JP2009505785A - 寸法設定装置 - Google Patents

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Abstract

寸法設定装置(300)は、湾曲した接触面(304)を有する接触部材(302)を含むことができ、その接触面(304)は、近位端(306)から遠位端(308)まで、第1の軸(314)と同じ平面内のある方向(318)に沿って実質上凸状の形状で延び、間隔をあけて配置された第1の側縁部と第2の側縁部(310、312)の間を、第1の軸(314)を実質上横断する平面内のある方向(320)に沿って実質上凹状の形状で延びる。寸法設定装置(300)はまた、第1の軸(314)に実質上平行に接触部材から延びるアーム(316)を含むこともできる。寸法設定装置(300)の使用を容易にするためにフランジ(322)を提供することもできる。

Description

本発明は、概して、心臓のプロテーゼに関し、より詳細には、心臓のプロテーゼなどのための寸法設定装置(sizing apparatus)に関する。
先天性の奇形、病気、または加齢などにより、心臓弁が不完全になるかまたは損傷を受けることがある。弁が不完全になるかまたは損傷した場合は、弁葉(leaflet)は適切に機能することができない。劣化した心臓弁に関連した1つの共通の問題は、弁の円環(annuus)の拡大(例えば、膨張)である。弁の機能不全をもたらすことがある他の問題は、1つまたは複数の弁葉に発達する索の伸長および損傷である。
二尖弁すなわち僧帽弁が、心臓の左心房から左心室に単一方向に血液を通すための心臓の左房室口に位置する。僧帽弁は、緻密な繊維の環状リングによって一周され、寸法が等しくない2つの弁葉を含む。前尖として知られている大きい方の弁葉は、大動脈裂孔に隣接して位置する。小さい方の弁葉は後尖である。
僧帽弁が適切に機能するときは、例えば、心室の収縮時の心室から心房への血液の逆流を防ぐ。心室の収縮中に、相当な背圧に耐え、心房への血液の逆流を防ぐためには、弁の心臓弁膜尖を心臓の筋肉の壁面に留める繊維質の索(腱索(cordae tendinae))によって、心臓弁膜尖が適位置に保持される。
一例として、取り付けられた弁葉が完全に閉じることができなくなる(接合不良(malcoaptation))点まで、円環が拡大または膨張する場合には、逆流または弁の逸脱が起きる場合がある。胸痛、不整脈、呼吸困難など、有害な臨床症状が、弁の逸脱または逆流に応答して現れることがある。その結果、弁の修復処置または弁の置換による外科的な修正が必要となる場合がある。
外科的な復元または修復手順は、ひだ形成、策の短縮、または策の置換を含むことができる。他の一般的な修復手順は、弁の円環の再構築(例えば、環状形成)に関するものであり、円環を安定させるのを助け、弁の円環の欠陥または機能不全から起きることがある弁の機能不全を修正または防止するのを助けるために、プロテーゼのリングの植込みによって実現することができる。弁形成リングを適切に寸法設定し植込むことにより、通常の膨張していない円周に復元された弁の円環を実質上復元することができる。弁の弁葉が損傷を示す状態では、弁葉に形成された外傷または穴の上などに、グラフトを固定するかまたは弁葉に継ぎを当てることによって1つまたは複数の弁の弁葉を再構築することが必要なこともある。弁葉の修復または再構築は、複雑で時間がかかることがあり、その結果、簡単には元に戻らない。
本発明は、概して、例えば心臓のプロテーゼの寸法設定または心臓弁の動作の評価の際に使用する、寸法設定装置(sizer apparatus)に関する。
本発明の一態様は、接触面が湾曲した接触部材を含む寸法設定装置を提供する。接触面は、近位端から遠位端まで第1の軸と同じ平面内のある方向に沿って実質上凸状の形状で延びる。接触面は、間隔をあけて配置された第1の側縁部と第2の側縁部の間で第1の軸を実質上横断する平面内のある方向に沿って実質上凹状の形状で延びる。第1の軸に実質上平行な接触部材からアームが延びる。
本発明の他の態様は、接触面が湾曲した接触部材を含む寸法設定装置を提供する。接触面は、近位端から遠位端まで第1の軸と同じ平面内の第1の方向に沿って実質上凸状の断面形状で延びる。接触面は、間隔をあけて配置された第1の側縁部と第2の側縁部との間を第1の方向を実質上横断する平面内の第2の方向に沿って実質上凹状の断面形状で延びる。フランジが、接触部材の接触面の反対側のフランジの表面に沿って肩部を画定するように、接触部材の近位端の少なくとも一部分から外側に延びる。
本発明の他の態様は、流入端部(inflow end)と遠位端の間を延びる間隔をあけて配置された側縁部によって遠位端から間隔をあけて配置された流入端部を有する湾曲面を含む寸法設定装置を提供し、湾曲面が、収縮期に閉位置の心臓弁の弁葉の接合(coaptating)面の寸法および構成を模擬するように寸法設定され構成される。フランジが、湾曲面の流入端部の少なくとも一部分から外側に延びる。アームが、湾曲面の流入端部の近くの位置で湾曲面から延びる。
本発明は、概して、心臓のプロテーゼのための寸法設定装置に関する。その寸法設定装置を使用して、心臓のプロテーゼ(例えば、弁形成装置)の適切な寸法を判定することができる。そのプロテーゼは、患者の本来の弁でもあらかじめ植込まれたプロテーゼでもよい、患者自身の弁の少なくとも1つの弁葉と協働するように心臓弁内に植込むことができる。寸法設定装置は、寸法設定装置を使用しながら行われる観察に基づく他の心臓弁の診断および修理方法で使用することもできる。
図1〜図3は、本発明の一態様による寸法設定装置10を示す。その装置10は接触部材12を含む。その接触部材12は、湾曲面14を有し、その湾曲面14は、心臓弁内の弁葉によって係合されるように寸法設定され構成される。例えば、湾曲面14は、閉位置で後尖の(または他の)弁葉の接合面を模擬することなどにより、患者の心臓の僧帽弁の前尖と係合するように構成することができる。図1〜図3に示すように、湾曲面14は、長手方向軸26と同じ平面内のある方向に沿って近位端から遠位端まで実質上凸状の形状で延びる。接触面も、間隔をあけて配置された第1の側縁部と第2の側縁部の間を、軸26を実質上横切る平面内のある方向に沿って実質上凹状の形状で延びる。
本発明の本態様によれば、接触部材12は、実質上生体適合性のある、任意の実質上剛性の耐久性のある材料から製造することができる。実質上剛性であることにより、接触部材12が中程度の量の圧力下で基本的な形状を保持することができるはずであることを意味する。耐久性のあることにより、その装置が、オートクレーブまたは他の滅菌装置などによる、標準的な滅菌技術に耐えることができるはずであるということを意味する。接触部材に使用することができる例示的な材料は、(例えば、DELRIN(登録商標)から形成された)耐久性のあるプラスチックおよび手術用の鋼鉄など、反応しない金属を含む。本発明の範囲内にそれら全てが包含されることが意図される、他のタイプの材料を、接触部材を形成するために採り入れることもできることを当業者なら理解し認識するであろう。
