前記チャネルは前記選択チャネルxから所定の方向に変更される第2実行可能部と,
チャネルを前記隣接チャネルx±1に変更したことに応答して,前記隣接チャネルx±1のコンテンツを受信し再生する第3実行可能部と,
前記隣接チャネルのコンテンツを受信し再生しながら,バッファメモリ内のY個の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツを受信し記憶する第4実行可能部であって,少なくとも1つの次の隣接チャネルのコンテンツを,前記チャネルが変更された方向によって,かつ前記隣接チャネルにチャネルを変更したことに応答して受信し,記憶する第4実行可能部と,
を更に備える請求項19に記載の計算機プログラム製品。 - 前記第3実行可能部は,前記次の隣接チャネルの前記の記憶したコンテンツを再生し,その後前記チャネルを前記隣接チャネルx±1から前記次の隣接チャネル(x±1)±yに変更したとき,前記次の隣接チャネルのコンテンツを受信し,再生するようになっている請求項22に記載の計算機プログラム製品。
- 前記第2,第3及び第4実行可能部は,前記選択チャネルxのコンテンツの受信及び再生と,チャネルの変更と,前記隣接チャネルx±1のコンテンツの受信及び再生と,前記次の隣接チャネル(x±1)±yのコンテンツを受信及び記憶と,が少なくとも1つの時点で発生し,1つの時点の前記隣接チャネルx±1が次の時点の選択チャネルxとなり,ここで1つの時点から次の時点はx=x±1とする請求項22に記載の計算機プログラム製品。
- チャネルを前記選択チャネルxから前記隣接チャネルx±1に変更した後,バッファタイムアウトを開始する第5実行可能部であって,前記バッファタイムアウトの開始は,その後チャネルを変更する場合ごとに前記バッファタイムアウトのリセットを含む第5実行可能部を更に備え,
前記第4実行可能部は,前記バッファタイムアウトがその後チャネルを変更する場合リセットする前に終了したとき,バッファメモリ内のY個の次の隣接チャネル(x±1)±y(y=1,・・・,Y)のコンテンツの受信及び記憶を停止するようになっている請求項24に記載の計算機プログラム製品。 - 前記バッファタイムアウトがその後チャネルを変更した場合リセットする前に終了したとき,前記バッファメモリをクリアする第6実行可能部を更に備える請求項25に記載の計算機プログラム製品。
- 前記移動体端末のディスプレイ上に端末ユーザに対する多数の選択可能な機能を提示する第2実行可能部であって,前記選択可能な機能は,前記選択チャネルの現在放送中のコンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する記録モードの動作と,前記選択チャネルの予定コンテンツに関する通知モードの動作と,を含む第2実行可能部を更に備え,
前記第1実行可能部は,前記の提示した機能に関して前記端末ユーザが行った選択に応答して,少なくとも1つの動作を行うようになっている請求項19に記載の計算機プログラム製品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/262,538 US20060277577A1 (en) | 2005-06-07 | 2005-10-28 | Terminal, method and computer program product for performing operations with respect to broadcast content |
PCT/IB2006/003028 WO2007049141A1 (en) | 2005-10-28 | 2006-10-27 | Terminal, method and computer program product for performing operations with respect to broadcast content |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009514301A true JP2009514301A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=37967440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008537225A Pending JP2009514301A (ja) | 2005-10-28 | 2006-10-27 | 放送コンテンツに関する動作を行う端末,方法及び計算機プログラム製品 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060277577A1 (ja) |
EP (1) | EP1952634A1 (ja) |
JP (1) | JP2009514301A (ja) |
CA (1) | CA2626590A1 (ja) |
RU (1) | RU2391780C2 (ja) |
WO (1) | WO2007049141A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100724993B1 (ko) * | 2005-08-11 | 2007-06-04 | 삼성전자주식회사 | 디지털 방송 수신 장치의 디지털 방송 채널 검색 방법 |
KR100737722B1 (ko) * | 2005-08-19 | 2007-07-10 | (주)씨앤에스 테크놀로지 | 멀티 채널 수신이 가능한 dab 모뎀 인터페이스 시스템및 그 동작방법 |
US7793317B2 (en) * | 2005-08-19 | 2010-09-07 | At&T Intellectual Property I, L.P. | System and method of managing video streams to a set top box |
KR100800690B1 (ko) * | 2006-02-10 | 2008-02-01 | 삼성전자주식회사 | 디지털 방송 서비스 시스템에서 방송 데이터 전송 장치 및방법 |
DE102006024707B3 (de) * | 2006-05-26 | 2007-07-12 | Siemens Ag | Verfahren und Anordnung zum Aufbau von Kommunikationsbeziehungen |
US20080025195A1 (en) * | 2006-07-25 | 2008-01-31 | Legend Silicon | Ofdm system adapted to multi-program transmission therefore |
KR100839599B1 (ko) * | 2006-12-08 | 2008-06-19 | 한국전자통신연구원 | 이동통신단말기의 mbms 베어러 제어 방법 |
US20100130122A1 (en) * | 2007-06-01 | 2010-05-27 | Thomson Licensing Llc | Apparatus and method for performing power managment in a receiver |
US20090044232A1 (en) * | 2007-08-06 | 2009-02-12 | Mediaphy Corporation | Multi-mode architecture in wireless receiver |
US10320500B2 (en) * | 2007-09-18 | 2019-06-11 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus to enable fast channel switching with limited DVB receiver memory |
KR101463808B1 (ko) * | 2007-10-17 | 2014-11-20 | 엘지전자 주식회사 | 방송수신 휴대단말기 |
JP4281836B2 (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-17 | ダイキン工業株式会社 | 設備機器用装置、管理装置、設備機器管理システム、設備機器及び管理装置間の通信制御方法及び通信制御プログラム |
KR20090062544A (ko) * | 2007-12-13 | 2009-06-17 | 삼성전자주식회사 | 영상처리장치 및 그 제어방법 |
US8490124B2 (en) * | 2008-05-29 | 2013-07-16 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for improving performance and user experience of a mobile broadcast receiver |
