JP2009507570A - 積層使い捨てテープタブおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、各々が第1表面と第2表面を有する、第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素(4、6)を備える積層使い捨てテープタブ(2)に関する。好ましくは、各々のテープタブ要素の第1表面は、感圧接着剤(26、28)で少なくとも部分的にコーティングされる。2つの端部(22、24)を有する塑性変形可能な低降伏の伸長可能なフィルム(20)およびその間に形成される中間部分は、第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素の各々の第1表面に結合される。未加工フィルム(22)は、好ましくは第1のおよび第2のテープタブ要素の各々の第1表面に接合され、低降伏の延伸可能なフィルムが中間部部分においてテープタブの接着剤コーティングと接触しないように、テープタブ要素と低降伏の伸長可能なフィルムとの間に配置される。

Description

本発明は、使い捨て吸収製品用の新規な積層テープタブに関し、特にショーツ型の乳児用オムツ、または成人失禁用製品、およびそれらの製造方法に関する。
これらの種類の使い捨てパンツまたはショーツ型乳児用オムツまたは成人失禁用製品は、一般的に通常の下着パンツと同様であり、開放形式の使い捨てオムツのような密閉具または締結タブを備えない。このようなパンツ型の乳児用オムツが使用され汚れた場合、最終廃棄の前に吸収製品をコンパクト化したいという要望がある。パンツ型オムツまたは失禁用製品は、最終廃棄の前にオムツまたは失禁用製品をコンパクト化するのに使用できる密閉具または締結タブを持たず、したがって別個のいわゆる使い捨てテープが提案されてきた。
例えば、EP0623330A2(ハヤセ等)では、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート、およびトップシートとバックシートの間に配置された吸収体を備えるショーツ型の使い捨てオムツを開示する。前方腰部分および後方腰部分は、それぞれオムツの反対側で相互接続される。さらにオムツは、テープファスナーを備え、オムツが廃棄されるときに締結される。このテープファスナーはバックシートの外側表面の中央部に配置され、バックシートの縦方向に伸長する。この締結用テープは、オムツが廃棄されるときに、コンパクト化した形状で密閉するのに十分な長さの締結タブを提供する目的で、二つ折りまたはZ−折りで提供される。
米国特許第5,807,371A(トヨダ等)では、ベース部分およびベース部分に連結される伸長可能部を備える伸長可能テープを開示する。ベース部分は、一般的に20N(2000g力)/25mmテープ幅を超えないテープの縦方向の印加荷重の下で塑性変形しない材料で形成される。伸長可能部分は、一般的に20N(2000g力)/25mmテープ幅を超えないテープの縦方向の印加荷重の下で塑性変形する材料で形成される。延伸後の伸長可能部分の長さが、ベース部分の長さよりも実質的に長い一方で、延伸後の伸長可能部の幅はベース部分の幅よりも実施的に小さい。伸長可能部は、使い捨て吸収製品を衛生的に収容するために荷重の下で伸長可能である。
EP0752239A1(アラカワ等)では、拡張可能部および実質的に非延伸性部の材料から構成される、ベース材料を備える伸長性固着テープ、およびベース材料の少なくとも1つの端部にある、少なくとも1つの非延伸の部分上に提供される固着手段とを開示する。拡張可能部は、それが200%の伸長を受け、そして200%伸長条件下で30%以上の永久変形を受けた場合に、49N(5.0kg)/25mmを超えない荷重(引張り力)を示す。実質的に非延伸部は、4.9N(0.5kg)/25mmを超えない荷重の下で2倍未満の延性を有する。EP0752239A1の別の態様によると、伸長性固着テープは、中央部および縦方向において厚さのない、薄層部分である拡張可能部、並びに両端部分において厚さのある、厚い層部分である実質的に非延伸性部分から構成されるベース材料を備える。固着テープは、ベース材料の少なくとも片方の端部に存在する、少なくとも1つの非延伸性部分の上に形成される固着手段をさらに備える。拡張可能部分は14.7N(1.5kg)/25mmの荷重の下で少なくとも3倍の長さまで伸長でき、200%伸長の条件下で少なくとも30%の永久変形を有する。拡張可能部分の厚さは、非延伸部分の厚さの90%を超えない。固着テープは2つ折りまたはZ−折りを有する。
EP0826352A2(イガウエ等)では、使い捨てオムツのような体液吸収製品を、廃棄用に巻いた状態で固定するために使用される、使い捨て可能な固定手段を開示する。この固定手段は接着テープと剥離テープを備える。接着テープは製品の外側表面の片方の端部で固着され、反対側の端部の上には接着ゾーンを有する。剥離テープは、接着テープと直線上に伸長し、製品の外側表面の固着される剥離部分を有し、折り返し部分は剥離部分と隣接し接着テープの端部に隣接して折り重なる。接着テープ上に形成された接着ゾーンは、剥離部分と剥離可能に接合され、剥離テープの折り返し部分は接着テープのフリー端部の内側表面に固着される。
