JP2009511211A - 骨切除−システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

骨の切断後に残存する骨の任意の部位に骨追跡装置を直接取り付けずに、手術ナビゲーションシステムを使用して骨の切断を行う方法およびシステムは、骨切断の際に除去される骨の部位に追跡装置を固定し、骨の組織プロファイルを決定し、手術ナビゲーションシステムからの位置案内を利用して切断を行う、ことを含む。

Description

本発明は、手術ナビゲーションシステムを利用して、人工膝関節全置換術などの整形手術において骨切除を行う方法およびシステムに関する。より詳しくは、本発明は、骨構造に追跡装置を取り付けるための低侵襲的技術に関する。
整形手術の多くは、骨の切断もしくは骨切りを伴う。骨切断部に配置されるインプラントが可能な限り健康で自然な組織に近い方法で機能しなければならないことから、こうした骨の切断は高精度で行うことが必要である。骨切断位置を正確に決めるための現行技術の1つは、外科医が適切な切断を行うために必要な正確な位置へ外科用道具およびツールを案内することを可能とする手術ナビゲーションシステムを利用するものである。さらに、整形外科医は、患者に適切な可動性および生活の質を与えるインプラントを受け取るのに必要な精度で骨構造を準備するために、単独もしくは手術ナビゲーションと併用して、ガイドおよび治具を利用する。
整形手術の一般的な形態に、人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty、TKA)がある。この外科手術は、健康な膝関節を複製したインプラントにより膝関節全体を置換することを伴う。TKA処置用の大腿骨および脛骨の準備は、一般的に複数の骨の切断を伴い、その各々が最適の結果を得るために最適な角度とされる必要がある。膝に関する別の処置として、人工膝単顆弛緩術(unicompartmental knee arthroplasty、UKA)が知られている。この処置は、大腿骨もしくは脛骨のいずれかの一部のみが病気の場合に利用される。当該部位もしくは区画のみが除去され、除去された部分を置換すべく部分的なインプラントが挿入される。1つの利点は、病気でなく依然機能している膝の部位をインプラントと併用し、潜在的な合併症の少ない安定した膝を提供することにある。十分な機能性および可動性を提供するため、UKA処置は、回復された部位が自然の部位と緊密に一致するように、膝の回復された部位の慎重なバランシングを依然必要とする。
手術ナビゲーションシステムは、患者の生体構造に対する道具の正確な配置を伴う外科手術で使用されている。これらのシステムは、外科医が患者の脳内の予め定義された正確な位置に道具、プローブもしくは同様の装置を正確に配置することが必要とされる脳手術において最初に使用された。整形手術では、手術ナビゲーションシステムの使用は脳手術ほどには普及していない。その理由の1つに、手術ナビゲーションシステムでは、手術の間、患者に対して移動しないように追跡装置を患者に固定することが必要である点がある。整形手術では、外科医は、処置の前後に可動域を決定するために手術対象の組織を操作することが多い。患者および対象組織が処置中に完全に移動不可能となる理由は他にもある。これは、手術ナビゲーションに必要な追跡装置が、患者の組織に対し固定された状態を保つように、患者に対し強固に取り付けられる必要があることを意味する。一般的な取付方法は、特定の外科手術と直接関連する骨にこれらの装置を直接固定する方法である。膝手術の場合、少なくとも大腿骨および脛骨の位置を追跡する必要がある。取付方法は、一般的には何らかの方法で骨に直接固定されるポイントを有するピンもしくはロッドタイプの装置である。患者へのリスクは小さいが、骨の皮質が損傷されると、感染もしくは他の合併症の可能性がある。さらに、使用されるピンのサイズによって、ピンを挿入する際患者に不快感および抵抗性を増大させる場合がある。外科医にとっては、こうした欠点が、膝関節などの関節をインプラントを受け取るべく準備するために骨の目標を正確に配置するという利点に勝ることもある。
本発明の一態様は、骨の切断後に残存する骨の任意の部位に追跡装置を直接取り付けずに、手術ナビゲーションシステムを使用して骨の切断を行う方法に関する。この方法は、骨切断の際に除去される骨の部位に、骨基準フレームを有する追跡装置を固定する工程と、骨の組織プロファイルを決定する工程と、手術ナビゲーションシステムからの位置案内を利用して切断を行う工程と、を含む。
本発明の別の態様は、関節がインプラントを受け取る準備をされた後、手術ナビゲーションシステムを使用して、関節形成の際に関節の軟組織の平衡を保つ方法に関する。この方法は、準備した関節に第一の試験的インプラントを、及び第二の試験的インプラントを取り付ける工程を含み、前記第一の試験的インプラントは、第一の試験的インプラントに取り付けられる第一の追跡装置を有し、第二の試験的インプラントは、第二の試験的インプラントに取り付けられる第二の追跡装置を有する。さらに、該方法は、前記関節の決定された組織プロファイル、前記第一の追跡装置および前記第二の追跡装置の位置に基づいた関節のアライメントパラメータを表示することと、前記関節のアライメントパラメータの平衡を保つべく軟組織を調節することとを含む。