細長い部材(または、アーム)16は、接触部材12から延び、その接触部材から間隔をあけて配置された近位端20で終端する。図1〜図3の例では、細長い部材は、全体的に円筒形の細長いロッドまたは管として示され、それは中空とすることができる。図2に示すように、開口部22が細長い部材16中を通って近位端20から延び、面14の裏側の、接触部材12の面18の近くに位置する開口部に至る。
細長い部材16は、耐久性があり概して剛性の材料から形成することができる。細長い部材16は、接触部材12と同じ材料から形成することも、異なる材料から形成することもできる。細長い部材16の長さおよび組成は、用途に応じて変えることができる。例えば、いくつかの用途では、非常に長い細長い部材16またはより可撓性の高い材料から形成した細長い部材を必要とする。装置の設計および所望の用途に応じて様々な材料および長さを選択することができることを当業者なら認識するであろう。
細長い部材16は、複数の部分から形成することもでき、それらの部分は同じ材料でも異なる材料でもよい。例えば、図2に示す細長い部材は、近位端20においてプラスチック材料で始まる。細長い部材のその部分の内側は、噴出口24を受けるようにねじを切る(またはそうではなく構成する)ことができ、その噴出口24は、ステンレス鋼、プラスチック(または任意の他の概して剛性の材料)から作製することができ、接触部材12の近くで終端する。あるいは、接触部材12を、金属やプラスチック材料など、単一の材料から形成することができる。
接触部材12は、心臓弁内の弁葉の寸法と一致する寸法に設定される。例えば、成人の僧帽弁内の弁葉の寸法に近い接触部材12は、(図3にWで示す)15から50ミリメートルの範囲の幅を有することができる。接触部材の幅を、用途に応じて変えることができることを当業者なら認識するであろう。例えば、子供または小動物への使用を意図した心臓弁寸法設定装置では、15ミリメートルより小さい幅が適していることがある。ウマなどの大動物での使用を意図した装置では、50ミリメートルより大きい幅の接触部材が必要になることがある。
図2に示すように、長手方向軸26が、開口部22に実質上平行な細長い部材16中を通って長手方向に延びる。部材16を実質上直線に示しているが、他の選択肢として部材を湾曲させるのを容易にするために湾曲させるかまたは可撓性の材料を形成することができることが認識されるであろう。接触面14は、軸26に関して凸状に湾曲する。図3に示す他の軸28は、軸26に関して実質上垂直であり、接触部材12の最も長い寸法(例えば、幅W)に対応する。接触面14は、水平軸28に関して凹状に湾曲する(例えば、反る)。このように湾曲している結果、接触部材12は、弁の閉鎖状態で心臓弁の弁葉に近づくように構成される。
細長い部材16の近位端20は、図1に示すように、スリーブ様の導管インターフェース30に連結することができる。導管インターフェース30は、実質上生体適合性のある、任意の耐久性のある可撓性の材料から作ることができる。他のタイプの材料を使用することもできるが、例示の材料ではゴムまたはシリコンを含む。導管インターフェース30の近位端32は、流体供給源34に連結するように適合され、その流体供給源34は、流体を、開口部22中を通して噴射することができる、シリンジまたは他のタイプの装置を含むことができる。こうした適合により、導管インターフェース30が流体供給源34のノズル36上にしっかりと嵌まることが可能になり、導管インターフェースのもう一方の端部37は、細長い部材16の近位端20に連結する。したがって、導管インターフェース30は、流体の流れがその中を通ることを可能にするように実質上流体封止を提供するように、細長い部材16とノズル36とを相互連結することができる。
流体供給源34は、細長い部材16の開口部22中を通ることができるある量の流体を含む。いくつか例を挙げれば、空気、水、食塩水、および血液を含むいくらかの流体を使用することができる。図示の装置では、流体供給源はシリンジ38を含む。そのシリンジ38を使用して、流体を流体供給源34からノズル36を通して細長い部材16の開口部22に放出することができる。当業者は、止め栓および機械式または電気ポンプなど、流体供給源からの流体の流れを制御するための他の装置、ならびにこれらの装置の使用が特許請求された発明に包含されるものであることを認識するであろう。流体供給源34をいくつかの材料から形成することができる。例えば、透明のプラスチックおよびガラスなどの透明な材料を使用することができる。というのは、それらによりユーザが流体供給源34内の流体のレベルをより簡単に判定することが可能であるからである。
寸法設定装置の様々な構造上の特徴を考慮すると、本発明の態様によれば、心臓のプロテーゼの植込みを容易にするためのこのような装置の使用は、図4〜図12を参照してよりよく認識されるであろう。例えば、図4〜図7に示すように、プロテーゼの植込みは、本発明の態様によるプロテーゼの装置の適切な寸法を見極めるための、寸法設定具(または寸法設定装置)52の使用を含むことができる。
図4では、寸法設定具52は心臓弁54に挿入されている。単に例示の目的で、弁54が図4〜図12にヒトの心臓の僧帽弁として示され、その方法は、僧帽弁の後尖を置換するためにプロテーゼを植込むということに関連して考察する。しかし、本発明の装置は、三尖弁、肺、または大動脈の弁など、ヒトの心臓の他の弁、ならびに動物の心臓の弁で使用することができることを当業者なら認識するであろう。同様に、本発明を使用して、僧帽弁の前尖または任意の前述の弁の弁葉を含む、任意の弁葉の置換物を寸法設定することができる。こうした使用は、添付の特許請求の範囲内に包含されるものである。
僧帽弁54の上方の小室は左心房56であり、その弁の下方の小室は左心室58である。図4では、前尖60は存在し存続可能であるが、後尖(図示せず)は、存続不能であるかまたは取り除かれている。寸法設定具52の接触部材62は、元々後尖があった位置に配置され、接触面64が前尖60に面する。本発明の一態様によれば、接触部材62を、細長い取っ手66またはその部材に取り付けられた他の構造を把持するユーザによって手動で配置することができる。開いている弁54および寸法設定装置52の流入図が図5に示されている。
ユーザは、流体を心室58内に供給するために装置52と流体連絡している流体供給源68を採り入れることがある。したがって、このような流体は、細長い取っ手66の開口部70中を流れ左心室58内に至る。上記に考察したように、これは、ポンプ、シリンジ、または止め栓など、いくつかの方法によって実現することができる。左心室58が流体で満たされているときに、前尖60は、閉位置に向かい接触部材62に向かって付勢される。装置52が適切な寸法であるかどうかに応じて、前尖60は、図6に示すように弁を閉じるように接触部材62と係合することができる。