WO01/13842A1(マツダ等)では、上記のEP0826352A2と同じく、Z−折りの構造を開示する。この構造には、フリー端部を有する第1テープ区域とフリー端部の反対側部分にある第1接続部分、並びに第2の接続部分を有する第2テープ区域と第2接続部分の反対側にある第1アンカー部分が含まれる。第2接続部分は、第1テープ区域の第1接続部分と接合される。さらに第3テープ区域が、第3の接続部分および第3接続部分の隣にある第2アンカー部分を有して形成される。第3接続部分は、第2テープ区域の第2接続部分と接合される。また第3接続部分は、第2接続部分と第2テープ区域の第1アンカー部分との間にある、分岐接続部分にも接合される。
上記のテープ構造は、汚れた廃棄製品の容易な包装を可能にする、消費者に喜ばれる伸長性を提供する。この伸長性は、ジグザグ折りテープ(すなわちZ折り)構造および/または、テープに備わる弾性ゾーンによってもたらされる。これら既知の構造における他ならぬ欠点は、Z折り構造に見られる比較的多量の材料消費、および比較的高価な弾性材料に基づくとされる高い製造コストである。
本発明の目的は、先行技術による構造に比べて、消費者に高度な利便性を与え、よりコスト的に魅力のある使い捨て吸収製品用、特に使い捨てパンツまたはショーツ型乳児用オムツまたは成人向け失禁用製品のための、改良された使い捨てテープタブを提供することである。
本発明の積層使い捨てテープタブは、隣接した第1テープタブ要素および第2テープタブ要素を含み、要素の各々は第1表面および第2表面を有する。タブは、2つの端部およびその端部の中間部を有する塑性変形伸長可能なフィルムをさらに備える。片方の端部は、第1のテープタブ要素の第1表面に結合され、他方の端部は、第2のテープタブ要素の第1表面に結合される。変形伸長可能なフィルムの中間部は、本発明の使い捨てテープタブを長さ方向に延伸する場合に塑性的に伸長する。中間部はタブ要素に結合されていないので、自由に伸長可能であり、テープタブを直接的に延伸する場合に伸長することができる。
本発明の好適な実施形態にしたがって、各々のテープタブ要素の第1表面は、例えば使い捨て吸収製品に結合させるために、少なくとも部分的に感圧接着剤でコーティングされる。伸長フィルムが、その中間部でテープタブ要素の接着剤コーティングと接触することがないように、第1テープタブおよび第2テープタブの各々の第1表面に未加工フィルムが取り付けられて、テープタブ要素と伸長可能フィルムの間に配置されることが、さらに好ましい。この実施形態にともなって、テープタブ要素は全面的に感圧性接着剤でコーティングでき、接着剤のストリップ塗装を回避することが可能であり、これは製造観点から、例えばコスト低減に好適である。
第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素は、中央でおよび/または間を置いたスリットの伸長テープとして最初は提供されることが好ましい。同様に未加工フィルムは、未加工フィルムを中央でスリットして得られる2つの分離した部分を備え、その2つの分離した部分はそれぞれ、第1テープタブ要素および第2テープタブ要素に結合される。テープおよび/または未加工フィルムを貫通するスリットは、一般的には直線スリットであるが、波形スリットまたは形の異なるスリットも同様に適用できる。
本発明の使い捨てテープタブは、テープタブ要素において提供される接着剤によって、使い捨て製品、特にパンツまたはショーツ型の乳児用オムツまたは成人向け失禁用製品に利用できる。使い捨て製品を廃棄するとき、使用者は廃棄用テープタブの片方の端を握って、低降伏の伸長可能フィルムの塑性変形によってタブを伸長でき、その結果タブは十分に延伸されて製品周囲を包むことができ、包まれたおよび/またはコンパクト化された製品はその状態に固定されて捨てられる。したがって、本発明は使い捨てテープタブを製造するための経済的で実用的な解決策を提供し、同時に汚れた使い捨て製品の簡便で確実な密閉を可能にする。
本発明の好適な実施形態によると、使い捨てテープタブは剥離テープをさらに備えていて、それにより使い捨てテープは使い捨て製品をY接合の形に締め付けることができる。好ましくは、剥離テープは剥離剤でコーティングされた第1表面と、接着剤でコーティングされた反対面の第2表面とを有する。剥離テープは、テープタブ要素の1つと接続され、特にタブを捨てるときに使用者によって把持されないテープタブ要素に、中央部のストライプによって接続されることが好ましい。中央の剥離部(center strip)を使用することが好まれるが、剥離テープを折り返すことも可能である。