本発明のさらに別の態様は、関節形成用の骨切断を支援するシステムに関する。該システムは、ディスプレイを有する手術ナビゲーションシステムと、骨切断の際に除去される位置で骨に取り付けることが可能な固定プレートと、を含む。前記固定プレートは結合装置を有する。さらに、該システムは、前記固定プレートに直接取り付けられる骨追跡装置と、前記結合装置によって固定プレートに取り付けられる骨用切断治具と、所定位置に前記切断治具を固定するための固定装置と、を含む。前記骨追跡装置は骨基準フレームを含む。前記切断治具は該切断治具に直接取り付けられる治具追跡装置を有し、該治具追跡装置は治具基準フレームを有する。前記切断治具は、ディスプレイおよび予め決定された骨の組織プロファイルを使用して、所定位置へ調節できる。
本発明のさらに別の態様は、大腿骨および脛骨がインプラントを受け取るために準備された後に、手術ナビゲーションシステムを使用して、膝関節形成の際の膝の軟組織の平衡を保つ方法である。この方法は、準備された大腿骨に試験的な大腿部インプラントを取り付け、準備された脛骨に試験的な脛骨インプラントを取り付ける工程と、予め決定された大腿部の組織プロファイルおよび予め決定された脛骨の組織プロファイル、ならびに大腿部追跡装置および脛骨追跡装置の位置に基づいて脚のアライメントパラメータを表示する工程と、前記脚のアライメントパラメータの平衡を保つために軟組織を調節する工程とを含む。前記試験的な大腿部インプラントは、該試験的な大腿部インプラントに取り付けられる大腿部追跡装置を有し、前記試験的な脛骨インプラントは試験的な脛骨インプラントに取り付けられる脛骨追跡装置を有する。
本発明の他の態様および利点は以下の詳述を考察することで明白になる。
図1は、ディスプレイ102およびカメラ104を含む手術ナビゲーションコンピュータ100を使用して、TKA手術の準備を行う従来技術の方法を概略的に示す。カメラ104は、追跡装置106の配置および位置を検出できる。膝114のTKA手術を行う前に、一方の追跡装置106は患者の脚110の大腿骨108に取り付けられ、他方の追跡装置106は脛骨112に取り付けられる。上述したように、各追跡装置106は、手術の前に、各々の骨、すなわち大腿骨108もしくは脛骨112のTKA手術を行う外科的部位から離間した位置に直接取り付けられる。追跡装置106、もしくは少なくとも追跡装置106の配置に必要なピンは、手術の間所定位置に残り、TKA手術完了後に除去される。
本発明の方法およびシステムはTKA処置を例に説明される。しかし、本発明の方法およびシステムは、手足の骨の部分を除去する他の外科的処置、例えば上肢および下肢の楔状骨切断、UKA、人工股関節置換手術(hip replacement)、およびその他の同様の処置を行うためにも使用できる。
図2および図3に示されるように、固定プレート130の一実施形態は大腿骨108の遠位部132に取り付けられる。固定プレート130は、遠位部132に挿入される複数のピン134によって所定位置に保持される。固定プレート130は近位面138および遠位面140を備えたベース136を有する。一般的に、固定プレート130は、内側顆142および外側顆144にピンで固定される。ピン134は各々ベース136の一連の穴145のうちの1つを通過する。固定プレート130に各種穴145が形成されていることで、大腿骨108の遠位部132への固定プレート130の正確な配置および取り付けが容易となる。固定プレート130は、対象となる組織、ここでは大腿骨108の遠位部132に対し任意の特定の位置にある必要はない。但し、本発明の実施形態によっては、固定プレート130は対象となる組織の特定の面もしくは軸上あるいはこれらに垂直となるよう配置されることが望ましい。例えば、大腿骨108の場合、固定プレート130を大腿骨の前後軸と平行に配置することで、切断治具もしくは他のガイドを膝114に対し適切な位置に配置するのに必要な計算が単純化される。
プレート追跡装置146は、アーム148およびドッキング装置150によりベース136に移動可能に取り付けられる。ドッキング装置150は、プレート追跡装置146が不要となった際に除去することを可能とし、またプレート追跡装置146を固定プレート130に対し固定された位置に保持する。プレート追跡装置146は、手術ナビゲーションコンピュータ100のカメラ104により検出可能であるとともに、三次元デカルト基準フレーム154を有する一連のLED152を有する。後述するように、固定プレート130は、固定プレート130の他のツールおよび装置への取り付けを可能とする取付装置156を有する。