一度前尖60が閉位置に付勢されると、外科医は、前尖と接触部材62との間の係合を検査することができる。弁からの弁を通る流体の流れを実質上防止するように弁葉60および接触部材62が接合する場合には、対応するプロテーゼの寸法を接触部材62の寸法に従って決定することができる。接触部材62と接合する弁葉60の流入図が図7に示されている。弁葉60と接触部材62が適切に接合するときは、外科医は、接触部材62の寸法および形状に釣り合うプロテーゼの装置がプロテーゼの置換に適しているということを知ることになる。弁葉60と接触部材62の間に十分な接合がない場合は、異なるように寸法設定されたプロテーゼを使用すべきである。
例えば、接触部材62が弁葉60と効果的に接合するには小さ過ぎる場合は、外科医は、弁葉と接触部材の間の小さい空間または隙間を見ることができる。これは、より大きい寸法のプロテーゼが必要であることを示す。これは、より大きく寸法設定された接触部材で寸法設定プロセスを繰り返すことによって確認することができる。
接触部材62が大き過ぎる場合には、弁54の輪が変形することがあり、それにより、接触部材62と弁葉の間の所望の接合が妨げられる。さらにまたはあるいは、接触部材62と弁葉の間の流れ口が小さ過ぎると考えられることがある。したがって、外科医は、接触部材の寸法と適合するプロテーゼの装置が大き過ぎ、より小さい寸法の装置を探すことになることを簡単に把握することができる。
図8では、接触部材82を本発明の態様による細長い部材84から選択的に着脱可能であるように作ることができる装置80を示す。選択的な取り付けにより、最初の接触部材82が大き過ぎるかまたは小さ過ぎる場合に、外科医が異なる寸法のいくつかの代替の接触部材から選択することが可能になる。一例として、細長い部材84の遠位端を、接触部材を細長い部材上にねじ締めすることが可能になるようにねじ切ることができる。利用することのできる他のタイプの連結または嵌合(例えば、摩擦嵌め、スナップ嵌め、締め付けなど)を当業者は認識するするであろう。
図9および10は、代替の接触部材86および88の例を示す。新しい接触部材では、外科医は、適切なプロテーゼの弁葉の寸法により近づくように上述の寸法設定手順を繰り返すことができる。接触部材82、86、88の所望の1つを当技術分野で知られた任意のいくつかの手段によって細長い部材に取り付けることができる。
図11は、本方法によって植込むことができる心臓のプロテーゼ100の例を示す。例えば、プロテーゼ100は、参照により本明細書に組み込まれる、Gabbayの2002年8月4日出願の米国特許出願第10/215800号に示され開示されているタイプのものとすることができる。
プロテーゼ100は、概して円弧状の基部102を含み、その基部102は、閉じているかまたはC字形でよい。本発明の態様によれば、基部の一部分は、点の部分103として示され、外科医がリング様またはC字形の所望の環のタイプを選択することができるように、(例えば、切取ることによって)プロテーゼ100から取り除くことができる。その基部102は、支持リングを含むことができ、その支持リングは、可撓性で弾力性がある材料から形成しても、概して剛性の材料から形成してもよい。その支持リングは、その元の(または休息)状態から撓ませたときに、そのリングを元の形状に戻す、伸縮性の性質を有することができる。その支持リングは、例えば、ワイヤの形状などの、プラスチック様の材料(例えば、ポリマー、樹脂など)または金属(例えば、ステンレス鋼、ニチノールなどの形状記憶合金)とすることができる。他のタイプの概して剛性、伸縮性、および/または弾力性のある材料も、本発明にしたがって使用することができることを理解し認識されたい。さらに、伸縮性のない変形可能な適切な材料を使用して支持リングを形成することもできる。
支持部104が、基部102の流出側106から概して軸方向に延びる。簡単に言えば、支持部104の近位部分108は、概して軸方向および基部102から径方向内側に延びる。支持部104の遠位に延びる部分110は、近位部分108から延び、支持部の残りの長さがそこから径方向外側に湾曲する。支持部104は、径方向内側の面112を有し、その内面112は、弁葉(例えば、僧帽弁の前尖)が弁の閉鎖時にそれに接して接合することができる表面を提供する。
支持部104を含むプロテーゼ100は、所望の接合を提供するように決定された寸法設定装置から接触部材の寸法および構成に従って選択することができる。したがって、プロテーゼ100が心臓弁内に植込まれているときは、1つの弁葉(または複数の弁葉)は、弁を閉じ実質上単一方向のその中を通る血流を提供するように、支持部104と係合することができる。その1つ弁葉(または複数の弁葉)は、支持部104の内面112と接合することが可能であり、それにより、心室が収縮するときの血液の逆流を抑える。
プロテーゼ100は、装置を覆う可撓性で生体適合性のある材料の外側シース114を含むこともできる。その装置100は、装置の基部102に外接する植込みフランジ116(または縫込みリング)を含むこともできる。植込みフランジ116は、心臓弁で装置100の植込みを容易にするために基部102から径方向外側に延びる。外側シース114および植込みフランジ116はそれぞれ、布地様のまたは生地(自然または人工の)材料あるいはコラーゲンまたは動物組織材料など生物学的材料など、任意の適切な可撓性で生体適合性のある材料から形成することができる。許容できる動物組織材料は、New Jersey州のShelhigh, Inc. of Unionから市販されている、NO−REACT(登録商標)という組織製品などの(例えば、ウマ、ウシ、ブタなどの)滑らかな動物の心膜である。
心臓のプロテーゼの植込みをいくつかの手段によって実現することができる。図11に示したプロテーゼのタイプでは、これらの手段は一般的に開胸手術を必要とする。例えば、基部102を、プロテーゼを適位置に保持するように、植込みフランジ116において弁54の壁面に縫い付けることができる。基部102は、上記の組み込まれたGabbayの特許出願に記載されているような、基部の外側から径方向に延びる鍵またはフック(図示せず)も含む。これらの鍵を、弁の筋肉組織と直接係合するように、弁の壁面に押し付けることができる。
他のタイプのプロテーゼの植込みは、低侵襲性とすることができる。例えば、プロテーゼを、カテーテルまたはあるタイプの植込みによる置換のために、より小さい断面寸法に縮小可能に設計することができる。こうした低侵襲性の技術のために使用される寸法設定具およびプロセスは、本発明の追加の態様にしたがって、上記のものとは変えることができる。