伸長可能フィルムは低降伏の伸長可能フィルムが好ましい。本発明の使い捨てテープタブに使用される伸長可能フィルムは、3N/mmを超える弾性率、より好ましくは5〜100N/mmの範囲の弾性率、さらにより好ましくは10〜30N/mmの範囲の弾性率を有することが好ましい。伸長可能フィルム向けに現在の好ましい材料は低降伏のポリエチレンベースのフィルムであり、その弾性率は、機械方向(MD)および横断機械方向(CD)の両方で、35μm厚さに対し約8N/mm、50μm厚に対し約20N/mm、および100μm厚さに対し約70N/mmである。弾性率の測定はDIN53371(引張り試験)によって実行される。
本発明はまた積層使い捨てテープの製造方法にも関連し、その製造方法は、実質的に非弾性のウエブを準備するステップと、そのウエブを長さ方向にスリットするステップと、およびその2つのウエブ部分を接続させる目的で、スリット品の両側上の2つのウエブ部分に対して塑性的に変形可能な伸長可能フィルムを結合させるステップと、から構成される。伸長可能フィルムは、好ましくは低降伏の伸長可能フィルムである。好ましくは、ウエブの1表面は感圧接着剤でコーティングされ、未加工フィルムが、ウエブの中央部にウエブの長さに沿って感圧接着剤の上に適用される。好ましくは、ウエブ、感圧接着剤および未加工フィルムは、1回のスリット工程でスリットされる。このように形成された積層テープは、次いで長さ方向を横切ってカットされ、複数の積層使い捨てテープタブが形成される。
好ましくは、上記の使い捨てテープの製造方法は、剥離テープおよび中央部ストライプを提供すること、剥離テープおよび中央部ストライプを積層テープに結合させること、
そして形成された積層物をロール巻きにして積層ロールを形成すること、からなる追加ステップを含む。当該積層ロールは、好ましくは締結システムまたは廃棄システムを提供する。
先行技術の使い捨てテープと比較して、本発明の使い捨てテープタブの利点は、信頼性の高い精密な方法で低コストに製造できることにある。未加工フィルムの使用により、積層プロセス使用が可能になりストリップコーティングプロセスを回避できる。特に、例えばイン−ラインで、接着剤の上に非常に薄い層をコーティングすることに比べると、テープタブ要素の接着剤層を部分的に被覆するために追加的なブランクテープを形成することはより容易である。
本発明による使い捨てテープタブの更なる利点は、必要な材料がより少量で安価であり、複雑な接合プロセスまたは重ね合わせプロセスが不要であることである。その上、本発明の使い捨てテープタブは、エンドレス形状のテープに製造でき、安定なロールに変換できる。遊星巻きロールおよびレベル巻きロールの両方の方式、並びにループ巻き(festooning)を、巻き取り方式に使用できる。
剥離テープを使用することは特別な利点である。使い捨て製品、例えばオムツ上でのテープタブの固定をより良好で確実なものにしてくれることから、とりわけ有益なのは剥離テープを使用する構成である。テープタブを延伸すると、力は剥離テープおよびタブ要素の上で分散され、その結果使用者によって把持されなかったテープタブ要素は、使い捨て製品から分離される可能性は低い。現時点で、これは本発明を実施するのにベストな方式と考えられる。
本発明の使い捨てテープタブ2は、図1に概略的に図示されるようにパンツまたはショーツ型乳児用オムツまたは成人向け失禁用製品と関連して特に有利に使用できる。そのようなパンツ型のオムツを使用した後、パンツの巻き取リに先立ってパンツはシーム3の少なくとも1つに沿って引き裂かれるのが一般的である。汚れたオムツを足から取り外すと、足が汚れるからである。図2は、パンツがシーム3に沿って引き裂かれた後にロール巻き状態にした使用後(汚れた)のオムツを示す。使い捨てテープタブ2は、典型的には図2に示されるように汚れたオムツを巻き物形態にコンパクト化された形状に保持するために使用される。
図3および4に見られるように、本発明の積層使い捨てテープタブ2は、対向する末端部8、10を有する、2つの隣接する第1テープタブと第2テープタブ4、6で構成される。
テープタブ要素4、6は、好ましくは、不織布材料、または不織布材料とフィルム層の積層物、またはポリオレフィンフィルムのような単一層フィルムで作製される。テープタブ要素4、6の各々は第1表面12、14および第2表面16、18を有する。
塑性変形可能で低降伏伸長可能なフィルム20は、図3では未結合で示されるが、最終タブにおいては、各々のテープタブ要素の第1表面12、14に、2つの端部22、24が結合される。低降伏の伸長可能なフィルム20は、3N/mmを超える弾性率を有するのが好ましく、より好ましくは5から100N/mmの範囲の弾性率、さらにより好ましくは10〜30N/mmの範囲の弾性率を有する。