図4では、追跡されるポインタ160が大腿骨108の組織的調査の一部を行うべく使用される。ポインタ160はプレート追跡装置146と同様の追跡装置(図示せず)を含む。ポインタ追跡装置はポインタ160と一体に設けられてもよく、あるいは、図2に示される機構と同様の取付機構を使用して取り付けられてもよい。ポインタ160はさらにポインタ先端162およびポインタ軸164を有する。ポインタ先端162の位置およびポインタ軸164はいずれも、既知の技術によりポインタ追跡装置に対し予め測定される。ポインタ先端162は、大腿骨108の遠位部132の表面をトレースし、遠位部132の形状を手術ナビゲーションコンピュータ100のメモリに記録するために使用される。対象となる組織的構造には、内側顆142の形状、外側顆144の形状、ホワイトサイド・ラインとして知られる膝の前後軸、およびその他の特徴が含まれる。さらに、大腿骨108を操作することで、プレート追跡装置146の位置は股関節中心位置を決定するために手術ナビゲーションコンピュータ100によって使用できる。これは、大腿骨108が操作される際に、プレート追跡装置146の位置の多数の読取り値をとり、点の群より股関節中心の最もありそうな位置を計算することにより行われる。さらに、ポインタ160は、ポインタ軸164を使用して、大腿骨108の機械的軸を決定できる。このことは、第一にポインタ先端162で外科医にはよく知られている組織的ランドマークである大腿部の中心点を配置し、第二にさらにポインタ軸164が股関節中心を指すようにポインタ160を操作し、第三に手術ナビゲーションシステム100に信号を送ることを外科医に指示する手術ナビゲーションシステム100により達成される。ここで、ポインタ軸164は大腿骨の機械的な軸上に配置される。過去において、大腿骨108に直接ピンで固定される追跡装置は、股関節および機械的な軸の中心位置を決定するためのデータを提供するために使用されていた。固定プレート130がピンで固定される大腿骨108の構造は、以下に示されるように大腿部へのインプラント挿入に備えて除去される。組織に関する調査を行うためにプレート追跡装置146を使用することは、大腿骨108へのさらなる侵入を最小限にし、さらなるアンカー装置を配置する必要がなくなることから、手術室時間が短縮される。処置におけるこの点で、外科医は、ポインタ160およびプレート追跡装置146を使用して行われた組織に関する調査から、および術前走査から、大腿骨108になされる必要のある変更の位置を決定するための十分な情報を有する。
大腿骨108の調査後、脛骨112が調査される。図5に示されるように、脛骨用固定プレート170は、脛骨インプラントを挿入する準備中に除去される脛骨112の一部へ挿入されるピン172により、脛骨112に取り付けられる。大腿骨108における組織に関する調査と同様の方法で、脛骨112における組織に関する調査が実施される。脛骨中心、脛骨の前後軸および両くるぶしの位置は、脛骨112の操作および/またはポインタ160の使用により決定される。
図6に示されるように、切断治具174はコネクタ176により、固定プレート130の取付装置156に取り付けられる。コネクタ176は、固定プレート130に対する切断治具174の相対位置を調節できる。切断治具174は本体178、遠位面180および一連のピンアパーチャ182を有する。複数の固定ピン184はピンアパーチャ182のうちのいくつかへ挿入されるが、この時点では固定ピン184は大腿骨108に固定されていない。
コネクタ176は、固定プレート130と切断治具174の間の距離を変更するための長さ調整ねじ186、および固定プレート130に対する遠位面180の角度を調節するための角度調整ねじ188を含む。また、膝の前額面および矢状面に対する遠位面180の角度を調節することが可能である。さらに、切断治具174は、大腿骨108になされる切断を案内するために外科医が使用可能なガイド溝190を有する。脛骨112の準備において、脛骨112用の適切な同様の装置が脛骨用固定プレート170に取り付けられる。大腿骨108に関して記載される下記工程は、脛骨112にも適用可能である。
図7に示されるように、プレート追跡装置146と同様の治具追跡装置192は、取付連結部194を使用して遠位面180へ取り付けられる。治具追跡装置192は治具基準フレーム196を有する。治具基準フレーム196は、プレート基準フレーム154と同一であってもよく、また異なっていてもよい。ここで、切断治具174は、大腿骨108に直接固定されておらず、切断治具174を外科医の所望する位置へ正確に配置するために移動させることが可能である。
図8は、大腿骨108のデジタル化された正面撮影像204を表示する第一のウィンドウ202と、大腿骨108のデジタル化された側面図208を表示する第二のウィンドウ206の2つのウィンドウを示すディスプレイ102からのスクリーンショット200である。目的軸および面210、および治具追跡装置192の位置に基づいた切断治具軸および面212の現在位置が画面204に重ねて示されている。同様の方法で、第二のウィンドウ206には、治具追跡装置192の位置に基づいた切断治具軸および面212の現在位置に対する、同じ目的軸および面210が側面図で示されている。第一のウィンドウ202に示されるように、切断治具174の現在位置は、2.0°の内反位置合わせ(alignment)となる。第二のウィンドウ206は、16.0°の膝の過伸展を示す。調整ネジ186および188を操作しディスプレイ102を見ることによって、外科医は所望の手術結果を達成するために適切な位置に切断治具174を配置できる。脛骨112用の同様のスクリーンがある。