図12は、プロテーゼ130が僧帽弁132において植込まれた心臓の一部分を示す。例示の目的で、植込まれたプロテーゼは、図11に示されたプロテーゼ100のタイプであるが、環状の基部102の取り外し可能な部分103が取り除かれている。しかし、本発明がこうしたプロテーゼとの使用に限定されるものではないことを認識されたい。いくつかの他の心臓のプロテーゼは、本発明の寸法設定装置と使用するために利用可能であり適している。
弁132は、左心房134から左心室136内への単一方向の血液の流れを容易にする。僧帽弁132は、前尖138を含み、その前尖138は、弁の開口部から延び、繊維質の腱索140によって左心室の壁面で筋肉組織に取り付いている。後尖(図示せず)は、弁の開口部の反対側の面から延び、弁が閉じているときに前尖と接合する。図12では、後尖は、プロテーゼ130を植込む前に切除などによって実質上心臓から取り除かれている。しかし、後尖が完全なまま残り、プロテーゼ130の支持部142を後尖と前尖の間に置くことができることを理解し認識されたい。
支持部142は、僧帽弁132後尖の位置に対応する位置でプロテーゼ130の基部144から心室136内に延びる。上述のように、支持部142は、心室136内に延びる。支持部142が、弁の開位置と閉位置の両方の間で実質上静止している(例えば、静的な)、概して剛性の材料から形成することができることを認識されたい。あるいは、支持部142は、心房136から弁132を介して心室136へ至る血流に適合した動きを可能にするのに十分な可撓性の材料とすることができる。
図12は、閉じられた弁として動作する、プロテーゼ130の支持部142と係合する前尖138を示す。このようにして、プロテーゼ130の支持部142は、前尖138がそれに接して接合する面を提供することによって弁の閉鎖において後尖の機能を模擬する。したがって、支持部142および前尖138は、心室の収縮中などに左心室136から左心房136に至る血液の逆流を妨げるように協働する。
支持部142は、前尖138と関連して、弁が開いているときに単一方向の血流を容易にし促進する。具体的には、適切な寸法のプロテーゼ130が植込まれているときは、孔または開口部は、支持部142と前尖138の間を植込まれたプロテーゼ130を通って延びる。有利には、左心房136の収縮中の血流に応答した、前尖138の支持部142に対する動きは、左心房から左心室136内に至る実質上自由な血流を可能にするように十分な流れ口を提供する。支持部142も、可撓性の材料から形成することができ、その可撓性の材料は、血流をさらに容易にするように基部144に対して径方向に動くことができる。
図13は、本発明の他の態様による装置150を示す。その装置150は、接触部材152を含む。図13に示すように、接触部材152は、様々な関連した断面寸法を有する複数の構成を想定することができる。接触部材は、湾曲面154を有し、関連する形状および面積が接触部材152の構成と共に変化する。図13の例では、断面の幅の寸法は、W1とW2の間で変化するように示されている(ただし、W1>W2)。このようにして、所与の装置は、様々に寸法設定された弁を収容することができる。さらに、患者の心臓弁における接触部材の位置決めは、接触部材が縮小した断面のときに容易にすることができる。接触部材152の少なくとも1つの構成では、湾曲面154は、心臓弁内の弁葉を係合するように形成される。
自然の形状を有し、変形する力が存在しないときにはその自然の形状に戻る傾向があり、圧力またはいくつかの他の手段によってその自然の形状から変形する能力がある材料から、接触部材152を作ることができる。一例としては、接触部材は、ニチノールなどの形状記憶合金材料から形成することができる。こうした合金は、特定の形状に形成することができ、その形状を「記憶する」ことが可能になるように扱うことができる。低温では、その材料は、柔軟であるが、患者の体内など、高温では、その材料は記憶している形状に戻ろうとする。形状記憶合金は、軟質プラスチック、ゴムまたは(例えば、動物の心膜、硬膜などの)生物学的材料など、自然または合成の材料で被覆することができる。
例えば、材料の自然な形状は、最大の断面寸法がW1である接触部材の構成に対応する。しかし、その装置を、自然な形状が、所与の用途の要件に応じて、断面寸法が最小のW2または断面寸法が中間の構成になるように設計することができることが認識されよう。
図示の接触部材152を、1つまたは複数の制御部材によって、断面寸法がより小さい(例えば、W1より小さい)構成に変形することができる。図示の実施形態では、制御部材は、縫合糸など、1つまたは複数の細長い拘束具156および158含む。その装置の1つまたは複数の制御部材がいくつかの形状をとることができ、図示の装置は単なる例示であることが認識されるであろう。
拘束具は、それらの遠位端において、接触部材を断面寸法が縮小された構成に保持するように、接触部材152の横方向の縁部160および162に連結されている。細長い部材159が、接触部材152から近位端(図示せず)まで延びる。1つまたは複数の開口部(やはり、図示せず)が、細長い部材159中を通って、その近位端162から接触部材152の接触面154の近くの点まで延びる。拘束具156および158は、1つまたは複数の開口164および166を通って、接触面154の近くの点において細長い部材159内の開口部内に延びる。拘束具156および158は、開口部中を通って細長い部材160の近位端162まで延びる。近位端において、拘束具156および158を、それらの近位端によって制御装置(図示せず)に固定して、拘束具156および158内に接触部材152を変形するために必要な張力を維持することができる。
接触部材152の構成を、細長い部材159の近位端で制御装置によって制御することができる。制御装置は、細長い部材159の近位端162と接触部材152の横方向の縁部160および162の間で、拘束具156および158の長さを増減するように動作可能である。拘束具156および158の、近位端162と接触部材152の横方向の縁部160および162の間の部分が短くなると、それらの拘束具は、横方向の縁部同士を引張って近づけるように動作し、それにより、接触部材の断面寸法を(例えば、W1より短くなるように)縮小する。例えば、開口部164および166とそれぞれの横方向の縁部160および162との間の拘束具の長さを伸ばすように、拘束具156および158上の張力を緩めると、横方向の縁部は、接触部材152がその自然な構成(例えば、W1)に戻ろうとするように離れるように動く。したがって、拡張した寸法は、開口部164および166とそれぞれの横方向の縁部160および162との間の拘束具の長さに従って変化する。