塑性変形可能で低降伏の伸長可能なフィルムは、単一層フィルムまたは共押出しフィルムのような多層フィルムであって良い。好ましくは、塑性変形可能な低降伏の伸長可能なフィルム20は、隣接する要素4、6の対向する末端部8、10に関してほぼ対称に結合されるが、任意選択で非対称に結合されても良い。低降伏の伸長可能なフィルムはどの好適な材料からでも作製できるが、PVC、EVAおよびPVAで構成される群から選択される材料で作製されるのが好ましい。好適な材料は、ポリオレフィン、例えばLLDPE(線状低密度ポリエチレン)である。少なくとも50%の、およびより好ましくは少なくとも70%の永久変形を有する材料が好適である。
両方のテープタブ4、6の第1表面は、全面的に感圧接着剤26、29でコーティングされるのが好ましい。低降伏の伸長可能なフィルム20は、第1テープタブ要素および第2テープタブ要素4、6にそれぞれ接着結合される、第1端部22および第2端部24を有する。フィルム20は、接着剤26、28によってテープタブ要素に結合されても良い。代わりに、または加えて、フィルム20は、熱接合、超音波接合、または冷圧接合によってテープタブ要素4、6に接合されて良い。端部22、24の間にある低降伏の伸長可能なフィルム20の中間部は、テープタブ要素4、6の上のそれらの末端部8、10の近くに形成される30、32の2つの部分を構成して配置される未加工フィルムによって、テープタブ要素4、6への接着結合が妨げられる。図3〜5に示された実施形態において、未加工フィルム30、32の全長は、伸長可能フィルム20の端部20、24がテープタブ要素4、6に直接的に結合できるように低降伏の伸長可能フィルム20の長さよりも短い。好ましくは、未加工フィルムは、積層使い捨てテープタブ2の製造中に、テープタブ要素4、6に積層される剥離フィルムである。未加工フィルムは、透明または不透明な材料で作製でき、着色されていても良い。未加工フィルムは、任意的な積層フィルムを有する不織布で作られても良い。未加工フィルム30、32の長さ、または2つのテープタブ要素4、6と、低降伏な伸長可能フィルム20の結合個所との間の距離によって、テープタブの塑性的に変形可能なゾーンの幅または延長可能な幅が一般的には決定される。
テープタブ要素4、6の一方のフリー端部にあり、図3に未結合で示される指めくり部34は、製造プロセス中に積層される。スリット36は、好ましくは中央部に形成され、2個のテープタブ要素4、6および未加工フィルムの2個部分30、32を分離する。
本発明の使い捨てテープタブ2は、接着剤28によって、吸収製品、例えばパンツまたはショーツ型乳児用オムツまたは成人向け失禁用製品(図1)に結合される。それだけに、使い捨てテープタブ2の第2テープタブ要素6は、いわゆる「製造者用端部」であり剥離できないようにオムツに固着される(いわゆる使用者用端部と反対)。第1テープタブ要素4は、使用後の汚れたオムツを廃棄する目的で巻きつけまたはコンパクト化するために使用される。この目的で、第1テープタブ要素4の接着剤26は、オムツの上に形成された剥離剤コーティングの上に配置されてもよいし、剥離ライナーを備えてもよい。オムツの使用後、すなわち、オムツが破棄される場合、第1テープタブ要素4は図2に示されるようにオムツをコンパクト化して固定するために使用される。したがって、第1テープタブ要素4は「使用者用端部」ともいわれる。
テープタブ要素は、キャリアフィルムがポリマー層、またはポリマー層あるいはフィルムが不織布層に結合できる不織布であることがでる、キャリアフィルムを備えても良い。ポリマーフィルムキャリアの厚さは、一般的には30〜120μm、好ましくは40〜110μm、より好ましくは70〜110μm、およびさらに好ましくは95〜105μmである。フィルム層有りで、または無しで使用される不織布キャリアは、一般的には25〜100g/mの、好ましくは30〜90g/mの坪量を有する。接着剤26、28の厚さは、一般的には10〜40μmの範囲であり、好ましくは約20〜35μmである。挟み込まれる未加工フィルム30,32の厚さは、一般的には5〜40mmであり、好ましくは8〜20μm、およびさらに好ましくは10〜15μmである。塑性的変形可能な低降伏の伸長可能なフィルム20は、好ましくは30〜100μmの間の範囲の厚さを有し、より好ましくは40〜75μmの間の、最も好ましくは約50μmの厚さを有する。テープタブ要素の厚さは、基本的には個々の層の合計である。使い捨てテープタブの様々な層は、全てがこのような厚さであり、未加工フィルム(存在する場合)および伸長可能なフィルムを含むタブ2を横切った長さlの方向における、使い捨てテープ全体の厚さ変化は、好ましくは約50%未満、およびより好ましくは約40%未満である。