図9に示されるように、切断治具174が大腿骨108に対し適切な位置に配置されると、固定ピン184はツール220によって大腿骨108に打ち込まれる。この時点で、切断治具174は固定ピン184により所定位置に強固に保持される。切断治具174が大腿骨108に強固に固定された状態において、プレート基準フレーム154が治具基準フレーム196と異なっている場合、手術ナビゲーションコンピュータ100は治具基準フレーム196をプレート基準フレーム154で置き換えることが可能である。これについては図10に矢印230で概略的に示される。移動後、治具基準フレーム196は治具基準フレームプライム196’となる。この時点で、プレート基準フレーム154と治具基準フレームプライム196’とは同一であり、治具基準フレームプライム196’は、プレート基準フレーム154がこれまで供給していたものと同じ位置データを手術ナビゲーションコンピュータ100に供給する。さらに、手術ナビゲーションコンピュータ100は、治具基準フレーム196の内部基準を治具基準フレームプライム196’に適合させる。この例では追跡装置192は大腿骨108に直接取り付けられるが、切断治具174を所定位置に強固に固定するために必要な侵入以上の大腿骨108への侵入を要することなく、切断治具174に取り付けられる。
図11では、固定プレート130、コネクタ176、追跡装置146および192が大腿骨に取り付けられた切断治具174のみを残して除去されている。図11の図は、切断治具174のガイド溝190もしくは遠位面180に沿った状態のプラトー240を残して大腿骨108の遠位部132に対し変更が行われた後の図である。骨の変更は周知の整形外科ツールおよび処置を使用して従来の方法で行われた。
図12に示されるように、治具追跡装置192は切断治具174の遠位面180へ再度取り付けられる。治具追跡装置192を再度取り付けるために使用される連結部194は、治具追跡装置192が切断治具174に対し同一位置および向きに正確に再度取り付けられることを確実にする。これにより、手術ナビゲーションコンピュータ100用の治具基準フレームプライム196’が再構築される。面プローブ252が取り付けられた面追跡装置250は、実施された骨変更の正確性を確認するために使用される。面追跡装置250の位置および向きに対する面プローブ252の平面254の位置および向きを手術ナビゲーションコンピュータ100が認識するように、面プローブ252および面追跡装置250が較正される。
図13はスクリーンショット200と同様のスクリーンショット260である。左側のウィンドウ202は、目的軸および面210、および面プローブ252からのデータに基づいた現在の軸および面208の相対位置を示す。図示されるように、面プローブ252によって確認される現在位置は、内反の配置が0.5°、過伸展が4.0°となる。目的が外科手術である場合、処置は従来の方法によるインプラントの設置に移行してもよい。さらなる変更が必要な場合、この時点で変更を行うことが可能である。
図14および図15は、固定プレート300のさらに別の実施形態を示す。固定プレート300は遠位面304および近位面306を備える本体302を有する。固定プレート300を大腿骨108の遠位部132あるいは脛骨112の近位部に取り付けるためにピン134を使用することを可能とする一連のアパーチャ308(すべては図示されていない)が本体302に設けられる。スロット310は本体302の中心にある。スロット310は移動可能に取り付けられるスライド312を有する。大腿骨108の遠位部132上に固定プレート300を通常配置すると、スロット310はスライド312が横方向内側に移動することを可能とする。さらに、スライド312は前後方向に移動するための、スロット310の軸に垂直なスロット314を有する。自在継手316がスロット314に取り付けられ、自在継手316は、プローブがカニューレ318を通じて挿入され、カニューレ318、スロット310および314を通過するように自在継手316を通過するカニューレ318を有する。さらに、自在継手316は、固定プレート300に対するカニューレ318の角度を固定するためにスロット314内に配置されることが可能である。同様にして、スライド312は、スロット310内でスライド312の位置を固定するための止めねじ320を有する。さらに、プレート追跡装置146を取り付けるために本体302に固定されるドッキングコネクタピン324を備えたアーム322がある。
固定プレート300は大腿骨108に固定プレート300を使用することに関して議論される。さらに、固定プレート300は同様の方法で脛骨112に使用できる。固定プレート300はアパーチャ308を通じて固定されたピン134により、大腿骨108の遠位部132に固定される。近位面306は一般的に内側顆142および外側顆144上に静止する。固定プレート300の正確な配置および向きは重要ではない。しかし、上述したように、固定プレート300を正確な配置および向きとすることで、前後軸などの選択された組織的基準面もしくは軸に固定プレート300を配置するための、固定プレート300に対する他の装置の配置が単純化されうる。次いで、部分的に大腿骨108を操作することにより大腿骨108が調査され、これにより股関節中心が位置付けられ、大腿骨108の機械的な軸が決定できる。このことは、上記と同じ方法で、周知の組織的法則に則って行われる。後述するように、髄内ねじ(intramedullary screw)は後で挿入できる。