制御装置が、拘束具156および158上の張力を制御するのに有用な任意の複数の装置を含むことができることが認識されるであろう。例えば、1つまたは複数の輪が、手動または機械的な圧力下で拘束具156および158の一部分をコイル内に集めることができる。あるいは、ユーザが拘束具の一部分を手動で引き出すか、または解放し、拘束具を所望の長さで適位置にクリップ留めすることが可能になるように、その装置の外側に1つまたは複数の拘束クリップを採り入れることができる。同様の例は、上述の記述から当業者には明らかになるはずである。
使用される特定の制御装置にかかわらず、拘束具156および158の、近位端162と接触部材152の横方向の縁部160および162との間の長さを直接的または間接的に測定するために、表示またはしるしを装置上、例えば、装置の外側に提供することができる。装置150は、特定の長さの1つまたは複数の拘束具156および158が、接触部材152の断面寸法に対応し、それにより、その断面寸法が1つまたは複数の拘束具の長さの測定値から判定されることが可能になるように較正することができる。
図13の装置150の意図する目的は、上記で組み込まれたGabbayの特許出願で示され記載されているような弁形成装置の植込みに先立つ侵襲性が最小限の寸法設定プロセスでの使用である。図示の接触部材152を、装置の配置を容易にするために断面寸法が縮小された構成に変形することができる。その装置150を、カテーテル、細長い取っ手、または心臓弁に挿入するための他の位置決め装置に取り付けることができる。装置150の位置を案内し、接触部材の特定の構成が、任意の存在する弁の弁葉との効果的な接合を提供するかどうかを判定するために、適切な視覚システムを装置150と共に含むことができる。
装置150が細長い取っ手に取り付けられている場合、低侵襲性の小開胸術を利用して、患者の心臓にアクセスすることができ、装置150を小開胸術の通路を通して挿入することができる。接触部材152は、最初に、断面寸法が最小の構成に配置される。次いで、外科医は、任意の生存可能な弁の弁葉と係合するための接触部材152を所望の位置に運ぶように、適切な視覚システムを使用して装置150を通路を通して案内することができる。次いで、接触部材の断面寸法を、生存可能な弁葉と係合する寸法まで拡大することができ、効果的な接合を提供するのに必要な断面寸法を記録することができる。効果的な接合が行われる点は、外科医が視覚システムを使用して決定することができる。次いで、接触部材152の断面寸法は、装置の引き出しを容易にするために縮小して、その初期の最小の構成に戻すことができる。こうした手順を、心肺のバイパスがほとんどなく、または全くなしに、実行することができることが認識されるであろう。
同様に、装置150がカテーテルに取り付けられている場合は、人体内の離れた入口から心臓弁に挿入することができる。カテーテルを使用して装置150を位置決めする場合に、拘束具156および158が手動で調節する位置にないときは、電気機械式の機構を利用して、拘束具156および158の長さを調節、したがって、接触部材152の構成を調節することができる。接触部材152の断面寸法を、血管が弁まで通ることを容易にするために縮小することができ、生存可能な弁葉の効果的な接合を提供するのに必要なプロテーゼの置換の寸法を測定するために拡大することができる。次いで、接触部材152の断面寸法を、装置150を取り除くことができるように縮小することができる。
図14は、本発明の他の態様による装置210を示す。その装置210は、接触部材212を含む。図14に示すように、接触部材212は、複数の(例えば、少なくとも2つの)構成を想定することができ、それぞれが異なる関連した断面寸法を有する。これら2つの寸法は、W1およびW2で示され、ただしW1>W2である。接触部材212は、湾曲面214を有し、その湾曲面214は、接触部材212の構成に応じて変化する関連する形状および面積を有する。したがって、寸法設定の接触部材212は、異なるように寸法設定された心臓弁を収容するために可変である。さらに、接触部材は、本発明の態様による侵襲性が最小の手段による患者の心臓弁での位置決めを容易にするために断面寸法を十分に縮小して提供することができる。
接触部材212(または少なくともその表面214)は、内部小室を画定する、流体不浸透性の膜241から形成される。外側の膜241は、ゴム、可撓性のプラスチック、または、実質上生体適合性のある、任意の他の伸縮性のある、流体不浸透性の物質から形成することができる。部材212の内部小室は、細長い部材244の近位端の近くに位置することができる流体供給源(図示せず)に導管245または他の流体連絡部材中を通して連結される。導管245は、例えば、細長い部材244中を延びる開口部として形成することができる。
流体供給源の制御装置(図示せず)が、流体を開口部245中を通して内部小室に向ける。こうした機構は、ポンプ、シリンジ、ベローズ、または流体の流れを促進するための任意の同様の装置とすることができる。流体自体は、空気、水、食塩水、血液、または任意の他の生体適合性のある流体でよい。内部小室が流体で満たされているときは、外側膜241を膨らませ、それにより、接触部材212は、断面寸法が部材212の小室中の流体の量に機能的に関係した構成を想定することが可能になる。接触部材212の断面寸法は、内部小室に向けられた流体の量により把握することができる。特定の流体レベルが適切な断面寸法に変換することができるように、装置210を較正することができる。制御装置が、内部小室内の流体を、流体供給源に戻すかまたは、心臓弁に排出する手段を含むことができる。
図14に示した装置210の意図した目的は、弁形成装置の植込みに先立つ侵襲性が最小限の寸法設定プロセスでの使用である。このプロセスでは、接触部材212は、装置の配置を容易にする縮小された断面寸法を提供するようにしぼませた外側膜241で始まる。装置210は、カテーテル、細長い取っ手、または心臓弁に挿入するための他の配置装置に取り付けることができる。流体供給源は、細長い部材244の開口部246を通して接触部材212に連結することができる。装置の位置を案内し、接触部材212の特定の構成が、弁の任意の生存可能な弁葉との効果的な接合をもたらすかどうかを判定するために、装置に適切な視覚システムを含むことができる。
装置210が細長い取っ手に取り付けられている場合は、低侵襲性の小開胸術を利用して、装置210が小開胸術の通路を通して挿入することができるように患者の心臓へアクセスすることができる。接触部材212は、装置の配置を容易にするために最小の断面寸法でしぼんだ構成で配置される。次いで、外科医は、1つまたは複数の生存可能な弁の弁葉を係合させるための所望の位置に接触部材212を配置するように、装置210を、適切な視覚システムを使用して、通路を通して案内することができる。次いで、接触部材212の断面寸法を、外側膜241の膨張によって、生存可能な弁葉が弁の円環を通る流体の流れを妨げる(例えば、適格な心臓弁の動作を模擬する)ように面214を係合することができる点に、選択的に拡大することができる。効果的な接合をもたらすのに必要な断面寸法を、例えば、内側小室に供給される流体の量に基づいて記録することができる。接触部材と弁の1つ弁葉(または複数の弁葉)との接合を、視覚システムを使用して外科医が判定することができる。次いで、接触部材212の断面寸法は、装置内の流体を排出することによって、装置の引き出しを容易にするために最初の最小の構成に戻して縮小することができる。こうした手順を、心肺のバイパスがほとんどなくまたは全くなく、実行することができることが認識されるであろう。