使い捨てタブ2(図4参照)の幅Wは、使い捨て製品のサイズに応じて変化してよく、通常は5〜50mmの間の範囲であり、好ましくは10〜30mmの間、および最も好ましくは15〜25mmの間である。タブの長さlの方向(図3および4参照)において、本発明の使い捨てテープタブの様々な要素は以下の寸法を有して良い: 2個のテープタブ要素4、6は一緒に測定して約50〜100mmの長さ、好ましくは70〜90mmおよび最も好ましくは約80mmの長さを有して良い。未加工フィルムの2個の部分30、32は、一緒にして約10〜50mmの長さ、好ましくは20〜40mmおよび最も好ましくは約30mmの長さを有してよく、両部分は同じ長さを有することが好ましい。低降伏の伸長可能なフィルム20は約20〜80mmの全長、好ましくは30〜50mmおよび最も好ましくは約40mmの全長を有してよく、そして2個のテープタブ4,6およびそれらに対向する末端部8、10を分離するラインまたはスリットを中央部にして適用されることが好ましい。指めくり要素34は、約5〜15mmの長さ、好ましくは8〜12mmおよび最も好ましくは約10mmの長さを有して良い。
2個の隣接したテープタブ要素4、6のこれらの対向する末端部8、10において、好ましくは側面と側面が接しており、その結果、低降伏の伸長可能なフィルム20全体を実質的に被覆する。したがって、フィルム20は使用前に被覆され、さらにタブの中央領域の使い捨てテープタブ全体に渡る厚さの変化を最小化しながら、接着剤の混入が防止される。この配置は同様に機能的および審美的な利点がある。低降伏な伸長可能なフィルムは異なった着色が可能であり、テープタブ要素4、6は識別し易いコントラストを形成するデザインを備えることができる。使用者がタブ2をある距離だけ伸長すると、特に未加工フィルム30、32が透明の場合、事前に被覆された低降伏の伸長可能なフィルム20は明確に露出される。これは、低降伏の伸長可能なフィルム20が塑性的変形を受ける程度の明確な可視指示を提供し、同様に適用された力も直接的に示す。これは、フィルムの最高伸長性を示すために使用でき、その結果過剰延伸を回避できる。
同様に、接着剤層26、28および未加工フィルム30、32の対向する端部は、側面と側面が接しており、その結果、それらは使用前のフィルム20の中間部区域の全てを実質的に被覆する。
一般的には、本発明の使い捨てテープタブ2の2個のテープタブ要素4、6は、完全に接着剤層で被覆された1個の連続したウエブ材料で製造される。製造プロセス中に、最終的に未加工フィルムを形成するフィルムが、次いで接着剤コーティングされたウエブ上の中央部に貼合される。次いで、ウエブ材料、接着剤層および未加工フィルムは中央部でスリットまたはカットされ、2つに分離したテープタブ要素4、6を形成し、各々の要素はそれぞれ接着剤層26、28、および近似的に同じ長さの分離した未加工フィルム30、32で被覆される。図3および4に、カットライン36を示す。続いて、シート状の連続テープ形状の低降伏の伸展可能なフィルム20は、その横方向端部22、24をそれぞれの接着剤層26、28に対して接着結合する。したがって未加工フィルムは完全に被覆され、フィルム20の中間部分とテープタブ要素4、6の間を接着剤結合を防止する。したがって積層テープは連続したロールに巻き取ることができる。次いで使い捨てテープの連続ロールは、図4に例示されるように個別の使い捨てテープタブ2にカットされる。これらの使い捨てテープタブ2は、低降伏の伸長可能なフィルム20の塑性変形によって長さ方向lに延伸できる。延伸により、テープタブ要素4と6の間にギャップが形成されて広がり、したがって汚れた使い捨て製品を密閉するための増加した長さのテープが提供される。
テープタブ要素4、6は、好ましくは不織布とフィルムの積層物であるが、好ましくは、ポリプロピレンフィルムまたはポリエチレンフィルムのようなポリオレフィンフィルムの単一フィルムであることもでき、あるいはフィルム層のない不織布であることもできる。不織布が柔らかさを提供する一方で、フィルム層は接着剤に対するバリアおよび/または寸法安定性を提供する。不織布は、坪量10g/m〜60g/mを有するスパンボンド不織布が好ましく、フィルム層は、スパンボンド不織布に押出積層され得る。不織布とフィルム層の積層物が使用される場合、フィルム層は、感圧接着剤層26、28に隣接することが好ましい。フィルム層はまた、個別に提供されて、不織布に対して、接着積層され、熱接合され、音波接合され、および/またはその他の従来どおり結合できる。不織布層は好ましくは要素4、6の第2表面の上に剥離剤コーティングを持ち、その結果使い捨てテープタブをロール巻きにできる。感圧接着剤層26、28は、テープタブ要素4、6の上に形成され、その結果、低降伏の伸長可能なフィルム20の両テープタブ要素4、6との結合と、さらにテープタブ要素4、6の使い捨て製品との結合を可能にする。好ましくは、両テープタブ要素4、6はフィルム20を超える領域を有し、そこで感圧接着剤層26、28が露出し、その部分はテープタブ要素4、6を使い捨て製品に結合するために使用できる、あるいは機械的ファスナー要素のようなその他の要素を結合するために使用できる。低降伏の伸長可能なフィルム20の端部22、24は、2〜10mm、好ましくは約5mm、未加工フィルム30、32上で、両方向に伸長することが好ましい。これにより、フィルム材料の過剰な使用なしでフィルム20が接着剤層26、28に接合することが確保される。低降伏の伸長可能なフィルム20の中間領域は、通常未加工フィルム部分30、32の全長に対応する長さである。