UA99371C2 (ru) | 2010-12-17 | 2012-08-10 | Общество С Ограниченой Ответственностью "Интер-Барс 4С" | Способ распределения ресурсов канала в системе широкополосного доступа во время передачи данных, в том числе мультимедийных данных |
US8814697B2 (en) * | 2011-04-19 | 2014-08-26 | Sony Computer Entertainment America Llc | Method and apparatus for use in preserving a game state |
US20140074961A1 (en) * | 2012-09-12 | 2014-03-13 | Futurewei Technologies, Inc. | Efficiently Delivering Time-Shifted Media Content via Content Delivery Networks (CDNs) |
KR102163684B1 (ko) * | 2013-07-19 | 2020-10-12 | 삼성전자주식회사 | 디바이스의 홈 스크린 구성 방법 및 장치 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07184172A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-21 | Toshiba Corp | 文字放送受信装置 |
JP2001204035A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-07-27 | Thomson Licensing Sa | デジタル・ビデオ復号システム、複数のビデオ・プログラムを順次表示する方法およびユーザーによって選択される次のチャネルを予測する方法 |
JP2002165146A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Nec Gumma Ltd | Tv番組視聴装置 |
JP2003087670A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-20 | Victor Co Of Japan Ltd | ハードディスクレコーダ内蔵テレビジョン受像機 |
JP2004349745A (ja) * | 2003-05-19 | 2004-12-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放送記録再生装置 |
JP2005071439A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 記録再生装置 |
JP2005252764A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Orion Denki Kk | 視聴予約機能を備えた放送受信装置 |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6239794B1 (en) * | 1994-08-31 | 2001-05-29 | E Guide, Inc. | Method and system for simultaneously displaying a television program and information about the program |
US6396546B1 (en) * | 1994-05-20 | 2002-05-28 | United Video Properties, Inc. | Electronic television program guide schedule system and method |
KR970063234A (ko) * | 1996-02-27 | 1997-09-12 | 김광호 | 1튜너를 채용한 tvcr에서의 녹화중 다른 채널 확인방법 |
US5886690A (en) * | 1996-10-31 | 1999-03-23 | Uniden America Corporation | Program schedule user interface |
US6118498A (en) * | 1997-09-26 | 2000-09-12 | Sarnoff Corporation | Channel scanning and channel change latency reduction in an ATSC television receiver |
US20050204388A1 (en) * | 1998-06-11 | 2005-09-15 | Knudson Edward B. | Series reminders and series recording from an interactive television program guide |
SE520746C2 (sv) * | 1999-05-17 | 2003-08-19 | Omicron Ceti Ab | Anordning för kanalomkoppling i ett digitalt TV- mottagningssystem |
KR100348249B1 (ko) * | 1999-10-08 | 2002-08-09 | 엘지전자 주식회사 | 가상 채널 테이블 데이터 구조 및 부가 정보 송수신 방법 |
BR0107034A (pt) * | 2000-07-28 | 2002-05-21 | Sony Corp | Sistema, transmissor e receptor de radiodifusão digital, e, método de radiodifusão digital para transmitir uma corrente de transporte como radiodifusão digital terrestre |
US6714264B1 (en) * | 2000-08-31 | 2004-03-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Digital television channel surfing system |
US20020116471A1 (en) * | 2001-02-20 | 2002-08-22 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Broadcast and processing of meta-information associated with content material |
US7130313B2 (en) * | 2002-02-14 | 2006-10-31 | Nokia Corporation | Time-slice signaling for broadband digital broadcasting |
JP2003259242A (ja) * | 2002-02-27 | 2003-09-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯端末装置及び電子番組案内の表示方法 |
US7844214B2 (en) * | 2002-03-02 | 2010-11-30 | Nokia Corporation | System and method for broadband digital broadcasting |
KR100754647B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2007-09-05 | 삼성전자주식회사 | 휴대단말기의 텔레비전 영상신호 표시장치 및 방법 |
KR100678204B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2007-02-01 | 삼성전자주식회사 | 휴대단말기의 모드에 따른 영상 및 데이터 표시장치 및 방법 |
GB2403868A (en) * | 2003-06-30 | 2005-01-12 | Nokia Corp | Content transfer |
JP4238678B2 (ja) * | 2003-09-08 | 2009-03-18 | ソニー株式会社 | 受信装置および受信方法、記録媒体、並びにプログラム |