次いで、ポインティング装置340がカニューレ318を通じて挿入され、ポインタ先端342が大腿部の中心点344を指すように操作される。ポインタ先端342が大腿部の中心点344に配置されると、ポインティング装置が操作され、スロット310および314ならびに自在継手316が、股関節中心を指すポインタ軸346が移動することを可能とする。図16に示されるようにポインタ軸346が股関節中心を指し、ポインタ先端342が大腿部の中心点344にあるとき、ポインタ軸346は大腿骨108の機械的な軸348と位置合わせされる。ここで、止めねじ320および自在継手316は、カニューレ318の軸が大腿骨108の機械的な軸と位置合わせされるように、カニューレ318を固定すべく締結される。
図17〜図19を参照すると、ガイドピン350は、所定位置に固定され大腿骨108の機械的な軸348と位置合わせされたカニューレ318を通じて挿入され、ガイドピン350は大腿骨108に強固に取り付けられる。中空のセルフタッピングねじ352はガイドピン350の上に配置され、当該位置へ強固にねじ留めされる。ガイドピン350は、インプラントに備えて除去される遠位部132の一部に固定される。ねじ352は標準的な髄内杆体(intramedullary rod)と同一径の外表面354を有する。ここで、外科的処置は、切断治具170をねじ352上に配置し、髄内杆体の挿入に通常伴う骨への侵入を要することなく、切断治具170を配置する処置を行うことにより進行してもよい。
中空のセルフタッピングねじ352が大腿骨108の機械的な軸に沿ってセットされたため、切断が機械的な軸に対し垂直に行われる場合には、内反/外反の調節もしくは屈曲の調節は必要ない。この場合、適切に治具を配置するために治具の内側/外側回転の調整のみを要する大幅に単純な治具を使用できる。
図20を参照すると、大腿骨108および/または脛骨112がインプラントを受け取る準備ができた後、準備された大腿骨108上に試験的な大腿部インプラント360が配置される。試験的な大腿部インプラント360は、大腿骨108の準備および膝114のサイズ上の要求に基づいて選択された最終的な大腿部インプラントの形状および機能性と一致する。さらに、最終的な脛骨インプラントを複製する試験的な脛骨インプラント362が、準備された脛骨112上に配置される。試験的な大腿部インプラント360は、試験的な大腿部追跡装置364は膝114の機能性および柔軟性に干渉しないように試験的な大腿部インプラント360に取り付けられた試験的な大腿部追跡装置364を有する。同様にして、試験的な脛骨追跡装置366は試験的な脛骨インプラント362に取り付けられる。ディスプレイ104は、大腿骨108および脛骨112について決定された組織的パラメータを含むスクリーンを表示する。試験的な大腿部追跡装置364および試験的な脛骨追跡装置366は手術ナビゲーションコンピュータ100により認識され、これらの2つの追跡装置用基準フレームは、先の大腿部の基準面プライム196’および同様に決定される脛骨の基準フレームと一致される。膝114は周知の技術を用いて、提案されたインプラントの機能性および安定性をテストすべく操作される。操作の結果に基づいて、必要があれば膝114の軟組織外被に対し適切な方式で調整を行ってもよい。回復された膝114の機能性が最適化されると、試験的な大腿部インプラント360および試験的な脛骨インプラント362は、大腿骨および脛骨に固定される最終的なインプラントに従来の方法置き換えられる。
手術ナビゲーションシステム100を使用せずに準備された膝114に試験的な大腿部インプラント360および試験的な脛骨インプラント362を使用する別な方法が存在する。この場合、試験的な大腿部インプラント360および試験的な脛骨インプラント362は従来の方法で準備された膝114に配置される。試験的な大腿部追跡装置364は試験的な大腿部インプラント360に取り付けられ、試験的な脛骨追跡装置366は試験的な脛骨インプラント362に取り付けられる。膝114および大腿骨108および脛骨112は、必要な組織的ランドマークを決定し、かつ外科医による膝114の軟組織外被の調節の要否の判断を支援すべく操作される。大腿骨108および脛骨112に対して実施される切除が、手術ナビゲーションシステム100の援助なしで行われる場合であっても、手術ナビゲーションシステム110は、膝114を囲繞する軟組織外被への適切なリリースの実施を支援することで、選択されたインプラントを使用して、外科医が適切に膝114の平衡を保つのを支援しうる。
図21は、本発明のさらに別の実施形態を示す。この実施形態では、ピン370は、大腿骨108の遠位部132にピン370を固定するためのバーブもしくは他の従来の結合装置を含む近位端(図示せず)を有する。ピン370はさらに遠心端372を有する。ドッキング装置374は遠心端372に固定される。ドッキング装置374はドッキング装置150と同様の装置である。追跡装置146と同様の追跡装置376をドッキング装置374に挿入できる。追跡装置376が取り付けられたピン370が大腿骨108に固定されると、大腿骨の組織プロファイル(anatomical profile)は上述の方法と同様の方法にて決定できる。ピン370は、将来的な外科処置において大腿骨108の切断が行われる際に、ピン370が取り付けられる遠位部132の一部が除去されるように、大腿骨108に挿入される。