低降伏の伸長可能なフィルム20は、好ましくは、塑性変形可能あり、すなわち、少なくとも50%、好ましくは少なくとも100%、および最も好ましくは150%延伸可能であるべきでである。
図5は、本発明の使い捨てテープタブ2のさらなる実施形態を例示し、その中で基本的な構造は図3および4に示した実施形態にほぼ対応しているが、剥離テープ38を追加して備える。剥離テープ38は、テープタブ2を使い捨て製品に結合させて、いわゆるY接合を形成するために特に役立つ。本発明の好適なこの実施形態は、現在特に有利である。なぜならば剥離テープの使用は、テープタブの使い捨て製品への固着をより良好にかつ確実なものにしてくれるからである。テープタブを延伸すると、力は剥離テープおよびテープタブ要素に分散され、その結果テープタブ要素6は使い捨て製品からさらに分離されにくくなる。
剥離テープ38は、好ましくは接着剤層40を備える。剥離テープ38は、中央部ストライプ42によって、第2テープタブ要素6で使い捨てテープタブ2と結合される。センターストライプは、便宜上U−形状で示される。しかし、センターストライブは、むしろ1回折り、すなわちV形状を形成して差し支えない。テープタブ2とセンターストライプ42を接続するのに適したあらゆる形状のセンターストライプが本発明に基づいて使用できる。センターストライプ42に好適な材料は、例えばポリエステルおよびBDPP(2軸延伸ポリプロピレン)である。センターストライプの使用が好ましいが、折り返しされた剥離テープを使用することも可能である。
剥離テープ38は、使用中に第1のテープタブ要素4に形成される接着剤26が剥離テープ38から直ちに剥がされるように、接着剤層40の反対面に剥離剤コーティングを形成することが好ましい。
剥離テープ38の寸法は、以下のようであることが好ましい。剥離テープ38は、典型的には約40〜80mm、好ましくは約50〜70mm、およびさらに好ましくは約60mmの長さを有する。指めくり要素34に隣接した剥離テープ38のフリーの端部は、使い捨てテープタブ2の端部から少なくとも約2mm、好ましくは約5mm離れて配置される。テープタブ要素6の外側端部と剥離テープ38の間の距離は好ましくは約5〜25mm、より好ましくは10〜20mm、さらに好ましくは約15mmである。
図6は、本発明の使い捨てテープタブ2の代替実施形態を示す。この実施形態では、未加工フィルム30、32は伸長され、ぞの全長は低降伏の伸長可能なフィルム20の長さよりも大きくなっている。この実施形態においてフィルム20は、伸長された未加工フィルム30、32に対して熱接合、超音波接合、または冷圧接合によって固着できる。未加工フィルム30、32は、好ましくはテープタブ要素4、6に対して接着剤26、28によって結合される。熱接合、超音波接合、または冷圧接合のような追加的接合手段が使用されて良い。好ましくは、低降伏の伸長可能なフィルム20および未加工フィルムの2個の部分30、32は、図6の参照記号44、46で示したように、熱接合、超音波接合、または冷圧接合によって単一の接合工程でテープタブ要素4、6に対して結合される。この実施形態において、フィルム20の塑性変形可能な幅および延伸可能なゾーンは、本来、フィルム20がテープタブ要素4、6に接合される2つの接合ライン44、46の距離によって決定される。
図6に示される実施形態の使い捨てテープタブの寸法は、図3〜5に関連した上記のものと基本的に同じである。
図7は、本発明による使い捨てテープの製造方法を概略的に例示する。図7は、いわゆる単一積層ロールプロセスである。
図7に示される方法において、最終的に第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素4、6を形成する材料48、最終的に未加工フィルムの2つの部分30、32を形成する材料50、、使い捨てテープタブ2の指めくり34を形成する材料52は、それぞれのロールからガイドロールを経由してエンドレスの形で供給され、カッティングナイフCを備えるカッティングステーションにガイドされ、その場所で長さ方向に沿ってスリットされ、さらに第1積層ステーションL1に行き、その場所でガイドロールを経由してロール形状で同様に供給される塑性変形可能な低降伏の延伸可能なフィルム材料54と積層される。上記の説明のように、積層は接着剤接合で実施できるが、特に低降伏の伸長可能なフィルム20が未加工フィルム30、32よりも狭い場合には、熱接合、超音波接合、または冷圧接合を補助的にまたは代替的に使用することができる。あるいは、材料48、50はカットされ、テープタブ要素4、6および未加工フィルム部分30、32を形成し、続いてフィルム54に積層されることも可能である。材料48、50を完全にカットまたはスリットする代わりに、部分的カット、または切り取り線を形成することも選択肢である。