同様に、装置210を、人体の離れた入口から心臓弁に挿入するためにカテーテルに取り付けることができる。カテーテルを使用して、装置210を配置するときには、接触部材212の構成を調節するために、流体供給源から流体を内部小室に運ぶように別個の管を含むことができる。接触部材212の断面寸法は、血管中を通って弁に至ることを容易にするように縮小された形態にされる。接触部材212の内側小室は、少なくとも部分的に流体で満たされて、接触部材212を拡大して、任意の生存可能な弁葉の効果的な接合をもたらすプロテーゼの装置の適切な寸法を決定する。次いで、内部小室から流体を排出することによって装置210を取り出すことが可能になるように、接触部材212の断面寸法を縮小することができる。
図15および図16は、本発明の態様による他の寸法設定装置300の例を示す。寸法設定装置300は、本明細書に示され記載された他の寸法設定装置と同様に、湾曲した接触面304を有する接触部材302を含む。その接触面304は、流入(または近位)端部306を含み、その流入端部は、流入端部と遠位端との間を延びる、間隔をあけて配置された側縁部310および312によって遠位端308から間隔をあけて配置されている。図15に示すように、接触面304は、軸314と同じ平面内の(湾曲した点線318で示した)ある方向に沿って近位端306から遠位端308まで実質上凸状で延びる。軸314は、例えば、接触部材302から延びるアーム316中を通るかまたは少なくとも平行に延びる中心長手方向軸に対応する。接触面304はまた、第1の軸314を実質上横断する平面内の(湾曲した点線320で示した)ある方向に沿って、間隔をあけて配置された側縁部310と312の間を実質上凹状にも延びる。したがって、接触面304は、閉位置における心臓弁の弁葉の接合面の寸法および構成を模擬するように寸法設定および較正することができる。
参照として軸314では、線318に沿った寸法は、軸方向の寸法と考えることができ、線320に沿った寸法は、接触部材302の横断または横方向の寸法と考えることができる。図15の例では、(例えば、点線320に沿った側縁部310と312の間の)面304の横断寸法は、(例えば、点線318に沿った近位端306と遠位端308の間の)面304の軸の寸法に沿った長さより長い。湾曲面304の軸線318と側縁部310の間の部分はさらに、湾曲面の軸線318と側縁部312の間の部分に関して実質上対称形とすることができる。側縁部310と312間の横断寸法、ならびに直線または直線的な距離は、寸法が異なる(ヒトおよび他の動物を含む)患者を受け入れられるように、さらに異なるタイプの心臓弁(二尖弁および三尖弁)の治療のために変えることができる。例えば、約15mmと約50mmの間の範囲の(例えば、側縁部310と312の間の直線距離である)直径を有するような、装置300の異なる寸法の範囲が利用可能である。異なる横断寸法は、異なるタイプおよび寸法の弁の弁葉を模擬する際に使用するために提供することができる。
寸法設定装置300はさらに、フランジ322を含むことができ、そのフランジ322は、接触部材302の湾曲面304の近位端306の少なくとも一部分から外側に延びる。図15〜図16に示すように、フランジ322は、接触部材302から外側に延びて、接触面304の反対側のフランジの下面324に沿って肩部を画定する。湾曲面304とフランジ322の接合部は、近位端306の少なくとも一部分を画定することができる。フランジは、実質上平坦とすることもでき、湾曲してもよい。一例としては、フランジ322は、面324が軸314に実質上垂直な平面内にあるように実質上平坦とすることができる。フランジ322は、図15〜図16に示すように2つ以上に分かれた部分として接触部材から延びることもでき、接触部材302の近位端306に沿った連続した部分として組み込むこともできる。本明細書に記載されているように、肩部の表面324は、寸法設定装置300の位置決めを容易にするために心臓弁の円環と係合するように配置することができる。
アーム316は、湾曲面の近位端306に隣接する位置で湾曲面304から外側に延びる。アーム316は、側縁部の間で実質上等間隔に配置されるように(例えば、軸方向に延びる中心線318と位置合わせされて)、第1の側縁部310と第2の側縁部312の中間に位置することができる。図15に示すように、アーム316は、開口部326を含む管状の構造とすることができ、その開口部326は、アーム316を通って近位端328から実質上軸方向に延び、接触面304の反対側の接触部材302の面331に隣接する孔330で終端する。開口部326は、患者の心臓弁の1つまたは複数の生存する弁葉を接触面304に押しやるために使用することができるような、接触部材302を通る流体連絡を提供する。
アーム316はさらに、アームの外面に沿って1つまたは複数の保持機構332を含むように構成することができる。保持機構332は、例えば、実質上可撓性の導管(または管)334を保持機構上に軸方向に押しやることができるように、1つまたは複数の軸方向に配置された、側壁が円錐台の取付具として構成することができる。ねじ山、ピン、ラッチ、締め付け具など、管334をアーム316に取り付ける他の手段を使用することができる。導管334は、例えば、本明細書に記載したように流体を開口部326に供給するように流体供給源と連結することができる。
装置300は、アーム316から外側に延びる支持タブ336を含むこともできる。例えば、そのタブ336は、フランジ322の近位の面に実質上平行であり軸314に対して概して横断する平面に沿って延びることができる。スロット338が、アーム316から間隔をあけて配置された支持タブ336の少なくとも一部分を通して延びることができる。そのスロット338は、嵌め合わせプラグ340をその中に配置することができる差込口に対応することができる。そのプラグ340は、装置300用のホルダ342の遠位端を形成することができる。細長いシャフト344が、装置300に取り付けることができるこうしたホルダ342の細長い取っ手を形成するようにプラグ340から延びることができる。したがって、そのホルダ342を使用して、装置を患者の心臓の所望の位置(例えば、心臓弁の流入部の円環)に配置することができる。取り外し式の摩擦嵌め、スナップ嵌め、接着剤、ねじ山、溶接(超音波または使用される材料に応じた他のもの)を含む、ホルダ342を装置に取り付ける様々な手段を使用することができることを当業者なら理解し認識するであろう。あるいは、ハンドル342を装置300の一部として一体にすることができる。