産業上の利用可能性
該方法およびシステムは、骨へのさらなる侵入を最小化し、TKA手術やUKA手術などの整形手術の実行を補助する。
本発明に対する多数の変更は、上記記述を考慮すれば当業者には明白である。従って、上記記述はあくまで一例であり、当業者が本発明を実施・使用することを可能とする目的で、および本発明を実施する最良の形態を教示する目的で提示された。添付の特許請求の範囲内で発生しうるあらゆる変更に関する独占的な権利が保持される。
手術ナビゲーションシステムを使用する従来技術のTKA手術の概略図です。 遠位の大腿骨に取り付けられた固定プレートおよび追跡装置の一実施形態の側面図です。 図2の固定プレートの頂部等角図です。 ポインティング装置の使用を示す図2と同様の側面図です。 近位の脛骨に取り付けられた固定プレートおよび追跡装置の一実施形態の側面図です。 固定プレートに切断治具の一実施形態を取り付けるところを示す図2と同様の側面図です。 切断治具に追跡装置の一実施形態を取り付けるところを示す図2と同様の側面図です。 切断治具の配置を示す、手術ナビゲーションシステムの一実施形態からのスクリーンショットです。 大腿骨上の所定位置に切断治具を固定する一実施形態を示す図2と同様の側面図です。 プレート基準フレームを治具基準フレームに移動させるところを概略的に示す図7と同様の図です。 インプラントを受け取るために部分的に準備された大腿骨に取り付けられた切断治具を示す図2と同様の図です。 切断された骨を確認するオプションの工程を示す図11と同様の図です。 大腿骨に対して切断された骨の位置を示すスクリーンショットです。 固定プレートのさらに別の実施形態の等角図です。 大腿骨上の所定位置における図14の装置の側面図です。 ポインタの使用を示す図15と同様の図です。 ガイドピンの挿入を示す図15と同様の図です。 プレートが除去された、図17と同様の図です。 ねじの挿入を示す図18と同様の図です。 本発明のさらに別の実施形態の概略図です。 本発明のさらに別の実施形態を示す図2と同様の図です。

Claims (49)

  1. 骨の切断後に残存する骨の任意の部位に骨追跡装置を直接取り付けずに、手術ナビゲーションシステムを使用して骨の切断を行う方法であって、
    骨切断の際に除去される骨の部位に、骨基準フレームを有する追跡装置を固定する工程と、
    骨の組織プロファイルを決定する工程と、
    手術ナビゲーションシステムからの位置案内を利用して切断を行う工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記追跡装置は、固定装置によって骨に固定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 切断治具を前記固定装置に取り付ける工程であり、前記切断治具が前記固定プレートに対し調節可能であり、前記切断治具が前記切断治具に取り付けられる治具追跡装置を有し、前記治具追跡装置が治具基準フレームを有する、前記工程と、
    前記組織プロファイルおよび前記手術ナビゲーションシステムを使用して前記切断治具の位置を調節する工程と、
    前記切断治具を所定位置に固定する工程と、
    前記切断治具をガイドとして使用して骨を切断する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記固定装置を所定位置に固定する工程の前に、前記固定装置を骨の関連する組織的特徴と位置合わせする工程を含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記固定装置は、骨の機械的な軸に対して位置合わせされ、軸に沿った回転もしくは並進における調整能力を提供することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記骨が大腿骨であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記骨が脛骨であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 前記骨追跡装置から前記切断治具追跡装置へ前記骨基準フレームを移動する工程を含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  9. 面プローブ追跡装置を備えた面プローブを用いて骨切断を確認する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 前記組織プロファイルは、股関節中心の位置、内側顆の形状、外側顆の形状および前後軸の位置を含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  11. 軸を有する位置追跡装置を前記大腿骨の中心に向け、次いで前記位置追跡装置を前記股関節中心を指すことによって、前記大腿骨の機械的な軸を配置する工程と、