テープタブ要素4、6、未加工フィルム部分30、32、および低降伏の伸長可能なフィルム20を含み、いまだエンドレスシートまたはウエブの形態である積層物は、次いで第2積層ステーションL2に供給される。第2積層ステーションL2において、剥離テープ材料56およびセンターストライプ材料58が、積層ステーションL1から供給された積層物に結合される。その後、積層物はラミネートロールLRに巻き取られる。ロール形状の積層物は次いで、例えばインラインのオムツ製造機に供給され、そこで個々のテープタブが前記ロールから切り出しされる。
本発明による使い捨てテープタブ2の別の実施形態が図8に示される。前記の実施形態のように、使い捨てテープタブ2は、第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素4、6、および低降伏の伸長可能なフィルム20を備える。この実施形態では、テープタブ要素4、6の第1表面12、14は、接着剤コーティングで全面的に被覆されておらず、その結果、未加工フィルムが存在する必要はない。接着剤層26は、第1テープタブ要素4の第1表面12、すなわち使用者用端部の上にストリップコーティングされてよく、それによって機械的ファスナー要素60が第1テープタブ要素4に結合されることが可能である。代わりに、機械的ファスナー要素60の裏側に接着剤層があっても良い。そのフックは、オムツの裏側シートの露出された不織布層に直ちに係合できるので、好適な機械的ファスナー要素はフックパッチ60である。
第1表面14の第2テープタブの要素6、すなわち製造者側端部は、接着剤を備えても良いし、備えなくてもよい。使い捨てテープタブ2は、第2テープタブ要素6の第1表面14の上に形成された接着剤を介してオムツに結合されることが好適であるが、例えば、熱接合、または超音波溶接のような別の接合機構を使用することも可能である。接着剤が製造者側端部の上に使用される場合、感圧接着剤または構造用接着剤が使用できる。
接着剤によって、または図8に示されたように熱接合、超音波接合および/またはその他のいかなる結合技術によって作製できる結合ライン62、64を介して、伸長可能なフィルム20は第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素4、6に結合できる。
図8に示される実施形態において、図5、および6に示された実施形態と同様にタブ2のオムツへの取り付けにY接合を提供する目的で、剥離テープ38は第2テープタブ要素6の第1表面14にも結合できる。
本発明の更なる実施形態の使い捨てテープタブを図9に例示する。この実施形態では、第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素4、6の第1表面12、14は、接着剤層26、28を形成する目的で、接着剤で好ましくは感圧接着剤でストリップコーティングされる。第1のテープタブ要素4上の接着剤層26は、第1表面12の中央部領域に形成され、第2テープタブ要素6の第1表面14の上の接着剤層28は、中央部から端部よりに移動した領域に形成される。この構造により、中間部分は、接着剤が存在しない状態で、接着剤層26、28間に存在する。この中間領域は、伸長可能なフィルム20でブリッジされる。伸長可能なフィルム20は、それぞれ接着剤層26、28を有した端部部分22、24の部分的な重なりによって第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素4、6に結合される。したがって、この実施形態では未加工フィルムが不要である。
第1接着剤層26は、第1テープタブ要素4の中央部領域の第1表面12の上だけにストリップコーティングされるので、接着剤無しの指めくり部分は、タブ2のフリー端部に形成される。使い捨てテープタブ2は、接着剤層28の非重なり部、すなわち露出された接着剤層で使い捨て製品に結合される。剥離テープ38のような剥離テープも、任意選択で結合に使用されて良い。剥離テープが提供されない場合、使い捨て製品の使用者用端部が、使用に際してバックシートから直ちに引き出され、図2に示されたように使い捨て製品をコンパクト化した状態にさせることができるように、剥離ライナーで接着剤層26の露出部分を被覆すること、または使い捨て製品のバックシート上に剥離剤コーティングを形成することが必要であり得る。
本発明による使い捨てテープタブを備えたパンツまたはショーツ型オムツの概略的斜視図。 図2は、使用後にコンパクト化するために用いられる、本発明の使い捨てテープタブを備えたパンツまたはショーツ型オムツの概略的斜視図である。 本発明の使い捨てテープタブの、1実施形態の概略的側面図。 図3に例示された使い捨てテープタブの斜視図。 剥離テープおよびセンターストライプを備えた、本発明の使い捨てテープタブの、別の実施形態の概略的斜視図。 本発明の使い捨てテープタブの、代替的実施形態の概略的側面図。 本発明の使い捨てテープタブを製造する方法を示す。 本発明の使い捨てテープタブの、別の実施形態の概略的側面図。 本発明の使い捨てテープタブの、さらに別の実施形態の概略的側面図。