US7643564B2 (en) * | 2003-10-28 | 2010-01-05 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for recording and editing digital broadcast content |
US7793319B2 (en) * | 2004-04-27 | 2010-09-07 | Gateway, Inc. | System and method for improved channel surfing |
US8677429B2 (en) * | 2004-05-06 | 2014-03-18 | Cisco Technology Inc. | Resource conflict resolution for multiple television |
EP1790160A4 (en) * | 2004-09-15 | 2009-08-26 | Nokia Corp | PROVIDING ZAPPING STREAMS TO RADIO RECEIVERS |
JP4705786B2 (ja) * | 2005-01-06 | 2011-06-22 | 株式会社日立製作所 | ビデオクリップ表示装置 |
US7848618B2 (en) * | 2005-05-13 | 2010-12-07 | Microsoft Corporation | Unified recording and pause buffer format |
US7490341B2 (en) * | 2005-06-07 | 2009-02-10 | Nokia Corporation | System and associated terminal, method and computer program product for directional channel browsing of broadcast content |
-
2005
- 2005-10-28 US US11/262,538 patent/US20060277577A1/en not_active Abandoned
-
2006
- 2006-10-27 JP JP2008537225A patent/JP2009514301A/ja active Pending
- 2006-10-27 CA CA002626590A patent/CA2626590A1/en not_active Abandoned
- 2006-10-27 RU RU2008119912/09A patent/RU2391780C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2006-10-27 EP EP06820828A patent/EP1952634A1/en not_active Withdrawn
- 2006-10-27 WO PCT/IB2006/003028 patent/WO2007049141A1/en active Application Filing
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07184172A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-21 | Toshiba Corp | 文字放送受信装置 |
JP2001204035A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-07-27 | Thomson Licensing Sa | デジタル・ビデオ復号システム、複数のビデオ・プログラムを順次表示する方法およびユーザーによって選択される次のチャネルを予測する方法 |
JP2002165146A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Nec Gumma Ltd | Tv番組視聴装置 |
JP2003087670A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-20 | Victor Co Of Japan Ltd | ハードディスクレコーダ内蔵テレビジョン受像機 |
JP2004349745A (ja) * | 2003-05-19 | 2004-12-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放送記録再生装置 |
JP2005071439A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 記録再生装置 |
JP2005252764A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Orion Denki Kk | 視聴予約機能を備えた放送受信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
RU2391780C2 (ru) | 2010-06-10 |
CA2626590A1 (en) | 2007-05-03 |
US20060277577A1 (en) | 2006-12-07 |
WO2007049141A1 (en) | 2007-05-03 |
EP1952634A1 (en) | 2008-08-06 |
RU2008119912A (ru) | 2009-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009514301A (ja) | 放送コンテンツに関する動作を行う端末,方法及び計算機プログラム製品 | |
US7490341B2 (en) | System and associated terminal, method and computer program product for directional channel browsing of broadcast content | |
US7748017B2 (en) | Program guide browser | |
KR100787146B1 (ko) | 서비스 선택 제공 및 서비스 획득 | |
US7779154B2 (en) | Mobile telecommunication networks and digital broadcasting services | |
US7657337B1 (en) | Skip feature for a broadcast or multicast media station | |
KR100764005B1 (ko) | 방송 콘텐츠 제공 시스템 및 관련된 단말기, 방법 및컴퓨터 프로그램 생성물 | |
US20080134276A1 (en) | Receiver and aspects thereof | |
US20070240188A1 (en) | Datacasting | |
KR20080036647A (ko) | 아이피 데이터캐스팅 미들웨어 | |
WO2005060291A1 (en) | System and associated terminal, method and computer program product for controlling memory for storage of content | |
US20080101765A1 (en) | Method for playback of broadcast data in receiver | |
JP2009545218A (ja) | ローカル電子サービスガイド生成を使用する放送システム | |
JP4511548B2 (ja) | コンテンツ格納制御のためのシステムと方法 | |
KR20150034794A (ko) | 디지털 방송 tv 네트워크를 지원하기 위한 멀티-스크린 서비스 플랫폼 | |
US20070116274A1 (en) | Terminal, method and computer program product for recording broadcast content | |
KR101229896B1 (ko) | 다중 주파수 채널을 사용하는 디지털 방송수신기의서비스채널 변경 장치 및 방법 | |
JPWO2006006219A1 (ja) | コンテンツ送信装置およびコンテンツ配信システム | |
Zeadally et al. | Mobile TV | |
KR20080058677A (ko) | 방송용 단말기 및 이를 이용한 방송 데이터 재생 및 저장방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110830 |