装置300を、本明細書に記載したように、実質上生体適合性のある、1つまたは複数の実質上剛性で耐久性のある材料から製造することができる。例えば、フランジ、接触部材およびアームを、使用される材料のタイプに従った適切なプロセスによって(例えば、射出成形、打ち抜き加工、注入成形、押し出し成形、機械加工、または他の製造技術によって)、同じ材料から一体に形成することができる。あるいは、装置300の異なる部品に異なる材料を使用することができる。
図17、図18、図19および図20は、本発明の態様による、心臓弁352の円環350に配置された寸法設定装置300の例を示す。単なる例示のために、弁352をヒトの心臓内の僧帽弁として図17〜図20に示し、その方法は、弁352を評価することの関連で考察する。一例として、装置300は、図11に関して示し説明したタイプのものなど心臓のプロテーゼの植込みを含むことがある、修復処置の範囲を判定するために使用することができる。しかし、三尖弁、肺動脈弁、または大動脈弁など、ヒトの心臓の他の弁、ならびに動物の心臓の弁に本発明の装置を使用することができることを当業者は認識するであろう。同様に、本発明は、僧帽弁の前尖または任意の前述の弁の弁葉を含む、任意の弁の置換物の寸法設定をするために使用することができる。さらに、装置300を、必要とされる修復の範囲の評価、ならびにその弁を修復または置換すべきかどうかの見極めのために、他の心臓弁の修復手順に関連して使用することができる。これらのおよび他の使用は、本明細書に記載した装置および方法によって実現されるものである。
図17の例では、僧帽弁352は、左心房354と左心室356の間に位置する。患者の弁352の前尖358は、存在し生存可能であるが、後尖(図示せず)は、生存不能か、または手術で取り除かれている。一例として、寸法設定装置300は、接触部材302の湾曲した接触面304が本質的に前尖358に面し、その結果閉位置の後尖の構成を模擬するように、弁352の円環350に配置される。例えば、フランジ322は、下側表面324が、前尖の側縁部の間の(後尖の周囲に対応する)周辺部の近くの流入部の円環350と係合するように配置される。本発明の一態様によれば、装置300を、アーム316から径方向外側に延びるタブ336に取り付けられたホルダ342の細長い取っ手を把持するユーザによって手動で配置することができる。装置300を円環350に配置するための他の細長い構造を(着脱可能または恒久的に)取り付けることができることを当業者は理解し認識するであろう。図18は、弁352が開位置にあるときの寸法設定装置300の流入図を示す。
心臓のプロテーゼの適切な寸法を含む、必要な弁の修復のタイプおよび範囲をよりよく見極めるために、ユーザは、弁葉358を接触部材302の接触面304と係合させるために、流体を心室356内に供給することができる。一例として、図19および図20を参照すると、ユーザは、流体を接触部材302を通して供給することができる。例えば、可撓性の管334は、アーム316を流体360の供給源に連結することができる。図19の例では、流体供給源360は、手動ポンプを含み、その手動ポンプは、細長い円筒形の本体364の近位端に連結された可撓性の球362を有する。その本体364の(例えば、断面が円錐の)遠位端366は、可撓性の管334の近位端368を受けるための寸法まで先細になっている。したがって、本明細書で説明するように、流体は、円筒形の本体364から管334内に流れ、装置300の開口部326(図15参照)を通って、左心室356に至る。上記で考察したように、例を挙げればポンプ、シリンジ、または止め栓などの流体を心室356に供給する様々な手段を使用することができる。心室356に噴射される(一連の矢印で示された)流体は、前尖358を閉位置へ向けて接触部材302の接触面304へ向けて押しやる。装置300が適切な寸法であると仮定すれば、前尖358は、図19および図20に示すように、湾曲面304と係合(または接合)して弁を閉じることができる。
一度、前尖358が閉位置に押しやられると、外科医は、前尖358と接触部材302との間の係合を検査することができる。弁からまたその弁を通る流体の流れを実質上防止する(例えば、逆流が少ないかまたは全くない)ように、弁葉358と接触部材302が接合する場合は、対応する心臓のプロテーゼの寸法を、その接触部材302の寸法に従って決定することができる。弁葉358と接触部材302が適切に接合するときは、外科医には、その接触部材302の寸法および形状に適合するプロテーゼの装置が植込みに適していると分かる。したがって、適切に寸法設定され形成された装置を決定するために、様々な寸法および形状の接触部材を使用することができる。
弁葉358と接触部材358の間に十分な接合がない場合は、異なる寸法設定のプロテーゼを使用すべきである。例えば、接触部材302が弁葉358と効果的に接合するのに小さ過ぎる場合は、外科医は、弁葉358と接触部材302との間に小さい空間または隙間を見ることができる。これは、より大きい寸法のプロテーゼが必要な場合があることを示す。これは、より大きな寸法の接触部材で寸法設定プロセスを繰り返すことによって確認することができる。
接触部材302が大き過ぎる場合は、弁352の円環が歪むことがあり、それにより、接触部材302と弁葉の間の所望の接合が妨げられる。さらに、またはあるいは、接触部材302と弁葉の間の流れ口が、小さ過ぎると考えることができる。したがって外科医は、接触部材の寸法に適合したプロテーゼの装置が大き過ぎることを簡単に見極める、より小さい装置を探すことができる。流体を噴出することによって、ユーザは、寸法が大き過ぎる心臓のプロテーゼを使用することが望ましいかどうかを判定し、他のタイプの弁の修復が望ましいかどうかも見極めることができる。
前記を考えると、本発明による装置は、心臓弁に植込むことを意図した弁形成装置の適切な寸法を決定するための有用な装置を提供する。寸法設定装置は、他の心臓弁の修復処置中に、または修復が適切な選択肢であるかどうか、ならびに必要とされる修復の範囲およびタイプ、あるいは弁の置換が好ましい選択肢であるかどうかを見極めるために、使用することもできる。侵襲性が最小限の寸法設定手順のために有用な装置の様々な実施形態が提案されてきた。したがって、図1〜図20に説明された様々な特徴を本発明の態様に従って様々な方式で組合せることができることを理解されたい。