Claims (20)

  1. 隣接した第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素を備え、各々が第1表面と第2表面を有する、積層使い捨てテープタブであって、前記テープタブは2つの端部および前記端部の間の中間部分を有する塑性変形可能の伸長可能なフィルムをさらに備え、一方の端部は前記第1のテープタブ要素の第1表面に結合され、他方の端部は前記第2のテープタブの第1表面に結合されてなる、積層使い捨てテープタブ。
  2. 各々のテープタブ要素の前記第1表面は、感圧接着剤で少なくとも部分的にコーティングされる、請求項1に記載のタブ。
  3. 未加工フィルムは前記第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素の各々の前記第1表面に結合され、かつ前記塑性変形可能の伸長可能なフィルムが中間部分において前記テープタブ要素の前記接着剤コーティングと接触しないように前記テープタブ要素と前記伸長可能なフィルムとの間に配置される、請求項2に記載のタブ。
  4. 前記伸長可能なフィルムは、接着剤接合、熱接合、超音波接合および/または冷圧接合によって前記テープタブ要素に結合される、請求項1〜3のいずれかに記載のタブ。
  5. 前記伸長可能なフィルムは接着剤接合によって前記テープタブ要素に結合され、かつ熱接合、超音波接合または冷圧接合によって補助的に結合される、請求項4に記載のタブ。
  6. 前記伸長可能なフィルムは3N/mmを超える弾性率、好ましくは5〜100N/mmの範囲の弾性率、より好ましくは10〜30N/mmの範囲の弾性率を有する、請求項1〜5のいずれかに記載のタブ。
  7. 前記未加工フィルムは前記第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素にそれぞれ結合される2つの分離した部分を備える、請求項3〜6のいずれかに記載のタブ。
  8. 前記未加工フィルムの全長は前記伸長可能なフィルムの長さよりも小さく、かつ前記伸長可能なフィルムは2つの端部において前記第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素に直接的に結合される、請求項3〜7のいずれかに記載のタブ。
  9. 前記未加工フィルムの全長は前記伸長可能なフィルムの長さよリも大きく、かつ前記伸長可能なフィルムは前記未加工フィルムを介して前記第1のテープタブ要素および第2のテープタブ要素に結合される、請求項3〜7のいずれかに記載のタブ。
  10. 前記未加工フィルムは、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエチレンフタレートもしくは2軸延伸ポリプロピレンのフィルム、紙、または積層フィルムを備えたまたは備えない不織布である、請求項3〜9のいずれかに記載のタブ。
  11. 前記テープタブ要素は、単一層フィルム、例えばポリオレフィンフィルム、不織布または不織布層とフィルム層との積層物で作製される、請求項1〜10のいずれかに記載のタブ。
  12. 前記感圧接着剤は少なくとも1つのテープタブ要素の上において露出される、請求項2〜11のいずれかに記載のタブ。
  13. 前記テープタブ要素の少なくとも1つは、機械的締結要素を備える、請求項1から12のいずれかに記載のタブ。
  14. 剥離テープをさらに備える、請求項1〜13のいずれかに記載のタブ。
  15. 前記剥離テープは剥離剤コーティングされた第1表面および接着剤コーティングされた第2表面を有する、請求項14に記載のタブ。
  16. 前記剥離テープは中央部ストライプによって前記テープタブ要素の1つに接続される、請求項14または15に記載のタブ。
  17. ロール巻きに巻き取られ、請求項1〜16のいずれかに記載の前記タブの複数を並列配置して含む、テープ。
  18. トップシートと、バックシートと、吸収体コアおよび前記バックシートに結合された請求項1〜16のいずれかに記載の少なくとも1つの使い捨てテープタブとを含むパンツ型オムツ。
  19. i)実質的に非弾性のウエブを準備するステップと、
    ii)前記ウエブを長さ方向にスリットし、2つのウエブ部分を形成するステップと、
    iii)前記スリットの両側の上に塑性変形可能の伸長可能なフィルムを前記2つのウエブ部分に対して結合させて前記2つのウエブ部分を接続するステップ、
    とを含む、積層使い捨てテープを製造する方法。
  20. 請求項19に記載の方法で製造された前記テープを長さ方向を横断してカットするステップを含む、積層使い捨てテープタブの製造方法。
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