    前記位置追跡装置の軸の位置を識別する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記組織プロファイルは、脛骨中心の位置、内側区画の形状、外側区画の形状、前後軸の位置、内側くるぶしの位置、および外側くるぶしの位置を含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
  13. 軸を有する位置追跡装置を前記脛骨の中心に向け、次いで前記位置追跡装置を足首の中心を指すことによって、前記脛骨の機械的な軸を配置する工程と、
    前記位置追跡装置の軸の位置を識別する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記固定プレートが自在継手を有するカニューレを含み、前記位置追跡装置が前記カニューレに挿入可能であり、前記位置追跡装置が前記股関節中心を指すとき、前記自在継手が所定位置に固定可能であることを特徴とする請求項11記載の方法。
  15. 前記固定プレートが自在継手を有するカニューレを含み、前記位置追跡装置が前記カニューレに挿入可能であり、前記位置追跡装置が前記足首中心を指すとき、前記自在継手が所定位置に固定可能であることを特徴とする請求項13記載の方法。
  16. 前記カニューレを通じて前記大腿骨に前記ガイドピンを挿入する工程を含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 前記カニューレを通じて前記脛骨に前記ガイドピンを挿入する工程を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
  18. 前記固定プレートを除去し、所定位置に前記切断治具を固定する前に前記ガイドピン上に前記切断治具を配置する工程を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
  19. 前記固定プレートを除去し、所定位置に前記切断治具を固定する前に前記ガイドピン上に前記切断治具を配置する工程を含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  20. 前記固定プレートを除去し、セルフタッピングカニューレねじを前記ガイドピン上に配置し、所定位置に前記切断治具を固定する前に前記ねじ上に前記切断治具を配置する工程を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
  21. 前記固定プレートを除去し、セルフタッピングカニューレねじを前記ガイドピン上に配置し、所定位置に前記切断治具を固定する前に前記ねじ上に前記切断治具を配置する工程を含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  22. 準備された骨に試験的インプラントを挿入する工程を含み、
    前記試験的インプラントは、該インプラントに取り付けられるインプラント追跡装置を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  23. 前記追跡装置が、除去される骨の部位に直接取り付けられることを特徴とする請求項1記載の方法。
  24. 関節がインプラントを受け取る準備をされた後、手術ナビゲーションシステムを使用して、関節形成の際に関節の軟組織の平衡を保つ方法であって、
    まず、準備した関節に第一の試験的インプラントをおよび第二の試験的インプラントを取り付ける工程であって、前記第一の試験的インプラントは、前記第一の試験的インプラントに取り付けられる第一の追跡装置を有し、前記第二の試験的インプラントは、前記第二の試験的インプラントに取り付けられる第二の追跡装置を有する、工程と、
    前記関節の決定された組織プロファイル、前記第一の追跡装置および前記第二の追跡装置の位置に基づいた関節のアライメントパラメータを表示する工程と、
    前記関節のアライメントパラメータの平衡を保つために軟組織を調節する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 前記決定された関節組織プロファイルは、前記第一の試験的インプラントおよび第二の試験的インプラントが前記関節に配置された後に決定されることを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 前記決定された関節組織プロファイルは、前記第一の試験的インプラントおよび第二の試験的インプラントが前記関節に配置される前に決定されることを特徴とする請求項24記載の方法。
  27. 前記関節は膝であることを特徴とする請求項24記載の方法。
  28. 前記組織プロファイルは、股関節中心およびくるぶしの位置の決定を含むことを特徴とする請求項27記載の方法。
  29. 前記組織プロファイルは、股関節中心、膝中心、大腿骨の前後軸、脛骨中心、脛骨の前後軸およびくるぶしの位置の決定を含むことを特徴とする請求項27記載の方法。
  30. 前記脚のアライメントパラメータは、内反/外反、屈曲/伸展、回転、内側空隙および外側空隙を含むことを特徴とする請求項27記載の方法
  31. 前記第一の追跡装置用の第一の基準フレームと、前記関節を準備するために使用される先行の第一の基準フレームとの間、および前記第二の追跡装置用の第二の基準フレームと、前記関節を準備するために使用される先行の第二の基準フレームとの間に既知の関係が存在することを特徴とする請求項26記載の方法。