上記に説明してきたものは、本発明の例である。もちろん、本発明を説明するために構成要素または方法体系の考えられる全ての組合せを説明することは不可能であるが、本発明の多くのさらなる組合せおよび並べ替えが可能であることを当業者なら認識するであろう。例えば、多くの図示の例が、二尖弁(僧帽弁)の治療の考察を示すが、本発明による装置は、他のタイプの心臓弁(例えば、三尖弁または他の二尖弁)のために寸法設定するプロテーゼの装置で有用とすることもできる。さらに、本明細書に示され記載された寸法設定装置は、他のタイプの弁の修復と関連して使用することもできる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に包含される、そのような改変形態、修正形態および変更形態全てを包含するものである。
本発明の態様による例示の装置の側面図である。 図1の線2−2に沿った断面図である。 図2の線3−3に沿った装置の図である。 心臓弁の第1の状態を示す、患者の心臓弁内に配置された装置の断面図である。 心臓弁の第1の状態を示す、患者の心臓弁内に配置された装置の俯瞰(流入)図である。 心臓弁の第2の状態を示す、図4と同様の、患者の心臓弁内に配置された装置の断面図である。 心臓弁の第2の状態を示す、図5と同様の、心臓弁および装置の俯瞰(流入)図である。 接触部材が細長い部材から取り外された、本発明の態様による装置の組立図である。 本発明の態様による接触部材の一例を示す。 本発明の態様による接触部材の他の例である。 本発明の態様に従って採り入れることができる、心臓のプロテーゼの等角図である。 心臓のプロテーゼが本発明の態様による心臓弁に植込まれた、心臓の一部分の断面図である。 本発明の他の態様による寸法設定装置の側面図である。 本発明の他の態様による寸法設定装置の俯瞰図である。 本発明の他の態様による寸法設定装置の斜視図である。 図15の線16−16に沿った、寸法設定装置の底面図である。 心臓弁の第1の状態を示す、患者の心臓弁内に配置された図16の装置の断面図である。 図17の装置および心臓弁の流入図である。 心臓弁の第2の状態を示す、患者の心臓弁内に配置された図16の装置の断面図である。 図19の装置および心臓弁の流入図である。

Claims (20)

  1. 湾曲した接触面を有し、前記接触面が、近位端から遠位端まで第1の軸と同じ平面内のある方向に沿って実質上凸状に延び、前記接触面が、間隔をあけて配置された第1の側縁部と第2の側縁部の間を前記第1の軸を実質上横断する平面内のある方向に沿って実質上凹状に延びる接触部材と、
    前記第1の軸に実質上平行な前記接触部材から延びるアームとを備える寸法設定装置。
  2. 前記第1および第2の側縁部の間の表面の長さが、前記近位端と前記遠位端の間の面の長さより長い、請求項1に記載の装置。
  3. 前記アームが、前記湾曲面の前記近位端に隣接するとともに前記第1の端部と第2の端部の中間の位置で前記湾曲面から延びる、請求項1に記載の装置。
  4. 前記接触部材を通る流体連絡をもたらすように、前記アームを通って実質上軸方向に延び、前記接触部材の前記接触面の反対の面に隣接する孔で終端する開口部をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 流体を前記開口部に供給するように、前記アームの近位端と動作可能に連結された流体供給源をさらに備える、請求項4に記載の装置。
  6. 前記アームがさらに、前記アームの近位端の近くの外面に沿って少なくとも1つの保持機構を備える請求項4に記載の装置。
  7. 前記接触部材の前記近位端の少なくとも一部分から外側に延びるフランジをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  8. 前記湾曲面と前記フランジの間の接合部が、前記湾曲面の前記近位端の少なくとも一部分を画定するように、前記フランジの少なくとも一部分が、前記第1の軸に実質上垂直な平面内にある、請求項7に記載の装置。
  9. 前記アームから径方向外側に延び、タブの端部で終端する支持タブをさらに備える、請求項7に記載の装置。
  10. 前記第1の軸から間隔をあけて配置された前記支持タブの少なくとも一部分を通って延びる、スロットをさらに備える、請求項9に記載の装置。
  11. 前記フランジ、前記接触部材および前記アームが、同じ材料から一体に形成される、請求項7に記載の装置。
  12. 湾曲した接触面を有し、前記接触面が、近位端から遠位端まで第1の軸と同じ平面内の第1の方向に沿って、実質上凸状の断面形状で延び、前記接触面が、間隔をあけて配置された第1の側縁部と第2の側縁部の間を前記第1の方向を実質上横断する平面内にある第2の方向に沿って、実質上凹状の断面形状で延びる、接触部材と、
    前記接触部材の前記接触面の反対のフランジの表面に沿って肩部を画定するように、前記接触部材の前記近位端の少なくとも一部分から外側に延びる、フランジとを備える寸法設定装置。
  13. 前記第1の軸と実質上平行な前記接触部材から延び、前記湾曲面から間隔をあけて配置された近位端で終端するアームをさらに備える、請求項12に記載の装置。
  14. 前記アームが前記接触部材の前記湾曲面から延び、前記アームがさらに、前記接触部材を通る流体連絡をもたらすように、前記近位端から前記アームを通って実質上軸方向に延び、前記接触面の反対の前記接触部材の表面に隣接する孔で終端する開口部を備える、請求項13に記載の装置。
  15. 前記フランジと前記接触部材が同じ材料から一体に形成される、請求項12に記載の装置。
  16. 流体を前記開口部に供給するように前記アームに動作可能に連結された流体供給源をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  17. 前記フランジが、前記第1の軸に実質上垂直な平面にある、請求項12に記載の装置。
  18. 前記アームから外側に前記平面に実質上平行に延び、タブの端部で終端する支持タブをさらに備える、請求項17に記載の装置。
  19. 流入端部と前記遠位端の間を延びる間隔をあけて配置された側縁部によって遠位端から間隔をあけて配置された流入端部を有し、収縮期で閉位置の心臓弁の弁葉の接合面の寸法および構成を模擬するように寸法設定され構成される、湾曲面と、
    前記湾曲面の前記流入端部の少なくとも一部分から外側に延びるフランジと、
    前記湾曲面の前記流入端部の近くの位置で前記湾曲面から延びるアームとを備える、寸法設定装置。
  20. 前記湾曲面が、前記流入端部から前記遠位端まで第1の軸と同じ平面内のある方向に沿って実質上凸状の形状で延び、前記接触面が、間隔をあけて配置された側縁部の間を、前記第1の軸を実質上横断する平面内のある方向に沿って実質上凹状の形状で延び、前記アームが、前記第1の軸に実質上平行に延びる、請求項19に記載の装置。
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