  32. 前記既知の関係が同一性であることを特徴とする請求項31記載の方法。
  33. 前記予め決定される関節組織プロファイルは、前記関節が前記インプラントを受け取る準備をする前に決定されることを特徴とする請求項26記載の方法。
  34. 関節形成用の骨切断を支援するシステムであって、
    ディスプレイを有する手術ナビゲーションシステムと、
    骨切断の際に除去される位置で骨に取り付けることが可能であり、結合装置を有する固定プレートと、
    前記固定プレートに直接取り付けられ、骨基準フレームを有する骨追跡装置と、
    前記結合装置によって前記固定プレートに取り付けられる骨用切断治具であって、前記切断治具は該切断治具に直接取り付けられる治具追跡装置を有し、該治具追跡装置は治具基準フレームを有する、骨用切断治具と、
    所定位置に前記切断治具を固定する固定装置と、
    を含み、
    前記切断治具は、前記ディスプレイおよび予め決定された骨の組織プロファイルを使用して所定位置へ調節できる、
    ことを特徴とするシステム。
  35. 前記切断治具が所定位置へ固定された後、前記手術ナビゲーションシステムにおいて前記骨基準フレームが治具基準フレームに置き換えられることを特徴とする請求項34記載のシステム。
  36. 前記切断治具を使用して前記関節への変更を確認するための、面プローブ追跡装置を備えた面プローブを含むことを特徴とする請求項34記載のシステム。
  37. 前記関節が膝であり、前記骨が大腿骨であり、前記予め決定された組織プロファイルは、股関節中心の位置、内側顆の形状、外側顆の形状、および大腿骨の前後軸の位置を含むことを特徴とする請求項34記載のシステム。
  38. 前記固定プレートは自在継手を有するカニューレを含み、前記カニューレに位置追跡装置が挿入可能であり、前記位置追跡装置が骨の機械的な軸を指すとき、前記自在継手が所定位置に固定可能であることを特徴とする請求項34記載のシステム。
  39. 前記カニューレを通じて大腿骨へ挿入できるガイドピンを含むことを特徴とする請求項38記載のシステム。
  40. 前記ガイドピン上に配置可能であり、外径を有するセルフタッピングカニューレねじを含み、前記切断治具は、前記所定位置に前記切断治具を固定する前に前記ねじ上に配置可能となることを特徴とする請求項39記載のシステム。
  41. 前記関節が膝であり、前記骨が脛骨であり、前記予め決定された組織プロファイルは、足首の中心位置、内側の区画の形状、外側の区画の形状、および脛骨の前後軸の位置を含むことを特徴とする請求項34記載のシステム。
  42. 大腿骨および脛骨がインプラントを受け取るために準備された後に、手術ナビゲーションシステムを使用して、膝関節形成の際の膝の軟組織の平衡を保つ方法であって、
    準備された大腿骨に試験的な大腿部インプラントを取り付け、準備された脛骨に試験的な脛骨インプラントを取り付ける工程であって、前記試験的な大腿部インプラントは、該試験的な大腿部インプラントに取り付けられる大腿部追跡装置を有し、前記試験的な脛骨インプラントは該試験的な脛骨インプラントに取り付けられる脛骨追跡装置を有する、工程と、
    予め決定された大腿部の組織プロファイルおよび予め決定された脛骨の組織プロファイル、ならびに前記大腿部追跡装置および前記脛骨追跡装置の位置に基づいて脚のアライメントパラメータを表示する工程と、
    前記脚のアライメントパラメータの平衡を保つために軟組織を調節する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  43. 前記大腿部追跡装置は、前記大腿部の組織プロファイルに対し既知の関係を有し、前記脛骨追跡装置は、前記脛骨の組織プロファイルに対し既知の関係を有することを特徴とする請求項42記載の方法。
  44. 前記組織プロファイルは、股関節中心およびくるぶしの位置を決定することを含むことを特徴とする請求項42記載の方法。
  45. 前記組織プロファイルは、股関節中心、膝中心、大腿骨の前後軸、脛骨中心、脛骨の前後軸およびくるぶしの各位置を決定することを含むことを特徴とする請求項42記載の方法。
  46. 前記脚のアライメントパラメータは、内反/外反、屈曲/伸展、回転、内側の空隙および外側の空隙を含むことを特徴とする請求項42記載の方法
  47. 前記大腿部追跡装置用の大腿部基準フレームと、前記大腿部を準備するために使用される先行の大腿部基準フレームとの間、および前記脛骨追跡装置用の脛骨基準フレームと、前記脛骨を準備するために使用される先行の脛骨基準フレームとの間に既知の関係が存在することを特徴とする請求項42記載の方法。
  48. 前記既知の関係が同一性であることを特徴とする請求項47記載の方法。
  49. 前記予め決定される大腿部の組織プロファイルおよび前記予め決定される脛骨の組織プロファイルが、前記大腿骨と前記脛骨がインプラントを受け取る準備をする前に決定されることを特徴とする請求項42記載の方法。
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